JP4804199B2 - 内装材 - Google Patents

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Description

本発明は、表面層に微細孔を有する樹脂フィルムを設けることにより、防汚性、及び通気性という両立させることが非常に困難な機能性を有し、さらには前記通気性により消臭機能をも有する内装材に関する。
従来の室内有害物質を吸着する機能性壁紙は、有害物質を吸着するように表面を露出させる必要があったため、表面状態の改善や模様等の付与には限界があり、前記機能性を有しない壁紙と比較して意匠性面では劣るものであった。
一方で壁紙には防汚性が求められており、対策として表面に撥水樹脂のコーティング、フィルムのラミネート等が行われていた。しかしながら、当該撥水樹脂のコーティング、フィルムのラミネート等を行った場合には、優れた防汚性を付与できるものの、通気性が確保できないため、例えば、室内有害物質を吸着する機能性壁紙のように、通気性を要する壁紙に対しては上記のような処理は行うことができなかった。
従って、通気性を持たせている製品は、表面に撥水機能等の加工処理がほとんど行うことができず、軽微な汚れも一旦付いてしまうと落としにくいといった欠点があった。
更に、夏場に高温多湿となる我が国の気候風土において、密閉性が高くなっている最近の住宅では、気象条件によっては、室内に結露を生じ、結露した周辺にカビを発生する場合がある。また、結露に至らなくても室内が常に湿度の高い状態となりやすい最近の住宅では、住人の健康に影響を及ぼすことが懸念される。
化粧シートとして紙製の壁紙を使用する場合には、壁紙はある程度の有害ガスや湿気を吸収するもののその吸収性能はそれほど大きくないため、建材から発生する「シックハウス症候群」を引き起こす有害ガスや結露を生じる湿気をより多く吸収し、消臭性や調湿性
に優れる壁紙が望まれている。
このような状況に鑑み、室内有害物質を吸着する珪藻土等を含有する壁紙原紙裏面に基材が積層され、該原紙表面に印刷模様およびエンボスが付与され、表面に耐汚染表面層が被覆され、該表面層上から微細な孔が多数鑽孔されたことを特徴とする壁紙等が提供されている(特許文献1)。
一方、ポリ塩化ビニル樹脂に代わって、ポリオレフィン系樹脂からなる内装材が種種提供されてきたが、焼却時に塩素ガスやダイオキシン等の毒性のあるガスは発生しないものの、二酸化炭素等が発生するため、二酸化炭素増加による地球温暖化現象が危惧される中、環境面では好ましくなかった。また、ポリオレフィン樹脂からなる内装材であっても、埋め立て処理された場合に、ポリオレフィン樹脂が長期間分解されず、土中に残存してしまうことから、環境上好ましくない点では、ポリ塩化ビニル樹脂からなる内装材と大差がなかった。
かかる問題点を解決するため、ポリ塩化ビニル樹脂やポリオレフィン樹脂と比較して、埋め立て処理した際、きわめて分解が早く残存しにくいという生分解性樹脂が環境負荷が少ないことから、生分解性樹脂を内装材に使用する技術が提供されている(特許文献2)。
特開2003−278099号公報 特開2004−292719号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、通気性は確保されるものの、表面フィルム等を針ロール等により鑽孔しなければならないため、前記針ロール等の特別な設備を要していた。また、前記針ロール等により鑽孔する場合には、孔が大きくなりすぎないように製造時に当該針ロール等の表面フィルム等を鑽孔するための厳密な調整を要する等非常に煩雑なものであった。さらに、針ロール等の表面フィルム等を鑽孔するための設備は経時的に各々の針等の先端にへたりが生じ、長期間安定した鑽孔をすることが困難であった。
また、針ロール等鑽孔によって設けられた孔に汚れが入り込むことがあり、防汚性については、従来の表面フィルム等を設けない壁紙と比較すると遥かに良いものの、鑽孔していない表面フィルムと比較すれば、劣っていた。
また、特許文献2に記載の発明は、内装材に生分解性樹脂としてポリ乳酸樹脂等を使用する発明が提供されているが、その目的とするところは使用時の耐加水分解性に優れた上に、柔軟性に優れ、加えて、不用になった時には埋め立て処分や自然環境中に廃棄して自然界の自浄作用で完全に分解し、また、焼却時には低燃焼カロリーでの燃焼が可能な環境への対応を配慮した生分解性樹脂素材、さらに該生分解性樹脂組成物を用いた内装材を提供することにあり、通気性や防汚性付与という思想はない。
そこで、本発明は、上記問題点を解決したものであり、請求項1
記載の発明は、少なくとも一層以上からなる下層、及び表面層から形成された内装材において、表面層が通気性の微細孔を有する厚み8μm〜30μmの樹脂フィルムからなり、上記表面層の通気性の微細孔を有する樹脂フィルムが、バイオマスプラスチックス、又は延伸処理したポリスチレン樹脂からなり、上記下層は、原紙が叩解されたパルプ、珪藻土、当該珪藻土とパルプ間の結合強度を高める添加剤とを含むスラリーを抄紙して得られたものである内装材を提供するものである。本発明内装材によれば、表面層が通気性、及び防汚性を双方を兼ね備えている。従って、表面層の直下に位置する中間層に吸放湿性、珪藻土等の添加による有害物質の吸着性等の機能性を付与した際に、当該機能性、及び防汚性を兼備する内装材が得られ、非常に有効である。
また、前記表面層を構成する樹脂フィルムの厚み8μm未満の場合にはフィルム薄膜成型時にピンホールが発生しやすいという問題が生じることがあり、一方、30μmを越える場合にはフィルム厚みの為、施工時に反り上がるという問題が生じることがあるため、上記表面層を構成する樹脂フィルムの厚みは8μm〜30μmである。
また、上記表面層の通気性の微細孔を有する樹脂フィルムは、バイオマスプラスチックス、又は延伸処理したポリスチレン樹脂からなるものである。
かかる構成によれば、環境負荷を低減することが可能となる。
また、本発明内装材を構成する表面層として、延伸処理したポリスチレン樹脂を使用した場合には、燃焼処理した場合にポリ塩化ビニル樹脂を燃焼させたときのように塩化水素等の有害ガスが発生しない。
さらに、本発明に係る内装材は、微細孔を有する表面層を形成するという観点から、本発明内装材の表面層として、バイオマスプラスチックス、又は延伸処理したポリスチレン樹脂フィルムを設けている。バイオマスプラスチックスは形成時に微細孔を有しており、延伸処理したポリスチレン樹脂フィルムも延伸処理することにより、微細孔を有するようになる。尚、当該ポリスチレンフィルムの延伸処理は、一般的にフィルムに強度を付与するためにされる処理であり、微細孔を形成するためになされる処理ではない。
上記スラリーは、更に、無機質材料を含むものであることが好ましい。
記スラリーは、更に、フタロシアニン化合物を含むものであることが好ましい。
上記バイオマスプラスチックスは、ポリ乳酸樹脂、脂肪芳香族ポリエステル、カプロラクトン系樹脂、及び脂肪族ポリエステルのうちの何れか一であることが好ましい。
上記内装材は、下層の裏面に裏打紙を設けたものであることが好ましい。
本発明内装材によれば、表面層が通気性、及び防汚性を双方を兼ね備えている。従って、 下層に吸放湿性、珪藻土等の添加による有害物質の吸着性等の機能性を付与した際に、当該機能性、及び防汚性を兼備する内装材が得られ、非常に有効である。従来、非常に両立させることが困難であった通気性と防汚性を簡易かつ安定的に両立させることができる。
本発明内装材によれば、当該内装材の表面層を構成する樹脂としては、環境負荷の観点から、バイオマスプラスチックス、又は延伸処理したポリスチレン樹脂フィルムが好ましい。
また、本発明内装材によれば、同様に当該表面層として、延伸処理したポリスチレン樹脂を使用した場合には、燃焼処理した場合にポリ塩化ビニル樹脂を燃焼させたときのように塩化水素等の有害ガスが発生しない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を詳述する。
本発明内装材は、少なくとも一層以上からなる下層、及び表面層から形成された内装材において、表面層が通気性の微細孔を有する厚み8μm〜30μmの樹脂フィルムからなることを特徴とする内装材を提供する。ここで、本明細書において、内装材とは、壁紙、内装用シート、床用シート、床用タイル、壁装用パネル、壁装用タイルをいうものとする。本発明内装材の表面層は通気性の微細孔を有した厚み8μm〜30μmの樹脂フィルムから構成されている。前記微細孔により、下層と外気の通気性が確保され、下層に機能性、例えば、吸放湿性、ホルムアルデヒド等の有害物質の捕捉性等機能性を有している場合には防汚性、又は汚れ除去容易性、即ち、メンテナンス性の双方の機能性を兼備した内装材が得られる。
本発明内装材の樹脂フィルムの厚みとして、8μm〜30μmが好ましく、当該厚みが8μm未満の場合には、フィルム薄膜成型時にピンホールが発生しやすいという問題が生じることがあり、一方、30μmを越える場合にはフィルム厚みの為、施工時に反り上がるという問題が生じることがある。さらに前記樹脂フィルムの厚みはピンホールの発生を防ぎ、且つ施工状の問題の回避という観点から、10μm〜30μmがより好ましい。
本発明内装材を構成する下層は少なくとも一層から構成されていればよい。下層を構成する素材としては、紙、ポリ塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、等の熱可塑性樹脂、バイオマスプラスチックス、熱可塑性エラストマーの他、リノリューム等が挙げられる。本発明内装材を構成する下層が二以上の層で構成される場合には、必ずしも同一、又は同種の素材で構成する必要はなく、本発明内装材において、実用上問題ない程度の層間強度等の物性が確保できればよい。
また、本発明内装材の下層を構成する素材としては、機能性付与等という観点から、紙、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、バイオマスプラスチックスの何れか一、又は二以上の層から形成されていることが好ましい。
本発明内装材の下層を構成する素材が、ポリ塩化ビニル樹脂の場合には、発泡させることができ、機能性を付与する素材、例えば、珪藻土、ゼオライト等を含有させることがより容易に行うことができる。
また、本発明内装材の下層を構成する素材が、ポリオレフィン樹脂の場合にも、ポリ塩化ビニル樹脂の場合と同様、珪藻土、ゼオライト等を含有させることがより容易に行うことができる。ここで、本発明内装材の下層として使用可能なポリオレフィン樹脂は、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を挙げることができる。また、本発明内装材の下層がポリオレフィン樹脂のみから構成されている場合には、廃棄処理する際に、燃焼させても、塩素ガス等の有毒ガスの発生は少なくて済み、環境面からも好ましい。
また、本発明内装材の下層を紙から構成されている場合には、紙には吸放湿性があるため、特に内装材が壁紙である場合には、従来の紙壁紙の吸放湿性と表面の樹脂フィルムによる防汚性、及びメンテナンス性を兼備した壁紙が得ることもできる。
さらに、上述したように、下層を構成する素材は、同種、又は同一の素材である必要はなく、異なった素材を適宜組み合わせても良い。また、例えば、吸放湿性等通気性がなければ奏することのできない機能性を有する下層については、通気性を確保する観点から、表面層の直下に設けることが好ましい場合が多いが、通気性を確保できれば必ずしも表面層の直下に設ける必要はなく、当該機能性を有する層が下層の中間層、又は最下層に位置していてもよい。
本発明内装材を構成する表面層を構成する樹脂フィルムとして、バイオマスプラスチックス、又は延伸処理したポリスチレン樹脂が好ましい。本発明内装材の表面層を当該樹脂フィルムは特段の微細孔を設ける処理は必要としない。
ポリスチレン樹脂からなるフィルムについては、延伸処理が必要となるが、ポリスチレン樹脂をフィルム素材として加工される際、強度付与を目的として、一般的に行われている処理である。さらに、バイオマスプラスチックスについては、フィルムに加工された際、既に微細孔を有しているため、加工されたフィルムをそのまま使用することができる。
また、本発明内装材の表面層を構成する樹脂フィルムがバイオマスプラスチックスからなる場合、当該生分解性樹脂としては、ポリ乳酸樹脂、脂肪芳香族ポリエステル、カプロラクトン系樹脂、及び脂肪族ポリエステルが好ましく使用することができる。
本発明内装材用組成物に使用可能なポリ乳酸としては、ポリL‐乳酸、ポリD‐乳酸、L‐乳酸とD‐乳酸の共重合体などが挙げられる。表面層の強度を確保する観点から、ポリ乳酸の平均分子量が10,000〜1,000,000が好ましく、さらに、床シート、又は床タイル等の床材として本発明内装材を形成する場合には、ポリ乳酸の平均分子量が100,000〜500,000が好ましい。
また、本発明内装材に使用可能な脂肪族ポリエステルとしては、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリブチレンサクシネートテレフタレート、ポリブチレンサクシネートカーボネート、ポリブチレンアジペートテレフタレート、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートアジペート、ポリカプロラクトン、ポリグリコール酸系樹脂等が挙げられる。これらの単量体単位は化学修飾されていてもよく、異種の単量体単位の共重合物であってもよい。
また、本発明内装材に使用可能なカプロラクトン系樹脂としては、ポリε−カプロラクトンのようなポリカプロラクトン、ポリブチロラクトン、ポリδ−バレロラクトンのようなポリバレロラクトン、ポリβ−メチル−δ−バレロラクトン、ポリエナントラクトンなどが挙げられる。
本発明内装材の表面層を構成する樹脂として表面層の強度を確保する観点から、表面層を構成する樹脂の平均分子量が10,000〜1,000,000が好ましく、さらに、床シート、又は床タイル等の床材として本発明内装材を形成する場合には、ポリ乳酸の平均分子量が100,000〜500,000が好ましい。
本発明内装材において、下層を構成する素材が紙であって、当該紙の原紙が叩解されたパルプ、珪藻土、当該珪藻土とパルプ間の結合強度を高める添加剤を含むスラリーを抄紙して得られたものであってもよい。前記パルプは、フリーネスが80〜300mlとなるように調製されているものが好ましい。
本発明内装材の下層を構成する紙原紙の製造方法は、パルプを所定のフリーネスとなるように叩解し、パルプスラリーを調製し、これを抄造して得られる。また前記叩解したパルプを、珪藻土と、さらに前記パルプと前記珪藻土との間の結合強度等を高める添加剤と混合して珪藻土入りパルプスラリーを調製し、前記珪藻土入りパルプスラリーを抄造して前記珪藻土が全量の30重量%以上となるように調整したものを用いることもできる。これはパルプが残部70重量%以下とすると、珪藻土はパルプ100重量部に対して約43重量部(100÷70×30=43)以上となる。更に、前記叩解されたパルプ、珪藻土、該珪藻土とパルプ間の結合強度を高める添加剤、フタロシアニン化合物、必要により無機質材料を含むスラリーを抄造して得られる原紙を用いることもできる。
本発明内装材の下層を紙素材で構成する場合、使用するパルプとしては、種々のパルプを使用することができる。例えば、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)等の木材パルプと、サーモメカニカルパルプ(TMP)や砕木パルプ(GP)等の高収率パルプのいずれかを単独又は複合して使用することができる。また木材パルプに限らず、麻、こうぞ等のじん皮繊維、竹、わら、バガス、ケナフ等の非木材パルプも配合することもできる。さらに用途に応じて、有機合成繊維、無機質繊維を混合しても良い。
また、本発明内装材の下層に使用する珪藻土は、藻類が珪藻殻となって長い間地層に堆積し化石化したものであり、主成分は、SiO2(シリカ)であり、粒子径は、5〜100μm、好ましくは10〜50μmに整粒され、粒子表面には0.1〜0.2μm程度の無数の微細孔を有するものが望ましい。
そのために天然に存在する珪藻土は使用前に十分焼成されて有機物質や水分などの吸着物質を除去し、さらに粒子径が上記の範囲となるように分級される。なお、本発明内装材の下層を構成する紙素材中に珪藻土単独または珪藻土と無機質材料を合わせて好ましくは全重量の30重量%以上、より好ましくは、30〜85重量%添加することができる。これはパルプが残部70重量%以下とすると、珪藻土と無機質材料の合計はパルプ100重量部に対して約43重量部以上となる。更に、上記好ましい範囲はパルプ100重量部に対して約43〜567重量部(100÷15×85=567)となる。
本発明内装材においては、下層を構成する紙素材として紙原紙を得る工程において、叩解されたパルプと、珪藻土とともに無機質材料を添加しても良い。
本発明内装材の下層で使用する無機質材料としては、消臭性能、調湿性能を示し、難燃性の材料であれば天然のものであれ人工のものであれどのようなものであっても良い。例えば、水酸化アルミニウム、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク、炭酸カルシウムあるいは二酸化チタン、水酸化チタン等のチタン酸化物又は水酸化物、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫酸カルシウム、ホワイトカーボン、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、酸性白土、珪藻頁岩、ケイ酸塩鉱物等を単独あるいは数種類組み合わせて使用することができる。
本発明内装材の下層で使用する無機質材料の粒子径は、10〜100μm、好ましくは20〜80μmに整粒され、粒子表面に無数の微細孔を有するものが望ましい。そのため
に、必要に応じて使用前に十分焼成し、有機物質や水分などの吸着物質を除去し、さらに粒子径が上記の範囲となるように分級するのがよい。このように調整された無機質材料は、水蒸気の吸湿・放湿性能および有害ガスの消臭性能に優れ、建材などから放出される有害ガスを吸着しやすく、また室内の湿度に合わせて水蒸気を吸収したり、放湿しやすくなる。また、本発明内装材の下層を構成する紙素材に不燃性の特性を持たせることもできる。
本発明内装材の下層で使用するフタロシアニン化合物としては、フタロシアニンの金属塩が好ましく用いられ、例えばコバルトフタロシアニンポリスルホン酸塩、鉄フタロシアニンポリスルホン酸塩等を例示することができる。なお、本発明内装材の下層の紙素材の中にフタロシアニン化合物を好ましくは、0.001〜0.1重量%添加することができる。
本発明内装材の下層に設ける紙素材で使用する内添する添加剤は、珪藻土とパルプとの間の結合強度等あるいは、珪藻土とパルプあるいは無機質材料との間の結合強度等を高めるために用いられる。添加剤としては、下記に示するサイズ剤、紙力増強剤および歩留向上剤を用いることが好ましい。
ここで、例えば、前記サイズ剤は、オレフィン系樹脂、アルキルケテンダイマー、スチレンアクリル樹脂およびロジンなどが含まれ、前記紙力増強剤は、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂およびポリアミド樹
脂などが含まれ、前記歩留向上剤は、ポリアクリルアミド系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミン縮合物および多価フェノール系樹脂などが含まれることが好ましい。ここで、例えば、前記サイズ剤を全重量の0.1〜1.0重量%、前記紙力増強剤を0.1〜0.5重量%、前記歩留向上剤を0.05〜0.2重量%含むことが好ましい。
上記目的を達成するための本発明内装材の下層に使用する紙素材は、以下の構成を有する。すなわち、所定のフリーネスとなるように叩解されたパルプと、珪藻土と、必要により無機質材料と、前記パルプ、前記珪藻土および前記無機質材料の間の結合強度等を高める添加剤、更に必要によりフタロシアニン化合物を含み、前記珪藻土と前記無機質材料とを合わせた量が全重量の30重量%以上となるように調整されていることが望ましい。
このように調整された珪藻土は、水蒸気の吸湿・放湿性能および有害ガスの消臭性能に優れていることから建材などから放出される有害ガスを吸着しやすく、また室内の湿度に合わせて水蒸気を吸収したり、放湿しやすくなる。
ここで、フリーネスとは、パルプの水切れの程度を表す指標(数値)で、繊維の叩解の度合いを示すものである。パルプのフリーネスの測定方法は、日本工業規格JIS
P8121で、「カナダ標準ろ水度試験方法」および「ショッパーろ水度試験方法」に規定されている。
フリーネスが110mlと低いパルプは、繊維の叩解が進み、繊維一本一本の枝分かれ
の度合いが増えて、繊維同士の絡みが多くなっている。この繊維同士の絡みが多くあるパルプを珪藻土や無機質材料と混合すると、枝分かれした繊維の交点部分に珪藻土や無機質材料が付着し、パルプと珪藻土あるいは無機質材料との接触面積が増加する。その結果、それらの間で発生する摩擦抵抗が増加し、本発明内装材の下層を構成する紙素材を作製するときに得られる紙の強度を高くすることができる。
本発明内装材の下層を構成する紙素材を製造するに際し、パルプを所定のフリーネスとなるように叩解し、叩解したパルプを、珪藻土と、さらにパルプと珪藻土と、パルプの間の結合強度を高める添加剤とを高める添加剤、更に必要により無機質材料及びフタロシアニン化合物を混合した状態で抄造し、壁紙原紙を製造する。前記珪藻土及び無機質材料が全量の30〜85重量%となるように調整されている壁紙原紙を製造するのが好ましい。
本発明内装材の下層の紙素材では例えばフリーネスが80ml乃至300mlのパルプ(例えば針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP))に珪藻土を全重量の30重量%〜85重
量%、添加剤としては、サイズ剤を添加し、抄造、紙力増強して80〜170g/m2 の本発明内装材の下層の紙素材を得た。
本発明内装材においては、得られた上記下層を構成する紙素材に印刷模様2を付与し、ペーパーエンボス用エンボスロールでエンボス3を付与する。エンボス付与した上記紙素材の下面に、20〜40g/m2
の不織布または紙の基材を積層してもよい。このエンボス処理された紙素材の表面に表面層を設ける。
本発明内装材は以下のように実施され、優れた効果を奏することができることをより具体的に説明する。
1.耐汚染性試験(壁紙製品規格協議会「汚れ防止壁紙性能規定(2004年9月1日制定)」に準拠)
1−1.試験の一般条件
試験は特に規定しない限り、JISZ8703(試験場所の標準状態)に規定する常温常湿状態(温度20±15℃,湿度65±20%)で行った。
1−2.試験片の採取方法
試験片の採取部位および数量は任意とし、寸法については以下の通りとした。
(1) 汚染物がコーヒーおよび醤油の場合
試験片の寸法はA4(210mm×297mm)の大きさとした。
(2) 汚染物がクレヨンおよび水性サインペンの場合
試験片の寸法は、JISA6921(壁紙)6.2表2、記号B(30mm×220mm)の大きさとした。
1−3.試験に用いる汚染物
1−3−1.水性汚染物としてコーヒー、醤油および水性サインペンを用いた。
なお、コーヒーの濃度、醤油、水性サインペンの種類および使用基準については以下に定めた。
(1) コーヒーの濃度および使用基準
コーヒーはネスレジャパンホールディング株式会社のネスカフェ・ゴールドブレンドを用い、水100gに対しコーヒー4gの濃度のものを常温(1−1.試験の一般条件)に調整して使用した。
(2) 醤油の種類および使用基準
醤油はキッコーマン株式会社の濃い口醤油を使用した。

(3)サインペン(水性)の種類及び使用基準
サインペンはぺんてる株式会社のサインペンの水性(水性サインペンとも言う)の黒とした。
1−3−2.油性汚染物としてクレヨンを用いた。なお、使用するクレヨンの種類は株式会社サクラクレパスのサクラクレヨンの赤とする。
1−4−1.汚染物の付着方法
(1) 水性汚染物(コーヒー、醤油)の場合
45°前後に傾斜した試験台に試験片(A4サイズ)を貼付し、その上からビーカーに入れた汚染物(約100ml)を汚染状態が約10cm幅になるように振りかけた。汚染後吊す、もしくは鋲でとめるかして24時間放置した。

(2)クレヨンの場合
学振型摩擦試験機の摩擦子にクレヨンを取り付けた。取り付け方は、クレヨンが取り付けられるように摩擦子を改造するか、テープ等で固定する。
試験台に固定した試験片上120mmの間を上記摩擦子に取り付けたクレヨンで5往復摩擦した。なお、この場合の荷重は200gとし、クレヨンは先をカットして一度空試験を行い角をとつてから本試験を行った。
ここでいう学振型摩擦試験機とは、JISL−0849の摩擦試験機2型をいう。

(3)水性サインペンの場合
サインペンと定規を使って試験片に長さ10cmの直線を5本、約2mm間隔で平行に書いた。サインペンの角度は、塗布面から約45゜で塗布面を傷つけないようにした。
1−4−2. 汚染物の放置時間は、24時間とした。
1−4−3. 汚染物の拭き取り方法
(1) コーヒーおよび醤油の場合
布もしくはティシュペーパー等に水を含ませて丁寧に拭き取った。
(2) 水性サインペンおよびクレヨンの場合
布もしくはティシュペーパー等に台所用合成洗剤(商品名;ママレモン−ライオン株式会社)の原液を含ませて丁寧に拭き取った後、さらに水で拭き取り、空拭きした。 なお、谷部などの拭き取りにくい部分は、歯ブラシ等を使用した。
2.試験結果の表示方法
2−1. 試験結果の調査
壁紙の表面の汚染物を拭き取り、1時間後にJIS L0805の汚染用グレースケールを用いて汚れを拭き取った部分と汚れが付着してない部分(=原片)を比較して判定した。なお、汚染物が化粧層中に染み込んだり、拭き取り後化粧層の凹部に残った場合には、その状態も加味して判定することとした。
2−2. 試験結果の表示方法
判定の表示は以下の基準より、5級(良好)〜1級(不可)の5段階とした。
(判定基準)
5級:汚れが残らない。
4級:ほとんど汚れが残らない。
3級:やや汚れが残る。
2級:かなり汚れが残る。
1級:汚れが濃く残る。
評価基準:4級以上を○とし、3級以下を×とした。
2.透湿度試験
JISZ0208(防湿包装材料の透湿度試験方法〈カップ法〉)に準拠して行った。透湿度が500以上あれば、十分な透湿度があると考えられる。
評価基準:透湿度が500以上を○とし、500未満を×とした。
3.吸放湿性試験
本発明内装材の20cm×20cmの裏面と側面をアルミホイルで覆い試料とした。20±3℃、相対湿度95±3%の環境に24時間放置後の質量(W1)を電子天秤(研精工業:FA2000)で測定した。その後、前記試料を20±3℃、相対湿度50±3%の環境に24時間放置後の質量(W2)を電子天秤(研精工業:FA2000)で測定した。吸放湿量が10以上あれば十分な吸放湿量があるものと考えられる。
吸放湿量(g/m2・24h)=W1−W2
評価基準:吸放湿量が10g/m2・24h以上を○とし、10g/m2・24h未満を×とした。
4.消臭性試験
本発明内装材の10cm×10cmの裏面と側面をアルミホイルで覆い試料とした。当該試料を5リットルのテドラーバックに封入し、既定濃度のガス(アンモニア…40ppm、トリメチルアミン…70ppm、硫化水素…15ppm、メチルメルカプタン…15ppm、ホルムアルデヒド…100ppm)を3リットル注入する。経時毎にガス検知管で濃度を測定した。
尚、ホルムアルデヒドについては、前記試料を5リットルのテドラーバックに封入し、18時間後にホルムアルデヒド濃度を測定後、前記試料を取り出した。当該取り出した試料を5リットルのテドラーバックに封入し、無臭空気を3リットル注入した。40±3℃の恒温機に入れ、6時間後に試料から放出された濃度をガス検知管で測定した。
5.施工性試験
壁紙の施工性試験(JISA1321)に準じて行い、でんぷん系接着剤を各壁紙の裏面に20g塗布した後、5分間放置し、石膏ボードに貼着して、施工の可否を調べた。
6.表面状態検査
実施例2から5、及び比較例4から7までの各壁紙の表面を倍率20倍のルーペにて、目視で調べ表面状態を確認した。
(表1)
Figure 0004804199
* 1:平均分子量300,000〜400,000
* 2:(商品名)ST14SI―大日本インキ化学工業株式会社製
* 3:(商品名)エバールHF−ME−クラレ株式会社製
* 4:(商品名)エバールHF−ME−クラレ株式会社製、孔の平均直径0.5mm、孔密度0.25個/mm2
* 5:(商品名)サンシリカ−三善製紙株式会社製
* 6:(商品名)TDLP−大興製紙株式会社製
(表2)
Figure 0004804199
「表1」において、実施例1のバイオマスフィルムの一つであるポリ乳酸樹脂フィルムは何れの試験項目も優れていた。一方、比較例1よりアクリル樹脂フィルムでは耐汚染性が劣っており、比較例2よりポリビニルアルコール樹脂フィルムでは耐汚染性は優れていたものの、透湿度、吸放湿性、消臭性何れについても劣っていた。さらに、比較例3より、穿孔処理したポリビニルアルコール樹脂フィルムでは透湿度、吸放湿性、及び消臭性は良好であったが、耐汚染性が劣っていた。比較例3において、耐汚染性が劣っていたのは、穿孔された孔に汚れが入り込むためと考えられる。
「表2」において、実施例2、及び比較例4とを対比すると、実施例2より表面に設けるフィルムの厚みが10μmの場合には、問題が生じないのに対して、比較例4より当該フィルムの厚みが6μmの場合には、フィルム表面にピンホールが認められ、耐汚染性も劣化することがわかった。当該耐汚染性の劣化は、ピンホールに汚れが入り込みやすくなるためと考えられる。
また、同表にて、実施例3より表面に設けるフィルムの厚みが28μmの場合には、問題が生じないのに対して、比較例5より当該フィルムの厚みが35μmの場合には、施工時の反り上がりがひどく、施工できず、吸放湿性も劣化することがわかった。
また、同表にて、実施例4、及び比較例6とを対比すると、実施例4より表面に設けるフィルムの厚みが10μmの場合には、問題が生じないのに対して、比較例6より当該フィルムの厚みが5μmの場合には、フィルム表面にピンホールが認められ、耐汚染性も劣化することがわかった。当該耐汚染性の劣化は、上記同様ピンホールに汚れが入り込みやすくなるためと考えられる。
さらに、同表にて、実施例5より表面に設けるフィルムの厚みが28μmの場合には、問題が生じないのに対して、比較例7より当該フィルムの厚みが35μmの場合には、施工時の反り上がりがひどく、施工できず、吸放湿性も劣化することがわかった。

Claims (5)

  1. 少なくとも一層以上からなる下層、及び表面層から形成された内装材において、
    表面層が通気性の微細孔を有する厚み8μm〜30μmの樹脂フィルムからなり、
    前記表面層の通気性の微細孔を有する樹脂フィルムが、バイオマスプラスチックス、又は延伸処理したポリスチレン樹脂からなり、
    前記下層は、原紙が叩解されたパルプ、珪藻土、当該珪藻土とパルプ間の結合強度を高める添加剤とを含むスラリーを抄紙して得られたものである
    ことを特徴とする内装材。
  2. バイオマスプラスチックスがポリ乳酸樹脂、脂肪芳香族ポリエステル、カプロラクトン系樹脂、及び脂肪族ポリエステルのうちの何れか一であることを特徴とする請求項に記載の内装材。
  3. 前記スラリーは、更に、無機質材料を含むものである請求項1又は2に記載の内装材。
  4. 前記スラリーは、更に、フタロシアニン化合物を含むものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の内装材。
  5. 下層の裏面に裏打紙を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の内装材。
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