JP4760752B2 - 部品搭載装置および部品搭載装置における搭載位置精度測定方法 - Google Patents

部品搭載装置および部品搭載装置における搭載位置精度測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板に部品を搭載する部品搭載装置および部品搭載装置において搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定する搭載位置精度測定方法に関するものである。
電子部品を基板に実装する部品搭載装置においては、部品供給部から部品を搭載ヘッドによって取り出して基板へ移送搭載する部品搭載動作が反復して行われる。この部品搭載動作においては、搭載ヘッドを移動させるXY直交駆動機構などの機械誤差により、正しい実装位置を示す制御データ通りに部品搭載動作を行わせても、実際の搭載位置と正しい実装位置とは必ずしも一致せず、誤差が生じる。
このような部品搭載時の位置ずれ誤差を補正するための方策として、予め部品搭載動作に伴って生じる位置ずれ誤差をカメラによる位置認識などの光学的方法によって測定してオフセットデータとして求めておき、実際の部品搭載動作時にこのオフセット分だけ制御データを補正することが行われる。そしてこのオフセットデータを求めるための位置ずれ誤差の測定方法として、従来より種々の方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献に示す例では、位置測定の基準となる基板側基準マークが設けられたガラス製の冶具基板上にワーク側基準マークが設けられたガラス製の冶具ワークをダミー部品として搭載し、ワーク側基準マークと基板側基準マークとを同一の撮像視野内に位置させた状態で、透明な冶具ワークを透過して基板側基準マークをワーク側基準マークとともにカメラによって同時に撮像して、冶具基板における冶具部品の相対位置ずれ量を測定するようにしている。これにより、冶具基板と冶具ワークとを個別に撮像する場合にカメラを移動させる移動機構の誤差に起因して生じる測定精度の低下を招くことがなく、高精度の位置測定が可能となるという利点を有している。
特開2005−317806号公報
ところで上述のように冶具基板上にダミー部品としての冶具ワークを搭載した状態でこれらを同時に撮像して搭載位置精度を測定する方法において、高精度の位置測定を可能とするためには、冶具基板に対する冶具ワークの搭載後の相対位置が完全に固定されて位置ずれが生じないことが必須要件とされる。上述の先行技術例においては、予め冶具基板または冶具ワークのいずれかに両面テープを貼付するか、あるいは粘着剤を塗布するなどして搭載後の位置ずれを防止するようにしていた。
このため、冶具基板や冶具ワークを反復して再利用しようとすれば、冶具基板上に貼り付けられた冶具ワークを1つづつ剥がした後に、表面に残留した粘着剤成分を除去するなどの処理が必要とされており、この処理が適切に行われていない場合には、残留した粘着剤の影響によって測定精度に悪影響を及ぼす場合があった。このように、従来の部品搭載装置における搭載位置精度の測定においては、高精度の測定作業を簡便な方法で反復して行うことが困難な場合があるという課題があった。
そこで本発明は、高精度の部品搭載位置の測定を簡便な方法で反復して行うことができる部品搭載装置および部品搭載装置における搭載位置精度測定方法を提供することを目的とする。
本発明の部品搭載装置は、部品供給部から取り出した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板に搭載する部品搭載装置であって、前記部品供給部から搭載ヘッドによって前記部品を取り出して前記基板に移送搭載する部品搭載手段と、撮像移動手段によって移動し前記搭載ヘッドによる搭載動作の対象となる平面を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段による撮像結果を認識処理する認識処理部とを備え、前記基板位置決め部には、前記搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するための基板基準マークが形成され前記搭載位置精度を測定するための部品基準マークが形成された透明な冶具部品が搭載される冶具基板を保持する冶具基板保持部が設けられており、前記冶具基板保持部は、前記冶具基板を吸着する第1の吸着溝と、この第1の吸着溝を真空吸引する第1の真空吸引部と、前記冶具基板に設けられた吸着孔から真空吸引することにより、この冶具基板に前記吸着孔を覆って搭載された前記冶具部品を冶具基板の上面に吸着する第2の吸着溝と、この第2の吸着溝を真空吸引する第2の真空吸引部とを有し、さらに前記部品搭載手段、真空吸引手段、撮像移動手段、撮像手段および認識処理部を制御することにより、前記冶具基板保持部に前記冶具基板を保持させ、前記搭載ヘッドによって複数の前記冶具部品を冶具部品供給部から取り出し、予め搭載位置精度測定点として前記冶具基板に設定された複数の位置に搭載し、搭載された前記冶具部品を前記冶具基板に前記第2の真空吸引によって固定し、前記撮像手段を移動させて前記冶具基板の前記複数の位置のそれぞれにおいて前記部品基準マークおよび基板基準マークを同一の撮像視野内に位置させ、前記撮像手段によって前記部品基準マークおよび基板基準マークを同時に撮像し、この撮像結果を前記認識処理部によって認識処理することにより前記搭載位置精度測定点における位置精度測定データを取得する処理を実行させる制御手段を備えた。
また本発明の部品搭載装置は、部品供給部から取り出した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板に搭載する部品搭載装置であって、前記部品供給部から搭載ヘッドによって前記部品を取り出して前記基板に移送搭載する部品搭載手段と、前記搭載ヘッドの移動範囲内に設けられこの搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するための基板基準マークが形成され前記搭載位置精度を測定するための部品基準マークが形成された透明な冶具部品が搭載される冶具基板を保持する冶具基板保持部と、撮像移動手段によって移動し前記冶具基板保持部を含む前記搭載ヘッドによる搭載動作の対象となる平面範囲を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段による撮像結果を認識処理する認識処理部とを備え、前記冶具基板保持部は、前記冶具基板を吸着する第1の吸着溝と、この第1の吸着溝を真空吸引する第1の真空吸引部と、前記冶具基板に設けられた吸着孔から真空吸引することにより、この冶具基板に前記吸着孔を覆って搭載された前記冶具部品を冶具基板の上面に吸着する第2の吸着溝と、この第2の吸着溝を真空吸引する第2の真空吸引部とを有し、さらに前記部品搭載手段、真空吸引手段、撮像移動手段、撮像手段および認識処理部を制御することにより、前記搭載ヘッドによって前記冶具部品を冶具部品供給部から取り出し、前記搭載ヘッドによって前記冶具部品を前記冶具基板に搭載し、搭載された前記冶具部品を前記第2の真空吸引によって前記冶具基板に固定し、前記撮像手段を移動させて前記冶具基板において前記部品基準マークおよび前記基板基準マークを同一の撮像視野内に位置させ、前記撮像手段によって前記部品基準マークおよび基板基準マークを同時に撮像し、この撮像結果を前記認識処理部によって認識処理することにより搭載位置精度測定データを取得する処理を実行させる制御手段を備えた。
本発明の部品搭載装置における搭載位置精度測定方法は、部品供給部から取り出した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板に搭載する部品搭載装置において、搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定する搭載位置精度測定方法であって、前記基板位置決め部には、前記搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するための基板基準マークが形成され前記搭載位置精度を測定するための部品基準マークが形成された透明な冶具部品が搭載される冶具基板を保持する冶具基板保持部が設けられており、前記冶具基板保持部は、前記冶具基板を吸着する第1の吸着溝と、この第1の吸着溝を真空吸引する第1の真空吸引部と、前記冶具基板に設けられた吸着孔から真空吸引することにより、この冶具基板に前記吸着孔を覆って搭載された前記冶具部品を冶具基板の上面に吸着する第2の吸着溝と、この第2の吸着溝を真空吸引する第2の真空吸引部とを有し、前記基板位置決め部に設けられた冶具基板保持部に前記冶具基板を保持させる冶具基板保持工程と、前記搭載ヘッドによって複数の前記冶具部品を前記部品供給部から取り出し、予め搭載位置精度測定点として前記冶具基板に設定された複数の位置に搭載する冶具部品搭載工程と、搭載された前記冶具部品を前記冶具基板に前記第2の真空吸引によって固定する冶具部品固定工程と、前記撮像手段を移動させて前記冶具基板の前記複数の位置のそれぞれにおいて前記部品基準マークおよび前記基板基準マークを同一の撮像視野内に位置させ、前記撮像手段によって前記部品基準マークおよび基板基準マークを同時に撮像する撮像工程と、これらの撮像結果を認識処理することにより前記搭載位置精度測定点における搭載位置精度測定データを取得する認識処理工程とを含む。
また本発明の部品搭載装置における搭載位置精度測定方法は、部品供給部から取り出した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板に搭載する部品搭載装置において、搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定する搭載位置精度測定方法であって、前記搭載ヘッドの移動範囲内には、この搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するための基板基準マークが形成され前記搭載位置精度を測定するための部品基準マークが形成された透明な冶具部品が搭載される冶具基板が冶具基板保持部に保持されており、前記冶具基板保持部は、前記冶具基板を吸着する第1の吸着溝と、この第1の吸着溝を真空吸引する第1の真空吸引部と、前記冶具基板に設けられた吸着孔から真空吸引することにより、この冶具基板に前記吸着孔を覆って搭載された前記冶具部品を冶具基板の上面に吸着する第2の吸着溝と、この第2の吸着溝を真空吸引する第2の真空吸引部とを有し、前記搭載ヘッドによって前記冶具部品を冶具部品供給部から取り出し前記冶具基板に搭載する冶具部品搭載工程と、搭載された前記冶具部品を前記第2の真空吸引によって前記冶具基板に固定する冶具部品固定工程と、前記撮像手段を移動させて前記冶具基板において前記部品基準マークおよび前記基板基準マークを同一の撮像視野内に位置させ、前記撮像手段によって前記部品基準マークおよび基板基準マークを同時に撮像する撮像工程と、この撮像結果を認識処理することにより搭載位置精度測定データを取得する認識処理工程とを含む。
本発明によれば、冶具部品が搭載された冶具基板を撮像することにより行われる搭載位置精度の測定において、搭載された冶具部品を冶具基板に真空吸引によって固定する方法を採用することにより、両面テープや接着剤などを用いることなく冶具部品を固定することができ、高精度の部品搭載位置の測定を簡便な方法で反復して行うことができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の部品搭載装置の平面図、図2は本発明の実施の形態1の部品搭載装置における搭載ヘッドの構成を示す図、図3は本発明の実施の形態1の部品搭載装置における冶具基板保持部の構造説明図、図4は本発明の実施の形態1の部品搭載装置における冶具基板の説明図、図5、図6は本発明の実施の形態1の部品搭載精度測定方法における冶具部品の固定方法の説明図、図7は本発明の実施の形態1の部品搭載精度測定方法における部品基準マークおよび基板基準マークの撮像および位置認識を示す図、図8は本発明の実施の形態1の部品搭載装置の制御系の構成を示すブロック図、図9は本発明の実施の形態1の部品搭載精度測定方法の処理フロー図である。
まず図1を参照して部品搭載装置の構造を説明する。図1において基台1の中央にはX方向に搬送路2が配設されている。搬送路2は上流側装置から受け渡された基板3を搬送し、搬送経路に設けられた基板位置決め部20(図3参照)にて基板3を実装位置に位置決めして保持する。搬送路2の両側方には、部品供給部4が配置されており、部品供給部4には、部品トレイ5A,5Bが配置されている。部品トレイ5A,5Bは、BGAなどの矩形の部品を所定間隔の格子配列で収納する。なお部品トレイ5Aには、後述するように、搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するために用いられる冶具部品が必要に応じて収納される。
基台1上面の両端部上にはY軸テーブル8Aおよびガイドテーブル8Bが配設されており、Y軸テーブル8Aおよびガイドテーブル8B上にはX軸テーブル9が架設されている。X軸テーブル9には、それぞれ搭載ヘッド10および搭載ヘッド10と一体的に移動する基板認識カメラ12が装着されている。X軸テーブル9およびY軸テーブル8Aを駆動することにより、搭載ヘッド10および基板認識カメラ12はX方向、Y方向に水平移動し、部品供給部4から部品を吸着ノズル11a(図2参照)によって取り出し、搬送路2の基板位置決め部20に位置決めされた基板3上に搭載する。したがって、X軸テーブル8A、Y軸テーブル9および搭載ヘッド10は、部品供給部4から搭載ヘッド10によって部品を取り出して基板3に移送搭載する部品搭載手段を構成する。
搭載ヘッド10とともに移動する基板認識カメラ12は、搭載ヘッド10による搭載動作の対象となる平面を撮像して認識する。すなわち搭載ヘッド10を基板3上に移動させることにより、基板認識カメラ12は基板3に設けられた位置検出用の認識マークを撮像する。さらに基板認識カメラ12は、後述する搭載位置精度測定処理において基板位置決め部20に保持された冶具基板上の冶具部品を撮像する用途にも用いられる。X軸テーブル8A,Y軸テーブル9は基板認識カメラ12を移動させる撮像移動手段を構成しており、本実施の形態では部品搭載手段が撮像移動手段を兼務する形態となっている。もちろん、基板認識カメラ12を別途設けられた専用の移動機構によって移動させるようにしてもよい。
部品供給部4から搬送路2に至る経路には、部品認識カメラ13が配設されている。実装対象の部品をそれぞれの吸着ノズル11aに保持した搭載ヘッド10が部品認識カメラ13の上方を移動することにより、部品認識カメラ13は吸着ノズル11aに保持された状態の部品を下方から撮像する。基板認識カメラ12および部品認識カメラ13の撮像結果は、認識処理部43によって認識処理され、これにより基板3における部品実装点の位置認識や搭載ヘッド10に保持された状態における部品の位置認識が行われ、上述の部品搭載手段による部品の基板3への部品搭載動作においては、これらの位置認識結果に基づいて部品搭載時の位置補正が行われる。
次に図2を参照して搭載ヘッド10について説明する。図2に示すように、搭載ヘッド10はマルチタイプであり、1つの部品を保持可能な単位搭載ヘッド11を複数(ここでは8個)備えた構成となっている。これらの単位搭載ヘッド11はそれぞれ下端部に部品を吸着して保持する吸着ノズル11aを備え、各単位搭載ヘッド11に備えられた昇降機構(図示省略)によって個別に昇降動作が可能となっている。搭載ヘッド10は各単位移載ヘッド共通のθ軸モータ14を備えており、θ軸モータ14は各吸着ノズル11aをθ方向に回転させるθ回転機構を回転駆動する。搭載ヘッド10によって部品を搭載する実装動作において、各吸着ノズル11aをノズル軸廻りにθ方向に回転させることにより、吸着ノズル11aに保持された部品のθ方向の位置合わせを行うようになっている。
次に図3を参照して、搬送路2の基板位置決め部20に設けられた冶具基板保持部の構造について説明する。基板位置決め部20は搬送された基板3を下面側から下受け部材によって下受けして保持する機能を有しており、下受け部材は対象となる基板の種類に応じて交換される。図3に示す冶具基板保持部21は、後述する搭載位置精度測定に際して下受け部材として基板位置決め部20に装着されるものであり、搭載位置精度測定の目的で専用に製作された冶具基板30(図3参照)を吸着して保持するとともに、冶具基板に搭載されたダミー部品としての冶具部品35(図4参照)を両面テープや接着剤などの手段を用いることなく冶具基板に固定する機能を有するものである。
冶具基板保持部21は上面に基板吸着面21aが設けられた矩形ブロック状の部材であり、部品搭載装置が作業対象とする基板のサイズに対応した大きさとなっている。図3(a)に示すように、基板吸着面21aには対象となる冶具基板30を吸着するための第1の吸着溝22が設けられている。基板吸着面21aには、複数の部品吸引部23が所定間隔の格子配列で設けられている。部品吸引部23は、冶具基板30に冶具部品35が搭載される位置に対応しており、この配列間隔の粗密は予め定められた必要搭載位置精度にしたがって決定される。すなわち、高い搭載位置精度が必要とされるほど、搭載対象平面をより細かく分割して多くの搭載位置測定対象点を設定する必要がある。
それぞれの部品吸引部23には、冶具部品35を吸着するための第2の吸着溝24が十字形状で設けられており、吸着溝24の中央部には真空吸引のための吸引孔21cが開孔している。図3(b)に示すように、吸着溝22、24はそれぞれ冶具基板保持部21の内部に設けられた第1の吸引孔21bおよび第2の吸引孔21cと連通しており、第1の吸引孔21bおよび第2の吸引孔21cはそれぞれ第1の真空吸引部25、第2の真空吸引部26に接続されている。第1の真空吸引部25、第2の真空吸引部26を駆動することにより、吸引孔21b、21cを介して吸着溝22、24から真空吸引し、以下に説明する冶具基板30、冶具部品35の真空吸着による固定が可能となる。
次に図4を参照して、搭載ヘッド10による搭載位置精度を測定するために用いられる冶具基板30およびこの冶具基板30にダミー部品として搭載される冶具部品35について説明する。図4(a)に示すように、冶具基板30の上面には、冶具基板保持部21における部品吸引部23の配列に対応した位置に、複数の搭載位置精度測定点31が格子配列で設けられている。それぞれの搭載位置精度測定点31には、複数の吸着孔32が冶具基板30を貫通して十字配列で設けられており、さらに吸着孔32が形成された範囲を囲む矩形枠の各コーナ位置には、搭載ヘッド10による搭載位置精度を測定するための基板基準マーク33が形成されている。
図4(b)に示す冶具部品35は、ガラスや透明樹脂など光を透過する透明な板部材を矩形(ここでは正方形)に成形して製作されている。冶具部品35の中央部には実物の部品に対応したサイズのダミー部35aが設定されている。ダミー部35aは、当該部品の形状を模したものでも、また単にサイズを示す枠を示すのみの形態であってもよい。冶具部品35の各コーナ位置には、搭載位置精度を測定するための部品基準マーク36が冶具基板30の下面側に形成されている。部品基準マーク36を冶具基板30の下面側に形成することにより、部品基準マーク36を冶具基板30の上面の基板基準マーク33と同一平面に位置させることができ、基板認識カメラ12による撮像において、より高精度の画像を取得することが可能となっている。
ここで、冶具基板30における吸着孔32および基板基準マーク33の配置は、冶具部品35を各搭載位置精度測定点31に位置合わせして搭載した状態において、吸着孔32によって冶具部品35を吸着することができるよう、吸着孔32が冶具部品35の外形範囲内に収まるように配置される。また基板基準マーク33は、ダミー部35aによって覆われることのないよう、ダミー部35aの外側に位置するように配置される。
搭載位置精度測定に際しては、図5(a)に示すように、まず冶具基板保持部21に冶具基板30を載置し、次いで第1の真空吸引部25を駆動して吸着溝22から真空吸引することにより、冶具基板30を冶具基板保持部21に吸着保持する。このとき、冶具基板30の各搭載位置精度測定点31は、冶具基板保持部21の部品吸引部23の位置に一致する。図5(b)は、各部品吸引部23、搭載位置精度測定点31の詳細を示しており、冶具基板30が冶具基板保持部21に正しく位置合わせされた状態では、各吸着孔32は吸着溝24と連通可能な位置にある。
そして冶具基板30を冶具基板保持部21の吸着保持面21aに吸着保持させ、さらに冶具基板30の各搭載位置精度測定点31に冶具部品35を搭載した状態では、図6(a)に示すように、各吸着孔32は吸着溝24に重なって連通する。この状態で第2の真空吸引部26を駆動して、図6(b)に示すように、吸引孔21cから真空吸引することにより、冶具部品35は各吸着孔32を介して冶具基板30の上面に真空吸着により固定される。したがって、第2の真空吸引部26および冶具基板保持部21に設けられた吸引孔21c、吸着溝24は、冶具基板35に設けられた吸着孔32から真空吸引することにより、冶具基板30に吸着孔32を覆って搭載された冶具部品35を冶具基板30の上面に吸着保持して固定する真空吸引手段となっている。
このとき、冶具部品35のダミー部35aは搭載位置精度測定点31の中心部に位置し、且つ基板基準マーク33がダミー部35aと部品基準マーク36の中間に位置しており、基板認識カメラ12によって基板基準マーク33を透明な冶具部品35を透過して上方から撮像することが可能となっている。この撮像において、冶具基板30は冶具基板保持部21に吸着保持されており、さらに冶具部品35は冶具基板30に吸着されていることから、冶具基板30と冶具部品35とは相互の位置ずれが生じることがない。
このようにして冶具基板30上に冶具部品35が搭載された状態において、基板認識カメラ12によって基板基準マーク33および部品基準マーク36の撮像を行う。すなわち図7(a)に示すように、基板認識カメラ12の撮像視野12aを冶具部品35の対角位置に移動させて、基板基準マーク33と部品基準マーク36とが同一の撮像視野12a内に位置した状態で、基板基準マーク33と部品基準マーク36とを同時に撮像する。このとき、上述のように冶具部品35は冶具基板30に真空吸着により固定されていることから、基板認識カメラ12は認識対象の部品基準マーク36と基板基準マーク33とを相互の位置ずれのない状態で撮像することが可能となっている。そして搭載位置精度測定に際しては、冶具部品35の2つの相対向する対角位置において基板基準マーク33と部品基準マーク36との撮像を行うことにより、当該搭載位置精度測定点における搭載位置ずれを検出する。
ここで搭載位置ずれの検出について説明する。部品搭載手段による部品搭載動作においては、前述のように部品の位置認識結果と基板の位置認識結果とに基づいて、部品の基板に対する位置合わせが行われる。搭載位置精度測定のための冶具部品35の搭載においても同様に、部品認識カメラ13によって冶具部品35を撮像してダミー部35aまたは部品基準マーク36の位置認識を行った上で、冶具基板30に搭載する。さらに搭載動作においては、基板認識カメラ12によって各搭載位置測定点31毎に基板基準マーク33を撮像して各搭載位置測定点31の位置認識を行い、ダミー部35aまたは部品基準マーク36の位置認識結果と各搭載位置測定点31の位置認識結果とに基づいて、冶具部品35を冶具基板30に対して位置合わせして搭載する。
この位置合わせが完全に正しく行われた場合には、相対向する2つの基板基準マーク33に対して、対応する2つの部品基準マーク36は所定の位置関係、すなわち、2つの基板基準マーク33の中点と、2つの部品基準マーク36の中点とが一致するような位置関係で、冶具部品35が搭載される。したがって、搭載位置精度測定のための撮像においては、図7(b)に示すように、それぞれ対角に位置する1対の基板基準マーク33および部品基準マーク36の位置認識を行えばよい。
本実施の形態においては、各対角位置において基板基準マーク33および部品基準マーク36を同一の撮像視野内に位置させて同時に撮像することにより、対角位置毎に上述の位置認識を行うようにしている。次いでこれらの位置認識結果から、基板基準マーク33および部品基準マーク36それぞれの中点M1,M2を求め、これらの中点M1,M2の
ずれ量(Δx、Δy)を、当該搭載位置精度測定点における搭載位置精度測定データとして求める。そしてこの搭載位置精度測定データを各搭載位置精度測定点毎に冶具基板30の全範囲について取得することにより、搭載ヘッド10による搭載位置ずれを補正するためのオフセットデータを、対象とする部品搭載点の平面位置と関連付けて補正が可能ないわゆる面補正データを取得することができる。
すなわち、本実施の形態に示す部品搭載装置の構成において、基板位置決め部20には冶具基板保持部21が設けられており、冶具基板保持部21は、搭載ヘッド10による搭載位置精度を測定するための基板基準マーク33が形成され搭載位置精度を測定するための部品基準マーク36が形成された透明な冶具部品35が搭載される冶具基板30を保持する機能を有している。冶具基板保持部21は、冶具基板30に設けられた吸着孔32から真空吸引することにより、この冶具基板30に吸着孔32を覆って搭載された冶具部品35を冶具基板30の上面に吸着保持して固定する真空吸引手段としての第2の真空吸引部26および吸引孔21c、吸着溝24を備えた構成となっている。
そして搭載位置精度測定において用いられる冶具基板30は、冶具部品35が搭載された状態において部品基準マーク36と同一の撮像視野内に位置して同時に撮像される基板基準マーク33と、冶具部品35が搭載された状態においてこの冶具部品35によって覆われる位置であって且つ基板基準マーク33から外れた位置にこの冶具基板30を貫通して設けられ、冶具部品35を吸着保持してこの冶具基板30に固定するための吸着孔32とを備えた構成となっている。
なお冶具基板30としてガラス板等透明な材質のものを用いることにより、基板基準マーク33や部品基準マーク36を透過照明光によって認識する透過認識を採用することが可能となる。すなわち冶具基板保持部21の上面に光を受光することによって固有の励起光を発する特性を有する被膜を予め形成しておくことにより、基板認識カメラ12による撮像時には上方から照射された照明光は冶具部品35、冶具基板30を透過して基板認識カメラ12に入射し、冶具基板保持部21の上面を発光させる。そしてこの光が冶具基板30および冶具部品35を透過して基板認識カメラ12に受光されることにより、基板基準マーク33や部品基準マーク36を透過照明光によって認識することができる。
次に図8を参照して部品搭載装置の制御系の構成を説明する。図7において、制御部40はCPUであり、以下に説明する各部を統括して制御する。記憶部41は、実生産の基板3を対象とした部品搭載動作を実行するための動作プログラムや各基板品種毎の実装データなど実生産に必要なプログラムやデータのほか、部品搭載装置の稼働において所定のインターバルにて実行される搭載位置精度測定処理に必要なプログラムやデータを記憶する。
機構制御部42は、冶具基板保持部21が設けられた基板位置決め部20、部品搭載手段であるX軸テーブル9、Y軸テーブル8A、搭載ヘッド10などの動作を制御する。基板位置決め部20には、冶具部品35を冶具基板30に吸着保持するための真空吸引手段が含まれる。認識処理部43は、基板認識カメラ12および部品認識カメラ13の撮像結果を認識処理することにより、基板位置決め部20に位置決めされた基板3の位置認識や、搭載ヘッド10に保持された状態の部品の位置検出を行うほか、搭載位置精度測定処理における部品基準マーク36や基板基準マーク33の位置認識のための処理を行う。搭載位置較正処理部44は、認識処理部43によって取得された位置認識結果に基づいて、搭載ヘッドによる搭載動作が実行される平面内において設定された搭載位置精度測定点における位置ずれ量を算出し、この位置ずれを補正するためのオフセットデータを求める演算を行う。
上記構成において制御部40が、部品搭載手段、真空吸引手段、撮像移動手段(X軸テーブル9、Y軸テーブル8A)、撮像手段(基板認識カメラ12)および認識処理部43を制御することにより、冶具基板保持部21に冶具基板30を保持させ、搭載ヘッド10によって冶具部品35を冶具部品供給部を兼ねた部品供給部4Aから取り出し、搭載ヘッド10によって冶具部品35を冶具基板30に搭載し、搭載された冶具部品35を真空吸引手段によって冶具基板30に固定し、基板認識カメラ12を移動させて冶具基板30において部品基準マーク33および基板基準マーク36を同一の撮像視野12a内に位置させ、基板認識カメラ12によって部品基準マーク33および基板基準マーク36を同時に撮像し、この撮像結果を認識処理部43によって認識処理することにより搭載位置精度測定データを取得する演算処理を含む一連の搭載位置精度測定処理が実行される。したがって、制御部40は、部品搭載手段、真空吸引手段、撮像移動手段、撮像手段および認識処理部を制御することにより、前述の搭載位置精度測定処理を実行させる制御手段となっている。
次に、図9を参照して、部品搭載装置において実行される搭載位置精度測定処理フローについて説明する。まず基板位置決め部20に設けられた冶具基板保持部21に冶具基板30を保持させる(冶具基板保持工程)(ST1)。このとき、冶具基板30を通常の基板3と同様に搬送路2によって搬送して冶具基板保持部21に保持させてもよいし、オペレータの手操作によって冶具基板30を直接冶具基板保持部21上に載置するようにしてもよい。次いで、搭載ヘッド10によって複数の冶具部品35を部品供給部4の部品トレイ5Aから取り出し、予め搭載位置精度測定点31として冶具基板30に設定された複数の位置に搭載する(冶具部品搭載工程)(ST2)。
この冶具部品搭載工程においては、冶具部品35を保持した搭載ヘッド10を部品認識カメラ13上に移動させてダミー部品としての冶具部品35を部品認識カメラ13によって撮像してダミー部35aまたは部品基準マーク36の位置認識を行った上で、搭載ヘッド10による搭載動作を実行する。また搭載ヘッド10によって保持された冶具部品35を冶具基板30に搭載する際には、基板認識カメラ12によって基板基準マーク33を撮像して認識処理部43によって基板基準マーク33の位置認識を行い、この基板基準マーク33の位置認識結果と前述のダミー部35aまたは部品基準マーク36の位置認識結果とを加味して相互の位置ずれを補正した上で、冶具部品35を冶具基板30の各搭載位置精度測定点31に搭載する。すなわち、部品搭載装置に備えられた位置ずれ補正機能によって、基板としての冶具基板30と部品としての冶具部品35の位置ずれを補正した上で、部品搭載手段に部品搭載動作を実行させる。
次に第2の真空吸引部26を駆動して吸着孔32から真空吸引することにより、搭載された冶具部品35を冶具基板30に真空吸引手段によって固定する(冶具部品固定工程)(ST3)。次いで基板認識カメラ12を移動させて、冶具基板35の複数の搭載位置精度測定点131のそれぞれにおいて部品基準マーク36および基板基準マーク33を同一の撮像視野12a内に位置させ(ST4)、図7(a)に示すように、基板認識カメラ12によって部品基準マーク36および基板基準マーク33を同時に撮像する(撮像工程)(ST5)。
これらの撮像結果を認識処理部43によって認識処理することにより、図7(b)に示すように、当該搭載位置精度測定点31における搭載位置精度測定データを取得する(認識処理工程)(ST6)。そして上述の搭載位置精度測定処理を冶具基板30に設定された全ての搭載位置精度測定点31を対象として実行することにより、搭載ヘッド10の動作対象となる平面範囲内における搭載位置ずれ量が所定間隔の格子点毎に求められ、これらの搭載位置ずれを補正するためのオフセットデータを部品搭載点の平面位置に関連付けた面補正キャリブレーションデータを取得することができる。
このような搭載位置精度測定は部品搭載装置の立ち上げ時のみならず、稼動継続時において随時実行する必要がある。このような場合従来技術においては、高精度の測定を行うために冶具基板と冶具部品との相対的な位置ずれを防止するには、予め冶具基板または冶具部品のいずれかに両面テープを貼付するか、あるいは粘着剤を塗布するなどの処置が必要とされていた。このため、冶具基板や冶具部品を反復して再利用しようとすれば、冶具基板上に貼り付けられた冶具部品を1つづつ剥がした後に、表面に残留した粘着剤成分を除去するなどの処理が必要とされていた。
これに対し、本実施の形態に示す部品搭載装置においては、冶具部品は冶具基板に対して真空吸着によって固定されることから、冶具部品の剥離や粘着剤成分の除去などの処置を行う必要がない。したがって、搭載位置精度測定における高精度の測定作業を簡便な方法で反復して行うことが可能となっている。
(実施の形態2)
図10は本発明の実施の形態2の部品搭載装置の平面図、図11は本発明の実施の形態2の部品搭載装置における冶具基板保持部の構造説明図、図12は本発明の実施の形態2の部品搭載装置における冶具基板の説明図、図13は本発明の実施の形態2の部品搭載精度測定方法における冶具部品の固定方法の説明図、図14は本発明の実施の形態2の部品搭載精度測定方法の処理フロー図である。
実施の形態1においては、実生産の基板3を位置決めして保持する基板位置決め部に基板3と同様の形状を有する冶具基板30を保持させる構成を示したが、本実施の形態2においては、基板3よりも小サイズの冶具基板を、基板位置決め部以外に設けられた専用の冶具基板保持部に常時載置しておくようにしている。
図10に示す部品実装装置は、図1に示す部品実装装置の構成に加えて、実施の形態1に示す冶具基板保持部21と同様の目的の冶具基板保持部121を、搬送路2の近傍であって搭載ヘッド10および基板認識カメラ12の移動範囲内に設けた構成となっており、その他の部分については図1と同様である。冶具基板保持部121に保持された冶具基板上には、予め冶具基板35が予め収納載置されている。すなわち、実施の形態2に示す部品搭載装置においては、冶具基板保持部121が冶具部品供給部を兼務した形態となっている。
図11を参照して、冶具基板保持部121について説明する。冶具基板保持部121は、実施の形態1における冶具基板保持部21と同様に搭載位置精度測定に際して用いられるものである。冶具基板保持部121は上面に基板吸着面121aが設けられた細長矩形状の部材であり、図11(a)に示すように、冶具基板保持部121の上面は対象となる冶具基板130(図12)を吸着するための吸着溝122が設けられている。また冶具基板保持部121の上面には、冶具基板保持部21における部品吸引部23と同様の複数の部品吸引部123が、搭載ヘッド10における単位搭載ヘッド12の配列ピッチと等しい所定ピッチで1列に設けられている。それぞれの部品吸引部123には、冶具部品130を吸着するための吸着溝124が十字形状で設けられており、吸着溝124の中央部には真空吸引のための吸引孔121cが開孔している。
図11(b)に示すように、吸着溝122、124はそれぞれ冶具基板保持部121の内部に設けられた吸引孔121b、121cと連通しており、吸引孔121b、121cはそれぞれ第1の真空吸引部125、第2の真空吸引部126に接続されている。第1の真空吸引部125、第2の真空吸引部126を駆動することにより、吸引孔121b、121cを介して吸着溝122、124から真空吸引し、以下に説明する冶具基板130、
冶具部品35の真空吸着による固定が可能となる。
冶具基板保持部121には図12に示す冶具基板130が保持される。図12において、冶具基板130の上面には冶具基板保持部121における部品吸引部123の配列に対応した位置に、複数の搭載位置精度測定点131が1列に設けられている。それぞれの搭載位置精度測定点131は、実施の形態1における搭載位置精度測定点31と同様に、複数の吸着孔132が冶具基板130を貫通して十字配列で設けられており、さらに吸着孔132が形成された範囲を囲む矩形の各コーナ位置には搭載ヘッド10による搭載位置精度を測定するための基準基準マーク133が形成されている。
搭載位置精度測定に際しては、図13に示すように、まず冶具基板保持部121に冶具基板130を載置し、次いで第1の真空吸引部125を駆動して吸着溝122から真空吸引することにより、冶具基板130を冶具基板保持部121に吸着保持する。冶具基板130の各搭載位置精度測定点131に冶具部品35を搭載した状態では、各吸着孔132は吸着溝124と連通し、吸引孔121cから真空吸引することにより、実施の形態1と同様に冶具部品35は各吸着孔132を介して冶具基板130の上面に真空吸着により固定される。そして実施の形態1と同様に、冶具基板30上に冶具部品35が搭載された状態において、基板認識カメラ12によって基板基準マーク33および部品基準マーク36の撮像を行い、当該搭載位置精度測定点における搭載位置ずれを検出する。
次に図14を参照して、実施の形態2に示す部品搭載装置において実行される搭載位置精度測定処理フローについて説明する。まず冶具基板保持部121に冶具基板130を保持させ(冶具基板保持工程)(ST11)、次いで冶具基板130上に予め冶具部品35を載置収納する(ST12)。この作業は、装置立ち上げ時や品種切替時などに行っておけば、後は搭載位置精度測定実行時毎に行う必要はない。そして搭載位置精度測定に際しては、以下の作業処理を実行する。
まず冶具基板131上の冶具部品35を搭載ヘッド10によって取り出す(ST13)。次いで取り出した冶具部品35を保持した搭載ヘッド10を部品認識カメラ13上に移動させてダミー部品としての冶具部品35を部品認識カメラ13によって撮像してダミー部35aまたは部品基準マーク36の位置認識を行う。この後、冶具部品を冶具基板保持部121に保持された冶具基板130に再度搭載する(冶具部品搭載工程)(ST14)。
この冶具部品搭載工程においては、基板認識カメラ12によって冶具基板130の基板基準マーク133を撮像して認識処理部43によって基板基準マーク133の位置認識を行い、この基板基準マーク133の位置認識結果と前述のダミー部35aまたは部品基準マーク36の位置認識結果とを加味して、冶具部品35を冶具基板130の搭載位置精度測定点131に搭載する。このとき、搭載ヘッド10の複数の単位搭載ヘッド11によって複数の冶具部品35を同時に対象として、(ST13)、(ST14)を実行してもよい。
次に第2の真空吸引部126を駆動して吸着孔132から真空吸引することにより、搭載された冶具部品35を真空吸引手段によって冶具基板130に固定する(冶具部品固定工程)(ST15)。次いで基板認識カメラ12を移動させて、冶具基板130の複数の搭載位置精度測定点131のそれぞれにおいて部品基準マーク36および基板基準マーク33を同一の撮像視野12a内に位置させ(ST16)、図7(a)に示す例と同様に、基板認識カメラ12によって部品基準マーク36および基板基準マーク133を同時に撮像する(撮像工程)(ST17)。そしてこれらの撮像結果を認識処理することにより、図7(b)に示す例と同様に、搭載位置精度測定データを取得する(認識処理工程)(S
T18)。
すなわち本実施の形態2においては、冶具基板保持部121に保持された冶具基板130上に予め冶具部品35を載置収納しておき、搭載位置精度測定に際しては、予め載置収納された冶具部品35を搭載ヘッド10によって取り出して、再度冶具基板保持部121に保持された冶具基板35に搭載するようにしている。このような構成を採用することにより、部品搭載装置の稼動継続時において、冶具基板の装着や冶具部品の供給などの操作や準備を必要とすることなく、搭載位置精度測定を必要に応じて随時反復して実行することが可能となっている。このとき、実施の形態1と同様に、搭載された冶具部品35は冶具基板130に真空吸着によって固定されることから、冶具部品の剥離や粘着剤成分の除去などの処理を必要とせず、高精度の部品搭載位置の測定を簡便な方法で反復して行うことができる。
なお実施の形態1,2に示す搭載位置精度測定は、以下に説明するような搭載位置精度補正方法に応用することが可能である。すなわち前述の搭載位置精度測定方法によって得られた測定結果を用いて、搭載ヘッド10による部品搭載動作における位置補正のためのオフセットデータを更新する。実施の形態1に示す搭載位置精度測定によれば、部品搭載範囲内において対象とする各部品搭載点の平面位置と関連付けたオフセットデータがいわゆる面補正データとして取得され、実施の形態2に示す搭載位置精度測定によれば、部品搭載範囲における標準的なオフセットデータが取得される。
いずれの場合においても、このオフセットデータの修正により、部品搭載機構の経時変化によって搭載位置精度が変動する場合にあっても、搭載ヘッド10による搭載位置精度を所望の精度レベルに保つことができる。なおこのオフセットデータ修正を目的とした搭載位置精度測定は、予め任意に設定された計測インターバルで自動的に実行され、この計測インターバル毎にオフセットデータの更新が行われる。そして各計測インターバル毎の搭載位置精度測定においては、計測結果によって求められる位置ずれ量が、予め定められた規定許容範囲内に収束するまで搭載位置精度測定を反復して実行するようにしてもよい。これにより、搭載位置精度の変動が収束した状態で部品搭載動作を実行することができ、安定した部品搭載位置精度が確保される。
本発明の部品搭載装置は、高精度の部品搭載位置の測定を簡便な方法で反復して行うことができるという効果を有し、部品供給部から取り出した部品を搭載ヘッドによって基板に移送搭載する分野に利用可能である。
本発明の実施の形態1の部品搭載装置の平面図 本発明の実施の形態1の部品搭載装置における搭載ヘッドの構成を示す図 本発明の実施の形態1の部品搭載装置における冶具基板保持部の構造説明図 本発明の実施の形態1の部品搭載装置における冶具基板の説明図 本発明の実施の形態1の部品搭載精度測定方法における冶具部品の固定方法の説明図 本発明の実施の形態1の部品搭載精度測定方法における冶具部品の固定方法の説明図 本発明の実施の形態1の部品搭載精度測定方法における部品基準マークおよび基板基準マークの撮像および位置認識を示す図 本発明の実施の形態1の部品搭載装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の部品搭載精度測定方法の処理フロー図 本発明の実施の形態2の部品搭載装置の平面図 本発明の実施の形態2の部品搭載装置における冶具基板保持部の構造説明図 本発明の実施の形態2の部品搭載装置における冶具基板の説明図 本発明の実施の形態2の部品搭載精度測定方法における冶具部品の固定方法の説明図 本発明の実施の形態2の部品搭載精度測定方法の処理フロー図
符号の説明
3 基板
4 部品供給部
7A,7B 部品
8A Y軸テーブル(部品搭載手段)(撮像移動手段)
9 X軸テーブル(部品搭載手段)(撮像移動手段)
10 搭載ヘッド(部品搭載手段)
12 基板認識カメラ(撮像手段)
20 基板位置決め部
21、121 冶具基板保持部
23、123 部品吸引部
24、124 吸着溝
26、126 第2の真空吸引部(真空吸引手段)
30、130 冶具基板
31、131 搭載位置精度測定点
32、132 吸着孔
33、133 基板基準マーク
35 冶具部品
36 部品基準マーク

Claims (6)

  1. 部品供給部から取り出した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板に搭載する部品搭載装置であって、
    前記部品供給部から搭載ヘッドによって前記部品を取り出して前記基板に移送搭載する部品搭載手段と、撮像移動手段によって移動し前記搭載ヘッドによる搭載動作の対象となる平面を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段による撮像結果を認識処理する認識処理部とを備え、
    前記基板位置決め部には、前記搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するための基板基準マークが形成され前記搭載位置精度を測定するための部品基準マークが形成された透明な冶具部品が搭載される冶具基板を保持する冶具基板保持部が設けられており、
    前記冶具基板保持部は、前記冶具基板を吸着する第1の吸着溝と、この第1の吸着溝を真空吸引する第1の真空吸引部と、前記冶具基板に設けられた吸着孔から真空吸引することにより、この冶具基板に前記吸着孔を覆って搭載された前記冶具部品を冶具基板の上面に吸着する第2の吸着溝と、この第2の吸着溝を真空吸引する第2の真空吸引部とを有し、
    さらに前記部品搭載手段、真空吸引手段、撮像移動手段、撮像手段および認識処理部を制御することにより、
    前記冶具基板保持部に前記冶具基板を保持させ、前記搭載ヘッドによって複数の前記冶具部品を冶具部品供給部から取り出し、予め搭載位置精度測定点として前記冶具基板に設定された複数の位置に搭載し、搭載された前記冶具部品を前記冶具基板に前記第2の真空吸引によって固定し、前記撮像手段を移動させて前記冶具基板の前記複数の位置のそれぞれにおいて前記部品基準マークおよび基板基準マークを同一の撮像視野内に位置させ、前記撮像手段によって前記部品基準マークおよび基板基準マークを同時に撮像し、この撮像結果を前記認識処理部によって認識処理することにより前記搭載位置精度測定点における位置精度測定データを取得する処理を実行させる制御手段を備えたことを特徴とする部品搭載装置。
  2. 部品供給部から取り出した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板に搭載する部品搭載装置であって、
    前記部品供給部から搭載ヘッドによって前記部品を取り出して前記基板に移送搭載する部品搭載手段と、前記搭載ヘッドの移動範囲内に設けられこの搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するための基板基準マークが形成され前記搭載位置精度を測定するための部品基準マークが形成された透明な冶具部品が搭載される冶具基板を保持する冶具基板保持部と、撮像移動手段によって移動し前記冶具基板保持部を含む前記搭載ヘッドによる搭載動作の対象となる平面範囲を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段による撮像結果を認識処理する認識処理部とを備え、
    前記冶具基板保持部は、前記冶具基板を吸着する第1の吸着溝と、この第1の吸着溝を真空吸引する第1の真空吸引部と、前記冶具基板に設けられた吸着孔から真空吸引することにより、この冶具基板に前記吸着孔を覆って搭載された前記冶具部品を冶具基板の上面に吸着する第2の吸着溝と、この第2の吸着溝を真空吸引する第2の真空吸引部とを有し、
    さらに前記部品搭載手段、真空吸引手段、撮像移動手段、撮像手段および認識処理部を制御することにより、
    前記搭載ヘッドによって前記冶具部品を冶具部品供給部から取り出し、前記搭載ヘッドによって前記冶具部品を前記冶具基板に搭載し、搭載された前記冶具部品を前記第2の真空吸引によって前記冶具基板に固定し、前記撮像手段を移動させて前記冶具基板において前記部品基準マークおよび前記基板基準マークを同一の撮像視野内に位置させ、前記撮像手段によって前記部品基準マークおよび基板基準マークを同時に撮像し、この撮像結果を前記認識処理部によって認識処理することにより搭載位置精度測定データを取得する処理を実行させる制御手段を備えたことを特徴とする部品搭載装置。
  3. 前記冶具基板保持部が前記冶具部品供給部を兼務し、前記冶具基板保持部に保持された前記冶具基板上に予め載置収納された前記冶具部品を搭載ヘッドによって取り出して、再度前記冶具基板保持部に保持された前記冶具基板に搭載することを特徴とする請求項2記載の部品搭載装置。
  4. 部品供給部から取り出した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板に搭載する部品搭載装置において、搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定する搭載位置精度測定方法であって、
    前記基板位置決め部には、前記搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するための基板基準マークが形成され前記搭載位置精度を測定するための部品基準マークが形成された透明な冶具部品が搭載される冶具基板を保持する冶具基板保持部が設けられており、
    前記冶具基板保持部は、前記冶具基板を吸着する第1の吸着溝と、この第1の吸着溝を真空吸引する第1の真空吸引部と、前記冶具基板に設けられた吸着孔から真空吸引することにより、この冶具基板に前記吸着孔を覆って搭載された前記冶具部品を冶具基板の上面に吸着する第2の吸着溝と、この第2の吸着溝を真空吸引する第2の真空吸引部とを有し、
    前記基板位置決め部に設けられた冶具基板保持部に前記冶具基板を保持させる冶具基板保持工程と、前記搭載ヘッドによって複数の前記冶具部品を前記部品供給部から取り出し、予め搭載位置精度測定点として前記冶具基板に設定された複数の位置に搭載する冶具部品搭載工程と、搭載された前記冶具部品を前記冶具基板に前記第2の真空吸引によって固定する冶具部品固定工程と、前記撮像手段を移動させて前記冶具基板の前記複数の位置のそれぞれにおいて前記部品基準マークおよび前記基板基準マークを同一の撮像視野内に位置させ、前記撮像手段によって前記部品基準マークおよび基板基準マークを同時に撮像する撮像工程と、これらの撮像結果を認識処理することにより前記搭載位置精度測定点における搭載位置精度測定データを取得する認識処理工程とを含むことを特徴とする部品搭載装置における搭載位置精度測定方法。
  5. 部品供給部から取り出した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板に搭載する部品搭載装置において、搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定する搭載位置精度測定方法であって、
    前記搭載ヘッドの移動範囲内には、この搭載ヘッドによる搭載位置精度を測定するための基板基準マークが形成され前記搭載位置精度を測定するための部品基準マークが形成された透明な冶具部品が搭載される冶具基板が冶具基板保持部に保持されており、
    前記冶具基板保持部は、前記冶具基板を吸着する第1の吸着溝と、この第1の吸着溝を真空吸引する第1の真空吸引部と、前記冶具基板に設けられた吸着孔から真空吸引することにより、この冶具基板に前記吸着孔を覆って搭載された前記冶具部品を冶具基板の上面に吸着する第2の吸着溝と、この第2の吸着溝を真空吸引する第2の真空吸引部とを有し、
    前記搭載ヘッドによって前記冶具部品を冶具部品供給部から取り出し前記冶具基板に搭載する冶具部品搭載工程と、搭載された前記冶具部品を前記第2の真空吸引によって前記冶具基板に固定する冶具部品固定工程と、前記撮像手段を移動させて前記冶具基板において前記部品基準マークおよび前記基板基準マークを同一の撮像視野内に位置させ、前記撮像手段によって前記部品基準マークおよび基板基準マークを同時に撮像する撮像工程と、この撮像結果を認識処理することにより搭載位置精度測定データを取得する認識処理工程とを含むことを特徴とする部品搭載装置における搭載位置精度測定方法。
  6. 前記冶具基板保持部が前記冶具部品供給部を兼務し、前記冶具基板保持部に保持された前記冶具基板上に予め載置収納された前記冶具部品を搭載ヘッドによって取り出して、再度前記冶具基板保持部に保持された前記冶具基板に搭載することを特徴とする請求項記載の部品搭載装置における搭載位置精度測定方法。
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