JP4797664B2 - ブラシレスdcモータの制御装置および熱交換型冷却機および換気送風装置 - Google Patents

ブラシレスdcモータの制御装置および熱交換型冷却機および換気送風装置 Download PDF

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Description

本発明は、換気送風装置、例えば、携帯基地局等の機器冷却に使用される熱交換型冷却機に使用されるブラシレスDCモータの制御装置に係り、矩形波の通電期間を長くして通電重なり期間を設けた広角通電で回転させる制御装置において、位置センサを用いることなくセンサレス駆動によりブラシレスDCモータの転流タイミングを好適に制御することに関するものである。
近年、この種の換気送風装置は、24時間365日の連続換気と、換気量の調節のため、効率が高く、回転数が連続的に変更できるブラシレスDCモータが採用されている。また、市場のコスト要求、設置スペースを少なくすることや夜間も含めた連続運転のため、装置の低コスト化、小型化、低騒音化や高信頼性が求められ、更には、ブラシレスDCモータやその制御装置の低コスト化、小型化、低騒音化や高信頼性が求められている。
例えば、具体的に熱交換型冷却機では、発熱体収納箱内の空気を取込んだ後、熱交換素子内を通過させて熱交換させ、再び発熱体収納箱内に戻し循環させる内気風路と、外気を取込み、熱交換素子内を通過させて熱交換させた後、再び外気に排出する外気風路を有しこれら両風路は仕切板にて独立しており、それぞれの風路内には、それぞれの空気を搬送する換気送風装置が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
通常このような構成の熱交換型冷却機は、携帯基地局等の冷却に使用され、携帯基地局本体側から、熱交換型冷却機に直流の低圧電源が供給され、ブラシレスDCモータを搭載した換気送風装置等を駆動している。
以下、その熱交換型冷却機の動作について、図18を参照しながら説明する。
図18に示すように、発熱体収納箱101内の熱せられた空気(以下、これを内気と称する)は熱交換型冷却機102の内気吸込口103より、室内側ブラシレスDCモータ104を搭載した室内側送風機105によって吸込まれ、熱交換素子106を通過したのち、内気吐出口107より発熱体収納箱101内に戻る循環風路を循環している。一方、室外側ブラシレスDCモータ108を搭載した室外側送風機109によって、外気吸込口110より吸込まれた外気は、熱交換素子106を通過したのち、外気吹出口111より、外気に再度排出されている。内気風路と外気風路は仕切板112によって両風路が独立するよう略気密状態に仕切られ、また内気風路と外気風路の交点には外気と内気の顕熱を交換する熱交換素子106が配置されている。上記構成により、熱交換型冷却機102は、低温外気を取り入れ、発熱体収納箱101内部の暖かい空気との間で熱交換素子106にて熱交換をおこない、暖かくなった外気は排気し、冷たくなった空気を箱内に給気する。
また、室内側ブラシレスDCモータ104及び室外側ブラシレスDCモータ108は、通常ホール素子等の磁極センサを内蔵したブラシレスDCモータを使用し、そのブラシレスDCモータを駆動する制御装置113は、基地局を設置する場所の低温外気や粉塵の影響を受けないように、熱交換型冷却機102の内気風路内に設置され、外気にさらされる室外側ブラシレスDCモータ108とは、長い中継の動力リード線114とセンサ信号リード線115とで接続されていた。制御装置113には、発熱体収納箱101内等に設置された低圧の直流電源116より、駆動電力が供給されている。
ブラシレスDCモータの広角通電制御は、前記構成の通常ホール素子等の3つの磁極センサを内蔵したブラシレスDCモータを使用し、その磁気センサの磁極位置検出信号の時間間隔より所定の電気角に相当する通電重なり期間を算出し、それに応じて固定子コイルの通電期間を制御し、所定の電気角の通電重なり期間をもうけてブラシレスDCモータを駆動して、駆動トルクのリップルを少なくし、振動や騒音を少なくする広角通電制御が行われている(例えば、特許文献2参照)。
以下、その広角通電制御の動作について、図19及び図20を参照しながら説明する。図19に示すように、インバータ回路117は3相インバータブリッジの構成であり、Q1、Q2、Q3はそれぞれU、V、W相の上アームスイッチング素子であり、同様にQ4、Q5、Q6はそれぞれU、V、W相の下アームスイッチング素子である。各スイッチング素子には、それぞれ並列に還流ダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6を接続する。ブラシレスDCモータ118は回転子119と固定子120から構成され、固定子120には電気角で120度の位相差を持つように固定子巻線L1、L2、L3が配置される。また、電気角でお互いに120度の位相差を持つようにHu、Hv、Hwの3つの磁気センサ126を内蔵し、回転子119の磁極の位置を検出する。その磁極位置検出信号はマイクロコンピュータ122に内蔵された時間間隔計算手段127に出力される。
時間間隔計算手段127は入力した位置検出信号より時間間隔を計算し、予め定められた所定の電気角129から通電重なり期間計算手段128により通電重なり期間を演算する。
直流電源116とスイッチング素子の間には、図示するように直流電源116の出力電流を検出する電流検出抵抗121を配置する。マイクロコンピュータ122に内蔵された演算器124は通電重なり期間計算手段128よりモータ電流の相転流タイミングを計算し、インバータを制御するスイッチング信号、U+、V+、W+、U−、V−、W−を出力する。ドライブ回路125は演算器124から出力されるスイッチング信号に基づいて、スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6をそれぞれ通電して駆動されている。
図20(a)は具体的なHu、Hv、Hwの磁極位置検出信号の時間間隔を示している。図20(b)は150度の通電期間を持った広角通電の具体的なU+、V+、W+、U−、V−、W−のスイッチング信号、通電期間、通電重なり期間および通電の重ならない期間を示している。
ブラシレスDCモータのセンサレス制御は、モータ駆動中の固定子巻線に誘起される誘起電圧と界磁との相関に着目して、誘起電圧に基づいてモータの転流タイミングを決定する制御方式や直流電源からインバータ回路に供給される電流値の時間に対する変化率に基づいて回転子の磁極位置を推定することによって、モータの転流タイミングを決定するセンサレス制御方式が知られている(例えば、特許文献3参照)。
以下、そのブラシレスDCモータの制御装置の動作について、図20を参照しながら説明する。
図21に示すように、インバータ回路117は3相インバータブリッジの構成であり、Q1、Q2、Q3はそれぞれU、V、W相の上アームスイッチング素子であり、同様にQ4、Q5、Q6はそれぞれU、V、W相の下アームスイッチング素子である。各スイッチング素子には、それぞれ並列に還流ダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6を接続する。ブラシレスDCモータ118は回転子119と固定子120から構成され、固定子120には電気角で120度の位相差を持つように固定子巻線L1、L2、L3が配置される。直流電源116とスイッチング素子の間には、直流電源116の出力電流を検出する電流検出抵抗121を配置する。電流検出抵抗121の端子間電圧をマイクロコンピュータ122に内蔵されているA/D変換器123に入力する。演算器124はA/D変換器123でデジタル化した電流値を参照してモータ電流の相転流タイミングを計算し、インバータを制御するスイッチング信号、U+、V+、W+、U−、V−、W−を出力する。ドライブ回路125は演算器124から出力されるスイッチング信号に基づいて、スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6をそれぞれ120度毎に通電して駆動されている。
直流電源116から出力される電流の時間に対する変化率の極性を検出し、この極性が変化した時刻に基づいて回転子の磁極位置を推定し、該検出信号に基づいて極性の反転時刻を計測し、該時刻から回転子の磁極位置の推定を行い、転流タイミングを得るものである。
特開2001−156478号公報 特開昭62−171489号公報 特開平8−126379号公報
このような従来の構成では、磁気センサを搭載する場合は、室外側ブラシレスDCモータの内蔵する磁気センサと制御装置を長い中継リード線で接続するため、センサ信号の中継リード線がノイズの影響を受け易く、誤動作しやすくなるとともに、熱交換型冷却機内の配線作業も複雑で手間がかかり、高コストの冷却機になるという課題があり、また、磁気センサをDCモータに内蔵するため、DCモータの寸法が厚くなり、装置が小型化出来ないという課題があった。
また、センサレス駆動のブラシレスDCモータの場合、電流値の極小になる所が、すなわち誘起電圧が最大となる所と等しいとして、磁極位置を推定して転流タイミングを決定しているが、広角通電の場合電流波形が違い、電流値が最小にならない。従って、誘起電圧が最大になる所を推定することができず、磁極位置を把握することが困難となるため、DCモータを駆動することが出来ないという課題があった。
また、この様な従来の構成では、120度矩形波通電に関するものであり、トルクの脈動が多いために装置との共振によって騒音が発生するという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、磁気センサやセンサ信号中継コネクタを無くし、広角通電でブラシレスDCモータを駆動することによって、小型、低コスト、低騒音で信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置を実現することを目的としている。
本発明のブラシレスDCモータの制御装置は、上記目的を達成するために、直流電源に複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータ回路を介して接続された回転子と固定子巻線を有するブラシレスDCモータを前記インバータ回路のスイッチング素子をオン・オフさせ、オンの期間を電気角で120度より長くして通電重なり期間を設けて広角通電で回転させる制御装置において、前記直流電源からインバータ回路に供給される電流を検出する電流検出抵抗と、あらかじめ記憶しておいた前記インバータ回路に供給される電流値の変化率と前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に対する前記固定子巻線に印加する電圧との位相関係と、この位相関係に前記電流検出抵抗より出力される電流値により得られる電流変化率を対比させて位相を推定する位相推定手段と、前記位相推定手段によって推定した位相があらかじめ定められた目標位相に追従するように転流タイミングを決定する転流タイミング決定手段を有し、前記位相推定手段は、前記通電重なり期間ではない通電の重ならない期間において、あらかじめ定められた第1のタイミングにおける第1の電流値と第2のタイミングにおける第2の電流値を求め、前記第1の電流値に対する前記第2の電流値の比を前記電流変化率として算出することを特徴とするブラシレスDCモータの制御装置としたものである。
この手段により、インバータ回路に流れる電流を検出して位相を推定することができ、広角通電においても確実な位置検出が可能となり、複雑な位相の推定回路を必要とせずにセンサレス駆動が可能になり、小型、低コストで低騒音のブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
また、位相推定手段は、通電重なり期間ではない通電の重ならない期間において、あらかじめ定められた第1のタイミングにおける第1の電流値と第2のタイミングにおける第2の電流値を求め、前記第1の電流値に対する前記第2の電流値の比を電流変化率として算出することは、転流周期内における位相の推定において、電流変化率と固定子巻線に誘起される誘起電圧の位相の関係が明確で、しかも、変化率が比較的大きくとれるタイミングで電流値をサンプリングすることが可能となり、正確でより大きな電流変化率を得ることができ、位相の推定精度を向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの駆動装置が得られる。
また、他の手段は、電流変化率を機械角で1回転の期間記憶して、1回転の電流変化率の平均値を求め、1回転の電流変化率の平均値から位相を推定できるようにしたものである。
これにより、スイッチング素子のばらつきや、回転子の磁石のばらつき、負荷のアンバランスによるばらつき等による、電流のばらつきの影響を軽減でき、位相の推定精度を向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの駆動装置が得られる。
また、他の手段は、電流変化率を機械角で1回転の期間記憶して、1回転の電流変化率の平均値を求め、最新の電流変化率と1回転前の電流変化率を比較し、その差があらかじめ定められた値よりも小さい時は、1回転の電流変化率の平均値から位相を推定し、一方、あらかじめ定められた値よりも大きい時は、最新の電流変化率から位相を推定できるようにしたものである。
これにより、負荷変動の大きさを検出することができ、負荷変動に応じてより正確な電流変化率が得られ、位相の推定精度を向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
また、他の手段は、位相推定手段により推定された位相と目標位相との位相差に応じて転流周期時間補正を行い、今回の転流タイミング及び次回の転流周期を決定するものとしたものである。
これにより、負荷変動に対して転流周期毎に常に最適な転流タイミングを得ることができ、負荷の変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
また、他の手段は、今回の転流周期を4分割し、前回の転流タイミングから4分の3の期間までに前記位相推定手段により位相を推定し、目標位相との位相差に応じて、最後の4分の1の期間のみを時間補正するものとしたものである。
これにより、位相推定手段により位相を推定した直後に転流タイミング及び次回の転流周期を決定できるので、負荷の変動の大きさを素早く検出することが可能となり、負荷変動に応じた最適な通電タイミング及び通電周期を得ることができ、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
また、他の手段は、位相推定手段で推定された位相と目標位相を比較し、あらかじめ定められた位相差よりも大きい時は、今回の転流周期から目標位相と実際の位相との位相差に応じて時間補正を行い、次回の転流周期を演算し、転流タイミングを決定し、小さい時は、あらかじめ定められた転流周期の4分の1の時間区間のみを時間補正し、次回の転流周期を演算し、転流タイミングを決定するものとしたものである。
これにより、負荷の変動の大きさを検出することが可能となり、転流タイミング毎に負荷変動に応じた最適な通電タイミングを得ることができ、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
また、他の手段は、起動時と運転時では、時間補正量を変えることにより、目標位相に追従するように転流タイミングを補正することとしたものである。
これにより、起動時は回転が不安定であるため、位相推定に誤差が生じやすく、起動時と運転時とで時間補正量を変えることにより、回転の不安定さや脱調を引き起こすことを軽減でき、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
また、他の手段は、起動時は前記スイッチング素子のON期間を電気角で120度にして通電重なり期間を設けない矩形波通電で回転し、運転時は広角通電で回転させるとしたものである。
これにより、広角通電は通電重なり期間を設けるため、120度通電に比べ制御が複雑で、特に、起動時は回転が不安定になるため通電重なり期間や位相推定に誤差が生じやすいため、位相重なり期間のない120度通電で起動し、回転が安定する運転時は広角通電に切り替えることにより、回転の不安定さや脱調を引き起こすことを軽減でき、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
また、他の手段は、ブラシレスDCモータの制御装置を換気送風装置、例えば、熱交換型冷却機に搭載したものである。
これにより、内気風路側に設置された制御手段との接続に使用するセンサ信号の中継リード線が不要になり、中継線を接続する作業もなくなるので、小型で低コストになり、また、センサ信号線へのノイズによる誤動作の影響がないため、信頼性の高い換気送風装置、例えば、熱交換型冷却機が提供できる。
本発明によれば、複雑な位相の推定回路を必要とせず、安価なマイコンを使用して広角通電でセンサレス駆動が可能となるため、小型、低コストで低騒音のブラシレスDCモータの制御装置を提供できる。
また、センサ信号のリード線が不要になるためノイズの影響を排除できると共に、軽負荷、重負荷など負荷の大きさが変化しても、負荷変動に応じて常に最適な位相にすることが可能となり、外乱等により負荷変動が大きい場合においても脱調することが無いので、信頼性が高く高効率のブラシレスDCモータの制御装置を提供できる。
また、磁気センサが不要になるので、ブラシレスDCモータを小型化、低コスト化できると共に、センサ信号のリード線が不要になり、中継線を接続する作業もなくなるので、小型で低コストの換気送風装置、例えば、具体的に熱交換型冷却機を提供できる。
本発明の実施の形態1のブラシレスDCモータの制御装置のブロック図 同位相推定手段による位相推定方法の説明図 同位相と電流変化率を示す相関特性図 同位相と電流変化率を簡略化した相関図 本発明の実施の形態2の位相推定手段による位相推定方法の説明図 本発明の実施の形態3の位相推定手段による位相推定方法の説明図 同位相と電流変化率を示す相関特性図 本発明の実施の形態4の位相推定手段による位相推定方法の説明図 本発明の実施の形態5の位相推定手段による位相推定方法の説明図 本発明の実施の形態6の転流タイミング決定手段による転流タイミングの決定方法の説明図 同位相と電流変化率を簡略化した相関図 本発明の実施の形態7の転流タイミング決定手段による転流タイミングの決定方法の説明図 同位相と電流変化率を簡略化した相関図 本発明の実施の形態9の同位相と電流変化率を簡略化した相関図 本発明の実施の形態10の120度通電の説明図 同位相と電流変化率を示す相関特性図 本発明の実施の形態12のブラシレスDCモータの制御装置を搭載した熱交換型冷却機の構造を示す概略断面図 従来の熱交換型冷却機の構造を示す概略断面図 従来のブラシレスDCモータの広角通電制御装置の図 同広角制御通電の説明図((a)磁極位置検出信号を示す図、(b)スイッチング信号を示す図、(c)電流検出手段の検知する電流波形を示す図) 従来のブラシレスDCモータのセンサレス制御装置の図
本発明の請求項1記載の発明は、直流電源に複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータ回路を介して接続された回転子と固定子巻線を有するブラシレスDCモータを前記インバータ回路のスイッチング素子をオン・オフさせ、オンの期間を電気角で120度より長くして通電重なり期間を設けて広角通電で回転させる制御装置において、
前記直流電源からインバータ回路に供給される電流を検出する電流検出抵抗と、あらかじめ記憶しておいた前記インバータ回路に供給される電流値の変化率と前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に対する前記固定子巻線に印加する電圧との位相関係と、この位相関係に前記電流検出抵抗より出力される電流値により得られる電流変化率を対比させて位相を推定する位相推定手段と、前記位相推定手段によって推定した位相があらかじめ定められた目標位相に追従するように転流タイミングを決定する転流タイミング決定手段を有し、前記位相推定手段は、前記通電重なり期間ではない通電の重ならない期間において、あらかじめ定められた第1のタイミングにおける第1の電流値と第2のタイミングにおける第2の電流値を求め、前記第1の電流値に対する前記第2の電流値の比を前記電流変化率として算出することを特徴とするものであり、インバータ回路に流れる電流を検出して位相を推定することができ、広角通電においても確実な位置検出が可能となり、複雑な位相の推定回路を必要とせずセンサレス駆動ができ、小型、低コストで低騒音のブラシレスDCモータの制御装置が実現できる。
特に、通電の重ならない期間において、あらかじめ定められた第1のタイミングにおける第1の電流値と第2のタイミングにおける第2の電流値を求め、前記第1の電流値に対する前記第2の電流値の比を電流変化率として算出することで、転流周期内における位相の推定において、電流変化率と固定子巻線に誘起される誘起電圧の位相の関係が明確で、しかも、変化率が比較的大きくとれる位置で電流値をサンプリングすることが可能となり、正確でより大きな電流変化率を得ることができ、位相の推定精度を向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの駆動装置が実現できる。
本発明の請求項記載の発明は、請求項に記載の発明において、電流変化率を機械角で1回転の期間記憶して、1回転の電流変化率の平均値を求め、1回転の電流変化率の平均値から位相を推定できるようにしたものであり、スイッチング素子のばらつきや、回転子の磁石のばらつき、負荷のアンバランスによるばらつき等による、電流のばらつきの影響を軽減でき、位相の推定精度を向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの駆動装置が実現できる。
本発明の請求項記載の発明は、請求項に記載の発明において、電流変化率を機械角で1回転の期間記憶して、1回転の電流変化率の平均値を求め、最新の電流変化率と1回転前の電流変化率を比較し、その差があらかじめ定められた値よりも小さい時は、1回転の電流変化率の平均値から位相を推定し、一方、あらかじめ定められた値よりも大きい時は、最新の電流変化率から位相を推定できるようにしたものであり、負荷変動の大きさを検出することができ、負荷変動に応じてより正確な電流検出率が得られ、位相の推定精度を向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が実現できる。
本発明の請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前回の転流周期から目標位相と実際の位相との位相差に応じて時間補正を行い、今回の転流タイミング及び次回の転流周期を演算し、転流タイミングを決定するものとしたものであり、負荷変動に対して転流周期毎に常に最適な転流タイミングを得ることができ、負荷の変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が実現できる。
本発明の請求項記載の発明は、請求項1及至のいずれかに記載の発明において、前回の転流周期を4分割し、最初から3番目までの4分の3の期間までに前記位相推定手段により実際の位相を推定し、目標位相との位相差に応じて、最後の4分の1の期間のみを時間補正するものとしたものであり、位相推定手段により位相を推定した直後に転流タイミング及び転流周期を決定できるので、負荷の変動の大きさを素早く検出することが可能となり、負荷変動に応じた最適な通電タイミング及び通電周期を得ることができ、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が実現できる。
本発明の請求項記載の発明は、請求項1及至のいずれかに記載の発明において、目標位相と実際の位相と比較し、あらかじめ定められた位相差よりも大きい時は、前回の転流周期から目標位相と実際の位相との位相差に応じて時間補正を行い、次回の転流周期を演算し、転流タイミングを決定し、小さい時は、あらかじめ定められた転流周期の4分の1の時間区間のみを時間補正するものとしたものであり、負荷の変動の大きさを検出することが可能となり、転流タイミング毎に負荷変動に応じた最適な通電タイミングを得ることができ、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が実現できる。
本発明の請求項記載の発明は、請求項1乃至に記載の発明において、起動時と運転時では、時間補正量を変えることにより、目標位相に追従するように転流タイミングを補正することとしたものであり、起動時は回転が不安定であるため、位相推定に誤差が生じやすく、起動時と運転時とで時間補正量を変えることにより、回転の不安定さや脱調を引き起こすことを軽減でき、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が実現できる。
本発明の請求項記載の発明は、請求項1乃至に記載の発明において、起動時と運転時では、時間補正量を変えるものであり、起動時は回転が不安定であるため、位相推定に誤差が生じやすく、起動時と運転時とで時間補正量を変えることにより、回転の不安定さや脱調を引き起こすことを軽減でき、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高い駆動を実現できる。
本発明の請求項記載の発明は、請求項1乃至に記載の発明において、ブラシレスDCモータの制御装置を熱交換型冷却機に搭載したものであり、内気風路側に設置された制御手段との接続に使用するセンサ信号の中継リード線が不要になり、中継線を接続する作業もなくなるので、小型で低コストになり、また、センサ信号線へのノイズによる誤動作の影響がないため、信頼性の高い熱交換型冷却機が実現できる。
本発明の請求項10記載の発明は、請求項1乃至に記載の発明において、ブラシレスDCモータの制御装置を換気送風装置に搭載したものであり、センサ信号の中継リード線が不要になり、中継線を接続する作業もなくなるので、小型で低コストになり、また、センサ信号線へのノイズによる誤動作の影響がないため、信頼性の高い換気送風装置が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、インバータ回路1は3相インバータブリッジの構成であり、Q1、Q2、Q3はそれぞれU、V、W相の上アームスイッチング素子であり、同様にQ4、Q5、Q6はそれぞれU、V、W相の下アームスイッチング素子である。各スイッチング素子には、それぞれ並列に還流ダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6を接続する。ブラシレスDCモータ2は回転子3と固定子4から構成され、固定子4には電気角で120度の位相差を持つように固定子巻線L1、L2、L3が配置される。直流電源5とスイッチング素子の間には、図示するように直流電源5の出力電流を検出する電流検出抵抗6を配置する。電流検出抵抗6の端子間電圧をマイクロコンピュータ7に内蔵されているA/D変換器8に入力する。位相推定手段9はA/D変換器8でデジタル化した電流値から電流の時間に対する電流変化率を演算し、あらかじめ記憶しておいたインバータ回路1に供給される電流値の電流変化率と固定子巻線に誘起される誘起電圧に対する固定子巻線に印加する電圧との位相関係から、位相を推定する。転流タイミング決定手段10は、位相推定手段9から得られた位相と目標位相を比較し、位相差に基づいてモータ電流の相転流タイミングを計算し、インバータを制御するスイッチング信号、U+、V+、W+、U−、V−、W−を出力する。ドライブ回路11は転流タイミング決定手段10から出力されるスイッチング信号に基づいて、スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6をそれぞれ120度毎に通電して駆動されている。
位相推定手段9、転流タイミング決定手段10、ドライブ回路11はマイクロコンピュータ7に内蔵されている。
制御装置12は、インバータ回路1、電流検出抵抗6、マイクロコンピュータ7からなる。電流検出抵抗6は、流れた電流により両端の電圧が変化する抵抗体であれば良く、本実施例では50mΩの抵抗であり、電流検出抵抗6を流れた電流による端子間の電圧をA/D変換器8で変換し、取り込むことにより、電流値を検出する。
次に位相推定の方法について説明する。図2(a)は150度の広角通電における電流検出抵抗が検出する電流波形を示している。図において、転流周期の任意の2点、すなわちI1、I2における電流値をA/D変換し、I1の電流値に対してI2の電流値の比を電流変化率Ihiとして、式1により求める。
Ihi=I2の電流値/I1の電流値・・・(式1)
トルクを一定にして、固定子巻線に誘起される誘起電圧に対する固定子巻線に印加する電圧との位相を例えば−30度から20度まで変化させた時の電流変化率を式1により求めると、図3のような電流変化率と固定子巻線に印加する電圧との位相関係が得られる。
この位相関係から、演算処理の負担を軽減するために、図4に示すような電流変化率と固定子巻線に印加する電圧との位相関係に簡略化し、これをあらかじめ記憶しておく。したがって、式1で得られた電流変化率から図4を用いて現在の位相を得ることができる。
図2(b)は、目標とする位相に対して転流タイミングが早い時の電流波形を示している。この場合において、式1により得られた電流変化率Ihiを1.011とすると、図4から−5度の位相であると推定でき、目標位相を0度とすると、目標位相に対する位相差は−5度であり、目標位相に対して進み位相であると判別できる。その位相差に応じて、次回の転流タイミングと転流周期を遅らすことによって、電流波形を破線に近づけ、目標位相での運転を可能にする。
一方、図2(c)は、目標とする位相に対して転流タイミングが遅い時の電流波形を示している。破線は目標としている位相の場合の電流波形を示している。この場合において、式1により得られた電流変化率Ihiを0.963とすると、図4から5度の位相であるいと推定でき、目標位相を0度とすると、目標位相に対する位相差は5度であり、目標位相に対して遅れ位相であると判別でき、その位相差に応じて、次回の転流タイミングと転流周期を早めることによって、電流波形を破線の波形に近づけ、目標位相での運転を可能にする。
これによって、インバータ回路1に流れる電流を検出して位相を推定することが可能となり、モータと制御装置が離れていて、モータリード線が長くなっても、リード線による電圧降下の影響を受けない信頼性の高いセンサレス駆動が可能になる。また、本実施例のように、発熱体が携帯基地局のような場合には、直流電源は24Vや48Vのような低圧の直流電源の場合が多く、その場合は、電流が多い状態で駆動されるので、電流検出の信頼性が高くなり、位相推定の精度もさらに高くなる。
尚、広角通電の電気角は150度としたが、モータにあわせて設定すればよく、また、あらかじめ記憶する位相を−30度から20度の範囲としたが、これもモータに合わせて設定すればよく、その作用効果に差異を生じない。
(実施の形態2)
実施の形態1と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図5は、150度の広角通電における電流検出抵抗が検知する電流波形を示している。図において、転流周期におけるあらかじめ定められた第1のタイミング及び第2のタイミングの領域において、任意の2点t1、t2における電流値I1、I2をA/D変換し、I1の電流値に対してI2の電流値の比を電流変化率Ihiとして、式1により求める。
同様にして、トルクを一定にして、固定子巻線に誘起される誘起電圧に対する固定子巻線に印加する電圧との位相を変化させた時の電流変化率を式1により求め、電流変化率と固定子巻線に印加する電圧との位相関係に簡略化し、これをあらかじめ記憶しておき、得られた位相に基づいて、転流タイミングを早めたり、遅らせたりすることにより、目標位相での運転を可能にする。
これによって、相関曲線をあらかじめ記憶することにより、得られた電流変化率から現在の位相を容易に得ることができ、複雑な演算を必要とせずに位相の検出ができ、安価なマイコンを使用することが可能となり、低価格で信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が製造できる。
(実施の形態3)
実施の形態1または2と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図6は、150度の広角通電における電流検出抵抗が検出する電流波形を示している。図において、前回の転流タイミングをt0、今回の転流タイミングをt1とし、t0からt1までの転流周期をT1とする。この通電周期T1の期間には通電重なり期間と通電の重ならない期間が存在し、電流波形の形状が異なることが確認できる。通電重なり期間、通電の重ならない期間と電流波形については図19の(b)、(c)に具体的に示している。
通電の重ならない期間において、t0からあらかじめ定められた第1のタイミングt11における第1の電流値I1と第2のタイミングt12における第2の電流値I2をA/D変換して求め、次にI1の電流値に対してI2の電流値の比を電流変化率Ihiとして、式1により求める。
一例として第1のタイミングt11を電気角10度、第2のタイミングt12を電気角30度として各位相における電流変化率の関係を図7において実線で示す。一方、通電重なりの期間において、一例として第1のタイミングt11を電気角30度、第2のタイミングt12を電気角50度の各位相における電流変化率の関係も破線で同時に示す。図より実線で示した特性の方が各位相において電流変化率の変化が大きくなっている。破線は殆ど変化が無い。これにより、電流変化率の変化が大きい通電の重ならない期間において電流値を検出する方が位相の推定誤差がより少なくなるということがわかる。
これによって、広角通電における位相の推定において、電流変化率が比較的大きく変化する通電の重ならない期間で電流値をサンプリングすることにより、より正確な電流変化率を得ることができ、位相の推定精度を向上できる信頼性の高い駆動を可能にする。
なお、本実施例においては、電気角で10度と30度のタイミングにおける電流値から電流変化率を求め、位相を推定しているが、他の例えば5度と25度のタイミングにおける電流値でもよい。要は通電の重ならない期間で電流の変化が大きくなるタイミングで電流変化率を求めればよく、その作用効果に差異は生じない。
(実施の形態4)
実施の形態1乃至3のいずれかと同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図8は、負荷変動がなく一定回転数で駆動していた時の150度の広角通電における電流波形を示している。図において、スイッチング素子のばらつき、回転子の磁石のばらつき、負荷のアンバランスなどの影響により、電流波形の振幅にばらつきがあらわれる。これらの電流のばらつきは周期性をもっており、機械角で1回転毎に繰り返されている。
したがって、機械角で1回転分の電流変化率を記憶して、その平均値を電流変化率として用い、位相を推定する。
例えば、8極12スロットのブラシレスDCモータの場合、機械角で1回転に相当する通電切替えは、24回である。よって、24回分の電流変化率を記憶し、その平均値Ihiaを式2により求る。
Ihia=(Ihi1+Ihi2+Ini3+ ・・・ +Ihi24)/24・・・(式2)
これによって、スイッチング素子のばらつきや、回転子の磁石のばらつき、負荷のアンバランスによるばらつき等による、電流のばらつきの影響を軽減でき、位相の推定精度を向上できる信頼性の高い駆動を可能にする。
なお、本実施例においては、機械角で1回転分の電流変化率を記憶し、その平均値により、位相を推定することとしたが、2回転分や0.5回転分でもよい。要は、ばらつきによる影響を小さくできれば良く、その作用効果に差異は生じない。
(実施の形態5)
実施の形態1乃至4のいずれかと同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図9は、負荷が徐々に重くなっていく時の150度通電における電流波形を示している。図において、転流周期毎に負荷が重くなっているため、位相が徐々に遅れ位相になっている。これに機械角で1回転前の電流波形(破線で示す)を重ねると電流波形の形が次第に遅れ位相となり、転流周期が遅くなっていることがより顕著にわかる。
従って、電流変化率を機械角で1回転の期間記憶して、1回転の電流変化率の平均値を式2により求め、最新の電流変化率と1回転前の電流変化率を比較する。この差があらかじめ定められた値、例えば、電流変化率が±0.02よりも小さい時は、負荷変動が小さいと判断し、1回転の電流変化率の平均値から位相を推定する。一方、電流変化率が±0.02よりも大きい時は、負荷変動が大きいと判断し、最新の電流変化率から位相を推定する。
例えば、最新の電流変化率が1.024の時、電流変化率の平均値が0.989とする。
両者の差は、0.035となり、あらかじめ定められたしきい値±0.02よりも大きいことから、負荷変動が大きいと判断し、最新の電流変化率から位相を推定する。一方、最新の電流変化率が、0.999の時、同様にして両者の差は、0.01であり、負荷変動が少ないと判断し、電流変化率の平均値から位相を推定することになる。
これによって、負荷変動の大きさを検出することができ、負荷変動に応じてより正確な電流検出率が得られ、位相の推定精度を向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
なお、本実施例においては、最新の電流変化率と1回転前の電流変化率との差を±0.02としたが、モータ負荷に応じて数値を決めればよく、±0.01や±0.03であってもその作用効果に差異は生じない。
(実施の形態6)
実施の形態1乃至5のいずれかと同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図10に基づいて、今回の転流タイミングを補正し次回の転流周期を決定する方法について説明する。図10(a)は、転流タイミングを早めて位相を進める時の電流波形を示している。図10(b)は、転流タイミングを遅らせて位相を遅らす時の電流波形を示している。前回の転流タイミングをt0、今回の転流タイミングをt1とし、t0からt1までの今回の転流周期をT1とする。電流変化率から固定子巻線に印加する電圧との位相を図11に基づき位相推定を行い、得られた位相から補正値αを得る。T1はt0の時点で決定されているが、補正値αを得た後再度決定され、3式より求める。
T1=T1+α×T1・・・(式3)
ここで、T1+α×T1はt0の時点で決定されていたT1の値である。この再度決定されたT1に基づいて転流タイミングt1が補正される。
また、次回の転流タイミングをt2とし、t1からt2までの転流周期T2とすると、この時に得られたT1を次回の転流周期T2としてt2が決定され、これら一連の動作が繰り返され転流タイミング、転流周期が決定される。
例えば、転流周期T1が1ms、位相が5度の時の補正値αは−1/16となり、式3より今回の転流周期T1は、0.9375msに補正され、今回の転流タイミングt1を前回の転流タイミングt0で決定した値よりも早めることにより目標位相に近づけるように制御を行う。
一方、位相が−5度の時の補正値αは1/16となり、同様に式3により今回の転流周期T1は、1.0625msとなり、今回の転流タイミングt1を前回の転流タイミングt0で決定した値よりも遅らせることにより目標位相に近づけるように制御を行う。
このようにして得られた補正値に基づいて、今回の転流タイミングを早めたり、遅らせたりすることにより、目標位相での運転を可能にする。
これによって、負荷変動に対して転流周期毎に常に最適な転流タイミングを得ることができ、負荷の変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
なお、本実施例においては、図11に示すような電流変化率と固定子巻線に印加する電圧との位相関係及び補正値αの具体的な例を示したが、これらの数値はモータの特性に合わせて決めれば良く、その作用効果に差異は生じない。
また、αの値をt1のタイミングを決定する時とT2の周期を決める時に同じ値としたが、異なった値でもよく、これらの数値はモータの特性に合わせて決めれば良く、その作用効果に差異は生じない。
(実施の形態7)
実施の形態1乃至6のいずれかと同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図12に基づいて、今回の転流タイミングを補正し次回の転流周期を決定する方法について説明する。図12(a)は、転流タイミングを早めて位相を進める時の電流波形を示している。図12(b)は、転流タイミングを遅らせて位相を遅らす時の電流波形を示している。前回の転流タイミングをt0、今回の転流タイミングをt1とし、t0からt1までの転流周期をT1、転流周期T1を4分割した時刻をT1aとする。図13に基づき、電流変化率から固定子巻線に印加する電圧との位相を推定し、得られた位相に基づいて、補正値βを取得する。T1はt0の時点で決定されているが、補正値βを得た後再度決定され、4式より求める。
T1=3×T1a+(T1a+β×T1a)・・・(式4)
ここで、3×T1a+(T1a+β×T1a)のT1aはt0の時点で決定されていたT1値より求めたものである。この再度決定されたT1に基づいて転流タイミングt1が補正される。このとき、転流タイミングから転流周期T1の4分の3が経過してから4分の4経過するまでのT1a時間を補正し、今回の転流タイミングt1を早めたり、遅らせたりすることにより、目標位相での運転を可能にする。
また、次回の転流タイミングをt2とし、t1からt2までの転流周期T2とすると、この時に得られたT1を次回の転流周期T2としてt2が決定され、これら一連の動作が繰り返され転流タイミング、転流周期が決定される。
例えば、転流周期T1が1ms、位相が5度の時の補正値βは−1/32となり、式4より転流周期T2は、0.992msとなり、今回の転流タイミングt1を前回の転流タイミングt0で決定した値よりも早めることにより目標位相に近づけるように制御を行う。
一方、位相が−5度の時の補正値βは1/32となり、同様に式4により転流周期T2は、1.008msとなり、今回の転流タイミングt1を前回の転流タイミングt0で決定した値よりも遅らせることにより目標位相に近づけるように制御を行う。
このようにして得られた補正値に基づいて、次回の転流タイミングを早めたり、遅らせたりすることにより、目標位相での運転を可能にする。
これによって、負荷変動に対して転流周期毎に常に最適な転流タイミングを得ることができ、負荷の変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
なお、本実施例においては、図13に示すような電流変化率と固定子巻線に印加する電圧との位相関係及び補正値βの具体的な例を示したが、これらの数値はモータの特性に合わせて決めれば良く、その作用効果に差異は生じない。
また、βの値をt1のタイミングを決定する時とT2の周期を決める時に同じ値としたが、異なった値でもよく、これらの数値はモータの特性に合わせて決めれば良く、その作用効果に差異は生じない。
(実施の形態8)
実施の形態1乃至7のいずれかと同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。今回の転流タイミングを補正し次回の転流周期を決定する方法について説明する。目標位相と実際の位相と比較し、あらかじめ定められた位相差よりも大きい時は、前回の転流周期から目標位相と実際の位相との位相差に応じて、式3により今回の転流タイミングを補正し次回の転流周期を決定する。一方、位相差よりも小さい時は、式4により今回の転流タイミングを演算し、転流タイミングから転流周期の4分の3が経過してから4分の4経過するまでの時間を補正し、この時の今回の転流周期を次回の転流周期としてを決定し、今回の転流タイミングを早めたり、遅らせたりすることにより、目標位相での運転を可能にする。
例えば、目標位相と実際の位相差が10度よりも大きい時は、式3により演算を行い、位相差が10度未満の時は、式4により今回の転流タイミングを補正する。したがって、目標位相との位相差が10度ある時、転流周期T1が1ms、位相が10度の時の補正値αは−1/16となり、式3より転流周期T1は、0.9375msに補正され、今回の転流タイミングt1を前回の転流タイミングt0で決定した値よりも早めることにより目標位相に近づけるように制御を行う。
一方、目標位相との位相差が10度未満の時、転流周期T1が1ms、位相が5度の時の補正値βは−1/32となり、式4より転流周期T1は、0.992msに補正され、今回の転流タイミングt1を前回の転流タイミングt0で決めた値よりも早めることにより目標位相に近づけるように制御を行う。
このようにして得られた補正値に基づいて、今回の転流タイミングを早めたり、遅らせたりすることにより、目標位相での運転を可能にする。
これによって、負荷の変動の大きさを検出することが可能となり、転流タイミング毎に負荷変動に応じた最適な通電タイミングを得ることができ、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
(実施の形態9)
実施の形態1乃至8のいずれかと同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
図14に基づいて、今回の転流タイミングを補正し次回の周期を決定する方法について説明する。起動時と運転時では、図15に示すように補正値αを変えることにより、目標位相に追従するように転流タイミングを補正することとしたものである。
例えば、起動時において、転流周期T1が1ms、位相が10度の時の補正値αは−2/16となり、式3より転流周期T1は、0.875msに補正され、今回の転流タイミングt1を前回の転流タイミングt0で決定した値よりも早め、この転流周期を次回の転流周期にすることにより目標位相に近づけるように制御を行う。
一方、運転時において、位相が10度の時の補正値αは1/16となり、同様に式3により転流周期T1は、0.9375msmsに補正され、今回の転流タイミングt1を前回の転流タイミングt0で決定した値よりも早め、この転流周期を次回の転流周期にすることにより目標位相に近づけるように制御を行う。
このようにして得られた補正値に基づいて、今回の転流タイミングを早めたり、遅らせたりすることにより、目標位相での運転を可能にする。
これによって、起動時は回転が不安定であるため、位相推定に誤差が生じやすく、起動時と運転時とで時間補正値を変えることにより、回転の不安定さや脱調を引き起こすことを軽減でき、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
なお、本実施例においては、図15に示すような電流変化率と固定子巻線に印加する電圧との位相関係及び補正値αの具体的は例を示したが、これらの数値はモータの特性に合わせて決めれば良く、その作用効果に差異は生じない。
(実施の形態10)
実施の形態1乃至9のいずれかと同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。起動時は120度通電とし、運転時は広角通電に変えることにより、目標位相に追従するように転流タイミングを補正することとしたものである。
図15は120度通電における電流波形を示したものである。図16は120度通電における電流変化率の一例を示したものである。図より位相推定手段及び転流タイミング決定手段においては、広角通電とまったく同じ考え方で実現可能である。
広角通電は通電重なり期間を設けるため、120度通電に比べ制御が複雑で、特に、起動時は回転が不安定になるため通電重なり期間や位相推定に誤差が生じやすいため、位相重なり期間のない120度通電で起動し、回転が安定する運転時は広角通電に切り替えることによって、回転の不安定さや脱調を引き起こすことを軽減でき、負荷変動に対する追従性が向上できる信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
(実施の形態11)
ブラシレスDCモータを備えた送風機を搭載した機器として、熱交換型冷却機や換気送風装置があげられる。その一例として、以下に熱交換型冷却機における実施の形態を説明する。
実施の形態1乃至10のいずれかと同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図17に示すように、ブラシレスDCモータの制御装置を熱交換型冷却機に搭載したものである。
図において、25は室外側のセンサレスDCブラシレスモータで、室外側送風機13を回転させることにより、携帯電話の交換基地局等の発熱体収納箱14が設置された周囲の外気を、熱交換型冷却機15の下部の外気吸込口16より吸い込み、熱交換素子17を通過させた後、熱交換型冷却機15の上部の外気吐出口18より吐き出している。19は室内側のブラシレスDCモータで、室内側送風機20を回転させることにより、発熱体収納箱14内部の熱せられた内気を、熱交換型冷却機15の上部の内気吸込口21より吸い込み、熱交換素子17を通過させた後、熱交換型冷却機15の下部の内気吐出口22より吐き出している。室外側送風機13の回転による外気の動きを黒塗りで示した矢印aで、室内側送風機20の回転による室内空気の動きを白抜きで示した矢印bで示している。熱交換素子17内を冷えた外気と熱せられた室内空気が通過するときに熱交換され、外気は熱せられて大気中に排出され、室内空気は冷やされて室内側に還流されるので、発熱体収納箱14内の冷却が可能になる。熱交換素子17内では外気風路と内気風路は遮断されており、熱交換型冷却機15の内気風路内に外気風路の空気が流入することは無い。23は熱交換型冷却機15の内気風路内に設置された制御ボックスであり、内部に室外側のセンサレスDCブラシレスモータ25を駆動するための制御装置12が設置されている。制御装置12には、発熱体収納箱14内に設置された低圧の直流電源5より、低圧の直流電力が供給され、制御装置12から駆動用リード線24を通して室外側のセンサレスDCブラシレスモータ25を駆動している。又、制御ボックス23内には、室内側のブラシレスDCモータ19を駆動する室内側インバータ回路(図示せず)も備え、室内側送風機20を運転している。
これによって、内気風路側に設置された制御装置との接続に使用するセンサ信号の中継リード線が不要になるので、センサ信号線へのノイズによる誤動作の影響がない、信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置とすることができるとともに、リード線が不要になり、中継線を接続する作業もなくなるので、低価格の熱交換型冷却機が得られる。
また、ブラシレスDCモータを備えた送風機にブラシレスDCモータの制御装置を搭載することにより、センサ信号の中継リード線が不要になり、中継線を接続する作業もなくなり、小型で低コストになり、また、センサ信号線へのノイズによる誤動作の影響がなく、信頼性の高い換気送風装置が得られる。
1 インバータ回路
2 ブラシレスDCモータ
3 回転子
4 固定子
5 直流電源
6 電流検出抵抗
7 マイクロコンピュータ
8 A/D変換器
9 位相推定手段
10 転流タイミング決定手段
11 ドライブ回路
12 制御装置
15 熱交換型冷却機
19 室内側のブラシレスDCモータ
25 室外側のセンサレスDCブラシレスモータ

Claims (10)

  1. 直流電源に複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータ回路を介して接続された回転子と固定子巻線を有するブラシレスDCモータを前記インバータ回路のスイッチング素子をオン・オフさせ、オンの期間を電気角で120度より長くして通電重なり期間を設けて広角通電で回転させる制御装置において、前記直流電源からインバータ回路に供給される電流を検出する電流検出抵抗と、あらかじめ記憶しておいた前記インバータ回路に供給される電流値の変化率と前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に対する前記固定子巻線に印加する電圧との位相関係と、この位相関係に前記電流検出抵抗より出力される電流値により得られる電流変化率を対比させて位相を推定する位相推定手段と、前記位相推定手段によって推定した位相があらかじめ定められた目標位相に追従するように転流タイミングを決定する転流タイミング決定手段を有し、前記位相推定手段は、前記通電重なり期間ではない通電の重ならない期間において、あらかじめ定められた第1のタイミングにおける第1の電流値と第2のタイミングにおける第2の電流値を求め、前記第1の電流値に対する前記第2の電流値の比を電流変化率として算出することを特徴とするブラシレスDCモータの制御装置。
  2. 位相推定手段は、電流変化率を機械角で1回転の期間記憶して、1回転の電流変化率の平均値を求め、1回転の電流変化率の平均値から位相を推定できるようにしたことを特徴とする請求項記載のブラシレスDCモータの制御装置。
  3. 位相推定手段は、電流変化率を機械角で1回転の期間記憶して、1回転の電流変化率の平均値を求め、最新の電流変化率と1回転前の電流変化率を比較し、その差があらかじめ定められた値よりも小さい時は、1回転の電流変化率の平均値から位相を推定し、一方、あらかじめ定められた値よりも大きい時は、最新の電流変化率から位相を推定できるようにしたことを特徴とする請求項記載のブラシレスDCモータの制御装置。
  4. 転流タイミング決定手段は、前記位相推定手段により推定された位相と目標位相との位相差に応じて転流周期を時間補正を行い、今回の転流タイミング及び次回の転流周期を決定することを特徴とする請求項1及至のいずれかに記載のブラシレスDCモータの制御装置。
  5. 転流タイミング決定手段は、今回の転流周期を4分割し、前回の転流タイミングから4分の3の期間までに前記位相推定手段により位相を推定し、目標位相との位相差に応じて、最後の4分の1の期間のみを時間補正することを特徴とする請求項1及至のいずれかに記載のブラシレスDCモータの制御装置。
  6. 転流タイミング決定手段は、前記位相推定手段で推定された位相と目標位相を比較し、あらかじめ定められた位相差よりも大きい時は、今回の転流周期から目標位相と実際の位相との位相差に応じて時間補正を行い、次回の転流周期を演算し、転流タイミングを決定し、小さい時は、あらかじめ定められた転流周期の4分の1の時間区間のみを時間補正し、次回の転流周期を演算し、転流タイミングを決定することを特徴とする請求項1及至いずれかに記載のブラシレスDCモータの制御装置。
  7. 転流タイミング決定手段は、起動時と運転時では、時間補正量を変えることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載のブラシレスDCモータの制御装置。
  8. 起動時は前記スイッチング素子のON期間を電気角で120度にして通電重なり期間を設けない矩形波通電で回転し、運転時は広角通電で回転させることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のブラシレスDCモータの制御装置。
  9. 請求項1及至のいずれかに記載のブラシレスDCモータの制御装置を搭載した熱交換型冷却機。
  10. 請求項1及至のいずれかに記載のブラシレスDCモータの制御装置を搭載した換気送風装置。
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