JP4830486B2 - 無線lanシステムおよび無線lan端末 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LANの規格に基づいて無線通信を行う無線LAN端末およびこれを備える無線LANシステムに関する。
従来、IEEE802.11aやIEEE802.11b等の規格に基づいて通信を行う無線LANシステムが知られている。無線LANシステムにおける無線LAN端末は、アクセスポイントと呼ばれる中継局に帰属し、当該アクセスポイントを介して、他の通信機器と通信を行う。また、複数のアクセスポイントが異なる場所に設けられる場合、無線LAN端末は、移動に伴って、一方のアクセスポイントを介した通信を、他方のアクセスポイントを介した通信に切り替えるハンドオーバを行うことにより、経由先のアクセスポイントを変更しながら、通信を継続して移動することができる。
例えば、特許文献1には、上記のようなハンドオーバを実現する無線LANシステムにおいて、無線LAN端末および対応するアクセスポイントによって行なわれるハンドオーバを高速に行なう技術が開示されている。
特開2004−48250号公報
ところで、無線LANシステムにおいて、1つのアクセスポイントを介して複数の無線LAN端末が通信を行う場合、1つのアクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末の台数が多くなると、それぞれの無線LAN端末によって使用される通信帯域が少なくなる場合がある。このような状況は、VoIP等の音声通信や、映像等のストリーミング配信のような比較的リアルタイム性が要求される通信の場合には、音声や映像が途切れることになり、特に問題となる。
一方、アクセスポイントにおいて、自身に帰属中の無線LAN端末が通信を開始する際に、自身を介して通信中の無線LAN端末によって現在発生している通信負荷に応じて、当該無線LAN端末の通信の開始を許可または拒否することにより、現在通信中の無線LAN端末の通信帯域を一定の値以上に維持することも考えられる。
しかし、無線LAN端末が通信を開始する際に、帰属中のアクセスポイントの通信負荷に余裕があり、当該アクセスポイントを介して通信を開始できたとしても、他のアクセスポイントの通信負荷に余裕が無い場合には、当該他のアクセスポイントへハンドオーバした段階で、音声や映像が途切れることになる。さらに、アクセスポイントが、自身を介して通信中の無線LAN端末によって現在発生している通信負荷に応じて、他のアクセスポイントからのハンドオーバを拒否する処理を行っている場合には、無線LAN端末は、ハンドオーバできずに通話が切断されてしまうことになる。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、現在行われている無線LAN端末の通信における通信品質を高く保ちつつ、無線LAN端末の通信を継続させることができるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の無線LAN端末は、帰属中のアクセスポイントを介して、帰属中のアクセスポイントの周辺のアクセスポイントへ、通信負荷が予め定められた値未満か否かを示す負荷状況を要求し、通信負荷が予め定められた値以上である旨を含む負荷状況を、帰属中のアクセスポイントを介して受信した場合に、その旨をユーザに通知する。
例えば、本発明の第1の態様は、複数のアクセスポイントおよび複数の無線LAN端末を備える無線LANシステムであって、
前記複数の無線LAN端末のそれぞれは、
チャネルサーチを行なうことによって、周辺のアクセスポイントを検出するチャネルサーチ手段と、
前記チャネルサーチ手段によって検出されたアクセスポイントとの間で、無線通信により帰属処理を行う端末側帰属処理手段と、
前記チャネルサーチ手段によって、帰属中のアクセスポイント以外の他のアクセスポイントが1台以上検出された場合に、当該他のアクセスポイントのそれぞれの通信負荷が予め定められた値未満か否かを示す負荷状況を要求する負荷状況要求を、当該他のアクセスポイントへ、帰属中のアクセスポイントを介して、無線通信により送信する負荷状況要求手段と、
帰属中のアクセスポイントを介して、前記他のアクセスポイントのそれぞれから、当該他のアクセスポイントの負荷状況を示す負荷状況応答を無線通信により受信した場合に、当該負荷状況応答の少なくともいずれかに、通信負荷が予め定められた値以上である旨を示す負荷状況が格納されているならば、自無線LAN端末のユーザにその旨を通知する端末側通知手段と
を有し、
それぞれのアクセスポイントは、
前記無線LAN端末との間で帰属処理を行うAP側帰属処理手段と、
自アクセスポイントに現在帰属している無線LAN端末による無線通信に基づいて、自アクセスポイントの通信負荷を算出する通信負荷算出手段と、
自アクセスポイントに帰属している無線LAN端末による他のアクセスポイントへの前記負荷状況要求を、無線通信により受信した場合に、当該負荷状況要求を、対応する他のアクセスポイントへ有線通信により転送する負荷状況要求転送手段と、
有線通信により他のアクセスポイントから前記負荷状況要求を受信した場合に、前記通信負荷算出手段によって算出された通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定し、判定結果を含む負荷状況応答を、当該負荷状況要求を送信してきたアクセスポイントへ有線通信により送信する負荷状況応答手段と、
有線通信により他のアクセスポイントから受信した前記負荷状況応答を、対応する負荷状況要求を送信してきた無線LAN端末へ、無線通信により送信するAP側通知手段と
を有することを特徴とする無線LANシステムを提供する。
また、本発明の第2の態様は、無線LAN端末との間で帰属処理を行うAP側帰属処理手段と、
自アクセスポイントに現在帰属している無線LAN端末による無線通信に基づいて、自アクセスポイントの通信負荷を算出する通信負荷算出手段と、
他のアクセスポイントの通信負荷が予め定められた値未満か否かを示す負荷状況を要求する負荷状況要求を、無線通信により受信した場合に、当該負荷状況要求を、対応する他のアクセスポイントへ有線通信により転送する負荷状況要求転送手段と、
有線通信により他のアクセスポイントから前記負荷状況要求を受信した場合に、前記通信負荷算出手段によって算出された通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定し、判定結果を含む負荷状況応答を、当該負荷状況要求を送信してきたアクセスポイントへ有線通信により送信する負荷状況応答手段と、
有線通信により他のアクセスポイントから受信した前記負荷状況応答を、対応する負荷状況要求を送信してきた無線LAN端末へ、無線通信により送信するAP側通知手段と
を有するアクセスポイントを備える無線LANシステムに用いられる無線LAN端末であって、
チャネルサーチを行なうことによって、周辺のアクセスポイントを検出するチャネルサーチ手段と、
前記チャネルサーチ手段によって検出されたアクセスポイントとの間で、無線通信により帰属処理を行う端末側帰属処理手段と、
前記チャネルサーチ手段によって、帰属中のアクセスポイント以外の他のアクセスポイントが1台以上検出された場合に、当該他のアクセスポイントのそれぞれへ前記負荷状況要求を、帰属中のアクセスポイントを介して、無線通信により送信する負荷状況要求手段と、
帰属中のアクセスポイントを介して、前記他のアクセスポイントのそれぞれから、当該他のアクセスポイントの負荷状況を示す負荷状況応答を無線通信により受信した場合に、当該負荷状況応答の少なくともいずれかに、現在の通信負荷が予め定められた値以上である旨を示す負荷状況が格納されているならば、自無線LAN端末のユーザにその旨を通知する端末側通知手段と
を有することを特徴とする無線LAN端末を提供する。
本発明の無線LANシステムによれば、現在行われている無線LAN端末の通信における通信品質を高く保ちつつ、無線LAN端末の通信を継続させることができる。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線LANシステム10のシステム構成の一例を示す。無線LANシステム10は、複数の無線LAN端末20および複数のアクセスポイント30を備える。通信エリア13−1および13−2は、アクセスポイント30−1および30−2からそれぞれ送信される電波が、識別情報の復号が可能な程度の品質で届く範囲を示す。
無線LAN端末20は、例えば最も受信信号品質の良いアクセスポイント30に帰属する。受信信号品質とは、例えば受信電界強度、SNR(Signal to Noise Ratio)、BER(Bit Error Rate)等である。無線LAN端末20は、帰属したアクセスポイント30と、IEEE802.11aやIEEE802.11b等の無線LANの規格に基づく無線通信を行うことにより、帰属中のアクセスポイント30を介して、当該アクセスポイント30に帰属している他の無線LAN端末20や、他のアクセスポイント30に帰属している他の無線LAN端末20、有線ネットワーク11に接続されている通信機器12等と通信を行う。
本実施形態において、それぞれの無線LAN端末20は、音声データを送受信する音声通信端末である。また、他の例として、無線LAN端末20は、音声データ以外のデータも扱うデータ通信端末等であってもよい。
アクセスポイント30は、有線ネットワーク11に接続されており、それぞれの無線LAN端末20と無線通信を行うと共に、有線ネットワーク11を介して、有線ネットワーク11に接続されている他の通信機器12と、例えばイーサネット(登録商標)等の通信規格に基づいて有線通信を行う。
アクセスポイント30は、帰属中の無線LAN端末20によって行なわれている通信に基づいて、自身の通信負荷を管理している。そして、アクセスポイント30は、自身の通信負荷が予め定められた値以上の場合に、新たな無線LAN端末20の帰属を拒否する。これにより、アクセスポイント30は、帰属中の無線LAN端末20のそれぞれに割り当てられる通信帯域を一定の値以上に保つことができ、帰属中の無線LAN端末20のそれぞれによって行われる通信の品質を高く保つことができる。
ところで、無線LAN端末20は、複数のアクセスポイント30間をハンドオーバすることにより、移動しながら通信を継続する機能を有する。しかし、ハンドオーバ先のアクセスポイント30の通信負荷が予め定められた値以上の場合、無線LAN端末20は、ハンドオーバを行なっても、そのアクセスポイントへは帰属することができず、結果としてハンドオーバに失敗してしまい、通信が切断されてしまう。
これを防止するために、本発明では、図1に示した無線LAN端末20−2のように、現在帰属中のアクセスポイント30−1以外の他のアクセスポイント30−2から、識別情報が判別可能な品質以上の電波を受信している無線LAN端末20が、帰属中のアクセスポイント30−1を介して、他のアクセスポイント30−2へ、現在の通信負荷を問い合わせる。そして、無線LAN端末20は、帰属中のアクセスポイント30−1を介して、他のアクセスポイント30−2の現在の通信負荷の状況を取得し、当該他のアクセスポイント30の通信負荷が予め定められた値以上の場合には、ユーザにその旨を通知する。これにより、無線LAN端末20のユーザは、現在の場所から移動すると、ハンドオーバに失敗して通信が切断される可能性が高いことを知ることができ、移動を控えることにより、通信を確実に継続させることができる。
また、無線LAN端末20は、帰属中であれば、通信中か否かに関わらず、所定のタイミングで、周辺のアクセスポイント30に、現在の通信負荷を問い合わせる。そして、無線LAN端末20は、通信負荷が予め定められた値以上の場合に、その旨をユーザに通知する。これにより、無線LAN端末20のユーザは、通信中であれば、移動を控えることにより、通信を維持することができ、通信中でない場合には、移動しながら通信を開始することができる場所へ予め移動してから、通信を開始することができる。これにより、本発明の無線LANシステム10は、より利便性の高い通信環境を提供することができる。
以下に、上記機能を実現する具体的な機能構成について、詳細に説明する。
図2は、第1実施形態における無線LAN端末20の詳細な機能構成の一例を示す。無線LAN端末20は、チャネルサーチ部200、帰属処理部201、負荷状況要求部202、通知部203、および無線通信部204を備える。
無線通信部204は、アクセスポイント30と無線LANに基づく無線通信を行う。チャネルサーチ部200、帰属処理部201、負荷状況要求部202、および通知部203は、無線通信部204を介して、アクセスポイント30と無線通信を行う。
チャネルサーチ部200は、チャネルサーチを行なうことにより、自無線LAN端末20の周辺のアクセスポイント30から送信される電波を検出する。そして、チャネルサーチ部200は、識別情報の復号が可能な程度の品質の電波が送信されているアクセスポイント30を検出した場合に、受信信号品質、検出されたチャネル、当該チャネルを使用しているアクセスポイント30の識別情報等を帰属処理部201および負荷状況要求部202に通知する。
帰属処理部201は、チャネルサーチ部200から通知されたチャネルに基づいて、いずれかのチャネルを使用しているアクセスポイント30へ帰属要求を送信することにより、当該アクセスポイント30との間で帰属処理を実行する。この場合、帰属処理部201は、例えば最も受信信号品質の良い電波を送信しているアクセスポイント30へ帰属要求を送信する。
そして、帰属要求を送信したアクセスポイント30から帰属許可を受信した場合、帰属処理部201は、当該アクセスポイント30への帰属処理を完了し、帰属中のアクセスポイント30の識別情報や当該アクセスポイント30が使用しているチャネル等を負荷状況要求部202へ通知する。その後、帰属処理部201は、所定のタイミングで、チャネルサーチ部200から通知されたチャネルに基づいて、より受信信号品質の良いアクセスポイント30への帰属を試行することにより、自無線LAN端末20移動に伴って、帰属先のアクセスポイント30を切り換える。
また、帰属要求を送信したアクセスポイント30から帰属拒否を受信した場合、帰属処理部201は、例えば次に受信信号品質の良い電波を送信しているアクセスポイント30へ帰属要求を送信することにより、他のアクセスポイント30への帰属を試行する。
負荷状況要求部202は、予め定められたタイミングで、チャネルサーチ部200から通知された識別情報の中に、帰属中のアクセスポイント30以外の他のアクセスポイント30の識別情報が含まれているか否かを判定する。そして、負荷状況要求部202は、チャネルサーチ部200から通知された識別情報の中に、他のアクセスポイント30の識別情報が含まれている場合に、当該他のアクセスポイント30の通信負荷が予め定められた値未満か否かを示す負荷状況を要求する負荷状況要求を、当該他のアクセスポイント30の識別情報と共に、帰属中のアクセスポイント30へ送信する。
通知部203は、負荷状況要求を送信した他のアクセスポイント30から、当該他のアクセスポイント30の負荷状況を示す負荷状況応答を、帰属中のアクセスポイント30を介して受信する。そして、通知部203は、受信した負荷状況応答に、現在の通信負荷が予め定められた値以上である旨を示す負荷状況が格納されている場合に、自無線LAN端末20のユーザに、帰属中のアクセスポイント30の周辺に、ハンドオーバに失敗する可能性のあるアクセスポイント30が存在する旨を通知する。
通知部203は、例えば、表示部に通知表示する、通知用の特定のLED等を点灯または点滅させる、バイブレータ等によって振動を発生させる等によって、自無線LAN端末20のユーザに、ハンドオーバすると失敗する可能性のあるアクセスポイント30が帰属中のアクセスポイント30の周辺に存在する旨を通知してもよい。また、通知部203は、音声通信中の場合には、スピーカからの音声に通知音を重畳させて出力するようにしてもよい。
図3は、第1実施形態におけるアクセスポイント30の詳細な機能構成の一例を示す。アクセスポイント30は、有線通信部300、無線通信部301、帰属処理部302、負荷状況要求転送部303、負荷状況通知部304、負荷状況応答部305、通信負荷算出部306、および予約端末情報格納部307を備える。
無線通信部301は、無線LAN端末20と無線LANに基づく無線通信を行い、無線LAN端末20から受け取った通信データを有線通信部300へ送ると共に、有線通信部300から受け取った通信データを無線通信によって無線LAN端末20へ送る。有線通信部300、帰属処理部302、負荷状況要求転送部303、および負荷状況通知部304は、無線通信部301を介して無線LAN端末20と通信データの送受信を行う。有線通信部300は、例えばイーサーネット(登録商標)等に基づいて、有線ネットワーク11を介して他の通信機器12等と有線通信を行う。
負荷状況要求転送部303は、自アクセスポイント30に帰属している無線LAN端末20から、負荷状況要求を、当該負荷状況要求の送信先のアクセスポイント30の識別情報と共に、無線通信部301を介して受信する。そして、負荷状況要求転送部303は、受信した負荷状況要求を、当該負荷状況要求を送信した無線LAN端末20の識別情報と共に、対応するアクセスポイント30へ、有線通信部300を介して転送する。
予約端末情報格納部307は、自アクセスポイント30の通信負荷が予め定められた値未満である旨を含む負荷状況応答を通知した無線LAN端末20の識別情報を、通知した時刻に対応付けて格納する。そして、予約端末情報格納部307は、予め定められた期間(例えば10分)が経過した無線LAN端末20の識別情報を削除する。
通信負荷算出部306は、自アクセスポイント30を介して現在無線通信中の無線LAN端末20によって、自アクセスポイント30に発生している端末負荷と、予約端末情報格納部307に格納されている識別情報に対応する無線LAN端末20が自アクセスポイント30を介して無線通信を行った場合に自アクセスポイント30に発生する予約負荷とに基づいて通信負荷を算出する。
本実施形態において、通信負荷算出部306は、自アクセスポイント30に現在帰属している無線LAN端末20の台数を端末負荷として算出すると共に、予約端末情報格納部307に格納されている無線LAN端末20の識別情報の数を予約負荷として算出する。そして、通信負荷算出部306は、端末負荷と予約負荷とを合計した値を通信負荷として簡易的に算出する。
また、他の例として、通信負荷算出部306は、帰属中の無線LAN端末20との間で現在送受信している単位時間あたりのデータ量を端末負荷として算出し、予約端末情報格納部307に格納されている識別情報の数に、1台の無線LAN端末20あたりに予め定められた単位時間あたりのデータ量を乗じた値を予約負荷として算出してもよい。
負荷状況応答部305は、他のアクセスポイント30から有線通信部300を介して負荷状況要求および無線LAN端末20の識別情報を受信した場合に、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値(例えば6台)未満か否かを判定する。負荷状況応答部305は、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値以上の場合、その旨を含む負荷状況応答を、負荷状況要求と共に受信した無線LAN端末20の識別情報と共に、他のアクセスポイント30へ返信する。
一方、負荷状況応答部305は、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値未満の場合、その旨を含む負荷状況応答を、負荷状況要求と共に受信した無線LAN端末20の識別情報と共に、他のアクセスポイント30へ返信する。そして、負荷状況応答部305は、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値未満である旨を含む負荷状況応答と共に返信した無線LAN端末20の識別情報を、当該負荷状況応答を返信した時刻に対応付けて予約端末情報格納部307に格納する。
負荷状況通知部304は、他のアクセスポイント30から負荷状況応答と共に無線LAN端末20の識別情報を有線通信部300を介して受信した場合、受信した識別情報に対応する無線LAN端末20へ、受信した負荷状況応答を、無線通信部301を介して送信する。
帰属処理部302は、無線通信部301を介して、無線LAN端末20から帰属要求を受信した場合、予約端末情報格納部307を参照して、当該帰属要求を送信してきた無線LAN端末20の識別情報が、予約端末情報格納部307内に格納されているか否かを判定する。当該帰属要求を送信してきた無線LAN端末20の識別情報が予約端末情報格納部307内に格納されている場合、帰属処理部302は、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して帰属許可を送信すると共に、帰属許可を送信した無線LAN端末20の識別情報を予約端末情報格納部307から削除する。なお、このときの帰属処理は、予約時に処理済の認証等を省略でき、迅速なハンドオーバを実現することができる。
一方、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20の識別情報が予約端末情報格納部307内に格納されていない場合、帰属処理部302は、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する。通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値以上の場合、帰属処理部302は、帰属処理を実行することなく、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して帰属拒否を送信する。
一方、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値未満の場合、帰属処理部302は、当該帰属処理を送信してきた無線LAN端末20との間で帰属処理を実行する。そして、帰属処理部302は、帰属処理に応じて帰属を許可する場合、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して帰属許可を送信すると共に、現在帰属中の無線LAN端末20の台数を1増やすよう通信負荷算出部306に指示する。
図4は、第1実施形態における無線LAN端末20の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、電源が投入される等の所定のタイミングで、無線LAN端末20は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、チャネルサーチ部200は、チャネルサーチを行なうことにより、自無線LAN端末20の周辺のアクセスポイント30から送信される電波を検出する(S100)。そして、チャネルサーチ部200は、受信信号品質が所定値以上のアクセスポイント30を検出したか否かを判定する(S101)。受信信号品質が所定値以上のアクセスポイント30を検出しなかった場合(S101:No)、チャネルサーチ部200は、再びステップ100を実行する。
受信信号品質が所定値以上のアクセスポイント30を検出した場合(S101:Yes)、チャネルサーチ部200は、検出されたチャネル、受信信号品質、当該チャネルを使用しているアクセスポイント30の識別情報等を帰属処理部201に通知する。帰属処理部201は、例えば最も受信信号品質の良いアクセスポイント30へ帰属要求を送信することにより、当該アクセスポイント30との間で帰属処理を実行する(S102)。
次に、帰属処理部201は、帰属に成功したか否かを判定する(S103)。帰属に成功しなかった場合(S103:No)、チャネルサーチ部200は、再びステップ100に示した処理を実行する。帰属に成功した場合(S103:Yes)、負荷状況要求部202は、負荷状況要求の送信タイミングか否かを判定する(S104)。負荷状況要求部202は、例えば1分毎に負荷状況要求をアクセスポイント30へ送信する。
負荷状況要求の送信タイミングではない場合(S104:No)、帰属処理部201は、チャネルサーチ部200から通知される受信信号品質に基づいて、帰属先のアクセスポイント30を変更すべきか否かを判定する(S105)。帰属先の変更を行わない場合(S105:No)、負荷状況要求部202は、再びステップ104に示した処理を実行する。帰属先の変更を行う場合(S105:Yes)、帰属処理部201は、帰属解除要求をアクセスポイント30へ送信することにより、帰属中のアクセスポイント30との間で帰属解除処理を実行し(S106)、再びステップ102に示した処理を実行する。
負荷状況要求の送信タイミングである場合(S104:Yes)、負荷状況要求部202は、チャネルサーチ部200にチャネルサーチを実行させ(S107)、現在帰属中のアクセスポイント30以外に信号品質が所定値以上のアクセスポイント30が存在するか否かを判定する(S108)。現在帰属中のアクセスポイント30以外に信号品質が所定値以上のアクセスポイント30が存在しない場合(S108:No)、負荷状況要求部202は、再びステップ104に示した処理を実行する。
現在帰属中のアクセスポイント30以外に信号品質が所定値以上のアクセスポイント30が存在する場合(S108:Yes)、負荷状況要求部202は、当該アクセスポイント30へ負荷状況要求を送信し(S109)、負荷状況を要求した旨を通知部203に通知する。ステップ109において、現在帰属中のアクセスポイント30以外に信号品質が所定値以上のアクセスポイント30が複数存在する場合、負荷状況要求部202は、当該複数のアクセスポイント30のそれぞれに、負荷状況要求を送信する。
次に、通知部203は、負荷状況応答を受信したか否かを判定する(S110)。負荷状況応答を受信しなかった場合(S110:No)、通知部203は、負荷状況応答を受信するまでステップ110を繰り返す。負荷状況応答を受信した場合(S110:Yes)、通知部203は、受信した負荷状況応答内に、通信負荷が予め定められた値未満を示す旨が格納されているか否かを判定する(S111)。
通信負荷が予め定められた値未満を示す旨が格納されている場合(S111:Yes)、負荷状況要求部202は、再びステップ104に示した処理を実行する。通信負荷が予め定められた値以上を示す旨が格納されている場合(S111:No)、通知部203は、通信負荷に余裕の無いアクセスポイント30が周辺に存在する旨をユーザに通知し(S112)、負荷状況要求部202は、再びステップ104に示した処理を実行する。
図5は、第1実施形態におけるアクセスポイント30の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、電源が投入される等の所定のタイミングで、アクセスポイント30は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、帰属処理部302は、無線通信部301を介して無線LAN端末20から帰属要求を受信したか否かを判定する(S200)。帰属要求を受信した場合(S200:Yes)、帰属処理部302は、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷を参照して、通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する(S201)。通信負荷が予め定められた値以上の場合(S201:No)、帰属処理部302は、当該無線LAN端末20へ帰属拒否を送信し(S206)、再びステップ200に示した処理を実行する。
通信負荷が予め定められた値未満の場合(S201:Yes)、帰属処理部302は、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20との間で帰属処理を実行し(S202)、帰属を許可するか否かを判定する(S203)。帰属を拒否する場合(S203:No)、帰属処理部302は、ステップ206に示した処理を実行する。帰属を許可する場合(S203:Yes)、帰属処理部302は、現在帰属中の無線LAN端末20の台数を1増やすよう通信負荷算出部306に指示することにより、通信負荷を更新させる(S204)。そして、帰属処理部302は、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20へ帰属許可を送信し(S205)、再びステップ200に示した処理を実行する。
ステップ200において、帰属要求を受信していない場合(S200:No)、負荷状況要求転送部303は、無線通信部301を介して負荷状況要求および当該負荷状況の宛先のアクセスポイント30の識別情報を受信したか否かを判定する(S207)。無線通信部301を介して負荷状況要求等を受信した場合(S207:Yes)、負荷状況要求転送部303は、受信した負荷状況要求を、当該負荷状況要求と共に受信した識別情報に対応するアクセスポイント30へ、有線通信部300を介して転送し(S208)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
無線通信部301を介して負荷状況要求等を受信していない場合(S207:No)、負荷状況応答部305は、有線通信部300を介して負荷状況要求および当該負荷状況要求を送信した無線LAN端末20の識別情報を受信したか否かを判定する(S209)。有線通信部300を介して負荷状況要求等を受信した場合(S209:Yes)、負荷状況応答部305は、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷を参照して、通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する(S210)。
通信負荷が予め定められた値以上の場合(S210:No)、負荷状況応答部305は、通信負荷が予め定められた値以上である旨を含む負荷状況応答を、負荷状況要求を送信した無線LAN端末20の識別情報と共に他のアクセスポイント30へ、有線通信部300を介して返信し(S213)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
通信負荷が予め定められた値未満の場合(S210:Yes)、負荷状況応答部305は、通信負荷が予め定められた値未満である旨を含む負荷状況応答を、負荷状況要求を送信した無線LAN端末20の識別情報と共に他のアクセスポイント30へ、有線通信部300を介して返信する(S211)。そして、負荷状況応答部305は、当該負荷状況応答の送信先の無線LAN端末20の識別情報を、当該負荷状況応答を送信した時刻に対応付けて予約端末情報格納部307に格納し(S212)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
ステップ209において、有線通信部300を介して負荷状況要求等を受信していない場合(S209:No)、負荷状況通知部304は、有線通信部300を介して負荷状況応答および当該負荷状況応答の送信先の無線LAN端末20の識別情報を受信したか否かを判定する(S214)。負荷状況応答等を受信した場合(S214:Yes)、負荷状況通知部304は、受信した負荷状況応答を、当該負荷状況応答と共に受信した識別情報に対応する無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して送信し(S215)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
有線通信部300を介して負荷状況応答等を受信していない場合(S214:No)、予約端末情報格納部307は、識別情報に対応付けて格納している時刻情報および内蔵されている時計を参照して、所定期間(例えば10分)が経過した識別情報が存在するか否かを判定する(S216)。所定期間が経過した識別情報が存在する場合(S216:Yes)、予約端末情報格納部307は、対応する識別情報を削除し(S217)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
所定期間が経過した識別情報が存在しない場合(S216:No)、帰属処理部302は、無線通信部301を介して帰属解除要求を受信したか否かを判定する(S218)。帰属解除要求を受信していない場合(S218:No)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。帰属解除要求を受信した場合(S218:Yes)、帰属処理部302は、帰属解除要求を送信してきた無線LAN端末20との間で帰属解除処理を実行し(S219)、現在帰属中の無線LAN端末20の台数を1減らすよう通信負荷算出部306に指示することにより、通信負荷を更新させ(S220)、再びステップ200に示した処理を実行する。
図6は、第1実施形態における無線LANシステム10の動作の一例を示すシーケンス図である。本シーケンス図は、無線LAN端末20が、帰属中のアクセスポイント30の周辺に、通信負荷が予め定められた値以上のアクセスポイント30が存在することを検出して、ユーザにその旨を通知する無線LANシステム10の動作を示す。
まず、無線LAN端末20は、例えば最も受信信号品質の良いアクセスポイント30−1へ帰属要求を送信することにより(S300)、アクセスポイント30−1との間で帰属処理を実行する。アクセスポイント30−1は、自身に現在帰属中の無線LAN端末20の台数および予約端末情報格納部307に格納されている無線LAN端末20の識別情報の数に基づいて通信負荷を算出し、算出した通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する(S301)。
そして、アクセスポイント30−1は、通信負荷が予め定められた値未満であることを検出して、無線LAN端末20との間で帰属処理を続行し、無線LAN端末20へ帰属許可を送信する(S302)。
次に、無線LAN端末20は、帰属中のアクセスポイント30−1の周辺のアクセスポイント30−2への負荷状況要求を、アクセスポイント30−1へ送信する(S303)。アクセスポイント30−1は、受信した負荷状況要求を、アクセスポイント30−2へ転送する(S304)。
アクセスポイント30−2は、負荷状況要求を、有線ネットワーク11を介してアクセスポイント30−1から受信し、自身に現在帰属中の無線LAN端末20の台数および予約端末情報格納部307に格納されている無線LAN端末20の識別情報の数に基づいて通信負荷を算出し、算出した通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する(S305)。
そして、アクセスポイント30−1は、通信負荷が予め定められた値以上であることを検出し、通信負荷が予め定められた値以上である旨を含む負荷状況応答をアクセスポイント30−1へ返信する(S306)。アクセスポイント30−1は、受信した負荷状況応答を無線LAN端末20へ転送する(S307)。無線LAN端末20は、受信した負荷状況応答に、通信負荷が予め定められた値以上である旨が含まれていることを検出し、その旨を音声や振動、表示等によりユーザに通知する(S308)。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の無線LANシステム10によれば、現在行われている無線LAN端末20の通信における通信品質を高く保ちつつ、無線LAN端末20の通信を継続させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の第2実施形態における無線LANシステム10のシステム構成の一例を示す。無線LANシステム10は、複数の無線LAN端末20、複数のアクセスポイント30、および認証装置14を備える。なお、以下に説明する点を除き、図7において、図1と同じ符号を付した構成は、図1における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
認証装置14は、例えばRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)サーバであり、無線LAN端末20がアクセスポイント30に帰属する場合の認証処理の一部や、無線LAN端末20が帰属中のアクセスポイント30以外のアクセスポイント30との間で実行する事前認証処理の一部を実行する。ここで、事前認証処理とは、例えばIEEE802.11iに規定されており、帰属中のアクセスポイント30の周辺のアクセスポイント30との間で予め認証を済ませておくことにより、ハンドオーバを高速に行うことができるようにする技術である。
本実施形態では、図7に示した無線LAN端末20−2のように、現在帰属中のアクセスポイント30−1以外の他のアクセスポイント30−2から、識別情報が判別可能な品質以上の電波を受信している無線LAN端末20が、帰属中のアクセスポイント30−1を介して、他のアクセスポイント30−2へ、事前認証要求を送信する。
アクセスポイント30−2は、自身の通信負荷が予め定められた値未満の場合に、受信した事前認証要求に基づいて、認証装置14との間で事前認証処理を続行し、事前認証許可または事前認証拒否の旨をアクセスポイント30−1を介して無線LAN端末20へ返信する。一方、自身の通信負荷が予め定められた値以上の場合、アクセスポイント30−2は、受信した事前認証要求に基づいて、認証装置14との間で事前認証処理を実行することなく、事前認証拒否の旨をアクセスポイント30−1を介して無線LAN端末20へ返信する。
無線LAN端末20は、帰属中のアクセスポイント30−1を介して、他のアクセスポイント30−2から事前認証拒否を受信した場合に、ユーザにその旨を通知する。これにより、無線LAN端末20のユーザは、現在の場所から移動すると、ハンドオーバに失敗して通信が切断される可能性が高いことを知ることができ、移動を控えることにより、通信を確実に継続させることができる。
図8は、第2実施形態における無線LAN端末20の詳細な機能構成の一例を示す。無線LAN端末20は、チャネルサーチ部200、帰属処理部201、通知部203、無線通信部204、および事前認証部210を備える。なお、以下に説明する点を除き、図8において、図2と同じ符号を付した構成は、図2における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
事前認証部210は、予め定められたタイミングで、チャネルサーチ部200から通知された識別情報の中に、帰属中のアクセスポイント30以外の他のアクセスポイント30の識別情報が含まれているか否かを判定する。そして、事前認証部210は、チャネルサーチ部200から通知された識別情報の中に、他のアクセスポイント30の識別情報が含まれている場合に、当該他のアクセスポイント30宛の事前認証要求を、帰属中のアクセスポイント30へ送信する。
通知部203は、事前認証を要求した他のアクセスポイント30から、帰属中のアクセスポイント30を介して、事前認証拒否を受信した場合に、自無線LAN端末20のユーザに、帰属中のアクセスポイント30の周辺に、ハンドオーバに失敗する可能性のあるアクセスポイント30が存在する旨を、音声や振動、表示等により通知する。
図9は、第2実施形態におけるアクセスポイント30の詳細な機能構成の一例を示す。アクセスポイント30は、有線通信部300、無線通信部301、帰属処理部302、通信負荷算出部306、予約端末情報格納部307、事前認証要求転送部310、認証結果通知部311、および事前認証処理部312を備える。なお、以下に説明する点を除き、図9において、図3と同じ符号を付した構成は、図3における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
事前認証要求転送部310は、自アクセスポイント30に帰属している無線LAN端末20から、無線通信部301を介して事前認証要求を受信し、受信した事前認証要求を、対応するアクセスポイント30へ、有線通信部300を介して転送する。
予約端末情報格納部307は、事前認証処理部312によって事前認証許可が通知された無線LAN端末20の識別情報を、当該事前認証許可が通知された時刻に対応付けて格納する。そして、予約端末情報格納部307は、予め定められた期間(例えば10分)が経過した無線LAN端末20の識別情報を削除する。
事前認証処理部312は、他のアクセスポイント30から有線通信部300を介して事前認証要求を受信した場合に、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する。通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値以上の場合、事前認証処理部312は、事前認証処理を開始することなく、事前認証拒否を他のアクセスポイント30を介して無線LAN端末20へ返信する。
一方、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値未満の場合、事前認証処理部312は、受信した事前認証要求に応じて、有線通信部300を介して認証装置14との間で事前認証処理を実行する。そして、事前認証処理部312は、事前認証を拒否する場合、事前認証拒否を他のアクセスポイント30を介して無線LAN端末20へ返信する。一方、事前認証を許可する場合、事前認証処理部312は、事前認証許可を他のアクセスポイント30を介して無線LAN端末20へ返信すると共に、事前認証を許可した無線LAN端末20の識別情報を、当該事前認証を送信した時刻に対応付けて予約端末情報格納部307に格納する。
認証結果通知部311は、他のアクセスポイント30から事前認証許可または事前認証拒否を受信した場合に、受信した事前認証許可または事前認証拒否を、対応する無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して送信する。
帰属処理部302は、無線通信部301を介して、無線LAN端末20から帰属要求を受信した場合、予約端末情報格納部307を参照して、当該帰属要求を送信してきた無線LAN端末20の識別情報が、予約端末情報格納部307内に格納されているか否かを判定する。当該帰属要求を送信してきた無線LAN端末20の識別情報が予約端末情報格納部307内に格納されている場合、帰属処理部302は、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して帰属許可を送信すると共に、帰属許可を送信した無線LAN端末20の識別情報を予約端末情報格納部307から削除する。なお、このときの帰属処理は、予約時に処理済の認証等を省略でき、迅速なハンドオーバを実現することができる。
一方、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20の識別情報が予約端末情報格納部307内に格納されていない場合、帰属処理部302は、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する。通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値以上の場合、帰属処理部302は、帰属処理を実行することなく、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して帰属拒否を送信する。
一方、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷が予め定められた値未満の場合、帰属処理部302は、当該帰属処理を送信してきた無線LAN端末20との間で帰属処理を実行する。このとき、帰属処理部302は、帰属処理の中の認証処理の一部を、有線通信部300を介して認証装置14との間で実行する。そして、帰属処理部302は、帰属処理に応じて帰属を許可する場合、帰属要求を送信してきた無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して帰属許可を送信すると共に、現在帰属中の無線LAN端末20の台数を1増やすよう通信負荷算出部306に指示する。
図10は、第2実施形態における無線LAN端末20の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下に説明する点を除き、図10において、図4と同じ符号を付した処理は、図4における処理と同一または同様の処理であるため説明を省略する。
最寄りのアクセスポイント30への帰属に成功した場合(S103:Yes)、事前認証部210は、事前認証の要求タイミングか否かを判定する(S120)。事前認証部210は、例えば1分毎に事前認証要求をアクセスポイント30へ送信する。事前認証の要求タイミングでない場合(S120:No)、帰属処理部201は、ステップ105に示した処理を実行する。
事前認証の要求タイミングである場合(S120:Yes)、事前認証部210は、チャネルサーチ部200にチャネルサーチを実行させ(S107)、現在帰属中のアクセスポイント30以外に信号品質が所定値以上のアクセスポイント30が存在するか否かを判定する(S108)。現在帰属中のアクセスポイント30以外に信号品質が所定値以上のアクセスポイント30が存在しない場合(S108:No)、事前認証部210は、再びステップ120に示した処理を実行する。
現在帰属中のアクセスポイント30以外に信号品質が所定値以上のアクセスポイント30が存在する場合(S108:Yes)、事前認証部210は、当該アクセスポイント30への事前認証要求を、帰属中のアクセスポイント30を介して送信し(S121)、事前認証を要求した旨を通知部203に通知する。ステップ121において、現在帰属中のアクセスポイント30以外に信号品質が所定値以上のアクセスポイント30が複数存在する場合、事前認証部210は、当該複数のアクセスポイント30のそれぞれに、事前認証要求を送信する。
次に、通知部203は、事前認証許可または事前認証拒否を受信したか否かを判定する(S122)。事前認証許可または事前認証拒否を受信しなかった場合(S122:No)、通知部203は、事前認証許可または事前認証拒否を受信するまでステップ122を繰り返す。事前認証許可または事前認証拒否を受信した場合(S122:Yes)、通知部203は、事前認証拒否を受信したか否かを判定する(S123)。
事前認証許可を受信した場合(S123:Yes)、事前認証部210は、再びステップ120に示した処理を実行する。事前認証拒否を受信した場合(S123:No)、通知部203は、ハンドオーバに失敗する可能性の高いアクセスポイント30が周辺に存在する旨を、音声や振動、表示等によりユーザに通知し(S124)、事前認証部210は、再びステップ120に示した処理を実行する。
図11は、第2実施形態におけるアクセスポイント30の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下に説明する点を除き、図11において、図5と同じ符号を付した処理は、図5における処理と同一または同様の処理であるため説明を省略する。
ステップ200において、帰属要求を受信していない場合(S200:No)、事前認証要求転送部310は、無線通信部301を介して事前認証要求を受信したか否かを判定する(S230)。無線通信部301を介して事前認証要求を受信した場合(S230:Yes)、事前認証要求転送部310は、受信した事前認証要求を、対応するアクセスポイント30へ、有線通信部300を介して転送し(S231)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
無線通信部301を介して事前認証要求を受信していない場合(S230:No)、事前認証処理部312は、有線通信部300を介して事前認証要求を受信したか否かを判定する(S232)。有線通信部300を介して事前認証要求を受信した場合(S232:Yes)、事前認証処理部312は、通信負荷算出部306によって算出された通信負荷を参照して、通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する(S233)。
通信負荷が予め定められた値以上の場合(S233:No)、事前認証処理部312は、事前認証拒否を、他のアクセスポイント30を介して、事前認証を要求した無線LAN端末20へ返信し(S238)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
通信負荷が予め定められた値未満の場合(S233:Yes)、事前認証処理部312は、有線通信部300を介して認証装置14との間で事前認証処理を実行し(S234)、事前認証に成功したか否かを判定する(S235)。事前認証に失敗した場合(S235:No)、事前認証処理部312は、ステップ238に示した処理を実行する。
事前認証に成功した場合(S235:Yes)、事前認証処理部312は、事前認証許可を、他のアクセスポイント30を介して、事前認証を要求した無線LAN端末20へ返信する(S236)。そして、事前認証処理部312は、当該事前認証許可の送信先の無線LAN端末20の識別情報を、当該事前認証許可を送信した時刻に対応付けて予約端末情報格納部307に格納し(S237)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
ステップ232において、有線通信部300を介して事前認証要求を受信していない場合(S232:No)、認証結果通知部311は、有線通信部300を介して事前認証許可または事前認証拒否を受信したか否かを判定する(S239)。事前認証許可または事前認証拒否を受信した場合(S239:Yes)、認証結果通知部311は、受信した事前認証許可または事前認証拒否を、対応する無線LAN端末20へ、無線通信部301を介して送信し(S240)、帰属処理部302は、再びステップ200に示した処理を実行する。
図12は、第2実施形態における無線LANシステム10の動作の一例を示すシーケンス図である。本シーケンス図は、無線LAN端末20が、帰属中のアクセスポイント30の周辺に事前認証に失敗したアクセスポイント30が存在することを検出して、ユーザにその旨を通知する動作を示す。
まず、無線LAN端末20は、例えば最も受信信号品質の良いアクセスポイント30−1へ帰属要求を送信する(S310)。アクセスポイント30−1は、自身に現在帰属中の無線LAN端末20の台数および予約端末情報格納部307に格納されている無線LAN端末20の識別情報の数に基づいて通信負荷を算出し、算出した通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する(S311)。
そして、アクセスポイント30−1は、通信負荷が予め定められた値未満であることを検出して、無線LAN端末20から受信した帰属要求に基づいて、無線LAN端末20との間で帰属処理を続行する(S312)。このとき、アクセスポイント30−1は、必要に応じて認証装置14に無線LAN端末20の認証の一部を依頼することにより、帰属処理を実行する。そして、無線LAN端末20の認証に成功し、アクセスポイント30は、無線LAN端末20に帰属許可を送信する(S313)。
次に、無線LAN端末20は、帰属中のアクセスポイント30−1の周辺のアクセスポイント30−2への事前認証要求を、アクセスポイント30−1へ送信する(S314)。アクセスポイント30−1は、受信した事前認証要求を、有線ネットワーク11を介してアクセスポイント30−2へ転送する(S315)。アクセスポイント30−2は、アクセスポイント30−1から事前認証要求を受信して、自身に現在帰属中の無線LAN端末20の台数および予約端末情報格納部307に格納されている無線LAN端末20の識別情報の数に基づいて通信負荷を算出し、算出した通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定する(S316)。
そして、アクセスポイント30−2は、通信負荷が予め定められた値以上であることを検出した場合、事前認証処理を開始することなく、事前認証拒否をアクセスポイント30−1へ返信する(S317)。アクセスポイント30−1は、受信した事前認証拒否を無線LAN端末20へ転送する(S318)。無線LAN端末20は、事前認証拒否を受信して、その旨を音声や振動、表示等によりユーザに通知する(S319)。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
本実施形態においても、無線LANシステム10は、現在行われている無線LAN端末20の通信における通信品質を高く保ちつつ、無線LAN端末20の通信を継続させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記した実施の形態に記載の範囲には限定されない。また、上記した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にとって明らかである。さらに、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の第1実施形態に係る無線LANシステム10のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 第1実施形態における無線LAN端末20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態におけるアクセスポイント30の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態における無線LAN端末20の動作の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるアクセスポイント30の動作の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における無線LANシステム10の動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態における無線LANシステム10のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 第2実施形態における無線LAN端末20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態におけるアクセスポイント30の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態における無線LAN端末20の動作の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるアクセスポイント30の動作の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における無線LANシステム10の動作の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10・・・無線LANシステム、11・・・有線ネットワーク、12・・・通信機器、13・・・通信エリア、14・・・認証装置、20・・・無線LAN端末、200・・・チャネルサーチ部、201、302・・・帰属処理部、202・・・負荷状況要求部、203・・・通知部、204、301・・・無線通信部、210・・・事前認証部、30・・・アクセスポイント、300・・・有線通信部、303・・・負荷状況要求転送部、304・・・負荷状況通知部、305・・・負荷状況応答部、306・・・通信負荷算出部、307・・・予約端末情報格納部、310・・・事前認証要求転送部、311・・・認証結果通知部、312・・・事前認証処理部

Claims (5)

  1. 複数のアクセスポイントおよび複数の無線LAN端末を備える無線LANシステムであって、
    前記複数の無線LAN端末のそれぞれは、
    チャネルサーチを行なうことによって、周辺のアクセスポイントを検出するチャネルサーチ手段と、
    前記チャネルサーチ手段によって検出されたアクセスポイントとの間で、無線通信により帰属処理を行う端末側帰属処理手段と、
    前記チャネルサーチ手段によって、帰属中のアクセスポイント以外の他のアクセスポイントが1台以上検出された場合に、当該他のアクセスポイントのそれぞれの通信負荷が予め定められた値未満か否かを示す負荷状況を要求する負荷状況要求を、当該他のアクセスポイントへ、帰属中のアクセスポイントを介して、無線通信により送信する負荷状況要求手段と、
    帰属中のアクセスポイントを介して、前記他のアクセスポイントのそれぞれから、当該他のアクセスポイントの負荷状況を示す負荷状況応答を無線通信により受信した場合に、当該負荷状況応答の少なくともいずれかに、通信負荷が予め定められた値以上である旨を示す負荷状況が格納されているならば、自無線LAN端末のユーザにその旨を通知する端末側通知手段と
    を有し、
    それぞれのアクセスポイントは、
    前記無線LAN端末との間で帰属処理を行うAP側帰属処理手段と、
    自アクセスポイントに現在帰属している無線LAN端末による無線通信に基づいて、自アクセスポイントの通信負荷を算出する通信負荷算出手段と、
    自アクセスポイントに帰属している無線LAN端末による他のアクセスポイントへの前記負荷状況要求を、無線通信により受信した場合に、当該負荷状況要求を、対応する他のアクセスポイントへ有線通信により転送する負荷状況要求転送手段と、
    有線通信により他のアクセスポイントから前記負荷状況要求を受信した場合に、前記通信負荷算出手段によって算出された通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定し、判定結果を含む負荷状況応答を、当該負荷状況要求を送信してきたアクセスポイントへ有線通信により送信する負荷状況応答手段と、
    有線通信により他のアクセスポイントから受信した前記負荷状況応答を、対応する負荷状況要求を送信してきた無線LAN端末へ、無線通信により送信するAP側通知手段と
    を有することを特徴とする無線LANシステム。
  2. 請求項1に記載の無線LANシステムであって、
    それぞれの前記アクセスポイントは、
    自アクセスポイントの通信負荷が予め定められた値未満である旨を含む負荷状況応答を通知した無線LAN端末の識別情報を格納する予約端末情報格納手段をさらに有し
    前記通信負荷算出手段は、
    自アクセスポイントを介して現在無線通信中の無線LAN端末によって、自アクセスポイントに発生している端末負荷と、前記予約端末情報格納手段に格納されている識別情報に対応する無線LAN端末が自アクセスポイントを介して無線通信を行った場合に自アクセスポイントに発生する予約負荷とに基づいて通信負荷を算出し、
    前記負荷状況要求転送手段は、
    前記負荷状況要求と共に、当該負荷状況要求を送信してきた無線LAN端末の識別情報を、当該負荷状況要求に対応するアクセスポイントへ転送し、
    前記負荷状況応答手段は、
    前記通信負荷算出手段によって算出された通信負荷が予め定められた値未満である場合、当該負荷状況要求を送信してきた無線LAN端末の識別情報を、前記予約端末情報格納手段に格納し、
    前記AP側帰属処理手段は、
    無線LAN端末から帰属要求を受信した場合に、前記予約端末情報格納手段を参照して、
    当該帰属要求を送信した無線LAN端末の識別情報が、前記予約端末情報格納手段内に格納されていない場合には、前記通信負荷算出手段によって算出された通信負荷が予め定められた値か否かを判定し、予め定められた値未満の場合には、当該帰属要求に基づいて帰属処理を行い、予め定められた値以上の場合には、当該帰属要求を送信してきた無線LAN端末へ帰属拒否を送信し、
    当該帰属要求を送信した無線LAN端末の識別情報が、前記予約端末情報格納手段内に格納されている場合には、当該識別情報を前記予約端末情報格納手段から削除すると共に、当該帰属要求に基づいて帰属処理を行うことを特徴とする無線LANシステム。
  3. 請求項2に記載の無線LANシステムであって、
    前記予約端末情報格納手段は、
    前記無線LAN端末の識別情報を格納した時刻を、当該識別情報に対応付けてさらに格納し、予め定められた期間が経過した識別情報を削除することを特徴とする無線LANシステム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の無線LANシステムであって、
    前記無線LAN端末の前記負荷状況要求手段は、
    予め定められたタイミングで、帰属中のアクセスポイントへ、繰り返し負荷状況要求を送信することを特徴とする無線LANシステム。
  5. 無線LAN端末との間で帰属処理を行うAP側帰属処理手段と、
    自アクセスポイントに現在帰属している無線LAN端末による無線通信に基づいて、自アクセスポイントの通信負荷を算出する通信負荷算出手段と、
    他のアクセスポイントの通信負荷が予め定められた値未満か否かを示す負荷状況を要求する負荷状況要求を、無線通信により受信した場合に、当該負荷状況要求を、対応する他のアクセスポイントへ有線通信により転送する負荷状況要求転送手段と、
    有線通信により他のアクセスポイントから前記負荷状況要求を受信した場合に、前記通信負荷算出手段によって算出された通信負荷が予め定められた値未満か否かを判定し、判定結果を含む負荷状況応答を、当該負荷状況要求を送信してきたアクセスポイントへ有線通信により送信する負荷状況応答手段と、
    有線通信により他のアクセスポイントから受信した前記負荷状況応答を、対応する負荷状況要求を送信してきた無線LAN端末へ、無線通信により送信するAP側通知手段と
    を有するアクセスポイントを備える無線LANシステムに用いられる無線LAN端末であって、
    チャネルサーチを行なうことによって、周辺のアクセスポイントを検出するチャネルサーチ手段と、
    前記チャネルサーチ手段によって検出されたアクセスポイントとの間で、無線通信により帰属処理を行う端末側帰属処理手段と、
    前記チャネルサーチ手段によって、帰属中のアクセスポイント以外の他のアクセスポイントが1台以上検出された場合に、当該他のアクセスポイントのそれぞれへ前記負荷状況要求を、帰属中のアクセスポイントを介して、無線通信により送信する負荷状況要求手段と、
    帰属中のアクセスポイントを介して、前記他のアクセスポイントのそれぞれから、当該他のアクセスポイントの負荷状況を示す負荷状況応答を無線通信により受信した場合に、当該負荷状況応答の少なくともいずれかに、現在の通信負荷が予め定められた値以上である旨を示す負荷状況が格納されているならば、自無線LAN端末のユーザにその旨を通知する端末側通知手段と
    を有することを特徴とする無線LAN端末。
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