JP4782943B2 - プラスチック製天井材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の構成部材を突き合わせ状に接合して構成されるプラスチック製天井材およびその製造方法に関する。本発明に係るプラスチック製天井材は、主に浴室の天井に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室ユニットをプラスチック製の壁材および天井材で構築するユニットバスにおいて、天井壁を複数のパネルを接合して構成するものは、特開平9−67892号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ユニットバスの天井を構成する天井材は、例えば縦横それぞれ1200mmから2000mmにも及ぶ大型のものであるから、前掲の特開平9−67892号公報に記載されているように、複数枚のパネルを施工時に接合して構築するのが一般的である。
【0004】
ところで、近年のユニットバスは、天井に乾燥機を設置して洗濯物の乾燥室としても利用できるようにしたものが多くなっている。このための乾燥機はかなりの重量物であるため、浴室の天井壁は乾燥機を設置するうえで十分な強度と剛性が要求されるに至っている。
【0005】
また、この種の天井材をプラスチック製とする場合には、単なるパネル状でなく、中空二重壁構造の立体形状として強度および剛性を高くする必要があるので、ユニットバスの天井材はますます大型となり、これを一体物としてブロー成形することは難しい。このため、成形上からも天井材を複数の構成部材に分割して成形し、各構成部材を施工時に接合するほうが好都合である。しかし、組立性からはプラスチック製であることと施工時の作業性および仕上がりの良好性等から、天井材を一方の構成部材と他方の構成部材からなる一対の構成部材で構成することが好適である。
【0006】
本発明の主たる目的は、一方の構成部材と他方の構成部材からなる一対の構成部材を互いにズレなく簡単に突き合わせて接合することができプラスチック製天井材を提供することにあり、さらには大きな天井材を2分割して突き合せ接合するにも、接合作業を十分な位置決め剛性が得られるようにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のプラスチック製天井材は、一方の構成部材と他方の構成部材からなる一対の構成部材を互いに突き合わせ状に接合して構成される天井材であって、接合相手側に突出する突片を、一方の構成部材の接合部に2つ、他方の構成部材の接合部に1つまたは2つ設け、一方の構成部材の2つの突片で、他方の構成部材の1つまたは2つの突片を接合部長手方向に挟み込み、双方の構成部材の突片にそれぞれ、接合相手の壁の内外同じ側との対向部をなして係合し合う第1ガイド部と、接合相手の構成部材の突片と接合部の長手方向の対向部をなして係合し合う対向方向が互いに逆向きになる一対の第2ガイド部とを設けて、一方の構成部材に突き合わせた他方の構成部材を接合定位置に案内するようにし、一方の構成部材の2つの突片と他方の構成部材の1つまたは2つの突片を、一対または複数対で設けたことを第1の特徴とするものである。
【0008】
このような構成では、一方の構成部材と他方の構成部材とをそれらの接合部で突き合せて接合するのに、前記突き合せによって、双方の構成部材の接合部にある第1ガイド部が、接合相手とその壁の内外同じ側との対向部をなして係合し合うことにより、双方の構成部材は、自身の第1ガイド部によって接合相手に対する反対向側への移動を阻止され、接合相手の第1ガイド部によって接合相手に対する対向側への移動を阻止されるので、突き合せと同時に双方の構成部材をそれらの壁の厚さ方向の突き合せ位置を規制できる。
【0009】
また前記突き合せによって、双方の構成部材にある第2ガイド部が、接合相手と接合部の長手方向の、しかし対向方向が互いに逆になる一対の対向部をなして係合し合って、双方の構成部材が接合部長手方向に相対移動するのを阻止するので、突き合せと同時に双方の構成部材を接合部の長手方向における突き合せ位置を規制できる。
【0010】
これら構成部材自体どうしの簡単な位置決め機能によって一方の構成部材と他方の構成部材とを突き合せ状態にすれば所定の接合位置に安定するので、接合部どうしを外部からの特別な位置決め部材や作業なしに容易に接合することができるし、双方の構成部材はそれ自体どうしでどの方向のずれをも規正しており、組立てによるずれが発生しにくく、分割されていながら一体感を出すことができる。
【0012】
また、一方に2つ、他方に1つまたは2つ設けた突片は接合部の長さの大小や必要とされる位置決め強度の大小に応じて一対または複数対で設ければ過不足がなくなるし、突片の大きさによっても対応できる。
【0013】
各接合部は上下一方側への凸形状をなしていると、双方の構成部材の少なくとも接合部における曲げ剛性が高まって、第1ガイド部の係合に逃げや遊びが生じにくくなり、第2ガイド部の係合が外れにくくなるので、双方の構成部材をより確実に位置決めできる。
【0014】
各接合部の両側における前記凸形状への立上がり壁下端または立下がり壁上端どうしに、少なくとも壁厚さ方向に係合し合って突き合せ方向に嵌り合う第3ガイド部を設けた構成では、双方の構成部材の突き合せ時に第3ガイド部が突き合せ方向に嵌り合って立上がり壁や立下がり壁の壁厚さ方向に係合し合うことで、成形後に内側や外側にバラバラに変位しやすい立上がり壁ないしは立下がり壁をその端部にて互いの位置ずれなく位置決めして双方にずれが生じないようにすることができる。この位置決めは、また、第2ガイド部の位置決めを補強することができ、場合によれば第2ガイド部を省略することができる。
【0015】
第1ガイド部、第2ガイド部が各接合部における各立上がり壁または立下がり壁の間の凸部域に設けられている構成では、接合部の両側の立上がり壁または立下がり壁によって補強されるそれらの間のほぼ平坦な長辺域を利用して第1、第2ガイド部を必要数配し、接合部の長手方向およびその壁の厚さ方向の位置決めを十分に達成することができる。
【0023】
上記凸形状をした各場合の接合部が、一方の構成部材と他方の構成部材とを接合して双方がなす一方向への湾曲形状部を、凸の向きを同じにして横断している構成では、接合した双方の構成部材が直交する2方向に同じ側への凸形状をなすので、全体の曲げや変形に対する剛性が向上し、広く大きなプラスチック製天井材を2分割して形成しても十分な強度が得られると共に、接合部の曲げ剛性も向上するのでそれらの間で行う各場合の位置決め性も高まるので組立性も損なわれない。
【0024】
上記における、第1ガイド部ないしはそれをなす突片の壁面との係合面に凸部が形成されていると、互いが係合するときの摩擦抵抗が軽減され、双方の構成部材の位置決めを伴う突き合せ作業が楽になる。凸部は壁面側にあってもよい。
【0025】
上記各場合の第3ガイド部が各接合部の一方に他方に向け突出した凸部と、この凸部を受入れるように他方に形成された凹部とであると、第1、第2ガイド部と共に容易に設けられてそれに必要な位置決め機能を発揮することができるし、凹部の形態によっては位置決めできる方向を増加することができる。
【0026】
上記各場合において、一方の構成部材の接合部と他方の構成部材の接合部に、互いに対向するねじ止め突片が形成されていて、これら突片間をねじ止めして一対の構成部材を接合固定する構成では、位置決め状態で突き合せた双方の構成部材が接合部のねじ止め突片どうしがねじ止めされるだけで所定の突き合せ状態に簡単に接合することができ、位置決めのための係合がねじの剪断負荷を軽減するのでねじは主として締結力を満足するだけの大きさと数があればよい。
【0027】
上記各場合のプラスチック製天井材を浴室の天井材として好適である。
【0028】
それ以上の目的および特徴は、以下の詳細の説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるは可能な限り種々な組合せで複合して用いることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下図を参照しながら本発明に係る実施の形態について詳述し、本発明の理解に供する。
【0030】
本実施の形態は浴室のプラスチック製天井材に係り2分割したものを突き合せ接合したものとしてあるが、本発明はこれに限られることはなく、他の部の天井材としても適用できるし、分割数も適宜選択することができる。
【0031】
本実施の形態は図1に示すように、浴室に用いるプラスチック製の天井材1を、一方の構成部材2と他方の構成部材3からなり、これら一対の構成部材2、3を図4に示すように互いに突き合わせ状に接合して構成されている。この接合のために、一方の構成部材2と他方の構成部材3の双方の接合部2a、3aに、それぞれ接合相手の壁2b、3bの内外同じ側、図の例では外側との対向部をなして係合し合う図4に示すような第1ガイド部31、32と、接合相手に対し接合部2a、3aの長手方向の対向部をなして係合し合う対向方向が互いに逆向きになる図2に示すような一対の第2ガイド部33、34とを設けて、一方の構成部材2に突き合わせた他方の構成部材3を図4に示し、図2に実線の構成部材2と仮想線の構成部材3とで示すように接合定位置に案内するようにしてある。
【0032】
これにより、構成部材2と構成部材3とを図4に示すようにそれらの接合部2a、3aで突き合せてねじ41などにて接合するのに、前記突き合せによって、双方の構成部材2、3の接合部2a、3aにある第1ガイド部31、32が、接合相手とその壁2b、3bの同じ外側との図4に示すような対向部をなして係合し合うことにより、双方の構成部材2、3は、自身の第1ガイド部31、32によって接合相手に対する反対向側への移動を阻止され、接合相手の第1ガイド部31、32によって接合相手に対する対向側への移動を阻止されることになる。このため突き合せと同時に双方の構成部材2、3をそれらの壁2b、3bの厚さ方向の突き合せ位置を規制できる。
【0033】
また前記突き合せによって、双方の構成部材2、3にある第2ガイド部33、34が、接合相手に対し、接合部2a、3aの長手方向の、しかし対向方向が互いに逆になる図2に示すような一対の対向部をなして係合し合って、双方の構成部材2、3が接合部2a、3a長手方向に相対移動するのを阻止することになる。このため、突き合せと同時に双方の構成部材2、3を接合部2a、3aの長手方向における突き合せ位置を規制できる。
【0034】
これら構成部材2、3自体どうしの簡単な位置決め機能によって一方の構成部材2と他方の構成部材3とを突き合せ状態にすれば所定の接合位置に安定する。従って、接合部2a、3aどうしを外部からの特別な位置決め部材や作業なしにねじ止めなどして容易に接合することができる。また、双方の構成部材2、3はそれ自体どうしでどの方向のずれをも規正しており、組立てによるずれが発生しにくく、分割されていながら一体感を出すことができる。
【0035】
前記第1ガイド部31、32および第2ガイド部33、34は、図1、図2、図4、図5に示すように、一方の構成部材2の接合部2aと他方の構成部材3の接合部3aとに接合相手側に突出するように一体成形した突片9、10どうしが対になって形成している。このような突片9、10は接合相手側の壁2b、3bとの壁2b、3bの厚さ方向の対向構造にて第1ガイド部31、32をなし、双方の構成部材2、3における突片9、10の側面どうしの接合部2a、3aの長手方向の対向構造にて第2ガイド部33、34をなすことができる。
【0036】
図に示す例では、対をなす突片9、10は図1、図2に示すようにそれぞれ2つ一組として設けてあるが、例えば左右に別れた2つの突片10、10は1つのものとすることができる。また、接合部2a、3aの長さの大小や必要とされる位置決め強度の大小に応じて突片9、10は1対または複数対設ければ過不足がなくなるし、突片9、10の大きさによっても対応できる。
【0037】
なお、第1ガイド部31、32と、第2ガイド部33、34とは、図示するように同一部分である突片9、10などを共用して成立する構成以外に、個別の部分において成立する構成を採用することができる。
【0038】
例えば、前記突片9、10が一方の構成部材2と他方の構成部材3の双方の接合部2a、3aに、それぞれ接合相手の壁2b、3bの外側との対向部をなして係合し合う第1ガイド部31、32だけを構成し、接合部2a、3aの両端部などにおいて少なくとも第1ガイド部31、32と壁2b、3bの面との接合部2a、3a長手方向の位置ズレを阻止する向きに係合し合って突き合せ方向に嵌り合う図1、図6に示すような第2ガイド部33、34と等価かそれに代えた第3ガイド部35、36とを設けて、一方の構成部材2に突き合わせた他方の構成部材3を接合定位置に案内するようにして、双方の構成部材2、3の壁2b、3bの厚さ方向の位置決めと、接合部2a、3a長手方向の位置決めとを互いに離れた部分に達成されるように構成できる。
【0039】
ところで、各接合部2a、3aは図1に示すように上下一方側、図に示す例では上側への凸形状をなしている。これによると、双方の構成部材2、3の少なくとも接合部2a、3aにおける曲げ剛性が高まって、構成部材2、3における突き合わせ時、第1ガイド部31、32における突片9、10と壁2b、3bとの間の係合に逃げや遊びが生じにくくなり、第2ガイド部33、34における突片9、10の側面どうしの係合が外れにくくなる。従って、双方の構成部材2、3をより確実に位置決めできる。しかも、各構成部材2、3はいずれも図1、図6に示すようにブロー成形などされた中空壁2b、3bをなし、前記接合部2a、3aの凸形状と共に全体に剛性の高いものとなる。なお凸形状は図1に示すようにほぼ直線的な立上がり壁2c、3cがやや傾斜して立上がり、ほぼ直線的な水平部分につながる屈曲形状のほか、なめらかな湾曲を持って立ち上がってほぼ水平なあるいはゆるやかなカーブを持った水平部につながる湾曲形状とすることもできる。
【0040】
図2、図5に示すように、突片9、10には一方の構成部材2に対し他方の構成部材3を第2ガイド部33、34が規正する突き合せ定位置に対向する側に案内するための傾斜面11、12が形成され、突き合せ時の第2ガイド部33、34における係合、案内がスムーズになされるようにしている。また、図3に示すように突片9、10の下面には凸部15、図示する例では突条13が接合方向に延びるものとして形成されている。これにより接合時の第1ガイド部31、32における突片9、10と壁2b、3bとの係合時の摩擦抵抗を軽減し、壁2b、3bの厚さ方向の突き合せ定位置への位置規正がスムーズに行われるようにする。ここで、突条13は突片9、10の先端よりも後退していることにより、突片9、10と壁2b、3bとの最初の係合に遊びないしは余裕を与えることができる。また、突片9、10の側面どうしの第2ガイド部33、34としての係合開始時点と、突片9、10と壁2b、3bとの第1ガイド部31、32としての係合開始点と、第3ガイド部35、36での係合開始時点とが、それぞれ異時となるようにすると、突き合せの進行に従って1種類ずつの位置決めが無理なく達成されて行くようになり、位置決めを伴う突き合せ作業が楽になる。
【0041】
ブロー成形した中空の壁2b、3bにおける2層の樹脂層を金型で圧縮して中空部なしの構造として強度向上を図っており、施工時および組立て後に荷重がかかっても、簡単に破壊しない構造となっている。突片9、10は壁2b、3bの上面と対向して係合し合うために、接合部2a、3aにおいて壁2b、3bよりも高い位置にあり、前記金型による圧縮成形によって突条13と共に形成される。
【0042】
また、図1、図6に示すように各接合部2a、3aの両側における前記凸形状への立上がり壁2c、3c下端どうしに、少なくとも壁2b、3bの厚さ方向に係合し合って突き合せ方向に嵌り合う第3ガイド部35、36を設けた構成では、双方の構成部材2、3の突き合せ時に第3ガイド部35、36が突き合せ方向に嵌り合って立上がり壁2c、3cの壁2b、3bの厚さ方向に係合し合うことで、成形後に内側や外側にバラバラに変位しやすい立上がり壁2c、3cをその端部にて互いの位置ずれなく位置決めして双方にずれが生じないようにすることができる。
【0043】
図示する例では、第3ガイド部35、36は図6に示すように、各接合部2a、3aの一方に他方に向け突出した凸部15と、この凸部15を受入れるように他方に形成された凹部16とで構成している。これら凸部15、凹部16は第1、第2ガイド部31、32、33、34をなす突片9、10などと共に一体成形して容易に設けられ、それに必要な位置決め機能を発揮することができるし、凹部16の形態によっては位置決めできる方向を増加することができる。凹部16が穴であると凸部15をその軸線まわりのどの方向にも位置決めすることができる。
【0044】
これら凸部15および凹部16の係合が容易なように係合初期部に遊びを設けるとよい。この遊びは凸部15の先細り部またはおよび凹部16の突き合せ方向開口側への拡張形状によって得られる。
【0045】
また第3ガイド部35、36による位置決め強度が第1、第2ガイド部31、32、33、34のそれよりは高い係合構造をなしており、係合終了時点で弾性的にあるいは無理嵌め的に嵌り合って抜け止めを行う抜け止め部を設けておくのが好適である。このような抜け止め部は凸部15の先端に小さなフック形状を設けたり、図に示すように凸部15の側面などに設けた凸部42が凹部16の内面に設けた凹部43に弾性係合するようにしたりして実現することができる。
【0046】
このような抜け止め構造は第1、第2ガイド部31、32、33、34にも適用して有効である。これらによると構成部材2、3を突き合せると、位置決め状態に抜け止めすることができ、構成部材2、3どうしをねじ41によるねじ止めなどで接合する作業時に接合状態を保つ作業が要らなくなる。
【0047】
前記ねじ止めのために、 一方の構成部材2の接合部2aと他方の構成部材3の接合部3aには、それぞれ互いに対向するねじ止め用の突片17、18が複数箇所形成されており、互いに対向した突片17、18間をねじ41によりねじ止めして一方の構成部材2に対して他方の構成部材3を接合固定するようになっている。これらの突片17、18のうち、他方の構成部材3の突片17にはねじ41に対し小径なタッピング用の孔19が、一方の構成部材2の突片18にはねじ41が素通りできる大きな径の孔20が形成されている。ねじ止めは図1に示す一方の構成部材2に設けた点検口4を通じた作業にて止めやすい様に点検口4側からねじ止めする構造となっている。つまり孔20が点検口4側に向いている。また、上方の施工スペースがない場合でも簡単にねじ止めができるように、横方向へのねじ止めとなっている。つまり孔20と孔19は横向きに対向し合っている。
ここで突片17、18は強度確保およびねじ止め可能とするため、ブロー成形の中空の壁2b、3bにおける2層の樹脂層を、図4、図7に示すように金型で圧縮成形して中空部なしの構造としている。その肉厚は、2〜7mm程度を確保することが望ましい。突片18は一方の構成部材2に対して、また突片17は他方の構成部材3に対して突出強度を高くするようにその立上がり基部21が壁2b、3bの面に大きく広がる座をなして形成されている。すなわち、図7および図8に示すように、突片17、18の基部21は一方の構成部材2に対して肉盛り状座部をなしている。
【0048】
前述したように、第1〜第3ガイド部31〜36により各構成部材2、3間における上下左右の位置決めが確実に行われ、一方の構成部材2の凸部15に他方の構成部材3の凹部16が互いに係合してその状態に保持されると、突片17、18の孔19、20はその軸線が確実に一致し、突片18側から突片17にねじ41を容易にねじ込んで固定することができ、一方の構成部材2に対して他方の構成部材3が接合固定され、天井材1が構成される。
【0049】
なお、ねじ止めをタッピングねじ41によってしているが、位置決めがねじ止め前に、ねじ止めとは別に確実に行えるため、タッピング用の孔19をなくしてドリルねじ方式で締結してもよく、また、孔19をねじ挿通用としてねじとナットとで締結するようにしてもかまわない。
【0050】
本発明に係る天井材1は、所要の寸法に成形可能であるが、通常、その寸法はシステムバスの寸法値であれば、どのようなサイズであっても可能である。また、その分割は、本実施例では略等分の位置で分割しているが、その分割位置は形状によって強度、施工性を配慮し決定すればよい。さらに本実施例では、分割を1ヵ所としているが、分割個所が増加しても、同様に位置合わせガイドや係合手段を設ければ、同様の効果を期待できる。
【0051】
本発明に係る天井材1を構成する樹脂は、引張弾性率が7000Kg/cm2以上の剛性を有するプラスチックが好適であり、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂あるいはこれらのブレンド物など、剛性にすぐれたブロー成形可能な熱可塑性樹脂である。
【0052】
また、構成部材2と他方の構成部材3は横方向へのスライド組み構造となるので施工時に上下方向に少ないスペースで施工ができ、かつ、ねじ止めも事前の位置決めによって確実に行えるので、スムーズに組立てを行うことができる。
【0053】
さらに、突片9、10や突片17、18を2層の樹脂層に金型で圧縮成形しているので、強度が格段に向上し、位置合わせ部やねじ止め部への荷重等の負荷による変形などを抑制できる。
【0054】
また、天井材1は、複数の構成部材2、3などを突き合わせ状に接合して一体状に構成するものであるから、それらをブロー成形するための成形金型は、天井材1を一体に成形するものに比べてはるかに小型のものでよく、ブロー成形装置を大いに簡略化することが可能であるうえ、成形精度の高いものを得ることができる。
【0055】
なお、上記凸形状をした各接合部2a、3aは図1に示すように、一方の構成部材2と他方の構成部材3とを接合して双方がなす天井材1における一方向、図に示す例では長手方向への湾曲形状部を、凸の向きを同じにして横断している。これにより、接合した双方の構成部材2、3が直交する2方向に同じ側への凸形状をなすので、全体の曲げや変形に対する剛性がさらに向上し、広く大きなプラスチック製の天井材1を2分割して形成しても十分な強度が得られると共に、接合部2a、3aの曲げ剛性も向上するのでそれらの間で行う各場合の位置決め性も高まるので組立性も損なわれない。
【0056】
また、構成部材2、3の接合部2a、3a間は図4に示すようにシール材51を介してねじ止めすることによりシールされ、内側の継目はシリコン52にて封じるなどのコーキング処理が行われる。シール材51は接合部2a、3aの一方または双方の接合面に接着や嵌め付けなどして予め装着しておけば接合の作業性がよくなる。前記点検口4は蓋5により閉じられる。
【0057】
【発明の効果】
本発明の第1の特徴によれば、一方の構成部材と他方の構成部材とをそれらの接合部で突き合せて接合するのに、前記突き合せによって、双方の構成部材の接合部にある第1ガイド部が、接合相手とその壁の内外同じ側との対向部をなして係合し合うことにより、双方の構成部材は、自身の第1ガイド部によって接合相手に対する反対向側への移動を阻止され、接合相手の第1ガイド部によって接合相手に対する対向側への移動を阻止されるので、突き合せと同時に双方の構成部材をそれらの壁の厚さ方向の突き合せ位置を規制できる。
【0058】
また前記突き合せによって、双方の構成部材にある第2ガイド部が、接合相手と接合部の長手方向の、しかし対向方向が互いに逆になる一対の対向部をなして係合し合って、双方の構成部材が接合部長手方向に相対移動するのを阻止するので、突き合せと同時に双方の構成部材を接合部の長手方向における突き合せ位置を規制できる。
【0059】
これら構成部材自体どうしの簡単な位置決め機能によって一方の構成部材と他方の構成部材とを突き合せ状態にすれば所定の接合位置に安定するので、接合部どうしを外部からの特別な位置決め部材や作業なしに容易に接合することができるし、双方の構成部材はそれ自体どうしでどの方向のずれをも規正しており、組立てによるずれが発生しにくく、分割されていながら一体感を出すことができる。
【0061】
また、一方に2つ、他方に1つまたは2つ設けた突片は接合部の長さの大小や必要とされる位置決め強度の大小に応じて一対または複数対設ければ過不足がなくなるし、突片の大きさによっても対応できる。
【0062】
各接合部は上下一方側への凸形状をなしていると、双方の構成部材の少なくとも接合部における曲げ剛性が高まって、第1ガイド部の係合に逃げや遊びが生じにくくなり、第2ガイド部の係合が外れにくくなるので、双方の構成部材をより確実に位置決めできる。
【0063】
各接合部の両側における前記凸形状への立上がり壁下端または立下がり壁上端どうしに、少なくとも壁厚さ方向に係合し合って突き合せ方向に嵌り合う第3ガイド部を設けた構成では、双方の構成部材の突き合せ時に第3ガイド部が突き合せ方向に嵌り合って立上がり壁や立下がり壁の壁厚さ方向に係合し合うことで、成形後に内側や外側にバラバラに変位しやすい立上がり壁ないしは立下がり壁をその端部にて互いの位置ずれなく位置決めして双方にずれが生じないようにすることができる。この位置決めは、また、第2ガイド部の位置決めを補強することができ、場合によれば第2ガイド部を省略することができる。
【0064】
第1ガイド部、第2ガイド部が各接合部における各立上がり壁または立下がり壁の間の凸部域に設けられている構成では、接合部の両側の立上がり壁または立下がり壁によって補強されるそれらの間のほぼ平坦な長辺域を利用して第1、第2ガイド部を必要数配し、接合部の長手方向およびその壁の厚さ方向の位置決めを十分に達成することができる。
【0071】
上記凸形状をした各場合の接合部が、一方の構成部材と他方の構成部材とを接合して双方がなす一方向への湾曲形状部を、凸の向きを同じにして横断している構成では、接合した双方の構成部材が直交する2方向に同じ側への凸形状をなすので、全体の曲げや変形に対する剛性が向上し、広く大きなプラスチック製天井材を2分割して形成しても十分な強度が得られると共に、接合部の曲げ剛性も向上するのでそれらの間で行う各場合の位置決め性も高まるので組立性も損なわれない。
【0072】
上記における、第1ガイド部ないしはそれをなす突片の壁面との係合面に凸部が形成されていると、互いが係合するときの摩擦抵抗が軽減され、双方の構成部材の位置決めを伴う突き合せ作業が楽になる。凸部は壁面側にあってもよい。
【0073】
上記各場合の第3ガイド部が各接合部の一方に他方に向け突出した凸部と、この凸部を受入れるように他方に形成された凹部とであると、第1、第2ガイド部と共に容易に設けられてそれに必要な位置決め機能を発揮することができるし、凹部の形態によっては位置決めできる方向を増加することができる。
【0074】
上記各場合において、一方の構成部材の接合部と他方の構成部材の接合部に、互いに対向するねじ止め突片が形成されていて、これら突片間をねじ止めして一対の構成部材を接合固定する構成では、位置決め状態で突き合せた双方の構成部材が接合部のねじ止め突片どうしがねじ止めされるだけで所定の突き合せ状態に簡単に接合することができ、位置決めのための係合がねじの剪断負荷を軽減するのでねじは主として締結力を満足するだけの大きさと数があればよい。
【0075】
上記各場合のプラスチック製天井材を浴室の天井材として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラスチック製天井材の接合前の態様を示す全体斜視図。
【図2】図1の天井材の第1、第2ガイド部を示す部分平面図。
【図3】図2の第1、第2ガイド部を示す部分正面図。
【図4】図1の天井材の突き合せ接合部を示す部分断面図。
【図5】図2の第1、第2ガイド部を示す部分斜視図。
【図6】図1の天井材の第3ガイド部を示す部分斜視図。
【図7】図1の天井材の突き合せ接合部におけるねじ止め部を示す部分断面図。
【図8】図7のねじ止め部におけるねじ止め用の突片を示す部分斜視図。
【符号の説明】
1 天井材
2 一方の構成部材
3 他方の構成部材
2a、3a 接合部
2b、3b 壁
2c、3c 立上がり壁
9、10、17、18 突片
11、12 傾斜面
13 突条
31、32 第1ガイド部
33、34 第2ガイド部
35、36 第3ガイド部
15 凸部
16 凹部
19、20 ねじ止め用の孔
41 ねじ
Claims (9)
- 一方の構成部材と他方の構成部材からなる一対の構成部材を互いに突き合わせ状に接合して構成される天井材であって、接合相手側に突出する突片を、一方の構成部材の接合部に2つ、他方の構成部材の接合部に1つまたは2つ設け、一方の構成部材の2つの突片で、他方の構成部材の1つまたは2つの突片を接合部長手方向に挟み込み、双方の構成部材の突片にそれぞれ、接合相手の壁の内外同じ側との対向部をなして係合し合う第1ガイド部と、接合相手の構成部材の突片と接合部の長手方向の対向部をなして係合し合う対向方向が互いに逆向きになる一対の第2ガイド部とを設けて、一方の構成部材に突き合わせた他方の構成部材を接合定位置に案内するようにし、一方の構成部材の2つの突片と他方の構成部材の1つまたは2つの突片を、一対または複数対で設けたことを特徴とするプラスチック製天井材。
- 各接合部は上下一方側への凸形状をなしている請求項1に記載のプラスチック製天井材。
- 各接合部の両側における前記凸形状への立上がり壁下端または立下がり壁上端どうしに、少なくとも壁厚さ方向に係合し合って突き合せ方向に嵌り合う第3ガイド部を設けた請求項2に記載のプラスチック製天井材。
- 第1ガイド部、第2ガイド部は各接合部における各立上がり壁または立下がり壁の間の凸部域に設けられている請求項3に記載のプラスチック製天井材。
- 各接合部は、一方の構成部材と他方の構成部材とを接合して双方がなす一方向への湾曲形状部を、凸の向きを同じにして横断している請求項2〜4のいずれか1項
に記載のプラスチック製天井材。 - 第1ガイド部ないしはそれをなす突片の壁面との係合面に凸部が形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のプラスチック製天井材。
- 第3ガイド部は各接合部の一方に他方に向け突出した凸部と、この凸部を受入れるように他方に形成された凹部とである請求項3〜5のいずれか1項に記載のプラスチック製天井材。
- 一方の構成部材の接合部と他方の構成部材の接合部に、互いに対向するねじ止め突片が形成されていて、これら突片間をねじ止めして一対の構成部材を接合固定する請求項1〜7のいずれか1項に記載のプラスチック製天井材。
- 浴室の天井材であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプラスチック製天井材。
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