JP4758208B2 - 台間遊技媒体貸出し装置及び遊技媒体貸出しシステム - Google Patents

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Description

本発明は、台間遊技媒体貸出し装置に関し、さらに詳しくは、遊技媒体の貸出しを電子マネーで支払う場合の遊技システムにおける電子マネーの処理方法に関するものである。
近年、Suica(登録商標)やEdy(登録商標)等のように、ICカードや携帯電話端末等に電子マネーをチャージしておき、そのICカード等を利用してコンビニエンスストア等で買い物ができるようにした電子マネーシステムが導入されつつある。このような電子マネーシステムでは、例えば買い物をする前にICカード等に電子マネーをチャージし、買い物をしたときにICカード等に記憶された電子マネー残金より減額する方法がとられている。また、電子マネー決済会社は、ICカード等から電子マネーを減額したことを電子マネーを利用した1つの取引と認定し、電子マネーの利用(減額)金額の数%程度を電子マネー利用手数料として減額し、コンビニエンスストア等の電子マネーで支払いを受けた店舗に代金の支払いをする仕組みとなっている。
そして従来よりこのような電子マネーを、パチンコホールやパチスロホールなどの遊技店内の遊技媒体(パチンコ玉やメダル等)の貸出し代金の支払いに使用する方法が知られている。
例えば特許文献1では、ICカードに記憶された電子マネーの金額を遊技媒体の貸出しに利用されるプリペイド価値に変換し、プリペイド価値より貸出しを行い余ったプリペイド価値を再度、ICカードの電子マネーに変換する方法が開示されている。また、台間機に電子マネーのICカードやプリペイドカードを挿入して上述の変換を行う方法も併せて開示されている。
特開2004−243011公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来技術では、ICカードに記憶されている電子マネーをプリペイド価値に変換した時点で、電子マネーを利用した1つの取引が成立したこととなり、電子マネーの手数料が発生する。実際にはプリペイド価値の一部で遊技し、余ったプリペイド価値から電子マネーに変換を行なって精算した場合でも、電子マネー決済会社は当初変換したプリペイド価値に対応する手数料を徴収するため、遊技店は客に精算した分について売上がないのにもかかわらず電子マネー手数料を支払わなければならないという問題が発生する。また、電子マネーからプリペイド価値に変換した後に、他の電子マネーのICカードに入れ替えてしまえば、プリペイド価値から電子マネーに変換することにより、電子マネー価値を贈与したり、トイレ等に行くために一時的に遊技台から離れた隙に電子マネー価値を盗難される可能性があるという問題があった。
特許文献1の問題を回避するための手段として、同一出願人より、非接触型電子マネー記憶媒体(ICカード、携帯電話端末等)に記憶された電子マネーを、電子マネー記憶媒体の媒体管理番号と関連付けて、台間遊技媒体貸出装置に預け入れ、預け入れた電子マネー(預入金)により遊技媒体の貸出しを行い、遊技終了時に預入金の残金がある場合は、台間遊技媒体貸出装置のボタン等を操作し、預入れたときと同一の媒体管理番号を持った電子マネー記憶媒体を近づけることにより、預入金を電子マネー記憶媒体に返金する台間遊技媒体貸出装置が出願されている。しかしながら、前記出願では、遊技終了時に預入金の残金を電子マネー記憶媒体に返金することを忘れてしまうことがあり、返金を忘れた場合に、預入金が台間機に残り、残った預入金を所有者に返金することができないという問題があった。
また、複数の電子マネー記憶媒体から同時に預け入れを行わない台間機では、預入金が残っていることにより、遊技台が空いているのに他の人が遊戯できないという問題があった。
本発明はかかる課題に鑑み、電子マネーを利用した遊技システムにおいて、遊技終了時に、台間遊技媒体貸出装置で預かった電子マネーの残金の返却を忘れた場合であっても、残った預入金を所有者に返金可能とする台間遊技媒体貸出装置を提供することを目的とする。
また、他の目的は、複数の電子マネー記憶媒体から同時に預け入れを行わない台間機であり、預入金の返金を忘れた場合に、遊技台が空いているのに他の人が遊戯できないということを回避することである。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体を読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段を用いて前記電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保持する保持手段と、保持されている電子マネー残高により遊技媒体の貸出しを行う貸し出し手段と、を備えた台間遊技媒体貸出し装置であって、前記保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、前記読出書込手段により前記電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、前記保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、前記保持手段に保持されている情報を初期化することを特徴とする。
請求項2は、少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体を読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段を用いて前記電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保持する保持手段と、保持されている電子マネー残高により遊技媒体の貸出しを行う貸し出し手段と、外部に情報を送信するための通信手段と、を備えた台間遊技媒体貸出し装置であって、前記保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、前記読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、前記保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、保持されている電子マネー残高を、該電子マネー残高と関連付けられた媒体管理情報と共に前記通信手段を用いて外部に送信すると共に、前記保持手段に保持されている情報を初期化することを特徴とする。
請求項3は、少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体を読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段を用いて前記電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保持する保持手段と、保持されている電子マネー残高により遊技媒体の貸出しを行う貸し出し手段と、外部に情報を送信するための通信手段と、を備えた台間遊技媒体貸出し装置であって、前記保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、前記読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、前記保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、保持されている電子マネー残高を、該電子マネー残高と関連付けられた媒体管理情報と共に前記通信手段を用いて外部に送信すると共に、前記保持手段に新たな書き込みを許可することを特徴とする。
請求項4は、請求項2又は3に記載された台間遊技媒体貸出し装置を前記通信手段を介してネットワークに接続すると共に、該ネットワークに電子マネー決済センタと電子マネー返金機とを接続した構成を有する遊技媒体貸出しシステムであって、前記電子マネー決済センタは、前記台間遊技媒体貸出し装置から送信された電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保存し、前記電子マネー返金機より受け取った媒体管理情報と保存されている媒体管理情報とを照合し、照合が一致した場合には、当該媒体管理情報と関連づけられた電子マネー残高を電子マネー記憶媒体に返金するよう電子マネー返金機に対する返金指示を送信する機能を有し、前記電子マネー返金機は、前記電子マネー記憶媒体より媒体管理情報を読み出すと共に該媒体管理情報を電子マネー価値の返金要求と共に前記電子マネー決済センタに送信し、該電子マネー決済センタからの返金指示に基づき電子マネー残高を電子マネー記憶媒体に返金する機能を有することを特徴とする。
請求項5は、少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、前記預かり金記憶手段に預かり金の残高が記憶されている状態で、前記読出書込手段が電子マネー記憶媒体から読み出した媒体管理情報が預かり金を減額した電子マネー記憶媒体の媒体管理情報とは異なるものだった場合に、前記預かり金の残高をこれと関連付けられた媒体管理情報と共に前記通信手段を用いて外部に送信することを特徴とする。
請求項6は、少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、前記預かり金の残高があり、該預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる電子マネー記憶媒体から前記読出書込手段を介して預かり金を入金しようとした場合に、当該入金に先立って、前記預かり金の残高を媒体管理情報と関連付けて前記通信手段を用いて外部に送信することを特徴とする。
請求項7は、少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、前記預かり金の残金があり、該預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を介して預かり金の残高を返金しようとした場合に、当該返金を実行せずに、前記預かり金の残高を媒体管理情報と関連付けて前記通信手段を用いて外部に送信し、前記預かり金記憶手段に記憶されていた預かり金の残高を消去することを特徴とする。
請求項8は、少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、前記預かり金の残高があり、前記読出書込手段にて預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる管理用の電子マネー記憶媒体(電子マネー管理媒体)への読み書きが可能となったことをトリガとして、前記預かり金の残金を媒体管理情報と関連付けて前記通信手段を用いて外部に送信し、前記預かり金記憶手段に記憶されていた預かり金の残金を消去することを特徴とする。
請求項9は、少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、前記預かり金記憶手段に預かり金の残高が記憶されている状態で、外部から前記通信手段を介して前記預かり金記憶手段の初期化を要求された場合に、前記預かり金の残高を、該預かり金の残高と関連付けられた媒体管理情報と共に前記通信手段を用いて外部に送信した上で、預かり金記憶手段の初期化を実行することを特徴とする。
請求項10は、請求項5乃至9の何れかに記載された台間遊技媒体貸出し装置と、前記ネットワークに接続された電子マネー決済センタと、前記ネットワークに接続された電子マネー返金機とを備えた遊技媒体貸出しシステムであって、前記電子マネー決済センタは、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、台間遊技媒体貸出し装置から送信された預かり金の残高と媒体管理情報とを関連づけて記憶するセンタ記憶手段と、前記電子マネー返金機から送信された媒体管理情報とセンタ記憶手段に記憶されている媒体管理情報とを照合する照合手段とを有し、電子マネー返金機より受信した媒体管理情報をセンタ記憶手段に記憶されている媒体管理情報と照合手段にて照合し、一致した場合に当該媒体管理情報と関連づけられた預かり金の残高をネットワークを介して電子マネー返金機に送信する機能を有し、前記電子マネー返金機は、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、電子マネー記憶媒体に対して読み書きするためのリーダライタ手段とを有し、リーダライタ手段にて電子マネー記憶媒体より読みとられた媒体管理情報をネットワークを介して電子マネー決済センタに送信し、電子マネー決済センタより受信した預かり金の残高をリーダライタ手段を用いて電子マネー記憶媒体に返金する機能を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、保持手段に保持されている情報を初期化するので、先に遊技していた者が電子マネー残高を保持させたまま立ち去ったとしても、別の者が当該電子マネー残高を盗み取ることを防止すると共に、新たに遊技を行うことが可能となる。
また請求項2では、保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、保持されている電子マネー残高を、この電子マネー残高と関連付けられた媒体管理情報と共に通信手段を用いて外部に送信すると共に、保持手段に保持されている情報を初期化するので、先に遊技していた者が電子マネー残高を保持させたまま立ち去ったとしても、別の者が当該電子マネー残高を盗み取ることを防止すると共に、新たに遊技を行うことが可能となる。
また請求項3では、保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、保持されている電子マネー残高を、この電子マネー残高と関連付けられた媒体管理情報と共に通信手段を用いて外部に送信すると共に、保持手段に新たな書き込みを許可するので、先に遊技していた者が電子マネー残高を保持させたまま立ち去ったとしても、別の者が当該電子マネー残高を盗み取ることを防止すると共に、新たに遊技を行うことが可能となる。
また請求項4では、電子マネー決済センタは、台間遊技媒体貸出し装置から送信された電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保存し、電子マネー返金機より受け取った媒体管理情報と保存されている媒体管理情報とを照合し、照合が一致した場合には、当該媒体管理情報と関連づけられた電子マネー残高を電子マネー記憶媒体に返金するよう電子マネー返金機に対する返金指示を送信する機能を有し、電子マネー返金機は、電子マネー記憶媒体より媒体管理情報を読み出すと共に媒体管理情報を電子マネー価値の返金要求と共に電子マネー決済センタに送信し、電子マネー決済センタからの返金指示に基づき電子マネー残高を電子マネー記憶媒体に返金する機能を有するので、電子マネー決済センタは電子マネー残高を電子マネー返金機を介して、正しい電子マネー記憶媒体に返金することができる。
また請求項5では、預かり金記憶手段に預かり金の残高が記憶されている状態で、読出書込手段が電子マネー記憶媒体から読み出した媒体管理情報が預かり金を減額した電子マネー記憶媒体の媒体管理情報とは異なるものだった場合に、預かり金の残高をこれと関連付けられた媒体管理情報と共に通信手段を用いて外部に送信するので、電子マネー記憶媒体に返金する為の情報を外部で管理することができる。
また請求項6では、預かり金の残高があり、該預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる電子マネー記憶媒体から読出書込手段を介して預かり金を入金しようとした場合に、当該入金に先立って、預かり金の残高を媒体管理情報と関連付けて通信手段を用いて外部に送信するので、先に遊戯していた者が預けた電子マネー残高を、後に遊技する者が勝手に利用することなく、新たな遊技を行うことができる。
また請求項7では、預かり金の残金があり、この預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる電子マネー記憶媒体に読出書込手段を介して預かり金の残高を返金しようとした場合に、当該返金を実行せずに、預かり金の残高を媒体管理情報と関連付けて通信手段を用いて外部に送信し、預かり金記憶手段に記憶されていた預かり金の残高を消去するので、先に遊戯していた者が預けた電子マネー残高を、盗み取ることを未然に防ぐことができる。
また請求項8では、預かり金の残高があり、読出書込手段にて預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる管理用の電子マネー記憶媒体(電子マネー管理媒体)への読み書きが可能となったことをトリガとして、預かり金の残金を媒体管理情報と関連付けて通信手段を用いて外部に送信し、預かり金記憶手段に記憶されていた預かり金の残金を消去するので、先に遊戯していた者が預けた電子マネー残高を管理者が盗むことを防止すると共に、容易に電子マネー残高を外部に退避させて新たな遊技を可能な状態にリセットできる。
また請求項9では、預かり金記憶手段に預かり金の残高が記憶されている状態で、外部から通信手段を介して預かり金記憶手段の初期化を要求された場合に、預かり金の残高を、この預かり金の残高と関連付けられた媒体管理情報と共に通信手段を用いて外部に送信した上で、預かり金記憶手段の初期化を実行するので、先に遊戯していた者が預けた電子マネー残高を管理者が盗むことを防止すると共に、容易に電子マネー残高を外部に退避させて新たな遊技を可能な状態にリセットできる。
また請求項10では、電子マネー決済センタは、電子マネー返金機より受信した媒体管理情報をセンタ記憶手段に記憶されている媒体管理情報と照合手段にて照合し、一致した場合に当該媒体管理情報と関連づけられた預かり金の残高をネットワークを介して電子マネー返金機に送信する機能を有し、電子マネー返金機は、リーダライタ手段にて電子マネー記憶媒体より読みとられた媒体管理情報をネットワークを介して電子マネー決済センタに送信し、電子マネー決済センタより受信した預かり金の残高をリーダライタ手段を用いて電子マネー記憶媒体に返金する機能を有するので、電子マネー決済センタで管理している預かり金を正しい電子マネー記憶媒体に返金することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明にかかわる電子マネーを利用した遊技システムの全体構成を示すブロック図である。この遊技システム100は、パチンコホールやパチスロホールなどの遊技店1と、ネットワーク2と、電子マネー決済会社が運営する電子マネー決済センタ3と、電子マネー返金機9とを備えて構成される。そして遊技店1には、店舗内の電子マネーを管理する電子マネー管理装置4と、パチンコ玉やメダル等を貸出す台間機5と、ローカルネットワーク6とを備えており、電子マネー媒体7を所有する客に対してサービスを提供可能としている。
遊技店1はネットワーク2を介して、電子マネー決済会社が運営する電子マネー決済センタ3に接続されている。電子マネー決済センタ3では遊技店1等から送られてきた電子マネー利用データに基づき、電子マネーで遊技媒体貸出し等の代金の支払いを受けた遊技店に、電子マネー利用手数料を減額して、代金を支払う業務を行っている。
また遊技店1内には、店舗内の電子マネーを管理する電子マネー管理装置4と、パチンコ玉やメダル等を貸出す台間機5が設置されており、それらは遊技店内のローカルネットワーク6を介して接続されている。また、7は電子マネー媒体と使用者の少なくともひとつを特定するための媒体管理番号と、電子マネー残高等が記憶されている電子マネー記憶媒体(携帯電話端末やICカード等)を示している。
また本発明における台間機5は、電子マネー記憶媒体7が近づけられたときに、電子マネー記憶媒体7のメモリに記憶されている媒体管理番号と電子マネー残高データを読み出す手段(読出手段)と、電子マネー記憶媒体7から読み出した媒体管理番号を記憶する手段と、電子マネー記憶媒体7から読み出した前記電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高を預かり金として記憶する手段(預かり金記憶手段)と、台間機5に預かり金として記憶した電子マネー残高を電子マネー記憶媒体7のメモリに記憶されている電子マネー残高から減額する手段(減額手段)を有する。
また、遊技終了後に台間機5に記憶されている預かり金の残高がある場合は、台間機5のボタンを操作し、預かり金を減額した電子マネー記憶媒体7を近づけることにより、電子マネー記憶媒体7の電子マネー残高に返金する手段(返金手段)を有する。
預かり金を電子マネー記憶媒体7に返金した場合、または預かり金の残高がなくなった場合、台間機5はローカルネットワーク6を介して、電子マネー管理装置4に電子マネー媒体と使用者の少なくともひとつを特定する媒体管理番号と、遊技媒体の貸出しのために使用した電子マネーの利用金額を通知する手段を有する。
また電子マネー管理装置4は台間機5から通知された媒体管理番号と電子マネー利用金額に、電子マネー管理装置4を特定する番号(管理装置番号)等を付加し、ネットワーク2を介して電子マネー決済センタ3に通知する手段を有する。
また電子マネー決済センタ3は、電子マネー管理装置4から通知された管理装置番号より使用店舗を特定し、電子マネー利用金額にあった手数料を減額して、利用代金を使用店舗等に支払う。
また電子マネー返金機9は、電子マネー決済センタ3で管理されている預かり金残高を電子マネー記憶媒体7に返金する手段を有している。
図2はICカード等に実装されているメモリのデータ構造(メモリエリア)の一例を示す図である。このICカード(電子マネー記憶媒体)7のIC8内部のメモリには、当該ICカード1であることを特定する媒体管理番号8aと、使用できる電子マネーの残高である電子マネー残高8bと、を記憶している。
媒体管理番号(ID)8aは電子マネー記憶媒体を特定するために電子マネー記憶媒体毎にユニークに付与された番号である。また、電子マネー残高8bは使用できる電子マネーの残高である。電子マネー記憶媒体7のメモリに少なくとも電子マネー残高8bと媒体管理番号8aを記憶することで、電子マネー利用可能額と媒体の特定が可能となる。また、詳細は省略するが、媒体管理番号と電子マネー発行会社の使用者のデータを照合することにより、使用者を特定することも可能となる。
図3は本発明における台間機の構造の一例を示す図である。5aはテンキーを、5bは操作部を、5cは表示部を、5dは電子マネー記憶媒体処理部を示している。操作部5bは、預かり金確定ボタン5b1、返金ボタン5b2で構成する。またテンキー5aは、電子マネーの預かり金の金額を指定するためのものである。表示部5cは、電子マネーの預かり金額等を表示するためのものである。電子マネー記憶媒体処理部5dは、電子マネー記憶媒体7を近づけられた時に電子マネー記憶媒体に記憶されているデータの読込み・書込み、およびデータの解析等の処理を行うものである。また、テンキー5aは、電子マネーの預かり金の金額指定ができる手段の一例を示しており、テンキーの構造に固定するものではなく、例えば、10000円、5000円等の金額ボタンとしてもいい。さらに、電子マネーの預かり金を、例えば、残高全額や10000円等であらかじめ固定的にすれば、テンキーや金額ボタン等の電子マネー預かり金の指定手段は、実装しなくてもかまわない。操作部5bは、預かり金確定操作の手段、預かり金の返金操作の手段、遊技禁止操作の手段、遊技禁止解除操作の手段の一例を示しており、ボタンの構成等を固定するものではなく、例えば、遊技禁止操作の手段と、遊技禁止解除操作の手段を1つのボタンで実現してもかまわない。
図4は本発明における台間機のブロック構成例を示す図である。同じ構成要素には図3と同じ参照番号を付して説明する。テンキー部5aは、電子マネーの預かり金の金額を指定するためのものである。操作部5bは預かり金確定操作の手段、預かり金の返金操作の手段を有するブロックである。表示部5cは数字表示機(7セグメント)やLED等で構成され、電子マネーの預かり金額の表示手段を有するブロックである。電子マネー記憶媒体処理部5dは、アンテナとデータ送受信回路等で構成され、電子マネー記憶媒体7を近づけたときに、電子マネー記憶媒体7に記憶されている媒体管理番号8aと電子マネー残高8b等のデータを読み出す手段と、読み出した前記データを制御部5eに通知する手段と、制御部5eから通知された電子マネー残高データ等を電子マネー記憶媒体7に書き込む手段を有するブロックである。制御部5eはマイクロプロセッサ等が実装され、台間機5の制御処理を行うブロックである。電子マネー一時預かり部5fは、不揮発性メモリ等で構成され、媒体管理番号と電子マネー預かり金額等のデータを記憶しておくブロックである。遊技媒体貸出し部5gは、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体を貸し出す手段を有するブロックである。例えば、CR遊技機の場合は、CR遊技機と接続され、CR遊技機より通知された貸出し要求信号に基づき、CR遊技機に遊技媒体の貸出し指示信号を送出する。日付時刻部5hは、電子マネー使用履歴や遊技禁止時間等を管理するための台間機内での日付、時刻等の時間管理手段を有するブロックである。通信部5iは、ローカルネットワーク6を介して電子マネー管理装置4と、電子マネー使用金額や使用履歴等を通信する手段を有するブロックである。
図5は台間機の電子マネー一時預かり部内に実装されたメモリ構造の一例を示す図である。媒体管理番号5f1は、電子マネー媒体から読み出した媒体管理番号を記憶するメモリである。電子マネー預かり金額5f2は、電子マネーの預かり金額の残高を記憶するメモリである。電子マネー使用金額5f3は、遊技媒体の貸出しに使用した電子マネーの金額を記憶するメモリである。
図6は台間機への電子マネー預け入れ動作例を示すフローチャートである。
遊技者は台間機に実装されているテンキー部5aから、電子マネー預かり金の金額を入力し(S1)、台間機の預かり金確定ボタン5b1を押下する(S2)。台間機の制御部5eは入力された電子マネー預かり設定金額を記憶する(S3)。次に、遊技者は電子マネー記憶媒体7を台間機の電子マネー記憶媒体処理部5dに近づける(S4)。台間機の電子マネー記憶媒体処理部5dは電子マネー記憶媒体より電子マネー残高8bと媒体管理番号8aを読み出し(S5)、制御部5eに通知する。制御部ではS5で読み出した媒体管理番号と電子マネー一時預かり部5fに記憶されている媒体管理番号5f1を確認し(S6)、読み出した媒体管理番号と異なる媒体管理番号が電子マネー一時預かり部5fに記憶されていた場合(S7でN)は、電子マネー一時預かり部5fに記憶されている媒体管理番号5f1と電子マネー預かり金の残金額5f2、電子マネー使用金額5f3等を電子マネー管理装置4に通信部5iを介して通知し(S8)、電子マネー一時預かり部のメモリを初期化する(S9)。なお、前記電子マネー管理装置4への通知データを管理するために、日付や時刻データを付加して通知しても良い。
S5で読み出した電子マネー残高とS3で記憶されている電子マネー預かり設定金額を比較し(S10)、残高があった場合は電子マネー一時預かり部5fに媒体管理番号5f1と、電子マネー預かり金額5f2にS3で記憶した電子マネー預かり設定金額を加算して記憶し(S12)、S3で記憶した電子マネー残高から電子マネー預かり設定金額を減額し、電子マネー記憶媒体7の電子マネー残高8bに書込み(S13)、遊技媒体の貸出を可能とする。遊技者は電子マネー記憶媒体を台間機よりはなす操作を行う(S14)。
S6で電子マネー一時預かり部5fに媒体管理番号5f1が記憶されていない場合、またはS5で読み出した媒体管理番号と電子マネー一時預かり部5fに記憶されている媒体管理番号8aが一致した場合は、電子マネー一時預かり部に記憶されている電子マネー預かり金の残金額等の電子マネー管理装置への通知と電子マネー一時預かり部のメモリの初期化は行わず、S10から処理を継続する。
S10で電子マネー残高が不足していた場合は、電子マネー預かり設定金額を加算しない。なお、電子マネー預かり設定金額を加算しない場合は、表示部5cに加算しなかったことを表示しても良い。
以上、説明した方法により、電子マネーを台間機に預け入れることが可能となる。また、電子マネー預かり金の残金の返金操作を忘れた場合であっても、他の電子マネー記憶媒体が近づけられたことにより、電子マネー管理装置を経由して電子マネー決済センタに電子マネー使用金額、電子マネー預かり金の残金額と預け入れ電子マネー記憶媒体を特定する媒体管理番号を通知することが可能となる。
図7は電子マネーを使用して遊技媒体の貸し出しを受ける場合の動作例を示すフローチャートである。図7では説明を簡単にするため、CR遊技機の場合を例として示しているが、本発明はCR遊技機に限定するものではない。
遊技者はCR遊技機に実装されている遊技媒体貸出ボタンを押下する(S21)。台間機は遊技媒体貸出し部5gより遊技媒体貸出ボタン押下を検出したら、電子マネー一時預かり部の電子マネー預かり金額5f2に遊技媒体貸出金額以上の残高があるか確認する(S22)。残高があった場合(S23でY)は、電子マネー預かり金額5f2から遊技媒体貸出金額を減額し、電子マネー使用金額5f3に遊技媒体貸出金額を加算し、計算結果をそれぞれ電子マネー預かり金額5f2と電子マネー使用金額5f3に記憶する(S24)。台間機は遊技媒体貸出金額分の遊技媒体の貸出を遊技媒体貸出し部5gよりCR遊技機に指示する(S25)。なお、S25のCR遊技機への指示は、S24の動作と前後してもかまわない。
次に、電子マネー預かり金額5f2の残高を確認し(S26)、残高がゼロとなった場合(S27でY)は、電子マネー使用金額等を電子マネー決済センタ3に通知するため、台間機は通信部5iを経由して電子マネー管理装置4に少なくとも媒体管理番号5f1と電子マネー使用金額5f3を通知する(S28)。また、通知データには台間機の日付時刻部5hで管理されている日付データや時刻データ等を付与して通知しても良い。
前記通知が完了した後、少なくとも媒体管理番号5f1と電子マネー使用金額5f3を含む電子マネー一時預かり部5fのメモリを初期化する(S29)。
前記S21で遊技媒体貸出し可否フラグ5f4が貸出不可中の場合は、遊技媒体の貸出は行わない。
前記S22で電子マネー預かり金額が不足した場合は、遊技媒体の貸出しは行わない。なお、貸出しを行わなかった場合は、表示部5cに貸出しを行わなかったことを表示しても良い。
また、前記S26で預かり金額の残高がゼロでなかった場合は、電子マネー管理装置4に媒体管理番号5f1と電子マネー使用金額5f3の通知を行わず、電子マネー一時預かり部5fのメモリ初期化を行わない。
以上、説明した方法により、電子マネーを使用して遊技媒体の貸出を受けることが可能となる。
図8は電子マネー預かり金残高を電子マネー記憶媒体に返金する場合の動作例を示すフローチャートである。
台間機に預け入れた電子マネーの残高を電子マネー記憶媒体に返金させたい遊技者は、返金ボタン5b2を押下し(S31)、電子マネー記憶媒体を台間機に近づける(S32)。台間機の電子マネー記憶媒体処理部5dは電子マネー記憶媒体より電子マネー残高8bと媒体管理番号8aを読出し(S33)、制御部5eに通知する。制御部では読み出した媒体管理番号と電子マネー一時預かり部5fに記憶されている媒体管理番号5f1を確認し(S34)、一致していた場合(S35でY)に、S33で読み出した電子マネー残高に電子マネー一時預かり部の電子マネー預かり金額5f2を加算して電子マネー記憶媒体の電子マネー残高8bに書き込む(S36)。
次に、電子マネー使用金額等を電子マネー決済センタ3に通知するため、台間機は通信部5iを経由して電子マネー管理装置4に少なくとも媒体管理番号5f1と電子マネー使用金額5f3を通知する(S37)。また、通知データには台間機の日付時刻部5hで管理されている日付データや時刻データ等を付与して通知しても良い。
前記通知が完了した後、少なくとも媒体管理番号5f1と電子マネー使用金額5f3を含む電子マネー一時預かり部5fのメモリを初期化する(S38)。
遊技者は電子マネー記憶媒体を台間機よりはなす操作を行う(S39)。なお、S36の電子マネー記憶媒体の電子マネー残高の書込み後であれば、遊技者はS39の操作を実行しても良い。
S34の媒体管理番号の確認で不一致になった場合は、電子マネー一時預かり部5fに記憶されている媒体管理番号5f1と電子マネー預かり金の残金額5f2、電子マネー使用金額5f3等を、通信部5iを介して電子マネー管理装置4に通知し(S40)、電子マネー一時預かり部5fのメモリの初期化を行う(S38)。なお、前記電子マネー管理装置4への通知データを管理するために、日付や時刻データを付加して通知しても良い。
以上、説明した方法により、台間機に預け入れた電子マネーの残金を、預け入れ時と同一の電子マネー記憶媒体に返金することが可能となる。また、預け入れ時と異なる電子マネー記憶媒体に預かり金を返金させようとした場合は、電子マネー管理装置を経由して電子マネー決済センタに電子マネー使用金額、電子マネー預かり金の残金額と預け入れ電子マネー記憶媒体を特定する媒体管理番号を通知することが可能となる。
遊技者が電子マネー預かり金の返金を忘れた場合等、遊技店の店員が台間機の電子マネー一時預かり部に記憶されている電子マネー預かり金をセンタ経由で返金し、電子マネー一時預かり部のメモリを初期化し、他の遊技者が遊技台を使用できるようにする必要がある。図9と図10では遊技店の店員が電子マネー一時預かり部のメモリの初期化方法の2つの例を示している。
図9は電子マネー管理媒体を利用した電子マネー預かり金初期化の動作例を示すフローチャートである。
遊技店の店員は台間機の返金ボタン5b2を押下し(S41)、電子マネー管理媒体を台間機に近づける(S42)。台間機の電子マネー記憶媒体処理部5dは媒体管理番号を読み出し、制御部5eに通知する。制御部では読み出した媒体管理番号より、電子マネー管理媒体を確認し(S43)、電子マネー一時預かり部5fに記憶されている媒体管理番号5f1と電子マネー預かり金の残金額5f2、電子マネー使用金額5f3等を、通信部5iを介して電子マネー管理装置4に通知し(S44)、電子マネー一時預かり部5fのメモリの初期化を行う(S45)。なお、前記電子マネー管理装置4への通知データを管理するために、日付や時刻データを付加して通知しても良い。遊技店の店員は電子マネー管理媒体を台間機より離す操作を行う(S46)。
以上、説明した方法により、遊技者が電子マネー預かり金の返金を忘れた場合等、遊技店の店員が台間機の電子マネー一時預かり部に記憶されている電子マネー預かり金をセンタ経由で返金し、電子マネー一時預かり部のメモリを初期化し、他の遊技者が遊技台を使用できるようにすることが可能である。
図10は電子マネー管理装置を利用した電子マネー預かり金初期化の動作例を示すフローチャートである。
遊技店の店員は、電子マネー管理装置より預かり金の初期化要求を入力する(S51)。電子マネー管理装置は初期化要求があった台間機に対してローカルネットワークを介して預かり金初期化要求を通知する(S52)。前記預かり金初期化要求を受けた台間機は、電子マネー一時預かり部5fに記憶されている媒体管理番号5f1と電子マネー預かり金の残金額5f2、電子マネー使用金額5f3等を読出する(S53)。前記読出データを電子マネー管理装置に通知し(S54)、電子マネー一時預かり部のメモリを初期化する(S56)。前記電子マネー預かり金関連の通知を受けた電子マネー管理装置は、ネットワークを介して電子マネー決済センタに、媒体管理番号、電子マネー預かり金の残金額、電子マネー使用金額等を通知する(S55)。
以上、説明した方法により、遊技者が電子マネー預かり金の返金を忘れた場合等、遊技店の店員が台間機の電子マネー一時預かり部に記憶されている電子マネー預かり金をセンタ経由で返金し、電子マネー一時預かり部のメモリを初期化し、他の遊技者が遊技台を使用できるようにすることが可能である。
図11は電子マネー決済センタの電子マネー預かり金サーバのデータベース構成例を示す図である。電子マネー預かり金サーバには、電子マネー預かり金を返金しなかった場合に、電子マネー決済センタ経由で電子マネー預かり金を返金するためのサーバである。返金操作がされなかった預かり金は、台間機から電子マネー管理装置を経由して電子マネー預かり金サーバのデータベースに記憶される。データベースの媒体管理番号20は、預かり金を預け入れた電子マネー記憶媒体の媒体管理番号である。預かり金金額21は、預かり金を預け入れた電子マネー記憶媒体に返金されなかった預かり金の金額である。管理装置番号22は、遊技店を特定するための電子マネー管理装置番号である。預かり日付23と預かり時間24は、預かり金を電子マネー決済センタに通知した日付と時間である。なお、管理装置番号22、預かり日付23、預かり時間24は、返金の手段を実現するために必須のデータではない。
図12は電子マネー返金機の構造の一例を示す図である。9は返金機本体を、9aは操作表示部を、9bは電子マネー記憶媒体処理部を示している。操作表示部9aは、電子マネー記憶媒体に記憶されている電子マネー残高や電子マネー決済センタから通知された電子マネー預かり金額等が表示される。また、返金操作の開始を指示する等のためにタッチパネルで操作ボタンを用意してもよい。電子マネー記憶媒体処理部9bは、電子マネー記憶媒体7が近づけられた時に電子マネー記憶媒体に記憶されているデータの読込み・書込み、およびデータの解析等の処理を行うものである。なお、説明を簡単にするために電子マネー返金機を独立装置として説明しているが、電子マネーのチャージ手段や電子マネーの残高照会手段等を電子マネー返金機の機能に含めてもよい。
図13は電子マネー返金機のブロック構成例を示している。操作表示部9aは、液晶表示板等で構成され、電子マネー記憶媒体に記憶されている電子マネー残高や返金のために電子マネー決済センタより通知された電子マネー預かり金額等を表示する手段を有するブロックである。電子マネー記憶媒体処理部9bは、アンテナとデータ送受信回路等で構成され、電子マネー記憶媒体7が近づけられた時に、前記電子マネー記憶媒体7に記憶されている媒体管理番号8aと電子マネー残高8b等のデータを読み出す手段と、読み出した前記データを制御部9cに通知する手段と、制御部9cから通知された電子マネー預かり金額等のデータを電子マネー残高に加算して、電子マネー記憶媒体7に書き込む手段を有するブロックである。
制御部9cは、マイクロプロセッサ等が実装され、電子マネー記憶媒体処理部9bから通知された媒体管理番号や電子マネー残高等のデータを解析する手段と、電子マネー残高等を表示するために表示部に通知する手段と、媒体管理番号を電子マネー決済センタに通知するために通信部9dに通知する手段を有するブロックである。また、通信部9dより通知された電子マネー預かり金額等のデータを解析する手段と、前記電子マネー預かり金額等を表示するために表示部に通知する手段と、前記電子マネー記憶媒体から読み出された電子マネー残高と前記電子マネー預かり金額を加算して電子マネー残高が異常にならないことを確認する手段と、前記電子マネー預かり金額を電子マネー記憶媒体処理部に通知する手段を有するブロックである。
通信部9dは、制御部9cから通知された媒体管理番号等のデータをネットワーク2を介して電子マネー決済センタに通知する手段を有するブロックである。また、電子マネー決済センタよりネットワーク2を介して通知された電子マネー預かり金残高等のデータを制御部9cに通知する手段を有するブロックである。
図14は電子マネーシステムの預かり金返金動作例を示すフローチャート(その1)である。電子マネー預かり金の返金を受けたい電子マネー管理媒体の所有者は、電子マネー返金機(返金機)9に電子マネー記憶媒体を近づける(S61)。返金機9では、電子マネー記憶媒体から媒体管理番号と電子マネー残高を読み出し、電子マネー残高を返金機の表示部に表示し(S62)、電子マネー決済センタに媒体管理番号を通知する(S63)。電子マネー決済センタでは、前記媒体管理番号の通知を受けると、電子マネー預かり金サーバのデータベースに通知された媒体管理番号のデータがあるか確認し(S46)、媒体管理番号の一致したデータがあった場合(S65でY)に、返金機に媒体管理番号と預かり金金額を通知する(S66)。
預かり金金額の通知を受けた返金機9は、電子マネー預かり金額を表示部に表示し(S67)、電子マネー記憶媒体の電子マネー残金に預かり金額を加算して電子マネー記憶媒体の電子マネー残高に書き込む(S68)。なお、電子マネー記憶媒体の媒体管理番号と電子マネー決済センタから通知された媒体管理番号が一致していることを電子マネー記憶媒体に書き込むときに再確認してもかまわない。
返金機の表示部に加算前の電子マネー残高と、加算した電子マネー預かり金額と、加算後の電子マネー残高を表示し(S69)、電子マネー決済センタに媒体管理番号と預かり金返金完了を通知する(S70)。なお、表示部に表示する項目等は、加算前の電子マネー残高と、加算した電子マネー預かり金額と、加算後の電子マネー残高に限定するものではなく、例えば、電子マネー預かり金の金額のみを表示したり、あるいは書込みの終了等を表示しても良い。前記表示がされた後、電子マネー媒体の所有者は、電子マネー記憶媒体を返金機から離す操作を行う(S72)。
電子マネー記憶媒体が離された返金機は、表示部に表示されている残高等の表示を消す(S73)。なお、表示は一定時間表示後に消すようにタイマー等で表示時間を管理しても良い。前記媒体管理番号と預かり金返金完了の通知S70を受けた電子マネー決済センタでは、電子マネー預かり金サーバのデータベースから返金した預かり金のデータを消去する(S71)。
図15は電子マネーシステムの預かり金返金動作例を示すフローチャート(その2)である。S64で電子マネー預かり金サーバのデータベースに通知された媒体管理番号のデータがなかった場合は、返金機に媒体管理番号不一致の通知を行う(S74)。返金機で媒体管理番号不一致の通知を受けた場合は、電子マネーの預かり金がないことを表示する(S75)。電子マネー記憶媒体の所有者は、電子マネー記憶媒体を返金機から離す操作をする(S76)。電子マネー記憶媒体が離された返金機は、表示部の表示を消す(S77)。
以上、説明した方法により、電子マネー決済センタの電子マネー預かり金サーバに記憶されている預かり金を、預け入れた電子マネー記憶媒体に返金することが可能である。
以上、図6、図8、図14等で説明したように、電子マネー預かり金の返金操作を忘れた場合であっても、他の遊技者が電子マネー記憶媒体を台間機に近づけることにより、預かり金の残金を電子マネー決済センタの預かり金サーバに記憶させ、電子マネー返金機で預かり金を所有者に返金することができ、遊技台が空いているのに他の人が遊戯できないということを回避することが可能である。
また、図9、図14等で説明したように、電子マネー預かり金の返金操作を忘れた場合であっても、遊技店の店員が電子マネー管理媒体を台間機に近づけることにより、預かり金の残金を電子マネー決済センタの預かり金サーバに記憶させ、電子マネー返金機で預かり金を所有者に返金することができ、遊技台が空いているのに他の人が遊戯できないということを回避することが可能である。
さらに、図10、図14等で説明したように、電子マネー預かり金の返金操作を忘れた場合であっても、遊技店の店員が電子マネー管理装置を操作することにより、預かり金の残金を電子マネー決済センタの預かり金サーバに記憶させ、電子マネー返金機で預かり金を所有者に返金することができ、遊技台が空いているのに他の人が遊戯できないということを回避することが可能である。
本発明にかかわる電子マネーを利用した遊技システムの全体構成を示すブロック図である。 ICカード等に実装されているメモリのデータ構造(メモリエリア)の一例を示す図である。 本発明における台間機の構造の一例を示す図である。 本発明における台間機のブロック構成例を示す図である。 台間機の電子マネー一時預かり部内に実装されたメモリ構造の一例を示す図である。 台間機への電子マネー預け入れ動作例を示すフローチャートである。 電子マネーを使用して遊技媒体の貸し出しを受ける場合の動作例を示すフローチャートである。 電子マネー預かり金残高を電子マネー記憶媒体に返金する場合の動作例を示すフローチャートである。 電子マネー管理媒体を利用した電子マネー預かり金初期化の動作例を示すフローチャートである。 電子マネー管理装置を利用した電子マネー預かり金初期化の動作例を示すフローチャートである。 電子マネー決済センタの電子マネー預かり金サーバのデータベース構成例を示す図である。 電子マネー返金機の構造の一例を示す図である。 電子マネー返金機のブロック構成例を示す図である。 電子マネーシステムの預かり金返金動作例を示すフローチャート(その1)である。 電子マネーシステムの預かり金返金動作例を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
1 遊技店、2 ネットワーク、3 電子マネー決済センタ、4 電子マネー管理装置、5 台間機、6 ローカルネットワーク、7 電子マネー媒体、9 電子マネー返金機、100 遊技システム

Claims (10)

  1. 少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体を読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段を用いて前記電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保持する保持手段と、保持されている電子マネー残高により遊技媒体の貸出しを行う貸し出し手段と、を備えた台間遊技媒体貸出し装置であって、
    前記保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、前記読出書込手段により前記電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、前記保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、前記保持手段に保持されている情報を初期化することを特徴とする台間遊技媒体貸出し装置。
  2. 少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体を読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段を用いて前記電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保持する保持手段と、保持されている電子マネー残高により遊技媒体の貸出しを行う貸し出し手段と、外部に情報を送信するための通信手段と、を備えた台間遊技媒体貸出し装置であって、
    前記保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、前記読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、前記保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、保持されている電子マネー残高を、該電子マネー残高と関連付けられた媒体管理情報と共に前記通信手段を用いて外部に送信すると共に、前記保持手段に保持されている情報を初期化することを特徴とする台間遊技媒体貸出し装置。
  3. 少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体を読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段を用いて前記電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保持する保持手段と、保持されている電子マネー残高により遊技媒体の貸出しを行う貸し出し手段と、外部に情報を送信するための通信手段と、を備えた台間遊技媒体貸出し装置であって、
    前記保持手段に電子マネー残高が保持されている状態において、前記読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出された媒体管理情報が、前記保持手段に保持されている媒体管理情報と不一致だった場合は、保持されている電子マネー残高を、該電子マネー残高と関連付けられた媒体管理情報と共に前記通信手段を用いて外部に送信すると共に、前記保持手段に新たな書き込みを許可することを特徴とする台間遊技媒体貸出し装置。
  4. 請求項2又は3に記載された台間遊技媒体貸出し装置を前記通信手段を介してネットワークに接続すると共に、該ネットワークに電子マネー決済センタと電子マネー返金機とを接続した構成を有する遊技媒体貸出しシステムであって、
    前記電子マネー決済センタは、前記台間遊技媒体貸出し装置から送信された電子マネー残高の少なくとも一部の電子マネー残高と媒体管理情報とを関連づけて保存し、前記電子マネー返金機より受け取った媒体管理情報と保存されている媒体管理情報とを照合し、照合が一致した場合には、当該媒体管理情報と関連づけられた電子マネー残高を電子マネー記憶媒体に返金するよう電子マネー返金機に対する返金指示を送信する機能を有し、
    前記電子マネー返金機は、前記電子マネー記憶媒体より媒体管理情報を読み出すと共に該媒体管理情報を電子マネー価値の返金要求と共に前記電子マネー決済センタに送信し、該電子マネー決済センタからの返金指示に基づき電子マネー残高を電子マネー記憶媒体に返金する機能を有することを特徴とする遊技媒体貸出しシステム。
  5. 少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、
    前記預かり金記憶手段に預かり金の残高が記憶されている状態で、前記読出書込手段が電子マネー記憶媒体から読み出した媒体管理情報が預かり金を減額した電子マネー記憶媒体の媒体管理情報とは異なるものだった場合に、前記預かり金の残高をこれと関連付けられた媒体管理情報と共に前記通信手段を用いて外部に送信することを特徴とする台間遊技媒体貸出し装置。
  6. 少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、
    前記預かり金の残高があり、該預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる電子マネー記憶媒体から前記読出書込手段を介して預かり金を入金しようとした場合に、当該入金に先立って、前記預かり金の残高を媒体管理情報と関連付けて前記通信手段を用いて外部に送信することを特徴とする台間遊技媒体貸出し装置。
  7. 少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、
    前記預かり金の残金があり、該預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を介して預かり金の残高を返金しようとした場合に、当該返金を実行せずに、前記預かり金の残高を媒体管理情報と関連付けて前記通信手段を用いて外部に送信し、前記預かり金記憶手段に記憶されていた預かり金の残高を消去することを特徴とする台間遊技媒体貸出し装置。
  8. 少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、
    前記預かり金の残高があり、前記読出書込手段にて預かり金を減額した電子マネー記憶媒体とは異なる管理用の電子マネー記憶媒体(電子マネー管理媒体)への読み書きが可能となったことをトリガとして、前記預かり金の残金を媒体管理情報と関連付けて前記通信手段を用いて外部に送信し、前記預かり金記憶手段に記憶されていた預かり金の残金を消去することを特徴とする台間遊技媒体貸出し装置。
  9. 少なくとも媒体管理情報及び電子マネー残高を記憶する電子マネー記憶媒体に対して読み書きするための読出書込手段と、該読出書込手段により電子マネー記憶媒体から読み出した電子マネー残高の少なくとも一部を預かり金として前記媒体管理情報と関連付けて記憶する預かり金記憶手段と、遊技媒体の貸出しを行う場合に前記預かり金記憶手段に記憶された預かり金から遊技媒体の貸出しに要した費用を減額する預かり金減額手段と、預かり金を用いて遊技媒体の貸出しを行った金額を記憶する使用金額記憶手段と、前記預かり金の残高を電子マネー記憶媒体に返金するため預かり金の残高を電子マネー残高に加算した金額を電子マネー記憶媒体に前記読出書込手段を用いて書き込む返金手段と、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、を備え、
    前記預かり金記憶手段に預かり金の残高が記憶されている状態で、外部から前記通信手段を介して前記預かり金記憶手段の初期化を要求された場合に、前記預かり金の残高を、該預かり金の残高と関連付けられた媒体管理情報と共に前記通信手段を用いて外部に送信した上で、預かり金記憶手段の初期化を実行することを特徴とする台間遊技媒体貸出し装置。
  10. 請求項5乃至9の何れかに記載された台間遊技媒体貸出し装置と、前記ネットワークに接続された電子マネー決済センタと、前記ネットワークに接続された電子マネー返金機とを備えた遊技媒体貸出しシステムであって、
    前記電子マネー決済センタは、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、台間遊技媒体貸出し装置から送信された預かり金の残高と媒体管理情報とを関連づけて記憶するセンタ記憶手段と、前記電子マネー返金機から送信された媒体管理情報とセンタ記憶手段に記憶されている媒体管理情報とを照合する照合手段とを有し、電子マネー返金機より受信した媒体管理情報をセンタ記憶手段に記憶されている媒体管理情報と照合手段にて照合し、一致した場合に当該媒体管理情報と関連づけられた預かり金の残高をネットワークを介して電子マネー返金機に送信する機能を有し、
    前記電子マネー返金機は、ネットワークを介して外部と情報を送受信するための通信手段と、電子マネー記憶媒体に対して読み書きするためのリーダライタ手段とを有し、リーダライタ手段にて電子マネー記憶媒体より読みとられた媒体管理情報をネットワークを介して電子マネー決済センタに送信し、電子マネー決済センタより受信した預かり金の残高をリーダライタ手段を用いて電子マネー記憶媒体に返金する機能を有することを特徴とする遊技媒体貸出しシステム。
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