JP4795527B2 - X線画像診断システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線画像診断システムに関し、特に、医用画像撮影装置又はX線画像撮影装置、及び、CT像撮影装置を含み、前者から後者へ、また後者から前者への画像に係るデータの交換ないし共有等を可能とするX線画像診断システムに関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来において、X線CT装置と、略C字形状の支持器を備えたX線画像撮影装置とが組み合わされたIVR−CT装置(X線画像診断システム)が提案されている。ここにいうX線CT装置とは、よく知られているように、その周囲にX線発生源とX線検出器とが備えられた略円筒状の空洞部を有するCT架台を備え、該空洞部に寝台の天板上に載置された被検体を導入するとともに、前記したX線発生源とX線検出器とを空洞部周囲で回転させつつ被検体に関する各方向のX線透過情報(投影データ)を収集し、これに基づき断層像等を再構成するものである。
【0003】
また、略C字形状の支持器(以下、「Cアーム」という。)を備えたX線画像撮影装置とは、当該支持器の一端及び他端に備えられたX線発生源とX線検出器としてのイメージ・インテンシファイア(I.I.(Image Intensifier))とを利用してX線撮影を行うものであり、特に、被検体中の血管造影等の目的で利用される装置である。これは、一般には「アンギオ装置」とも呼称される。このアンギオ装置はまた、被検体中へのカテーテルの挿入作業等、すなわち、医師による手術ないしは検査と併せ、これに並行してX線撮影をも同時に行うことを可能とする。
【0004】
このようなIVR−CT装置においては、X線CT装置における前記CT架台とアンギオ装置における前記Cアームとを同一空間内で併存させて動作させ、あるいは位置決めすることが可能となる。そして例えば、一方の装置により取得した被検体に関する情報(例えば上記断層像又は血管造影像)に基づき、他方の装置におけるX線検査をどのように行うかを決定し、かつ比較的長い間をおかずに実行に移すことが可能であるという点等に特徴がある。むろん、このようなIVR−CT装置によれば、どちらか一方の装置のみをもっぱら使用するといったこと等も可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したIVR−CT装置においては次のような問題があった。すなわち、既に述べたように、このようなIVR−CT装置は、異なる趣旨に基づく二種の画像、すなわち、X線CT装置で得られた画像(例えば断層像)と、X線画像撮影装置で得られた画像(例えば血管造影像)とを、比較・参照等して、病変部等の特定、あるいはその状態の把握等を行い、迅速かつ効果的な診断ないし診療を実施することに意義があるものであるが、従来においては、上記二つの装置の関連、とりわけこれら二つの装置により取得されたそれぞれの画像の関連付けが、必ずしも十分に図られていなかった点に問題があった。
【0006】
つまり、一方の装置で取得された画像と他方の装置で取得された画像とが、どのような関係にあるか、具体的には、一方の画像が表している被検体のある部位が、他方の画像の上では、どこに該当することとなるのか等が、システム上では何らの関連付けもなされておらず、両者の関係を一見して把握することは不可能であった。
【0007】
このようなことから、両画像の関連付けは、例えば医師等その他の装置使用者が、当該画像に写し出されている臓器や血管等の位置関係を把握した結果と、該装置使用者による経験とに基づいて行わなければならず、また、それが現状となっている。
【0008】
したがって、上記IVR−CT装置を利用することによる有意性(両装置が同一空間内に並存し、迅速かつ効果的な診療等が実施可能)は依然認められるものの、当該装置を利用した診断ないし診療は、前記装置使用者に対し相当程度の熟練を要求し、あるいは相応の経験をつんだ者を対象とすることとなっていた。
【0009】
この点、従来においても確かに、予め二つの画像表示装置を隣り合うように設置し、そのうちの一の画像表示装置上に装置X線CT装置により取得された画像を表示し、他の画像表示装置上にX線画像撮影装置により取得された画像を表示することによって、両画像の参照を容易にし、診断ないし診療の便宜に資する構成をとるIVR−CT装置は存在していた。
【0010】
しかしながら、このような構成は、単に二つの画像を近接して表示する、ということに留まり、上記問題点に対する根本的な解決となっていないことが明らかであって、結局のところ、実質的な診断等を行うためには、装置使用者の経験等に大きく依存することに変わりはなかった。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、異なる趣旨に基づく画像を関連付けして、迅速かつ効果的な診断ないし診療を実施することのできるX線画像診断システムを提供する
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために以下の手段をとった
【0013】
求項記載のX線画像診断システムは、略C字形状となる支持器並びに該支持器の一端及び他端にそれぞれ対向するよう備えられたX線発生手段及びX線検出手段と、天板と、を有し、前記X線発生手段とX線検出手段とを結ぶ直線と前記天板との交点を撮影位置として、前記支持器の位置ないし姿勢に応じた種々の撮影位置にて被検体に関するX線画像を撮影可能なX線画像撮影装置と、前記被検体を挿脱可能な撮影空間部の周囲にX線発生手段及びX線検出手段がそれぞれ対向するよう備えられたCT架台を有し前記CT架台の位置ないし姿勢に応じた種々のスライス位置にて前記被検体に関するCT画像を撮影可能なCT像撮影装置とを有するX線画像診断システムにおいて、前記X線画像撮影装置により取得された複数のX線画像を前記撮影位置と対応付けて記憶するX線画像記憶部と、前記CT像撮影装置により取得された複数のCT画像を記憶するCT画像記憶部と、前記X線画像上の位置を指定する指定位置の入力、及び、前記複数のCT画像の中から任意のCT画像を指定する指定入力が可能な入力手段と、前記撮影位置を絶対座標系上に変換して得られ前記複数のX線画像の各々に固有に付随する絶対位置座標、及び、前記スライス位置を前記絶対座標系上に変換して得られ前記複数のCT画像の各々に固有に付随する絶対位置座標の双方に基づいて、前記CT画像または前記X線画像を選択する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記指定位置の入力を受けた場合には、当該指定位置の絶対座標系上の位置と、当該指定位置の入力を受けた前記X線画像に付随する前記絶対位置座標とに基づき、当該指定位置の前記絶対位置座標系上の位置に対応するスライス位置で撮影されたCT画像を前記CT画像記憶部から選択し、前記指定入力を受けた場合には、当該指定入力に係る前記CT画像に付随する前記絶対位置座標に基づき、当該絶対位置座標に対応する撮影位置で前記X線画像撮影装置により撮影されたX線画像を前記X線画像記憶部から選択することを特徴とするものである。
【0015】
加えて、請求項記載のX線画像診断システムは、請求項記載の同システムにおいて、前記制御手段が、前記指定位置に対応するスライス位置で撮影されたCT画像が存在しないと判断するときは、当該指定位置の入力がなされた前記X線画像に固有に付随する絶対位置座標に基づいて前記CT架台の位置ないし姿勢を調整して当該絶対位置座標に対応するスライス位置で新たなCT画像を撮影し、前記指定入力に係るCT画像のスライス位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画像が存在しないと判断するときは、前記指定入力がなされた前記CT画像に固有に付随する絶対位置座標に基づいて前記支持器の位置ないし姿勢を調整して当該絶対位置座標に対応する撮影位置で新たなX線画像を撮影することを特徴とするものである。
【0016】
さらに加えて、請求項記載のX線画像診断システムは、請求項記載の同システムにおいて、前記指定入力に係るCT画像のスライス位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画像を表示する画像表示手段を有し、前記制御手段は、前記画像表示手段上に表示された前記X線画像上に、前記前記指定入力に係るCT画像のスライス面を射影した形状を表示することを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明の実施の形態について図を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るX線画像診断システムの全体構成を示す概要図である。なお、本実施形態においては、本発明にいう「医用画像診断システム」ないし「X線画像診断システム」を、いわゆる「IVR−CT装置」に、また、本発明にいう「医用画像撮影装置」ないし「X線画像撮影装置」及び「CT像撮影装置」を、それぞれ、いわゆる「アンギオ装置」及び「X線CT装置」に適用した場合を例とした説明を行うこととする。
【0019】
図1において、IVR−CT装置は、被検体を載置する寝台1と、前記寝台1を側部より覆う得るような略C字形状となる支持器(以下、「Cアーム」という。)21を有するアンギオ装置(=X線画像撮影装置)2と、前記寝台1に移動可能に備えられた天板12(後述)を挿入可能な空洞部(撮影空間部)Hを有するCT架台31を備えたX線CT装置(=CT像撮影装置)3とを備えている。
【0020】
寝台1は、図1に示すように、後述するアンギオ装置2とX線CT装置3とによって共通に使用される。また、その具体的な構成は、脚11と該脚11上に設置された前記天板12等とからなっている。このうち天板12は、図1矢印Xに示すように、被検体P(図1においては不図示、図6等を参照)の体軸方向に沿って移動することが可能となっている。一方、脚11は、自身及び前記天板12を上下に動作することが可能であることの他、固定式となっている。したがって本実施形態における寝台1自体は、基本的に自身の設置された場所を変更するような構成とはなっていない。また、脚11は、上記CT架台31及びCアーム21の動作・移動(後述)にとって、邪魔にならない場所に設けられることが好ましい。図1においては、この要請に従い、天板12の略端部に沿うようにして、略直方体状となる脚11が設けられていることが図示されている。
【0021】
また、寝台1には、上記脚11の上下動及び天板12の体軸方向移動を可能とするため図示しない動力源が備えられており、これらは寝台駆動部(図3、符号102参照)を構成する。さらに、このような寝台1に関する天板12等の移動量を検知するため寝台位置検出部(図3、符号101参照)が設けられている。
【0022】
なお、上では寝台1自体は基本的に固定されるとしたが、本発明はこの形態に特に限定されるものではない。例えば、脚11と共に寝台1そのものが並進動作可能であるような形態としても勿論よい。この場合においては、上記動力源を別途設けるとともに、上記寝台位置検出部は当該並進動作にかかる移動量をも検知可能と構成することが可能である。
【0023】
アンギオ装置2は、そのCアーム21における一端及び他端に、それぞれX線管球(X線発生手段)22と、例えばイメージ・インテンシファイア(I.I.)等により構成されるX線検出器23とが、各々対向するように備えられている。これらX線管球22及びX線検出器23は、常態において前記寝台1の天板12ないしは被検体Pを挟むように配置される。なお、図1に示すような状態、つまりX線管球22とX線検出器23とを結ぶ直接が、被検体Pを鉛直方向に沿って貫くような状態を、以下では「正規状態」ということにする。
【0024】
また、アンギオ装置2には、前記X線検出器23に接続される画像処理等を行う画像収集部(図1において不図示、図3中符号201参照)、表示部24等が備えられている。アンギオ装置2では、これらの構成により、被検体P中に対して、カテーテルを挿入する等の医師による手術ないしは検査を行いつつ、これと並行して血管造影等に係るX線撮影をも同時に行うことが可能である。
【0025】
Cアーム21は、当該アームを外側から覆うよう設けられる固定アーム21aと、接続部21bを介して接続されている。接続部21bは、固定アーム21aに対してCアーム21を、図1中矢印Cで示すようなスライド動作させることが可能な構成であるとともに、図中矢印Dで示すような回転動作が可能な構成となっている。
【0026】
なお、矢印Cで示される動作方向を、一般に「LAO方向」及び「RAO方向」といい、それぞれ図2(a)に模式的に示すように、前者のLAO方向は、前記正規状態にあるCアーム21の下端が天板12下面よりせり出し、これに伴い同上端が被検体Pの上方から除かれるような方向であり、後者のRAO方向はその逆の方向のことをいう。また、矢印Dに示される動作方向を、一般に「Cranial方向」及び「Caudal方向」といい、それぞれ図2(b)に示すように、前者のCranial方向は、前記正規状態にあるCアーム21自身から見て右方向に横倒しになるような方向(図面向かって左方向)であり、後者のCaudal方向はその逆の方向(図面向かって右方向)のことをいう。
【0027】
また、外側アーム21aは、その一端が、図1に示すように、天井に備えられた支点21cに対し、回転可能に取り付けられている。外側アーム21a及びCアーム21は、この支点21cにより、図1中矢印Eで示すような回転動作をする。
【0028】
さらに上記支点21cは、図1に示すように、天井面との間に基台21dを介して設置されている。そして当該基台21dは、レール21eに沿って図1中矢印Fに示す方向に移動する。このような構成から、結局、当該基台21dとともに「Cアーム21」が、矢印Fの方向に並進動作することも可能となっている。
【0029】
また、Cアーム21においては、上記した図中矢印C,D,E及びFに係る動作を実現するための複数の動力源が、該当する適当な箇所に備えられ(不図示)、Cアーム駆動部(図3、符号202参照)を構成する。さらに、Cアーム21には、該複数の動力源に対応するように、その角度や位置の情報を検出する状態検出部(図3、符号203参照)がそれぞれ備えられている。この状態検出部の具体的な形態としては、例えば磁気方式、刷子式、あるいは光電式等となる、いわゆるアブソリュートエンコーダを使用してよい。なお、本発明は、ロータリエンコーダあるいはリニアエンコーダの種別等その他具体的形態に特にこだわるものでもない。
【0030】
なお、上記で説明したCアーム21の移動を実現する機構は一例示に過ぎず、本発明が、これらの形態に限定されるものではない。例えばCアーム21の図1中F方向に関する移動は、基台21dが天井敷設のレールに沿って走行する、いわゆる天井走行式により実現されるものとなっていたが、本発明ではこれに代えて、Cアーム21を保持する床面設置の「別体」を用意し、当該別体が床面に沿って移動することにより、図1中F方向の移動が実現されるような形態であってもよい。
【0031】
X線CT装置3は、既述したCT架台31の空洞部Hの周囲において、図示しないX線発生装置とX線検出器とが当該周囲の部位に沿って回転可能に備えられている。このうちX線検出器は、前記画像再構成等を行うことの可能な画像収集部(図1において不図示、図3中符号301参照)に接続され、前者(X線検出器)の出力に基づき後者(画像収集部)が被検体Pに関する断層像を再構成する。当該再構成された断層像は図1に示す表示部32上で表示される。
【0032】
また、CT架台31は、図1において矢印χで示されているように、自身の空洞部H内に前記天板12を導入あるいは導出することが可能な方向に並進動作する。さらに、CT架台31は、上記前後方向の動作に加えて、図1中矢印A及びBによって示されているように、前後方向に傾倒するようなチルト動作をすることが可能とされ、その姿勢が変更可能となっている。本実施形態においては、このチルト角度は、例えば前後(図中矢印A及びB方向)それぞれ30度(計60度)の範囲で可能、等とすることができる。このことにより、被検体Pに関する、斜め方向に断層したX線画像を取得することが可能となる。なお、上記並進動作及びチルト動作は、CT架台31内の該当する適当な箇所に備えられた図示しない動力源により実現され、これら動力源はCT架台駆動部(図3、符号302参照)を構成する。
【0033】
加えて、CT架台31内には、上記Cアーム21においてその角度や位置を検知するための状態検出部が設けられていたのと同様に、上記並進動作及びチルト動作の移動量を検知(=CT架台31の現在位置の検知)するための状態検出部(図3、符号303参照)が設けられている。この状態検出部としては、記述したアブソリュートエンコーダ等その他各種構成を採用してよいことも同様である。
【0034】
ちなみに、上記CT架台31の並進動作及びチルト動作、及び上記Cアーム21の図1中矢印C乃至Fで示される動作、さらには前記寝台1ないし天板12の被検体体軸方向の動作によって、CT架台31及びCアーム21並びに天板12の位置ないし姿勢は随時変じられることとなるが、この位置ないし姿勢の変動は、本実施形態において、上記状態検出部又は寝台位置検出部の出力に基づき、IVR−CT装置全体から見たときの絶対的な位置、すなわち絶対座標値で以て、認識されるようになっている。
【0035】
なお、上にいう「絶対座標値」は、例えばIVR−CT装置の設置室における或る一点を原点として定め(=所定の「絶対座標系」を定め)、そこからCアーム21、CT架台31、あるいは天板12等の位置を記述した場合の座標値ということである。例えば図1においては、符号Oにより示されている点を原点とし、そこからCT架台31等の位置ないし姿勢が、記述されることが表されている。結局のところ、本実施形態においては、Cアーム21、CT架台31及び寝台1のすべての位置等が、統一的に、同一の座標系上で表されることとなる。なお、上記原点Oは基本的にどこに定めてもよいことは言うまでもない。
【0036】
次に、上記構成例となるIVR−CT装置におけるブロック構成について、図3を参照して説明する。図3において、IVR−CT装置は、上記アンギオ装置2及びX線CT装置3から構成され、かつ、これらの本実施形態における内実は、図3から明らかな通り、ほぼパラレルな関係にある。すなわち、アンギオ装置2及びX線CT装置3には、それぞれ既述の画像収集部201及び301、Cアーム駆動部202及びCT架台駆動部302、並びにCアーム21及びCT架台31それぞれについての状態検出部203及び303、そしてアンギオ画像(本発明にいう「X線画像」)及びCT画像をそれぞれ表示する表示部24及び32が備えられている。
【0037】
また、寝台1についても、それぞれ既述の寝台駆動部102及び寝台位置検出部101が備えられている。このうち寝台位置検出部101は、アンギオ装置2及びX線CT装置3の各々における寝台位置入出力部204及び304と接続されており、互いにデータのやり取りを行うことが可能となっている。つまり、アンギオ装置2及びX線CT装置3は、常に、寝台1の位置についての情報を把握している。
【0038】
さらに、アンギオ装置2には、上記画像収集部201において収集された画像に関するデータ(画像データ)と、当該画像データが収集された状況に対応する、上記状態検出部203によって検知されたCアーム21の位置ないし姿勢に関する情報、及び、寝台位置入出力部204の出力により把握された寝台1の位置に関する情報(以上、まとめて呼称する場合、これを「撮影位置付帯情報」という。)が、当該画像データに対し付帯されたものを記憶するアンギオ画像メモリ205が備えられている。この点、X線CT装置3も同様な構成を備えることに変わりはないが、この場合における「撮影位置付帯情報」は、「CT架台31の位置ないし姿勢に関する情報」、及び、寝台の位置に関する情報から構成されることになる。また、これを記憶するのはCT画像メモリ305である。なお、アンギオ画像記憶部206及びCT画像記憶部306は、比較的大容量の記憶装置であって、上述したような画像データ及び該データに付帯する撮影位置付帯情報を複数記憶する。
【0039】
上記の他、アンギオ装置2及びX線CT装置3は、各種演算、比較を行い、あるいは画像表示動作を司り、また、上記各部(201乃至206又は301乃至306、また寝台1も含む。)の調和的な動作制御等を行うCPU(制御手段)207及び307、上記各部に対して装置使用者の意思を伝えるための入力部(入力手段)208及び308が備えられている。このうち本実施形態におけるCPU207及び307は、上記のような制御等の他特に、後述するCT画像及びアンギオ画像の探索・選択作業にかかる演算等を行う。また、入力部208及び308としては、具体的に例えば、キーボードやマウス、あるいはジョイスティック、トラックボール、ジョグシャトル、さらには表示部24又は32の画像表示面に直截に接触しつつ入力することが可能な構成等、種々の構成を採用することができる。
【0040】
また、アンギオ装置2及びX線CT装置3とには、前者から後者へ、又は後者から前者へ、互いに種々のデータの交換を行うことの可能なインターフェイス209及び309が備えられている。これらインターフェイス209及び309に関する作用については、すぐ後に述べる作用効果説明時に述べることとする。
【0041】
以下では、このような構成となるIVR−CT装置の作用効果について、図4あるいは図8等に示すフローチャートに沿った説明を行う。なお、本発明は、アンギオ装置2で取得された画像とX線CT装置3で取得された画像との関連付けを行うことにつき特徴があるものであるから、以下ではこの点を中心とした説明を行うこととする。
【0042】
まず、本実施形態における各装置2及び3間の画像の「関連付け」という場合、これは大きく、次に記す二つの場合に分けることが可能である。第一に、アンギオ装置2で取得された画像に対する何らかの指定により、X線CT装置3で取得された画像の「関連付け」(ないし呼び出し)を行う場合、第二に、その逆の方向の「関連付け」(ないし呼び出し)を行う場合である。以下では、この順に説明を行うこととする。
【0043】
(アンギオ画像に基づくCT画像呼び出し)
まず、装置使用者は、寝台1の天板12上に被検体Pを載置した後、図4ステップS1にあるように、アンギオ装置2によるX線画像撮影を実施する。これは、公知の通り、寝台1ないし天板12の位置とCアーム21の位置ないし姿勢とを、図1中矢印X、あるいは矢印C乃至Fで示したような各動作を通じて適当あるいは所望なものとるように調整した後、X線管球22よりX線を曝射し、該X線が被検体Pを透過したものをX線検出器23により検出する結果、実現されることになる。なお、この場合において、被検体Pの血管中に、必要に応じ造影剤を導入することも公知である。
【0044】
ただし、本実施形態においてはこのとき、図4ステップS1に併せて示すように、取得されたアンギオ画像に対し、その取得時におけるCアーム21の位置ないし姿勢に関する情報、及び、寝台1の位置に関する情報が、寝台位置入出力部204及びCアーム状態検出部203の出力に基づき同時に把握・収集されており、この撮影位置付帯情報は、当該アンギオ画像に関するデータ(アンギオ画像データ)に付随したものとして、アンギオ画像メモリ205に記憶されることになる。
【0045】
次に、装置使用者は、図4ステップS2にあるように、上記X線画像撮影の結果取得され、表示部24において表示されているアンギオ画像に対し、図5に示すように、CT画像の表示を行いたい箇所の指定位置Rの入力を、入力部208を通じて行う。
【0046】
図5においては、アンギオ画像が血管Pbvを現している。また、同図においては、該アンギオ画像の略中央の部位が、該画像に対し付随される撮影位置付帯情報の一種たる「絶対位置座標X1」(上記で「撮影位置付帯情報」として例示された情報から算出可能、後述参照)に対応していることが概念的に示されているとともに、当該画像の一部につき指定位置Rの入力が行われた様子が示されている。ちなみに、このような指定は、血管Pbvに狭窄ないし閉塞が生じており、病変部の存在が疑われる箇所に対して実施するような場合が考えられよう。
【0047】
ここで、本実施形態における上記絶対位置座標X1とは、図6に示すように、天板12の被検体載置面12aと、Cアーム21の両端に備えられたX線管球22(より詳しくは、そのX線放射口の中心)及びX線検出器23(より詳しくは、その中心)を結ぶ線分Xlとの交点(本発明にいう「撮影位置」)を、上記にいう「絶対座標系」上に変換して表したものである。したがって、これを求めるためには、Cアーム21の位置及び姿勢と、天板12の位置とに関する情報(撮影位置付帯情報)を知り、これにつき上記変換をすることが必要となるが、これらは上述したように、状態検出部203及び寝台位置入出力部204から得られ、また当該アンギオ画像データに付随して記憶されている。
【0048】
具体的には、Cアーム21の姿勢(Cranial方向又はCaudal方向の回転、及び、RAO方向及びLAO方向の回転)が判明すれば、適当な幾何学的演算を実施することによって、仮想的に線分Xlを想定することが可能となり、該線分Xlと天板12の被検体載置面12aとの交点もまた、幾何学的に求めることが容易に可能である。そして、この交点を変換して求められた絶対位置座標X1は、図5に示すような(複数あるうちの)アンギオ画像(のある一枚)を表象する指標となる(それゆえに、当該座標X1は、撮影位置付帯情報の一種として、当該アンギオ画像(に関する画像データ)に固有に付随される、ともいい得る)。
【0049】
さて次に、上記のような指定を受けたアンギオ装置2は、図4ステップS3にあるように、この指定にかかる情報、すなわち上記絶対値座標X1及び指定位置Rを、対CT装置用インターフェイス209、及び対アンギオ装置用インターフェイス309を介して、X線CT装置3側に送る。この際、指定位置Rを絶対座標値に変換する必要があるが、これは、絶対位置座標X1と指定位置Rとの差分、すなわち差分α=X1−Rに基づいて、簡単に知ることができる。X線CT装置3ではこれを受けて、図4ステップS4にあるように、この指定位置Rに対応したスライス位置で撮影されたCT画像を、CT画像記憶部306の中から探索し、かつ選択する作業に入る。なお、以下では絶対座標でもって表される指定位置Rを、特に“Rabs”と記す。
【0050】
ここで、上記探索・選択作業は、具体的に次に記す幾つかの手法を採用することが可能であるが、ここにおいて重要であるのはやはり、当該アンギオ画像が、Cアーム21及び天板12の位置等が如何なる状況にあったときに取得されたかということと、指定位置Rに「対応する」CT画像というものをどのように考えるか、ということにある。すなわち、図5に示すようなアンギオ画像が、例えば既述の図6に示すように、Cアーム21がCaudal方向に所定角度傾倒している場合に取得されたものと考えると、位置Rを指定するということは、図6中の線分Rlを指定していることに略同義であるから、「対応する」CT画像の探索・選択は、この線分Rlを基準として行われることになる。
【0051】
そして、該指定に「対応する」CT画像を探索・選択するということの最も簡易な実現手法としては、図6に併せて示すように、当該線分Rlが天板12の被検体載置面12aと交差する点(つまり、Rabs)を、絶対位置座標Ynとして保有(=付帯)するCT画像を探索・選択することによればよい。
【0052】
なお、この場合においては、いま述べたことからもわかる通り、CT画像記憶部306において記憶されている複数枚のCT画像の各々が、絶対位置座標Ynを付随させていることが必要であるが、該絶対位置座標Ynの意義及びその付随の「させ方」は、基本的に上述したアンギオ画像における考え方と大きな相違はない(この点は、後にも述べる)。すなわち、あるCT画像に付随される絶対位置座標Y1は、当該CT画像が取得されたときに、そのスライス面(これは、CT架台31の位置ないし姿勢に関する情報から求められる)と、天板12の被検体載置面12aとが交差する点(スライス位置)を絶対座標系上に変換したもの、と定義することによればよい。
【0053】
そして、このことから、上記探索・選択ということは、
(指定位置Rabs)=(CT画像の絶対位置座標Yn)…(1)
なる基準に基づいて行われることになるのがわかる(上記比較演算の結果、例えばRabs=“Y1”であるとき、該Y1を付随するCT画像が「選択」される)。
【0054】
また、「指定位置Rに対応するCT画像の探索・選択」には、上記の他、線分Rlが被検体Pを横切る部位を含むCT画像はすべて選択の対象とするということも可能である。図6でいえば、線分Rl中、被検体P内に存在している部位(太線で示されている)を含むCT画像であり、具体的には、図6でCT画像CT1、CT2及びCT3等々が選択されてくることになる。なお、この場合においては、X線管球22及びX線検出器23間の距離等の幾何形状的な値や、被検体Pの体厚Ptに関する情報等が必要であるが、前者については既知(設計値)であり、後者については適当な値を入力部208又は308から予め入力しておけばよい。その具体的な値は、標準的な一義的体厚Ptを充ててもよいし、頭部、胸部、腹部及び脚部等々各部位に応じた適切な体厚Pt1、Pt2、…、Ptnを用意しておきこれを充てるようにしてもよい。後は、このような体厚Pt、上記差分α、そしてCアーム21の姿勢に関する情報等が判明すれば、この場合における複数枚のCT画像の探索・選択は、幾何学的演算及びCT画像各々に付随する絶対位置座標Ynとの比較演算等に基づき、これを容易に実施することができる。
【0055】
また、場合によっては、同一スライス面につき、複数のCT画像を取得している場合や、いわゆるマルチスライス撮影されている場合、また、CT架台31のX線発生器がコーンビームを発するような場合にあっては、上記(1)式による基準によっても、複数枚のCT画像が探索・選択されてくる場合もありえよう。
【0056】
以上のように探索・選択されたCT画像は、図4ステップS5にあるように、X線CT装置3側の表示部32に表示されることになる。このとき、選択されたCT画像が複数枚存在するのであれば、それらを一挙に表示する形態、すなわちカタログ表示ないしはサムネイル表示する形態とすることが可能である。そしてまた、複数枚のCT画像が表示部32に表示されている場合には、図4ステップS6にあるように、その中から任意のものを拡大表示する旨、入力部308から指示するような構成とすることも可能である。
【0057】
なお、上記例では、アンギオ画像上で指定された箇所に関し、これに対応するCT画像の存在することが暗黙の前提とされていたが、場合によっては、そのようなCT画像が存在しない場合(撮影していない場合)も当然に有り得る。このような場合において、本発明は、次のような処理を実施することができる。
【0058】
すなわち、図4ステップS4において、アンギオ画像上のある指定箇所に対応するCT画像が存在しないと判断される場合には、図7ステップS41にあるように、当該アンギオ画像の絶対座標値Xnと、当該アンギオ画像に関し付帯記憶されているCアーム21の位置ないし姿勢に関する情報とを、CT装置3側に送る。
【0059】
CT装置3側ではこれを受けて、図7ステップS42にあるように、前記絶対座標値Xnに基づき、寝台1ないしその天板12、あるいはCT架台31を移動させて、その調整を行い(位置の変更)、また、図7ステップS43にあるように、前記CTアーム21の位置ないし姿勢に関する情報に基づき、CT架台31のチルト角度の調整を行う(姿勢の変更)。ここにいう「調整」とはつまり、図7ステップS41及びS42を経た移動「後」の天板12、CT架台31等により、CT画像の撮影を行うとすれば、当該CT画像は、上記で述べた「対応する」CT画像となるような状況を現出する、という意味を有するに他ならない。ちなみに、この移動・調整は、CPU307を通じ、寝台位置入出力部304、CT架台駆動部302及びCT架台状態検出部303等の作用により実現される。
【0060】
以上の調整が済んだら、図7ステップS44にあるように、実際のCT画像撮影を実施する。この新たなCT画像は、当然に前記アンギオ画像に「対応する」ものとなる。そして、ここまでの処理が済んだら、後は図4ステップS5以降の処理を上述と同様に実施すればよい。
【0061】
このような処理によれば、アンギオ画像上で指定した箇所に対応するCT画像が存在しない場合でも、アンギオ画像データに対し付帯記憶されている絶対位置座標X1、及びCアーム21の姿勢に関する情報等を利用することにより、そのようなCT画像を即座に撮影して入手し、これを表示することが可能となる。
【0062】
(CT画像に基づくアンギオ画像呼び出し)
この場合は、図8に示すフローチャートにあるように、上述した「アンギオ画像に基づくCT画像呼び出し」(図4のフローチャート)と基本的に同様な作用が展開される。したがって、以下では両者(図8及び図4)間で異なる処理ないし応対をする部分について、厚い説明を行うこととする。
【0063】
まず、装置使用者は、寝台1の天板12上に被検体Pを載置した後、図8ステップT1にあるように、X線CT装置3によるCT画像撮影を実施する。ただしこのとき、取得されたCT画像に対し、その取得時におけるCT架台31の位置ないし姿勢に関する情報、及び、寝台1の位置に関する情報が、寝台位置入出力部304及びCT架台状態検出部303の出力に基づき同時に把握・収集されており、この撮影位置付帯情報は、当該CT画像に関するデータ(CT画像データ)に付随したものとして、CT画像メモリ305に記憶されることになる。
【0064】
次に、装置使用者は、図8ステップT2にあるように、上記CT画像撮影の結果取得され、表示部32において表示されているCT画像に対し、図9に示すように、アンギオ画像の表示を行いたい指定位置Qの入力(本発明にいう「指定入力」)を、入力部308を通じて行う。
【0065】
図9においては、複数枚のCT画像CT4、CT5及びCT6が現されている。また、以下述べる点は上記図5と異なるところとなるが、同図においては、これらCT画像CT4、CT5及びCT6「そのもの」が、該画像の各々に対し付随される撮影位置付帯情報の一種たる「絶対位置座標Y2」、「同Y3」及び「同Y4」に対応していることが示されている。さらに、同図においては、指定位置Qの入力は、これら複数枚のCT画像CT4、CT5及びCT6の「一枚」につき行われる様子が示されている。
【0066】
ここで、上記絶対位置座標Y2、Y3及びY4とは、既に絶対位置座標Y1を例として説明したように、各々のCT画像CT4、CT5及びCT6が取得されたときの、CT架台31の位置ないし姿勢に関する情報から求め得るスライス面と天板12の被検体載置面12aとの交差点(本発明にいう「スライス位置」)を上記にいう「絶対座標系」上に変換して表したもの、と定義される(図10参照)。なお、CT架台31は、上記したようにチルト動作も可能であるから、該動作を経た後にはCT画像は「斜め」のスライス面に則し取得されることになるが、この場合であっても、上記定義(スライス面と被検体載置面の交差)がそのまま当てはまると考えてよい。図10左方では、斜めのスライス面に則すCT画像CTsとその絶対位置座標Ysとの関係が模式的に示されている。
【0067】
このようであるから、いまの例においては、上で述べたアンギオ画像のように、該アンギオ画像の「一部」(上記では「略中央部位」)が絶対位置座標X1に対応しているということに基づき当該アンギオ画像が当該絶対位置座標X1でもって代表的に表象される、ということではなくて、端的に、CT画像の各々が、絶対位置座標(Y1、…、Yn)でもって表象されるということになる。そして、このことから、指定位置Qの入力ということは、指定位置Rの入力がアンギオ画像の「一部」について行われていたのとは異なり、「CT画像そのもの」の指定入力によればよいことがわかる。図9においては、CT画像CT5が指定されていることが示されており、結果、絶対位置座標Y3が指定されたこと(指定位置Q=絶対位置座標Y3)を意味している。
【0068】
さて次に、上記のような指定を受けたX線CT装置3は、図8ステップT3にあるように、この指定にかかる情報、すなわち上記絶対位置座標Y3を、対アンギオ装置用インターフェイス309、及び対CT装置用インターフェイス209を介して、アンギオ装置2側に送る。アンギオ装置2ではこれを受けて、図8ステップT4にあるように、この指定位置Qの入力に係るCT画像CT5の絶対位置座標Y3に対応する撮影位置で撮影されたアンギオ画像、つまり該座標Y3に対応する絶対位置座標Xnを付随するアンギオ画像を、アンギオ画像記憶部206の中から探索し、かつ選択する作業に入る。
【0069】
ここで、上記探索・選択作業は、具体的に次に記す手法を採用することが可能であるが、ここにおいて重要であるのは、「指定されたCT画像に対応するアンギオ画像」というものを、どのように考えるかにある。すなわち、図9に示すようなCT画像CT5の指定が行われ、これに対応するアンギオ画像を探索・選択する場合においては、例えば図10に示すように、当該画像CT5を含みうるアンギオ画像の存在が、複数想定される場合がある。図10においてはより具体的に、CT画像CT5を含むアンギオ画像が、Cranial方向及びCaudal方向に所定角度傾倒したCアーム21によって複数回、X線画像撮影されている場合が考えられることを示している。
【0070】
本実施形態においては、上記のような場合において、CT画像CT5に「対応する」アンギオ画像の具体的な探索・選択を、次のように行う。まず、指定されたCT画像CT5の絶対位置座標Y3と、アンギオ画像記憶部206に記憶されている複数のアンギオ画像に関する上記したような絶対位置座標X1、…、Xnとを、次のような式に基づき比較し、これを満たすアンギオ画像と満たさないものとの選別を行う。
(Xn−αn)≦Y3≦(Xn+βn)…(2)
ここに、αn及びβnとは、それぞれ、図11に示すように、ある(=n枚目の)アンギオ画像の上端及び下端から、当該アンギオ画像に関する絶対座標値Xnまでの距離である。
【0071】
このような(2)式を満たすものとして選別されたアンギオ画像は、その画像中に、CT画像CT5に対応する箇所を含むものであることがわかる。そして、この選別はまた、図10に示すような3つのアンギオ画像を「対応する」ものと扱うことに他ならない。
【0072】
以上のように探索・選択されたアンギオ画像は、図8ステップT5にあるように、アンギオ装置2側の表示部24に表示されることになる。このとき、図10におけるように、3つのアンギオ画像が表示されるのであれば、この表示を、カタログ表示ないしはサムネイル表示形態とすることが可能である。
【0073】
また、このような場合において、選択されたアンギオ画像が具体的にどのような態様によるものか(=アンギオ装置2において、どのように取得されたか)に応じて、適宜、適切な画像表示を行うことができる。
【0074】
すなわち、アンギオ画像は、上述したように、被検体Pに造影剤を投与することを前提として撮影される場合が多々あるが、この場合さらに、当該造影剤が被検体P内でどのように流れるか、等といった動的な観察を行うため、その追跡撮影が実施される結果として、アンギオ画像が「動画」として取得される場合がある。つまり、このようなアンギオ画像は、複数の静止画からなり、当該複数の静止画を通して見ることにより動画となるような態様となる。そして、このような場合においては、図12のアンギオ画像AG1に示すように、例えば当該複数の静止画の先頭の画像を一番上に表示し、その背後に、「動画」を展開しうる一連の静止画(=通常、「1カット」ともいう。)が存在していることを、装置使用者に認識させるような画像表示を行うことができる。また、そのような画像表示ではなくて、当該複数の静止画全部を表示部24の表示面上にすべて展開するような表示形態としても勿論よい。この場合においてはさらに、その中の一枚を指示することにより、後述する拡大表示させることも可能である。
【0075】
ちなみに、選択されたアンギオ画像が、図5等に示したように、単に透視的に一枚の画像として撮影されたものである場合も当然に想定され、この場合においては、そのアンギオ画像そのものを表示すればよい(図12中、アンギオ画像AG2及びAG3参照)。
【0076】
そしてまた、図12に示すように、複数枚のアンギオ画像が表示部24に表示されている場合には、図8ステップT6にあるように、その中から任意のものを拡大表示する旨、入力部208から指示するような構成とすることも可能である。この場合、本実施形態においては、当該表示を図13のフローチャートに示すように行うことが可能である。
【0077】
まず、図13ステップT61にあるように、指定されたアンギオ画像に付帯するCアーム21の姿勢に関する情報を入手する。具体的には、図2において説明したように、Cアーム21のRAO方向又はLAO方向に関する角度情報θ1と、Cranial方向又はCaudal方向に関する角度情報θ2と、である。
また次に、図13ステップT62では、指定されたCT画像(上記の例では、画像CT5)に付帯するCT架台31のチルト角度に関する情報θ3を入手する。
【0078】
これら各種角度情報θ1、θ2及びθ3が入手されたら、図13ステップT63にあるように、これらの値を用いて、下記式に基づくスライス面の傾きに関する算出を行う。
(画面水平面(XY平面)に対する傾き)=θ1… (3)
(画面垂直面(XZ平面)に対する傾き)=θ2−θ3…(4)
ここに、式中の説明にあるXY平面、XZ平面というのは、具体的には図14に示すような座標系における場合を想定している。すなわちこの座標系は、そのXY平面が、上記で指定されたアンギオ画像の画像面AG(図中、一点鎖線参照)に一致するとともに、X軸方向が当該アンギオ画像の「画面上の水平方向」に、Y軸方向が「画面上の垂直方向」にそれぞれ該当し、かつ、Z軸方向が当該アンギオ画像の奥行き方向を指し示している。以上のことから、「XY平面」及び「XZ平面」というのは、それぞれ上記しているように、「画面(に対して)水平面」及び「画面(に対して)垂直面」ということになる。
【0079】
そして、このような場合における上式(3)及び(4)の意味合いは、次のようになる。すなわち、(3)式におけるθ1は、図14(a)に示すように、正規の位置付けとなるスライス面(図中、破線参照)が、XZ面に平行でありつつ、XY面に対して傾くスライス面SLF1となる場合における、その傾き角度のことをいう。ここに、「正規の位置付け」というのは、Cアーム21が前記正規状態にある場合であって、図14から明らかなように、アンギオ画像の画像面AGとスライス面とが直角に交わる場合(ただし、角度θ1が0でない場合を除く。)をいう。また、(4)式におけるθ2は、図14(b)に示すように、正規の位置付けとなるスライス面が、X軸を中心として、XZ平面に対して傾くスライス面SLF2となる場合における、その傾き角度のことをいう。
【0080】
したがって、図2(a)と見比べてわかるように、上記角度θ1は、Cアーム21のRAO方向又はLAO方向に該当する傾斜角であることがわかり、上記角度θ2は、Cアーム21のCranial方向又はCaudal方向に該当する傾斜角であることがわかる(ただし、図2(a)において、図面奥行き方向が図14におけるY軸方向に一致する、と考えることによる)。また、(4)式における傾斜角θ2とCT架台31のチルト角度θ3とは、同一平面内で定義される角度であるから、もし該架台31がチルトされている場合(θ3≠0)には、その分につき相殺する目的から、θ2−θ3とされる。
【0081】
そして最終的には、一般に想定されるスライス面が上記図14(a)及び(b)に示すような傾きの重ね合わせと考えられることから、アンギオ画像の画像面AGに対し、当該スライス面を射影した形状が、当該アンギオ画像における「スライス面表示」として行われることになる。図15においては、射影されたスライス面SLF´の一例を示している。
【0082】
このような表示をすることで、アンギオ画像とこれに対応するCT画像との対応関係をより明確に把握し得ることが明らかである。また、このようなスライス面表示においては、その射影された形状たるスライス面SLF´と、アンギオ画像AGないし被検体Pとの位置関係をよりはっきりと判明させるような表示を行っておくと更によい。図15においては、このような表示の例として、スライス面SLF´の一角を走る実線ω1と、その一部が該スライス面SLF´の背面に隠れる実線ω2とが示されている。この表示によれば、例えば、前者の実線ω1が被検体Pの「腹側」、後者の隠れる実線ω2が被検体Pの「背中側」といった意味をもたせておけば、スライス面SLF´のアンギオ画像AG上における位置関係はよりはっきりとわかることになる。
【0083】
なお、上記では拡大表示する旨の指令があった場合、当該拡大表示の対象となるアンギオ画像のみにつき、上記のようなスライス面表示が行われるとしたが、その他、CT画像に対応するアンギオ画像を表示する図12のような時点において既に、これらアンギオ画像AG1、AG2及びAG3に対し、上記したスライス面表示を行うような形態としても勿論よい。
【0084】
なお、上記例では、指定されたCT画像に関し、これに対応するアンギオ画像の存在することが暗黙の前提とされていたが、場合によっては、そのようなアンギオ画像が存在しない場合(撮影していない場合)も当然に有り得る。このような場合においては、既に「アンギオ画像に基づくCT画像呼び出し」の項で述べたように、図7に示したフローチャートとパラレルな関係にある処理を実施すればよい。これにより、該図7を実施することにより享受されるのと同様な効果を得ることができる。
【0085】
すなわち、図8ステップT4において、指定されたCT画像に対応するアンギオ画像が存在しないと判断される場合には、図16ステップT41にあるように、当該CT画像の絶対位置座標YnとCT架台31のチルト角度に関する情報をアンギオ装置2側に送信し、図16ステップT42及び図16ステップT43では、前記絶対位置座標Ynとチルト角度に関する情報に基づき、寝台1ないし天板12、及びCアーム21の位置ないし姿勢を「調整」する。この「調整」の意味は、既に述べたとおりである。
【0086】
そして、以上の調整が済んだら、図16ステップT44にあるように、実際のアンギオ画像撮影を実施する。後は、図8ステップT5以降の処理を実施すればよい。
【0087】
以上説明したように本実施形態におけるIVR−CT装置によれば、まず、アンギオ装置2で取得された画像に基づいて、その画像上のある箇所を指定することによれば、当該箇所に対応するCT画像が自動的に探索・選択されてくる。またその逆に、X線CT装置3で取得された画像に基づいて、あるCT画像を指定することによれば、当該指定に対応するアンギオ画像が自動的に探索・選択されてくる。
【0088】
したがって、両装置2及び3により取得された画像の対応関係が、熟練等によらず明確に「関連付け」されるから、結果、迅速かつ効果的な診療ないし診断を実施することができる。
【0089】
なお、上記実施形態においては、本発明にいう「X線画像撮影装置」として、一機のCアーム21を備える「アンギオ装置」を例にとった説明を行ったが、本発明は、このような形態に限定されるものではない。例えばまず、上記のようにCアーム21を一機のみ備えるものではなく、これを二機備えるような「アンギオ装置」、すなわちいわゆる「バイプレーンシステム」と呼称されるものに対しても、本発明は容易に適用可能である。また、「アンギオ装置」を離れ、本発明にいう「医用画像撮影装置」ないし「X線画像撮影装置」を、いわゆる「透視撮影装置」や「多目的X線画像撮影装置」に適用することが可能である。さらに広くは、本発明にいう「医用画像撮影装置」としては、いわゆる「超音波診断装置」に適用することも可能である。
【0090】
また、本発明にいう「CT像撮影装置」としては、上記X線CT装置の他、場合によっては、核磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)や、核医学診断装置(その中でも、いわゆる「SPECT装置」)等が該当する場合も考えることができる。
【0091】
以上のことから結局、本発明にいう「医用画像診断システム」とは、様々な医用画像(上記したように、例えば超音波診断像等をも含む)と様々な具体的形態となるCT像撮影装置により取得されたCT像とを関連付けるものであれば、その範囲内にあるものとして認識される。
【0092】
また、上記では、アンギオ画像又はCT画像の探索・選択に係る演算等は、アンギオ装置2又はX線CT装置3のそれぞれに備えられたCPU207又は307によって行われていたが、本発明は、このような形態に限定されるものではない。例えば、前記アンギオ画像記憶部206及びCT画像記憶部306を併せ持ち(=内設し)、かつ、両装置2及び3に対する共通の入力部を備える等、IVR−CT装置全体を統括的に制御することが可能な統括部(不図示)を別途設け、その中央処理装置(制御手段)等によって、上記探索・選択に係る演算等を一括的に実施するようにしてもよい。
【0093】
さらにこれを進めて、IVR−CT装置自体は、従来通り、アンギオ装置2で取得される画像とX線CT装置3で取得される画像との間に何らの関連付けも行わない構成とするが、当該IVR−CT装置に対し、上記で述べたような「統括部」を追設することによって、本発明の目的を達成することも可能である。
【0094】
すなわち、この場合においては、前記統括部が、アンギオ画像上で指定された指定位置に関する情報や絶対位置座標Xn等からなるデータをアンギオ装置2より受け取り、又は、指定されたCT画像(=絶対位置座標Yn)等からなるデータをX線CT装置3より受け取ることにより、それぞれ対応するCT画像又はアンギオ画像を、該統括部に内設されたCT画像記憶部又はアンギオ画像記憶部から選択し、これをX線CT装置3又はアンギオ装置2に送信する、等といったこととなり、当該統括部は、いわば「画像に係るデータ交換装置」としての作用を有するものとなる。
【0095】
以上説明したように、本発明のX線画像診断システムによれば、その構成要素たる医用画像撮影装置ないしX線画像撮影装置及びCT像撮影装置の各々で取得された異なる趣旨に基づく画像の関連付けが自動的に図られることにより、装置使用者の熟練や経験等に頼ることなく、迅速かつ効果的な診療ないし診断を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るIVR-CT装置の全体構成を示す概要図である。
【図2】 図1に示すアンギオ装置のCアームがとりうる姿勢を説明する説明図であって、(a)はCアームのRAO方向又はLAO方向、(b)はCranial方向又はCaudal方向の姿勢変化に関する。
【図3】 図1に示すIVR−CT装置の電気的構成例を示すブロック図である。
【図4】 アンギオ画像に基づきCT画像を呼び出す場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 アンギオ画像の一表示例と該画像に対する指定位置の入力例を示す説明図である。
【図6】 アンギオ画像上の指定位置に対応するCT画像の探索・選択を説明する説明図である。
【図7】 アンギオ画像上の指定位置に対応するCT画像が存在しない場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 CT画像に基づきアンギオ画像を呼び出す場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 CT画像の一表示例と該画像に対する指定位置の入力例を示す説明図である。
【図10】 指定されたCT画像に対応するアンギオ画像の探索・選択を説明する説明図である。
【図11】 アンギオ画像上で定義されるαn及びβnを説明する説明図である。
【図12】 選択されたアンギオ画像の表示態様の一例を示す説明図である。
【図13】 選択されたアンギオ画像上にスライス面表示をする場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】 スライス面表示を行うための、当該スライス面に関する角度算出を説明する説明図であって、(a)はCアームのRAO方向又はLAO方向に該当する傾斜角、(b)はCranial方向又はCaudal方向に該当する傾斜角に関する。
【図15】 選択されたアンギオ画像上にスライス面表示をした例を示す説明図である。
【図16】 指定されたCT画像に対応するアンギオ画像が存在しない場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
P 被検体
1 寝台
11 脚
12 天板
12a 被検体載置面
101 寝台位置検出部
102 寝台駆動部
2 アンギオ装置(医用画像撮影装置、X線画像撮影装置)
21 Cアーム(支持器)
21a 固定アーム
21b 接続部
21c 支点
21d 基台
21e レール
22 X線管球
23 X線検出器
24 表示部
201 画像収集部
202 Cアーム駆動部
203 Cアーム状態検出部
204 寝台位置入出力部
205 アンギオ画像メモリ
206 アンギオ画像記憶部
207 CPU
208 入力部
209 対CT装置用インターフェイス
3 X線CT装置(CT像撮影装置)
31 CT架台
32 表示部
301 画像収集部
302 CT架台駆動部
303 CT架台状態検出部
304 寝台位置入出力部
305 CT画像メモリ
306 CT画像記憶部
307 CPU
308 入力部
309 対アンギオ装置用インターフェイス

Claims (3)

  1. 略C字形状となる支持器並びに該支持器の一端及び他端にそれぞれ対向するよう備えられたX線発生手段及びX線検出手段と、天板と、を有し、前記X線発生手段とX線検出手段とを結ぶ直線と前記天板との交点を撮影位置として、前記支持器の位置ないし姿勢に応じた種々の撮影位置にて被検体に関するX線画像を撮影可能なX線画像撮影装置と、
    前記被検体を挿脱可能な撮影空間部の周囲にX線発生手段及びX線検出手段がそれぞれ対向するよう備えられたCT架台を有し前記CT架台の位置ないし姿勢に応じた種々のスライス位置にて前記被検体に関するCT画像を撮影可能なCT像撮影装置とを有するX線画像診断システムにおいて、
    前記X線画像撮影装置により取得された複数のX線画像を前記撮影位置と対応付けて記憶するX線画像記憶部と、前記CT像撮影装置により取得された複数のCT画像を記憶するCT画像記憶部と、
    前記X線画像上の位置を指定する指定位置の入力、及び、前記複数のCT画像の中から任意のCT画像を指定する指定入力が可能な入力手段と、
    前記撮影位置を絶対座標系上に変換して得られ前記複数のX線画像の各々に固有に付随する絶対位置座標、及び、前記スライス位置を前記絶対座標系上に変換して得られ前記複数のCT画像の各々に固有に付随する絶対位置座標の双方に基づいて、前記CT画像または前記X線画像を選択する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記指定位置の入力を受けた場合には、当該指定位置の絶対座標系上の位置と、当該指定位置の入力を受けた前記X線画像に付随する前記絶対位置座標とに基づき、当該指定位置の前記絶対位置座標系上の位置に対応するスライス位置で撮影されたCT画像を前記CT画像記憶部から選択し、前記指定入力を受けた場合には、当該指定入力に係る前記CT画像に付随する前記絶対位置座標に基づき、当該絶対位置座標に対応する撮影位置で前記X線画像撮影装置により撮影されたX線画像を前記X線画像記憶部から選択することを特徴とするX線画像診断システム。
  2. 前記制御手段は、
    前記指定位置に対応するスライス位置で撮影されたCT画像が存在しないと判断するときは、
    当該指定位置の入力がなされた前記X線画像に固有に付随する絶対位置座標に基づいて前記CT架台の位置ないし姿勢を調整して当該絶対位置座標に対応するスライス位置で新たなCT画像を撮影し、
    前記指定入力に係るCT画像のスライス位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画像が存在しないと判断するときは、
    前記指定入力がなされた前記CT画像に固有に付随する絶対位置座標に基づいて前記支持器の位置ないし姿勢を調整して当該絶対位置座標に対応する撮影位置で新たなX線画像を撮影することを特徴とする請求項記載のX線画像診断システム。
  3. 前記指定入力に係るCT画像のスライス位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画像を表示する画像表示手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記画像表示手段上に表示された前記X線画像上に、前記指定入力に係るCT画像のスライス面を射影した形状を表示することを特徴とする請求項記載のX線画像診断システム。
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