JP4776595B2 - 加湿装置及びフィルタ - Google Patents
加湿装置及びフィルタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4776595B2 JP4776595B2 JP2007193572A JP2007193572A JP4776595B2 JP 4776595 B2 JP4776595 B2 JP 4776595B2 JP 2007193572 A JP2007193572 A JP 2007193572A JP 2007193572 A JP2007193572 A JP 2007193572A JP 4776595 B2 JP4776595 B2 JP 4776595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- water
- area
- submerged
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Humidification (AREA)
Description
一般に、フィルタは、吸水性及び通気性を有するフィルタ本体と、このフィルタ本体を保持する枠体とを用いてなり、矩形状、円筒状、円盤状等に形成され、フィルタ自身が浸水することによって吸水するか、フィルタへの散水によって吸水する。また、フィルタは、フィルタ全体で効率よく吸水するために、及び/又は浸水状態と非浸水状態とを切り換えるために、回転可能に設けられていることがある。
更に、吸水したフィルタの一面側へ送風機で送風することによって、フィルタを通過した空気が吸湿し、吸湿した空気が装置外部へ送風される。
このような加湿装置は、フィルタに沿う方向の横姿勢の回転軸部を中心にフィルタを回転させる回転機構を備える。加湿を行なう場合、フィルタは下端部が水槽にて浸水するようにして縦姿勢に配され、加湿を行なわない場合は、回転機構がフィルタを横姿勢になるまで回転させることによって、フィルタを水から引き上げる。水から引き上げられることによってフィルタは乾燥し、また、新たな水を吸収しないため、このフィルタに接触する空気が吸湿しなくなる。
また、フィルタを非浸水状態にしておくと、フィルタが乾燥し易くなるため、フィルタにカビが発生することが抑制される。
さりとて、フィルタの浸水/非浸水を切り換えずに、フィルタを浸水させたまま放置しておくと、フィルタに対するスケールの付着、カビの発生等が促進されるという不都合がある。
フィルタは縦姿勢に配されて、このフィルタの周方向の一部が、水を貯留する水槽にて浸水可能にしてある。また、回転駆動機構は、縦姿勢に配されたフィルタを周方向に回転させ、送風機はフィルタに対し、このフィルタに交差する方向に送風する。
フィルタ本体が乾燥したフィルタに対して送風機で送風しても、フィルタを通過した空気が吸湿することはなく、従って、吸湿した空気が装置外部へ送風されることもない。また、フィルタ本体が無用に吸水しないため、フィルタ本体に対するスケールの付着、カビの発生等が抑制される。
また、フィルタ本体の浸水/非浸水の切り換えは、フィルタを周方向の回転によって行なわれる。この結果、フィルタ本体の吸水を促進するための回転機構と浸水/非浸水を切り換えるための回転機構とが共通になる。従って、吸水を促進するための回転機構とは別に、フィルタ(即ちフィルタ本体及び枠体両方)の浸水/非浸水を切り換えるための回転機構、上下移動機構等を備える必要がなく、装置構成が簡易である。
ところで、フィルタ本体の外周部の周方向の一部に非浸水領域が設けられているため、フィルタが回転している間、フィルタ本体が浸水しない状況下では吸水が阻害される。しかしながら、フィルタ本体の外周部の周方向の残部が浸水領域であるため、非浸水領域を最小限の範囲に設けて浸水領域の周方向の長さを非浸水領域の周方向の長さより長くし、また、フィルタを回転させ続けることによって、フィルタ全体に十分に水を含ませることが可能である。
図中91はフィルタ本体であり、フィルタ本体91は、円盤状のフィルタ素材をDカットしてなり、フィルタ本体91の外周部の一部は、中心角B91が二直角を超える円弧状の外縁を有する浸水領域91aであり、フィルタ本体91の外周部の残部は、浸水領域91aの外縁の周方向両端を結ぶ一直線状の外縁を有する非浸水領域91bである。ここで、中心角B91=θ91°(θ91>180)である。
フィルタ本体91の回転中心位置91oは、円盤状のフィルタ素材の中心位置に等しい。また、フィルタ本体91は、回転中心位置91oと非浸水領域91bの周方向中心位置とを一直線で結ぶ仮想線を対称軸とする線対称形状である。
また、フィルタ本体91の回転中心位置91oと静水面WSとの離隔距離は、回転中心位置91oと浸水領域91aとの離隔距離より短く、回転中心位置91oと非浸水領域91bとの離隔距離より長い。このため、回転するフィルタが、図12(a)に示すように、非浸水領域91bの周方向中心位置が回転中心位置91oの真下(以下、単に真下という)に位置する状態で停止した場合、フィルタ本体91が非浸水状態になる。非浸水状態のフィルタ本体91は吸水しないため、フィルタ本体91が乾燥し、フィルタ本体91を通過する空気の吸湿が抑制される。
図12(b)は、フィルタ本体91を用いてなるフィルタが図12(b)中の矢符C方向に回転していた場合に、フィルタの停止位置が順回転方向に位置ズレを生じた状態を示している。このとき、浸水領域91aの順回転方向先頭部が水没する。即ち、フィルタ本体91の周方向の一部が浸水する。浸水状態のフィルタ本体91は吸水するため、フィルタ本体91を通過する空気が吸湿する。
以下では、フィルタの停止位置の位置ズレについて主に説明する。
図13は、本発明に係る加湿装置が備えるフィルタ本体の他の形状を略示する正面図である。
図中92はフィルタ本体であり、フィルタ本体92は、図12に示すフィルタ本体91と同様に、円盤状のフィルタ素材をDカットしてなる。ここで、フィルタ本体91,92夫々を形成するために、半径及び厚みが互いに同一である円盤状のフィルタ素材が用いられているものとする。
このため、回転中心位置92oと非浸水領域92bとの離隔距離はフィルタ本体91の回転中心位置91oと非浸水領域91bとの離隔距離よりも短く、この分、非浸水領域92bと静水面WSとの離隔距離が非浸水領域91bと静水面WSとの離隔距離よりも長くなる。
また、フィルタが正確に停止している場合に、例えば加湿装置が傾斜姿勢で設置されて、水槽に貯留されている水がフィルタに対し相対的に傾斜していても、傾斜した水面によってフィルタ本体92が無用に浸水する不都合は生じない。
この結果、フィルタ本体92を用いてなるフィルタとフィルタ本体91を用いてなるフィルタとを互いに等しい速度で回転させた場合、フィルタ本体92の吸水量はフィルタ本体91の吸水量より少ない。従って、フィルタ本体92はフィルタ本体91に比べて空気に対する加湿効率が劣る。
図中93,94はフィルタ本体であり、フィルタ本体93,94は、フィルタ本体91,92夫々を形成するために用いられた円盤状のフィルタ素材と同一の半径及び厚みを有する円盤状のフィルタ素材の周方向の一部を切断加工してなり、正面視の形状が大略D型である。
これらの問題を解決するためには、フィルタ本体93,94のように、形状を工夫する必要がある。
従って、フィルタ本体93,94の浸水領域93a,94a夫々の周方向の長さは、フィルタ本体92の浸水領域92aの周方向の長さに等しいが、フィルタ本体93,94夫々はフィルタ本体92よりも面積が広い。
この結果、フィルタ本体93,94を用いてなるフィルタとフィルタ本体92を用いてなるフィルタとを互いに等しい速度で回転させた場合、フィルタ本体93,94の吸水量はフィルタ本体92の吸水量より多く、空気に対する加湿効率が向上する。
仮に、枠体の形状がフィルタ本体の浸水領域及び非浸水領域両方の外周面に沿う場合、枠体の形状は円環状ではなくなるため、枠体の浸水領域に対応する外周面に接触するローラは、枠体の非浸水領域に対応する外周面に接触することができず、従って、フィルタを回転させることができない。
即ち、円環状の枠体を備えることによって、回転駆動機構は、フィルタ本体の形状にかかわらず、支障なくフィルタを回転させることができる。
フィルタ本体の浸水領域が水槽底面に対向配置されている状態ではフィルタ本体は浸水
して吸水し、非浸水領域が水槽底面に対向配置されている状態ではフィルタ本体は浸水せ
ず、更に、防水部によって枠体の内側への浸水が防止されるため、フィルタ本体の無用な
吸水が更に抑制される。
被検出部はフィルタに配されているため、フィルタの周方向の回転に伴って被検出部は周方向に回転移動する。更に、被検出部は、フィルタの周方向の回転に伴って、被検出部の回転位置に臨ませて固定されている検出器へ接近し、また、検出器から離隔する。検出器は、この被検出部の接近/離隔を検出する。
磁石はフィルタに配されている。このためフィルタの周方向の回転に伴って磁石も周方向に移動する。従って、磁石は水没することもある。ただし、水に強い磁石が水没しても問題は起きない。
磁石の接近/離隔によるリードスイッチのオン/オフは、非接触で実行可能であるため、水に弱いリードスイッチを、例えば濡れ易い水槽の内側に配する必要がない。
つまり、リードスイッチ及び磁石と回転制御手段とを用いた簡易な構成で、フィルタ本体が浸水する状態ではなく浸水しない状態でフィルタの回転を停止させることができる。
回転駆動機構は、フィルタの両面夫々から突出して横姿勢に配されている回転軸部を中心にフィルタを周方向に回転させる。
回転軸部の一端部と他端部とは互いに太さが異なり、2個の軸受は、一端部及び他端部夫々の寸法に合わせて形成されている。つまり、2個の軸受は、互いに寸法が異なる。このため、少なくとも太い方の端部が、細い方の端部を支持すべき軸受に問題なく支持されることはない(具体的には、そもそも軸受に入らないか、無理に入れても滑らかに回転しない等)。
仮に、回転軸部の両端部の太さが等しい場合、使用者が、検出器と被検出部との位置関係を確認してから、フィルタを正確な向きに取り付けなければならない。このため、使用者がフィルタの向きを間違えて取り付けることがあり、検出器が被検出部を検出不能になるという不具合が発生し得る。
図1は、本発明の実施の形態1に係る加湿装置が備えるフィルタの一面側を示す概略背面図であり、図2は、このフィルタの他面側を示す概略正面図である。また、図3は、この加湿装置の内部構成を示す概略側面図であり、図4は、この加湿装置の要部構成を示すブロック図である。更に図5は、このフィルタが備えるフィルタ本体を示す正面図である。
EEPROM13の記憶領域の一部には時間記憶部131が設けられている。
空気浄化フィルタ17は、製造作業者又は加湿装置1の使用者が手作業で容易に、枠体に対してフィルタ本体を取り付け、また取り外すことが可能であるよう構成されている。
フィルタ本体21の中心位置と、水槽18の静水面WSとの離隔距離は、フィルタ本体21の中心位置と浸水領域21aとの離隔距離より短く、フィルタ本体21の中心位置と非浸水領域21bとの離隔距離より長い。このため、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下に位置する状態で停止した場合、フィルタ本体21が非浸水状態になる。非浸水状態のフィルタ本体21は吸水しないため、フィルタ本体21が乾燥し、フィルタ本体21を通過する空気の吸湿が抑制される。
仮に、非浸水領域21bの外縁が折線形状でなく直線状である場合(図12(a)参照)、央部離隔距離と端部離隔距離との距離は等しい。このような場合、央部離隔距離が短すぎると、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下から順回転方向側(又は逆回転方向側)へズレた場合に、浸水領域21aの回転方向先頭部(又は回転方向後尾部)が水槽18にて水没する可能性がある(図12(b)参照)。かといって、央部離隔距離を長くするためには、フィルタ本体21のサイズを小さくしなければならない(図13参照)。
ここで、回転軸部7は、水槽18の側壁18a,18b夫々から上方へ延設されている支持部181,182に設けられた軸受81,82によって回転自在に支持され、この結果、フィルタ2は回転軸部7を中心に周方向へ回転自在に支持される。回転軸部7は、フィルタ本体21の貫通孔21oに回転軸部7の中央部が内嵌して摩擦力で固定される。
支持部181に設けられた軸受81の寸法は、一端部71の外径に合わせて形成されているU字状であり、U字の上部から挿入された一端部71を回転自在に支持する。同様に、支持部182に設けられた軸受82の寸法は、他端部72の外径に合わせて形成されており、他端部72を回転自在に支持する。
リードスイッチ61は、磁石62の回転位置の最下部に臨ませて固定されており、具体的には、水槽18の側壁18aにプリント基板65が固定され、このプリント基板65(更に詳細には、プリント基板65の側壁18a左右方向中央位置)に、リードスイッチ61が実装されている。
リードスイッチ61は、フィルタ2の周方向の一定範囲に磁石62が位置している間はオンであり続ける。この一定範囲を、以下ではスイッチオン領域という。
空気の加湿を行なわない場合は、フィルタ本体21が浸水しない状態でフィルタ2の回転を止める必要があるため、この回転を止めるタイミングを計るために、リードスイッチ61及び磁石62が用いられる。
フィルタモータ制御部40は、CPU10に制御されて、回転数[rpm]を示す制御信号をフィルタモータ41に与える。フィルタモータ41はACモータを用いてなり、フィルタモータ制御部40から与えられた制御信号に従って、所要の回転数で作動する。
このため、フィルタモータ41が作動することによって回転ローラ42が回転すると、回転ローラ42の回転に伴い、フィルタ2が図1中矢符A2方向(図1における左回り)に回転する。
つまり、回転駆動機構4はフィルタ2を周方向に回転させる。
ファンモータ51が作動することによって羽根52が回転し、吸気口101から湿度が低い空気が吸入され、空気浄化フィルタ17及びフィルタ2をこの順に通過する。このとき空気は、空気浄化フィルタ17及びフィルタ2夫々に対し、空気浄化フィルタ17及びフィルタ2夫々に直交する方向に送風される。つまり、送風機5は、フィルタ2に対し、フィルタ2に交差する方向に送風する。
表示部14は、CPU10に制御されて、例えば加湿装置1の作動状態、室内の湿度等を表示し、操作部15は、ハードキーを用いてなる各種ファンクションキーを備える。本実施の形態においては、加湿装置1の使用者が表示部14を見ながら操作部15を操作することによって各種の作動命令を加湿装置1に与える。なお、例えば湿度センサ16の検出結果に応じて、CPU10が加湿量及び送風量を自動的に設定する構成でもよい。
使用者は操作部15を操作して、加湿装置1に加湿を開始させ、また、加湿を終了させる。
CPU10は、加湿の開始に対応する操作部15が操作されたか否かを判定し(S11)、操作されてない場合(S11でNO)、S11の処理を繰り返し実行する。
浸水した浸水領域21aから吸収された水Wは、フィルタ本体21の浸水していない部分に吸い上げられるため、フィルタ本体21全体に水Wが行き渡る。つまり、フィルタ2はフィルタ本体21全体で効率よく吸水する。
加湿の停止に対応する操作部15が操作された場合(S13でYES)、CPU10は、リードスイッチ61がオンであるか否かを判定し(S14)、オンである場合(S14でYES)、磁石62が既にスイッチオン領域に位置しているため、リードスイッチ61がオフになったか否かを判定し(S15)、リードスイッチ61がオンのままである場合は(S15でNO)、S15の処理を繰り返す。
S14又はS15の処理完了後、CPU10は、リードスイッチ61がオンになったか否かを判定し(S16)、オフである場合は(S16でNO)、磁石62はまだスイッチオン領域から外れているため、S16の処理を繰り返し実行する。
次いでCPU10は、経過時間の計時結果に基づき、時間記憶部131に記憶されている所定時間が経過したか否かを判定し(S18)、経過していない場合は(S18でNO)、スイッチオン領域へ移動した磁石62が、まだスイッチオン領域の周方向中央位置に到達していないため、S18の処理を繰り返し実行する。
このような加湿/非加湿切換処理におけるCPU10は回転制御手段として機能する。
この状態で、送風機5による送風のみ実行すれば、フィルタ2を用いた加湿を行なうことなく空気浄化フィルタ17を用いた空気浄化のみが実行される。
また、加湿を行なわない場合に、停止しているフィルタ2に対して送風機5が通常の送風量以上の送風量で送風し、既に吸水しているフィルタ本体21を強制的に乾燥させる構成でもよい。この場合、フィルタ本体21が無用に吸水している状態が長時間継続されないため、フィルタ2におけるカビの発生が更に抑制される。
図7は、本発明の実施の形態1に係るフィルタが備える他のフィルタ本体を示す正面図である。
図中22はフィルタ本体であり、フィルタ本体22は、フィルタ本体21と略同様の構成であって、浸水領域21aに対応する浸水領域22aと非浸水領域21bに対応する非浸水領域22bとが周方向に隣接して設けられている。
非浸水領域22bを用いてなるフィルタ2が停止する場合に、順回転方向に位置ズレを生じる可能性があり、逆回転方向に位置ズレを生じる可能性がないなら、非浸水領域22bの順回転方向先頭側を傾斜させる必要がない。このため、フィルタ本体22のサイズが大きくなる。
図8は、本発明の実施の形態2に係るフィルタが備えるフィルタ本体を示す正面図である。
図中23はフィルタ本体であり、フィルタ本体23は、フィルタ本体21と略同様の構成であって、浸水領域21aに対応する浸水領域23aと非浸水領域21bに対応する非浸水領域23bとが周方向に隣接して設けられている。その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
このようなフィルタ本体23を用いてフィルタ2を形成することによって、フィルタ本体21を用いてフィルタ2を形成する場合と同様の効果が得られる。
図9は、本発明の実施の形態3に係る加湿装置が備えるフィルタの一面側を示す概略背面図であり、図10は、このフィルタの他面側を示す概略正面図である。また、図11は、この加湿装置の内部構成を示す概略側面図である。
実施の形態3の加湿装置1は、実施の形態1の加湿装置1と略同様の構成を有するが、非吸水性を有する合成樹脂製の枠体3に、非浸水領域21bに対応して、枠体3の内側への浸水を防止する正面視大略弓形状の防水部3a,3aが形成されている。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
また、図10に示すように、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下に位置する状態で停止することができず、フィルタ2が周方向に位置ズレを生じた状態で停止した場合であっても、防水部3aの周方向端部と静水面WSとの間の離隔距離が十分設けられているため、枠体3内部へ水Wが侵入することはない。
ここで、防水容器の内部には、フィルタ本体21から滴下した水Wが溜まることがあるが、非浸水領域21bが水没するほどではない。
更に、フィルタ本体21は完全な円盤状ではないため、非浸水領域21bが人目につくと加湿装置1の美観を損ね兼ねないが、防水部3a,3aが非浸水領域21bを覆い隠すため、加湿装置1の意匠性が向上する。
10 CPU
18 水槽
2 フィルタ
21,22,23 フィルタ本体
21a,22a,23a 浸水領域
21b,22b,23b 非浸水領域
3 枠体
3a 防水部
4 回転駆動機構
41 フィルタモータ(モータ)
42 回転ローラ(ローラ)
5 送風機
61 リードスイッチ(検出器)
62 磁石(被検出部)
7 回転軸部
71 一端部
72 他端部
81,82 軸受
W 水
Claims (10)
- 吸水性及び通気性を有するフィルタ本体と該フィルタ本体を保持する枠体とを用いてなる円盤状のフィルタと、
該フィルタを周方向に回転させる回転駆動機構と、
水を貯留する水槽と、
前記フィルタに対し、該フィルタに交差する方向に送風する送風機と
を備え、
前記フィルタは縦姿勢に配されて、該フィルタの周方向の一部が前記水槽にて浸水可能にしてある加湿装置であって、
前記フィルタ本体には、前記枠体の内側へ侵入した水によって前記フィルタ本体が浸水する浸水領域、及び浸水しない非浸水領域が、前記フィルタ本体の外周部に周方向に隣接して設けられ、
前記浸水領域の周方向の長さが前記非浸水領域の周方向の長さより長いことを特徴とする加湿装置。 - 前記浸水領域及び非浸水領域は、夫々前記フィルタ本体の外周部の一部及び残部に設けられており、
前記浸水領域の外縁は、中心角が二直角を超える円弧状であることを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。 - 前記非浸水領域の外縁は、前記フィルタ本体の径方向に凸状の折線形状であることを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
- 前記非浸水領域の外縁は、前記浸水領域の外縁よりも半径が大きい円弧状であることを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
- 前記枠体は、前記浸水領域の外周面に沿う円環状であり、
前記回転駆動機構は、前記枠体の外周面に接触して前記フィルタを回転させるローラと、該ローラを回転させるモータとを有することを特徴とする請求項2から4の何れかひとつに記載の加湿装置。 - 前記枠体は非吸水性を有し、
前記非浸水領域に対応して、前記枠体の内側への浸水を防止する防水部が前記枠体に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の加湿装置。 - 検出器及び被検出部と、
前記フィルタ本体が浸水しない状態で前記フィルタを停止させるべく、前記検出器の検出結果に基づいて、前記回転駆動機構の作動を停止させる回転制御手段と
を更に備え、
前記被検出部は前記フィルタに配されており、
前記検出器は、前記被検出部の回転位置に臨ませて固定されており、前記被検出部の接近/離隔を検出するようにしてあることを特徴とする請求項1から6の何れかひとつに記載の加湿装置。 - 前記検出器はリードスイッチを用いてなり、
前記被検出部は磁石を用いてなり、
前記回転制御手段は、前記リードスイッチのオン/オフに基づいて、前記回転駆動機構の作動を停止させるようにしてあることを特徴とする請求項7に記載の加湿装置。 - 前記フィルタは、該フィルタの両面夫々から突出して横姿勢に配されている回転軸部を中心に回転するようにしてあり、
前記回転軸部の一端部と他端部とは互いに太さが異なり、
前記一端部及び他端部夫々の寸法に合わせて形成されており、前記一端部及び他端部夫々を回転自在に支持する2個の軸受を更に備えることを特徴とする請求項1から8の何れかひとつに記載の加湿装置。 - 吸水性及び通気性を有するフィルタ本体、及び、該フィルタ本体を保持する枠体を用いてなる円盤状の加湿装置用フィルタであって、
前記フィルタ本体には、前記枠体の内側へ侵入した水によって前記フィルタ本体が浸水する浸水領域及び浸水しない非浸水領域が、前記フィルタ本体の外周部に周方向に隣接して設けられ、
前記浸水領域の周方向の長さが前記非浸水領域の周方向の長さより長いことを特徴とするフィルタ。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007193572A JP4776595B2 (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 加湿装置及びフィルタ |
US12/669,430 US8500106B2 (en) | 2007-07-18 | 2008-07-14 | Humidifier, filter unit and rotation drive structure |
KR1020117027097A KR101205663B1 (ko) | 2007-07-18 | 2008-07-14 | 가습 장치, 필터 및 회전 구동 구조 |
CN201210076916.6A CN102628604B (zh) | 2007-07-18 | 2008-07-14 | 加湿装置和转动驱动结构 |
PCT/JP2008/062711 WO2009011339A1 (ja) | 2007-07-18 | 2008-07-14 | 加湿装置、フィルタ及び回転駆動構造 |
KR1020107003431A KR101183802B1 (ko) | 2007-07-18 | 2008-07-14 | 가습 장치, 필터 및 회전 구동 구조 |
CN2008800249981A CN101755172B (zh) | 2007-07-18 | 2008-07-14 | 加湿装置和过滤器 |
MYPI2010000229A MY178506A (en) | 2007-07-18 | 2008-07-14 | Humidifier and filter unit |
US13/436,127 US8382073B2 (en) | 2007-07-18 | 2012-03-30 | Humidifier, filter unit and rotation drive structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007193572A JP4776595B2 (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 加湿装置及びフィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009030842A JP2009030842A (ja) | 2009-02-12 |
JP4776595B2 true JP4776595B2 (ja) | 2011-09-21 |
Family
ID=40401550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007193572A Active JP4776595B2 (ja) | 2007-07-18 | 2007-07-25 | 加湿装置及びフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4776595B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5347828B2 (ja) * | 2009-08-17 | 2013-11-20 | ダイキン工業株式会社 | 加湿装置 |
JP5398496B2 (ja) * | 2009-11-30 | 2014-01-29 | シャープ株式会社 | 加湿装置 |
KR101174038B1 (ko) | 2010-09-10 | 2012-08-16 | 위니아만도 주식회사 | 가습공기청정기의 제어 장치 및 방법 |
KR101174039B1 (ko) | 2010-09-10 | 2012-08-16 | 위니아만도 주식회사 | 가습공기청정기의 제어장치 |
KR101200086B1 (ko) * | 2010-09-10 | 2012-11-12 | 주식회사 콜러노비타 | 디스크 감지구조를 갖는 공기청정가습기 및 이의 제어방법 |
KR101336898B1 (ko) | 2011-09-26 | 2013-12-05 | 엘지전자 주식회사 | 기화식 가습기 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3190624A (en) * | 1961-07-06 | 1965-06-22 | Hamilton Humidity Inc | Humidifier and deodorizer |
JPS548871A (en) * | 1977-06-23 | 1979-01-23 | Suwa Seikosha Kk | Semiconductor device |
JP3799605B2 (ja) * | 2002-04-01 | 2006-07-19 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 加湿器 |
JP3776373B2 (ja) * | 2002-04-12 | 2006-05-17 | 株式会社コロナ | 加湿器 |
JP4025169B2 (ja) * | 2002-10-25 | 2007-12-19 | 株式会社コロナ | 加湿器 |
JP2005037011A (ja) * | 2003-07-17 | 2005-02-10 | Hitachi Hometec Ltd | 加湿器 |
JP2005282980A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加湿装置 |
JP4622372B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2011-02-02 | パナソニック株式会社 | 加湿装置 |
JP4862705B2 (ja) * | 2007-03-15 | 2012-01-25 | パナソニック株式会社 | 加湿装置 |
-
2007
- 2007-07-25 JP JP2007193572A patent/JP4776595B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009030842A (ja) | 2009-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101183802B1 (ko) | 가습 장치, 필터 및 회전 구동 구조 | |
JP4776595B2 (ja) | 加湿装置及びフィルタ | |
JP4324625B2 (ja) | 加湿装置及びフィルタ | |
JP2009186073A (ja) | 加湿装置 | |
JP4808201B2 (ja) | 加湿装置及び空気清浄機 | |
JP5374659B2 (ja) | 加湿装置 | |
JP5410915B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2013072625A5 (ja) | ||
JP2010151365A (ja) | 加湿装置 | |
JP7508886B2 (ja) | 除湿機 | |
JP4654839B2 (ja) | 加湿装置 | |
JP2011052876A (ja) | 加湿装置 | |
JP2007285565A (ja) | 加湿装置 | |
JP2008157617A (ja) | 加湿装置 | |
JP2012083023A (ja) | 加湿装置 | |
JP6121288B2 (ja) | 加湿機 | |
JP2014074571A (ja) | 加湿装置および除湿装置 | |
KR102474773B1 (ko) | 가습공기 청정기 | |
JP2006329531A (ja) | 加湿装置 | |
JP2008267759A (ja) | 加湿装置 | |
JP2009168413A (ja) | 加湿装置 | |
KR101240085B1 (ko) | 가습 공기청정기용 수조조립체 | |
KR101200086B1 (ko) | 디스크 감지구조를 갖는 공기청정가습기 및 이의 제어방법 | |
JP2013204868A (ja) | 加湿装置 | |
JP5263102B2 (ja) | 除湿機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110607 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110628 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4776595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |