JP4758501B2 - シート供給装置及び画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明はスタッカ上のシートを順次一枚ずつ分離して画像読取り、印字などの処理プラテンに給送するシート供給装置及びシートの給送過程で複数枚の重送を検出するシート重送検出方法に関する。
従来この種のシート供給装置はプリンター、複写機、スキャナーなどの処理プラテンにスタッカ上に積載したシートを順次供給するものとして知られ、また画像読取装置はスキャナー装置などでスタッカ上の原稿を一枚ずつプラテンに給送して光電変換手段で読取るものとして広く知られている。
かかる装置でスタッカ上のシートを一枚ずつ分離して処理プラテンに供給する過程で複数のシート(原稿)が重なって送られると処理プラテンで誤った処理を施すこととなり、シートを正確に分離するのと同時に処理プラテンに至る手前で重送を検出して処理を停止するか或いは読取りなど処理したデータを無効にしてデータ記憶装置或いはプリンターなどの処理部に転送しないようにする必要がある。従来このようなシートの重送を検出する方法としては重送検知センサ、ホトセンサなどでシートを通過した超音波或いは光量の減衰量から一枚か複数枚であるかを検出するものが知られている。
例えば特許文献1に開示されているような一対の圧電振動板の一方に所定周期のパルス電圧を印加して振動を生起し、シートを介して他方の圧電振動板に励振した振動を電気的に受信し、その電気的エネルギーを基準値と比較してシートが一枚であるか複数枚が重なっていないかを判別することが知られている。
また特許文献2には距離を隔てた前後一対のローラ間に送波素子と受波素子とを対向配置してシートの姿勢変化が少ない状態で検出することが提案されている。
つまりシートが前後のローラでニップされて一定の直線姿勢で移動する間に重送検出することによってシートの先端或いは後端が湾曲或いは上下に振動した状態で検出した場合の誤検出を防止することは知られている。
特開平10−257595号公報(図1) 実公平6−49567号公報
上述の重送検知センサ或いは光学センサなどで搬送中のシートの重なりを検出する際、シートの紙質、紙厚、或いはサイズが種々異なる場合には正確に一枚であるのか多数枚であるかを判別するには次の問題がある。つまり湿度その他の使用環境で数枚のシートが密着しているときこれが厚い紙厚のシートであるのか数枚が重なったシートであるのか判別が困難である。
また大小異なる種々のサイズのシートが前後にズレて重なっている場合これが大サイズのシートなのか数枚が前後に重なったシートなのか判別が同様に困難である。更にシートが移動する過程でその重なりを検出する場合にはセンサ位置でシートが上下にバタつくと超音波或いは光などの透過量が変化して正確な判別が困難である。
そこで前掲特許文献2にはシートを前後一対のローラで支持した状態でシートの重なりを検出することが提案されているがシートが密着して重なった前記の問題を解決するものではなく、またシートが前後にズレて重なっているのを検出する為所定長さに亘って重なり状態を検出するとシート後端が搬送ローラから離脱しバタついた状態で検出ミスを招くという問題が生ずる。
さらに、前記のものはシートの先端が下流側の搬送ローラにニップされなければシートのバタツキが押えられないが,搬送ローラなどをシート長さに対して余分に置くことはこのローラに駆動などを設けなければならず、構成が複雑になり構成部品を多くしなければならずコストを安価にできない
そこで本発明はシートが密着して重なった状態であっても、またシートが前後に大きくズレて重なった状態であっても正確に重なり状態を検出することが可能なシート供給装置の提供とシートの重なりを検出する際に、特に搬送ローラなどを配置しなくても安価な手段によりシートのバタツキを押えることができる装置を提供とを主な目的として、またスタッカから読取プラテンにオリジナル原稿を給送する過程で正確に原稿の重送を検出することが可能な画像読取装置及び方法の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、スタッカから処理位置にシートを給送する搬送経路にシートをループ状に湾曲させるレジスト手段を配置し、このレジスト手段の下流側に重送検知センサを配置する。そしてシートをレジスト手段から処理位置に案内する搬送経路を構成するガイド部材に、シート先端を押圧保持する押圧手段をレジスト手段と処理位置の手前に配置した給送手段との間に配置することを特徴としている。
更に詳述するに、シートを積載するスタッカと、スタッカに配置されシートを分離給送する給紙手段と、この給紙手段からのシートを所定の処理位置に案内するシート搬送経路とシート搬送経路に配置され、給紙手段から送られたシートを湾曲させて先端揃えするレジスト手段と、レジスト手段と処理位置との間のシート搬送経路に配置され、レジスト手段からのシートを処理位置に給送するシート給送手段と、レジスト手段から処理位置に給送するシートの重なりを検出する重送検知センサとを備える。
そしてシート搬送経路のレジスト手段から処理位置に至る経路は、互いに間隔を隔てて対向する湾曲内側ガイド部材と湾曲外側ガイド部材で略半円U字形状に構成する。略半円U字形状の経路には、湾曲内側のガイド部材から湾曲外側のガイド部材にシートを偏向させる押圧手段を設けると共に、この略半円U字形状の経路には、レジスト手段、重送検知センサ、押圧手段、シート給送手段の順に下流側に配置し、レジスト手段は、スタッカから送られたシートを略半円U字形状の湾曲外側のガイド部材に沿う方向に湾曲させる
本発明は、給紙スタッカから処理位置に給送するシートの重なり状態を重送検知センサで検出する際に、この重送検知センサを、シートにループ状湾曲を形成するレジスト手段の下流側に配置し、このレジスト手段から搬送されてくるシートを搬送ガイドの一方のガイド部材に偏向させる押圧手段を配設したものであるから以下の効果を奏する。
給紙スタッカからのシートはレジスト手段で湾曲され先端揃えされる際に、密着したシート間に空気層が形成され、この葉間の空気層で重なり状態を正確に検出することが可能となる。これと共に、レジスト手段下流側の搬送経路にはシートをガイド部材の一方に押圧する押圧部材が配置してあるからシートの先端のバタツキを押えることができ、より正確な重なり状態の検出が可能となる。
また、前記重送判別手段は前記重送検知センサからのシートの重なりを示す信号が生じた際に前記シート検知センサがシート有り又はシート後端を検出してから所定時間内のときシートの重送と判別するように構成したので、シート後端が必ずレジストローラにニップされていることを確認して重送検出を行なうので誤検出を防止できる。
さらに、前記搬送ガイドは前記レジスト手段から前記プラテンに至る略U字状の搬送経路を形成するように構成される装置にあっては、前記重送検知センサがこのU字状の搬送経路の入り口付近に配置されているとともに前記押圧手段が前記ガイド部材の内側から外側のガイドに向かうように設けられているので、U字部分に特に搬送ローラなどを配置する必要がなくなり構成が比較的簡単で安価な装置となる。
このように構成することによって前記重送検知センサではレジスト手段で湾曲され捌かれたシート検出することとなり重なったシートは湾曲される際に密着した状態が解かれシート間の空気層で重送していることが確実に検出される。これと同時にシートは先端が押圧手段によって規制され、後端はシート検知センサによってレジスト手段にニップされた状態の重送信号を有効として判別することとなりシート後端がレジスト手段から離脱してバタついた状態の検出信号に基づいて重送か否かを判別することが無い。
本発明を実施したシート供給装置の給紙機構部を示す概念図である。 図1の給紙機構部における重送検知センサの構造及び制御を示す説明図である。 図1の装置における制御タイミングを示すタイミングチャートである。 図1の装置の制御のフローチャート 図1の装置のシート繰出状態を示す動作説明図で、(a)は給紙直後の状態、(b)はシートを一時的に待機させた状態、(c)はプラテンに向かって給紙を再開した直後の状態、(d)は重送検出信号に基づいて重送判別を開始した状態、(e)は重送判別を終了した状態をそれぞれ示す。 (a)乃至(d)図2の超音波センサの波形を示すチャート。 本発明を実施した画像読取装置及びこれをユニットとして備えた画像形成装置の全体説明図。 図7の装置における原稿シートの供給部の詳細説明図。 図8の装置の駆動機構を示す説明図であり、(a)は給紙駆動系の構成を示し、(b)は搬送駆動系の構成図。 図7の装置の制御を説明するフローチャート。 図7の装置におけるシート供給の動作状態説明図。
以下本発明を図示の好適な実施の形態に基づいて詳述する。図1は本発明を実施したシート供給装置における給紙機構の概念図であり、図2は重送検知センサとして超音波センサを用いた場合のその構造及び制御を示し、図3は制御タイミングを示すタイミングチャート、図4は制御のフローチャートである。
図1に示す装置はスキャナーなどの画像読取装置(詳細は後述する)の処理プラテン2上に給紙スタッカ1と排紙スタッカ15を配置し、この給紙スタッカ1から排紙スタッカ15に略U字状の搬送経路20がシート搬送ガイド3で形成してある。給紙スタッカ1は原稿シートを積み重ねて載置するトレイで構成し、その最上紙に接して順次シートを分離給送する給紙手段4を設ける。この給紙手段4は分離ローラ4aとこれに圧接した摩擦パッド4bで構成してあるが、これはベルトで構成しても良く、また給紙手段4はピックアップローラを備えても良い。
給紙手段4の下流側にはレジスト手段5を設ける。図示のレジスト手段は一対の互いに圧接したレジストローラ5a、5bで構成してあり、上記の給紙手段4からのシートを一時的に待機させるのと同時にシート先端部をループ状に湾曲させて先端の曲がり(スキュー)を修正する。このループ状湾曲で重なったシートを捌く。
また、上記給紙手段4とレジスト手段5との間にはシートの有無を検出するシート検知センサ7を設ける。図示のものは発光ダイオードなどの発光素子7aと受光素子7bをシートを介して対向した位置に配置してある。このシート検知センサ7はホトセンサーに限らずマイクロスイッチとシートに接触するレバーの組合せで構成しても良い。上記レジスト手段5の下流側には重送検知センサ6を配置するが、その構造については後述する。
上記給紙手段4とレジスト手段5とは駆動手段Mに連結されシート搬送方向に回転制御され、図示の駆動手段Mは正逆転可能なステッピングモータでモータ駆動回路16に接続されパルス発生器17を介して電源18が供給される。この駆動手段Mから給紙手段4とレジスト手段5にワンウェイクラッチなどの一方向伝達クラッチで相反的に回転力を伝達する。
これは給紙手段4を回転して給紙スタッカ1上のシートを繰出す際にはその先端を停止状態のレジスト手段5に突き当ててループ状に湾曲させ、次いでこのレジスト手段5を回転起動してシートを処理プラテン2に向けて給送する際は給紙手段4を停止して後続シートを繰出さないようにする為である。
前記シートの処理位置に設けられた処理プラテン2には画像読取り機構が配置されている。この画像読取り機構は、処理プラテン2上のシート原稿に光を照射する光源27と、この光源27からの反射光を集光するレンズ29と、このレンズ29からの光を電気的に変換するCCD(チャージカップルドディバイス)などの光電変換手段30とから構成する。図示28は偏光ミラーである。
前記シート搬送ガイド3はシートの経路を形成する少許の間隔を隔てたガイド部材3aと3bで構成し、処理プラテン2に向けて略U字状の搬送経路20を形成する。このガイド部材の一方3aには前記重送検知センサ6の下流側直後にシートを対向する他方のガイド部材3bに偏向させる押圧手段3cが弾性フィルムで設けてある。これは重送検知センサ6位置でシートが上下にフレて検出ミスを起こさないようにシートをガイド部材3b側に押し付けて安定させる為である。
搬送経路20には給送ローラ24と搬出ローラ25と排紙ローラ26がそれぞれ配置してある。給送ローラ24は処理プラテン2の上流に配置されシートをプラテンに供給する一対のローラで形成され、搬出ローラ25と排紙ローラ26とはこの処理プラテン2からのシートを排紙スタッカ15に搬出するローラ対で構成する。
次に図2に従って重送検知センサ6について説明すると図示のものは超音波センサで構成した場合である。通常の超音波センサは送波素子6aと受波素子6bとは同一構造の素子で構成され、金属などの外筺ケース10に圧電セラミック板などの圧電振動体11が弾性樹脂12内に埋設してある。
圧電振動体11の表裏面には電極が蒸着で形成してあり、リード線13から高周波電源を供給する。又、図示の圧電振動体11は外筺ケース10に密着していて両者が一体となった固有振動数のもとに特定の周波数で振動することとなり、ケースの一部を成す送波表面10aから超音波が外部に送振される。リード線13の一方はこの外筺ケース10に接地してある。
従って送波素子6a側のリード線13から高周波電源を供給すると圧電振動体11とこれに接した外筺ケース10が所定周波数で振動して送波表面10aから超音波を発する。一方受波素子6bは外筺ケース10の受波表面10bと、これと一体の圧電振動体11が受信した超音波によって共振し、圧電振動体11に生起した電気が電極からリード線13を介して外部に出力される。
かかる構造の超音波センサ(重送検知センサ)6が搬送経路20に配置され、図2に示すような発振回路22および受振回路23に接続される。発振回路22は高周波発振回路22aと増幅回路22bで構成し電源22cを特定周波数の高周波電圧を圧電振動体11に供給する。受振回路23はトランジスターなどで構成される増幅回路23aと平滑回路23bで構成する。
そして高周波発振回路22aで例えば30KHz〜400KHzの高周波電圧を発生し、この信号を増幅してリード線13から圧電振動体11の表裏に形成した電極に印加することによって圧電振動体11を励振する。この超音波はシートを介して受波素子側の圧電振動体11を励振し、電気的信号として出力される。この受波素子6bからの出力信号は増幅回路23aで増幅され、平滑回路23bで整流され積分回路などで平滑化されることとなる。
そこで高周波発振回路22aに電源22cを供給すると特定周波数の超音波振動が送波素子6aの圧電振動体11に励起される。この圧電振動体11は図6(a)に示すように一定振幅(出力レベルLV1)の高周波で超音波を発する。この送波素子6aに対向した受波素子6bにはシートを過って超音波が受信され、受波素子6b側の圧電振動体11は共振し、その振動で生起した電力が出力される。このときシートを通過する際の超音波の減衰が図6(b)のように一枚のとき(出力レベルLV2)と同図(c)の2枚のとき(出力レベルLV3)で異なった出力となる。
この同図(b)(c)の波形で出力された電気的エネルギーを増幅回路23aと平滑回路23bで処理する。つまり受波素子6bから出力された振動波形の電気エネルギーは増幅された後、整流され積分回路からなる平滑回路23bで図6(d)(e)に示すような出力レベルに変換される。同図(d)はシートが一枚で搬送されたときの出力レベルLV2を示し、A部はシート先端がレジストローラ5a、5bから重送検知センサ位置に到達した状態で検出値が乱れている。
これはシートがループ状に湾曲された状態からレジストローラ5a、5bで繰り出されるため先端部がバタつくためである。B部はシートがレジストローラ5a、5bにニップされシート搬送ガイド3に沿った状態で検出値は安定し、C部はシート後端がレジストローラ5a、5bから離脱(ローラ位置を通過)した状態で検出値が乱れている。図6(e)はシートが2枚重なって搬送されたときの出力レベルLV3を示し、A部、B部、C部はそれぞれ上述の状態を示す。
そこで基準値を図示点線で示すレベルLV0に設定するとシートが一枚である(d)と2枚である(e)とでは、安定したB部においてLV1>LV2>LV0>LV3の関係が成立する。
従ってこのB部で平滑回路23bからの出力信号をコンパレータなどの比較回路(手段)23cで基準値(LV0)と比較するとシートの重なり状態を判別することが可能となる。尚この基準値の決定は、まずシートの紙厚、紙質、搬送速度などの条件を装置の使用環境に基づいて決定し、この条件のもとで実験によってシートが1枚の時と2枚の時の受波センサの出力レベルの境界値を求め、この値を基準値に設定する。
以上基準値はシートが1枚のときと2枚以上の場合について説明したが、この基準値をシートが1枚のとき、2枚のとき及びそれ以上のときというように複数設定して各々比較すればシートが何枚重なっているかまで検出することができる。前記高周波発振回路22aから送波素子6aには高周波電圧を瞬間的に投入してバースト波を生起させるか連続的に電源投入して定常波を生起させるかいずれかを採用する。この場合シートの重なり状態で受波素子6bからの出力が不安定(環境条件で変化し易い)である為、バースト波の場合も複数回断続的に繰返して検出することが好ましい。
次に前記構造の超音波センサ(重送検知センサ)6の配置について説明すると前記シート搬送ガイド3に対し送波素子6aと受波素子6bは次のように配置する。
(1)送波素子6aと受波素子6bとはシート搬送ガイド3を走行するシートに対して所定角度傾斜して対向するように配置する。図2に示すようにシート搬送ガイド3と直交する垂線N−Nに対し角度αで傾斜させ、図示のものは角度αを30度乃至45度に設定してある。これは送波素子6aから発振した超音波がシート表面で反射して送波素子6aの表面(送波面)に戻って発振波と反射波が避ける為であり、同様の干渉がシート表面と受波素子6bの受波表面10bとの間で起こるのを避ける。
従ってシートと送(受)波表面10a(10b)との距離及び送(受)波表面の面積によって角度αを設定すれば良い。
(2)シート搬送ガイド3に対し重力の方向に下側に送波素子6aを上側に受波素子6bを配置する。これは先に説明したように送波素子6aの送波表面10aに生ずる振動の強さ(LV1)は受波素子6bより大きい。これと同時にシートが1枚のときと2枚重なったときの受波表面10bに生ずる共振のレベル(振動の強さ)差を判別する為には特に受波表面10bに作用する外的影響を少なくする必要がある。
そこで重力の作用する下側に送波素子6aを、上側に受波素子6bを配置することによってシート搬送ガイド3から落下する紙粉その他の塵埃が検出精度に与える影響を少なくする。
(3)更に下方に配置した送波素子6aの送波表面10aを水平方向に対し所定角度(β)傾斜するように配置する。この角度βは表面から塵埃が自然落下するか或いは超音波振動と協働して落下するような角度を選定する。図示のものはこの角度βを30度に設定してあり、またこの角度は90度に近い程良いことは勿論である。
図5に図1の装置の動作状態を(a)給紙スタッカ1上の原稿を繰出した状態、(b)原稿をレジスト手段5に待機させた状態、(c)レジスト手段5から原稿をプラテン2に向かって給送を開始した状態、(d)原稿の重なり状態を重送検知センサ6で検出を開始した状態、(e)重送検知センサ6で重送検出を終了した状態をそれぞれ示す。
この動作状態を図4のフローチャートに従って説明する。給紙スタッカ1にはシートが載置されているか否かを検出するエンプティセンサ21が設けてあり、装置の電源が投入されると制御CPU31は給紙スタッカ1上にシートがセットされているか否かをエンプティセンサ21で検知する。エンプティセンサ21がシートを検知した信号(図3S01)で駆動モータ(駆動手段)Mを正回転方向に起動する(図4ST01)。この駆動モータMの回転で分離ローラ4aは図1時計方向に回転し、レジスト手段5は停止状態に置かれる。分離ローラ4aの回転で給紙スタッカ1上のシートは図1左側に繰出されシート検知センサ7を経てレジスト手段5に至る。
このときシート検知センサ7は図5(a)の状態でシートの先端を検出するとその検出信号S02(図3参照)で第1の計時手段であるタイマーT1を起動する。このタイマーT1はシートの先端がレジスト手段5に到達して湾曲して所定のループを描く図5(b)の状態まで分離ローラ4aを回転する設定時間の経過後停止信号S03を発し、駆動モータMを停止する(図4ST02参照)。
尚、このタイマーT1は例えば制御CPU31の基準クロックをカウントし、設定した時間が経過するか否かを判断するように構成し、設定時間は装置の設計値から所定のループを描く時間を割出して決定する。また上記シート検知センサ7の検出信号は制御CPU31の搬送制御回路31bでシート先端の到達を判別し停止信号S03(図3参照)を発信するように構成されている。
次に画像読取装置などの本体処理装置から給紙指示信号S04が発せられると駆動モータMを逆転してレジスト手段5を回転しシートをプラテン2に向けて送り出す。同時に給紙指示信号S04を受けて搬送制御回路31bは第2の計時手段であるタイマーT2の起動と重送検知センサ6の発振回路22に電源22cを投入する(図4ST03)。タイマーT2の設定時間は第1の計時手段T1の設定時間と等しいか、これより長い時間に設定してある。
そこでタイマーT2の設定時間が経過すると搬送制御回路31bは重送検出の開始信号(S05)を発する(図4ST04)。このときシートは図5(d)の状態でシート搬送ガイド3に沿って直線状の姿勢で処理プラテン2に向けて移送される。上記第2の計時手段T2も例えば制御CPU31の基準クロックをカウントする遅延回路で構成する。
また搬送制御回路31bはエンプティセンサ21がシートを検知した信号S01を受けて発振回路22に電源22cを供給し、重送検知センサ6の送波素子6aは所定周波数の超音波を発信する。
一方受波素子6bではシートを過った超音波が受信されシートの状態に応じた出力が増幅回路23aと平滑回路23bを経て予め定めた基準値と比較回路23cで比較され、その結果はバッファーメモリー31cに記憶され制御CPU31の判別回路31aに転送されるようになっている。
この駆動モータMの逆回転でレジスト手段5は時計方向に回転してシートは処理プラテン2側に送り出され、この時分離ローラ4aは静止状態に置かれる。タイマーT2がシート先端のループを解消してシートが直線状に分離ローラ4aとレジストローラ5a、5bで支持された時間の後、上記重送検出の開始信号(S05)が発せられることとなる。尚上記タイマーT1及びT2は制御CPU31の基準クロックをカウンターでカウントする遅延回路でそれぞれ構成する。
上記制御CPU31の判別回路31aでの重送検出は受波素子6bからの出力信号を所定時間、例えば1ミリ秒毎に分割して基準値と比較してその結果をバッファーメモリー31cから判別回路に送る(図2参照)ようにしてある。
そこでタイマーT2のタイムアップで重送検出の開始信号S05を受けて制御CPU31はバッファーメモリー31cに蓄えられているデータをクリアする。次いでシートの移送に伴って受波素子6bの出力信号は比較回路23cで比較したデータをバッファーメモリー31cに順次送り制御CPU31の判別回路31aはこの比較データを呼び出してシートが重送状態であるか否かを監視する(図4ST05)。
制御CPUの判別回路31aでは比較回路23cの比較データが基準値の出力レベルより小さいとき、つまり受波素子6bからの出力レベルが基準値の出力レベルより小さいときは重送として図4ST06に示す下記(1)のステップに従って判断する。一方上記比較データが基準値の出力レベルより大きいときは判別回路31aは重送ではないとして図4ST07に示す下記(2)のステップに従って処理する。
(1)上記比較データが重送のとき判別回路31aはシート検知センサ7の状態信号がシート有りのときはこの比較データを有効として重送処理を実行する(図4ST08)。
この重送処理は画像読取装置或いは画像形成装置などの本体装置にトラブル信号を発し本体装置の動作を停止させる。同時にコントロールパネルに「重送」である旨の表示を行い使用者に警告する。この他重送処理としては重送したシートのページ順などの情報を記憶したうえでそのまま次のシート処理動作を実行し、全ての処理が終了した段階で記憶した情報を表示して使用者が表示された情報に基づいて再度処理を実行して修正することも可能である。
(2)上記比較データが重送でないとき判別回路31aはシート検知センサ7の状態信号がシート無しのときはシート処理を実行、或いは実行されているシート処理を継続する。
またシート有りのときはシート処理の実行若しくは実行されているシート処理の継続と同時に次の比較データを読み込みこのデータが重送でないか否か監視を繰り返す(図4ST07)。シート処理の実行後は給紙トレイ上に次のシートが有るか否かをエンプティセンサ21の信号で判断し(図4ST09)シート有りの場合は前記ステップST03に移行し、同様に次のシート原稿を処理する。この場合、次のシート原稿はすでにレジストローラ位置に給送されている。また給紙トレイ上に次のシートが無い場合はジョブの終了として装置を停止する。
尚、上記(1)のシート検知センサ7の状態信号がシート有りか否かの判断はシート後端がシート検知センサ7を通過した後所定時間が経過したか否かで判断するようにしても良い。
つまりシート検知センサ7の状態信号がシート有りからシート無しに変化した信号からタイマーをスタートしこのシート後端がレジストローラ5a、5bを通過(離脱)するまでの見込み時間が経過したか否かで前記ステップST06に移行するか、ST08に移行するかを決定しても良い。これは重送を検出した比較データがシート後端がレジストローラ5a、5bにニップされ支持されているか否かでこのデータを有効として重送処理に移行するかシート処理に移行するかを判別する為である。
更に本発明の重送原稿検出方法について説明すると、
[シート繰出ステップ]
給紙スタッカ1上の原稿シートを1枚ずつ分離して繰出すシート繰出ステップを給紙スタッカ上に一連の原稿シートを載置し、この原稿シートを一枚毎に分離して繰り出すことによって構成する。前述の装置にあっては給紙スタッカ1から分離ローラ4aと、摩擦パッド4bで一枚ずつ分離し給送する搬送制御回路31bが制御CPU31のプログラムによって構成されている。
[ループ形成ステップ]
前記シート繰出ステップで繰出された原稿を上記レジスト手段5に突当ててループ状に湾曲させるループ形成ステップをレジストローラ5a、5bによって構成する。前述の装置は停止状態のレジストローラ5a、5bに分離ローラ4aで原稿シートを繰り出し先端を湾曲させるように分離ローラ4aとレジストローラ5a、5bを制御している。
[原稿給送ステップ]
上記レジストローラ5a、5bからなるレジスト手段5でこの湾曲した原稿シートを伸長させて上記プラテンに給送する原稿給送ステップをこのレジストローラ5a、5bを駆動モータMで回転起動させることによって構成する。
[搬送状態検出ステップ]
上記原稿給送ステップで原稿シートをプラテン2に給送する過程で上記レジスト手段5の上流側で原稿の有無を検出し下流側で原稿の重なり状態を検出する搬送状態検出ステップを設ける。前述の装置ではレジスト手段5の上流側にホトセンサー(シート検知センサ)7を設けて原稿の有無を検出し、このレジスト手段5の下流側には超音波センサ(重送検知センサ)6を配置して原稿の重なり状態を検出している。
[重送判別ステップ]
この搬送状態検出ステップからの原稿の重なり状態を検出した検出結果と、原稿の有無を検出した検出結果に基づいて原稿の重送を判別する重送判別ステップを設ける。
前述の装置では超音波センサ(重送検知センサ)6からの重送検知信号とシート検知センサ7のシート有りの信号のアンドで重送か否かを判別している。
次に本発明を画像読取装置に実施した場合について説明する。図7は画像読取装置A及びこれをユニットとして備えた画像形成装置Bの概略構成を示し、図8は画像読取装置Aのシート供給部の詳細を示す。後述する画像読取装置Aを備えた画像形成装置Bはケーシング100内に印刷ドラム102とこの印刷ドラム102に用紙を供給する給紙カセット101と、上記印刷ドラム102にトナーインクで現像形成する現像器108と、定着器104が内蔵されている。103は印刷ドラム102に潜像を形成するレーザなどの印字ヘッドであり、給紙カセット101からの用紙は搬送ローラ105で印刷ドラム102に送られ印字ヘッド103で形成した画像が転写され定着器104で定着される。そしてこの画像形成された用紙は排紙ローラ107から排紙スタッカ121に収納される。
かかる画像形成装置Bはプリンターとして広く知られ、給紙部と印字部と排紙収納部で構成され各機能部分は上述の構造に限らず種々のもの、例えばインクジェット印刷、シルクスクリーン印刷などが採用可能である。
上記印字ヘッド103には画像データを蓄積するハードディスクなどの記憶装置109と蓄積した画像データを順次印字ヘッドに転送するデータ管理制御回路122が電気的に連結してある。画像形成装置Bの上方には画像読取装置Aがユニットとして取付けてある。
画像読取装置Aはケーシング110にプラテン112が取付けてあり、このプラテンを介して原稿シートを読取る光学機構114と光電変換素子113が配置してある。光電変換素子113としてはCCDなどが広く知られている。
上記プラテン112には図8に示すシート供給装置Cが据付けてある。このシート供給装置Cはプラテン112の上方に給紙スタッカ115と排紙スタッカ1スタッカ上下に並設してあり、給紙スタッカ115からのシートをU字状の搬送経路134で前記プラテン112を経て排紙スタッカ116に案内する。前記給紙スタッカ115には載置したシートの有無を検出するエンプティセンサ117とサイズセンサ(図示せず)が配置され、図示133はシートの側縁を規制するサイドガイドである。
上記給紙スタッカ115の上流側には分離ローラ119とこれに圧接した摩擦パッド120が配置され、分離ローラ119の回転軸119aに取付けたブラケット119bにキックローラ118が取付けてある。そして回転軸119aを時計方向に回転するとキックローラ118は給紙スタッカ115上に降下し、回転軸119aを反時計方向に回転すると図示の状態に上昇する(詳細は図9に基づいて後述する)。
また上記分離ローラ119の下流側にはシートの先端及び後端を検出するシート検知センサ124が搬送経路134内に配置してある。そして搬送経路134にはレジストローラ125a、125bと給送ローラ127a、127bスタッカーラ129と排紙ローラ130a、130bが順次この順に設けてあり、給紙スタッカ115からシートを排紙スタッカー116に搬送する。
上記レジストローラ125a、125bの下流側には重送検知センサ123が配置してあり、このセンサは一対の超音波センサから構成され、送波素子と受波素子が前述した構成(図1参照)で配置してある。図示128は搬送ガイドで一対のガイド部材128a、128bでシートをU字状にプラテン112に案内する。
このガイド部材128a側にはシートを対向するガイド部材128b側に偏向する押圧部材128cが設けてあり、この押圧部材128cは弾性の樹脂フィルムで構成してある。またこの押圧部材128cの下流側にはシート先端を検出するリードセンサ126が設けてある。図示131はプラテン112からのシートを経路切欠ゲート131aでレジストローラ125a、125bに再送する循環経路である。
次に上記各搬送ローラの駆動機構について説明すると図9(a)、は前記分離ローラ119とレジストローラ125の駆動機構を示し、正逆転可能な給紙駆動モータ140でキックローラ118、分離ローラ119、レジストローラ125を駆動する。図9(b)は上記給送ローラ127、搬出ローラ129、排紙ローラ130の搬送駆動モータ141とその伝動機構を示す。
図9(a)において給紙駆動モータ140は正転でキックローラ118と分離ローラ119を回転駆動し、逆転でレジストローラ125を回転駆動する。同時にこの給紙駆動モータ140はキックローラ118を昇降制御する。給紙駆動モータ140はベルトB1、B2を介してワンウェイクラッチ142で一方向の回転のみをレジストローラ125に伝達する。同時にこの給紙駆動モータ140はワンウェイクラッチ143で分離ローラ119の回転軸119aに連結されワンウェイクラッチ142と143とは相反的に駆動伝達するように設定されている。
分離ローラ119の回転軸119aにはバネクラッチ144を介してブラケット119bが軸承してあり、このブラケット119bに取付けたキックローラ118には伝動ベルトB3で駆動が伝達されている。給紙駆動モータ140を正転すると分離ローラ119、キックローラ118を回転駆動するのと同時にバネクラッチ144はバネが弛んでブラケット119bはフリーとなり図8の上昇した退避位置から下降してキックローラ118が給紙スタッカ上のシートと接する。給紙駆動モータ140を逆転するとレジストローラ125に駆動が伝達されるのと同時にバネクラッチ144は緊縮した状態となりブラケット119bを上昇させ、図8の退避位置に戻す。
搬送部駆動モータ141は図9(b)に示すように、給送ローラ127、搬出ローラ129、排紙ローラ130にベルトB5、B6、B7を介して連結され、給送ローラ127、搬出ローラ129とはワンウェイクラッチでモータの正逆転で常に一方向に回転し、排紙ローラ130はモータの正逆転でこのローラも正逆転するようになっている。
前記搬送経路134にはシート先端の到達を検出するセンサが配置してあり、その働きと共に説明する。給紙スタッカ115上にはセットされたシートの規定サイズを検出するサイズセンサー(図示せず)が複数配置されシートのサイズを検出して後続のシート搬送を制御する。前記給紙スタッカ115の先端部にはスタッカ上のシートの有無を検出するエンプティセンサ117が設けてあり、最終シートの給送を検出して画像読取装置Aなどの処理装置に信号を送る。前記分離ローラ119の下流側には前述の超音波センサ(重送検知センサ)123とシート検知センサ124が設けてある。
前記給送ローラ127の手前にはリードセンサ126が設けてありシートの先端の到達を画像読取装置に伝え画像の読取り、印字などの開始行を割り出す。これと同時にレジストローラ125の給送指示信号から所定時間経過してもシートを検出しないときはジャムとして駆動モータを停止し、同時に警告信号を発する。前記搬出ローラ129の下流側には排紙センサ145が配置してあり、シートの先端及び後端を検出してジャムを判別する。
次に上述の装置の動作を説明する。図10に動作のフローチャートを示し、装置電源を投入して給紙スタッカー115上にシートをセット(載置)する。このシートのセットでエンプティセンサ117が紙有状態を検出し、給紙駆動モータ140を起動する(ST100)。給紙駆動モータ140の回転でキックローラ118と分離ローラ119がシートを分離して繰出し分離ローラ119とレジストローラ125との間の搬送ガイド128に給送し、シート検知センサ124(以下センサー124と称す)がシート先端を検出する(ST101)。このシート先端の検出信号からタイマーT1(図3参照)を作動し所定時間後に給紙駆動モータ140を停止する(ST102)。
かかる動作は図11(a)でシート先端をセンサ124が検出しタイマーT1を作動する。次に同(b)の状態にシート先端はレジストローラ125に突き当たってループ状に湾曲し、この状態でタイマーT1の設定時間が終了しモータ140を停止する。次に画像読取装置Aの制御部から給紙の指示信号が発せられると、給紙駆動モータ140を逆回転方向に再起動させる(ST103)。
また給紙の指示信号でタイマーT2を作動し、このタイマーT2(図4参照)はレジストループを解消しシートが分離ローラ119とレジストローラ125との間で直線状に支持され搬送される。この状態を図11(c)に示す(ST104)が重送検出の開始指示信号が発せられシートの重なり状態が判別され、この判別については図1乃至6に基づいて前述したとおりである。
次いで図11(e)の状態にシート後端がセンサ124で検出されるまで超音波センサ(重送検知センサ)123によってシートの重送が検出される(ST105)。このように送られるシートの後端はセンサ124で検出される(ST106)。このシート後端の検出と相前後してシートの先端はリードセンサ126で検出され、給送ローラ127でプラテン112に向かって給送される。リードセンサ126で先端検知されたシートはプラテン112に到達すると光学機構114と光電変換素子113で電気信号として読取り処理が実行される(ST107)。シートは読取処理の後、搬出ローラ129、排紙ローラ130で排紙スタッカ116に排出される。このシートの排出は排紙センサ145で検知される(ST108)。
1 給紙スタッカ
2 処理プラテン
3 シート搬送ガイド
3a ガイド部材
3b ガイド部材
3c 押圧手段
4 給紙手段
4a 分離ローラ
5 レジスト手段
6 重送検知センサ(超音波センサ)
6a 送波素子
6b 受波素子
7 シート検知センサ
11 圧電振動体
22 発振回路
23a 増幅回路
23b 平滑回路
23c 比較回路
31 制御CPU
101 給紙カセット
105 搬送ローラ
107 排紙ローラ
112 プラテン
113 光電変換素子
114 光学機構
115 給紙スタッカ
116 排紙スタッカ
117 エンプティセンサ
123 重送検知センサ
124 シート検知センサ
125a レジストローラ対
125b レジストローラ対
127a 給紙ローラ対
127b 給紙ローラ対
128 搬送ガイド
128a ガイド部材
128b ガイド部材
128c 押圧部材
130 排紙ローラ対
134 搬送経路
140 給紙駆動モータ
141 搬送駆動モータ

Claims (5)

  1. シートを積載するスタッカと、
    前記スタッカに配置されシートを分離給送する給紙手段と、
    前記給紙手段からのシートを所定の処理位置に案内するシート搬送経路と
    前記シート搬送経路に配置され、前記給紙手段から送られたシートを湾曲させて先端揃えするレジスト手段と、
    前記レジスト手段と前記処理位置との間のシート搬送経路に配置され、前記レジスト手段からのシートを前記処理位置に給送するシート給送手段と、
    前記レジスト手段から前記処理位置に給送するシートの重なりを検出する重送検知センサと、
    を備え、
    前記シート搬送経路の前記レジスト手段から前記処理位置に至る経路は、互いに間隔を隔てて対向する一対の湾曲内側ガイド部材と湾曲外側ガイド部材で略半円U字形状に構成され、
    前記略半円U字形状の経路には
    前記湾曲内側のガイド部材から前記湾曲外側のガイド部材にシートを偏向させる押圧手段が設けられると共に、
    この略半円U字形状の経路には、前記レジスト手段、前記重送検知センサ、前記押圧手段、前記シート給送手段の順に下流側に配置され、
    前記レジスト手段は、前記スタッカから送られたシートを前記略半円U字形状の湾曲外側のガイド部材に沿う方向に湾曲させることを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記押圧手段は、フィルム状弾性材で構成され、
    このフィルム状弾性材は、基端部を前記湾曲内側のガイド部材に取付けられ、
    先端部を前記湾曲外側のガイド部材側に突出するように前記シート搬送経路に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  3. 前記シート搬送経路には、
    前記押圧手段とシート給送手段の間に前記レジスト手段からシート給送手段に至るシートの先端を検出するシートセンサが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  4. 前記スタッカと前記レジスト手段との間にはスタッカから繰り出されたシートを検出するシート検知センサが配置され、
    前記給紙手段は、このシート検知センサからの信号で前記レジスト手段に先端が到達したシートにループ状湾曲を形成するように駆動制御され、
    前記重送検知センサは、前記レジスト手段をシート先端部が通過して前記ループ状湾曲が解消された状態でシート後端部が前記レジスト手段にニップされているときの出力信号に基づいてシートの重送を判別する判別手段に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  5. シートを載置するスタッカと、
    前記スタッカ上のシートを分離して給送する給紙手段と、
    前記スタッカからシートを所定の読取プラテンに案内する搬送ガイドと、
    前記読取プラテンに配置され、シート上の原稿画像を光電変換する光電変換手段と、
    前記給紙手段からのシートを一時的に待機させるレジスト手段と、
    前記レジスト手段と前記読取プラテンとの間のシート搬送経路に配置され、前記レジスト手段からのシートを読取プラテンに給送するシート給送手段と、
    前記レジスト手段から読取プラテンに移送するシートの重なりを検出する重送検知センサと、
    を備え、
    前記シート搬送経路の前記レジスト手段から前記読取プラテンに至る経路は、互いに間隔を隔てて対向する一対の湾曲内側ガイド部材と湾曲外側ガイド部材で略半円U字形状に構成され、
    前記略半円U字形状の経路には
    前記湾曲内側のガイド部材から前記湾曲外側のガイド部材にシートを偏向させる押圧手段が設けられると共に、
    この略半円U字形状の経路には、前記レジスト手段、前記重送検知センサ、前記押圧手段、前記シート給送手段の順に下流側に配置され、
    前記レジスト手段は、前記スタッカから送られたシートを前記略半円U字形状の湾曲外側のガイド部材に沿う方向に湾曲させることを特徴とする画像読取装置。
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