JP4788608B2 - 燃料ポンプモジュール - Google Patents

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本発明は、燃料ポンプモジュールに関する。
燃料タンク内に収容され、下方に底面を、上方に開口部を有する筒状のサブタンク内に、燃料タンクの外部に燃料を供給する燃料ポンプと、燃料タンク内の燃料をサブタンク内に汲み上げるジェットポンプを収容する燃料ポンプモジュールが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のジェットポンプは、ジェットポンプ内に負圧を発生させるジェットノズルを下方に配置させ、上方に向けてジェット噴射を行うことにより、下方に形成される吸引口からサブタンク外の燃料を吸引し、上方に形成される排出口からサブタンク内に燃料を汲み上げている。
複数のタンク室を備える例えば、鞍型燃料タンクのような燃料タンク内に収容される燃料ポンプモジュールにおいて、サブタンクが、一方のタンク室の燃料をサブタンク内に汲み上げる汲上用ジェットポンプと、他方のタンク室の燃料をサブタンク内に汲み上げる移送用ジェットポンプの2つジェットポンプを備える燃料ポンプモジュールが知られている(特許文献2参照)。
特開2001−207929号公報 特開2004−316567号公報
しかしながら、特許文献1に記載のジェットポンプは、排出口が上方を向いているため、排出口から排出される燃料は、全方位的に排出される。これでは、ジェットポンプをサブタンクの内壁の近くに配置させたとき、排出される一部の燃料がサブタンク外に出てしまう。排出口の高さは、全方位的に排出される燃料の大半がサブタンク内に供給されるようにするため排出口の高さを低くする必要がある。
ここで、排出口の高さは、ジェットポンプが停止したときのサブタンクの燃料収容量に影響を及ぼすことがある。すなわち、ジェットポンプの作動を停止した状態では、排出口からはジェット噴射される燃料も停止するので、ジェットポンプ内の燃料の流れが逆流する。サブタンク内の燃料が上方に位置する排出口から流入し、下方に位置する吸引口を通じてサブタンク外に排出されてしまう。サブタンク内の燃料液面が排出口の高さとなったときにこの燃料の排出は止まる。
特許文献1では、上述したように排出口を設ける高さには制約があるため、ジェットポンプの作動を停止したときのサブタンクに多くの燃料を収容することが困難となる。
特許文献2に記載の燃料ポンプモジュールでは、移送用のジェットポンプは、上方にジェットノズルを配置させ、下方に向けてジェット噴射を行う構成となっているため、ジェットノズルよりも上方に燃料を導入する導入通路をジェットポンプ本体と平行して設ける必要がある。
このため、サブタンク内の移送用ジェットポンプの占める割合が多くなり、サブタンク内の限られたスペース内に2つのジェットポンプを収容することが困難となり、汲上用のジェットポンプはサブタンク外に配置せざるを得なくなる。
また、サブタンク内の限られたスペース内に無理に2つのジェットポンプを収容させると、サブタンク内の燃料を収容できる体積が減少するため、サブタンク内に収容できる燃料量の確保が困難となる。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、サブタンク内に可能な限り多くの燃料が収容できる燃料ポンプモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明によれば、燃料タンク内に収容され、一端に開口部を有し、他端に底部を有する筒状に形成され、側壁には、側壁の内周側壁面から内周側に向かって突出するように形成され、燃料タンクの開口部を塞ぐ蓋部材と連結する連結部材を挿入する挿入部と、側壁が内周側に凹むように形成され、燃料タンク内の燃料残量を検出するセンダゲージを収容するセンダゲージ収容部とが形成され、底部には、第1導入通路と第2導入通路が形成されるサブタンクと、
サブタンク内に収容され、サブタンク内の燃料を燃料タンクの外部に圧送する燃料ポンプと、サブタンク内に収容され、第1導入通路からサブタンク外の燃料を吸引してサブタンク内に汲み上げる第1ジェットポンプユニットと、第2導入通路からサブタンク外の燃料を吸引してサブタンク内に汲み上げる第2ジェットポンプユニットと、を備える燃料ポンプモジュールであって、
第1ジェットポンプユニットは、棒状に形成され、上流側端部に第1導入通路に接続される第1吸引口と、下流側端部に、サブタンクの開口部近傍に位置し、第1吸引口から吸引された燃料をサブタンクの内周側若しくはサブタンクの底部に向かって排出する第1排出口とを有し、
第2ジェットポンプユニットは、棒状に形成され、上流側端部に第2導入通路に接続される第2吸引口と、下流側端部に、サブタンクの開口部近傍に位置し、第2吸引口から吸引された燃料をサブタンクの内周側若しくはサブタンクの底部に向かって排出する第2排出口とを有し、
第1ジェットポンプユニットおよび第2ジェットポンプユニットは、挿入部とセンダゲージ収容部との間の同じ空間内に配置され、サブタンクの外周側に第2導入通路を突出させている第2ジェットポンプユニットが、挿入部側に配置され、サブタンクの底部に第1導入通路を形成している第1ジェットポンプユニットがセンダゲージ収容部側に配置されていることを特徴としている。
この構成によれば、第1、第2排出口は、第1、第2吸引口から吸引された燃料をサブタンクの内周側若しくは底部に向かって排出する方向を向いているので、第1排出口から排出される燃料を強制的にサブタンク内に供給することができる。
このため、第1、第2排出口の位置をサブタンクの開口部近傍の高さまで高くすることができ、燃料ポンプが停止した状態であっても、サブタンク内により多くの燃料を収容することができる。
また、第1、第2ジェットポンプユニットは、棒状に形成され、上流側端部に底部に形成された第1、第2導入通路と接続される第1、第2吸引口を有し、下流側端部に第1、第2排出口を有しているので、各ジェットポンプユニットの体積の増大を抑えることができる。これにより、サブタンク内により多くの燃料を収容することができる。
また、それぞれのジェットポンプユニットの体積の増大を抑えることができるので、サブタンク内の限られたスペース内に2つのジェットポンプユニットを収容できる。すなわち、サブタンクに形成されている挿入部とセンダゲージ収容部との間のスペースに2つのジェットポンプユニットを収容できる。2つのジェットポンプをサブタンク内に収容できるので、サブタンクを燃料タンクに形成された開口部から内部に収めるときの作業が容易となる。
さらに請求項に記載の発明によれば、第1ジェットポンプユニットは、第1ジェットポンプユニットの下流側端部から径方向に延び、開口部の縁に係合する第1ジョイント部を有し、第2ジェットポンプユニットは、第2ジェットポンプユニットの下流側端部から径方向に延び、開口部の縁に係合する第2ジョイント部を有することを特徴としている。
この構成によれば、第1、第2ジェットポンプユニットは、それぞれの下流側端部から径方向に延び、開口部の縁に係合する第1、第2ジョイント部を有しているので、第1、第2ジェットポンプユニットをサブタンクに対して強固に支持させることができる。
またさらに請求項に記載の発明によれば、第1ジョイント部と第2ジョイント部が、それぞれ第1ジェットポンプユニットの下流側端部と第2ジェットポンプユニットの下流側端部から離れ、一旦互いに近づいてから外周側に延びていることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、第1ジェットポンプユニットは、第1吸引口と、第1排出口に向かって燃料を噴出し吸引力を発生する第1ジェットノズルとを有する第1ジェットポンプ、および第1排出口と第1ジョイント部を有し、第1ジェットポンプの下流側端部に接続される第1延長パイプを備え、第1ジェットポンプおよび第1延長パイプは、サブタンクの軸方向に沿って並んでおり、
第2ジェットポンプユニットは、第2吸引口と、第2排出口に向かって燃料を噴出し吸引力を発生する第2ジェットノズルとを有する第2ジェットポンプ、および第2排出口と第2ジョイント部を有し、第2ジェットポンプの下流側端部に接続される第2延長パイプを備え、第2ジェットポンプおよび第2延長パイプは、サブタンクの軸方向に沿って並んでいることを特徴としている。
この構成によれば、第1、第2ジェットポンプと第1、第2延長パイプとをサブタンクの開口部から底部に向かって挿入するだけで第1、第2ジェットポンプユニットをサブタンクに組み付けられるので、組み付け作業が容易となる。
請求項に記載の発明によれば、第1延長パイプは、第1ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンクの内周側に向かうように略直角に曲げる第1折れ曲り部を有し、第2延長パイプは、第2ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンクの内周側に向かうように略直角に曲げる第2折れ曲り部を有することを特徴としている。
この構成によれば、第1、第2ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンクの内周側に向かうように略直角に曲げる第1、第2折れ曲り部を有しているので、第1、第2排出口から燃料をサブタンクの内周側に向かって排出することができる。
請求項に記載の発明によれば、第1延長パイプは、第1ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンクの底部に向かうように曲げる第1折れ曲り部を有し、第2延長パイプは、第2ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンクの底部に向かうように曲げる第2折れ曲り部を有することを特徴としている。
この構成によれば、第1、第2ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンクの底部に向かうように曲げる第1、第2折れ曲り部を有しているので、より確実に第1、第2排出口から排出する燃料をサブタンク内に供給できる。
請求項に記載の発明によれば、第1折れ曲り部および第2折れ曲り部の外周壁はR形状となっていることを特徴としている。この構成によれば、第1、第2折れ曲り部を通過する燃料の流れを可能な限り妨げることなく燃料を第1、第2排出口に導くことができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一若しくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1から図3は、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1を説明する図である。図1は燃料ポンプモジュール1が燃料タンク2内に設置された状態を示す断面図であり、図2は図1中のII方向の矢視図であり、図3は燃料ポンプモジュール1の要部拡大図である。図1中の矢印に示される上下方向は、車両に搭載された状態の燃料タンク2の重力方向を示す。燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2内の燃料を燃料タンク2外部の例えばエンジンに供給するものである。
燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2の開口部21から燃料タンク2内に挿入して配置されており、燃料タンク2の底面22に設置されている。燃料タンク2は、燃料ポンプモジュール1を収容している第1タンク室23と、燃料ポンプモジュール1を収容していない第2タンク室(図示せず)とからなる鞍型の燃料タンクである。また、開口部21には、蓋部材としてのフランジ3が取り付けられている。
燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2内に収容されるサブタンク4、サブタンク4内に収容されるポンプ本体モジュール5、第1ジェットポンプユニットとしての汲上用ジェットポンプユニット6、第2ジェットポンプユニットとしての移送用ジェットポンプユニット7等を組み付けて構成されている。
サブタンク4は樹脂製であり、上端部に開口部41を有し、下端部に底面42を有する筒状に形成されている。図2に示すようにサブタンク4の側壁43には、周方向の一部が径方向内側に凹んでいるセンダゲージ収容部としての段差部431が形成されている。サブタンク4は、段差部431を除き略円筒状に形成されており、段差部431は平坦に形成されている。段差部431には、センダゲージ434が収容されている。
センダゲージ434は、燃料タンク2内の燃料残量を検出する検出器であって、図示しないフロートを有している。フロートが燃料タンク2内の燃料液面の高さの変動とともに上下方向に移動することにより、センダゲージ434は、燃料残量に応じた信号を出力する。
フランジ3には、連結部材としてのシャフト31の一端側が固定されている。図2に示すように、シャフト3の他端側は、サブタンク4の側壁43の内周側壁面から内周側に向かって突出する挿入部432に形成された挿入孔433に上下方向に摺動可能な状態で挿入され、サブタンク4に取り付けられている。
シャフト31の外周には、スプリング32が設けられており、スプリング32の弾性力によりサブタンク4が燃料タンク2の底面22に押し付けられている。これにより、温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で樹脂製の燃料タンク2が膨張または収縮することで、燃料タンク2の底面22の高さ変動しても、サブタンク4は底面22の高さ変動に追随できる。
サブタンク4の底面42は、燃料タンク2の底面22との間に隙間44を形成する段差形状に形成されている。また、サブタンク4の底面42のうち、隙間44を形成する部分には、サブタンク4の軸方向に延びる第1導入通路48が形成されている。第1導入通路48からは汲上用ジェットポンプユニット6の作動により、第1タンク室23の燃料がサブタンク4内に汲み上げられる。
サブタンク4の底面42には、隙間44よりも大きい隙間45を形成する段差形状部分が形成されており、サブタンク4の底面42のうち、隙間45を形成する部分には、サブタンク4の軸方向に延びる第2導入通路49が形成されている。第2導入通路49からは移送用ジェットポンプユニット7の作動により第2タンク室の燃料がサブタンク4内に汲み上げられる。なお、隙間44と隙間45とは、連続して繋がっており、段差形状は2段となっている。
サブタンク4の底面42のうち、上記2段の段差形状部分とは別の部分には、隙間46を形成する段差形状部分が形成されている。この段差形状部分には、開口部47が形成されている。この開口部47には、逆止弁471が取り付けられており、第1タンク室23の燃料が逆止弁471を通じてサブタンク4内に流入するように構成されている。
ところで、燃料ポンプモジュール1が組み付けられた燃料タンク2を製造し、工場出荷した直後の状態等の場合には、燃料タンク2内およびサブタンク4内に燃料が一切貯留されていない状態であるため、汲上用ジェットポンプユニット6内にも燃料は一切流入していない。そのため、燃料タンク2に燃料を供給しても、開口部47が形成されていなければ、直ぐにはサブタンク4内の燃料液面は上昇しない。このような場合において、開口部47を有する本実施形態によれば、開口部47から第1タンク室23の燃料がサブタンク4内に流入するので、サブタンク4内の燃料液面の上昇速度を速くできる。
ポンプ本体モジュール5は、ケース51内に電動の燃料ポンプ52を収容して構成されており、燃料ポンプ52の上流側にはサクションフィルタ55を、燃料ポンプ52の下流側には燃料フィルタ56を備えている。燃料フィルタ56は、ケース51内に収容され、燃料ポンプ52を取り囲む環状に形成されている。ポンプ本体モジュール5は、燃料フィルタ56の下流側にプレッシャレギュレータ57を備えている。プレッシャレギュレータ57の吐出口571とフランジ3とはフレキシブルホース81で接続されている。
燃料ポンプ52は、図示しないインペラを有するポンプ部521と、ポンプ部521を回転駆動させる電動モータ部523とから構成されている。ポンプ部521のうちインペラが収容されているポンプ室には、配管82が接続されている。燃料ポンプ52を作動させると、サブタンク4内の燃料はサクションフィルタ55を通じてポンプ室に吸入され、配管82へ吐出される燃料と、燃料フィルタ56へ吐出される燃料とに分岐する。
燃料フィルタ56へ吐出された燃料は、プレッシャレギュレータ57を通じて、吐出口571から吐出した後、フレキシブルホース81、フランジ3を流通し、燃料タンク2の外部のエンジンに供給される。燃料ポンプ52から吐出された燃料の圧力が所定値(例えば約400kPa)以上となる場合には、その過剰圧力燃料は、プレッシャレギュレータ57のドレンポート572から流出してサブタンク4内に戻る。
配管82の下流側端部は、流路分岐ジョイント83に接続されている。流路分岐ジョイント83は、サブタンク4の開口部41の縁に取り付けられている。流路分岐ジョイント83には2本の配管84、85が接続されており、配管84の下流側端部は汲上用ジェットポンプユニット6に接続され、配管85の下流側端部は移送用ジェットポンプユニット7に接続されている。
また、流路分岐ジョイント83には、穴が形成されている。この穴を形成することにより、燃料ポンプ52の作動停止時にサイフォン現象によりサブタンク4内の燃料が、配管82、配管84、第1導入通路48または配管82、配管85、第2導入通路49を通じてサブタンク4外へ流出してしまうことを防止できる。
ポンプ本体モジュール5のケース51内には、チェックバルブ58が備えられている。チェックバルブ58は、配管82が接続されるポンプ室よりも下流側に位置している。このチェックバルブ58を備えることにより、燃料ポンプ52の作動停止時にフレキシブルホース81内の燃料が燃料ポンプ52内を逆流してサクションフィルタ55から流出してしまうことを防止できる。その結果、燃料ポンプ52の作動停止時にフレキシブルホース81内の燃料の圧力は所定の圧力に保持される。
汲上用ジェットポンプユニット6は、樹脂製であり棒状に形成されている。このジェットポンプユニット6は、第1ジェットポンプ61および第1延長パイプ62を備えて構成されている。第1ジェットポンプ61および第1延長パイプ62は、サブタンク4の軸方向に沿って並んで第1導入通路48の上方に組み付けられている。第1ジェットポンプ61は、第1ジェットノズル611、第1スロートパイプ612および第1チャンバー部材614を備えて構成されている。
第1ジェットノズル611は、配管84から供給される燃料を上方に向けてジェット噴射するノズルであり、第1チャンバー部材614の内部に収容されている。第1スロートパイプ612は、内部に第1スロート通路613を形成しており、ジェット噴射された燃料は第1スロート通路613を流通する。
第1チャンバー部材614の上流側端部には、第1導入通路48に接続される第1吸引口615が形成されている。第1スロートパイプ612の下流側端部には、第1延長パイプ62が接続されている。
図3に示すように、第1延長パイプ62には、第1スロート通路613を第1ジェットポンプ61の軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンク4の内周側に向かうように略直角に曲げる第1折れ曲り部66が形成されている。第1折れ曲り部66にて燃料流の方向が変更された燃料は、その先に形成される第1排出口63から排出される。第1折れ曲り部66の外周壁、すなわち、第1折れ曲り部66を流れる燃料流の外側と接する部分は、R形状となっている。これにより、燃料流の圧力損失を抑えることができる。
図3に示すように、第1延長パイプ62の下流側端部には、サブタンク4の開口部41の縁、すなわち、側壁43の上端部と係合する第1係合部65を有する第1ジョイント部64が形成されている。第1係合部65は、側壁43の上端部を挟むようにして、サブタンク4と係合する。
これにより、汲上用ジェットポンプユニット6は、サブタンク4に対して、上流側端部に形成される第1吸引口615と、下流側端部に形成される第1ジョイント部64との2点で支えられることとなり、強固に汲上用ジェットポンプユニット6をサブタンク4に支持させることができる。
燃料ポンプ52を作動させることにより配管84に吐出される燃料は、配管84を通じて第1ジェットノズル611に供給される。その燃料は、第1ジェットノズル611からジェット噴射され、第1スロート通路613の通路断面を閉塞する液膜(リキッドシール)を形成しつつ第1スロート通路613内を流通する。これにより、第1チャンバー部材614内に負圧が発生する。この負圧により、第1チャンバー部材614に形成された第1吸引口615から燃料が吸引される。
第1吸引口615から吸引された燃料は、ジェット噴射された燃料とともに第1スロートパイプ612、第1延長パイプ62を順に流通して第1排出口63からサブタンク4内に排出される。第1延長パイプ62内を流通する燃料は、第1折れ曲り部66にて、流れる方向がサブタンク4の内周側に向かうように略直角に曲げられ、第1排出口63から排出される。このため、第1排出口63から排出される燃料の大半は、サブタンク4内に収容される。これにより、第1タンク室23の燃料をサブタンク4内に汲み上げることができる。
移送用ジェットポンプユニット7は、樹脂製であり棒状に形成されている。このジェットポンプユニット7は、第2ジェットポンプ71および第2延長パイプ72を備えて構成されている。第2ジェットポンプ71および第2延長パイプ72は、サブタンク4の軸方向に沿って並んで第2導入通路49の上方に組み付けられている。第2ジェットポンプ71は、第2ジェットノズル711、第2スロートパイプ712および第2チャンバー部材714を備えて構成されている。
第2ジェットノズル711は、配管85から供給される燃料を上方に向けてジェット噴射するノズルであり、第2チャンバー部材714の内部に収容されている。第2スロートパイプ712は、内部に第2スロート通路713を形成しており、ジェット噴射された燃料は第2スロート通路713を流通する。
第2チャンバー部材714の上流側端部には、第2導入通路49に接続される第2吸引口715が形成されている。第2スロートパイプ712の下流側端部には、第2延長パイプ72が接続されている。
第2延長パイプ72には、第2スロート通路713を第2ジェットポンプ71の軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンク4の内周側に向かうように略直角に曲げる第2折れ曲り部76が形成されている。第2折れ曲り部76にて燃料流の方向が変更された燃料は、第2排出口73から排出される。第2折れ曲り部76の外周壁、すなわち、第2折れ曲り部76を流れる燃料流の外側と接する部分は、R形状となっている。これにより、燃料流の圧力損失を抑えることができる。
第2延長パイプ72の下流側端部には、サブタンク4の開口部41の縁、すなわち、側壁43の上端部と係合する第2係合部75を有する。第2係合部75は、側壁43の上端部を挟むようにして、サブタンク4と係合する。
これにより、移送用ジェットポンプユニット7は、サブタンク4に対して、上流側端部に形成される第2吸引口715と、下流側端部に形成される第2ジョイント部74との2点で支えられることとなり、強固に移送用ジェットポンプユニット7をサブタンク4に支持させることができる。
燃料ポンプ52を作動させることにより配管82に吐出される燃料は、配管85を通じて第2ジェットノズル711に供給される。その燃料は、第2ジェットノズル711からジェット噴射され、第2スロート通路713の通路断面を閉塞する液膜(リキッドシール)を形成しつつ第2スロート通路713内を流通する。これにより、第2チャンバー部材714内に負圧が発生する。この負圧により、第2チャンバー部材714に形成された第2吸引口715から燃料が吸引される。
第2吸引口715から吸引された燃料は、ジェット噴射された燃料とともに第2スロートパイプ712、第2延長パイプ72を順に流通して第2排出口73からサブタンク4内に排出される。第2延長パイプ72内を流通する燃料は、第2折れ曲り部76にて、流れる方向がサブタンク4の内周側に向かうように略直角に曲げられ、第2排出口73から排出される。このため、第2排出口73から排出される燃料の大半は、サブタンク4内に収容される。これにより、第2タンク室の燃料をサブタンク4内に汲み上げることができる。
燃料ポンプ52の作動が停止すると、第1、第2ジェットノズル611、711からのジェット噴射も停止するので、サブタンク4内の燃料は、第1、第2排出口63、73から流入し、第1、第2延長パイプ62、72、第1、第2スロートパイプ612、712、第1、第2吸引口615、715を通じて第1、第2導入通路48、49からサブタンク4外に流出してしまう。この流出は、サブタンク4内の燃料液面が、第1、第2排出口63、73のうち高さが低いほうの排出口の高さになった時点で止まる。
本実施形態では、第1、第2延長パイプ62、72に燃料の流れ方向を変更する第1、第2折れ曲り部66、76を形成し、第1、第2排出口63、73をサブタンク4の内周側に向けているので、第1、第2排出口63、73から排出される燃料の大半は、サブタンク4内に収容させることができる。
このため、第1、第2排出口63、73の高さをサブタンク4の開口部41近傍に位置させることができる。その結果、燃料ポンプ52の作動が停止しても、サブタンク4内により多くの燃料を収容することができる。
また、汲上用ジェットポンプユニット6および移送用ジェットポンプユニット7は、上流側端部に第1、第2吸引口615、715を有し、下流側端部に第1、第2排出口63、73を有する棒状に形成され、サブタンク4の底面42に形成した第1、第2導入通路48、49に第1、第2吸引口615、715を軸方向に差し込むようにして組み付けられる。
これにより、汲上用ジェットポンプユニット6および移送用ジェットポンプユニット7に燃料を導入する通路をサブタンク4内に設ける必要がなくなり、両ジェットポンプユニット6、7の体積の増大を抑えることができる。その結果、より多くの燃料をサブタンク4内に収容することができる。
また、両ジェットポンプユニット6、7を構成する第1、第2ジェットポンプ61、71および第1、第2延長パイプ62、72は、第1、第2導入通路48、49の上方に、サブタンク4の軸方向に沿って並んで組み付けられる構造となっている。これによれば、サブタンク4に両ジェットポンプユニット6、7を組み付ける際、サブタンク4の開口部41より、底面42の第1、第2導入通路48、49に向かって第1、第2ジェットポンプ61、71および第1、第2延長パイプ62、72を挿入させるだけで組み付け作業が完了するので、組み付け作業が容易となる。
また、本実施形態のように、汲上用ジェットポンプユニット6および移送用ジェットポンプユニット7の2つのジェットポンプユニットを有する燃料ポンプモジュール1では、上述した構成により、それぞれのジェットポンプユニット6、7の体積の増大が抑えられるので、図2に示すように、挿入部432と段差部431との間のスペースに2つのジェットポンプユニット6、7を収容させることができる。
これにより、サブタンク4の外に形成される部品が少なくなるため、サブタンク4の径方向の体格の増大を抑えることができる。その結果、燃料タンク2の開口部21からサブタンク4を燃料タンク2内に挿入する作業が容易となる。
また、サブタンク4内に収容される2つのジェットポンプユニット6、7は、その体積の増大が抑えられ、第1、第2排出口63、73が設けられる位置を可能な限り高くできる構成となっているため、2つのジェットポンプユニット6、7をサブタンク4内に収容しても、サブタンク4内に収容可能な燃料量を確保できる。組み付け作業の容易性と、サブタンク4の燃料収容量の確保が高次元に両立できる。
また、第1、第2延長パイプ62、72は、図4に示すようなものとしても良い。図4に示す第1延長パイプ621は、図1および図3に示す第1延長パイプ62の変形例を示す。第1、第2延長パイプ62、72の形状は、同じであるため、ここでは、第1延長パイプ621についてのみ説明する。
図4に示す第1延長パイプ621は、第1折れ曲り部661の形状と第1排出口631が向いている方向が図3のものと異なる。
図4に示すように、第1延長パイプ621には、第1スロート通路613を第1ジェットポンプ61の軸方向に沿って流れてきた燃料流を、サブタンク4の底面42に向かうように曲げる第1折れ曲り部661が形成されている。第1折れ曲り部661にて燃料流の方向が変更された燃料は、その先に形成される第1排出口631から排出される。第1排出口631は、サブタンク4の底面42を向いている。このため、より確実に第1排出口631から排出される燃料をサブタンク4内に収容させることができる。
また、第1排出口631は、サブタンク4の底面42を向いているため、図4に示すように、第1排出口631の位置をサブタンク4の開口部41よりも上方に配置することができる。これにより、確実にサブタンク4内に収容できる燃料量が多くなる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1bを、図5を用いて以下に説明する。
上記第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1は、汲上用ジェットポンプユニット6および移送用ジェットポンプユニット7の両方を備えているが、第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1bは、移送用ジェットポンプユニット7を廃止して汲上用ジェットポンプユニット6のみを備えている。
具体的には、第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1bは、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1の第2導入通路49から移送用ジェットポンプユニット7を取り外し、第2導入通路49の開口に蓋491を取り付けた状態である。この蓋491により第2導入通路49は閉塞され、第2導入通路49からサブタンク4内の燃料が外部に流出することを防止している。
汲上用ジェットポンプユニット6の構成は、第1実施形態に係る汲上用ジェットポンプユニット6と同様であるため、サブタンク4内により多くの燃料を収容することができる。移送用ジェットポンプユニット7が無いため、さらにより多くの燃料をサブタンク4内に収容することができる。
次に、第2実施形態の変形例に係る燃料ポンプモジュール1cを、図6を用いて以下に説明する。
上記第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1bでは、第2導入通路49に蓋491を取り付けることにより第2導入通路49を閉塞させているのに対し、第2実施形態の変形例に係る燃料ポンプモジュール1cでは、第2導入通路49を閉塞する蓋部492を備えている。この蓋部492は、樹脂によりサブタンク4と一体に形成されている。
サブタンク4を樹脂により射出成形するにあたり、金型のうち蓋部492に相当する部分を入れ子構造にしている。そのため、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1用の入れ子と、第2実施形態の変形例に係る燃料ポンプモジュール1c用の入れ子とを準備すれば、これらの入れ子を取り替えるだけで、両燃料ポンプモジュール1、1cのサブタンク4を射出成形することができ、入れ子を除く部分の金型の共通化が容易となる。
また、蓋部492は、第2導入通路49の入口側に近いところに形成されているため、第2導入通路49内にも燃料を収容することができ、より多くの燃料をサブタンク4に収容することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る燃料ポンプモジュール1dを、図7を用いて以下に説明する。
上記第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1では、サブタンク4の第2導入通路49の一部がサブタンク4の側壁43から径方向に延びて形成されている。これに対し、第3実施形態に係る燃料ポンプモジュール1dでは、第2導入通路493はサブタンク4の側壁43から径方向に突出せずに、軸方向に延びる形状となっている。径方向から突出する部位が少なくなるため、燃料ポンプモジュール1dを燃料タンク2内に収容させる際の作業が容易となる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係る燃料ポンプモジュール1eを、図8を用いて以下に説明する。
上記第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1では、汲上用ジェットポンプユニット6および移送用ジェットポンプユニット7に供給する燃料として、燃料ポンプ52のポンプ室にて昇圧された燃料を用いているのに対し、第4実施形態に係る燃料ポンプモジュール1eでは、プレッシャレギュレータ57のドレンポートから流出するリターン燃料を用いている。
具体的には、第4実施形態に係る燃料ポンプモジュール1eでは、燃料ポンプ52のポンプ室と流路分岐ジョイント83とを接続する配管82(図1参照)を廃止して、プレッシャレギュレータ57のドレンポート572(図1参照)と流路分岐ジョイント83とを接続する配管821(図8参照)を備えている。そのため、プレッシャレギュレータ57のドレンポート572から流出するリターン燃料は、配管821および流路分岐ジョイント83を通じて汲上用ジェットポンプユニット6および移送用ジェットポンプユニット7に供給される。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態に係る燃料ポンプモジュール1fを、図9を用いて以下に説明する。
上記第4実施形態に係る燃料ポンプモジュール1eでは、汲上用ジェットポンプユニット6および移送用ジェットポンプユニット7に供給する燃料として、ドレンポート572からのリターン燃料を用いているのに対し、第5実施形態に係る燃料ポンプモジュール1fでは、プレッシャレギュレータ57の吐出口571から燃料タンク2外部に吐出される高圧メイン燃料を用いている。
具体的には、第5実施形態に係る燃料ポンプモジュール1fでは、プレッシャレギュレータ57のドレンポート572(図1参照)と流路分岐ジョイント83とを接続する配管821(図8参照)を廃止して、プレッシャレギュレータ57の吐出口571と流路分岐ジョイント831とを接続する配管822(図9参照)を備えている。そして、流路分岐ジョイント831は、配管822から流入した燃料をフレキシブルホース81、配管84、85の三方に分岐する。
ところで、燃料ポンプ52の作動を停止させてもフレキシブルホース81および配管822内の燃料の圧力が所定の圧力に保持されれば、燃料ポンプ52を再度作動させる際に、燃料タンク2の外部に吐出する燃料の吐出圧を即座に所定の吐出圧に上昇させることができる。
この点を鑑み、ポンプ本体モジュール5のケース51内にはチェックバルブ58が備えられているとともに、流路分岐ジョイント831内には残圧保持バルブ832が備えられている。
チェックバルブ58を備えることにより、燃料ポンプ52の作動停止時に配管822内の燃料が燃料ポンプ52内を逆流してサクションフィルタ55から流出してしまうことを防止でき、その結果、燃料ポンプ52の作動停止時に配管822内の燃料の圧力は所定の圧力に保持される。
また、残圧保持バルブ832を備えることにより、燃料ポンプ52の作動停止時にフレキシブルホース81内の燃料が配管84、85を逆流して汲上用ジェットポンプユニット6および移送用ジェットポンプユニット7から流出してしまうことを防止でき、その結果、燃料ポンプ52の作動停止時にフレキシブルホース81、配管822内の燃料の圧力は所定の圧力に保持される。
なお、残圧保持バルブ832は、上流側(燃料ポンプ52側)の燃料圧力が所定圧力より大きい場合に流路分岐ジョイント831内の燃料通路を開き、所定圧力以下の場合に前記燃料通路を閉塞する。つまり、前記所定圧力は、高圧メイン燃料としての吐出圧力よりも小さい値に設定されており、そのため、燃料ポンプ52の作動時には残圧保持バルブ832は開き、燃料ポンプ52の作動を停止させて吐出圧力が所定圧力まで低下した時点で、残圧保持バルブ832は閉じる。
本発明の第1実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図である。 図1のII方向矢視図である。 図1に示す燃料ポンプモジュールの要部拡大図である。 本発明の第2実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例による燃料ポンプモジュールを示す断面図である。 本発明の第3実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図である。 本発明の第3実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図である。 本発明の第4実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図である。 本発明の第5実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図である。
符号の説明
1 燃料ポンプモジュール
2 燃料タンク
3 フランジ(蓋部材)
31 シャフト(連結部材)
4 サブタンク
41 開口部
42 底面
43 側壁
431 段差部(センダゲージ収容部)
432 挿入部
434 センダゲージ
48 第1導入通路
49 第2導入通路
5 ポンプ本体モジュール
52 燃料ポンプ
521 ポンプ部
523 電動モータ部
57 プレッシャレギュレータ
571 吐出口
572 ドレンポート
6 汲上用ジェットポンプユニット(第1ジェットポンプユニット)
61 第1ジェットポンプ
611 第1ジェットノズル
612 第1スロートパイプ
613 第1スロート通路
614 第1チャンバー部材
615 第1吸引口
62 第1延長パイプ
63 第1排出口
64 第1ジョイント部
65 第1係合部
66 第1折れ曲り部
7 移送用ジェットポンプユニット(第2ジェットポンプユニット)
71 第2ジェットポンプ
711 第2ジェットノズル
712 第2スロートパイプ
713 第2スロート通路
714 第2チャンバー部材
715 第2吸引口
72 第2延長パイプ
73 第2排出口
74 第2ジョイント部
75 第2係合部
76 第2折れ曲り部
81 フレキシブルホース

Claims (5)

  1. 燃料タンク内に収容され、一端に開口部を有し、他端に底部を有する筒状に形成され、側壁には、前記側壁の内周側壁面から内周側に向かって突出するように形成され、前記燃料タンクの開口部を塞ぐ蓋部材と連結する連結部材を挿入する挿入部と、前記側壁が内周側に凹むように形成され、前記燃料タンク内の燃料残量を検出するセンダゲージを収容するセンダゲージ収容部とが形成され、前記底部には、第1導入通路と第2導入通路が形成されるサブタンクと、
    前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内の燃料を前記燃料タンクの外部に圧送する燃料ポンプと、
    前記サブタンク内に収容され、前記第1導入通路から前記サブタンク外の燃料を吸引して前記サブタンク内に汲み上げる第1ジェットポンプユニットと、前記第2導入通路から前記サブタンク外の燃料を吸引して前記サブタンク内に汲み上げる第2ジェットポンプユニットと、を備える燃料ポンプモジュールであって、
    前記第1ジェットポンプユニットは、棒状に形成され、上流側端部に前記第1導入通路に接続される第1吸引口と、下流側端部に、前記サブタンクの前記開口部近傍に位置し、前記第1吸引口から吸引された燃料を前記サブタンクの内周側若しくは前記サブタンクの前記底部に向かって排出する第1排出口とを有し、
    前記第2ジェットポンプユニットは、棒状に形成され、上流側端部に前記第2導入通路に接続される第2吸引口と、下流側端部に、前記サブタンクの前記開口部近傍に位置し、前記第2吸引口から吸引された燃料を前記サブタンクの内周側若しくは前記サブタンクの前記底部に向かって排出する第2排出口とを有し、
    前記第1ジェットポンプユニットおよび前記第2ジェットポンプユニットは、前記挿入部と前記センダゲージ収容部との間の同じ空間内に配置され、
    前記サブタンクの外周側に前記第2導入通路を突出させている前記第2ジェットポンプユニットが、前記挿入部側に配置され、前記サブタンクの前記底部に前記第1導入通路を形成している前記第1ジェットポンプユニットが前記センダゲージ収容部側に配置され
    前記第1ジェットポンプユニットは、前記第1ジェットポンプユニットの前記下流側端部から径方向に延び、前記開口部の縁に係合する第1ジョイント部を有し、
    前記第2ジェットポンプユニットは、前記第2ジェットポンプユニットの前記下流側端部から径方向に延び、前記開口部の縁に係合する第2ジョイント部を有し、
    前記第1ジョイント部と前記第2ジョイント部が、それぞれ前記第1ジェットポンプユニットの前記下流側端部と前記第2ジェットポンプユニットの前記下流側端部から離れ、一旦互いに近づいてから前記外周側に延びていることを特徴とする燃料ポンプモジュール。
  2. 前記第1ジェットポンプユニットは、前記第1吸引口と、前記第1排出口に向かって燃料を噴出し吸引力を発生する第1ジェットノズルとを有する第1ジェットポンプ、および前記第1排出口と前記第1ジョイント部を有し、前記第1ジェットポンプの下流側端部に接続される第1延長パイプを備え、前記第1ジェットポンプおよび前記第1延長パイプは、前記サブタンクの軸方向に沿って並んでおり、
    前記第2ジェットポンプユニットは、前記第2吸引口と、前記第2排出口に向かって燃料を噴出し吸引力を発生する第2ジェットノズルとを有する第2ジェットポンプ、および前記第2排出口と前記第2ジョイント部を有し、前記第2ジェットポンプの下流側端部に接続される第2延長パイプを備え、前記第2ジェットポンプおよび前記第2延長パイプは、前記サブタンクの軸方向に沿って並んでいることを特徴とする請求項に記載の燃料ポンプモジュール。
  3. 前記第1延長パイプは、前記第1ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、前記サブタンクの内周側に向かうように略直角に曲げる第1折れ曲り部を有し、
    前記第2延長パイプは、前記第2ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、前記サブタンクの内周側に向かうように略直角に曲げる第2折れ曲り部を有することを特徴とする請求項に記載の燃料ポンプモジュール。
  4. 前記第1延長パイプは、前記第1ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、前記サブタンクの前記底部に向かうように曲げる第1折れ曲り部を有し、
    前記第2延長パイプは、前記第2ジェットポンプの軸方向に沿って流れてきた燃料流を、前記サブタンクの前記底部に向かうように曲げる第2折れ曲り部を有することを特徴とする請求項に記載の燃料ポンプモジュール。
  5. 前記第1折れ曲り部および前記第2折れ曲り部の外周壁はR形状となっていることを特徴とする請求項またはに記載の燃料ポンプモジュール。
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