JP4760722B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

この発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、グルーブクラックの発生を抑制できる空気入りタイヤに関する。
低い扁平率を有する重荷重用の空気入りタイヤでは、タイヤ幅方向外側の周方向主溝にグルーブクラック(溝底の亀裂)が発生するという課題がある。
かかる課題に関する従来の空気入りタイヤには、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の空気入りタイヤ(重荷重用空気入りタイヤ)は、対をなすそれぞれのビードコアの周りに端部分を折返したカーカスと、カーカスのクラウン部の外周側に配設したベルトと、ベルトのさらに外周側に配設したトレッドと、トレッド踏面に形成されて周方向に連続する複数本の周溝とを具える重荷重用空気入りタイヤであって、標準リムにリム組みし、最高空気圧の5%の空気圧の充填姿勢で、少なくとも、トレッド幅方向の最外側に位置する周溝のタイヤ半径方向内周側部分で、カーカスラインの曲率半径を他の部分の曲率半径より小さくしてなる。しかしながら、このようにカーカスラインの曲率半径を局所的に小さくしたタイヤを製造することは、困難である。
特開平11−180109号公報
この発明は、グルーブクラックの発生を抑制できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気入りタイヤは、一対のビードコアと、前記ビードコア間にトロイド状に架け渡されるカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層とを有する扁平率65以下の空気入りタイヤであって、タイヤベース幅が適用リムのリム幅の100[%]以上120[%]以下の幅となるようにタイヤが単体で保持されているときのタイヤ子午線方向の断面視にて、リム高さFHの位置Aからタイヤ幅方向に引いた直線をX軸とすると共にセンタークラウンCLを通りタイヤ径方向に引いた直線をY軸とするときに、タイヤベース幅の半分の幅WAと、Y軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離WBと、Y軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離WCと、X軸からセンタークラウンCLにおける前記カーカス層の頂点Rまでの距離HAと、X軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離HBと、X軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離HCとが、48[%]≦HB/HA≦52[%]、98[%]≦HC/HA≦100[%]、108[%]≦WB/WA≦115[%]および55[%]≦WC/WA≦75[%]の関係を有することを特徴とする。
この空気入りタイヤでは、カーカス層の形状(カーカスライン)が適正化されているので、タイヤの単体時とインフレート時とにおける主溝(特に、タイヤ幅方向外側に位置する主溝)の形状変化が低減される。これにより、主溝の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生が抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、一対のビードコアと、前記ビードコア間にトロイド状に架け渡されるカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層とを有する扁平率65以下の空気入りタイヤであって、タイヤが加硫成形金型内にて保持されているときのタイヤ子午線方向の断面視にて、リム高さFHの位置Aからタイヤ幅方向に引いた直線をX軸とすると共にセンタークラウンCLを通りタイヤ径方向に引いた直線をY軸とするときに、タイヤベース幅の半分の幅WAと、Y軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離WBと、Y軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離WCと、X軸からセンタークラウンCLにおける前記カーカス層の頂点Rまでの距離HAと、X軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離HBと、X軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離HCとが、48[%]≦HB/HA≦52[%]、98[%]≦HC/HA≦100[%]、108[%]≦WB/WA≦115[%]および55[%]≦WC/WA≦75[%]の関係を有することを特徴とする。
加硫成形金型内におけるタイヤ形状(タイヤが加硫成形金型から取り出される直前のタイヤ形状)は、適用リムにリム組みされる前のタイヤ単体の形状に略等しい。したがって、タイヤ形状は、加硫成形金型内での形状のみならず、タイヤの単体時の形状を基準として規定されても良い。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤが適用リムにリム組みされると共にタイヤに正規内圧の10%の空気圧が付与された状態にて、幅WA、距離WB、距離WC、距離HA、距離HBおよび距離HCが48[%]≦HB/HA≦52[%]、98[%]≦HC/HA≦100[%]、108[%]≦WB/WA≦115[%]および55[%]≦WC/WA≦75[%]の関係を有する。
この空気入りタイヤでは、カーカス層の形状がさらに適正化されるので、インフレート時における主溝の形状変化が低減される。これにより、主溝の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生がより効果的に抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、WC/WBとタイヤの扁平率Sとが−0.007×S+0.95≦WC/WB≦−0.007×S+1.05の関係を有する。
この空気入りタイヤでは、WC/WBとタイヤの扁平率Sとの関係が適正化されるので、タイヤの耐グルーブクラック性能および耐久性能が向上する(維持される)利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤが適用リムにリム組みされると共にタイヤに正規内圧が付与された状態にて、前記ベルト層の最大ベルト幅Wdとタイヤの総幅Wsとタイヤの扁平率Sとが−0.5×S+108≦Wd/Ws≦−0.5×S+118の関係を有する。
この空気入りタイヤでは、最大ベルト幅Wdとタイヤ総幅Wsと扁平率Sとの関係が適正化されるので、タイヤの耐グルーブクラック性能が向上する(維持される)利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、一対のビードコアと、前記ビードコア間にトロイド状に架け渡されるカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層とを有する空気入りタイヤであって、タイヤが加硫成形金型内にて保持されているときのタイヤ子午線方向の断面視にて、リム高さFHの位置Aからタイヤ幅方向に引いた直線をX軸とすると共にセンタークラウンCLを通りタイヤ径方向に引いた直線をY軸とするときに、タイヤの扁平率の呼びSと、前記カーカス層の最大幅位置Pから前記カーカス層の変曲点QまでのY軸方向の距離USHと、X軸からセンタークラウンCLにおける前記カーカス層の頂点Rまでの距離HAと、Y軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離WBと、Y軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離WCとが、0.48≦USH/HA≦0.52、5.52S2×10-5−2.407S×10-2+2.29≦WB/HA≦5.52S2×10-5−2.407S×10-2+2.39、および、−1.1312S2×10-4+5.822S×10-3+0.62≦WC/WB≦−1.1312S2×10-4+5.822S×10-3+0.68の関係を有することを特徴とする。
この空気入りタイヤでは、カーカス層の断面形状(カーカスライン)が適正化されているので、タイヤの単体時とインフレート時とにおける主溝(特に、タイヤ幅方向外側に位置する主溝)の形状変化が低減される。これにより、主溝の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生が抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤベース幅の半分の幅WAとタイヤ断面幅の呼びMとが0.44≦WA/M≦0.46の関係を有する。
この空気入りタイヤでは、タイヤベース幅(半幅WA)とタイヤ断面幅の呼びMとの比WA/Mが適正化されるので、タイヤのエアインフレート性能、ビード部の耐久性能および耐製造故障性能が向上する利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記ベルト層よりもタイヤ幅方向外側の位置における前記カーカス層の曲率半径RAと、前記カーカス層の最大幅位置Pから前記カーカス層の変曲点QまでのY軸方向の距離USHとが0.95≦RA/USH≦1.05の関係を有する。
この空気入りタイヤでは、ショルダー部からサイドウォール部に至るカーカスラインの曲率半径RAが適正化されるので、主溝の溝底に発生する歪みが効果的に低減されてグルーブクラックの発生が抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤが適用リムにリム組みされると共にタイヤに正規内圧の5[%]の空気圧が付与された状態にて、タイヤの扁平率の呼びSと、距離USHと、距離HAと、距離WBと、距離WCとが、4.157S2×10-5−6.738S×10-3+0.56≦USH/HA≦4.157S2×10-5−6.738S×10-3+0.63、および、1.7874S2×10-4−2.7522S×10-2+1.60≦WC/WB≦1.7874S2×10-4−2.7522S×10-2+1.66の関係を有する。
この空気入りタイヤでは、カーカス層の形状がさらに適正化されるので、インフレート時における主溝の形状変化が低減される。これにより、主溝の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生がより効果的に抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤの扁平率の呼びSがS≦70の範囲にある。
重荷重用空気入りラジアルタイヤでは、特にグルーブクラックの発生が顕著である。したがって、これらのタイヤを適用対象とすることにより、より顕著な耐グルーブクラック性能に関する効果が得られる利点がある。
この発明にかかる空気入りタイヤでは、カーカス層の形状(カーカスライン)が適正化されているので、タイヤの単体時とインフレート時とにおける主溝(特に、タイヤ幅方向外側に位置する主溝)の形状変化が低減される。これにより、主溝の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生が抑制される利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施例1にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。図2は、図1に記載した空気入りタイヤの作用を示す説明図である。図3および図4は、図1に記載した空気入りタイヤの各扁平率による相異を示すグラフである。図5および図6は、この発明の実施例にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
[空気入りタイヤ]
空気入りタイヤ1は、ビードコア2と、カーカス層3と、ベルト層4と、トレッドゴム5と、サイドウォールゴム6とを含み構成される(図1参照)。ビードコア2は、環状構造を有し、左右一対を一組として構成される。カーカス層3は、左右のビードコア2、2間にトロイド状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。ベルト層4は、積層された複数のベルト材から成り、カーカス層3のタイヤ径方向外周に配置される。トレッドゴム5は、カーカス層3およびベルト層4のタイヤ径方向外周に配置されて空気入りタイヤ1のトレッド部を構成する。サイドウォールゴム6は、カーカス層3のタイヤ幅方向外側に配置されて空気入りタイヤ1のサイドウォール部を構成する。また、空気入りタイヤ1のトレッド部には、タイヤ周方向に延在する複数の主溝51、52が形成されている。また、タイヤ幅方向外側にある主溝52は、正規内圧時のトレッド展開幅に対してタイヤ幅方向外側から15[%]〜30[%]の範囲内の位置に配置される。
この空気入りタイヤ1では、タイヤの各寸法が以下のように規定される(図1参照)。まず、タイヤベース幅が適用リムのリム幅の100[%]以上120[%]以下の幅となるように、タイヤが単体で保持される。そして、タイヤ子午線方向の断面視にて、適用リム(ホイールのリムフランジ部)10の仮想線を引き、リム高さFHの位置(リムフランジ部の径方向の最外点A)からタイヤ幅方向に引いた直線をX軸とする。また、タイヤのセンタークラウンCLを通りタイヤ径方向に引いた直線をY軸(タイヤ中心軸)とする。
次に、タイヤベース幅の半分の幅WAと、Y軸からカーカス層3の最大幅位置Pまでの距離WBと、Y軸からカーカス層3の変曲点Qまでの距離WCとをとる。また、リム高さFHの位置AからセンタークラウンCLにおけるカーカス層3の頂点Rまでの距離HAと、X軸からカーカス層3の最大幅位置Pまでの距離HBと、X軸からカーカス層3の変曲点Qまでの距離HCとをとる。このとき、これらの寸法WA、WB、WC、HA、HB、HCとが、48[%]≦HB/HA≦52[%]、98[%]≦HC/HA≦100[%]、108[%]≦WB/WA≦115[%]および55[%]≦WC/WA≦75[%]の関係を有する。
なお、タイヤ単体の形状とは、適用リム10にリム組みされる前のタイヤ単体の形状をいう。このときのタイヤ単体の形状は、加硫成形金型内におけるタイヤ形状(タイヤが加硫成形金型から取り出される直前のタイヤ形状)に略等しい。また、一般に、タイヤの設計寸法は、かかるインモールド時のタイヤ形状を基準として規定される。言い換えると、加硫成形金型内におけるタイヤ形状とは、適用リム10にリム組みされる前のタイヤ単体の形状に略等しい。
また、適用リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、リム高さFHは、ホイールのリム径φを基準としたリムフランジ部の高さにより規定される。
また、カーカス層3の変曲点Qは、タイヤ子午線方向の断面視にてセンタークラウンCLからタイヤ幅方向外側に向かってカーカス層3の曲率半径の変化をみたときに、カーカス層3がタイヤ径方向内側に曲がり始める位置により定義される。具体的には、ベルト層4よりもタイヤ幅方向外側の位置におけるカーカス層3の曲率半径RAと、この位置よりもタイヤ幅方向内側(センタークラウンCL側)の位置におけるカーカス層3の曲率半径RBとが1[%]≦RA/RB≦10[%]の関係を有する範囲内に、カーカス層3の変曲点Qが位置する。また、変曲点Qは、トレッド部センター領域のカーカスラインを近似して成る円弧が、このカーカスラインから剥離する点として定義されても良い。
一般に、タイヤのインフレート時には、リム幅による拘束および内圧負荷によってタイヤ単体時よりも主溝51、52の溝幅が拡張される。すると、タイヤ転動時にて溝底に発生する歪みが大きくなり、グルーブクラックが発生すると考えられる。
この点において、この空気入りタイヤ1では、カーカス層3の形状(カーカスライン)が適正化されているので、タイヤの単体時とインフレート時とにおける主溝51、52(特に、タイヤ幅方向外側に位置する主溝52)の形状変化が低減される(図2参照)。これにより、主溝51、52の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生が抑制される利点がある。
例えば、HB/HA<48[%]では、クラック・リム・クッション(ビード部に生じるクラック)が発生し易くなるおそれがあり、52[%]<HB/HAでは、耐グルーブクラック性能が悪化するおそれがある。また、HC/HA<98[%]では、ショルダー部のボリュームが増加してタイヤの耐久性能が悪化するおそれがあり、100[%]<HC/HAでは、耐グルーブクラック性能が悪化するおそれがある。また、WB/WA<108[%]では、耐グルーブクラック性能が悪化するおそれがあり、115[%]<WB/WAでは、クラック・リム・クッションが発生し易くなるおそれがある。また、WC/WA<55[%]あるいは75[%]<WC/WAでは、耐グルーブクラック性能が悪化するおそれがある。
[付加的事項1]
なお、この空気入りタイヤ1では、タイヤが適用リム10にリム組みされると共にタイヤに正規内圧の10%の空気圧が付与された状態においても、上記の幅WA、距離WB、距離WC、距離HA、距離HBおよび距離HCが48[%]≦HB/HA≦52[%]、98[%]≦HC/HA≦100[%]、108[%]≦WB/WA≦115[%]および55[%]≦WC/WA≦75[%]の関係を有することが好ましい。かかる構成では、カーカス層3の形状がさらに適正化されるので、インフレート時における主溝51、52の形状変化が低減される。これにより、主溝51、52の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生がより効果的に抑制される利点がある。
なお、正規内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。
[付加的事項2]
また、この空気入りタイヤ1では、WC/WBとタイヤの扁平率Sとが−0.007×S+0.95≦WC/WB≦−0.007×S+1.05の関係を有することが好ましい(図3参照)。かかる構成では、WC/WBとタイヤの扁平率Sとの関係が適正化されるので、タイヤの耐グルーブクラック性能および耐久性能が向上する(維持される)利点がある。例えば、WC/WB<−0.007×S+0.95では、ショルダー部のボリュームが増加してタイヤの耐久性能が悪化するおそれがある。また、−0.007×S+1.05<WC/WBでは、耐グルーブクラック性能が悪化するおそれがある。
また、この空気入りタイヤ1では、タイヤが適用リムにリム組みされると共にタイヤに正規内圧が付与された状態にて、ベルト層4の最大ベルト幅Wdとタイヤ総幅Wsとタイヤの扁平率Sとが−0.5×S+108≦Wd/Ws≦−0.5×S+118の関係を有することが好ましい(図4参照)。かかる構成では、最大ベルト幅Wdとタイヤ総幅Wsと扁平率Sとの関係が適正化されるので、タイヤの耐グルーブクラック性能が向上する(維持される)利点がある。例えば、Wd/Ws<−0.5×S+108では、耐グルーブクラック性能が悪化するおそれがある。また、−0.5×S+118<Wd/Wsでは、ベルト幅が広過ぎてタイヤの重量が過度に増加するおそれがある。
また、この空気入りタイヤ1は、複輪装着タイヤに限らず、単輪装着タイヤ(例えば、タイヤ総幅Wsが350[mm]以上のタイヤ)にも適用され得る。かかる適用対象では、ベルト層4の最大ベルト幅Wdとタイヤ総幅Wsとタイヤの扁平率Sとが−0.6×S+108≦Wd/Ws≦−0.6×S+118の関係を有することが好ましい。これにより、かかるワイドベースタイプのタイヤにおいても、タイヤの耐グルーブクラック性能が向上する(維持される)利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、扁平率(呼び扁平)が65以下である重荷重用タイヤに適用されることが好ましい。このような重荷重用タイヤでは、トレッド部ショルダー領域の主溝52にてグルーブクラックが発生し易いという課題がある。したがって、かかる重荷重用タイヤを適用対象とすることにより、タイヤの耐グルーブクラック性能に関する効果が顕著に得られる利点がある。
[性能試験]
この実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、耐クラック・リム・クッション性能および耐グルーブクラック性能に関する性能試験が行われた(図5および図6参照)。この性能試験では、(1)扁平率60でタイヤサイズ285/60R22.5の空気入りタイヤおよび(2)扁平率55でタイヤサイズ385/55R22.5の空気入りタイヤが用いられる。そして、これらの空気入りタイヤがJATMA規定の適用リムに装着され、この空気入りタイヤに規定内圧および規定荷重が負荷される。
耐クラック・リム・クッション性能(ビード部表面の耐周方向クラック性能)に関する性能試験では、空気入りタイヤに規定荷重の140[%]の荷重が負荷されてドラム試験が行われ、時速45[km/h]の走行速度にて20000[km]走行後にビード部表面に発生した周方向クラックの個数および長さが測定される。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は、数値が小さいほど好ましい。
耐グルーブクラック性能に関する性能試験では、空気入りタイヤにオゾンが吹き付けられながらドラム試験が行われ、時速45[km/h]の走行速度にて10000[km]走行後に発生したクラックの個数および長さが測定される。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。なお、この性能試験では、指数値150以上を基準として耐グルーブクラック性能の向上効果が判断される。この評価は、数値が小さいほど好ましい。
従来例の空気入りタイヤは、市販されている既存のタイヤである。発明例1〜発明例3の空気入りタイヤ1は、各寸法(幅WA、距離WB、距離WC、距離HA、距離HBおよび距離HC)が適正化されているタイヤである。試験結果に示すように、発明例1〜3の空気入りタイヤ1では、いずれも耐クラック・リム・クッション性能が維持されつつ耐グルーブクラック性能が向上していることが分かる。
図7は、この発明の実施例2にかかる空気入りタイヤの各扁平率による相異を示すグラフである。図8は、この発明の実施例2にかかる空気入りタイヤのカーカスラインを示す説明図である。図9は、この発明の実施例2にかかる空気入りタイヤの作用を示す説明図である。図10および図11は、この発明の実施例にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
この実施例2の空気入りタイヤ1では、実施例1の空気入りタイヤ1と比較して、タイヤ子午線方向の断面視におけるカーカス層3の断面形状(カーカスライン)にて、所定の寸法比USH/HA、WB/HA、WC/WBが所定の二次式近似により規定されている点に特徴を有する。
具体的には、まず、カーカス層3の最大幅位置Pからカーカス層3の変曲点QまでのY軸方向の距離USHと、X軸からセンタークラウンCLにおけるカーカス層3の頂点Rまでの距離HAとが0.48≦USH/HA≦0.52の関係を有する。また、タイヤの扁平率の呼びSと、Y軸からカーカス層の最大幅位置Pまでの距離WBと、距離HAとが5.52S2×10-5−2.407S×10-2+2.29≦WB/HA≦5.52S2×10-5−2.407S×10-2+2.39の関係を有する。また、扁平率の呼びSと、Y軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離WCと、距離WBとが−1.1312S2×10-4+5.822S×10-3+0.62≦WC/WB≦−1.1312S2×10-4+5.822S×10-3+0.68の関係を有する。
なお、この実施例2では、タイヤが加硫成形金型内に保持されているときのタイヤ子午線方向の断面視を基準として、各タイヤ寸法が規定される。しかし、これに限らず、タイヤ単体時におけるタイヤ子午線方向の断面視を基準として、各タイヤ寸法が規定されても良い。
この空気入りタイヤでは、カーカス層3の断面形状(カーカスライン)が適正化されているので、タイヤの単体時とインフレート時とにおける主溝51、52(特に、タイヤ幅方向外側に位置する主溝52)の形状変化が低減される(図2参照)。したがって、タイヤがリム組みされてタイヤに空気圧が付与されたときに、主溝51、52の溝底が広がり難い。これにより、主溝51、52の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生が抑制される利点がある。
また、WB/HAおよびWC/WBが所定の二次式近似により規定されるので、これらが一次式近似により規定される構成と比較して、カーカス層3の断面形状が高精度に適正化される(図8参照)。具体的には、二次式近似の方が一次式近似よりも主溝52の溝底部付近におけるカーカスラインの位置が高くなる(タイヤ径方向に位置する)。すると、タイヤの単体時とインフレート時とにおける主溝51、52の形状変化が効果的に低減されて、主溝51、52の溝底に発生する歪みが低減される。これにより、タイヤの耐グルーブクラック性能が向上する。
なお、一般には、比USH/HA、比WB/HAおよび比WC/WBと、タイヤの耐グルーブクラック性能およびベルト層4の耐久性能が以下の関係を有する(図9参照)。まず、比USH/HAが増加すると、耐グルーブクラック性能が向上してベルト層4の耐久性能が低下する傾向にある。逆に、比USH/HAが現象すると、耐グルーブクラック性能が低下してベルト層4の耐久性能が向上する傾向にある。また、比WB/HAが増加すると、耐グルーブクラック性能が低下してベルト層4の耐久性能が向上する傾向にある。逆に、比WB/HAが増加すると、耐グルーブクラック性能が向上してベルト層4の耐久性能が低下する傾向にある。また、比WC/WBが増加すると、耐グルーブクラック性能が低下してベルト層4の耐久性能が向上する傾向にある。逆に、比WC/WBが増加すると、耐グルーブクラック性能が向上してベルト層4の耐久性能が低下する傾向にある。
また、この空気入りタイヤ1では、タイヤベース幅の半分の幅WAとタイヤ断面幅の呼びMとが0.44≦WA/M≦0.46の関係を有することが好ましい。かかる構成では、タイヤベース幅(半幅WA)とタイヤ断面幅の呼びMとの比WA/Mが適正化されるので、タイヤのエアインフレート性能、ビード部の耐久性能および耐製造故障性能が向上する利点がある(図11参照)。なお、理論リム幅は、この比WA/MがWA/M=0.75となり、使用リム幅には、この数値に近いものが採用される。したがって、WA/Mが上記の範囲(0.44≦WA/M≦0.46)に設定される構成では、タイヤのベース幅が広くなる。
また、この空気入りタイヤ1では、ベルト層4よりもタイヤ幅方向外側の位置におけるカーカス層3の曲率半径RAと、カーカス層3の最大幅位置Pからカーカス層3の変曲点QまでのY軸方向の距離USHとが0.95≦RA/USH≦1.05の関係を有することが好ましい(図1参照)。かかる構成では、ショルダー部からサイドウォール部に至るカーカスラインの曲率半径RAが適正化されるので、主溝51、52の溝底に発生する歪みが効果的に低減されてグルーブクラックの発生が抑制される利点がある。例えば、R/USH<0.95では、インフレート時におけるカーカスラインがタイヤ単体時よりもタイヤ幅方向外側に変形し易くなり好ましくない。また、1.05<R/USHでは、タイヤ形状自体が不適正となり、タイヤ重量の増加やタイヤ耐久性能の低下などの不具合が生じ易い。
また、この空気入りタイヤ1では、タイヤが適用リムにリム組みされると共にタイヤに正規内圧の5[%]の空気圧が付与された状態にて、タイヤの扁平率の呼びSと、距離USHと、距離HAと、距離WBと、距離WCとが、4.157S2×10-5−6.738S×10-3+0.56≦USH/HA≦4.157S2×10-5−6.738S×10-3+0.63の関係を有する。1.7874S2×10-4−2.7522S×10-2+1.60≦WC/WB≦1.7874S2×10-4−2.7522S×10-2+1.66の関係を有することが好ましい。
かかる構成では、カーカス層の形状がさらに適正化されるので、インフレート時における主溝の形状変化が低減される。これにより、主溝の溝底に発生する歪みが低減されてグルーブクラックの発生がより効果的に抑制される利点がある。
例えば、扁平率の呼びSがS=60であるタイヤでは、0.305≦USH/HA≦0.375、且つ、0.592≦WC/WB≦0.652となる。また、タイヤサイズ265/60R22.5のタイヤのプロファイルでは、USH/HA=0.29、且つ、WC/WB=0.67となる。
[適用対象]
なお、この空気入りタイヤ1は、例えば、扁平率の呼びSがS≦70の範囲にあるタイヤに適用されることが好ましい。また、特に、重荷重用空気入りラジアルタイヤに適用されることが好ましい。これらのタイヤでは、特にグルーブクラックの発生が顕著である。したがって、これらのタイヤを適用対象とすることにより、より顕著な耐グルーブクラック性能に関する効果が得られる利点がある。
[性能試験]
この実施例2では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、(1)耐グルーブクラック性能、(2)ベルト層の耐久性能、(3)エアインフレート性能および(4)ビード部耐久性能に関する性能試験が行われた(図10および図11参照)。
(1)耐グルーブクラック性能および(2)ベルト層の耐久性能に関する性能試験では、内圧充填時の主溝溝底のひずみ及びベルト層端部のひずみエネルギーの密度解析が有限要素法を用いたシミュレーション解析により行われ、各空気入りタイヤについて指数評価が行われる。具体的には、タイヤサイズ315/60R22.5の空気入りタイヤがリムサイズ22.5×9.00のリムに組み付けられ、この空気入りタイヤに空気圧900[kPa]が付与されたときの試験条件が用いられる。また、耐グルーブクラック性能が指数値130以上、ベルト層耐久性能が指数値85以上で、効果が認められる。
また、(3)エアインフレート性能および(4)ビード部耐久性能に関する性能試験では、タイヤサイズ315/60R22.5の空気入りタイヤがリムサイズ22.5×9.00のリムに組み付けられ、この空気入りタイヤに空気圧900[kPa]が付与される。そして、このとき、エアインフレート性能が評価され、また、実車走行により、ビード部に破損が生じたときの走行距離が測定されてビード部耐久性能に関する指数評価が行われる。
従来例の空気入りタイヤは、公知のタイヤである。発明例4〜発明例18の空気入りタイヤ1は、比USH/HA、タイヤの扁平率の呼びSに対する比WB/HAおよび比WC/WB、ならびに、比RA/USHが適正化されているタイヤである。
試験結果に示すように、発明例4〜13の空気入りタイヤ1では、いずれもベルト層耐久性能が維持されつつ耐グルーブクラック性能が向上していることが分かる(図10参照)。また、比USH/HA、ならびに、タイヤの扁平率の呼びSに対する比WB/HAおよび比WC/WBが適正化されることにより、ベルト層耐久性能が維持されつつ耐グルーブクラック性能がさらに向上することが分かる。
また、図11の試験結果に示すように、比RA/USHとエアインフレート性能およびビード部耐久性能とが相対関係にあることが分かる。したがって、比RA/USHが適正化されることにより、所望のタイヤ性能が得られることが分かる。
以上のように、本発明にかかる空気入りタイヤは、グルーブクラックの発生を抑制できる点で有用である。
この発明の実施例にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図1に記載した空気入りタイヤの作用を示す説明図である。 図1に記載した空気入りタイヤの各扁平率による相異を示すグラフである。 図1に記載した空気入りタイヤの各扁平率による相異を示すグラフである。 この発明の実施例にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。 この発明の実施例にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。 この発明の実施例2にかかる空気入りタイヤの各扁平率による相異を示すグラフである。 この発明の実施例2にかかる空気入りタイヤのカーカスラインを示す説明図である。 この発明の実施例2にかかる空気入りタイヤの作用を示す説明図である。 この発明の実施例にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。 この発明の実施例にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 ビードコア
3 カーカス層
4 ベルト層
5 トレッドゴム
6 サイドウォールゴム
10 適用リム

Claims (10)

  1. 一対のビードコアと、前記ビードコア間にトロイド状に架け渡されるカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層とを有する扁平率65以下の空気入りタイヤであって、
    タイヤベース幅が適用リムのリム幅の100[%]以上120[%]以下の幅となるようにタイヤが単体で保持されているときのタイヤ子午線方向の断面視にて、リム高さFHの位置Aからタイヤ幅方向に引いた直線をX軸とすると共にセンタークラウンCLを通りタイヤ径方向に引いた直線をY軸とするときに、
    タイヤベース幅の半分の幅WAと、Y軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離WBと、Y軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離WCと、X軸からセンタークラウンCLにおける前記カーカス層の頂点Rまでの距離HAと、X軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離HBと、X軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離HCとが、48[%]≦HB/HA≦52[%]、98[%]≦HC/HA≦100[%]、108[%]≦WB/WA≦115[%]および55[%]≦WC/WA≦75[%]の関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 一対のビードコアと、前記ビードコア間にトロイド状に架け渡されるカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層とを有する扁平率65以下の空気入りタイヤであって、
    タイヤが加硫成形金型内にて保持されているときのタイヤ子午線方向の断面視にて、リム高さFHの位置Aからタイヤ幅方向に引いた直線をX軸とすると共にセンタークラウンCLを通りタイヤ径方向に引いた直線をY軸とするときに、
    タイヤベース幅の半分の幅WAと、Y軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離WBと、Y軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離WCと、X軸からセンタークラウンCLにおける前記カーカス層の頂点Rまでの距離HAと、X軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離HBと、X軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離HCとが、48[%]≦HB/HA≦52[%]、98[%]≦HC/HA≦100[%]、108[%]≦WB/WA≦115[%]および55[%]≦WC/WA≦75[%]の関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. タイヤが適用リムにリム組みされると共にタイヤに正規内圧の10%の空気圧が付与された状態にて、幅WA、距離WB、距離WC、距離HA、距離HBおよび距離HCが48[%]≦HB/HA≦52[%]、98[%]≦HC/HA≦100[%]、108[%]≦WB/WA≦115[%]および55[%]≦WC/WA≦75[%]の関係を有する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. WC/WBとタイヤの扁平率Sとが−0.007×S+0.95≦WC/WB≦−0.007×S+1.05の関係を有する請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. タイヤが適用リムにリム組みされると共にタイヤに正規内圧が付与された状態にて、前記ベルト層の最大ベルト幅Wdとタイヤの総幅Wsとタイヤの扁平率Sとが−0.5×S+108≦Wd/Ws≦−0.5×S+118の関係を有する請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 一対のビードコアと、前記ビードコア間にトロイド状に架け渡されるカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層とを有する空気入りタイヤであって、
    タイヤが加硫成形金型内にて保持されているときのタイヤ子午線方向の断面視にて、リム高さFHの位置Aからタイヤ幅方向に引いた直線をX軸とすると共にセンタークラウンCLを通りタイヤ径方向に引いた直線をY軸とするときに、
    タイヤの扁平率の呼びSと、前記カーカス層の最大幅位置Pから前記カーカス層の変曲点QまでのY軸方向の距離USHと、X軸からセンタークラウンCLにおける前記カーカス層の頂点Rまでの距離HAと、Y軸から前記カーカス層の最大幅位置Pまでの距離WBと、Y軸から前記カーカス層の変曲点Qまでの距離WCとが、0.48≦USH/HA≦0.52、5.52S2×10-5−2.407S×10-2+2.29≦WB/HA≦5.52S2×10-5−2.407S×10-2+2.39、および、−1.1312S2×10-4+5.822S×10-3+0.62≦WC/WB≦−1.1312S2×10-4+5.822S×10-3+0.68の関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  7. タイヤベース幅の半分の幅WAとタイヤ断面幅の呼びMとが0.44≦WA/M≦0.46の関係を有する請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記ベルト層よりもタイヤ幅方向外側の位置における前記カーカス層の曲率半径RAと、前記カーカス層の最大幅位置Pから前記カーカス層の変曲点QまでのY軸方向の距離USHとが0.95≦RA/USH≦1.05の関係を有する請求項6または7に記載の空気入りタイヤ。
  9. タイヤが適用リムにリム組みされると共にタイヤに正規内圧の5[%]の空気圧が付与された状態にて、タイヤの扁平率の呼びSと、距離USHと、距離HAと、距離WBと、距離WCとが、4.157S2×10-5−6.738S×10-3+0.56≦USH/HA≦4.157S2×10-5−6.738S×10-3+0.63、および、1.7874S2×10-4−2.7522S×10-2+1.60≦WC/WB≦1.7874S2×10-4−2.7522S×10-2+1.66の関係を有する請求項6〜8のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  10. タイヤの扁平率の呼びSがS≦70の範囲にある請求項6〜9のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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