JP4808142B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタに関する。
従来から、印字された印字媒体に温風を吹き付けることにより、印字媒体に付着したインクを乾燥させる乾燥用ヒータを備えたプリンタが知られている(特許文献1参照)。このような乾燥用ヒータは、印字媒体の搬送路の途中で印字媒体へ温風が吹き付けられるように配置されている。乾燥用ヒータによりインクの乾燥時間の短縮化を図っている。
特願2005−241263号
このようなプリンタは、印字媒体の搬送速度が変化する場合がある。例えば上記のプリンタが生産ラインに組み込まれた場合、プリンタにおける印字媒体の搬送速度は、生産ラインにおける印字媒体の搬送速度にあわせて設定される。従って、生産ラインの都合により印字媒体の搬送速度が変化したような場合には、プリンタにおける印字媒体の搬送速度についても同様に変化する。例えば、機器のトラブルなどで生産ラインが低速又は停止したような場合には、印字媒体の搬送についても低速又は停止される。また、生産品の出荷時間が繰り上がった場合や生産数量が通常よりも増加したような場合には、生産ラインが高速化し、印字媒体の搬送についても高速化される。
例えば、印字媒体の搬送が停止された場合には、乾燥用ヒータから温風が長期間にわたって印字媒体の一定箇所に吹き付けられることになる。長期間にわたって印字媒体の一定箇所に温風が吹き付けられると、印字媒体の温度が過剰に上昇して印字媒体に伸びなどが発生し印字媒体の品質が劣化する恐れがある。従って、こうした不具合の発生を未然に防止するために印字媒体の搬送が停止した場合であっても印字媒体に伸びなどが発生しないように、乾燥用ヒータの温風の温度設定が低めに設定されていた。しかしながら、温風の設定温度が低く設定されていると、例えば印字媒体の搬送速度が高速化した場合には、印字媒体に付着したインクの乾燥が不十分となり、転写汚れなどが発生するおそれがあった。
また、このようなプリンタは乾燥用ヒータの直上にファンが配置されており、このファンが回転して乾燥用ヒータの熱によって暖められた空気を印字媒体に吹き付けていた。この場合ファンが回転し続ける間は高温の空気はファンに達することがないので、ファンの温度が過剰に上昇することはないが、ファンを停止させてしまうと乾燥用ヒータの熱がファンに達するため、ファンの温度が上昇してベアリング等の機構部品が破損してしまう可能性があった。
例えば作業終了時にプリンタの電源をオフする場合に乾燥用ヒータとファンの電源をすぐにオフしてしまうと乾燥用ヒータは高温状態をしばらくの間保ち続けるので、これにより暖められた空気がファンに伝わってファンの温度が過剰に上昇してしまい、上述したようにファンの機構部品を破損させる場合がある。
そのため作業終了時には乾燥用ヒータの電源オフ後にもファンを回転し続けて乾燥用ヒータの温度が所定温度に下がってからファンの電源をオフするようにしている。
ところで乾燥させる効率を向上させるために印字媒体と乾燥用ヒータとは、可能な限り密接しており、乾燥用ヒータによって暖められた空気は印字媒体と乾燥用ヒータとの間の隙間から排出される。この構造は乾燥用ヒータと印字媒体との間の空間を高温に保持しやすいが、冷却したい場合には高温の空気を速やかに排出することができないので温度が下がりにくいという欠点がある。
この欠点のため作業終了時には乾燥用ヒータの電源オフした後も乾燥用ヒータの温度を下げるためにファンを長時間回転し続けて乾燥用ヒータの温度が所定温度に下がってからファンの電源をオフするようにしなければならず作業終了後にプリンタ全体の電源をオフするまでの時間が長くなり作業性が悪かった。
そこで、本発明は、印字媒体の搬送速度の変化によらずに印字媒体の品質を維持すると共にインクの乾燥性能が向上したプリンタを提供すること、および作業性が向上したプリンタを提供すること、を目的とする。
上記目的は、印字媒体にインクを吐出する印字ヘッドと、印字後の前記印字媒体に付着したインクを乾燥を促進させるために温風を吹き付ける乾燥手段とを備え、前記乾燥手段は、前記印字媒体に吹き付けられる前記温風の吹付け量を変更し得る吹付け量変更手段を有し、前記印字媒体の搬送速度を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記印字媒体の搬送速度に応じて前記吹付け量変更手段を制御する制御手段とを備えている、ことを特徴とするプリンタによって達成できる。
この構成により、印字媒体の搬送速度に応じて吹付け量変更手段を制御できるので、予め温風の温度を高温に設定し、印字媒体の搬送速度が何らかの原因で低速化した場合であっても、吹付け量を変更することにより、印字媒体の伸びやしわの発生を抑制できると共に、インクの乾燥性を向上させることができる。
上記構成において、前記制御手段は、前記印字媒体の属性に応じて前記吹付け量変更手段の制御条件を変更する、構成を採用できる。
この構成により、より詳細に温風の吹付け量を変更することができる。例えば、搬送速度が同一であっても、印字媒体の材質によって耐熱性が異なってくるため、印字媒体の属性を考慮することにより、印字媒体の伸びやしわの発生を抑制できると共に、インクの乾燥性を向上させることができる。
上記構成において、前記乾燥手段は、前記温風が前記印字媒体に向けて吹き出される送風口と、前記温風が前記印字媒体から退避した方向に吹き出される排気口とを有し、前記吹付け量変更手段は、前記送風口及び排気口のうち少なくとも一方の開口率を変更することにより前記印字媒体に吹き付けられる前記温風の吹付け量を変更する、構成を採用できる。
この構成により、送風口の開口率を変更すると共に、乾燥手段は排気口を有しているので、送風口の開口率を絞った際に生じる、乾燥手段内に温風が滞留することに伴う、乾燥手段内での過度の温度上昇を防止できる。これにより、乾燥手段への負担を抑制できる。
また、送風口及び排気口のうち少なくとも一方の開口率を変更することができるので、印字媒体への温風の吹付け量を変更することができる。
また、この構成によりプリンタの電源をオフする場合に、印字媒体と乾燥用ヒータの間が密接して温風が逃げにくい構成であっても排気口側から温風を排出することが可能となるので乾燥ヒータの温度を速やかに下げることが可能となり、作業終了時に電源をオフするまでの時間を短縮することができる。
上記構成において、前記吹付け量変更手段は、前記送風口及び排気口の開口率をそれぞれ相反するように変更することにより前記印字媒体に吹き付けられる前記温風の吹付け量を変更する、構成を採用できる。
この構成により、前記送風口及び排気口の開口率をそれぞれ相反するように変更することにより、印字媒体への吹き付けられる温風の風速に大きな影響を与えずに、印字媒体への温風の吹付け量を変更することができる。例えば、送風口及び排気口の開口率をそれぞれ増大するように変更すると、送風口からの温風の風速が弱くなりすぎ、インクが乾燥しにくくなる恐れがある。また、送風口及び排気口の開口率をそれぞれ減少するように変更すると、送風口からの温風の風速が強くなりすぎて、印字媒体に局所的な伸びやしわなどが発生するおそれがある。排気口の開口率を一定に保ったまま、送風口の開口率を減少又は増大させた場合についても同様の恐れがある。送風口及び排気口の開口率をそれぞれ相反するように変更することにより、このような恐れが解消される。
上記構成において、前記吹付け量変更手段は、前記送風口及び排気口のそれぞれの開口率を変更する送風口開閉手段及び排気口開閉手段を含む、構成を採用できる。
この構成により、送風口及び排気口のそれぞれの開口率を変更することができるので、印字媒体への温風の吹付け量及び吹き付けられる際の温風の風速についても微調整することができる。
上記構成において、前記送風口開閉手段及び排気口開閉手段は、一の部材で兼用されている、構成を採用できる。
この構成により、部品点数の削減を図ることができる。
本発明によれば、印字媒体の搬送速度の変化によらずに印字媒体の品質を維持すると共にインクの乾燥性能が向上したプリンタを提供できる。また作業終了時に電源をオフするまでの時間を短縮することが可能となるため、作業性が向上したプリンタを提供できる。
以下に、本発明に係る複数の実施例について説明する。
図1は、本発明に係るプリンタを包装機に採用した場合の説明図である。
図1に示すように、包装機は、プリンタ部100と包装部200とから構成される。
プリンタ部100は、被包装材料(商品)を包装する包材を印字媒体として印字を行うものである。例えば、印字媒体としての包装用フィルム1には、包装される商品に対応したバーコードや製造日付、賞味期限などが印字される。
プリンタ部100で印字された包装用フィルム1は、その後に包装部200で所定の商品が充填包装される。充填包装される商品としては、例えば食品などがある。
プリンタ部100は、タイミングセンサ10、エンコーダ20、印字機30、乾燥用ヒータ40(乾燥手段)、バーコードリーダ50、コントローラ60などから構成される。
商品を包装する包装用フィルム1は、図1に示すようにロール状に巻かれ、包装部200によって引き出される。包装用フィルム1は各ローラによって搬送方向を変化させられながら搬送路上を引き回されて、包装部200に搬送される。なお、包装用フィルム1には、包装する商品の大きさに合わせたカット位置に、所定のマーク(レジマーク等)が記載されている。また、プリンタ部100に用いられるローラは全て駆動源を持たない従動ローラである。
搬送路上には、タイミングセンサ10が配置されている。タイミングセンサ10は、包装用フィルム1に記載されたマークを読み取ることにより、包装用フィルム1への印字のタイミングを測る。尚、包装用フィルム1に、上記のマークが記載されていない場合には、予め包装部200に設定してあるカット寸法からタイミング信号を生成し、このタイミング信号をコントローラ60へ送信することにより、上記のマークの代用をすることができる。
エンコーダ20は、搬送路を通過する包装用フィルム1の搬送速度を検出する。即ちエンコーダ20は、乾燥用ヒータ40から温風が吹き付けられる位置を通過する際の包装用フィルム1の搬送速度を検出する。
エンコーダ20は、印字用ローラ21と対向するように配置され、エンコーダ20と印字用ローラ21との間を包装用フィルム1が搬送される。エンコーダ20は図示しないバネにより、常に印字用ローラ21に圧接されている。エンコーダ20と印字用ローラ21との間に包装用フィルムを通すと、包装用フィルムはエンコーダ20により印字用ローラ21に押し付けられているので包装用フィルムが搬送されると印字用ローラ21は包装用フィルムとの摩擦力により従動して回転する。一方エンコーダ20も同様に包装用フィルムに従動して回転する。このようにして、包装用フィルム1の搬送速度が検出できる。
印字機30は、包装用フィルム1に向けてインクを吐出する印字ヘッド(不図示)を備えており、包装用フィルム1に印字するための装置である。包装用フィルム1は、印字機30により前述した製造日付や賞味期限や、その他商品名、原材料、使用方法、販売者名、製造者名や、包装用フィルム1に充填包装される商品に対応するバーコードなどが印字される。尚、印字機30によって印字されるものは上記に限定されない。
乾燥用ヒータ40は、印字機30よりも下流側であり、包装用フィルム1に対向するように配置され、包装用フィルム1に付着したインクを乾燥させるために印字後の包装用フィルム1に向けて温風を吹き出す。また、乾燥用ヒータ40は、コントローラ60からの指令に基づいて、包装用フィルム1に吹き付ける温風の吹付け量が変更可能に形成されている。詳しくは後述する。
包装部200は、プリンタ部100よりも下流側に配置され、所定の商品を包装用フィルム1に充填包装するための機構が設けられている。包装用フィルム1に商品が充填包装された後、包装用フィルム1を所定の位置でカットする。包装部200の入り口付近には包装部200により制御される駆動ローラ22が配置され、駆動ローラ22に対向するように従動ローラ23が配置されている。従動ローラ23は図示しないバネにより、常に駆動ローラ22に圧接されている。駆動ローラ22と従動ローラ23との間に包装用フィルムをはさんだ状態で駆動ローラ22を回転させると包装用フィルムは従動ローラ23によって駆動ローラ22に圧接されているので、駆動ローラの回転に伴って包装用フィルムは従動する。このようにして包装用フィルムは包装部200に送り込まれていく。尚、図1において、包装部200についての詳細な構成については省略してある。
バーコードリーダ50は、通信ケーブルによって制御部64と接続されており、ユーザは接続ケーブルの長さが許す限りの範囲において、バーコードリーダ50を自在に持ち運ぶことが可能である。なお、バーコードリーダ50はユーザが包装用フィルム1に印字されたバーコードを読み取るために用いられる。詳しくは後述する。
コントローラ60は、タイミングセンサ10やエンコーダ20、乾燥用ヒータ40などと通信可能に形成され、プリンタ部100の作動を制御するものである。
図2は、プリンタ部100の構成を示した機能ブロック図である。
コントローラ60は、電源部61、液晶表示部62、キー入力部63、制御部64、記憶部65などから構成される。
電源部61は、プリンタ部100に電力を供給するためのものである。
液晶表示部62及びキー入力部63は、包装用フィルム1に充填包装される商品のデータを指定できるユーザインターフェースである。また、包装用フィルム1に既に商品に対応するバーコードが印字されている場合には、ユーザがバーコードリーダ50を用いて包装用フィルムが包装するべき商品を特定するための情報を制御部64に読み込ませ、制御部64はそのバーコードに記載された情報を基にして、記憶部65からそのバーコードに対応した商品データを読み出すことにより、充填包装される商品を指定するようにしてもよい。なお、バーコードを読み取る場所はバーコードリーダ50が持ち運びできる範囲内であれば、搬送路上のどこであってもよい。読み出された商品データは、商品毎に設定された、包装用フィルム1に印字するためのデータである。この読み出された商品データに基づいて、制御部64は各装置に所定の指令を出す。
制御部64は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、各装置に指令を出す。また制御部64は、エンコーダ20により検出された、乾燥用ヒータ40から温風が吹き付けられる位置を通過する際の包装用フィルム1の搬送速度に基づいて、乾燥用ヒータ40から包装用フィルム1への温風の吹付け量を制御する。詳細には、包装用フィルム1により充填包装される商品に関する商品データと、商品に対応した、包装用フィルム1の搬送速度と乾燥用ヒータ40の温風の吹付け量との関係を示した吹付け量設定データとを記憶部65から読み出すことにより乾燥用ヒータ40の温風の吹付け量を制御する。商品データ、吹き付け量設定データ及び乾燥用ヒータ40については詳しくは後述する。
また、乾燥用ヒータ40は、ステッピングモータ400を備え、制御部64からの指令に基づいて回動する。
記憶部65には、上記の商品データと、吹付け量設定データとが記憶されている。
パソコン80は、ユーザがパソコン80で作成した商品データ及び吹付け量設定データを、コントローラ60に送信するためのものである。コントローラ60に送信された商品データ及び吹付け量設定データは、制御部64を介して記憶部65に記憶される。
尚、制御部64は、包装部200と通信可能に接続されている。
次に、乾燥用ヒータの外観について詳細に説明する。
図3は乾燥用ヒータ40の外観斜視図である。図4(a)は乾燥用ヒータ40の平面図、図4(b)は正面図、図4(c)は下面図、図4(d)は右側面図である。
図3に示すように乾燥用ヒータ40は、上ケース部40a及び下ケース部40bなどから構成される。上ケース部40aは、後述するファン46Aを内部に収納している。この乾燥用ヒータ40は、下ケース部40bが搬送される包装用フィルム1と対向するように配置される。
上ケース部40aは、図3及び図4(a)に示すように、天板41a、側板42a、側板44a、前板43a、後板45aから構成される。天板41aは、上ケース部40a内に空気を吸入するための吸気口41Aが形成されている。吸気口41Aは、複数の小径の開口群から構成される。
下ケース部40bは図3、図4(b)、図4(c)、図5及び図6に示すように、面板41b、側板42b、側板44b、前板43b、後板45b、上板46bから構成される。乾燥用ヒータ40は、搬送される包装用フィルム1と面板41bとが対向するように配置される。
面板41bには、温風が包装用フィルム1に向けて吹き出される送風口41Bが形成されている。送風口41Bは、吸気口41Aと同様に複数の小径の開口群から構成される。送風口41Bは、搬送される包装用フィルム1と対向する面板41bに形成されているため、温風を包装用フィルム1に吹き付けることができる。
側板42bには、温風が包装用フィルム1から離れた退避方向に向けて吹き出される第1排気口42Bが形成されている。第1排気口42Bは、乾燥用ヒータ40の長手方向に等間隔に形成された、スリット状の開口群から構成される。尚、図3及び図4には示されていないが、側板44bにも第1排気口42Bと同様に第2排気口が形成されている。第1排気口42B及び第2排気口は、この第1排気口42B及び第2排気口から吐き出される温風が包装用フィルム1に対して略直角方向に向けて排出されるように形成されている。従って、第1排気口42B及び第2排気口から吐き出される温風が包装用フィルム1に吹き付けられることはない。
次に、乾燥用ヒータ40の内部構成について説明する。
図5は、送風口41Bが全開状態での図4(b)のA−A断面図である。図6は、送風口41Bが全閉状態での図4(b)のA−A断面図である。図7は、送風口41Bが全開状態での図4(b)のB−B断面図である。また、図8は、送風口41Bが全閉状態での図4(b)のB−B断面図である。図9は、送風口41Bが全開状態での図4(b)のC−C断面図である。図10は、送風口41Bが全閉状態での図4(b)のC−C断面図である。
図5、図6、図7、図8に示すように、下ケース部40bの内部には、ヒータ部46B、第1開閉部材47B、第2開閉部材48B、ステッピングモータ400、歯車401〜408、電極410、ヒータ固定板420などが配置されている。
図9及び図10に示すようにヒータ部46Bはフィンが設けられた棒状の形状をしており、下ケース部40bの長手方向に伸長して4本並列に配置されている。ヒータ部46Bは、絶縁被覆されており、放熱面積を増加させて熱伝達効率を上げるためのフィンが両端部周辺を除く所定の範囲に形成されている。ヒータ部46Bは各々の両端部が電極410と接続されており、これによってヒータ部46Bに電流を印加することができる。電流が印加されるとヒータ部46Bは、吸気口41Aから吸入された空気を加熱する。
上板46bにはヒータ固定板420が取り付けられており、ヒータ固定板420には、ヒータ固定部材430が取り付けられている。ヒータ固定部材430はゴム等の弾性部材で形成され、その中心にはヒータ部46Bのフィンをのぞく棒状の部分よりわずかに小さい径の穴が設けられている。ヒータ部46Bの端部をこの穴に挿入するとヒータ部46Bの端部の径に合わせて穴径が広がり、弾性によってヒータ固定部材430のに設けられた穴の内壁はヒータ部46Bに圧接される。ヒータ固定板420はヒータ部46Bの両端近傍に設けられているので、ヒータ固定部材430にヒータ部46Bを挿入すると、ヒータ部46Bの両端近傍がヒータ固定板420によって保持される。
このようにしてヒータ部46Bは下ケース部40bに取り付けられるが、ヒータ部46Bはヒータ固定部材430に挿入した際に発生する弾性変形による圧接力のみによって、その位置を保持し続ける。このような構成によりヒータ部46Bが高温になった際に熱膨張を起こしてもヒータ固定部材430の弾性によりヒータ部46Bの変形を吸収することができるので熱応力による破損を防止することができる。
第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bは、包装用フィルム1に吹き付けられる温風の吹付け量を変更し得る吹付け量変更手段として機能する。また第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bは、後述する送風口41B、及び第1排気口42Bと第2排気口44bのそれぞれの開口率を変更する機能を有している。
第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bは、その一端部にそれぞれ歯車405、歯車408が固定され、この歯車405、歯車408が所定量回動することにより、第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bは所定量揺動する。歯車405及び歯車408は、下ケース部40bの中央部に配置されているステッピングモータ400からの駆動力が、歯車401〜404、歯車406〜408を介して伝達される。歯車401は、ステッピングモータ400の回転軸に圧入され、歯車402及び歯車406にその駆動力を伝達する。歯車402は、歯車403に駆動力を伝達し、歯車403は歯車404へ、歯車404は歯車405へ駆動力を伝達する。同様に、歯車406は歯車407へ、歯車407は歯車408へ駆動力を伝達する。
尚、第1開閉部材47B、第2開閉部材48Bは、ステッピングモータ400の回動により、互いに離れる方向又は近接する方向に揺動する。
ステッピングモータ400は、制御部64からの指令に基づき所定量回動する。制御部64は、第1開閉部材47B、第2開閉部材48Bの停止位置を制御することによって、包装用フィルム1への温風の吹付け量を制御することができる。
第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bは、歯車405及び歯車408に固定された一端部と反対側の他端部には、一端部側に向けて凹面状に形成されている開閉板471B、開閉板481Bが形成されている。開閉板471B、開閉板481Bは、後述する送風口41B、及び第1排気口42Bと第2排気口44bを開閉する。
上ケース部40aの内部には、図7及び図8に示すように、ファン46Aが配置されている。ファン46Aは、送風手段として作用する。ファン46Aが回転することにより、吸気口41Aから空気が上ケース部40a内に流入し、流入した空気は、上ケース部40aの内部と下ケース部40bの内部とを連結するダクト部47aを通過して、ヒータ部46Bに吹き付けられる。空気がヒータ部46Bに吹き付けられることにより、この空気は加熱されて温風となる。この温風は、第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bの位置に応じて、送風口41B及び/又は第1排気口42B、第2排気口44Bから排出される。
図7に示すように、開閉板471B及び開閉板481Bは、送風口41Bを全開状態(開口率100パーセント)にする際には、第1排気口42B及び第2排気口44Bを全閉状態(開口率0パーセント)にする。また、図8に示すように、開閉板471B及び開閉板481Bは、送風口41Bを全閉状態にする際には、第1排気口42B及び第2排気口44Bを全開状態にする。図10に示すように、開閉板471B及び開閉板481Bは、互いにその一部が当接して送風口41Bを閉じる。
このように、開閉板471B及び開閉板481Bは、送風口41Bの開口率と第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率とが相反するように開閉する。即ち、第1開閉部材47B、第2開閉部材48Bは、送風口41Bを開閉する機能を有すると共に、第1排気口42B及び第2排気口44Bを開閉する機能をも有する。このように第1開閉部材47B、第2開閉部材48Bは、2つの開口部を開閉する機能を有するので、部品点数の削減を図ることができる。
歯車408には、スリット(不図示)が形成されており、このスリットに対向するよう透過型センサ(不図示)が配置されている。透過型センサは、第2開閉部材48Bの位置が図5に示した位置に位置付けられていることを検出すると、制御部64に出力して制御部64は、図5に示した位置を原点位置として定める。図5に示された第2開閉部材48Bの位置が原点位置として定められると、歯車を介して第1開閉部材47Bも同様に原点位置が定められる。ステッピングモータ400は、制御部64からの指令に基づいて反時計方向に所定のパルスで回動すると、第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bは互いに接近する方向に駆動する。なお、スリットを設ける歯車は歯車408に限られず、どの歯車であっても良い。また、第1開閉部材47B、第2開閉部材48Bを直接検知するようにしても良い。
尚、制御部64は、ステッピングモータ400へのパルス数を制御することにより、図5及び図6で示した位置の間で第1開閉部材47B、第2開閉部材48Bを停止させることができる。これにより、送風口41Bの開口率と第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率とを任意に設定することが可能となる。
次に、商品データ及び吹付け量設定データについて詳細に説明する。
図11は、商品データ及び送風口の開口率と吹付け量との関係を示したグラフを示した例示図である。
商品データのテーブルは、図11(a)に示すように、バーコード番号に対応して、商品名、包材タイプ、包材ピッチ、印字形態、吹付け量設定データなどが関連付けられている。商品名とは、包装用フィルム1に充填包装される商品を示している。包材タイプは、包装用フィルム1の材質及び厚みを示している。包材ピッチとは、充填包装される商品の大きさに合わせた包装用フィルム1の大きさを示している。印字形態とは、印字される内容を指示するものである。印字形態は形態別にタイプとして区分され、例えばタイプ1なら印字内容は「賞味期限 06.12.10」、またタイプ2なら印字内容は「賞味期限 06.12.10 製造所固有記号ABC」などのようにいくつかのバリエーションを持っている。なお、印字形態はパソコン80を用いてユーザが自在に設定、変更することが可能である。
このように、商品データには、印字媒体の属性情報が含まれている。尚、印字媒体の属性とは、上記の包材タイプを含むほか、包材ピッチ、印字形態なども含む。また吹付け量設定データとは包材毎に設定された開口率−搬送速度を設定した吹付け量設定データの中から、どの吹付け量設定データを用いるかを指定するものである。詳しくは後述する。
包材タイプは、PP(ポリプロピレン)や紙PE(紙の表面にポリエチレンを積層したもの)などがあるが、その他にPET(ポリエステル)やナイロン、PVA(ポリビニルアルコール)、ポリ塩化ビニル(PVC)、セロハン(PT)、ラミナーフィルム等の複合材、アルミ蒸着などの蒸着系であってもよい。
尚、印字媒体とインクとの相性があるため、印字媒体が樹脂フィルムの場合には、コロナ処理などで印字表面を荒くする、又は下地で白地印刷を追加するなどの処置を行うようにしてもよい。
送風口41Bの開口率と吹付け量との関係を横軸に印字媒体の搬送速度、縦軸に送風口41Bの開口率で示した関係グラフを図11(b)に示す。この関係グラフに実線で示された曲線G1は、商品データに示された、包材タイプが、紙PEであり厚みが50μmのものである。一点差線で示された曲線G2は、包材タイプが、PPであり厚みが35μmのものであり、破線で示された曲線G3は、包材タイプがPPであり厚みが30μmのものを示している。
図11(b)に示すように、曲線G1、G2及びG3は、搬送速度が上がるにつれて送風口41Bの開口率が大きくなるように変更されることを示している。これは、制御部64が、包装用フィルム1の搬送速度に応じて第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bを制御しているからである。このように、包装用フィルム1の搬送速度に応じて第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bを制御するので、予め温風の温度を高温に設定し、包装用フィルム1の搬送速度が何らかの原因で低速化した場合であっても、吹付け量を変更することにより、包装用フィルム1の伸びやしわの発生を抑制できると共に、インクの乾燥性を向上させることができる。
特に、本実施例のように、包装機のような生産ラインに本発明に係るプリンタを採用する場合には、通常よりも短期間で大量の商品を生産しなければならない場合が起こり得る。このような場合であっても、搬送速度の高速化に対応して乾燥用ヒータ40の温度を基準温度よりも高温に設定することができるので、インクの乾燥性を向上させることができると共に、商品の生産性を向上することができる。
このような送風口41Bの開口率と吹付け量との関係を横軸に印字媒体の搬送速度、縦軸に送風口41Bの開口率で示した関係グラフをテーブル化したものが吹付け量設定データである。吹き付け量設定データの一例を図11(C)に示す。
また、図11(b)に示すように、曲線G1は、G2及びG3と比較し、包装用フィルム1の搬送速度が遅い場合であっても、送風口41Bの開口率は、搬送速度の大半において100パーセントに維持されている。この理由は、曲線G1に対応する包材タイプは、曲線G2、G3に対応する包材タイプよりも耐熱性があるため、送風口41Bの開口率を上げても影響が少ないことによる。一方曲線G3は、G1及びG2と比較し、包装用フィルム1の搬送速度が速い場合であっても、送風口41Bの開口率は、小さく抑制される。この理由は、曲線G3に対応する包材タイプは、曲線G1、G2に対応する包材タイプよりも熱に弱いため、送風口41Bの開口率を抑制する必要があるからである。
このように、制御部64は、1の搬送速度と共に包装用フィルム1の属性に応じて第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bを制御するので、より詳細に温風の吹付け量を変更することができる。即ち、包装用フィルム1の搬送速度が同一であっても、包装用フィルム1の材質によって耐熱性が異なってくるため、印字媒体の属性を考慮することにより、包装用フィルム1の伸びやしわの発生を抑制できると共に、インクの乾燥性を向上させることができる。
また、前述したように、第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bは、送風口41B、第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率を変更することにより、包装用フィルム1への温風の吹付け量を変更する。乾燥用ヒータ40は第1排気口42B及び第2排気口44Bを有しているので、吸気口41Aの開口率を絞った際に生じる、乾燥用ヒータ40内に温風が滞留することに伴う、乾燥用ヒータ40内の過度の温度上昇を防止できる。これにより、乾燥用ヒータ40への負担を抑制できる。例えば、ファン46Aを回転するためのベアリングなどが焼きつくことを防止できる。
また、第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bは、送風口41B、第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率をそれぞれ相反するように変更することにより包装用フィルム1への温風の吹付け量を変更する。この構成により、送風口41B、第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率をそれぞれ相反するように変更することにより、包装用フィルム1への吹き付けられる温風の風速に大きな影響を与えずに、包装用フィルム1への温風の吹付け量を変更することができる。
例えば、送風口41B、第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率をそれぞれ増大するように変更すると、送風口41Bからの温風の風速が弱くなりすぎ、インクが乾燥しにくくなる恐れがある。また、送風口41B、第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率をそれぞれ減少するように変更すると、送風口41Bからの温風の風速が強くなりすぎて、包装用フィルム1に局所的な伸びやしわなどが発生するおそれがある。第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率を一定に保ったまま、送風口41Bの開口率を減少又は増大させた場合についても同様の恐れがある。送風口41B、第1排気口42B及び第2排気口44Bの開口率をそれぞれ相反するように変更することにより、このような恐れが解消される。
次に、本発明に係るプリンタを用いて箱に印字する場合について説明する。
図12は、プリンタを用いて箱に印字する場合の説明図である。尚、上記実施例1と同様の箇所については同一の符号を付することにより説明を省略する。
印字媒体としての箱2は、定着ローラ22によって所定方向に搬送される。搬送される箱2に対向するように、タイミングセンサ10、印字機30、乾燥用ヒータ40が上流側から下流側に順に配置されている。定着ローラ22により搬送される箱2をタイミングセンサ10で読み取り印字のタイミングを測る。エンコーダ20は、ベルトコンベア23に従動するように配置され、ベルトコンベア23の速度を検出することにより、箱2の搬送速度を検出することができる。印字のタイミングとエンコーダ20により検出された返送速度により、印字機30は所定のタイミングで箱2に印字を行う。印字された箱2は、乾燥用ヒータ40により乾燥される。
ベルトコンベア23の搬送速度についても、生産ラインの全体の状態によって異なるため、乾燥用ヒータ40が箱2へ吹付ける温風の吹付け量を箱2の搬送速度に応じて制御することにより、実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
上記実施例1において、印字媒体として包装用フィルムを用いたが、印字媒体は用紙やその他のものであってもよい。
上記実施例1において、包装用フィルム1の搬送速度と共に、包装用フィルム1の包材タイプに応じて乾燥用ヒータ40の包装用フィルム1への温風の吹付け量を変更するように構成したが、このような構成に限定されず、例えば、包材ピッチや印字形態などを考慮して温風の吹付け量を変更するように構成してもよい。
上記実施例においては、第1開閉部材47B及び第2開閉部材48Bが、送風口41B及び排気口42B、44Bを開閉するが、このような構成に限定されず、送風口のみを開閉する送風口開閉部材と、排気口のみを開閉する排気口開閉部材とを別々に設けてもよい。この場合、送風口及び排気口のうち何れか一方のみを開閉することにより、印字媒体への温風の吹付け量を変更するようにしてもよい。
上記実施例においては、印字媒体に付着したインクを乾燥させるために温風を吹きつける例を示したが、単なる温風ではなく例えば除湿した空気を暖めて吹き付けるようにしても良い。
本発明に係るプリンタを包装機に採用した場合の説明図である。 包装機の構成を示した機能ブロック図である。 乾燥用ヒータの外観斜視図である。 図4(a)は乾燥用ヒータの平面図、図4(b)は正面図、図4(c)は下面図、図4(d)は右側面図である。 送風口が全開状態での図4(b)のA−A断面図である。 送風口が全閉状態での図4(b)のA−A断面図である。 送風口が全開状態での図4(b)のB−B断面図である。 送風口が全閉状態での図4(b)のB−B断面図である。 送風口が全開状態での図4(b)のC−C断面図である。 送風口が全閉状態での図4(b)のC−C断面図である。 商品データ及び送風口の開口率と吹付け量との関係を示したグラフの例示図である。 プリンタを用いて箱に印字する場合の説明図である。
符号の説明
1 包装用フィルム
2 箱
10 タイミングセンサ
20 エンコーダ
21 印字用ローラ
22 駆動ローラ
23 従動ローラ
24 ベルトコンベア
30 印字機
40 乾燥用ヒータ
40a 上ケース部
40b 下ケース部
41A 吸気口
41B 送風口
42B 第1排気口
44B 第2排気口
46A ファン
46B ヒータ部
47B 第1開閉部材
48B 第2開閉部材
471B、481B 開閉部
41a 天板
41b 面板
42a、44a、42b、44b 側板
43a、43b 前板
45a、45b 後板
47a ダクト部
50 バーコードリーダ
60 コントローラ
61 電源部
62 液晶表示部
63 キー入力部
64 制御部
65 記憶部
100 プリンタ部
200 包装部
400 ステッピングモータ

Claims (5)

  1. 印字媒体にインクを吐出する印字ヘッドと、印字後の前記印字媒体に付着したインクの乾燥を促進させるために温風を吹き付ける乾燥手段とを備え、
    前記乾燥手段は、前記印字媒体に吹き付けられる前記温風の吹付け量を変更し得る吹付け量変更手段を有し、
    前記印字媒体の搬送速度を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記印字媒体の搬送速度に応じて前記吹付け量変更手段を制御する制御手段とを備え
    前記乾燥手段は、前記温風が前記印字媒体に向けて吹き出される送風口と、前記温風が前記印字媒体から退避した方向に吹き出される排気口とを有し、
    前記吹付け量変更手段は、前記送風口及び排気口のうち少なくとも一方の開口率を変更することにより前記印字媒体に吹き付けられる前記温風の吹付け量を変更する、ことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記制御手段は、前記印字媒体の属性に応じて前記吹付け量変更手段の制御条件を変更する、ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記吹付け量変更手段は、前記送風口及び排気口の開口率をそれぞれ相反するように変更することにより前記印字媒体に吹き付けられる前記温風の吹付け量を変更する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタ。
  4. 前記吹付け量変更手段は、前記送風口及び排気口のそれぞれの開口率を変更する送風口開閉手段及び排気口開閉手段を含む、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプリンタ。
  5. 前記送風口開閉手段及び排気口開閉手段は、一の部材で兼用されている、ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
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