JP4563832B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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本発明は、車両の変速機に用いられるシフトレバー装置に関する。
自動変速機をシフトするためのシフトレバー装置のうち、ハウジングに開口するガイド溝のパターンに沿ってシフトレバー(操作レバー)をセレクト操作及びこれと直交する方向のシフト操作することによって任意のシフトレンジが選択可能なものがある。この種のシフトレバー装置のガイド溝のパターンは、所謂ストレート式、所謂Hパターン式、及び所謂ゲート式等といろいろな形式があるが、それぞれシフトレバーの車両左右方向及び車両前後方向(装置の配置位置によっては、上下方向)の動きを検出する必要があり、このため、セレクト操作及びシフト操作のそれぞれに対応してセンサが設けられている。これらの各センサは、シフトレバーに連係して動作する作動リンクや作動レバーによって作動するように構成されている。
ところで、シフトレバーを操作する際に、このシフトレバーがハウジングのガイド溝と衝突すると衝突音が生じる不具合があった。そこで、前述の如き衝突音を防止するために、シフトレバーに樹脂製の緩衝材を設けた構成のものが提案されている(一例として、特許文献1参照)。
このシフトレバー装置では、シフトレバーがガイド溝と衝突しようとしてもこれに先だって緩衝材が衝突(接触)するため、シフトレバーとガイド溝との衝突に起因する衝突音(打撃音)が防止・抑制される。
しかしながら、このような従来のシフトレバー装置に適用された緩衝構造では、ハウジングに開口するガイド溝あるいはシフトレバー自体に樹脂製の緩衝材を設けた構成であるため、前述の如くシフトレバー操作位置検出用の複数のセンサに対応して作動リンクや作動レバーを備えた構成のシフトレバー装置には対応できず、仮にシフトレバーとガイド溝との衝突に起因する衝突音(打撃音)が防止・抑制されたとしても、依然として作動リンクや作動レバーの衝突音が生じていた。特に、シフトレバーがホームポジションに自動復帰するシフトレバー装置では、乗員がシフトレバーから手を放しシフトレバーがホームポジションに自動復帰する際に生じる衝突音が顕著であり、このための対策が切望されていた。
特開平9−196154号公報
本発明は上記事実を考慮し、シフトレバーの操作位置検出のためのセンサをシフトレバーに連係して動作する作動リンクや作動レバーによって作動するように構成ししかもシフトレバーがホームポジションに自動復帰するように構成した場合であっても、シフトレバーのみならず当該作動リンクや作動レバーの衝突に起因する衝突音(打撃音)を防止・抑制することができるシフトレバー装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明のシフトレバー装置は、セレクト操作及びこれと直交する方向のシフト操作によって任意のシフトレンジが選択可能なシフトレバー装置において、前記セレクト操作方向に沿って配置されたシャフト・シフトポジションに回転自在に支持され、前記シャフト・シフトポジション周りに揺動可能なリテーナと、前記シャフト・シフトポジションと直交するシャフト・セレクトポジションによって下端部が前記リテーナの下端部に回転自在に連結され、前記シャフト・セレクトポジション周りに回転することで前記セレクト操作されると共に、前記リテーナと共に前記シャフト・シフトポジション周りに回転することで前記シフト操作され、かつ、所定のホームポジションに自動復帰する操作レバーと、前記操作レバーのセレクトポジションを検出するためのセレクトポジションセンサが設けられたケースと、前記操作レバーに対応して前記ケースに揺動可能に支持されると共に常に前記操作レバーの前記セレクト操作に連動し、前記セレクトポジションセンサを作動させるリンク・センサと、前記操作レバーが前記ホームポジションに復帰する際の前記リンク・センサと前記ケースとの衝撃を緩衝する緩衝手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載のシフトレバー装置では、操作レバーがセレクト操作及びシフト操作されることによって任意のシフトレンジが選択される。すなわち、操作レバーがセレクト操作されると、この操作レバーをリテーナに連結するシャフト・セレクトポジション周りに操作レバーのみが回転して、前記セレクト操作される。さらに、操作レバーがシフト操作されると、操作レバーがリテーナと共にシャフト・シフトポジション周りに回転して、前記シフト操作される。また、操作レバーがセレクト操作される際には、操作レバーに連動してリンク・センサが動作し、セレクトポジションセンサが作動されて、操作レバーの位置(セレクトポジション)検出が成される。さらに、乗員が操作レバーから手を放せば、操作レバーは所定のホームポジションに自動復帰する。
ここで、操作レバーが所定のホームポジションに自動復帰する際には、緩衝手段によって、リンク・センサとケースとの衝撃が緩衝される。したがって、リンク・センサのケースへの衝突に起因する衝突音(打撃音)が防止・抑制される。しかも、リンク・センサは常に操作レバーに連動するため、緩衝手段によってリンク・センサとケースとの衝撃が緩衝されることで、操作レバーと他の部材(例えば、ハウジングに開口するガイド溝等)との衝撃も緩衝されることになり、操作レバー自体の衝突に起因する衝突音(打撃音)も防止・抑制される。
このように、請求項1記載のシフトレバー装置では、操作レバーの位置検出のためのセレクトポジションセンサを、操作レバーに連係して動作するリンク・センサによって作動するように構成ししかも操作レバーがホームポジションに自動復帰するように構成しても、操作レバーのみならず当該リンク・センサの衝突に起因する衝突音(打撃音)を防止・抑制することができる。
請求項2に係る発明のシフトレバー装置は、請求項1記載のシフトレバー装置において、前記緩衝手段は、前記リンク・センサの揺動支軸部分に巻装されると共に一端が前記リンク・センサに係止され他端が前記ケースに係合して捩り力により前記緩衝を成すスプリングとされる、ことを特徴としている。
請求項2記載のシフトレバー装置では、リンク・センサの揺動支軸部分に巻装されたスプリングの一端がリンク・センサに係止され他端がケースに係合している。このため、操作レバーが所定のホームポジションに自動復帰する際には、スプリングの捩り力によって前記緩衝が成され、リンク・センサのケースへの衝突に起因する衝突音(打撃音)及び操作レバー自体の衝突に起因する衝突音(打撃音)も防止・抑制される。また、緩衝手段としてスプリングを適用したので、構造も簡単になる。
請求項3に係る発明のシフトレバー装置は、請求項1記載のシフトレバー装置において、前記緩衝手段は、前記リンク・センサに形成され前記ケースに係合して弾性力により前記緩衝を成す突出片とされる、ことを特徴としている。
請求項3記載のシフトレバー装置では、リンク・センサに形成された突出片がケースに係合している。このため、操作レバーが所定のホームポジションに自動復帰する際には、突出片の弾性力によって前記緩衝が成され、リンク・センサのケースへの衝突に起因する衝突音(打撃音)及び操作レバー自体の衝突に起因する衝突音(打撃音)も防止・抑制される。また、緩衝手段として突出片をリンク・センサに形成する構成としたので、構造も簡単になる。
請求項4に係る発明のシフトレバー装置は、請求項1記載のシフトレバー装置において、前記緩衝手段は、前記ケースに傾斜して形成され前記リンク・センサに係合して摩擦力により前記緩衝を成す傾斜凸部とされる、ことを特徴としている。
請求項4記載のシフトレバー装置では、傾斜凸部がケースに傾斜して形成されている。このため、操作レバーが所定のホームポジションに自動復帰する際には、リンク・センサが傾斜凸部に係合することによる摩擦力によって前記緩衝が成され、リンク・センサのケースへの衝突に起因する衝突音(打撃音)及び操作レバー自体の衝突に起因する衝突音(打撃音)も防止・抑制される。また、緩衝手段として傾斜凸部をケースに形成する構成としたので、構造も簡単になる。
以上説明したように本発明に係るシフトレバー装置は、操作レバーの位置検出のためのセレクトポジションセンサを操作レバーに連係して動作するリンク・センサによって作動するように構成ししかも操作レバーがホームポジションに自動復帰するように構成した場合であっても、操作レバーのみならず当該リンク・センサの衝突に起因する衝突音(打撃音)を防止・抑制することができるという優れた効果を有する。
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置10の全体構成が分解斜視図にて示されている。
このシフトレバー装置10は、装置本体(外枠)とされるプレート・サブアッシー12を備えている。このプレート・サブアッシー12には、シャフト・シフトポジション14によってリテーナ16が支持されており、リテーナ16はシャフト・シフトポジション14周りに(シャフト・シフトポジション14と共に)揺動回転可能となっている。シャフト・シフトポジション14は、ブッシュ18及びワッシャー20を介在させてナット22で締結されている。
リテーナ16の下端部には、シャフト・セレクトポジション24によって操作レバー26が連結されている。シャフト・セレクトポジション24は、シャフト・シフトポジション14と直交して設けられており、さらにクリップ28によって抜け止めされている。これにより、操作レバー26は、シャフト・セレクトポジション24周りに回転可能とされ、しかも、リテーナ16と共にシャフト・シフトポジション14周りにも回転可能となっている。ここで、操作レバー26のシャフト・セレクトポジション24周りの回転がセレクト操作方向(図1矢印X方向)とされ、操作レバー26のシャフト・シフトポジション14周りの回転がシフト操作方向(図1矢印Y方向)とされている。
操作レバー26には、ディテントロッド30及びスプリング32がロッド孔34に収容されている。このディテントロッド30は樹脂製とされており、後述するハウジング・レバーガイド36のディテント溝42に対応している。
プレート・サブアッシー12の端部開口部分には、樹脂製のハウジング・レバーガイド36が設けられている。ハウジング・レバーガイド36は、ピン40によってプレート・サブアッシー12に取り付けられている。このハウジング・レバーガイド36には、操作レバー26のセレクト操作及びシフト操作に対応したガイド溝38が形成されており、操作レバー26はこのガイド溝38を挿通して配置されている。図4にも示す如く、ハウジング・レバーガイド36のガイド溝38には、操作レバー26の複数のシフトレンジ、すなわち、「H」ホームポジション、「N」レンジ、「D」レンジ、「R」レンジ、及び「B」レンジが設定されており、前述した如く操作レバー26がセレクト操作または/及びシフト操作されることで選択した位置へ移動できる構成となっている。なお、図4においては、操作レバー26の複数のシフトレンジの説明の解りやすくするために、後述するハウジング・サブアッシー78における各シフトレンジを示してある。
また、図3に示す如く、ハウジング・レバーガイド36の裏面には、ディテント溝42が形成されている。このディテント溝42は、ガイド溝38と同様に操作レバー26のセレクト操作及びシフト操作に対応したゲート形状でしかも凹凸が連続する傾斜面を成して形成されており、操作レバー26のディテントロッド30が圧接されている。これにより、操作レバー26はセレクト方向及びシフト方向に節度をもって操作できると共に前記「H」ホームポジションに自動復帰するように構成されている。
また、プレート・サブアッシー12には、センサユニット44が設けられている。センサユニット44は、ケース46とリンク・センサ48及びセレクトポジションセンサ50を有した構成となっている。図2に詳細に示す如く、ケース46とリンク・センサ48とは、ケース46の端部に設けられた揺動軸部52にリンク・センサ48が揺動回転可能に支持された構成となっており、リンク・センサ48は揺動軸部52を支点として下端部分が揺動可能である。また、リンク・センサ48の先端(下端)部はケース46に一体に形成されたガイド梁部54の内側に入り込んでおり、リンク・センサ48の不要な抜け出しを防止すると共にその揺動を案内している。
リンク・センサ48のスライド孔56には、操作レバー26のピン部58が入り込んでいる。したがって、操作レバー26が前述の如くシャフト・セレクトポジション24周りに回転すると(セレクト操作されると)、これに常に連動してリンク・センサ48が揺動される構成である。
またここで、リンク・センサ48を支持する揺動軸部52には、緩衝手段としてのスプリング60が巻装されている。このスプリング60の一端部は、リンク・センサ48に係止されており、他端部はケース46の突起62に係止されている。これにより、操作レバー26が前記「H」ホームポジションに復帰する際に、すなわち操作レバー26に連動してリンク・センサ48が初期位置(図2に実線にて示す位置)へ揺動する際に、スプリング60の捩り力によって、当該リンク・センサ48とケース46との衝撃を緩衝することができる構成となっている。
なお、このスプリング60は、スプリング32よりも弱い付勢力に設定されており、操作レバー26が「H」ホームポジションに自動復帰する際に(ディテントロッド30がディテント溝42に沿って初期位置に復帰する際に)その移動を阻害しないように(操作レバー26の戻り速度を弱める程度に)構成されている。
さらに、リンク・センサ48と反対側のケース46裏面側にはセレクトポジションセンサ50が設けられており、このセレクトポジションセンサ50の検出片64がリンク・センサ48の先端部に形成されたスライド孔66に入り込んでいる。これにより、リンク・センサ48が揺動されるとセレクトポジションセンサ50が作動してリンク・センサ48の揺動位置(すなわち、操作レバー26のセレクト位置)が検出される構成となっている。
また、プレート・サブアッシー12には、シフトポジションセンサ68が設けられている。シフトポジションセンサ68はシャフト・シフトポジション14に対応して設けられており、ワッシャー70を介在させてスクリュウ72によってプレート・サブアッシー12に締結固定されている。操作レバー26がリテーナ16と共にシャフト・シフトポジション14周りに回転すると(シフト操作されると)、シフトポジションセンサ68が作動して操作レバー26のシフト位置が検出される構成となっている。
以上の構成の各部品が取り付けられたプレート・サブアッシー12には、ハウジング・レバーガイド36の表面側にカバースライド74及びカバースライド76を介在させてハウジング・サブアッシー78が取り付けられてプレート・サブアッシー12の一端開口部分を閉鎖しており、さらに、このハウジング・サブアッシー78を挿通した操作レバー26の先端部にはノブ80が取り付けられている。
また一方、プレート・サブアッシー12の他端開口部分には、カバープレート82が取り付けられてプレート・サブアッシー12の他端開口部分を閉鎖している。
次に、本第1の実施の形態に係るシフトレバー装置10の作用を説明する。
シフトレバー装置10では、操作レバー26がセレクト操作及びシフト操作されることによって任意のシフトレンジが選択される。
すなわち、操作レバー26がセレクト操作されると、この操作レバー26をリテーナ16に連結するシャフト・セレクトポジション24周りに操作レバー26のみが回転して、前記セレクト操作される。さらに、操作レバー26がシフト操作されると、操作レバー26がリテーナ16と共にシャフト・シフトポジション14周りに回転して、前記シフト操作される。
また、操作レバー26がセレクト操作される際には、操作レバー26に連動してリンク・センサ48が動作し、セレクトポジションセンサ50が作動されて、操作レバー26の位置(セレクトポジション)検出が成され、操作レバー26がシフト操作される際には、操作レバー26に連動してシフトポジションセンサ68が作動されて、操作レバー26の位置(シフトポジション)検出が成される。
またさらに、乗員が操作レバー26から手を放せば、操作レバー26はリンク・センサ48と共に所定の「H」ホームポジションに自動復帰する。
ここで、操作レバー26がリンク・センサ48と共に所定の「H」ホームポジションに自動復帰する際には、緩衝手段としてのスプリング60の捩り力によって、リンク・センサ48とケース46との衝撃が緩衝される。したがって、リンク・センサ48のケース46への衝突に起因する衝突音(打撃音)が防止・抑制される。しかも、リンク・センサ48は常に操作レバー26に連動するため、スプリング60によってリンク・センサ48とケース46との衝撃が緩衝されることで、操作レバー26と他の部材(例えば、ハウジング・レバーガイド36に開口するガイド溝38)との衝撃も緩衝されることになり、操作レバー26自体の衝突に起因する衝突音(打撃音)も防止・抑制される。
このように、本第1の実施の形態に係るシフトレバー装置10では、操作レバー26の位置検出のためのセレクトポジションセンサ50を、操作レバー26に連係して動作するリンク・センサ48によって作動するように構成ししかも操作レバー26がホームポジションに自動復帰するように構成しても、操作レバー26のみならず当該リンク・センサ48の衝突に起因する衝突音(打撃音)を防止・抑制することができる。またさらに、緩衝手段としてスプリング60を適用したので、構造も簡単になる。
なお、前述した第1の実施の形態においては、操作レバー26のホームポジションを図4に示す如く「H」位置に設定した構成としたが、ホームポジションとはこのような「H」位置に限定されるわけではなく、ある所定の位置(すなわち、起点となる位置)であり、操作レバー26の他の移動位置を「ホームポジション」として設定する構成としてもよい。
次ぎに、本発明の他の実施の形態を説明する。
なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
図5には、第2の実施の形態に係るシフトレバー装置10に適用されたセンサユニット90の正面図が示されている。
センサユニット90は、前述した第1の実施の形態と同様に、ケース46とリンク・センサ92及びセレクトポジションセンサ50を有した構成となっている。リンク・センサ92は、ケース46の端部に揺動回転可能に支持された構成となっており、下端部分が揺動可能である。
またここで、リンク・センサ92には、緩衝手段としての突出片94が一体に形成されている。この突出片94は、弾性を有しており(弾性変形可能であり)、先端部はケース46の突起96に係合している。これにより、操作レバー26が前記ホームポジションに復帰する際に、すなわち操作レバー26に連動してリンク・センサ92が初期位置(図5に示す位置)へ揺動する際に、突出片94の弾性力によって、当該リンク・センサ92とケース46との衝撃を緩衝することができる構成となっている。
なお、この突出片94も、前述した第1の実施の形態に係るスプリング60と同様に、スプリング32の付勢力よりも弱い弾性力に設定されており、操作レバー26が「H」ホームポジションに自動復帰する際に(ディテントロッド30がディテント溝42に沿って初期位置に復帰する際に)その移動を阻害しないように(操作レバー26の戻り速度を弱める程度に)構成されている。
他の構成については、前記第1の実施の形態と同様である。
上記構成の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置10(センサユニット90)では、リンク・センサ92に形成された突出片94がケース46に係合している。このため、操作レバー26が所定の「H」ホームポジションに自動復帰する際には、突出片94の弾性力によって前述の如き緩衝が成され、リンク・センサ92のケース46への衝突に起因する衝突音(打撃音)及び操作レバー26自体の衝突に起因する衝突音(打撃音)が防止・抑制される。また、緩衝手段として突出片94をリンク・センサ92に形成する構成としたので、構造も簡単になる。
次ぎに、図6(A)には、第3の実施の形態に係るシフトレバー装置10に適用されたセンサユニット100の正面図が示されており、図6(B)には、図6(A)のB−B線に沿った断面図が示されている。
センサユニット100は、前述した第1の実施の形態と同様に、ケース46とリンク・センサ48及びセレクトポジションセンサ50を有した構成となっている。リンク・センサ48は、揺動軸部52を支点として下端部分が揺動可能である。また、リンク・センサ48の先端部はケース46に一体に形成されたガイド梁部54の内側に入り込んでおり、リンク・センサ48の不要な抜け出しを防止すると共にその揺動を案内している。
またここで、ケース46には、ガイド梁部54の内壁に対応して(すなわち、リンク・センサ48の下端部に対応して)、緩衝手段としての傾斜凸部102が形成されている。この傾斜凸部102は、ケース46からガイド梁部54へ向けて傾斜して所謂楔状に突出形成されており、リンク・センサ48の下端部に係合可能となっている。これにより、操作レバー26が前記「H」ホームポジションに復帰する際に、すなわち操作レバー26に連動してリンク・センサ48が初期位置(図6(A)及び図6(B)に示す位置)へ揺動する際に、傾斜凸部102がリンク・センサ48に係合して摩擦力によって、当該リンク・センサ48とケース46との衝撃を緩衝することができる構成となっている。
なお、この傾斜凸部102も、前述した第1の実施の形態に係るスプリング60と同様に、スプリング32の付勢力よりも弱い摩擦力が生じるように設定されており、操作レバー26が「H」ホームポジションに自動復帰する際に(ディテントロッド30がディテント溝42に沿って初期位置に復帰する際に)その移動を阻害しないように(操作レバー26の戻り速度を弱める程度に)構成されている。
他の構成については、前記第1の実施の形態と同様である。
上記構成の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置10(センサユニット100)では、傾斜凸部102がケース46に傾斜して形成されている。このため、操作レバー26が所定の「H」ホームポジションに自動復帰する際には、リンク・センサ48が傾斜凸部102に係合することによる摩擦力によって前述の如き緩衝が成され、リンク・センサ48のケース46への衝突に起因する衝突音(打撃音)及び操作レバー26自体の衝突に起因する衝突音(打撃音)が防止・抑制される。また、緩衝手段として傾斜凸部102をケース46に形成する構成としたので、構造も簡単になる。
なお、前述した第3の実施の形態においては、緩衝手段としての傾斜凸部102を、リンク・センサ48の下端部に対応してケース46の本体部分に形成する構成としたが、これに限らず、当該傾斜凸部102をガイド梁部54の内壁に形成する構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のセンサユニットを構成するケースとリンク・センサ及びスプリングの構成を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のハウジング・レバーガイドに設けられたガイド溝及びディテント溝の構成を示し、ハウジング・レバーガイドを裏面から視た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の操作レバーの複数のシフトレンジの構成を示すハウジング・サブアッシーの平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置のセンサユニットを構成するケースとリンク・センサ及び突出片の構成を示す正面図である。 (A)は、本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置のセンサユニットを構成するケースとリンク・センサ及び傾斜凸部の構成を示す正面図であり、(B)は、(A)のB−B線に沿った断面図である。
符号の説明
10 シフトレバー装置
12 プレート・サブアッシー
14 シャフト・シフトポジション
16 リテーナ
24 シャフト・セレクトポジション
26 操作レバー
44 センサユニット
46 ケース
48 リンク・センサ
50 セレクトポジションセンサ
60 スプリング(緩衝手段)
68 シフトポジションセンサ

Claims (4)

  1. セレクト操作及びこれと直交する方向のシフト操作によって任意のシフトレンジが選択可能なシフトレバー装置において、
    前記セレクト操作方向に沿って配置されたシャフト・シフトポジションに回転自在に支持され、前記シャフト・シフトポジション周りに揺動可能なリテーナと、
    前記シャフト・シフトポジションと直交するシャフト・セレクトポジションによって下端部が前記リテーナの下端部に回転自在に連結され、前記シャフト・セレクトポジション周りに回転することで前記セレクト操作されると共に、前記リテーナと共に前記シャフト・シフトポジション周りに回転することで前記シフト操作され、かつ、所定のホームポジションに自動復帰する操作レバーと、
    前記操作レバーのセレクトポジションを検出するためのセレクトポジションセンサが設けられたケースと、
    前記操作レバーに対応して前記ケースに揺動可能に支持されると共に常に前記操作レバーの前記セレクト操作に連動し、前記セレクトポジションセンサを作動させるリンク・センサと、
    前記操作レバーが前記ホームポジションに復帰する際の前記リンク・センサと前記ケースとの衝撃を緩衝する緩衝手段と、
    を備えたことを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 前記緩衝手段は、前記リンク・センサの揺動支軸部分に巻装されると共に一端が前記リンク・センサに係止され他端が前記ケースに係合して捩り力により前記緩衝を成すスプリングとされる、
    ことを特徴とする請求項1記載のシフトレバー装置。
  3. 前記緩衝手段は、前記リンク・センサに形成され前記ケースに係合して弾性力により前記緩衝を成す突出片とされる、
    ことを特徴とする請求項1記載のシフトレバー装置。
  4. 前記緩衝手段は、前記ケースに傾斜して形成され前記リンク・センサに係合して摩擦力により前記緩衝を成す傾斜凸部とされる、
    ことを特徴とする請求項1記載のシフトレバー装置。
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