JP4798136B2 - 車両用電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents

車両用電動パーキングブレーキ装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用電動パーキングブレーキ装置に関し、特に、車体に組付けられる電動アクチュエータと一対のパーキングブレーキ装置との間にそれぞれケーブルが装着されていて、前記電動アクチュエータの作動が前記各ケーブルを介して前記各パーキングブレーキ装置に伝達されるように構成されている車両用電動パーキングブレーキ装置に関する。
この種の車両用電動パーキングブレーキ装置の一つとして、前記電動アクチュエータが、車体に組付けられるハウジングと、このハウジングに組付けられる電気モータと、前記ハウジング内に組付けられて前記電気モータの回転駆動力を直線的な駆動力に変換する変換機構と、この変換機構により変換された直線駆動力によって駆動されるとともに直線駆動力を二つの出力部に分配するイコライザを備えており、前記各ケーブルが、前記イコライザの各出力部に一端部にて連結されるとともに他端部にて前記各パーキングブレーキ装置の作動部材に連結されるインナーワイヤと、このインナーワイヤの両端部以外の外周を被覆し一端部にて前記ハウジングに設けたアウターチューブ取付部に移動不能に組付けられるとともに他端部にて前記作動部材を保持する保持部材に移動不能に組付けられるアウターチューブを備えているものがあり、例えば、下記特許文献1に記載されている。
特開2006−17158号公報
上記した特許文献1に記載されている車両用電動パーキングブレーキ装置においては、イコライザの各出力部と各インナーワイヤの一端部を連結する連結手段として、イコライザの各出力部(インナーワイヤ側に向けて開口するU字状に形成されている揺動部)に設けられてワイヤ長手方向に対して直交する方向に貫通する一対の貫通孔と、これら貫通孔の一方に設けられて同貫通孔の一部をワイヤ長手方向および貫通孔に対して直交する方向に開口させる切欠が採用されている。また、各インナーワイヤの一端部に、ワイヤ長手方向に対して直交するI字状連結部が一体的に設けられていて、このI字状連結部が、その一部を上記した切欠を通して挿通され、両端部にて上記した一対の貫通孔に嵌合固定されている。
また、上記した特許文献1に記載されている車両用電動パーキングブレーキ装置においては、上記したインナーワイヤの外周を被覆するアウターチューブの一端部に環状溝が形成されていて、この環状溝にハウジングの一部が嵌合するようにして、アウターチューブの一端部がハウジングにより移動不能に保持されるように構成されている。
上記した特許文献1に記載されている車両用電動パーキングブレーキ装置では、ハウジング内に組付けられているイコライザの各出力部(揺動部)に対して、各インナーワイヤの一端部に設けたI字状連結部を組付けるとともに、各アウターチューブの一端部に形成した環状溝にハウジングの一部が嵌合するようにして、各アウターチューブの一端部をハウジングの一部に組付ける必要がある。このため、電動アクチュエータの組立工程中に各ケーブルを組付ける必要があり、ハウジングにイコライザ、インナーワイヤ、アウターチューブ等を組付けた状態では、ハウジングと各ケーブルを一体で取り扱う必要がある。したがって、生産ラインにおける途中の工程にて、長くて取り扱いが不便なケーブルを扱う必要があり、生産性が悪い。また、各ケーブルを交換する場合などには、ハウジングを分解・再組付する必要があり、市場でのサービス性も悪い。
また、上記した特許文献1に記載されている車両用電動パーキングブレーキ装置では、各インナーワイヤの一端部に設けたI字状連結部がその両端部にてイコライザの出力部(揺動部)に設けた一対の貫通孔に嵌合固定されている構成であり、I字状連結部とイコライザの連結が確実に保持し難く、何らかの要因でI字状連結部がイコライザから外れるおそれがあり、信頼性が不足している。
本発明は、上記した課題に対処すべくなされたものであり、上記した車両用電動パーキングブレーキ装置において、前記イコライザがパーキングブレーキが解除される初期位置にあるとき、同イコライザの各出力部から前記ハウジングの前記各アウターチューブ取付部までの間に、前記各インナーワイヤの一端部を導入可能な案内路を構成する案内部材が、前記イコライザに組付けられていて、前記各インナーワイヤの一端部がハウジング外から前記案内路を通して前記イコライザの各出力部に連結され、前記各アウターチューブの一端部がハウジング外から前記ハウジングの前記各アウターチューブ取付部に組付けられることに特徴がある。
本発明による車両用電動パーキングブレーキ装置においては、各インナーワイヤの一端部をハウジング外から案内部材の案内路を通してイコライザの各出力部に連結することが可能であるとともに、各アウターチューブの一端部をハウジング外からハウジングのアウターチューブ取付部に組付けることが可能である。このため、ハウジングへの各種部品の組付後(ケーブルをハウジングに組付けない状態での電動アクチュエータのサブアッシィ化後)において、ケーブルにおけるハウジング側端部の組付を該当部分の構成部品のみの組付で行うことが可能であり、生産ラインにおいてケーブルは途中工程でハウジングに組付けた状態で取り扱う必要がないため、生産性が極めてよい。
本発明の実施に際して、前記案内路は前記各インナーワイヤの一端部を導入・導出可能であり、前記各インナーワイヤの一端部はハウジング外から前記案内路を通して前記イコライザの各出力部に脱着可能に連結され、前記各アウターチューブの一端部はハウジング外から前記ハウジングの前記各アウターチューブ取付部に脱着可能に組付けられることも可能である。この場合には、ケーブルにおけるハウジング側端部の脱着(分解・再組付)が、ハウジングを分解することなく、該当部分の構成部品のみの脱着で可能であり、市場でのサービス性が極めてよい。
また、本発明の実施に際して、前記各インナーワイヤの一端部には、同インナーワイヤのワイヤ長手方向に対して直交するI字状連結部が一体的に設けられ、前記イコライザの各出力部には平行な二つの係合部が形成されていて、これら各係合部間には前記案内路が通じており、前記各係合部には前記I字状連結部の中央部を中心とした回転を許容するとともに前記I字状連結部のワイヤ長手方向への移動を所定量許容する挿通孔がそれぞれ形成されていて、これら各挿通孔のアウターチューブ取付部側端部には前記I字状連結部の各端部と係合可能な係止部が設けられていることも可能である。この場合には、各インナーワイヤの一端部とイコライザの各出力部との連結部の構成をシンプルとすることができて安価に実施することが可能である。
この場合において、前記イコライザには前記I字状連結部の各端部を前記係止部に向けて弾撥的に付勢するスプリングが設けられていることも可能である。この場合には、インナーワイヤの一端部に設けたI字状連結部とイコライザの出力部に設けた係止部との係合をスプリングによって弾撥的に保持することができて、インナーワイヤとイコライザの連結部での信頼性を高めることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記I字状連結部の各端部が前記挿通孔の前記係止部に係合可能である状態にて、前記I字状連結部の中央部を中心とした回転を規制する回転規制部材が、ハウジング外から前記案内路に導入可能であってもよい。この場合には、I字状連結部の中央部を中心とした回転が回転規制部材により規制されて、インナーワイヤの一端部に設けたI字状連結部とイコライザの出力部に設けた係止部との係合が保証されるため、インナーワイヤの引張り力が低下したときにも、インナーワイヤのI字状連結部がイコライザの出力部に設けた係止部に対して回転し難く、インナーワイヤとイコライザの連結部での信頼性を極めて高いものとすることが可能である。
また、本発明の実施に際して、電動アクチュエータのハウジング内にて前記イコライザに組付けられる前記案内部材は樹脂で形成されていることが好ましい。この場合には、車両の振動等により案内部材がハウジング内にて移動しても、イコライザ等を含むハウジング内部は案内部材によって損傷を受けることが殆どない。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7は本発明による車両用電動パーキングブレーキ装置を示していて、この電動パーキングブレーキ装置では、車体に組付けられる電動アクチュエータEAと一対のパーキングブレーキ装置PBa,PBbとの間にそれぞれケーブル10,20が装着されていて、電動アクチュエータEAの作動が各ケーブル10,20を介して各パーキングブレーキ装置PBa,PBbに伝達されるように構成されている。
電動アクチュエータEAは、車体に組付けられるハウジング30と、このハウジング30のハウジング本体31にケーシング41を介して組付けられる電気モータEMと、ハウジング本体31とケーシング41間に設けられて電気モータEMの出力である回転駆動力を減速して伝達する減速機構A1と、ハウジング30内に組付けられて減速機構A1を介して伝達される電気モータEMの回転駆動力を直線駆動力(直線的な駆動力)に変換する変換機構B1と、この変換機構B1により変換された直線駆動力によって駆動されるとともに直線駆動力を二つの出力部51,52に分配するイコライザ50を備えている。
図1に示したハウジング30では、そのハウジング本体31の上方に開口31aが設けられていて、この開口31aを通してハウジング30内に変換機構B1やイコライザ50等の各種部品を組付けること或いは各種部品を脱着交換することが可能である。なお、ハウジング30は、ハウジング本体31と、これに脱着可能で開口31aを密封可能なハウジングカバー(図示省略)によって構成されている。
また、電動アクチュエータEAは、両ケーブル10,20におけるインナーワイヤ11,21に作用する引張力を検出可能で電気信号を電気制御装置ECUに出力する張力センサTSを備えている。なお、減速機構A1と変換機構B1の連結部位には、ワンウェイ動力伝達機構C1が介装されている。ワンウェイ動力伝達機構C1は、ねじ軸61上に組付けられていて、電気モータEMおよび減速機構A1から変換機構B1への回転駆動力は伝達するが、変換機構B1から減速機構A1への回転駆動力の伝達は阻止して、電気モータEMの正回転駆動停止時に、パーキングブレーキ装置PBa,PBbの制動状態を保持可能である。
電気モータEMは、ハウジング本体31の一側に組付けたケーシング41に組付けられていて、電気制御装置ECUによって作動を制御されるようになっている。この電気モータEMは、例えば、運転者が制動スイッチSW1を操作することにより正方向に回転駆動され、運転者が解除スイッチSW2を操作することにより逆方向に回転駆動されるようになっている。
減速機構A1は、ハウジング本体31とケーシング41間の収容部内に組み込まれていて、電気モータMEの出力軸(図示省略)に組付けられて一体的に回転する入力小歯車(図示省略)と、ねじ軸61の端部に回転可能に組付けられてワンウェイ動力伝達機構C1の入力部にトルク伝達可能に連結されている出力大歯車AG1を備えている。また、減速機構A1は、ハウジング本体31とケーシング41に回転可能に組付けられて入力小歯車と常時噛合する中間大歯車(図示省略)と、この中間大歯車と一体的に回転可能であり出力大歯車AG1と常時噛合する中間小歯車(図示省略)を備えている。このため、電気モータMEの出力は、入力小歯車、中間大歯車、中間小歯車を経て出力大歯車AG1に減速されて伝達される。
変換機構B1は、ワンウェイ動力伝達機構C1の出力部にトルク伝達可能に連結されているねじ軸61を入力要素とし、このねじ軸61に螺合して組付けたナット62を出力要素とする構成であり、ねじ軸61が正方向に回転駆動されることによりナット62が図1右方の解除位置(図示実線の初期位置)から図1左方の制動位置(図示仮想線の移動位置)に向けてねじ軸61の軸線方向に移動され、また、ねじ軸61が逆方向に回転駆動されることによりナット62が図1右方の解除位置に向けてねじ軸61の軸線方向に移動されるようになっている。
ねじ軸61は、各ケーブル10,20におけるインナーワイヤ11,21の移動方向を軸方向として配置されていて、雄ねじ(雄ねじの条数や形状は適宜変更可能である)を有しており、ハウジング本体31に対して軸方向に僅かに(張力センサTSにて両ケーブル10,20のインナーワイヤ11,21に作用する引張力を検出可能な程度に)移動可能かつ回転可能に組付けられている。ナット62は、連結ピン63を介してイコライザ50と連結されていて、イコライザ50を揺動可能(連結ピン63周りに回動可能)に支持している。
イコライザ50は、ナット62に作用する直線駆動力を二つの出力部51,52に等分に分配するものであり、その中央部にてナット62に設定量(例えば、図1の状態から左右に20度程度)揺動可能に組付けられている。また、イコライザ50は、一方の出力部51にて、一方のケーブル10におけるインナーワイヤ11の一端部11aと連結され、他方の出力部52にて、他方のケーブル20におけるインナーワイヤ21の一端部21aと連結されている。
一方のケーブル10は、イコライザ50の一方の出力部51に一端部11aにて脱着可能に連結されるとともに他端部11bにて一方のパーキングブレーキ装置PBaの作動部材PBa1に脱着可能に連結されるインナーワイヤ11と、このインナーワイヤ11の両端部以外の外周を被覆し一端部12aにてハウジング本体31に設けたアウターチューブ取付部31bに脱着可能かつ移動不能に組付けられるとともに他端部(図示省略)にて作動部材PBa1を保持する保持部材(図示省略)に脱着可能かつ移動不能に組付けられるアウターチューブ12を備えている。
他方のケーブル20は、イコライザ50の他方の出力部52に一端部21aにて脱着可能に連結されるとともに他端部21bにて他方のパーキングブレーキ装置PBbの作動部材PBb1に脱着可能に連結されるインナーワイヤ21と、このインナーワイヤ21の両端部以外の外周を被覆し一端部22aにてハウジング本体31に設けたアウターチューブ取付部31cに脱着可能かつ移動不能に組付けられるとともに他端部(図示省略)にて作動部材PBb1を保持する保持部材(図示省略)に脱着可能かつ移動不能に組付けられるアウターチューブ22を備えている。
インナーワイヤ11の一端部11aと、インナーワイヤ21の一端部21aは、同一形状に形成されているため、インナーワイヤ11の一端部11aについて詳細に説明し、インナーワイヤ21の一端部21aについての説明は省略する。インナーワイヤ11の一端部11aは、図2および図3に示したように、インナーワイヤ11のワイヤ長手方向に延びる軸部xと、この軸部xの先端に一体的に設けられてインナーワイヤ11のワイヤ長手方向に対して直交するI字状連結部yを有していて、全体としてT字状(図2参照)とされている。なお、I字状連結部yの両端部(図2の上下両端部)は、図1に示したように半円形状に形成されている。
イコライザ50の各出力部51,52は、同一形状に形成されているため、一方の出力部51について詳細に説明し、他方の出力部52についての説明は省略する。出力部51は、図1〜図3に示したように、インナーワイヤ11側に向けて開口する断面U字状に形成されていて、上下一対で平行な二つの係合片部51a,51bが形成されている。各係合片部51a,51bは、係止突起51a1,51b1と挿通孔51a2,51b2をそれぞれ有している。
各挿通孔51a2,51b2は、図3にて示したように、左右方向に変位して設けられていて、インナーワイヤ11の一端部11aにおけるI字状連結部yの中央部を中心とした回転を許容するとともに、I字状連結部yのワイヤ長手方向への移動を所定量許容する略矩形の形状(図1〜図3参照)に形成されている。また、各挿通孔51a2,51b2のアウターチューブ取付部側端部にはI字状連結部yの端部(半円形状部)と係合可能な円弧状の係止凹部zが設けられている。
また、イコライザ50には、各インナーワイヤ11,21の一端部11a,21aにおけるI字状連結部yの端部を前記係止凹部zに向けて弾撥的に付勢するスプリング64が設けられている。スプリング64は、図1にて示したように、中間部にて連結ピン63に巻き付けるようにして組付けられていて、図2にて示したように、一端部64aにてインナーワイヤ11の一端部11aにおけるI字状連結部yに係合し、図1にて示したように、他端部64bにてインナーワイヤ21の一端部21aにおけるI字状連結部yに係合している。
張力センサTSは、ハウジング本体31の図1右端部に組付けられていて、ハウジング本体31にOリングを介して内側から嵌合固定されたケース71と、このケース71内に組付けられてクリップ72により抜け止めされた軸受プレート73、スラストベアリング74、プレッシャプレート75およびゴム製のディスク76と、ハウジング本体31にOリングを介して外側から嵌合されかつケース71に螺着されてディスク76の一部に当接しねじ軸61に作用する軸荷重の一部を検出する圧力センサ77等によって構成されている。
この張力センサTSでは、ねじ軸61に作用する全軸荷重が、軸受プレート73、スラストベアリング74、プレッシャプレート75を介してディスク76に伝わり、ディスク76にてケース71と圧力センサ77に予め設定されている受圧面積比で分配されるため、圧力センサ77の出力に基づいて両ケーブル10,20のインナーワイヤ11,21に作用する引張力(ねじ軸61に作用する全軸荷重に相当する)を検出することが可能である。
ところで、この実施形態においては、図1に示したように、イコライザ50の一方の出力部51に一方の案内部材81が組付けられるとともに、イコライザ50の他方の出力部52に他方の案内部材82が組付けられている。また、一方の案内部材81に、回転規制部材83と保持スリーブ84が組付けられるとともに、他方の案内部材82に、回転規制部材85と保持スリーブ86が組付けられている。
各案内部材81,82は、樹脂によって同一形状に形成されているため、一方の案内部材81について詳細に説明し、他方の案内部材82についての説明は省略する。案内部材81は、図1〜図6に示したように、断面矩形の筒状部81aと、この筒状部81aのイコライザ側端部からワイヤ長手方向に延びてイコライザ50の係合片部51a,51bと重なる上壁部81bおよび下壁部81cと、筒状部81aのイコライザ側端部からワイヤ長手方向に延びてイコライザ50の係合片部51a,51b間に侵入する右壁部81dおよび左壁部81eを有している。
筒状部81aは、ワイヤ長手方向の長さがL1(図4および図5参照)であって、回転規制部材83を取付るための左右一対の取付角孔81a1と、保持スリーブ84を取付るための上下一対の取付丸孔81a2を有している。上壁部81bは、平板状に形成されていて、イコライザ50の係止突起51a1が脱着可能に嵌合する丸孔81b1と、インナーワイヤ11の一端部11aにおけるI字状連結部yの一端部が進入・退避可能でイコライザ50の挿通孔51a2と同等の大きさの矩形孔81b2を有している。
下壁部81cは、平板状に形成されていて、イコライザ50の係止突起51b1が脱着可能に嵌合する丸孔81c1と、インナーワイヤ11の一端部11aにおけるI字状連結部yの他端部が進入・退避可能でイコライザ50の挿通孔51b2と同等の大きさの矩形孔81c2を有している。右壁部81dと左壁部81eは、それぞれ平板状に形成されていて、筒状部81aからの延出量が上壁部81bと下壁部81cの筒状部81aからの延出量に比して短くされている。
また、案内部材81は、上壁部81bと下壁部81cにてイコライザ50の出力部51に単独で脱着可能であり、回転規制部材83と保持スリーブ84等が組付けられていない状態(図3の(B)の状態)では、イコライザ50がパーキングブレーキが解除される初期位置(図1の実線位置)にあるとき、同イコライザ50の出力部51からハウジング本体31のアウターチューブ取付部31bまでの間に、インナーワイヤ11の一端部11aを導入・導出可能な案内路GPを構成している。
案内路GPは、イコライザ50の出力部51における上下一対の係合片部51a,51b間に通じている。このため、アウターチューブ12の一端部12aがハウジング本体31のアウターチューブ取付部31bから取り外されるとともに、案内部材81に回転規制部材83と保持スリーブ84等が組付けられていない状態では、インナーワイヤ11の一端部11aを図3の(B)にて示した水平状態(図3の(A)にて示した垂直状態から図3の反時計方向に90度回転させた状態)でハウジング30外から案内路GPを通してイコライザ50の出力部51に脱着可能に連結することが可能である。
各回転規制部材83,85は、樹脂によって同一形状に形成されているため、一方の回転規制部材83について詳細に説明し、他方の回転規制部材85についての説明は省略する。回転規制部材83は、図2および図3に示したように、インナーワイヤ11の一端部11aにおけるI字状連結部yの各端部が各挿通孔51a2,51b2の係止凹部zに係合可能である状態にて、前記I字状連結部yの中央部を中心とした回転(図3(B)の矢印参照)を規制するものであり、ハウジング30外から案内路GPにワイヤ長手方向に沿って導入・導出可能である。
また、回転規制部材83は、図2〜図6に示したように、矩形の底壁部83aと、この底壁部83aの左右両側から起立する右壁部83b、左壁部83cを有している。底壁部83aは、ワイヤ長手方向の長さがL2(図4および図5参照)であって、回転規制部材83の中間部に形成されている。右壁部83bと左壁部83cは、底壁部83aによって連結されていて、案内部材81における筒状部81aの各取付角孔81a1に弾撥的に係合する突起83b1,83c1を有するとともに、各突起83b1,83c1の係合を解くための操作部83b2,83c2を有している。
各保持スリーブ84,86は、ゴムによって同一形状に形成されているため、一方の保持スリーブ84について詳細に説明し、他方の保持スリーブ86についての説明は省略する。保持スリーブ84は、インナーワイヤ11のワイヤ中心を案内部材81の中心部に保持する(インナーワイヤ11と案内部材81を同軸とする)ためのものであり、上下一対の突起84aを有していて、各突起84aにて案内部材81の取付丸孔81a2に脱着可能に嵌合されている。
また、この実施形態においては、各アウターチューブ12,22の一端部12a,22aが、ハウジング本体31のアウターチューブ取付部31b,31cに対してOリングを介してワイヤ長手方向に沿って抜き差し可能(脱着可能)であって、各アウターチューブ12,22の一端部12a,22aを覆う各チューブカバー91,92によってハウジング本体31に対して抜け止めされており、ハウジング30外からハウジング本体31のアウターチューブ取付部31b,31cに脱着可能に組付けられている。
一方のチューブカバー91と、他方のチューブカバー92は、同一形状に形成されているため、一方のチューブカバー91について詳細に説明し、他方のチューブカバー92についての説明は省略する。一方のチューブカバー91は、アウターチューブ12の一端部12aに組付けられた状態にてハウジング本体31のアウターチューブ取付部31bに対して脱着可能であって、図2および図7に示したように、アウターチューブ12に対してその長手方向に直交する方向にて抜き差し可能とする切欠部91aと、アウターチューブ12の外周の一部に嵌合して位置決めされる嵌合部91bと、ハウジング本体31のアウターチューブ取付部31bに設けた一対の係止部31b1(溝部)に脱着可能に係合する一対の係合部91c(爪部)を有している。
上記のように構成したこの実施形態においては、制動スイッチSW1が操作されると、電気モータEMが正回転駆動されて、変換機構B1のねじ軸61が正回転され、これに伴ってナット62とイコライザ50が図1の右方位置(解除位置)から図1の左方位置(制動位置)に向けてねじ軸61の軸方向に移動する。このため、両ケーブル10,20のインナーワイヤ11,21が引っ張られて両パーキングブレーキPBa,PBbが解除状態から制動状態とされる。
このとき(両ケーブル10,20のインナーワイヤ11,21が引っ張られるとき)には、張力センサTSにて、両ケーブル10,20のインナーワイヤ11,21に作用する引張力が検出される。この引張力は、電気制御装置ECUに入力され、その値が高設定値(制動判定値)になると、電気制御装置ECUからの制御信号に基づいて、電気モータEMの正回転駆動が停止される。なお、電気モータEMの正回転駆動停止時には、ねじ軸61の逆回転が変換機構B1、ワンウェイ動力伝達機構C1および減速機構A1等により規制されて保持されるため、両パーキングブレーキPBa,PBbの制動状態が保持される。
また、上記した両パーキングブレーキPBa,PBbの制動状態にて、解除スイッチSW2が操作されると、電気モータEMが逆回転駆動されて、変換機構B1のねじ軸61が逆回転され、これによりナット62とイコライザ50が図1の左方位置(制動位置)から図1の右方位置(解除位置)に移動する。このため、両ケーブル10,20のインナーワイヤ11,21が緩められて両パーキングブレーキPBa,PBbが制動状態から解除状態とされる。
このとき(両ケーブル10,20のインナーワイヤ11,21が緩められるとき)にも、張力センサTSにて、両ケーブル10,20のインナーワイヤ11,21に作用する引張力が検出される。この引張力は、電気制御装置ECUに入力され、その値が低設定値(解除判定値)になると、電気制御装置ECUからの制御信号に基づいて、電気モータEMの逆回転駆動が停止される。
また、上記した実施形態においては、ハウジング30外から行う作業、すなわち、各チューブカバー91,92をハウジング本体31から取り外すこと(一対の係合部91c(爪部)をハウジング本体31に設けた一対の係止部31b1(溝部)から外して引き抜くこと)で、各アウターチューブ12,22の一端部12a,22aを、ハウジング本体31から取り外すこと(各インナーワイヤ11,21の長手方向に沿って抜き取ること)ができる。
また、各チューブカバー91,92と各アウターチューブ12,22の一端部12a,22aをハウジング本体31から取り外した状態では、各保持スリーブ84,86と各回転規制部材83,85を各案内部材81,82から各インナーワイヤ11,21の長手方向に沿って所定量引き出すことができる。なお、各保持スリーブ84,86は、ハウジング30外から一部を挟んで、ハウジング本体31における各アウターチューブ取付部31b,31cの開口を通して引き抜くことで引き出すことができる。また、各回転規制部材83,85は、ハウジング30外から一対の操作部(83b2,83c2)を挟んで各突起(82b1,82c1)と各案内部材81,82の各取付角孔(81a1)との係合を解き、更に、ハウジング本体31における各アウターチューブ取付部31b,31cの開口を通して引き抜くことで引き出すことができる。
また、各保持スリーブ84,86と各回転規制部材83,85を各案内部材81,82から所定量引き出した状態(各回転規制部材83,85の右壁部(83b)と左壁部(83c)がI字状連結部yの側方から図2の右方に退避した状態)では、各インナーワイヤ11,21をハウジング30外からスプリング64に抗して内方に押し込んで反時計方向に90度回転させることで、各インナーワイヤ11,21のI字状連結部yとイコライザ50の各出力部51,52との連結を解くことができ、この状態で、各インナーワイヤ11,21を各案内部材81,82の案内路GPを通して引き出すことで、各インナーワイヤ11,21を各保持スリーブ84,86、各回転規制部材83,85および各案内部材81,82等とともに抜き取ることができる。
一方、上述した一連の作業(各チューブカバー91,92をハウジング本体31から取り外す作業から各インナーワイヤ11,21を各案内部材81,82の案内路GPを通して引き出す作業までの作業)とは逆の作業を行うことで、各インナーワイヤ11,21をイコライザ50の各出力部51,52に連結させることができるとともに、各アウターチューブ12,22をハウジング本体31における各アウターチューブ取付部31b,31cに組付けることができる。
したがって、この実施形態においては、各インナーワイヤ11,21の一端部11a,21aをハウジング30外から各案内部材81,82の案内路GPを通してイコライザ50の各出力部51,52に連結することが可能であるとともに、各アウターチューブ12,22の一端部12a,22aをハウジング30外からハウジング本体31の各アウターチューブ取付部31b,31cに組付けることが可能である。このため、ハウジング30への各種部品の組付後(ケーブル10,20をハウジング30に組付けない状態での電動アクチュエータEAのサブアッシィ化後)において、ケーブル10,20におけるハウジング側端部の組付を該当部分の構成部品のみの組付で行うことが可能であり、生産ラインにおいてケーブル10,20は途中工程でハウジング30に組付けた状態で取り扱う必要がないため、生産性が極めてよい。
また、この実施形態においては、各案内部材81,82の案内路GPが各インナーワイヤ11,21の一端部11a,21aを導入・導出可能であり、各インナーワイヤ11,21の一端部11a,21aがハウジング30外から各案内路GPを通してイコライザ50の各出力部51,52に脱着可能に連結され、各アウターチューブ12,22の一端部12a,22aがハウジング30外からハウジング本体31の各アウターチューブ取付部31b,31cに脱着可能に組付けられている。このため、ケーブル10,20におけるハウジング側端部の脱着(分解・再組付)が、ハウジング30を分解することなく、該当部分の構成部品のみの脱着で可能であり、市場でのサービス性が極めてよい。
また、この実施形態においては、各インナーワイヤ11,21の一端部11a,21aに、ワイヤ長手方向に対して直交するI字状連結部yが一体的に設けられ、イコライザ50の各出力部51,52に平行な二つの係合片部(51a,51b)が形成されていて、これら各係合片部(51a,51b)間には前記案内路GPが通じており、各係合片部(51a,51b)にはI字状連結部yの中央部を中心とした回転を許容するとともにI字状連結部yのワイヤ長手方向への移動を所定量許容する挿通孔(51a2,51b2)がそれぞれ形成されていて、これら各挿通孔(51a2,51b2)のアウターチューブ取付部側端部にはI字状連結部yの各端部と係合可能な係止凹部zが設けられている。このため、各インナーワイヤ11,21の一端部11a,21aとイコライザ50の各出力部51,52との連結部の構成をシンプルとすることができて安価に実施することが可能である。
また、この実施形態においては、イコライザ50にはI字状連結部yの各端部を係止凹部zに向けて弾撥的に付勢するスプリング64が設けられている。このため、各インナーワイヤ11,21の一端部11a,21aに設けたI字状連結部yとイコライザ50の各出力部51,52に設けた係止凹部zとの係合をスプリング64によって弾撥的に保持することができて、インナーワイヤ11,21とイコライザ50の連結部での信頼性を高めることが可能である。
また、この実施形態においては、上記したI字状連結部yの各端部が前記挿通孔(51a2,51b2)の係止凹部zに係合可能である状態にて、I字状連結部yの中央部を中心とした回転を規制する回転規制部材83,85が、ハウジング30外から前記案内路GPに導入・導出可能である。このため、I字状連結部yの中央部を中心とした回転が各回転規制部材83,85により規制されて、I字状連結部yと係止凹部zとの係合が保証されるため、各インナーワイヤ11,21の引張り力が低下したときにも、各インナーワイヤ11,21のI字状連結部yがイコライザ50の各出力部51,52に設けた係止凹部zに対して回転し難く、インナーワイヤ11,21とイコライザ50の連結部での信頼性を極めて高いものとすることが可能である。
また、この実施形態においては、電動アクチュエータEAのハウジング30内にてイコライザ50に組付けられる案内部材81,82と、これに組付けられる回転規制部材83,85がそれぞれ樹脂で形成され、また、案内部材81,82に組付けられる保持スリーブ84,86がそれぞれゴムで形成されている。このため、車両の振動等により案内部材81,82、回転規制部材83,85、保持スリーブ84,86等がハウジング30内にて移動しても、イコライザ50等を含むハウジング内部は案内部材81,82、回転規制部材83,85、保持スリーブ84,86等によって損傷を受けることが殆どない。
本発明による車両用電動パーキングブレーキ装置の一実施形態を示した一部破断平面図である。 図1の2−2線に沿った拡大断面図である。 (A)は図2の3−3線に沿った拡大断面図であり、(B)は(A)から回転規制部材を取り外しインナーワイヤのI字状連結部を反時計方向に90度回転させた状態の断面図である。 図2に示した案内部材と回転規制部材の断面図である。 図4の5−5線に沿った拡大断面図である。 図4の矢視6方向からの部分破断拡大図である。 図2の7−7線に沿った拡大断面図である。
符号の説明
10,20…ケーブル、11,21…インナーワイヤ、11a,21a…インナーワイヤの一端部、y…I字状連結部、11b,21b…インナーワイヤの他端部、12,22…アウターチューブ、30…ハウジング、31…ハウジング本体、31b,31c…アウターチューブ取付部、50…イコライザ、51,52…出力部、51a,51b…係合片部(係合部)、51a2,51b2…挿通孔、z…係止凹部(係止部)、64…スプリング、81,82…案内部材、GP…案内路、83,85…回転規制部材、84,86…保持スリーブ、EA…電動アクチュエータ、EM…電気モータ、B1…変換機構、PBa,PBb…パーキングブレーキ装置、PBa1,PBb1…作動部材

Claims (6)

  1. 車体に組付けられる電動アクチュエータ(EA)と一対のパーキングブレーキ装置(PBa,PBb)との間にそれぞれケーブル(10,20)が装着されていて、前記電動アクチュエータ(EA)の作動が前記各ケーブル(10,20)を介して前記各パーキングブレーキ装置(PBa,PBb)に伝達されるように構成され、
    前記電動アクチュエータ(EA)が、車体に組付けられるハウジング(30)と、このハウジング(30)に組付けられる電気モータ(EM)と、前記ハウジング(30)内に組付けられて前記電気モータ(EM)の回転駆動力を直線的な駆動力に変換する変換機構(B1)と、この変換機構(B1)により変換された直線駆動力によって駆動されるとともに直線駆動力を二つの出力部(51,52)に分配するイコライザ(50)を備え、
    前記各ケーブル(10,20)が、前記イコライザの各出力部(51,52)に一端部(11a,21a)にて連結されるとともに他端部(11b,21b)にて前記各パーキングブレーキ装置の作動部材(PBa1,PBb1)に連結されるインナーワイヤ(11,21)と、このインナーワイヤ(11,21)の両端部以外の外周を被覆し一端部(12a,22a)にて前記ハウジングに設けたアウターチューブ取付部(31b,31c)に移動不能に組付けられるとともに他端部にて前記作動部材(PBa1,PBb1)を保持する保持部材に移動不能に組付けられるアウターチューブ(12,22)を備えている車両用電動パーキングブレーキ装置において、
    前記イコライザ(50)がパーキングブレーキが解除される初期位置にあるとき、同イコライザの各出力部(51,52)から前記ハウジングの前記各アウターチューブ取付部(31b,31c)までの間に、前記各インナーワイヤ(11,21)の一端部(11a,21a)を導入可能な案内路(GP)を構成する案内部材(81,82)が、前記イコライザ(50)に組付けられていて、前記各インナーワイヤ(11,21)の一端部(11a,21a)がハウジング外から前記案内路(GP)を通して前記イコライザの各出力部(51,52)に連結され、前記各アウターチューブ(12,22)の一端部(12a,22a)がハウジング外から前記ハウジングの前記各アウターチューブ取付部(31b,31c)に組付けられることを特徴とする車両用電動パーキングブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電動パーキングブレーキ装置において、前記案内路(GP)は前記各インナーワイヤ(11,21)の一端部(11a,21a)を導入・導出可能であり、前記各インナーワイヤ(11,21)の一端部(11a,21a)はハウジング外から前記案内路(GP)を通して前記イコライザの各出力部(51,52)に脱着可能に連結され、前記各アウターチューブ(12,22)の一端部(12a,22a)はハウジング外から前記ハウジングの前記各アウターチューブ取付部(31b,31c)に脱着可能に組付けられることを特徴とする車両用電動パーキングブレーキ装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用電動パーキングブレーキ装置において、前記各インナーワイヤ(11)の一端部(11a)には、同インナーワイヤ(11)のワイヤ長手方向に対して直交するI字状連結部(y)が一体的に設けられ、前記イコライザの各出力部(51)には平行な二つの係合部(51a,51b)が形成されていて、これら各係合部(51a,51b)間には前記案内路(GP)が通じており、前記各係合部(51a,51b)には前記I字状連結部(y)の中央部を中心とした回転を許容するとともに前記I字状連結部(y)のワイヤ長手方向への移動を所定量許容する挿通孔(51a2,51b2)がそれぞれ形成されていて、これら各挿通孔(51a2,51b2)のアウターチューブ取付部側端部には前記I字状連結部(y)の各端部と係合可能な係止部(z)が設けられていることを特徴とする車両用電動パーキングブレーキ装置。
  4. 請求項3に記載の車両用電動パーキングブレーキ装置において、前記イコライザ(50)には前記I字状連結部(y)の各端部を前記係止部(z)に向けて弾撥的に付勢するスプリング(64)が設けられていることを特徴とする車両用電動パーキングブレーキ装置。
  5. 請求項3または4に記載の車両用電動パーキングブレーキ装置において、前記I字状連結部(y)の各端部が前記挿通孔(51a2,51b2)の前記係止部(z)に係合可能である状態にて、前記I字状連結部(y)の中央部を中心とした回転を規制する回転規制部材(83)が、ハウジング外から前記案内路(GP)に導入可能であることを特徴とする車両用電動パーキングブレーキ装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の車両用電動パーキングブレーキ装置において、前記案内路(GP)を構成する前記案内部材(81)は樹脂で形成されていることを特徴とする車両用電動パーキングブレーキ装置。
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