JP4821594B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を利用した画像形成装置に用いられる定着装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置において、記録用紙等の記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着装置として、特許文献1乃至2に開示のごとき構成のものが知られている。
特許文献1に開示の定着器は、2つの定着ローラ間に用紙を通してその用紙の画像形成面上に転写したトナー画像を定着する電子写真装置の定着器において、定着ローラのうち、用紙の画像形成面と対向する画像面対向定着ローラを、芯金の外周に弾性層を設けて構成する一方、ヒータを有するテンションローラをその画像面対向定着ローラの用紙搬送方向上流位置に設け、そのテンションローラと画像面対向定着ローラとの間に定着ベルトを掛け渡してなる。
また、特許文献2に開示の構成は、定着ローラと、加熱ローラと、両ローラに張架された定着ベルトと、該ベルトの外周面に接触して定着ベルトとの間でニップを形成する加圧ローラを備えたベルト定着装置において、定着ベルトを介して定着ローラと加圧ローラによって形成されるニップの出口分離部に対応した位置であって定着ベルトの内側に、出口分離部面を曲率の大きな形状部とした固定部材を備えるものである。
特開平3−133871号公報 特開2003−5566号公報
ところで、定着部材に記録媒体を加圧部材で圧接させて定着作用を行う定着装置では、定着部材の表面に凹みや傷があるとそれが原因となって画像の乱れを生じさせるため、記録媒体が定着部材に凹みや傷を付けることのない構成が望まれる。
本発明は、記録媒体による定着部材の凹みや傷の形成を抑制することのできる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明に係る定着装置は、記録媒体上に転写されたトナー像を当該記録媒体上に定着する定着装置であって、加熱される定着部材と、前記定着部材との間に加圧域を形成する加圧部材と、前記記録媒体の先端部と前記加圧域の入り口部位における前記定着部材の接線とが成す角度が、当該記録媒体の先端部と当該加圧域の入り口部位における前記加圧部材の接線とが成す角度より小さくなる条件を満たすように、当該記録媒体の当該加圧域への進入姿勢を規定する進入姿勢規定手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記進入姿勢規定手段は、前記記録媒体を湾曲させて前記条件を満たす姿勢として前記加圧域に進入させることを特徴とすることができる。
また、前記定着部材の前記記録媒体に接する面には樹脂層が形成されており、前記進入姿勢規定手段による当該記録媒体の前記加圧域への進入姿勢の規定によって当該記録媒体の先端部による当該樹脂層の変形が抑制されるように構成されていることを特徴とすることができる。
本発明に係る画像形成装置は、記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記記録媒体上に形成されたトナー像を加熱して当該記録媒体上に定着する定着部材と、前記定着部材との間に加圧域を形成する加圧部材と、前記加圧域に前記記録媒体を案内する案内手段と、を備え、前記案内手段は、前記記録媒体の先端部と前記加圧域の入り口部位における前記定着部材の接線とが成す角度が、当該記録媒体の先端部と当該加圧域の入り口部位における前記加圧部材の接線とが成す角度より小さくなる条件を満たす姿勢で、当該記録媒体が当該加圧域に進入するように当該記録媒体を案内することを特徴とする。
ここで、前記定着部材の前記記録媒体に接する面には樹脂層が形成されており、前記案内手段による当該記録媒体の前記加圧域への進入姿勢の規定によって当該記録媒体の先端部による前記樹脂層の変形が抑制されるように構成されていることを特徴とすることができる。
また、前記案内手段は、前記記録媒体の前記加圧域への進入姿勢を変更可能に構成されていることを特徴とすることができる。
さらに、前記案内手段は、前記条件を満たす姿勢で前記記録媒体を前記加圧域に進入させる第一の案内経路と、前記記録媒体を湾曲させて前記加圧域に進入させる第二の案内経路とを切り替え可能に備えており、前記記録媒体の情報を取得すると共に当該記録媒体の情報に基づいて前記案内手段を切り替える制御手段をさらに備えることを特徴とすることができる。
さらにまた、前記制御手段は、前記記録媒体の坪量が所定値以下では、前記案内手段を前記第二の案内経路とすることを特徴とすることができる。
請求項1の発明によれば、記録媒体の坪量に応じて記録媒体の加圧域への進入姿勢を適した状態となるように切り替えることができ、記録媒体による定着部材の表面の樹脂層の凹みや傷の形成を抑制するとともに、記録媒体におけるシワの発生を抑制することが可能になる。
請求項2の発明によれば、記録媒体による定着ベルトの表面の樹脂層の凹みや傷の形成を抑制することが可能になる。
請求項3の発明によれば、記録媒体の坪量に応じて記録媒体の加圧域への進入姿勢を適した状態となるように切り替えることができ、記録媒体による定着部材の表面の樹脂層の凹みや傷の形成を抑制するとともに、記録媒体におけるシワの発生を抑制することが可能になる。
請求項4の発明によれば、記録媒体による定着ベルトの表面の樹脂層の凹みや傷の形成を抑制することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態を適用した画像形成装置1の概略構成図である。
画像形成装置1は、いわゆるタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置であって、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次重畳して転写(一次転写)させる一次転写部10とを備えている。また、画像形成装置1は、中間転写ベルト15上に転写されたトナー画像を記録媒体としての記録用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部20と、二次転写された画像を記録用紙P上に定着させる定着装置60とを備えている。さらに、画像形成装置1は、上記各装置(各部)の動作を制御する制御手段としての制御部40と、記録用紙搬送機構50とを有している。
本実施の形態では、上記画像形成ユニット1Y,1M,1C,1K、中間転写ベルト15、二次転写部20等が、本発明におけるトナー像形成手段を構成しているものである。
なお、本発明は、このようなタンデム型のカラー画像形成装置に限るものではなく、回転式現像装置を用いたカラーの画像形成装置や、モノクロの複写機等に適用しても良いものである。
各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、図中画像形成ユニット1Yに代表して示すように、矢印A方向に回転する感光体ドラム11を備えている。感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11を帯電する帯電器12と、感光体ドラム11上に静電潜像を書込むレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)と、各色成分トナーを収容して感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器14とが配設されている。さらに、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を一次転写部10にて中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16と、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラムクリーナ17とが配設されている。これらの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に、略直線状に配置されている。
中間転写ベルト15は、各種ロールによって各感光体ドラム11の配列方向に沿って略直線状に延びる経路を有して張架され、図1に示す矢印B方向に所定の速度で循環(周回)駆動されるようになっている。
一次転写部10は、中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に対向配置された一次転写ロール16によって構成されている。一次転写ロール16は感光体ドラム11に中間転写ベルト15を圧接させるようになっている。また、一次転写ロール16にはトナーの帯電極性と逆極性の電圧(一次転写バイアス)が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム11上のトナー像を中間転写ベルト15に順次静電吸引し、中間転写ベルト15上にトナー像を重畳形成する。
二次転写部20は、中間転写ベルト15のトナー像形成面側に配置される二次転写ロール22と、中間転写ベルト15を挟んでこの二次転写ロール22に対向配置されたバックアップロール25とによって構成されている。
バックアップロール25には二次転写バイアスが印加されると共に、二次転写ロール22は接地されており、バックアップロール25との間に二次転写バイアスが形成されるようになっている。そして、中間転写ベルト15が支持したトナー像を、搬送供給される記録用紙P上に二次転写する。
また、中間転写ベルト15の二次転写部20の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上の残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーナ35が設けられている。
記録用紙搬送機構50は、記録用紙Pを収容する記録用紙トレイ51から、記録用紙Pを二次転写部20へと搬送すると共に、二次転写部20でトナー像が転写(二次転写)された記録用紙Pを定着装置60に搬送する記録用紙搬送経路52を備えている。
制御部40は、用紙設定等の各種情報が入力される図示しない操作パネルが接続されており、この操作パネルから入力される情報に基づいて、プロセススピードや、定着装置60の温度等の定着パラメータを変更する等、画像形成装置1の各機構を制御駆動する。
そして、画像形成装置1は、制御部40によって制御され、下記のようにして画像形成を行う。
すなわち、図示しない画像読取装置や図示しないパーソナルコンピュータ等から出力される画像データに基づいて、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kのそれぞれの感光体ドラム11上にそれぞれの色のトナー像を形成する。各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにおけるトナー像の形成は、帯電器12によって帯電された感光体ドラム11上をレーザ露光器13で走査露光して静電潜像を形成し、その静電潜像を現像器14によって現像してトナー像を形成することによって行われる。
ついで、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの感光体ドラム11上に形成したトナー像を、各一次転写部10において中間転写ベルト15上に重ね合わせて転写し、二次転写部20において記録用紙搬送機構50によって搬送される記録用紙P上に一括して静電転写する。
その後、トナー像が転写された記録用紙Pを、記録用紙搬送機構50によって定着装置60に搬送し、定着装置60によって熱および圧力によってトナー像を記録用紙P上に定着させ、図示しない排紙載置部に排出する。
つぎに、本発明の実施の形態である定着装置60について詳細に説明する。
図2は定着装置60の概略構成を示す断面図である。
定着装置60は、定着部材としての定着ベルト610を備える定着ベルトモジュール61、定着ベルトモジュール61に圧接配置された加圧部材としての加圧ロール62とによって構成されている。
そして、定着ベルトモジュール61と加圧ロール62との間に、記録用紙Pを加圧加熱してトナー像を定着させる加圧域としてのニップ部Nを形成している。ニップ部Nは、定着ロール611と加圧ロール62との間に形成されるロールニップ部N1と、剥離パッド64と加圧ロール62との間に形成される剥離パッドニップ部N2とから成る。
また、ニップ部Nの上流側(図中左側)には進入姿勢規定手段および案内手段としての導入機構70が配設され、下流側(図中右側)には排紙ガイド80が配設されている。
導入機構70は、記録用紙Pを案内して、ニップ部Nに進入する記録用紙Pの姿勢を規定する。この導入機構70については、後に詳述する。
排紙ガイド80の下流側には、上下の通路板65U,65Lが所定間隔で配設されて成る排紙通路65が接続され、そのさらに下流側に排紙ロール66が配設されている。
定着ベルトモジュール61は、定着ベルト610と、この定着ベルト610を張架しながら回転駆動する定着ロール611と、内側から定着ベルト610を張架する張架ロール612とを備えている。また、定着ベルト610の外側に配設されてその周回経路を規定する張架ロール613と、定着ロール611と張架ロール612との間の定着ベルト610の内側に配設されて定着ベルト610の経路を規定する張架ロール614とを備えている。さらに、定着ベルトモジュール61と加圧ロール62とが圧接する領域であるニップ部N内の下流側の、定着ロール611の近傍に配置された剥離部材としての剥離パッド64と、ニップ部Nの下流側において定着ベルト610を張架する張架ロール615とを備えている。
定着ベルト610は、所定幅で所定周長のフレキシブルなエンドレスベルトである。たとえば、厚さ80μm程度のポリイミド樹脂等で形成された基材の表面側(外周面側)に、厚さ200μmのシリコーンゴムからなる弾性層と、さらに弾性層上に被覆された厚さ30μmのフッ素樹脂(たとえばテトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂:PFA)からなる剥離層とが積層形成され構成されている。なお、この定着ベルト610の構成は、使用目的や使用条件等の装置設計条件に応じて、材質・厚さ・硬度等を適宜選択することができる。
定着ロール611は、たとえば、アルミニウム等によって形成された外径100mm,厚さ10mmで所定長さの円筒状のハードロールである。ただし、定着ロール611は、この構成に限るものではなく、加圧ロール62との間でニップ部Nを形成する際に、加圧ロール62からの押圧力に対して殆ど変形を生じないものであればよい。また、その表面に金属磨耗を防止する保護層として、厚さ200μmのフッ素樹脂等を被覆しても良い。そして、定着ロール611は、図示しない駆動モータによって、たとえば260mm/sの周速度で図2中矢印C方向に回転駆動され、これによって定着ベルト610を周回駆動するようになっている。
定着ロール611の内部には、加熱手段としてハロゲンヒータ616aが配設されている。このハロゲンヒータ616aは、定着ロール611の表面に接触するように配置された温度センサ617aの計測値に基づいて画像形成装置1の制御部40によって制御され、これによって定着ロール611はその表面温度がたとえば150℃に加熱制御されるようになっている。
張架ロール612は、たとえば、アルミニウム等によって形成された外径30mm,厚さ2mmで所定長さの円筒状ロールであり、その内部には加熱源としてのハロゲンヒータ616bが配設されている。このハロゲンヒータ616bは、張架ロール612の表面に接触するように配置された温度センサ617bの計測値に基づいて画像形成装置1の制御部40によって制御され、これによって張架ロール612はその表面温度がたとえば190℃に加熱制御されるようになっている。つまり、張架ロール612は、定着ベルト610を張架する機能とともに、定着ベルト610を内周面側から加熱する機能をも併せ持っている。
また、張架ロール612の両端部には定着ベルト610を外側に押圧するバネ部材(不図示)が配設され、定着ベルト610全体の張力を15kgfに設定し、定着ベルト610の張力を幅方向に亘って均一としている。
さらに、この張架ロール612は、詳細は図示しないが、一方の端部を支点として他端が定着ロール611に対して離接する方向に揺動可能に設けられており、その揺動によって定着ベルト610の蛇行を所定の範囲に規定する機能を有している。
張架ロール613は、たとえば、アルミニウム等によって形成された外径30mm,厚さ2mmで所定長さの円筒状ロールである。その表面にはたとえば厚さ20μmのフッ素樹脂からなる剥離層が形成されている。この剥離層は、定着ベルト610の外周面からの僅かなオフセットトナーや紙粉が張架ロール613に堆積するのを防止するために形成されるものである。
張架ロール613の内部には、加熱手段としてのハロゲンヒータ616cが配設されており、このハロゲンヒータ616cは、張架ロール613の表面に接触するように配置された温度センサ617cの計測値に基づいて画像形成装置1の制御部40によって制御され、これによって張架ロール613はその表面温度がたとえば190℃に加熱制御されるようになっている。つまり、張架ロール613は、定着ベルト610を張架する機能とともに、定着ベルト610を外周面側から加熱する機能をも併せ持っている。したがって、本実施の形態では、定着ロール611と張架ロール612および張架ロール613とによって定着ベルト610を加熱する構成となっているものである。
張架ロール614は、アルミニウムによって所定径および長さに形成された円柱状ロールである。回転自在に支持されており、張架ロール612から定着ロール611に至る定着ベルト610の経路を規定している。
剥離パッド64は、例えばSUSの金属や樹脂等の剛体で形成された断面が略円弧形状のブロック部材であり、ロールニップ部N1の下流側における定着ベルト610の内側に、定着ロール611の軸方向全域に亘って配置されている。スプリング等の図示しない付勢手段によって加圧ロール62に所定の荷重で押圧するように設けられており、これによって、たとえば、定着ベルト610の進行方向に沿って5mmの長さの剥離パッドニップ部N2を形成する。また、加圧ロール62を押圧する面と背面との角部で定着ベルト610の進行方向を急激に変化させるようになっている。
張架ロール615は、たとえば、アルミニウム等によって外径12mmで所定の長さに形成された円柱状ロールである。そして、剥離パッド64を通過した定着ベルト610が定着ロール611に向けて円滑に回動するように、剥離パッド64の定着ベルト610の進行方向下流側近傍に配置されている。
加圧ロール62は、たとえば、アルミニウム等によって外径79.8mmで所定の長さに形成された円柱状ロール621を基体とし、その周面に基体側から順に、たとえばゴム硬度30°(JIS−A)のシリコーンゴムからなる厚さ10mmの弾性層622と、膜厚100μmのPFAチューブからなる剥離材層623とが積層されて成るソフトロールである。そして、加圧ロール62は、定着ベルトモジュール61に押圧されるように設置され、定着ベルトモジュール61の定着ロール611の回転に伴って従動し、図2中矢印E方向に回転する。
排紙ガイド80は、その先端を定着ベルト610に近接させて、所定角度で設けられている。そして、剥離パッド64に沿うことで経路が急変した定着ベルト610から剥離した記録用紙Pの先端を捕捉し、その剥離を促進させると共に移動方向を案内して排紙通路65に導くようになっている。
そして、上記のごとき構成の定着装置60は、下記のようにして定着作用を行う。
すなわち、画像形成装置1の二次転写部20(図1参照)において未定着トナー像が静電転写されて、記録用紙搬送機構50によって図2中矢印Fで示す方向に搬送される記録用紙Pを、ニップ部Nを通過させて、ここで作用する主に熱によってトナー像を記録用紙Pに定着させる。
このとき、ニップ部Nに作用する熱は、主として定着ベルト610によって供給される。定着ベルト610は、定着ロール611の内部に配置されたハロゲンヒータ616aから定着ロール611を通じて供給される熱と、張架ロール612の内部に配置されたハロゲンヒータ616bから張架ロール612を通じて供給される熱と、張架ロール613の内部に配置されたハロゲンヒータ616cから張架ロール613を通じて供給される熱とによって加熱される。そのため、主に張架ロール612および張架ロール613から適切かつ速やかに定着ベルト610に熱エネルギーを補給することができるので、ニップ部Nにおいては、プロセススピードがたとえば260mm/sという高速であっても充分な熱量を確保することができる。なお、プロセススピードと温度等の定着パラメータは、制御部40によって画像形成する記録用紙Pに応じて変更されるようになっているものである。
ロールニップ部N1を形成する一方の定着ロール611は前述のごとくハードロールであり、他方の加圧ロール62はその周面に弾性層622を備えるソフトロールである。このため、ロールニップ部N1は、専ら加圧ロール62の弾性層622の変形によって形成され、定着ベルト610がラップしている定着ロール611は殆ど変形しない。その結果、定着ロール611の表面に沿って周回する定着ベルト610の周回半径は変化しない。このため、定着ベルト610はその進行速度を一定に維持してロールニップ部N1を通過することができ、その通過の際に記録用紙Pにシワや歪みを生ずることがない。その結果、表面側(定着ベルト610と接している側)の定着画像の画像乱れが抑制され、良質の定着画像を安定的に提供することができる。
つぎに、前述の図1および図2と、図3乃至図5を参照して本実施の形態に特徴的な構成である導入機構70について詳細に説明する。
図3は導入機構70による記録用紙Pの姿勢規定を説明する定着装置60の概略拡大図、図4は記録用紙Pのニップ部Nへの進入姿勢による定着ベルト610への接触状態を説明する図、図5は記録用紙Pによる定着ベルト610の傷形成の説明図、図6は比較実験の結果を示すグラフである。
導入機構70は、上下二系統の搬送路71(第一の案内経路としての上部搬送路71U,第二の案内経路としての下部搬送路71L)と、その上流側に位置する切り替え装置72と、を備えている。そして、切り替え装置72の切り替えによって、上部搬送路71Uと下部搬送路71Lの何れかを選択的に用いて定着装置60のニップ部Nに記録用紙Pを進入させるようになっている。
上部搬送路71Uおよび下部搬送路71Lは、それぞれ、無端ベルトが搬送プーリに張架されて成るフィーダ73(上部フィーダ73U,下部フィーダ73L)と、その下流側にニップ部Nに隣接して位置するガイド板74(上部ガイド板74U,下部ガイド板74L)とから成る。そして、フィーダ73が記録用紙Pを支持して搬送すると共に、ガイド板74がその上面で記録用紙Pの進入姿勢を規定して、ニップ部Nに案内するようになっている。
ここで、上部搬送路71Uの上部ガイド板74Uは、定着装置60のニップ部Nに進入する記録用紙Pを、下記のごとき姿勢に規定するように設定されている。
すなわち、
記録用紙Pの先端部とニップ部Nの入り口部位における定着ベルトモジュール61の接線A(定着ロール611を巻回する定着ベルト610の接線)とが成す角度:φ1
記録用紙Pの先端部とニップ部Nの入り口部位における加圧ロール62の接線Bとが成す角度:φ2
として、
φ1<φ2
の条件を満たす姿勢とする。
つまり、換言すれば、図3に示すように、上部ガイド板74Uは、ニップ部Nの入り口部位における定着ベルトモジュール61の接線Aと、加圧ロール62の接線Bとが成す角度:φを二分する中心線Cより定着ベルトモジュール61側で、記録用紙Pを定着ベルトモジュール61に沿わせてニップ部Nに案内するように設けられているものである。
また、図4(a)が上記条件を満たす場合、(b)が条件を満たさない場合を示している。
一方、下部搬送路71Lの下部ガイド板74Lは、上記条件から下側(加圧ロール62側)に外れた領域、すなわち、ニップ部Nの入り口部位における定着ベルトモジュール61の接線Aと加圧ロール62の接線Bとが成す角度を二分する中心線Cより加圧ロール62側の領域から、加圧ロール62の周面に沿って記録用紙Pをニップ部Nに進入するように設定されている。
これにより、下部ガイド板74Lは、下部フィーダ73Lによって搬送される記録用紙Pの経路を上側に向けて偏向するようになっており、下部搬送路71Lによって搬送される記録用紙Pは、図2中に破線で示すように下側に凸に屈曲してニップ部Nに案内されるようになっている。
切り替え装置72は、無端ベルトが搬送プーリに張架されて成るフィーダが、図示しない揺動駆動手段の駆動によって、その上流側のプーリを中心として上下に揺動可能に設けられて構成されている。そして、図2中実線で示す上側の位置では、下流側のプーリが上部搬送路71U(上部フィーダ73U)に近接して位置し、図2中二点鎖線で示す下側の位置では、下流側のプーリが下部搬送路71L(下部フィーダ73L)に近接して位置するようになっている。これにより、記録用紙Pを上部搬送路71Uと下部搬送路71Lとのいずれかに向けて搬送することができるようになっている。
上記のごとき構成の導入機構70は、切り替え装置72によって記録用紙Pを上部搬送路71U(上部フィーダ73U)または下部搬送路71L(下部フィーダ73L)に振り分ける。記録用紙Pを受け取った上部搬送路71Uまたは下部搬送路71Lは、記録用紙Pを上部フィーダ73Uまたは下部フィーダ73Lによって搬送し、上部ガイド板74Uまたは下部ガイド板74Lによってその姿勢を規定して定着装置60のニップ部Nに進入させる。
このような導入機構70の各部の駆動制御(切り替え装置72の切り替えおよび搬送路71のフィーダ73の駆動制御)は、制御部40によって行われる。
制御部40は、図示しない操作パネルから入力される用紙設定(記録用紙Pに関する情報)に基づいて、切り替え装置72を、記録用紙Pが厚い場合には上部搬送路71U側とし、薄い場合には下部搬送路71L側とする。
この切り替え装置72の判定基準は、記録用紙Pの厚さの指標である坪量に基づいて用紙設定の情報と関連して予め定められている。たとえば、記録用紙Pの坪量が120g/m以上では上部搬送路71U側とし、120g/m未満では下部搬送路71L側とする。この切り替え装置72の切り替えは、画像形成装置1に入力された記録用紙Pの設定に従って行われる温度や速度等の定着パラメータの変更と同時に行う。
上記のごとき導入機構70を備えることによって、厚い記録用紙Pの先端部による定着ベルト610の表面の傷付きや凹みを抑制し、定着ベルト610の傷や凹みに起因する定着画像の乱れを防ぐと共に、薄い記録用紙Pの定着皺の発生を抑制して、定着作用を行うことができる。
すなわち、定着装置60のニップ部Nに記録用紙Pを咬み込む際に、記録用紙Pの先端部によって定着ベルト610の表面に傷や凹みが形成されることがある。それらは、図5(a)に示すように記録用紙Pをニップ部Nに咬み込む際に、記録用紙Pの先端部のエッジが強く当たることによって、定着ベルト610の表面の樹脂層(弾性層,剥離層)が弾性変形許容量を超えて塑性変形してしまい、図5(b)に示すように復元しない塑性変形部となってしまうことによって生ずる。これは、記録用紙Pの先端がバリ等により鋭くなっていると局部的な圧力が大きくなって生じやすい。また、記録用紙Pの厚さが厚い場合にはニップ部N内の圧力が薄紙と比較して大きくなり、大きな傷や凹みを生ずる。
本実施の形態では、傷や凹みを生じやすい厚い記録用紙Pの場合には、図4(a)に示すように上部搬送路71Uによって記録用紙Pを定着ベルトモジュール61に沿わせてニップ部Nに進入させることで、図4(b)に示す状態のように記録用紙Pの先端エッジが定着ベルト610の表面に食い込むような状態となることを防ぎ、記録用紙Pによる定着ベルト610の表面の凹みや傷の形成を抑えることができる。
ここで、上記構成の定着装置60に対して、比較実験を行った結果を図6に示す。
(A)は、本実施の形態を適用した構成で、
φ1=17.5°
φ2=27.5°
として、φ1<φ2の条件を満たすものである。
(B),(C)は比較例で、それぞれ
φ1=27.5°
φ2=17.5°
として、φ1<φ2の条件を満たさないものである。
定着装置60の他の条件は、
ニップ部Nのニップ幅(記録用紙Pの移動方向の長さ):20mm
ニップ荷重:通紙時の最大面圧0.8MPa(8kg/cm
である。
実験方法は、定着ベルト610に凹みや傷を形成し易い坪量200g/m以上のA4の記録用紙Pを、プロセス速度260mm/sで通紙した後、坪量127g/mのコート紙に12g/mの未定着トナー像を形成して60°画像グロスで60%の定着画像を得、その画像において定着ベルト610の傷に対応したスジを目視評価した。
(A)および(B)では先端にバリのある記録用紙Pを用い、(C)では先端にバリのない記録用紙Pを用いた。
評価階級は、
0:目視では確認できない
1:非常に軽微な線が見えるがほとんど気がつかない
2:わずかに見える
3:薄い線が見える
である。
その結果、定着ベルト610に記録用紙Pを沿わせるように挿入した本実施の形態では、記録用紙Pにバリがあっても、バリ無しの比較例(C)とほぼ同等の結果が得られ、本構成の有効性が確かめられた。
一方、薄い記録用紙Pの場合には、剛性(いわゆるコシ)が小さいために定着時にシワを生ずる虞がある。このようなシワは、記録用紙Pの姿勢を湾曲させて幅方向の剛性を高めることで抑制できる。このため、下部搬送路71Lによって記録用紙Pを湾曲させて搬送することで、シワを抑制するようになっている。厚さが薄い記録用紙Pでは定着ベルト610に傷を形成することはなく、上記条件から外れた進入姿勢であっても問題ない。
なお、記録用紙Pの進入姿勢を上記の条件に規定する構成は、上記実施の形態に限定されるものではない。
図7は異なる経路規定構成を適用した定着装置を示す。図中、上記構成例と同機能の部位には同符号を付して説明を省略する。
図7に示す構成は、記録用紙Pの搬送経路の下側に、搬送加熱ロール75を備えたものである。
搬送加熱ロール75は、たとえば、アルミニウム等によって形成された円筒形のロールであり、その内部には、加熱手段としてのハロゲンヒータが配設されてその表面温度がたとえば100℃に加熱制御されるようになっている。
これにより、記録用紙Pをその下面側から加熱することで、上側に凸の形状にカールさせ、上記の条件(φ1<φ2)を満足させる姿勢でニップ部Nに進入させるものである。つまり、この構成では、搬送加熱ロール75が本発明における進入姿勢規定手段および案内手段である。
また、図8にさらに異なる経路規定構成の概念の説明図を示す。
図8に示す構成は、ニップ部Nの上流側に配置された案内板76によって、記録用紙Pを、その先端が定着ベルトモジュール61(定着ベルト610)のニップ部Nの入り口より所定量(X)上流側に接触する経路で案内するように構成したものである。これにより、先端が定着ベルト610に接触した記録用紙Pは定着ベルト610の回転に伴って図中二点鎖線で示すように下側に湾曲し、ニップ部Nへの進入状態(記録用紙Pの先端のエッジ部が加圧ロール62によって定着ベルト610に圧接される状態)では、上記φ1<φ2の条件を満たす姿勢となるようになっているものである。
この構成では、先端がニップ部Nに至るまでの記録用紙Pの搬送経路はφ1<φ2の条件の範囲内である必要はなく、高い自由度で搬送経路を設定できる。
なお、上記実施の形態は本発明を定着ロール611に定着ベルト610が張架された定着装置60に適用したものであるが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、定着ロールに加圧ロールを圧接して構成された定着装置に適用しても良いものである。そのような構成の場合には、定着ロールが本発明における定着部材となる。
本実施の形態を適用した画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の概略構成を示す断面図である。 導入機構による記録用紙の姿勢規定を説明する定着装置の概略拡大図である。 記録用紙のニップ部への進入姿勢による定着ベルトへの接触状態を説明する図である。 記録用紙による定着ベルトの傷形成の説明図である。 比較実験の結果を示すグラフである。 異なる経路規定構成を適用した定着装置の概略構成断面図である。 異なる経路規定構成の概念説明図である。
符号の説明
1…画像形成装置、40…制御部(制御手段)、60…定着装置、610…定着ベルト(定着部材)、611…定着ロール、62…加圧ロール(加圧部材)、70…導入機構(進入姿勢規定手段,案内手段)、71U…上部搬送路(第一の案内経路)、71L…下部搬送路(第二の案内経路)、75…搬送加熱ロール(進入姿勢規定手段,案内手段)、N…ニップ部、P…記録用紙(記録媒体)

Claims (4)

  1. 記録媒体上に転写されたトナー像を当該記録媒体上に定着する定着装置であって、
    外周面に樹脂層を有し、回転する定着部材と、
    前記定着部材とは反対方向に回転し、当該定着部材との間に前記記録媒体を通過させて加圧する加圧域を形成する加圧部材と、
    前記加圧域の前記記録媒体の入り口部位よりも当該記録媒体の通過方向上流側に設けられ、当該記録媒体を当該入り口部位に向けて案内する案内部材とを備え、
    前記加圧域は、前記加圧部材の凸の円弧形状を有する部位に対して前記定着部材の凸の円弧形状を有する部位が押圧されることにより、当該定着部材の凸の円弧形状に倣って当該加圧部材の凸の円弧形状が凹状に弾性変形した領域であり、
    前記案内部材は、前記入り口部位における前記定着部材の凸の円弧形状の接線および当該入り口部位における前記加圧部材の凸の円弧形状の接線がなす角を二等分する中心線と、当該入り口部位における当該定着部材の凸の円弧形状の接線との間の領域に設けられ、当該入り口部位に向かって延びる第1の案内部材と、当該中心線よりも当該加圧部材に近い領域において、当該入り口部位に向かって延びる第2の案内部材とを有し、
    前記記録媒体の坪量が所定値よりも大きい場合には、当該記録媒体を前記第1の案内部材にて案内し、当該記録媒体の坪量が当該所定値以下の場合には、当該記録媒体を前記第2の案内部材にて案内する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着部材は、基材と、当該基材上に被覆された弾性を有する弾性層と、当該弾性層上に被覆された前記樹脂層とを有し、内周面からロール部材により張架されることにより凸の円弧形状を呈する無端状の定着ベルトから構成され、
    前記加圧部材は、凸の円弧形状を有するとともに、前記定着ベルトを介して前記ロール部材から押圧されることで、凹状に弾性変形する加圧ロールから構成されること
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    外周面に樹脂層を有し、回転する定着部材と、
    外周面が前記定着部材の前記樹脂層と接触して設けられるとともに、当該定着部材との間に、トナー像が転写された記録媒体を通過させて加熱加圧する加圧域を形成する加圧部材と、
    前記加圧域の入り口部位よりも前記記録媒体の通過方向上流側にて、トナー像が転写された当該記録媒体を当該入り口部位に向けて案内する案内部材と、を備え、
    前記加圧域は、前記加圧部材の凸の円弧形状を有する部位に対して前記定着部材の凸の円弧形状を有する部位が押圧されることにより、当該定着部材の凸の円弧形状に倣って当該加圧部材の凸の円弧形状が凹状に弾性変形した領域であり、
    前記案内部材は、前記入り口部位における前記定着部材の凸の円弧形状の接線および当該入り口部位における前記加圧部材の凸の円弧形状の接線がなす角を二等分する中心線と、当該入り口部位における当該定着部材の凸の円弧形状の接線との間の領域に設けられ、当該入り口部位に向かって延びる第1の案内部材と、当該中心線よりも当該加圧部材に近い領域において、当該入り口部位に向かって延びる第2の案内部材とを有し、
    前記記録媒体の坪量が所定値よりも大きい場合には、当該記録媒体を前記第1の案内部材にて案内し、当該記録媒体の坪量が当該所定値以下の場合には、当該記録媒体を前記第2の案内部材にて案内する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記定着部材は、基材と、当該基材上に被覆された弾性を有する弾性層と、当該弾性層上に被覆された前記樹脂層とを有し、内周面からロール部材により張架されることにより凸の円弧形状を呈する無端状の定着ベルトから構成され、
    前記加圧部材は、凸の円弧形状を有するとともに、前記定着ベルトを介して前記ロール部材から押圧されることで、凹状に弾性変形する加圧ロールから構成されること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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