JP4825612B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4825612B2
JP4825612B2 JP2006207626A JP2006207626A JP4825612B2 JP 4825612 B2 JP4825612 B2 JP 4825612B2 JP 2006207626 A JP2006207626 A JP 2006207626A JP 2006207626 A JP2006207626 A JP 2006207626A JP 4825612 B2 JP4825612 B2 JP 4825612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
state
vehicle
seat cushion
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006207626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008030659A (ja
Inventor
雅之 山田
啓介 小野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2006207626A priority Critical patent/JP4825612B2/ja
Publication of JP2008030659A publication Critical patent/JP2008030659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4825612B2 publication Critical patent/JP4825612B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両用シート装置に関する。
従来の車両用シートとして、シートの折畳み時に、シートバックの前倒しに連動してシートクッションをフロア上に下降させるダイブダウンシートが開示されている(特許文献1参照)。またウォークイン機能を有するチップアップ型シートが開示されている(特許文献2参照)。
特開2005−67325号公報 特開2004−359111号公報 特開2004−175300号公報 実開昭63−121143号公報 特開2005−335697号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例では、シートの折畳み時に、シートバックの前倒しに連動してシートクッションが前下方に移動するため、車室という限られたスペースの中においてはスライド量が制限されてしまう。またシートクッションを前下方に移動させる際に、シートバックと前席との干渉を防止するために、シートバックの下部を車両後方へスライドさせて逃がすようにしているので、後席への乗降性の点で未だ改良の余地がある。一方、上記特許文献2に記載の従来例では、シートクッションのチップアップとシートの前方移動が別動作であり、操作性の点で改良の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、簡単な操作で後側車両用シートへの乗降性を高めることを目的とする。
請求項1の発明は、乗員が着座可能なシートクッションと、前記乗員の背もたれとして構成され、前記シートクッション側へ前倒し可能に構成されたシートバックと、前記シートクッション及び前記シートバックを車両前後方向にスライド可能とするシートスライド装置と、一端が前記シートクッションに連結されたケーブルと、前記シートスライド装置に設けられると共に前記ケーブルを巻取り可能に構成され、前記シートスライド装置による前記シートクッション及び前記シートバックのスライドに伴い、前記ケーブルの繰出し量を調整する調整部と、を有すると共に、シートアレンジとして、前記乗員が着座可能な着座状態と、前記シートバックが前倒しされると共に前記シートクッションが起立状態となる乗降状態とを有し、前記シートスライド装置による前記シートクッション及び前記シートバックの車両前方へのスライドに連動して、前記シートアレンジが前記着座状態から前記乗降状態へ変形することを特徴としている。
請求項1に記載の車両用シート装置では、シートアレンジとして、着座状態と乗降状態とを有しており、シートスライド装置によるシートクッション及びシートバックの車両前方へのスライドに連動して、シートアレンジが着座状態から乗降状態へ変形する。このため、簡単な操作でシートアレンジの変形を行うことができる。またこのとき、シートクッションが起立するので、シートバックのスライド量をより多く確保することができ、シートクッション及びシートバックが何れも車両前方へより多くスライドするので、後方側車両用シートへの乗降性がより良好となる。
また調整部から繰り出されるケーブルの一端をシートクッションに連結し、シートスライド装置によるシートクッション及びシートバックのスライドに伴い、該ケーブルの繰出し量が調整されるので、シートアレンジを着座状態から乗降状態へ変形させる際には、シートクッションが起立して行くに従って、調整部からケーブルが繰り出されて行く。またシートアレンジを乗降状態から着座状態へ変形させる際には、シートクッションが倒れて行くに従って、ケーブルが調整部に巻き取られて行く。このため、着座状態と乗降状態との間でシートアレンジの変形を行う際の操作性を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用シート装置において、前記シートアレンジとして、前記シートクッションが車両前下方に移動し該シートクッションの上側に前記シートバックが重畳状態となる格納状態を有することを特徴としている。
請求項2に記載の車両用シート装置では、シートアレンジとして、シートクッションが車両前下方に移動し該シートクッションの上側にシートバックが重畳状態となる格納状態を有しているので、着座状態から乗降状態又は格納状態へのシートアレンジの変形を選択的に行うことができ、より多彩なシートアレンジが可能である。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置において、前記調整部として、前記シートスライド装置の可動側部材であるアッパレールに回動自在に支持された歯車と、前記シートスライド装置の固定側部材であるロワレールの所定範囲に設けられ、前記アッパレールのスライドにより前記歯車が該所定範囲内を移動する際に該歯車を回転させるラックと、前記歯車の回転方向に応じて前記ケーブルを巻取り及び繰出し可能に構成され、前記シートアレンジを前記着座状態から前記乗降状態へ変形させる際に前記ケーブルを繰り出し、前記シートアレンジを前記乗降状態から前記着座状態へ変形させる際に前記ケーブルを巻き取るドラムと、を有することを特徴としている。
請求項に記載の車両用シート装置では、シートスライド装置の可動側部材であるアッパレールに歯車が支持され、該シートスライド装置の固定側部材であるロワレールの所定範囲にラックが設けられており、歯車がラックと噛合した状態でアッパレールをスライドさせると、該歯車がラックにより回転駆動され、該歯車と共にドラムが回転する。これにより、アッパレールのスライドに連動して、ドラムによるケーブルの巻取り及び繰出しを行うことができ、着座状態と乗降状態との間でシートアレンジの変形を行う際の操作性を更に向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用シート装置によれば、簡単な操作で後側車両用シートへの乗降性を高めることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の車両用シート装置によれば、着座状態から乗降状態又は格納状態へのシートアレンジの変形を選択的に行うことができ、より多彩なシートアレンジが可能になる、という優れた効果が得られる。
請求項に記載の車両用シート装置によれば、アッパレールのスライドに連動してドラムによるケーブルの巻取り及び繰出しを行うことで、着座状態と乗降状態との間でシートアレンジの変形を行う際の操作性を更に向上させることができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1において、本実施の形態に係る車両用シート装置10は、シートクッション12と、シートバック14と、シートスライド装置16と、ケーブル18と、調整部22とを有している。また車両用シート装置10は、シートアレンジとして、乗員(図示せず)が着座可能な着座状態と、シートバック14が前倒しされると共にシートクッション12が起立状態となる乗降状態と、シートクッション12が車両前下方に移動し該シートクッション12の上側にシートバック14が重畳状態となる格納状態とを有し、シートスライド装置16によるシートクッション12及びシートバック14の車両前方へのスライドに連動して、シートアレンジが着座状態から乗降状態へ変形するように構成されている。
シートクッション12は、乗員が着座可能な座面を構成する部品であり、シートクッションフレーム24を有している。該シートクッションフレーム24は、例えば略四角形の枠状体であり、例えば網状のスプリング(図示せず)が張られている。シートクッションフレーム24は、所定形状に成形されたクッション材(図示せず)で被覆され、該クッション材は更にシート表皮(図示せず)により覆われている。
シートバック14は、シートバックフレーム26を有し、ベース部材28にリクライニング機構30を介して傾斜角度調整可能に設けられた、乗員の背もたれを構成する部品である。シートバックフレーム26は、車幅方向両側に設けられるサイドフレーム26Aと、該サイドフレーム26Aの上部同士を連結するアッパーパイプ26Bとを有している。
サイドフレーム26Aには、例えば網状のスプリング(図示せず)が張られている。シートバックフレーム26は、所定形状に成形されたクッション材(図示せず)で被覆され、該クッション材は更にシート表皮(図示せず)により覆われている。
ベース部材28は、シートスライド装置16上に配設され、ベース部材28の後部にはリクライニング機構30が配設されている。リクライニング機構30には、シートバックフレーム26におけるサイドフレーム26Aの下端が連結されている。シートバック14の例えば側面には、シートアレンジを変更する際に操作する操作レバー32が設けられている。なお操作レバー32として、シートアレンジを格納状態にする際に使用する操作レバーと、シートアレンジを乗降状態にする際に使用する操作レバーとを別々に設けてもよい。
リクライニング機構30は、シートバック14の傾動作動を規制するストッパ機構(図示せず)を備えており、シートアレンジを着座状態から乗降状態(ウォークイン状態:シートクッション12を起立させる状態、詳しくは該シートクッション12を起立させてシートスライド装置16のロックを解除しシートを最前位置程度まで移動させる。)に変形させる際に、シートバック14を車両前方へ所定の傾斜角度まで倒したところで、シートバック14がそれ以上倒れ込まないように保持できると共に、シートアレンジを着座状態から格納状態に変形させる際には、ストッパ機構によるシートバック14の所定傾斜角度までの傾動動作の規制が解除され、シートバック14を、シートクッション12に重なる位置まで前倒しして折畳み状態にすることができるように構成されている。
シートスライド装置16は、可動側部材であるアッパレール34と固定側部材であるロワレール36とを組み合せたものであり、アッパレール34がロワレール36上を車両前後方向にスライド可能に構成されている。ロワレール36は、図示しないフロア上に、1台の車両用シート装置10につき左右一対が互いに平行に固定されており、アッパレール34が各々のロワレール36に一本ずつ組み付けられている。
アッパレール34の後部には、ベース部材28が固定され、該ベース部材28の近傍には、調整部22のドラム38及び歯車48が回動自在に支持されている。アッパレール34の前部には、第1連結部材41の一端41Aが回動自在に連結されている。
一方、ロワレール36の所定範囲には、調整部22のラック44が、アッパレール34のスライド方向、即ち車両前後方向に沿って設けられている。ラック44は、アッパレール34のスライドにより歯車48が該所定範囲内を移動する際に、該歯車48と噛合して該歯車48を回転させることができるようになっている。アッパレール34をある程度車両前方へスライドさせたときに歯車48を回転させることができるように、ラック44は例えばロワレール36の前部に設けられている。
ドラム38は、歯車48の回転方向に応じてケーブル18を巻取り及び繰出し可能に構成され、具体的にはシートアレンジを着座状態から乗降状態へ変形させる際にケーブル18を繰り出し、シートアレンジを乗降状態から着座状態へ変形させる際にケーブル18を巻き取るように構成されている。ケーブル18のうち、ドラム38から繰り出された部分は、ケーブルアウタ54により案内されてシートクッション12における例えばシートクッションフレーム24の後部へ延び、該後部にケーブル18の一端18Aが連結されている。なお、ドラム38と歯車48との間に駆動力伝達の有無を切替え可能なクラッチ(図示せず)を設け、シートアレンジを着座状態と乗降状態との間で変形させる際に、例えば操作レバー32の操作により該クラッチがONとなり、それ以外ではOFFとなるように構成してもよい。
第1連結部材41の他端41Bは、シートクッションフレーム24の前部に回動自在に連結されており、該他端41Bには例えばぜんまいばね50が設けられている。ぜんまいばね50は、第1連結部材41に対して、シートクッションフレーム24を紙面反時計回り、即ちシートクッション12の後部を車両上方に持ち上げる方向に付勢している。
シートクッションフレーム24とシートバックフレーム26は、例えばブーメラン形の第2連結部材42により連結されている。具体的には、図1において、第2連結部材42の一端42Aは、シートクッションフレーム24における第1連結部材41の他端41Bの連結点より車両後方側、例えば中央部に回動自在に連結されており、また第2連結部材42の他端42Bは、シートバックフレーム26におけるサイドフレーム26Aの例えば下部に回動自在に連結されている。シートクッションフレーム24には、第2連結部材42の一端42Aと係合することで、シートクッションフレーム24に対する第2連結部材42の動きを規制するロック部材52が設けられている。ロック部材52は、図示しないケーブルにより、操作レバー32と連結されており、該操作レバー32を操作することにより、ロック部材52による第2連結部材42のロック状態を解除できるようになっている。
ロック部材52による第2連結部材42の規制が解除された際に、ぜんまいばね50の付勢力によりシートクッション12の後部が直ちに車両上方に持ち上げられてしまうことがないように、ケーブル18を巻き取るドラム38には、例えば適度な回転抵抗が付与されている。この回転抵抗としては、摩擦抵抗を用いてもよいし、またドラム38の繰出し方向の回転に対して抵抗力を生ずるぜんまいばね等の付勢手段を用いてもよい。
なお、操作レバー32については、シートアレンジを着座状態から格納状態へ変形する際に使用する操作レバーと、シートアレンジを着座状態から乗降状態へ変形する際に使用する操作レバーとを別々に設けてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1に示されるように、シートアレンジが着座状態のときの車両用シート装置10では、ロック部材52が第2連結部材42の一端42Aに係合しロック状態となっているため、シートクッション12の後部がぜんまいばね50の付勢力により車両上方に持ち上げられることがなく、これにより該シートクッション12及びシートバック14が、例えば夫々適度に後傾した着座状態に保持されている。このとき、ケーブル18の多くの部分は、調整部22のドラム38に巻き取られており、シートクッションフレーム24の後部は、例えばベース部材28に設けられた支持部(図示せず)に支持されている。
シートアレンジが着座状態のとき、ロワレール36上においてアッパレール34をスライドさせることで、車両用シート装置10の前後位置を調節することが可能である。ドラム38と歯車48との間にクラッチが設けられている場合には、該歯車48がラック44と噛合して回転しても、その駆動力がドラム38には伝達されないので、シートクッション12が起立しないままケーブル18が繰り出されてしまうことはない。
次に、シートアレンジを着座状態から乗降状態へ変形させる場合の作用について説明する。この場合、操作レバー32による所定の操作を行い、シートスライド装置16を用いてシートクッション12及びシートバック14を車両前方へスライドさせることで、シートアレンジを乗降状態に変形させることが可能である。
具体的には、操作レバー32による所定の操作を行うと、図示しないケーブルが引かれ、ロック部材52が第2連結部材42の一端42Aから離脱し、ロック状態が解除されるので、ぜんまいばね50の付勢力によりシートクッション12が回動可能となる。しかしながら、ドラム38には適度な回転抵抗が付与されているため、ラック44により回転駆動されていない段階では、ケーブル18がドラム38から繰り出されることはなく、シートクッション12の後部が車両上方に持ち上げられて起立状態になることはない。
また操作レバー32による所定の操作を行ったとき、ロック部材52によるロック状態の解除とは別に、リクライニング機構30におけるシートバック14のロック状態が解除されてシートバック14の前倒しが可能となる。更にこのとき、シートスライド装置16において、ロワレール36上をアッパレール34がスライド可能な状態となる。
このように、操作レバー32による所定の操作を行った後、シートクッション12及びシートバック14を車両前方にスライドさせると、該シートクッション12及びシートバック14は、歯車48がラック44と噛合するまでは着座状態の姿勢で車両前方に移動する。
そして、歯車48がラック44に噛合した後、更にシートクッション12及びシートバック14を車両前方にスライドさせると、ラック44により歯車48が回転駆動され、これに伴ってドラム38が紙面反時計回り、即ちケーブル18の繰出し方向に回転する。このようにドラム38が回転して行くに従って、該ドラム38からケーブル18が繰り出されて行き、図2に示されるように、シートクッション12の後部が次第に車両上方に持ち上げられ、起立状態となる。またシートクッション12とシートバック14は、第2連結部材42により連結されているので、シートクッション12の起立に伴い、シートバック14は前倒し状態となる。
このようにして、車両用シート装置10では、操作レバー32を操作してシートクッション12及びシートバック14を車両前方へスライドさせるだけの簡単な操作でシートアレンジを着座状態から乗降状態へと変形させることができる。またラック44と歯車48とが噛合した状態でのアッパレール34のスライドに連動して、ドラム38によるケーブル18の巻取り及び繰出しを行うことができるので、着座状態と乗降状態との間でシートアレンジの変形を行う際の操作性を向上させることができる。
更に車両用シート装置10では、シートスライド装置16によるシートクッション12及びシートバック14の車両前方へのスライドに連動して、シートアレンジが着座状態から乗降状態へ変形するので、シートバック14のスライド量をより多く確保することができ、これによりシートクッション12及びシートバック14が何れも車両前方へより多くスライドするので、後方側車両用シートへの乗降性がより良好となる。
シートアレンジを乗降状態から着座状態へ戻す際には、シートバック14を車両後方へ引くことにより、ラック44と噛合している間ドラム38が紙面時計回りに回転し、ケーブル18が該ドラム38に巻き取られて行く。シートクッション12は、該ケーブル18により引き戻されるようにして、ぜんまいばね50の付勢力に抗しつつ、第1連結部材41の他端41Bを中心として車両後方に倒れて行き、やがてロック部材52が第2連結部材42の一端42Aと係合してロック状態となる。このときシートバック14は、第2連結部材42により、シートクッション12の倒れに連動して次第に車両後方へ倒れて行く。このようにして、図1に示されるように、シートクッション12及びシートバック14は、適度に後傾した着座状態に復帰する。
次に、シートアレンジを着座状態から格納状態へ変形させる場合の作用について説明する。図1において、操作レバー32による所定の操作を行うと、リクライニング機構30によるシートバック14のロックが解除される。このときロック部材52は第2連結部材42の一端42Aと係合しており、該第2連結部材42とシートクッションフレーム24との間で相対運動が生じないように規制されている。
図3に示されるように、この状態でシートバック14を前倒しすると、第2連結部材42に押されてシートクッション12が車両前方へ移動し、これに伴って第1連結部材41が一端41Aを中心として車両前方に倒れるので、結果的にシートクッション12がシートスライド装置16に接近するように車両前下方に移動する。そして同時にシートクッション12の上側にシートバック14が重畳状態となり、着座状態から格納状態へのシートアレンジの変形が完了する。
シートクッションフレーム24の後部には、ケーブル18が連結されているが、シートクッション12が車両前下方に移動する際には、該ケーブル18に対する張力が高まることでドラム38が回転するので、該ケーブル18は必要量だけ引き出される。ケーブルアウタ54の配置によっては、ケーブル18を引き出すことなく、着座状態及び格納状態間でシートアレンジを変形させることが可能である。シートアレンジを格納状態から着座状態へ戻す際には、シートバック14を引き起こすことにより、第2連結部材42を介してシートクッション12を着座可能状態に復帰させることができる。
このように、車両用シート装置10では、着座状態から乗降状態又は格納状態へのシートアレンジの変形を選択的に行うことができ、より多彩なシートアレンジが可能である。
[第2実施形態]
図4から図6において、本実施の形態に係る車両用シート装置20では、シートアレンジとして、着座状態、乗降状態及び格納状態を有する点は、第1実施形態と同様であるが、シートアレンジを乗降状態へ変形する際にシートクッション12を起立させるための構成が第1実施形態と異なっているので、その差異点について説明する。
図5に示されるように、シートスライド装置16におけるアッパレール34の前部には、第1連結部材61の一端61Aが回動自在に連結されており、該第1連結部材61の他端61Bは、第3連結部材63の一端63Aと回動自在に連結されている。第3連結部材63は、例えばブーメラン形の部材であり、該第3連結部材63の他端63Bは、一端62Aがシートクッションフレーム24に固定された第2連結部材62の他端62Bと共に、シートバックフレーム26におけるサイドフレーム26Aの例えば下部に夫々回動自在に連結されている。第2連結部材62の他端62B及び第3連結部材63の他端63Bは、例えば同軸上に枢着されている。
第2連結部材62は、例えばブーメラン形の部材であり、他端62Bを中心として車両上方に回動することで、シートクッション12の前部を車両上方に持ち上げて、該シートクッション12を起立させることができるようになっている。具体的には、第2連結部材62の他端62Bには、ぜんまいばね64が設けられており、該ぜんまいばね64は、第3連結部材63に対して、第2連結部材62を、紙面時計回り、即ちシートクッション12の前部を車両上方に持ち上げる方向に付勢している。
図4,図6に示されるように、シートクッションフレーム24の前部には、第1連結部材61の他端61B及び第3連結部材63の一端63Aを、シートクッションフレーム24に対して着脱可能に連結するロック部材66が設けられている。具体的には、ロック部材66は、第1連結部材61の他端61Bの側部に設けられたピン70に対して係合することで、第1連結部材61及び第3連結部材63に対して連結され、該連結時にはロック部材66に対して第1連結部材61及び第3連結部材63が夫々回動可能となっている。
またロック部材66は、引張りコイルばね68により、例えばシートクッションフレーム24の前端側に付勢されると共に、図示しないケーブルにより操作レバー32と連結されている。該操作レバー32の所定の操作により、引張りコイルばね68の付勢力に抗してロック部材66を揺動させて、ピン70との係合を解除できるように構成されている。
なお、ピン70は、第1連結部材61の他端61Bと第3連結部材63の一端63Aを枢支する軸(図示せず)の同軸上に設けられているが、該軸をピン70の代わりに他端61Bの側部から突出させてロック部材66と係合するように構成してもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図4に示されるように、シートアレンジが着座状態のときの車両用シート装置20では、ロック部材66がピン70に係合しロック状態となっているため、シートクッション12がぜんまいばね64の付勢力により車両上方に持ち上げられることがなく、これにより該シートクッション12及びシートバック14が、例えば夫々適度に後傾した着座状態に保持されている。このとき、ケーブル18の多くの部分は、調整部22のドラム38に巻き取られている。
シートアレンジが着座状態のとき、ロワレール36上においてアッパレール34をスライドさせることで、車両用シート装置20の前後位置を調節することが可能である。ドラム38と歯車48との間にクラッチが設けられている場合には、該歯車48がラック44と噛合して回転しても、その駆動力がドラム38には伝達されないので、シートクッション12が起立しないままケーブル18が繰り出されてしまうことはない。
次に、シートアレンジを着座状態から乗降状態へ変形させる場合の作用について説明する。この場合、操作レバー32による所定の操作を行い、シートスライド装置16を用いてシートクッション12及びシートバック14を車両前方へのスライドさせることで、シートアレンジを乗降状態に変形させることが可能である。
具体的には、操作レバー32による所定の操作を行うと、図示しないケーブルが引かれ、ロック部材66がぜんまいばね64の付勢力に抗して揺動してピン70から離脱し、ロック状態が解除されるので、ぜんまいばね64の付勢力により第2連結部材62を介してシートクッション12が回動可能となる。しかしながら、ドラム38には適度な回転抵抗が付与されているため、ラック44により回転駆動されていない段階では、ケーブル18がドラム38から繰り出されることはなく、第2連結部材62によりシートクッション12の前部が車両上方に持ち上げられて起立状態になることはない。
また操作レバー32による所定の操作を行ったとき、ロック部材66によるロック状態の解除とは別に、リクライニング機構30におけるシートバック14のロック状態が解除されてシートバック14の前倒しが可能となる。更にこのとき、シートスライド装置16において、ロワレール36上をアッパレール34がスライド可能な状態となる。
このように、操作レバー32による所定の操作を行った後、シートクッション12及びシートバック14を車両前方にスライドさせると、該シートクッション12及びシートバック14は、歯車48がラック44と噛合するまでは着座状態の姿勢で車両前方に移動する。
そして、歯車48がラック44に噛合した後、更にシートクッション12及びシートバック14を車両前方にスライドさせると、ラック44により歯車48が回転駆動され、これに伴ってドラム38が紙面反時計回り、即ちケーブル18の繰出し方向に回転する。このようにドラム38が回転して行くに従って、該ドラム38からケーブル18が繰り出されて行き、図5に示されるように、シートクッション12の前部が次第に車両上方に持ち上げられ、起立状態となる。またこのときシートバック14は、リクライニング機構30の作動により、適度に前倒しされた状態となり、第3連結部材63は、シートバック14の前倒しに伴って若干車両前方へ押し出される。第1連結部材61は、第3連結部材63の押出しに伴って一端61Aを中心として車両前方に若干揺動する。
このようにして、車両用シート装置20では、操作レバー32を操作してシートクッション12及びシートバック14を車両前方へスライドさせるだけの簡単な操作でシートアレンジを着座状態から乗降状態へと変形させることができる。またラック44と歯車48とが噛合した状態でのアッパレール34のスライドに連動して、ドラム38によるケーブル18の巻取り及び繰出しを行うことができるので、着座状態と乗降状態との間でシートアレンジの変形を行う際の操作性を向上させることができる。
更に車両用シート装置20では、シートスライド装置16によるシートクッション12及びシートバック14の車両前方へのスライドに連動して、シートアレンジが着座状態から乗降状態へ変形するので、シートバック14のスライド量をより多く確保することができ、これによりシートクッション12及びシートバック14が何れも車両前方へより多くスライドするので、後方側車両用シートへの乗降性がより良好となる。
シートアレンジを乗降状態から着座状態へ戻す際には、シートバック14を車両後方へ引くことにより、ラック44と噛合している間ドラム38が紙面時計回りに回転し、ケーブル18が該ドラム38に巻き取られて行く。シートクッション12は、該ケーブル18により引き戻されるようにして、ぜんまいばね64の付勢力に抗しつつ、第2連結部材62の他端62Bを中心として車両前方に倒れて行き、やがてロック部材66がピン70と係合してロック状態となる。このようにして、図4に示されるように、シートクッション12及びシートバック14は、適度に後傾した着座状態に復帰する。
次に、シートアレンジを着座状態から格納状態へ変形させる場合の作用について説明する。図4において、操作レバー32による所定の操作を行うと、リクライニング機構30によるシートバック14のロックが解除される。このときロック部材66はピン70と係合しており、シートクッション12がぜんまいばね64の付勢力により起立状態となることはない。
図6に示されるように、この状態でシートバック14を前倒しすると、第3連結部材63に押されてシートクッション12が車両前方へ移動し、これに伴って第1連結部材61が一端61Aを中心として車両前方に倒れるので、結果的にシートクッション12がシートスライド装置16に接近するように車両前下方に移動する。そして同時にシートクッション12の上側にシートバック14が重畳状態となり、着座状態から格納状態へのシートアレンジの変形が完了する。
シートクッションフレーム24の後部には、ケーブル18が連結されているが、シートクッション12が車両前下方に移動する際には、該ケーブル18に対する張力が高まることでドラム38が回転するので、該ケーブル18は必要量だけ引き出される。ケーブルアウタ54の配置によっては、ケーブル18を引き出すことなく、着座状態及び格納状態間でシートアレンジを変形させることが可能である。シートアレンジを格納状態から着座状態へ戻す際には、シートバック14を引き起こすことにより、第3連結部材63を介してシートクッション12を着座可能状態に復帰させることができる。
このように、車両用シート装置20においても、着座状態から乗降状態又は格納状態へのシートアレンジの変形を選択的に行うことができ、より多彩なシートアレンジが可能である。
なお上記各実施形態においては、シートアレンジとして、着座状態、乗降状態及び格納状態を有しているものとしたが、これに限られるものではなく、少なくとも着座状態と乗降状態を有していればよい。
またラック44の長さや配置は、図示のものに限られない。歯車48からドラム38への駆動力伝達の有無を切替え可能なクラッチ等を有していれば、歯車48とラック44が常時噛合していてもよい。
更に、調整部22として、ドラム38、歯車48及びラック44を例示したが、調整部22の構成はこれらの部品に限られるものではなく、着座状態から乗降状態へのシートアレンジの変形時に、例えばモータ等の駆動源によりシートクッション12を起立させて行く構成であってもよい。
図1から図3は、第1実施形態に係り、図1はシートアレンジが着座状態のときの車両用シート装置を示す側面図である。 シートアレンジが乗降状態のときの車両用シート装置を示す側面図である。 シートアレンジが格納状態のときの車両用シート装置を示す側面図である。 図4から図6は、第2実施形態に係り、図4はシートアレンジが着座状態のときの車両用シート装置を示す側面図である。 シートアレンジが乗降状態のときの車両用シート装置を示す側面図である。 シートアレンジが格納状態のときの車両用シート装置を示す側面図である。
符号の説明
10 車両用シート装置
12 シートクッション
14 シートバック
16 シートスライド装置
18 ケーブル
18A 一端
20 車両用シート装置
22 調整部
30 リクライニング機構
34 アッパレール
36 ロワレール
38 ドラム
44 ラック
48 歯車

Claims (3)

  1. 乗員が着座可能なシートクッションと、
    前記乗員の背もたれとして構成され、前記シートクッション側へ前倒し可能に構成されたシートバックと、
    前記シートクッション及び前記シートバックを車両前後方向にスライド可能とするシートスライド装置と、
    一端が前記シートクッションに連結されたケーブルと、
    前記シートスライド装置に設けられると共に前記ケーブルを巻取り可能に構成され、前記シートスライド装置による前記シートクッション及び前記シートバックのスライドに伴い、前記ケーブルの繰出し量を調整する調整部と、を有すると共に、
    シートアレンジとして、前記乗員が着座可能な着座状態と、前記シートバックが前倒しされると共に前記シートクッションが起立状態となる乗降状態とを有し、
    前記シートスライド装置による前記シートクッション及び前記シートバックの車両前方へのスライドに連動して、前記シートアレンジが前記着座状態から前記乗降状態へ変形することを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記シートアレンジとして、前記シートクッションが車両前下方に移動し該シートクッションの上側に前記シートバックが重畳状態となる格納状態を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。
  3. 前記調整部として、
    前記シートスライド装置の可動側部材であるアッパレールに回動自在に支持された歯車と、
    前記シートスライド装置の固定側部材であるロワレールの所定範囲に設けられ、前記アッパレールのスライドにより前記歯車が該所定範囲内を移動する際に該歯車を回転させるラックと、
    前記歯車の回転方向に応じて前記ケーブルを巻取り及び繰出し可能に構成され、前記シートアレンジを前記着座状態から前記乗降状態へ変形させる際に前記ケーブルを繰り出し、前記シートアレンジを前記乗降状態から前記着座状態へ変形させる際に前記ケーブルを巻き取るドラムと、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置。
JP2006207626A 2006-07-31 2006-07-31 車両用シート装置 Expired - Fee Related JP4825612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006207626A JP4825612B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 車両用シート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006207626A JP4825612B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 車両用シート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008030659A JP2008030659A (ja) 2008-02-14
JP4825612B2 true JP4825612B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=39120524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006207626A Expired - Fee Related JP4825612B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 車両用シート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4825612B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5125656B2 (ja) * 2008-03-24 2013-01-23 トヨタ紡織株式会社 車両用シート
DE102008030234B4 (de) * 2008-06-25 2019-01-10 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Umklappbarer Fahrzeugsitz
JP5769472B2 (ja) * 2011-03-31 2015-08-26 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
KR200473159Y1 (ko) 2013-07-03 2014-06-13 현대다이모스(주) 폴딩 앤 다이브 기능을 구비한 차량용 시트
KR200473160Y1 (ko) 2013-07-03 2014-06-13 현대다이모스(주) 차량용 시트의 폴딩 앤 다이브 장치
JP6381126B2 (ja) * 2014-12-08 2018-08-29 株式会社タチエス 車両用シート
CN108657035B (zh) * 2017-03-28 2021-04-20 诺博汽车***有限公司 座椅和车辆
JP6974711B2 (ja) * 2017-10-20 2021-12-01 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP7168877B2 (ja) 2018-09-12 2022-11-10 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
KR102563135B1 (ko) * 2023-01-18 2023-08-03 주식회사 월영지엔티 차량 탑재형 지하 탐사장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58100825A (ja) * 1981-12-11 1983-06-15 Canon Inc 表示素子
JPH04372432A (ja) * 1991-06-19 1992-12-25 Mitsubishi Electric Corp ウォークイン機構付き車両用シート
JP3014941B2 (ja) * 1995-02-28 2000-02-28 株式会社大井製作所 車両用シートのシートスライド装置
FR2870795B1 (fr) * 2004-05-26 2006-09-01 Faurecia Sieges Automobile Siege de vehicule et vehicule muni d'un tel siege
DE102005026861B4 (de) * 2004-12-23 2019-02-28 Adient Luxembourg Holding S.À R.L. Vorverlagerbarer Fahrzeugsitz mit einem Untergestell und zwei Schienenpaaren

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008030659A (ja) 2008-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4825612B2 (ja) 車両用シート装置
JP4190553B2 (ja) 車両用シート装置
JP4176118B2 (ja) 車両用シート装置
US8141930B2 (en) Vehicle seat
US8388054B2 (en) Stowable vehicle seat
JP5345792B2 (ja) 車両用格納シート
JP5164514B2 (ja) 車両用格納シート
WO2009119586A1 (ja) 車両用格納シート
KR101628403B1 (ko) 차량용 폴딩시트
JP4583613B2 (ja) 車両用シート支持機構
KR101371868B1 (ko) 워크인 시트
JP6599243B2 (ja) 車両用シートのリクライニング装置
JP2009029272A (ja) ウォークインシートスライド装置
JP5003141B2 (ja) 車両用シートのリクライニング構造
JP4437977B2 (ja) シート装置
JP2007313977A (ja) 車両用シート
JP5138256B2 (ja) フットレスト
KR101372108B1 (ko) 시트 높이 조절 연동형 슬라이딩 레버장치
JP2007106292A (ja) ヘッドレストの自動収納構造付きシート装置
JP5482980B2 (ja) 車両用シート
JP2007083789A (ja) 車両用シート装置
JP2013001175A (ja) 車両用シート
JP5777945B2 (ja) 車両用シート
JP2009234370A (ja) 車両用格納シート
JP5319143B2 (ja) シート係止装置及び車両用格納シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080320

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4825612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees