WO2005081234A1

WO2005081234A1 - 光ピックアップ装置、ディスクドライブユニット及びディスクドライブ装置

Info

Publication number: WO2005081234A1
Application number: PCT/JP2005/002709
Authority: WO
Inventors: Kiyoshi Omori; Satoshi Muto
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2004-02-19
Filing date: 2005-02-21
Publication date: 2005-09-01
Also published as: KR20060112199A; US7540003B2; CN100416671C; CN1764955A; US20060198253A1; JP2005235308A

Abstract

　本発明は、光ディスクの記録再生に用いられる光ピックアップ装置であり、光ディスク（２）の半径方向に送り動作されるとともに、回転する光ディスクに対して情報信号の書込み又は読出しを行う光ピックアップ（１７）と、光ピックアップに一端部（４５ａ）が接続されて他端部（４５ｄ）が光ピックアップの送り方向に延長して設けられたフレキシブルプリント配線板（４５）とを備える。フレキシブルプリント配線板は、光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部（４５ｇ）と、光ピックアップの送り操作に追従して折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部（４５ｈ）とを有し、折返し部には、光ピックアップの底面部から突出する突起部（１７ｂ）を逃がすスリット（４７）が設けられている。

Description

明細書

光ピックアップ装置、ディスクドライブユニット及びディスクドライブ装置技術分野

[0001] 本発明は、光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を用いたディスクドライブユニット、更に、ディスクドライブ装置に関し、信号の授受のためにフレキシブルプリント配線板（以下、 FPCとレ、う。）を接続した光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を用いたディスクドライブユニット、更に、ディスクドライブ装置に関する。

本出願は、日本国にぉレ、て 2004年 2月 19日に出願された日本特許出願番号 200 4一 043370を基礎として優先権を主張するものであり、この出願は参照することにより、本出願に援用される。

背景技術

[0002] 従来、 CD (Compact Disk)や DVD (Digital Versatile Disk)とレ、つた光ディスクが情報信号の記録媒体として用いられ、これら光ディスクを記録媒体に用いる各種のディスクドライブ装置が用いられてレ、る。

この種の光ディスクを記録媒体に用いるディスクドライブ装置として、図 1に示すように構成されたディスクドライブユニット 200を備えたものが知られている。

図 1に示すディスクドライブユニット 200は、光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構 201と、このディスク回転駆動機構 201により回転駆動される光ディスクに対して信号の書込み又は読出動作を行う光ピックアップ 202と、この光ピックアップ 2 02を光ディスクの半径方向に送り動作するピックアップ送り機構 203と、光ピックアツプ 202に一端部が接続されて他端部がピックアップ 202の送り方向に延長して設けられた FPC204と、この FPC204の他端部が接続されるコネクタ 205が設けられた回路基板 206とを備えている。これら各機構及び構成要素は、ベース 207に取り付けられている。

ディスク回転駆動機構 201は、光ディスクを保持するターンテーブル 208が設けられた扁平状のスピンドルモータ 209を有し、このスピンドルモータ 209が回路基板 20 6に支持されるとともに、光ディスクをターンテーブル 208と一体に回転駆動する。光ピックアップ 202は、半導体レーザから出射された光ビームを対物レンズ 210で集光させて光ディスクの信号記録面に照射し、この光ディスクの信号記録面で反射された戻りの光ビームを受光素子で検出することによって、光ディスクに対して信号の書込み又は読出しを行う。

ピックアップ送り機構 203は、光ピックアップ 202を光ディスクの半径方向に移動可能に支持する一対のガイド軸 21 la， 21 lbと、光ピックアップ 202に取り付けられたラック部材 212と、このラック部材 212と嚙合されるリードスクリュ 213と、このリードスタリュ 213を回転駆動するステッピングモータ 214とを有し、このステッピングモータ 214 がリードスクリュ 213を回転駆動しながら、リードスクリュ 213と嚙合されたラック部材 2 12を光ピックアップ 202とともに光ディスクの半径方向に移動操作する。

FPC204は、光ピックアップ 202の底面部側に折り返される折返し部 204aと、光ピックアップ 202の送り動作に追従して折返し部 204aの折返し位置を変位させる屈曲変位部 204bとを有し、光ピックアップ 202と回路基板 206との間で引き回されている回路基板 206は、いわゆるリジットな基板であり、上述した FPC204の他端部が接続されるコネクタ 205や、ドライブ本体側に設けられた他の回路基板との電気的な接続を図るためのコネクタ 215、各部の駆動制御を行う駆動制御回路等を搭載しているベース 207は、所定の形状に打ち抜かれた板金からなり、その主面には、ターンテ一ブル 208が臨むテーブル用開口部 216aと光ピックアップ 202が臨むピックアップ用開口部 216bとが連続して形成されている。これら開口部 215a, 215bからターンテーブル 208及び光ピックアップ 202が臨む側の主面とは反対側の主面には、上述した回路基板 206、一対のガイド軸 21 la, 21 lbの両端部、リードスクリュ 213、ステツビングモータ 214等が取り付けられている。

以上のように構成されるディスクドライブユニット 200では、ディスク回転駆動機構 2 01が光ディスクを回転駆動し、ピックアップ送り機構 203が光ピックアップ 202を光デイスクの半径方向に送り操作しながら、光ピックアップ 202が光ディスクに対して信号の書込み又は読出し動作を行う。ところで、上述したディスクドライブユニット 200は、図 2に示す超薄型のディスクドライブ装置 300に搭載されるものであり、このディスクドライブユニット 200は、ディスクドライブ装置 300の筐体 301から水平方向に出し入れされるディスクトレイ 302に一体に取り付けられている。

このような超薄型のディスクドライブ装置 300は、例えばノート型のパーソナルコンビユータ等の薄型の情報処理機器に搭載されるため、厚み方向の様々な制約を受けることになる。具体的に、このディスクドライブ装置 300では、ディスクドライブユニット 20 0に搭載された光ピックアップ 202の底面部と筐体 301との間の間隔が非常に狭くなる。

光ピックアップ 202には、上述したように、半導体レーザや、受光素子、半導体レーザから出射された光ビームを光ディスクに導くとともに光ディスクで反射された戻りの光ビームを受光素子に導くための各種光学部品、また、対物レンズ 210をフォーカツシング方向及びトラッキング方向に変位駆動する 2軸ァクチユエータ等が搭載されている。

し力ながら、光ピックアップ 202では、全体の厚みを極力抑える必要があるものの、搭載される部品の種類によってはその厚みを薄くすることが困難である。特に、ディスクドライブ装置 300をハードディスクドライブ（HDD)ユニットと同等の厚みである 9· 5mm程度にまで薄型化した場合には、殆ど厚み方向の寸法を削る箇所がないため、例えば光ピックアップ 202に搭載される収差補正用の液晶素子は、この光ピックァップ 202の底面部から突出して配置されることになる。

この場合、図 2に示すように、光ピックアップ 202の底面部側に折り返された FPC20 4の折返し部 204aには、この光ピックアップ 202の底面部から突出する液晶素子の突起部 202aが接触することになる。

このため、ディスクドライブ装置 300では、光ピックアップ 202を光ディスク Dの半径方向に送り動作した際に、突起部 202aが FPC204と摺接して、この FPC204に形成された配線を傷付けたり、或いはこの配線に供給される信号に悪影響を与えてしまうまた、ディスクドライブ装置 300では、ディスクドライブユニット 200に搭載された光ピックアップ 202の底面部と筐体 301との間の間隔が狭くなると、光ピックアップ 202と回路基板 206との間で引き回される FPC204の引回し空間も狭くなる。この場合、 F PC204の折返し位置に当たる屈曲変位部 204bでは、その曲率半径が小さくなるために、その弾性 (パネ）力も増すことになる。

このため、ディスクドライブ装置 300では、 FPC204の弾性力による負荷が光ピックアップ 202にカロわることで、この光ピックアップ 202の送り動作に悪影響を与えてしまうといつた問題があった。

特に、最近のディスクドライブ装置 300では、 CDや DVDといった異なるディスクの記録フォーマットに対して互換性をもって情報信号の記録再生を可能とする光ピックアップ 202が搭載されている。これに対応して、 FPC204にも、光ピックアップ 202を異なる記録フォーマットで駆動制御するための信号線が配線されている。このため、ディスクドライブ装置 300では、 FPC204の配線数が増加し、この FPC204が幅広となることによって、上述した屈曲した FPC204から光ピックアップ 202に加わる負荷も増すことになる。

なお、装置全体を薄型化した光ピックアップ装置として、特開 2001-325740号公報に開示されたものがある。この公報に記載された光ピックアップ装置は、金属製の配線基板からなる配線基板製フレームに直接に半導体レーザ及び受光素子の複合チップを平面実装することで、装置全体の薄型化を図っている。

また、 FPCのばね作用による防振脚への影響を抑制したディスクドライブ装置として、特開 2001-229659号公報に開示されたものがある。この公報に開示されたデイスクドライブ装置は、防振脚で支持されるユニットメカと制御基板との間を接続する FPC を 2つに分割し、ユニットメカとの接続位置を当該ユニットメカの重心に対して略対称となるように配置することで、 FPCのばね作用による防振脚への影響を抑制している発明の開示

発明が解決しょうとする課題

本発明は、従来の技術が有する問題点を解消することができる新規な光ピックアツプ装置及びこの光ピックアップ装置を用いたディスクドライブユニット、更に、ディスクドライブ装置を提供することにある。

また、本発明は、更なる薄型化を図った場合でも、屈曲したフレキシブルプリント配線板から加わる負荷を軽減し、安定した送り操作が実現できる光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を用いたディスクドライブユニット、更に、ディスクドライブ装置を提供することにある。

上述したような課題を解決するために提案される本発明に係る光ピックアップ装置は、光ディスクの半径方向に送り動作されるとともに、回転する光ディスクに対して信号の書込み及び Z又は読出しを行う光ピックアップと、光ピックアップに一端部が接続されて他端部がピックアップの送り方向に延長して設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、フレキシブルプリント配線板は、光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、光ピックアップの送り動作に追従して折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、折返し部には、光ピックアップの底面部から突出する突起部を逃がす開口部が設けられている。

また、本発明に係る光ピックアップ装置は、光ディスクの半径方向に送り動作されるとともに、回転する光ディスクに対して信号の書込み及び/又は読出しを行う光ピックアップと、光ピックアップに一端部が接続されて他端部がピックアップの送り方向に延長して設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、フレキシブルプリント配線板は、光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、光ピックアップの送り動作に追従して折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、屈曲変位部は、光ピックアップの送り方向と略直交する方向に並ぶ複数の配線部に分割されている本発明に係るディスクドライブユニットは、光ディスクが装着されるディスク装着部と、ディスク装着部に装着された光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、デイスク回転駆動機構により回転駆動される光ディスクに対して信号の書込み及び/又は読出しを行う光ピックアップと、光ピックアップを光ディスクの半径方向に送り動作させるピックアップ送り機構と、光ピックアップに一端部が接続されて他端部がピックァップの送り方向に延長して設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、フレキシブルプリント配線板は、光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、ピックァップ送り機構による光ピックアップの送り動作に追従して折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、折返し部には、光ピックアップの底面部から突出する突起部を逃がす開口部が設けられている。

本発明に係るディスクドライブユニットは、光ディスクが装着されるディスク装着部と、ディスク装着部に装着された光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、デイスク回転駆動機構により回転駆動される光ディスクに対して信号の書込み及び/又は読出しを行う光ピックアップと、光ピックアップを光ディスクの半径方向に送り動作させるピックアップ送り機構と、光ピックアップに一端部が接続されて他端部がピックァップの送り方向に延長して設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、フレキシブルプリント配線板は、光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、ピックァップ送り機構による光ピックアップの送り動作に追従して折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、屈曲変位部は、光ピックアップの送り方向と略直交する方向に並ぶ複数の配線部に分割されていることを特徴としている。

本発明に係るディスクドライブ装置は、筐体と、筐体に収容されるディスクドライブュニットとを備え、ディスクドライブユニットは、光ディスクが装着されるディスク装着部と、ディスク装着部に装着された光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、デイスク回転駆動機構により回転駆動される光ディスクに対して信号の書込み及び/又は読出しを行う光ピックアップと、光ピックアップを光ディスクの半径方向に送り動作させるピックアップ送り機構と、光ピックアップに一端部が接続されて他端部がピックァップの送り方向に延長して設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、フレキシブルプリント配線板は、光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、ピックァップ送り機構による光ピックアップの送り動作に追従して折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、折返し部には、光ピックアップの底面部から突出する突起部を逃がす開口部が設けられている。

本発明に係るディスクドライブ装置は、筐体と、筐体に収容されるディスクドライブュニットとを備え、ディスクドライブユニットは、光ディスクが装着されるディスク装着部と、ディスク装着部に装着された光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、デイスク回転駆動機構により回転駆動される光ディスクに対して信号の書込み及び/又は読出しを行う光ピックアップと、光ピックアップを光ディスクの半径方向に送り動作させるピックアップ送り機構と、光ピックアップに一端部が接続されて他端部がピックァップの送り方向に延長して設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、フレキシブルプリント配線板は、光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、ピックァップ送り機構による光ピックアップの送り動作に追従して折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、屈曲変位部は、光ピックアップの送り方向と略直交する方向に並ぶ複数の配線部に分割されてレ、ることを特徴としてレ、る。

本発明が適用される光ピックアップ装置は、底面部側に折り返されたフレキシブルプリント配線板の折返し部に開口部を設け、この開口部から光ピックアップの底面部力突出する突起部を逃がすことによって、突起部とフレキシブルプリント配線板との接触を回避することができ、光ピックアップの底面部と筐体との間の間隔を狭くし、更なる薄型化を図ることができる。

また、本発明を適用することにより、フレキシブルプリント配線板の折返し位置に当たる屈曲変位部を光ピックアップの送り方向と略直交する方向に並ぶ複数の配線部に分割することによって、屈曲したフレキシブルプリント配線板から光ピックアップに加わる負荷を軽減することができる。そして、装置の薄型化によってフレキシブルプリント配線板の引回し空間が狭くなる場合であつても、屈曲したフレキシブルプリント配線板から光ピックアップに加わる負荷を軽減することによって、光ピックアップの安定した正確な送り操作を実現できる。

本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下において図面を参照して説明される実施に形態から一層明らかにされるであろう。

図面の簡単な説明

[図 1]図 1は、従来のディスクドライブユニットを示す斜視図である。

[図 2]図 2は、図 1に示すディスクドライブユニットが搭載されたディスクドライブ装置を示す側断面図である。

[図 3]図 3は、本発明を適用したディスクドライブ装置が搭載されたノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。

[図 4]図 4は、ディスクドライブ装置のディスクトレイが収納された状態を示す斜視図である。

[図 5]図 5は、ディスクドライブ装置のディスクトレイが引き出された状態を示す斜視図である。

[図 6]図 6は、ディスクドライブ装置の示す分解斜視図である。

[図 7]図 7は、ディスクドライブユニットを上面側から見た斜視図である。

[図 8]図 8は、ディスクドライブユニットを底面側から見た斜視図である。

[図 9]図 9は、ピックアップ送り機構の構成を示す平面図である。

[図 10]図 10は、ディスクドライブ装置の天板を取り外した状態を示す斜視図である。

[図 11]図 11は、ディスクドライブ装置の底板を取り外した状態を示す斜視図である。

[図 12]図 12は、光ピックアップに取り付けられた FPCの構成を示す平面図である。

[図 13]図 13は、光ピックアップに取り付けられた FPCの折返し状態を上面側から見た斜視図である。

[図 14]図 14は、光ピックアップに取り付けられた FPCの折返し状態を底面側から見た斜視図である。

[図 15]図 15は、ディスクドライブ装置を底面側から見た斜視図である。

[図 16]図 16は、光ピックアップに取り付けられた FPCの別の構成例を示す平面図である。

[図 17]図 17は、光ピックアップに取り付けられた FPCの別の構成例を示す平面図である。

発明を実施するための最良の形態

以下、本発明を適用した光ピックアップ装置、ディスクドライブユニット及びディスクドライブ装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。

本発明を適用したディスクドライブ装置 1は、図 3及び図 4に示すように、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ 100の装置本体 101に搭載されて、 CD (Compact Disk)や DVD (Digital Versatile Disk)とレ、つた光ディスク 2に対して情報信号の記録又は再生を行うものであり、例えばハードディスクドライブ（HDD)ユニットとほぼ同じ厚さにまで薄型化されていえる。具体的には、その厚さは、ほぼ 9. 5mmとされている具体的に、このディスクドライブ装置 1は、図 5及び図 6に示すように、筐体 3と、この筐体 3の前面に設けられたトレイ出入口 3aから水平方向に出し入れされるディスクトレイ 4と、このディスクトレイ 4に取り付けられたディスクドライブユニット 5とを備えている筐体 3は、全体が略扁平箱状に形成された板金からなる下部筐体 6に、その上部開口部を閉塞するように同じく板金からなる天板 7がネジ止めによって取り付けられた構造を有している。この筐体 3の内部には、ディストレイ 4を収納するための収納空間が形成されており、その前面がトレイ出入口 3aとして開放されている。

ディスクトレイ 4は、全体が略矩形扁平状に形成された樹脂成形材料からなり、その上面部には、光ディスク 2に対応した形状の凹部 8が設けられている。この凹部 8の底面部には、ディスクトレイ 4の下面に取り付けられたディスクドライブユニット 5を上方へと臨ませる開口部 9が形成されている。また、この開口部 9から上方に臨むディスクドライブユニット 5には、開口部 9aを覆う化粧板 10が取り付けられている。この化粧板 1 0には、後述するディスクドライブユニット 5のターンテーブル 15a及び光ピックアップ 1 7の対物レンズ 17aを上方へと臨ませる開口部 22a, 22bに対応した開口部 10aが形成されている。

このディスクトレイ 4は、その両側面と下部筐体 6の内側面との間に介在されるガイドレール機構 11によって、トレイ出入口 3aから筐体 3の内部へと引き込まれて収納された図 4に示す収納位置と、トレイ出入口 3aから筐体 3の外部へと引き出された図 5に示す引出位置との間でスライド可能に支持されている。

このディスクトレイ 4の前面には、筐体 3のトレイ出入口 3aを開閉する略矩形平板状の前面パネル 12が取り付けられている。また、この前面パネル 12の前面には、光デイスク 2に対するアクセス状態を点灯表示する表示部 13と、ディスクトレイ 4をイジエタトする際に押圧されるイジヱクト釦 14とが設けられている。

なお、このディスクトレイ 4は、筐体 3に収納された際にロック機構（図示せず。）によつて前面側へのスライドが係止される。そして、この状態からイジエタト釦 14が押圧されると、ロック機構による係止状態が解除されることによって、ディスクトレイ 4がトレイ出入口 3aから前面側へと押し出される。これにより、ディスクトレイ 4をトレイ出入口 3a から引出位置へと引き出すことが可能となっている。一方、ディスクトレイ 4を筐体 3の収納位置へと押し込むことによって、再びロック機構による前面側へのスライドが係止されることになる。

ディスクドライブユニット 5は、図 7及び図 8に示すように、光ディスク 2が装着されるディスク装着部 15と、このディスク装着部 15に装着された光ディスク 2を回転駆動するディスク回転駆動機構 16と、このディスク回転駆動機構 16により回転駆動される光ディスク 2に対して信号の書込み又は読出しを行う光ピックアップ 17と、この光ピックアップ 17を光ディスク 2の半径方向に送り動作させるピックアップ送り機構 18とを備え、これらがベース 19の下面に取り付けられた超薄型構造を有している。

ベース 19は、板金を所定の形状に打ち抜き、その周囲を僅かに下方に折り曲げて形成されている。また、下方に折り曲げられたベース 19の端縁部からは、 3つのインシュレータ取付部 20が外側に向かって折り曲げ形成されている。各インシュレータ取付部 20には、振動等を吸収するためのゴム等の弾性部材からなるインシユレータ 21 が取り付けられている。ベース 19は、これらインシユレータ 21を介してディスクトレイ 4 の下面に固定支持されている。また、ベース 19の主面には、後述するターンテープル 15aを上方へと臨ませる略半円状のテーブル用開口部 22aと、光ピックアップ 17の対物レンズ 17aを上方へと臨ませる略矩形状のピックアップ用開口部 22bとが連続して形成されている。

ディスク装着部 15は、ディスク回転駆動機構 16により回転駆動されるターンテープノレ 15aを有し、このターンテーブル 15aの中心部には、光ディスク 2を装着するためのチヤッキング機構 23が設けられている。このチヤッキング機構 23は、光ディスク 2の中心孔 2aに係合される係合突部 23aと、この係合突部 23aに係合された光ディスク 2の中心孔 2aの周囲を係止する複数の係止爪 23bとを有し、ターンテーブル 15aに装着された光ディスク 2のセンタリングを行いながら、この光ディスク 2をターンテーブル 15 a上に保持する。

ディスク回転駆動機構 16は、光ディスク 2を保持するターンテーブル 15aが上面に一体に設けられた扁平状のスピンドルモータ 16aを有し、このスピンドルモータ 16aにより光ディスク 2をターンテーブル 15aと一体に回転駆動する。また、スピンドルモータ 16aは、回路基板 24に支持されており、この回路基板 24は、ターンテーブル 15aがベース 19のテーブル用開口部 22aからベース 22の上面よりも僅かに突出するように、スぺ一サ部材 25を介してベース 19の下面に複数のネジ 26により取り付けられている。

光ピックアップ 17は、光源となる半導体レーザから出射された光ビームを対物レンズ 17aにより集光させて光ディスク 2の信号記録面に照射し、この光ディスク 2の信号記録面で反射された戻りの光ビームを受光素子で検出することによって、光ディスク 2 に対する信号の書込み又は読出しを行う。

また、この光ピックアップ 17は、対物レンズ 17aをこの対物レンズ 17aの光軸と平行な方向のフォーカツシング方向と対物レンズ 17aの光軸方向と直交する方向のトラッキング方向とに変位駆動する 2軸ァクチユエータ（図示せず。）を備える。この光ピックアップ 17では、光ディスク 2からの戻り光を受光素子により検出して得られるフォー力スエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づレ、て 2軸ァクチユエータを駆動し、対物レンズ 17aをフォーカツシング方向及びトラッキング方向に変位させながら光デイスク 2の信号記録面上に対物レンズ 17aの焦点を合わせるフォーカスサーボや、対物レンズ 17aにより集光される光ビームを記録トラックに追従させるトラッキングサーボを行つている。

ピックアップ送り機構 18は、光ピックアップ 17の各構成部品が搭載されたピックアツプベース 27と、このピックアップベース 27を光ディスク 2の半径方向にスライド可能に支持する一対のガイド軸 28a, 28bと、これら一対のガイド軸 28a, 28bに支持されたピックアップベース 27を光ディスク 2の半径方向に変位駆動する変位駆動機構 29とを備える。

ピックアップベース 27には、一対のガイド軸 28a， 28bのうち、一方のガイド軸 28aを揷通するガイド孔 30aが形成された一対のガイド片 30と、他方のガイド軸 28bを挟み込むガイド溝 31aが形成されたガイド片 31とが互いに対向する側面から逆向きに突出形成されている。これにより、ピックアップベース 27は、一対のガイド軸 28a, 28b にスライド可能に支持されてレ、る。

一対のガイド軸 28a， 28bは、ベース 19の下面に位置して、光ディスク 2の半径方向と互いに平行となるように配置されており、ベース 19のピックアップ用開口部 22b に臨むピックアップベース 27を光ディスク 2の内外周に亘つて案内する。これら一対のガイド軸 28a, 28bの両端部は、それぞれベース 19の下面にスキュー調整機構 31 を介して取り付けられてレ、る。

このスキュー調整機構 31は、一対のガイド軸 28a， 29bの両端部をベース 19の平面と直交する方向に移動可能に支持しており、各ガイド軸 28a， 28bの端部が支持される位置を調整ネジ 31aにより調節しながら、光ピックアップ 17の対物レンズ 17aにより集光される光ビームが光ディスク 2の信号記録面に垂直に照射されるように、各ガイド軸 28a, 28bの傾きを調整可能としている。また、光ピックアップ 17とターンテープル 15aに保持された光ディスク 2の信号記録面との間の距離も調整可能である。変位駆動機構 29は、図 9に示すように、ピックアップベース 27に取り付けられたラック部材 32と、このラック部材 32と嚙合される送りネジ 33と、この送りネジ 33を回転駆動する駆動モータ 34とを有してレ、る。

ラック部材 32は、その基端側がピックアップベース 27の一対のガイド片 30の間に位置してネジ止めにより取り付けられ、その先端側に一方のガイド軸 28aと平行に配置された送りネジ 33と嚙合されるラック部 32aがー体に形成されてレ、る。送りネジ 33 は、駆動モータ 34の駆動軸と一体に形成されており、その外周面には、ラック部材 3 2のラック部 32aが嚙合される螺旋状のリードスクリュ 33aが形成されている。駆動モータ 34にはステッピングモータが用いられ、駆動パルスに応じて送りネジ 33を回転駆動する。また、これら送りネジ 33及び駆動モータ 34は、ベース 19の下面にネジ止めによって取り付けられたブラケット 35に支持されている。このブラケット 35は、長尺状の板金の両端部が同一方向に直角に折り曲げられた形状を有しており、その折り曲げられた一端側に送りネジ 33を貫通させた状態で駆動モータ 34が固定される一方、他端に設けられた軸孔に送りネジ 33の先端が軸支されることによって、送りネジ 3 3を回転可能に支持している。

この変位駆動機構 29は、駆動モータ 34が送りネジ 33を回転駆動しながら、リードスクリュ 33aとラック部 32aとの嚙合によりラック部材 32を送りネジ 33の軸線方向に変位させることによって、一対のガイド軸 28a, 28bに支持されたピックアップベース 27を光ディスク 2の半径方向に変位駆動する。

以上のように構成されるディスクドライブ装置 1では、光ディスク 2を保持するディスクトレイ 4が筐体 3に収容された状態において、上記パーソナルコンピュータ 100から記録又は再生の指令が送られると、この指令に基づいて、光ディスク 2に対する情報信号の記録又は再生が行われる。具体的には、ディスクドライブユニット 5において、デイスク回転駆動機構 15が光ディスク 2を回転駆動し、ピックアップ送り機構 18が光ピックアップ 17を光ディスク 2の半径方向に送り動作しながら、光ピックアップ 17が光ディスク 2に対して信号の書込み又は読出し動作を行う。

ところで、このディスクドライブ装置 1は、図 10及び図 11に示すように、ディスクトレイ 4の底面部に取り付けられるトレイ側の回路基板 40と、下部筐体 6の底面部に取り付けられるドライブ本体側の回路基板 41とを備えている。

このうち、トレイ側の回路基板 40には、光ピックアップ 17との電気的な接続を図るためのコネクタ 42や、ユニット側の回路基板 24との電気的な接続を図るためのコネクタ 43、ドライブ本体側の回路基板 41との電気的な接続を図るためのコネクタ 44が設けられている。また、この回路基板 40の両主面には、上述したスピンドルモータ 16aや、駆動モータ ₃₄、光ピックアップ 17の各部の駆動制御を行う駆動制御回路等が設けられている。

一方、ドライブ本体側の回路基板 41には、図示を省略するが、トレイ側の回路基板 40との電気的な接続を図るためのコネクタや、上記装置本体 101との電気的な接続を図るコネクタが設けられている。また、この回路基板 41の両主面には、ドライブ本体の各部の駆動制御を行う駆動制御回路等が設けられている。

なお、上述したベース 19に取り付けられるユニット側の回路基板 24は、スピンドノレモータ 16aや駆動モータ 34、光ピックアップ 17の各部の駆動制御を行う駆動制御回路等を、トレイ側の回路基板 40やドライブ本体側の回路基板 41に搭載することで、上述した図 16に示す従来の回路基板 206よりも大幅な小型化が図られている。これにより、上述したディスクドライブユニット 5の更なる小型化及び軽量化が可能となっている。

そして、これらトレイ側の回路基板 40と光ピックアップ 17との間、トレイ側の回路基板 40とユニット側の回路基板 24との間、トレイ側の回路基板 40とドライブ本体側の回路基板 41との間には、各コネクタ間を電気的に接続するフレキシブルプリント配線板 (以下、 FPCという。）が引き回されている。

ところで、光ピックアップ 17とトレイ側の回路基板 40との間を電気的に接続する FP C45は、例えば図 12に示すような形状を有している。

具体的に、この FPC45の一端部 45aは、光ピックアップ 17の外周側の側面に接続されている。なお、この FPC45の一端部 45aは、複数の配線部に枝分かれしており、枝分かれした各配線部の先端に設けられた端子部に、ピックアップベース 27に搭載される半導体レーザや、受光素子、収差補正用の液晶素子、 2軸ァクチユエータ等が直接接続された構造を有してレ、る。

この FPC45の一端部 45aからは、第 1の延長部 45bが光ピックアップ 17の送り方向に延長して設けられている。なお、第 1の延長部 45bは、後述する FPC45の折返し部 45g及び屈曲変位部 45hとなる部分である。

また、第 1の延長部 45bの光ピックアップ 17の送り方向に沿った一辺からは、第 2の延長部 45cが光ピックアップ 17の送り方向と直交する方向に延長して設けられている。この第 2の延長部 45cは、 FPC45の他端部 45dをトレイ側の回路基板 40へと導く部分である。そして、この FPC45の他端部 45dには、トレイ側の回路基板 40に設けられたコネクタ 42に差し込まれる端子部 46が設けられている。

なお、第 1の延長部 45bと第 2の延長部 45cとの間には、幅広となるテーパー部 45e が設けられている。また、第 2の延長部 45cの光ピックアップ 17とは反対側に位置する一辺からは、光ピックアップ 17の送り方向に延長された第 3の延長部 45fが設けられている。この第 3の延長部 45fは、光ピックアップ 17がピックアップ用開口部 22bの最外周部に位置するとき、この光ピックアップ 17の背面側に折り返された FPC45をピックアップ用開口部 22bの最内周部よりも更に内側に位置させる部分である。これにより、光ピックアップ 17を送り動作した際に、 FPC45がピックアップ用開口部 22bを通してベース 19側に捲れ上がるのを防止している。

FPC45は、図 10及び図 11に示すように、第 1の延長部 45bが光ピックアップ 17の底面部側に折り返された状態で、他端部 45dに設けられた接続部 46がトレイ側の回路基板 40に設けられたコネクタ 42に接続されている。すなわち、この FPC45は、図 13及び図 14に示すように、光ピックアップ 17と回路基板 40との間で引き回された際に、光ピックアップ 17の底面部側に折り返された折返し部 45gと、光ピックアップ 202 の送り動作に追従して折返し部 45gの折返し位置を変位させる屈曲変位部 45hとを有することになる。

ここで、ピックアップベース 27に搭載される収差補正用の液晶素子は、このピックァップベース ₂₇の底面部から突出して配置されることになる。すなわち、この液晶素子の一部は、ピックアップベース 27の底面部から突出する突起部 17bを形成している。これに対応して、 FPC45の折返し部 45gには、ピックアップベース 27の底面部力も突出する突起部 17bを逃がすスリット 47が形成されている。このスリット 47は、折返し部 45gの略中央部を少なくとも光ピックアップ 17の底面部と対向する領域に亘つて直線状に切り欠レ、て形成された開口部である。

これにより、ディスクドライブ装置 1では、光ピックアップ 17を光ディスク 2の半径方向に送り動作した際に、この光ピックアップ 17の底面部から突出する突起部 17bと FPC 45の折返し部 45gとの接触を回避することが可能である。したがって、ディスクドライブ装置 1では、光ピックアップ 17の底面部と下部筐体 6との間の間隔を狭くし、装置全体を更に薄型化することが可能である。

更に、このディスクドライブ装置 1では、図 15に示すように、下部筐体 6の底面部を構成する底板 6aに光ピックアップ 17の突起部 17bを逃がすスリット 49を設けてよい。これにより、ディスクドライブ装置 1では、光ピックアップ 17の底面部と下部筐体 6との間の間隔を狭くし、装置全体を更に薄型化することも可能である。

ところで、このディスクドライブ装置 1では、ディスクドライブユニット 5に搭載された光ピックアップ 17の底面部と下部筐体 6との間の間隔が狭くなると、光ピックアップ 17と回路基板 40との間で引き回される FPC45の引回し空間も狭くなる。この場合、 FPC 45の折返し位置に当たる屈曲変位部 45hでは、その曲率半径が小さくなるために、その弾性 (パネ）力も増すことになる。

ここで、 FPC45の屈曲変位部 45hは、上述したスリット 47が形成されることによって、光ピックアップ 17の送り方向と略直交する方向に並ぶ一対の配線部 48a， 48bに分割されている。これら一対の配線部 48a, 48bは、屈曲により発生する弾性力が略均等となるように、スリット 47を挟んで略同一の幅で形成されている。

これにより、ディスクドライブ装置 1では、各配線部 48a, 48bの屈曲により発生する弾性力を小さくし、この FPC45から光ピックアップ 17に加わる負荷を軽減することが可能である。したがって、このディスクドライブ装置 1では、装置本体の薄型化により F PC45の引回し空間が狭くなる場合であっても、この FPC45力、ら光ピックアップ 17に加わる負荷を軽減することによって、ピックアップ送り機構 18により光ピックアップ 17 を光ディスク 2の半径方向に適切に送り動作させることが可能である。

特に、このディスクドライブ装置 1では、 FPC45の配線数が増加し、この FPC45力 S 幅広となる場合であっても、 FPC45の屈曲変位部 45hを光ピックアップ 17の送り方向と略直交する方向に並ぶ複数の配線部 48a, 48bに分割することによって、この F PC45から光ピックアップ 17に加わる負荷を軽減することが可能である。

ところで、 FPC45の一対の酉己 ,線咅 B48a, 48bのうち、第 1の酉己 ,線咅 B48aには、光ピックアップ 17を第 1の記録フォーマット（例えば CDフォーマット）で駆動制御するための第 1の信号線を配置し、第 2の配線部 48bには、光ピックアップ 17を第 1の記録フォ一マットと異なる第 2の記録フォーマット（例えば DVDフォーマット）で駆動制御するための第 2の信号線を配線することが望ましい。これにより、第 1の信号線と第 2の信号線との間の距離を一定に保ち、隣接する信号線の干渉によるノイズ等の発生を防ぐことが可能である。

なお、 FPC45は、上述した図 12に示す形状に必ずしも限定されるものではない。例えば図 16に示す FPC45のように、スリット 47が FPC45の一端部 45aまで形成された形状とすることも可能である。この場合、一対の配線部 48a, 48bは、このスリット 47 を挟んで FPC45の一端部 45aまで分割されることになる。

また、図 17に示す FPC45のように、スリット 47が FPC45の他端部 45dで開放された形状とすることも可能である。この場合、一対の配線部 48a, 48bは、 FPC45の他端部 45dまで分割されることになる。

また、 FPC45は、光ピックアップ 17の外周側から当該ピックアップ 17の送り方向に沿って延長して設けられた構成となっているが、光ピックアップ 17の内周側から当該ピックアップ 17の送り方向に沿って延長して設けられた構成とすることも可能である。また、 FPC45は、一対の配線部 48a, 48bに分割された形状に限らず、場合によつては、 3つ以上の配線部に分割することも可能である。更に、上記 FPC45には、上述したスリット 47の他にも、軽量ィ匕のための開口部等を設けてもよい。

なお、本発明は、上述した光ディスク 2以外にも光磁気ディスク等の光ディスク、或いはこれら光ディスクがディスクカートリッジに収納されたものに対して情報信号の記録及び/又は再生を行うディスクドライブ装置に適用可能である。

また、本発明は、上述したディスクトレイ 4にディスクドライブユニット 5が取り付けられたトレイ型のディスクドライブ装置 1に限らず、筐体の前面に設けられたディスク揷脱口から光ディスクが揷脱されるスロットイン型のディスクドライブ装置 1にも適用可能である。

本発明は、図面を参照して説明した上述の実施例に限定されるものではなぐ添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなぐ様々な変更、置換又はその同等のものを行うことができることは当業者にとって明らかである。

Claims

請求の範囲

[1] 1.光ディスクの半径方向に送り動作されるとともに、回転する光ディスクに対して信号の書込み及び Z又は読出しを行う光ピックアップと、

上記光ピックアップに一端部が接続されて他端部が上記光ピックアップの送り方向に延長して設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、

上記フレキシブルプリント配線板は、上記光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、上記光ピックアップの送り動作に追従して上記折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、上記折返し部には、上記光ピックアップの底面部から突出する突起部を逃がす開口部が設けられてレ、ることを特徴とする光ピックアップ装置。

[2] 2.上記フレキシブルプリント配線板は、上記開口部を挟んで分割される一対の配線部を有し、上記一対の配線部は、略同一の幅で形成されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の光ピックアップ装置。

[3] 3.上記一対の配線部のうち、第 1の配線部には、上記光ピックアップを第 1の記録フォーマットで駆動制御するための第 1の信号線が配線され、第 2の配線部には、上記光ピックアップを上記第 1の記録フォーマットと異なる第 2の記録フォーマットで駆動制御するための第 2の信号線が配線されていることを特徴とする請求の範囲第 2項記載の光ピックアップ装置。

[4] 4.上記開口部は、上記フレキシブルプリント配線板の一端部まで形成されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の光ピックアップ装置。

[5] 5.上記開口部は、上記フレキシブルプリント配線板の他端部で開放されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の光ピックアップ装置。

[6] 6.光ディスクの半径方向に送り動作されるとともに、回転する光ディスクに対して信号の書込み及び Z又は読出しを行う光ピックアップと、

上記フレキシブルプリント配線板は、上記光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、上記光ピックアップの送り動作に追従して上記折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、上記屈曲変位部は、上記光ピックアップの送り方向と略直交する方向に並ぶ複数の配線部に分割されていることを特徴とする光ピックァップ装置。

[7] 7.上記複数の配線部は、略同一の幅で形成されていることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の光ピックアップ装置。

[8] 8.上記複数の配線部のうち、第 1の配線部には、上記光ピックアップを第 1の記録フォーマットで駆動制御するための第 1の信号線が配線され、第 2の配線部には、上記光ピックアップを上記第 1の記録フォーマットと異なる第 2の記録フォーマットで駆動制御するための第 2の信号線が配線されていることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の光ピックアップ装置。

[9] 9.上記複数の配線部は、上記フレキシブルプリント配線板の一端部まで分割されていることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の光ピックアップ装置。

[10] 10.上記複数の配線部は、上記フレキシブルプリント配線板の他端部まで分割されていることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の光ピックアップ装置。

[11] 11.光ディスクが装着されるディスク装着部と、

上記ディスク装着部に装着された光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、

上記ディスク回転駆動機構により回転駆動される上記光ディスクに対して信号の書込み及び/又は読出しを行う光ピックアップと、

上記光ピックアップを上記光ディスクの半径方向に送り動作させるピックアップ送り機構と、

上記フレキシブルプリント配線板は、上記光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、上記ピックアップ送り機構による上記光ピックアップの送り動作に追従して上記折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、上記折返し部には、上記光ピックアップの底面部から突出する突起部を逃がす開口部が設けられていることを特徴とするディスクドライブユニット。

[12] 12.上記フレキシブルプリント配線板は、上記開口部を挟んで分割される一対の配線部を有し、上記一対の配線部は、略同一の幅で形成されていることを特徴とする請求の範囲第 11項記載のディスクドライブユニット。

[13] 13.上記一対の配線部のうち、第 1の配線部には、上記光ピックアップを第 1の記録フォーマットで駆動制御するための第 1の信号線が配線され、第 2の配線部には、上記光ピックアップを上記第 1の記録フォーマットと異なる第 2の記録フォーマットで駆動制御するための第 2の信号線が配線されていることを特徴とする請求の範囲第 12 項記載のディスクドライブユニット。

[14] 14.上記開口部は、上記フレキシブルプリント配線板の一端部まで形成されていることを特徴とする請求の範囲第 11項記載のディスクドライブユニット。

[15] 15.上記開口部は、上記フレキシブルプリント配線板の他端部で開放されていることを特徴とする請求の範囲第 11項記載のディスクドライブユニット。

[16] 16.光ディスクが装着されるディスク装着部と、

上記フレキシブルプリント配線板は、上記光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、上記ピックアップ送り機構による上記光ピックアップの送り動作に追従して上記折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、上記屈曲変位部は、上記光ピックアップの送り方向と略直交する方向に並ぶ複数の配線部に分割されていることを特徴とするディスクドライブユニット。

[17] 17.上記複数の配線部は、略同一の幅で形成されていることを特徴とする請求の範囲第 16項記載のディスクドライブユニット。

[18] 18.上記複数の配線部のうち、第 1の配線部には、上記光ピックアップを第 1の記録フォーマットで駆動制御するための第 1の信号線が配線され、第 2の配線部には、上記光ピックアップを上記第 1の記録フォーマットと異なる第 2の記録フォーマットで駆動制御するための第 2の信号線が配線されていることを特徴する請求の範囲第 16項記載のディスクドライブユニット。

[19] 19.上記複数の配線部は、上記フレキシブルプリント配線板の一端部まで分割されていることを特徴とする請求の範囲第 16項記載のディスクドライブユニット。

[20] 20.上記複数の配線部は、上記フレキシブルプリント配線板の他端部まで分割されていることを特徴とする請求の範囲第 16項記載のディスクドライブユニット。

[21] 21.筐体と、

上記筐体に収容されるディスクドライブユニットとを備え、

上記ディスクドライブユニットは、光ディスクが装着されるディスク装着部と、上記ディスク装着部に装着された光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、

上記フレキシブルプリント配線板は、上記光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、上記ピックアップ送り機構による上記光ピックアップの送り動作に追従して上記折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、上記折返し部には、上記光ピックアップの底面部から突出する突起部を逃がす開口部が設けられていることを特徴とするディスクドライブ装置。

[22] 22.上記フレキシブルプリント配線板は、上記開口部を挟んで分割される一対の配線部を有し、上記一対の配線部は、略同一の幅で形成されていることを特徴とする請求の範囲第 21項記載のディスクドライブ装置。

[23] 23.上記一対の配線部のうち、第 1の配線部には、上記光ピックアップを第 1の記録フォーマットで駆動制御するための第 1の信号線が配線され、第 2の配線部には、上記光ピックアップを上記第 1の記録フォーマットと異なる第 2の記録フォーマットで駆動制御するための第 2の信号線が配線されていることを特徴とする請求の範囲第 22 項記載のディスクドライブ装置。

[24] 24.上記開口部は、上記フレキシブルプリント配線板の一端部まで形成されていることを特徴とする請求の範囲第 21項記載のディスクドライブ装置。

[25] 25.上記開口部は、上記フレキシブルプリント配線板の他端部で開放されていることを特徴とする請求の範囲第 21項記載のディスクドライブ装置。

[26] 26.上記筐体の底面部には、上記光ピックアップの突起部を逃がす開口部が設けられていることを特徴とする請求の範囲第 21項記載のディスクドライブ装置。

[27] 27.上記筐体の底面部に配置されるとともに、上記フレキシブルプリント配線板の他端部が接続されるコネクタが設けられた回路基板を備えることを特徴とする請求の範囲第 21項記載のディスクドライブ装置。

[28] 28.筐体と、

上記フレキシブルプリント配線板は、上記光ピックアップの底面部側に折り返される折返し部と、上記ピックアップ送り機構による上記光ピックアップの送り動作に追従して上記折返し部の折返し位置を変位させる屈曲変位部とを有し、上記屈曲変位部は、上記光ピックアップの送り方向と略直交する方向に並ぶ複数の配線部に分割されていることを特徴とするディスクドライブ装置。

[29] 29.上記複数の配線部は、略同一の幅で形成されていることを特徴とする請求の範囲第 28項記載のディスクドライブ装置。

[30] 30.上記複数の配線部のうち、第 1の配線部には、上記光ピックアップを第 1の記録フォーマットで駆動制御するための第 1の信号線が配線され、第 2の配線部には、上記光ピックアップを上記第 1の記録フォーマットと異なる第 2の記録フォーマットで駆動制御するための第 2の信号線が配線されていることを特徴する請求の範囲第 28項記載のディスクドライブ装置。

[31] 31.上記複数の配線部は、上記フレキシブルプリント配線板の一端部まで分割されていることを特徴とする請求の範囲第 28項記載のディスクドライブ装置。

[32] 32.上記複数の配線部は、上記フレキシブルプリント配線板の他端部まで分割されていることを特徴とする請求の範囲第 28項記載のディスクドライブ装置。

[33] 33.上記筐体の底面部に配置されるとともに、上記フレキシブルプリント配線板の他端部が接続されるコネクタが設けられた回路基板を備えることを特徴とする請求の範囲第 28項記載のディスクドライブ装置。