JP4805324B2 - 多板式クラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1油圧室に対してオイルを注入することによりクラッチオン側へ作動して駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させ、入力部材の駆動力を出力部材に伝達させるとともに、当該第1油圧室のオイルを排出することによりクラッチオフ側へ作動して駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを離間させ、入力部材から出力部材への駆動力の伝達を遮断させるクラッチピストンを具備した多板式クラッチ装置に関するものである。
エンジンの駆動力を車輪側へ選択的に伝達又は遮断するための動力伝達装置として、手動にて変速操作させるマニュアルトランスミッション(MT)と、トルクコンバータにて自動的に変速操作させるオートマティックトランスミッション(AT)とが挙げられる。このうちATは、変速操作が容易であるものの、トルクコンバータの特性上、レスポンスが悪いという欠点があり、MTは、レスポンスが良好であるものの、大きな変速ショックを生じ易いという欠点があった。
こうした変速ショックの軽減及びレスポンス向上の観点から、クラッチ部材を複数具備した多板式クラッチ装置が提案されるに至っている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来の多板式クラッチ装置は、一方の面を油圧室に臨ませつつ他方の面を前記駆動側クラッチ板又は被動側クラッチ板に臨ませて配設されたクラッチピストンを具備していた。尚、かかる多板式クラッチ装置は、クラッチ制御を車両速度に応じて自動に行わせるようになっており、変速ショックをあまり生じさせずに自動的な変速動作が行われるようになっている。
上記クラッチピストンは、油圧室に対してオイルを注入することによりクラッチオン側へ作動して駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させ、入力部材の駆動力を出力部材に伝達させるとともに、当該油圧室のオイルを排出することによりクラッチオフ側へ作動して駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを離間させ、入力部材から出力部材への駆動力の伝達を遮断させるよう構成されていた。
更に、上記の如き多板式クラッチ装置で用いられるクラッチピストンは、クラッチオン時の油圧室から他方の面側へのオイルの通過を禁止すべく閉状態とされるとともに、クラッチオフ時の他方の面側から油圧室への空気の通過を許容すべく開状態とされるチェックバルブ(弁手段)を有していた。これにより、クラッチピストンの作動時間を低減させ、レスポンスを向上させることができる。
特開平4−341652号公報
しかしながら、上記従来の多板式クラッチ装置においては、以下の如き問題があった。
近時においては、トランスミッションの伝達効率向上を図るべく、多板式クラッチ装置の重量低減が強く望まれているのが実情であることから、本出願人は、クラッチピストンに対して肉抜き(肉盗み)等を行い、重量低減を図ることを検討するに至った。しかしながら、当該肉抜き等によってクラッチピストンの形状を不用意に変更すると、油圧室の容積が変化してしまい、クラッチピストンの作動応答時間が変化する。而して、クラッチピストンの作動応答時間が変化してしまうと、変速時のショックが増大してしまう等の不具合が生じる虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、油圧室の容積を実質的に変化させずクラッチピストンの重量低減を図ることができ、変速時のショックを抑制しつつクラッチピストンのレスポンスを向上させることができる多板式クラッチ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、駆動源の駆動により回転する入力部材に対し軸方向摺動可能にスプライン嵌合された複数の駆動側クラッチ板と、該駆動側クラッチ板と交互に形成されるとともに、出力部材に対し軸方向摺動可能にスプライン嵌合された複数の被動側クラッチ板と、一方の面を油圧室に臨ませつつ他方の面を前記駆動側クラッチ板又は被動側クラッチ板に臨ませて配設され、且つ、前記油圧室に対してオイルを注入することによりクラッチオン側へ作動して前記駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させ、入力部材の駆動力を出力部材に伝達させるとともに、当該油圧室のオイルを排出することによりクラッチオフ側へ作動して前記駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを離間させ、入力部材から出力部材への駆動力の伝達を遮断させるクラッチピストンと、該クラッチピストンの一方の面と他方の面とを貫通して形成され、クラッチオン時の前記油圧室から他方の面側へのオイルの通過を禁止すべく閉状態とされるとともに、クラッチオフ時の前記他方の面側から油圧室への空気の通過を許容すべく開状態とされる弁手段とを具備し、クラッチオフ時に前記油圧室における前記弁手段より外周縁側に遠心力が付与される構造の多板式クラッチ装置であって、前記クラッチピストンの一方の面における前記弁手段より外周縁側に重量低減のための凹部を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の多板式クラッチ装置において、前記凹部は、前記クラッチピストンの外周縁に沿って形成された長溝形状とされたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の多板式クラッチ装置において、前記凹部は、当該クラッチピストンの回転中心に対して前記弁手段と対称位置に形成されたものを含み、当該凹部は、重量低減に加え、回転時の重量バランスを均等化させるものであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の多板式クラッチ装置において、前記弁手段は、前記一方の面と他方の面とを貫通した貫通孔と、該貫通孔を開閉可能な可撓性板状部材から成り、クラッチオン時に撓むことにより前記貫通孔を塞いで閉状態とするとともに、クラッチオフ時に元の形状に復元することにより前記貫通孔を開状態とする弁体と、該弁体に取り付けられた錘部とを有したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、クラッチピストンの一方の面における弁手段より外周縁側に重量低減のための凹部を設けたので、油圧室の容積を実質的に変化させずクラッチピストンの重量低減を図ることができ、変速時のショックを抑制しつつクラッチピストンのレスポンスを向上させることができる。
即ち、油圧室のオイルを排出することによりクラッチピストンがクラッチオフ側へ作動する際、油圧室における弁手段より外周縁側は、遠心力によりオイルが常に残留することとなるため、その部位に重量低減のための凹部を設けても当該凹部には常時オイルで満たされることから、油圧室の容積を実質的に変化させることなくクラッチピストンの重量を低減させ、レスポンスを向上させることができるのである。
また、クラッチピストンの一方の面における弁手段より外周縁側に凹部が形成されたので、当該弁手段より内周側に重量低減のための凹部を形成するものに比べ、当該クラッチピストンの慣性をより効果的に低減させることができ、クラッチピストンのレスポンスをより向上させることができる。
請求項2の発明によれば、凹部は、クラッチピストンの外周縁に沿って形成された長溝形状とされたので、より重量低減効果を奏させることができるとともに、回転時の重量バランスをより容易に均等化させることができる。
請求項3の発明によれば、凹部は、当該クラッチピストンの回転中心に対して弁手段と対称位置に形成されたものを含み、当該凹部は、重量低減に加え、回転時の重量バランスを均等化させるものであるので、重量低減及び重量バランスの均等化を同時に図ることができる。
請求項4の発明によれば、弁手段は、一方の面と他方の面とを貫通した貫通孔と、該貫通孔を開閉可能な可撓性板状部材から成り、クラッチオン時に撓むことにより貫通孔を塞いで閉状態とするとともに、クラッチオフ時に元の形状に復元することにより貫通孔を開状態とする弁体と、該弁体に取り付けられた錘部とを有しているので、車速に関わらず弁手段の開閉を精度よく行わせることができ、クラッチピストンをスムーズに作動させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る多板式クラッチ装置は、車両のエンジン(駆動源)による駆動力を駆動輪に伝達又は遮断するものであって、図1〜5に示すように、前進クラッチ2及び後進クラッチ3を具備して成り、入力部材を構成する入力軸1及びクラッチアウタ4、12と、出力部材を構成するクラッチインナ5、13と、クラッチピストン8、16とから主に構成されている。入力軸1は、エンジン(駆動源)の駆動によりその軸周りに回転するものであり、内部に後述する油路Y、Y1、Y2等が形成されている。
前進クラッチ2は、入力軸1を介してエンジンの駆動力にて回転するクラッチアウタ4(入力部材)と、車両の駆動輪(不図示)と連結されるクラッチインナ5(出力部材)と、複数の駆動側クラッチ板6と、複数の被動側クラッチ板7と、クラッチピストン8とから主に構成されている。尚、図中符号9は、皿バネを示しており、符号10はバネ受け11とクラッチピストン8との間に配設されたリターンスプリングを示している。
駆動側クラッチ板6は、クラッチアウタ4に対し軸方向(図1中左右方向)摺動可能にスプライン嵌合されたもので、複数の円環状部材から成る。被動側クラッチ板7は、駆動側クラッチ板6と交互に形成されるとともに、クラッチインナ5に対し軸方向(図1中左右方向)摺動可能にスプライン嵌合されたもので、複数の円環状部材から成る。而して、駆動側クラッチ板6と被動側クラッチ板7とが交互に積層形成されているため、クラッチピストン8にて押圧することにより、隣り合う駆動側クラッチ板6と被動側クラッチ板7とを互いに圧接(図2の状態)又は離間(図1の状態)させることが可能となっている。尚、ここでいう離間とは、物理的離間に限らず、圧接が解かれた状態のことをいい、圧接状態にてクラッチアウタ4の駆動力がクラッチインナ5に伝達されるとともに、離間状態にて当該駆動力の伝達が遮断される。
クラッチピストン8は、一方の面8aを油圧室S1(図2参照)に臨ませつつ他方の面8bを駆動側クラッチ板6又は被動側クラッチ板7に臨ませて配設された円環状部材から成るものである。かかるクラッチピストン8は、油路Y及びY1を介して油圧室S1に対してオイルを注入することによりリターンスプリング10の付勢力に抗してクラッチオン側(図1中左側)へ作動して駆動側クラッチ板6と被動側クラッチ板7とを圧接させ、クラッチアウタ4の駆動力をクラッチインナ5に伝達させるとともに、当該油路Y及びY1を介して油圧室S1のオイルを排出することによりリターンスプリング10の付勢力にてクラッチオフ側(図1中右側)へ作動して駆動側クラッチ板6と被動側クラッチ板7とを離間させ、クラッチアウタ4からクラッチインナ5への駆動力の伝達を遮断させるよう構成されている。
一方、後進クラッチ3は、入力軸1を介してエンジンの駆動力にて回転するクラッチアウタ12(入力部材)と、車両の駆動輪(不図示)と連結されるクラッチインナ13(出力部材)と、複数の駆動側クラッチ板14と、複数の被動側クラッチ板15と、クラッチピストン16とから主に構成されている。尚、図中符号17は、皿バネを示しており、符号18はバネ受け19とクラッチピストン16との間に配設されたリターンスプリングを示している。
駆動側クラッチ板14は、クラッチアウタ12に対し軸方向(図1中左右方向)摺動可能にスプライン嵌合されたもので、複数の円環状部材から成る。被動側クラッチ板15は、駆動側クラッチ板14と交互に形成されるとともに、クラッチインナ13に対し軸方向(図1中左右方向)摺動可能にスプライン嵌合されたもので、複数の円環状部材から成る。而して、駆動側クラッチ板14と被動側クラッチ板15とが交互に積層形成されているため、クラッチピストン16にて押圧することにより、隣り合う駆動側クラッチ板14と被動側クラッチ板15とを互いに圧接(図2の状態)又は離間(図1の状態)させることが可能となっている。尚、ここでいう離間とは、物理的離間に限らず、圧接が解かれた状態のことをいい、圧接状態にてクラッチアウタ12の駆動力がクラッチインナ13に伝達されるとともに、離間状態にて当該駆動力の伝達が遮断される。
クラッチピストン16は、一方の面16aを油圧室S2(図2参照)に臨ませつつ他方の面16bを駆動側クラッチ板14又は被動側クラッチ板15に臨ませて配設された円環状部材から成るものである。かかるクラッチピストン16は、油路Y及びY2を介して油圧室S2に対してオイルを注入することによりリターンスプリング18の付勢力に抗してクラッチオン側(図1中右側)へ作動して駆動側クラッチ板14と被動側クラッチ板15とを圧接させ、クラッチアウタ12の駆動力をクラッチインナ13に伝達させるとともに、当該油路Y及びY2を介して油圧室S2のオイルを排出することによりリターンスプリング18の付勢力にてクラッチオフ側(図1中左側)へ作動して駆動側クラッチ板14と被動側クラッチ板15とを離間させ、クラッチアウタ12からクラッチインナ13への駆動力の伝達を遮断させるよう構成されている。
上記の如きクラッチピストン8、16について更に具体的に説明する。尚、便宜上、クラッチピストン8を用いて説明するが、クラッチピストン16についても同様な構成及び機能とされる。クラッチピストン8は、図3〜5に示すように、一方の面8aと他方の面8bとを貫通して形成され、クラッチオン時の油圧室S1から他方の面8b側へのオイルの通過を禁止すべく閉状態とされるとともに、クラッチオフ時の他方の面8b側から油圧室S1への空気の通過を許容すべく開状態とされる弁手段20を具備している。
より具体的には、かかる弁手段20は、一方の面8aと他方の面8bとを貫通した貫通孔21と、該貫通孔21を開閉可能な可撓性板状部材から成り、クラッチオン時に撓むことにより貫通孔21を塞いで閉状態とするとともに、クラッチオフ時に元の形状に復元することにより貫通孔21を開状態とする弁体22と、該弁体22の先端側に取り付けられた錘部23とを具備している。
尚、弁体22の基端(図中下端)は、リベットR1にて固定されるとともに、当該弁体22が撓んだ際に先端側の錘部23を入り込ませる収容凹部25がクラッチピストン8に形成されている。また、弁体22は、リベットR2、R3にて固定された押え板24にて押えられており、貫通孔21に対して反対側に撓んでしまうのが回避されている。符号R4は、弁体22の先端に錘部23を固定させるためのリベットを示している。
而して、クラッチオン時には、油圧室S1内にオイルが注入されて昇圧されるので、弁体22がリベットR1を中心に揺動する如く撓み、貫通孔21を塞いで閉状態とする。これにより、油圧室S1に注入されたオイルが貫通孔21から流出してしまうのを回避し、クラッチピストン8を駆動側クラッチ板6及び被動側クラッチ板7側に素早く作動させることができる。
一方、クラッチオフ時には、油圧室S1内のオイルが排出されて降圧されるので、弁体22が元の形状に復元し、貫通孔21を開放させた開状態とする。これにより、オイルの排出に加え、貫通孔21を介して空気が供給されるので、クラッチピストン8を初期位置側(駆動側クラッチ板6及び被動側クラッチ板7と反対側)へ素早く作動させることができる。
ここで、本実施形態におけるクラッチピストン8(16)には、その一方の面8a(16a)における弁手段20より外周縁a側に重量低減のための凹部26が設けられている。本実施形態に係る凹部26は、図3に示すように、クラッチピストン8(16)の外周縁aに沿って形成された平面視円弧状の長溝形状から成り、当該クラッチピストン8(16)の加工時及び加工後に肉抜き(肉盗み)にて形成されている。即ち、凹部26の分だけクラッチピストン8(16)の重量が低減されているのである。
然るに、凹部26は、貫通孔21より外周縁a側に形成されるものであるが、図6に示すように、貫通孔21の最外側を通る同心円B(クラッチピストン8(16)の中心を共通とした同心)よりも外周縁a側とされた凹部26の他、図7に示すように、貫通孔21の中心を通る同心円A(同)よりも外周縁a側とされた凹部26’、或いは図8に示すように、貫通孔21の最内側を通る同心円C(同)よりも外周縁a側とされた凹部26”であってもよい。
更に、凹部は、クラッチピストン8(16)の回転中心に対して弁手段20と対称位置に形成されたもの(図3の符号27)を含み、当該凹部27は、重量低減に加え、回転時の重量バランスを均等化させるものである。即ち、弁手段20を形成することにより、その部位の重量が局部的に増大又は低減してしまい、クラッチピストン8(16)の回転時の重量バランスが不均衡になってしまう場合があるので、その不均衡を是正して重量バランスを均等化させるべく凹部27の大きさ及び形状、或いは個数(本実施形態においては円形のものが3つ)が決定されているのである。
本実施形態によれば、クラッチピストン8(16)の一方の面8aにおける弁手段20(厳密には貫通孔21)より外周縁a側に重量低減のための凹部26(凹部26’、26”も同様、以下同じ)を設けたので、油圧室S1(S2)の容積を実質的に変化させずクラッチピストン8(16)の重量低減を図ることができ、変速時のショックを抑制しつつクラッチピストン8(16)のレスポンス(応答性能)を向上させることができる。
即ち、油圧室S1(S2)のオイルを排出することによりクラッチピストン8(16)がクラッチオフ側へ作動する際、油圧室S1(S2)における弁手段20より外周縁a側は、遠心力によりオイルが常に残留することとなるため、その部位に重量低減のための凹部26を設けても当該凹部26には常時オイルで満たされることから、油圧室S1、S2の容積を実質的に変化させることなくクラッチピストン8(16)の重量を低減させ、レスポンスを向上させることができるのである。
また、クラッチピストン8(16)の一方の面8aにおける弁手段20より外周縁a側に凹部26が形成されたので、当該弁手段20より内周側(クラッチピストンの中央側)に重量低減のための凹部を形成するものに比べ、当該クラッチピストン8(16)の慣性をより効果的に低減させることができ、クラッチピストン8(16)のレスポンスをより向上させることができる。
更に、クラッチピストン8(16)に形成されるべき凹部は、当該クラッチピストン8(16)の回転中心に対して弁手段20と対称位置に形成されたもの(凹部27)を含み、当該凹部27は、重量低減に加え、クラッチピストン8の回転時の重量バランスを均等化させるものであるので、重量低減及び重量バランスの均等化を同時に図ることができる。尚、凹部27は、本実施形態の如く円形のものを3つ形成させたものの他、円形のものを2つ又は4つ以上形成させたもの、又は矩形状のもの若しくは長孔形状のものを形成させたものであってもよい。
また更に、弁手段20は、一方の面8aと他方の面8bとを貫通した貫通孔21と、該貫通孔21を開閉可能な可撓性板状部材から成り、クラッチオン時に撓むことにより貫通孔21を塞いで閉状態とするとともに、クラッチオフ時に元の形状に復元することにより貫通孔21を開状態とする弁体22と、該弁体22に取り付けられた錘部23とを有しているので、車速に関わらず弁手段20の開閉を精度よく行わせることができ、クラッチピストン8(16)をスムーズに作動させることができる。
然るに、本実施形態においては、重量低減のための凹部は、クラッチピストン8(16)の外周縁aに沿って形成された長溝形状とされているが、これに代え、図9に示すように、それぞれが円形の凹部28を複数形成したものであってもよい。この場合であっても、それぞれの凹部28は、弁手段20よりも外周縁a側に併設される必要がある。また、図10に示すように、重量低減のための凹部がクラッチピストン8(16)の外周縁aに沿って略一周に亘って形成された長溝形状から成る凹部29とされ、回転時の重量バランスを均等化させる凹部27を別個に具備しないものとしてもよい。尚、図11に示すように、クラッチピストン8(16)の回転中心に対して弁手段20を互いに対称位置に形成することにより、回転時の重量バランスを均等化させる凹部27を別個に具備しないものとしてもよい。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば弁手段を他の形態のものとしてもよい。例えば、図12、13に示すように、一方の面8aと他方の面8bとを貫通した貫通孔31と、該貫通孔31を開閉可能な金属製のボール32とを有し、クラッチオン時にボール32が貫通孔31を塞いで閉状態とするとともに、クラッチオフ時にボール32が貫通孔31から離れて当該貫通孔31を開状態とするよう構成した弁手段30としてもよい。尚、ボール32は、カシメ部33にて脱落しないようになっている。また、凹部26(26’及び26”、27等も同様)の形成方法については、クラッチピストン8、16を成形する際に同時に成形する方法、クラッチピストン8、16の表面を鍛造加工又は切削加工して形成する方法等、何れのものであってもよい。
更に、本実施形態における凹部26(26’及び26”、27等も同様)は、その断面形状が円弧とされているが、例えば方形の角隅が面取りされた形状(図14参照)、三角形状(図15参照)、方形状(図16参照)、台形状(図17参照)等の断面形状とされた凹部26としてもよい。また、図18に示すように、断面がM字状(中央が表面側に出張った形状)の凹部26とすることができ、この場合は特に、鍛造加工にて形成する場合に当該加工を容易とすることができる。
尚、本実施形態においては、前進クラッチ2及び後進クラッチ3がユニット化されたものに適用されているが、例えば前進クラッチにおいて異なる複数の段(4速用クラッチと5速用クラッチ等)がユニット化されたものに適用してもよい。勿論、単独のクラッチのものに適用してもよい。
クラッチオフ時に油圧室における弁手段より外周縁側に遠心力が付与される構造の多板式クラッチ装置であって、クラッチピストンの一方の面における弁手段より外周縁側に重量低減のための凹部を設けた多板式クラッチ装置であれば、外観形状や各構成部品の形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたものにも適用することができる。
本発明の実施形態に係る多板式クラッチ装置(クラッチオン時)を示す縦断面図 同多板式クラッチ装置(クラッチオフ時)を示す縦断面図 同多板式クラッチ装置におけるクラッチピストンを示す正面図 図3におけるIV−IV線断面図 同クラッチピストンにおける弁手段を示す拡大断面図 同クラッチピストンに形成される凹部の位置を示す模式図 同クラッチピストンに形成される凹部の他の位置を示す模式図 同クラッチピストンに形成される凹部の更に他の位置を示す模式図 本発明の他の実施形態に係るクラッチピストンを示す正面図 本発明の他の実施形態に係るクラッチピストンを示す正面図 本発明の他の実施形態に係るクラッチピストンを示す正面図 本発明の他の実施形態に係るクラッチピストンを示す正面図 図12におけるXIII−XIII線断面図 本発明の更に他の実施形態における凹部の断面形状(方形の角隅が面取りされた形状)を示す模式図 本発明の更に他の実施形態における凹部の断面形状(三角形状)を示す模式図 本発明の更に他の実施形態における凹部の断面形状(方形状)を示す模式図 本発明の更に他の実施形態における凹部の断面形状(台形状)を示す模式図 本発明の更に他の実施形態における凹部の断面形状(M字状)を示す模式図
符号の説明
1 入力軸(入力部材)
2 前進クラッチ部材
3 後進クラッチ部材
4 クラッチアウタ(入力部材)
5 クラッチインナ(出力部材)
6 駆動側クラッチ板
7 被動側クラッチ板
8 クラッチピストン
8a 一方の面
8b 他方の面
9 皿バネ
10 リターンスプリング
11 バネ受け
12 クラッチアウタ(入力部材)
13 クラッチインナ(出力部材)
14 駆動側クラッチ板
15 被動側クラッチ板
16 クラッチピストン
16a 一方の面
16b 他方の面
17 皿バネ
18 リターンスプリング
19 バネ受け
20 弁手段
21 貫通孔
22 弁体
23 錘部
24 押え板
25 収容凹部
26、26’、26” 凹部(重量低減のための凹部)
27 凹部(重量低減に加え、回転時の重量バランスを均等化させる凹部)
28 凹部(重量低減のための凹部)
29 凹部
30 弁手段
31 貫通孔
32 ボール
33 かしめ部
a 外周縁

Claims (4)

  1. 駆動源の駆動により回転する入力部材に対し軸方向摺動可能にスプライン嵌合された複数の駆動側クラッチ板と、
    該駆動側クラッチ板と交互に形成されるとともに、出力部材に対し軸方向摺動可能にスプライン嵌合された複数の被動側クラッチ板と、
    一方の面を油圧室に臨ませつつ他方の面を前記駆動側クラッチ板又は被動側クラッチ板に臨ませて配設され、且つ、前記油圧室に対してオイルを注入することによりクラッチオン側へ作動して前記駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させ、入力部材の駆動力を出力部材に伝達させるとともに、当該油圧室のオイルを排出することによりクラッチオフ側へ作動して前記駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを離間させ、入力部材から出力部材への駆動力の伝達を遮断させるクラッチピストンと、
    該クラッチピストンの一方の面と他方の面とを貫通して形成され、クラッチオン時の前記油圧室から他方の面側へのオイルの通過を禁止すべく閉状態とされるとともに、クラッチオフ時の前記他方の面側から油圧室への空気の通過を許容すべく開状態とされる弁手段と、
    を具備し、クラッチオフ時に前記油圧室における前記弁手段より外周縁側に遠心力が付与される構造の多板式クラッチ装置であって、
    前記クラッチピストンの一方の面における前記弁手段より外周縁側に重量低減のための凹部を設けたことを特徴とする多板式クラッチ装置。
  2. 前記凹部は、前記クラッチピストンの外周縁に沿って形成された長溝形状とされたことを特徴とする請求項1記載の多板式クラッチ装置。
  3. 前記凹部は、当該クラッチピストンの回転中心に対して前記弁手段と対称位置に形成されたものを含み、当該凹部は、重量低減に加え、回転時の重量バランスを均等化させるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の多板式クラッチ装置。
  4. 前記弁手段は、
    前記一方の面と他方の面とを貫通した貫通孔と、
    該貫通孔を開閉可能な可撓性板状部材から成り、クラッチオン時に撓むことにより前記貫通孔を塞いで閉状態とするとともに、クラッチオフ時に元の形状に復元することにより前記貫通孔を開状態とする弁体と、
    該弁体に取り付けられた錘部と、
    を有したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の多板式クラッチ装置。
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