JP4831187B2 - 自動変速機の異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機により回転駆動される電動オイルポンプを有する自動変速機の異常検出装置に関する。
自動車には、変速操作時のクラッチペダル、チェンジレバー、アクセルペダルの操作の煩わしさを解消するために、自動変速機が多く採用されている。
このような自動変速機は、一般に、EAT(Electronic control Automatic Transmission)に代表されるように、アクセル開度と車速に応じて、マイクロコンピュータにて自動変速制御するようにしている。
具体的には、このような自動変速制御を行う自動変速機は、複数の動力伝達経路を構成するギヤ列を有して構成され、摩擦係合要素(油圧クラッチ、ブレーキ等)の係合制御により、いずれかの動力伝達経路を自動的に切換選択して変速制御が行われるようになっている。
この摩擦係合要素の係合制御は、作動油圧の供給を制御して行われるものが知られているが、前記作動油圧の供給制御を、ソレノイドにより電気的に行うことが多い。
そのため、前記ソレノイドの異常は、変速制御不良に繋がるため、その異常検出は重要であり、前記ソレノイドの異常検出を行う自動変速機の異常検出装置が、開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような自動変速機の異常検出装置では、エンジンによって回転駆動される油圧ポンプから圧送される作動油を、調圧弁により圧力指令信号に従って調圧されて元圧として用いられるが、最近では、例えば、ハイブリッド車両等に代表されるように、前記エンジンとは別に設けた専用の電動機によって、電動オイルポンプを回転駆動させ、この電動オイルポンプから前記作動油を圧送して制御される自動変速機の異常検出装置も開発されつつある(例えば、特許文献2参照。)。
図5は、従来の自動変速機の異常検出装置におけるフローチャートである。
この自動変速機の異常検出装置では、例えば、電子制御装置(T−ECU)からソレノイドに供給された油圧指令値と油圧スイッチに基づいて判断される。
すなわち、前記油圧指令が前記ソレノイドを開放するものであればライン圧の高圧指令であり、前記ソレノイドを閉じるものであればライン圧の低圧指令となる。
そして、この油圧指令に応じて、前記ソレノイドが作動し、そのライン圧(低圧又は高圧)に対応して、前記油圧スイッチがオン、オフ作動される。
そのため、従来の自動変速機の異常検出装置は、前記油圧スイッチが前記油圧指令通りに作動しているか又は作動していないかを判断し(S100、S101)、そして、前記油圧スイッチが、前記油圧指令通りに作動していれば、正常であると判定し(S102)、前記油圧指令通りに作動していなければ、異常であると判定するものであった(S103)。
特開2002−310282号公報 特開2007−205439号公報
しかしながら、この自動変速機の異常検出装置では、正常と判定された場合でも、前記油圧スイッチ及びソレノイドの両方が故障している場合(以下、「二重故障」とも呼ぶ。)には、その異常を判定できない恐れがある。
例えば、前記油圧指令が「高圧指令」である場合において、前記ソレノイドが故障のために閉じてしまい(正常であれば開放する。)、この閉じたソレノイドからのライン圧(低圧)に対応して、更に、前記油圧スイッチが故障のために、オン作動(正常であればオフ作動。)された場合(二重故障の場合)、従来の異常検出装置では、前記油圧指令「高圧指令」に対して、前記油圧スイッチが指令通り「オン作動」をしているので、正常であると判定され、異常を判定できない恐れがある。
一方、前記自動変速機の異常検出装置では、異常と判定された場合には、前記油圧スイッチ又はソレノイドの何れが故障しているかを区別して判定できないという問題もある。
例えば、前記油圧スイッチが、前記油圧指令通りに作動されずに、異常の判定がされた場合において、当該油圧スイッチ又はソレノイドの何れかに故障が生じていることは判定できる。
ところが、この異常の判定だけでは、前記油圧スイッチ又はソレノイドの何れが故障しているかを区別して判定することまでは、できないという問題があった。
そのため、例えば、異常の判定がされた場合、前記ソレノイドだけが故障しているにも拘らず、前記油圧スイッチも一緒に部品交換を行わなければならず、当該油圧スイッチのコストが不利になってしまう。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とし、電動オイルポンプを有する自動変速機において、二重故障は勿論、ソレノイド又は油圧スイッチの何れの異常であるかを区別して判定可能な自動変速機の異常検出装置を提供する。
上記課題を解決するために、
本発明は、電動機により回転駆動される電動オイルポンプを有する自動変速機において、前記自動変速機を制御する油圧制御回路のライン圧を、高圧又は低圧に切替え可能なソレノイドと、前記ライン圧に対応してオン、オフ作動される油圧スイッチとを備えている。そして、前記ソレノイドに供給された油圧指令値に対して、当該油圧指令値の通りに、前記油圧スイッチがオン、オフ作動されているか否かを判定し、前記判定内容、及び、前記ソレノイドへの油圧指令値と前記電動オイルポンプの負荷状態との関係に基づいて、前記ソレノイド又は油圧スイッチの何れの異常であるかを区別するように構成したことを特徴としている。
本発明の自動変速機の異常検出装置によれば、二重故障は勿論、ソレノイド又は油圧スイッチの何れの異常であるかを区別して判定できる。
本実施形態のハイブリッド車両の駆動装置および制御装置を説明するブロック図である。 本実施形態の自動変速機を制御するための油圧制御回路の要部を説明するブロック図である。 本実施形態の自動変速機の異常検出装置におけるフローチャートである。 図3の結果を表した判定表である。 従来の自動変速機の異常検出装置におけるフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のハイブリッド車両10の駆動装置および制御装置を説明するブロック図である。
図1において、このハイブリッド車両10では、車両において、主駆動源である第1駆動源12のトルクが出力部材として機能する出力軸14に伝達され、その出力軸14から差動歯車装置16を介して左右一対の前輪または後輪である駆動輪18にトルクが伝達さ れるようになっている。
このハイブリッド車両10には、走行のための駆動力を出力する力行制御あるいはエネルギを回収するための回生制御を実行可能な第2駆動源20が設けられており、この第2駆動源20は自動変速機22を介して上記出力軸14に連結されている。
したがって、第2駆動源20から出力軸14へ伝達されるトルク容量がその自動変速機22で設定される変速比γs(=MG2の回転速度/出力軸14の回転速度)に応じて増減されるようになっている。
自動変速機22の変速比γsは「1」以上の複数段に設定されるように構成されており、第2駆動源20からトルクを出力する力行時にはそのトルクを増大させて出力軸14へ伝達することができるので、第2駆動源20が一層低容量もしくは小型に構成される。
これにより、例えば高車速に伴って出力軸14の回転数が増大した場合には、第2駆動源20の運転効率を良好な状態に維持するために、変速比γsを低下させて第2駆動源20の回転数が低下させられ、また、出力軸14の回転数が低下した場合には、変速比γsが増大させられたりする。
自動変速機22の変速の場合、その自動変速機22でのトルク容量が低下したり、あるいは回転数の変化に伴う慣性トルクが生じたりし、これが出力軸14のトルクすなわち出力軸トルクに影響する。
そこで上記のハイブリッド車両10では、自動変速機22による変速の際に第1駆動源12のトルクを補正して出力軸14のトルク変動を防止もしくは抑制するように制御される。
第1駆動源12は、エンジン24と、第1モータジェネレータ(以下、MG1という)と、これらエンジン24とMG1との間でトルクを合成もしくは分配するための動力
分配機構として機能する遊星歯車装置26とから主体的に構成されている。
エンジン24は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の内燃機関であって、マイクロコンピュータを主体とするエンジン制御用の電子制御装置(E−ECU)28によって、スロットル開度或いは吸入空気量、燃料供給量、点火時期などの運転状態が電気的に制御されるように構成されている。
電子制御装置28には、アクセルペダル27の操作量を検出するアクセル開度センサAS、ブレーキペダル29の操作を検出するためのブレーキセンサBS等からの検出信号が供給されている。
MG1は、たとえば同期電動機であって、駆動トルクを発生させる電動機としての機能と発電機としての機能とを選択的に生じるように構成され、インバータ30を介してバッテリー、コンデンサなどの蓄電装置32に接続されている。
そして、マイクロコンピュータを主体とするモータジェネレータ制御用の電子制御装置(MG−ECU)34によってそのインバータ30が制御されることにより、MG1の出力トルクあるいは回生トルクが調節或いは設定されるようになっている。
電子制御装置34には、シフトレバー35の操作位置を検出する操作位置センサSS、起動操作のためのキーが差し込まれたことを検出するキースイッチKEYSW、起動操作のための指令操作を検出する起動操作釦POWER等からの検出信号が供給され、電子制御装置34からは、その起動操作に応答して車両が走行可能状態となったことを表示する走行可能表示器READYが点灯させられるようになっている。
遊星歯車装置26は、サンギヤS0と、そのサンギヤS0に対して同心円上に配置されたリングギヤR0と、これらサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合うピニオンギヤP0を自転かつ公転自在に支持するキャリヤC0とを三つの回転要素として備えて公知の差動作用を生じるシングルピニオン型の遊星歯車機構である。
遊星歯車装置26は、エンジン24および自動変速機22と同心に設けられている。
遊星歯車装置26および自動変速機22は、中心線に対して対称的に構成されているため、図1ではそれらの下半分が省略されている。
本実施形態では、エンジン24のクランク軸36はダンパー38を介して遊星歯車装置26のキャリヤC0に連結されている。
これに対してサンギヤS0にはMG1が連結され、リングギヤR0には出力軸14が連結されている。
このキャリヤC0は入力要素として機能し、サンギヤS0は反力要素として機能し、リングギヤR0は出力要素として機能している。
本実施形態の自動変速機22は、一組のラビニョ型遊星歯車機構によって構成されている。
すなわち、自動変速機22では、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とが設けられており、その第1サンギヤS1にショートピニオンP1が噛合するとともに、そのショートピニオンP1がこれより軸長の長いロングピニオンP2に噛合し、そのロングピニオンP2が前記各サンギヤS1,S2と同心円上に配置されたリングギヤR1に噛合している。
これらの各ピニオンP1,P2は、共通のキャリヤC1によって自転かつ公転自在にそれぞれ保持されている。
また、第2サンギヤS2がロングピニオンP2に噛合している。
第2駆動源20は、前記モータジェネレータ制御用の電子制御装置(MG−ECU)34によりインバータ40を介して制御されることにより、アシスト用出力トルクあるいは回生トルクが調節或いは設定される電動機または発電機である第2モータ・ジェネレータ(以下、MG2という)から構成されている。
第2サンギヤS2には、その前述したMG2が連結され、キャリヤC1が、出力軸14に連結されている。
第1サンギヤS1とリングギヤR1とは、各ピニオンP1,P2と共にダブルピニオン型遊星歯車装置に相当する機構を構成し、また第2サンギヤS2とリングギヤR1とは、ロングピニオンP2と共にシングルピニオン型遊星歯車装置に相当する機構を構成している。
そして、自動変速機22には、第1サンギヤS1を選択的に固定するために、第1サンギヤS1と変速機ハウジング42との間に設けられた第1ブレーキB1と、リングギヤR1を選択的に固定するためにそのリングギヤR1と変速機ハウジング42との間に設けられた第2ブレーキB2とが設けられている。
これらのブレーキB1、B2は、摩擦力によって制動力を生じるいわゆる摩擦係合装置であり、多板形式の係合装置あるいはバンド形式の係合装置を採用することができる。
そして、これらのブレーキB1、B2は、油圧アクチュエータ等により発生させられる係合圧に応じてそのトルク容量が連続的に変化するように構成されている。
以上のように構成された自動変速機22は、第2サンギヤS2が入力要素として機能し、またキャリヤC1が出力要素として機能し、第1ブレーキB1が係合させられると「1」より大きい変速比γshの高速段Hが達成され、第1ブレーキB1に替えて第2ブレーキB2が係合させられるとその高速段Hの変速比γshより大きい変速比γslの低速段Lが設定されるように構成されている。
これらの変速段HおよびLの間での変速は、車速や要求駆動力(もしくはアクセル開度)などの走行状態に基づいて実行される。
より具体的には、変速段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、検出された運転状態に応じていずれかの変速段を設定するように制御される。
その制御をおこなうためのマイクロコンピュータを主体とした変速制御用の電子制御装置(T−ECU)44が設けられている。
上記電子制御装置44には、作動油の温度を検出するための油温センサTS、第1ブレーキB1の係合油圧を検出するための油圧スイッチSW1、第2ブレーキB2の係合油圧を検出するための油圧スイッチSW2、ライン圧PLを検出するための油圧スイッチSW 3等からの検出信号が供給されている。
以上のように構成された自動変速機22では、第2ブレーキB2によってリングギヤR1が固定されると、低速段Lが設定され、MG2の出力したアシストトルクがそのときの変速比γslに応じて増幅されて出力軸14に付加される。
これに替えて、第1ブレーキB1によって第1サンギヤS1が固定されると、低速段Lの変速比γslよりも小さい変速比γshを有する高速段Hが設定される。
この高速段Hにおける変速比も「1」より大きいので、MG2の出力したアシストトルクがその変速比γshに応じて増大させられて出力軸14に付加される。
なお、各変速段L,Hが定常的に設定されている状態では、出力軸14に付加されるトルクは、MG2の出力トルクを各変速比に応じて増大させたトルクとなるが、自動変速機22の変速過渡状態では各ブレーキB1、B2でのトルク容量や回転数変化に伴う慣性トルクなどの影響を受けたトルクとなる。
また、出力軸14に付加されるトルクは、MG2の駆動状態では、正トルクとなり、被駆動状態では負トルクとなる。
図2は、各ブレーキB1、B2の係合解放によって自動変速機22の変速を自動的に制御するための油圧制御回路50の要部を説明するブロック図である。
この油圧制御回路50には、エンジン24のクランク軸36に作動的に連結されることによりそのエンジン24により回転駆動されるメカニカル式油圧ポンプ46と、電動機48aにより回転駆動されるポンプ48bを備えた電動オイルポンプ48とを油圧源として備えており、それらメカニカル式油圧ポンプ46および電動式油圧ポンプ48は、図示しないオイルパンに還流した作動油をストレーナ52を介して吸入し、或いは還流油路53を介して直接還流した作動油を吸入してライン圧油路54へ圧送する。
上記還流した作動油温度TOILを検出するための油温センサTSが上記油圧制御回路50を形成するバルブボデー51に設けられているが、他の部位に接続されていてもよい。
ライン圧調圧弁56は、リリーフ形式の調圧弁であって、ライン油路54に接続された供給ポート56aとドレン油路58に接続された排出ポート56bとの間を開閉するスプール弁子60と、そのスプール弁子60の閉弁方向の推力を発生させるスプリング62を収容すると同時にライン圧PLの設定圧を高く変更するときに電磁開閉弁64を介してモジュール圧油路66内のモジュール圧PMを受け入れる制御油室68と、スプール弁子60の開弁方向の推力を発生させる上記ライン圧油路54に接続されたフィードバック油室70とを備え、予め設定された低圧値およびそれよりも高い高圧値の2種類のいずれかの一定のライン圧PLを出力する。
制御油室68には、それにモジュール圧PMが供給されていないときにはオフ状態であるがそのモジュール圧PMが供給されるとオン作動させられる油圧スイッチSW3が接続されている。
ライン圧調圧弁56では、制御油室68内にモジュール圧PMが供給されていないときにはライン圧PLが低圧側の値となるように調圧され、制御油室68内にモジュール圧PMが供給されるとライン圧PLが高圧側の値となるように調圧されるので、油圧スイッチSW3はライン圧油路54内のライン圧PLが高圧側の値であるときにオン作動し、低圧側の値以下であるときにオフ作動する。
このように油圧スイッチSW3が配置されることにより、油圧スイッチSW3がライン圧油路54に接続される場合に比較して、メカニカル式油圧ポンプ46或いは電動オイルポンプ48から圧送される作動油圧の脈動や設定調圧値からライン圧PLが上昇(ライジング)することに起因してライン圧PLが低圧側であるときでも油圧スイッチSW3のオンオフ作動が繰り返される所謂ハンチング現象が回避されている。
モジュール圧調圧弁72は、上記ライン圧PLを元圧とし、そのライン圧PLの変動に拘わらず、低圧側のライン圧PLよりも低く設定された一定のモジュール圧PMをモジュール圧油路66に出力する。
このように構成された本実施形態の異常検出装置は、例えば、電子制御装置44によって、以下のように制御される。
図3は、本実施形態の自動変速機の異常検出装置におけるフローチャートであり、図4は、図3の結果を表した判定表である。
本実施形態の自動変速機の異常検出装置では、先ず、電子制御装置44から電磁開閉弁(ソレノイド)64に供給された油圧指令値と油圧スイッチSW3に基づいて判断し、前記油圧指令値に対して、当該油圧指令値の通りに、油圧スイッチSW3がオン、オフ作動されているか否かを判定する(S1、S2)。
次に、このS2で判定された判定内容と、電動オイルポンプ48の負荷状態とを比較判断する(S3)。
ここで、電動オイルポンプ48の負荷状態は、電動オイルポンプ48の回転数、電流、回転指令値、等の何れかを検知することで容易に判別できるが、本実施形態では、前記回転数によって、前記負荷状態を判別した場合を例示している。
例えば、前記油圧指令が「高圧指令(Hi)」であって、前記油圧スイッチSW3が正常にオン作動(Hi)作動している場合において、この判定内容と、電動オイルポンプ48の負荷状態を比較する。
そして、前記負荷状態が、高圧(Hi)の状態であれば、「正常」であると判定する(S4)。
一方、前記負荷状態が、低圧(Lo)の状態であれば、「二重故障」と判定する(S5)。
また、前記油圧指令が「高圧指令(Hi)」であって、前記油圧スイッチSW3が異常のオフ作動(Lo)作動している場合において、この判定内容と、電動オイルポンプ48の負荷状態を比較する(S6)。
そして、前記負荷状態が、高圧(Hi)の状態であれば、「油圧SW3の異常」と判定する(S7)。
一方、前記負荷状態が、低圧(Lo)の状態であれば、「ソレノイドの異常」と判定する(S8)。
このように制御された本実施形態の自動変速機の異常検出装置によれば、電動オイルポンプ48を有する自動変速機22において、二重故障は勿論、ソレノイド64又は油圧スイッチSW3の何れの異常であるかを区別して、簡単且つ確実に判定できるのである。
22 自動変速機
48 電動オイルポンプ
48a 電動機
50 油圧制御回路
64 ソレノイド(電磁開閉弁)
SW3 油圧スイッチ
PL ライン圧

Claims (1)

  1. 電動機により回転駆動される電動オイルポンプを有する自動変速機において、
    前記自動変速機を制御する油圧制御回路のライン圧を、高圧又は低圧に切替え可能なソレノイドと、
    前記ライン圧に対応してオン、オフ作動される油圧スイッチとを備えてなり、
    前記ソレノイドに供給された油圧指令値に対して、当該油圧指令値の通りに、前記油圧スイッチがオン、オフ作動されているか否かを判定し、
    前記判定内容、及び、前記ソレノイドへの油圧指令値と前記電動オイルポンプの負荷状態との関係に基づいて、前記ソレノイド又は油圧スイッチの何れの異常であるかを区別するように構成したことを特徴とする自動変速機の異常検出装置。
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