JP4777221B2 - エンジンルームのダクト構造およびこれを備えた建設機械 - Google Patents
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Description
このような建設機械のうち、例えば、油圧ショベル等においては、上部旋回台を旋回させながら作業を行うため、旋回半径をできる限り小さくするという要求がある。このため、上部旋回台上に配置されたエンジンルームは、できる限り占有面積を小さくしてコンパクトにする必要がある。
この構成によれば、ファンによって形成される空気の流れによってエンジンの冷却を効率よく行いながら、エンジンルームからの騒音を低減することができる。
すなわち、上記公報に開示された建設機械のエンジンルームでは、上述したエンジンルームのコンパクト化については特に考慮されていないため、ラジエータ側とエンジン側とで空間長はほぼ同程度となっている。
これにより、段差部における送風ファンの対向面に形成された開口部から風を送り出す、あるいは吸い込んで、冷却ユニットにおける風の流れをスムーズにすることができる。この結果、エンジンルームのコンパクト化を図りつつ、エンジンルーム内に設置された送風ファンによる風の流れをスムーズにして、冷却ユニットにおける冷却効率を向上させることができる。
ここでは、仕切り部材の段差部に形成された開口部から、バルブ等が配置された隣接する空間へと冷却ユニットを通過した空気を排出する。
ここでは、仕切り部材の段差部に形成された開口部から、冷却用の空気を吸い込んで冷却ユニットに対して送風する。
これにより、エンジンルームに隣接するバルブ等が配置された隣接空間からフレッシュエアーを取り込んで、ラジエータ等の冷却ユニットに対して吹きつけることができる。この結果、エンジンルーム内における空気の流れをスムーズにして、冷却ユニットにおける冷却効率を向上させることができる。
これにより、開口部を介して行き来する空気の流れをよりスムーズにして、冷却ユニットにおける冷却用空気の十分な流れを確保して冷却効率をさらに向上させることができる。
ここでは、エンジンルームから開口部を介して排出、あるいはエンジンルーム内へ開口部を介して吸気される際には、空気はダクト部を通過して開口部を通過する。
これにより、エンジンルームの内外へと流れる空気を効率よく開口部へと誘導して、エンジンルーム内における空気の流れをよりスムーズにすることができる。この結果、エンジンルーム内における冷却ユニットにおける冷却効率をより効果的に向上させることができる。
これにより、開口部を介してエンジンルームから排出あるいはエンジンルームへ吸い込まれる空気の量を増大させて、冷却ユニットを流れる空気の流れをよりスムーズにすることができる。この結果、冷却ユニットにおける冷却効率をさらに向上させることができる。そして、冷却効率の向上によって冷却ユニットを小型化することができるため、エンジンルーム内のスペースに占める冷却ユニットの割合を低下させて、エンジンルーム内のスペースを効率よく活用することができる。
ここでは、仕切り部材の段差部に形成された開口に近接配置されたダクト部の内面側に、吸音材を設けている。
これにより、開口部を介してエンジンルーム内外へと流れる空気の流れによって生じる騒音を低減することができる。この結果、冷却ユニットにおける冷却効率を向上させつつ、遮音性にも優れた建設機械を提供することができる。
ここでは、冷却ユニットを通過する冷却用の空気の流れを形成する送風ファンとして、軸流ファンを用いている。
通常、このような軸流ファンは、空気の流れる上流側から取り込んだ空気を、ファンの正面ではなく斜め方向に拡散していくように吹き出す。このため、軸流ファンによって吹き出した空気は、エンジンルーム内において広がっていくため、エンジンルームの内壁を構成する仕切り部材等の方向に流れ易くなる。この場合、エンジンや冷却ユニット等との取り合いによって仕切り部材に形成された段差部に、送風ファンに対向する面が含まれていると、この面に空気の流れが遮断されてエンジンルーム内において空気の滞留が発生して、冷却ユニットを通過する空気の量を減らして冷却効率を低減させるおそれがある。
これにより、軸流ファンによって仕切り部材の方へ空気が流れ易い状況においても、送風ファンによって形成された空気の流れが仕切り部材の段差部によって妨げられることを回避して、冷却ユニットにおける冷却効率を向上させることができる。
ここでは、例えば、後方小旋回型の油圧ショベル等の建設機械に対して、上述したエンジンルームのダクト構造を採用している。
通常、油圧ショベルは、旋回台を旋回させながら作業を行うことから、旋回台後部が下部走行体等からはみ出さないように、エンジンルームを含む旋回台の前後方向における長さを短くして旋回半径を小さくしている。このため、エンジンルーム内におけるエンジン、ラジエータを含む冷却機器等を効率よく配置する必要がある。ここで、エンジンルーム内に配置されるラジエータ等の冷却ユニットについては、できる限り冷却力を向上させるためにエンジンよりも大型化する傾向がある。このため、エンジンルーム内においてエンジンと冷却ユニットとが横並びで配置されると、冷却ユニットの方がエンジンよりも大きいために、旋回台上におけるエンジンルームと隣接する空間との間を仕切る仕切り部材に段差が形成される。このような段差に対して、エンジンやモータ等の駆動力を受けて回転する送風ファンによって形成された空気の流れが当たると、ラジエータ等を通過する空気の流れに悪影響を及ぼして冷却ユニットにおける冷却効率を低下させるおそれがある。
これにより、エンジンルーム内外への空気の流れをスムーズにして冷却ユニットにおける冷却効率を向上させるとともに、エンジンルーム内に格納される各部材を効率的に配置して旋回半径の小さい油圧ショベル等の建設機械を提供できる。
なお、以下の説明で使用する「前後」、「左右」方向については、油圧ショベル1のキャブ10内のシートに着座したオペレータから見た方向を意味するものとする。
[油圧ショベル1全体の構成]
本実施形態に係る油圧ショベル1は、図1に示すように、下部走行体2と、旋回台3と、作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジン6と、機器室9と、キャブ10と、エンジンルームR(図4参照)と、バルブ側空間S(図4参照)と、を備えている。
旋回台3は、下部走行体2上において、任意の方向に旋回可能であって、上面に作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジン6等を格納するエンジンルームRと、キャブ10と、ダクト構造(エンジンルームのダクト構造)20と、を搭載している。
エンジン6は、下部走行体2や作業機4を駆動するための駆動源であって、カウンタウェイト5に隣接するエンジンルームR内に、冷却ユニット(冷却部)21(図3等参照)等とともに格納されている。
キャブ10は、油圧ショベル1のオペレータが乗降する運転室であって、作業機4の先端部を見通せるように、旋回台3上における作業機4の側方となる左側前部に配置されている。
エンジンルームRは、図2に示すように、油圧ショベル1の旋回台3上における後方に配置されており、エンジンフードFが上面に被せられた状態でカウンタウェイト5の前方に配置されている。そして、エンジンルームRには、図3に示すように、ダクト構造20、エンジン6、冷却ユニット21、ファン(送風ファン)22、油圧ポンプ23、インタークーラー24(図4参照)、仕切り板(仕切り部材)25を備えている。
冷却ユニット21は、ラジエータ等の冷却機器であって、ファン22によって形成される空気の流れる方向においてエンジン6の上流側に近接配置されており、エンジン6内を流れる冷却水を冷却する。
インタークーラー24は、エンジン6に対して接続されており、エンジン6内において過熱圧縮された空気を冷却するために、エンジンルームR内に設けられている。
仕切り板25は、図4に示すように、エンジンルームRとこれに隣接するバルブ側空間Sとを仕切るために、旋回台3上において左右方向に沿って立設されている。なお、仕切り板25の詳細な構成については、後段にて詳述する。
仕切り板25は、図3等に示すように、エンジン6、ファン22、冷却ユニット21が配置された方向(空気の流れる方向(図2〜図4参照))に沿って、旋回台3上に立設されている。
ここで、エンジンルームR内に格納された冷却ユニット21とエンジン6とでは、前後方向における空間長が異なっている。具体的には、エンジン6は左右方向に沿って横向きに配置されているとともに、冷却ユニット21が十分な冷却能力を確保するために大型化しているため、前後方向においては冷却ユニット21よりもエンジン6の方が空間長が短い。このため、これら両部材6,21の前後方向における空間長の差を考慮し、かつエンジンルームRをできる限り省スペース化した結果、エンジンルームRを仕切る仕切り板25には、エンジン6側と冷却ユニット21側とにおいて前後方向における空間長の差を吸収するために、図6および図7に示すように、長手方向における略中央部分付近に段差部25aが形成される。段差部25aを構成する前後方向に沿って立設された面は、図3に示すように、ファン22に対して対向するように配置されている。そして、この段差部25aの前後方向に沿って立設された面には、エンジンルームRとバルブ側空間Sとの間を連通させる開口部31が形成されている。これにより、ファン22に対向する段差部25aの面に形成された開口部31から空気を排出することで、ファン22によって形成された空気の流れを妨げることなく、スムーズにエンジンルームR外へと排出することができる。さらに、仕切り板25には、上記開口部31に対して、ファン22によってエンジンルームR内に形成された空気の流れる方向における上流側に近接配置されたダクト部32が取り付けられている。
(ダクト部32)
ダクト部32は、仕切り板25に形成された開口部31の上流側に取り付けられている。このため、ファン22によってエンジンルームR内を流れる空気が、ダクト部32を介して開口部31からエンジンルームRの外部(バルブ側空間S)へと排出される。
さらに、ダクト部32は、図6および図8に示すように、開口部31と近接配置された側とは反対側、つまりファン22側の端部に、空気が流れるダクト空間の断面積をファン22側に向かって拡張するための案内部32aを有している。
吸音材33は、図6および図9(b)に示すように、ダクト部32における仕切り板25との対向面(内面側)に貼り付けられている。これにより、ファン22によって形成される空気の流れがダクト部32を通過する際に発生する音を低減して、遮音性の高いダクト構造を得ることができる。
これにより、ファン22によってエンジンルームR内に形成された空気の流れをスムーズにして、冷却ユニット21に対して冷却用の空気を効率よく吹き付けて、冷却ユニット21における冷却効率を向上させることができる。さらに、エンジン6および冷却ユニット21の前後方向における大きさの違いを、仕切り板25に段差部25aを設けることで吸収しているため、エンジンルームR内において各部材を効率よく配置して、旋回台3の後方部分を省スペース化することができる。
(1)
本実施形態のエンジンルームRのダクト構造20では、図3等に示すように、エンジン6、冷却ユニット21、ファン22等を格納したエンジンルームR内に、エンジン6や冷却ユニット21等の各部材を効率的に配置した結果、エンジンルームRと隣接するダクト側空間Sとを仕切るための仕切り板25の一部に生じた段差部25aにおけるファン22に対向する面に、エンジンルームRとダクト側空間Sとを連通させる開口部31を設けている。
(2)
本実施形態のエンジンルームRのダクト構造20では、図3に示すように、ファン22によって形成される空気の流れる方向におけるファン22の下流側に、仕切り板25に形成された開口部31を配置している。
本実施形態のエンジンルームRのダクト構造20では、図3等に示すように、仕切り板25の段差部25aの部分に形成された開口部31に対して、エンジンルームR内を流れる空気を効率よく開口部31へと誘導するダクト部32を近接配置している。
これにより、エンジンルームR内においては、ダクト部32を介して開口部31へと流れる空気の流れを効果的に形成することができる。この結果、ファン22の下流側において空気が滞留することなく、スムーズにエンジンルームR外へと排出することができるため、ファン22の上流側に配置された冷却ユニット21における冷却効率を向上させることができる。
本実施形態のエンジンルームRのダクト構造20では、図3等に示すように、ファン22によってエンジンルームR内に形成された空気の流れる方向における開口部31の上流側に、ダクト部32を配置している。
これにより、ファン22から送り出された空気の流れを、ダクト部32によってスムーズに開口部31まで誘導することができる。この結果、ファン22の下流側において空気が滞留することなく、スムーズにエンジンルームR外へと排出することができるため、ファン22の上流側に配置された冷却ユニット21における冷却効率を向上させることができる。
本実施形態のエンジンルームRのダクト構造20では、図8、図9(a)および図9(b)等に示すように、開口部31に近接配置されたダクト部32におけるファン22側の端部に、ダクト空間の断面積を拡張する案内部32aを設けている。
これにより、ダクト部32によって形成されるダクト空間の断面積が、ファン22側に向かって大きくなることから、ファン22の下流側において効率よくダクト部32内へと空気の流れを誘導することができる。この結果、ファン22の下流側において空気が滞留することなく、スムーズにエンジンルームR外へと排出することができるため、ファン22の上流側に配置された冷却ユニット21における冷却効率をさらに効果的に向上させることができる。
本実施形態のエンジンルームRのダクト構造20では、図3、図6および図9(b)に示すように、ダクト部32における空気が流れるダクト空間の内面側には、吸音材33が貼り付けられている。
これにより、ファン22から送り出された空気がダクト部32を通過する際に発生する音を、効果的に低減して、遮音性の高いダクト構造20を得ることができる。この結果、エンジンルームRの小型化を図りつつ、冷却ユニット21の冷却効率を向上させるとともに、遮音性にも優れた建設機械(油圧ショベル1等)を提供することができる。
本実施形態のエンジンルームRのダクト構造20では、図3等に示すように、エンジンルームR内において、エンジン6、ファン22および冷却ユニット21がこの順で左右方向に沿って配置されており、仕切り板25も長手方向がこれらの配置方向に沿って配置されている。
本実施形態のエンジンルームRのダクト構造20では、図3に示すように、エンジンルームR内外において空気の流れを形成するファン22として、軸流ファンを用いている。
これにより、エンジンルームRの外周部を形成する仕切り板25の方向へファン22から放射状に空気が送り出される場合でも、仕切り板25の段差部25aに形成された開口部31から空気を排出することができるため、エンジンルームR内における空気の滞留を防止して、冷却ユニット21における冷却効率を向上させることができる。
本実施形態の油圧ショベル1では、図3等に示すように、上述したダクト構造20をエンジンルームR内に採用している。
これにより、油圧ショベル1の閉所での作業を考慮して、旋回台3の旋回半径をできる限り小さくするために旋回台3後部のエンジンルームRを小さくする必要がある場合でも、仕切り板25に段差部25aを設けることで、エンジン6や冷却ユニット21等を効率よく配置してエンジンルームRの小型化を図ることができる。また、その段差部25aには、開口部31が形成されているため、エンジンルームR内における空気の流れをスムーズにして冷却ユニット21における冷却効率を向上させることができる。この結果、冷却ユニット21を従来よりも小型化することで、エンジンルームRのさらなる小型化が図れる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、エンジンルームR内における空気の流れの向きとして、エンジンルームR内から開口部31を介してエンジンルームR外へと排出させる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
(B)
上記実施形態では、図3に示すように、ダクト部32が空気の流れる方向における開口部31の上流側に配置されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
特に、エンジンルームRに隣接する空間において空いたスペースが確保できる場合には、開口部31を介して排出される空気の流れによって発生する騒音を低減することができるという点で、開口部31における空気の流れる方向の下流側にもダクト部132が配置されていることがより好ましい。
上記実施形態では、図4に示すように、エンジンルームRに隣接する空間として、バルブ側空間Sを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、エンジンルームが機器室等に隣接するように、旋回台上に配置されていてもよい。この場合でも、隣接する空間に対して効率よく空気を排出、あるいは隣接する空間から効率よく空気を吸気することで、冷却ユニットにおける冷却効率を向上させることができる。
上記実施形態では、図3等に示すように、冷却ユニット21を通過する空気の流れを形成するファン22をエンジン6に連結し、エンジン6によってファン22を回転駆動する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、エンジンとは別に駆動モータを搭載し、駆動モータによってファンを回転駆動させる構成であってもよい。
上記実施形態では、図3等に示すように、エンジン6、ファン22および冷却ユニット21を、左右方向に沿ってこの順に配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、エンジン等の配置については、ファンを回転させる回転モータを別途設けた場合には、エンジン、冷却ユニット、ファンの順に配置することもできる。さらには、エンジン等を同じ順に配置する場合でも、配置する方向を前後方向、あるいは斜めに配置してもよい。
上記実施形態では、図3等に示すように、冷却ユニット21に対して吹きつける空気の流れを形成する送風ファンとして、軸流型のファン22を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、軸流ファン以外にも、シロッコファン等の他のファンを搭載していてもよい。
上記実施形態では、図1に示すように、本発明のエンジンルームRのダクト構造20を油圧ショベル1に対して適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、油圧ショベルと同様に旋回台を持つ油圧クレーンや、ブルドーザ、ホイルローダ等のようにエンジンルーム内においてエンジン、ラジエータ等を効率よく配置する必要があるその他の建設機械に対しても同様に、本発明の適用は可能である。
2 下部走行体
3 旋回台
4 作業機
5 カウンタウェイト
6 エンジン
9 機器室
10 キャブ
11 ブーム
11a ブームシリンダ(油圧シリンダ)
12 アーム
12a アームシリンダ(油圧シリンダ)
13 バケット
13a バケットシリンダ(油圧シリンダ)
20 ダクト構造(エンジンルームのダクト構造)
21 冷却ユニット(冷却部)
22 ファン(送風ファン)
23 油圧ポンプ
24 インタークーラー
25 仕切り板(仕切り部材)
25a 段差部
31 開口部
32 ダクト部
32a 案内部
32b ねじ穴
33 吸音材
120 ダクト構造(エンジンルームのダクト構造)
122 ファン(送風ファン)
132 ダクト部
F エンジンフード
P 履帯
R エンジンルーム
S バルブ側空間
Claims (10)
- 建設機械に搭載されたエンジンおよび冷却ユニットを格納するエンジンルームに形成されたダクト構造であって、
エンジンと、
前記エンジンを冷却するために前記エンジンの近傍に配置された冷却ユニットと、
前記冷却ユニットに対して吹き付けられる空気の流れを形成する送風ファンと、
前記建設機械の車体内部において前記エンジンルームと隣接する空間とを仕切るために設けられており、前記エンジンルームの前記冷却ユニット側における空間長さが前記エンジン側よりも大きくなるように前記送風ファンに対向する面を含む段差部を有する仕切り部材と、
前記段差部における前記送風ファンに対向する面に形成された開口部と、
を備えているエンジンルームのダクト構造。 - 前記開口部は、前記送風ファンによって形成された空気の流れる方向における前記送風ファンの下流側に配置されている、
請求項1に記載のエンジンルームのダクト構造。 - 前記開口部は、前記送風ファンによって形成された空気の流れる方向における前記送風ファンの上流側に配置されている、
請求項1に記載のエンジンルームのダクト構造。 - 前記開口部に対して近接配置されており、前記エンジンルーム外へと排出される空気、あるいは吸い込まれる空気を、前記開口部に誘導するダクト部をさらに備えている、
請求項1から3のいずれか1項に記載のエンジンルームのダクト構造。 - 前記ダクト部は、前記開口部に対する前記空気の流れる方向における上流側に配置されている、
請求項4に記載のエンジンルームのダクト構造。 - 前記ダクト部は、前記開口部と近接配置された側とは反対側の端部に、空気の流れる空間の断面積を拡張する案内部を有している、
請求項4または5に記載のエンジンルームのダクト構造。 - 前記ダクト部は、前記空気が流れる内面側に貼り付けられた吸音材をさらに有している、
請求項4から6のいずれか1項に記載のエンジンルームのダクト構造。 - 前記エンジンと前記送風ファンと前記冷却ユニットとは、前記建設機械の前後方向に交差する方向に沿ってこの順に配置されており、
前記仕切り部材は、前記建設機械の前後方向に交差する方向に沿って配置されている、
請求項1から7のいずれか1項に記載のエンジンルームのダクト構造。 - 前記送風ファンは、軸流ファンである、
請求項1から8のいずれか1項に記載のエンジンルームのダクト構造。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載のエンジンルームのダクト構造を備えた、
建設機械。
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