JP2010151365A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010151365A
JP2010151365A JP2008329332A JP2008329332A JP2010151365A JP 2010151365 A JP2010151365 A JP 2010151365A JP 2008329332 A JP2008329332 A JP 2008329332A JP 2008329332 A JP2008329332 A JP 2008329332A JP 2010151365 A JP2010151365 A JP 2010151365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
humidifying
air
filter
humidification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008329332A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Kobayashi
一幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008329332A priority Critical patent/JP2010151365A/ja
Publication of JP2010151365A publication Critical patent/JP2010151365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

【課題】別構成の水タンクや上水配管がなくても長時間の連続加湿運転を可能とするものであり、ユーザーに給水回数の削減をした加湿装置を提供する。
【解決手段】水位検知装置10からの信号によって制御装置11が加湿フィルター上下移動装置12を駆動させることにより、加湿フィルター3を上下させることにより加湿フィルター3の吸水部分が水面9より下に位置するよう維持して運転できるようにする。これにより、水タンクや上水との接続がなくても比較的長時間の連続加湿運転が可能となり、さらに湿度センサー17を用いた自動加湿運転や空気清浄フィルター18を用いた空気清浄運転をあわせ持つ加湿装置も構成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、加湿フィルターに保持された水分を気化して空気を加湿する加湿装置ならびに空気清浄機能や除湿機能を融合した機能を有する電化機器の制御に関する。
近年、家庭内や職場内の空気の質に対する快適性の追求が高まり、温度調整・空気の汚れ除去・梅雨時の湿気の低下などとともに主として冬季暖房時の乾きの防止(湿度を高める)ための加湿が求められている。
そうした要求にたいしては、超音波やヒーターで水分を気化して加湿する方式もあるが近年の省エネなどの要求と一旦水分を保持したあと空気を当てられて空中に水分を放出して加湿する機能を有する加湿フィルターの能力の向上から、気化式の加湿装置が増加している。もちろん、これら加湿装置はヒーターなどと併用して加湿能力を向上させた機器も存在する。
従来このような加湿装置において加湿フィルターに供給する水は水トレーに蓄えられ、その水を加湿フィルターが吸収し、前記加湿フィルターに送風された空気によって吸収されていた水分が放出されることによって加湿が行われている。
そして、その水トレーは加湿フィルターの形状によって加湿フィルターを水トレーの水中に十分に浸すだけの深さが必要であるが、同時に深さは加湿フィルターの形状で決まるために水トレーに保持する水量は水トレーの底面積の広さに従うことになる。しかしながら、水トレーの底面積を増加させるということは加湿装置本体の底面積を増加させることに他ならず、昨今の住宅事情などを考慮するとこの選択肢には限界がある。
また、水量を増加させる別の方法としては、水トレーに給水できる別体の水タンクを付属させる方法や、上水道から止水栓を介して供給できるようにしたシステムが存在する。(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
例として、図5にしめすように、加湿装置101には機器外部から空気を取り込む吸込口102と加湿フィルター103を通過させて機器外部へ吹出口104から加湿された空気を送出させるファン105とそれを駆動するモータ106と、加湿フィルター103に水を供給する水トレー107を備えている。
また、加湿フィルター103は円筒形の形状をしており、円筒形の周囲部分に水トレーに浸漬させることにより水分を保持し空気をあてられることにより保持した水分を空気中に放出することができるフィルターを備え、この円筒を回転させることための小型のモータを合わせて備えているものとする。円筒形のフィルターの素材としてはポリエステルなどが利用できる。
この例の場合、加湿フィルター103が水108を吸収して運転するため、運転とともに水108が減少することにより水面109が下る。運転するに従って水面109が下がることにより加湿フィルター103が水108を吸収することができなくなる。また、水トレー107の深さは加湿フィルター103の浸漬させる深さに依存するため、一定以上の深さにして貯水量を増加させても効果がない。
そのため、別に水を補給するための水タンクや上水からの給水管が必要となる。一例として一般的な形式として、水タンク110を加湿装置101内に併設し、水タンク内水111を水トレー107の水108の水面109と水タンク内水面112にかかる大気圧差を利用して水タンク給水弁113を通じて水トレー107内の水108が減少したときに水を補給することができるとしたものである。
特開2006−292249号公報 特開2008−64377号公報
しかしながら、このような加湿装置では、現在最もよく利用されている水タンクを持つ場合には水タンク内水面は必ず水トレーの水面より上になければならず、加湿フィルターやファン、モータといった構成部品と水平方向での場所の競合があるため形状に限度があり貯水量も限られてしまう上に設置面積は必ず増大する。
また、大気圧差を利用しない場合は別途コンプレッサーやポンプといった動力装置が必要となり、複雑かつ高価な装置となる。
また、水タンクを用いない場合も上水との接続が必要となるため、構成が複雑になるとともに上水との接続部分をファンやモータや加湿フィルターと同じく水トレーより上部に設置する必要があるために床面積が増加する構成になってしまう。また、上水との接続では止水線や逆止弁など複雑な水配管が必要となり製造面の工数だけでなく設置においても専門的な資格が必要となり一般に普及させることは難しい。
本発明は、このような課題を解決するものであり、別構成の水タンクや上水配管がなくても長時間の連続加湿運転を可能とするものであり、ユーザーに給水回数の削減を提供することを目的としている。
本発明の加湿装置は上記目的を達成するために、吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風手段を設けた本体と、この本体内に水を吸収して保水し前記送風手段によって運ばれる空気中に保水した水分を放出する加湿手段と、この加湿手段に供給する水をためておく水トレーと、この水トレーの水位を検知する検知手段と、前記水トレーの水位により前記加湿手段の位置を上下する移動手段と、加湿手段の浸水位置を所定の位置に調整する制御手段とを備えたことを特徴としたものである。
この手段により、制御手段は、検知手段により水位を検知して加湿手段の浸水位置を調整することで、加湿手段の加湿量を維持しながら加湿を行う加湿装置を提供することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、吸込口と、吹出口と備えた本体と、この本体の内部に前記吸込口と吹出口を連通させる空気流路と、この空気流路に設けて前記吸込口から吸気して吹出口から空気を吹出す送風手段と、前記空気流路に配置した水を吸収させた保水手段を有する加湿手段と、この保水手段に供給する水をためる水トレーと、この水トレーの水位を検知する検知手段と、前記保水手段の位置を調整する移動手段と、前記検知手段の検知した水位により移動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴としたものである。
この手段により、制御手段は、検知手段により水位を検知して保水手段の浸水位置を調整することで、加湿手段の加湿量を維持しながら加湿を行う加湿装置を提供することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加湿手段は、円筒に形成した保水手段と、この保水手段を水平方向に配置して回転させる回転手段とを有し、この円筒の外周の一部を水トレー内の水に浸漬させて構成することを特徴としたものである。
この手段により、保水手段の一部が水トレー内の水に浸漬されることで、残りの部分は通風路として、通過する空気に水分を放出させ、その保水手段を回転させることにより連続的に加湿ができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、制御部に室内の湿度を検知する湿度検知手段と、その検知結果により送風手段の運転風量を可変させる能力調整手段を備えたことを特徴としたものである。
この手段により、能力調整手段は、湿度検知手段の検知した湿度に応じて送風手段の運転風量を調節することにより快適な湿度環境を得られる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、制御部に加湿量を設定するスイッチと、このスイッチの設定によって加湿量を可変する加湿量調整手段とを備えたことを特徴としたものである。
この手段により、制御部は、ユーザーが設定した加湿量に応じて加湿量を調整することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、空気流路内に吸い込んだ空気の汚れを除去する空気清浄フィルターを備えたことを特徴としたものである。
この手段により、本体内部の加湿フィルターやファンといった構成部品の汚れ防止を図るとともに加湿機能に加えて空気清浄機能を有することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、制御部は、湿度が所定の値より高いときに加湿手段を水トレーの水位面より上方に移動させる機能を備えたことを特徴としたものである。
この手段により、湿度が上昇して加湿が不要となった場合などに加湿フィルターを水面上に保持することができ、フィルターを乾燥させてカビなどの発生の防止を図れるとともに、空気清浄機能のみの運転も選択できることによって加湿機能が不要な時期にも空気清浄機として使用可能な加湿装置が得られる。
また、他の手段は、検知した水位の残量を表示する表示手段を本体に備えたことを特徴としたものである。
この手段により、ユーザーに残水量を容易に認識させることができる加湿装置が得られる。
また、加湿手段の位置に応じて、風向を調節する風向板を吸込口と加湿手段の間に設けたものである。
この手段により、検出した水位に応じて調節した加湿手段の位置に対応させて、風向板により加湿手段に確実に空気を通過させる加湿量を安定化させた加湿装置が得られる。
本発明によれば、加湿装置において、水トレーの容量を十分に大きくできることから長時間の加湿運転に必要な水量が確保させることができるとともに、さらに別体の水タンクがなくてもユーザーの給水回数を少なくするという効果のある加湿装置を提供できる。
また、前記加湿装置において、室内の湿度を検知する手段により送風手段による風量を可変させることや、加湿量を設定するスイッチを設けることにより送風手段による風量を可変させることにより加湿量を制御できるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、検知した水位の残量を表示することや、水トレーにさらに給水するための水タンクを追加することにより適宜機能を拡張した加湿装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、水トレーの水を加湿手段に給水させて送風手段により空気中に水分を放出することにより加湿する加湿装置において、吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風手段を設けた本体と、この本体内に水を吸収して保水し前記送風手段によって運ばれる空気中に保水した水分を放出する加湿手段と、この加湿手段に供給する水をためておく水トレーと、この水トレーの水位を検知する検知手段と、前記水トレーの水位により前記加湿手段の位置を上下する移動手段と、加湿手段の浸漬位置を所定の位置に調整する制御手段とを備えたものであり、制御手段は、検知手段により水位を検知して加湿手段の浸漬位置を調整することで、加湿手段の加湿量を維持しながら加湿を行うことができるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、吸込口と、吹出口と備えた本体と、この本体の内部に前記吸込口と吹出口を連通させる空気流路と、この空気流路に設けて前記吸込口から吸気して吹出口から空気を吹出す送風手段と、前記空気流路に配置した水を吸収させた保水手段を有する加湿手段と、この保水手段に供給する水をためる水トレーと、この水トレーの水位を検知する検知手段と、前記保水手段の浸漬位置を調整する移動手段と、前記検知手段の検知した水位により移動手段を制御する制御手段とを設けたものであり、制御手段は、検知手段により水位を検知して保水手段の浸漬位置を調整することで、加湿手段の加湿量を維持しながら加湿を行うことができるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、加湿手段は、円筒に形成した保水手段と、この保水手段を水平方向に配置して回転させる回転手段とを有し、この円筒の外周の一部を水トレー内の水に浸漬させて構成するようにしたものであり、保水手段の一部が水トレー内の水に浸漬されることで、残りの部分は通風路として、通過する空気に水分を放出させることができるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、制御部に室内の湿度を検知する湿度検知手段と、その検知結果により送風手段の運転風量を可変させる能力調整手段を備えるようにしたものであり、能力調整手段により、湿度検知手段の検知した湿度の応じて送風手段の運転風量を調節することができるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、制御部に加湿量を設定するスイッチと、このスイッチの設定によって加湿量を可変する加湿量調整手段とを備えるようにしたものであり、制御部は、ユーザーが設定した加湿量に応じて加湿量を調整することができるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、空気流路内に吸い込んだ空気の汚れを除去する空気清浄フィルターを備えるようにしたものであり、本体内部へ外部の汚れの進入を防止するとともに、清浄な加湿空気を室内に放出できるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、制御部は、湿度が所定の値より高いときに加湿手段を水トレーの水位面より上方に移動させる機能を備えたものであり、湿度が上昇して加湿が不要となった場合などに加湿フィルターを水面上に保持することができ、フィルターを乾燥させてカビなどの発生の防止を図れるとともに、空気清浄機能のみの運転も選択できるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、検知した水位の残量を表示する表示手段を本体に備えるようにしたものであり、ユーザーに残水量を容易に認識させることができるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、加湿手段の位置に応じて、風向を調節する風向板を吸込口と加湿手段の間に設けたものであり、検出した水位に応じて調節した加湿手段の位置に対応させて、風向板により加湿手段に確実に空気を通過させることができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本願発明における加湿装置の基本構成を示したものである。
図1に示すように加湿装置1には機器側面に配置して外部から空気を取り込む吸込口2と、この空気に加湿をする加湿フィルター3と、加湿された空気を機器の上面から外部へ吹出す吹出口4と、吸込口2から加湿フィルター3へ空気を吸い込み、吹出口4から空気を吹出させるファン5と、このファン5を駆動するモータ6と、前記加湿フィルター3に水を供給する水トレー7とを備えている。
また、水トレー7内には、水8の水位を検知する検知手段として水位検知装置10を備えている。すなわち、水位検知装置10は水面9の位置を検出するものである。
また、加湿フィルター3は、円筒の形状をしており、円筒の周囲部分に配置して水トレー7に浸漬させることにより水分を保持して、そこに空気をあてることにより保持した水分を空気中に放出する保水手段としてのフィルター素子13を形成して備え、この円筒形の中心軸を水平方向に配置して回転させる小型のモータを備えている。すなわち、加湿フィルター3は、保水手段としてフィルター素子13を円筒形に形成して空気流路に配置したものである。また、フィルター素子13は、この円筒形の中心軸を水平方向に配置して、回転手段としての小型モータ13aにより回転駆動させる構成としている。
加湿フィルター3の構成について図2を用いて説明を加える。
図2に示すように、加湿フィルター3のフィルター素子13は、水8に浸漬させることによって吸水しファン5による送風によって水分を放出する機能を有する素材としてポリエステルを用いたものである。そして、両側面に設けた円形の側面サポート14と、この側面サポート14をつなぐ骨格(図示せず)により円筒形状を形成し、その外周にフィルター素子13を保持させて加湿フィルター3を形成する。また、側面サポート14の中心に合わせて配置したフィルター軸15とこの軸に連結させる前記小型モータ13aの軸受けであるモータ軸受け16を備えている。
そして、以上のように構成した加湿フィルター3の上方向側には、この加湿フィルター3を吊り下げて、水トレー7内で上下に位置を移動させる上下移動手段である加湿フィルター上下移動装置12が備えられている。
そして、これらモータ6と、小型モータ13aと、水位検知装置10と、加湿フィルター上下移動装置12とを電気的に接続して、駆動制御する制御装置11を備える。
また、水トレー7は、加湿装置1の底面部に位置し、その上部に加湿フィルター3と、ファン5と、モータ6と、小型モータ13aと、制御装置11と加湿フィルター上下移動装置12を配置する。
上記構成によって、水トレー7には所定の位置まで水8が入っていてその水面9に加湿フィルター3のフィルター素子13が浸漬している。このフィルター素子13は、円筒に形成された円周の一部が浸漬される位置で固定されている。
加湿装置1を運転すると、制御装置11の作用により、ファン5がモータ6により駆動され吸込口2から空気が吸い込まれ加湿フィルター3を通過することとなる。このとき加湿フィルター3は小型モータ13aによりゆっくりと回転をし、水トレー7のなかでフィルター素子13で水を吸収し、風路に運ばれて通過する空気接触することで湿気を放出することとなる。そして、この空気はさらに吹出口4に運ばれて、機器の上面から吹出されることとなる。
すなわち、加湿フィルター3は小型モータ13aによってこのモータ軸受け16を介して回転させられることによって、フィルター素子13を水8への浸漬・吸水と送風路への移動・水分の放出を繰り返して加湿作用を実現している。
ところが、水トレー7に貯めた水8は、加湿装置1の運転時間が進むことにより、減少しその水面9は加湿フィルター3よりも低くなる。水面9が低くなると、フィルター素子13への水8の吸収ができなくなる。
そこで、本実施の形態では、水位検知装置10が水面9を検知して、その信号を受けた制御装置11は、加湿フィルター上下移動装置12を駆動して、加湿フィルター3の高さ位置を水面9に合わせることとなる。このようにして、加湿フィルター3のフィルター素子13を水面9に対して常に一定の高さで浸るようにすることで、加湿量を所定の量に保ちながら加湿装置1の運転を行うことができる。
これによって、水位の変化に対応して加湿フィルター3位置を調整することができるので、水トレー7をより深いものにして備えることで加湿運転を続けることができ、水トレー7への頻繁な水の供給を不要にして、ユーザーの手間をかけずに長時間加湿装置の運転をさせることができる。結果として、従来の加湿装置のように給水タンクを用意しなくても、本実施例のように長時間の加湿装置の運転を実現することができる。
また、水トレー7は、加湿装置1の底面部に位置し、その上部に加湿フィルター3と、ファン5と、モータ6と、小型モータ13aと、制御装置11と加湿フィルター上下移動装置12を配置することで、従来の加湿装置のように、給水タンクを水トレーの横に配置することが不要となり、加湿装置の底面積を低減してより、コンパクトな加湿装置を提供することができる。
なお、加湿フィルター3は、フィルター素子を円盤状に形成し、その中心に同心円でフィルター軸とモータ軸受けを設けて回転させる円盤状の形態のものでも良い。
また、水位を検出する水位検知装置10の例としては図1に示すような簡便なフロートを用いた検出装置や水と空気の電気伝導率の差を利用した電極方式などが一般的に利用できる。(図は省略する)この場合、フロートや電極を水位高さ方向に異なった高さに複数設置することで、複数段階の水位検知が容易に行え、それに従って加湿フィルター3の位置を制御装置が多段階で上下させることも実現できる。(図は省略する。)。
また、加湿フィルター部分を上下させる手段の例としては、駆動は制御装置から任意のパルスを送出することで用意に回転角度を制御できるステッピングモータを利用するのが一般的で、そのモータの軸にピニオンギアを用い、上下させる側にラックギアを用いるラック・アンド・ピニオンギア方式が利用できる。(図は省略する)。
さらに、風路の吸込口側近傍に湿度センサー17を設けることによって、加湿装置が設置されている室内環境の湿度を検知し制御装置11において、一定の湿度に達した場合にはモータの運転を停止させることにより加湿運転を停止することができる。また、湿度の状況に応じてモータの回転数を制御することによって風量を変化させ加湿量の調整を図ることも可能である。
さらに、風路の吸込口2に空気清浄フィルター18を設けることにより、加湿装置1内へ吸気する空気を清浄にすることができる。この空気清浄フィルター18によって加湿装置1内の加湿フィルター3やファン5への汚れの付着を防止するとともに、加湿装置1に加湿機能に加えて空気清浄機能を付与することができる。
空気清浄フィルターとしては、HEPAやULPAと一般的に呼ばれる市販の空気清浄機用高性能フィルターのほか、カテキンなどの機能成分を付加したフィルターなども目的に応じて利用できる。
さらに、前記湿度センサー17の検知結果によって加湿運転が不要と判断されたときに、制御装置11によって加湿フィルター上下移動装置12を作動させて加湿フィルター3を水面9の上に移動させかつモータ6を運転させることによって、加湿を行わない空気清浄機能のみの装置としての機能を持たせることもできる。
(実施の形態2)
図3は本願発明における加湿装置のスイッチ操作および表示部分の形態を示したものである。
図3の例では実施の形態1に示した空気清浄機能も併せ持った応用機器を例にしており、ユーザーが操作できるスイッチとして加湿装置の運転/停止を切り換えられる運転停止スイッチ19と加湿空気清浄機能と空気清浄機能を切り換えられるモード設定スイッチ20とモータの出力を切り換えることで加湿量や空気清浄の風量を切り換えられる風量設定スイッチ21を有しており、それぞれの状態を表示する表示部22を合わせて備えている。また、表示部22には図1の水位検知装置10によって検知された結果によって水位の状態を表示する表示手段23を備えることでユーザーに水位量の情報を報知することができる。図3の例では表示手段23には加湿フィルターの移動限界を超えて水位が低くなったときに点灯あるいは点滅してユーザーに渇水を知らせることのできる渇水状態表示23aと水の消費量の状態を表示する水位状態表示23bを合わせ備える。
運用例としては、限界水位以下になった状態のときに渇水状態表示23aのみを点滅あるいは点灯させて水位状態表示23bを消灯することでユーザーに渇水を明示し加湿運転停止を知らせ、限界水位以上の水が確保されているときには渇水状態表示23aを消灯し水位状態表示23bを点灯させることでユーザーに水の残量を報知させることができる。ここで、水位状態表示23bの例では水位をあらわすことを明示している「水位」という文字とともに、残水量を5段階で表示するマークをここでは四角のシンボルで表現しているマークを使って表示させている。この例では、白抜きの四角は水のない状態であり、黒ベタ塗りの四角は水のある状態とし、5段階のうち下から3段階目までの水量保持の状態を示している。
上記構成によって、運転停止スイッチ19によってユーザーは任意に加湿装置の運転と停止を切り換えることができる。また、モード設定スイッチ20によって加湿と空気清浄を同時に行う加湿空気清浄機能と加湿フィルターを水面上に移動させることで空気清浄のみを行う空気清浄機能を任意に選択できる。また、風量設定スイッチ21によって加湿空気清浄機能および空気清浄機能いずれの場合にもモータの出力を任意に切り換えることで必要な運転風量を設定できる。
また、表示手段23によってユーザーは水の残量を容易に知ることができ加湿量の判断や次回の給水時期の予測が可能となるとともに、水が渇水状態となったときに給水が必要であることを容易に知ることができる。
(実施の形態3)
図4は本願発明における加湿装置の別の実施の形態を示したものである。
実施の形態1に加えて、吸込口2の内側に、風向板24を備えたことを特徴とする。
なお、本実施の形態の理解を容易にするために、実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明は簡略化する。
すなわち、図4に示すように、吸込口2と加湿フィルター3の間の風路には、前記加湿フィルター3が最も高い位置に位置したときに、その上側の筐体に沿わしたR形状を有する風向板24を設け、この風向板24一端は回転軸25を有し他端が回動するように構成する。前記回転軸25は、他端に比べて高い位置にあり、他端を加湿フィルター3の上側に配置する。また、回転軸25は、風向板24を回動させる第2小型モータ26に接続されている。そして、制御装置11は、加湿フィルター上下移動装置12の位置に合わせて風向板24を回動させる構成とする。
実施の形態1のように、加湿フィルター3は、水面9の高さに応じて水トレー7内で移動をする。そして、水面9の高さに合わせて、次第に低い位置に移動をしていく。このとき、加湿フィルター3は、風路から外れていくこととなる。そこで、より安定して加湿をおこなうために、本実施の形態では、特に、加湿フィルター3の位置が下がるとともに、風向板24を回動させて、より加湿フィルター3側にその他端を近づけて、加湿フィルター3の上方の風路を遮るものである。したがって、加湿フィルター3が低い位置になると、吸込口2から吸い込まれた空気は、風向板24の下側を通過して、水トレー7に深く浸漬させている加湿フィルター3へ導かれることとなる。そして、加湿フィルター3は吸収している湿気をこの空気に放出することができ、加湿量を安定させることができる。
すなわち、加湿フィルター3の高さ位置に応じて、回動の角度を調節する風向板24を設けることで、水トレー7内の水面9の高さに応じて加湿フィルター3と風向板24の回動角度を調節して、加湿フィルター3のフィルター素子13に吸収させる水の量を一定にすることができ、また、加湿フィルター3の位置が低く変わっても風向板24の作用により、加湿フィルター3を通過する空気の量を一定に確保することができて、加湿装置1の加湿量をより安定化することができる。
本発明の加湿装置は、水トレーの水位検知機能と加湿フィルターの上下移動機能を利用することにより、水補給頻度の低い加湿装置を得られる効果があるため、加湿機や加湿空気清浄機といった小型の家庭用電化機器をはじめ、業務用加湿装置や水イオン発生装置などの加湿機能応用機器にも適用できる。
本発明の実施の形態1の加湿装置の構成の一例を示す図 同加湿装置を構成する加湿フィルターの構成の一例を示す図 本発明の実施の形態2の加湿装置のスイッチおよび表示部の形態の一例を示す図 本発明の実施の形態3の加湿装置の構成の一例を示す図 従来例の加湿装置の構成図
符号の説明
1 加湿装置
2 吸込口
3 加湿フィルター
4 吹出口
5 ファン
6 モータ
7 水トレー
8 水
9 水面
10 水位検知装置
11 制御装置
12 加湿フィルター上下移動装置
13 フィルター素子
13a 小型モータ
14 側面サポート
15 フィルター軸
16 モータ軸受け
17 湿度センサー
18 空気清浄フィルター
19 運転停止スイッチ
20 モード設定スイッチ
21 風量設定スイッチ
22 表示部
23 表示手段
23b 水位状態表示
24 風向板
25 回転軸
26 第2小型モータ
101 加湿装置
102 吸込口
103 加湿フィルター
104 吹出口
105 ファン
106 モータ
107 水トレー
108 水
109 水面
110 水タンク
111 水タンク内水
112 水タンク内水面
113 水タンク給水弁

Claims (9)

  1. 吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風手段を設けた本体と、この本体内に水を吸収して保水し前記送風手段によって運ばれる空気中に保水した水分を放出する加湿手段と、この加湿手段に供給する水をためておく水トレーと、この水トレーの水位を検知する検知手段と、前記水トレーの水位により前記加湿手段の位置を上下する移動手段と、加湿手段の浸水位置を所定の位置に調整する制御手段とを備えた加湿装置。
  2. 吸込口と、吹出口と備えた本体と、この本体の内部に前記吸込口と吹出口を連通させる空気流路と、この空気流路に設けて前記吸込口から吸気して吹出口から空気を吹出す送風手段と、前記空気流路に配置した水を吸収させた保水手段を有する加湿手段と、この保水手段に供給する水をためる水トレーと、この水トレーの水位を検知する検知手段と、前記保水手段の位置を調整する移動手段と、前記検知手段の検知した水位により移動手段を制御する制御手段とを設けた加湿装置。
  3. 加湿手段は、円筒に形成した保水手段と、この保水手段を水平方向に配置して回転させる回転手段とを有し、この円筒の外周の一部を水トレー内の水に浸漬させて構成する請求項2記載の加湿装置。
  4. 制御部に室内の湿度を検知する湿度検知手段と、その検知結果により送風手段の運転風量を可変させる能力調整手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の加湿装置。
  5. 制御部に加湿量を設定するスイッチと、このスイッチの設定によって加湿量を可変する加湿量調整手段とを備えた請求項1または2記載の加湿装置。
  6. 空気流路内に吸い込んだ空気の汚れを除去する空気清浄フィルターを備えた請求項1または2記載の加湿装置。
  7. 制御部は、湿度が所定の値より高いときに加湿手段を水トレーの水位面より上方に移動させる請求項4記載の加湿装置。
  8. 検知した水位の残量を表示する表示手段を本体に備えたことを特徴とする請求項1または2記載の加湿装置。
  9. 加湿手段の位置に応じて、風向を調節する風向板を吸込口と加湿手段の間に設けた請求項1または2記載の加湿装置。
JP2008329332A 2008-12-25 2008-12-25 加湿装置 Pending JP2010151365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008329332A JP2010151365A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 加湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008329332A JP2010151365A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 加湿装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010151365A true JP2010151365A (ja) 2010-07-08

Family

ID=42570663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008329332A Pending JP2010151365A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 加湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010151365A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015046368A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 ダイキン工業株式会社 空気清浄機
KR20150050717A (ko) * 2013-10-31 2015-05-11 주식회사 동양매직 리프트 장치를 포함하는 가습장치
JP2016027299A (ja) * 2013-09-30 2016-02-18 ダイキン工業株式会社 空気清浄機
KR20160078835A (ko) * 2014-12-24 2016-07-05 코웨이 주식회사 제가습 장치
CN108571795A (zh) * 2018-04-27 2018-09-25 阮晓萍 带有净化空气功能的物联网加湿机
JP2020183825A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 シャープ株式会社 空気調和機
KR20210107565A (ko) * 2021-08-12 2021-09-01 안승민 에어컨 응축수를 재활용한 실외기 분무냉각장치
CN115013905A (zh) * 2022-06-28 2022-09-06 珠海格力电器股份有限公司 空气净化器及其加湿控制方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015092128A (ja) * 2013-09-30 2015-05-14 ダイキン工業株式会社 空気清浄機
JP2016027299A (ja) * 2013-09-30 2016-02-18 ダイキン工業株式会社 空気清浄機
CN105593606A (zh) * 2013-09-30 2016-05-18 大金工业株式会社 空气净化器
WO2015046368A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 ダイキン工業株式会社 空気清浄機
CN105593606B (zh) * 2013-09-30 2018-11-09 大金工业株式会社 空气净化器
KR20150050717A (ko) * 2013-10-31 2015-05-11 주식회사 동양매직 리프트 장치를 포함하는 가습장치
KR102092223B1 (ko) * 2013-10-31 2020-03-24 에스케이매직 주식회사 리프트 장치를 포함하는 가습장치
KR102371163B1 (ko) * 2014-12-24 2022-03-08 코웨이 주식회사 제가습 장치
KR20160078835A (ko) * 2014-12-24 2016-07-05 코웨이 주식회사 제가습 장치
CN108571795A (zh) * 2018-04-27 2018-09-25 阮晓萍 带有净化空气功能的物联网加湿机
JP2020183825A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 シャープ株式会社 空気調和機
JP7250608B2 (ja) 2019-05-07 2023-04-03 シャープ株式会社 空気調和機
KR20210107565A (ko) * 2021-08-12 2021-09-01 안승민 에어컨 응축수를 재활용한 실외기 분무냉각장치
KR102448641B1 (ko) 2021-08-12 2022-09-27 안승민 에어컨 응축수를 재활용한 실외기 분무냉각장치
CN115013905A (zh) * 2022-06-28 2022-09-06 珠海格力电器股份有限公司 空气净化器及其加湿控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010151365A (ja) 加湿装置
KR20090095965A (ko) 공기 조화 시스템
JP2009186073A (ja) 加湿装置
JP2019163898A (ja) 加湿空気清浄装置
JP5374659B2 (ja) 加湿装置
CN101173808A (zh) 空气除菌装置
JP2022115918A (ja) 液体微細化装置
KR200263133Y1 (ko) 필터 기화식 가습기
JP4324625B2 (ja) 加湿装置及びフィルタ
KR20130065262A (ko) 제가습 장치
JP2014204864A (ja) ミスト発生装置
JP2008064433A (ja) 加湿装置
JP7133755B2 (ja) 液体微細化装置
JP2012083023A (ja) 加湿装置
JP5724967B2 (ja) 加湿装置
KR20120101788A (ko) 가습장치
JP2014163520A (ja) 加湿器
JP7291877B2 (ja) 液体微細化装置
KR20090096275A (ko) 수중 방전 장치
KR20090096274A (ko) 공기 조화기
KR20170112134A (ko) 가습공기청정기
JP2021171713A (ja) 液体微細化装置
JP2014066478A (ja) 加湿機
JP2015127613A (ja) 加湿装置
KR20190110789A (ko) 가습청정장치