JP4761572B2 - 引き出し式食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器や調理器具等(以下、食器類という)の洗浄、すすぎ、乾燥等の行程を実行する引き出し式の食器洗浄機に関し、特に、洗浄槽の上方開放部を開閉する内蓋の開閉機構に関する。
ビルトインタイプの引き出し式食器洗浄機では、食器類が収納された洗浄槽を洗浄機本体内に押し込んで収容して、該洗浄槽の上方開放部を内蓋により密閉した後、洗浄、すすぎ、乾燥等の各行程を実行することによって食器類の洗浄や乾燥を行っている。上記食器洗浄機における内蓋の開閉機構としては、洗浄機本体と内蓋との間に設けられたガイド機構やリンク機構を利用したものがよく知られている。
上記内蓋の開閉機構としてガイド機構を利用したものは、例えば特開2002−17642号公報(「引き出し式食器洗浄機」、特許文献1)に記載されており、またリンク機構を利用したものは、例えば特開2002−143072号公報(「食器洗い機」、特許文献2)、特開2003−518号公報(「食器洗い機」、特許文献3)に記載されている。
〔従来の食器洗浄機〕
上記特許文献1に記載されている従来の引き出し式食器洗浄機について、図4〜図6を参照しながら説明する。図4は食器洗浄機の洗浄槽が洗浄機本体に収容された状態の縦断面図、図5は洗浄槽が洗浄機本体から引き出された状態の縦断面図、図6(a)は食器洗浄機の内蓋開閉機構の斜視図、図6(b)は食器洗浄機の保持機構とロック機構の斜視図である。
なお、図4及び図5において、図の左側を「前方」とし、右側を「後方」とする。
従来の食器洗浄機は、図4及び図5に示されているように、前面が開放された箱状の洗浄機本体20と、この洗浄機本体20に対して前方又は後方へスライド可能であり、上方が開放されている引き出し式の洗浄槽21と、上記洗浄機本体20内の上部に配置され、上記洗浄槽21の上方開放部を開閉する内蓋(シール蓋)30により構成されている。
上記洗浄機本体20の両サイド内側にはレール39が固定され、上記洗浄槽21の両サイド外側にはローラ38が設けられており、このローラ38がレール39に案内されることにより、該洗浄槽21は水平方向で且つ前後方向へ円滑にスライドすることができる。また、この洗浄槽21の前方には、取っ手22aが形成された正面扉22が設けられている。
上記洗浄槽21は、洗浄ノズル25と、この洗浄ノズル25へ加圧された洗浄水を送るポンプ28と、食器類を収納する食器収納籠23を備えており、該ポンプ28の運転が開始されると洗浄ノズル25が回転しながら洗浄水を上方へ噴き出し、上記食器収納籠23内の食器類が洗浄される。
上記洗浄機本体20の上部に配置された内蓋30は、図4〜図6(a)に示されているように、その左右両サイドに前後方向に伸びる一対のフランジ31を備え、その下面に洗浄槽21を密閉するパッキング(シール部材)33を備えており、さらに、この一対のフランジ31の前後方向の端部近傍には、斜めに延びるガイド溝(スライド穴)32が形成されている。また、上記洗浄機本体20には一対の案内棒29が固定され、この案内棒29の先端部29a,29aは左右方向(図4の紙面に垂直方向)に延びており、上記一対のフランジ31のガイド溝32,32に嵌入している。
上記洗浄機本体20と内蓋30の間には、該内蓋30を前方で且つ上方へ付勢するバネ35が取り付けられており、この内蓋30に外力が作用しない状態では、上記案内棒の先端部29a,29aがガイド溝32,32の後方下端位置にあり、上記内蓋30は前側上方の開放位置にある(図5を参照)。
上記洗浄槽21の左右両サイドの外側上部には、図4及び図5に示されているように、補強板41が水平方向に装着されている。この補強板41は、洗浄槽21の水槽部よりも後方に延出しており、該補強板41の内側に固定ピン41bが固定されている。
上記洗浄槽21が前方に引き出された状態から、図4に示されるように、後方の収容位置へ向かって押し込まれると、上記補強板41の端部41aが内蓋30のフランジ部34に当接する。さらに、該洗浄槽21が押し込まれると、内蓋30はバネ35の付勢力に抗して洗浄槽21と共に後方へ移動される。そうすると、内蓋30のフランジ31に形成された斜めに延びるガイド溝32,32が案内棒29の先端部29a,29aに係合しているため、該内蓋30はその後方への移動により下側後方へ押し下げられる。
さらに、洗浄槽21が押し込まれて収容位置になると(図4を参照)、案内棒29の先端部29a,29aがガイド溝32,32の前方上端に位置して、内蓋30に装着されたパッキング33は洗浄槽21の上縁面に押し付けられる。これによって、洗浄槽21の上方開放部は内蓋30により密閉される。
可動カム43は、図4、図5及び図6(b)に示されているように、先端に切り欠き部43aが形成され、ピン42の回りに揺動可能に洗浄機本体20に設けられており、洗浄槽21を収容位置に保持する働きをする。この可動カム43と洗浄機本体20との間にはバネ45が取り付けられており、このバネ45は、図6(b)において一点鎖線で示す位置(バネ45aの位置)では可動カム43を反時計方向に付勢し、実線で示す位置(バネ45bの位置)では時計方向に付勢する。
この一点鎖線で示す位置では、可動カム43はストッパ53に当接しており、収容位置に押し込まれる洗浄槽21の固定ピン41bを切り欠き部43aに受け入れる。洗浄槽21がさらに後方へ押し込まれると、バネ45は伸ばされながら時計方向に回転され、回転の途中で該バネ45が可動カム43に加える力の回転方向を切り替える。即ち、回転の途中で、それまでは反時計方向に付勢していたものが、それ以後は時計方向に付勢するようになる。その結果、可動カム43は、図6(b)の実線で示す位置において安定する。
上記可動カム43、洗浄槽21の固定ピン41b、及び該可動カム43を時計方向又は反時計方向に付勢するバネ45によって、洗浄槽21の保持機構が構成される。
このために、可動カム43は洗浄槽21を収容位置(図6(b)で実線で示す位置)、又は洗浄槽21が引き出された位置(図6(b)で一点鎖線で示す位置、即ち、洗浄槽が収容位置にないことを直ちに認識できる位置)のいずれかに保持して、洗浄槽21がこれらの中間位置で安定して留まることがないように動作する。
通常の使用時には、使用者が通常の力で洗浄槽21を押し込むとバネ45が伸ばされ、可動カム43は収容位置に置かれる。符号45bは、洗浄槽21が収容位置に収容されたときのバネ45を示す。この状態では、バネ45bが補強板41の固定ピン41bを時計方向に付勢し、洗浄槽21を収容位置に保持する。
この収容位置に保持された状態の洗浄槽21を使用者が引き出すとき、バネ45bは引き伸ばされながら反時計方向に回転され、洗浄槽21が引き出される。このようにして洗浄槽21が引き出されると、バネ45は符号45aで示す位置に移動して、可動カム43を一点鎖線の位置に安定させる。
洗浄槽21が収容位置にあるか否かを検出する検出機構は、可動カム43の位置を検知する可動カム位置検知スイッチ50と、ピン55aのまわりに揺動する揺動板55により構成されている。上記可動カム43が、図6(b)の実線で示す位置にあれば、揺動板55によりプランジャ50aが押し込まれ、可動カム位置検知スイッチ50がオンされる。一方、上記可動カム43が、図6(b)の一点鎖線で示す位置にあれば、揺動板55はプランジャ50aを押し込まないので、可動カム位置検知スイッチ50はオフされている。これにより、洗浄槽21が収容位置あるか否かを検出することができる。
上記洗浄槽21を収容位置にロックするロック機構は、洗浄機本体20にピン49によって揺動自在に支持されたアーム48と、このアーム48にピン47cより連結されたシャフト47aと、このシャフト47aを伸長させるスプリング47bと、該シャフト47aを引き込むソレノイド47により構成されている。
上記ソレノイド47が通電されてシャフト47aが引き込まれると、アーム48は時計方向に揺動されて可動カム43の回動を規制するロック位置となる(図4及び図6(b)を参照)。このロック位置では、洗浄槽21は収容位置にロックされる。一方、上記ソレノイド47が通電されなければシャフト47aはスプリング47bにより伸長され、アーム48は反時計方向に揺動されて可動カム43のロックが解除される(図5を参照)。
なお、符号51は、ロック機構のアーム48がロック位置にあるか否かを検知するロック位置検知スイッチである。
次に、従来の食器洗浄機の動作について、図4〜図6(b)を参照しながら説明する。
洗浄槽21を前方に引き出した状態では、図5に示されているように、可動カム43はバネ45(45a)により反時計方向へ付勢されストッパ53に当接している。このような状態にある洗浄槽21を収容方向へ向けて押し込むと、洗浄槽21の補強板41に設けられた固定ピン41bが可動カム43の切り欠き部43aに嵌入する。この洗浄槽21をさらに収容方向へ向けて押し込むと、可動カム43はバネ45を伸ばしながら時計方向へ回動され、図4に示された収容位置に到達し、洗浄槽21の上方開放部は内蓋30により密閉される。このとき、可動カム位置検知スイッチ50はオンされる。
なお、この状態では、ソレノイド47は非通電状態であるから、ロック位置検知スイッチ51はオフしている。
この状態で食器洗浄機の電源スイッチ(図示を省略)がオンされた後、さらに運転開始スイッチ(図示を省略)がオンされることにより食器洗浄機の運転が開始されるが、この運転開始スイッチは、可動カム位置検知スイッチ50がオンしていることを条件にオンすることが可能であり、また、この運転開始スイッチがオンされたことを条件に、ソレノイド47が通電される。このソレノイド47が通電されると、アーム48は図5に示されるアンロック位置から、図4に示されるロック位置へ回動される。このようにアーム48がロック位置に回動されると、図4に示されているように、ロック位置検知スイッチ51がオンされて、これを条件に食器洗浄機の洗浄運転が開始される。
そして、所定の洗浄運転が終了すると、電源スイッチが自動的にオフされると同時に、ソレノイド47が非通電状態となり、アーム48は図5に示されるアンロック位置に回動されて、可動カム43のロックが解除される。また、洗浄運転中に一時停止スイッチが押された場合にも、同様にソレノイド47が非通電状態となり可動カム43のロックが解除される。
また、上記特許文献2及び特許文献3に記載された食器洗浄機は、内蓋の開閉機構としてリンク機構を利用したものであり、洗浄機本体の上部に設けた内蓋に外力が作用していない場合には、該内蓋はバネによる付勢力によって上側前方の開放位置にあり、洗浄槽が収容方向へ押し込まれる場合には、該内蓋はバネの付勢力に抗して洗浄槽と共に後方へ移動されることにより、上記リンク機構によって下側後方へ押し下げられて、洗浄槽の上方開放部を密閉するものである。
特開2002−17642号公報 特開2002−143072号公報 特開2003−518号公報
上記特許文献1に記載された食器洗浄機の内蓋の開閉機構は、洗浄槽21の補強板端部41a、内蓋30のフランジ部34、及び内蓋30を前方へ常時付勢するバネ35から成る内蓋移動機構と、洗浄機本体に設けられた案内棒の先端部29a,29a、及び内蓋30のフランジ31に形成されたガイド溝32,32から成る内蓋ガイド機構とによって構成されており、上記洗浄槽21の押し込み又は引き出し動作に伴って、上記内蓋移動機構により内蓋30に対して水平方向に後方又は前方への力を加え、この内蓋30に加えられた力を上記内蓋ガイド機構の働きによって斜め下方又は上方への動きに変換することにより、内蓋30の開閉動作を行っている。
このように、上記特許文献1の内蓋の開閉機構では、バネ35による前方への付勢力に抗して、内蓋30の後端部に対して水平方向に後方へ加えられた力を、斜め下方への動きに変換して内蓋30を閉じているため、内蓋30への力の加え方が間接的であり、内蓋30に装着されたパッキング33に対し均一に圧力を加えることができず、内蓋30のシール性が不安定になるという問題を発生していた。
上記引用文献2、3に記載された食器洗浄機においても、上記特許文献1のものと同様であり、内蓋への力の掛け方が間接的であり、内蓋に装着されたパッキングを均一に圧縮することができず、内蓋のシール性が不安定になっていた。
また、上記引用文献2、3の食器洗浄機においては、内蓋がバネ等の弾性体により常時前方へ付勢されており、洗浄槽を収容位置へ移動させた後においても洗浄槽を押し込みながらロック操作をしなければならないので、内蓋を容易に密閉することができなかった。さらに、内蓋が前後左右の4本のリンクから成るリンク機構により下側後方へ移動されるので、各リンクの寸法精度や組み付け精度によっては、内蓋のパッキングに加える圧力を均一にすることができず、内蓋のシール性が不安定になっていた。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解決するために、洗浄槽の前方又は後方への移動に伴って該洗浄槽の上方開放部を内蓋により開閉するとき、該内蓋を常に前方へ付勢するバネ等の弾性体を利用することなく、該洗浄槽の前方又は後方への移動により直接的に内蓋の開閉動作を行うことができるように、内蓋の開閉機構を工夫することである。
本発明の食器洗浄機は、洗浄槽の前後方向へのスライド動作に伴って回動カムを回動させ、この回動カムの回動動作により内蓋を直接的に移動させることによって、内蓋の開閉動作を行うことが基本である。
(1) 本発明に係る食器洗浄機(請求項1に対応)は、前面開放部を有する洗浄機本体と、
上記洗浄機本体の前面開放部において前後方向にスライド可能であり、上方開放部を有する洗浄槽と、
上記洗浄機本体の内側上方部に設けられ、下側面にパッキングが装着されており、上記洗浄槽の上方開放部を開閉する内蓋と、
上記洗浄槽の前後方向へのスライド動作に伴って、該洗浄槽の上方開放部を上記内蓋により開閉する内蓋開閉機構とを備え、
上記内蓋開閉機構は、上記洗浄槽の前後方向へのスライド動作に伴い上記内蓋を移動させる内蓋移動機構と、この内蓋移動機構による内蓋の移動を斜め上下方向に案内する内蓋ガイド機構とから構成される引き出し式食器洗浄機を前提として、
上記内蓋ガイド機構が、上記洗浄機本体に斜め上下方向に形成された左右一対のガイド溝と、上記内蓋に設けられ、該ガイド溝により案内される左右一対のガイドローラとから成り、
上記内蓋移動機構が、上記洗浄機本体に回動可能に軸支され、上記洗浄槽に設けた駆動ピン及び上記内蓋に設けたガイドローラに係合する回動カムと、この回動カムに対して付勢力を反転して付与する反転バネとから成り、上記洗浄槽のスライド動作に伴い、該洗浄槽の駆動ピンによって回動される回動カムにより、上記内蓋のガイドローラを直接的に移動させることである。
このように構成されることによって、洗浄槽が前方又は後方へ移動されると回動カムが一方向又は逆方向に回動され、この回動カムの回動動作によって左右一対のガイドローラを介して内蓋が移動される。この内蓋の移動は、内蓋ガイド機構により斜め上下方向に案内されることにより、内蓋の開閉動作を行うことができる。この回動カムに付勢力を付与する反転バネは、反転位置を境として、開位置では内蓋を開く方向にのみ働き、閉位置では内蓋を閉じる方向にのみ働くように切り替わる。
このように、洗浄槽の動きにより回動カムを介して内蓋の左右一対のガイドローラを移動させて、直接的に内蓋の開閉動作を行うことができるので、上記特許文献1〜3に示された従来の食器洗浄機(内蓋の後端部を洗浄槽で押圧して、内蓋を後方へ移動させることにより内蓋を閉じるもの)に比較して、内蓋に装着されたパッキングを均一に圧縮することが可能となり、内蓋のシール性を安定させることができる。
また、回動カムには付勢力を反転させて付与する反転バネが設けられているので、洗浄槽が後方の収容位置へ向けてスライドされる収容動作の最終段階において、該回動カムに付与される付勢力が反転される前では、洗浄槽を前方へ押し出す方向に付勢力が付与されているが、付勢力が反転された後では、洗浄槽を後方へ引き込む方向へ付勢力が付与される。
これにより、洗浄槽や内蓋は収容動作の最終段階において、中途半端な位置に置かれることがなく、回動カムへ付与されている付勢力の方向が反転されると、洗浄槽は確実に収容位置に引き込まれると共に、内蓋も確実に密閉されるので、半開きにより発生する水漏れ、誤検知、又は誤作動を防止することができる。また、洗浄槽が収容位置にあるとき、反転バネによる付勢力によって内蓋は常に密閉方向へ引き下げられているので、内蓋のシール性を増大することができる。
これとは逆に、洗浄槽が収容位置から引き出されて前方へスライドされる引き出し動作の初期段階において、回動カムに付与される付勢力が反転される前では、洗浄槽を後方へ引き込む方向に付勢力が付与されているが、付勢力が反転された後では、洗浄槽を前方へ押し出す方向へ付勢力が付与される。
これにより、洗浄槽の引き出し動作の初期段階において、回動カムへ付与されている付勢力の方向が反転されると、洗浄槽は前方へ向かって押し出されるので、特に、食器類が収納されている場合の洗浄槽が重い時には、引き出しの際の操作性が大幅に改善される。また、内蓋は回動カムによって上側前方へ押し上げられるので、該内蓋を確実に開くことができる。
(2) また、上記引き出し式食器洗浄機において、回動カムが第1〜第3カム腕を備え、この第1及び第2カム腕の間には洗浄槽に設けられた駆動ピンが配置され、該第2及び第3カム腕の間には内蓋に設けられた左右一対のガイドローラが配置されており、
上記第1及び第2カム腕は、上記駆動ピンが前後方向へ移動されるとき上記回動カムを回動させる形状とされ、上記第2及び第3カム腕は、上記回動カムが回動されたとき上記左右一対のガイドローラに対してガイド溝に沿う方向に力を加える形状が好ましい。(請求項2に対応)
このような構成によれば、洗浄槽が前方又は後方へ移動されると、第1及び第2カム腕の間に配置されている駆動ピンも移動するので、これにより回動カムは一方向又は逆方向に回動される。このように回動カムが回動されると、第2及び第3カム腕は、これらの間に配置されている左右一対のガイドローラに対して、ガイド溝に沿う方向に力を加えることができるので、内蓋をガイド溝に沿って円滑に効率よく移動することができる。
これにより、内蓋に装着されたパッキングをさらに均一に圧縮することが可能となり、内蓋のシール性をより一層安定させることができる。
本発明の食器洗浄機は、次のような効果を生じるものである。
洗浄槽の動きにより回動カムを介して直接的に内蓋の開閉動作を行うことができるので、内蓋に装着されたパッキングを均一に圧縮することが可能となり、内蓋のシール性を安定させることができる。
また、回動カムには付勢力を反転させて付与する反転バネを設けているので、洗浄槽や内蓋は収容動作の最終段階において、中途半端な位置に置かれることがなく、回動カムへ付与されている付勢力の方向が反転されると、洗浄槽は確実に収容位置に引き込まれると共に、内蓋も確実に密閉される。これにより、半開きにより発生する水漏れ、誤検知、又は誤作動を防止することができる。さらに、洗浄槽が収容位置にあるとき、反転バネによる付勢力によって内蓋は常に密閉方向へ引き下げられているので、内蓋のシール性を増大することができる。
また、回動カムには上記のように反転バネを設けているので、洗浄槽の引き出し動作の初期段階において、回動カムへ付与されている付勢力の方向が反転されると、洗浄槽は前方へ向かって押し出される。これにより、食器洗浄機の操作性が大幅に良くなるばかりでなく、内蓋は回動カムによって上側前方へ押し上げられるので、該内蓋を確実に開くことができる。
さらに、洗浄槽の引き出し動作における内蓋の開動作は、内蓋を上側前方へ常に付勢するバネ等の弾性体を利用することなく、回動カムにより内蓋を直接に上側前方へ押し上げて行うので、部品点数の削減になる。
以下に、本発明の食器洗浄機の実施例について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1及び図2は食器洗浄機の内蓋の開閉機構と閉動作及び開動作を説明する部分縦断面図、図3は内蓋の開閉機構の説明図である。
本発明は、上記従来の食器洗浄機において、内蓋の開閉機構を改良したものであり、それ以外の構成については従来の食器洗浄機と共通するところが大部分であるから、本実施例の説明では内蓋の開閉機構を中心に説明することとして、それ以外の共通する構成についてはその説明を省略する。また、本実施例の説明において、図4〜図6に示した従来の食器洗浄機と共通する部分については、同じ符号を用いて説明する。
〔内蓋の開閉機構の構成〕
本発明の実施例による食器洗浄機の基本的な構成は、上記従来のものと同じであって、図1〜図3に示されているように、前面が開放された箱状の洗浄機本体20と、この洗浄機本体20に対して前方又は後方へスライド可能な洗浄槽21と、該洗浄機本体20内の上部に配置され、該洗浄槽21の上方開放部を開閉する内蓋30とから成っている。
本実施例の内蓋の開閉機構は、回動カム2と反転バネ8から成る回動カム機構であって、洗浄機本体20の後部上方の左右内側に設けられた「内蓋移動機構」と、前部及び後部ガイド溝11,12と前部及び後部ガイドローラ18,19とから成り、洗浄機本体20と内蓋30の前部及び後部上方の左右両側に設けられた「内蓋ガイド機構」から構成されている。なお、上記前部及び後部ガイドローラ18,19は、これらに替えてガイドピンを用いることができる。
上記回動カム機構(内蓋移動機構)を構成する回動カム2は、洗浄機本体20に対して回動軸1によって回動可能に軸支され、第1カム腕3、第2カム腕4及び第3カム腕5の3本のカム腕を備えている。この第3カム腕と洗浄機本体20との間には反転バネ8が取り付けられており、上記回動カム2の回動角度によって、該回動カム2に時計回り又は反時計回りの付勢力を付与するセンターオーバー機構を構成している。この回動カム2は、洗浄機本体20に設けられた一対の回転止め6,7により規制される角度範囲で回動することができる。
上記センターオーバー機構について、図1を参照しながら説明する。上記回動カム2が回動軸1を中心として時計回り又は反時計回りに回動されると、反転バネ8も洗浄機本体20側の係止部を中心として同様に回動されるので、この反転バネ8の中心線の位置が該回動軸1に対して移動する。該反転バネ8の中心線の位置が回動軸1の前方側(図1(a)の位置)にあれば回動カム2は反時計回りに付勢され、これとは逆に、回動軸1の後方側(図1(c)の位置)にあれば該回動カム2は時計回りに付勢される。
したがって、上記回動カム2が回動軸1を中心として回動されると、反転バネ8により回動カム2へ付与される付勢力の方向は、反転バネ8の中心線が回動軸1と重なる反転位置を境として反転される。
上記回動カム2の第1カム腕3と第2カム腕4の間には、洗浄槽21の左右両側部に設けられた駆動ピン15が配置されており、該第1カム腕3の後部側は、回動カム2が時計回りに回動されるとき該駆動ピン15を後方に引き込んだり、又は前方へ移動される駆動ピン15が回動カム2を反時計回りに回動させることができる形状に成っている。また、第2カム腕4の前部側は、後方へ移動される駆動ピン15が回動カム2を時計回りに回動させたり、又は回動カム2が反時計回りに回動されるとき駆動ピン15を前方に押し出すことができる形状に成っている。
一方、上記回動カム2の第2カム腕4と第3カム腕5の間には、内蓋30の後部の左右両側に後部側板17を介して設けられた後部ガイドローラ19が配置されており、該第2カム腕4の後部側は、回動カム2が時計回りに回動されるとき、後部ガイドローラ19を後部ガイド溝12の傾斜部分に沿って下側後方へ押し下げることができる形状に成っている。また、第3カム腕5の前部側は、回動カム2が反時計回りに回動されるとき、該後部ガイドローラ19を後部ガイド溝12の傾斜部分に沿って上側前方へ押し上げることができる形状に成っている。なお、本実施例では、回動カム2の第2カム腕4と第3カム腕5の間に、後部ガイドローラ19を配置しているが、該回動カム2を洗浄機本体20の前方側に設けることにより、前部ガイドローラ18を配置することもできる。
上記3本のカム腕を備える回動カム2の動作については、後述する「内蓋の開閉機構の動作」において詳しく説明する。
上記内蓋ガイド機構を構成する一対の前部ガイド溝11と後部ガイド溝12は、図1に示されているように、洗浄機本体20の前部及び後部上方の左右両側に形成されており、各ガイド溝11,12は前側の水平部分と後側の傾斜部分から成る略「ヘ」の字形状に形成されている。なお、本実施例では、各ガイド溝11,12として略「ヘ」の字形状に形成したものを示したが、内蓋30の開位置においてその上面が洗浄機本体20に当接しなければ、前方斜めの上下方向に延びる直線状の長穴であってもよい。
また、同じく内蓋ガイド機構を構成する一対の前部ガイドローラ18と後部ガイドローラ19は、内蓋30の前部及び後部の左右両側に設けられた一対の前部側板16と後部側板17に取り付けられており、上記一対の前部及び後部ガイド溝11,12にそれぞれ係合されている。
上記内蓋ガイド機構はこのように構成されているので、上記内蓋30に前方又は後方への力が加えられて洗浄機本体20に対して移動されると、該内蓋30は前部及び後部ガイド溝11,12により案内され、上側前方位置と下側後方位置の間を移動して洗浄槽21の上方開放部を開閉する。
次に、内蓋の開閉機構の動作について説明する。
〔内蓋の閉動作について〕
最初に、前方に引き出されている洗浄槽21を収容位置に向けて押し込んで、内蓋30を閉じる閉動作について、図1(a)〜(c)を参照しながら説明する。図1(a)は洗浄槽が引き出されて内蓋が開いた状態を示し、図1(b)は洗浄槽が押し込まれる途中で内蓋が閉じ始めた状態を示し、図1(c)は洗浄槽が収容位置まで押し込まれて内蓋が閉じた状態を示す。
図1(a)に示されているように、洗浄槽21が前方に引き出された状態では、洗浄槽21に設けられた駆動ピン15は、回動カム2の第1及び第2カム腕3,4のいずれにも係合していないので、該回動カム2は反転バネ8の作用により反時計回りの付勢力が付与されて回転止め6に当接している。この状態では、回動カム2の第3カム腕5は後部ガイドローラ19に対して上側前方への力を加えているので、前部及び後部ガイドローラ18,19は前部及び後部ガイド溝11,12の上側前方位置に保持されており、内蓋30は開かれた状態にある。
このように洗浄槽21が前方に引き出されている状態から、該洗浄槽21を後方の収容位置へ向けて押し込んで行くと、図1(b)に示されているように、洗浄槽21の駆動ピン15が回動カム2の第2カム腕4の前部側に係合して該回動カム2を時計回りに回動させる。このとき、第2カム腕4の後部側は後部ガイドローラ19に対して下側後方への力を加えるので、前部及び後部ガイドローラ18,19は前部及び後部ガイド溝11,12に案内されて下側後方へ移動される。これにより、内蓋30も閉位置に向けて下側後方(後方斜め下)へ移動される。
上記回動カム2が駆動ピン15に押されて、回動軸1を中心として時計回りに回動されるとき、初期の段階では、反転バネ8の働きにより回動カム2に反時計回りの付勢力が付与されているので、洗浄槽21を前方へ押し戻す力と、内蓋30を上側前方へ戻す力が作用するが、上記回動カム2の回動が進んで反転バネ8による付勢力の方向が時計回りに反転すると、洗浄槽21を後方の収容位置方向へ引き込む力と、内蓋30を下側後方へ引き下げる力が作用する。
上記洗浄槽21が収容位置へ向けてさらに後方へ押し込まれると、回動カム2は駆動ピン15に押されて時計回りにさらに回動され、第2カム腕4は後部ガイドローラ19に対して引き続き力を加えるので、前部及び後部ガイドローラ18,19は、図1(c)に示されているように、前部及び後部ガイド溝11,12の後方下端位置まで移動される。このとき、回動カム2には反転バネ8の働きにより時計回りの付勢力が付与されているので、洗浄槽21は収容位置へ引き込まれると共に、内蓋30は下側後方へ引き下げられる。
このように、洗浄槽21が洗浄機本体20の収容位置へ収められる収容動作の最終段階において、反転バネ8の働きにより回動カム2に加えられる付勢力の方向が反転し、反転する前と反転した後では洗浄槽21に作用する力が逆方向になる。
これにより、洗浄槽21や内蓋30は中途半端な位置に置かれることがなく、回動カム2への付勢力の方向が反転すれば、洗浄槽21は確実に収容位置に引き込まれると共に、内蓋30も確実に密閉されるので、半開きにより発生する水漏れ、誤検知、又は誤作動を防止することができる。
また、洗浄槽21が収容位置にあるとき、内蓋30は反転バネ8の付勢力により常に密閉方向へ引き下げられているので、内蓋30のシール性を増大することができる。さらに、内蓋30を位置決めするために、洗浄槽21側のシール面をテーパー状に形成しておけば、洗浄槽21に対する内蓋30の位置が微妙にずれていても、内蓋30の閉動作時にガイドされて位置ずれを矯正することができる。
〔内蓋の開動作について〕
続いて、洗浄機本体20内の収容位置にある洗浄槽21を前方へ引き出すことにより、内蓋30を開ける開動作について、図2(a)〜(d)を参照しながら説明する。この開動作は、既に説明した内蓋30の閉動作と全く逆の動作になる。
図2(a)は洗浄槽が収容位置にあり内蓋が閉じた状態を示し、図2(b)は洗浄槽が引き出される途中で内蓋が開き始めた状態を示し、図2(c)は洗浄槽が引き出されて内蓋が開いた状態を示し、図2(d)は洗浄槽がさらに引き出された状態を示す。
図2(a)に示されているように、洗浄槽21が洗浄機本体20内の収容位置にある状態では、回動カム2は反転バネ8の作用により時計回りに付勢されており、回転止め7に当接している。この状態では、回動カム2の第2カム腕4は後部ガイドローラ19に対して下側後方への力を加えているので、前部及び後部ガイドローラ18,19は前部及び後部ガイド溝11,12の下側後方位置に保持されており、内蓋30は密閉された状態にある。
このように洗浄槽21が収容位置にある状態から該洗浄槽21を前方に引き出すと、図2(b)に示されているように、洗浄槽21の駆動ピン15が回動カム2の第1カム腕3に係合して、該回動カム2を反転バネ8の付勢力に抗して反時計回りに回動させる。このとき、第3カム腕5は後部ガイドローラ19に対して上側前方への力を加えるので、前部及び後部ガイドローラ18,19は前部及び後部ガイド溝11,12に案内されて上側前方へ移動される。これにより、内蓋30は開位置に向けて上側前方(前方斜め上)へ移動される。
上記洗浄槽21がさらに少し前方へ引き出されると、回動カム2は反時計回りに少し回動され、第3カム腕5は後部ガイドローラ19に対して引き続き力を加えるので、前部及び後部ガイドローラ18,19は、図2(c)に示されているように、前部及び後部ガイド溝11,12の上側前方位置(ガイド溝の傾斜部分の前方上端位置)まで移動される。
このようにして、上記洗浄槽21は収容位置から引き出されて、内蓋30は洗浄槽21の上方開放部を開放する。
上記洗浄槽21の引き出し動作に伴って、回動カム2は回動軸1を中心として反時計回りに回動されるが、この初期段階においては、反転バネ8の働きにより回動カム2に時計回りの付勢力が付与されているので、洗浄槽21を収容位置に戻す力と、内蓋30を密閉位置に戻す力が作用する。一方、上記回動カム2の回動が進んで反転バネ8による付勢力の方向が反時計回りに反転すると、洗浄槽21を前方へ押し出す力と、内蓋30を上側前方へ押し上げる力が作用する。
また、上記洗浄槽21は、図2(d)に示されているように、図2(c)の位置からさらに前方へ引き出すことができる。このとき、該洗浄槽21の駆動ピン15は回動カム2の第1カム腕3と第2カム腕4の間から前方へ脱出するので、該回動カム2を回動させることには寄与しないが、この回動カム2は反転バネ8による付勢力によって反時計回りに回動され、回転止め6に当接する。この回動カム2の反時計回りの回動により、第3カム腕5は後部ガイドローラ19を上側前方に押すので、内蓋30は前部及び後部ガイド溝11,12の水平部分に案内されて少し前方へ移動する。
このように、洗浄槽21が洗浄機本体20の収容位置から引き出される引き出し動作の初期段階において、反転バネ8の働きにより回動カム2に加えられる付勢力の方向が反転し、反転する前と反転した後では洗浄槽21に作用する力が逆方向になる。
これにより、洗浄槽21の引き出し動作を開始した後に、回動カム2へ付与される付勢力の方向が反転すれば、洗浄槽21は前方へ向かって押し出されるので、操作性が大幅に良くなる。また、内蓋30は回動カム2によって上側上方へ押し上げられるので、該内蓋30を確実に開くことができる。
は、本発明の実施例の食器洗浄機における内蓋の開閉機構と閉動作を説明する模式的な部分縦断面図であり、(a)は洗浄槽が引き出されて内蓋が開いた状態、(b)は洗浄槽が押し込まれる途中であり内蓋が閉動作を開始した状態、(c)は洗浄槽が収容位置にあり内蓋が閉じた状態を示す。 は、本発明の実施例の食器洗浄機における内蓋の開閉機構と開動作を説明する模式的な部分縦断面図であり、(a)は洗浄槽が収容位置にあり内蓋が閉じた状態、(b)は洗浄槽の引き出しを開始して内蓋の開動作が開始された状態、(c)は洗浄槽が引き出されて内蓋が開いた状態、(d)は洗浄槽がさらに引き出された状態を示す。 は、本発明の実施例の食器洗浄機における内蓋の開閉機構の模式的な説明図であり、(a)は内蓋の開閉機構付近の部分横断面図、(b)は内蓋の上部から視た平面図である。 は、従来の食器洗浄機の模式的な縦断面図であり、洗浄槽が洗浄機本体に収容された状態を示す。 は、従来の食器洗浄機の模式的な縦断面図であり、洗浄槽が洗浄機本体から引き出された状態を示す。 は、従来の食器洗浄機の模式的な部分拡大図であり、(a)は内蓋開閉機構の斜視図、(b)は保持機構とロック機構の斜視図である。
符号の説明
1…回動軸 2…回動カム
3…第1カム腕 4…第2カム腕
5…第3カム腕 6,7…回転止め
8…反転バネ 11…前部ガイド溝
12…後部ガイド溝 15…駆動ピン
16…前部側板 17…後部側板
18…前部ガイドローラ 19…後部ガイドローラ
20…洗浄機本体 21…洗浄槽
30…内蓋 33…パッキング

Claims (2)

  1. 前面開放部を有する洗浄機本体と、
    上記洗浄機本体の前面開放部において前後方向にスライド可能であり、上方開放部を有する洗浄槽と、
    上記洗浄機本体の内側上方部に設けられ、下側面にパッキングが装着されており、上記洗浄槽の上方開放部を開閉する内蓋と、
    上記洗浄槽の前後方向へのスライド動作に伴って、該洗浄槽の上方開放部を上記内蓋により開閉する内蓋開閉機構とを備え、
    上記内蓋開閉機構は、上記洗浄槽の前後方向へのスライド動作に伴い上記内蓋を移動させる内蓋移動機構と、この内蓋移動機構による内蓋の移動を斜め上下方向に案内する内蓋ガイド機構とから構成される引き出し式食器洗浄機において、
    上記内蓋ガイド機構が、上記洗浄機本体に斜め上下方向に形成された左右一対のガイド溝と、上記内蓋に設けられ、該ガイド溝により案内される左右一対のガイドローラとから成り、
    上記内蓋移動機構が、上記洗浄機本体に回動可能に軸支され、上記洗浄槽に設けた駆動ピン及び上記内蓋に設けたガイドローラに係合する回動カムと、この回動カムに対して付勢力を反転して付与する反転バネとから成り、上記洗浄槽のスライド動作に伴い、該洗浄槽の駆動ピンによって回動される回動カムにより、上記内蓋のガイドローラを直接的に移動させることを特徴とする引き出し式食器洗浄機。
  2. 上記回動カムが第1〜第3カム腕を備え、この第1及び第2カム腕の間には上記洗浄槽に設けられた駆動ピンが配置され、該第2及び第3カム腕の間には上記内蓋に設けられた左右一対のガイドローラが配置されており、
    上記第1及び第2カム腕は、上記駆動ピンが前後方向へ移動されるとき上記回動カムを回動させる形状とされ、上記第2及び第3カム腕は、上記回動カムが回動されたとき上記左右一対のガイドローラに対して上記ガイド溝に沿う方向に力を加える形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の引き出し式食器洗浄機。
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