JP2001229548A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001229548A
JP2001229548A JP2000036142A JP2000036142A JP2001229548A JP 2001229548 A JP2001229548 A JP 2001229548A JP 2000036142 A JP2000036142 A JP 2000036142A JP 2000036142 A JP2000036142 A JP 2000036142A JP 2001229548 A JP2001229548 A JP 2001229548A
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disk
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optical
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Tadashi Maeoka
正 前岡
Noriyoshi Otaki
憲義 大滝
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラバースメカの調整機構で調整を容易に
し、かつ合成樹脂シャーシであっても調整バネ力による
クリープを解決する光ディスク装置を提供する。 【解決手段】 トラバースメカのトラバース調整機構
で、シャフト14の両端に偏芯カムを備えるカム部材3
2,34を固着し、またシャフト端部を付勢する板バネ
を「コ」の字形状の保持部材で挟持する構成により、調
整を容易化させ、かつ調整バネ力が直接合成樹脂シャー
シには付勢されずクリープが発生しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的記録媒体で
ある光ディスクに光ビームを精度良く照射し、情報を記
録あるいは再生する光学ディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光ビームを照射する光ヘッドを光
ディスクの半径方向に駆動制御するトラバース機構を有
する光ディスク装置はコンピュータ周辺機器(CD−R
OM、光磁気ディスク、相変化ディスク等)、AV機器
(CD、VideoCD、ビデオディスク、DVD等)
等の情報記憶再生装置の基幹部品として注目されてい
る。特に、情報記憶再生装置の軽薄短小化にあわせ、光
ディスク装置もより小型化、軽量化が求められ、かつ、
信頼性や組立性も重視されてきている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の光ディ
スク装置について説明する。
【0004】図10は従来の光ディスク装置を示す構成
斜視図で、一部分断面斜視図を示しており、図11は
同、断面概略構成図で、図10における破線Vで切った
ものである。
【0005】図10、図11において、1002はシャ
ーシであって、板金プレスによるものである。シャーシ
1002上には、ターンテーブル1003を回転軸に圧
入したスピンドルモータ1004が設けられている。タ
ーンテーブル1003にディスク0を載置してスピンド
ルモータ1004により回転する。
【0006】光ピックアップ1006は、メインシャフ
ト1007a、サブシャフト1007bから成る一対の
ガイドシャフトによってディスク0の半径方向に移動可
能にガイドされ、スピンドルモータ1004によって回
転するディスク0に光ビームを照射し情報を記録再生す
る。メインシャフト1007aは、ディスク内周側端部
近傍を支点となるように固定部1008で固定され外周
側端部近傍においては左右方向の位置規制をしつつ上下
方向に移動自在に配設されている。またサブシャフト1
007bはディスク内周側端部近傍および外周側端部近
傍において、内周シャフト受け1013および外周シャ
フト受け1011により左右方向の位置規制をしつつ上
下方向に移動自在に配設されている。
【0007】すなわち図10および図11に示すよう
に、サブシャフト1007bの外周側端部にはシャーシ
1002との間にバネ1009が設けられ、サブシャフ
ト1007bを上方向に押し上げている。この力に抗す
るように、バネ1009近傍でサブシャフト1007b
の上方から調整ネジ1010がネジ先端で当接してい
る。調整ネジ1010はシャーシ1002に固定された
外周シャフト受け1011に螺合して支えられている。
調整ネジ1010を回転冶具1012で回転させると調
整ネジ1010はシャーシ1002に対して相対的に上
下し、バネ1009で調整ネジ1010に押しつけられ
ているサブシャフト1007bは、ディスク外周側でシ
ャーシ1002に対して上下に微動する。
【0008】同様にサブシャフト1007bの内周側端
部にはシャフトの左右方向を位置規制する内周シャフト
受け1013がシャーシ1002に固着されており内周
シャフト受け1013とサブシャフト1007bとの間
にバネ1014が設けられており、サブシャフト100
7bを下方向に押し下げている。シャーシ1002との
間にバネ1009が設けられ、サブシャフト1007b
を上方向に押し上げている。この力に抗するように、バ
ネ1014近傍でサブシャフト1007bの下方から調
整ネジ1015がネジ先端で当接している。調整ネジ1
015はシャーシ1002に螺合して支えられている調
整ネジ1015を回転冶具1016で回転させることに
よりディスク内周側でシャーシ1002に対して上下に
微動させることができる。
【0009】尚、メインシャフト1007aの外周側端
部にもサブシャフト1007bの外周側端部と同様構成
となっており、調整ネジ1017を回転させることによ
り、ディスク外周側でシャーシ1002に対してシャフ
トを上下に微動させることができる。
【0010】1018はリードスクリューであって、円
柱状の表面に螺旋溝1018aを有し、メインシャフト
1007aに略平行になるよう、スピンドルモータ10
04に近い方の端部1020を固定部1008のスラス
ト軸受け部1021で回転自在に軸支され、もう一方の
端部1022は軸受け部1023に挿入され回転自在に
軸支され、かつ端部に大ギヤ1024が固定されてい
る。1025はトラバースモータで、その回転軸には小
ギヤ1026が固定され、小ギヤ1026と大ギヤ10
24が係合するように、トラバースモータ1008はシ
ャーシ1002に固定されている。
【0011】リードスクリュー1018の螺旋溝101
8aには光ピックアップ1006に設けられたナット1
027が係合している。リードスクリュー1018はト
ラバースモータ1025により回転し、これより螺旋溝
1018aに沿ってナット1027がリードスクリュー
1018に平行に送られ、これに伴い光ピックアップ1
006が載置されたディスクの径方向に移動する。
【0012】1030はフレキシブルプリント基板(以
下、フレキと略す)で、周知のように非常に柔軟な接続
線で、光ピックアップ1006に信号を供給するもので
ある。すなわち、フレキ1030を「U」の字状にし
て、その一端をピックアップ1006のサブシャフト1
007b側の側面に固定してピックアップ1006内の
電子回路(図示せず)に接続され、もう一端を対向する
シャーシ1002の側面内側に設けられたコネクター1
032に接続され、これによりピックアップ制御回路
(図示せず)から光ピックアップ1006に信号が供給
される。また、フレキ1030が柔軟なため、光ピック
アップ1006のディスクの径方向移動の抵抗とはなら
ない。
【0013】1002aはシャーシ固定部で、シャーシ
1002側面から折り曲げ加工されたもので、3カ所有
り、特にスピンドルモータ1003、トラバースモータ
1008の各近傍に1カ所ずつ設けられている。これら
のシャーシ固定部1002aにより情報記憶再生装置の
フレーム(図示せず)や外装(図示せず)等に固定され
る。
【0014】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて、以下その動作について説明する。
【0015】まず、スピンドルモータ1004を回転さ
せて、ターンテーブル1003に載置されたディスク0
を回転させる。続いて、トラバースモータ1025によ
りリードスクリュー1018を回転させる。これによ
り、リードスクリュー1018の螺旋溝1018aと係
合するナット1027は、リードスクリュー1018の
軸方向に送られる。これに伴いナット1027が固定さ
れ、かつガイドシャフト1007aおよび1007bに
よりディスク半径方向に摺動自在にガイドされた光ピッ
クアップ1006は、ディスク半径方向に送られる。こ
れにより、光ピックアップ1006を任意のディスクの
トラックの近傍に移動して、トラック上の情報を読み出
す、または書き込むことができる。
【0016】周知のように、ディスク0は通常合成樹脂
でできており、ターンテーブル1003に載置したとき
に若干の反りを有してしまう。また光ピックアップ10
06は光軸の傾き調整残差を持っており、スピンドルモ
ータ1004は軸の倒れを有しており、またシャーシ1
002は反りを持っている。この反り、軸の倒れ、調整
残差により、ディスク面の法線と光ピックアップ100
6の光軸は傾きを持つ。この傾きは再生信号の時間軸方
向の変動成分ジッタと相関を持っており、ジッタはこの
傾きが大きくなるほど増えてゆき、その増え方もこの傾
きが大きくなるほど増大していく。よって、システムの
マージンを確保するため、ガイドシャフトのディスク0
に対する傾きをできるだけ小さくする必要がある。
【0017】光ピックアップ1006とディスク0の相
対的な傾きを調整し、システムのマージンの確保するた
めに、まずガイドシャフトと平行なディスク0の径方向
(以下これをラジアル方向(R方向)とする)と直角な
方向(以下これをタンジェンシャル方向(T方向)とよ
ぶ)の傾きを補正するよう、サブシャフト1007bの
両端部の2ヶ所の調整ネジ1010、1015を、ガイ
ドシャフトの平行を保持しつつシャフトを同時に上下微
動させて、T方向の調整をする。さらにR方向の傾き調
整を補正するよう、メインシャフト1007aとサブシ
ャフト1007bのディスク外周端部の調整ネジ101
7、1010により各シャフト後部を同時に上下微動さ
せて、R方向の調整を行う。この傾きを調整するチルト
調整機構により、光ピックアップ1006とディスクの
相対的な傾きを調整し、システムのマージンの確保をす
ることが可能となる。
【0018】調整ネジ1015はシャーシ1002にネ
ジ1016で固定されたシャフト受け1011に螺合さ
れており、回転すると調整ネジ1015の先端はシャー
シ1002に対する高さが変わる。ガイドシャフト10
06はディスク外周側端部でバネ1014により上方向
に押し上げられて、調整ネジ1015に対して押圧され
ている。よって、調整ネジ1015の先端の高さが変化
すると、その先端に当接しているガイドシャフト100
6の高さが変化する。ガイドシャフト1006の一端は
ディスク内周側で固定されているので、その固定端を支
点にガイドシャフト1006は上下方向回動し、ディス
クに対する傾きを変化させる。この傾きを調整するチル
ト調整機構により、光ピックアップ1006とディスク
の相対的な傾きを調整し、システムのマージンの確保を
することが可能となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、以下に示す問題点を有していた。
【0020】まず、ディスクのタンジェンシャル(T)
方向で光ピックアップの光軸とディスク記録面との傾き
を補正するために、サブシャフトの両端部の2ヶ所で調
整ネジを同時に同量の移動量で調整しなければならず、
修理等で調整する際、調整が難しく調整時間が長くかか
り、さらに生産冶具等で調整する場合にも生産冶具装置
が大型可、複雑化するために、生産冶具装置が高価にな
るという問題を有していた。
【0021】次に、ポータブル機器への対応に伴い、装
置の小型軽量化さらに低価格化に対応するためにシャー
シを合成樹脂化した場合、調整バネの反力が常にシャー
シにかかるため、合成樹脂クリープによる変形により調
整がずれてしまうため、システムのマージンを確保する
ことが困難になるという問題を有していた。
【0022】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、調整を容易化し、調整時間を短縮化できるととも
に、調整設備においても簡易化でき、さらに小型軽量低
価格化を実現できる光ディスク装置を提供することを目
的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光ディスク装置は、円盤状記録媒体を回転駆
動させるための回転駆動手段と、円盤状記録媒体の信号
を再生もしくは記録再生するための光ピックアップ手段
と、光ピックアップ手段を円盤状記録媒体の径方向に移
動させる移動手段と光ピックアップ手段の移動をガイド
するためのガイド手段と、回転駆動手段と光ピックアッ
プ手段と移動手段とガイド手段とを配設するシャーシ部
材を備え、ガイド手段には光ピックアップ手段の軸受部
と勘合する第1シャフト部材と、第1のシャフト部材と
略平行に配設された第2のシャフト部材を有し、第2の
シャフト部材の両端にはシャフト部材と勘合する偏芯穴
部が形成された円筒形状のカム部材が固着されており、
カム部材を回転させることにより円盤状記録媒体の径方
向と直角な方向に対して、円盤状記録媒体の記録面に対
する光ピックアップ手段の光軸を調整可能にした構成と
なっている。
【0024】この構成によって、光ピックアップとディ
スクの相対的な傾きを容易に調整できるようになり、調
整時間を短縮化できるとともに、調整設備においても簡
易化が実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の光デ
ィスク装置について図面を参照しながら説明していく。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の光ディスク装置の上部(すなわちディスク載置面
側)からの平面図、図2は下部からの構成斜視図、図3
は光ピックアップとリードスクリューとの係合手段を示
す斜視図、図4は駆動部および第2のシャフト部の構成
斜視図、図5は第2のシャフト部を示す斜視図、図6は
カムAを示す斜視図、図7は第2のシャフト部材の調整
構造を示す側面図、図8は第1のシャフト部材と光ピッ
クアップを示す斜視図、図9は第1のシャフト部の調整
構造を示す斜視図である。
【0027】図1、図2および図3において、10は、
トラバース部品が配設されているシャーシ部材であり、
合成樹脂の成形品である。シャーシ部材10には回転駆
動手段であるターンテーブル11を軸に圧入したスピン
ドルモータ12が固定されている。また、シャーシ部材
10にはガイド手段である1対の第1のシャフト部材1
3と第2のシャフト部材14が配設されている。
【0028】この第1のシャフト部材13と第2のシャ
フト部材14は、円盤状記録媒体であるディスク0から
情報を再生、または録再する光ピックアップ手段16を
ディスク0の半径方向に摺動自在に支持している。
【0029】光ピックアップ手段16には図3で示すよ
うに板バネ部材17がネジ18で固定されており、板バ
ネ部材17にはナット19が挟持されている。また板バ
ネ部材17の一部には「コ」の字状形状が形成されてお
り、この「コ」の字形状の湾曲部17aで第1のシャフ
ト部材13と接触している。これは第1のシャフト部材
13と光ピックアップ手段16との電気的導通を目的と
している。シャーシ部材10が合成樹脂製で電気的導通
がなくても、第1のシャフト部材13のディスク内周側
端部でアース接続部材20を介してスピンドルモータ1
2と光ピックアップ手段16と電気的導通があり、静電
気、不要輻射等の対策のためいわゆるアースがとれるよ
うになっている。
【0030】ところでナット19は第1のシャフト13
に略平行に設けられ、円柱状の表面に螺旋溝が形成され
た、移動手段を構成するリードスクリュー20と係合し
ている。図2、図4で示されているようにリードスクリ
ュー20の一端には移動手段を構成するスクリューギヤ
22が固着されており、スクリューギヤ22は移動手段
を構成するモータ部材23のモータシャフト24に圧入
された移動手段の1つであるモータギヤ25と噛合し、
モータ部材23からの回転力をモータギヤ23と噛合す
る中継ギヤ26を介してスクリューギヤ22に減速伝達
し、リードスクリュー20に伝達している。これらのモ
ータ部材23、中継ギヤ26、スクリューギヤ22はシ
ャーシ部材10に形成されている各溝部に配設され、上
下位置はモータカバー27で規制され、モータカバー2
7はネジ28a、28bによってシャーシ部材10に固
定されている。
【0031】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて、以下その基本動作について説明する。まず、ス
ピンドルモータ12を回転させて、ターンテーブル11
に載置されたディスク0を回転させる。続いて、モータ
部材23によりモータギヤ25、中継ギヤ26、スクリ
ューギヤ22を介してリードスクリュー21を回転させ
る。これにより、リードスクリュー21と係合するナッ
ト19はリードスクリュー21の軸方向に送られる。こ
れに伴いナット19が固定され、かつ第1のシャフト1
3部材、第2のシャフト部材14によりディスク半径方
向に摺動自在にガイドされた光ピックアップ手段16は
ディスク半径方向に送られる。これにより、光ピックア
ップ手段16をディスク0の任意のトラック近傍に移動
して、ディスク0の任意のトラック上の情報を読み出
す、または書き込むことができる。
【0032】近年、ディスクの記録密度の高密度化が進
み、それを読み書きする情報記憶装置の精度も高い物が
要求されてきている。光ディスクの場合、特にディスク
記録面とピックアップの光軸の傾き精度は高くする必要
があり、量産性のある加工の精度ではこの要求を満たさ
ないため、組立時に調整する必要がある。
【0033】次に、この調整構造について図4〜図9を
用いて説明する。第2のシャフト部材14の両端部には
各々Dカット部30a、30bが形成されており、ディ
スクの内周側の一端にはDカット部30a、30bを圧
入固着させるための半円穴溝部31が形成されたカム部
材の一つであるカム部材A32が第2のシャフト部材1
4の一端に固着されている。第2のシャフト部材14の
他端には同様に半円穴溝部33が形成されたカム部材の
一つであるカム部材B34が固着されている。カム部材
A32には第2のシャフト部材14のディスク外周部に
配設される第2の付勢部材としての調整板バネA35に
形成されている穴部36と勘合する円筒状凸部37が形
成されており、またカム部材B34にはシャーシ部材1
0に形成されている穴部38と勘合する円筒状凸部39
が形成されている。
【0034】特に、カム部材A32およびカム部材B3
4の円筒状凸部37、39のセンターと第2のシャフト
部材14の両端で勘合する半円状溝部37,39のセン
ターとは偏芯して構成されており、カム部材を回転させ
ることにより、第2のシャフト部材14の高さを変化さ
せることができ、これによりディスクと光ピックアップ
の光軸とのT方向の調整が可能となる。また、図4、図
5および図6で示されているように、カム部材B34の
円筒状凸部39以外のシャーシ部材10の穴38と接す
る端面には放射状凸部40が略等角度間隔で放射状に形
成されており、この放射状凸部40の間の溝と係合する
ごとく、シャーシ部材の穴部近傍に凸部41が形成され
ている。また、カム部材B34には外形部に矩形状凸部
42が形成されており、この矩形状凸部42を用いてシ
ャフトを回転させることもできる。さらに、円筒状凸部
39の端面にはレンチ等を使用して回転させることがで
きるように角穴43が設けられている。また、カム部材
B34には調整板バネA35によりシャフトのスラスト
方向に付勢されている。これにより、調整するために第
2のシャフト部材14と放射状凸部40の1ピッチごと
に係止してクリック感がもたらされる。もちろん性能に
影響の及ばない調整精度に多分割されているのはいうま
でもない。この回転係止により、冶具等で調整後に冶具
を離す際にひっかかり等で回転がずれてしまうことがな
くなり、安定した調整を行うことが可能となる。
【0035】ところで、図7に示すように、カム部材A
32の円筒状凸部37は調整板バネA35に形成されて
いる穴部36と勘合しており、調整板バネA25は調整
ネジ44を配設した「コ」の字形状の板金からなる第2
の保持部材45で挟持するごとく配設されており、調整
板バネA35に形成されている付勢部46が第2の保持
部材45の「コ」の字状の一端面47と当接しており、
さらに調整ネジ44は第2の保持部材45に形成されて
いるネジ当接部48で当接し、第2の保持部材45の
「コ」の字形状の内部で付勢力がかかっているため、合
成樹脂製のシャーシ部材には直接バネ力がかからなく、
合成樹脂のクリープ等によるシャーシ部材10の変形が
発生しない。また、シャーシ部材10に形成されている
壁部49と調整板バネA35に形成されている曲げ部5
0との当接付勢により第2のシャフト部材14をスラス
ト方向に付勢している。この第2の保持部材45はシャ
ーシ部材10に形成されているボス部51でネジ52に
より固定されている。
【0036】次に図8および図9に示されているよう
に、光ピックアップ手段16の軸受部と勘合する第1の
シャフト部材13の一端に形成されている円筒状凸部5
5は、第1の付勢部材である調整板バネB56に形成さ
れている穴部57と勘合しており、第1のシャフト部材
13の他端はシャーシ部材10に形成されている穴部5
8と勘合している。また、シャーシ部材10には調整板
バネB56を挟持するごとく、「コ」の字形状の第1の
保持部材59が配設され、シャーシ部材10に形成され
ているボス部60でネジ61で固定されている。また、
第1の保持部材59には調整ネジ62が配設されてお
り、調整ネジ62の端部63は調整板バネB56の当接
面64で当接しており、さらに第1の保持部材58のコ
の字形状の端面とは調整板バネB56に形成されている
当接部65および66で当接しており、当接部65と当
接部66と調整ネジの当接部64との間で付勢力を発生
させている。調整板バネB56のシャフト軸方向の規制
はシャーシ部材10に形成されている規制部67で位置
規制されている。さらにこの調整板バネB56はリード
スクリュー21の軸方向の付勢も同時に調整板バネB5
6のスクリュー付勢面68で行われる。また、前述の第
2の保持部材45と同様、第1の保持部材59も「コ」
の字形状の内部で付勢力がかかるため、合成樹脂製のシ
ャーシ部材には直接バネ力がかからなく、合成樹脂のク
リープ等によるシャーシ部材10の変形が発生しない。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、円盤状記録媒体
を回転駆動させるための回転駆動手段と、円盤状記録媒
体の信号を再生もしくは記録再生するための光ピックア
ップ手段と、光ピックアップ手段を円盤状記録媒体の径
方向に移動させる移動手段と光ピックアップ手段の移動
をガイドするためのガイド手段と、回転駆動手段と光ピ
ックアップ手段と移動手段とガイド手段とを配設するシ
ャーシ部材を備え、ガイド手段には光ピックアップ手段
の軸受部と勘合する第1シャフト部材と、第1のシャフ
ト部材と略平行に配設された第2のシャフト部材を有
し、第2のシャフト部材の両端にはシャフト部材と勘合
する偏芯穴部が形成された円筒形状のカム部材が固着さ
れており、カム部材を回転させることにより円盤状記録
媒体の径方向と直角な方向に対して、円盤状記録媒体の
記録面に対する光ピックアップ手段の光軸を調整可能に
した構成となっている。
【0038】この構成によって、光ピックアップとディ
スクの相対的な傾きを容易に調整できるようになり、調
整時間を短縮化できるとともに、調整設備においても簡
易化が実現できる。
【0039】また、第2のシャフト部材の両端に固着さ
れたカム部材のうち、一方のカム部材の端面にはシャー
シ部材に形成された穴部と勘合するするごとく凸部が形
成されており、凸部以外のシャーシ部材と圧接する面に
は等角度間隔で複数個の放射状凸部が形成されており、
放射状凸部と係合するごとく少なくとも1ヶ以上の凸部
がシャーシ部材の対向する面に形成することにより、冶
具等で調整後に冶具を離す際にひっかかり等で回転がず
れてしまうことがなくなり、安定した調整を行うことが
可能となる。
【0040】また、第1および第2のシャフト部材の一
端を挟持する「コ」の字形状の第1および第2の保持部
材と第1および第2の保持部材と第1および第2のシャ
フト部材の一端を付勢するごとく保持部材に配設された
第1および第2の付勢部材とで構成することにより、装
置の小型軽量化さらに低価格化に対応するためにシャー
シを合成樹脂化した場合にでも、調整バネの反力がシャ
ーシにかからないため、合成樹脂クリープによる変形に
より調整がずれてしまうことなくシステムのマージンを
確保することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク装置
の上部からの平面図
【図2】同、下部からの構成斜視図
【図3】同、光ピックアップとリードスクリューとの係
合手段を示す斜視図
【図4】同、駆動部およ第2のシャフト部の構成斜視図
【図5】同、第2のシャフト部を示す斜視図
【図6】同、カムAを示す斜視図
【図7】同実施の形態1における第2のシャフト部の調
整構造を示す側面図
【図8】同実施の形態1における第1のシャフト部材と
光ピックアップを示す斜視図
【図9】同実施の形態1における第1のシャフト部の調
整構造を示す斜視図
【図10】従来の光ディスク装置の斜視構成図
【図11】同、断面概略構成図
【符号の説明】
10 シャーシ部材 12 スピンドルモータ 13 第1のシャフト部材 14 第2のシャフト部材 15 ディスク 16 光ピックアップ手段 17 板バネ部材 19 ナット 20 アース接続部材 21 リードスクリュー 22 スクリューギヤ 23 モータ部材 25 モータギヤ 26 中継ギヤ 27 モータカバー 32 カム部材A 34 カム部材B 35 調整板バネA 40 放射状凸部 45 第2の保持部材 56 調整板バネB 59 第1の保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D068 AA02 BB01 CC03 EE17 GG06 GG14 5D117 CC01 CC04 CC07 JJ10 JJ13 JJ15 KK01 KK08 KK10 KK21 KK22 KK25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体を回転駆動させるための
    回転駆動手段と、前記円盤状記録媒体の信号を再生もし
    くは記録再生するための光ピックアップ手段と、前記光
    ピックアップ手段を前記円盤状記録媒体の径方向に移動
    させる移動手段と、前記光ピックアップ手段の移動をガ
    イドするためのガイド手段と、前記回転駆動手段と光ピ
    ックアップ手段と移動手段とガイド手段とを配設するシ
    ャーシ部材とを備え、前記ガイド手段は、前記光ピック
    アップ手段の軸受部と勘合する第1のシャフト部材と、
    該第1のシャフト部材と略平行に配設された第2のシャ
    フト部材を有し、該第2のシャフト部材の両端には前記
    シャフト部材と勘合する偏芯穴部が形成された円筒形状
    のカム部材が固着されており、前記カム部材を回転させ
    ることにより前記円盤状記録媒体の径方向と直角な方向
    に対して、前記円盤状記録媒体の記録面に対する光ピッ
    クアップ手段の光軸を調整可能にした構成を特徴とする
    光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 第2のシャフト部材の両端に固着された
    カム部材のうち、一方のカム部材の端面には前記シャー
    シ部材に形成された穴部と勘合するごとく凸部が形成さ
    れており、前記凸部以外の前記シャーシ部材と圧接する
    面には等角度間隔で複数個の放射状凸部が形成されてお
    り、前記放射状凸部と係合するごとく少なくとも1ヶ以
    上の凸部が前記シャーシ部材の対向する面に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 円盤状記録媒体を回転駆動させるための
    回転駆動手段と、前記円盤状記録媒体の信号を再生もし
    くは記録再生するための光ピックアップ手段と、前記光
    ピックアップ手段を前記円盤状記録媒体の径方向に移動
    させる移動手段と、前記光ピックアップ手段の移動をガ
    イドするためのガイド手段と、前記回転駆動手段と光ピ
    ックアップ手段と移動手段とガイド手段とを配設するシ
    ャーシ部材とを備え、前記ガイド手段は、前記光ピック
    アップ手段の軸受部と勘合する第1シャフト部材と、第
    1のシャフト部材と略平行に配設された第2のシャフト
    部材とを有し、前記第1および第2のシャフト部材の前
    記円盤状記録媒体の外周側の一端を移動させシャフト部
    材を傾斜させることによって前記光ピックアップ手段の
    出射光軸を前記円盤状記録媒体の記録面に対して略垂直
    に調整する構成であって、前記第1および第2のシャフ
    ト部材の一端を挟持するコの字形状の第1および第2の
    保持部材と、前記第1および第2の保持部材と第1およ
    び第2のシャフト部材の一端を付勢するごとく前記保持
    部材に配設された第1および第2の付勢部材とを有する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 第1および第2の保持部材は板金で構成
    されていることを特徴とする請求項3記載の光ディスク
    装置。
  5. 【請求項5】 移動手段には前記第1のシャフト部材に
    略平行で円柱状の表面に螺旋溝を形成したリードスクリ
    ューと、前記リードスクリューを回転駆動する駆動手段
    と前記光ピックアップ手段に設けられ、かつ前記螺旋溝
    に係合し、駆動力を前記リードスクリューより前記光ピ
    ックアップ手段に伝達する係合手段を備え、前記第1の
    付勢部材は前記第1のシャフト部材の付勢とともに、前
    記リードスクリューの一つの端面をスラスト方向に付勢
    するごとく構成されていることを特徴とする請求項3も
    しくは請求項4記載の光ディスク装置。
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