JP4766768B2 - コレクタースクリーンベルト - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の不織布製造装置に使用され、繊維集合物の集積や捕集、搬送等に用いられるコレクタースクリーンベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布等の種々の不織布製造装置に使用されるコレクタースクリーンベルトには、軽量性や耐久性に優れることからプラスチック織物が採用されている。例えばスパンボンド不織布製造装置に使用されるコレクタースクリーンベルトの場合等は、合成繊維からなる経糸と緯糸にてプラスチック織物本体を織成し、有端状のプラスチック織物本体の両端に継手部を設け、その両端部を連結し無端状として使用されている。また、これらの継手構造としては、有端状のプラスチック織物本体の両端部から緯糸を除去して、緯糸を除去することにより露出した簾状の経糸を折り返し、適宜その一部をループ形状とし、経糸の折り返し先端部をプラスチック織物本体に織り込み、プラスチック織物本体の両端部に形成された経糸ループ同士を噛み合わせ、噛み合わせて形成される経糸ループ共通孔に接続用芯線を挿通し連結するワープループシーム構造継手や、前記経糸ループに合成樹脂モノフィラメントからなるスパイラル線条を噛み合わせ、噛み合わせて形成される共通孔にスパイラル線条固定用芯線を挿通し、プラスチック織物本体の両端部に形成されたスパイラル線条同士を噛み合わせ、噛み合わせて形成されたスパイラル線条共通孔に接続用芯線を挿通し連結するスパイラルシーム構造継手が一般的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の前記継ぎ手構造においては、継ぎ手部分の空隙が、プラスチック織物本体部の空隙に比べ大きくなり、継ぎ手部の厚み方向の通気性が高くなるため、繊維集合物を捕集するためにコレクタースクリーンベルト下側に設けられているサクション装置等による吸引により、特に継ぎ手部上に捕集された繊維集合物の一部が該継ぎ手部の空隙部分から吸い込まれ易くなり、該継ぎ手部へ繊維が付着するといった工程トラブルが問題視されていた。このような工程トラブルを回避するため、前記従来の継ぎ手部分の緯糸方向の共通空間部に複数の芯線を挿入し、該継ぎ手部分の通気度の低減を図る試みもなされているが、十分な通気度低減を図ることが出来ないのが実状であった。また、スパンボンド不織布製造装置にコレクタースクリーンベルトを掛け入れする際には、該ベルトの両端部同士をつき合わせて無端状ベルトとするための接合作業に多くの手間と時間が必要であった。まして前記複数の芯線を追加挿入するとなるとさらに多くの手間と時間を費やす不都合があった。
【0004】
本発明者らは、上記問題点に鑑み、継ぎ手部への繊維付着トラブルがなく、且つ継ぎ手部の接合が容易なコレクタースクリーンベルトを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のコレクタースクリーンベルトは、無端状のプラスチック織物表面に繊維集合物を捕集、搬送するためのコレクタースクリーンベルトであって、該プラスチック織物本体の両端部のそれぞれに、相互錠止し合うべく予め成型された伸縮能を有する一本の合成樹脂線材から成るコイル状フアスナーエレメント列を、該プラスチック織物本体を構成する経糸の折り返しループにからませて取り付け、該両端部のコイル状フアスナーエレメント列同士を上下方向から噛み合わせ、この噛み合わせて形成した共通孔に接合用芯線を挿通して無端状に接合するコイルフアスナー継ぎ手を有したコレクタースクリーンベルト、を以て上記課題を解決するものである。すなわち、前記コイルフアスナー継ぎ手とすることにより、該継ぎ手部の通気度を前記プラスチック織物本体の通気度と比較し、同等若しくは低通気度化することにより、継ぎ手部への繊維付着防止を図ろうとするものであり、同時にコイルフアスナーの採用により、掛け入れの容易化を図ろうとするものである。
【0006】
また、該コイル状フアスナーエレメント列が成型時基準長さ寸法に対し約1〜25%の範囲内にて伸長した状態でプラスチック織物本体に取り付けられていることが好ましい。また、該コイル状フアスナーエレメント列のエレメントカラーが半透明色であることが好ましい。また、該接合用芯線が複数本のモノフィラメントを撚り合わせて成る撚り線であることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のコレクタースクリーンベルトについて、図示の実施の形態を基に以下に詳細に説明する。
【0008】
図1に、本発明のコレクタースクリーンベルトのコイルフアスナー継ぎ手部の側面図を示す。図2に、成型時のコイル状フアスナーエレメント列の平面図を示す。図3に、図2のコイル状フアスナーエレメント列を噛合頭側からみた側面図を示す。図4にコイル状フアスナーエレメント列同士を上下方向から噛み合わせるコイルフアスナー継手形成用スライダーの斜視図を示す。
【0009】
本発明のコイルフアスナー継ぎ手を有するコレクタースクリーンベルト(1)は、図1に示すように、プラスチック織物本体(2)の両端部のそれぞれに、相互錠止し合うべく予め成型された伸縮能を有する一本の合成樹脂線材から成るコイル状フアスナーエレメント列(3)(以下、単に本エレメント列という)を、成型時基準長さ寸法に対し約1〜25%の範囲内にて伸長させて、プラスチック織物本体を構成する経糸(4)の折り返しループ(5)にからませて取り付け、両端部の本エレメント列同士を上下方向から噛み合わせ、この噛み合わせて形成した共通孔(6)に接合用芯線(7)を挿通して無端状に接合するようにしたコイルフアスナー継手を以て無端状としたコレクタースクリーンベルトであって、前記した従来から汎用されている一般的なワープループシーム構造継手や、スパイラルシーム構造継手と同様に、接合用芯線を以て、プラスチック織物の両端部を接合保持させるものであるが、本エレメント列同士を上下方向から噛み合わせて成るコイルフアスナー継ぎ手にて構成することにより、継ぎ手部の空隙が少なく、継ぎ手部における厚み方向の通気度がプラスチック織物本体の通気度に比べ、同等もしくは低い通気度を発現する作用を有する継ぎ手構造と成り得る。こうした継ぎ手構造、作用を有するが故に本発明のコレクタースクリーンベルトは継ぎ手部への繊維付着トラブルのないコレクタースクリーンベルトと成り得る。
【0010】
また、本発明のコレクタースクリーンベルトは、実際の継手接合時においては、スライダー(8)によって、容易に本エレメント列同士を上下方向から噛み合わせできるものであり、従来の継手に比べ、継手部同士の接合及び分離が、手間と時間において格段に優れた継手と成り得る。
【0011】
また、本エレメント列のプラスチック織物への取り付け状態においては、一般的な両側基布を接合保持するためのフアスナーとしての接合強力を有する程の締まりばめはそれほど重要ではなく、スライダーにより本エレメント列同士を噛み合わせた後に、僅かの外力により噛み合いが外れない程度に噛み合っており、且つ接合用芯線が挿通されるだけの共通孔が確保されればよい。すなわち、本発明においては、従来のように本エレメント列相互間による強固な締まりばめを維持するために、本エレメント列のコイル密度に応じてプラスチック織物の経糸密度を調整するのではなく、本エレメント列をその軸方向に伸長させることにより、プラスチック織物の経糸密度に応じて本エレメント列のコイル密度を調整するものであり、そうした継手形成手段をとることにより多種多様の不織布製造用のコレクタースクリーンベルトとして適応可能なものとなり、且つ上下方向から本エレメント列同士を噛み合わせし易い継手と成り得る。
【0012】
前記伸長の範囲は、本エレメント列の成型時基準長さ寸法に対し約1〜25%の範囲で伸長させることが好ましい。ここで成型時基準長さ寸法とは、相互錠止し合うべく予め成型された伸縮能を有する一本の合成樹脂線材から成る本エレメント列に外力を加えない状態での軸方向における所定の基準長さ寸法をいう。伸長が25%を超えると、本エレメント列同士の接合強力が弱くなりすぎるのみならず、本エレメント列自体の形態維持や耐久性の点で劣ったものとなり、継手部材として不適なものとなる。また継ぎ手部の空隙が大きくなり好ましくない。反対に、伸長率が1%未満であると、プラスチック織物本体の経糸密度が制限され易くなると同時に、上下方向から本エレメント列同士を噛み合わせる際に、噛み合わせ錠止しにくいものとなる。より好ましくは5〜20%の範囲内で伸長させることが好ましい。
【0013】
従来よりコイルフアスナーといえば、例えば図5に示すように、剛性の低い布状テープ(10)端にコイル状フアスナーエレメント列(3)を接合し使用されるものであるから、コイル状フアスナーエレメント列同士を継手形成用スライダーにより相互に錠止する際には、同一平面上にて左右両方向からY字状に相互のコイル状フアスナーエレメント列の噛合頭部(3h)がまるで平歯車の歯相互が噛み合うが如く噛み合わす横方向噛み合わせタイプの継手形成用スライダー(11)にて錠止される。しかしながら、本発明のようにコイル状フアスナーエレメント列を布状テープを用いることなく、直接、剛性の高いプラスチック織物に取り付けた場合においては、同一平面上にて左右両方向からY字状にコイル状フアスナーエレメント列相互の噛合頭部がまるで平歯車相互が噛み合うが如く噛み合わせることは、織物の剛性が高い程困難である。よって、上下方向から噛み合わせることになるが、本エレメント列同士を上下方向から噛み合わせる際には、本エレメント列の軸方向の伸長率を大きくした方が、本エレメント列が構成する噛合頭部間距離が広くなり、一方のエレメント列の噛合頭部(3h)を他方のエレメント列の噛合間(3d)へ挿入しやすいものとなる。よって前記伸長率は、本エレメント列相互の噛み合わせの点においても大きい程好ましいが、反面接合用芯線を挿通するまでの本エレメント列相互間の接合強力(ここではプラスチック織物両端部における引張強力)の点では、伸長率が大きい程その接合強力は弱くなり、また継ぎ手部の空隙も大きくなる。よって、伸長率は本エレメント列成型時基準長さ寸法に対して1〜25%伸長させることがより好ましい。より好ましくは5〜20%である。
【0014】
本エレメント列は、例えば、公知の合成樹脂モノフィラメントをコイル成型した後、同モノフィラメントの噛合頭部成型部分に該当する部位を押圧して、モノフィラメントの横断方向に膨出する噛合頭部を形成すること、或いは、予め合成樹脂製モノフィラメントの所定間隔毎に上記形態の噛合頭部を成型し、後に同モノフィラメントをコイル成型すること等により得られる。本エレメント列の成型は特別の成型をしたものではなく、通常汎用されている衣料用途、カバン用途等に用いられるコイルフアスナーに使用されるコイル状フアスナーエレメント列と同等の規格にて成型したものが適用し得る。例えば、線径0.6mmのポリエステルモノフィラメントをコイル密度21(噛合頭数/インチ)のコイル状フアスナーエレメント列に成型したもの、線径0.8mmのポリエステルモノフィラメントをコイル密度16(噛合頭数/インチ)のコイル状フアスナーエレメント列に成型したもの、線径1.1mmのポリエステルモノフィラメントをコイル密度11.5(噛合頭数/インチ)のコイル状フアスナーエレメント列に成型したもの等が好適である。本発明においては、上記コイル状フアスナーエレメント列を例にすれば、例えば、経糸密度70(本/インチ)の2重織組織プラスチック織物には、コイル密度21(噛合頭数/インチ)のコイル状フアスナーエレメント列を約20%伸長させ、該プラスチック織物の経糸4本毎に経糸ループを形成し、該経糸ループと該コイル状フアスナーエレメント列とを、図1に示すようにコイル状フアスナーエレメント列(3)と固定用芯線(12)を同時に跨ぐように、からませて取り付けることにより、経糸ループ密度とコイル密度の相互の密度が同等となり、エレメント列同士の噛み合わせに問題のないコイルフアスナー継手が得られる。同様に経糸密度60(本/インチ)の2重織組織プラスチック織物には、コイル密度15.8(噛合頭数/インチ)のコイル状フアスナーエレメント列を約5.3%伸長させ、該プラスチック織物の経糸4本毎に経糸ループを形成し、該経糸ループと該コイル状フアスナーエレメント列とをからませて取り付けることにより、経糸ループ密度とコイル密度の相互の密度が同等となり、エレメント列同士の噛み合わせに問題のないコイルフアスナー継手が得られる。このように本エレメント列のコイル密度を経糸ループ密度に合致させるべく、本エレメント列を上記数値限定範囲内にて伸長させることにより、多種多様のコレクタースクリーンベルトの継ぎ手構造として使用可能で、且つ上下方向から噛み合わせ錠止し易い継手が得られるのである。
【0015】
本エレメント列同士を上下方向から噛み合わせるには、上下方向噛み合わせ用の継手形成用スライダーを用いればよい。例えば図4に示すような、スライダーの前端垂直面には、両端部のコイル状フアスナーエレメント列の一方のエレメント列が挿入される一方側開放挿入口と、他方のエレメント列が挿入される他方側開放挿入口が形成され、各挿入口は、前記前端垂直面において上下方向では互いに位置をずらし、左右方向では一部重なった領域であるエレメント列噛み合わせ領域を有しており、該スライダーの後端垂直面には、上下方向、左右方向共に同一領域を有する両側開放共通出口が形成され、該スライダーの左右両側端垂直面には、前記挿入口から挿入された各コイル状フアスナーエレメント列を前記共通出口に案内する連続した横長孔を有する案内導溝が形成され、且つコイル状エレメント列同士を噛み合わせるための加圧錠止体を具備したコイルフアスナー継手形成用スライダーが好ましい。
【0016】
また、本エレメント列のエレメントカラーを半透明色とすることが好ましい。これは、本エレメント列相互を噛み合わせ、錠止した後に、噛み合わせて形成した本エレメント列相互間の間隙である共通孔に接合用芯線を挿通するが、挿通の際にエレメントカラーを半透明色にすることにより、本来噛み合わされたエレメント列に遮られ見えない芯線の挿入程度が目視しやすくなり、芯線の挿入作業をさらに容易なものにすることができる。半透明色のモノフィラメントは従来から汎用されており、これを原糸としてコイル状フアスナーエレメント列に成型することにより得られる。尚、ここでいう半透明色とは、より透明に近い透視性のある色彩を示す。
【0017】
また、本発明のコレクタースクリーンベルトを構成するプラスチック織物の経糸及び/又は緯糸の少なくとも一部に導電性繊維を織り込むことが好ましい。スパンボンド不織布製造用途等のコレクタースクリーンベルトのように静電気の発生し易い雰囲気下にて使用されるものには静電気による各種障害の防止を図る上で好ましい。また、本発明の濾過布を構成する前記コイルフアスナー継ぎ手に使用される接合用芯線にあっては、断面円形型、断面楕円型、断面多角形型、断面異型等の種々の断面形状の接合用芯線が適用可能であり、また複数本の芯線を挿入してもよいが、複数本のモノフィラメントを撚り合わせた撚り線が好ましい。例えば、線径0.1〜1mmΦのポリエステルモノフィラメントを2〜20本撚りした撚り線が適用される。こうした撚り線を採用することにより、前記コイルフアスナー継ぎ手の共通孔径に沿った芯線を選定することが出来、且つ挿入し易い芯線と成り得る。そうすることにより、前記各コイル状フアスナーエレメント列の噛合頭部(3h)が対応する折り返しループ(5)に近づくことになり、結果として該コイルフアスナー継ぎ手部における空隙が減少することになる。尚、該撚り線は常法にて製造すればよく、撚り数、線径、撚り本数等については使用用途に応じて適宜設定すればよい。
【0018】
尚、本発明のコイルフアスナー継ぎ手を有したコレクタースクリーンベルトを実際に公知のスパンボンド不織布製造装置に掛け入れする時間と手間を測定した所、4m巾のコレクタースクリーンベルトの場合、作業者2名にて5分で掛け入れ作業を終了することが出来た。これに対し従来の前記ピンシーム継ぎ手を有したコレクタースクリーンベルトの場合、4名にて30分の掛け入れ作業を費やした。また、継ぎ手部の通気度を各々測定した所、本発明のコイルフアスナー継ぎ手部分の通気度が約23100ccm(プラスチック織物本体部の通気度は約24600ccm)であったのに対し、前記ピンシーム継ぎ手部の通気度は約26500ccmであった。該ピンシーム継ぎ手部の共通空間部にさらに芯線を1本ずつ2本追加したもので通気度が24700ccmでプラスチック織物の通気度と同程度が確保されたが、追加の芯線の挿入にはさらなる手間と時間を費やす結果となり、本発明の有効性が確認された。
【0019】
以上、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてもよいことはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、継ぎ手部への繊維付着トラブルがなく、且つ継ぎ手部の接合が容易なコレクタースクリーンベルトと成り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコレクタースクリーンベルトのコイルフアスナ継手部の側面図である。
【図2】 成型時のコイル状フアスナーエレメント列の平面図である。
ある。
【図3】 図2のコイル状フアスナーエレメント列を噛合頭側からみた側面図である。
【図4】 コイル状フアスナーエレメント列同士を上下方向から噛み合わせるスライダーの斜視図である。
【図5】 一般的なコイルフアスナーの平面図である。
【図6】 スパンボンド不織布製造時のコレクタースクリーンベルト使用概念図である。
【図7】 継ぎ手部の拡大平面写真である。
A:スパイラルシーム構造継ぎ手部の拡大平面写真を示す。
B:コイルフアスナー構造継ぎ手部の拡大平面写真を示す。
(但し、いずれも視認性向上のため、一部縁取り修正を加えている。)
【符号の説明】
1 コレクタースクリーンベルトのコイルフアスナー継ぎ手部
2 プラスチック織物
3 コイル状フアスナーエレメント列
3h コイル状フアスナーエレメント列の噛合頭部
3d コイル状フアスナーエレメント列の噛合間部
4 経糸
5 折り返しループ
6 共通孔
7 接合用芯線
8 上下方向噛み合わせタイプの継手形成用スライダー
9 緯糸
10 布状テープ
11 横方向噛み合わせタイプの継手形成用スライダー
12 コイル状フアスナーエレメント列固定用芯線
13 紡糸装置
14 コレクタースクリーンベルト
15 繊維集合物(ウエブ)
16 サクション装置
17 空隙部
18 スパイラル線

Claims (3)

  1. 無端状のプラスチック織物表面に繊維集合物を捕集、搬送するためのコレクタースクリーンベルトであって、該プラスチック織物本体の両端部のそれぞれに、相互錠止し合うべく予め成型された伸縮能を有する一本の合成樹脂線材から成るコイル状フアスナーエレメント列を、前記コイル状フアスナーエレメント列が成型時基準長さ寸法に対し〜25%の範囲内にて伸長した状態で該プラスチック織物本体を構成する経糸の折り返しループにからませて取り付け、該両端部のコイル状フアスナーエレメント列同士を上下方向から噛み合わせ、この噛み合わせて形成した共通孔に接合用芯線を挿通して無端状に接合されていることを特徴とする不織布製造用コレクタースクリーンベルト。
  2. コイル状フアスナーエレメント列のエレメントカラーが半透明色であることを特徴とする請求項1記載の不織布製造用コレクタースクリーンベルト。
  3. 接合用芯線が複数本のモノフィラメントを撚り合わせて成る撚り線であることを特徴とする請求項1記載の不織布製造用コレクタースクリーンベルト。
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