JP2582354Y2 - 合成樹脂製ブリック - Google Patents
合成樹脂製ブリックInfo
- Publication number
- JP2582354Y2 JP2582354Y2 JP1991027047U JP2704791U JP2582354Y2 JP 2582354 Y2 JP2582354 Y2 JP 2582354Y2 JP 1991027047 U JP1991027047 U JP 1991027047U JP 2704791 U JP2704791 U JP 2704791U JP 2582354 Y2 JP2582354 Y2 JP 2582354Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- brick
- joint
- joints
- joining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、間仕切、明り取り等に
供される合成樹脂製ブリックの改良に係り、特に施工時
において合成樹脂製ブリックの損傷の原因となる積用モ
ルタルを使用しない合成樹脂製ブリックに関する。
供される合成樹脂製ブリックの改良に係り、特に施工時
において合成樹脂製ブリックの損傷の原因となる積用モ
ルタルを使用しない合成樹脂製ブリックに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の合成樹脂製ブリックは縦横を積用
モルタルにて接合し、接合部の狭い隙間にセメントモル
タルを目塗りする等所謂ブリック目地を形成し組み立て
られていたが、ブリック間を積用モルタルにて接合する
関係上縦横均一なる間隔で組み立てるには相当の熟練と
技術を要し、然も合成樹脂製ブリックにあっては材質的
に表面硬度が小さいため目塗り作業等施工時に於けるモ
ルタル中の砂による擦傷が頻繁に発生し、合成樹脂製ブ
リックの特性たる透明性，光沢性を著しく阻害している
という課題があった。これに対し、特公昭４７−２５４
１１号公報で開示しているように、ジョイナーを設ける
ことにより上記課題を解決しようとしている。
モルタルにて接合し、接合部の狭い隙間にセメントモル
タルを目塗りする等所謂ブリック目地を形成し組み立て
られていたが、ブリック間を積用モルタルにて接合する
関係上縦横均一なる間隔で組み立てるには相当の熟練と
技術を要し、然も合成樹脂製ブリックにあっては材質的
に表面硬度が小さいため目塗り作業等施工時に於けるモ
ルタル中の砂による擦傷が頻繁に発生し、合成樹脂製ブ
リックの特性たる透明性，光沢性を著しく阻害している
という課題があった。これに対し、特公昭４７−２５４
１１号公報で開示しているように、ジョイナーを設ける
ことにより上記課題を解決しようとしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記特公昭
４７−２５４１１号公報での手段にあっては施工時にお
いて縦横のジョイナーをそれぞれ所定の数だけ取り寄せ
なければならないという課題があり、また、新規なブリ
ックの場合には当該ブリックの形状に合ったジョイナー
を形成しなければならないという課題があった。
４７−２５４１１号公報での手段にあっては施工時にお
いて縦横のジョイナーをそれぞれ所定の数だけ取り寄せ
なければならないという課題があり、また、新規なブリ
ックの場合には当該ブリックの形状に合ったジョイナー
を形成しなければならないという課題があった。
【０００４】したがって、本考案は上記従来品の課題を
解決すべく考案された合成樹脂製ブリックであって、本
考案の目的とするところは、合成樹脂製ブリックだけで
組立可能な合成樹脂製ブリックを提供することにある。
解決すべく考案された合成樹脂製ブリックであって、本
考案の目的とするところは、合成樹脂製ブリックだけで
組立可能な合成樹脂製ブリックを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決する手段】本考案は、上記に鑑み考案され
たものであって、略函体状に形成された合成樹脂製ブリ
ックにおいて、上面と底面，左側面と右側面のそれぞれ
相対向する面にそれぞれ密接に嵌合する接合部を各面に
対してそれぞれ４５゜の角度で傾斜しつつそれぞれ設け
たことを特徴とする合成樹脂製ブリックである。
たものであって、略函体状に形成された合成樹脂製ブリ
ックにおいて、上面と底面，左側面と右側面のそれぞれ
相対向する面にそれぞれ密接に嵌合する接合部を各面に
対してそれぞれ４５゜の角度で傾斜しつつそれぞれ設け
たことを特徴とする合成樹脂製ブリックである。
【０００６】ここで、前記接合部は上面と底面及び左右
の側面のそれぞれに設けられ、それぞれ対向する面に設
けられた接合部同士が互いに密接に嵌合するものであ
り、これらの接合により合成樹脂製ブリック同士がみだ
りに動けなくなるものである。また、接合部は自身の接
合により合成樹脂製ブリック同士をみだりに動かせなく
する作用を有するものであれば如何なる形状のものでも
よく、例えば接合部の一方を凸状に形成し、他方を凹状
に形成したものがある。さらにこの凸状に段差を設けた
ものや、凸状自体をその突出方向から見て「くの字
状」，「コ字状」にしたものであってもよい。また、該
接合部が、基端の面に対してそれぞれ４５゜の角度で傾
斜されているのは、２面の凸状と２面の凹状を一度に接
合させるためである。なお、接合されて形成された壁材
の端面に配設される合成樹脂製ブリックの端面には上記
接合部が形成されていないことは勿論であり、また、接
合部を一つの面に複数個設けることによって、より接合
力が強固になるのは勿論である。
の側面のそれぞれに設けられ、それぞれ対向する面に設
けられた接合部同士が互いに密接に嵌合するものであ
り、これらの接合により合成樹脂製ブリック同士がみだ
りに動けなくなるものである。また、接合部は自身の接
合により合成樹脂製ブリック同士をみだりに動かせなく
する作用を有するものであれば如何なる形状のものでも
よく、例えば接合部の一方を凸状に形成し、他方を凹状
に形成したものがある。さらにこの凸状に段差を設けた
ものや、凸状自体をその突出方向から見て「くの字
状」，「コ字状」にしたものであってもよい。また、該
接合部が、基端の面に対してそれぞれ４５゜の角度で傾
斜されているのは、２面の凸状と２面の凹状を一度に接
合させるためである。なお、接合されて形成された壁材
の端面に配設される合成樹脂製ブリックの端面には上記
接合部が形成されていないことは勿論であり、また、接
合部を一つの面に複数個設けることによって、より接合
力が強固になるのは勿論である。
【０００７】
【作用】本考案は、合成樹脂製ブリックの上面と底面、
右側面と左側面のそれぞれ対向する面同士にそれぞれ嵌
合する接合部を設けているため、積用モルタルや専用ジ
ョイナーを用いることなく簡単に複数の合成樹脂製ブリ
ック同士を接合することができる。
右側面と左側面のそれぞれ対向する面同士にそれぞれ嵌
合する接合部を設けているため、積用モルタルや専用ジ
ョイナーを用いることなく簡単に複数の合成樹脂製ブリ
ック同士を接合することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例について詳
細に説明する。図１は本考案に係る合成樹脂製ブリック
の一実施例の斜視図であり、図２は図１に示す合成樹脂
製ブリックのＸ−Ｘ断面を示す説明図である。
細に説明する。図１は本考案に係る合成樹脂製ブリック
の一実施例の斜視図であり、図２は図１に示す合成樹脂
製ブリックのＸ−Ｘ断面を示す説明図である。
【０００９】図中、符号１は合成樹脂製ブリックであ
り、図２に示すように断面略コ字状のブリック本体１
ａ、１ｂから中空に形成されている。また、当該合成樹
脂製ブリック１の上面２，左側面４には凸状に形成され
た接合部２ａ，４ａが、底面３，右側面５には凹状に形
成された接合部３ａ，５ａがそれぞれ設けられている。
また、接合部２ａ、４ａの先端部は凸状に形成され、こ
れにより図中矢印Ａ，Ｂ及びＣ方向への摺動をそれぞれ
防止している。またさらに前記接合部４ａはその突出方
向に対して直行する方向へ折り曲がったように「くの字
状」に形成され、前記接合部５ａも接合部４ａに対応し
て略「くの字状」に形成されてより図中Ｃ方向への摺動
を防止している。なお、上記接合部２ａと上記接合部３
ａ、上記接合部４ａと上記接合部５ａは、密接に嵌合す
るように形成されており、２面の凸状と２面の凹状を接
合させるため前記凸状、凹状は各面に対してそれぞれ４
５°の角度で傾斜している。
り、図２に示すように断面略コ字状のブリック本体１
ａ、１ｂから中空に形成されている。また、当該合成樹
脂製ブリック１の上面２，左側面４には凸状に形成され
た接合部２ａ，４ａが、底面３，右側面５には凹状に形
成された接合部３ａ，５ａがそれぞれ設けられている。
また、接合部２ａ、４ａの先端部は凸状に形成され、こ
れにより図中矢印Ａ，Ｂ及びＣ方向への摺動をそれぞれ
防止している。またさらに前記接合部４ａはその突出方
向に対して直行する方向へ折り曲がったように「くの字
状」に形成され、前記接合部５ａも接合部４ａに対応し
て略「くの字状」に形成されてより図中Ｃ方向への摺動
を防止している。なお、上記接合部２ａと上記接合部３
ａ、上記接合部４ａと上記接合部５ａは、密接に嵌合す
るように形成されており、２面の凸状と２面の凹状を接
合させるため前記凸状、凹状は各面に対してそれぞれ４
５°の角度で傾斜している。
【００１０】ここで、本実施例に係る合成樹脂製ブリッ
ク１が複数個用意され、互いに接合し合う合成樹脂製ブ
リック１同士の接合部２ａと接合部３ａ、接合部４ａと
接合部５ａが互いに密接に嵌合され、これにより複数個
の合成樹脂製ブリック１からなる壁材が完成する。な
お、当該壁材の端部に配設される合成樹脂製ブリック１
の端面には接合部が形成されておらず、これにより壁材
自体が略函体に形成される。
ク１が複数個用意され、互いに接合し合う合成樹脂製ブ
リック１同士の接合部２ａと接合部３ａ、接合部４ａと
接合部５ａが互いに密接に嵌合され、これにより複数個
の合成樹脂製ブリック１からなる壁材が完成する。な
お、当該壁材の端部に配設される合成樹脂製ブリック１
の端面には接合部が形成されておらず、これにより壁材
自体が略函体に形成される。
【００１１】以上のように、本実施例にあっては、合成
樹脂製ブリックの上面、底面及び左右側面に接合部を設
けているため専用のジョイナーを使用しないで合成樹脂
製用ブリックだけで壁材を形成でき、上記接合部の先端
部が凸状に形成され接合部４ａ、接合部５ａが曲折され
ていることから図中Ａ，Ｂ及びＣ方向へのズレが生じ
ず、さらに積用モルタルを使用しないで壁材を形成する
ことから合成樹脂製ブリックの特性たる透明性，光沢性
を維持したまま壁材を形成することができる。
樹脂製ブリックの上面、底面及び左右側面に接合部を設
けているため専用のジョイナーを使用しないで合成樹脂
製用ブリックだけで壁材を形成でき、上記接合部の先端
部が凸状に形成され接合部４ａ、接合部５ａが曲折され
ていることから図中Ａ，Ｂ及びＣ方向へのズレが生じ
ず、さらに積用モルタルを使用しないで壁材を形成する
ことから合成樹脂製ブリックの特性たる透明性，光沢性
を維持したまま壁材を形成することができる。
【００１２】
【考案の効果】本考案は、合成樹脂製ブリックの上面、
底面及び左右側面に、各面に対してそれれ４５゜の角度
で傾斜した接合部を設け、当該合成樹脂製ブリック同士
を接合する際に上面にある接合部と底面にある接合部を
嵌合させ左側面にある接合部と右側面にある接合部を嵌
合させることにより、専用のジョイナーを使用しないで
当該合成樹脂製用ブリックだけで壁材を形成でき、さら
に上記接合部の先端部が凸状に形成され接合部を曲折す
ることによって不用意な方向へのズレを生じさせず、ま
た、積用モルタルを使用しないで壁材を形成することか
ら合成樹脂製ブリックの特性たる透明性，光沢性を維持
したまま壁材を形成することができ、またさらには、２
面の凸状と２面の凹状を一度に接合させことができると
いう効果を有する。
底面及び左右側面に、各面に対してそれれ４５゜の角度
で傾斜した接合部を設け、当該合成樹脂製ブリック同士
を接合する際に上面にある接合部と底面にある接合部を
嵌合させ左側面にある接合部と右側面にある接合部を嵌
合させることにより、専用のジョイナーを使用しないで
当該合成樹脂製用ブリックだけで壁材を形成でき、さら
に上記接合部の先端部が凸状に形成され接合部を曲折す
ることによって不用意な方向へのズレを生じさせず、ま
た、積用モルタルを使用しないで壁材を形成することか
ら合成樹脂製ブリックの特性たる透明性，光沢性を維持
したまま壁材を形成することができ、またさらには、２
面の凸状と２面の凹状を一度に接合させことができると
いう効果を有する。
【図１】本考案に係る合成樹脂製ブリックの一実施例の
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１に示す合成樹脂製ブリックのＸ−Ｘ断面を
示す説明図である。
示す説明図である。
１ 合成樹脂製ブリック ２ 上面 ３ 底面 ４ 左側面 ５ 右側面 ２ａ 接合部 ３ａ 接合部 ４ａ 接合部 ５ａ 接合部
Claims (1)
- 【請求項１】 略函体状に形成された合成樹脂製ブリッ
ク１において、上面２と底面３，左側面４と右側面５の
それぞれ相対向する面にそれぞれ密接に嵌合する接合部
２ａ，３ａ，４ａ，５ａを各面に対してそれぞれ４５゜
の角度で傾斜しつつそれぞれ設けたことを特徴とする合
成樹脂製ブリック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991027047U JP2582354Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 合成樹脂製ブリック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991027047U JP2582354Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 合成樹脂製ブリック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04116517U JPH04116517U (ja) | 1992-10-19 |
| JP2582354Y2 true JP2582354Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=31911422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991027047U Expired - Lifetime JP2582354Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 合成樹脂製ブリック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2582354Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55103312U (ja) * | 1979-01-16 | 1980-07-18 | ||
| JPS5969323U (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-11 | 久保 肇 | ブロツク |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP1991027047U patent/JP2582354Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04116517U (ja) | 1992-10-19 |
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