JP4768374B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ECC機能を用いたデータ保持モードを有する半導体記憶装置、例えばダイナミック型ランダムアクセスメモリ(DRAM)に関するものである。
従来、この種の半導体記憶装置としては、例えば特許文献1の「ダイナミック型RAMのデータ保持方法と半導体集積回路装置」が知られている。この特許文献1には、DRAMがデータ保持動作のみを行う動作モードに入るときに、複数のデータに対して誤り検出訂正用のパリティビット(検査ビット)を生成して記憶させ、かかるパリティビットを用いた誤り訂正動作によるエラー発生の許容範囲内でリフレッシュ周期を長くしてリフレッシュ動作を行い、上記データ保持動作から通常動作に戻る前に上記データとパリティビットを用いて誤りビットを訂正する方法が提案されている。
この特許文献1の図23には、エントリー(ENTRY)動作終了からデータ保持モード開始、並びにデータ保持モードからエグジット(EXIT)動作開始までを示すタイミング図が示されている。
この方式においては、実際の通常動作時からデータ保持モードに遷移するエントリーの期間に、全てのメモリセルに対する読み出しと発生したパリティビットの書き込みを行う。また、データ保持モードから通常動作に遷移するエグジットの期間においては、全てのメモリセルから符号すなわち情報ビットとパリティビットを読み出し、誤り検出・訂正、訂正データの書き戻し動作を行う。
しかしながら、これらの各動作は全メモリセルを対象にして行うため、エグジット動作開始から通常動作を行うことができるようになるまでの遷移時間が非常に長くなってしまうという問題がある。
特開2002−56671
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、エントリー/エグジット遷移時間を短縮し、データ保持モードから素早く通常動作モードに復帰することが可能となる半導体記憶装置を提供する。
この発明の一態様によると、データをダイナミックに保持するメモリセルと、第1のレジスタを有し、前記メモリセルから読み出された符号に対して誤り訂正を行うECC回路と、第1のレジスタを有し、前記メモリセルの動作及び前記ECC回路の動作を制御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、前記メモリセルがデータの保持のみを行う動作モードに入るときに、複数のデータを読み出して誤り検出訂正用の検査ビットを生成して記憶させ、前記検査ビットを用いた前記ECC回路の誤り訂正動作によるエラー発生の許容範囲内の周期によりリフレッシュ動作を行わせ、且つ前記データの保持のみを行う動作モードから通常動作モードに復帰する前に、前記検査ビットを用いて前記データの誤りビットを訂正させるように制御し、エグジット期間中はページ動作で連続リード動作を行うとともに、読み出された符号に対して前記ECC回路による誤り訂正動作を行い、訂正が起きた場合に、訂正データ、誤り訂正情報を前記第1のレジスタに格納し、訂正が起きた符号が格納されたカラムアドレスを前記第2のレジスタに格納し、ページの連続リードの最後のコマンド入力後、直ちに前記第1のレジスタに格納された訂正データを前記メモリセルに書き戻す半導体記憶装置が提供される。
この発明によれば、エントリー/エグジット遷移時間を短縮し、データ保持モードから素早く通常動作モードに復帰することが可能となる半導体記憶装置が得られる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
この発明は、データ保持モードから通常動作モードに移行するエグジットの期間においては、
(1) パイプライン構成を最適化することにより、データリード、符号生成、誤り検出・訂正、符号書き込み、復号書き戻しをシームレスに行い、余分なレジスタ(register)を減らし、且つエントリー/エグジット遷移時間を短くする。
(2) ECC機能によって誤りがないことが判明した場合には、書き戻し動作を省略する。
(3) ページ動作でデータを読み出し、訂正データを書き戻す場合に、訂正データを書き戻すページサイクルの回数の上限を設け、書き戻しの回数はページ長よりも常に短く設定する、あるいは
(4) ページ動作でデータを読み出して誤りを検出するが、その誤り検出回数の上限を設け、これをページ長より小さくし、誤り検出回数がこの上限値に等しくなったら、これ以降は当該ページサイクルにおけるデータの読み出しもこれに対応する誤り訂正動作や訂正データ書き戻し動作を省略する、
等の手法のうち少なくとも1つを用いることにより、エントリー/エグジット遷移時間を短縮し、データ保持モードから素早く通常動作モードに復帰できるようにしている。しかも、動作の一部を省略するため、消費電力の削減にも効果がある。
次に、上述した(1)〜(4)を実現するために、前提となる半導体記憶装置の具体的な動作と構成について図1乃至図5により順次説明する。
図1は、この発明の前提となる半導体記憶装置の概略動作を模式的に表しており、データ保持モードを示す模式図である。
この半導体記憶装置は、通常動作時において、リフレッシュ間隔tREF=4msで動作している。データ保持モードに入るために、エントリーの期間として全セルにアクセスして符号ビット(コードビット)を生成し、それをメモリセルに書き込む。ここでは組織化符号の使用を前提としているので、符号ビットの中には情報ビットがそのまま含まれており、符号ビットから情報ビットを除いた部分をパリティビットと呼ぶことにする。この時、エントリーでメモリセルに書き込むのは、このパリティビットのみで構わない。そして、全セルにアクセスして符号ビットを書き込んだ後は、データ保持モードに入る。
この図1に示す動作では、消費電力の削減を図るために、エントリーが終了したらスリープモード(Sleep mode)に入る。ここで言うスリープモードを実現するには、いわゆるMT−CMOS技術やVT−CMOS技術等が知られている。MT−CMOS技術は、ほとんど全てのメモリ周辺回路を構成するトランジスタのGND側に接続されたMOSFETのソースとGND線の間に設けたスイッチトランジスタをオフすることによりリーク電流を削減するものである。VT−CMOS技術は、MOSFETのバックゲートバイアスを調整し、閾値電圧を変化させることにより、リーク電流を削減するものである。すなわち、ここでのスリープモードとは、リークカット動作させている状態を意味している。
さて、データ保持モードに入ると、ECC機能によりリフレッシュ間隔tREFを長くすることができる。通常動作時にtREF=4msであったものが、データ保持モードにおいてはtREF=16msにできるものとすると、データ保持モードに入ってからtREF=16ms以内に少なくとも1回の全セルリフレッシュ動作が必要になる。リフレッシュ動作をするためには、その動作に必要なリークカットされている回路の電源や閾値電圧を復帰させなければならない。全セルリフレッシュの前には、スリープから復帰するためのウェイクアップ(wake up)動作が必要であり、全セルリフレッシュ終了後に再びスリープモードに入るゴートゥースリープ(go to sleep)動作が必要になる。
このスリープ→ウェイクアップ→リフレッシュ→ゴートゥースリープの繰り返し後に、通常動作モードに移行するためには、まずスリープからウェイクアップ後のエグジット期間中に全セルにアクセスして復号動作、すなわち符号ビットを読み出して誤り検出・訂正を行い、訂正データをメモリセルに書き戻す必要がある。そして、全セルのデータ復号が終了したら通常動作モードに移行する。
図2は、エントリー並びにエグジット期間中におけるリフレッシュ動作の注意事項について説明するための模式図である。ここでは、エグジット期間中に行われる誤り訂正(error correction)がリフレッシュ間隔tREFより大きい(4ms以上)時の動作を示している。
通常、メモリセルにアクセスするアドレシングでよく使用されるものとして、RFS(Row First Scan)とCFS(Column First Scan)がある。RFSは、ロウアドレス(row address)を先にインクリメント(increment)させて全てのロウをアクセスした後、カラムアドレス(column address)をインクリメントさせる方法である。一方、CFSは、カラムアドレスが先、ロウが後の方法である。
CFSでは、エントリーまたはエグジット期間中に通常のtREF=4ms以内に全ロウにアクセスできない場合には、メモリセルのリテンション(retention)不良を引き起こすので注意が必要である。この不良は、エントリー/エグジット期間の途中で起こるので、ECC機能では救済できない。従って、エントリー/エグジット期間であってもtREF=4msの制約を満たすように、途中でリフレッシュ(refresh)動作を行う必要がある。
この時、エグジット/エントリーでの全セルアクセスをRFSで行う場合には、ロウアドレスのインクリメントが先に行われるので、リフレッシュの制約はほとんどの場合に満たされる。これに対し、CFSでページ動作を行う場合には、1ロウサイクル(row cycle)の間に複数カラムにアクセスするので、全てのロウへのアクセスが行われるまでに時間がかかる。このため、クロック(clock)が遅くメモリ容量の大きい半導体記憶装置の場合には、サイクルタイム(cycle time)がリフレッシュの制約を満たせなくなるので、途中にリフレッシュ動作が必要になる。
一方、エントリー/エグジット遷移時間の観点から言うと、CFSでページ動作を行えば、ページ長が長いほど遷移時間は短くなる。これに対し、RFSの場合にはリフレッシュの制約の心配は少ないが、ロウが活性化してカラムアクセス開始するまでのtRCDや、ライトコマンド(write command)からロウプリチャージコマンド(row precharge command)までの時間tWR、ロウプリチャージコマンドから次のロウアクティブコマンド(row active command)までの時間tRP等の時間が1ロウアクセス(row access)の間に必要であり、遷移時間は大幅に長くなる。
図3乃至図5はそれぞれ、上記各時間を概略的に見積もったグラフである。想定した半導体記憶装置の構成は、これらのグラフに記載した通りである。図3はCFS、図4はRFS、図5はバンクインターリーブ(bank interleave)を使用した場合をそれぞれ示している。図3では周波数freq[MHz]とtENTRY(全符号発生)/tEXIT(全セル訂正)[ms]との関係を示している。矢印で示すようにENTRY/EXITに4ms以上かかる場合には、途中でリフレッシュが必要になる。図4では周波数freq[MHz]と時間time[ms]との関係を示している。time[ms]=tENTRY(全符号発生)/tEXIT(全セル訂正)[ms]であり、ENTRY/EXITに4ms以上かかってもリフレッシュは不要である。図5ではバンクインターリーブを使用した場合の周波数freq[MHz]とtENTRY(全符号発生)/tEXIT(全セル訂正)[ms]との関係を示している。矢印で示すようにENTRY/EXITに4ms以上かかる場合には、やはり途中でリフレッシュが必要になる。
この発明の実施形態では、上述したようなことを考慮し、CFSでページ動作を行う場合に、パイプライン構成を最適化することで、エントリー/エグジット遷移の動作をシームレスにするとともに、余分なレジスタを削減し、更にエグジット時のデータ読み出し、誤り検出・訂正、復号データ書き戻し動作を必要最小限に抑えることで、エグジット遷移時間を短くしている。
図6は、この発明の実施形態に係る半導体記憶装置の構成例について説明するためのもので、DRAMマクロの全体図を概略的に示す平面図である。このDRAMマクロは、8つのバンク(4Mビットサブマクロ)11−1〜11−8を備えている。各バンク11−1,11−2間、11−3,11−4間、11−5,11−6間、11−7,11−8間にはそれぞれ、デコーダブロック12−1〜12−4が配置されている。また、各バンク11−1,11−3間、11−2,11−4間、11−3,11−5間、11−4,11−6間、11−5,11−7間、11−6,11−8間及びバンク11−7,11−8に隣接して、セカンダリーセンスアンプ(secondary sense amplifier)13−1〜13−8がそれぞれ配置されている。
各々のバンク11−1〜11−8中には、バンク11−2で代表的に示すように1Mビットのメモリセルアレイ(1M array)14−1〜14−4が配置されている。これらのメモリセルアレイ14−1〜14−4をそれぞれ挟んでセンスアンプ15−1〜15−5が配置されている。
上記セカンダリーセンスアンプ13−7,13−8に隣接してECC回路16−1,16−2が設けられている。このECC回路16−1,16−2中にはそれぞれ、リードライトバッファ(RWBUF)やECCブロック(BLKECC)等が設けられている。また、上記デコーダブロック12−4に隣接して、上記ECC回路16−1,16−2間の領域に制御回路17が配置されている。この制御回路17中には、ブロックコントローラ(BLKCTRL)やECCコントローラ(ECCCTRL)等が設けられている。
上記ECC回路16−1,16−2中にはそれぞれ、DRAMマクロ外部からデータDIが入力される。このデータDIは、入力データ線DIN,DIPを介して各セカンダリーセンスアンプ13−7,13−5,13−3,13−1及び13−8,13−6,13−4,13−2に供給される。上記入力データ線DINはノーマルデータを転送し、上記入力データ線DIPはパリティデータを転送する。各セカンダリーセンスアンプ13−1〜13−8に入力されたデータDIは、対応するバンク11−1〜11−8中のDQ線及びセンスアンプ15−1〜15−5を介してメモリセルアレイ14−1〜14−4中の選択されたメモリセルにそれぞれ供給される。
一方、メモリセルから読み出されたデータは、このメモリセルが含まれるメモリセルアレイ14−1〜14−4に対応するセンスアンプ15−1〜15−5で増幅され、DQ線に転送される。このDQ線上のデータは、セカンダリーセンスアンプ13−1〜13−8で更に増幅され、出力データ線DON,DOPを介してECC回路16−1,16−2に供給されるとともに、出力データDOとして外部に出力される。上記出力データ線DONはノーマルデータを転送し、上記出力データ線DOPはパリティデータを転送する。
図7は、上記図6に示した回路における破線18で囲んだ領域(ECC回路16−1と制御回路17)の具体的な構成例を示すブロック図である。上記ECC回路16−1中には、リードライトバッファ(RWBUF)21とECCブロック(BLKECC)22が設けられている。上記リードライトバッファ21中には、読み出し用のクロック信号CLKRDで制御されるリードバッファ(フリップフロップ)23と書き込み用のクロック信号CLKWDで制御されるライトバッファ(フリップフロップ)24とが含まれている。上記ECCブロック22中には、EC(error correction)部25、コードジェネレータ(code generator)/シンドロームジェネレータ(syndrome generator)26、シンドロームデコーダ(syndrome decoder)27、ECC用のクロック信号CLKECで制御されるバッファ(フリップフロップ)28及びマルチプレクサ29,30等が含まれている。
入力データDIは、上記マルチプレクサ30の一方の入力端に供給される。このマルチプレクサ30の他方の入力端には、上記マルチプレクサ29の出力信号が供給されている。上記マルチプレクサ30の出力信号は、バッファ24に供給される。このバッファ24は、DRAMマクロに入力されたライトコマンドに同期して活性化される書き込み用のクロック信号CLKWDに応答して動作し、通常動作時にはDRAMマクロ外部から入力された上記入力データDIを入力データ線DIN,DIPに供給する。上記マルチプレクサ30は、通常動作時、すなわちECCを機能させていないときには上記入力データDIを選択し、ECC動作時には上記マルチプレクサ29の出力信号がメモリセルに書き込まれるように選択する。
出力データ線DON,DOPに読み出されたデータは、DRAMマクロに入力されたリードコマンドによって定まるタイミングで活性化される読み出し用のクロック信号CLKRDに応答してリードバッファ23に入力される。このバッファ23の出力信号はバッファ28に供給されるとともに、リードコマンドが入力された時点からリードレーテンシ分のクロック数経過後に出力データDOとして外部に出力される。このバッファ28は、クロック信号CLKRDよりも1クロック遅れたECC用のクロック信号CLKECに応答して上記バッファ23の出力信号を取り込む。バッファ28の出力信号は、EC部25及びコードジェネレータ/シンドロームジェネレータ(CG/SG)26に供給される。上記EC部25及びコードジェネレータ/シンドロームジェネレータ26の出力信号はそれぞれ、上記マルチプレクサ29に供給される。上記マルチプレクサ29は、符号生成の際にはコードジェネレータ/シンドロームジェネレータ26から出力されるチェックビットデータを選択して出力し、誤り訂正の際にはコードジェネレータ/シンドロームジェネレータ26から出力されるシンドロームをシンドロームデコーダ(SD)27でデコードして、その結果得られた誤り位置情報を元にEC部25で訂正されたデータを選択して出力する。
また、上記制御回路17中には、ブロックコントローラ(BLKCTRL)31とECCコントローラ(ECCCTRL)32が設けられている。上記ブロックコントローラ31中には、マルチプレクサ33とアドレス及びコマンドバッファ(addr,cmd buf)34が含まれている。ECCコントローラ32には、カウンタ(counter)35とタイマ(timer)36が含まれている。
ECCコマンド(ecc command)は、カウンタ35に供給され、このカウンタ35の出力がタイマ36に供給される。上記タイマ36による計時結果はカウンタ35に供給される。上記ECCコントローラ32の出力信号とアドレス及びコマンド(addr,cmd)はマルチプレクサ33に供給される。このマルチプレクサ33は、通常動作時にはDRAMマクロ外部からのアドレス及びコマンドを選択してマクロ内部を制御するのに用い、ECC動作時にはECCコントローラ32から出力されたアドレス及びコマンドを選択して使用する。このマルチプレクサ33の出力信号は、アドレス及びコマンドバッファ34に供給される。そして、アドレス及びコマンドバッファ34から内部アドレス及びコマンドがメモリセルに供給される。また、このブロックコントローラ31から出力される読み出し用のクロック信号CLKRD、書き込み用のクロック信号CLKWD及びECC用のクロック信号CLKECはそれぞれ上記バッファ24,23,28に供給される。
図8は、上記図7に示したECCブロック22において、符号化動作を司る部分を抽出してより詳細に示すブロック図である。図8において、図7と同一構成部には同じ符号を付している。また、後ろにNを付けた参照符号(28N,30N)はノーマル用、Pを付けた参照符号(28P,30P)はパリティ用である。この図8においては、パリティを発生する場合の経路を実線の矢印で示している。図8においてパリティ用の読み出しデータDOPはDRAMマクロ外部に出力する必要はなく、パリティ用の書き込みデータはDRAMマクロ外部から入力されることはない。
図9は、上記図7に示したECCブロック22において、復号、すなわちシンドローム生成、シンドロームデコード及び誤り訂正を行う部分を抽出して示すブロック図である。図9において、図7と同一構成部には同じ符号を付している。また、図8と同様に、後ろにNを付けた参照符号(28N,30N)はノーマル用、Pを付けた参照符号(28P,30P)はパリティ用である。この図9においては、誤り訂正を行う場合の経路を実線の矢印で示している。
なお、符号には、1誤り訂正可能な縮小ハミングコード(Hamming Code)を使用する場合を想定しているが他の符号でも構わない。情報長は128ビット、符号長は136ビット、検査記号長、すなわちこの発明の実施形態で言うパリティビットは8ビットである。
図10は、RFSでのタイミング図を示している。オートエグジット/エントリーの場合は、外部コマンドでロウサイクルの開始コマンドを入力し、アドレスは内部カウンタで生成する。
セルフエグジット/エントリーの場合は、ロウサイクル開始するエントリー/エグジットコマンドは内部タイマにより、自動的に生成され、アドレスも内部のカウンタで生成されたものを使用する。
エントリーコマンドが入力されると、ロウが活性化されワード線の電位が立ち上がる。ロウアクティブコマンドからtRCD後にリードコマンドが発生され、データを128ビット(エグジット時はパリティと合わせて136ビット)読み出す。リードコマンドからリードレーテンシCYCLE後にデータがECC回路に入力され、符号生成(エグジット時は誤り訂正)を行う。次のサイクルで内部ライトコマンドが生成され、パリティビット(エグジット時には、訂正済みデータ)をメモリセルに書き込む。内部ライトコマンドからtWR後に内部PRCコマンドが生成され、このロウがプリチャージ状態にされる。その時点からtRPよりも以降に、次のアドレスをインクリメントされたロウを活性化するロウアクティブコマンドが入力される。
図11は、CFSでページ(page)長=32ビットで動作させた場合を想定したタイミング図である。ここで、ロウ系のコマンドは図10と同様であるが、カラム動作は、actからtRCD後の各サイクルでカラムアドレスc0からc31までの32サイクル連続でリードコマンドが入力されている。ここでリードレーテンシ(Read Latency)RL=3であるので、最初のカラムアドレスc0に対するコマンドRに対してRL=3後にリードデータQ0が出力される。リードデータQ0に対して、ECC回路の出力D0は1サイクル後に生成される。さて、リードが32カラム連続した後に、3サイクルNOP(No Operation)コマンドNが入力された後にカラムアドレスc0〜c31に対するライトコマンドが32カラム連続して入力される。
ライトデータはリードして、得られた各Qiに対してECC回路で生成されたパリティビットあるいは訂正済みの復号データDiである。これにはページ長32個×符号長136ビットのレジスタがあれば十分であり、実際にはもっと少なくて済む。しかし、多数のレジスタが必要であり、且つリードとライトの間にNOPコマンドNを挿入しなければならない。
[第1の実施形態]
図12は、この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の動作について説明するためのタイミング図である。図12において、ecccmdは図7のECCコントローラ32に対する入力信号(ecc command)であり、システムクロックCLKに同期してDRAMマクロ内部のロウアクティブコマンド信号actを活性化させるとともに、ECCコントローラ32内のカウンタ35からロウアドレスRA0がマクロ内部に伝達され、ロウアドレスRA0により定まるワード線が活性化される。ECCコントローラ32内のタイマ36で計時されるtRCD以降、メモリセルのデータを読み出すためにリードコマンドが発行され、メモリセルにデータを書き込むためのライトコマンドが発行され、ページ動作が行われる。このリードコマンド並びにライトコマンドはECCコントローラ32内で発生されたもので、カラムアドレスC0からC31はECCコントローラ32内のカウンタから供給されるものである。ページ動作終了後は、最後のカラムコマンドからタイマ36で定めたtRW後にロウプリチャージ信号が発行されてワード線が非選択状態になる。
例えば、通常動作時のリードレーテンシが1や2の場合でも、強制的にRL=3で動作させ、4回リードの後に4回ライトを行えばシームレスなアクセスが可能である。よって、NOPを入れたりするパイプライン(pipeline)の乱れは存在しない。また、生成された符号や訂正された復号データは、その次のサイクルでラッチされメモリセルに書き込まれることになるのでレジスタは不要になる。
このように、本第1の実施形態によれば、パイプライン構成を最適化して、データリード、符号生成、誤り検出・訂正、符号書き込み、復号書き戻しをシームレスに行うことができる。これによって、余分なレジスタ(register)を減らし、且つエントリー/エグジット遷移時間を短くできる。
上述したダイナミック型RAMのデータ保持方法を一般化して表現すると次のようになる。エントリー/エグジット期間中はページ動作でリードライトを行うとともに、リードレーテンシ=n、すなわちリードコマンドからデータ出力確定までnサイクル、ライト動作に1サイクル、ECC動作にmサイクル必要なとき、ページ長kは、(n+m)の倍数であって、ページ動作は(n+m)回連続リードと(n+m)回連続ライトをk/(n+m)回繰り返す。
この図12に示した例は、n=3,m=1,k=32の場合であり、ページ長k=32は、n+m=3+1=4の倍数になっている。
[第2の実施形態]
図13乃至図15はそれぞれ、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのタイミング図である。本第2の実施形態では、ページ長=8の場合を例にとって示している。図13は1回のページアクセスに対して、カラムアドレスA2で指定されるメモリセルから読み出されたデータQ2に誤りが1個含まれていたため、シンドロームS2が非0になって訂正が起こり、受信語Q2が正しい復号語C2に訂正された場合を示している。
この動作を実現するためには、ECC回路16−1,16−2と制御回路17中にレジスタが必要であり、
シンドロームレジスタ(syndrome register):sd reg、
復号語レジスタ:cd reg、
フェイルアドレスレジスタ(fail address register):fa regがそれぞれページ長=8セット、更に
カラムアドレスレジスタ(column address register):ca regがRL=3セット必要である。
シンドロームレジスタsd regは、発生されたシンドロームを保持しておくためのものであり、図7のシンドロームデコーダ27中に設けられる。復号語レジスタcd regは、復号語を保持しておくためのものであり、図7のEC部25中に設けられる。カラムアドレスレジスタca regは、図7のECCコントローラ32内に設けられ、カウンタ35からの出力であるカラムアドレスを保持しておくために用いられる。フェイルアドレスレジスタfa regは、誤りを検出した際に、その誤りデータの読み出されたメモリセルのアドレスをカラムアドレスレジスタca regから取り込むものであり、やはりECCコントローラ32内に設けられる。
もし、受信語Q2に誤りがあると、シンドロームS2が非0になる。
すると、シンドロームS2はシンドロームレジスタsd reg0に取り込まれる。取り込まれていないシンドロームレジスタの値はオール(all)0である。
同時に、訂正されたデータC2が復号語レジスタcd reg0に取り込まれる。また、誤りを生じたデータが格納されていたカラムアドレスA2がフェイルアドレスレジスタfa reg0に取り込まれる。
ページ長=8サイクルのリードが終了すると、直ちに訂正データの書き戻しが開始される。シンドロームレジスタsd reg0の内容が非0である場合は、フェイルアドレスレジスタfa reg0に蓄えられたフェイルしたカラムアドレスA2が書き戻すアドレスとしてライトコマンドとともに指定され、書き戻すデータは復号語レジスタcd reg0に蓄えられたC2であり、これを書き戻す。
次に、シンドロームレジスタsd reg1の内容をみて、これが0であるのでページにおける書き戻しは終了し、tWR後にロウプリチャージ(row precharge)に入ることができる。
ここで、復号語レジスタは符号長に対応する136ビット持っている構成が一番簡単であるが数が多い。そこで、復号語のうち、誤り訂正の起こったデータ1ビットのみ保持しておいて、書き込むときにシンドロームをデコードして、その訂正の起きた1ビットのみ書き戻すこともできる。
本第2の実施形態によれば、ECC機能によって誤りがないことが判明した場合に書き戻し動作を省略できるので、エントリー/エグジット遷移時間を短縮し、データ保持モードから素早く通常動作モードに復帰できる。
図14は、基本的には図13と同様であるが、ページ内に2回誤り訂正が生じた場合を示している。
図15は、基本的には図13と同様であるが、ページ内の全てのカラムで誤り訂正が生じた場合を示している。
[第3の実施形態]
図16は、この発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのタイミング図である。本第3の実施形態は、誤り訂正が起きたらその次のサイクルで直ちに書き戻しを行うものである。上段は、ページ内に3回の訂正・書き戻しが起きた場合を示している。
このためには、書き戻しを行う場合に、その間カラムアドレスカウンタ(column address counter)を止めておき、書き戻しが終了したら直ちに、カラムアドレスカウンタを再開する必要がある。また、書き戻しのアドレスは誤りを含んだリードデータのアドレスと同一のものである必要があるので、新たに発生させるかレジスタに蓄えておく必要があるが、その数は大して多くはない。
本第3の実施形態によれば、ページ動作でデータを読み出し、訂正データを書き戻す場合に、訂正データを書き戻すページサイクルの回数の上限を設け、書き戻しの回数はページ長よりも常に短く設定することにより、エントリー/エグジット遷移時間を短縮でき、データ保持モードから素早く通常動作モードに復帰できる。
[第4の実施形態]
図17は、この発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのタイミング図である。
この例では、誤り訂正がページ内にわずかに1回生じた場合に直ちに書き戻しを行い、更にこのページ内でのデータ読み出しを中止し、tWR後にロウプリチャージ動作に入るようにしている。
この図17では、ページ内で1回訂正したときに終了するようにしたが、訂正2回、あるいはページ長よりも短い回数の訂正が生じた時点でリードも含めたページアクセスを打ち切るようにしても良い。
すなわち、本第4の実施形態では、ページ動作でデータを読み出して誤りを検出する際に、その誤り検出回数の上限を設け、これをページ長より小さくし、誤り検出回数がこの上限値に等しくなったら、これ以降は当該ページサイクルにおけるデータの読み出しもこれに対応する誤り訂正動作や訂正データ書き戻し動作を省略する。これによって、エントリー/エグジット遷移時間を短縮でき、データ保持モードから素早く通常動作モードに復帰できる。
図18乃至図20はそれぞれ、ページ長=128,32,16の場合の救済効率を示している。ページ内で誤り訂正回数を小さくしても4〜5回訂正してしまえば十分であることがわかる。
ここでは説明を簡単にするために、リテンション不良は全くランダムに発生すると仮定する。
1ビット不良確率をpとすると、1Mビット当たりの平均不良数λは、λ=220×pである。
ポアソン(Poisson)でもガウス(Gauss)でも構わないが、二項分布のままで計算する。
メモリ容量をN=32Mビット
n=情報長=I/O数=1回のカラムアクセスでリード/ライトするデータのビット幅=128ビット
m=符号長=136ビット
k=ページ長(例えば、16,32,128)とする。
このとき、ECC無しの歩留まり(Yield)は、
Yield=((1−p)(N/n)=(1−p)
ECC有り(1誤り訂正/128ビット)の歩留まり(Yield)は、
Yield=((1−p)+m×p×(1−p)(m−1)(N/n)
ECC有り(ページ中e回まで訂正)の歩留まり(Yield)は、
Yield=[sum(j=0…e,comb(n,j)×{((1−p)(k−j)×(m×p×(1−p)(m−1)})](N/n/k)
である。
上記第2乃至第4の実施形態の場合には、1回のページサイクルの長さが、そのページ内で、誤り訂正の生じた回数に依存する。
セルフ(Self)でECC動作する場合、すなわち、エントリー/エグジット期間中にロウ/カラムアドレスカウンタからの出力を取り込み、ロウアクティブ/プリチャージコマンドや、リード/ライトコマンドを自動的に発生し、そのタイミングを内部タイマで制御する場合には、ページ内の誤り訂正の生じた回数をカウントして、その各種信号のタイミングを制御することにより、全体のエグジット遷移時間を低減できる。
しかし、オート(Auto)で、すなわち全てのタイミングを内部タイマで制御するのではなく、例えばロウアクティブコマンドのみ外部からの入力を求めるような場合には、ページ内で誤り訂正の生じた回数に応じて、ロウサイクルタイム(row cycle time)がページ内の誤り訂正の生じた回数に依存してしまうので、外部からいつコマンドを入力して良いのかわからない。
これを解決するには、ページサイクルの終了を示す信号をメモリの外部に出力して、メモリコントローラがこれを受けて次のロウアクティブコマンドを発行するようにしても良い。また、仕様として、エントリー/エグジット時のページサイクルのロウサイクルタイムはフルページのリード/ライトをした場合のロウサイクルタイムの例えば0.8倍として規定してしまう方法もある。実際そのようにして、ページ内に存在するかもしれない全ての誤り訂正が起きる場合の最悪のケースはページ内の全てのカラムにおいて誤り訂正が生じた場合であるが、そのようなことが起きる確率は非常に小さい。よって、ページサイクル内のライト(もしくは、リード及びライト)を省略しても、図18乃至図20に示すように歩留まり(Yield)への影響を無視できるくらいまで小さくすることができる。
そうすれば、全体のエグジット遷移時間はメモリ容量とページ長から計算できる。但し、途中でリフレッシュが必要な場合は別途考慮する必要ある。
この発明の各実施態様によると、リフレッシュを要するメモリ、例えばDRAMにおいて、データ保持モードにエントリーする時にメモリからデータを読み出し、誤り訂正符号を発生し、且つメモリに書き込む動作を全メモリセルに対して行い、エグジット時にはメモリから符号を読み出し、誤りを訂正し、且つメモリに書き戻す動作を全メモリセルに対して行うことにより、リテンション特性を改善してリフレッシュ間隔を長くすることにより低消費電力化を図ることができる。この際、エグジット時には符号読み出し、誤り検出、誤り訂正、訂正データの書き戻しの各動作を、リフレッシュを必要とする全メモリに対して行うのではなく、必要最小限の動作のみを択一的に行うことにより、エグジット遷移時間を短縮し、素早く通常動作モードに復帰できる。また、パイプラインを最適化することにより、シームレスなページアクセスを可能にするとともに、余分なレジスタの使用を避けることができ、高速化並びにパターン占有面積及びチップコスト削減にも効果がある。
上述したように、この発明の1つの側面によれば、データ保持モードにおいてECCを機能させ、エントリー時に符号発生し、エグジット時に誤り訂正を行うことにより、データ保持期間中のリフレッシュ間隔を通常動作時より伸ばし、データ保持期間中の消費電力を小さくするDRAMにおいて、エグジット時のデータ読み出し、誤り検出、誤り訂正、訂正データの書き戻しの各動作を全てのメモリセルに対して行うのではなく、誤りがない場合にはこれら各動作の一部を省略することにより、エグジット遷移時間の短縮並びに更なる低消費電力化を可能にすることができる。また、パイプライン構成を最適化することにより、遷移時間を短くさせ、更にECC回路の出力を保持するレジスタ数を減らし、パターン占有面積を小さくし、チップコストの削減を図ることができる。
従って、エントリー/エグジット遷移時間を短縮し、データ保持モードから素早く通常動作モードに復帰することが可能となる半導体記憶装置が得られる。
以上第1乃至第4の実施の形態を用いてこの発明の説明を行ったが、この発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記各実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば各実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の前提となる半導体記憶装置について説明するためのもので、概略動作を模式的に表しており、データ保持モードを示す模式図。 エントリー並びにエグジット期間中におけるリフレッシュ動作の注意事項について説明するための示す模式図。 CFSの場合のエントリー/エグジット遷移時間を概略的に見積もった図。 RFSの場合のエントリー/エグジット遷移時間を概略的に見積もった図。 バンクインターリーブを使用した場合のエントリー/エグジット遷移時間を概略的に見積もった図。 この発明の実施形態に係る半導体記憶装置の構成例について説明するためのもので、DRAMマクロの全体図を概略的に示す平面図。 図6に示した回路における破線で囲んだ領域の具体的な構成例を示すブロック図。 図7に示したECCブロックにおいて、符号化動作を司る部分を抽出してより詳細に示すブロック図。 図7に示したECCブロックにおいて、復号を行う部分を抽出して示すブロック図。 RFSの場合のタイミング図。 CFSの場合にページ長が32ビットで動作したときのタイミング図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の動作について説明するためのタイミング図。 この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、1回のページアクセスに対して、カラムアドレスで指定されるメモリセルから読み出されたデータに誤りが1個含まれていた場合のタイミング図。 この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、ページ内に2回誤り訂正が生じた場合のタイミング図。 この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、ページ内の全てのカラムで誤り訂正が生じた場合のタイミング図。 この発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのタイミング図。 この発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのタイミング図。 ページ長が128ビットの場合の救済効率を示す特性図。 ページ長が32ビットの場合の救済効率を示す特性図。 ページ長が16ビットの場合の救済効率を示す特性図。
符号の説明
11−1〜11−8…バンク(サブマクロ)、12−1〜12−4…デコーダブロック、13−1〜13−8…セカンダリーセンスアンプ、14−1〜14−4…メモリセルアレイ、15−1〜15−5…センスアンプ、16−1,16−2…ECC回路、17…制御回路、18…破線、21…リードライトバッファ、22…ECCブロック、23…リードバッファ、24…ライトバッファ、25…EC部、26…コードジェネレータ/シンドロームジェネレータ、27…シンドロームデコーダ、28…バッファ、29,30…バッファ、31…ブロックコントローラ、32…ECCコントローラ、33…マルチプレクサ、34…コマンドバッファ、35…カウンタ、36…タイマ。

Claims (2)

  1. データをダイナミックに保持するメモリセルと、
    第1のレジスタを有し、前記メモリセルから読み出された符号に対して誤り訂正を行うECC回路と、
    第2のレジスタを有し、前記メモリセルの動作及び前記ECC回路の動作を制御する制御回路とを具備し、
    前記制御回路は、前記メモリセルがデータの保持のみを行う動作モードに入るときに、複数のデータを読み出して誤り検出訂正用の検査ビットを生成して記憶させ、前記検査ビットを用いた前記ECC回路の誤り訂正動作によるエラー発生の許容範囲内の周期によりリフレッシュ動作を行わせ、且つ前記データの保持のみを行う動作モードから通常動作モードに復帰する前に、前記検査ビットを用いて前記データの誤りビットを訂正させるように制御し、
    エグジット期間中はページ動作で連続リード動作を行うとともに、読み出された符号に対して前記ECC回路による誤り訂正動作を行い、
    訂正が起きた場合に、訂正データ、誤り訂正情報を前記第1のレジスタに格納し、訂正が起きた符号が格納されたカラムアドレスを前記第2のレジスタに格納し、
    ページの連続リードの最後のコマンド入力後、直ちに前記第1のレジスタに格納された訂正データを前記メモリセルに書き戻す
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. ページ内で書き戻す訂正データの最大個数は、ページ長よりも常に小さいことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
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