JP4780362B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャーシに対して取り付られる扁平モータを用いたディスクドライブ装置において、扁平モータのシャーシに対する角度調整を容易にするとともに、その取付角度の保持を確実にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、ディスク状記録媒体に情報を書き込み又はディスク状記録媒体に記録されている情報を読み取るディスクドライブ装置にあっては、レーザ光を出射及び受光する光学ピックアップによって情報の読取又は書き込みを行っているが、ディスク状記録媒体に対する正確な情報の書き込み又は読取を行うためには、光学ピックアップの光軸とディスク状記録媒体の信号記録面とが直交である必要がある。
【0003】
ところで、光学ピックアップの光軸とディスク状記録媒体の信号記録面との角度調整には、ディスク状記録媒体の径方向の傾き(ラジアル方向)調整とディスク状記録媒体の記録トラックの接線方向の傾き(タンジェンシャル方向)調整とが必要である。
【0004】
ここで、光学ピックアップの光軸を調整するには、光学ピックアップの姿勢を調整する方法と、ディスク状記録媒体の姿勢を調整する方法とがある。
【0005】
具体的に前者は、光学ピックアップが2本のガイド軸に摺動自在に支持されており、これらガイド軸のそれぞれの両端部をシャーシに対して間隔調整自在に支持して、かかる間隔を調整することにより光学ピックアップのシャーシに対する姿勢を変更する。たとえば、2つのガイド軸の同じ側(たとえば、ディスク状記録媒体の内周側)の端部のみシャーシとの間隔調整を行うと光軸の上記ラジアル方向の調整が行われ、また、一方のみのガイド軸の両端部をシャーシとの間隔調整を行うと光軸の上記タンジェンシャル方向の調整が行われ、これにより、光学ピックアップの光軸とディスク状記録媒体の信号記録面とのスキュー調整が行われる。
【0006】
また、後者は、ディスク状記録媒体を回転させるターンテーブルが設けられたスピンドルモータをモータ基板に取着し、該モータ基板を複数(通常は3つ)の調整ネジでシャーシに取着するもので、これら調整ネジにコイルバネを外嵌して該コイルバネをシャーシとモータ基板との間に介在させて、各調整ネジのねじ込み量を調整することにより、スピンドルモータのシャーシに対する姿勢を変更する。この場合、3つの調整ネジのねじ込み量を調整すると、スピンドルモータのシャーシに対する角度、すなわち、ディスク状記録媒体の光学ピックアップに対する角度を調整することができ、光軸のラジアル方向及びタンジェンシャル方向の調整を行うことができ、これにより、光学ピックアップの光軸とディスク状記録媒体の信号記録面とのスキュー調整が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したような前者のようなガイド軸の調整にあっては、この調整のみでタンジェンシャル方向及びラジアル方向の両調整をするものであるため、1つの調整ネジを動かすと、ラジアル方向及びタンジェンシャル方向のいずれにも光軸が傾いてしまうため、1つの調整ネジを調整後、別の調整ネジを調整し、さらに、別の調整ネジを調整しなければならず、スキュー調整が難しいという問題がある。
【0008】
しかも、そのスキュー調整は、光学ピックアップがディスク状記録媒体の内周側に位置する場合と外周側に位置する場合とで別々に行わなければならず、さらにスキュー調整を困難にしていた。
【0009】
さらに、ガイド軸はディスク状記録媒体の径方向に比較的長尺であるため、ラジアル方向の調整時において、ガイド軸の所定の角度を傾斜させるには、その調整ネジの上下方向のねじ込み量又はねじ戻し量を大きくしなければならず、スキュー角の変位量に対して上下方向の調整量(変位量)が大きくなってしまい、ディスクドライブ装置の薄型化が図れないという問題もある。
【0010】
また、上記したような後者のスピンドルモータ(扁平モータ)のシャーシに対する角度を調整する場合、モータ基板のシャーシに対する取付がコイルバネのような弾性部材が介在されており、しかも、スピンドルモータは振動源になるため、その振動の問題が生じ、シャーシに対して安定で確実な取付ができないという問題がある。
【0012】
そこで、本発明は、タンジェンシャル方向及びラジアル方向の両成分のスキュー角度調整を簡便かつ迅速に行うことができ、また、スキュー角の変位量に対する調整ネジの調整量(変位量)を小さくして装置全体の薄型化を図ることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明ディスクドライブ装置は、ディスク状記録媒体を載置保持するターンテーブルと、該ターンテーブルを回転させるスピンドルモータと、上記ディスク状記録媒体に対して情報の読み取り又は書き込みを行う光学ピックアップと、該光学ピックアップをディスク状記録媒体の径方向に移動自在に支持するガイド軸と、上記光学ピックアップを移動させるスレッドモータとを備えたディスクドライブ装置であって、上記光学ピックアップの光軸の主としてタンジェンシャル方向(ディスク状記録媒体の記録トラックの接線方向の傾き)のスキュー調整を担うタンジェンシャルスキュー調整機構と、光軸の主としてラジアル方向(ディスク状記録媒体の径方向の傾き)のスキュー調整を担うラジアルスキュー調整機構とを各別に備え、上記タンジェンシャルスキュー調整機構は上記ガイド軸をシャーシに対して傾けることにより行い、上記ラジアルスキュー調整機構は上記スピンドルモータをシャーシに対して傾けることにより行い、上記ラジアルスキュー調整機構は、スピンドルモータを支持するモータ基板とシャーシとの間を剛性を保った状態で保持する剛性保持手段を備え、該剛性保持手段により上記モータ基板がシャーシに固定され、モータ基板とシャーシとが少なくとも3ヶ所の連結部により連結され、上記ラジアルスキュー調整機構は、少なくとも2つの連結部がモータ基板とシャーシとの間隔を固定的に支持する固定支点部と、他の連結部がモータ基板とシャーシとの間隔を可変可能にする調整支持部とから成り、該調整支持部に、モータ基板とシャーシとの間を剛性を保った状態で保持する剛性保持手段が設けられ、モータ基板の上記固定支点部の近傍にスリットを形成して狭隘部を形成することにより脆弱部(応力集中部)を形成したものである。
【0016】
したがって、本発明ディスクドライブ装置にあっては、光学ピックアップの光軸のディスク状記録媒体に対するスキュー調整を、タンジェンシャル方向とラジアル方向とにほぼ独立して行うことができ、スキュー調整の全体を簡便かつ迅速に行うことができる。
また、ラジアル方向の調整時において、長尺なガイド軸をシャーシに対して傾斜させるものでなく、モータ基板の傾斜角を変えるだけなので、その調整ネジは上下方向にねじ込み量又はねじ戻し量は僅かでも、スキュー角を大きく偏倚させることができ、スキュー角の変位量に対して上下方向の調整量(変位量)を小さくすることができ、したがって、その分上下方向の調整量が小さいので、装置の薄型化に貢献する。
また、簡単な構造にて、ラジアルスキュー調整を可能とし、かつ、モータ基板のシャーシに対する傾斜角を調整後、その状態を確実に保持することができ、一般に振動源となってしまうスピンドルモータによる振動の問題が発生することなく、シャーシに対して安定で確実な取付を確保することができる。
また、調整支持部を操作し、モータ基板とシャーシとの間隔を調整すると、スピンドルモータのシャーシに対する角度を変更することができ、かつ、角度調整後、剛性が保たれた状態に保持することができ、これにより、一般に振動源となってしまうスピンドルモータによる振動の問題が発生することなく、シャーシに対して安定で確実な取付を確保することができる。
また、モータ基板のシャーシに対する傾斜角を調整したときに、脆弱部に応力を集中させ歪みを集中させることができ、モータ基板及びシャーシには歪み、すなわち変形が発生することはなく、精密機器として好ましい構造体を構成することができる。そして、構造の簡単な脆弱部を形成することができるので、シンプルでモータ基板及びシャーシに変形が生じない構造体を構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の詳細を添付図面に示した実施の形態に従って説明する。
【0018】
なお、図面に示した実施の形態は、本発明をノート型パーソナルコンピュータに搭載するCD−ROM(Compact disc Read Only Memory)ドライブとして適用したものである。
【0019】
そこで、先ず、CD−ROMドライブの概要について図1乃至図3によって説明する。
【0020】
CD−ROMドライブ1は上下に偏平で前面に開口した外筐2を備え、該外筐2は下側のボトムシャーシ3と該ボトムシャーシ3の上面に固定されたカバー体4とから成り、このような外筐2に引出部5が収納及び引出可能に支持される(図1参照)。尚、各図において矢印で示す、U方向、D方向、L方向、R方向、F方向、B方向は、それぞれ、上方、下方、左方、右方、前方、後方を意味するものとする。以下同じ。
【0021】
そして、ボトムシャーシ3の右側部には、底上げされた張り出し部3aが形成されており、ボトムシャーシ3がカバー体4により覆われたときに、上記張り出し部3a以外の部分が空間6となって、トレイ7が収納されるようになっている(図2参照)。
【0022】
引出部5は合成樹脂製のトレイ7にベースユニット8が支持されて成る。なお、図示は省略するが、引出部5の外筐に対する収納及び引出のために、引出部5の側面部と外筐2の側部との間にスライド機構が介挿されている。
【0023】
トレイ7は平面形状で前後方向に長い長方形の外形を有し、その幅は外筐2の空間6の幅より僅かに小さく形成されている(図1参照)。
【0024】
トレイ7の上面にディスク状記録媒体としてのCD−ROM9を配置する円形の一部を為す凹部10が形成され、該凹部10内にベースユニット8を上方へ臨ませるための開口部11が形成されている(図1参照)。
【0025】
また、トレイ7の前面には前面パネル12が取り付けられる。前面パネル12は合成樹脂で横長の板状に形成され、その左右方向の長さは上記外筐2の左右方向の長さとほぼ同じになっている(図1参照)。
【0026】
ベースユニット8は、以下のように、シャーシ13に各種部品が搭載されて構成されている。
【0027】
すなわち、シャーシ13には、CD−ROM9が載置されるターンテーブル14と、該ターンテーブル14を回転させるスピンドルモータ15と、CD−ROM9に記録されている情報の読取を行う光学ピックアップ16と、該光学ピックアップ16を支持するとともにCD−ROM9の半径方向に移動自在に支持されるキャリッジ17と該キャリッジ17を支持するガイド軸18、19と、光学ピックアップ16を移動させるスレッドモータ20等が搭載されている(図3参照)。
【0028】
なお、ガイド軸18は主ガイド軸であり、送りネジで構成され、上記キャリッジ17の一端部が螺合されており、また、上記主ガイド軸18は上記スレッドモータ20によりギア群を介して回転され、これにより、上記キャリッジ17はガイド軸18の軸方向に移動されるようになっている(図3参照)。
【0029】
また、ガイド軸19は副ガイド軸であり、キャリッジ17の他端部がクリアランスを最小にした状態で、ガイド軸19を挟み込むようにして摺動自在に支持され、これにより、上記主ガイド軸18が回転したときに主ガイド軸18の軸回り方向にキャリッジ17が回転するのを防止するようになっている。
【0030】
シャーシ13は、板金材料からなり、ゴムダンパー21、21、21を介してトレイ7の下面に支持されている(図3参照)。
【0031】
シャーシ13にはそのほとんどを占める大きな開口部22が形成されている。該開口部22は左前から右後方に向けて延びるほぼ長方形状を為し、その後縁はほぼ左右方向に延びるように他の部分に対して傾斜した光学ピックアップ用開口部22aと、該光学ピックアップ用開口部22aの後縁に連続しほぼ半円形を為すターンテーブル用開口部22bとが連続して形成されて成る(図3参照)。
【0032】
そして、上記CD−ROMドライブ1にあっては、光学ピックアップ16の光軸についてのタンジェンシャルスキュー調整機構23及びラジアルスキュー調整機構24を備え、各別に光軸のタンジェンシャル方向の調整及びラジアル方向の調整を行うことができる。
【0033】
タンジェンシャルスキュー調整機構23は、上記ガイド軸18、19のうち副ガイド軸19と該副ガイド軸19の両端部をシャーシ13に対して離接する間隔調整手段25、25とから成る(図7参照)。
【0034】
タンジェンシャルスキュー調整機構23を説明する前に、主ガイド軸18のシャーシ13への取付について説明する。
【0035】
主ガイド軸18は、シャーシ13の上記光学ピックアップ用開口部22aの右斜め手前側の開口縁に沿うように配置され、その両端部はそれぞれシャーシ13に固定された軸受け部材26、26に回転自在に支持されていて、これにより、シャーシ13に取り付けられている。したがって、主ガイド軸18はシャーシ13との間隔は調整ができないようになっている(図6参照)。
【0036】
また、主ガイド軸18の一端部にはギア27が固定されており、該ギア27が上記スレッドモータ20の出力ギア20aに中間ギア28を介して噛合されている(図6参照)。
【0037】
上記副ガイド軸19の両端部における間隔調整手段25、25は、副ガイド軸の両端部に形成された細径部19a、19aが調整ネジ29、29のネジ頭部29a、29aとシャーシ13との間に板バネ30を介して挟まれる構造を成し、調整ネジ29をシャーシ13に対してねじ込むことにより上記板バネ30に抗して副ガイド軸19の細径部19aをシャーシ13に近づけ、逆に調整ネジ29をねじ戻すことにより、上記板バネ30の弾発力により、副ガイド軸19の細径部19aをシャーシ13から遠ざけて、シャーシ13に対する副ガイド軸19の傾きを調整するものである(図6参照)。
【0038】
具体的には、板バネ30は、副ガイド軸19よりやや短い長さをした中間部30aと該中間部30aの両端部から側方に突出した突片30b、30bとが一体に形成されて成るほぼコ字状を呈し、上記中間部30aがシャーシ13の上記光学ピックアップ用開口部22aの左斜め後方の開口縁に沿うようにシャーシ13の裏面側に取着され(図4参照)、また、該中間部30aの両端部はシャーシ13から浮き上がるように湾曲されており、さらに、板バネ30の突片30b、30bはその先端がシャーシ13に近づくように折れ曲がっている(図7参照)。
【0039】
上記光学ピックアップ用開口部22aの板バネ30が取着された側の両端部には舌片状で下方に折れ曲がった押え片31、31がシャーシ13に一体に形成されている(図6参照)。
【0040】
上記副ガイド軸19の両端部の細径部19a、19aは上記板バネ30の突片30b、30bに下方から接するとともに、上記調整ネジ29、29のネジ頭部29a、29aにより下方から押さえられ、これにより、副ガイド軸19の細径部19a、19aの板バネ30の突片30b、30bに弾接されるとともに、副ガイド軸19は光学ピックアップ用開口部22aの内方に付勢される(図7参照)。
【0041】
また、副ガイド軸19はシャーシ13に設けられた上記2つの押え片31、31により内方への移動が抑制されてシャーシ13に対して取着される(図7参照)。
【0042】
そして、上記調整ネジ29をシャーシに対してねじ込むことにより、副ガイド軸19とシャーシ13との間隔が小さくなり、また、ねじ戻すことにより副ガイド軸19とシャーシ13との間隔が大きくなる(図7、図8参照)。
【0043】
そして、上記間隔調整手段25及び/又は25により副ガイド軸19の一端部又は両端部19a、19aのシャーシ13との間隔を調整することで上記タンジェンシャルスキュー調整機構23による、光学ピックアップ16の光軸のタンジェンシャル方向の傾きを調整することができる(図6参照)。
【0044】
たとえば、副ガイド軸19の両端部の細径部19a、19aをともにシャーシ13に近づけるように調整すると、光学ピックアップ16は主ガイド軸18を傾動中心として副ガイド軸19側が偏倚するため、その光軸とCD−ROM9との関係では、タンジェンシャル方向、すなわち、CD−ROM9の記録トラックの接線方向の傾きが調整されることになる。
【0045】
なお、上記主ガイド軸18はシャーシ13に対してその間隔が固定的なものとしたが、本発明はこれに限らず、一端又は両端がシャーシ13に対して間隔調整可能に取り付けるようにしても良い。
【0046】
次に、ラジアルスキュー調整機構24について説明する(図10参照)。
【0047】
ラジアルスキュー調整機構24は、上記シャーシ13と、スピンドルモータ15を支持したモータ基板32と、上記シャーシ13とモータ基板32とを連結する3つの連結部33、33、33とから構成される(図10参照)。
【0048】
モータ基板32は比較的剛性が高い金属、たとえば、ステンレス板で構成されており、また、モータ基板32の上面にはこれとほぼ同じ形状のプリント配線基板が張り合わされている。
【0049】
そして、スピンドルモータ15は上記プリント配線基板上に形成されたステータ部材と、該ステータ部材に対して回転自在に設けられたロータ部材とから構成され、スピンドルモータ15の上面にはCD−ROM9を載置保持するターンテーブル14が上記ロータ部材と一体に又は別体の形成されており、かかるターンテーブル14は上述のように、シャーシ13のターンテーブル用開口部22bからシャーシ13の上側に突出するように配置される(図5参照)。
【0050】
モータ基板32をシャーシ13に連結する連結部33、33、33のうち2つはシャーシ13に対してその間隔が不変なように固定支点部33a、33aとされ、1つはシャーシ13に対してその間隔が可変な調整支持部33bとなっている(図10参照)。
【0051】
ラジアルスキュー調整機構24の構成要素となっている固定支点部33a、33aは、シャーシ13の裏面であって、主ガイド軸18のギア27が設けられた側の一端部近傍の位置と副ガイド軸19の同じ側の一端部近傍の位置にそれぞれ立設されたボス部34、34に、モータ基板32のネジ挿通孔35、35に取付ネジ36、36を挿通して上記ボス部34、34に螺合することにより構成される(図4参照)。
【0052】
このように構成された固定支点部33a、33aは、両箇所を結んだ線が上記調整支持部33bによりモータ基板32をシャーシ13に対して間隔調整したときの傾動中心線となる。
【0053】
なお、かかる傾動中心線は上記ガイド軸18、19に対してほぼ直交することが、光軸のラジアル方向のスキュー調整には好ましいが、この実施の形態にあったは、直交方向よりもやや傾斜した方向に延びるように上記ボス部34、34が設けられている。これは、ディスクドライブ装置の小型化に配慮して、光学ピックアップ16の移動方向、スピンドルモータ15の配置などを設定したためである(図4参照)。
【0054】
また、モータ基板32の上記各固定支点部33aにおけるネジ挿通孔35の周囲には、円弧状又は長穴状のスリット37、37が形成されて、これらスリット37とスリット37との間に狭隘部38、38が形成されている(図10参照)。
【0055】
かかる狭隘部38、38は、後述するようにモータ基板32をシャーシ13に対して傾斜させたときにモータ基板32の上記ネジ挿通孔35、35の周囲に生じる歪みによる応力を集中して受けるようになっており、これにより、モータ基板32の全体に歪みが発生しないようになっている(図14参照)。
【0057】
なお、この実施の形態にあっては、モータ基板32の1つのネジ挿通孔35に対して、片側にしたスリット37を設けていない箇所もあるが、これは、モータ基板32の外周縁に近接する部位にネジ挿通孔35を形成しているためであり、要は、脆弱部が形成されていればよい(図10参照)。
【0058】
ラジアルスキュー調整機構24の構成要素となっている調整支持部33bは、シャーシ13の裏面であって、スピンドルモータ15の右斜め後方の位置にガイド軸18、19に直交する方向に離間して近接配置された2つのボス部39、39に、一方のボス部39aにはモータ基板32のネジ挿通孔40に挿通した第1の調整ネジ41を螺合し、また、他方のボス部39bには直接第2の調整ネジ42を螺合して構成されている(図13参照)。
【0059】
すなわち、先ず、第2の調整ネジ42を上記他方のボス部39bに螺合し、次に、第1の調整ネジ41はモータ基板32の上記ネジ挿通孔40に挿通した後、上記一方のボス部39aに螺合する。このとき、第1の調整ネジ41をねじ込んで行くと、モータ基板32は上記第2の調整ネジ42のネジ頭部42aに当接し、これにより、モータ基板32は、第1の調整ネジ41のネジ頭部41aと第2の調整ネジ42のネジ頭部42aに狭持されて固定される(図13参照)。
【0060】
かかる2つの第1の調整ネジ41と第2の調整ネジ42とは比較的近接した位置に設けられているため、これらにより狭持されたモータ基板32はシャーシ13との間において剛性が保たれた状態で保持されることになり、したがって、当該調整支持部33bは、剛性保持手段としての機能を有する。
【0061】
また、上記調整支持部33bにおけるモータ基板32とシャーシ13との間隔は、上記2つの調整ネジ41及び42をねじ込む又はねじ戻すことにより調整される。
【0062】
すなわち、上記第2の調整ネジ42のネジ頭部42aに対応するモータ基板32の部位には、該ネジ頭部42aよりも一回り小さく調整用小孔43が設けられており、たとえば、第2の調整ネジ42をねじ込むと該第2の調整ネジ42のネジ頭部42aとモータ基板32との間に間隙(ガタ)が生じ、次に、第1の調整ネジ41をねじ込むことにより上記間隙(ガタ)をなくしてモータ基板32を第2の調整ネジ42のネジ頭部42aに押し付けることができ、これにより、モータ基板32とシャーシ13との間隔を近づける方向に調整することができる。
【0063】
また、第1の調整ネジ41をねじ戻すと上記第2の調整ネジ42のネジ頭部42aとモータ基板32との間に間隙(ガタ)が生じ、次に、第2の調整ネジ42をねじ戻すことにより上記間隙(ガタ)をなくしてモータ基板32に第2の調整ネジ42のネジ頭部42aに押し付けることができ、これにより、モータ基板32とシャーシ13との間隔を遠ざける方向に調整することができる。
【0064】
上記第2の調整ネジ42のねじ込み又はねじ戻しは上記調整用小孔43にドライバーなどの工具を差し込んで行われる(図13参照)。
【0065】
なお、この実施の形態においては、第1の調整ネジ41及び第2の調整ネジ42をシャーシ13に立設したボス部39a、39bにネジ止めするようにしたが本発明はこれに限らず、逆に、モータ基板32に上述のようなボス部を立設させ、第1の調整ネジ及び第2の調整ネジをシャーシ側からモータ基板に対してネジ止めするようにしても良い。要は、2つの調整ネジのネジ頭部で一方の板材(モータ基板)を挟んだ状態で、該一方の板材と他方の板材(シャーシ)との間の間隔を調整するようにすればよい。
【0066】
また、モータ基板32上記ネジ挿通孔40及び調整用小孔43の近傍であって、モータ基板32の外側縁には上方へ折り曲げられた折曲片44が形成され、該折曲片44は、上記2つの調整ネジ41及び42を互いに強硬にねじ込み又はねじ戻したときに、モータ基板32の当該部分が変形しないようになっている(図14参照)。
【0067】
これにより、上記第1の調整ネジ41及び第2の調整ネジ42の締め付けトルクの管理と容易にすることができる。なお、かかる折曲片44は、2つの調整ネジ41、42をねじ込みすぎたり、ねじ戻しすぎたりした場合に、モータ基板32の当該部分を補強するものであり、その形状はこれに限られることはなく、2つの調整ネジ41と42とを結ぶ方向又はこれに平行に伸びるリブのような補強部を形成するようにしても良い。
【0068】
ところで、上記ラジアルスキュー調整機構24の構成要素となっている調整支持部33bを上述のように調整することでモータ基板32をシャーシ13に対して傾斜させることができるが、このとき、モータ基板32の固定支点部33a、33aにおいて、モータ基板32とシャーシ13(ボス部39)との間に上述のような脆弱部(狭隘部38、38、・・・)がない場合、モータ基板32及びシャーシ13に変形が生じてしまう。特に、モータ基板32は剛性の高い材料で形成しているため、上記のような変形は、主に、シャーシ13に発生してしまうことが予想され、精密機器として、好ましいことでない。
【0069】
そこで、上記CD−ROMドライブ1のように、モータ基板32の固定支点部33a、33a近傍に脆弱部(狭隘部38、38、・・・)を設けておくことにより、該脆弱部(狭隘部38、38、・・・)に応力を集中させ歪みを集中させることができ、モータ基板32及びシャーシ13には歪み、すなわち変形が発生することはなく、精密機器として好ましい構造体を構成することができる(図14参照)。なお、かかる脆弱部はモータ基板32に限らず、シャーシ13側に設けるようにしても良い。要は、シャーシ13及びモータ基板32に上記脆弱部以外の部分に不測の変形が発生しないようになっていれば良い。
【0070】
また、上記狭隘部38、38を上記ラジアル方向に対して直交する方向に配列するようにすれば、上記調整支持部33bによる調整時に、モータ基板32をラジアル方向のみに傾きやすくができる。
【0071】
なお、図14は、ラジアルスキュー調整機構24を概略的に示す断面図であるが、上記狭隘部38に変形(歪み)が生じている様子を誇張するため、スピンドルモータ15のシャーシ13に対する傾斜を極端に大きくして表したものである。
【0072】
そして、上記ラジアルスキュー調整機構24の構成要素となっている調整支持部33bを上述のように調整することでモータ基板32をシャーシ13に対して傾斜させることができ、上記ラジアルスキュー調整機構24による、光学ピックアップ16の光軸のラジアル方向、すなわち、CD−ROM9の径方向の傾きを調整することができる。
【0073】
また、従来の技術で説明したように、長尺なガイド軸でラジアル方向の調整する場合と異なり、モータ基板32を傾斜させるだけでよいので、調整ネジ41、42のねじ込み量は又はねじ戻し量は僅かで良く、すなわち、スキュー角の変位量に対して上下方向の調整量(変位量)を小さくすることができ、したがって、その分上下方向の調整量が小さいので、装置の薄型化に貢献する。
【0074】
このように、上記CD−ROMドライブ1によれば、光学ピックアップ16の光軸のCD−ROM9に対するスキュー調整を、タンジェンシャル方向とラジアル方向とにほぼ独立して調整することができ、スキュー調整の全体を簡便かつ迅速に行うことができる。
【0075】
また、上述のようにスピンドルモータ15の傾き(ラジアル方向の傾き)はラジアルスキュー調整機構24の上記調整支持部33bにより行うが、かかる調整支持部33bはモータ基板32をシャーシ13との間で剛性を保った状態で保持する剛性保持手段として機能するため、一般に振動源となってしまうスピンドルモータ15による振動の問題が発生することなく、シャーシ13に対して安定で確実な取付を確保することができる。
【0076】
図15及び図16は、スピンドルモータ15のラジアルスキュー調整機構の変形例24Aを示すもので、上記ラジアルスキュー調整機構24と相違する点は、その構成要素の調整支持部45である。なお、図15は、ラジアルスキュー調整機構24Aを概略的に示す断面図であるが、スピンドルモータ15のシャーシ13に対する傾斜を誇張して表したものである。
【0077】
かかる調整支持部45にも剛性保持手段の機能を併せ持つようにしたものであり、該調整支持部45は、モータ基板32に挿通した調整ネジ46と、モータ基板32とシャーシ13との間に介在したくさび状のスペーサ47とから成る。
【0078】
スペーサ47にはその傾斜方向に長い長孔48が形成されており、モータ基板32に挿通された調整ネジ46を上記長孔48に貫通させてシャーシ13に螺合したものである。
【0079】
そして、モータ基板32をシャーシ13に対して傾斜させるときは、調整ネジ46をやや緩めた状態で上記スペーサ47をその長孔48の伸びる方向に移動させ、これにより、モータ基板32とシャーシ13との間隔を可変させ、所定の間隔に設定した後、上記調整ネジ46をねじ込んでモータ基板32をシャーシ13に対して固定する。
【0080】
このように調整されたモータ基板32とシャーシ13とは、両部材間に弾性体を介在させないため、固定的で剛性を保った状態で保持することができる。
【0081】
図17及び図18は、スピンドルモータ15のラジアルスキュー調整機構の別の変形例24Bを示すもので、上記ラジアルスキュー調整機構24と相違する点は、その構成要素の調整支持部49である。なお、図17は、ラジアルスキュー調整機構24Bを概略的に示す断面図であるが、スピンドルモータ15のシャーシ13に対する傾斜を誇張して表したものである。
【0082】
かかる調整支持部49にも剛性保持手段の機能を併せ持つようにしたものであり、該調整支持部49は、モータ基板32に挿通した調整ネジ50と、モータ基板32とシャーシ13との間に介在した一方の端面が傾斜した円筒状のスペーサ51とから成る。
【0083】
スペーサ51には上記調整ネジ50が貫通する貫通孔52が形成されており、モータ基板32に挿通された調整ネジ50を上記貫通孔52に貫通させてシャーシ13に螺合したものである。
【0084】
そして、モータ基板32をシャーシ13に対して傾斜させるときは、調整ネジ50をやや緩めた状態で上記スペーサ51を回転させ、これにより、モータ基板32とシャーシ13との間隔を可変させ、所定の間隔に設定した後、上記調整ネジ50をねじ込んでモータ基板32をシャーシ13に対して固定する。
【0085】
このように調整されたモータ基板32とシャーシ13とは、両部材間に弾性体を介在させないため、固定的で剛性を保った状態で保持することができる。
【0086】
この他、前記した実施の形態及び各変形例において示した各部の具体的な形状乃至構造は、本発明を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0093】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかように、本発明ディスクドライブ装置は、ディスク状記録媒体を載置保持するターンテーブルと、該ターンテーブルを回転させるスピンドルモータと、上記ディスク状記録媒体に対して情報の読み取り又は書き込みを行う光学ピックアップと、該光学ピックアップをディスク状記録媒体の径方向に移動自在に支持するガイド軸と、上記光学ピックアップを移動させるスレッドモータとを備えたディスクドライブ装置であって、上記光学ピックアップの光軸の主としてタンジェンシャル方向(ディスク状記録媒体の記録トラックの接線方向の傾き)のスキュー調整を担うタンジェンシャルスキュー調整機構と、光軸の主としてラジアル方向(ディスク状記録媒体の径方向の傾き)のスキュー調整を担うラジアルスキュー調整機構とを各別に備え、上記タンジェンシャルスキュー調整機構は上記ガイド軸をシャーシに対して傾けることにより行い、上記ラジアルスキュー調整機構は上記スピンドルモータをシャーシに対して傾けることにより行い、上記ラジアルスキュー調整機構は、スピンドルモータを支持するモータ基板とシャーシとの間を剛性を保った状態で保持する剛性保持手段を備え、該剛性保持手段により上記モータ基板がシャーシに固定され、モータ基板とシャーシとが少なくとも3ヶ所の連結部により連結され、上記ラジアルスキュー調整機構は、少なくとも2つの連結部がモータ基板とシャーシとの間隔を固定的に支持する固定支点部と、他の連結部がモータ基板とシャーシとの間隔を可変可能にする調整支持部とから成り、該調整支持部に、モータ基板とシャーシとの間を剛性を保った状態で保持する剛性保持手段が設けられ、モータ基板の上記固定支点部の近傍にスリットを形成して狭隘部を形成することにより脆弱部(応力集中部)を形成したことを特徴とする。
【0094】
したがって、本発明ディスクドライブ装置にあっては、光学ピックアップの光軸のディスク状記録媒体に対するスキュー調整を、タンジェンシャル方向とラジアル方向とにほぼ独立して行うことができ、スキュー調整の全体を簡便かつ迅速に行うことができる。
また、ラジアル方向の調整時において、長尺なガイド軸をシャーシに対して傾斜させるものでなく、モータ基板の傾斜角を変えるだけなので、その調整ネジは上下方向にねじ込み量又はねじ戻し量は僅かでも、スキュー角を大きく偏倚させることができ、スキュー角の変位量に対して上下方向の調整量(変位量)を小さくすることができ、したがって、その分上下方向の調整量が小さいので、装置の薄型化に貢献する。
また、簡単な構造にて、ラジアルスキュー調整を可能とし、かつ、モータ基板のシャーシに対する傾斜角を調整後、その状態を確実に保持することができ、一般に振動源となってしまうスピンドルモータによる振動の問題が発生することなく、シャーシに対して安定で確実な取付を確保することができる。
また、調整支持部を操作し、モータ基板とシャーシとの間隔を調整すると、スピンドルモータのシャーシに対する角度を変更することができ、かつ、角度調整後、剛性が保たれた状態に保持することができ、これにより、一般に振動源となってしまうスピンドルモータによる振動の問題が発生することなく、シャーシに対して安定で確実な取付を確保することができる。
また、モータ基板のシャーシに対する傾斜角を調整したときに、脆弱部に応力を集中させ歪みを集中させることができ、モータ基板及びシャーシには歪み、すなわち変形が発生することはなく、精密機器として好ましい構造体を構成することができる。そして、構造の簡単な脆弱部を形成することができるので、シンプルでモータ基板及びシャーシに変形が生じない構造体を構成することができる。
【0100】
請求項2に記載した発明にあっては、調整支持部は、ねじ込むことによりモータ基板をシャーシに近接させる第1の調整ネジと、ネジ頭部がモータ基板とシャーシとの間に位置され、シャーシ又はモータ基板にネジ止めされた第2の調整ネジとから構成され、2つの調整ネジを回転操作することにより互いのネジ頭部でモータ基板又はシャーシを挟持するようにしたので、きわめて構造及び調整が簡単でありながら、モータ基板とシャーシとの間を剛性を保った状態にすることができ、一般に振動源となってしまうスピンドルモータによる振動の問題が発生することなく、シャーシに対して安定で確実な取付を確保することができる。
【0101】
請求項3に記載した発明にあっては、調整支持部の2つの調整ネジを結ぶ方向又はこれに平行に伸びる補強部をモータ基板又はシャーシに設けたので、2つの調整ネジを互いに強硬にねじ込み又はねじ戻したときに、2つのネジ頭部に挟まれるモータ基板又はシャーシの当該部分が変形されにくく、これにより、上記第1の調整ネジ及び第2の調整ネジの締め付けトルクの管理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は、本発明をノート型パーソナルコンピュータに搭載するCD−ROMドライブに適用した実施の形態を示すもので、本図は引出部が外筐から引き出された状態の斜視図である。
【図2】CD−ROMドライブの全体を分解して示す斜視図である。
【図3】ベースユニットの平面図である。
【図4】ベースユニットの底面図である。
【図5】ベースユニットの斜視図である。
【図6】ベースユニットを下から見た斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う拡大断面図である。
【図8】タンジェンシャルスキュー調整機構を拡大して示す側面図である。
【図9】タンジェンシャルスキュー調整機構を拡大して示す平面図である。
【図10】ラジアルスキュー調整機構を分解して示す斜視図である。
【図11】図4のXI−XI線に沿う拡大断面図である。
【図12】図4のXII−XII線に沿う拡大断面図である。
【図13】図4のXIII−XIII線に沿う拡大断面図である。
【図14】ラジアルスキュー調整機構を概略的に示す断面図である。
【図15】図16とともにラジアルスキュー調整機構の変形例を示すもので、本図は概略的に示す断面図である。
【図16】要部の斜視図である。
【図17】図18とともにラジアルスキュー調整機構の別の変形例を示すもので、本図は概略的に示す断面図である。
【図18】要部の斜視図である。
【符号の説明】
1…CD−ROMドライブ(ディスクドライブ装置)、8…ベースユニット、9…CD−ROM(ディスク状記録媒体)、13…シャーシ、14…ターンテーブル、15…スピンドルモータ(扁平モータ)、16…光学ピックアップ、18…主ガイド軸、19…副ガイド軸、20…スレッドモータ、23…タンジェンシャルスキュー調整機構、24…ラジアルスキュー調整機構、32…モータ基板、33…連結部、33a…固定支点部、33b…調整支持部(剛性保持手段)、37…スリット、38…狭隘部(脆弱部)、41…第1の調整ネジ、41a…ネジ頭部、42…第2の調整ネジ、42a…ネジ頭部、44…折曲片(補強部)、24A…ラジアルスキュー調整機構、45…調整支持部、46…調整ネジ、24B…ラジアルスキュー調整機構、49…調整支持部、50…調整ネジ
Claims (3)
- ディスク状記録媒体を載置保持するターンテーブルと、該ターンテーブルを回転させるスピンドルモータと、上記ディスク状記録媒体に対して情報の読み取り又は書き込みを行う光学ピックアップと、該光学ピックアップをディスク状記録媒体の径方向に移動自在に支持するガイド軸と、上記光学ピックアップを移動させるスレッドモータとを備えたディスクドライブ装置であって、
上記光学ピックアップの光軸の主としてタンジェンシャル方向(ディスク状記録媒体の記録トラックの接線方向の傾き)のスキュー調整を担うタンジェンシャルスキュー調整機構と、光軸の主としてラジアル方向(ディスク状記録媒体の径方向の傾き)のスキュー調整を担うラジアルスキュー調整機構とを各別に備え、
上記タンジェンシャルスキュー調整機構は上記ガイド軸をシャーシに対して傾けることにより行い、上記ラジアルスキュー調整機構は上記スピンドルモータをシャーシに対して傾けることにより行い、
上記ラジアルスキュー調整機構は、スピンドルモータを支持するモータ基板とシャーシとの間を剛性を保った状態で保持する剛性保持手段を備え、該剛性保持手段により上記モータ基板がシャーシに固定され、
モータ基板とシャーシとが少なくとも3ヶ所の連結部により連結され、
上記ラジアルスキュー調整機構は、少なくとも2つの連結部がモータ基板とシャーシとの間隔を固定的に支持する固定支点部と、他の連結部がモータ基板とシャーシとの間隔を可変可能にする調整支持部とから成り、
該調整支持部に、モータ基板とシャーシとの間を剛性を保った状態で保持する剛性保持手段が設けられ、
モータ基板の上記固定支点部の近傍にスリットを形成して狭隘部を形成することにより脆弱部(応力集中部)を形成した
ことを特徴とするディスクドライブ装置。 - 請求項1に記載したディスクドライブ装置であって、
調整支持部は、ねじ込むことによりモータ基板をシャーシに近接させる第1の調整ネジと、ネジ頭部がモータ基板とシャーシとの間に位置され、シャーシ又はモータ基板にネジ止めされた第2の調整ネジとから構成され、2つの調整ネジを回転操作することにより互いのネジ頭部でモータ基板又はシャーシを挟持するようにした
ことを特徴とするディスクドライブ装置。 - 請求項2に記載したディスクドライブ装置であって、
調整支持部の2つの調整ネジを結ぶ方向又はこれに平行に伸びる補強部をモータ基板に設けた
ことを特徴とするディスクドライブ装置。
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