JP4760984B2 - クラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの回転力をトランスミッションに伝達したり分断したりする自動車のクラッチ装置に関する。
自動車のクラッチ装置として、フライホイールと一体的に回転するプレッシャプレートを、ダイヤフラムスプリングを介してフライホイール側へ押圧操作することで、トランスミッションのインプットシャフトと一体的に回転するクラッチ板を、フライホイールとプレッシャプレート間に挟持して、エンジンの回転力をトランスミッションへ伝達し、またダイヤフラムスプリングによるプレッシャプレートの押圧操作を解除することで、フライホイールとプレッシャプレート間においてクラッチ板を空転させて、エンジンからトランスミッションへの回転力の伝達を分断するように構成したものが広く採用されている。
ところで、一般人が使用する汎用の自動車のクラッチ装置では、クラッチ操作が円滑になされるように、クラッチ板間にクッションプレートを介装して、半クラッチ状態が得られるクラッチペダルの踏込範囲を大きく設定したものが広く採用されている。しかし、レーシング用の自動車では、変速操作が短時間でなされるように構成するとともに、トランスミッションの負荷を極力軽減するため、クッションプレートを省略して、クラッチ板の慣性重量を極力低減しているので、半クラッチ状態が得られるクラッチペダルの踏込範囲(以下、単に半クラッチ範囲という)が狭く、クラッチ接続時に思った以上に急速にクラッチが接続されてしまい、衝撃が発生するという問題があった。
そこで、このような衝撃の発生を防止するため、プレッシャプレートとダイヤフラムスプリング間にクッションリングを設けて、プレッシャプレートのクッションリング側の面をテーパ面で構成して、プレッシャプレートとクッションリングの内周部間に隙間を形成し、該隙間を利用してクッションリングがプレッシャプレート側へ弾性変形するように構成して、半クラッチ範囲を広い範囲に設定したクラッチ装置も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−250556号公報
前記特許文献1記載のクラッチ装置では、クッションリングのバネ力を利用して半クラッチ範囲を広い範囲に設定しているが、クッションリング及びプレッシャプレートが環状に形成されている関係上、クッションリング及びプレッシャプレートにおける内周側と外周側間における空気の流れが阻害され、クラッチ操作時における摩擦熱でクッションリングが熱劣化して、クッションリングのバネ性が低下し、短期間で半クラッチ範囲が狭くなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、長期にわたって半クラッチ範囲を広い範囲に設定可能なクラッチ装置を提供することである。
本発明に係るクラッチ装置は、フライホイールと一体的に回転するプレッシャプレートを、ダイヤフラムスプリングを介してフライホイール側へ押圧操作することで、トランスミッションのインプットシャフトと一体的に回転するクラッチ板を、フライホイールとプレッシャプレート間に挟持して、エンジンの回転力をトランスミッションへ伝達し、ダイヤフラムスプリングによるプレッシャプレートの押圧操作を解除することで、フライホイールとプレッシャプレート間においてクラッチ板を空転させて、エンジンからトランスミッションへの回転力の伝達を分断するクラッチ装置であって、前記プレッシャプレートとダイヤフラムスプリング間においてプレッシャプレートに、ダイヤフラムスプリングによる押圧方向に対して微少移動自在に中間リングを設け、前記中間リングとプレッシャプレート間に、内周側と外周側とを連通するエア通路を周方向に一定間隔おきに設け、前記エア通路内に、中間リングとプレッシャプレートを相互に離間する方向へ常時付勢する板バネを、一端部を中間リングとプレッシャプレートの一方に固定し、他端部を中間リングとプレッシャプレートの他方に当接させて設け、前記ダイヤフラムスプリングによる押圧操作力を中間リングと板バネとを介してプレッシャプレートに伝達するものである。
このクラッチ装置では、クラッチペダルを踏み込み操作していない状態では、ダイヤフラムスプリングの付勢力により、中間リングと板バネとプレッシャプレートとが、一塊になってフライホイール側へ押圧され、プレッシャプレートとフライホイール間においてクラッチ板が摺動不能に挟持されて、クラッチが接続され、エンジンの回転力がトランスミッションのインプットシャフトへ伝達される。このとき、板バネは、ダイヤフラムスプリングの付勢力により弾性変形して、中間リングとプレッシャプレートとは接近した状態に保持される。
一方、クラッチペダルを踏み込み操作すると、ダイヤフラムスプリングが中間リングから離れて、プレッシャプレートとフライホイール間においてクラッチ板が空転し、クラッチが分断されて、エンジンの回転力がトランスミッション側へ伝達されないようになる。このとき、板バネは、元の形状に復帰しようとして、中間リングとプレッシャプレートとは離間した状態に保持される。
また、踏み込み操作したクラッチペダルを緩めると、中間リングと板バネとプレッシャプレートとがダイヤフラムスプリングによりフライホイール側へ押圧され、先ずプレッシャプレートとフライホイールとにクラッチ板が摺接して、回転力の一部がクラッチ板側へ伝達される半クラッチ状態となり、更にクラッチペダルを緩めると、ダイヤフラムスプリングでの付勢力で板バネが弾性変形して半クラッチ状態が維持され、更に、クラッチペダルを緩めると、プレッシャプレートとフライホイール間にクラッチ板が摺動不能に挟持されて、クラッチが接続されることになる。
このように、このクラッチ装置では、ダイヤフラムスプリングと板バネとで半クラッチ状態を形成するので、ダイヤフラムスプリングのみで半クラッチ状態を形成する場合と比較して、半クラッチ範囲を広い範囲に設定することができ、クラッチ接続時における操作性を向上して、急激なクラッチ接続による衝撃の発生を効果的に防止できる。しかも、中間リングとプレッシャプレート間に、内周側と外周側とを連通するエア通路を周方向に一定間隔おきに設けているので、中間リングとプレッシャプレートがフライホイールとともに回転すると、エア通路内に内周側から外周側への空気の流れが形成されるが、このエア通路内に板バネを設けているので、エア通路内を流通する空気によって板バネを効率的に冷却することが可能となり、クラッチ操作時における摩擦熱で板バネが熱劣化することを効果的に防止して、半クラッチ範囲を長期にわたって広い範囲に維持し、急激なクラッチ接続による衝撃の発生を長期にわたって効果的に防止できる。
ここで、前記中間リング及びプレッシャプレートと板バネの表裏面間に隙間を形成して、前記板バネをエア通路内に配置することが好ましい実施例である。この場合には、板バネとエア通路内を流れる空気との接触面積を極力広く設定して、板バネを効率的に空冷することができる。なお、板バネの表裏面に凹凸部や溝部を形成して、その表面積を大きくし、板バネからの放熱性を高めるように構成することも可能である。
前記中間リングよりも外周側において、前記板バネの一端部をプレッシャプレートに固定することも好ましい実施例である。この場合には、プレッシャプレートに対する板バネの固定部分の空冷を促進して、板バネの熱劣化を防止することができる。
前記中間リングとプレッシャプレートの一方に、一部を外方へ突出させて鋼球を埋設状に固定し、該鋼球に板バネの他端部を当接させることも好ましい実施例である。このように構成することで、中間リングとプレッシャプレートの一方と板バネの他端部との接触が鋼球による点接触となるので、中間リングとプレッシャプレートの一方から板バネへの伝熱を極力少なくして、板バネの温度上昇による熱劣化を一層効果的に防止することができる。
前記板バネの一端部を、クラッチ板とプレッシャプレートとの摺動部よりも外周側において、中間リングとプレッシャプレートの一方に固定することも好ましい実施例である。この場合には、中間リング又はプレッシャプレートに対する板バネの固定部分が、半クラッチ時に発熱する摺動部よりも外周側へ配置されるので、板バネへの伝熱を極力抑制して、板バネの熱劣化によるバネ性の低下を防止することができる。なお、板バネは、摺動部からできるだけ離れた位置において、中間リングとプレッシャプレートの一方に固定することが好ましい。
前記中間リングにおけるダイヤフラムスプリングとの当接部を周方向に一定間隔をあけて山形断面のリング状に形成し、隣接する当接部間にダイヤフラムスプリングを冷却するためのエア溝を形成し、該エア溝内において中間リングをプレッシャプレートに連結することが好ましい実施例である。このように構成すると、中間リングに形成するエア溝を利用してボルトやリベットなどで中間リングをプレッシャプレートに固定できるので、クラッチ装置の組立性や加工性を低下することなく、中間リングとプレッシャプレートとの連結構造を設けることができる。
前記中間リングに、前記ダイヤフラムスプリングを中間リングとの当接側へ常時付勢する付勢手段を設けることができる。この場合には、付勢手段の付勢力により、中間リングがダイヤフラムスプリングと一体的に移動しようとするので、クラッチ切断時の切れを格段に向上し、変速操作を円滑且つ迅速に行うことができる。また、変速操作が円滑且つ迅速に行えるので、トランスミッションを保護して、その耐久性を向上できるとともに、素早い変速操作にも確実に追従できるので、レース等でのタイム短縮にも貢献できる。更に、中間リングと板バネとプレッシャプレートの動きが確実になり、クラッチペダルを踏み込んだときには、確実にクラッチを切断することができ、ジャダー等の不快な振動を確実に板バネの弾性変形で吸収し、クラッチペダルから足を離したときには、エンジン出力を確実に伝達することができる。なお、付勢手段は、中間リングではなく、プレッシャプレートに固定することもできるが、付勢手段の付勢力により、板バネが弾性変形して、その分だけ、半クラッチ範囲が狭くなるとともに、半クラッチ時にジャダー等の振動が従来品と同様に発生したり、クラッチ接続時における操作性が低下したりするので、板バネの弾性変形に影響を及ぼさないように、中間リングに設けることが好ましい。
前記付勢手段として、前記中間リングに、一端が前記ダイヤフラムスプリングの外周部に引っ掛けられ、他端が前記中間リングに固定されたフック状のバネ部材を周方向に設定間隔おきに設けることができる。付勢手段としてフック状のバネ部材を用いると、バネ部材を中間リングに組み付けた状態で、バネ部材を弾性変形させながら、ダイヤフラムスプリングの外周部をバネ部材に係合させて、ダイヤフラムスプリングを組み付けることができるので、ダイヤフラムスプリングの組付性を向上できる。また、バネ部材を周方向に設定間隔おきに設けることで、バネ部材の付勢力をバランスよくダイヤフラムスプリングに作用させることができる。
本発明に係るクラッチ装置によれば、ダイヤフラムスプリングと板バネとで半クラッチ状態を形成するので、ダイヤフラムスプリングのみで半クラッチ状態を形成する場合と比較して、半クラッチ範囲を広い範囲に設定することができ、クラッチ接続時における操作性を向上して、急激なクラッチ接続による衝撃の発生を効果的に防止できる。しかも、中間リングとプレッシャプレート間に、内周側と外周側とを連通するエア通路を周方向に一定間隔おきに設けているので、中間リングとプレッシャプレートがフライホイールとともに回転すると、エア通路内に内周側から外周側への空気の流れが形成されるが、このエア通路内に板バネを設けているので、エア通路内を流通する空気によって板バネを効率的に冷却することが可能となり、クラッチ操作時における摩擦熱で板バネが熱劣化することを効果的に防止して、半クラッチ範囲を長期にわたって広い範囲に維持し、急激なクラッチ接続による衝撃の発生を長期にわたって効果的に防止できる。
クラッチ装置の縦断面図 プレッシャプレート組立体の分解斜視図 プレッシャプレート組立体の正面図 図3のIV-IV線断面図 図3のV-V線断面図 プレッシャプレートの正面図 中間リングの背面図 他の構成のクラッチ装置の縦断面図 他の構成のクラッチ装置のプレッシャプレート組立体の分解斜視図 他の構成のクラッチ装置のプレッシャプレート組立体の正面図 図10のXI-XI線断面図
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例では、エンジン側を前側、トランスミッション側を後側と、前後方向を定義して説明する。
図1に示すように、クラッチ装置1は、エンジンのクランクシャフト2とトランスミッションのインプットシャフト3間において、クランクシャフト2の回転力をインプットシャフト3に接続/分断可能に伝達するもので、インプットシャフト3にディスク支持部材4を介して軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に設けた複数のインナクラッチ板5と、隣接するインナクラッチ板5間に配置したアウタクラッチ板6であって、クランクシャフト2とともに回転するクラッチハウジング7に軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に設けたアウタクラッチ板6と、両クラッチ板5、6が相互に圧接する接続位置と相互に離間する分断位置とに両クラッチ板5、6を軸方向に操作する操作手段8とを備え、次のように構成されている。なお、本実施例では、複数のインナクラッチ板5と複数のアウタクラッチ板6を備えた多板構成のクラッチ装置1に本発明を適用した場合について説明するが、1枚のインナクラッチ板をフライホイールとプレッシャプレート23間に挟持するように構成した、単板構成のクラッチ装置に対しても本発明を同様に適用できる。
クランクシャフト2の後端部には略円板状のフライホイール10がボルトで固定され、フライホイール10の外周近傍部には後方へ突出する略筒状のハウジング11が設けられ、ハウジング11の後端部にはハウジング11の内周側へ延びる環状のカバー部材12が固定されている。クラッチハウジング7は、フライホイール10とハウジング11とカバー部材12とで構成され、クランクシャフト2の後端部に固定されてクランクシャフト2とともに一体的に回転するように構成されている。
インプットシャフト3の前端部はクラッチハウジング7内に挿入されて、クランクシャフト2の後端中央部に回転自在に装着され、クラッチハウジング7内においてインプットシャフト3の前端近傍部にはスプライン軸部13が形成されている。
ディスク支持部材4は、インプットシャフト3のスプライン軸部13に軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に嵌合するセンターボス14と、センターボス14に軸方向に移動不能で且つ一定角度の範囲内において相対回転可能に設けたリングギヤ15と、リングギヤ15からセンターボス14への回転力を緩衝する緩衝手段16とを備えている。尚、センターボス14とインプットシャフト3の嵌合構造は、軸方向に相対移動自在で且つ相対回転不能な嵌合構造であれば、スプライン嵌合やキーとキー溝を用いた嵌合構造などの、任意の嵌合構造を採用できる。また、緩衝手段16はインナクラッチ板5からインプットシャフト3への回転力の変動を圧縮コイルバネからなるバネ部材18により緩衝する周知の構成のものである。この緩衝手段16は省略することも可能である。
ディスク支持部材4のリングギヤ15には3枚の第1インナクラッチ板5Aが軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に嵌合され、リングギヤ15の前端部には1枚の第2インナクラッチ板5Bがボルトやビス、溶接等により固定されている。このように一枚の第2インナクラッチ板5Bをリングギヤ15に固定することで、図1に示すようにクラッチ装置1を組み付けた状態で、リングギヤ15が第2インナクラッチ板5Bに対して相対的に軸方向へ移動することが規制され、リングギヤ15の前側へのインナクラッチ板5の脱落が防止されるように構成されている。また、第2インナクラッチ板5Bがリングギヤ15に固定されることで、リングギヤ15とインナクラッチ板5間におけるバックラッシュが防止され、クラッチの操作性が向上する。但し、本実施例では、前端のインナクラッチ板5をリングギヤ15に固定したが、いずれの位置のインナクラッチ板5をリングギヤ15に固定しても、同様の効果を得ることが可能である。また、リングギヤ15と第1インナクラッチ板5Aの嵌合構造は、軸方向に相対移動自在で且つ相対回転不能な嵌合構造であれば、スプライン嵌合やキーとキー溝を用いた嵌合構造などの、任意の嵌合構造を採用できる。
隣接するインナクラッチ板5間には環状のアウタクラッチ板6が設けられ、ハウジング11には周方向に一定間隔おきに軸方向へ延びるスリット11aが形成され、3枚のアウタクラッチ板6の外周部にはスリット11aに嵌合する嵌合突部6aが形成され、アウタクラッチ板6は、スリット11aと嵌合突部6aとの嵌合により、ハウジング11に軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に組み付けられている。アウタクラッチ板6とハウジング11との嵌合構造は、軸方向に相対移動自在で且つ相対回転不能な嵌合構造であれば、スプライン嵌合やキーとキー溝を用いた嵌合構造などの、任意の嵌合構造を採用できる。
インナクラッチ板5の枚数は任意に設定可能であり、アウタクラッチ板6の枚数はインナクラッチ板5よりも1枚少なく設定することになるが、インナクラッチ板5を5枚以上に設定すると、これらのクラッチ板5、6を既存のハウジング11内に組み付けることができないことから、2〜4枚に設定することが好ましい。
クラッチ板5、6を接続状態と分断状態とに切換操作する操作手段8について説明すると、図1に示すように、フライホイール10には第2インナクラッチ板5Bに対面させて環状の受け面17が形成され、カバー部材12とインナクラッチ板5間にはインナクラッチ板5をフライホイール10側へ操作する環状のプレッシャプレート組立体20が設けられている。プレッシャプレート組立体20の外周部にはハウジング11のスリット11aに嵌合する、アウタクラッチ板6の嵌合突部6aと同様の形状の嵌合突部20aが形成され、プレッシャプレート組立体20はハウジング11に軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に組み付けられている。カバー部材12の前側にはダイヤフラムスプリング21が複数の支持ピン22を介して固定され、プレッシャプレート組立体20はダイヤフラムスプリング21によりクラッチ板5、6側へ常時付勢され、これによりクラッチ板5、6がプレッシャプレート組立体20と受け面17間に挟持されて、クラッチが接続された状態に保持される。
ダイヤフラムスプリング21の後側においてインプットシャフト3には図示外の操作部材が軸方向に移動自在に外装され、クラッチペダルを踏み込み操作すると、操作部材が前側へ移動してダイヤフラムスプリング21の内周部がフライホイール10側へ操作され、ダイヤフラムスプリング21が支持ピン22の外周側に取付けた前後1対のダイヤフラムリング22aを中心に反り返って、ダイヤフラムスプリング21の外周部がプレッシャプレート組立体20の当接部24aから離間し、クラッチが切られた状態となる。
プレッシャプレート組立体20は、図1〜図7に示すように、プレッシャプレート23と、プレッシャプレート23の後側にダイヤフラムスプリング21による押圧方向(前後方向)に微少移動自在に設けた中間リング24と、中間リング24とプレッシャプレート23を相互に離間する方向へ常時付勢する板バネ25とを備えている。
プレッシャプレート23は、略平板状のリング状の部材で構成され、プレッシャプレート23の外周部にはハウジング11のスリット11aに嵌合する嵌合突部23aが周方向に一定間隔おきに突出状に形成され、プレッシャプレート23の前面には最後部のインナクラッチ板5に圧接可能な略平坦な押圧面23bがインナクラッチ板5に対面状に設けられている。プレッシャプレート23の後面にはプレッシャプレート23に対して中間リング24を位置決めするための位置決め突部23dが周方向に一定間隔おきに後方へ突出状に形成され、プレッシャプレート23の後面側には短冊状の板バネ25がプレッシャプレート23の嵌合突部20aに対応させて円周方向に一定間隔おきに、隣接する位置決め突部23d間を通って半径方向に放射状に設けられている。板バネ25の外周端部は嵌合突部20aに座金26を介してリベット27で固定され、板バネ25は座金26を介してプレッシャプレート23の後面に対して一定の間隔をあけて片持ち状に支持されている。このように、嵌合突部23aにおいて板バネ25を固定するので、ハウジング11に形成したスリット11a内のデッドスペースを利用して板バネ25を固定することができる。また、板バネ25の固定部分が、半クラッチ時に発熱するクラッチ板6の摺動部からできるだけ離れた位置に配置されるので、板バネ25への伝熱をできるだけ少なくして、板バネ25の熱劣化によるバネ性の低下を防止することができる。
プレッシャプレート23の後面の内周側には環状の中間リング24が設けられ、中間リング24の後面側には山形断面のリング状の当接部24aが周方向に一定間隔をあけて後方へ突出状に形成され、当接部24aの先端部(後端部)はダイヤフラムスプリング21の外周部に圧接可能に配置されている。隣接する当接部24a間にはエア溝24bが形成され、中間リング24の回転による遠心力で、中間リング24の内周側から外周側への空気の流れをエア溝24b内に形成して、該空気の流れによりダイヤフラムスプリング21を冷却できるように構成されている。エア溝24b内において中間リング24には取付孔24cが形成され、プレッシャプレート23には取付孔24cよりも小径の貫通孔23cが取付孔24cに対応させて形成され、取付孔24cには一定長さのスリーブ28が装着され、中間リング24とプレッシャプレート23とは、スリーブ28の長さから取付孔24cの深さを差し引いた距離Lだけ、ダイヤフラムスプリング21の押圧方向(前後方向)に微少移動自在に、スリーブ28と貫通孔23cを挿通するリベット29で連結されている。なお、符号30は、リベット29を抜け止めする座金であるが、この座金30は、スリーブ28の端部に鍔部を形成することで省略することも可能である。
中間リング24の前面側には板バネ25に対応させて周方向に一定間隔おきに半径方向に延びる溝部24dが形成され、中間リング24をプレッシャプレート23に組み付けた状態で、両者間には板バネ25が挿通するエア通路31が溝部24dにより形成される。中間リング24には溝部24dの中央部に向けて開口するように前後方向の取付孔24eが形成され、この取付孔24eには一部を前方へ突出させた状態で鋼球32が埋設状に固定され、プレッシャプレート23に中間リング24をリベット29で固定した状態で、板バネ25の他端部が鋼球32に圧接されて、中間リング24とプレッシャプレート23とは相互に離間する方向へ常時付勢される。また、中間リング24とプレッシャプレート23間に板バネ25を組み付けた状態で、板バネ25は、リベット27及び座金26を介してプレッシャプレート23に接触するとともに、鋼球32を介して中間リング24に点接触しているが、その他の部分は、プレッシャプレート23及び中間リング24から離間して配置され、板バネ25への伝熱が極力少なくなるように構成されている。一方、エア通路31内には、中間リング24の回転による遠心力で、中間リング24及びプレッシャプレート23の内周側から外周側への空気の流れが形成され、これにより板バネ25が効率的に空冷されるように構成されている。
なお、本実施例では、板バネ25の外周端をプレッシャプレート23に固定したが、板バネ25の内周端をプレッシャプレート23に固定して、プレッシャプレート23に対して片持ち状に板バネ25を支持することも可能である。また、プレッシャプレート23に対して板バネ25を半径方向に放射状に固定したが、半径方向に対して傾斜状に配置したり、周方向に配置したりすることも可能である。更に、鋼球32に代えて、中間リング24に板バネ25に当接する突起を形成してもよい。更にまた、中間リング24に板バネ25を固定し、プレッシャプレート23に板バネ25の端部に当接する鋼球32を固定することもできる。また、アウタクラッチ板6及びプレッシャプレート23とハウジング11との嵌合構造として、ハウジング11の内周面に前後方向へ延びる突条を内側へ突出状に形成し、アウタクラッチ板6及びプレッシャプレート23に該突条に嵌合する溝部を形成する場合には、板バネ25の外周端部はプレッシャプレート23のうちの前記溝部を形成するための突出部に固定することになる。
次に、前記クラッチ装置1の作動について説明する。
クラッチペダルを踏み込み操作していない状態では、ダイヤフラムスプリング21の付勢力により、中間リング24と板バネ25とプレッシャプレート23とが、一塊になってフライホイール10側へ押圧され、プレッシャプレート23とフライホイール10間においてクラッチ板が摺動不能に挟持されて、クラッチが接続され、エンジンの回転力がトランスミッションのインプットシャフト3へ伝達される。このとき、板バネ25は、ダイヤフラムスプリング21の付勢力により弾性変形して、中間リング24とプレッシャプレート23とは接近状態に保持される。
一方、クラッチペダルを踏み込み操作すると、ダイヤフラムスプリング21が中間リング24から離れて、プレッシャプレート23とフライホイール10間においてクラッチ板が空転し、クラッチが分断されて、エンジンの回転力がトランスミッション側へ伝達されないようになる。このとき、板バネ25は、元の形状に復帰しようとして、中間リング24とプレッシャプレート23とは離間した状態に保持される。
また、踏み込み操作したクラッチペダルを緩めると、中間リング24と板バネ25とプレッシャプレート23とがダイヤフラムスプリング21によりフライホイール10側へ押圧され、先ずプレッシャプレート23とフライホイール10間においてインナクラッチ板5がアウタクラッチ板6に摺接して、回転力の一部がインナクラッチ板5側へ伝達される半クラッチ状態となり、更にクラッチペダルを緩めると、ダイヤフラムスプリング21での付勢力で板バネ25が弾性変形して半クラッチ状態が維持され、更に、クラッチペダルを緩めると、プレッシャプレート23とフライホイール10間にクラッチ板5、6が摺動不能に挟持されて、クラッチが接続されることになる。
このように、このクラッチ装置1では、ダイヤフラムスプリング21と板バネ25とで半クラッチ状態を形成するので、ダイヤフラムスプリング21のみで半クラッチ状態を形成する場合と比較して、半クラッチ範囲を広い範囲に設定することができ、クラッチ接続時における操作性を向上して、急激なクラッチ接続による衝撃の発生を効果的に防止できる。しかも、中間リング24とプレッシャプレート23間に、内周側と外周側とを連通するエア通路31を周方向に一定間隔おきに放射状に設けているので、中間リング24とプレッシャプレート23がフライホイール10とともに回転することで、図3に矢印Aで示すように、エア通路31内に内周側から外周側への空気の流れが形成されるが、このエア通路31内に板バネ25を設けているので、エア通路31内を流通する空気によって板バネ25を効率的に冷却することが可能となり、クラッチ操作時における摩擦熱で板バネ25が熱劣化することを効果的に防止して、半クラッチ範囲を長期にわたって広い範囲に維持し、急激なクラッチ接続による衝撃の発生を長期にわたって効果的に防止できる。なお、板バネ25の個数、板バネ25の幅や長さや厚さ、バネ定数などは、板バネ25の弾性変形により半クラッチ状態が得られるような値に設定することになる。
なお、図8〜図11に示すクラッチ装置1Aのプレッシャプレート組立体20Aのように、付勢手段としてフック状のバネ部材40を周方向に設定間隔おきに中間リング24に設けて、該バネ部材40によりダイヤフラムスプリング21の外周部を中間リング24との当接側(前側)へ常時付勢するように構成することもできる。
バネ部材40としては、中間リング24の外周面にボルト部材41で固定される取付部40aと、取付部40aから後方へ延びて中間リング24の中央部側へ湾曲させてなるフック部40bと、フック部40bの先端部を後方へ湾曲させてなる当接部40cとを有する板バネからなるものを好適に採用できる。このバネ部材40は、中間リング24の周方向3等分位置における外周面にボルト部材41でそれぞれ固定され、これら3つのバネ部材40の内側に後方よりダイヤフラムスプリング21を嵌合させて、フック部40bの先端部をダイヤフラムスプリング21の外周部の後面に引っ掛けることで、中間リング24の当接部24aとバネ部材40の当接部40c間にダイヤフラムスプリング21の外周部を挟持して、ダイヤフラムスプリング21の外周部を中間リング24との当接側へ常時付勢するように構成されている。ただし、バネ部材40としては、ダイヤフラムスプリング21の外周部を中間リング24側へ付勢できるものであれば、任意の構成のものを採用することができる。また、ダイヤフラムスプリング21にフック部40bの先端部が嵌合する孔等を形成することも可能である。なお、符号42は、バネ部材40及びボルト部材41と位置決め突部23dとの干渉を防止するために、バネ部材40及びボルト部材41に対応させて位置決め突部23dに形成した切欠部である。
バネ部材40は、ダイヤフラムスプリング21の周方向に対してバランス良く付勢力を作用可能であれば、任意の個数設けることができるが、バネ部材40の個数が増えると製作コストが高くなったり、組付作業が煩雑になったりするので、例えば3個〜6個のバネ部材40を中間リング24の外周部に周方向に一定間隔おきに設けることになる。
このクラッチ装置1Aでは、基本的には前記クラッチ装置1と同様にクラッチ操作できるが、クラッチペダルを踏み込み操作したときには、プレッシャプレート組立体20が一塊になってダイヤフラムスプリング21の外周部とともにバネ部材40を介して後方へ円滑に移動し、プレッシャプレート23とクラッチ板との間に隙間が形成されるので、前記クラッチ装置1のように、クラッチ板にてプレッシャプレート組立体20を後方へ押圧して、プレッシャプレート23とフライホイール10間における隙間を広げながら、クラッチ板が空転する場合と比較して、クラッチ板の空転が円滑且つ迅速になされ、クラッチ切断時の切れを格段に向上し、変速操作を円滑且つ迅速に行うことができる。
このクラッチ装置1Aでは、前記クラッチ装置1と同様の効果が得られるとともに、バネ部材40の付勢力により、中間リング24がダイヤフラムスプリング21と一体的に移動しようとするので、クラッチ切断時の切れを格段に向上し、変速操作を円滑且つ迅速に行うことができる。また、変速操作が円滑且つ迅速に行えるので、トランスミッションを保護して、その耐久性を向上できるとともに、素早い変速操作にも確実に追従できるので、レース等でのタイム短縮にも貢献できる。更に、プレッシャプレート組立体20の動きが確実になり、クラッチペダルを踏み込んだときには、確実にクラッチを切断することができ、ジャダー等の不快な振動を確実に板バネ25の弾性変形で吸収し、クラッチペダルから足を離したときには、エンジン出力を確実に伝達することができる。なお、バネ部材40は、中間リング24ではなく、プレッシャプレート23に固定することもできるが、バネ部材40の付勢力により、板バネ25が弾性変形して、その分だけ、半クラッチ範囲が狭くなるとともに、半クラッチ時にジャダー等の振動が従来品と同様に発生したり、クラッチ接続時における操作性が低下したりするので、板バネ25の弾性変形に影響を及ぼさないように、中間リング24に設けることが好ましい。
1 クラッチ装置 2 クランクシャフト
3 インプットシャフト 4 ディスク支持部材
5 インナクラッチ板 5A インナクラッチ板
5B インナクラッチ板 6 アウタクラッチ板
6a 嵌合突部 7 クラッチハウジング
8 操作手段
10 フライホイール 11 ハウジング
11a スリット 12 カバー部材
13 スプライン軸部 14 センターボス
15 リングギヤ 16 緩衝手段
17 受け面 18 バネ部材
20 プレッシャプレート組立体
20a 嵌合突部 21 ダイヤフラムスプリング
22 支持ピン 22a ダイヤフラムリング
23 プレッシャプレート
23a 嵌合突部 23b 押圧面
23c 貫通孔 23d 位置決め突部
24 中間リング 24a 当接部
24b エア溝 24c 取付孔
24d 溝部 24e 取付孔
25 板バネ 26 座金
27 リベット 28 スリーブ
29 リベット 30 座金
31 エア通路 32 鋼球
1A クラッチ装置 20A プレッシャプレート組立体
40 バネ部材 40a 取付部
40b フック部 40c 当接部
41 ボルト部材 42 切欠部

Claims (8)

  1. フライホイールと一体的に回転するプレッシャプレートを、ダイヤフラムスプリングを介してフライホイール側へ押圧操作することで、トランスミッションのインプットシャフトと一体的に回転するクラッチ板を、フライホイールとプレッシャプレート間に挟持して、エンジンの回転力をトランスミッションへ伝達し、ダイヤフラムスプリングによるプレッシャプレートの押圧操作を解除することで、フライホイールとプレッシャプレート間においてクラッチ板を空転させて、エンジンからトランスミッションへの回転力の伝達を分断するクラッチ装置であって、
    前記プレッシャプレートとダイヤフラムスプリング間においてプレッシャプレートに、ダイヤフラムスプリングによる押圧方向に対して微少移動自在に中間リングを設け、
    前記中間リングとプレッシャプレート間に、内周側と外周側とを連通するエア通路を周方向に一定間隔おきに設け、
    前記エア通路内に、中間リングとプレッシャプレートを相互に離間する方向へ常時付勢する板バネを、一端部を中間リングとプレッシャプレートの一方に固定し、他端部を中間リングとプレッシャプレートの他方に当接させて設け、
    前記ダイヤフラムスプリングによる押圧操作力を中間リングと板バネとを介してプレッシャプレートに伝達することを特徴とするクラッチ装置。
  2. 前記中間リング及びプレッシャプレートと板バネの表裏面間に隙間を形成して、前記板バネをエア通路内に配置した請求項1記載のクラッチ装置。
  3. 前記中間リングよりも外周側において、前記板バネの一端部をプレッシャプレートに固定した請求項1又は2記載のクラッチ装置。
  4. 前記中間リングとプレッシャプレートの一方に、一部を外方へ突出させて鋼球を埋設状に固定し、該鋼球に板バネの他端部を当接させた請求項1〜3のいずれか1項記載のクラッチ装置。
  5. 前記板バネの一端部を、クラッチ板とプレッシャプレートとの摺動部よりも外周側において、中間リングとプレッシャプレートの一方に固定した請求項1〜4のいずれか1項記載のクラッチ装置。
  6. 前記中間リングにおけるダイヤフラムスプリングとの当接部を周方向に一定間隔をあけて山形断面のリング状に形成し、隣接する当接部間にダイヤフラムスプリングを冷却するためのエア溝を形成し、該エア溝内において中間リングをプレッシャプレートに連結した請求項1〜5のいずれか1項記載のクラッチ装置。
  7. 前記中間リングに、前記ダイヤフラムスプリングを中間リングとの当接側へ常時付勢する付勢手段を設けた請求項1〜6のいずれか1項記載のクラッチ装置。
  8. 前記付勢手段として、前記中間リングに、一端が前記ダイヤフラムスプリングの外周部に引っ掛けられ、他端が前記中間リングに固定されたフック状のバネ部材を周方向に設定間隔おきに設けた請求項7記載のクラッチ装置。

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