JP4786998B2 - ソフトウェア再利用部品管理システム - Google Patents
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Description
Control System)やCVS(Concurrent
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また、ソフトウェア部品のテストに関しては、テスト対象とテスト対象を駆動させるドライバ、およびそのドライバ自身を駆動するフレームワークから構成されるテストを実行するためのテスト用フレームワークが存在しており、さまざまなプログラミング言語の単体テストで使用できるようになっている。
また、すでに古いバージョンが登録されているソフトウェア部品を、改良、修正して新しいバージョンのソフトウェア部品として登録する際にも、互換性が失われた場合には、別のソフトウェア部品として登録した方がよいこともあり、互換性の有無を確認する必要がある。
請求項1に記載の本発明は、開発中又は開発が終了したソフトウェアを構成するソフトウェア部品を登録し、保持するサーバを有するソフトウェア再利用部品管理システムであって、前記サーバが、
(a)第1のソフトウェア部品に付与した部品ID及びバージョン番号とともに前記第1のソフトウェア部品のソフトウェア部品本体、部品仕様書及びソースコードを関連づけて登録したリポジトリであって、前記第1のソフトウェア部品の部品仕様書には、前記第1のソフトウェア部品を実行させてテストを行うテストドライバと、前記第1のソフトウェア部品が機能仕様通りに動作することを確認するために実行すべき全てのテストケースと、各テストケースに与える各テストデータと、各テストデータを各テストケースに与えてテストドライバによりテストを実行した各テスト結果とが含まれている、前記リポジトリと、
(b)登録済みの前記第1のソフトウェア部品を派生元とする第2のソフトウェア部品を登録するために、前記第1のソフトウェア部品の部品ID及びバージョン番号とともに前記第2のソフトウェア部品のソフトウェア部品本体、部品仕様書及びソースコードを受信する受信手段であって、前記第2のソフトウェア部品の部品仕様書には、前記第2のソフトウェア部品を実行させてテストを行うテストドライバと、前記第2のソフトウェア部品が機能仕様通りに動作することを確認するために実行すべき全てのテストケースと、各テストケースに与える各テストデータとが含まれている、前記受信手段と、
(c)受信した前記第2のソフトウェア部品の部品仕様書に含まれている各テストデータを各テストケースに与えてテストドライバによりテストを実行し、それにより取得した各テスト結果を前記第2のソフトウェア部品の部品仕様書に追加するテスト実行手段と、
(d)受信した前記第1のソフトウェア部品の部品ID及びバージョン番号に基づいて前記リポジトリから前記第1のソフトウェア部品の部品仕様書を取得する手段と、
(e)前記第2のソフトウェア部品が前記第1のソフトウェア部品に対して互換性があるか否かを判定する互換性判定手段であって、前記第2のソフトウェア部品の部品仕様書のテストケースの中に前記第1のソフトウェア部品の部品仕様書のテストケースが全て含まれているか否かを確認し、全てが含まれていない場合は互換性無しと判定し、さらに、全てが含まれている場合は、双方に含まれる全てのテストケースについてテスト結果が一致しているか否かを確認し、一致しないテストケースが有る場合は互換性無しと判定し、一致しないテストケースが無い場合は互換性有りと判定する、前記互換性判定手段と、
(f)前記第2のソフトウェア部品が前記第1のソフトウェア部品に対して互換性が有ると判定された場合は、前記第1のソフトウェア部品のバージョン番号よりも後の番号を前記第2のソフトウェア部品のバージョン番号として決定し、前記第2のソフトウェア部品に付与した部品ID及び決定されたバージョン番号とともにソフトウェア部品本体、部品仕様書及びソースコードを関連づけて前記リポジトリに登録する登録手段と、を備えたことを特徴とするソフトウェア再利用部品管理システムである。
さらに、上記に加えて、再利用しようとするソフトウェア部品の挙動、仕様について容易に理解ができ、ソフトウェア部品を誤って使用した際のソフトウェア部品の修正やソフトウェア部品の再検索を効率よく行うことができる。
また、本発明のソフトウェア再利用部品管理システムにより、ソフトウェア部品のバージョンの系列内の各ソフトウェア部品が適切な互換性を保ったまま格納されることで、指定したソフトウェア部品のうち、互換性のあるバージョンを容易に検索できる。
また、本発明のソフトウェア再利用部品管理システムにより、登録時にバージョンの系列内のソフトウェア部品との互換性の確認することで、新しいソフトウェア部品として登録するか、ある系列の最新バージョンとして登録するかの判断を容易にすることができる。
本発明のソフトウェア再利用部品管理システムは、ソフトウェア再利用部品管理を行う装置本体としてのサーバ101と、ユーザが要求を出す複数のクライアント端末102からなり、サーバ101とクライアント端末102の間はネットワークで接続されている。
サーバ101には、リポジトリ103と、部品登録手段104、部品検索手段105、部品抽出手段106がある。また、前記部品登録手段104、部品検索手段105、部品抽出手段106を実行するための手段として、サーバ101は、互換性判定手段107、テスト実行手段108、版管理手段109を備えている。
リポジトリ103は、ソフトウェア部品のカテゴリを保持するカテゴリ表110、ソフトウェア部品の名称、概要、属しているカテゴリを保持する部品管理表111、ソフトウェア部品のバージョンを管理するバージョン管理表112、および、複数のソフトウェア部品113と、各ソフトウェア部品に関連づけられた部品仕様書114、各ソフトウェア部品に関連づけられたソースコード115を格納している。
カテゴリID201は、各カテゴリを一意に特定するために割り振られるキーである。分類202は、各カテゴリが、適用分野や言語といった大分類のどれに相当するかを示す。カテゴリ名203は、各カテゴリの名称を示す。
部品管理表111は、ソフトウェア部品を新規に登録した場合に、当該ソフトウェア部品に対応する行が追加される。部品ID301は、ソフトウェア部品を識別するために割り振られるキーである。部品名称302は、ソフトウェア部品を新規に登録する際にユーザが指定したソフトウェア部品の名称である。部品概要303は、ソフトウェア部品を新規に登録する際にユーザが指定した、ソフトウェア部品の簡単な説明文である。カテゴリ304は、カテゴリ表110におけるカテゴリID201のリストを保持する項目で、ユーザがソフトウェア部品を新規に登録する際にカテゴリ表110の中から選択したカテゴリを格納し、当該ソフトウェア部品がどのカテゴリに属しているかを表す。
バージョン管理表112は、ソフトウェア部品を新規に登録した場合、又は、あるソフトウェア部品の後継バージョンのソフトウェア部品を登録した場合に、当該ソフトウェア部品に対応する行が追加される。部品ID401は、部品管理表111における部品ID301に対応するキーである。バージョン番号402は、ソフトウェア部品を登録する際に割り当てられるバージョンを表し、同じバージョン系列のソフトウェア部品を一意に識別するために使用する。バージョン番号が1となっているのは、新規に登録されたソフトウェア部品であることを表し、バージョン番号が2以上となっているのは、あるバージョンのソフトウェア部品の後継バージョンとして登録されたソフトウェア部品であることを表す。派生元バージョン403は、当該ソフトウェア部品がどのバージョンの直近の後継として登録されたものであるかを示す。新規に登録されるソフトウェア部品については、派生元バージョン403には何も指定しない。後継バージョン404は、バージョン番号のリストを保持する項目であり、当該バージョンの後継に相当する全てのバージョンのバージョン番号が入る。後継のバージョンが登録されていないソフトウェア部品については、後継バージョン404には何も指定しない。
部品仕様書114は、インターフェース仕様書501、機能仕様書502、テストドライバ503、テストデータ504、テストケース505を必ず含む。また、テスト結果506は、テスト実行手段108において、テストドライバ503、テストデータ504、テストケース505を用いて当該ソフトウェア部品を実行した結果であり、部品登録手段104によって、当該部品仕様書114に追加される。
インターフェース仕様書501は、例507のように、パッケージ名、クラス名、メソッド名、入力値のデータ型、戻り値のデータ型など、ソフトウェア部品のインターフェースに関する情報を含む。
テストドライバ503は、機能として、テストデータ504を読み込み、テストケース505の中の各テストケースを一括実行して、テスト結果506を出力するまでの処理を行う。
テスト結果506は、テストケース505にある全テストケースと、各テストケースに対する実行結果を対応づけて、例511のような表形式で保持する。
図6は、ソフトウェア部品の検索手順を示すフローチャートである。
ユーザは、クライアント端末102から部品検索要求をサーバ101に送信し、部品検索手段105がこれを受信する(ステップ601)。部品検索手段105は、リポジトリ103からカテゴリ表110を検索し、クライアント端末102に返却する(ステップ602)。ユーザは、返却されたカテゴリ表110の中からカテゴリを複数個指定、もしくは検索用キーワードを複数個指定し、部品検索手段105に送信する(ステップ603)。
以上の手順により、ユーザはサーバ101を用いてソフトウェア部品を検索できる。ユーザは、クライアント端末102上に表示された部品名称と部品概要を閲覧することにより、引き続き、ソフトウェア部品の全バージョンの表示を行いたい場合に、その対象となるソフトウェア部品を容易に選択できる。
ユーザは、まず図6の手順に沿ってソフトウェア部品を検索し、クライアント端末102上に表示された検索結果の中から、全バージョンを表示したいソフトウェア部品を1つ指定し、全バージョン表示要求をサーバ101に送信し、部品検索手段105がこれを受信する(ステップ701)。
以上の手順により、ユーザは、指定したソフトウェア部品の全バージョンを取得できる。ユーザは、クライアント端末102上に表示されたバージョン番号の1つを指定することにより、引き続き、指定したバージョンと互換性のあるバージョンの表示、または、指定したバージョンの後継バージョンの登録を行うことができる。
ユーザは、まず図7の手順に沿って、あるソフトウェア部品の全バージョンを表示し、その中から、抽出したいバージョンを1つ選択し、部品抽出要求をサーバ101に送信し、部品抽出手段(第1の手段)106がこれを受信する(ステップ801)。部品抽出手段106は、部品抽出要求を受信すると、選択されたバージョンに該当するソフトウェア部品113、部品仕様書114、ソースコード115を、リポジトリ103から取得してクライアント端末102に返却する(ステップ802)。
以上の手順により、ユーザは本サーバ101から、ソフトウェア部品、部品仕様書、ソースコードを抽出できる。
ユーザは、クライアント端末102から、ソフトウェア部品の新規登録要求をサーバ101に送信し、部品登録手段104がこれを受信する(ステップ901)。部品登録手段104は、リポジトリ103からカテゴリ表110を取得し、クライアント端末102に返却する(ステップ902)。ユーザは、返却されたカテゴリ表110の中から、新規に登録しようとしているソフトウェア部品が属するカテゴリを複数個選択するとともに、登録しようとしているソフトウェア部品本体、当該ソフトウェア部品のソフトウェア部品仕様書、当該ソフトウェア部品のソースコード、当該ソフトウェア部品の部品名称、当該ソフトウェア部品の部品概要を、クライアント端末102上で入力して、サーバ101に送信し、部品登録手段104がこれを受信する(ステップ903)。
以上の手順により、ユーザはサーバ101にソフトウェア部品を新規に登録できる。
ユーザは、まず図7の手順に沿って、指定したソフトウェア部品の全バージョンをクライアント端末102上に表示し、これから登録しようとしているソフトウェア部品の直近の派生元に当たるソフトウェア部品を選択し、選択したソフトウェア部品の部品IDと、選択した派生元ソフトウェア部品のバージョン番号と、後継バージョンの登録要求とをサーバ101に送信し、部品登録手段104がこれを受信する(ステップ1001)。ユーザは、引き続き、登録しようとしているソフトウェア部品本体、当該ソフトウェア部品の部品仕様書、当該ソフトウェア部品のソースコードを、クライアント端末102上で入力して、サーバ101に送信し、部品登録手段104がこれを受信する(ステップ1002)。
以上の手順により、ユーザは、本サーバ101にすでに登録されているソフトウェア部品の後継バージョンを登録できる。後継バージョンは、直近の派生元バージョンとの互換性を保っていることが、登録のための条件となる。ただし、直近の派生元バージョンが必ずしも、最新のバージョンに一致するとは限らないことから、バージョン系列に複数の枝分かれが発生することがある。
ユーザは、まず図7の手順に沿って、あるソフトウェア部品の全バージョンをクライアント端末102上に表示し、その中から1つのバージョンを指定して、指定したバージョンと互換性のあるバージョンの表示要求をサーバ101に送信し、部品検索手段105がこれを受信する(ステップ1101)。部品検索手段105は、版管理手段109を用いて、バージョン管理表112にアクセスし、指定されたバージョンのソフトウェア部品の後継バージョンを取得する(ステップ1102)。部品検索手段105は、取得したバージョン番号をクライアント端末102に返却する(ステップ1103)。
以上の手順により、ユーザは、指定したバージョンのソフトウェア部品と互換性が保たれているバージョンを知ることができる。
図12では、ソフトウェア部品Aとソフトウェア部品Bという2つのソフトウェア部品を仮定しており、ソフトウェア部品Aがソフトウェア部品Bに対して互換性があるか否かを判定するための手順を表している。
まず、互換性判定手段107は、互換性判定依頼を受取り、同時に、ソフトウェア部品Aのテスト結果と、ソフトウェア部品Bの部品IDおよびバージョン番号を受取る(ステップ1201)。互換性判定手段107は、ソフトウェア部品Bの部品IDとバージョン番号から、ソフトウェア部品Bの部品仕様書を特定してリポジトリ103から取得し、取得した部品仕様書の中から、ソフトウェア部品Bのテスト結果を取得する(ステップ1202)。互換性判定手段107は、ソフトウェア部品Aのテスト結果に記述されたテストケースと、ソフトウェア部品Bのテスト結果に記述されたテストケースとを比較し、ソフトウェア部品Aのテストケース中に、ソフトウェア部品Bの全テストケースが含まれていることを確認する(ステップ1203)。ここで、ソフトウェア部品Bの方にのみ含まれるテストケースが存在した場合、互換性判定手段107は、ソフトウェア部品Aがソフトウェア部品Bに対して互換性がないと判定して処理を終了する(ステップ1204)。
以上の手順により、ソフトウェア部品Aがソフトウェア部品Bに対して互換性があるか否かを判定することができる。
テスト実行手段108は、テスト実行要求とともに、テストするソフトウェア部品本体と、当該ソフトウェア部品の部品仕様書を受取る(ステップ1301)。テスト実行手段108は、受取った部品仕様書の中から、テストドライバ、テストデータ、テストケースを取得する(ステップ1302)。テスト実行手段108は、テストドライバを起動してテストを実行し、テストケースに実行結果を付加して、テスト結果を作成する(ステップ1303)。最後に、テスト実行手段108は、作成したテスト結果を返却して処理を終了する(ステップ1304)。
以上の手順により、ユーザは、ソフトウェア部品のテスト結果を容易に入手することができる。
102 クライアント端末
103 リポジトリ
104 部品登録手段(登録手段)
105 部品検索手段(検索手段)
106 部品抽出手段(抽出手段)
107 互換性判定手段(判定手段)
108 テスト実行手段
109 版管理手段
110 カテゴリ表
111 部品管理表
112 バージョン管理表
113 ソフトウェア部品
114 部品仕様書
115 ソースコード
501、507 インターフェース仕様書
502、508 機能仕様書
503 テストドライバ
504、509 テストデータ
505、510 テストケース
506、511 テスト結果
Claims (1)
- 開発中又は開発が終了したソフトウェアを構成するソフトウェア部品を登録し、保持するサーバを有するソフトウェア再利用部品管理システムであって、前記サーバが、
(a)第1のソフトウェア部品に付与した部品ID及びバージョン番号とともに前記第1のソフトウェア部品のソフトウェア部品本体、部品仕様書及びソースコードを関連づけて登録したリポジトリであって、前記第1のソフトウェア部品の部品仕様書には、前記第1のソフトウェア部品を実行させてテストを行うテストドライバと、前記第1のソフトウェア部品が機能仕様通りに動作することを確認するために実行すべき全てのテストケースと、各テストケースに与える各テストデータと、各テストデータを各テストケースに与えてテストドライバによりテストを実行した各テスト結果とが含まれている、前記リポジトリと、
(b)登録済みの前記第1のソフトウェア部品を派生元とする第2のソフトウェア部品を登録するために、前記第1のソフトウェア部品の部品ID及びバージョン番号とともに前記第2のソフトウェア部品のソフトウェア部品本体、部品仕様書及びソースコードを受信する受信手段であって、前記第2のソフトウェア部品の部品仕様書には、前記第2のソフトウェア部品を実行させてテストを行うテストドライバと、前記第2のソフトウェア部品が機能仕様通りに動作することを確認するために実行すべき全てのテストケースと、各テストケースに与える各テストデータとが含まれている、前記受信手段と、
(c)受信した前記第2のソフトウェア部品の部品仕様書に含まれている各テストデータを各テストケースに与えてテストドライバによりテストを実行し、それにより取得した各テスト結果を前記第2のソフトウェア部品の部品仕様書に追加するテスト実行手段と、
(d)受信した前記第1のソフトウェア部品の部品ID及びバージョン番号に基づいて前記リポジトリから前記第1のソフトウェア部品の部品仕様書を取得する手段と、
(e)前記第2のソフトウェア部品が前記第1のソフトウェア部品に対して互換性があるか否かを判定する互換性判定手段であって、前記第2のソフトウェア部品の部品仕様書のテストケースの中に前記第1のソフトウェア部品の部品仕様書のテストケースが全て含まれているか否かを確認し、全てが含まれていない場合は互換性無しと判定し、さらに、全てが含まれている場合は、双方に含まれる全てのテストケースについてテスト結果が一致しているか否かを確認し、一致しないテストケースが有る場合は互換性無しと判定し、一致しないテストケースが無い場合は互換性有りと判定する、前記互換性判定手段と、
(f)前記第2のソフトウェア部品が前記第1のソフトウェア部品に対して互換性が有ると判定された場合は、前記第1のソフトウェア部品のバージョン番号よりも後の番号を前記第2のソフトウェア部品のバージョン番号として決定し、前記第2のソフトウェア部品に付与した部品ID及び決定されたバージョン番号とともにソフトウェア部品本体、部品仕様書及びソースコードを関連づけて前記リポジトリに登録する登録手段と、を備えたことを特徴とする
ソフトウェア再利用部品管理システム。
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