JP4625701B2 - 画像観察装置及び画像観察方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像観察装置及び画像観察方法に係り、特に当該被検体に対して収集された多くの画像データの中から病巣部における画像データを効率よく読影することが可能な画像観察装置及び画像観察方法に関する。
医用画像診断技術は、近年のコンピュータ技術の発展に伴って実用化されたX線CT装置やMRI装置などによって急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。特に近年のX線CT装置やMRI装置では生体情報の検出装置や演算処理装置の高速化、高性能化に伴い、画像データのリアルタイム表示が可能となり、更に、3次元画像データの生成と表示も容易に行なわれるようになった。
例えば、X線CT装置においては、X線を照射するX線管と照射されたX線を検出するX線検出器を被検体の周囲に対向して配置し、この被検体を前記X線管及びX線検出器に対し体軸方向(スライス方向)に相対移動して被検体の複数スライス断面におけるX線投影データを収集することにより3次元画像データ(ボリュームデータ)の生成を行なっている。又、被検体を体軸方向に連続移動しながらX線投影データの収集を行なう、所謂ヘリカル走査方式を用いることによって3次元画像データの生成に要する時間は更に短縮されつつある。
一方、画像診断装置を用いて得られた各々の画像データに対してコンピュータによる解析を行ない、得られた解析結果と画像データを比較対照することにより診断(読影)精度と診断効率の向上をはかったコンピュータ支援診断(CAD:Computer Aided Diagnosis)技術が開発されている。
例えば、X線診断装置によって得られたX線画像データでは、X線の放射経路に沿った生体情報は積算されてしまうために造影剤を使用しない限りコントラスト分解能に劣り、更に、X線照射方向の分解能が得られない欠点を有しているため、X線画像データのみで診断を行なう場合には病巣部を見逃す危険性があった。
このような欠点を補い画像診断の信頼性を高める方法として、異なる種類の画像診断装置によって収集された同一被検体の同一診断部位における画像データに対して上述のCAD技術を導入することにより、読影を行なう医師(以下では、操作者と呼ぶ。)の負担を増大させることなく画像データの比較観察を効率よく行なうことが可能な画像観察方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この方法によれば、所定の画像診断装置から得られた画像データを解析することによって検出した病巣部候補の情報を他の画像診断装置から得られた画像データに重畳して表示することが可能なため病巣部の見逃しを低減させることができる。
特開2004−180932号公報。
ところで、上述のX線CT装置やMRI装置等では、空間分解能の改善を目的として画像データを構成する画素数や画像データ枚数は増加の一途にあり、例えば、ヘリカルスキャンの実用化によって3次元データ(ボリュームデータ)の生成が容易となったX線CT装置では、被検体の1検査におけるスライス方向の画像データ枚数は1000枚を超えることがある。そして、このような画像データに対して上述の特許文献1に記載されている方法を適用した場合には、画像解析に多くの時間を要し効率のよい読影を行なうことは困難であった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像データ枚数が比較的少ない画像診断装置の画像データ(参照用画像データ)から得られた病巣部の位置情報に基づいて画像データ枚数が多い画像診断装置の画像データ(診断用画像データ)の中から選択された前記病巣部における診断用画像データを優先的に読影することにより、精度のよい読影を効率よく行なうことが可能な画像観察装置及び画像観察方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の画像観察装置は、被検体の診断対象部位に対し第1の画像診断装置が生成した空間的に連続する複数枚の第1の画像データと、前記診断対象部位に対し第2の画像診断装置が生成した前記第1の画像データより少ない枚数の第2の画像データを含む画像データ群の中から、前記第1の画像データを診断用画像データとして、又、前記第2の画像データを参照用画像データとして取得する画像情報取得手段と、前記参照用画像データの病巣部の特徴量を検出する特徴量検出手段と、前記検出手段が検出した病巣部の特徴量に基づいて、前記参照用画像データの病巣部に対して関心領域を設定する関心領域設定手段と、設定された関心領域の位置情報に基づいて、空間的に連続する複数枚の診断用画像データに対して精査範囲を設定する精査範囲設定手段と、設定された精査範囲における診断用画像データを精査範囲外の診断用画像データより優先して表示する画像データ表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、請求項4に係る本発明の画像観察装置は、被検体の診断対象部位に対し第1の画像診断装置が生成した空間的に連続する複数枚の第1の画像データと、前記診断対象部位に対し第2の画像診断装置が生成した前記第1の画像データより少ない枚数の第2の画像データを含む画像データ群の付帯情報から画像データリストを生成する画像データリスト生成手段と、前記画像データリストにおいて、前記第1の画像データを診断用画像データとして、又、前記第2の画像データを参照用画像データとして取得する画像データ選択手段と、前記参照用画像データの病巣部に対して関心領域を設定する関心領域設定手段と、設定された関心領域の位置情報に基づいて空間的に連続する複数枚の診断用画像データに対して精査範囲を設定する精査範囲設定手段と、設定された精査範囲における診断用画像データを精査範囲外の診断用画像データより優先して表示する画像データ表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、請求項5に係る本発明の画像観察装置は、被検体の診断対象部位に対し第1の画像診断装置が生成した空間的に連続する複数枚の第1の画像データと、前記診断対象部位に対し第2の画像診断装置が生成した前記第1の画像データより少ない枚数の第2の画像データを含む画像データ群の中から、前記第1の画像データを診断用画像データとして、又、前記第2の画像データを参照用画像データとして取得する画像情報取得手段と、前記参照用画像データの病巣部に対して関心領域を設定する関心領域設定手段と、設定された関心領域の位置情報に基づいて、空間的に連続する複数枚の診断用画像データに対して精査範囲を設定する精査範囲設定手段と、前記精査範囲における複数の診断用画像データのサムネール画像データを生成するサムネール画像データ生成手段と、生成した前記精査範囲における複数の診断用画像データのサムネール画像データの中から所望のサムネール画像データを選択する診断用画像データ選択手段と、前記診断用画像データ選択手段によって選択された所望のサムネール画像データに対応した診断用画像データを表示する画像データ表示手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、画像データ枚数が比較的少ない参照用画像データから得られた病巣部の位置情報に基づいて画像データ枚数が多い診断用画像データの中から選択された前記病巣部における診断用画像データを優先的に読影することにより、精度のよい読影を効率よく行なうことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の第1の実施例の特徴は、第1の画像診断装置から新たに収集された多くの枚数からなる第1の画像データの中の病巣部位に対応した所定範囲の画像データに対して精密な読影(以下では、精査と呼ぶ。)を選択的に行なう際に、第2の画像診断装置から収集された同一被検体の同一部位の1枚あるいは数枚の第2の画像データにおける前記病巣部位の位置情報に基づき前記第1の画像データにおける精査範囲を設定することにある。
尚、以下の説明では、第1の画像診断装置をX線CT装置、第2の画像診断装置をX線診断装置とするがこれに限定されない。そして、第1の画像診断装置によって新たに得られ読影に供される画像データ(CT画像データ)を診断用画像データ、第2の画像診断装置によって予め得られ上述の診断用画像データにおける精査範囲を設定するために用いられる画像データ(X線画像データ)を参照用画像データと呼び、更に、精査範囲における診断用画像データを精査用画像データと呼ぶ。
この場合、当該被検体に対して収集される診断用画像データは、参照用画像データと比較して極めて多い枚数を有する場合を想定しており、例えば、胸部の診断部位に対しX線CT装置から得られる診断用画像データは既に述べたように1000枚程度となるのに対して、伝統的なX線診断装置によって得られる参照用画像データは1枚あるいは数枚となる。
(画像観察装置の構成)
以下、本発明の第1の実施例における画像観察装置の構成につき図1を用いて説明する。
図1は、本実施例における画像観察装置の全体構成を示すブロック図であり、画像観察装置100は、画像診断装置101や画像データサーバ102から供給される診断用画像データや参照用画像データを、その付帯情報と共に保存する画像情報記憶部10と、画像情報記憶部10に保存された画像データの付帯情報に基づいて画像データリストを生成する画像データリスト生成部9と、この画像データリストに基づいて選択された画像データあるいは付帯情報を前記画像情報記憶部10から読み出す画像情報取得部11と、読み出された画像データに対して診断用画像データと参照用画像データを区分する画像データ識別部12と、区分された診断用画像データを保存すると共に、この診断用画像データの中から後述の精査範囲設定部15によって設定された精査用画像データを保存する診断用画像データ記憶部13を備えている。
又、画像観察装置100は、画像データ識別部12によって区分された参照用画像データの病巣部における陰影等の特徴量を検出し、この特徴量に基づいて設定された関心領域(ROI:Region of Interest)の位置データを生成する特徴量位置データ生成部14と、ROIの位置データに基づいて診断用画像データにおける精査範囲を設定する精査範囲設定部15を備え、更に、上述の画像データリストや精査範囲設定部15によって設定された精査範囲の診断用画像データ、即ち精査用画像データ等を表示する表示部16と、前記画像データリストにおいて所望の診断用画像データ及び参照用画像データの選択や各種コマンド信号の入力等を行なう入力部17と、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部18を備えている。
画像情報記憶部10は、磁気ディスクや光磁気ディスク等の大容量記憶媒体を備え、院内に設けられた複数の画像診断装置101や画像データサーバ102等からネットワーク103あるいは光磁気ディスク等の記憶媒体を介して供給された画像データやその付帯情報を保存する。図2は、画像情報記憶部10に保存された診断用画像データ(図2(a))及び参照用画像データ(図2(b))とその付帯情報を模式的に示したものであり、各々の画像データには、例えば、被検体IDあるいは被検体名、診断部位、使用した画像診断装置(モダリティ)、シリーズ、画像番号あるいは画像データ収集位置、更には、検査年月日等が付加されている。尚、シリーズとして、造影剤投与の有無、階調性強調(高コントラスト)、拡大撮影等がある。
次に、図1の画像データリスト生成部9は、CPUと記憶回路を備え、画像情報記憶部10に保存されている診断用画像データの付帯情報及び参照用画像データの付帯情報を読み出して画像データリストを生成する。図3は、画像データリスト生成部9によって生成された画像データリストの具体例であり、例えば、被検体氏名、被検体ID、モダリティ、シリーズ、検査年月日等が示された一覧表が画像データリスト生成部9によって作成される。
一方、図1の画像情報取得部11は、表示部16に表示された画像データリストにおいて入力部17が選択した情報に基づき、当該被検体に対する診断用画像データと、この診断用画像データに対して精査範囲を設定するための参照用画像データを読み出す。例えば、図3に示した画像データリストのリスト番号L1乃至L4が診断用画像データとして選択された場合には、被検体ID「00011」の被検体の「胸部」に対し、「造影剤有」「造影剤無」「拡大表示」「高コントラスト」の各シリーズで生成されたM枚のCT画像データDd−1乃至Dd−Mが順次読み出される。同様にして、参照用画像データとして画像データリストのリスト番号L7が選択された場合には、同一被検体の同一部位に対するX線画像データDr−1が読み出される。
そして、画像データ識別部12は、画像情報取得部11から供給された診断用画像データ及び参照用画像データを、その付帯情報のモダリティに基づいて識別し、供給された画像データが診断用画像データの場合には診断用画像データ記憶部13に、又、参照用画像データの場合には特徴量位置データ生成部14の後述する参照用画像データ記憶部141に区分して保存する。
診断用画像データ記憶部13は、画像データ識別部12によって区分された各シリーズの診断用画像データDd−1乃至Dd−Mを順次保存し、更に、特徴量位置データ生成部14が設定したROIの位置データに基づき後述の精査範囲設定部15が診断用画像データに対して設定した精査範囲におけるP枚の精査用画像データDx−1乃至Dx−Pの保存を行なう。具体的には、診断用画像データDd−1乃至Dd−Mの中の前記精査範囲における診断用画像データに対し、精査用画像データであることを識別するためのインデックスDx−1乃至Dx−Pが付加される。
次に、特徴量位置データ生成部14は、画像データ識別部12によって区分された参照用画像データを保存する参照用画像データ記憶部141と、この参照用画像データに対して所定の画像処理を行ない腫瘍陰影等の特徴量を検出する特徴量検出部142と、検出された特徴量の形状に基づいてROIを設定するROI設定部143を備えている。
特徴量位置データ生成部14の特徴量検出部142は、演算回路と記憶回路を備え、参照用画像データにおける前記特徴量の検出を目的としたフィルタリング処理等の画像処理を行なう。例えば、肺癌や間質性肺炎等の被検体から得られた参照用画像データに対してその特徴量を検出する場合には、前記記憶回路に予め保存された疾患別の最適フィルタ条件を用いて参照用画像データに対するフィルタリング処理を行なう。更に、フィルタリング処理によって腫瘍の陰影が強調された参照用画像データに対し2値化処理を行ない腫瘍の輪郭抽出を行なってもよい。
次いで、ROI設定部143は、特徴量検出部142により検出された特徴量に基づいてROIの設定を行なう。この場合、検出された特徴量を取り囲むように設定されるROIは、円形あるいは楕円形にて近似されたものであってもよい。そして、このとき設定したROIの位置データを精査範囲設定部15に供給する。
一方、精査範囲設定部15は、ROI設定部143から供給されたROIの位置データに基づいて、診断用画像データ記憶部13に保存されている診断用画像データDd−1乃至Dd−Mに対し精査範囲を設定する。この場合、参照用画像データにおいて設定されたROIの位置データと診断用画像データにおける画像データ生成位置(スライス位置)は一義的に対応づけられている。
次に図4及び図5を用い、参照用画像データに設定されたROIと診断用画像データにおける精査範囲について更に詳しく説明する。
図4は、参照用画像データとして収集された胸部のX線透視画像データを示したものであり、画像情報取得部11及び画像データ識別部12を介して画像情報記憶部10から供給された参照用画像データ51は、特徴量位置データ生成部14の特徴量検出部142によるフィルタリング処理や2値化処理等の画像処理によって腫瘍等の特徴量52が検出され、更に、ROI設定部143により、円形状のROI53が前記特徴量52を取り囲むように自動設定される。尚、図4の参照用画像データ51におけるZ方向は被検体の体軸方向に対応している。
そして、ROI設定部143よりROI53の位置情報が供給された精査範囲設定部15は、診断用画像データが体軸方向(Z方向)に垂直な複数の断面において得られるCT画像データの場合には、前記ROIにおけるZ軸方向の最小値Zminと最大値Zmaxの間を精査範囲ΔZxに設定する。
一方、図5は、X線CT装置によって収集された胸部の診断用画像データDd−1乃至Dd−MとROI53の位置情報によって設定された精査用画像データDx−1乃至Dx−Pを示したものであり、画像情報取得部11は、被検体の体軸方向(Z方向)にΔZ間隔で収集された診断用画像データDd−1乃至Dd−Mを画像情報記憶部10から読み出す。そして、読み出された診断用画像データDd−1乃至Dd−Mは、画像データ識別部12を介して診断用画像データ記憶部13に保存される。
次いで、上述の精査範囲設定部15は、ROI53におけるZ軸方向の最小値Zmin及び最大値Zmaxで定義された精査範囲ΔZxに対応する診断用画像データを精査用画像データZx−1乃至Zx−Pに設定する。
再び図1に戻って、表示部16は、画像データリスト生成部9にて生成された診断用画像データ及び参照用画像データに関する画像データリスト(図3参照)や診断用画像データ記憶部13に保存された精査用画像データの表示を行ない、更に、診断用画像データ記憶部13に保存された診断用画像データや精査用画像データを用いて生成したサムネール画像データやスカウト画像データを表示する。
図6は、表示部16の構成を示したものであり、表示部16は、サムネール画像データ生成部161、スカウト画像データ生成部162、表示データ生成回路163、変換回路164及びモニタ165を備えている。
サムネール画像データ生成部161は、診断用画像データ記憶部13に保存された精査用画像データDx−1乃至Dx−Pを読み出し、そのサムネール画像データDxs−1乃至Dxs−Pを生成する。又、診断用画像データが複数のシリーズにおいて得られる場合には、各シリーズを代表する精査用画像データ(例えば、精査範囲設定部15が設定した精査範囲ΔZxの略中央において得られた精査用画像データ)のサムネール画像データを各々のシリーズに対して生成する。
一方、スカウト画像データ生成部162は、診断用画像データ記憶部13に保存されている診断用画像データと精査用画像データの位置情報に基づいてスカウト画像データを生成する。即ち、スカウト画像データ生成部162は、診断用画像データ記憶部13に保存されている体軸方向に垂直な複数のスライス断面において生成された診断用画像データと上述の精査用画像データの位置情報とからスカウト画像データを生成する。
次に、表示データ生成回路163は、画像データリスト生成部9にて生成された診断用画像データ及び参照用画像データに関する画像データリスト、診断用画像データ記憶部13に保存された精査用画像データ、更には、表示部16のサムネール画像データ生成部161及びスカウト画像データ生成部162において生成された上述のサムネール画像データ及びスカウト画像データを所定の表示フォーマットに変換して表示データを生成する。又、精査用画像データの表示に際しては、この精査用画像データに対して付帯情報を合成し表示データを生成する。そして、表示データ生成回路163にて生成された表示データは、変換回路164にてD/A変換とテレビフォーマット変換がなされた後モニタ165に表示される。
図7(a)は、表示部16のモニタ165においてシリーズ単位で表示されるサムネール画像データの具体例を示したものであり、例えば、造影剤無、造影剤有、拡大撮影、高コントラスト撮影の各シリーズにおける代表的な精査用画像データのサムネール画像データDxs1乃至Dxs4が並列表示される。尚、この場合のサムネール画像データDxs1乃至Dxs4は、既に述べたように精査範囲設定部15が設定した精査範囲ΔZxの略中央において得られた精査用画像データに基づいて生成されたものであってもよいが、頭部側の精査用画像データDx−1に基づくものであってもよく、特に限定されない。
又、図7(b)は、図7(a)に示した複数のサムネール画像データDxs1乃至Dxs4の中の所定シリーズのサムネール画像データ(例えばサムネール画像データDxs1)が選択された場合に表示部16に表示される画像データを示している。この場合、選択されたシリーズにおける代表的なサムネール画像データDxs1に対応した画像データがモニタ165の中央部に表示される。尚、スカウト画像データ生成部162が生成したスカウト画像データSSも、上述の画像データと共に表示してもよい。
一方、図8は、表示部16に表示されるスカウト画像データを示したものであり、診断用画像データDd―1乃至Dd−Mに基づいて生成された画像データに対し、診断用画像データDd―1乃至Dd−Mの位置情報を示すスライスラインSL−1乃至SL−M及び精査用画像データの位置情報を示すスライスラインSLx−1乃至SLx−Pが重畳表示される。この場合、精査用画像データのスライスラインSLx−1乃至SLx―Pは、診断用画像データのスライスラインSL−1乃至SL―Mに対し異なる色彩や線種等で表示することによって精査用画像データの位置を容易に把握することが可能となる。
次に、図1の入力部17は、表示パネルやキーボード、各種スイッチ、選択ボタン、マウス等の入力デバイスを備えたインターラクティブなインターフェースであり、表示部16に表示された画像データリストにおける診断用画像データ及び参照用画像データの選択、被検体情報の入力、更には、各種コマンド信号の入力等が行われる。
そして、システム制御部18は、図示しないCPUと記憶回路を備えており、入力部17から送られてくる選択情報、入力情報及び各種コマンド信号は前記記憶回路に保存される。そして、入力部17から供給されるこれらの入力情報に基づいて上述の各ユニットを統括的に制御する。
(診断用画像データの観察手順)
次に、本発明の第1の実施例における診断用画像データの観察手順につき図9のフローチャートを用いて説明する。尚、以下では、診断用画像データとして4つのシリーズにおけるCT画像データを、参照用画像データとしてX線画像データを例に説明するが、これらに限定されるものではない。
本実施例における画像観察装置100の画像情報記憶部10は、通常、ネットワーク103を介して1つあるいは複数の画像診断装置101や画像データサーバ102と接続されており、画像診断装置101にて新たに生成された診断用画像データは、ネットワーク103を介して画像データサーバ102に保存されると共に、画像情報記憶部10に保存される(図9のステップS1)。
そして、画像データリスト生成部9は、画像情報記憶部10に新たに保存された診断用画像データの付帯情報を読み出し、この付帯情報に基づいて既に作成されている画像データリストを更新する。次いで、表示部16は、画像データリスト生成部9から供給された更新後の画像データリストをモニタ165に表示する(図9のステップS2)。
例えば、X線CT装置において新たに生成された「造影剤有」、「造影剤無」、「拡大撮影」、「高コントラスト撮影」の各シリーズにおけるCT画像データは、その付帯情報と共に画像観察装置100の画像情報記憶部10に保存される。一方、画像データリスト生成部9は、上記付帯情報を読み出し、これらの付帯情報に基づいて画像データリストを更新する。図3は、このとき更新された画像データリストを示しており、リスト番号L1乃至L4は新たに追加された画像データリストであり、リスト番号L5以降は既に作成された画像データリストである。
診断用画像データの観察に際し、表示部16のモニタ165に表示された画像データリストにリスト番号L1乃至L4の画像データリストが新たに追加されたならば、操作者は、入力部17に設けられたマウス等の入力デバイスを用い、診断用画像データとして新たに追加された画像データリストに対応したCT画像データを、又、参照用画像データとして前記画像データリストと同一の被検体ID及び疾患名が示されたリスト番号L7のX線画像データを選択する(図9のステップS3)。
一方、画像情報取得部11は、システム制御部18を介して入力部17から供給された上述の選択情報を受信し、この選択情報に基づいて画像情報記憶部10に保存されているリスト番号L1乃至L4のCT画像データと、リスト番号L7のX線画像データを順次読み出して画像データ識別部12に供給する。
そして、画像データ識別部12は、画像情報取得部11より供給された上述の画像データの付帯情報を検索し、診断用画像データとして選択したCT画像データの場合には診断用画像データ記憶部13に、又、参照用画像データとして選択したX線画像データの場合には特徴量位置データ生成部14の参照用画像データ記憶部141に保存する。
次に、特徴量位置データ生成部14の特徴量検出部142は、参照用画像データ記憶部141に保存された参照用画像データを読み出し、この参照用画像データに対してフィルタリング処理や2値化処理等の信号処理を行なって腫瘍の陰影(特徴量)を検出する(図9のステップS4)。そして、ROI設定部143は、特徴量検出部142が検出した特徴量に基づいてROIを設定し、その位置データを精査範囲設定部15に供給する(図9のステップS5)。
次いで、精査範囲設定部15は、ROI設定部143から供給されたROIの位置データに基づき、診断用画像データ記憶部13に保存されている各シリーズの診断用画像データに対して精査範囲を設定し、更に、この精査範囲の診断用画像データを精査用画像データに設定する(図9のステップS6)。
一方、表示部16のスカウト画像データ生成部162は、診断用画像データ記憶部13に保存されている診断用画像データと精査範囲設定部15が設定した精査用画像データの位置情報とからスカウト画像データを生成する(図8参照)。
又、サムネール画像データ生成部161は、診断用画像データ記憶部13に保存された精査用画像データを読み出し、そのサムネール画像データを生成する。そして、このとき生成された各シリーズの代表サムネール画像データは表示部16の表示データ生成回路163及び変換回路164を介してモニタ165に並列表示される(図7(a)参照)。
次に、操作者は、表示部16に表示された各シリーズの代表サムネール画像データの中から所望シリーズの代表サムネール画像データを入力部17に設けられた入力デバイスを用いて選択し、システム制御部18を介してこの選択情報を受信した表示部16の表示データ生成回路163は、選択されたシリーズにおける複数のサムネール画像データとスカウト画像データ生成部162が生成したスカウト画像データを合成し、変換回路164を介してモニタ165に表示する(図7(b)参照)(図9のステップS7)。
次に、操作者は、表示部16に表示されたスカウト画像データを参考に所望位置におけるサムネール画像データを入力部17の入力デバイスを用いて選択する。この選択情報を受信した表示部16の表示データ生成回路163は、選択されたサムネール画像データに対応した精査用画像データと付帯情報を診断用画像データ記憶部13から読み出し、所定表示フォーマットに変換して表示データを生成する。そして、この表示データは、変換回路164にてD/A変換とテレビフォーマット変換がなされた後モニタ165に表示される(図9のステップS8)。そして、操作者は、表示された精査用画像データに対して精密な読影(精査)を行なう(図9のステップS9)。
以下、上述の動作を繰返すことによって精査用画像データに対する精査を行ない、これらの精査が終了したならば、精査範囲以外における診断用画像データに対して通常の読影を行なう(図9のステップS10)。
以上述べた第1の実施例によれば、画像データ枚数が比較的少ない参照用画像データから得られた病巣部の位置情報に基づいて画像データ枚数が多い診断用画像データの中から選択した前記病巣部における精査用画像データを優先的に精密読影することにより、精度のよい読影を効率よく行なうことが可能となる。
又、上述の方法によって設定された精査用画像データを読影する際に、この精査用画像データに対するサムネール画像データやスカウト画像データに基づいて所望の精査用画像データの選択が行なわれるため、被検体あるいは腫瘍等の病巣部と精査用画像データの位置関係を正確に把握することが可能となる。
尚、上述の実施例では、診断用画像データに対して精査範囲を設定する際に、先ず参照用画像データの病巣部における特徴量を検出し、この特徴量に対して設定したROIの位置情報に基づいて精査範囲を設定したが、検出された特徴量の位置情報から前記精査範囲を直接設定してもよい。又、参照用画像データに対して特徴量を検出する際の画像処理は、上述のフィルタリング処理や2値化処理に限定されるものではなく、他の画像処理方法を適用してもよい。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。この第2の実施例の特徴は、表示部に表示された参照用画像データの病巣部に対し操作者が設定したROIの位置情報に基づいて診断用画像データにおける精査範囲の設定を行なうことにある。
(画像観察装置の構成)
本実施例における画像観察装置の構成につき図10を用いて説明する。尚、図10に示した画像観察装置のブロック図において、第1の実施例と同様な機能を有するユニットは同一符号で示す。
図10に示した画像観察装置150は、画像診断装置101や画像データサーバ102から供給される診断用画像データや参照用画像データを、その付帯情報と共に保存する画像情報記憶部10と、画像情報記憶部10に保存された画像データの付帯情報に基づいて画像データリストを生成する画像データリスト生成部9と、この画像データリストに基づいて選択された画像データあるいは付帯情報を前記画像情報記憶部10から読み出す画像情報取得部11と、読み出された画像データに対して診断用画像データと参照用画像データを区分する画像データ識別部12と、区分された診断用画像データを保存すると共に、この診断用画像データの中から後述の精査範囲設定部15によって設定された精査範囲における精査用画像データを保存する診断用画像データ記憶部13を備えている。
又、画像観察装置150は、画像データ識別部12によって区分された参照用画像データを保存する参照用画像データ記憶部141と、後述の表示部16に表示された参照用画像データの病巣部に対して設定されたROIの位置データを記憶するROI位置データ記憶部144と、このROIの位置データに基づいて診断用画像データにおける精査範囲を設定する精査範囲設定部15を備え、更に、上述の画像データリストや参照用画像データ、更には精査範囲設定部15によって設定された精査用画像データ等を表示する表示部16と、前記画像データリストにおける所望の診断用画像データ及び参照用画像データの選択、参照画像データの病巣部に対するROIの設定、各種コマンド信号の入力等を行なう入力部17と、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部18を備えている。
そして、ROI位置データ記憶部144は、入力部17に設けられた入力デバイスが表示部16に表示された参照用画像データの病巣部に対して設定したROIの位置データを生成する。
(診断用画像データの観察手順)
次に、本発明の第2の実施例における診断用画像データの観察手順につき図11を用いて説明する。尚、図11は、本実施例における診断用画像データの観察手順を示すフローチャートであり、図9に示した第1の実施例と同一のステップは同一符号で示し、詳細な説明は省略する。
診断用画像データの観察に先立って、画像診断装置101にて新たに生成された画像データ(診断用画像データ)は、ネットワーク103を介して画像観察装置150の画像情報記憶部10に保存される(図11のステップS1)。そして、画像データリスト生成部9は、保存された画像データの付帯情報に基づいて画像データリストを更新し、表示部16は、更新後の画像データリストをモニタ165に表示する(図11のステップS2)。
次いで、操作者は、入力部17に設けられた入力デバイスを用い、表示部16に表示された画像データリストの中から診断用画像データと参照用画像データを選択する(図11のステップS3)。次いで、画像情報取得部11は、この選択情報に基づいて画像情報記憶部10に保存されている診断用画像データ及び参照用画像データを順次読み出して画像データ識別部12に供給する。そして、画像データ識別部12は、供給された画像データの付帯情報を検索し、診断用画像データの場合は診断用画像データ記憶部13に、又、参照用画像データの場合は参照用画像データ記憶部141に保存する。
次に、表示部16の表示データ生成回路163は、参照用画像データ記憶部141に保存された参照用画像データを読み出してモニタ165に表示する(図11のステップS14)。そして、操作者は、表示部16のモニタ165に表示された参照画像データにおける病巣部に対し、入力部17の入力デバイスを用いてROIを設定し(図11のステップS15)、ROI位置データ記憶部144は、システム制御部18を介して入力部17より供給されるROIの位置データを保存する。
一方、精査範囲設定部15は、ROI位置データ記憶部144に保存されたROIの位置データを読み出す。そして、この位置データに基づき、診断用画像データ記憶部13に保存されている各シリーズの診断用画像データに対して精査範囲を設定し、更に、この精査範囲における診断用画像データを精査用画像データに設定する(図11のステップS6)。
次いで、サムネール画像データを用いた精査用画像データの表示が行なわれるが、これらのステップは第1の実施例の場合と同様であるため説明を省略する。
以上述べた第2の実施例によれば、第1の実施例と同様にして画像データ枚数が比較的少ない参照用画像データにおける病巣部の位置情報に基づいて画像データ枚数が多い診断用画像データの中から前記病巣部における精査用画像データを設定し、この精査用画像データに基づいて病巣部の精密読影を優先的に行なうことにより、精度のよい読影及び診断を効率よく行なうことが可能となる。
更に、本実施例によれば、操作者が入力部の入力デバイスを用いて参照用画像データの病巣部に対する関心領域の設定を行なっているため、参照用画像データの画質が不良であっても好適なROIの設定が可能となり、常に、正確な精査範囲を設定することができる。
尚、上述の第2の実施例におけるROIの設定は、参照画像データの病巣部に対して直接行なう場合について述べたが、第1の実施例と同様にして画像処理によって病巣部の特徴量を検出し、この特徴量が重畳表示された参照用画像データに対して入力デバイスによるROIの設定を行なってもよい。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるものでは無く、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では、診断用画像データと参照用画像データの選択を画像データリストに基づいて操作者が行なう場合について述べたが、操作者は診断用画像データのみを選択し、選択された診断用画像データに対応した最適な参照用画像データは画像情報取得部11によって自動選択されてもよい。例えば、操作者は、表示部16に表示された画像データリストの中から所望の診断用画像データを選択する。次いで、システム制御部18を介してこの選択情報を受信した画像情報取得部11は、画像データリスト生成部9より画像データリストを読み出し、この画像データリストにおいて前記診断用画像データに対応した参照用画像データを選択する。そして選択された参照用画像データと診断用画像データを画像情報記憶部10から順次読み出し画像データ識別部12に供給する。
尚、参照用画像データはネットワーク103を介して接続された画像データサーバ102に一括保管し、画像データリスト生成部9は、画像データサーバ102に保管された画像データの付帯情報に基づいて参照用画像データの画像データリストを生成してもよい。この場合、画像情報取得部11は、選択された参照用画像データを前記画像データサーバ102から直接収集する。
又、画像診断装置101によって得られた画像データとその付帯情報を、光磁気ディスク等の記憶媒体を介して画像情報記憶部10に保存してもよい。
ところで、上述の実施例では、サムネール画像データを用いて所望の精査用画像データの選択表示を行なう場合について述べたが、精査範囲設定部15にて設定された精査範囲の精査用画像データを、例えば、頭部側より順次表示してもよい。この場合の画像更新は操作者が入力部17にて行なうのが好適である。
一方、上述の実施例では、第1の画像診断装置をX線CT装置、第2の画像診断装置をX線診断装置とした場合について述べたが、これに限定されるものではなく他の画像診断装置であってもよい。例えば、第1の画像診断装置としてMRI装置を選択しても同様の効果を得ることができる。
又、第1の画像診断装置と第2の画像診断装置を同一に設定してもよい。例えば、第1の画像診断装置及び第2の画像診断装置としてX線CT装置を選択した場合、このX線CT装置を第1の画像診断装置として用いた場合のスライス間隔は第2の画像診断装置として用いた場合より狭く設定される。
本発明の第1の実施例における画像観察装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例の画像情報記憶部に保存された診断用画像データ及び参照用画像データとその付帯情報を模式的に示す図。 同実施例の画像データリスト生成部によって生成された画像データリストの具体例を示す図。 同実施例において参照用画像データとして収集された胸部のX線透視画像データを示した図。 同実施例において収集された胸部の診断用画像データとROIの位置データによって設定された精査用画像データの位置を示す図。 同実施例における表示部の構成を示すブロック図。 同実施例の表示部におけるサムネール画像データの表示例を示す図。 同実施例の表示部におけるスカウト画像データの表示例を示す図。 同実施例における診断用画像データの観察手順を示すフローチャート。 本発明の第2の実施例における画像観察装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例における診断用画像データの観察手順を示すフローチャート。
符号の説明
9…画像データリスト生成部
10…画像情報記憶部
11…画像情報取得部
12…画像データ識別部
13…診断用画像データ記憶部
14…特徴量位置データ生成部
15…精査範囲設定部
16…表示部
17…入力部
18…システム制御部
100、150、画像観察装置
101…画像診断装置
102…画像データサーバ
103…ネットワーク
141…参照用画像データ記憶部
142…特徴量検出部
143…ROI設定部
144…ROI位置データ記憶部
161…サムネール画像データ生成部
162…スカウト画像データ生成部
163…表示データ生成回路
164…変換回路
165…モニタ

Claims (6)

  1. 被検体の診断対象部位に対し第1の画像診断装置が生成した空間的に連続する複数枚の第1の画像データと、前記診断対象部位に対し第2の画像診断装置が生成した前記第1の画像データより少ない枚数の第2の画像データを含む画像データ群の中から、前記第1の画像データを診断用画像データとして、又、前記第2の画像データを参照用画像データとして取得する画像情報取得手段と、
    前記参照用画像データの病巣部の特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    前記検出手段が検出した病巣部の特徴量に基づいて、前記参照用画像データの病巣部に対して関心領域を設定する関心領域設定手段と、
    設定された関心領域の位置情報に基づいて、空間的に連続する複数枚の診断用画像データに対して精査範囲を設定する精査範囲設定手段と、
    設定された精査範囲における診断用画像データを精査範囲外の診断用画像データより優先して表示する画像データ表示手段と、
    を備えたことを特徴とする画像観察装置。
  2. 前記診断用画像データはCT画像データ又はMRI画像データの何れかであり、前記参照用画像データはX線画像データであることを特徴とする請求項1に記載した画像観察装置。
  3. 前記特徴量検出手段は、疾患別に予め設定された画像処理方法に基づいて、前記参照用画像データにおける前記病巣部の特徴量を検出することを特徴とする請求項1に記載した画像観察装置。
  4. 被検体の診断対象部位に対し第1の画像診断装置が生成した空間的に連続する複数枚の第1の画像データと、前記診断対象部位に対し第2の画像診断装置が生成した前記第1の画像データより少ない枚数の第2の画像データを含む画像データ群の付帯情報から画像データリストを生成する画像データリスト生成手段と、
    前記画像データリストにおいて、前記第1の画像データを診断用画像データとして、又、前記第2の画像データを参照用画像データとして取得する画像データ選択手段と、
    前記参照用画像データの病巣部に対して関心領域を設定する関心領域設定手段と、
    設定された関心領域の位置情報に基づいて空間的に連続する複数枚の診断用画像データに対して精査範囲を設定する精査範囲設定手段と、
    設定された精査範囲における診断用画像データを精査範囲外の診断用画像データより優先して表示する画像データ表示手段と、
    を備えたことを特徴とする画像観察装置。
  5. 被検体の診断対象部位に対し第1の画像診断装置が生成した空間的に連続する複数枚の第1の画像データと、前記診断対象部位に対し第2の画像診断装置が生成した前記第1の画像データより少ない枚数の第2の画像データを含む画像データ群の中から、前記第1の画像データを診断用画像データとして、又、前記第2の画像データを参照用画像データとして取得する画像情報取得手段と、
    前記参照用画像データの病巣部に対して関心領域を設定する関心領域設定手段と、
    設定された関心領域の位置情報に基づいて、空間的に連続する複数枚の診断用画像データに対して精査範囲を設定する精査範囲設定手段と、
    前記精査範囲における複数の診断用画像データのサムネール画像データを生成するサムネール画像データ生成手段と、
    生成した前記精査範囲における複数の診断用画像データのサムネール画像データの中から所望のサムネール画像データを選択する診断用画像データ選択手段と、
    前記診断用画像データ選択手段によって選択された所望のサムネール画像データに対応した診断用画像データを表示する画像データ表示手段と、
    を備えたことを特徴とする画像観察装置。
  6. 前記画像データ表示手段は、前記精査範囲における診断用画像データを、前記被検体の頭部側より順次表示することを特徴とする請求項1、請求項4及び請求項5のうちいずれか一項記載の画像観察装置。
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