JP4836809B2 - 引き出し式食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器や調理器具等(以下、食器類という)の洗浄、すすぎ、乾燥等の行程を実行する引き出し式の食器洗浄機に関し、特に、洗浄槽の上方開放部を開閉する内蓋の開閉機構に関する。
ビルトインタイプの引き出し式食器洗浄機では、食器類が収納された洗浄槽を食器洗浄機の本体内に押し込んで収容して、該洗浄槽の上方開放部を内蓋により密閉した後、洗浄、すすぎ、乾燥等の各行程を実行することによって食器類の洗浄や乾燥を行っている。
上記洗浄槽の内蓋の開閉機構としては、例えば、特開2002−143072号公報、又は特開2003−518号公報等に記載されているように、リンク機構を利用したものが知られている。このリンク機構を利用したものは、内蓋が食器洗浄機の本体に対して前後左右に設けられた4本のリンクにより支持され、前後方向に移動しつつ上下方向にも移動するように構成されており、且つばね部材により上側前方へ付勢されている。また、内蓋は洗浄槽が後方へ押し込まれるとき、該洗浄槽と係合して一緒に後方へ移動するように成っている。
このような構成により、洗浄槽が本体から前方に引き出される場合のように、内蓋に対して外力が作用しない状態では、該内蓋はばね部材により付勢されて洗浄槽の上方開放部から離れた開位置(上昇位置)にある。一方、洗浄槽が本体の後方の収容位置へ押し込まれると、該洗浄槽と係合する内蓋も後方へ移動されて、上記4本のリンクが回動して内蓋を後方へ移動させながら降下させるので、該内蓋は洗浄槽の上方開放部に対して下側後方へ押し付けられて、該洗浄槽の上方開放部を密閉する。
このようなリンク機構により内蓋を開閉する食器洗浄機では、実際には製作に伴う誤差により、内蓋の前後左右の4本のリンクを均等に回動させることが難しい。そのために、洗浄槽の上方開放部の縁部上面に接触するシールに作用させる加圧力を均一にすることができず、強く圧縮される部分とそうでない部分が存在することになる。その結果、強く圧縮されない部分から洗浄水が漏れるという問題が発生する。
また、内蓋がばね部材により常に上側前方へ付勢されているので、洗浄槽を食器洗浄機の本体へ押し込む収容動作の最終段階においては、該洗浄槽を押し込みながら、同時に洗浄槽のロック操作をしなければ、該洗浄槽を収容位置へ移動して内蓋を密閉することができないという問題があった。
そこで、このような問題が発生しないように、内蓋の開閉機構として上記リンク機構を使用しない食器洗浄機が、特許第3789775号公報(「引出し式食器洗浄機」、特許文献1)に記載されているように、既に提案されている。
上記特許文献1に記載されている食器洗浄機について、図5〜図8を参照しながら説明する。
〔従来の食器洗浄機の構成について〕
特許文献1に記載されている食器洗浄機10は、図5に示されているように、その本体11の前面が開放されており、この前面開放部12に洗浄槽20が引き出し又は押し込み可能に装着されている。この洗浄槽20は、上方が開放された箱状に形成されており、前面に扉22が設けられている。使用者は、この上方開放部21から洗浄槽20に食器類40を出し入れする。扉22には取っ手22aが形成されており、使用者が洗浄槽20を押込み方向又は引出し方向へ移動することができるように成っている。この洗浄槽20が収容位置に押し込まれると、本体11内の上方に設けられている内蓋(開閉蓋)30が降下して、洗浄槽20の上方開放部21を閉じる。なお、図5において左側を前方、右側を後方とする。
洗浄槽20を本体11内に押し込んで収容位置に戻した後、使用者が扉22に設けられているロックレバー24を操作して、該洗浄槽20を収容位置にロックする。この状態で、扉22の前面上部に設けられた操作パネル23の運転スイッチをオンにすると、食器洗浄機10の運転が開始され、洗浄、すすぎ、乾燥等の各行程が自動的に実行されて、洗浄槽20に収納された食器類40の洗浄及び乾燥が行われる。
図5及び図6に示されているように、上記洗浄槽20の下部両側面には、前後方向に延びる一対の洗浄槽側レール25,25が固定されており、また上記本体11の内側の左右方向の両側面には、一対のサポート19,19を介して前後方向に延びる一対の本体側レール16,16が固定されている。特に、図6(b)に示されているように、この一対の本体側レール16,16はコの字状の断面を有し、このコの字状断面の内側にはローラ17が回転軸18によって回転自由に設けられており、このローラ17と本体側レール16との間に形成される隙間には洗浄槽側レール25が差し込まれている。
このような構成によって、洗浄槽20は一対の本体側レール16,16に案内されて前後方向へスライド可能であるが、上下方向への移動は規制されている。
食器洗浄機の本体11の内側上部には、略平板状の内蓋30が配置されている。この内蓋30の下面には、その外周に沿って断面円形のパッキング(シール)35が装着されており、このパッキング35はシリコンゴム等の弾性材から形成されている。
上記内蓋30の左右方向の両側端には、一対の平板状の側端板31,31が垂直に取り付けられており、これら両側端板31,31の前端と後端にはそれぞれ一対の前部ローラ(ローラ)32,32と後部ローラ(ローラ)33,33が、また中央部には一対の中央ローラ(中ローラ)34,34がそれぞれ回転可能に装着されている。そして、棒状の弾性体である一対のスプリング13,13は、その中央部が本体11の両内側面に形成されている各支持部14に支持され、それぞれの両端は内蓋30に前後方向に長穴として形成されている各スプリング穴30a,30aに差し込まれている。
また、食器洗浄機の本体11の内側両側面の上部中央には、コの字状の断面を有し内蓋30を上下方向に案内するための一対のガイド15,15が固定されている。この一対のガイド15,15の各コの字状断面の内側には、図6(c)に示されているように、上記一対の側端板31,31の中央部に設けられた中央ローラ34,34が入り込み、案内されるように成っている。
このように、内蓋30は一対のスプリング13,13によって上方に付勢された状態であり、上記一対のガイド15,15によりスライド方向(前後方向)への動きが規制されているので、該内蓋30は上下方向に案内されて昇降する。
そして、洗浄槽20の前端と後端の両外側部には、図5(b)及び図6(a)に示されているように、それぞれ一対の前部カム部材(ガイドブロック)26と後部カム部材(ガイドブロック)27が設けられている。これらの各カム部材26,27は、上記一対の前部及び後部ローラ32,33と係合するものであり、図7に示されているように、洗浄槽20のスライド方向に対して傾斜する傾斜面27aと、該スライド方向に平行な平行面27bを備えている。
なお、前部カム部材26の傾斜面と平行面については、符号を付けて説明していないが、後部カム部材27の傾斜面27aと平行面27bと同じ形状を有するものである。
〔従来の食器洗浄機における内蓋の開閉動作について〕
洗浄槽20が食器洗浄機10の本体11から引き出されると、図5(b)に示されているように、前部及び後部カム部材26,27が前部及び後部ローラ32,33に係合していないため、内蓋30はスプリング13により上方へ付勢され、且つ、ガイド15と中央ローラ34から成るガイド機構により上下方向へ案内されるので、上方の開位置へ移動される。
一方、洗浄槽20が収容位置へ向かって押し込まれると、図7(a)に示されているように、洗浄槽20に形成されている後部カム部材27の傾斜面27aが、内蓋30の一対の側端板31,31に設けられている後部ローラ33へ近づき、さらに洗浄槽20が収容位置へ押し込まれて行くと、該傾斜面27aと後部ローラ33が係合する。
なお、ここでは、後部カム部材27と後部ローラ33の動作についてのみ説明するが、前部カム部材26と前部ローラ32についても同じ動作を行うものである。
上述したように、洗浄槽20の洗浄槽側レール25が本体側レール16に差し込まれており、該洗浄槽20は上下方向の移動が規制されているため、上記傾斜面27aと後部ローラ33が係合すると、該後部ローラ33を介して内蓋30に下向きの力が作用して、該内蓋30は一対のスプリング13,13の付勢力に抗しながら、一対のガイド15,15に案内されて降下する(図7(b)を参照)。このような状態では、スプリング13の付勢力が後部ローラ33を介して傾斜面27aに前方向きの力を加えているので、使用者はこの力に抗して洗浄槽20を収容位置へ向けて押し込む必要がある。
なお、内蓋30が降下すると、一対のスプリング13,13の曲がりが大きくなるので、該スプリング13,13の前後方向の長さ(両端間の距離)は減少するが、この長さの減少はスプリング13,13の両端が差し込まれているスプリング穴30a,30aが長穴であるので吸収される。
洗浄槽20がさらに押し込まれて収容位置に到達すると、図7(c)に示されているように、後部ローラ33が後部カム部材27の平行面27bへ移行する。そうすると、内蓋30は洗浄槽20の上方開放部21の縁部上面20aに均一に押し付けられ、内蓋30に装着されたパッキング35により洗浄槽20が密閉される。このような状態では、内蓋30は一対のガイド15,15に案内されて、洗浄槽20の上方開放部へ垂直方向に強く押し付けられる。また、後部ローラ33が平行面27bに係合した状態では、後部ローラ33を介して平行面27bに加わるスプリング13の付勢力は、平行面27bに垂直に作用するので、スライド方向(前後方向)への分力は発生しない。その結果、洗浄槽20は収容位置において安定しており、引出し方向へ押し戻されることがないので、使用者は洗浄槽20を収容位置にロックする際、洗浄槽20を収容位置に保持しながら、同時に、ロックレバー24を操作して該洗浄槽20をロックするという面倒な操作を行う必要がない。
このような構成によれば、閉位置における内蓋30と洗浄槽20の相対的な位置関係は、前部及び後部カム部材26,27と、前部及び後部ローラ32,33と、該ローラ32,33が取付けられている側端板31によって直接的に決定され、これらの各部材は比較的精度を確保し易いため、閉位置における内蓋30と洗浄槽20の相対的な位置関係が安定し、製品ごとのバラツキも小さく押さえることができる。
特許第3789775号公報(特開2002−360495号公報)
上記特許文献1に記載された食器洗浄機10は、既に説明したように、洗浄槽20が収容位置へ向かって押し込まれる最終段階において、ガイド15によって上下方向にのみガイドされる内蓋30を、洗浄槽20に設けられた前部及び後部カム部材26,27の作用で降下させることにより、該内蓋30に装着されたパッキング35を該洗浄槽20の縁部上面20aに圧接させて、該洗浄槽20の上方開放部21を密閉するものである。このような内蓋30の動作を詳細にみれば、次の(1)〜(4)のようになる。
(1) 洗浄槽20が本体11から前方へ引き出された状態(図5を参照)から、収容位置へ向けて後方へ押し込まれるとき、該洗浄槽20の後部カム部材27の傾斜面27aが、内蓋30の側端板31に設けられた後部ローラ33に接触するまでは、洗浄槽20のみが後方へ移動される。このとき、内蓋30は上方の開位置に保持された状態にある。(図7(a)、図8(a))
(2) 上記後部カム部材27の傾斜面27aが後部ローラ33に接触してから、洗浄槽20がさらに後方へ移動されると、該傾斜面27aにより後部ローラ33が押圧されるので、内蓋30はガイド15に案内されて垂直に降下する。これにより、該内蓋30のパッキング35は洗浄槽20の縁部上面20aに接触する。(図7(b)、図8(b),(c))
(3) 上記(2)の状態から洗浄槽20がさらに後方へ移動されると、内蓋30は後部カム部材27と後部ローラ33の作用よってさらに垂直に降下するので、該内蓋30のパッキング35は、水平方向に後方へ移動する洗浄槽20の縁部上面20aで潰されながら引き摺られる。(図8(c),(d))
(4) 洗浄槽20が収容位置に到達すると、上記後部ローラ33は後部カム部材27の平行面27bに係合して、該パッキング35を所定の潰し代だけ圧縮して該洗浄槽20の上方開放部21を密閉する。(図7(c)、図8(d))
このように、洗浄槽20が本体11内の収容位置へ向かって押し込まれる最終段階において、内蓋30に装着されたパッキング35は垂直に降下しながら洗浄槽20の縁部上面20aに接触した後、この縁部上面20aで潰されながら水平方向に後方へ引き摺られる。
そして、上記内蓋30のパッキング35は、図8(e)に示されているように、洗浄槽20の縁部上面20aに沿って隅部が円弧状の長方形に形成されているので、該パッキング35の各々の箇所で引き摺られる方向がそれぞれ異なることになる。即ち、該パッキング35において、前後方向へ延びている両側部の直線部分である「イ」領域では、その長手方向へ引き摺られるが、左右方向へ延びている前後部の直線部分である「ロ」領域では、その長手方向と直交する方向へ引き摺られる。また、上記両側部と前後部の各直線部分の間を連絡する円弧部分(4箇所)である「ハ」領域では、それぞれの箇所におけるパッキング35の中心線に対して異なった方向へ引き摺られる。
以上のように、上記特許文献1に記載された食器洗浄機10においては、洗浄槽20の上方開放部21を内蓋30により密閉するとき、該内蓋30は上下方向へ移動できるが、前後方向への移動が不可能であり、これに装着されたパッキング35は上述のように潰されながら水平方向に後方へ引き摺られるので、不均一な状態で潰されることになり、内蓋の前後方向のズレに対しシール性が不安定となって水漏れを発生するという問題が生じる。
また、上記内蓋30のパッキング35は、洗浄槽20の縁部上面20aで水平方向へ引き摺られ不均一な状態で潰されるので、損傷を受け易く耐久性に劣るという問題が発生する。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するために、洗浄槽を本体内へ押し込んで該洗浄槽の上方開放部を内蓋により密閉するとき、内蓋の前後方向のズレに対しシール性が不安定とならないように、内蓋の開閉機構を工夫することである。
本発明に係る食器洗浄機は、上記課題を解決するために、洗浄槽の上方開放部を開閉する内蓋の開閉機構が、該内蓋に下向きの力を付与する押し下げ機構と、該内蓋の前後方向の移動を規制しながら上下方向への移動を案内するガイド機構とから成るものにおいて、このガイド機構のガイド手段洗浄槽のスライド方向に対して傾斜していることを基本とするものである。
(1) 本発明に係る食器洗浄機(請求項1に対応)は、前面開放部を有する食器洗浄機本体と、上記本体の前面開放部において前後方向にスライド可能であり、上方開放部を有する洗浄槽と、上記本体の内側上方部において上方へ付勢されて取り付けられると共に、下側面にパッキングが装着されており、上記洗浄槽の上方開放部を開閉する内蓋と、上記洗浄槽の前後方向へのスライド動作により、上記内蓋を開閉する開閉機構とを備えて成り、
上記開閉機構は、上記洗浄槽の後方へのスライド動作により、上記内蓋に下向きの力を付与する押し下げ機構と、上記内蓋の前後方向への移動を規制しながら、該内蓋を開位置と閉位置との間で案内するガイド機構とから構成され、上記押し下げ機構は、上記洗浄槽又は内蓋の一方に設けられたカム部材と、他方に設けられて該カム部材に係合する係合部材から構成され、上記カム部材には、上記洗浄槽のスライド方向に対して傾斜する傾斜面と、該傾斜面に連続してスライド方向に平行な平行面とが形成されており、上記ガイド機構が内蓋の側端と本体内側面の間にあって、ガイド手段とガイドローラとによって構成されている引き出し式食器洗浄機を前提として、
上記ガイド機構のガイド手段の少なくとも下方部分が、上記洗浄槽のスライド方向に対して傾斜して形成され、上記内蓋が洗浄槽の上方開放部を閉じるとき、降下しながら後方へ移動され、上記パッキングが洗浄槽の縁部上面で圧縮されて潰されるとき、上下方向の潰し量と、上記パッキングが洗浄槽の縁部上面に接触してから洗浄槽の押し込みが完了するまでの上記洗浄槽の移動量とが等しくなるよう構成されていることである。
このように構成されることによって、洗浄槽が食器洗浄機本体の前面開放部へ収容されるとき、内蓋には押し下げ機構により下向きの力が付与される。このように下向きの力が付与される内蓋は、ガイド機構のガイド手段により洗浄槽のスライド方向に対して傾斜して案内されるので、降下しながら後方へ移動して洗浄槽の上方開放部を閉止する。
このような内蓋の閉止動作により、内蓋に装着されたパッキングが洗浄槽の縁部上面で圧縮されて潰されるとき、パッキングの上下方向の潰し量(上下ストローク)と、パッキングが接触してから押し込みが完了するまでの洗浄槽の移動量(前後ストローク)とが等しくなるので、パッキングの前後方向へのズレが少なく捩れ等の不均一な変形が発生せず、パッキングの安定したシール性を確保することができる。
(2) また、上記食器洗浄機において、ガイド機構のガイド手段の少なくとも下方部分が、円弧状に形成されていてもよい。(請求項2に対応)
このような構成によれば、ガイド溝等からなるガイド手段の形状を円弧にすることにより、パッキングの圧縮量と内蓋の後方への移動量との割合を調整することができる。
(3) また、上記食器洗浄機において、上記ガイド機構のガイド手段の上方部分が上下方向に形成され、上記内蓋が洗浄槽の上方開放部を閉じるとき、該内蓋に装着されたパッキングが洗浄槽に接触するまでは、該内蓋が下方向にのみ移動するようにしてもよい。(請求項3に対応)
このような構成によれば、内蓋が洗浄槽の上方開放部を閉じるとき、該内蓋に装着されたパッキングが洗浄槽の縁部上面に接触するまでは、該内蓋は後方へ移動されることはない。上記パッキングが洗浄槽の縁部上面に接触した後、該内蓋により圧縮されて潰されるとき、該内蓋は後方へ移動される。
本発明の食器洗浄機は、洗浄槽が食器洗浄機本体に対して収容され、内蓋が洗浄槽の上方開放部を閉じるとき、該内蓋が洗浄槽に対して降下しながら後方へ移動する(斜めに下がる)ことにより、パッキングの上下方向の潰し量(上下ストローク)と、パッキングが接触してから押し込みが完了するまでの洗浄槽の移動量(前後ストローク)とが等しくなるので、内蓋に装着されたパッキングの前後方向のズレが少なくなり、該パッキングの捩れ等の不均一な変形を防止することができる。その結果、パッキングの安定したシール性を確保することが可能となり、水漏れの発生を防止することができる。
また、パッキングを保護して損傷を防止することができるので、パッキングの耐久性を増大することが可能である。
以下に、本発明の実施例1及び実施例2による食器洗浄機について、図1〜図4を参照しながら説明する。本発明は、上記従来の食器洗浄機において、内蓋の開閉機構を改良したものであり、それ以外の構成は従来の食器洗浄機と共通するものであるから、それぞれの実施例の説明では内蓋の開閉機構を中心に説明することとして、それ以外の共通する構成についてはその説明を省略する。また、それぞれの実施例の説明において、図5〜図8に示した従来の食器洗浄機と共通する部分については、同じ符号を用いて説明する。
先ず、本発明の実施例1による食器洗浄機について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は食器洗浄機における内蓋の開閉動作を模式的に説明する断面図であり、(a)は内蓋が開状態の場合、(b)は内蓋が開状態から閉状態へ移る中間状態の場合、(c)は内蓋が閉状態の場合を示す。また、(d)は(c)のD−D断面図である。図2は内蓋を案内するガイド機構の模式的な部分拡大図である。
〔内蓋の開閉機構の構成〕
洗浄槽20は、従来の食器洗浄機のものとほぼ同様であって、食器洗浄機の本体11に対して前後方向へ引き出し又は押し込み可能にレールによって支持されており、その前方側と後方側の両外側部には、内蓋30に下向きの力を付与する一対の前部カム部材26と後部カム部材27が設けられている。この一対の前部及び後部カム部材26,27には、それぞれ洗浄槽20の移動方向に対して傾斜する傾斜面26a,27aと、該傾斜面に平行な平行面26b,27bが形成されている。
上記本体11の上方左右方向両側の前方側と後方側の側壁には、上記内蓋30の前後方向への移動を規制するガイド手段である一対の前部ガイド溝6と後部ガイド溝7が設けられており、これらの各ガイド溝6,7は内蓋30が降下しながら後方へ移動されるように傾斜している。上記本体11の上方左右方向両側の中央部には、内蓋30に上方への付勢力を付与する一対のスプリング13が、それぞれの支持部14によって支持されている。
上記食器洗浄機の本体11の内側上方部には、上記一対のスプリング13により上方へ付勢される略平板状の内蓋30が配置されており、この内蓋30の下面(洗浄槽20側の面)の外周部には、洗浄槽20の縁部上面20aに圧接されるパッキング35が装着されている。また、この内蓋30の左右方向の両側端には、一対の平板状の側端板31が垂直に取り付けられており、これら両側端板31の前端と後端には、上記一対の前部カム部材26及び後部カム部材27と係合する一対の係合部材である前部ローラ32と後部ローラ33が、それぞれ回転可能に設けられている。
上記一対の前部及び後部カム部材26,27と上記一対の前部及び後部ローラ(係合部材)32,33は、内蓋30に下向きの力を与える「押し下げ機構」を構成している。
また、上記一対の側端板31の中央寄りには、上記本体11の一対の前部及び後部ガイド溝6,7に係合する一対の前部ガイドローラ36と後部ガイドローラ37がそれぞれ回転可能に設けられており、該一対の前部及び後部ガイドローラ36,37の支持軸には、上記一対のスプリング13の各端部が接触して内蓋30を上方へ付勢している。なお、この内蓋30を上方へ付勢する機構としては、上記従来のものと同様に、一対のスプリング13の各端部を内蓋30に形成されたスプリング穴に差し込むようにすることもできる。
上記本体11に形成された一対の前部及び後部ガイド溝(ガイド手段)6,7と、この前部及び後部ガイド溝6,7にそれぞれ係合する上記側端板31に設けられた一対の前部及び後部ガイドローラ36,37は、内蓋30を開位置と閉位置との間で案内する「ガイド機構」を構成している。
なお、洗浄槽20の後方上部の凸部28と内蓋30の後方下面の凹部38は、内蓋30が洗浄槽20の上方開放部21を閉じるとき、該内蓋30を洗浄槽20に対して左右方向に位置決めするためのものである。
〔内蓋の開閉機構の動作〕
実施例1における内蓋の開閉機構の動作について、図1(a)〜(d)を参照しながら説明する。
洗浄槽20が食器洗浄機の本体11から前方へ引き出されていると、従来の食器洗浄機と同様に、前部及び後部カム部材26,27が前部及び後部ローラ32,33に係合しないので、内蓋30はスプリング13により上方へ付勢されていると共に、前部及び後部ガイド溝6,7と前部及び後部ガイドローラ36,37から成るガイド機構により上側前方へ案内されるので、該内蓋30は上側前方の開位置へ移動される。
次に、洗浄槽20が収容位置へ向かって押し込まれると、図1(a)に示されているように、洗浄槽20に形成されている前部及び後部カム部材26,27の各傾斜面26a,27aが、内蓋30の一対の側端板31に設けられている前部及び後部ローラ32,33へ接近し、上記各傾斜面26a,27aと前部及び後部ローラ32,33が係合する。
さらに、洗浄槽20が収容位置へ向かって押し込まれると、図1(b)に示されているように、前部及び後部ローラ32,33には、前部及び後部カム部材26,27の各傾斜面26a,27aにより下向きの力が付与される。これにより、内蓋30は一対のスプリング13の上方への付勢力に抗しながら、前部及び後部ガイド溝6,7と前部及び後部ガイドローラ36,37から成るガイド機構により案内され、降下しつつ後方へ移動して洗浄槽20の上方開放部21を閉じる。
上記洗浄槽20がさらに押し込まれて収容完了位置に到達すると、図1(c)に示されているように、前部及び後部ローラ32,33は前部及び後部カム部材26,27のそれぞれの平行面26b,27bへ係合する。そうすると、内蓋30は洗浄槽20の縁部上面20aに均一に押し付けられ、該内蓋30に装着されたパッキング35は規定量だけ圧縮されて(潰されて)、洗浄槽20の上方開放部21を密閉する。
このように洗浄槽20が本体11内の収容位置へ押し込まれるとき、上記内蓋30は、前部及び後部カム部材26,27と前部及び後部ローラ32,33から成る押し下げ機構の働きにより下向きの力が付与されると共に、前部及び後部ガイド溝6,7と前部及び後部ガイドローラ36,37から成るガイド機構の働きにより、降下しながら後方へ移動することによって、パッキングの上下方向の潰し量(上下ストローク)と、パッキングが接触してから押し込みが完了するまでの洗浄槽の移動量(前後ストローク)とが等しくなるので、該内蓋30に装着されたパッキング35の前後方向へのズレが少なくなり、該パッキングの捩れ等の不均一な変形を防止することができる。
したがって、内蓋30に装着されたパッキング35は、洗浄槽20の縁部上面20aにおいて均一に潰されて、安定したシール性を確保することが可能となり、水漏れの発生を防止することができる。
〔実施例1の具体例〕
ここで、実施例1におけるガイド機構の具体例について、図2(a)を参照しながら説明する。図2(a)はガイド溝6(7)とガイドローラ36(37)から成るガイド機構の部分拡大図である。
図2(a)において、ガイドローラ36(37)の「A」位置は、ガイド溝6(7)の上方前端位置であり、内蓋30が開位置にあってパッキング35が洗浄槽20の上方に離れている場合である。ガイドローラ36(37)の「B」位置は、ガイド溝6(7)の略中間位置であり、内蓋30が降下してパッキング35が洗浄槽の縁部上面20aに接触する場合である。また、ガイドローラ36(37)の「C」位置は、ガイド溝6(7)の下方後端位置であり、内蓋30が洗浄槽の上方開放部21を密閉してパッキング35が規定量だけ潰されている場合である。
上記ガイド溝6(7)の傾斜角度θは、パッキング35の圧縮量(潰し代)H2と該パッキング35を圧縮するときの内蓋30の移動量L2によって決まる。最適な傾斜角度θは、圧縮量H2と移動量L2が等しくなるθ=45°であるが、この傾斜角度に限定されるものではなく、内蓋30が洗浄槽20を密閉するときパッキング35の前後方向のズレが少なく、該パッキング35に捩れ等の不均一な変形が発生しなければ、該傾斜角度θを適宜選択することができる。なお、H1及びL1は、パッキング35が洗浄槽20に接触するまでの上下方向及び前後方向の移動量であり、H及びLは、上下方向及び前後方向の全移動量である。
パッキング35の規定の潰し代H2を3mmとすると、傾斜角度θが45°の場合は内蓋30の移動量L2が3mmであり、傾斜角度θが31°の場合は内蓋30の移動量L2が5mmである。
また、上記ガイド溝6(7)は、図2(a)に示されているような直線状の傾斜溝とする他に、図2(b)に示すように、「A」位置から「B」位置までの溝を傾斜しない上下方向に延びる直線溝とすることも可能である。
次に、本発明の実施例2による食器洗浄機について、図3及び図4を参照しながら説明する。図3は食器洗浄機における内蓋の開閉動作を模式的に説明する断面図であり、(a)は内蓋が開状態の場合、(b)は内蓋が開状態から閉状態へ移る中間状態の場合、(c)は内蓋が閉状態の場合を示す。図4は内蓋を案内するガイド機構の模式的な部分拡大図である。
この実施例2による食器洗浄機は、上記実施例1の食器洗浄機において、本体11に形成されたガイド手段である一対の前部ガイド溝8と後部ガイド溝9の形状が異なるだけであって、その他の構成は上記実施例1のものと同じであるから、この実施例2については、上記一対の前部及び後部ガイド溝8,9と、内蓋30の一対の側端板31に設けられた一対の前部及び後部ガイドローラ36,37とから成る「ガイド機構」を中心に説明することとして、これ以外の上記実施例1と共通する構成については、その説明を省略する。
〔ガイド機構の構成〕
食器洗浄機の本体11に形成された一対の前部ガイド溝8と後部ガイド溝9は、実施例1のような直線状の傾斜溝ではなく、上下方向に延びる直線溝8a,9aと、これに連続して下側後方へ傾斜する円弧溝8b,9bから成る。この一対の前部及び後部ガイド溝8,9には、内蓋30の一対の側端板31に回転可能に設けられた一対の前部及び後部ガイドローラ36,37が、それぞれ係合されている。
〔ガイド機構の動作〕
洗浄槽20が食器洗浄機の本体11から前方へ引き出されていると、前部及び後部カム部材26,27が前部及び後部ローラ32,33に係合しないので、内蓋30はスプリング13の付勢力により上方へ付勢されていると共に、前部及び後部ガイド溝8,9と前部及び後部ガイドローラ36,37から成るガイド機構により上側前方へ案内されるので、該内蓋30は上側前方の開位置へ移動される。
洗浄槽20が収容位置へ向かって押し込まれると、図3(a)に示されているように、洗浄槽20に形成されている前部及び後部カム部材26,27の各傾斜面26a,27aが、内蓋30の一対の側端板31に設けられている前部及び後部ローラ32,33へ接近し、上記それぞれの傾斜面26a,27aと前部及び後部ローラ32,33が係合する。
上記洗浄槽20が収容位置へ向かってさらに押し込まれると、図3(b)に示されているように、前部及び後部ローラ32,33は前部及び後部カム部材26,27の各傾斜面26a,27aにより下向きの力が付与される。これにより、内蓋30は一対のスプリング13の上方への付勢力に抗しながら、前部及び後部ガイド溝8,9と前部及び後部ガイドローラ36,37から成るガイド機構により案内される。このガイド機構の案内によって上記内蓋30は、前半では上下方向に延びる直線溝8a,9aにより降下され、これに続く後半では円弧溝8b,9bにより下側後方へ移動されて、洗浄槽20の上方開放部21を閉じる動作を行う。
上記洗浄槽20がさらに押し込まれて収容完了位置に到達すると、図3(c)に示されているように、前部及び後部ローラ32,33が前部及び後部カム部材26,27のそれぞれの平行面26b,27bへ係合する。そうすると、内蓋30は洗浄槽20の縁部上面20aに均一に押し付けられ、該内蓋30に装着されたパッキング35は規定量だけ潰されて、洗浄槽20の上方開放部21を密閉する。
このように、実施例2によるガイド機構によれば、前部及び後部カム部材26,27と前部及び後部ローラ32,33から成る押し下げ機構により、内蓋30に下向きの力を付与する場合の前半、即ち、内蓋30のパッキング35が洗浄槽20に接触する前では、該内蓋30を直線溝8a,9aに沿って垂直に降下させる。これに続く、内蓋30に下向きの力を付与する場合の後半、即ち、内蓋30のパッキング35が洗浄槽20の縁部上面20aに接触した後では、該内蓋30を円弧溝8b,9bに沿って降下させながら後方(斜め下に)へ移動させるので、内蓋30に装着されたパッキング35の前後方向のズレが少なくなり、該パッキング35の不均一な変形を防止することが可能になるので、安定したシール性を確保することができ水漏れの発生を防止することが可能である。
〔実施例2の具体例〕
ここで、実施例2の具体例について、図4を参照しながら説明する。図4はガイド溝8(9)とガイドローラ36(37)から成るガイド機構の拡大図である。
図4において、ガイドローラ36(37)の「A」位置は、ガイド溝8(9)の上下方向に延びる直線溝8a(9a)の上端位置であり、内蓋30が開位置にあってパッキング35が洗浄槽20から離れている場合である。ガイドローラ36(37)の「B」位置は、上記上下方向に延びる直線溝8a(9a)から傾斜して延びる円弧溝8b(9b)へ移る位置であり、内蓋30が降下してパッキング35が洗浄槽の縁部上面20aに接触する場合である。また、ガイドローラ36(37)の「C」位置は、上記円弧溝8b(9b)の下方後端位置であり、内蓋30が洗浄槽の上方開放部21を密閉してパッキング35が規定量だけ潰されている場合である。
上記円弧溝8b(9b)の形状は、パッキング35の圧縮量(潰し代)H2と該パッキング35を圧縮するときの内蓋30の移動量L2(L)により決まる。例えば、パッキング35の潰し代を3mmとすると、ガイドローラ36(37)の「A」位置から「C」位置までの上下方向の全移動距離(内蓋の降下ストローク)Hを9mm、同じく「A」位置から「C」位置までの前後方向の全移動距離(内蓋の後方へのストローク)L(L2)を5mm、ガイドローラ36(37)の「A」位置から「B」位置までの上下方向の移動距離(内蓋のパッキングが接触するまでのストローク)H1を6mm、「B」位置から「C」位置までの円弧溝8b(9b)の半径Rは14.8mmである。なお、円弧溝の半径Rは、「B」と「C」位置を通る所定の範囲の寸法、例えばR=15〜20mmとすることができる。
また、上記ガイド溝8(9)は、図4に示されているような形状の他、全体を円弧形状に形成したり、複数の直線溝を連続させて形成することもできる。
は、本発明の実施例1の食器洗浄機における内蓋の開閉動作を模式的に説明する縦断面図であり、(a)は内蓋が開状態の場合、(b)は内蓋が開状態から閉状態への中間状態の場合、(c)は内蓋が閉状態の場合を示し、(d)は(c)のD−D断面図である。 は、実施例1の食器洗浄機における内蓋のガイド機構の模式的な部分拡大図であり、(a)及び(b)は異なる形状のガイド溝を示す。 は、本発明の実施例2の食器洗浄機における内蓋の開閉動作を模式的に説明する縦断面図であり、(a)は内蓋が開状態の場合、(b)は内蓋が開状態から閉状態への中間状態の場合、(c)は内蓋が閉状態の場合を示す。 は、実施例2の食器洗浄機における内蓋のガイド機構の模式的な部分拡大図である。 は、従来の食器洗浄機を説明する模式図であり、(a)は洗浄槽を引き出した状態の斜視図、(b)は同じく洗浄槽を引き出した状態の縦断面図である。 は、従来の食器洗浄機を説明する模式図であり、(a)は洗浄槽を収容した状態の縦断面図、(b)は(a)のI−I断面図(左半分は内蓋が閉じた状態、右半分は内蓋が開いた状態)、(c)は(a)のII−II断面図である。 は、従来の食器洗浄機において、洗浄槽の収容動作中における内蓋の閉動作を説明する模式図であり、(a)は内蓋の閉動作が開始される直前の状態、(b)は内蓋の閉動作中の状態、(c)は内蓋の閉動作が終了した状態を示す。 は、従来の食器洗浄機において、洗浄槽の収容動作中における内蓋のパッキングと洗浄槽との関係を説明する図であり、(a)〜(d)は内蓋の閉動作の過程に関する説明図、(e)は内蓋の閉動作中におけるパッキングの引き摺り状態の説明図である。
符号の説明
6,8…前部ガイド溝(ガイド手段) 7,9…後部ガイド溝(ガイド手段)
10…食器洗浄機 11…(食器洗浄機)本体
12…前面開放部 13…スプリング
14…(スプリングの)支持部 16…本体側レール
17…ローラ 18…回転軸
19…サポート 20…洗浄槽
20a…(洗浄槽の)縁部上面 21…上方開放部
22…扉 25…洗浄槽側レール
26…前部カム部材 27…後部カム部材
26a,27a…傾斜面 26b,27b…平行面
30…内蓋 31…側端板
32…前部ローラ 33…後部ローラ
35…パッキング 36…前部ガイドローラ
37…後部ガイドローラ

Claims (3)

  1. 前面開放部を有する食器洗浄機本体と、
    上記本体の前面開放部において前後方向にスライド可能であり、上方開放部を有する洗浄槽と、
    上記本体の内側上方部において上方へ付勢されて取り付けられると共に、下側面にパッキングが装着されており、上記洗浄槽の上方開放部を開閉する内蓋と、
    上記洗浄槽の前後方向へのスライド動作により、上記内蓋を開閉する開閉機構とを備えて成り、
    上記開閉機構は、上記洗浄槽の後方へのスライド動作により、上記内蓋に下向きの力を付与する押し下げ機構と、上記内蓋の前後方向への移動を規制しながら、該内蓋を開位置と閉位置との間で案内するガイド機構とから構成され、
    上記押し下げ機構は、上記洗浄槽又は内蓋の一方に設けられたカム部材と、他方に設けられて該カム部材に係合する係合部材から構成され、
    上記カム部材には、上記洗浄槽のスライド方向に対して傾斜する傾斜面と、該傾斜面に連続してスライド方向に平行な平行面とが形成されており
    上記ガイド機構が内蓋の側端と本体内側面の間にあって、ガイド手段とガイドローラとによって構成されている引き出し式食器洗浄機において、
    上記ガイド機構のガイド手段の少なくとも下方部分が、上記洗浄槽のスライド方向に対して傾斜して形成され、上記内蓋が洗浄槽の上方開放部を閉じるとき、降下しながら後方へ移動され、上記パッキングが洗浄槽の縁部上面で圧縮されて潰されるとき、上下方向の潰し量と、上記パッキングが洗浄槽の縁部上面に接触してから洗浄槽の押し込みが完了するまでの上記洗浄槽の移動量とが等しくなるよう構成されていることを特徴とする引き出し式食器洗浄機。
  2. 上記ガイド機構のガイド手段の少なくとも下方部分が、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の引き出し式食器洗浄機。
  3. 上記ガイド機構のガイド手段の上方部分が上下方向に形成され、上記内蓋が洗浄槽の上方開放部を閉じるとき、該内蓋に装着されたパッキングが洗浄槽に接触するまでは、該内蓋が下方向にのみ移動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引き出し式食器洗浄機。
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