JP4833937B2 - パーキングロッドの振動抑止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機の回転軸の回転を規制するパーキング機構におけるパーキングロッドの振動抑止構造に関する。
図6および図7は、従来のパーキング機構を説明する説明図である。
車両用の自動変速機には、駐車時における車両の移動を規制するパーキング機構が設けられている。従来のパーキング機構では、パーキングポール100の係合部101を、自動変速機の出力軸に設けたパーキングギヤ110と係合させて出力軸の回転を阻止することで、車両の移動を規制する。
パーキングギヤ110に対する係合部101の係合・離脱は、パーキングポール100を、パーキングロッド120により操作することで行われる。
パーキングロッド120は、その一端側が、シフトレバーの操作に応じて回動するマニュアルプレート130に連結されており、マニュアルプレート130の回動に連動して軸方向(図中矢印A、矢印Bで示す方向)に進退移動する。
シフトレバーが操作されてパーキングポジション(P位置)が選択されると、パーキングロッド120は、図中矢印Aで示す方向に移動して、他端側に設けたカム121を、パーキングポール100の作動部102とサポートアクチュエータ140との間に挿入する。
ここで、パーキングポール100は、支軸150に回動自在に支持されているので、カム121により、支軸150を中心として時計回り方向に回動させられて、係合部101をパーキングギヤ110に係合させる。
また、シフトレバーがP位置から他のポジションへ操作されて、たとえばドライブポジション(D位置)が選択されると、パーキングロッド120は、図中矢印Bで示す方向に移動して、カム121を、作動部102とサポートアクチュエータ140との間から離脱させる(図7の(a)参照)。
ここで、パーキングポール100は、図示しないスプリングにより、支軸150を中心として反時計回り方向に付勢されているので、パーキングロッド120が移動して、カム121が作動部102とサポートアクチュエータ140との間から離脱すると、係合部101はパーキングギヤ110から離脱させられる。
パーキングロッドによりパーキングポールを操作する構成のパーキング機構は種々提案されており、この他にも、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特開2003−276581
図6に示すような構成の従来のパーキング機構では、P位置以外のポジションが選択されている場合には、パーキングロッド120のカム121の代わりに、先端部122が、パーキングポール100の作動部102とサポートアクチュエータ140との間に位置する(図7参照)。
この場合、図7の(b)に示すように、パーキングロッド120の先端部122の断面直径は、カム121の断面直径よりも短いので、先端部122と作動部102との間に隙間Gが生じた状態となる。
車両が悪路を走行する場合、変速機には様々な方向に向かう振動が作用する。
ここで、パーキングロッド120は、一端側の連結部123(図6参照)でのみ支持されており、先端部122側は自由端であるので、変速機が振動すると、先端部122側が大きく振動して、作動部102に衝突することがある。
この場合、先端部122側が作動部102に衝突した際にパーキングポール100に加わる衝撃力は、パーキングポール100を支軸150を中心として時計回り方向に回転させる力として作用して、係合部101をパーキングギヤ110に係合させる方向に移動させることがある。
車両の走行時には、パーキングギヤ110は出力軸(図示せず)と共に回転しているので、衝撃力によりパーキングギヤ110と係合する方向に移動させられた係合部101は、パーキングギヤ110と係合できずに、回転しているパーキングギヤ110と接触して異音を生ずる。また、接触時に加わる衝撃や応力により、パーキングポール100とパーキングギヤ110の耐久性が悪化する。
ここで、係合部101とパーキングギヤ110との接触を防ぐために、パーキングポール100を支軸150を中心として反時計回り方向に付勢する図示しないスプリングの付勢力を大きくすることが考えられる。
しかし、付勢力の調整は、パーキングポール100の操作性や、パーキングロッド120の進退移動にも影響を及ぼすので、付勢力を大きくすることで上記した問題の発生を防ぐことは簡単には行うことができない。
本発明は、走行時の振動によりパーキングロッドが振動してパーキングポールと衝突し、衝突力によりパーキングポールの係合部がパーキングギヤに接触しないようにするパーキング機構におけるパーキングロッドの振動抑止構造を提供することを目的とする。
本発明は、シフトレバーの操作に応じて回動するマニュアルプレートに一端側で支持され、マニュアルプレートの回動に連動してパーキングポールに向けて進退移動するパーキングロッドの振動抑止構造において、シフトレバーの選択位置に応じて決まる所定位置でマニュアルプレートを保持するディテントスプリングに、パーキングロッドと接触する接触部を設け、接触部をパーキングロッドの進退経路上の所定位置に配置させて、パーキングロッドの一端側が支点、パーキングロッドの接触部との接触点が力点、パーキングロッドの他端側を支持するサポートアクチュエータとの接触点が作用点となるようにし、接触部は、パーキングロッドの進退経路に沿って、ディテントスプリングから突出するようにディテントスプリングと一体形成された突出部からなる構成のパーキングロッドの振動抑止構造とした。
本発明によれば、パーキングポールに向けて進退移動するパーキングロッドの進退経路上の所定位置に、パーキングロッドと接触する接触部が配置されているので、パーキングロッドの一端側が支点、パーキングロッドの接触部との接触点が力点、パーキングロッドの他端側を支持するサポートアクチュエータとの接触点が作用点となるようにして、パーキングロッドは保持される。
これにより、車両が悪路を走行する場合のように変速機が振動しても、パーキングロッドは、接触部とサポートアクチュエータとマニュアルプレートとにより支持されて振動が抑制されるので、パーキングポールに衝突しにくくなる。
また、パーキングロッドの振動が抑制されているので、パーキングロッドが振動によりパーキングポールに衝突することは無く、衝撃力は加わらない。よって、パーキングロッドがパーキングポールに衝突することが無いので、パーキングポールの係合部をパーキングギヤに係合させる方向に移動させることはない。
以下、実施例にかかるパーキングロッドの振動抑止構造を、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、パーキングロッドの振動抑止構造を備えるパーキング機構の全体構成を示す斜視図である。
パーキング機構は、車両の停車時などに変速機の出力軸を回転不能にロックして、車両の移動を規制するものであり、パーキングギヤ10と、パーキングポール20と、サポートアクチュエータ30と、パーキングロッド40と、マニュアルプレート50と、ディテントスプリング60とを備える。
パーキングギヤ10は、変速機の出力軸(図示せず)に取り付けられて出力軸と一体に回転・停止する。
パーキングポール20は、変速機ケース(図示せず)の支軸80に回動自在に支持されており、パーキングギヤ10と係合する係合部21が一端に、パーキングロッド40のカム42と当接する作動部22が他端に、それぞれ設けられている。
パーキングポール20は、作動部22とサポートアクチュエータ30との間にパーキングロッド40のカム42が挿入されると、作動部22がカム42により押し上げられて、支軸80中心として時計回り方向に回動する。そして、係合部21を、パーキングギヤ10に係合させて、パーキングギヤ10の回転を規制する。
パーキングポール20は、図示しないリターンスプリングにより、係合部21をパーキングギヤ10から離す方向(支軸80を中心として反時計回り方向)に付勢されており、パーキングロッド40のカム42と作動部22との当接が解除されると、係合部21をパーキングギヤ10から離脱させて、パーキングギヤ10の回転を許容する。
サポートアクチュエータ30は、パーキングポール20と接触してパーキングポール20の反時計回り方向の回動範囲を規定する支持部31と、後記するパーキングロッド40の進退移動をガイドするガイド32とを備え、ボルト孔33、33に挿通させたボルト(図示せず)により図示しない変速機ケースに固定される。
パーキングロッド40の一端側には、パーキングポール20の作動部22とサポートアクチュエータ30のガイド32との間に挿入されて、パーキングポール20を操作するカム42が設けられている。
カム42は、当該カム42とスプリングストッパ43との間に設けられたカムスプリング44により、パーキングロッド40の一端側(先端側)に向けて付勢されており、パーキングロッド40の先端に設けたストッパ45により、パーキングロッド40からの脱落が防止されている。
パーキングロッド40の他端側は、当該パーキングロッドの軸方向に直交する向きに折り曲げられて、側面視においてL字形状を有する連結部41を形成している。
連結部41は、パーキングロッド40とマニュアルプレート50とを連結するものであり、マニュアルプレート50の厚み方向に貫通形成された支持孔52aに挿入されて、パーキングロッド40の支持孔52aを中心とした回動を許容しつつ、パーキングロッド40をマニュアルプレート50に支持させる。
連結部41の先端に設けられたストッパ41aは、パーキングロッド40のマニュアルプレート50からの脱落を防止する。
ここで、パーキングロッド40の一端側は、サポートアクチュエータ30のガイド32に載置されて、サポートアクチュエータ30の厚み方向へ移動可能とされている。よって、運転者によるシフトレバーの操作によりマニュアルプレート50が回動すると、パーキングロッド40は、当該パーキングロッド40のほぼ軸線方向(図中矢印A、矢印Bで示す方向)において前進もしくは後進移動する。
すなわち、パーキングロッド40は、パーキングポール20に向けて進退移動する。
マニュアルプレート50は、薄肉の板状の部材であり、シフトレバーの操作に連動して回動するマニュアルシャフト70に取り付けられている。このマニュアルプレート50の回動位置に応じて図示しない油圧回路のマニュアルバルブなどが制御される。
図2は、ディテントスプリング60により所定位置に保持されたマニュアルプレート50を説明する説明図である。
マニュアルプレート50は、マニュアルシャフト70に固定される本体部51と、パーキングロッド40の連結部41と連結される接続部52と、階段状の切欠きが形成された切欠部53とを有する。
接続部52には、マニュアルプレート50の厚み方向に貫通する支持孔52aが形成されており、パーキングロッド40の連結部41が挿入されて、パーキングロッド40を、支持孔52aを中心とした回動を許容しつつ支持する。
切欠部53には、シフトレバーの各選択位置に対応する複数の切欠53a〜53eが形成されており、後記するディテントスプリング60のローラ65と係合して、シフトレバーで選択された選択位置に対応する所定位置で、マニュアルプレート50を保持する。
ここで、切欠53aは、パーキングレンジ(P位置)が選択された際にローラ65と係合する。また、切欠53bは後退走行レンジ(R位置)が、切欠53cは中立レンジ(N位置)が、切欠53dは前進走行レンジ(D位置)が、切欠53eは前進2速レンジ(D2位置)が、それぞれ選択された際に、それぞれローラ65と係合する。
図3の(a)は、ディテントスプリング60の斜視図であり、(b)は側面図である。なお、図3の(b)では、シフトレバーの操作によりP位置が選択された場合の、ディテントスプリング60と、パーキングロッド40およびマニュアルプレート50との位置関係が判るように、パーキングロッド40およびマニュアルプレート50が仮想線で示されている。
ディテントスプリング60の一端側の基端部61には、ボルト挿通孔62が形成されると共に、係止部63がこの基端部61に接続して設けられている。ディテントスプリング60は、ボルト挿通孔62に挿通させた図示しないボルトにより、図示しない変速機ケースに固定されると共に、係止部63が図示しない変速機ケースに係止されることにより、ボルト挿通孔62を中心としたディテントスプリング60の回動が規制される。
ディテントスプリング60の他端側は、先端側が上下2つに分岐したローラ支持部64とされており、ローラ支持部64の先端部には、ローラ65が枢支されている。
ローラ支持部64は、例えば板ばねなどの弾性部材によって形成され、当該ローラ支持部64の弾性力により、ローラ65をマニュアルプレート50の切欠部53側に押圧して係合させる。例えば、シフトレバーがD2位置に操作された場合、図2に示すように、ローラ65は、切欠53eに係合して、D2位置が選択された際の所定位置で、マニュアルプレート50を保持する。
ディテントスプリング60の基端部61から、この基端部61と係止部63とを繋ぐ連絡部66にかけての範囲には、パーキングロッド40の進退方向に略直交する方向に延出する延出部67が接続されて設けられている。
延出部67は、薄肉の板状部材であり、例えば板ばねなどの弾性部材によって形成される。延出部67は、ローラ支持部64よりも上方に位置し、当該延出部67の面67aがマニュアルプレート50の上面50aに対して略垂直となるように基端部61に接続している(図3の(b)参照)。
また、図2に示すように、延出部67の先端67cは、接続部52の支持孔52aよりもマニュアルプレート50の本体部51側の位置まで及んでいる。
延出部67の先端67cから長手方向における中央部の近傍にかけての範囲には、パーキングロッド40の外周のマニュアルプレート50とは反対側の所定位置と接触する突出部68が設けられている。
突出部68は、延出部67の上端からパーキングロッド40の位置する方向に向けて、パーキングロッド40の進退方向に沿って突出する薄肉の板状部材である。突出部68の延出部67の延出方向における幅は、進退移動するパーキングロッド40進退経路を確実にカバーするために、パーキングロッド40の幅よりも大きく設定されている。
図3の(b)に示すように、突出部68は、延出部67から離れるにつれて、マニュアルプレート50の上面50aとの離間距離が短くなるように傾斜する傾斜部68aと、その先端側をマニュアルプレート50の上面50aとの離間距離が長くなるように曲げて形成したガイド68bとから構成され、傾斜部68aとガイド68bとの境界部68cが、パーキングロッド40と接触して、パーキングロッド40をマニュアルプレート50の方向に向けて付勢する。
ガイド68bは、突出部68の延出方向に沿う方向におけるパーキングロッド40の進退移動を容易にする。また、パーキングロッド40を、突出部68とマニュアルプレート50との間に誘導する。
突出部68は、延出部67やローラ支持部64と同様に、例えば板ばねなどの弾性部材によって形成されている。
パーキングロッド40の位置する方向に向けて突出する突出部68の突出長さLは、パーキングロッド40の進退移動により、連結部41が延出部67から最も離れた位置に移動した際に、パーキングロッド40の連結部41側の端部と、突出部68の境界部68cとが確実に接触できる長さに設定される。
かかる構成を備えるパーキング機構の動作を説明する。
図4および図5は、シフトレバーの操作によりマニュアルプレート50が回動した際に進退移動するパーキングロッド40と、ディテントスプリング60との位置関係を説明する説明図であり、図4は上面図、図5は図4のZ−Z線断面図である。
また、図4および図5において、(a)は、シフトレバーがP位置に操作されている場合を、(b)は、シフトレバーがP位置以外の位置(D2位置)に操作されている場合を示す。
シフトレバーが、P位置から他の位置、例えばD2位置に操作されると、マニュアルプレート50は、マニュアルシャフト70周りに図中矢印Yで示す方向に回動する(図4の(a)参照)。そして、ディテントスプリング60のローラ65と切欠53aで係合する位置から、図4の(b)に示す切欠53eで係合する位置に移動する。
この際、パーキングロッド40は、マニュアルプレート50の回動に連動して、図中矢印Bで示す方向に移動する(図4の(a)参照)。そして、パーキングロッド40のカム42がパーキングポール20の作動部22とサポートアクチュエータ30との間から離脱するので(図5の(b)参照)、パーキングポール20の係合部21とパーキングギヤ10との係合が解除される。
ここで、ディテントスプリング60は、その基端部61が図示しない変速機ケースに固定されているので、その先端側に設けた突出部68の位置は、シフトレバーが操作されてもマニュアルプレート50の接続部52のように変化せず、ほぼ同じ位置となる。
よって、パーキングロッド40が図中矢印Bで示す方向に位置に移動すると、パーキングロッド40と接触する突出部68の境界部68cの位置は、図5の(a)に示す位置から、パーキングロッド40のストッパ45側に移動して、図5の(b)に示す位置になる。
一方、シフトレバーが、D2位置からP位置に操作されると、マニュアルプレート50は、マニュアルシャフト70を中心として図中矢印Xで示す方向に回動する。そして、図4の(b)に示すディテントスプリング60のローラ65と切欠53eで係合する位置から、図4の(a)に示す切欠53aで係合する位置に移動する。
この際、パーキングロッド40は、マニュアルプレート50の回動に連動して、図中矢印Aで示す方向に移動する(図4の(b)参照)。そして、パーキングロッド40のカム42がパーキングポール20の作動部22とサポートアクチュエータ30との間に挿入されるので、挿入されたカム42によりパーキングポール20が操作されて、係合部21がパーキングギヤ10に係合させられる。
また、パーキングロッド40が図中矢印Aで示す方向の位置に移動すると、パーキングロッド40と接触する突出部68の境界部68cの位置は、図5の(b)に示す位置から、パーキングロッド40の連結部41側に移動して、図5の(a)に示す位置になる。
ディテントスプリング60の突出部68の作用について説明する。
図5の(a)に示すように、P位置が選択されている場合、パーキングロッド40のカム42が、パーキングポール20の作動部22とサポートアクチュエータ30との間に挿入されて保持されているので、変速機が振動しても、パーキングロッド40の先端側(ストッパ45側)は振動しない。また、パーキングロッド40の後端側(連結部41側)は、突出部68とマニュアルプレート50の接続部52との間で挟持されるので、先端側と同様に振動しない。
一方、図5の(b)に示すように、P位置以外の位置が選択されている場合、パーキングロッド40のカム42の代わりにストッパ45がパーキングポール20の作動部22とサポートアクチュエータ30との間に位置し、ストッパ45とパーキングポール20の作動部22との間には隙間Gが存在する。そのため、パーキングロッド40のストッパ45側は振動し得る状態となる。
ここで、パーキングロッド40は、連結部41を支持孔52aに挿通させてマニュアルプレート50に支持されているので、突出部68により接続部52(マニュアルプレート50)の方向に向けて押圧されると、パーキングロッド40は、支持孔52aの角部52bと、ストッパ45との接触部であるサポートアクチュエータのガイド32の接触点30aと、突出部68の境界部68cの3点で保持される。
よって、パーキングロッド40の長手方向における中央寄りの位置が、突出部68と接触しており、パーキングロッド40の連結部41とマニュアルプレート50との接触点を支点、パーキングロッド40の境界部68cとの接触点を力点、パーキングロッド40の他端側を支持するサポートアクチュエータ30のガイド32とパーキングロッド40との接触点を作用点として、パーキングロッドが保持されるので、ストッパ45側の振動、すなわちパーキングポール20と接触する方向の振動(図5の(b)において矢印Vで示す)が抑制される。
ここで、シフトレバーの操作により、P位置から離れた位置にあるシフト位置が選択されるほど、突出部68の境界部68cとパーキングロッド40とが接触する位置が、パーキングロッド40の連結部41側からカム42側に移動する。
この場合、シフトレバーがP位置にある場合の離間距離X2(図5の(a)参照)よりも、P位置以外の位置にある場合の離間距離X1(図5の(b)参照)の方が大きいので、P位置以外のシフト位置が選択された場合におけるパーキングロッド40のストッパ45側は、てこの原理により振動を抑制する力が大きくなる。
その結果、P位置以外の位置が選択されている場合でも、図中Vで示すパーキングロッド40のパーキングポール20と接触する方向の振動が抑制されるので、変速機が振動しても、パーキングロッド40のストッパ45側と、パーキングポール20の作動部22とが接触しにくくなる。
また、万一パーキングポールと接触したとしても、接触による衝突力は突出部68を設けない従来のパーキング機構の場合よりも非常に小さくなるので、パーキングポール20の係合部21をパーキングギヤ10に係合させる方向に移動させることはない。
以上の通り、上記実施例では、シフトレバーの操作に応じて回動するマニュアルプレート50に一端側で支持されて、マニュアルプレート50の回動に連動してパーキングポール20に向けて進退移動するパーキングロッド40の振動抑止構造において、シフトレバーの選択位置に応じて決まる所定位置でマニュアルプレート50を保持するディテントスプリング60に、パーキングロッド40と接触する突出部68を設け、突出部68をパーキングロッド40の進退経路上の所定位置に配置させて、パーキングロッド40の連結部41とマニュアルプレート50との接触点を支点、パーキングロッド40と突出部68との接触点を力点、パーキングロッド40の他端側を支持するサポートアクチュエータ30とパーキングロッド40との接触点を作用点として、パーキングロッド40が保持されるようにした構成のパーキングロッドの振動抑止構造とした。
これにより、パーキングロッド40は、その進退経路上の所定位置で、突出部68とサポートアクチュエータ30とマニュアルプレート50とにより保持されて振動が抑制されるので、変速機が振動してもパーキングポール20に衝突しにくくなる。
また、パーキングロッド40の振動が抑制されているので、万一パーキングロッド40のストッパ45側がパーキングポール20の作動部22に衝突してもその際の衝撃力は小さいものとなる。よって、パーキングロッド40とパーキングポール20とが衝突しても、パーキングポールを支軸80周りに回動させて、係合部21をパーキングギヤ10に係合させる方向に移動させることはない。
さらに、突出部68は、パーキングロッド40の進退経路を避けつつ、ディテントスプリング60からパーキングロッド40の進退方向に略直交する方向に延出する延出部67と、この延出部67からパーキングロッド40の進退経路に沿って、パーキングロッド40の進退方向であってパーキングロッド40が位置する方向に突出する突出部68とからなる構成とした。
これにより、パーキングロッド40の進退経路を避けてパーキングロッド40の進退方向に略直交する方向に延出させて設けられた延出部67から突出する突出部68は、パーキングポール20の進退経路上をパーキングロッド40の進退経路に沿ってパーキングロッド40が位置する方向に突出しているので、シフトレバーの選択位置に応じて決まるパーキングロッド40の所定位置が、突出部68と常に接触する。
よって、シフトレバーの選択位置に拘わらずパーキングロッドの40は突出部68と接触するので、パーキングロッドの40の振動を確実に抑制できる。また、延出部67は、パーキングロッド40の進退経路を避けてパーキングロッド40の進退方向に略直交する方向に延出しているので、パーキングロッド40の進退移動が延出部67により阻害されることはない。
とくに、突出部68の突出長さは、進退移動するパーキングロッド40の連結部41が延出部67から最も離れた位置に移動した際にパーキングロッド40の連結部41側の端部を確実に押圧できる長さに設定されているので、シフトレバーの選択位置に拘わらず、パーキングロッド40が突出部68と常に接触して、パーキングロッド40は、マニュアルプレート50側に付勢される。
さらに、パーキングロッド40は、その一端側を当該パーキングロッド40の長手方向に直交する方向に折り曲げて形成した連結部41を、マニュアルプレート50の厚み方向に貫通形成した支持孔52aに挿通して、マニュアルプレート50に支持されると共に、突出部68は、パーキングロッド40をパーキングロッド40の折り曲げ方向とは反対側に位置して、パーキングロッド40のマニュアルプレート50とは反対側の外周に接触するようにした。
これにより、パーキングロッド40は、支持孔52aの角部52bと、ストッパ45との接触部であるサポートアクチュエータのガイド32の接触点30aと、突出部68の境界部68cの3点で保持された状態となるので、パーキングロッド40の振動をより確実に抑制することができる。
実施例に係るパーキングロッドの振動抑止構造を有するパーキング機構の説明図である。 実施例にかかるパーキングロッドの振動抑止構造の説明図である 実施例にかかるディテントスプリングの説明図である。 実施例にかかるパーキング機構の動作を説明する図である。 実施例にかかるパーキングロッドの振動抑止構造の作用を説明する図である。 従来例に係るパーキング機構の説明図である。 従来例に係るパーキング機構の説明図である。
符号の説明
10 パーキングギヤ
20 パーキングポール
30 サポートアクチュエータ
40 パーキングロッド
41 連結部
42 カム
50 マニュアルプレート
51 本体部
52 接続部
52a 支持孔(貫通孔)
53 切欠部
60 ディテントスプリング
61 基端部
62 ボルト挿通孔
63 係止部
64 ローラ支持部
67 延出部
68 突出部(接触部)
70 マニュアルシャフト
80 支軸

Claims (3)

  1. シフトレバーの操作に応じて回動するマニュアルプレートに一端側で支持され、マニュアルプレートの回動に連動してパーキングポールに向けて進退移動するパーキングロッドの振動抑止構造において、
    シフトレバーの選択位置に応じて決まる所定位置で前記マニュアルプレートを保持するディテントスプリングに、前記パーキングロッドと接触する接触部を設け、
    該接触部を前記パーキングロッドの進退経路上の所定位置に配置させて、前記パーキングロッドの一端側が支点、前記パーキングロッドの前記接触部との接触点が力点、前記パーキングロッドの他端側を支持するサポートアクチュエータとの接触点が作用点となるようにし
    前記接触部は、前記パーキングロッドの進退経路に沿って、前記ディテントスプリングから突出するように同ディテントスプリングと一体形成された突出部からなる
    ことを特徴とするパーキングロッドの振動抑止構造。
  2. 前記突出部は、前記ディテントスプリングから一体的に延設された延出部の開放側端部からさらに突出されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のパーキングロッドの振動抑止構造。
  3. 前記パーキングロッドは、その一端側を当該パーキングロッドの長手方向に直交する方向に折り曲げて形成した連結部を、前記マニュアルプレートの厚み方向に貫通形成した貫通孔に挿通して、前記マニュアルプレートに支持されると共に、
    前記接触部が、前記パーキングロッドの前記マニュアルプレートとは反対側の外周に接触するようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパーキングロッドの振動抑止構造。
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