JP4776595B2 - 加湿装置及びフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、円盤状のフィルタを備える気化方式の加湿装置、及び該加湿装置に備えられるフィルタに関する。
気化方式の加湿装置は、吸水性及び通気性を有するフィルタを備え、吸水したフィルタに対して装置外部(例えば加湿装置が設置されている室内)の空気を送風することによって、フィルタに吸収されていた水を蒸散させ、蒸散した水を含む空気(即ち加湿された空気)を装置外部へ送風する(特許文献1〜4参照)。
一般に、フィルタは、吸水性及び通気性を有するフィルタ本体と、このフィルタ本体を保持する枠体とを用いてなり、矩形状、円筒状、円盤状等に形成され、フィルタ自身が浸水することによって吸水するか、フィルタへの散水によって吸水する。また、フィルタは、フィルタ全体で効率よく吸水するために、及び/又は浸水状態と非浸水状態とを切り換えるために、回転可能に設けられていることがある。
まず、フィルタ全体で効率よく吸水するために、縦姿勢に配された円盤状のフィルタを回転させる加湿装置(具体的には特許文献1に開示されているような加湿装置)を説明する。
このような加湿装置は、水を貯留する水槽を備え、加湿装置のフィルタは、周方向の一部分が水槽にて浸水するようにして縦姿勢に配された状態で、フィルタの中心位置に直交する横姿勢の回転軸部を中心に、周方向へ回転可能に構成されている。周方向へ回転することによってフィルタは周方向に連続的に浸水し、また、浸水している部分から浸水していない部分へ水を吸い上げるため、フィルタ全体に水が行き渡る。この結果、フィルタはフィルタ全体で効率よく吸水する。
更に、吸水したフィルタの一面側へ送風機で送風することによって、フィルタを通過した空気が吸湿し、吸湿した空気が装置外部へ送風される。
次に、浸水状態と非浸水状態とを切り換えるために縦姿勢に配された矩形状のフィルタを回転させる加湿装置(具体的には特許文献3に開示されているような加湿装置)を説明する。
このような加湿装置は、フィルタに沿う方向の横姿勢の回転軸部を中心にフィルタを回転させる回転機構を備える。加湿を行なう場合、フィルタは下端部が水槽にて浸水するようにして縦姿勢に配され、加湿を行なわない場合は、回転機構がフィルタを横姿勢になるまで回転させることによって、フィルタを水から引き上げる。水から引き上げられることによってフィルタは乾燥し、また、新たな水を吸収しないため、このフィルタに接触する空気が吸湿しなくなる。
特に、フィルタを長時間使用する場合、フィルタが吸収した水に含まれているカルシウム、マグネシウム等、水溶性の不純物(即ちスケール)が析出してフィルタに付着し、フィルタの吸水性が低下するという問題がある。しかしながら、加湿を行なわない場合、即ちフィルタを使用しない場合はフィルタを非浸水状態にしておくことで、スケールの付着が最小限に抑制される。
また、フィルタを非浸水状態にしておくと、フィルタが乾燥し易くなるため、フィルタにカビが発生することが抑制される。
実開昭54−172568号公報 特開2000−74429号公報 特開2003−302077号公報 特開2005−37076号公報
ところで、特許文献1の加湿装置が備えているような円盤状のフィルタの浸水/非浸水を、特許文献3の加湿装置が備えているような矩形状のフィルタと同様にして切り換える場合、円盤状のフィルタの浸水/非浸水を切り換えるための回転軸部と、円盤状のフィルタを周方向に回転させるための回転軸部とを備える必要がある。換言すれば、フィルタに沿う方向の回転軸部とフィルタに直交する回転軸部とを両方備える必要がある。このため、フィルタを夫々の方向に回転させるための構成が非常に複雑になる。
仮に、フィルタに対して回転軸部を2本設けて、吸水のための回転と浸水/非浸水を切り換えるための回転とを両立させたとしても、フィルタを非浸水状態にするためにフィルタを横姿勢に配した場合、フィルタから滴下する水が外部に漏れ出ないよう、水槽の平面視の寸法(例えば前後方向及び左右方向夫々の長さ)をフィルタの直径より大きくする必要がある。更に、横姿勢に配したフィルタを収容するためには、加湿装置の筐体の平面視の寸法をフィルタの直径より大きくする必要がある。以上の結果、加湿装置が大型化するという不都合が生じる。
フィルタを回転させずにフィルタの浸水/非浸水を切り換えるためには、フィルタを縦方向に移動させてフィルタの浸水/非浸水を切り換えることが考えられる。しかしながら、この場合、フィルタが移動可能な空間を設ける必要があるため加湿装置の縦方向の寸法が大きくなりがちであり、また、フィルタを縦方向に移動させる移動機構を新たに追加する必要がある。
さりとて、フィルタの浸水/非浸水を切り換えずに、フィルタを浸水させたまま放置しておくと、フィルタに対するスケールの付着、カビの発生等が促進されるという不都合がある。
また、加湿を行なわず単純に送風だけ実行したい場合に、フィルタの回転を停止させても、浸水状態にあるフィルタが吸水を継続するため、送風された空気がフィルタを通過して、吸湿した空気が加湿装置から排出されるという問題が生じる。
この問題を解決するために、送風された空気がフィルタを通過する通風路と通過しない通風路とを個別に設けて、加湿するか否かで2本の通風路を切り換えて用いることが考えられる。しかしながら、このために加湿装置は2本の異なる通風路と通風路を切り換える手段とを備える必要があり、装置構成が複雑になる。更に、加湿装置を大型化せずに2本の通風路を備えるためには各通風路は複雑な形状に形成されがちであり、この結果、通風路を通過する空気による騒音が大きくなり易い。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、浸水領域と非浸水領域とが外周部の周方向に隣接して設けられ、浸水領域の周方向の長さが非浸水領域の周方向の長さより長いフィルタ本体を用いてなる円盤状のフィルタを、回転駆動機構で周方向に回転させる構成とすることにより、円盤状のフィルタを縦姿勢に配したまま、フィルタ全体に十分に吸水させたりフィルタの吸水を防止したりすることができる簡易な構成の加湿装置及び加湿装置用フィルタを提供することにある。
本発明の他の目的は、フィルタ本体の外周部の一部が、中心角が二直角を超える円弧状の浸水領域であることにより、円の一部を切り欠いたような形状のフィルタ本体を用いてフィルタを形成することができる加湿装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、フィルタ本体の外周部の残部が、折線形状又は浸水領域よりも半径が大きい円弧状の非浸水領域である構成とすることにより、フィルタ本体の面積を円の面積から大幅に減少させることなく、円の一部を切り欠いたような形状のフィルタ本体を用いてフィルタを形成することができる加湿装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、モータがローラを回転させ、ローラが、浸水領域の外周面に沿う円環状の枠体の外周面に接触してフィルタを回転させる構成とすることにより、フィルタ本体が円盤状でなくとも、支障なくフィルタを回転させることができる加湿装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、フィルタ本体を保持する枠体に形成されている防水部で、枠体の内側への浸水を防止する構成とすることにより、フィルタ本体の吸水を防止し、また、枠体に物品を取り付ける場合の取付代を設けることができる加湿装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、フィルタに配されている被検出部の検出器に対する接近/離隔を検出した結果に基づいて、回転駆動機構の作動を停止させる構成とすることにより、フィルタ本体が浸水しない状態でフィルタの回転を停止させることができる簡易な構成の加湿装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、リードスイッチのオン/オフに基づいて、回転駆動機構の作動を停止させる構成とすることにより、フィルタに配されている磁石のリードスイッチに対する接近/離隔を検出した結果に基づいて、フィルタ本体が浸水しない状態でフィルタの回転を停止させることができる加湿装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、回転軸部の互いに太さが異なる一端部と他端部とを、各端部の寸法に合わせて形成されている軸受で回転自在に支持する構成とすることにより、取付け方向を間違えてフィルタが取り付けられることを防止することができる加湿装置を提供することにある。
本発明に係る加湿装置は、吸水性及び通気性を有するフィルタ本体と該フィルタ本体を保持する枠体とを用いてなる円盤状のフィルタと、該フィルタを周方向に回転させる回転駆動機構と、水を貯留する水槽と、前記フィルタに対し、該フィルタに交差する方向に送風する送風機とを備え、前記フィルタは縦姿勢に配されて、該フィルタの周方向の一部が前記水槽にて浸水可能にしてある加湿装置であって、前記フィルタ本体には、前記枠体の内側へ侵入した水によって前記フィルタ本体が浸水する浸水領域、及び浸水しない非浸水領域が、前記フィルタ本体の外周部に周方向に隣接して設けられ、前記浸水領域の周方向の長さが前記非浸水領域の周方向の長さより長いことを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、前記浸水領域及び非浸水領域は、夫々前記フィルタ本体の外周部の一部及び残部に設けられており、前記浸水領域の外縁は、中心角が二直角を超える円弧状であることを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、前記非浸水領域の外縁は、前記フィルタ本体の径方向に凸状の折線形状であることを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、前記非浸水領域の外縁は、前記浸水領域の外縁よりも半径が大きい円弧状であることを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、前記枠体は、前記浸水領域の外周面に沿う円環状であり、前記回転駆動機構は、前記枠体の外周面に接触して前記フィルタを回転させるローラと、該ローラを回転させるモータとを有することを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、前記枠体は非吸水性を有し、前記非浸水領域に対応して、前記枠体の内側への浸水を防止する防水部が前記枠体に形成されていることを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、検出器及び被検出部と、前記フィルタ本体が浸水しない状態で前記フィルタを停止させるべく、前記検出器の検出結果に基づいて、前記回転駆動機構の作動を停止させる回転制御手段とを更に備え、前記被検出部は前記フィルタに配されており、前記検出器は、前記被検出部の回転位置に臨ませて固定されており、前記被検出部の接近/離隔を検出するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、前記検出器はリードスイッチを用いてなり、前記被検出部は磁石を用いてなり、前記回転制御手段は、前記リードスイッチのオン/オフに基づいて、前記回転駆動機構の作動を停止させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、前記フィルタは、該フィルタの両面夫々から突出して横姿勢に配されている回転軸部を中心に回転するようにしてあり、前記回転軸部の一端部と他端部とは互いに太さが異なり、前記一端部及び他端部夫々の寸法に合わせて形成されており、前記一端部及び他端部夫々を回転自在に支持する2個の軸受を更に備えることを特徴とする。
本発明に係るフィルタは、吸水性及び通気性を有するフィルタ本体、及び、該フィルタ本体を保持する枠体を用いてなる円盤状の加湿装置用フィルタであって、前記フィルタ本体には、前記枠体の内側へ侵入した水によって前記フィルタ本体が浸水する浸水領域及び浸水しない非浸水領域が、前記フィルタ本体の外周部に周方向に隣接して設けられ、前記浸水領域の周方向の長さが前記非浸水領域の周方向の長さより長いことを特徴とする。
本発明にあっては、フィルタ、回転駆動機構、水槽、及び送風機を備え、フィルタは円盤状であって、吸水性及び通気性を有するフィルタ本体と、このフィルタ本体を保持する枠体とを用いてなる。
フィルタは縦姿勢に配されて、このフィルタの周方向の一部が、水を貯留する水槽にて浸水可能にしてある。また、回転駆動機構は、縦姿勢に配されたフィルタを周方向に回転させ、送風機はフィルタに対し、このフィルタに交差する方向に送風する。
ただし、フィルタ本体の外周部の周方向には、枠体の内側へ侵入した水によってフィルタ本体が浸水する浸水領域と、フィルタ本体が浸水しない非浸水領域とが隣接して設けられている。このため、回転駆動機構によるフィルタの周方向の回転に伴って、フィルタ本体の外周部の周方向の一部が浸水する状態(即ち浸水領域が水槽底面に対向配置されている状態)と、フィルタ本体が浸水しない状態(即ち非浸水領域が水槽底面に対向配置されている状態)とが連続的に入れ替わる。
周方向の一部が浸水しているフィルタ本体は、浸水している浸水領域から、浸水していない部分へ水を吸い上げるため、フィルタ本体全体に水が行き渡る。つまり、本発明のフィルタはフィルタ本体全体で効率よく吸水する。このため、このフィルタに対して送風機で送風することによって、フィルタを通過した空気が十分に吸湿し、吸湿した空気が装置外部へ送風される。
一方、浸水していないフィルタ本体は、新たに吸水することがない。また、浸水していないフィルタ本体は、フィルタ本体に吸収された水の滴下、蒸発等によって乾燥する。
フィルタ本体が乾燥したフィルタに対して送風機で送風しても、フィルタを通過した空気が吸湿することはなく、従って、吸湿した空気が装置外部へ送風されることもない。また、フィルタ本体が無用に吸水しないため、フィルタ本体に対するスケールの付着、カビの発生等が抑制される。
以上のような加湿装置では、フィルタ本体の浸水/非浸水が切り換えられることによってフィルタの吸水/非吸水が切り替えられるため、フィルタが無用に吸水を継続することが防止され、無用な吸水による不具合の発生が防止される。
また、フィルタ本体の浸水/非浸水の切り換えは、フィルタを周方向の回転によって行なわれる。この結果、フィルタ本体の吸水を促進するための回転機構と浸水/非浸水を切り換えるための回転機構とが共通になる。従って、吸水を促進するための回転機構とは別に、フィルタ(即ちフィルタ本体及び枠体両方)の浸水/非浸水を切り換えるための回転機構、上下移動機構等を備える必要がなく、装置構成が簡易である。
更に、フィルタは縦姿勢に配されたままであり、フィルタの吸水/非吸水を切り換えるためにフィルタが横姿勢に配されるよう回転したり、上方へ移動したりする必要がない。このため、平面視の水槽の寸法及び平面視の加湿装置の筐体の寸法夫々に関し、例えば左右方向の長さはフィルタの直径より大きくする必要があるが、前後方向の長さはフィルタの厚みより大きくするだけでよい。また、フィルタが縦方向に移動するための空間を設ける必要もない。以上の結果、加湿装置がコンパクトに構成される。
更にまた、加湿を行なうか否かに応じて、送風された空気がフィルタを通過する通風路と通過しない通風路とを切り換えて用いる必要がないため、送風された空気がフィルタを通過する通風路のみを備えればよく、また、通風路を切り換える手段を備える必要がない。更に、2本の通風路を備える場合に比べて通風路の形状が単純になるため、通風路を通過する空気が発生させる騒音が低減される。
ところで、フィルタ本体の外周部の周方向の一部に非浸水領域が設けられているため、フィルタが回転している間、フィルタ本体が浸水しない状況下では吸水が阻害される。しかしながら、フィルタ本体の外周部の周方向の残部が浸水領域であるため、非浸水領域を最小限の範囲に設けて浸水領域の周方向の長さを非浸水領域の周方向の長さより長くし、また、フィルタを回転させ続けることによって、フィルタ全体に十分に水を含ませることが可能である。
本発明にあっては、フィルタ本体の外周部の一部と残部とには、枠体の内側へ侵入した水によってフィルタ本体が浸水する浸水領域と、フィルタ本体が浸水しない非浸水領域とが周方向に隣接して設けられている。また、浸水領域は、中心角が二直角を超える円弧状の外縁を有する。つまり、フィルタ本体は、円の一部分が欠けたような形状である。このようなフィルタ本体は、例えば円盤状のフィルタ素材の一部を切り欠いたり、矩形板状のフィルタ素材を所要の形状に打ち抜いたりして、容易に製造することができる。
また、浸水領域が円弧状の外縁を有するため、浸水領域の何れの一部分が浸水していても、フィルタ本体が浸水する深さは等しく、吸水する量も等しいと考えられる。従って、浸水領域に関して吸水量にムラが生じることがない。このため、フィルタを通過した空気の吸湿量にムラが生じることが可及的抑制される。
図12は、本発明に係る加湿装置が備えるフィルタ本体の形状を略示する正面図である。
図中91はフィルタ本体であり、フィルタ本体91は、円盤状のフィルタ素材をDカットしてなり、フィルタ本体91の外周部の一部は、中心角B91が二直角を超える円弧状の外縁を有する浸水領域91aであり、フィルタ本体91の外周部の残部は、浸水領域91aの外縁の周方向両端を結ぶ一直線状の外縁を有する非浸水領域91bである。ここで、中心角B91=θ91°(θ91>180)である。
フィルタ本体91の回転中心位置91oは、円盤状のフィルタ素材の中心位置に等しい。また、フィルタ本体91は、回転中心位置91oと非浸水領域91bの周方向中心位置とを一直線で結ぶ仮想線を対称軸とする線対称形状である。
フィルタ本体91を用いてなるフィルタは縦姿勢に配されるため、フィルタ本体91も縦姿勢に配される。即ち、水槽に貯留されている水の静水面WSに対して垂直に配される。
また、フィルタ本体91の回転中心位置91oと静水面WSとの離隔距離は、回転中心位置91oと浸水領域91aとの離隔距離より短く、回転中心位置91oと非浸水領域91bとの離隔距離より長い。このため、回転するフィルタが、図12(a)に示すように、非浸水領域91bの周方向中心位置が回転中心位置91oの真下(以下、単に真下という)に位置する状態で停止した場合、フィルタ本体91が非浸水状態になる。非浸水状態のフィルタ本体91は吸水しないため、フィルタ本体91が乾燥し、フィルタ本体91を通過する空気の吸湿が抑制される。
しかしながら、回転するフィルタを、非浸水領域91bの周方向中心位置が真下に位置する状態で正確に停止させることは困難であり、例えば非浸水領域91bの周方向中心位置が真下よりも順回転方向(又は逆回転方向)へ位置ズレを起こした状態で停止することが考えられる。
図12(b)は、フィルタ本体91を用いてなるフィルタが図12(b)中の矢符C方向に回転していた場合に、フィルタの停止位置が順回転方向に位置ズレを生じた状態を示している。このとき、浸水領域91aの順回転方向先頭部が水没する。即ち、フィルタ本体91の周方向の一部が浸水する。浸水状態のフィルタ本体91は吸水するため、フィルタ本体91を通過する空気が吸湿する。
また、フィルタを正確に停止させても、例えば加湿装置が傾斜姿勢で設置されることによって、水槽に貯留されている水がフィルタに対し相対的に傾斜することがあり、傾斜した水面によってフィルタ本体91が浸水する可能性がある。
以下では、フィルタの停止位置の位置ズレについて主に説明する。
フィルタの停止位置の位置ズレに起因するフィルタ本体の無用な浸水を防止するためには、フィルタ本体の形状を変更する必要がある。
図13は、本発明に係る加湿装置が備えるフィルタ本体の他の形状を略示する正面図である。
図中92はフィルタ本体であり、フィルタ本体92は、図12に示すフィルタ本体91と同様に、円盤状のフィルタ素材をDカットしてなる。ここで、フィルタ本体91,92夫々を形成するために、半径及び厚みが互いに同一である円盤状のフィルタ素材が用いられているものとする。
図13中に実線で示すフィルタ本体92は、フィルタ本体92を用いてなるフィルタが、図13中の矢符C方向に回転した後で、後述する非浸水領域92bの周方向中心位置が回転中心位置92oの真下(以下、単に真下という)に位置する状態で停止した場合を示しており、このとき、フィルタ本体92が非浸水状態になる。一方、図13中に破線で示すフィルタ本体92は、フィルタ本体92を用いてなるフィルタが、非浸水領域92bの周方向中心位置が真下よりも順回転方向へ位置ズレを起こした状態で停止した場合を示している。
フィルタ本体92の外周部の一部は、中心角B92が二直角を超える円弧状の外縁を有する浸水領域92aであり、フィルタ本体92の外周部の残部は、浸水領域92aの外縁の周方向両端を結ぶ一直線状の外縁を有する非浸水領域92bである。ここで、中心角B92=θ92°(180<θ91<θ92)である。
このため、回転中心位置92oと非浸水領域92bとの離隔距離はフィルタ本体91の回転中心位置91oと非浸水領域91bとの離隔距離よりも短く、この分、非浸水領域92bと静水面WSとの離隔距離が非浸水領域91bと静水面WSとの離隔距離よりも長くなる。
この結果、図13中に破線で示したように、非浸水領域92bの周方向中心位置が真下よりも順回転方向へ位置ズレを起こした状態でフィルタが停止しても、フィルタ本体92が無用に浸水することが抑制される。
また、フィルタが正確に停止している場合に、例えば加湿装置が傾斜姿勢で設置されて、水槽に貯留されている水がフィルタに対し相対的に傾斜していても、傾斜した水面によってフィルタ本体92が無用に浸水する不都合は生じない。
しかしながら、フィルタ本体92はフィルタ本体91よりも面積が狭く、フィルタ本体92の浸水領域92a(又は非浸水領域92b)の周方向の長さは、フィルタ本体91の浸水領域91a(又は非浸水領域91b)の周方向の長さよりも短い(又は長い)。
この結果、フィルタ本体92を用いてなるフィルタとフィルタ本体91を用いてなるフィルタとを互いに等しい速度で回転させた場合、フィルタ本体92の吸水量はフィルタ本体91の吸水量より少ない。従って、フィルタ本体92はフィルタ本体91に比べて空気に対する加湿効率が劣る。
本発明にあっては、浸水領域は、中心角が二直角を超える円弧状の外縁を有し、非浸水領域は、フィルタ本体の径方向に凸状の折線形状、又は浸水領域よりも半径が大きい(即ち曲率が小さい)円弧状の外縁を有する。このようなフィルタ本体は、大略D型の形状を有し、例えば非浸水領域の外縁が直線状、又はフィルタ本体の径方向に凹状の折線形状若しくは円弧状である場合と比べて、非浸水領域の非浸水性を維持しつつフィルタ本体の面積を最大限にすることが可能である。
図14及び図15は、本発明に係る加湿装置が備える他のフィルタ本体の形状及び更に他のフィルタ本体の形状を略示する正面図である。
図中93,94はフィルタ本体であり、フィルタ本体93,94は、フィルタ本体91,92夫々を形成するために用いられた円盤状のフィルタ素材と同一の半径及び厚みを有する円盤状のフィルタ素材の周方向の一部を切断加工してなり、正面視の形状が大略D型である。
図12に示したフィルタ本体91を用いてなるフィルタは、フィルタ本体91が、十分な吸水量を得るための形状及び面積を有するが、フィルタの停止位置の位置ズレが生じた場合にフィルタ本体91を非浸水状態に保持できないという問題がある。一方、図13に示したフィルタ本体92を用いてなるフィルタは、フィルタの停止位置の位置ズレが生じた場合でもフィルタ本体92を非浸水状態に保持するが、フィルタ本体92が、十分な吸水量を得るための形状及び面積を有していないという問題がある。
これらの問題を解決するためには、フィルタ本体93,94のように、形状を工夫する必要がある。
図14(又は図15)中に実線で示すフィルタ本体93(又はフィルタ本体94)は、フィルタ本体93(又はフィルタ本体94)を用いてなるフィルタが、後述する非浸水領域93b(又は非浸水領域94b)の周方向中心位置が回転中心位置93o(又は回転中心位置94o)の真下(以下、単に真下という)に位置する状態で停止した場合を示しており、このとき、フィルタ本体93(又はフィルタ本体94)が非浸水状態になる。
一方、図14(又は図15)中に破線で示すフィルタ本体93(又はフィルタ本体94)は、フィルタ本体93(又はフィルタ本体94)を用いてなるフィルタが、非浸水領域93b(又は非浸水領域94b)の周方向中心位置が真下よりも順回転方向(又は逆回転方向)へ位置ズレを起こした状態で停止した場合を示している。ここで、図14(又は図15)中の矢符C方向がフィルタの回転方向である。
フィルタ本体93(又はフィルタ本体94)の外周部の一部は、中心角B93(又は中心角B94)が二直角を超える円弧状の外縁を有する浸水領域93a(又は浸水領域94a)であり、フィルタ本体93(又はフィルタ本体94)の外周部の残部は、浸水領域93a(又は浸水領域94a)の周方向両端を結ぶ非浸水領域93b(又は非浸水領域94b)である。ここで、中心角B93,B94=θ92°である。また、非浸水領域93bは、フィルタ本体93の径方向に凸状の折線形状(図14に示す谷形状)の外縁を有し、非浸水領域94bは、浸水領域94aよりも半径が大きい円弧状の外縁を有する(図15参照)。つまり、非浸水領域93b,94bは、V字状又はU字状である。
フィルタ本体93(又はフィルタ本体94)は、回転中心位置93oと非浸水領域93bの周方向中心位置と(又は回転中心位置94oと非浸水領域94bの周方向中心位置と)を一直線で結ぶ仮想線を対称軸とする線対称形状である。
従って、フィルタ本体93,94の浸水領域93a,94a夫々の周方向の長さは、フィルタ本体92の浸水領域92aの周方向の長さに等しいが、フィルタ本体93,94夫々はフィルタ本体92よりも面積が広い。
この結果、フィルタ本体93,94を用いてなるフィルタとフィルタ本体92を用いてなるフィルタとを互いに等しい速度で回転させた場合、フィルタ本体93,94の吸水量はフィルタ本体92の吸水量より多く、空気に対する加湿効率が向上する。
また、フィルタ本体93,94に関し、非浸水領域93b,94bの周方向中心位置と静水面WSとの離隔距離はフィルタ本体91の非浸水領域91bと静水面WSとの離隔距離に等しいが、非浸水領域93b,94b周方向両端部夫々と静水面WSとの離隔距離がフィルタ本体92の非浸水領域92bと静水面WSとの離隔距離に等しい。この結果、図14及び図15中に破線で示したように、非浸水領域93b,94bの周方向中心位置が真下よりも順回転方向(又は逆回転方向)へ位置ズレを起こした状態でフィルタが停止しても、フィルタ本体93,94が無用に浸水することが抑制される。
また、フィルタが正確に停止している場合に、例えば加湿装置が傾斜姿勢で設置されており、水槽に貯留されている水がフィルタに対し相対的に傾斜していても、傾斜した水面によって非浸水領域93b,94bが浸水することが抑制される。
本発明にあっては、フィルタは、円弧状の外縁を有する浸水領域の外周面に沿う円環状である枠体と、この枠体に保持されるフィルタ本体とを用いてなる。回転駆動機構はローラとモータとを有し、モータがローラを回転させ、ローラが枠体の外周面に接触してフィルタを回転させる。
仮に、枠体の形状がフィルタ本体の浸水領域及び非浸水領域両方の外周面に沿う場合、枠体の形状は円環状ではなくなるため、枠体の浸水領域に対応する外周面に接触するローラは、枠体の非浸水領域に対応する外周面に接触することができず、従って、フィルタを回転させることができない。
即ち、円環状の枠体を備えることによって、回転駆動機構は、フィルタ本体の形状にかかわらず、支障なくフィルタを回転させることができる。
本発明にあっては、円盤状の加湿装置用フィルタが、フィルタ本体と、このフィルタ本体を保持する枠体とを用いてなり、フィルタ本体は吸水性及び通気性を有し、枠体は非吸水性を有する。また、枠体には、フィルタ本体の非浸水領域に対応して、枠体の内側への浸水を防止する防水部が形成されている。逆に、枠体の防水部が形成されてない部分は、枠体の内側への浸水を阻害しない。
フィルタ本体の浸水領域が水槽底面に対向配置されている状態ではフィルタ本体は浸水
して吸水し、非浸水領域が水槽底面に対向配置されている状態ではフィルタ本体は浸水せ
ず、更に、防水部によって枠体の内側への浸水が防止されるため、フィルタ本体の無用な
吸水が更に抑制される。
また、防水部は、例えば後述する被検出部を取り付けるための取付代としても利用することができ、更に、フィルタ本体の完全な円盤状ではない部分が加湿装置の使用者の目に直接触れないように防水部を配してフィルタ及び加湿装置の美観を向上させることができる。
本発明にあっては、フィルタに配されている被検出部、及び、この被検出部の回転位置に臨ませて固定されており、この被検出部の接近/離隔を検出する検出器と、回転制御手段とを更に備える。
被検出部はフィルタに配されているため、フィルタの周方向の回転に伴って被検出部は周方向に回転移動する。更に、被検出部は、フィルタの周方向の回転に伴って、被検出部の回転位置に臨ませて固定されている検出器へ接近し、また、検出器から離隔する。検出器は、この被検出部の接近/離隔を検出する。
回転制御手段は、検出器の検出結果に基づいて、回転駆動機構の作動を停止させる。具体的には、検出器及び被検出部の位置関係と、フィルタ本体の非浸水領域及び水槽の位置関係とに応じて、回転制御手段が、例えば検出器が被検出部の最接近を検出した場合、又は検出器が被検出部の接近を検出してから所定時間が経過した場合等に、回転駆動機構の作動を停止させるようにしておく。この結果、フィルタ本体が浸水せず、フィルタが吸水しない状態(即ち非浸水領域が水槽底面に対向配置されている状態)で、フィルタが停止する。
つまり、検出器及び被検出部と回転制御手段とを用いた簡易な構成で、フィルタ本体が浸水する状態ではなく浸水しない状態で、フィルタの回転を停止させることができる。このため、加湿を行なう場合はフィルタが回転し続け、加湿を行なわない場合はフィルタ本体が浸水しない状態でフィルタの回転が停止するようフィルタの回転を適切に制御することができる。
本発明にあっては、リードスイッチを用いてなる検出器、及び磁石を用いてなる被検出部と、リードスイッチのオン/オフに基づいて、回転駆動機構の作動を停止させる回転制御手段とを備える。
磁石はフィルタに配されている。このためフィルタの周方向の回転に伴って磁石も周方向に移動する。従って、磁石は水没することもある。ただし、水に強い磁石が水没しても問題は起きない。
リードスイッチは、被検出部の回転位置に臨ませて固定されており、磁石は、フィルタの周方向の回転に伴って、リードスイッチに対して接近し、また、離隔する。リードスイッチは、この磁石の接近/離隔によって、オフからオンに切り換わり、また、オンからオフに切り換わる。
磁石の接近/離隔によるリードスイッチのオン/オフは、非接触で実行可能であるため、水に弱いリードスイッチを、例えば濡れ易い水槽の内側に配する必要がない。
回転制御手段は、例えばリードスイッチがオフからオンに切り換わった場合、又はリードスイッチがオンからオフに切り換わってから所定時間が経過した場合等に、回転駆動機構の作動を停止させる。この結果、フィルタ本体が浸水しない状態で、フィルタが停止する。
つまり、リードスイッチ及び磁石と回転制御手段とを用いた簡易な構成で、フィルタ本体が浸水する状態ではなく浸水しない状態でフィルタの回転を停止させることができる。
本発明にあっては、回転軸部と、回転軸部の一端部及び他端部夫々を回転自在に支持する2個の軸受とを更に備える。
回転駆動機構は、フィルタの両面夫々から突出して横姿勢に配されている回転軸部を中心にフィルタを周方向に回転させる。
回転軸部の一端部と他端部とは互いに太さが異なり、2個の軸受は、一端部及び他端部夫々の寸法に合わせて形成されている。つまり、2個の軸受は、互いに寸法が異なる。このため、少なくとも太い方の端部が、細い方の端部を支持すべき軸受に問題なく支持されることはない(具体的には、そもそも軸受に入らないか、無理に入れても滑らかに回転しない等)。
一般にフィルタは、フィルタの交換、清掃等を行なうために、加湿装置の使用者によって取り外され、また、取り付けられる。ところが、本発明のフィルタには被検出部が配されており、フィルタの回転に伴って回転移動する被検出部が検出器の被検出部検出可能範囲を通過するように、フィルタの回転軸部を軸受に取り付ける必要がある。
仮に、回転軸部の両端部の太さが等しい場合、使用者が、検出器と被検出部との位置関係を確認してから、フィルタを正確な向きに取り付けなければならない。このため、使用者がフィルタの向きを間違えて取り付けることがあり、検出器が被検出部を検出不能になるという不具合が発生し得る。
一方、本発明のフィルタを用いる場合、使用者は、互いに太さが異なる回転軸部の両端部を、各端部に対応する大きさの軸受に取り付ければよいため、使用者が検出器と被検出部との位置関係を確認する必要がない。即ち、使用者が容易且つ正確にフィルタを取り付けることができ、検出器は確実に被検出部を検出することができる。
本発明の加湿装置及び本発明のフィルタによる場合、フィルタ本体の外周部の周方向に隣接して設けられた浸水領域及び非浸水領域において、浸水領域の周方向の長さが非浸水領域の周方向の長さより長いので、円盤状の加湿装置用フィルタを縦姿勢に配したまま、且つフィルタを浸水させたままでも、フィルタの周方向の回転のみでフィルタ本体の浸水/非浸水を切り換えることによって、フィルタの吸水/非吸水を切り換えることができる。つまり、フィルタ全体に十分に吸水させるようにしつつ、フィルタが無用に吸水することによる不具合を簡易な構成で防止することができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加湿装置が備えるフィルタの一面側を示す概略背面図であり、図2は、このフィルタの他面側を示す概略正面図である。また、図3は、この加湿装置の内部構成を示す概略側面図であり、図4は、この加湿装置の要部構成を示すブロック図である。更に図5は、このフィルタが備えるフィルタ本体を示す正面図である。
図中1は加湿装置であり、加湿装置1は、図1〜図4に示すように、筐体100、CPU10、ROM11、RAM12、EEPROM13、表示部14、操作部15、湿度センサ16、空気浄化フィルタ17、水槽18、吸水性及び通気性を有するフィルタ2、回転駆動機構4、送風機5、リードスイッチ61及び磁石62を備える。フィルタ2は適宜の厚みを有する円盤状であり、吸水性及び通気性を有するハニカム構造のフィルタ本体21と、フィルタ本体21を保持する非吸水性の枠体3とを用いてなる。また、フィルタ2には回転軸部7が設けられており、回転軸部7は軸受81,82に支持されている。
CPU10は加湿装置1の制御中枢であり、図4に示すように、内部バス、信号線等を介して、ROM11、RAM12、EEPROM13、表示部14、操作部15、湿度センサ16、回転駆動機構4のフィルタモータ制御部40、送風機5のファンモータ制御部50、及びリードスイッチ61に接続されている。CPU10はRAM12を作業領域として用い、ROM11に記憶された制御プログラム及びデータ、並びにEEPROM13に記憶されたデータに従って装置各部を制御し、各種処理を実行する。
EEPROM13の記憶領域の一部には時間記憶部131が設けられている。
図1〜図3に示すように、筐体100は、床面に立設される縦型の直方体状であり、背面に吸気口101が、天面に排気口102が、夫々形成されており、更に、吸気口101と排気口102とを結ぶ通風路103を有し、通風路103の中途に、空気浄化フィルタ17と、フィルタ2、回転駆動機構4及び水槽18と、送風機5とが、空気の流れの上流側から下流側へこの順に配されている。
空気浄化フィルタ17は、通気性を有する集塵及び脱臭兼用のフィルタ本体と、フィルタ本体を保持する合成樹脂製の枠体とを用いてなり、吸気口101を全体的に被覆する矩形状であって、空気浄化フィルタ17自身を通過する空気を濾過して空気中の微小な浮遊ゴミ、砂塵等を濾し取り、また、脱臭する。
空気浄化フィルタ17は、製造作業者又は加湿装置1の使用者が手作業で容易に、枠体に対してフィルタ本体を取り付け、また取り外すことが可能であるよう構成されている。
水槽18は筐体100の底面に設けられており、上部が開口した矩形トレイ状であって、図示しない給水タンクから供給された水Wを貯留する。この給水タンクは、水槽18にて所定の水位を維持すべく、水槽18に対して自動的に給水するよう構成されている。
水槽18は、対面する2枚の側壁18a,18bが加湿装置1の背面及び正面に沿う向きに配され、水槽18の平面視の形状は左右方向に細長い矩形状である。更に詳細には、水槽18の前後方向(図3左右方向)の内法はフィルタ2の厚みよりも十分に長いが、フィルタ2の外径よりは大幅に短い。一方、水槽18の左右方向(図1及び図2左右方向)の内法はフィルタ2の外径よりも十分に長い。このため、フィルタ2から滴下する水Wが水槽18外部へ漏れ出ることが防止されている。
フィルタ2は、フィルタ2の周方向の一部が水槽18にて浸水可能であるよう縦姿勢に配される。図1〜図3及び図5に示すように、フィルタ2のフィルタ本体21は、適宜の厚みを有する円盤210の一部が欠けたような形状であって、円盤210の中心位置に相当する位置に、円形状の貫通孔21oが形成されている。フィルタ本体21には、フィルタ本体21を保持する枠体3の内側へ侵入した水Wによってフィルタ本体21が浸水する浸水領域21a、及び浸水しない非浸水領域21bが、周方向に隣接して設けられている。
図1、図3及び図5には、フィルタ本体21を用いてなるフィルタ2が、非浸水領域21bの周方向中心位置が貫通孔21oの中心位置(以下、フィルタ本体21の中心位置という)の真下(以下、単に真下という)に位置する状態で停止した場合を示している。
浸水領域21a及び非浸水領域21bは、夫々フィルタ本体21の外周部の一部及び残部に設けられており、浸水領域21aの外縁は、中心角が二直角を超える円弧状である。従って、フィルタ本体21の浸水領域21aを外周部に含む部分は、中心角が二直角を超える扇形状である。一方、非浸水領域21bの外縁は、フィルタ本体21の径方向に凸状の折線形状である。従って、フィルタ本体21の非浸水領域21bを外周部に含む部分は、中心角が二直角を下回る多角形状(本実施の形態においては五角形状)である。また、フィルタ本体21は、フィルタ本体21の中心位置と非浸水領域21bの周方向中心位置とを一直線で結ぶ仮想線を対称軸とする線対称形状である。
このようなフィルタ本体21は、円盤状のフィルタ素材の外周部の周方向の一部を切断加工するか、矩形状のフィルタ素材を所望の形状に打ち抜いてなり、正面視の形状が大略D型である。
フィルタ本体21の中心位置と、水槽18の静水面WSとの離隔距離は、フィルタ本体21の中心位置と浸水領域21aとの離隔距離より短く、フィルタ本体21の中心位置と非浸水領域21bとの離隔距離より長い。このため、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下に位置する状態で停止した場合、フィルタ本体21が非浸水状態になる。非浸水状態のフィルタ本体21は吸水しないため、フィルタ本体21が乾燥し、フィルタ本体21を通過する空気の吸湿が抑制される。
また、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下に位置する状態で停止した場合、周方向中心位置と静水面WSとの央部離隔距離は短いが、非浸水領域21bの周方向両端部夫々と静水面WSとの端部離隔距離は長い。
仮に、非浸水領域21bの外縁が折線形状でなく直線状である場合(図12(a)参照)、央部離隔距離と端部離隔距離との距離は等しい。このような場合、央部離隔距離が短すぎると、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下から順回転方向側(又は逆回転方向側)へズレた場合に、浸水領域21aの回転方向先頭部(又は回転方向後尾部)が水槽18にて水没する可能性がある(図12(b)参照)。かといって、央部離隔距離を長くするためには、フィルタ本体21のサイズを小さくしなければならない(図13参照)。
つまり、非浸水領域21bの周方向両端部夫々と静水面WSとの間に十分な空隙を設けることによって、フィルタ本体21の無用な浸水が防止されて無用な吸水が防止され、しかも、フィルタ本体21に吸水されることが可能な水Wの量が向上される。
図1〜図3に示すように、枠体3は合成樹脂製であり、フィルタ本体21の浸水領域21aの外周面に沿う円環状である。フィルタ本体21を保持する枠体3は、造作業者又は使用者が手作業で容易に組み立て、また解体することが可能なように構成されており、このため、製造作業者又は使用者が手作業で、枠体3に対してフィルタ本体21を容易に取り付け、また取り外すことが可能である。
更に詳細には、枠体3は第1枠31及び第2枠32からなり、第1枠31及び第2枠32夫々は、喩えるなら底面に大略D字状の通水孔3b,3bが形成されている円形皿状であって、第1枠31の側面及び底面がフィルタ本体21の外周面及びフィルタ本体21の一面側の外周面近傍を覆い、第2枠32の側面及び底面が第1枠31の側面外側及びフィルタ本体21の他面側の外周面近傍を覆うことでフィルタ本体21を保持する。枠体3の内部に保持されているフィルタ本体21に対しては、通水孔3b,3bを通過した水W及び空気が到達する。
フィルタ2の中心位置には、フィルタ本体21に直交する円柱状の回転軸部7が設けられておる。フィルタ2は、フィルタ2の周方向の一部が水槽18にて浸水可能であるよう縦姿勢に配されるため、回転軸部7は横姿勢に配される。
ここで、回転軸部7は、水槽18の側壁18a,18b夫々から上方へ延設されている支持部181,182に設けられた軸受81,82によって回転自在に支持され、この結果、フィルタ2は回転軸部7を中心に周方向へ回転自在に支持される。回転軸部7は、フィルタ本体21の貫通孔21oに回転軸部7の中央部が内嵌して摩擦力で固定される。
回転軸部7は通水孔3b,3bの中央部を貫通し、一端部71と、一端部71よりも大きい外径を有する他端部72とが、回転軸部7の中央部を挟んで設けられている。一端部71の外径と回転軸部7の中央部の外径とは等しく、回転軸部7は、一端部71がフィルタ本体21の貫通孔21oに挿入されることによって、フィルタ本体21(延いてはフィルタ2)の一面側に一端部71が配され、他面側に他端部72が配される。
支持部181に設けられた軸受81の寸法は、一端部71の外径に合わせて形成されているU字状であり、U字の上部から挿入された一端部71を回転自在に支持する。同様に、支持部182に設けられた軸受82の寸法は、他端部72の外径に合わせて形成されており、他端部72を回転自在に支持する。
枠体3に対してフィルタ本体21が取り付けられてなるフィルタ2は、製造作業者又は使用者が手作業で、支持部181,182に対して容易に取り付け、また取り外すことが可能である。
水槽18の側壁18aにはリードスイッチ61が配され、フィルタ2の一面側(即ち一端部71突出側)には磁石62が配され、リードスイッチ61が磁石62の接近/離隔を検出する都合上、使用者は、フィルタ2の磁石62が配されている側の面を側壁18aに対面させた状態でフィルタ2を取り付ける必要がある。このために、一端部71を、一端部71の太さに対応する軸受81に支持させ、他端部72を、他端部72の太さに対応する軸受82に支持させれば、使用者がリードスイッチ61と磁石62との位置関係を気にすることなく、フィルタ2を容易且つ正確に取り付けることができる。
仮に、使用者が一端部71を軸受82に、他端部72を軸受81に夫々支持させようとしても、他端部72は軸受81に挿入することができないため、フィルタ2が誤った向きに取り付けられることはない。
ところで、磁石62は第1枠31に固定されており、フィルタ2の回転に伴い円軌道を描いて回転移動する。更に詳細には磁石62は、フィルタ本体21の中心位置と非浸水領域21bの周方向中心位置とを結ぶ仮想線上の非浸水領域21b側に配されている。このため、磁石62が真下に位置した場合、非浸水領域21bの周方向中心位置も真下に配される。
リードスイッチ61は、磁石62の回転位置の最下部に臨ませて固定されており、具体的には、水槽18の側壁18aにプリント基板65が固定され、このプリント基板65(更に詳細には、プリント基板65の側壁18a左右方向中央位置)に、リードスイッチ61が実装されている。
リードスイッチ61は、プリント基板65に形成されている信号線を介してCPU10に接続されており、リードスイッチ61近傍の所定の範囲以内に磁石62が侵入するとオンになり、この所定の範囲の外に磁石62が退出するとオフになる。換言すれば、リードスイッチ61に磁石62が接近するとリードスイッチ61はオンになり、離隔するとオフになる。この結果、リードスイッチ61は、リードスイッチ61に対する磁石62の接近/離隔を検出する検出器として機能する。また、磁石62はフィルタ2に配されており、検出器であるリードスイッチ61によって検出される被検出部として機能する。
オンになったリードスイッチ61は、自身がオンになったことを示すオン信号をCPU10へ出力し、オフになったリードスイッチ61は、オン信号の出力を停止する。一方、CPU10は、リードスイッチ61からオン信号が入力されている場合はリードスイッチ61がオンであると判定し、オン信号が入力されていない場合はリードスイッチ61がオフであると判定する。
リードスイッチ61は、フィルタ2の周方向の一定範囲に磁石62が位置している間はオンであり続ける。この一定範囲を、以下ではスイッチオン領域という。
磁石62がスイッチオン領域の周方向中央位置に配されている場合、磁石62、延いては非浸水領域21bの周方向中央位置が真下に配される。この状態においては、フィルタ本体21は浸水しない。一方、磁石62がスイッチオン領域の周方向中央位置から大きく外れている場合、少なくとも浸水領域21aの一部が水没し、フィルタ本体21が浸水する。
空気の加湿を行なわない場合は、フィルタ本体21が浸水しない状態でフィルタ2の回転を止める必要があるため、この回転を止めるタイミングを計るために、リードスイッチ61及び磁石62が用いられる。
EEPROM13の時間記憶部131には、磁石62がスイッチオン領域の内部へ移動してからスイッチオン領域の外部へ移動するまでの時間の1/2の時間(即ち磁石62がスイッチオン領域の内部へ移動してからスイッチオン領域の周方向中央位置に到達するまでの時間)が、所定時間として記憶されている。この所定時間は、例えば加湿装置1の工場出荷時に、回転駆動機構4によってフィルタ2を実際に回転させて計測した結果に基づいて算出され、時間記憶部131に記憶される。このため、例えばフィルタ2が60秒で1回転し、フィルタ2の回転によって磁石62が1秒でスイッチオン領域を通過するなら、時間記憶部131には所定時間として0.5秒が記憶される。
図1〜図4に示すように、回転駆動機構4は、フィルタモータ制御部40、電動のフィルタモータ(モータ)41、枠体3の外周面に接触してフィルタ2を回転させる回転ローラ(ローラ)42及び連結軸部43を備える。フィルタ本体21は円盤状ではないが、枠体3は円環状であるため、回転ローラ42が枠体3の外周面に接触してフィルタ2を回転させることが可能となる。
フィルタモータ制御部40は、CPU10に制御されて、回転数[rpm]を示す制御信号をフィルタモータ41に与える。フィルタモータ41はACモータを用いてなり、フィルタモータ制御部40から与えられた制御信号に従って、所要の回転数で作動する。
フィルタモータ41の出力軸部と回転ローラ42の回転軸部とは連結軸部43を介して連結されており、フィルタモータ41が作動することによって回転ローラ42が図1及び図2中矢符A4方向(図1における右回り)に回転する。つまり、フィルタモータ41は、回転ローラ42を回転させる。
回転ローラ42は、回転ローラ42の周面がフィルタ2の外周面の最頂部に接触するよう配されており、また、回転軸部7と回転ローラ42の回転軸部とは互いに平行に配されている。
このため、フィルタモータ41が作動することによって回転ローラ42が回転すると、回転ローラ42の回転に伴い、フィルタ2が図1中矢符A2方向(図1における左回り)に回転する。
つまり、回転駆動機構4はフィルタ2を周方向に回転させる。
送風機5はシロッコ・ファンを用いてなり、図4に示すように、ファンモータ制御部50、電動のファンモータ51、及び羽根52を備える。ファンモータ制御部50は、CPU10に制御されて、回転数[rpm]を示す制御信号をファンモータ51に与える。ファンモータ51はACモータを用いてなり、ファンモータ制御部50から与えられた制御信号に従って作動する。
ファンモータ51が作動することによって羽根52が回転し、吸気口101から湿度が低い空気が吸入され、空気浄化フィルタ17及びフィルタ2をこの順に通過する。このとき空気は、空気浄化フィルタ17及びフィルタ2夫々に対し、空気浄化フィルタ17及びフィルタ2夫々に直交する方向に送風される。つまり、送風機5は、フィルタ2に対し、フィルタ2に交差する方向に送風する。
送風機5によって吸気口101から吸入された空気は、通風路103を図3中白抜矢符方向に通過する。更に詳細には、吸気口101から吸入された空気は、まず、空気浄化フィルタ17を通過することによって浄化される。次いで、浄化された空気がフィルタ2を通過することによって、フィルタ2が吸収していた水Wが気化し、気化した水Wはフィルタ2を通過した空気に含まれる(即ち、水蒸気によって空気が加湿される)。このようにして湿度が高くなった空気は、排気口102から、加湿装置1が設置されている室内へ排出される。ただし、フィルタ2が乾燥している場合は、フィルタ2を通過した空気が加湿されることはない。
図4に示す湿度センサ16は、加湿装置1が設置されている室内の湿度を検出し、検出結果をCPU10に与える。本実施の形態においては、CPU10は湿度センサ16の検出結果を表示部14に表示させることによって、室内の湿度を使用者に報知する。
表示部14は、CPU10に制御されて、例えば加湿装置1の作動状態、室内の湿度等を表示し、操作部15は、ハードキーを用いてなる各種ファンクションキーを備える。本実施の形態においては、加湿装置1の使用者が表示部14を見ながら操作部15を操作することによって各種の作動命令を加湿装置1に与える。なお、例えば湿度センサ16の検出結果に応じて、CPU10が加湿量及び送風量を自動的に設定する構成でもよい。
図6は、本発明の実施の形態1に係る加湿装置のCPUが実行する加湿/非加湿切換処理の手順を示すフローチャートである。
使用者は操作部15を操作して、加湿装置1に加湿を開始させ、また、加湿を終了させる。
CPU10は、加湿の開始に対応する操作部15が操作されたか否かを判定し(S11)、操作されてない場合(S11でNO)、S11の処理を繰り返し実行する。
加湿の開始に対応する操作部15が操作された場合(S11でYES)、CPU10は、フィルタモータ制御部40を制御することによって、フィルタモータ41を作動させる(S12)。S12の処理を実行した時点で、ファンモータ51が停止している場合、CPU10は、ファンモータ制御部50を制御することによってファンモータ51を作動させ、送風機5の羽根52の回転によるフィルタ2への送風を開始する。
S12の処理が実行されてフィルタモータ41が作動することによってフィルタ2が周方向に回転し、水Wが通水孔3b,3bを通過して枠体3の内側へ侵入する。また、フィルタ2の周方向の回転に伴って、フィルタ本体21の周方向の一部が浸水する状態(即ち枠体3の内側へ侵入した水Wに対して浸水領域21aが水没する状態)と、フィルタ本体21が浸水しない状態(即ち枠体3の内側へ侵入した水Wに対して浸水領域21aが水没しない状態)とが連続的に入れ替わる。
浸水領域21aが下側へ移動して水没した場合は、フィルタ本体21が浸水して水Wを吸収する。一方、浸水領域21a及び非浸水領域21bの両方が水没しない場合は、フィルタ本体21は浸水せず吸水もしない。ここで、フィルタ2の回転中にフィルタ本体21が一時的に非浸水状態になっても、フィルタ2の1回転60秒の内、フィルタ本体21が非浸水状態になる時間は1秒間であり、残りの59秒間はフィルタ本体21が浸水するため、フィルタ本体21の吸水量が大幅に低下することはない。
浸水した浸水領域21aから吸収された水Wは、フィルタ本体21の浸水していない部分に吸い上げられるため、フィルタ本体21全体に水Wが行き渡る。つまり、フィルタ2はフィルタ本体21全体で効率よく吸水する。
フィルタ本体21全体で効率よく吸水したフィルタ2に対して送風機5で送風することによって、送風された空気が通水孔3b,3bを通して、吸水したフィルタ本体21を通過して十分に吸湿する。このため、加湿装置1は十分に加湿された空気を排気口102から排出する。
次に、CPU10は、加湿の停止に対応する操作部15が操作されたか否かを判定し(S13)、操作されてない場合(S13でNO)、S13の処理を繰り返し実行する。
加湿の停止に対応する操作部15が操作された場合(S13でYES)、CPU10は、リードスイッチ61がオンであるか否かを判定し(S14)、オンである場合(S14でYES)、磁石62が既にスイッチオン領域に位置しているため、リードスイッチ61がオフになったか否かを判定し(S15)、リードスイッチ61がオンのままである場合は(S15でNO)、S15の処理を繰り返す。
一方、リードスイッチ61がオフになった場合は(S15でYES)、スイッチオン領域に位置していた磁石62がスイッチオン領域から外れたため、CPU10は処理を次のS16へ移す。また、リードスイッチ61がオフである場合(S14でNO)、磁石62はスイッチオン領域から外れているため、CPU10は処理を次のS16へ移す。
S14又はS15の処理完了後、CPU10は、リードスイッチ61がオンになったか否かを判定し(S16)、オフである場合は(S16でNO)、磁石62はまだスイッチオン領域から外れているため、S16の処理を繰り返し実行する。
リードスイッチ61がオンになった場合(S16でYES)、磁石62がスイッチオン領域の内部へ移動したため、CPU10は、リードスイッチ61がオンになってからの経過時間の計時を開始する(S17)。経過時間の計時は、例えばクロックを計数することによって行なう。
次いでCPU10は、経過時間の計時結果に基づき、時間記憶部131に記憶されている所定時間が経過したか否かを判定し(S18)、経過していない場合は(S18でNO)、スイッチオン領域へ移動した磁石62が、まだスイッチオン領域の周方向中央位置に到達していないため、S18の処理を繰り返し実行する。
時間記憶部131に記憶されている所定時間が経過した場合(S18でYES)、スイッチオン領域へ移動した磁石62がスイッチオン領域の周方向中央位置に到達した(即ち非浸水領域21bの周方向中央位置が真下に配された)ため、CPU10は、フィルタモータ制御部40を制御することによって、フィルタモータ41を停止させ(S19)、S17で開始した計時を終了して(S20)、処理をS11へ戻す。
このような加湿/非加湿切換処理におけるCPU10は回転制御手段として機能する。
以上のような加湿/非加湿切換処理を実行することにより、使用者が加湿を所望しない場合、加湿装置1においては、フィルタ本体21が浸水しない状態でフィルタ2の回転が停止する。このため、フィルタ本体21は吸水せず、フィルタ本体21に含まれている水Wの滴下、蒸発等によって、フィルタ本体21が自然乾燥する。
この状態で、送風機5による送風のみ実行すれば、フィルタ2を用いた加湿を行なうことなく空気浄化フィルタ17を用いた空気浄化のみが実行される。
フィルタ本体21が乾燥した後で排気口102から排出される空気の湿度は、加湿装置1が設置されている室内の湿度に略等しい。正確には、排気口102から排出される空気には、水槽18から蒸発した僅かな湿気が含まれるが、停止しているフィルタ本体21が吸水を継続している場合と比べれば、無視できる程度の加湿である。
ところで、リードスイッチ61による磁石62の検出誤差、回転駆動機構4によるフィルタ2の回転速度の変動等を原因として、磁石62がスイッチオン領域の周方向中央位置から僅かに外れた状態で、フィルタ2が停止することがある。即ち、S19でフィルタ2が、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下に位置する状態で停止することができず、周方向に位置ズレを生じた状態で停止することがある。
このようなズレが生じたとしても、非浸水領域21bの周方向端部と静水面WSとの間の離隔距離が十分設けられているため、フィルタ本体21が無用に浸水する不具合が生じることはない。同様に、加湿装置1が傾斜して設置されることによって非浸水領域21bと静水面WSとが相対的に傾斜した状態でフィルタ2が停止しても、フィルタ本体21が浸水する不具合が生じることはない。
なお、加湿装置1の構成は、本実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、送風機5が送風する空気をフィルタ2の上流側で加熱しておくことでフィルタ2における更なる蒸散を促進してもよく、また、排気口102の近傍にイオン発生素子を配して、発生させたプラスイオン及びマイナスイオンを、排出する空気に付加してもよい。
また、加湿を行なわない場合に、停止しているフィルタ2に対して送風機5が通常の送風量以上の送風量で送風し、既に吸水しているフィルタ本体21を強制的に乾燥させる構成でもよい。この場合、フィルタ本体21が無用に吸水している状態が長時間継続されないため、フィルタ2におけるカビの発生が更に抑制される。
更に、磁石62を、例えば枠体3のフィルタ本体21の中心位置と非浸水領域21bの周方向中心位置とを結ぶ仮想線上の浸水領域21a側に配してもよく、リードスイッチ61及びプリント基板65を、水槽18以外に配してもよい。この場合でも、時間記憶部131に記憶すべき所定時間を変更すれば、前述の加湿/非加湿切換処理と同様の処理をCPU10が実行して、加湿装置1の加湿の実行と加湿の停止とを切り換えることが可能である。
更にまた、フィルタ2が有するフィルタ本体の形状は左右対称形状に限定されるものではない。
図7は、本発明の実施の形態1に係るフィルタが備える他のフィルタ本体を示す正面図である。
図中22はフィルタ本体であり、フィルタ本体22は、フィルタ本体21と略同様の構成であって、浸水領域21aに対応する浸水領域22aと非浸水領域21bに対応する非浸水領域22bとが周方向に隣接して設けられている。
非浸水領域22bの外縁は、非浸水領域21bの外縁と同様、折れ線状である。ただし、図5に示すように、非浸水領域21bは中央部が水平で両端部が夫々傾斜しているが、図7に示すように、非浸水領域22bは、順回転方向(矢符A2方向)先頭側が水平で後尾側が傾斜している。
非浸水領域22bを用いてなるフィルタ2が停止する場合に、順回転方向に位置ズレを生じる可能性があり、逆回転方向に位置ズレを生じる可能性がないなら、非浸水領域22bの順回転方向先頭側を傾斜させる必要がない。このため、フィルタ本体22のサイズが大きくなる。
実施の形態 2.
図8は、本発明の実施の形態2に係るフィルタが備えるフィルタ本体を示す正面図である。
図中23はフィルタ本体であり、フィルタ本体23は、フィルタ本体21と略同様の構成であって、浸水領域21aに対応する浸水領域23aと非浸水領域21bに対応する非浸水領域23bとが周方向に隣接して設けられている。その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
非浸水領域23bの外縁は、浸水領域23aの外縁よりも半径が大きい(即ち曲率が小さい)円弧状である。フィルタ本体23はフィルタ本体21と同様に、円盤状のフィルタ素材の外周部の周方向の一部を切断加工するか、矩形状のフィルタ素材を所望の形状に打ち抜いてなり、正面視の形状が大略D型である。
このようなフィルタ本体23を用いてフィルタ2を形成することによって、フィルタ本体21を用いてフィルタ2を形成する場合と同様の効果が得られる。
実施の形態 3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る加湿装置が備えるフィルタの一面側を示す概略背面図であり、図10は、このフィルタの他面側を示す概略正面図である。また、図11は、この加湿装置の内部構成を示す概略側面図である。
実施の形態3の加湿装置1は、実施の形態1の加湿装置1と略同様の構成を有するが、非吸水性を有する合成樹脂製の枠体3に、非浸水領域21bに対応して、枠体3の内側への浸水を防止する正面視大略弓形状の防水部3a,3aが形成されている。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
各防水部3aは、第1枠31(又は第2枠32)のフィルタ本体21一面側(又は他面側)を覆う部分に一体に設けられており、フィルタ本体21の一面(又は他面)に沿う板状である。防水部3aの外縁は円弧状、内縁は非浸水領域21bの外縁の形状に類似する折線形状である。このため、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下に位置する状態で停止した場合、防水部3aの周方向中心位置と静水面WSとの央部離隔距離は短いが、防水部3aの周方向両端部夫々と静水面WSとの端部離隔距離は長い。なお、防水部3aの内縁は折線形状に限定されず、非浸水領域22bの外縁の形状に類似する円弧状でもよい。
図9に示すように、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下に位置する状態でフィルタ2が停止した場合、防水部3a,3aと枠体3の外周面とで、枠体3内部を防水する防水容器が形成されることになるため、枠体3の外面が浸水しても、枠体3内部へ水Wが侵入することはない。
また、図10に示すように、非浸水領域21bの周方向中心位置が真下に位置する状態で停止することができず、フィルタ2が周方向に位置ズレを生じた状態で停止した場合であっても、防水部3aの周方向端部と静水面WSとの間の離隔距離が十分設けられているため、枠体3内部へ水Wが侵入することはない。
ここで、防水容器の内部には、フィルタ本体21から滴下した水Wが溜まることがあるが、非浸水領域21bが水没するほどではない。
第1枠31の防水部3aの周方向中心位置には磁石62が固定されている。仮に、実施の形態1のように防水部3aが存在しない場合は、枠体3に対する磁石62の取付代は狭いが、本実施の形態のように防水部3aに磁石62を固定する場合は、磁石62の取付代が広いため、磁石62の脱落が防止される。
更に、フィルタ本体21は完全な円盤状ではないため、非浸水領域21bが人目につくと加湿装置1の美観を損ね兼ねないが、防水部3a,3aが非浸水領域21bを覆い隠すため、加湿装置1の意匠性が向上する。
本発明の実施の形態1に係る加湿装置が備えるフィルタの一面側を示す概略背面図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿装置が備えるフィルタの他面側を示す概略正面図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿装置の内部構成を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るフィルタが備えるフィルタ本体を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿装置のCPUが実行する加湿/非加湿切換処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るフィルタが備える他のフィルタ本体を示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係るフィルタが備えるフィルタ本体を示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る加湿装置が備えるフィルタの一面側を示す概略背面図である。 本発明の実施の形態3に係る加湿装置が備えるフィルタの他面側を示す概略正面図である。 本発明の実施の形態3に係る加湿装置の内部構成を示す概略側面図である。 本発明に係る加湿装置が備えるフィルタ本体の形状を略示する正面図である。 本発明に係る加湿装置が備えるフィルタ本体の他の形状を略示する正面図である。 本発明に係る加湿装置が備える他のフィルタ本体の形状を略示する正面図である。 本発明に係る加湿装置が備える更に他のフィルタ本体の形状を略示する正面図である。
符号の説明
1 加湿装置
10 CPU
18 水槽
2 フィルタ
21,22,23 フィルタ本体
21a,22a,23a 浸水領域
21b,22b,23b 非浸水領域
3 枠体
3a 防水部
4 回転駆動機構
41 フィルタモータ(モータ)
42 回転ローラ(ローラ)
5 送風機
61 リードスイッチ(検出器)
62 磁石(被検出部)
7 回転軸部
71 一端部
72 他端部
81,82 軸受
W 水

Claims (10)

  1. 吸水性及び通気性を有するフィルタ本体と該フィルタ本体を保持する枠体とを用いてなる円盤状のフィルタと、
    該フィルタを周方向に回転させる回転駆動機構と、
    水を貯留する水槽と、
    前記フィルタに対し、該フィルタに交差する方向に送風する送風機と
    を備え、
    前記フィルタは縦姿勢に配されて、該フィルタの周方向の一部が前記水槽にて浸水可能にしてある加湿装置であって、
    前記フィルタ本体には、前記枠体の内側へ侵入した水によって前記フィルタ本体が浸水する浸水領域、及び浸水しない非浸水領域が、前記フィルタ本体の外周部に周方向に隣接して設けられ
    前記浸水領域の周方向の長さが前記非浸水領域の周方向の長さより長いことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記浸水領域及び非浸水領域は、夫々前記フィルタ本体の外周部の一部及び残部に設けられており、
    前記浸水領域の外縁は、中心角が二直角を超える円弧状であることを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記非浸水領域の外縁は、前記フィルタ本体の径方向に凸状の折線形状であることを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
  4. 前記非浸水領域の外縁は、前記浸水領域の外縁よりも半径が大きい円弧状であることを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
  5. 前記枠体は、前記浸水領域の外周面に沿う円環状であり、
    前記回転駆動機構は、前記枠体の外周面に接触して前記フィルタを回転させるローラと、該ローラを回転させるモータとを有することを特徴とする請求項2から4の何れかひとつに記載の加湿装置。
  6. 前記枠体は非吸水性を有し、
    前記非浸水領域に対応して、前記枠体の内側への浸水を防止する防水部が前記枠体に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の加湿装置。
  7. 検出器及び被検出部と、
    前記フィルタ本体が浸水しない状態で前記フィルタを停止させるべく、前記検出器の検出結果に基づいて、前記回転駆動機構の作動を停止させる回転制御手段と
    を更に備え、
    前記被検出部は前記フィルタに配されており、
    前記検出器は、前記被検出部の回転位置に臨ませて固定されており、前記被検出部の接近/離隔を検出するようにしてあることを特徴とする請求項1から6の何れかひとつに記載の加湿装置。
  8. 前記検出器はリードスイッチを用いてなり、
    前記被検出部は磁石を用いてなり、
    前記回転制御手段は、前記リードスイッチのオン/オフに基づいて、前記回転駆動機構の作動を停止させるようにしてあることを特徴とする請求項7に記載の加湿装置。
  9. 前記フィルタは、該フィルタの両面夫々から突出して横姿勢に配されている回転軸部を中心に回転するようにしてあり、
    前記回転軸部の一端部と他端部とは互いに太さが異なり、
    前記一端部及び他端部夫々の寸法に合わせて形成されており、前記一端部及び他端部夫々を回転自在に支持する2個の軸受を更に備えることを特徴とする請求項1から8の何れかひとつに記載の加湿装置。
  10. 吸水性及び通気性を有するフィルタ本体、及び、該フィルタ本体を保持する枠体を用いてなる円盤状の加湿装置用フィルタであって、
    前記フィルタ本体には、前記枠体の内側へ侵入した水によって前記フィルタ本体が浸水する浸水領域及び浸水しない非浸水領域が、前記フィルタ本体の外周部に周方向に隣接して設けられ
    前記浸水領域の周方向の長さが前記非浸水領域の周方向の長さより長いことを特徴とするフィルタ。
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