JP4809684B2 - 半導体装置 - Google Patents

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本発明は、例えば量子ドット型赤外線検知器に用いて好適の半導体装置に関する。
従来、量子ドット型赤外線検知器は、InAsからなる量子ドットをi−GaAs層で埋め込んだものを量子ドット層とし、この量子ドット層(1層あるいは複数層積層したもの)をn−GaAsからなるコンタクト層で挟み込んだ構造になっている。
また、量子ドット型赤外線検知器の応答波長を長波長化するために、InAs量子ドットをInGaAsキャップ層で覆う手法が提案されている(例えば非特許文献1参照)。
例えば、InAs量子ドットをInGaAsキャップ層で覆った量子ドット型赤外線検知器は、図5に示すように、InAs量子ドット100と、InAs量子ドット100を覆うi−InGaAsキャップ層101と、InAs量子ドット100及びi−InGaAsキャップ層101を挟み込むi−GaAs中間層102とからなる量子ドット層を繰り返し積層した構造になっている。なお、上下にはn−GaAsコンタクト層103,104が設けられている。
E. Kim et al., "Tailoring detection bands of InAs Quantum-dot infrared photodetectors using InxGa1-xAs strain-relieving quantum wells", APPLIED PHYSICS LETTERS, VOLUME 79, NUMBER 20, p.3341, 12 NOVEMBER 2001
ところで、上述のInAs量子ドットをInGaAsキャップ層で覆った量子ドット型赤外線検知器では、図6中、「キャップ層有」と表記してあるエネルギバンド図に示すように、量子ドットの基底準位からInGaAsキャップ層(量子井戸層)の量子井戸準位(GaAs中間層の伝導帯のエネルギ端Ecよりもエネルギレベルが低い)への光励起を利用することで、光応答の低エネルギ化(即ち、応答波長の長波長化)を図っている。
なお、図6中、「キャップ層無」と表記してあるエネルギバンド図は、InAs量子ドットをi−GaAs層で埋め込んだ場合のエネルギバンド図であり、「キャップ層有」と表記してあるエネルギバンド図は、InAs量子ドットをInGaAsキャップ層で覆った場合のエネルギバンド図である。
しかしながら、i−GaAs中間層上に形成されるInAs量子ドットにInGaAsキャップ層を被せると、図6に示すように、単にInAs量子ドットをi−GaAs層で埋め込んだ構造のものよりもInAs量子ドットに加わる格子歪みが小さくなり、InAs量子ドットの基底準位が下がってしまうことになる。これは、InAs量子ドットとInGaAsキャップ層との間の格子定数差は、InAs量子ドットとGaAs中間層との間の格子定数差よりも小さいためである。なお、格子定数の関係はGaAs<InGaAs<InAsとなる。
このため、応答波長の長波長化を図るためには、InAs量子ドットの基底準位の低下に応じてInGaAsキャップ層の量子井戸準位を下げる必要がある。このため、InGaAsキャップ層の量子井戸準位がGaAs中間層の伝導帯のエネルギ端Ecから見て深い位置に設定されることになる。
この場合、InGaAsキャップ層の量子井戸準位に光励起された電子が外部へ取り出される効率(励起キャリアの取り出し効率)が悪くなってしまい、量子ドット型赤外線検知器の感度が低下してしまうことになる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、例えば量子ドット型赤外線検知器などの半導体装置において、励起キャリアの取り出し効率を向上させることができるようにした、半導体装置を提供することを目的とする。
このため、本発明の半導体装置は、量子ドットと、量子ドットの一部を覆う第1キャップ層と、第1キャップ層上に形成され、量子ドットの一部以外の部分を覆う第2キャップ層と、量子ドット、第1キャップ層及び第2キャップ層を挟み込む中間層とを備え、第2キャップ層のエネルギギャップは、量子ドットのエネルギギャップよりも大きく、かつ、中間層のエネルギギャップよりも小さく、量子ドットの格子定数は、第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも大きく、第1キャップ層の格子定数は、第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも小さいか又は下側中間層の格子定数とほぼ等しく、第2キャップ層の格子定数は、下側中間層の格子定数よりも大きく、かつ、量子ドットの格子定数よりも小さいことを特徴としている。
また、本発明の半導体装置は、量子ドットと、量子ドットの一部を覆う第1キャップ層と、第1キャップ層上に形成され、量子ドットの一部以外の部分を覆う第2キャップ層と、量子ドット、第1キャップ層及び第2キャップ層を挟み込む中間層とを備え、第2キャップ層のエネルギギャップは、量子ドットのエネルギギャップよりも大きく、かつ、中間層のエネルギギャップよりも小さく、量子ドットの格子定数は、第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも小さく、第1キャップ層の格子定数は、第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも大きいか又は下側中間層の格子定数とほぼ等しく、第2キャップ層の格子定数は、下側中間層の格子定数よりも小さく、かつ、量子ドットの格子定数よりも大きいことを特徴としている。
したがって、本発明の半導体装置によれば、例えば量子ドット型赤外線検知器などの半導体装置において、励起キャリアの取り出し効率を向上させることができるという利点がある。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかる半導体装置について、図1〜図4を参照しながら説明する。
以下、本発明を、例えば赤外線の入射量に応じて光電流を発生しうる赤外線検知器であって、量子ドットを赤外線吸収部として用いる量子ドット型赤外線検知器に適用した場合を例に説明する。
本実施形態にかかる量子ドット型赤外線検知器は、例えば図1に示すように、量子ドット1と、量子ドット1の一部を覆う第1キャップ層2と、第1キャップ層2上に形成され、量子ドット1の第1キャップ層2によって覆われている部分以外の部分を覆う第2キャップ層3と、量子ドット1、第1キャップ層2及び第2キャップ層3を挟み込む中間層4とを備える。
本実施形態では、量子ドットはInAsからなるInAs量子ドットであり、第1キャップ層はGaAs(ここではi−GaAs)からなるGaAs第1キャップ層であり、第2キャップ層はInGaAsからなるInGaAs第2キャップ層であり、中間層はGaAs(ここではi−GaAs)からなるGaAs中間層である。
このように、本実施形態では、下側GaAs中間層4上にInAs量子ドット1を形成し、このInAs量子ドット1に直接InGaAsキャップ層を被せるのではなく、一旦、GaAs第1キャップ層2で薄く覆った後、InGaAs第2キャップ層3を被せるようにしている。
この場合、InAs量子ドット1に接している結晶の多くの部分がGaAs(第1キャップ層,中間層)となるため、InAs量子ドット全体を直接GaAs層で埋め込んだ場合と同様にInAs量子ドット1へ格子歪みが加わることになり、InGaAs第2キャップ層3を被せることによってInAs量子ドット1に加わる格子歪みが小さくなってしまうのを抑制することができる。これにより、InAs量子ドット1の基底準位の低下を抑制することができる。
本実施形態では、第1キャップ層2及び下側の中間層4はいずれもGaAsからなるため、第1キャップ層2の格子定数は、第1キャップ層2に接する下側の中間層4の格子定数と等しい。なお、第1キャップ層2の格子定数は下側の中間層4の格子定数とほぼ等しいか、又は、下側の中間層4の格子定数よりも小さくなっていれば良い。
さらに、第2キャップ層の格子定数は、下側の中間層4の格子定数よりも大きく、かつ、量子ドット1の格子定数よりも小さくなっている。つまり、第2キャップ層と下側の中間層4との格子定数差は、量子ドット1と下側の中間層4との格子定数差よりも小さくなっている。
このように構成される量子ドット型赤外線検知器では、図2に示すように、第2キャップ層3のエネルギギャップは、量子ドット1のエネルギギャップよりも大きく、かつ、中間層4のエネルギギャップよりも小さくなっている。つまり、図2に示すように、第2キャップ層3は量子井戸層であり、量子ドット1の基底準位から第2キャップ層(量子井戸層)3の量子井戸準位への光励起を利用して励起キャリアを取り出せるようになっている。
また、第1キャップ層2のエネルギギャップは、第2キャップ層3のエネルギギャップよりも大きくなっている。ここでは、第1キャップ層2のエネルギギャップは、中間層4のエネルギギャップと同じになっている。
そして、上述のようにInAs量子ドット1の一部をGaAs第1キャップ層2で覆った状態で、InAs量子ドット1のGaAs第1キャップ層2で覆われていない部分にInGaAs第2キャップ層(量子井戸層)3を被せることで、InAs量子ドット1の基底準位からInGaAs第2キャップ層3の量子井戸準位への光励起を利用することができようにしている。
上述のようにInAs量子ドット1の基底準位の低下が抑制されるため、GaAs中間層4の伝導帯のエネルギ端から比較的浅い位置にInGaAs第2キャップ層3の量子井戸準位を設定したとしても応答波長の長波長化を図ることができる。また、GaAs中間層4の伝導帯のエネルギ端から比較的浅い位置にInGaAs第2キャップ層3の量子井戸準位を設定することができるため、励起キャリアの取り出し効率を向上させることができる。
本実施形態では、量子ドット1、第1キャップ層2及び第2キャップ層3を中間層4で挟み込んだ構造(量子ドット層)を複数(例えば10層)備えるものとして構成される。
次に、本実施形態にかかる量子ドット型赤外線検知器の製造方法の一例について、図3,図4を参照しながら説明する。
なお、本量子ドット型赤外線検知器を構成する各結晶層は例えば分子線エピタキシー(MBE;Molecular Beam Epitaxy)法による結晶成長によって形成される。
まず、図3に示すように、GaAs(001)基板6上に、GaAsバッファ層7及び下側n−GaAsコンタクト層8(例えば1.0μm)を成長させる。なお、下側n−GaAsコンタクト層8のnキャリア濃度は例えば1×1018cm-3とする。
次いで、図3に示すように、下側n−GaAsコンタクト層8上に、下側のi−GaAs中間層4(例えば50nm)を形成する。
次に、このi−GaAs中間層4上に、InAs量子ドット1を形成する。
本実施形態では、InAs量子ドット1は、例えば、直径25〜30nm、高さ5〜10nm程度のサイズであり、面内で5×1010cm-2程度の密度で存在する。また、InAs量子ドット1は、基板温度〜500℃でGaAs中間層4上にIn,Asの分子線原料を照射した際の自己組織化により形成される。
次いで、このInAs量子ドット1を、i−GaAs第1キャップ層2(例えば4nm)で覆った後、i−InGaAs第2キャップ層3(例えば3nm;In組成0.15)を被せる。そして、InGaAs第2キャップ層3上に上側のi−GaAs中間層4(例えば40nm)を形成する。これにより、InAs量子ドット1、i−GaAs第1キャップ層2、i−InGaAs第2キャップ層3、上下のi−GaAs中間層4からなる量子ドット層5が形成される。
その後、これらの工程を複数回(ここでは10回)繰り返して、図3に示すように、複数(ここでは10層)の量子ドット層5を備える層構造を形成する。なお、各量子ドット層5は、それらの間に形成される中間層4を兼用している。
次いで、このようにして形成された層構造上に、図3に示すように、上側n−GaAsコンタクト層(例えば0.5μm)9を形成してウェーハを作製する。なお、上側n−GaAsコンタクト層9のnキャリア濃度は例えば1×1018cm-3とする。
次に、図4(A)に示すように、上述のようにして結晶成長させたウェーハを、例えばウェットエッチングによってメサ状にエッチングして、その一部を除去し、下側n−GaAsコンタクト層8を露出させる。
そして、図4(B)に示すように、例えばリフトオフ法によって、上下のn−GaAsコンタクト層8,9上に例えばAuGe/Auからなる電極10を設ける。
その後、図4(C)に示すように、例えばプラズマCVD(P−CVD;Plasma Chemical Vapor Deposition)法によって素子表面全体が覆われるように例えばSiONからなる保護膜11を形成する。なお、保護膜11は例えばSiNからなる保護膜であっても良い。そして、図4(D)に示すように、AuGe/Au電極10上に形成されたSiON保護膜11を例えばドライエッチングによって除去してコンタクト穴11Aを形成する。
このようにして、例えば図4(D)に示すような構成の量子ドット型赤外線検知器が作製される。
なお、上下のコンタクト層は、その導電型(p/n型)の極性を反転させたものを用いても良い。
したがって、本実施形態にかかる半導体装置(量子ドット型赤外線検知器)によれば、例えば量子ドット型赤外線検知器などの半導体装置において、励起キャリアの取り出し効率を向上させることができるという利点がある。
特に、本発明を量子ドット型赤外線検知器に適用した場合、応答波長を長波長化する場合にも高感度なものを実現することができ、赤外線検知器の性能を向上させることができるという利点がある。
なお、上述の実施形態では、量子ドット、第1キャップ層、第2キャップ層、中間層を、それぞれ、InAs量子ドット、GaAs第1キャップ層、InGaAs第2キャップ層、GaAs中間層としているが、これに限られるものではない。
例えば、量子ドットはInGaAsからなるものであっても良い。このほか、量子ドットは、InAs,GaAs,AlAs,InP,GaP,AlP,InSb,GaSb,AlSb,InN,GaN,AlN又はこれらの混晶からなるものであっても良い。また、InGaAs第2キャップ層を設ける場合にInAs量子ドットに生じる歪み緩和を抑制するために設けられる第1キャップ層は、AlGaAs(GaAsと格子定数がほぼ等しい),GaAsP(GaAsよりも格子定数が小さい),GaAsN(GaAsよりも格子定数が小さい)からなるものであっても良い。さらに、中間層はAlGaAsからなるものであっても良い。このほか、中間層は、InAs,GaAs,AlAs,InP,GaP,AlP,InSb,GaSb,AlSb,InN,GaN,AlN又はこれらの混晶からなるものであっても良い。
また、上述の実施形態では、量子ドット1の格子定数が第1キャップ層の下側の中間層4よりも大きい場合を例にしたが、逆に、量子ドット1の格子定数が第1キャップ層の下側の中間層4よりも小さい場合にも本発明は適用可能である。この場合、第2キャップ層3を被せた際に量子ドット1に加わる歪みが軽減されてしまうのを防ぐために、第1キャップ層の格子定数を、第1キャップ層2の下側の中間層4の格子定数よりも大きくするか又は下側中間層4の格子定数とほぼ等しくし、第2キャップ層3の格子定数を、下側中間層4の格子定数よりも小さく、かつ、量子ドット1の格子定数よりも大きくすれば良い。
また、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。例えば、上述の実施形態では、量子ドット型赤外線検知器(光検知器,光検出素子)を例に説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、光検知器(光検出素子)、光変調器、光スイッチ、発光素子などの半導体装置に本発明を適用することができる。
(付記1)
量子ドットと、
前記量子ドットの一部を覆う第1キャップ層と、
前記第1キャップ層上に形成され、前記量子ドットの前記一部以外の部分を覆う第2キャップ層と、
前記量子ドット、前記第1キャップ層及び前記第2キャップ層を挟み込む中間層とを備え、
前記第2キャップ層のエネルギギャップは、前記量子ドットのエネルギギャップよりも大きく、かつ、前記中間層のエネルギギャップよりも小さく、
前記量子ドットの格子定数は、前記第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも大きく、
前記第1キャップ層の格子定数は、前記第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも小さいか又は前記下側中間層の格子定数とほぼ等しく、
前記第2キャップ層の格子定数は、前記下側中間層の格子定数よりも大きく、かつ、前記量子ドットの格子定数よりも小さいことを特徴とする、半導体装置。
(付記2)
量子ドットと、
前記量子ドットの一部を覆う第1キャップ層と、
前記第1キャップ層上に形成され、前記量子ドットの前記一部以外の部分を覆う第2キャップ層と、
前記量子ドット、前記第1キャップ層及び前記第2キャップ層を挟み込む中間層とを備え、
前記第2キャップ層のエネルギギャップは、前記量子ドットのエネルギギャップよりも大きく、かつ、前記中間層のエネルギギャップよりも小さく、
前記量子ドットの格子定数は、前記第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも小さく、
前記第1キャップ層の格子定数は、前記第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも大きいか又は前記下側中間層の格子定数とほぼ等しく、
前記第2キャップ層の格子定数は、前記下側中間層の格子定数よりも小さく、かつ、前記量子ドットの格子定数よりも大きいことを特徴とする、半導体装置。
(付記3)
前記第1キャップ層のエネルギギャップは、前記第2キャップ層のエネルギギャップよりも大きいことを特徴とする、付記1又は2記載の半導体装置。
(付記4)
前記量子ドット、前記第1キャップ層及び前記第2キャップ層を前記中間層で挟み込んだ構造を複数備えることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記5)
前記量子ドットが、InAs,GaAs,AlAs,InP,GaP,AlP,InSb,GaSb,AlSb,InN,GaN,AlN又はこれらの混晶からなることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記6)
前記中間層が、InAs,GaAs,AlAs,InP,GaP,AlP,InSb,GaSb,AlSb,InN,GaN,AlN又はこれらの混晶からなることを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記7)
前記量子ドットが、InAs又はInGaAsからなり、
前記第1キャップ層が、GaAs,AlGaAs,GaAsP,GaAsNからなり、
前記第2キャップ層が、InGaAsからなり、
前記中間層が、GaAs又はAlGaAsからなることを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記8)
付記1〜7のいずれか1項に記載の構成を備えることを特徴とする、量子ドット型赤外線検知器。
本発明の一実施形態にかかる半導体装置(量子ドット型赤外線検知器)の構成を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態にかかる半導体装置(量子ドット型赤外線検知器)の効果を説明するためのエネルギバンド図である。 本発明の一実施形態にかかる半導体装置(量子ドット型赤外線検知器)の構成を示す模式的断面図である。 (A)〜(D)は本発明の一実施形態にかかる半導体装置(量子ドット型赤外線検知器)の製造方法を説明するための図である。 従来の量子ドット型赤外線検知器の構成を示す模式的断面図である。 従来の量子ドット型赤外線検知器の課題を説明するためのエネルギバンド図である。
符号の説明
1 量子ドット
2 第1キャップ層
3 第2キャップ層
4 中間層
5 量子ドット層
6 基板
7 バッファ層
8 下側コンタクト層
9 上側コンタクト層
10 電極
11 保護膜
11A コンタクト穴

Claims (5)

  1. 量子ドットと、
    前記量子ドットの一部を覆う第1キャップ層と、
    前記第1キャップ層上に形成され、前記量子ドットの前記一部以外の部分を覆う第2キャップ層と、
    前記量子ドット、前記第1キャップ層及び前記第2キャップ層を挟み込む中間層とを備え、
    前記第2キャップ層のエネルギギャップは、前記量子ドットのエネルギギャップよりも大きく、かつ、前記中間層のエネルギギャップよりも小さく、
    前記量子ドットの格子定数は、前記第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも大きく、
    前記第1キャップ層の格子定数は、前記第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも小さいか又は前記下側中間層の格子定数とほぼ等しく、
    前記第2キャップ層の格子定数は、前記下側中間層の格子定数よりも大きく、かつ、前記量子ドットの格子定数よりも小さいことを特徴とする、半導体装置。
  2. 量子ドットと、
    前記量子ドットの一部を覆う第1キャップ層と、
    前記第1キャップ層上に形成され、前記量子ドットの前記一部以外の部分を覆う第2キャップ層と、
    前記量子ドット、前記第1キャップ層及び前記第2キャップ層を挟み込む中間層とを備え、
    前記第2キャップ層のエネルギギャップは、前記量子ドットのエネルギギャップよりも大きく、かつ、前記中間層のエネルギギャップよりも小さく、
    前記量子ドットの格子定数は、前記第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも小さく、
    前記第1キャップ層の格子定数は、前記第1キャップ層の下側の中間層の格子定数よりも大きいか又は前記下側中間層の格子定数とほぼ等しく、
    前記第2キャップ層の格子定数は、前記下側中間層の格子定数よりも小さく、かつ、前記量子ドットの格子定数よりも大きいことを特徴とする、半導体装置。
  3. 前記第1キャップ層のエネルギギャップは、前記第2キャップ層のエネルギギャップよりも大きいことを特徴とする、請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記量子ドットが、InAs,GaAs,AlAs,InP,GaP,AlP,InSb,GaSb,AlSb,InN,GaN,AlN又はこれらの混晶からなり、
    前記中間層が、InAs,GaAs,AlAs,InP,GaP,AlP,InSb,GaSb,AlSb,InN,GaN,AlN又はこれらの混晶からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記量子ドットが、InAs又はInGaAsからなり、
    前記第1キャップ層が、GaAs,AlGaAs,GaAsP,GaAsNからなり、
    前記第2キャップ層が、InGaAsからなり、
    前記中間層が、GaAs又はAlGaAsからなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
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