JP4811321B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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この場合、車両の側突が側突検出手段によって検出されると、その検出に応じてインフレータ制御手段によりインフレータが作動させられ、同インフレータからガスが噴出される。車両用シート内に収納及び固定されたエアバッグに上記のガスが供給される。このガスによりエアバッグが車両用シート内で膨張展開した後、同車両用シートから飛び出し、ボディサイド部及び車両用シート間の乗員拘束領域で速い展開速度で膨張展開する。膨張展開したエアバッグが、乗員と車室内に侵入してくるボディサイド部との間に介在して乗員を拘束し、ボディサイド部を通じて乗員へ伝わる側方からの衝撃を緩和する。
ここで、従来のサイドエアバッグ装置では、側突が発生すると、そのことがセンサによって検出される。その検出に応じてインフレータが作動を開始させられ、同インフレータから噴出されるガスによりエアバッグが膨張展開する。これに対し、側突を予測できれば、側突の発生前からインフレータの作動を開始させて、エアバッグを膨張展開させることが可能となり、その分、エアバッグの膨張展開時間に余裕が生まれる。
また、上記の構成によれば、サイドエアバッグ装置では、長尺部材の一端部は、車両用シート又はエアバッグに固定されている。長尺部材の他端部は、連結手段の状態(連結状態・連結解除状態)に応じて車両用シートに連結されたり、その連結を解除されたりする。連結状態では、上記他端部は連結手段を介して車両用シートに直接又は間接に連結される。この連結により、長尺部材がその両端部において車両用シートに固定された状態となる。連結解除状態では、上記他端部の車両用シートに対する連結が解除される。この解除により、長尺部材は、その一端部においてのみ車両用シートに固定された状態となる。この連結手段による作用は、請求項1〜4に記載の発明において共通している。
連結手段が連結状態にされているときにエアバッグが膨張展開すると、長尺部材は、エアバッグの膨張展開に伴い引っ張られて緊張するが、保持部が冗長部をたるんだ状態に保持し、エアバッグの膨張展開を妨げようとする。長尺部材の緊張した状態からさらにエアバッグが膨張展開し続けようとすると、エアバッグの膨張展開のエネルギーが保持部による保持を解除させるために消費されて、エアバッグの展開速度が低下させられる。そして、保持部の保持が解除させられると、冗長部をたるんだ状態に保持しようとするものがなくなり、たるみ部分が生ずる。このときエアバッグが引き続き膨張展開すると、冗長部のたるんだ状態が解消されて引き伸ばされ、長尺部材が再び緊張する。
これに対し、連結手段が連結解除状態にされているときにエアバッグが膨張展開すると、上記長尺部材はその一端部においてのみ車両用シートに固定された状態となり、エアバッグの膨張展開を妨げて、展開速度を低下させる機能を発揮しなくなる。
このように、連結手段の連結状態及び連結解除状態を切り替えることにより、エアバッグの展開速度を低下させたり、展開速度を低下させないようにしたりすることができる。
を備え、前記展開速度低下手段は、前記エアバッグの外部に配置されて、自身の一端部において前記車両用シート又は前記エアバッグに固定され、かつ前記エアバッグが前記収納用形態にあるときにはたるんだ状態となる冗長部を有するとともに、前記収納用形態にされたエアバッグを取り囲んだ状態で配置される長尺部材を備え、前記冗長部は、保持部によりたるんだ状態に保持され、かつ前記エアバッグの膨張展開に伴い前記保持部による保持が解除される第1冗長部と、前記保持部による保持が解除される前に前記エアバッグの膨張展開に伴い引き伸ばされる第2冗長部とからなり、さらに、前記長尺部材の他端部を前記車両用シートに直接又は間接に連結する連結状態、及びその連結を解除する連結解除状態を切り替え可能に構成された連結手段を設け、前記エアバッグの膨張展開に際し、同エアバッグの展開速度を低下させるときには前記連結手段を前記連結状態に保持し、同展開速度を低下させないときには前記連結手段を前記連結解除状態に切り替えることを要旨とする。
連結手段が連結状態にされているときにエアバッグが膨張展開すると、長尺部材は、エアバッグの膨張展開に伴い引っ張られるが、第2冗長部が引き伸ばされるに過ぎず、長尺部材がエアバッグの膨張展開を妨げることはほとんどない。
なお、展開速度低下手段として、第1冗長部及び保持部の組み合わせを複数用い、第1冗長部毎に保持部の保持強度を異ならせることが有効である。この場合には、エアバッグの膨張に伴い、保持強度の低い保持部を有する第1冗長部から順に、その保持部による保持を解除させることが可能となる。各保持部による保持を解除させる毎にエアバッグの膨張展開のエネルギーを消費させて、エアバッグの展開速度を所定の期間(時間)にわたり低下させ続けることが可能となる。
なお、展開速度低下手段として、上記のように分離予定部を有し、かつ長さの異なる長尺部材を複数本用いることが有効である。この場合、分離予定部の強度を一定とすると、エアバッグの膨張に伴い、短い長尺部材から順に、その分離予定部において同長尺部材を分離させることが可能となる。各長尺部材において分離予定部を分離させる毎にエアバッグの膨張展開のエネルギーを消費させて、エアバッグの展開速度を所定の期間(時間)にわたり低下させ続けることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の発明において、前記車両と側突対象物との側突直前の相対速度を検出する側突速度検出手段をさらに備え、前記作動開始時期変更手段は、前記側突予測手段による側突の予測時に前記側突速度検出手段の検出結果が高速であるときには、前記インフレータ制御手段による前記インフレータの作動開始時期を、同検出結果が非高速であるときよりも早めることを要旨とする。
上記の構成によれば、側突が予測されるときに、車両と側突対象物との側突直前の相対速度が高速であると、非高速(中・低速)である場合よりも、インフレータの作動開始時期が早められる。この作動開始時期の変更は、乗員の身体の一部が乗員拘束領域にあってもなくても行われる。
そして、上記のようにインフレータの作動開始時期が早められることで、展開速度が低下された場合であっても低下されない場合であっても、エアバッグの膨張展開の期間が早い側へシフトする。これに伴い、エアバッグによる乗員の拘束がより早い時期から開始されることとなり、この点からも乗員保護性能が向上する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の発明において、前記車両と側突対象物との側突直前の相対速度を検出する側突速度検出手段と、前記車両用シートにおける前記乗員の着座位置を検出する着座位置検出手段と、前記側突予測手段による側突の予測時に、前記着座位置検出手段により乗員が正規位置に着座していることが検出され、かつ前記側突速度検出手段の検出結果が低速であるときには、前記作動開始時期変更手段による前記インフレータの作動開始時期の変更を禁止する変更禁止手段とをさらに備えることを要旨とする。
ここで、ガスにより膨張展開するエアバッグの内圧は時間の経過とともに変化する。内圧は、エアバッグの膨張展開の初期には上昇し、膨張展開の完了時に最大となり、その後に下降に転ずる特性を示す。エアバッグによる乗員の拘束は、内圧が最大となったときに行われることが望ましい。
一方、側突の発生後、乗員を拘束するうえで望ましい拘束タイミングは、車両と側突対象物との相対速度(側突速度)に応じて異なる。この望ましい拘束タイミングは、側突速度が速いとき(例えば、中・高速時)には早く、側突速度が遅くなるに従い遅くなる。
また、インフレータの作動開始時期が早められると、エアバッグの膨張展開の期間が早い側へシフトする。これに伴い、エアバッグの内圧の最大となる時期も早くなる。
従って、側突速度が低速であるときにインフレータの作動開始時期が早められると、エアバッグの内圧が最大となるタイミングが、その側突速度に対応した望ましい拘束タイミングよりも早くなるおそれがある。この場合には、内圧の低くなったエアバッグによって乗員を拘束することとなり、乗員の保護性能が充分に発揮されない懸念がある。
この点、請求項6に記載の発明では、乗員が正規位置に着座しており、車両と側突対象物との側突直前の相対速度(側突速度)が低速であると、インフレータの作動開始時期の変更が禁止される。この場合、インフレータの作動開始時期は、車両の側突が側突検出手段によって検出された場合のインフレータの作動開始時期と同じとなる。これに伴い、エアバッグの膨張展開の期間も、車両の側突が側突検出手段によって検出された場合と同じになる。
従って、エアバッグの内圧が最大となるタイミングを、低い側突速度に対応した望ましい拘束タイミングに近づけることが可能となる。側突速度の低いときであっても、エアバッグの内圧が高いときに乗員を適正に拘束することができるようになる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図21を参照して説明する。
なお、以下の記載において、車両の前進方向を前方(車両前方)として説明し、車両の後進方向を後方(車両後方)として説明する。また、以下の記載における上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車両の車幅方向であって車両前進時の左右方向と一致するものとする。
図2及び図3の少なくとも一方に示すように、シートバック24は、その前部であって、車幅方向における両方の側部26にそれぞれサイドサポート部25を有している。両サイドサポート部25,25は、車両用シート22に着座してシートバック24にもたれた乗員Pの車幅方向の動きを規制するように乗員Pをサポートするためのものである。
シートバック24内には、その骨格をなすシートフレームが配置されている。図3に示すように、シートフレームの周りには、ウレタンフォーム等の弾性材からなるシートパッド27が配置されている。シートフレームの一部はシートバック24の側部26内に配置されており、この部分(以下「サイドフレーム部28」という)は、金属板を曲げ加工することによって形成されている。
収納空間41の車外側かつ前側の角部からは、表皮32,33の縫合部分34に向けてスリット42が延びている。シートパッド27においてスリット42と縫合部分34との間の箇所は薄肉状をなしており、縫合部分34とともに上記破断予定部を構成している。
図6に示すようにエアバッグ44は、強度が高く、かつ可撓性を有していて容易に折り畳むことのできる素材、例えばポリエステル糸やポリアミド糸等を用いて形成した織布等からなる1枚の基布によって袋状に形成されている。
両重合部44A,44Bは、それらの周縁部に設けられた周縁結合部46において結合されている。第1実施形態では、周縁結合部46は、両重合部44A,44Bの周縁部を縫製糸で縫合することにより設けられている。なお、周縁結合部46は、上記縫製糸を用いた縫合とは異なる手段、例えば接着剤を用いた接着によって設けられてもよい。
インフレータアセンブリ47は、ガス発生源としてのインフレータ48と、そのインフレータ48に装着されたリテーナ49とを備えて構成されている。これらのインフレータ48及びリテーナ49は、エアバッグ44の内部空間において、前後方向についての後部であって、同エアバッグ44内の上下方向についての略中間部分に配置されている。
ベルト56について、収納用形態の上記エアバッグ44の取り囲みに関わらない余剰部分(以下「冗長部57」という)は、たるませられている。冗長部57は、第1冗長部58及び第2冗長部60からなる。ここでは、第1冗長部58及び第2冗長部60がそれぞれ複数ずつ設けられている。
(ii)第1冗長部58毎に太さの異なる複数の縫製糸を用いて折り片61の縫合を行う。この場合、保持強度は縫製糸が太くなるに従い高くなる。
(iv)第1冗長部58毎に縫合の縫い間隔を異ならせる。一般には、保持強度は、縫い間隔が狭くなるに従い高くなる。
一方、各第2冗長部60は、膨張展開期間の前期において、エアバッグ44の速い展開速度での膨張展開を許容するためのものであり、ベルト56において、上記保持部62による保持が解除される前にエアバッグ44の膨張展開に伴い引き伸ばされる箇所である。
条件2:エアバッグ44の上記膨張展開期間の後期には、保持部62がエアバッグ44の膨張展開の妨げとなって展開速度を低下させ、従来のサイドエアバッグ装置におけるエアバッグと同程度のタイミングで膨張展開を完了させること。同程度のタイミングとは、側突の発生から所定時間が経過した時期(図12のタイミングt6参照)を指す。
なお、図12、図19及び図20は、エアバッグ44の膨張初期における膨張度の時間変化を模式的に示している。ここで、膨張度は、エアバッグ44の膨張がどれだけ進行しているかを示す指標である。この膨張度は、エアバッグ44が膨張していないとき、すなわち収納用形態にあるときに「0%」となる。また、膨張度は、エアバッグ44が採り得る最大の大きさまで膨張したとき、すなわち、膨張を完了して乗員Pを拘束したときに「100%」となる。さらに、単位時間当たりの膨張度の変化量が展開速度に相当する。
制御装置84は、車両の走行中、又は停車中、側突予測用センサ82によって検出された位置や相対速度に基づき、車両の側方の状況(特に側突の可能性)を監視している。
図13に示すように、膨張展開期間の前期には、上記ガスによってエアバッグ44が膨張を開始し、エアバッグ44を結束していた結束テープ55(図8(B))が破断される。エアバッグ44が折り状態を解消しながら収納空間41内で車両前方へ膨張展開する。
エアバッグ44の収納空間41での膨張展開が進行する過程で、そのエアバッグ44はサイドサポート部25を前方へ押圧するようになる。その後も、膨張展開が進行することで、タイミングt3には上記押圧によってサイドサポート部25が前方へ膨らみ始める(図14参照)。
この場合、図19のタイミングt4での側突に先立ちタイミングt1で側突が予測されると、インフレータ48の作動開始時期を「早期」にし、エアバッグ44の展開速度を「通常」にする。
この場合、インフレータ48の作動開始時期を「通常」にし、エアバッグ44の展開速度を「通常」にする。
(1)車両の側方の状況を監視するとともに、エアバッグ44の乗員拘束領域Z1における乗員Pの身体の一部の有無を検出する。側突が予測され、かつ乗員Pの身体の一部がエアバッグ44の乗員拘束領域Z1にあることが検出されること(状況(I))を実行条件とする。そして、この実行条件が満たされた状況(I)になると、インフレータ48の作動開始時期を、衝撃センサ81による側突の検出に応じた作動開始時期よりも早める。さらに、車両用シート22の外部では、側突後にインフレータ48の作動を開始させたときの展開速度V2よりも低い展開速度V1にてエアバッグ44を膨張展開させるようにしている。そのため、膨張展開するエアバッグ44が反力として乗員Pに与えるエネルギーを低下させ、乗員Pを好適に拘束して乗員保護性能の向上を図ることができる。
(a)エアバッグ44が車両用シート22の外部で膨張展開する期間においてのみ展開速度を低下させるようにしてもよい。この場合、エアバッグ44が収納空間41から車両用シート22の外部へ出る直前になっても、第2冗長部60が未だたるんだ状態になっていてもよい。
(e)全ての第1冗長部58について、保持部62の保持強度が相互に異なっていなくてもよい。複数の第1冗長部58を複数のグループに分け、グループ毎に保持部62の保持強度を異ならせてもよい。また、全ての第1冗長部58について、保持部62の保持強度を同一としてもよい。
(h)連結手段を、第1実施形態及び上記(g)とは異なる構成によって実現してもよい。その一例を図23(A),(B)に示す。この変形例では、連結手段は、ピン94及びアクチュエータを備えている。ベルト56の端部56Bには、ピン94の周りに緩く巻き付けられてなる巻付け部96が形成されている。図23(A)中の太い破線は、巻付け部96を形成するための縫製糸による縫合部97を示している。ピン94の両端部は巻付け部96から露出している。一方、車両用シート22、例えばサイドフレーム部28等には一対の軸受98,98が設けられている。そして、上記ピン94の両端部がこれらの軸受98,98に軸方向への移動可能に支持されている。
なお、上記MGG95として、ガスによりピストン95Bをシリンダ95Aから飛び出させる構成を有するものを用い、このMGG95を連結手段としてもよい。この場合、ピストン95Bとして細長いもの、すなわち、図23(A)におけるピン94をピストン95Bに一体にしたものを用いる。ピストン95Bを巻付け部96に挿通し、軸受98によって軸方向への移動可能に支持する。なお、この場合、軸受98は巻付け部96の両側に配置されてもよいし、巻付け部96を挟んでMGG95の反対側(図23(A)の右側)にのみ配置されてもよい。
(i)各第1冗長部58における保持部62の延びる方向を変更してもよい。図24及び図25はその一例を示している。この変形例では、各第1冗長部58における3つの折り片61がベルト56の長さ方向(図24及び図25の左右方向)に縫合されることによって保持部62が形成されている。そして、エアバッグ44の膨張展開期間の後期には、各保持部62がエアバッグ44の膨張展開の進行に伴い、車両後側から前側へ向けて破断されていく。エアバッグ44の膨張展開のエネルギーが、この保持部62の破断に消費され、展開速度が低下させられる。
(j)ベルト56の一方の端部56Aをサイドフレーム部28に代えてエアバッグ44の後部に固定してもよい。また、ベルト56の他方の端部56Bを、一方の端部56Aを介さずサイドフレーム部28に直接固定してもよい。
(n)ベルト56として、膨張展開を完了したエアバッグ44の周長よりも若干短い長さを有するものを用いる。そして、エアバッグ44が膨張展開を完了したときにベルト56を分離させてもよい。例えば、ベルト56に対し、その幅方向に沿ってミシン目を入れる。そして、エアバッグ44が膨張展開を完了してベルト56が緊張状態となったときに、このミシン目においてベルト56が切断されるようにする。
次に、本発明を具体化した第2実施形態について、図26〜図28を参照して説明する。
状況(IV):着座姿勢が「特定姿勢」であり、かつ側突速度が「高速」である場合
この場合、図27のタイミングt4での側突に先立ちタイミングt1で側突が予測されると、インフレータ48の作動開始時期を「最早期」にし、エアバッグ44の展開速度を「低速」にする。
この場合、図28のタイミングt4での側突に先立ちタイミングt1で側突が予測されると、インフレータ48の作動開始時期を「最早期」にし、エアバッグ44の展開速度を「通常」にする。
従って、第2実施形態によっても、第1実施形態における上記(1)〜(8)と同様の効果が得られるほか、次の効果も得られる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態について、図29(A),(B)を参照して説明する。
このベルト56は、膨張展開を完了したエアバッグ44において、その後端部と前端部とを結ぶ長さと同程度の長さを有している。ベルト56の後部は、エアバッグ44内であって、インフレータアセンブリ47の周りに巻き付けられている。ベルト56の後端部には、リテーナ49のボルト53が挿通されており、同後端部がボルト53及びナット63によってサイドフレーム部28に固定されている。ベルト56の前端部は、縫合、接着等の手段によって、エアバッグ44内の前端部に連結されている。
上記第3実施形態では、ベルト56の配置箇所が第1実施形態とは異なるものの、膨張展開期間の後期において、エアバッグ44の膨張展開のエネルギーの一部が保持部62の破断に消費され、エアバッグ44の展開速度が展開速度V2よりも低下させられる。
なお、第3実施形態は、上述した(a)〜(n)と同様に変更されて実施されてもよい。
次に、本発明を具体化した第4実施形態について、図30(A)を参照して説明する。
第4実施形態では、展開速度低下手段が第1実施形態とは異なる構成によって実現されている。
条件3:エアバッグ44の上記膨張展開期間の前期には、全てのベルト56が緊張状態とならず、エアバッグ44の膨張展開の妨げとならないこと。
上記以外の構成は第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態と同様の部材、箇所等については同一の符号を付して説明を省略する。
エアバッグ44の膨張展開期間の後期には、そのエアバッグ44の膨張展開に伴い全てのベルト56が引っ張られる。この引っ張りにより、長さの最も短いベルト56が最初に緊張し、エアバッグ44の膨張展開を妨げようとする。ここで、各ベルト56では、分離予定部101において他の箇所よりも強度が低くされており、同ベルト56にエアバッグ44の張力等の外力が加わった場合に分離予定部101においてベルト56が破断されやすくなっている。
(q)ベルト56の長さをベルト56間で異ならせる場合、そのベルト56の長さと、ベルト56の位置との間に要求される関係は特にない。従って、エアバッグモジュール43のどの位置に、どの長さのベルト56を配置するかは任意に設定可能である。
(t)上記と同様の構成を有するベルト56を、第3実施形態と同様にエアバッグ44の内部に配置してもよい。
次に、本発明を具体化した第5実施形態について、図6を参照して説明する。
第5実施形態では、展開速度低下手段が第1及び第2実施形態とは異なる構成によって実現されている。
上記第5実施形態では、エアバッグ44の膨張展開期間の前期には、ベルト56がたるんだ状態となっている。そのため、ベルト56がエアバッグ44の膨張展開の妨げとなることはほとんどない。
(第6実施形態)
次に、本発明を具体化した第6実施形態について、図31(A),(B)を参照して説明する。
上記の構成によれば、インフレータ48から噴出されてエアバッグ44内に供給されるガスの供給量は、可動部材103の位置に応じて異なる。これに応じて、エアバッグ44の展開速度も異なってくる。インフレータ48から多くの量のガスがエアバッグ44に供給されれば、同エアバッグ44は速い展開速度で膨張展開する。これとは逆に、インフレータ48から少ない量のガスがエアバッグ44に供給されれば、同エアバッグ44は遅い展開速度で膨張展開する。
(10)インフレータ48から噴出されてエアバッグ44に供給されるガスの供給量を可変とする可動部材103を用いている。そのため、アクチュエータ104によって可動部材103を、非制限位置及び制限位置間で移動させることによりガス供給量を変更し、エアバッグ44を遅い展開速度V1で膨張させたり、速い展開速度V2で膨張展開させたりすることができる。
(v)インフレータアセンブリ47としてリテーナ49を用いない構造に変更してもよい。この場合には、有底円筒状をなす可動部材103をインフレータ48の下端部に対し、同インフレータ48の長さ方向への移動可能に装着する。この可動部材103は、初期状態では、インフレータ48のガス噴出口51を塞がない位置に保持される。そのため、可動部材103は、インフレータ48から噴出されてエアバッグ44に供給されるガスの供給量を制限しない。そして、エアバッグ44の膨張展開期間の後期には、アクチュエータ104によって可動部材103を、ガス噴出口51の一部を塞ぐ位置へ移動させる。この位置では、インフレータ48から噴出されてエアバッグ44に供給されるガスの供給量が制限される。このため、上記第6実施形態と同様の効果が得られる。
Claims (6)
- インフレータと、車両の側突を検出する側突検出手段と、前記側突検出手段による側突の検出に応じて前記インフレータを作動させてガスを噴出させるインフレータ制御手段と、折り畳まれることにより収納用形態にされて車両用シート内に収納及び固定され、前記インフレータからのガスにより、車両のボディサイド部及び車両用シート間の乗員拘束領域で膨張展開するエアバッグとを備えるサイドエアバッグ装置において、
前記乗員拘束領域における乗員の身体の一部の有無を検出する乗員検出手段と、
前記車両の側突を予測する側突予測手段と、
前記側突予測手段により側突が予測され、かつ前記乗員検出手段により身体の一部が検出されることを実行条件とし、同実行条件の成立時には、前記インフレータ制御手段による前記インフレータの作動開始時期を、前記側突検出手段による側突の検出に応じた作動開始時期よりも早める作動開始時期変更手段と、
前記実行条件の成立時には、前記エアバッグの展開速度を、前記側突検出手段による側突検出に応じて行われるエアバッグの展開の展開速度よりも低下させる展開速度低下手段と
を備え、
前記展開速度低下手段は、
前記エアバッグの外部に配置されて、自身の一端部において前記車両用シート又は前記エアバッグに固定され、かつ前記エアバッグが前記収納用形態にあるときにはたるんだ状態となる冗長部を有するとともに、前記収納用形態にされたエアバッグを取り囲んだ状態で配置される長尺部材と、
前記冗長部をたるんだ状態に保持し、かつ前記エアバッグの膨張展開に伴い保持を解除する保持部と、
前記長尺部材の他端部を前記車両用シートに直接又は間接に連結する連結状態、及びその連結を解除する連結解除状態を切り替え可能に構成された連結手段と
を備え、
前記エアバッグの膨張展開に際し、同エアバッグの展開速度を低下させるときには前記連結手段を前記連結状態に保持し、同展開速度を低下させないときには前記連結手段を前記連結解除状態に切り替えることを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - インフレータと、車両の側突を検出する側突検出手段と、前記側突検出手段による側突の検出に応じて前記インフレータを作動させてガスを噴出させるインフレータ制御手段と、折り畳まれることにより収納用形態にされて車両用シート内に収納及び固定され、前記インフレータからのガスにより、車両のボディサイド部及び車両用シート間の乗員拘束領域で膨張展開するエアバッグとを備えるサイドエアバッグ装置において、
前記乗員拘束領域における乗員の身体の一部の有無を検出する乗員検出手段と、
前記車両の側突を予測する側突予測手段と、
前記側突予測手段により側突が予測され、かつ前記乗員検出手段により身体の一部が検出されることを実行条件とし、同実行条件の成立時には、前記インフレータ制御手段による前記インフレータの作動開始時期を、前記側突検出手段による側突の検出に応じた作動開始時期よりも早める作動開始時期変更手段と、
前記実行条件の成立時には、前記エアバッグの展開速度を、前記側突検出手段による側突検出に応じて行われるエアバッグの展開の展開速度よりも低下させる展開速度低下手段と
を備え、
前記展開速度低下手段は、
前記エアバッグの外部に配置されて、自身の一端部において前記車両用シート又は前記エアバッグに固定され、かつ前記エアバッグが前記収納用形態にあるときにはたるんだ状態となる冗長部を有するとともに、前記収納用形態にされたエアバッグを取り囲んだ状態で配置される長尺部材を備え、
前記冗長部は、保持部によりたるんだ状態に保持され、かつ前記エアバッグの膨張展開に伴い前記保持部による保持が解除される第1冗長部と、前記保持部による保持が解除される前に前記エアバッグの膨張展開に伴い引き伸ばされる第2冗長部とからなり、
さらに、前記長尺部材の他端部を前記車両用シートに直接又は間接に連結する連結状態、及びその連結を解除する連結解除状態を切り替え可能に構成された連結手段を設け、
前記エアバッグの膨張展開に際し、同エアバッグの展開速度を低下させるときには前記連結手段を前記連結状態に保持し、同展開速度を低下させないときには前記連結手段を前記連結解除状態に切り替えることを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - インフレータと、車両の側突を検出する側突検出手段と、前記側突検出手段による側突の検出に応じて前記インフレータを作動させてガスを噴出させるインフレータ制御手段と、折り畳まれることにより収納用形態にされて車両用シート内に収納及び固定され、前記インフレータからのガスにより、車両のボディサイド部及び車両用シート間の乗員拘束領域で膨張展開するエアバッグとを備えるサイドエアバッグ装置において、
前記乗員拘束領域における乗員の身体の一部の有無を検出する乗員検出手段と、
前記車両の側突を予測する側突予測手段と、
前記側突予測手段により側突が予測され、かつ前記乗員検出手段により身体の一部が検出されることを実行条件とし、同実行条件の成立時には、前記インフレータ制御手段による前記インフレータの作動開始時期を、前記側突検出手段による側突の検出に応じた作動開始時期よりも早める作動開始時期変更手段と、
前記実行条件の成立時には、前記エアバッグの展開速度を、前記側突検出手段による側突検出に応じて行われるエアバッグの展開の展開速度よりも低下させる展開速度低下手段と
を備え、
前記展開速度低下手段は、
前記エアバッグの外部に配置されて、自身の一端部において前記車両用シート又は前記エアバッグに固定され、かつ前記エアバッグが前記収納用形態にあるときにはたるんだ状態となり、膨張展開するエアバッグにより緊張させられるとともに、前記収納用形態にされたエアバッグを取り囲んだ状態で配置される長尺部材と、
前記長尺部材の長さ方向についての途中に設けられ、前記エアバッグの膨張展開に伴い分離される分離予定部と、
前記長尺部材の他端部を前記車両用シートに直接又は間接に連結する連結状態、及びその連結を解除する連結解除状態を切り替え可能に構成された連結手段と
を備え、
前記エアバッグの膨張展開に際し、同エアバッグの展開速度を低下させるときには前記連結手段を前記連結状態に保持し、同展開速度を低下させないときには前記連結手段を前記連結解除状態に切り替えることを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - インフレータと、車両の側突を検出する側突検出手段と、前記側突検出手段による側突の検出に応じて前記インフレータを作動させてガスを噴出させるインフレータ制御手段と、折り畳まれることにより収納用形態にされて車両用シート内に収納及び固定され、前記インフレータからのガスにより、車両のボディサイド部及び車両用シート間の乗員拘束領域で膨張展開するエアバッグとを備えるサイドエアバッグ装置において、
前記乗員拘束領域における乗員の身体の一部の有無を検出する乗員検出手段と、
前記車両の側突を予測する側突予測手段と、
前記側突予測手段により側突が予測され、かつ前記乗員検出手段により身体の一部が検出されることを実行条件とし、同実行条件の成立時には、前記インフレータ制御手段による前記インフレータの作動開始時期を、前記側突検出手段による側突の検出に応じた作動開始時期よりも早める作動開始時期変更手段と、
前記実行条件の成立時には、前記エアバッグの展開速度を、前記側突検出手段による側突検出に応じて行われるエアバッグの展開の展開速度よりも低下させる展開速度低下手段と
を備え、
前記展開速度低下手段は、
前記エアバッグの外部に配置されて、伸縮性を有する素材により形成され、かつ自身の一端部において前記車両用シート又は前記エアバッグに固定され、膨張展開するエアバッグにより伸張させられるとともに、前記収納用形態にされたエアバッグを取り囲んだ状態で配置される長尺部材と、
前記長尺部材の他端部を前記車両用シートに直接又は間接に連結する連結状態、及びその連結を解除する連結解除状態を切り替え可能に構成された連結手段と
を備え、
前記エアバッグの膨張展開に際し、同エアバッグの展開速度を低下させるときには前記連結手段を前記連結状態に保持し、同展開速度を低下させないときには前記連結手段を前記連結解除状態に切り替えることを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 前記車両と側突対象物との側突直前の相対速度を検出する側突速度検出手段をさらに備え、
前記作動開始時期変更手段は、前記側突予測手段による側突の予測時に前記側突速度検出手段の検出結果が高速であるときには、前記インフレータ制御手段による前記インフレータの作動開始時期を、同検出結果が非高速であるときよりも早める請求項1〜4のいずれか1つに記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記車両と側突対象物との側突直前の相対速度を検出する側突速度検出手段と、
前記車両用シートにおける前記乗員の着座位置を検出する着座位置検出手段と、
前記側突予測手段による側突の予測時に、前記着座位置検出手段により乗員が正規位置に着座していることが検出され、かつ前記側突速度検出手段の検出結果が低速であるときには、前記作動開始時期変更手段による前記インフレータの作動開始時期の変更を禁止する変更禁止手段と
をさらに備える請求項1〜5のいずれか1つに記載のサイドエアバッグ装置。
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