JP4831758B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

この発明は、ビルトイン型式の食器洗い機の漏水排出装置に関するものであり、洗浄槽の蓋の密封不良や洗浄槽のオーバーフロー等による漏水が水受けトレーに溜まったときに、これが溢れて部屋の床に流出することを防止するために、水受けトレーに漏水排出ポンプ(以下これを「漏水ポンプ」という)を設置したものについて、その排水経路を極めて簡略にし、そのための機構・構造を簡単にするものである。
ビルトイン型式の食器洗い機(流し台に組み込んだ食器洗い機)においては、洗浄槽の蓋の密封不良、配管接ぎ手の密封不良、洗浄槽からのオーバーフロー等による漏水があるときは、この漏水を食器洗い機の水受けトレーで受けとめて、漏水が部屋の床へ流出することを防止している。そして、水受けトレー内の漏水が所定水位まで溜まると、これをセンサで検知して、漏水を報知し、給水弁を遮断し、洗浄用の排水ポンプ(以下、「排水ポンプ」という)を始動させて、洗浄槽内の洗浄水を排出するのが一般的である(特開平4−164431号公報)。
そして、漏水が水受けトレーから溢れ出て部屋の床を濡らすことを確実に防止できるように、水受けトレーに漏水用の排水ホース(以下、これを「漏水ホース」という)を接続してあって、この漏水ホースから水受けトレーの外に漏水を自然に流出させるようにした公知例がある(特開平8−154886号公報)。また、水受けトレーに漏水ポンプを設け、同トレー内の水位が所定レベル以上になるとこれを水位センサで検出し、上記漏水ポンプを始動させて漏水ホースから食器洗い機外に排出させるものも公知である(特開平8−154885号公報。以下これを「従来技術」という)。なお、この特開平8−154885号公報には、漏水を排出する専用ポンプを用いるものの外に、洗浄用の排水ポンプ(洗浄運転に使用する排水ポンプ)を漏水ポンプに兼用する例も記載されている。
〔従来技術の問題点〕
水受けトレーに溜まった漏水を漏水ホースで食器洗い機の機外に排出する上記公知技術は、いずれも卓上式であり、したがって、漏水ホースから流し台のシンクに放流するものと推測される。他方、ビルトイン型式のものにこれを適用するときは、漏水ホースを流し台の下の既設の排水ホース(又は排水管。以下同じ)に接続することが常識的に想定され、この場合は、既設の排水ホースの排水トラップよりも上流側に漏水ホースを接続しなければならず、さらに、他の排水ホースから漏水ホースへ排水が逆流することを確実に防止できる接続構造でなければならない。このため、漏水ホースの他の排水ホース等への接続部に逆流防止手段(逆止弁など)を付設しなければならないので、排水用の配管が複雑になり、その配管工数が増えるので、施工現場での配管作業コストが増大する。
ビルトイン型式のものについて、上記公知技術を適用してその水受けトレーに漏水ポンプを設け、水受けトレーに溜まった漏水を漏水ホースによって外に排出するように構成するには、上記の問題が生じないようにその接続構造を工夫する必要がある。
特開平4−164431号公報 特開平8−154885号公報 特開平8−154886号公報
そこで、この発明は、ビルトイン型式の食器洗い機の水受けトレーに溜まった漏水を漏水ポンプと漏水ホースで排出するについて、漏水ホースの他の排水ホースへの接続部に逆流防止弁を介在させることなしに洗浄水が漏水ホースに逆流することがないように、また、漏水ホースを簡単に配管できるように、漏水排出システムを工夫することをその課題とするものである。
上記課題を解決するための手段は、水受けトレーに水位検知手段、及び漏水ホースの一端が接続された漏水ポンプを設けて、水受けトレー内の所定水位が水位検知手段で検知されたとき漏水ポンプを始動させて、水受けトレーに溜った漏水を漏水ホースで排出させるようにしているビルトイン型式の食器洗い機について、次の(イ)(ロ)によるものである。
(イ)洗浄槽の後壁に沿って漏水導入管路が縦方向に設けられており、洗浄槽内の水が漏水ホースへ逆流しないように、当該漏水導入管路の上端が洗浄槽の洗浄水位よりも上方に位置しており、
(ロ)上記漏水導入管路の上端に上記漏水ホースの他端が接続されていて、上記漏水が上記漏水ポンプによって上記漏水ホース、上記漏水導入管路を介して洗浄槽に直接導入されるように構成されていること。
なお、上記漏水導入管路は洗浄槽に一体に形成されたものでも、別体のパイプ材によるものでもよく、その配置は洗浄槽の後壁の内面でも外面でもよい。
また、漏水導入管路の上端は必ずしも洗浄槽の洗浄水位(洗浄槽内水位)よりも上方に位置していなくても、漏水ホースの一部が洗浄槽内水位よりも上方まで延びていればそれでもよい。
上記(イ)は、洗浄槽から洗浄水が排出されたとき、漏水導入管路及び漏水ホースに空気が入り、再び洗浄水が所定水位まで注入されたときに当該洗浄水が漏水ホースに逆流することがないようにした構成であり、これにより、漏水ホースの配置形態の如何(たとえば、水平面内で屈伸する形態。特許第3129311号公報参照)にかかわらず、洗浄槽内の洗浄水が漏水ホースへ逆流して水受けトレーに流出することが防止される。しかし、漏水導入管路の上端が洗浄槽内水位よりも上方に位置していなくても、漏水ホースの一部が洗浄槽内水位よりも上方まで延びていれば、洗浄槽内の洗浄水が漏水ホースへ逆流して水受けトレーに流出することはない。
また、水受けトレー内の水位を検知する検知手段で極低レベルの水位を検知して、直ちに漏水ポンプが始動されるようになっているものでもよい。この場合は、単位時間(例えば1分)当たり漏水が少量である場合にも、速やかにこれに対応することができる。
他方、比較的少量の漏水に対して漏水ポンプが短時間で始動/停止を繰り返すことがないように、水受けトレーの水位がある程度のレベルに達したときにこれを検知して漏水ポンプを始動させるようにすることもできる。
また、漏水ポンプが一旦始動した後は、水位が所定レベルまで低下したときにその検知信号で漏水ポンプを停止させるように制御してもよいが、水位を数mm低下させるのに必要な時間(例えば数秒)の後に停止するようにタイマーで制御してもよい。
ビルトイン型式の食器洗い機が特に引出式のものである場合は、上記の解決手段における漏水ホースは洗浄槽の出し入れに伴って伸縮するものであり、漏水導入管路は洗浄槽の後壁に設けられた縦方向の流路であって、これらは構造的に互い別体である。しかし、漏水導入管路による漏水ホースと洗浄槽との接続構造は、少なくとも上記作用を奏する構造であればよいのであるから、漏水導入管路と漏水ホースとを一体にすることもできる。そのためには、漏水導入管路の代わりに漏水ホースの先端部分を洗浄槽内に配置して洗浄槽内に開口させた構成にすればよい。ただし、その場合は、漏水ホースは上方に凸に曲げられたU形ホースであって、当該U形部の上端を洗浄槽の洗浄水位よりも上方に突出しており、これによって洗浄槽内の洗浄水が漏水ホースへ逆流するのを防止する必要である。
水受けトレーからの漏水排出経路は、漏水ポンプ、漏水ホース、漏水導入管路、洗浄槽、排水ポンプ、洗浄水排水ホース(以下、「排水ホース」という)で構成される。そして、洗浄槽の後壁に沿って設けられた漏水導入管路の上端は、洗浄水位よりも上方に位置しているから、洗浄槽内の洗浄水が漏水ホースに逆流することはない。そして、食器洗い機の設置工事においては、漏水ホースの先端を上記の漏水導入管路の上端に直接接続するだけでよいので、漏水ホースの配管作業は極めて簡単・容易である。
また、給水弁の閉弁不良、洗浄槽の蓋の密封不良、各種ホースの接続部の密封不良などが漏水の主な原因であるが、これらによる単位時間当たりの漏水量は大方の場合、比較的少量であるから、漏水ポンプ、漏水ホースによる排出手段の単位時間当たりの漏水排出量は比較的少量である。したがって、漏水ホースは細管でよく、例えば、内径が排水ホースの1/2程度のもので十分である。それゆえ、他の配管と干渉することなしに、漏水ポンプから上記漏水導入管路の上端までの配管作業を簡単容易に行うことができる。
ビルトイン型式の食器洗い機は、洗浄槽の前扉が前方に開かれ、食器かごが引き出されて食器の出し入れがなされる前開き式のものと、洗浄槽の上蓋が上下方向に開閉され、洗浄槽が食器洗い機本体から前後方向に出し入れされる引き出し式のものに大別されるが、そのうちの引き出し式食器洗い機にこの発明を適用した実施例を説明する。
食器洗い機本体1の左右両内側面のレールによって支持されて前後方向に摺動する洗浄槽2は、引き出されるときに上蓋3が上方に開かれ、食器洗い機本体1に完全に押し込まれたときに上蓋3が閉じられる。洗浄槽2の前端に前扉4があり、この前扉4の前面上部に操作ボタン4a、スタート/一時停止ボタン4bがあり、前扉4の内部に洗剤・リンス投入器4cがあり、洗浄槽の洗浄水位を所定レベルに規定するためのフロート式の水位スイッチ5が設けられており、また、洗浄槽内の洗浄水を排出するための排水ポンプ6が設けられている。
洗浄槽2の後壁の外側に乾燥ファン7が設けられており、底部下面の中央に洗浄ポンプ8が取り付けられており、洗浄槽2の中央に回転ノズル9があり、回転ノズル9よりも上方に食器かごCがあって、この食器かごCに皿、お椀、コップなどの食器Wが配置される。そして、洗浄槽2内の洗浄水を回転ノズル9から噴出させて食器Wを洗浄し、すすぎを行い、また、乾燥ファン7で洗浄槽2に送風して食器Wを乾燥させる。洗浄槽内の水温、空気温度を洗浄槽の底部に設けたサーミスター11で検出しつつ、ヒーター10で加熱して、洗浄槽2内の水温、空気温を制御プログラムに従って制御する。
洗浄槽2内の洗浄水は洗浄ポンプ8によって加圧されて回転ノズル9から噴出され、食器Wを洗浄してから洗浄槽2に戻り、洗浄槽2の底の凹部12のフィルター12fで濾過されてから再び洗浄ポンプで吸い込まれ、加圧されて回転ノズル9から噴出される。
洗浄槽2の後壁2aの内面に給水口13があり、U形に屈曲した給水ホース21が上記給水口13に接続されており、また、排水ポンプ6の吐出口に排水ホース22が接続されており、この排水ホース22はU形に屈曲していて、洗浄槽2の出し入れによって屈伸される。上記給水ホース21は食器洗い機本体1に固定された給水電磁弁23に接続されており、排水ホース22は排水トラップ24に接続されている。
なお、以上は従来技術の範囲の構成である。
食器洗い機本体1の下部の水受けトレーに凹状の水溜り30aがあり、この水溜り30aに漏水ポンプ31、水位センサ32が設けられている。この水位センサ32は水に触れて導通する端子を有し、この端子の導通に反応して漏水ポンプの駆動スイッチをONさせるものである。
この実施例における上記水位センサ32は、上位レベル(例えば、水溜まり30aの底からの水位10mm)と下位レベル(例えば、同水位5mm)の2段階の水位を検出して、上位レベルの検出信号で漏水ポンプ駆動スイッチ(図示略)をONさせ、下位レベルが検出されないときその信号で漏水ポンプの駆動スイッチをOFFさせる。これによって漏水ポンプ31の始動、停止が制御され、水受けトレー30内の漏水が確実に排出される。このようにして、漏水ポンプ31をON/OFFさせるのが最も単純であるが、このような漏水ポンプ31の運転モードは一つであり、この場合のポンプ能力は、多量の漏水にも十分に対処できるだけの能力を有するものでなければならないから、漏水ポンプは、比較的少量の漏水に対しても、高出力(例えば2リットル/毎分)で運転されることになる。
以上のように漏水ポンプが自動的に運転制御されることで、水受けトレー30内の漏水は漏水ポンプ31で排出されるので、漏水が水受けトレー30から溢水して部屋の床を濡らすことはない。
この実施例では、漏水ポンプによる漏水排出能力が不足して水受けトレー33内の水位がさらに上昇して危険な水位に達したときはこれを検知して、食器洗い機の運転が非常停止され、排水ポンプ6が始動して洗浄槽内が空にされる。したがって、多量の漏水が生じても、漏水で部屋の床が濡らされることは防止される。
〔漏水ポンプ運転制御の他の例1〕
漏水ポンプの運転制御については、次のように構成することもできる。
すなわち、上記水受けトレー30の底部に設けた凹状の水溜まり30aに、下位レベル(例えば5mm)と、上位レベル(例えば10mm)の2段階の水位を検知できる水位センサ32を同水溜まり30aに設けている。なお、この水溜まり30aの深さは下位レベルに相当する深さである。
そして、上記水位センサ32によって上位レベルが検知されたときに漏水ポンプ31が始動し、水受けトレー30の水位が下位レベル以下まで低下して下位レベルの検知信号が停止したとき、漏水ポンプ31が停止する構成である。
以上のようにして、漏水ポンプ31が制御されると、漏水が少量で、上記水溜まり30aに溜まる程度(水位が下位レベル未満)であるときは、それは放置され、水受けトレーの水位が上位レベルに達したとき(水受けトレーの底面に対しては水位5mm)に漏水ポンプ31が始動するから、漏水ポンプの運転頻度は必要な限度にとどめられる。
この場合は、上位レベル(水位10mm)が検知されたときに、漏水を報知する。
なお、上記の水位センサによる2段階の検知水位レベル(5mmと10mm)は、水溜まりの深さが5mmであることを前提とし、水受けトレー30の底面からの水位が5mm(上記上位レベルであって、水溜り底面からの水位10mm)に達したとき漏水ポンプを始動させるという具体的設計によるものであるから、これらの水位レベルの基準値は、上記水溜まり30aの深さの如何により、また、漏水管理についての基本的な設計思想に応じて適宜選択すればよいことである。
〔漏水ポンプ運転制御の他の例2〕
さらに、漏水ポンプの運転制御については、次のような構成にすることもできる。すなわち、上記水受けトレーに設けた水位センサ32を下位レベルと上位レベルの上下2段階の水位レベルを検知する水位センサにし、また、上記漏水ポンプ31をその出力を低出力と高出力の2段階に選択的に切り換えられるポンプにした構成である。
下位レベルの水位が検知されたとき上記漏水ポンプ31が低出力で運転され、上位レベルの水位が検知されたとき上記漏水ポンプ31が高出力で運転されるように、漏水ポンプ31が制御される。
下位レベルは例えば10mm、上位レベルは例えば20mmであり、漏水ポンプの低出力は例えば「1リットル/毎分」であり、高出力は例えば「2リットル/毎分」である。
下位レベル(10mm)が検知されると、漏水ポンプが低出力で所定時間(例えば数秒)運転される。なお、この運転停止はタイマーで制御される。
漏水ポンプが低出力で運転されているにもかかわらず、水受けトレー30の水位が低下せずに上昇して上位レベル(20mm)に達すると、この上位レベルが水位センサ32で検知されたとき、漏水ポンプが高出力で運転され、これが所定時間(例えば数秒間)継続される。
以上のようにすることで、少量の漏水に対しては漏水ポンプ31が低出力で運転され、多量の漏水に対しては漏水ポンプ31が高出力で運転されることになり、一般的に想定される少量漏水に対しては、低出力運転で静かに対応することができる。
漏水ポンプ31の吐出口に漏水ホース33が接続されており、洗浄槽2の後壁2aの内側面に漏水導入管路2gが設けられている。この漏水導入管路2gは後壁2aに沿って、その下端が食器かごCよりも下方まで延びている。
漏水導入管路2gの上端は、洗浄槽2の給水口13よりも少し下方にあり、当該上端に漏水ホース33が接続されている。洗浄槽2内の洗浄水が給水ホース21へ逆流するのを回避するために給水口13は洗浄槽2内の水面よりも十分に上方にある。漏水導入管路2gの上端が洗浄槽2の給水口13よりも少し下方に位置しており、このことによって、洗浄槽2内の洗浄水位(フロート式水位スイッチ5による検知レベルであって、この水位に達すると給水弁23が閉じられる水位)よりも上方にあるから洗浄水が洗浄槽から漏水ホース33に逆流することはない。漏水ホース33が図示のように上方にU形に屈曲していて、その上端が十分に上方まで延びている場合は、漏水導入管路2gの上端が洗浄槽2の給水口13の高さとほぼ同じ高さ位置にある必要は必ずしもないが、このようにすることで、漏水ホース33の配管態様の如何に関わらず、洗浄槽2内の洗浄水が漏水ホース33に逆流することは回避される。
また、この実施例では漏水導入管路2gの下端は食器かごCよりも下方まで延びており、これによって、洗浄槽2に戻される漏水が飛散して食器Wにかかるのを回避するようにしている。しかし、食器Wに漏水がかかっても衛生上の問題はない(食器はその後洗浄され、高温すすぎで殺菌される)ので、漏水導入管路2gの下端を食器かごの下まで延長しておく必要は必ずしもない。したがって、漏水導入管路2gは、回転ノズルから噴出される洗浄水が漏水導入管路2gから漏水ホース33に侵入することがないように、数mm程度の縦方向長さのものであればよい。
ところで、この実施例における水受けトレー30の溢水高さは30mmであり、その容積は0.3リットルであるが、漏水時の水受けトレー30の水位上昇は緩やかで急激に上昇することはないので、漏水ポンプ31の吐出容量は約「2リットル/毎分」程度のものにしてあり、また、漏水ホース33は内径が10mm程度の細管である。このように漏水ホース33は細管で十分であるから、U形に屈曲された給水ホース21と結束するなどして一体化することができ、漏水ホース33の配管作業は簡単容易である。
以上のように、水受けトレー30内の漏水は漏水ポンプ31で排出されるので、水受けトレー30から溢水して部屋の床を濡らすことはないが、もし、漏水ポンプ31による漏水排出能力が不足して水受けトレー30内の水位がさらに上昇して上記上位レベルに達したときは、食器洗い機の運転が非常停止され、排水ポンプ6が始動して洗浄槽を空にする。したがって、多量の漏水が生じても、漏水は速やかに止められ、漏水で部屋の床が濡らされることは防止される。
〔漏水の報知〕
漏水報知については、これによって漏水を報知するか、漏水ポンプ31が作動する程度の漏水があることを報知するか、漏水ポンプ31による排水が行われていることを報知するかのいずれかであればよい。このいずれを選択するかは、食器洗い機の漏水報知に対する基本的な設計思想の違いによる。
水受けトレー30に漏水が流入したとき、これが少量でもこれを水位センサ32で検知して報知するときは、漏水量の如何に関わらず、漏水の存在それ自体を問題にして報知することになり、他方、水受けトレー30の水位が所定レベルに達してこれが検出されたときに報知する場合は、漏水が所定量に達したときにこれを問題にするものであり、また、その後の漏水を防止するためにメンテナンスが必要であることを警告することになる。
さらに、漏水ポンプ31の作動中に漏水を報知する場合は、まさに、水受けトレー30からの漏水ポンプ31による排水が行われていることを報知することになる。
また、漏水報知の方法については、文字、音声等の適宜の報知手段によればよく、音声報知の場合は、連続報知でも間欠報知でもよい。
さらに、当該報知手段による報知は、リセット操作がなされるまで継続するようにしてもよく、あるいは所定時間後に停止するようにしてもよく、次に食器洗い機がスタート操作されたときに、再び漏水警報を発するようにすることもできる。
は実施例の断面図である。
符号の説明
1:食器洗い機本体
2:洗浄槽
2a:後壁
2g:漏水導入管路
3:上蓋
4:前扉
4a:操作ボタン
4b:スタート/一時停止ボタン
5:フロート式の水位スイッチ
6:排水ポンプ
7:乾燥ファン
8:洗浄ポンプ
10:ヒーター
11:サーミスター
12:凹部
12f:フィルター
13:給水口
21:給水ホース
22:排水ホース
23:給水電磁弁
24:排水トラップ
30:水受けトレー
30a:水溜り
31:漏水ポンプ
32:水位センサ
33:漏水ホース
C:食器かご
W:食器

Claims (4)

  1. 水受けトレーに水位検知手段を設け、漏水ホースの一端が接続された漏水ポンプを設けて、水受けトレー内の所定水位が水位検知手段で検知されたとき漏水ポンプを始動させて、水受けトレーに溜った漏水を漏水ホースで排出させるようにしているビルトイン型式の食器洗い機であって、
    上記漏水ホースが上方に凸に曲げられたU形ホースであって、その他端部分が洗浄槽内にあって洗浄槽内で開口していて、上記漏水が上記漏水ポンプによって上記漏水ホースを介して洗浄槽に直接導入されるように構成されており、
    洗浄槽内の水が漏水ホースへ逆流しないように、上方に凸の上記U形ホースの上端が洗浄槽の洗浄水位よりも上方にあることを特徴とするビルトイン型式の食器洗い機。
  2. 水受けトレーに水位検知手段を設け、漏水ホースの一端が接続された漏水ポンプを設けて、水受けトレー内の所定水位が水位検知手段で検知されたとき漏水ポンプを始動させて、水受けトレーに溜った漏水を漏水ホースで排出させるようにしているビルトイン型式の食器洗い機であって、
    洗浄槽の後壁に沿って漏水導入管路が縦方向に設けられており、洗浄槽内の水が漏水ホースへ逆流しないように、当該漏水導入管路の上端が洗浄槽の洗浄水位よりも上方に位置しており、
    上記漏水導入管路の上端に上記漏水ホースの他端が接続されていて、上記漏水が上記漏水ポンプによって上記漏水ホース、上記漏水導入管路を介して洗浄槽に直接導入されるように構成されていることを特徴とするビルトイン型式の食器洗い機。
  3. 上記水受けトレーの底部に設けた凹状の水溜まりに漏水ポンプを設け、上位レベルと下位レベルの2段階の水位を検知する水位センサを同水溜まりに設けてあり、
    上記水溜まりが上記下位レベルに相当する深さを有し、
    上記水位センサが上位レベルの水位を検知したときに漏水ポンプが始動され、その後、上記水位センサが下位レベルの水位を検知しないとき漏水ポンプが停止されるように、ポンプ制御手段で漏水ポンプが制御される請求項1の食器洗い機。
  4. 上記水受けトレーに設けられた水位検知手段が下位レベルと上位レベルの上下2段の水位を検出する水位センサであり、
    上記漏水ポンプがその出力を低出力と高出力の2段階に選択的に切り換えられるものであり、漏水ポンプの出力を2段階に切り換えるポンプ制御手段を備えており、
    上記水位センサで下位レベルの水位が検知されたとき上記漏水ポンプが低出力で運転され、上位レベルの水位が検知されたとき上記漏水ポンプが高出力で運転されるように、ポンプ制御手段で制御される請求項1の食器洗い機。
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