JP4818323B2 - 自動2輪車のアイドル調整装置 - Google Patents

自動2輪車のアイドル調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4818323B2
JP4818323B2 JP2008171892A JP2008171892A JP4818323B2 JP 4818323 B2 JP4818323 B2 JP 4818323B2 JP 2008171892 A JP2008171892 A JP 2008171892A JP 2008171892 A JP2008171892 A JP 2008171892A JP 4818323 B2 JP4818323 B2 JP 4818323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
idle adjustment
adjustment lever
idle
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008171892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010013938A (ja
Inventor
智之 時里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008171892A priority Critical patent/JP4818323B2/ja
Priority to US12/455,892 priority patent/US8033355B2/en
Publication of JP2010013938A publication Critical patent/JP2010013938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4818323B2 publication Critical patent/JP4818323B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1035Details of the valve housing
    • F02D9/1055Details of the valve housing having a fluid by-pass
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

この発明は、自動2輪車のアイドル調整装置に係り、特に燃料噴射装置に併設したものに関する。
アイドル調整装置として、気化器にチョークノブを設けてエンジンの始動性を向上させることは公知であり、例えば、気化器のメインボア上方へチョークノブを横断方向に設け、チョークノブを側方へ引き出すことにより空気量を増加させてアイドル回転数を調整することにより始動性を向上させたものがある。
特開2002−371944号公報
ところで、上記チョークノブのようなアイドル調整用のレバーは、シートへ着座したままで容易に操作できることが望ましいが、側方への引き出し操作をするので、操作性のよい場所へ配置しようとすれば、エンジンのレイアウトに影響が生じやすく、エンジン及びその周囲をコンパクトにレイアウトすることが難しくなる。特に部品点数の多い燃料噴射装置に併設しようとすれば、なおさらレイアウトが難しくなる。
そこで本願は、操作性を確保しつつ燃料噴射装置を含むエンジンのレイアウトスペースがコンパクトになるように配置することを目的とする。
上記課題を解決するため、自動2輪車のアイドル調整装置に係る請求項1の発明は、シリンダヘッド、シリンダヘッドカバーを備えたエンジンと、スロットルボディ、インジェクタ及びアイドル調整レバーを備え、シリンダヘッドの吸気ポートの開口端部に接続される燃料噴射装置とを備え、前記吸気ポートの開口端部は上向きに開口し、前記アイドル調整レバーは引き出し操作によって吸入空気量を増加させてアイドル回転数を調整するようにした自動2輪車のアイドル調整装置において、
前記アイドル調整レバーは、側面視にてシリンダヘッドよりも上方かつ前記シリンダヘッドカバー、スロットルボディ及びインジェクタに囲まれる位置に配置されることを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記アイドル調整レバーが、前記インジェクタの噴射口を前記スロットルボディの吸気通路に連通させる燃料噴射通路と側面視で上下方向へ重なる位置に配置されることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1又は2において、前記シリンダヘッドカバーとシリンダヘッドの接続面が、側面視で前方に下がり傾斜していることを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項1〜3のいずれかにおいて、前記吸気ポートの開口端が、排気管と反対側に傾斜して開口するとともに、前記アイドル調整レバーを前記排気管と反対側に配置されることを特徴とする。

請求項1の発明によれば、吸気ポートが上向きに開口しているため、スロットルボディが前方に傾斜して配置されるので、アイドル調整レバーをシリンダヘッドよりも上方に配置しやすくでき、かつシリンダヘッドカバーに近づけて配置することができる。これにより、運転者が手の届きやすい高い位置にアイドル調整レバーを配置できるので、操作性が向上する。
また、燃料噴射装置は、スロットルボディ、インジェクタ、アイドル調整レバーを一体に備えており、アイドル調整レバーは、シリンダヘッドカバー、スロットルボディ、インジェクタに囲まれる位置に配置されるため、アイドル調整レバーをコンパクトなスペースに配置することで、エンジンのレイアウトを小型化することができる。
請求項2の発明によれば、アイドル調整レバーが燃料噴射通路とラップする位置に配置されるので、燃料噴射装置の吸気通路方向をコンパクトにすることができる。
請求項3の発明によれば、吸気ポート側のシリンダヘッドの壁面を高くすることによって、吸気ポートの開口端をより上向きに形成することができる。そのため、燃料噴射弁をより傾斜させて取り付けることができるので、アイドル調整レバーをシリンダヘッドにより近づけた配置とすることができ、エンジンレイアウトをコンパクトにすることができる。
請求項4の発明によれば、アイドル調整レバーが排気管と反対側であって、シリンダヘッドカバーの側面に寄って配置されるので、一層、操作性が向上する。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本実施例に係るオフロード系自動2輪車の側面図であり、1は前輪、2は下端部で前輪1を支持する左右一対のフロントフォーク、3はヘッドパイプ、4はハンドルである。ヘッドパイプ3を前端に設けたクレドール型のフレーム5には、直立型シリンダを有するエンジン6が支持される。7はエンジンハンガである。
車体フレーム5の後部には、リヤスイングアーム8の前端が揺動自在に支持され、リヤスイングアーム8の後端部には後輪9が支持される。10は後輪9と同軸のドリブンスプロケットであり、チェーン11を介してエンジン6のドライブスプロケット12により駆動される。
13は燃料タンク、14はシート、15はリヤクッションユニット、16はエアクリーナである。エアクリーナ16の吸気下流側は、電子燃料噴射装置のスロットルボディ17へ接続され、スロットルボディ17へ清浄空気を送り、スロットルボディ17はエンジン6の吸気ポート40へこの空気を供給するとともに、スロットルボディ17に取り付けられたインジェクタ27から燃料を噴射する。
18は排気ポート41に一端が接続する排気管であり、エンジン6の前方から曲がって後方へ延び、後輪9の上方に配置されるマフラー19へ接続する。
図2は車体フレーム及びエンジンの側面図である。車体フレーム5は、ヘッドパイプ3とこのヘッドパイプ3から後下がりに延びるメインフレーム20と、メインフレーム20の後部に上部が接続され、ここからエンジン6の後方を下方へ斜めに延びるピボットフレーム21と、ヘッドパイプ3からエンジン6の前方をメインフレーム20よりも急角度で後下がりに延びるダウンフレーム22と、ダウンフレーム22の下部に連なり、エンジン6の下方を通って後方へ延び、後端部がピボットプレート21の下部に連結されるロアフレーム23とを備え、この車体フレーム5に単気筒のエンジン6が搭載される。
エンジン6は、クランクシャフト30が収容されるクランクケース31と、このクランクケース31の前側上部に結合されて上方に延びるシリンダブロック32と、このシリンダブロック32の上部に結合されるシリンダヘッド33と、シリンダヘッド33の上部に結合されるヘッドカバー34とを備える。
車体フレーム5による支持は、クランクケース31の前部に設けられた支持部35がダウンフレーム22及びロアフレーム23の連設部に設けられるブラケット24に締結され、クランクケース31の後部に設けられる支持部36がピボットプレート21に締結される。さらにシリンダヘッド33に設けられた支持部37がエンジンハンガ7を介してメインフレーム20に支持される。
エンジンハンガ7は上端を、メインフレーム20の補強パイプ25が接続する部分近傍に設けられたボスへボルトにより取付けられている。補強パイプ25はダウンフレーム22の上部からと後方斜め下がりに延びてメインフレーム20へ連結する。
エンジンハンガ7はメインフレーム20に近接する状態で下方エンジンへ細長く延出し、その下端部がエンジン6のシリンダヘッド33の側面に設けられている支持部37へボルト止めされている。エンジンハンガ7は吸気ポート40と側面視で重なっている。
エンジンハンガ7又は車体フレーム(メインフレーム20もしくはピボットフレーム21)の内側へ側面視で重なるように、始動時等に空燃比を手動調整してアイドル状態を調整するためのアイドル調整レバー26が配置されている。アイドル調整レバー26は外側方へ引き出すことにより吸気ポート40に供給される空気量を増加させてアイドル回転数を調整するものであり、本実施例ではメインフレーム20の後端部(下端部)内側でピボットフレーム21との接続部近傍内側に重なっている。このように配置すると、シート14へ着座したままの状態で運転者(図示省略)の手が届きやすい高い位置に配置できるので操作性が向上する。
またスロットルボディ17も側面視でメインフレーム20の後部及びピボットフレーム21の上部の内側へ重なっている。
28はピボットフレーム21の上端部でメインフレーム20の後端部より上方へ突出する肩部であり、その一部は肩部28から後方へ突出して、リヤクッションユニット14の上部を支持するブラケット28aをなしている。
図3はエンジン6を後方から示す図である。エンジン6を構成するクランクケース31,シリンダブロック32,シリンダヘッド33及びシリンダヘッドカバー34が上下方向へ積み重なって一体化される。クランクケース31は左ケース31Lと右ケース31Rとに左右分割され、左ケース31Lの側方は左サイドカバー31aで覆われている。右ケース31Rは右ケースカバー31bで覆われ、さらにこの右側面に右サイドカバー31cが取付けられている。
右ケースカバー31b及び右サイドカバー31cの上方かつシリンダブロック32の車体右側に形成される空間内には、排気管18が位置している。排気管18はシリンダヘッド33とシリンダブロック32の割り面と左右方向で重なり、かつシリンダブロック32及びシリンダヘッド33の各車体右側と左右方向で重なる部分に位置する。シリンダヘッド33の下部と排気管18の間にはエンジンハンガ7の下端部がボルト7aにて支持部37へ取付けられている。エンジンハンガ7は排気管18の上方で斜めに外方へ広がりながら上方へ延びて排気管18の上方にてメインフレーム20へ取付けられる。
なお、車体左側におけるエンジンハンガ7も対称的に設けられ、その下端部の支持部37に対する取付部近傍となるシリンダブロック32の背面左端部には、カムチェーンテンショナリフタ(図示省略)の取付座29が設けられている。
エンジンハンガ7の支持部37に対する取付部より上方となるシリンダヘッド33の背面壁33a中央には、吸気ポート40が斜め左側かつ斜め上方に向かって後方へ突出して開口している。
この吸気ポート40の周囲を囲むようにスロットルボディ17が配置され、このスロットルボディ17の吸気ポート40上方位置に燃料噴射弁であるインジェクタ27が設けられている。また、インジェクタ27の近傍部である吸気ポート40の上方位置に、アイドル調整レバー26がスロットルボディ17の上部から車体左側へ突出している。これらは燃料噴射装置を構成し、この燃料噴射装置はスロットルボディ17、インジェクタ27及びアイドル調整レバー26を一体に備えたものになる。
アイドル調整レバー26は図3のエンジン6の背面視でシリンダヘッドカバー34の背面壁34aに重なり、シリンダヘッド33及びシリンダヘッドカバー34の左右幅内に位置し、かつメインフレーム20及びエンジンハンガ7の内側に位置する。アイドル調整レバー26の側方におけるエンジンハンガ7は最も外側へ張り出した状態をなし、アイドル調整レバー26との間に十分大きな空間を形成してアイドル調整レバー26の操作性を確保している。しかもアイドル調整レバー26が排気管18と反対側となるシリンダヘッドカバー34の側面近傍に配置されることにより、一層操作が容易になる。
図4はエンジンの側断面図である。クランクシャフト30は自動2輪車の幅方向(左右方向)に延びる軸線を有し、クランクケース31へ回転自在に支承されている。クランクケース31の後部内には、常時噛み合い式の変速機38が内蔵される。39はクラッチである。
シリンダヘッド33には、後方へ突出する吸気ポート40と、前方へ突出する排気ポート41が設けられ、それぞれはシリンダブロック32及びシリンダヘッド33間に形成される燃焼室42へ通じている。
さらに、シリンダヘッド33には、燃焼室42と吸気ポート40間を開閉する一対の吸気弁43と、燃焼室42及び排気ポート41間を開閉する一対の排気弁44が配設される。各吸気弁43はクランクシャフト30と平行な軸線を有するカムシャフト45に設けられた動弁カム46によって開閉駆動される。各排気弁44は、カムシャフト45と平行な軸線を有するロッカシャフト47で揺動可能に支持されたロッカアーム48てロッカアーム48で開閉駆動される。ロッカアーム48は動弁カム46及び両排気弁44間に設けられ、一端を動弁カム46が当接することにより揺動され、他端側が二股状をなして各排気弁44のステムエンドへ当接することにより各排気弁44を駆動する。
シリンダブロック32のシリンダボア内にはピストン50が摺動し、コネクティングロッド51を介してクランクシャフト30に連結される。52はシリンダブロック32のウォータージャケット、53はシリンダヘッド33のウォータージャケットであり、両ウォータージャケットは上下に連通している。
吸気ポート40はインシュレータ55を介してスロットルボディ17と接続している。
シリンダヘッドカバー34の上面は、前側が低くなるように傾斜しており、後方側が最も高い位置になる。このため背面壁34aは上下幅が広くなり、その上端部の最も高い位置からブリーザパイプ58が後方へ突出している。
図5はシリンダヘッド33の側面図であり、シリンダヘッド33の周囲壁のうち前後が背面壁33aと前面壁33bをなし、背面壁33aには後方かつ斜め上方へ突出する単一の吸気ポート40が設けられ、前面壁33bには前方へ突出する単一の排気ポート41が設けられている。
シリンダヘッド33の周囲壁のうち左右の側壁33cの上端面はシリンダヘッドカバー34との結合面56をなし、ガスケット57(図8)を介してシリンダヘッドカバー34へ結合される。
この結合面56は図の側面視状態で前方へ斜め下がりに傾斜して、水平線に対してθなる傾斜角度をなす。
59はシリンダブロック32との合わせ面をなすシリンダヘッド33の下面であって略水平である。したがって、結合面56は後方へ向かうにしたがって下面59、すなわちシリンダブロック32から離隔するように傾斜する。
これにより、背面壁33aを高くして上下幅を広くし、斜め上方を指向する吸気ポート40の配置スペースを確保している。33dはカムシャフト46を支持するカムホルダ、33eはプラグホールであり、それぞれ結合面56より上方へ突出している。
図6はシリンダヘッド33の平面図であり、吸気ポート40は背面壁33aから斜め左へ向かって後方へ突出し、車体中心線Cに対して、その傾斜角はαをなしている。
一方、排気ポート41は前面壁33bから車体右側へ向かって吸気ポート40と逆方向へ突出し、車体中心線Cに対して傾斜角βをなしてている。
シリンダヘッド33の周囲壁上縁部は、大略矩形状をなしシリンダヘッドカバー34との結合平面を形成している。
43aは吸気バルブ43のステムが通るステムパイプであり、44aは排気バルブ44が通るステムパイプであり、それぞれ燃焼室42に向かって上下方向へ斜めに形成されている。
図7は吸気ポート40へスロットルボディ17を接続した状態におけるエンジン上部の外観側面図である。スロットルボディ17は前後方向へ貫通する吸気通路60を備え、この吸気通路60は前下がりに傾斜して配置され、その結果、スロットルボディ17全体も斜め前方へ傾いて配置される。吸気通路60の前部はインシュレータ55を介して吸気ポート40の後端部40aへ接続している。
シリンダヘッド33のシリンダブロック34に対する結合面56が斜め下がりに前方へ傾斜しているため、シリンダヘッドカバー34の背面壁34aと吸気ポート40の上方との間に背面空間61が形成され、この背面空間61内へアイドル調整レバー26及び吸気圧センサ62が収容されている。
吸気圧センサ62は吸気通路60の側面に接続するパイプ63から取り出された吸気圧を測定するものであり、ブリーザーパイプ58に近接してその下方となる背面空間61内へ干渉せずに収容されている。また、吸気取り出しパイプ63は吸気圧センサ62から斜め下がりに下方へ延び、アイドル調整レバー26の前方を通る中間部63aが前方へ屈曲して逃げることにより、背面空間61内へアイドル調整レバー26との干渉を避けて配管されている。アイドル調整レバー26及びインジェクタ27は結合面56の後方延長線の上方に位置する。
このように、アイドル調整レバー26を、シリンダヘッドカバー34の背面壁34a、スロットルボディ17及びインジェクタ27に囲まれる位置へ配置することで、アイドル調整レバー26を部品点数の多い燃料噴射装置へ併設するにもかかわらず、その配置をコンパクト化できる。
54は水温センサであり、シリンダヘッド33の背面壁33aからウォータージャケット53に差し込まれる。
図8は、図7の側面図に対して吸気通路60を前後方向断面で示した図である。吸気通路60の前後方向中間部内にはスロットルバルブ64が開度調整自在に設けられ、その下流側の吸気通路60上面壁に燃料噴射口65が吸気通路60へ開口している。燃料噴射口65はインジェクタ27の噴射口27aから噴射される燃料の燃料噴射通路66における出口である。この燃料噴射通路66は吸気通路60に対して斜め上方から比較的急角度で交わる。
燃料噴射通路66は上方側でインジェクタ27へ通じ、インジェクタ27から燃料噴射通路66を通して燃料が噴射され、燃料噴射口65から吸気通路60内へ噴射され、さらに吸気ポート40内へ吸気通路60内の空気とともに混合気となって供給される。インジェクタ27は吸気通路60と一体のソケット67に取付けられる。
このように、インジェクタ27を比較的急角度にすると、アイドル調整レバー26をシリンダヘッドにより近づけることができる。このインジェクタ27の傾斜配置は、吸気ポート40側となるシリンダヘッド33の背面壁33aを高くして吸気ポート40の開口端をより上向きに形成することができるようになったことで実現される。
燃料噴射口65の上方にアイドル調整レバー26が燃料噴射通路66と上下方向でオーバーラップして位置する。
このように、アイドル調整レバー26を燃料噴射通路66とオーバーラップして配置すると、アイドル調整レバー26をスロットルボディ17に設けてもスロットルバルブ64の近傍へ配置できるから、それだけ吸気通路60を短くできる。
図9はスロットルボディ17を吸気通路60の軸線方向前方から示す図である。吸気通路60の車体右側には、スロットル開度を検出するスロットルセンサ68が設けられている。吸気取り出しパイプ63の下端はスロットルセンサ68の外側縁部68aより内側に位置し、アイドル調整レバー26はさらにその内側に位置する。但し、アイドル調整レバー26は始動時等の調節時に図の仮想線で示すように右側方へ引っ張り出され、このときは、スロットルセンサ68の外縁部68aよりも若干外方まで引き出される。この操作スペースは前記したように十分確保されている。
吸気通路60の車体左側には、ボディ本体部69が設けられている。
図10は図7の10−10線断面であり、アイドル調整レバー26は、ボディ本体部69内に設けられた横穴70へ進退自在に挿入されるプランジャ71を備え、その先端部がバルブ部72をなし、バネ73によりバイパス通路74を閉じる方向へ付勢されている。バルブ部72はバイパス通路74を横断する方向に進退し、バネ73により図の右方向へ前進させるとバイパス通路74を横断して閉鎖し、バネ73に抗して図の左方へ後退させるとバイパス通路74から抜け出してバイパス通路74を開放する。
バイパス通路74はスロットルバルブ64を迂回する空気通路であり、上流通路75と下流通路77に連通接続する。
図11は図9の11−11線断面であり、バイパス通路74は上流通路75の前端部と接続し、上流通路75は斜め下がり後方へ延びて、空気取り入れ口76がスロットルバルブ64の上流側となる吸気通路60の後端部近傍位置に開口し、スロットルバルブ64の上流より常時空気を取り込んでいる。
図12は図10の12−12線断面であり、バイパス通路74は下流通路77の後端部(上端部)と接続し、下流通路77は斜め下がり前方へ延びて、空気出口78がスロットルバルブ64の下流側となる吸気通路60の前端部近傍位置に開口している。
したがって、バルブ部72が前進してバイパス通路74を閉じると、上流通路75と下流通路77の連通を断ち、空気をスロットルバルブ64の上流から下流へ流さない通常状態となる。
一方、アイドル調整レバー26を引っ張り、バルブ部72を後退させバイパス通路74を開放すると、上流通路75と下流通路77を連通させ、バイパス通路74を介して空気をスロットルバルブ64の上流から下流へ流し、空燃比を変化させる。これによって始動に適した空燃比の燃料を供給でき、アイドル状態を調整して始動を容易にすることができる。
なお、バイパス通路の構成並びにアイドル調整レバー26の開閉バルブ構造等は一例であり、他に種々な構成が可能である。
次に、本実施例の作用を説明する。図4・5・7及び8等に示すように、吸気ポート40が上向きに開口しているため、スロットルボディ17が前方に傾斜して配置されるので、アイドル調整レバー26をシリンダヘッド33よりも上方に配置しやすくなる。またシリンダヘッドカバー34の背面壁34aに近づけて配置することができる。これにより、運転者が手の届きやすい高い位置にアイドル調整レバー26を配置できるので、操作性が向上する。
また、燃料噴射装置は、スロットルボディ17、インジェクタ27及びアイドル調整レバー26を一体に備えており、アイドル調整レバー26は、シリンダヘッドカバー34、スロットルボディ17及びインジェクタ27に囲まれる位置に配置されるため、アイドル調整レバー26をシリンダヘッドカバー34の背面壁34a後方の背面空間61に配置でき、コンパクトなスペースに配置することで、エンジンのレイアウトを小型化することができる。
さらに、吸気ポート40側となるシリンダヘッド33の背面壁33aを高くすることによって、吸気ポート40の開口端をより上向きに形成することができる。そのため、インジェクタ27をより傾斜させて取り付けることができるので、アイドル調整レバー26をシリンダヘッドにより近づけた配置とすることができ、エンジンのレイアウトをコンパクトにすることができる。
また、図4に示すように、アイドル調整レバー26が排気管18と反対側であって、シリンダヘッドカバー34の側面に寄って配置されるので操作が容易になり、一層、操作性が向上する。
そのうえ、図8に示すように、側面視にてアイドル調整レバー26が燃料噴射通路66と上下方向でオーバーラップする位置に配置されるので、燃料噴射装置を吸気通路60の軸線方向にてコンパクトにすることができる。
実施例に係る自動2輪車の側面図 エンジンを支持した車体フレームの側面図 エンジンの背面視図 エンジンの側断面図 シリンダヘッドの側面図 シリンダヘッドの平面図 スロットルボディを取付けたエンジン上部の側面図 図7においてスロットルボディを前後方向断面で示した図 スロットルボディを吸気通路の軸線方向前方から示す図 図7の10−10線断面図 図9の11−11線断面図 図10の12−12線断面図
符号の説明
5:車体フレーム、6:エンジン、7:エンジンハンガ、17:スロットルボディ、18:排気管、26:アイドル調整レバー、27:インジェクタ、33:シリンダヘッド、34:シリンダヘッドカバー、40:吸気ポート、41:排気ポート、56:結合面、60:吸気通路、65:燃料噴射口、66:燃料噴射通路、74:バイパス通路

Claims (4)

  1. シリンダヘッド、シリンダヘッドカバーを備えたエンジンと、スロットルボディ、インジェクタ及びアイドル調整レバーを備え、シリンダヘッドの吸気ポートの開口端部に接続される燃料噴射装置とを備え、前記吸気ポートの開口端部は上向きに開口し、前記アイドル調整レバーは引き出し操作によって吸入空気量を増加させてアイドル回転数を調整するようにした自動2輪車のアイドル調整装置において、
    前記アイドル調整レバーは、側面視にてシリンダヘッドよりも上方かつ前記シリンダヘッドカバー、スロットルボディ及びインジェクタに囲まれる位置に配置されることを特徴とする自動2輪車のアイドル調整装置。
  2. 前記アイドル調整レバーは、前記インジェクタの噴射口を前記スロットルボディの吸気通路に連通させる燃料噴射通路と側面視で上下方向へ重なる位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のアイドル調整装置。
  3. 前記シリンダヘッドカバーとシリンダヘッドの接続面は、側面視で前方に下がり傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載した自動2輪車のアイドル調整装置。
  4. 前記吸気ポートの開口端は、排気管と反対側に傾斜して開口するとともに、前記アイドル調整レバーを前記排気管と反対側に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載した自動2輪車のアイドル調整装置。
JP2008171892A 2008-06-30 2008-06-30 自動2輪車のアイドル調整装置 Active JP4818323B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008171892A JP4818323B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 自動2輪車のアイドル調整装置
US12/455,892 US8033355B2 (en) 2008-06-30 2009-06-09 Idle-adjusting apparatus for a motorcycle, and motorcycle incorporating same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008171892A JP4818323B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 自動2輪車のアイドル調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010013938A JP2010013938A (ja) 2010-01-21
JP4818323B2 true JP4818323B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=41446058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008171892A Active JP4818323B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 自動2輪車のアイドル調整装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8033355B2 (ja)
JP (1) JP4818323B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5112092B2 (ja) * 2008-01-31 2013-01-09 本田技研工業株式会社 自動2輪車のリアフレーム取付構造
JP5140529B2 (ja) * 2008-09-25 2013-02-06 本田技研工業株式会社 自動二輪車用単気筒エンジン
JP6120315B2 (ja) * 2012-08-08 2017-04-26 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両における吸気装置
CN112455594B (zh) * 2020-11-30 2022-04-15 广东高标电子科技有限公司 一种小型电动交通工具怠速控制方法和小型电动交通工具

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56152558A (en) * 1980-04-22 1981-11-26 Yukio Okuno Production method by division of work for multiple kind of article at multiple process
JP3369670B2 (ja) * 1992-12-28 2003-01-20 本田技研工業株式会社 車両用制御装置
US5762158A (en) * 1996-09-27 1998-06-09 Sumner, Jr.; James D. Remote motorcycle idle adjustment control device
JP3715059B2 (ja) * 1997-02-14 2005-11-09 ヤマハ発動機株式会社 4サイクルエンジン
JP3827384B2 (ja) * 1997-01-31 2006-09-27 本田技研工業株式会社 小型車両のスロットルレバー装置
JPH11117816A (ja) * 1997-10-15 1999-04-27 Yamaha Motor Co Ltd 4サイクルエンジンの吸気装置
JP3464969B2 (ja) * 2000-08-15 2003-11-10 川崎重工業株式会社 内燃機関のエアクリーナ
JP4360665B2 (ja) * 2001-06-13 2009-11-11 本田技研工業株式会社 自動二輪車のエンジン始動装置
JP3921570B2 (ja) * 2001-06-26 2007-05-30 株式会社ケーヒン 気化器の始動装置
US7681544B2 (en) * 2007-06-07 2010-03-23 Honda Motor Company, Ltd. Control device for engine of power equipment apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010013938A (ja) 2010-01-21
US20090321172A1 (en) 2009-12-31
US8033355B2 (en) 2011-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4630854B2 (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP6714764B2 (ja) 内燃機関の吸気構造
US20070095305A1 (en) Fuel injection engine and motorcycle comprising fuel injection engine
US7163074B2 (en) Motorcycle and engine for motorcycle
EP1992812B1 (en) Motorcycle
JP4818323B2 (ja) 自動2輪車のアイドル調整装置
JP4108954B2 (ja) 自動二輪車の燃料系配置構造
JP2007064061A (ja) 吸気装置及び自動二輪車
US9988978B2 (en) Four-cycle multi-cylinder engine
JP5625631B2 (ja) エンジンのスロットル装置
US10364755B2 (en) Exhaust control device for engine
JP4133454B2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッド
US6340322B1 (en) Structure of mounting of exhaust gas sampling pipe in outboard engine system
JP4545962B2 (ja) 船外機の低速エア制御弁配置構造
JP2009235933A (ja) 内燃機関
EP4116553A1 (en) Intake control device for saddle-type vehicle internal combustion engine
US6527602B2 (en) Outboard engine system
US6375526B2 (en) Outboard engine system
JP3940144B2 (ja) 自動二輪車の燃料系配置構造
JP5355673B2 (ja) エンジン
JP5513943B2 (ja) パワーユニットの吸気系構造
CA2457421C (en) Exhaust gas purifying device for engines
JP3925551B2 (ja) 燃料噴射式エンジンの吸気制御装置
JP4611269B2 (ja) 内燃機関の吸気系センサ配置構造
JP3925550B2 (ja) 燃料噴射式エンジンの吸気制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4818323

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250