JP4809185B2 - 加圧容器用底板および該底板を有する加圧容器 - Google Patents
加圧容器用底板および該底板を有する加圧容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4809185B2 JP4809185B2 JP2006290905A JP2006290905A JP4809185B2 JP 4809185 B2 JP4809185 B2 JP 4809185B2 JP 2006290905 A JP2006290905 A JP 2006290905A JP 2006290905 A JP2006290905 A JP 2006290905A JP 4809185 B2 JP4809185 B2 JP 4809185B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressurized container
- nozzle
- nozzle base
- cap
- discharge device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
本発明においては、従来使用されていた上方向に湾曲したドーム形状の加圧容器の底板において、下方向に突起が形成される。上方向に湾曲したドーム形状とは、容器の内側方向に向かってお椀状にへこんだ形状をいう。また下方向とは容器の底面から外側へ向かう方向をいう。したがって、下方向に突起部分を有するとは、ドーム形状の、容器の内側方向に湾曲した面から、容器の外側方向に突き出すように形成された突起部分を有することをいう。かかる突起部分は加圧容器に付随して使用される部材を保持するために好適な形状とすることができる。
本態様においては、従来使用されていた上方向に湾曲したドーム形状の加圧容器の底板において、上方向に突起が形成される。上方向とは容器の底面から内側へ向かう方向をいう。したがって、上方向に突起部分を有するとは、ドーム形状の、容器の内側方向に湾曲した面から、容器の内側方向に突き出すように形成された突起部分を有することをいう。かかる突起部分は加圧容器に付随して使用される部材を保持するために好適な形状とすることができる。
予備ノズルの場合には、ノズルの先端または末端が保持されるような凹部を有していても良いし、また筒状または柱状の突起にノズル収納用の部材を取り付けたり、ゴムチューブなどを介して取り付けてもよい。ノズルアダプターの場合にも同様に上記のいずれかの方法により好ましく容器底部に固定することができる。
本発明の底板は、容器の胴体部分にかしめ付けなどの公知の方法により取り付けても良いし、胴体部分と一体成型することもできる。
本発明において加圧容器とは、スプレー缶、エアゾール缶、カセットコンロ用ガスボンベ、およびキャンプ用ガスボンベなどの、内容物が加圧条件下で保持される容器をいう。
加圧容器2には、上方向に湾曲したドーム形状の底板1が取り付けられている。そして底板1は、下方向に部材を保持するための突起部分3を有する。容器の耐圧性を損なわないため、突起部分はドーム頂部、すなわち図2に示されるように、底板のほぼ中央部に設けられることが好ましい。
当該キャップは、ノズルの露出部分よりも短い長さを有し、加圧容器のノズル基部と嵌着可能な加圧容器の内部ガス排出用キャップであって、加圧容器のノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面において、キャップの一部のみが加圧容器のノズル基部と密着してキャップをノズル基部に固定するとともに、キャップの一部は加圧容器のノズル基部と接触せずに排出されるガスの流路を確保する、加圧容器の内部ガス排出用キャップである。典型的には、このキャップは、内部が空洞で、カップ状の形状を有する。
好ましい態様においては、加圧容器のノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面において、キャップの断面形状が略四角であり、直線部分において加圧容器のノズル基部と密着される。異なる態様においては加圧容器のノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面において、キャップの断面形状が内側方向への少なくとも1つの突起部分を有し、該突起部分において加圧容器のノズル基部と密着される。
図3にエアゾール缶の典型的な構造例を示す。ノズル12はバルブハウジング13、およびこれとかしめられるマウンテンキャップ14により保持される。ノズル基部であるマウンテンキャップ14の立ち上がり部は15で示される。ノズルの露出部分長さは、ノズル12の頂点と、マウンテンキャップの底面部分16との間の距離を言う。また、ノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面とは、キャップをノズルに嵌着した際のノズル基部と接触している部分の、ノズルの長さ方向と垂直な方向における断面を言う。たとえば、図3のA−A線における断面が該当する。
キャップは、ノズル基部と接触する部分の断面において、ノズル基部の直径よりも短い部分と長い部分を有し、ノズル基部の直径よりも短い部分においてノズル基部と接触してしっかりと嵌着して固定される。またノズル基部の直径よりも長い部分では、ノズル基部とキャップとの間に空間が形成され、排出される内部ガスの流路が保持される。
本発明の第二の態様は、上方向に湾曲したドーム形状の加圧容器の底板であって、上方向に部材を保持するための突起部分を有する底板、およびそれを有する加圧容器に関する。第二の態様では、突起が上方向、すなわち容器の内側方向に形成される点のみが第一の態様と相違する。上記の説明に基づいて、第二の態様の底板およびそれを有する加圧容器を製造できることは前述したとおりである。
その他の要件については、第一の態様と同様に選択、決定することができる。
2:加圧容器
3:突起
11:エアゾール缶
12:ノズル
13:エアゾールバルブ
14:マウンテンキャップ
15:マウンテンキャップ8の立ち上がり部
16:マウンテンキャップの底面部分
17:キャップ
18:ノズル穴
19:十字状の突起
Claims (3)
- 下方向への突起部分を有する上方向に湾曲したドーム形状の加圧容器のプレス成型された底板を有し、該突起部分の外側に加圧容器内部の残留ガス排出用装置が保持可能である加圧容器であって、
該突起部分はその断面が円または多角形である筒状または柱状の突起部分であり、該突起部分の外側表面が該排出用装置の内側表面に対応し、
該排出用装置は、空洞のカップ状の形状を有し、ノズルの露出部分よりも短い長さを有し、加圧容器のノズル基部15と嵌着可能であり、キャップ上面に内側方向への十字状の突起19が備えられ、該突起と該ノズルの間にガスが排出される流路が確保され、加圧容器のノズル基部15と該排出用装置が接触する部分の横方向の断面において、該排出用装置の一部のみが加圧容器のノズル基部15と密着して該排出用装置をノズル基部15に固定するとともに、残部は加圧容器のノズル基部15と接触せずに排出されるガスの流路を確保し、該装置を横又は斜めに押すことにより、該排出用装置がノズルから簡単にはずれるように該排出用装置が加圧容器のノズル基部に取り付けられる加圧容器内部の残留ガス排出用装置である、加圧容器。 - 上方向への突起部分を有する上方向に湾曲したドーム形状の加圧容器のプレス成型された底板を有し、該突起部分の内側に加圧容器内部の残留ガス排出用装置が保持可能である加圧容器であって、
該突起部分はその断面が円または多角形である筒状または柱状の突起部分であり、該突起部分の内側表面が該排出用装置の外側表面に対応し、
該排出用装置は、空洞のカップ状の形状を有し、ノズルの露出部分よりも短い長さを有し、加圧容器のノズル基部15と嵌着可能であり、キャップ上面に内側方向への十字状の突起19が備えられ、該突起と該ノズルの間にガスが排出される流路が確保され、加圧容器のノズル基部15と該排出用装置が接触する部分の横方向の断面において、該排出用装置の一部のみが加圧容器のノズル基部15と密着して該排出用装置をノズル基部15に固定するとともに、残部は加圧容器のノズル基部15と接触せずに排出されるガスの流路を確保し、該装置を横又は斜めに押すことにより、該排出用装置がノズルから簡単にはずれるように該排出用装置が加圧容器のノズル基部に取り付けられる加圧容器内部の残留ガス排出用装置である、加圧容器。 - スプレー缶、エアゾール缶、カセットコンロ用ガスボンベ、およびキャンプ用ガスボンベから選択される加圧容器である、請求項1または2記載の加圧容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006290905A JP4809185B2 (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | 加圧容器用底板および該底板を有する加圧容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006290905A JP4809185B2 (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | 加圧容器用底板および該底板を有する加圧容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008106859A JP2008106859A (ja) | 2008-05-08 |
JP4809185B2 true JP4809185B2 (ja) | 2011-11-09 |
Family
ID=39440374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006290905A Expired - Fee Related JP4809185B2 (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | 加圧容器用底板および該底板を有する加圧容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4809185B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7497899B1 (ja) | 2022-12-06 | 2024-06-11 | ツリー アンド ルート カンパニー・リミテッド | ガス容器ウォーマー |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5774174U (ja) * | 1980-10-21 | 1982-05-07 | ||
JPS59109683U (ja) * | 1983-01-11 | 1984-07-24 | 亀ケ谷 連太郎 | ガス抜き栓付エアゾ−ル罐 |
JPS608297U (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-21 | 武内プレス工業株式会社 | 二重エアゾ−ル容器の残留ガス抜き装置 |
JPS6435890A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electric heating unit |
JPH041185U (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-07 | ||
JPH08295377A (ja) * | 1995-04-24 | 1996-11-12 | Osaka Ship Building Co Ltd | エアゾール缶およびその製造方法 |
EP0798232A1 (de) * | 1996-03-28 | 1997-10-01 | Alusuisse Technology & Management AG | Einteilige Aerosoldose aus Aluminium |
JP2002308361A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Toyo Aerosol Ind Co Ltd | エアゾール容器のガス抜き兼用キャップ |
-
2006
- 2006-10-26 JP JP2006290905A patent/JP4809185B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008106859A (ja) | 2008-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5158705B2 (ja) | 液体噴出器 | |
JP4671229B2 (ja) | エアゾール罐の噴射装置 | |
JP5212867B2 (ja) | ポンプ付き注出容器 | |
JP4809185B2 (ja) | 加圧容器用底板および該底板を有する加圧容器 | |
JP2016190669A (ja) | エアゾール用アクチュエータ | |
JP2007289840A (ja) | スポイド式ポンプディスペンサ | |
JP5325676B2 (ja) | 液体噴出器 | |
JP2007008533A (ja) | 複合容器 | |
JP5142015B2 (ja) | 容器装置およびキャップ保持体 | |
JP5294722B2 (ja) | 容器 | |
JP4342532B2 (ja) | ボンベの内部ガス排出用キャップ | |
JP2003267461A (ja) | 噴射ボタン用ストッパ | |
JP3999248B2 (ja) | エアゾール容器用キャップ | |
JP4912813B2 (ja) | エアゾール容器用キャップ | |
JP4716321B2 (ja) | エアゾール式液噴出器 | |
JP2006151426A (ja) | エアゾール装置 | |
JP2001000891A (ja) | エアゾール容器のガス抜き兼用キャップ | |
JP2004276919A (ja) | 液体取出し及びガス除去装置 | |
KR200313958Y1 (ko) | 잉크용기 | |
JPH09290874A (ja) | エアゾール装置 | |
JP2000219283A (ja) | エアゾール容器のキャップ | |
JP4465218B2 (ja) | エアゾール容器用残留ガス抜き装置 | |
JP4874762B2 (ja) | エアゾール容器のガス抜き機構 | |
JP2003012058A (ja) | エアゾール式液体噴出缶 | |
JP4509692B2 (ja) | ポンプ付き容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100309 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100607 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100823 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20101227 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20110121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110714 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110818 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |