JP4803238B2 - 発光素子ヘッドおよび画像形成装置 - Google Patents

発光素子ヘッドおよび画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4803238B2
JP4803238B2 JP2008287649A JP2008287649A JP4803238B2 JP 4803238 B2 JP4803238 B2 JP 4803238B2 JP 2008287649 A JP2008287649 A JP 2008287649A JP 2008287649 A JP2008287649 A JP 2008287649A JP 4803238 B2 JP4803238 B2 JP 4803238B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting element
lighting
transfer
clock signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008287649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010111085A (ja
Inventor
誠治 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2008287649A priority Critical patent/JP4803238B2/ja
Priority to US12/427,913 priority patent/US8194111B2/en
Priority to EP09160195A priority patent/EP2184649A3/en
Priority to CN2009101375757A priority patent/CN101740558B/zh
Publication of JP2010111085A publication Critical patent/JP2010111085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4803238B2 publication Critical patent/JP4803238B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/32Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head
    • G03G15/326Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head by application of light, e.g. using a LED array
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/04036Details of illuminating systems, e.g. lamps, reflectors
    • G03G15/04045Details of illuminating systems, e.g. lamps, reflectors for exposing image information provided otherwise than by directly projecting the original image onto the photoconductive recording material, e.g. digital copiers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/04Arrangements for exposing and producing an image
    • G03G2215/0402Exposure devices
    • G03G2215/0407Light-emitting array or panel
    • G03G2215/0409Light-emitting diodes, i.e. LED-array

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Led Devices (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、発光素子ヘッド、発光素子チップおよび画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した、プリンタや複写機、ファクシミリ等の画像形成装置では、帯電された感光体上に、画像情報を光記録手段によって照射することにより静電潜像を得た後、この静電潜像にトナーを付加して可視化し、記録紙上に転写して定着することによって画像形成が行なわれる。かかる光記録手段として、レーザを用いて主走査方向にレーザ光を走査させて露光する光走査方式の他、近年では、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の発光素子を一列に配列する発光素子アレイが形成された発光素子チップを、主走査方向に多数、配列してなる発光素子ヘッドを用いた光記録手段が採用されている。
発光素子アレイを多数、配列してなる発光素子ヘッドでは、配列した発光素子チップの数に応じて発光素子の点灯信号が必要になる。このため、発光素子チップの数の増加とともに発光素子ヘッドの信号バスラインの本数が増加し、信号バスラインの引き回しが複雑化する。また、点灯信号は発光素子に電流を供給するため、発光素子チップの数の増加とともに多数の電流駆動能力の大きな電流バッファ回路を要する。
特許文献1には、発光素子チップに点灯信号が入ったときに発光するかしないかをコントロールする発光許可端子を設け、一本のデータ線に複数の発光素子チップの発光のためのデータを時系列的に並べて多重化する技術が提案されている。これによれば、発光素子ヘッドにおいて、汎用のシフトレジスタICの出力をそれぞれの発光素子チップの発光許可端子に接続し、シフトレジスタのシフト動作と同期して時系列的に多重化された発光のためのデータからその発光素子チップのためのデータを読み込むことで、従来発光素子チップ毎に必要であった点灯信号バスラインおよび電流バッファ回路を1つで済ましている。
特開2001−219596号公報
本発明の目的は、発光素子チップに新たな端子を設けることなく、信号バスラインの引き回しの複雑性を減らした発光素子ヘッドを提供することにある。
請求項1に係る発明は、複数の転送素子と当該複数の転送素子に対応して設けられた複数の発光素子とがそれぞれ配列された複数の発光素子チップと、前記複数の発光素子チップをN組(Nは2以上の整数)に分け、当該N組のそれぞれの組の発光素子チップに共通に供給される複数の点灯信号を供給する点灯信号供給手段と、前記複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップにおける前記複数の発光素子のそれぞれの発光素子を順次点灯させるための転送信号としての第1クロック信号を当該複数の発光素子チップに共通に供給すると共に、当該発光素子を点灯可能な状態にするため、前記N組のそれぞれの組に含まれる複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップにそれぞれ供給される複数の第2クロック信号を前記N組のそれぞれの組に共通に供給するクロック信号供給手段とを備え、前記クロック信号供給手段は、前記第1クロック信号により、前記複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップの前記複数の転送素子のいずれか1つの転送素子をオン状態にしている期間に、前記複数の第2クロック信号のそれぞれの第2クロック信号に、前記組に含まれる複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップを点灯または非点灯のいずれか一方に設定するための組み合わせの数によって決まる複数の期間を設け、当該複数の期間のそれぞれの期間に対応する前記組み合わせに基づいて、オン状態の転送素子に前記順次点灯の方向に隣接する転送素子をオン状態に設定するように当該複数の第2クロック信号を供給し、前記点灯信号供給手段は、前記複数の点灯信号のそれぞれの点灯信号を、前記複数の第2クロック信号のそれぞれの第2クロック信号に設けられた前記複数の期間のうち、前記N組のそれぞれの組の点灯させる発光素子チップの組み合わせに対応する期間において供給を開始することを特徴とする発光素子ヘッドである。
請求項2に係る発明は、前記クロック信号供給手段の供給する前記複数の第2クロック信号は、前記第1クロック信号により前記複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップの前記複数の転送素子のいずれか1つの転送素子をオン状態にしている期間の終了時刻に、前記隣接する転送素子をオン状態に設定する期間をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の発光素子ヘッドである。
請求項3に係る発明は、前記複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップの前記複数の発光素子のそれぞれの発光素子は、前記複数の転送素子のそれぞれの転送素子に対して一つ置きに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子ヘッドである。
請求項4に係る発明は、前記発光素子チップは、それぞれがアノード電極、カソード電極およびゲート電極を有し、当該アノード電極または当該カソード電極に対し、前記第1クロック信号が供給される複数の第1転送サイリスタと、それぞれがアノード電極、カソード電極およびゲート電極を有し、当該アノード電極または当該カソード電極に対し、前記第2クロック信号が供給される複数の第2転送サイリスタと、前記複数の第1転送サイリスタのそれぞれの第1転送サイリスタと、前記複数の第2転送サイリスタのそれぞれの第2転送サイリスタとを列方向に交互に接続するように、それぞれの前記ゲート電極間にそれぞれ接続される複数のダイオードと、それぞれがアノード端子、カソード端子およびゲート端子を備え、前記第2転送サイリスタの前記ゲート電極に、当該ゲート端子が接続され、当該アノード端子または当該カソード端子には前記点灯信号が供給される複数の発光サイリスタとを備えることを特徴とする請求項3に記載の発光素子ヘッドである。
請求項5に係る発明は、前記点灯信号は、前記複数の発光サイリスタのそれぞれの発光サイリスタを点灯させる電圧が当該発光サイリスタに印加される点灯電圧期間と、それに引き続く当該発光サイリスタの点灯を維持する電圧が当該発光サイリスタに印加される維持電圧期間とを有することを特徴とする請求項4記載の発光素子ヘッドである。
請求項に係る発明は、像保持体と、前記像保持体を帯電する帯電手段と、複数の転送素子と当該複数の転送素子に対応して設けられた複数の発光素子とがそれぞれ配列された複数の発光素子チップと、当該複数の発光素子チップをN組(Nは2以上の整数)に分け、当該N組のそれぞれの組の発光素子チップに共通に供給される複数の点灯信号を供給する点灯信号供給手段と、当該複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップにおける当該複数の発光素子のそれぞれの発光素子を順次点灯させるための転送信号としての第1クロック信号を当該複数の発光素子チップに共通に供給すると共に、当該発光素子を点灯可能な状態にするため、当該N組のそれぞれの組に含まれる複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップにそれぞれ供給される複数の第2クロック信号を当該N組のそれぞれの組に共通に供給するクロック信号供給手段とを備え、当該クロック信号供給手段は、当該第1クロック信号により、当該複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップの当該複数の転送素子のいずれか1つの転送素子をオン状態にしている期間に、当該複数の第2クロック信号のそれぞれの第2クロック信号に、当該組に含まれる複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップを点灯または非点灯のいずれか一方に設定するための組み合わせの数によって決まる複数の期間を設け、当該複数の期間のそれぞれの期間に対応する当該組み合わせに基づいて、オン状態の転送素子に当該順次点灯の方向に隣接する転送素子をオン状態に設定するように当該複数の第2クロック信号を供給し、当該点灯信号供給手段は、当該複数の点灯信号のそれぞれの点灯信号を、当該複数の第2クロック信号のそれぞれの第2クロック信号に設けられた当該複数の期間のうち、当該N組のそれぞれの組の点灯させる発光素子チップの組み合わせに対応する期間において供給を開始する発光素子ヘッドを備え、帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像保持体に形成された前記静電潜像を現像する現像手段と、前記像保持体に現像された画像を被転写体に転写する転写手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、信号バスラインの引き回しの複雑性を軽減できる発光素子ヘッドを提供できる。
請求項2の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、転送素子の動作がより容易に引き継がれる。
請求項3の発明によれば、第2クロック信号により発光素子の点灯制御ができる。
請求項4の発明によれば、発光素子チップに新たな端子を付加することなく、発光素子ヘッドの信号バスラインの引き回しの複雑性を軽減できる。
請求項5の発明によれば、発光素子ヘッドの点灯信号の電圧が容易に設定できる。
請求項の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて小型で低コストの画像形成装置が提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成を示した図である。
図1に示す画像形成装置1は、一般にタンデム型と呼ばれる画像形成装置であって、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10と、画像プロセス系10を制御する画像出力制御部30と、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3に接続され、これらから受信された画像データに対して予め定められた画像処理を施す画像処理部40とを備えている。
画像プロセス系10は、水平方向に定められた間隔を置いて並列的に配置される複数のエンジンからなる画像形成ユニット11を備えている。この画像形成ユニット11は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kから構成されており、それぞれ、静電潜像を形成してトナー像を形成させる像保持体(感光体)の一例としての感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を一様に帯電する帯電手段の一例としての帯電器13と、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を露光する露光手段の一例としての露光装置14と、露光装置14によって得られた潜像を現像する現像手段の一例としての現像器15とを備えている。また、画像プロセス系10は、各画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kの感光体ドラム12にて画像形成された各色のトナー像を記録用紙に多重転写させるために、この記録用紙を搬送する用紙搬送ベルト21と、用紙搬送ベルト21を駆動させるロールである駆動ロール22と、感光体ドラム12のトナー像を記録用紙に転写させる転写手段の一例としての転写ロール23とを備えている。
PC2や画像読取装置3から入力された画像データは、画像処理部40によって画像処理が施され、インタフェース(図示しない)を介して各画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kに供給される。画像プロセス系10は、画像出力制御部30から供給された同期信号等に基づいて動作する。例えば、イエローの画像形成ユニット11Yでは、帯電器13により帯電された感光体ドラム12の表面に、画像処理部40から得られた画像信号に基づき、露光装置14によって静電潜像を形成する。形成された静電潜像に対して現像器15によってイエローのトナー像を形成し、形成されたイエローのトナー像は、図の矢印方向に回動する用紙搬送ベルト21上の記録用紙に転写ロール23を用いて転写される。さらに、マゼンタ、シアン、黒のトナー像が各々の感光体ドラム12上に形成され、用紙搬送ベルト21上の記録用紙に転写ロール23を用いて多重転写される。多重転写された記録用紙上のトナー像は、定着器24に搬送されて、熱および圧力によって記録用紙に定着される。
図2は、本実施の形態が適用される露光装置14の構成を示した図である。露光装置14は、多数の発光素子が一列に配列された発光素子チップ51と、発光素子チップ51を支持すると共に発光素子チップ51の駆動を制御するための回路が搭載されたプリント基板52と、各発光素子から出射された光出力を感光体ドラム12上に結像させる光学素子であるロッドレンズアレイ53とを備えている。プリント基板52およびロッドレンズアレイ53は、ハウジング54に保持されている。プリント基板52には、発光素子チップ51上の発光素子が主走査方向に画素数分並ぶように複数の発光素子チップ51が配列されている。例えば、A3サイズの短手(297mm)を主走査方向とする場合、600dpiの解像度では、42.3μm毎に7040個の発光素子が配列されている。なお、本実施の形態では、実際にはサイドレジずれ等を考慮して7680個の発光素子が配列されている。ここでは、発光素子チップ51とプリント基板52とをまとめて発光素子ヘッド100と呼ぶ。
図3(a)は、発光素子チップ51の構成を説明した概略図である。発光素子チップ51は、基板105と、基板105の矩形の長辺に沿って発光素子を一列に等間隔で配列した発光素子アレイ102と、発光素子アレイ102の発光素子の点灯/非点灯を決める点灯信号φIが供給される点灯信号端子101aと、発光素子アレイ102の発光素子を順次点灯させるための転送信号としての第1クロック信号φ1が供給される第1クロック信号端子101bと、発光素子を点灯可能な状態にするための第2クロック信号φ2が供給される第2クロック信号端子101cと、電源電圧Vgaが供給される電源端子101dとを備えている。
図3(b)は、発光素子ヘッド100の構成を説明した概略図である。発光素子ヘッド100は、プリント基板52と、プリント基板52上の複数の発光素子チップ51と、これらの複数の発光素子チップ51に発光素子の発光動作を制御する信号(制御信号)を供給する、クロック信号供給手段および点灯信号供給手段の一例としての信号発生回路110とを備えている。ここでは、一例として、発光素子ヘッド100が8個の発光素子チップ51(#1〜#8)を搭載する場合を示した。8個の発光素子チップ51は、発光素子ヘッド100において発光素子が一列に等間隔で配列するよう、向かい合わせに千鳥状に配列されている。
本実施の形態において、8個の発光素子チップ51は一例として2個を1組とする4組に分けられている。すなわち、発光素子チップ51の#1と#3とからなるA組、#2と#4とからなるB組、#5と#7とからなるC組、#6と#8とからなるD組である。発光素子チップ51の構成は同じである。
信号発生回路110は、画像形成装置1に設けられた画像処理部40からの画像信号(図示せず)と、画像出力制御部30から供給された同期信号等(図示せず)とから、発光素子チップ51の発光素子の発光動作を制御する制御信号を生成する。制御信号は、自己走査により発光素子を順次点灯させるための転送信号としての第1クロック信号φ1と、発光素子を点灯可能な状態にするための第2クロック信号φ2と、それぞれの発光素子の点灯/非点灯を決める点灯信号φIとである。
ここでは、第2クロック信号φ2としてそれぞれ異なった2つの第2_1クロック信号φ2_1、第2_2クロック信号φ2_2を設けた。点灯信号φIとして4つの第1点灯信号φI1、第2点灯信号φI2、第3点灯信号φI3、第4点灯信号φI4を設けた。
信号発生回路110は、第1クロック信号バスライン205を経由して、第1クロック信号φ1をすべての発光素子チップ51の第1クロック信号端子101bに共通に供給する。
信号発生回路110は、第2_1クロック信号バスライン206を経由して、第2_1クロック信号φ2_1を異なる組に属する発光素子チップ51の#2、#3、#6、#7の第2クロック信号端子101cに供給する。信号発生回路110は、第2_2クロック信号バスライン207を経由して、第2_2クロック信号φ2_2を異なる組に属する発光素子チップ51の#1、#4、#5、#8の第2クロック信号端子101cに供給する。
すなわち、信号発生回路110は、1つの組に属する発光素子チップ51であっても、第2クロック信号φ2として異なる信号を供給するが、組が異なっても第2クロック信号φ2として共通の信号を供給する。
信号発生回路110は、第1点灯信号バスライン201を経由して、第1点灯信号φI1をB組に属する発光素子チップ51の#2および#4の点灯信号端子101aに供給し、第2点灯信号バスライン202を経由して、第2点灯信号φI2をD組に属する発光素子チップ51の#6および#8の点灯信号端子101aに供給する。また、信号発生回路110は、第3点灯信号バスライン203を経由して、第3点灯信号φI3をA組に属する発光素子チップ51の#1および#3の点灯信号端子101aに供給し、第4点灯信号バスライン204を経由して、第4点灯信号φI4をC組に属する発光素子チップ51の#5および#7の点灯信号端子101aに供給する。
すなわち、信号発生回路110は、組内の発光素子チップ51には共通の点灯信号φIを供給する。
さらに、信号発生回路110は、電源バスライン208を経由して、電源電圧Vgaをすべての発光素子チップ51の電源端子101dに供給する。また、信号発生回路110は、基準電位バスライン209を経由して、基準電位Vsubをすべての発光素子チップ51の基板105の裏面に形成された裏面共通電極に供給する。
本実施の形態の発光素子ヘッド100では、電源バスライン208および基準電位バスライン209を除く信号バスラインは、第1クロック信号φ1、第2_1クロック信号φ2_1、第2_2クロック信号φ2_2および第1点灯信号φI1〜第4点灯信号φI4を供給する計7本である。
これに対し、組を構成しないで駆動する場合には、第2クロック信号φ2を共通に用いうるが、点灯信号φIは8個の発光素子チップ51それぞれに必要である。この結果、信号バスラインは、第1クロック信号φ1、第2クロック信号φ2、発光素子チップ51毎の8本の点灯信号φIを供給する計10本になる。
すなわち、発光素子ヘッド100において、複数の発光素子チップ51を組にして駆動することで、第2クロック信号φ2用の信号バスライン数は増加するが、点灯信号φI用の信号バスライン数が減少するので、全体として信号バスライン数が減少する。
また、第1クロック信号φ1、第2クロック信号φ2および点灯信号φIは発光素子チップ51を駆動する電流を供給するため、信号発生回路110において電流駆動能力の大きい電流バッファ回路を要するが、信号バスライン数の減少により電流バッファ回路の数が少なくなる。
信号発生回路110は例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのLSIであってよい。
図4は、発光素子ヘッド100を構成する発光素子チップ51の1組に着目した部分拡大図であって、図3(b)に示したB組(発光素子チップ51の#2および#4)の部分を示す図である。発光素子アレイ102には、発光素子として発光サイリスタL1、L2、L3、…が一列に順に配列されている。B組の発光素子チップ51の#2および#4と信号バスラインなどとの接続関係は図3(b)で説明した通りである。
電源電圧Vgaは組に関係なく、すべての発光素子チップ51に共通に供給される。第1クロック信号φ1も組に関係なく、すべての発光素子チップ51に共通に供給される。第1点灯信号φI1はB組の発光素子チップ51(#2および#4)に共通に供給される。一方、第2クロック信号φ2としては、B組を構成する発光素子チップ51の#2と#4とでも異なった信号(第2_1クロック信号φ2_1と第2_2クロック信号φ2_2)が供給される。
すなわち、組内において、点灯信号φIは共通であるが、第2クロック信号φ2は異なる。
図5は、本実施の形態における自己走査型発光素子アレイを用いた発光素子チップ51の等価回路を示した図である。発光素子チップ51の自己走査型発光素子アレイは、基板105と、アノード端子、カソード端子およびゲート端子を備えた3端子の発光素子である発光サイリスタL1、L2、L3、…が一列に配列された発光素子アレイ102と、発光サイリスタL1、L2、L3、…を順次点灯させるための、アノード電極、カソード電極およびゲート電極を備えた3端子の転送素子である第1転送サイリスタT1、T3、T5、…と、順次オン状態になって、発光サイリスタL1、L2、L3、…を点灯可能にする、カソード電極およびゲート電極を備えた3端子の転送素子である第2転送サイリスタT2、T4、T6、…とが一列に配列された転送素子アレイ103とを備えている。第1転送サイリスタT1、T3、T5、…とは、図5に示した転送素子アレイ103において103aとして破線で囲った奇数番目のサイリスタである。また、第2転送サイリスタT2、T4、T6、…とは、転送素子アレイ103において103bとして破線で囲った偶数番目のサイリスタである。
ここでは、発光素子アレイ102が4個のpnpn構造の発光サイリスタL1、L2、…、L4を備え、転送素子アレイ103がそれぞれ4個のpnpn構造の第1転送サイリスタT1、T3、…、T7と第2転送サイリスタT2、T4、…、T8を備えた先頭部分を示した。
本実施の形態における自己走査型発光素子アレイにおける発光サイリスタの個数は、第1転送サイリスタおよび第2転送サイリスタの数の和の半分である。
第1転送サイリスタT1、T3、…、T7のそれぞれのゲート電極G1、G3、…、G7は、一方向に電流が流れるダイオードである接続ダイオードD1、D3、…、D7を挟んで、隣接する第2転送サイリスタT2、T4、…、T8のゲート電極G2、G4、…、G8と接続されている。第2転送サイリスタT2、T4、…、T8のゲート電極G2、G4、…、G8のそれぞれは、接続ダイオードD2、D4、…、D8を挟んで、隣接する第1転送サイリスタT3、T5、…、T9(図示せず)のゲート電極G3、G5、…、G9(図示せず)と接続されている。
接続ダイオードD1はゲート電極G1からゲート電極G2に向かって電流が流れる向きに接続されている。他の接続ダイオードD2、D3、…、D8も同じである。
さらに、第2転送サイリスタT2、T4、…、T8のそれぞれのゲート電極G2、G4、…G8は、一方向に電流が流れるダイオードである結合ダイオードDc1、Dc2、…、Dc4と抵抗Rpとを介して、対応する発光サイリスタL1、L2、…、L4のゲート端子Gc1、Gc2、…、Gc4に接続されている。結合ダイオードDc1はゲート電極G2からゲート端子Gc1に向かって電流が流れる向きに接続されている。他の結合ダイオードDc2、Dc3、Dc4も同じである。
結合ダイオードDc1、Dc2、…、Dc4および抵抗Rpは、以下に説明するように、共に電位降下を生じさせる素子として働く。
第1転送サイリスタT1、T3、…、T7のカソード電極は第1クロック信号ライン72に接続されている。第2転送サイリスタT2、T4、…、T8のカソード電極は第2クロック信号ライン73に接続されている。
すなわち、第1転送サイリスタT1、T3、…、T7と第2転送サイリスタT2、T4、…、T8との違いは、それぞれのカソード電極が第1クロック信号ライン72と第2クロック信号ライン73とに接続されている点にある。
発光サイリスタL1、L2、…、L4のカソード端子は点灯信号ライン74に接続されている。
第1転送サイリスタT1のゲート電極G1にはスタートダイオードDsの一方の端子が接続され、スタートダイオードDsの他の端子は第2クロック信号ライン73に接続されている。スタートダイオードDsは第2クロック信号ライン73からゲート電極G1に向かって電流が流れる向きに接続されている。
発光サイリスタL1、L2、…、L4のアノード端子と、第1転送サイリスタT1、T3、…、T7および第2転送サイリスタT2、T4、…、T8のアノード電極とは、基板105の裏面共通電極に接続され、基準電位Vsub(ここでは、0Vと想定する。)が供給されている。
第1転送サイリスタT1、T3、…、T7および第2転送サイリスタT2、T4、…、T8のそれぞれのゲート電極G1、G2、…、G8は、負荷抵抗Rを介して、電源ライン71に接続され、電源電圧Vga(ここでは、−3.3Vと想定する。)が供給されている。
点灯信号ライン74、第1クロック信号ライン72、第2クロック信号ライン73は、それぞれ負荷抵抗を介して、点灯信号端子101a、第1クロック信号端子101b、第2クロック信号端子101cに接続されている。電源ライン71は電源端子101dに接続されている。
図6は、本実施の形態における自己走査型発光素子アレイを用いた発光素子チップ51の平面図である。発光素子チップ51は、基板105と、発光サイリスタL1、L2、…、L4と、第1転送サイリスタT1、T3、…、T7および第2転送サイリスタT2、T4、…、T8とを備えている。図6では、図5に対応して、4個の発光サイリスタL1、L2、…、L4、4個の第1転送サイリスタT1、T3、…、T7および4個の第2転送サイリスタT2、T4、…、T8の場合を示した。
発光サイリスタL1は独立した島として形成されている。第1転送サイリスタT1は接続ダイオードD1を含んだ島として形成されている。そこで、T1(D1)と表記した。第2転送サイリスタT2は接続ダイオードD2および結合ダイオードDc1を含んだ島として形成されている。そこで、T2(D2、Dc1)と表記した。他の発光サイリスタ、第1転送サイリスタおよび第2転送サイリスタなどについても同じにした。
点灯信号ライン74、第1クロック信号ライン72および第2クロック信号ライン73は、それぞれ負荷抵抗を介して点灯信号端子101a、第1クロック信号端子101bおよび第2クロック信号端子101cに接続されている。電源ライン71は電源端子101dに接続されている。
図7(a)は、図6の発光素子チップ51の破線で囲んだ発光サイリスタL4を含む部分の拡大平面図である。図7(b)は図7(a)のX−X線断面図である。図7(b)の断面図では、電源ライン71、第1クロック信号ライン72などの信号ラインを省略した。
図7(b)に示したように、発光素子チップ51は、基板105上に、p型の第1半導体層82、n型の第2半導体層83、p型の第3半導体層84およびn型の第4半導体層85が順に積層されたpnpn構造をなしている。基板105の裏面には裏面共通電極81が形成されている。
第1島140には、裏面共通電極81をアノード端子とし、n型の第4半導体層85の領域111に形成されたオーミック電極120をカソード端子とし、n型の第4半導体層85をエッチング除去してp型の第3半導体層84上に形成されたオーミック電極130をゲート端子(Gc4)とする発光サイリスタL4が形成されている。
第2島141には裏面共通電極81をアノード電極とし、n型の第4半導体層85の領域113に形成されたオーミック電極122をカソード電極とし、n型の第4半導体層85をエッチング除去してp型の第3半導体層84上に形成されたオーミック電極131をゲート電極(G8)とする第2転送サイリスタT8が形成されている。さらに、n型の第4半導体層85の領域114に形成されたオーミック電極123とオーミック電極131との間に形成された接続ダイオードD8と、n型の第4半導体層85の領域112に形成されたオーミック電極121とオーミック電極131との間に形成された結合ダイオードDc4とが形成されている。接続ダイオードD8および結合ダイオードDc4はp型の第3半導体層84とn型の第4半導体層85の間に形成されたpn接合を利用している。
第3島142にはn型の第4半導体層85をエッチング除去してp型の第3半導体層84上に形成されたオーミック電極132とオーミック電極133との間に負荷抵抗Rが形成されている。負荷抵抗Rはp型の第3半導体層84を利用している。
なお、抵抗Rpは半導体層や配線に起因する寄生抵抗を利用しているので図示していない。
図7(a)に示したように、負荷抵抗Rのオーミック電極132は第2転送サイリスタT8のゲート電極(G8)であるオーミック電極131に接続され、さらにこのオーミック電極131は接続ダイオードD7に接続されている。接続ダイオードD8のオーミック電極123は隣接する第1転送サイリスタT9(図示せず)のゲート電極に接続されている。結合ダイオードDc4のオーミック電極121は発光サイリスタL4のゲート端子(Gc4)であるオーミック電極130に接続されている。
第3島142のオーミック電極133は電源ライン71に、第2島141のオーミック電極122は第2クロック信号ライン73に、第1島140のオーミック電極120は点灯信号ライン74に接続されている。
ここでは説明を省略するが、第1転送サイリスタT7および接続ダイオードD7についても同じである。
なお、基板105をp型半導体としてもよく、基板105がp型の第1半導体層82を兼ねる場合にはp型の第1半導体層82を省略しても構わない。
ここでは、第1島140、第2島141、第3島142は別々の島として形成されているが、一部の層を共通としてもよく、さらに第2転送サイリスタT8、接続ダイオードD8、結合ダイオードDc4などを分離して形成してもよい。
図8(a)は、発光素子ヘッド100におけるB組の発光素子チップ51(#2および#4)の駆動を説明するタイムチャートである。前述したように発光素子チップ51の構成は同一である。
図4で説明したように、B組に属する発光素子チップ51の#2および#4の第1クロック信号端子101bには、すべての発光素子チップ51で共通の第1クロック信号φ1が供給される。発光素子チップ51の#2の第2クロック信号端子101cには、第2_1クロック信号φ2_1が供給され、発光素子チップ51の#4の第2クロック信号端子101cには、#2に供給されたものとは異なる第2_2クロック信号φ2_2が供給される。発光素子チップ51の#2および#4の点灯信号端子101aには、同じ第1点灯信号φI1が供給される。
まず、図5と図8(a)とによりB組の発光素子チップ51の#2の動作、すなわち発光素子チップ51単体の動作を説明する。
転送素子アレイ103の転送動作の開始について説明する。
初期状態では、第1転送サイリスタT1、T3、…、T7、第2転送サイリスタT2、T4、…T8および発光サイリスタL1、L2、…、L4のすべてがオフ状態にある。さらに、第1クロック信号φ1および第2_1クロック信号φ2_1はHレベル、例えば基準電位Vsubの0Vにある。このとき、ゲート電極G1、G2、…、G8の電位は、電源電圧Vgaの−3.3V(Lレベル)である。
この初期状態では、スタートダイオードDsが順バイアスであるので、第1転送サイリスタT1のゲート電極G1の電位は、Lレベルの状態からスタートダイオードDsのpn接合の順方向立上り電圧(拡散電位)Vdを引いた値になる。発光素子チップ51の特性からpn接合の順方向立上り電圧Vdを1.4Vとすると、第1転送サイリスタT1のゲート電極G1の電位は−1.4Vになる。
一般に、第1転送サイリスタ、第2転送サイリスタおよび発光サイリスタをオン状態にするためのオン電圧Vonは、ゲート電極の電位をVgとすると、Von < Vg − Vdで表せる。ここで、Vdは前述したpn接合の順方向立上り電圧(拡散電位)である。この結果、第1転送サイリスタT1のオン電圧Vonは−2Vdの−2.8Vになる。
図8(a)の時刻aで、第1クロック信号φ1を−2.8Vより低い電位、例えば電源電圧Vgaの−3.3V(Lレベル)とすると、第1転送サイリスタT1がオン状態になり、転送素子アレイ103の転送動作が開始する。
なお、第1クロック信号φ1と第2クロック信号φ2とが共にHレベルの状態にあるのは、初期状態のみである。
第1転送サイリスタT1がオン状態になると、ゲート電極G1の電位はHレベルの0Vに上昇する。この電位上昇の影響は順バイアスになった接続ダイオードD1によってゲート電極G2に伝えられる。これにより、ゲート電極G2の電位は−Vdの−1.4Vに設定され、第2転送サイリスタT2のオン電圧Vonは−2.8Vになる。
時刻bで、第2_1クロック信号φ2_1を−2.8Vより低いLレベルとすると、第2転送サイリスタT2はオン状態になり、ゲート電極G2の電位がHレベルの0Vに上昇する。ゲート電極G2の電位上昇の影響は順バイアスになった接続ダイオードD2によってゲート電極G3に伝えられる。これにより、ゲート電極G3の電位は−Vdの−1.4Vに設定され、第1転送サイリスタT3のオン電圧Vonは−2.8Vになる。
しかし、時刻dで、第2_1クロック信号φ2_1がHレベルになると、第2転送サイリスタT2はオフ状態になる。このため、ゲート電極G2の電位はLレベルの−3.3Vになり、ゲート電極G3の電位も−3.3Vに戻る。これにより、第1転送サイリスタT3のオン電圧Vonは−4.7Vになる。
なお、時刻dでは、第1クロック信号φ1はLレベルのままで、第1転送サイリスタT1はオン状態が維持されている。
第1転送サイリスタT1、第2転送サイリスタT2、第1転送サイリスタT3、…、第2転送サイリスタT8が順次オン状態になって転送動作が継続するためには、第1転送サイリスタT1および第2転送サイリスタT2に引き続き第1転送サイリスタT3がオン状態になることを要する。
しかし、前述したように時刻dにおいて、第2転送サイリスタT2がオフ状態になる。そこで、第1転送サイリスタT3をオン状態にするために、時刻gで第2_1クロック信号φ2_1をLレベルにして、再び第2転送サイリスタT2をオン状態にする。すると、前述したように第1転送サイリスタT3のオン電圧Vonは−2.8Vになる。その後、時刻hで第1クロック信号φ1をHレベルにして、第1転送サイリスタT1をオフ状態にする。さらに、時刻iで再び第1クロック信号φ1をLレベルにすることで、第2転送サイリスタT3をオン状態にする。次に、時刻jで第2_1クロック信号φ2_1をHにすると、第2転送サイリスタT2がオフ状態になる。これで、転送動作が第2転送サイリスタT2から第1転送サイリスタT3に引き継がれる。
第2_1クロック信号φ2_1がHレベルからLレベルになる時刻kから、時刻bに戻って周期Tを繰り返すことで、第1転送サイリスタT1と第2転送サイリスタT2とによる動作から、第1転送サイリスタT3と第2転送サイリスタT4とによる動作、さらにはそれ以降の動作へと動作が引き継がれていく。
以上説明したように、本実施の形態における自己走査型発光素子アレイの動作は、第1転送サイリスタT1がオン状態である間に、第2転送サイリスタT2がオン状態からオフ状態さらにオン状態へと変化する。
ここで、発光素子アレイ102の動作を説明する。
第1転送サイリスタT1がオン状態になると、第1転送サイリスタT1のもっとも近い位置にある発光サイリスタL1のゲート端子Gc1の電位は、接続ダイオードD1および結合ダイオードDc1によるそれぞれの順方向立上り電圧と抵抗Rpによる電圧降下(δ)とにより、−2Vd+δになる。発光素子チップ51の特性からδを−0.8Vとすると、発光サイリスタL1のゲート端子Gc1の電位は−3.6Vとなり、発光サイリスタL1のオン電圧Vonは、−3Vd+δの−5Vになる。発光サイリスタL2以降のオン電圧Vonはさらに負側に高い値となる。
これに対し、第1転送サイリスタT1に引き続いて第2転送サイリスタT2がオン状態になると、発光サイリスタL1のオン電圧Vonは−2Vd+δの−3.6Vに上昇する。一方、発光サイリスタL1の次に近い位置にある発光サイリスタL2のオン電圧Vonは、−4Vd+δの−6.4Vとなる。
ここで、第1点灯信号φI1をHレベル(0V)から−3.6Vと−5Vの間の電圧とする。第1転送サイリスタT1のみがオン状態のときは、発光サイリスタL1を始めとしてどの発光サイリスタも点灯しない。これに対し、第1転送サイリスタT1に続いて第2転送サイリスタT2がオン状態のときは、発光サイリスタL1のみが点灯する。
ここで、発光サイリスタL1のみが点灯した電圧を点灯電圧Sと呼び、そのレベルをSレベルと呼ぶ。
なお、第1転送サイリスタT3がオン状態のときは、ゲート電極G3の電位がHレベルの0Vに上昇する。しかし、接続ダイオードD2が逆バイアスとなるので、この電位上昇の影響はゲート電極G2には伝わらない。このため、ゲート電極G2の電位は−3.3Vで、発光サイリスタL1のオン電圧Vonは−6.9Vとなる。したがって、点灯電圧Sでは、発光サイリスタL1は点灯しない。
以上説明したように、第1クロック信号φ1がHレベルからLレベルになり、第1転送サイリスタT1、T3、…、T7のいずれかがオン状態になり、それに引き続き第2_1クロック信号φ2_1がHレベルからLレベルになって、第2転送サイリスタT2、T4、…、T8がオン状態になると、対応する発光サイリスタL1、L2、…、L4が点灯可能な状態になる。
すなわち、第1クロック信号φ1は、発光サイリスタL1、L2、…、L4を順次点灯させるための転送信号として働き、第2クロック信号φ2は発光サイリスタL1、L2、…、L4を点灯可能な状態にする信号として働く。
前述したように、実施の形態における発光サイリスタL1、L2、…、L4を点灯させるには、−3.6Vより絶対値が大きい負の電圧である点灯電圧Sを要するが、点灯後は、点灯電圧Sより絶対値の小さい負の電圧(維持電圧)Uで点灯を維持することができる。例えば、維持電圧Uを電源電圧Vgaの−3.3Vとすることができる。
なお、発光サイリスタL1、L2、…、L4が非点灯のとき、維持電圧Uのみでは発光サイリスタL1、L2、…、L4は点灯しない。
次に、B組の#4の発光素子チップ51の動作を説明する。B組の発光素子チップ51の#2と#4との違いは、図8(a)から分かるように、発光素子チップ51の#2には第2_1クロック信号φ2_1が、発光素子チップ51の#4には第2_2クロック信号φ2_2が供給されることにある。しかし、前述したように発光素子チップ51の#4は#2と構成は同一であるので、発光素子チップ51の#4の動作は前述した#2の発光素子チップ51と同じである。したがって、第1クロック信号φ1がHレベルからLレベルになり、第1転送サイリスタT1、T3、…、T7のいずれかがオン状態になり、それに引き続き第2_2クロック信号φ2_2がHレベルからLレベルになって第2転送サイリスタT2、T4、…、T8がオン状態になると、対応する発光サイリスタL1、L2、…、L4が点灯可能な状態になる。
B組を例として組を構成して駆動する場合の動作を説明する。始めに、第2_1クロック信号φ2_1と第2_2クロック信号φ2_2との違いについて説明する。
図8(b)は、第2_1クロック信号φ2_1および第2_2クロック信号φ2_2のHレベルとLレベルとの組み合わせを説明する図である。第2_1クロック信号φ2_1および第2_2クロック信号φ2_2は、HおよびLのレベルについて4つの取りうる組み合わせがある。これらの4つの場合を、期間t1〜t4に割り当てる。
すなわち、
期間t1(図8(a)に示す時刻bから時刻c):φ2_1がLでφ2_2がH
期間t2(図8(a)に示す時刻cから時刻d):φ2_1がLでφ2_2がL
期間t3(図8(a)に示す時刻dから時刻e):φ2_1がHでφ2_2がL
期間t4(図8(a)に示す時刻eから時刻f):φ2_1がHでφ2_2がH
である。
すなわち、第1クロック信号φ1の1周期である期間Tの間に、第2クロック信号φ2に期間t1から期間t4のように、発光サイリスタL1、L2、…、L4を点灯可能な状態にするための複数の期間が設けられている。
この結果、図8(a)に示すように、期間t1〜t4において、第2_1クロック信号φ2_1は“LLHH”と変化し、第2_2クロック信号φ2_2は“HLLH”と変化する。期間t4終了後は両信号ともHレベルにする。すなわち、第2_1クロック信号φ2_1と第2_2クロック信号φ2_2との違いは、Hレベルの期間とLレベルの期間とが異なることにある。
前述したように、第1クロック信号φ1がHレベルからLレベルになり、第1転送サイリスタT1、T3、…、T7のいずれかがオン状態になり、それに引き続き第2_1クロック信号φ2_1または第2_2クロック信号φ2_2がLレベルになって第2転送サイリスタT2、T4、…、T8がオン状態になると、対応する発光サイリスタL1、L2、…、L4が点灯可能な状態になる。発光サイリスタL1、L2、…、L4は、点灯可能な状態において、第1点灯信号φI1がHレベルからSレベルになると点灯する。
ここで、図8(a)に示すように第1点灯信号φI1を、点灯電圧Sを供給する点灯電圧期間tsと、それに引き続く点灯を維持する維持電圧Uを供給する維持電圧期間tuとからなる信号波形とする。前述したように維持電圧Uは、発光サイリスタL1、L2、…、L4がすでに点灯している場合には点灯状態を維持するが、発光サイリスタL1、L2、…、L4が非点灯であれば点灯させない。
本実施の形態では、点灯電圧期間tsがそれぞれ期間t1〜t4にある次の4つの点灯信号波形を設定する。
第1点灯信号波形φIa:期間t1に点灯電圧期間tsがある
第2点灯信号波形φIb:期間t2に点灯電圧期間tsがある
第3点灯信号波形φIc:期間t3に点灯電圧期間tsがある
第4点灯信号波形φId:期間t4に点灯電圧期間tsがある
ここで、点灯電圧期間tsは、期間t1〜期間t4の期間内にあって、期間t1〜期間t4を跨いではならない。なお、維持電圧期間tuは期間t1〜期間t4を跨いでもよい。維持電圧期間tuについては後述する。
発光素子チップ51の#2および#4のそれぞれの発光サイリスタL1を点灯させる場合において、各点灯信号波形を用いた場合を説明する。
期間t1〜t4において、発光素子チップ51の#2および#4に供給された第1クロック信号φ1はLレベルで第1転送サイリスタT1がオン状態になっている。
まず、第1点灯信号φI1として第1点灯信号波形φIaを用いた場合を説明する。
発光素子チップ51の#2は、第2_1クロック信号φ2_1が供給される期間t1で第2_1クロック信号φ2_1がLレベルであるため、第2転送サイリスタT2がオン状態になり、対応する発光サイリスタL1が点灯可能な状態になる。第1点灯信号波形φIaは期間t1で点灯電圧Sになるので、発光素子チップ51の#2の発光サイリスタL1が点灯する。
時刻dで、第2_1クロック信号φ2_1がHレベルになって、第2転送サイリスタT2がオフ状態になるが、それに関わらず、発光サイリスタL1の点灯状態は、第1点灯信号波形φIaの維持電圧期間tuの間、維持電圧Uによって維持される。
一方、発光素子チップ51の#4では、期間t1で第2_2クロック信号φ2_2がHレベルであるので、第2転送サイリスタT2はオフ状態である。したがって、期間t1で第1点灯信号波形φIaが点灯電圧Sとなっても、対応する発光サイリスタL1は非点灯のままである。
時刻cで、第2_2クロック信号φ2_2がLレベルになると、第2転送サイリスタT2がオン状態となるが、第2転送サイリスタT2がオン状態である期間t2および期間t3では第1点灯信号波形φIaは維持電圧Uであるので、発光サイリスタL1は点灯できず非点灯のままである。
次に、第1点灯信号φI1として第2点灯信号波形φIbを用いた場合を説明する。
発光素子チップ51の#2は、期間t1では第2_1クロック信号φ2_1がLレベルであるので、第2転送サイリスタT2がオン状態になり、対応する発光サイリスタL1が点灯可能な状態になる。しかし、第2点灯信号波形φIbは期間t1でHレベルなので、発光サイリスタL1は点灯しない。
期間t2でも、第2_1クロック信号φ2_1がLレベルであるので、第2転送サイリスタT2はオン状態を維持し、対応する発光サイリスタL1が点灯可能な状態にある。第2点灯信号波形φIbが期間t2でSレベルになるので、発光サイリスタL1が点灯する。
時刻dで、第2_1クロック信号φ2_1がHレベルになって、第2転送サイリスタT2がオフ状態になるが、それに関わらず、発光サイリスタL1の点灯状態は第2点灯信号波形φIbの維持電圧期間tuの間、維持電圧Uによって維持される。
一方、発光素子チップ51の#4は、期間t1で第2_2クロック信号φ2_2がHレベルであるので、第2転送サイリスタT2はオフ状態であり、対応する発光サイリスタL1は非点灯のままである。
時刻cで、第2_2クロック信号φ2_2がLレベルになると、第2転送サイリスタT2がオン状態となり、対応する発光サイリスタL1は点灯可能な状態になる。第2点灯信号波形φIbが期間t2でSレベルになるので、発光サイリスタL1が点灯する。
時刻eで、第2_2クロック信号φ2_2がHレベルになって、第2転送サイリスタT2がオフ状態になるが、それに関わらず、発光サイリスタL1の点灯状態は第2点灯信号波形φIbの維持電圧期間tuの間、維持電圧Uによって維持される。
ついで、第1点灯信号φI1として第3点灯信号波形φIcを用いた場合を説明する。
発光素子チップ51の#2は、期間t1および期間t2で第2_1クロック信号φ2_1がLレベルであるので、第2転送サイリスタT2がオン状態になり、対応する発光サイリスタL1は点灯可能な状態になる。しかし、第3点灯信号波形φIcは期間t1および期間t2でHレベルであるため、発光サイリスタL1は点灯しない。
時刻dで、第2_1クロック信号φ2_1がHレベルになると、第2転送サイリスタT2がオフ状態になり、発光サイリスタL1は点灯可能な状態になく、第3点灯信号波形φIcは期間t3でSレベルになっても、発光サイリスタL1は点灯しない。さらに期間t4では、第2転送サイリスタT2のオフ状態が維持されるので、発光サイリスタL1は点灯可能な状態にない。
一方、発光素子チップ51の#4は、期間t1で第2_2クロック信号φ2_2はHレベルであるので、第2転送サイリスタT2はオフ状態で、対応する発光サイリスタL1は点灯可能な状態になく、非点灯のままである。
時刻cで、第2_2クロック信号φ2_2がLレベルになると、第2転送サイリスタT2がオン状態となり、期間t2および期間t3において発光サイリスタL1が点灯可能な状態になる。期間t2で第3点灯信号波形φIcはHレベルであるので、発光サイリスタL1は点灯しない。しかし、期間t3で第3点灯信号波形φIcはSレベルになるので、発光サイリスタL1が点灯する。
時刻eで、第2_2クロック信号φ2_2がHレベルになって、第2転送サイリスタT2がオフ状態になるが、それに関わらず、発光サイリスタL1の点灯状態は第3点灯信号波形φIcの維持電圧期間tuの間、維持電圧Uによって維持される。
最後に、第1点灯信号φI1として第4点灯信号波形φIdを用いた場合を説明する。
発光素子チップ51の#2は、期間t1および期間t2では第2_1クロック信号φ2_1がLレベルであるので、第2転送サイリスタT2がオン状態になり、発光サイリスタL1が点灯可能な状態になる。しかし、第4点灯信号波形φIdは期間t1および期間t2ではHレベルなので、発光サイリスタL1は点灯しない。
時刻dで、第2_1クロック信号φ2_1がHレベルとなり、期間t3および期間t4では第2転送サイリスタT2がオフ状態になると、発光サイリスタL1は点灯可能な状態になく、非点灯のままである。
一方、発光素子チップ51の#4は、期間t1では第2_2クロック信号φ2_2は期間t1でHレベルであり、第2転送サイリスタT2はオフ状態であるので、発光サイリスタL1は点灯可能な状態になく、非点灯のままである。
時刻cで、第2_2クロック信号φ2_2がLレベルになると、第2転送サイリスタT2がオン状態となり、期間t2および期間t3において発光サイリスタL1が点灯可能な状態になる。しかし、第4点灯信号波形φIdは期間t2および期間t3においてHレベルであるので、発光サイリスタL1は非点灯のままである。
時刻eで第2_2クロック信号φ2_2がHレベルになり、第2転送サイリスタT2がオフ状態になると、発光サイリスタL1は点灯可能な状態になく、第4点灯信号波形φIdがSレベルになっても、発光サイリスタL1は非点灯のままである。
以上説明したことをまとめると、点灯信号波形により、発光素子チップ51の#2と#4の発光サイリスタL1の点灯/非点灯の組み合わせは次のように変わる。
第1点灯信号波形φIa:#2のL1が点灯、#4のL1が非点灯
第2点灯信号波形φIb:#2のL1が点灯、#4のL1が点灯
第3点灯信号波形φIc:#2のL1が非点灯、#4のL1が点灯
第4点灯信号波形φId:#2のL1の非点灯、#4のL1が非点灯
以上説明したように、期間t1〜t4に対応して供給タイミングが異なる第1点灯信号波形φIa〜第4点灯信号波形φIdを用いることで、組に属する複数の発光素子チップ51の発光サイリスタL1の点灯/非点灯を任意の組み合わせで制御しうる。さらに、この操作を繰り返すことで、組に属する発光素子チップ51の発光サイリスタL2、L3、…を順に制御しうる。
なお、組に属する複数の発光素子チップ51を共に非点灯とする場合、すなわち上述の第4点灯信号波形φIdに相当する場合には、第4点灯信号波形φIdの代わりに、点灯電圧期間tsおよび維持電圧期間tuを設けないで、点灯信号波形をHレベルのままとしてもよい。
なお、発光サイリスタL1の点灯期間は、点灯電圧期間tsと維持電圧期間tuを加えた期間で定まるため、任意に設定して構わない。しかし、維持電圧期間tuの終了時刻は、次の発光サイリスタL2の動作が開始する時刻kまでに設定するのが好ましい。
次に、発光素子ヘッド100の動作について説明する。
これまでB組について説明したが、他の組であるA組、C組およびD組についても同じである。図3で説明したように、異なる組には異なる点灯信号φI(第2点灯信号φI2、第3点灯信号φI3、第4点灯信号φI4)を用い、異なる組にも同じ第2クロック信号φ2(第2_1クロック信号φ2_1および第2_2クロック信号φ2_2)を共通に用いればよい。
これまでは2個の発光素子チップ51を1組とした発光素子ヘッド100の場合を説明した。
図9は、3個の発光素子チップ51、例えば図3の#2、#4、#6を1組とした発光素子ヘッド100を駆動する方法を説明する図である。
図9(a)に示すように、第2クロック信号φ2として組に属する発光素子チップ51毎に異なる3つの第2_1クロック信号φ2_1、第2_2クロック信号φ2_2および第2_3クロック信号φ2_3を設け、第1点灯信号φI1を共通に用いる。
第2_1クロック信号φ2_1、第2_2クロック信号φ2_2および第2_3クロック信号φ2_3は、図9(b)に示したように、時間軸上において取りうるHレベルとLレベルの8通りの組み合わせを8つの期間(期間t1〜期間t8)に対応させた波形とする。そして、図9(a)に示すように期間t1〜期間t8に対応して点灯電圧期間tsの供給タイミングが異なる8つの点灯信号波形φIa〜φIhから、いずれかを選択して第1点灯信号φI1とする。これにより、3個の発光素子チップ51のそれぞれの発光サイリスタL1、L2、L3、…を順に任意の組み合わせで点灯を制御しうる。
なお、組に属する発光素子チップ51をすべて非点灯とする場合、すなわち点灯信号波形φIhに相当する場合には、点灯信号波形φIhの代わりに、点灯電圧期間tsおよび維持電圧期間tuを設けないで、点灯信号波形をHレベルのままとしてもよい。
発光素子ヘッド100の全体では、組が異なると異なる点灯信号φI(第2点灯信号φI2、第3点灯信号φI3、…)を用い、組が異なっても共通の第2クロック信号φ2(第2_1クロック信号φ2_1、第2_2クロック信号φ2_2および第2_3クロック信号φ2_3)を共通に用いればよい。
さらに、4個以上の発光素子チップ51を1組としてもよく、組数も任意に設定しうる。
図10は発光素子ヘッド100の信号バスライン数の削減効果を説明する図である。ここでは、M×N個の発光素子チップ51を配列するとして説明する。MおよびNは2以上の整数である。図10(a)は、M個の発光素子チップ51を1組とし、N組で駆動した場合を示し、図10(b)は、M×N個の発光素子チップ51を個別に駆動した場合を示した。発光素子チップ51の駆動に必要なバスラインの内、第1クロック信号バスライン、電源バスライン、基準電位バスラインは全発光素子チップ51で共通に用いるので図示していない。
図10(a)の組を構成して駆動した場合を説明する。
発光素子チップ51の#11〜#1Mが第1組を構成する。
第2クロック信号φ2としては、第1組の発光素子チップ51の#11〜#1Mにそれぞれ異なった信号、すなわち第2_1クロック信号φ2_1〜第2_Mクロック信号φ2_Mが供給される。具体的には、時間軸上で点灯電圧期間tsが異なるように2^M個の期間を設けた信号である。
第1点灯信号φI1は第1組で共通である。
発光素子ヘッド100では、組が異なるとN個の異なる点灯信号φI(第1点灯信号φI1〜第N点灯信号φIN)を用いる。一方、組が異なっても第2クロック信号φ2としてはM個の第2_1クロック信号φ2_1〜第2_Mクロック信号φ2_Mを共通に用いる。この結果、点灯信号バスライン数はN本、第2クロック信号バスライン数はM本となり、第1クロック信号バスラインを加えて、信号バスライン数はM+N+1本になる。
図10(b)の個別に駆動した場合を説明する。
第2クロック信号φ2はすべての発光素子チップ51で共通である。しかし、点灯信号φIは、発光素子チップ51毎に異なるM×N個の第1点灯信号φI1〜第M×N点灯信号φIM×Nを用いる。この結果、点灯信号バスライン数はM×N本となり、第1クロック信号バスラインと第2クロック信号バスラインを加えて、信号バスライン数はM×N+2本になる。
この結果、組を構成して駆動した場合に削減される信号バスライン数はM×N−(M+N)+1になる。
図3に示した発光素子チップ51が8個で2個を1組とした場合は、前述したように組に属する発光素子チップ51の数Mが2で異なる組の数Nが4となる。よって、信号バスライン数は7本となる。個別に駆動した場合の信号バスライン数は10本であるので、3本の削減になる。
また、発光素子チップ51が16個で2個を1組とした場合は、組に属する発光素子チップ51の数Mが2で異なる組の数Nが8となる。よって、信号バスライン数は11本となる。個別に駆動した場合の信号バスライン数は18本であるので、7本の削減になる。
さらに、発光素子チップ51が114個で2個を1組とした場合は、組に属する発光素子チップ51の数Mが2で異なる組の数Nが57となる。よって、信号バスライン数は60本となる。個別に駆動した場合の信号バスライン数は116本であるので、56本の削減になる。
すなわち、発光素子チップ51の数が多いほど信号バスライン数の削減効果は大きい。
組に属する発光素子チップ51の数および組の数についての他の組合わせについても計算しうる。
なお、図10は、信号バスライン数の削減効果を示すことを目的としたため、M×N個の発光素子チップ51を千鳥状に配列していないが、図3のようにM×N個の発光素子チップ51を千鳥状に配列し、図10に示した接続関係に基づいて信号バスラインを設ければよい。
ここでは、1組の発光素子チップ51の数をMとしたが、異なる組毎に組に属する発光素子チップ51の数が異なってもよく、すべての組で発光素子チップ51の数がM未満であってもよい。
本実施の形態である自己走査型発光素子アレイでは、図5で示したように、発光素子L1、L2、…の点灯電圧Sは−3.6Vより絶対値が大きい負の電圧であることを説明した。また、維持電圧Uとして電源電圧Vgaの−3.3Vが用いうることを説明した。そこで、点灯電圧Sを供給する電源を設けず、電源電圧Vgaからオーバーシュート回路で点灯電圧Sを発生させてもよい。なお、オーバーシュート回路には、コンデンサに蓄積した電荷を利用する、いわゆるチャージポンプ回路などが用いうる。
本実施の形態では、電位降下を生じさせる素子として結合ダイオードDc1、Dc2、…、Dc4を設けたが、設けなくても構わない。結合ダイオードDc1、Dc2、…、Dc4を設けない場合には、第1転送サイリスタT1がオン状態で第2転送サイリスタT2がオフ状態では、発光サイリスタL1のオン電圧Vonが−3.6Vとなる。一方、第1転送サイリスタT1および第2転送サイリスタT2がオン状態では、発光サイリスタL1のオン電圧Vonは−2.2Vとなる。したがって、−2.2Vと−3.6Vの間の電圧を点灯電圧Sとし、これより絶対値で小さい負の維持電圧Uを用いれば駆動が行われることになる。
また、本実施の形態において、発光サイリスタL1、L2、…、L4のゲート端子Gc1、Gc2、…、Gc4のそれぞれを、負荷抵抗Rを介して予め定められた電源に接続してもよい。これにより、点灯可能な状態に設定された発光サイリスタを除く他の発光サイリスタのゲート電極の電位を電源電圧にプルダウンして、誤動作により点灯するのを防止しうる。
本発明の実施の形態では、第1転送サイリスタ、第2転送サイリスタのアノード電極および発光サイリスタのアノード端子を基準電圧Vsubにした3端子のサイリスタの場合について説明したが、第1転送サイリスタ、第2転送サイリスタのカソード電極および発光サイリスタのカソード端子を基準電位Vsubとした3端子のサイリスタの場合も、回路の極性を変更することによって用いうる。
本発明の実施の形態では、発光素子チップ51をGaAs系の半導体で構成していたが、これに限られるものではなく、例えばGaP等、イオン注入によるp型半導体、n型半導体の製作が困難な化合物半導体を用いてもよい。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。 本実施の形態が適用される露光装置の構成を示した図である。 発光素子チップの構成および発光素子ヘッドの構成を説明した概略図である。 発光素子ヘッドの構成の部分拡大図である。 本実施の形態における自己走査型発光素子アレイを用いた発光素子チップの等価回路を示した図である。 本実施の形態における自己走査型発光素子アレイを用いた発光素子チップの平面図である。 本実施の形態における自己走査型発光素子アレイを用いた発光素子チップの拡大平面図および断面図である。 発光素子ヘッドにおける発光素子チップの組の駆動を説明するタイムチャートおよび第2クロック信号のHレベルとLレベルの組み合わせを説明する図である。 3個の発光素子チップを1組とした発光素子ヘッドを駆動する方法を説明する図である。 発光素子ヘッドの信号バスライン数の削減効果を説明する図である。
符号の説明
1…画像形成装置、11、11Y、11M、11C、11K…画像形成ユニット、14…露光装置、51…発光素子チップ、52…プリント基板、100…発光素子ヘッド、102…発光素子アレイ、103…転送素子アレイ、105…基板、110…信号発生回路

Claims (6)

  1. 複数の転送素子と当該複数の転送素子に対応して設けられた複数の発光素子とがそれぞれ配列された複数の発光素子チップと、
    前記複数の発光素子チップをN組(Nは2以上の整数)に分け、当該N組のそれぞれの組の発光素子チップに共通に供給される複数の点灯信号を供給する点灯信号供給手段と、
    前記複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップにおける前記複数の発光素子のそれぞれの発光素子を順次点灯させるための転送信号としての第1クロック信号を当該複数の発光素子チップに共通に供給すると共に、当該発光素子を点灯可能な状態にするため、前記N組のそれぞれの組に含まれる複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップにそれぞれ供給される複数の第2クロック信号を前記N組のそれぞれの組に共通に供給するクロック信号供給手段とを備え、
    前記クロック信号供給手段は、前記第1クロック信号により、前記複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップの前記複数の転送素子のいずれか1つの転送素子をオン状態にしている期間に、前記複数の第2クロック信号のそれぞれの第2クロック信号に、前記組に含まれる複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップを点灯または非点灯のいずれか一方に設定するための組み合わせの数によって決まる複数の期間を設け、当該複数の期間のそれぞれの期間に対応する前記組み合わせに基づいて、オン状態の転送素子に前記順次点灯の方向に隣接する転送素子をオン状態に設定するように当該複数の第2クロック信号を供給し、
    前記点灯信号供給手段は、前記複数の点灯信号のそれぞれの点灯信号を、前記複数の第2クロック信号のそれぞれの第2クロック信号に設けられた前記複数の期間のうち、前記N組のそれぞれの組の点灯させる発光素子チップの組み合わせに対応する期間において供給を開始する
    ことを特徴とする発光素子ヘッド。
  2. 前記クロック信号供給手段の供給する前記複数の第2クロック信号は、前記第1クロック信号により前記複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップの前記複数の転送素子のいずれか1つの転送素子をオン状態にしている期間の終了時刻に、前記隣接する転送素子をオン状態に設定する期間をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の発光素子ヘッド。
  3. 前記複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップの前記複数の発光素子のそれぞれの発光素子は、前記複数の転送素子のそれぞれの転送素子に対して一つ置きに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子ヘッド。
  4. 前記発光素子チップは、
    それぞれがアノード電極、カソード電極およびゲート電極を有し、当該アノード電極または当該カソード電極に対し、前記第1クロック信号が供給される複数の第1転送サイリスタと、
    それぞれがアノード電極、カソード電極およびゲート電極を有し、当該アノード電極または当該カソード電極に対し、前記第2クロック信号が供給される複数の第2転送サイリスタと、
    前記複数の第1転送サイリスタのそれぞれの第1転送サイリスタと、前記複数の第2転送サイリスタのそれぞれの第2転送サイリスタとを列方向に交互に接続するように、それぞれの前記ゲート電極間にそれぞれ接続される複数のダイオードと、
    それぞれがアノード端子、カソード端子およびゲート端子を備え、前記第2転送サイリスタの前記ゲート電極に、当該ゲート端子が接続され、当該アノード端子または当該カソード端子には前記点灯信号が供給される複数の発光サイリスタと
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の発光素子ヘッド。
  5. 前記点灯信号は、前記複数の発光サイリスタのそれぞれの発光サイリスタを点灯させる電圧が当該発光サイリスタに印加される点灯電圧期間と、それに引き続く当該発光サイリスタの点灯を維持する電圧が当該発光サイリスタに印加される維持電圧期間とを有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の発光素子ヘッド。
  6. 像保持体と、
    前記像保持体を帯電する帯電手段と、
    複数の転送素子と当該複数の転送素子に対応して設けられた複数の発光素子とがそれぞれ配列された複数の発光素子チップと、当該複数の発光素子チップをN組(Nは2以上の整数)に分け、当該N組のそれぞれの組の発光素子チップに共通に供給される複数の点灯信号を供給する点灯信号供給手段と、当該複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップにおける当該複数の発光素子のそれぞれの発光素子を順次点灯させるための転送信号としての第1クロック信号を当該複数の発光素子チップに共通に供給すると共に、当該発光素子を点灯可能な状態にするため、当該N組のそれぞれの組に含まれる複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップにそれぞれ供給される複数の第2クロック信号を当該N組のそれぞれの組に共通に供給するクロック信号供給手段とを備え、当該クロック信号供給手段は、当該第1クロック信号により、当該複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップの当該複数の転送素子のいずれか1つの転送素子をオン状態にしている期間に、当該複数の第2クロック信号のそれぞれの第2クロック信号に、当該組に含まれる複数の発光素子チップのそれぞれの発光素子チップを点灯または非点灯のいずれか一方に設定するための組み合わせの数によって決まる複数の期間を設け、当該複数の期間のそれぞれの期間に対応する当該組み合わせに基づいて、オン状態の転送素子に当該順次点灯の方向に隣接する転送素子をオン状態に設定するように当該複数の第2クロック信号を供給し、当該点灯信号供給手段は、当該複数の点灯信号のそれぞれの点灯信号を、当該複数の第2クロック信号のそれぞれの第2クロック信号に設けられた当該複数の期間のうち、当該N組のそれぞれの組の点灯させる発光素子チップの組み合わせに対応する期間において供給を開始する発光素子ヘッドを備え、帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像保持体に形成された前記静電潜像を現像する現像手段と、
    前記像保持体に現像された画像を被転写体に転写する転写手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2008287649A 2008-11-10 2008-11-10 発光素子ヘッドおよび画像形成装置 Expired - Fee Related JP4803238B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008287649A JP4803238B2 (ja) 2008-11-10 2008-11-10 発光素子ヘッドおよび画像形成装置
US12/427,913 US8194111B2 (en) 2008-11-10 2009-04-22 Light-emitting element head, light-emitting element chip, image forming apparatus and signal supply method
EP09160195A EP2184649A3 (en) 2008-11-10 2009-05-14 Light-emitting element head, light-emitting element chip, image forming apparatus and signal supply method
CN2009101375757A CN101740558B (zh) 2008-11-10 2009-05-14 发光元件头、发光元件芯片、图像形成设备和信号供给方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008287649A JP4803238B2 (ja) 2008-11-10 2008-11-10 発光素子ヘッドおよび画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010111085A JP2010111085A (ja) 2010-05-20
JP4803238B2 true JP4803238B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=42035507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008287649A Expired - Fee Related JP4803238B2 (ja) 2008-11-10 2008-11-10 発光素子ヘッドおよび画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8194111B2 (ja)
EP (1) EP2184649A3 (ja)
JP (1) JP4803238B2 (ja)
CN (1) CN101740558B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4682231B2 (ja) 2008-08-01 2011-05-11 株式会社沖データ 光プリントヘッドおよび画像形成装置
JP4683157B1 (ja) 2010-03-23 2011-05-11 富士ゼロックス株式会社 発光装置、発光装置の駆動方法、プリントヘッドおよび画像形成装置
US8692859B2 (en) 2010-05-10 2014-04-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Light-emitting device, light-emitting array unit, print head, image forming apparatus and light-emission control method
JP5760586B2 (ja) 2011-03-29 2015-08-12 富士ゼロックス株式会社 発光装置、プリントヘッドおよび画像形成装置
KR102139681B1 (ko) 2014-01-29 2020-07-30 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 발광소자 어레이 모듈 및 발광소자 어레이 칩들을 제어하는 방법
JP7021529B2 (ja) * 2017-12-20 2022-02-17 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 発光部品、プリントヘッド及び画像形成装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2577089B2 (ja) * 1988-11-10 1997-01-29 日本板硝子株式会社 発光装置およびその駆動方法
JP3308801B2 (ja) 1996-03-06 2002-07-29 キヤノン株式会社 記録素子アレイ
JP3982932B2 (ja) * 1998-12-11 2007-09-26 株式会社沖データ Ledアレイヘッド
JP4411723B2 (ja) * 2000-02-14 2010-02-10 富士ゼロックス株式会社 自己走査型発光素子アレイ
JP4284983B2 (ja) * 2002-12-03 2009-06-24 富士ゼロックス株式会社 自己走査型発光素子アレイチップおよび光書込みヘッド
JP4763404B2 (ja) * 2005-09-27 2011-08-31 京セラ株式会社 発光装置および画像形成装置
WO2007097347A1 (ja) 2006-02-20 2007-08-30 Kyocera Corporation 発光素子アレイ、発光装置および画像形成装置
JP5200360B2 (ja) * 2006-09-29 2013-06-05 富士ゼロックス株式会社 露光装置および画像形成装置
EP2169731B1 (en) * 2007-06-25 2012-10-31 Kyocera Corporation Light-emitting element array, light-emitting device, and image forming device
JP4545203B2 (ja) * 2008-03-18 2010-09-15 株式会社沖データ 光プリントヘッドおよび画像形成装置
US8098271B2 (en) * 2008-08-22 2012-01-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Exposure device, light-emitting device, image forming apparatus and failure diagnosing method
JP4656227B2 (ja) * 2008-11-11 2011-03-23 富士ゼロックス株式会社 発光素子ヘッドおよび画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2184649A2 (en) 2010-05-12
US20100118108A1 (en) 2010-05-13
JP2010111085A (ja) 2010-05-20
US8194111B2 (en) 2012-06-05
CN101740558A (zh) 2010-06-16
EP2184649A3 (en) 2011-04-06
CN101740558B (zh) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2184171B1 (en) Light-emitting element chip
US8305415B2 (en) Light-emitting device including a light-up controller, driving method of self-scanning light-emitting element array and print head including the same
JP5874678B2 (ja) 発光部品、プリントヘッド、画像形成装置及び発光部品の製造方法
JP4656227B2 (ja) 発光素子ヘッドおよび画像形成装置
JP4803238B2 (ja) 発光素子ヘッドおよび画像形成装置
KR20110031077A (ko) 발광 장치, 프린트 헤드 및 화상 형성 장치
US8754354B2 (en) Light-emitting device including a memory thyristor array, print head and image forming apparatus including the same
JP5724520B2 (ja) 発光チップ、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP5884767B2 (ja) 発光部品、プリントヘッド及び画像形成装置
JP2010064338A (ja) 発光装置、露光装置および画像形成装置
JP6413473B2 (ja) 発光装置および画像形成装置
CN114675515A (zh) 打印头及图像形成装置
JP2011025459A (ja) 発光素子ヘッド、画像形成装置、発光素子ヘッドの光量補正方法およびプログラム
US8325210B2 (en) Light-emitting device, driving method of light-emitting device, print head and image forming apparatus
JP2011066163A (ja) 発光チップ、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP5664096B2 (ja) 発光装置、発光装置の駆動方法、発光チップ、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP2008126589A (ja) 露光装置およびそれを備える画像形成装置
JP6696132B2 (ja) 発光部品、プリントヘッド及び画像形成装置
JP5316589B2 (ja) 発光装置、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP2011194827A (ja) 露光装置、露光装置の駆動方法、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP2012020498A (ja) 発光装置、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP2012056209A (ja) 発光装置、発光装置の駆動方法、プリントヘッドおよび画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4803238

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees