JP4749136B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

この発明は、空調機および冷凍機等に搭載されるスクロール圧縮機に関するものである。
従来のスクロール圧縮機は、フレームにオルダムリングを収容するオルダムリング収容部が形成され、オルダムリングは、オルダムリング収容部と揺動スクロールの背面にそれぞれ所定方向に摺動自在に構成されている。そして、フレームのオルダムリング収容部の底面に、オルダムリングを境に揺動スクロールの背面とオルダムリング収容部の底面との間にそれぞれ形成される内側空間と外側空間とを連通する第1の潤滑油通路を形成している(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−189961号公報(段落0016〜0018、図1〜3)
上記のような従来スクロール圧縮機において、二酸化炭素等冷媒の物性上、圧縮時に非常に高圧となるような冷媒を用いた場合は、運転中のスラスト受けに発生するスラスト荷重が過大となるため、揺動スクロールの台板とスラスト受けが変形する。逆に、スラスト受けを支えるフレームは剛性が大きくあまり変形しないため、結果、スラスト受けは局所的にスラスト荷重を受けて、大きな面圧が発生していた。そのため、摺動抵抗の増大による大きな摩耗や凝着が発生し圧縮機の運転損失が生じたり、圧縮機に不具合が生じるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、摺動部での大きな摩耗や凝着を防ぐことができ、信頼性の高いスラスト軸受を備えたスクロール圧縮機を得ることを目的とする。
この発明に係るスクロール圧縮機は、底部に油溜めを有するシェル内の上部に設けられ、台板上に渦巻歯を有する固定スクロールと、前記固定スクロールとともに圧縮機構を構成し、台板上に渦巻歯、背面に揺動軸受が形成されたボス部を有する揺動スクロールと、前記揺動軸受に回転自在に係合する偏心軸部をその上端面に形成した主軸と、前記シェルの内周面に固着され、前記揺動スクロールの前記ボス部を収納する凹部を有し、前記スクロールの背面を支承するスラスト軸受部及び前記凹部の下部に形成され、前記主軸を支承する主軸受を有するフレームと、前記揺動スクロールの自転を防止するオルダムリングとを備えたスクロール圧縮機において、前記オルダムリングを前記揺動スクロールと前記固定スクロールの各々の前記渦巻歯の外周側の前記台板間に配設し、前記揺動スクロールの背面の前記ボス部近傍から最外周部までの全面を別部材となるスラスト受けで形成し、前記スラスト受けと、前記フレームの前記スラスト軸受部の前記凹部を除くほぼ全面を摺接させるようにしたものである。
この発明によれば、オルダムリングを揺動スクロールと前記固定スクロールの各々の前記渦巻歯の外周側の前記台板間に配設し、前記揺動スクロールの背面の前記ボス部近傍から最外周部までの全面を別部材となるスラスト受けで形成し、前記スラスト受けと、前記フレームの前記スラスト軸受部の前記凹部を除くほぼ全面を摺接させるようにしたので、スラスト荷重を受けるスラスト軸受部の面積を大きくでき、揺動スクロール背面のスラスト軸受面積をその分拡張することができ、摺動部での大きな摩耗や凝着を防ぐことができ、信頼性の高いスラスト軸受を備えたスクロール圧縮機を得ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図、図2は図1の要部拡大断面図、図3はスクロール圧縮機の圧縮機構部の分解斜視図である。
図1〜3において、固定スクロール101及び揺動スクロール102から構成される圧縮機構がシェル103内の上部に設けられている。揺動スクロール102はその外周近傍背面において、シェル103の内周面に固着されたフレーム104のスラスト軸受部104fによりスラスト方向に摺動自在に支持されている。
また、揺動スクロール102の中心近傍背面には揺動軸受102cが形成されており、この揺動軸受102cと周方向に摺動自在に係合する偏心軸部105aを上端部に有し、フレーム104に形成された主軸受104aにおいてラジアル方向に軸支された主軸105が、電動機106によって回転駆動自在に設けられている。
また、揺動スクロール102と固定スクロール101との間に揺動スクロールの自転を防止するオルダムリング107が配置されている。
図2、図3に示すように、揺動スクロール102と固定スクロール101の台板の歯面側にオルダムリング107の爪一対をそれぞれ収容するためのオルダムリング爪収容部102b、101bが形成されている。
また、シェル103の底部には油溜め108が形成され、油溜め108の潤滑油を汲み上げて、揺動軸受102c、主軸受104a、揺動スクロール102とフレーム104のスラスト軸受部104fの間等に供給するためのポンプ109が主軸105の下端に設けられている。また、主軸105内には、主軸油穴105bが設けられている。
次に、スクロール圧縮機の圧縮機構について図3により詳細を説明する。
圧縮機構は、固定スクロール101と揺動スクロール102を、中間にオルダムリング107を配置して組み合わせ、揺動スクロール102の背面とフレーム104との間には、スラスト受け112が配置し、固定スクロール101が、フレーム104に固定されている。
固定スクロール101は、台板の下面にスクロール歯が形成され、クロール歯の外周の台板にオルダムリング107の固定スクロール101側の爪一対を収容するためのオルダムリング爪収容部101bが形成されている。
揺動スクロール102において、台板の第一の面にスクロール歯が形成され、第一の面の裏面である第二の面には、中心部に揺動軸受を有するボス部102aが形成されている。また、揺動スクロール102の第一の面のスクロール歯の外周にオルダムリング107の揺動スクロール102側の爪一対を収容するためのオルダムリング爪収容部102bが形成されている。
オルダムリング107は、揺動スクロール102と固定スクロール101の各々の渦巻歯の外周側の台板間に配設され、リング形状をなし、このリングに、互いに直交する1対の固定側爪107aと揺動側爪107bがそれぞれ形成されている。
オルダムリング107は、固定スクロール101のオルダムリング爪収容部101bの底面に対して所定方向に摺動自在であり、かつ、揺動スクロール102のオルダムリング爪収容部102bの底面に対して、オルダムリング爪収容部101bの所定方向と直交する方向に摺動自在であるように構成されている。
スラスト受け112には、スラスト受け油溝112aが形成されている。
また、フレーム104は、従来のように、オルダムリング収納部がなく、揺動スクロールの背面のボス部102aを除くほぼ全面と、揺動スクロール102のボス部102aを収納する凹部104eを除くほぼ全面を摺接させるスラスト軸受部104fが形成されている。
次に、動作を図1〜3により説明する。
電動機106により主軸105が回転駆動されると、偏心軸部105aおよび揺動軸受102cにおいて主軸105と係合する揺動スクロール102に伝えられる。このとき、
オルダムリング爪収容部101b、102b内で往復運動するオルダムリング107により揺動スクロール102の自転が防止され、揺動スクロール102は公転運動を行い、固定スクロール101と協動する。そして、冷媒ガスは、吸入管から吸入され、シェル103内の固定スクロール101と揺動スクロール102によって構成された圧縮室へ吸入、圧縮された後、吐出管を介してシェル103外へ吐出される。
運転時、圧縮ガスによるスラスト荷重によって、揺動スクロール102がフレーム104のスラスト軸受部104fに強く押し付けられながら公転運動をする。
なお、冷媒として、例えば、二酸化炭素等を用いるが、二酸化炭素等を冷媒に用いた場合、従来のHFC冷媒等と比べ常用密度が高いが、圧縮機運転時に発生する圧縮ガスの軸方向へのガス圧縮力(スラスト荷重)を受けるスラスト受け112及びフレーム104のスラスト軸受部104fの面積を大きくして面圧を低下させている。
また、主軸105が回転すると、ポンプ109により油溜め108内の潤滑油が吸引され、潤滑油は、主軸油穴105bを通って揺動軸受102cおよび主軸受104a、揺動スクロール102の背面等を潤滑し、次いで、フレーム104に穿設された排油穴113を経て油溜め108に戻る。
なお、オルダムリング107の潤滑は、冷媒中の油で行われる。
以上のように、冷媒として二酸化炭素等を用いたので、従来のHFC冷媒等と比べ常用密度が高いため、同じ冷凍能力を出す場合に従来の冷媒に比べ体積流量が少なくてよい。そのため、圧縮機行程容積を小さくでき、その結果スクロール圧縮機の場合、小さい渦巻径でも同等能力を得ることができる。
従って、圧縮機外径を大きくすること無く、オルダムリング107を揺動スクロール102と固定スクロール101の間に配置することができる。
また、揺動スクロール102の背面のボス部102aを除くほぼ全面と、フレーム104のスラスト軸受部104fの凹部102aを除くほぼ全面を摺接させるようにしたので、圧縮機運転時に発生する圧縮ガスの軸方向へのガス圧縮力(スラスト荷重)を受けるスラスト受け112の面積を大きくできると同時に面圧を低下させることができる。
それにより、二酸化炭素等従来のHFC冷媒に比べ非常に高圧となるような冷媒を用いた場合でも適正な面圧を確保することが可能となるので、スラスト受け112での摺動による大きな摩耗や凝着を抑制することができ、信頼性の高いスラスト軸受を備えたスクロール圧縮機を得ることができる。
なお、スラスト軸受104とスラスト受け112をまとめてスラスト軸受104fと称している。
実施の形態2.
実施の形態1では、オルダムリングが揺動スクロールと固定スクロールの間に配置されたスクロール圧縮機について示したが、本実施の形態は、さらに、フレームのスラスト軸受部を揺動スクロールの剛性と同等以下として面圧を低下させたものである。
図4はこの発明の実施の形態2におけるスクロール圧縮機のフレームと揺動スクロールの変形状態の説明図であり、図4(a)は従来のスクロール圧縮機の場合、図4(b)はこの発明の実施の形態2の場合を示す。
本実施例においては、実施の形態1と同様の機構を有し、さらに、図4(b)に示すようにフレーム104を揺動スクロール102の剛性と同等以下の剛性とするため、例えば、フレーム104を揺動スクロール102の剛性と同等以下の剛性の材料としている。また、その動作については実施の形態1と同様である。
従来は、フレーム104のスラスト軸受部104fは揺動スクロール102の剛性より高かったので、二酸化炭素等冷媒物性上圧縮時に非常に高圧となるような冷媒を用いた場合、過大なスラスト荷重下においては図4(a)のように揺動スクロール102が変形し、局所的に面圧が高くなり大きな摩耗や局所的な凝着をが生じやすかった。
本実施の形態では、フレーム104のスラスト軸受部104fを揺動スクロール102の剛性と同等以下の材質としたので、図4(b)に示すように、過大なスラスト荷重下においては、図4(b)に示すように、フレーム4のスラスト軸受部104fが揺動スクロール102に倣って変形する。このため、スラスト荷重をフランジのスラスト軸受部104fの面全体で受け止めることができるためスラスト軸受部104fでの面圧が抑えられ、スラスト軸受部104fでの大きな摩耗や局所的な凝着を防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、スラスト受け112を示してないが、スラスト受け112が用いられたときは、スラスト受け112がフレーム104のスラスト軸受104と共に揺動スクロール102に倣って変形し、スラスト荷重をスラスト受け112の面全体で受け止めることができるため、スラスト受け112での面圧が抑えられ、スラスト受け112での大きな摩耗や局所的な凝着を防ぐことができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、フレームのスラスト軸受部を揺動スクロールの剛性と同等以下の材質として面圧を低下させたものであるが、本実施の形態は、フレーム104のスラスト軸受部104fの背面に空洞を構成してをスラスト軸受部を揺動スクロールの剛性と同等以下として面圧を低下させたものである。
図5はこの発明の実施の形態3におけるスクロール圧縮機のフレームと揺動スクロールの断面図である。
図5において、フレーム104の凹部104eの内周面から外周に向かって径方向に全周にわたってスラスト軸受部104fの背面に空隙104cを形成している。
この構成において、スラスト軸受部104fの背面に空隙104cを形成したので、フレームのスラスト軸受部を揺動スクロールの剛性と同等以下の材質としなくとも、
スラスト軸受部104fが柔構造となり、図5に示すように、フレーム4のスラスト軸受部104fが揺動スクロール102に倣って変形するので、スラスト荷重をスラスト軸受部104fの面全体で受け止めることができるためスラスト軸受部104fでの大きな摩耗や局所的な凝着を防ぐことができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、フレーム104のスラスト軸受部104fの背面に空洞を構成してをスラスト軸受部を揺動スクロールの剛性と同等以下として面圧を低下させたが、本実施の形態では、フレーム104とは別のパーツをフレーム104に組み合わせて空隙104cを形成したものである。
図6はこの発明の実施の形態3におけるスクロール圧縮機のフレームと揺動スクロールの断面図である。
図6において、フレーム104は、凹部104eの上部の内周面から外周に向かって径方向に内周面を有する凹部104gが形成されている。また、凹部104eと同径の穴を有し、天面をスラスト軸受部115bとする有天円筒状のスラスト軸受部材115が凹部104gに挿着され、 スラスト軸受部115bの背面に空隙104cを形成している。
この構成において、スラスト受け部115bを、フレーム104と別部材とし、スラスト軸受部115bの背面に空隙104cを形成したので、フレームのスラスト軸受部を揺動スクロールの剛性と同等以下の材質としなくとも、スラスト軸受部104fが柔構造となり、図6に示すように、スラスト軸受部材115のスラスト軸受部115bが揺動スクロール102に倣って変形するので、スラスト荷重をスラスト軸受部115bの面全体で受け止めることができるためスラスト軸受部115bでの大きな摩耗や局所的な凝着を防ぐことができる。
実施の形態5.
実施の形態1では、オルダムリングが揺動スクロールと固定スクロールの間に配置されたものであり、実施の形態2〜4は、さらに、柔構造を備えたフレームを用いて構成されたスクロール圧縮機についてのものであるが、本実施の形態は、給排油経路の構成を示すものである。
図7はこの発明の実施の形態5におけるスクロール圧縮機の要部拡大図であり、図7(a)は、圧縮機構部の断面図、図7(b)はスラスト受けの背面図である。
図7(b)において、スラスト受け112には、背面に円周方向にスラスト受け油溝112aが設けられている。図8において、フレーム104のスラスト面の径方向にフレーム油溝104d、104d´が設けられている。
図7(a)に示すように、主軸105内の軸方向に貫通する主軸油穴105bとフレーム104の主軸受104aと揺動軸受102cを給油した後、フレーム104のフレーム油溝104d、104d´及びスラスト受け油溝112aを通り、フレーム104にある排油穴113から油溜め108へ排油される一連の給排油経路を構成している。
上記の構成以外は、実施の形態1と同様であり、また、その動作については実施の形態1と同様である。
以上のように、主軸105内の軸方向に貫通する主軸油穴105bとフレーム104の主軸受104aと揺動軸受102cを給油した後、フレーム104のフレーム油溝104d、104d´及びスラスト受け油溝112aを通り、フレーム104にある排油穴113から油溜め108へ排油される一連の給排油経路を構成したので、スラスト受け112や主軸受104a等の摺動部への給油が確保でき、潤滑油不足による摺動部の発熱・焼付きを抑えることができる。
なお、スラスト受け112を用いない場合は、揺動スクロール102の第二の面に油溝が設けられる。
実施の形態6.
実施の形態5では、給排油経路を設け、摺動部の発熱・焼付きを抑えたが、スラスト受け112とフレーム104の硬度を異なるようにして摩耗を防ぐものである。
図9はこの発明の実施の形態6におけるスクロール圧縮機のフレームの摩耗状態の説明図である。
図9において、図9(a)は本実施の形態におけるクロール圧縮機のフレームとスラスト受けを示し、スラスト受け112をフレーム104より硬度の低い材料で構成している。図9(b)は従来のフレームとスラスト受けを示し、スラスト受け112をフレーム104より硬度の高い材料で構成している。
従来のフレームとスラスト受けは、スラスト受け112がフレーム104より硬度が高い材料のため、図9(b)に示すように、フレーム104に段付き摩耗が生じるが、本実施の形態ではスラスト受け112をフレーム104より硬度の低い材料で構成しているので、図9(a)に示すように、図9(b)のような段付き摩耗を防ぐことができる。
この発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図である。 この発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の圧縮機構部の分解斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるスクロール圧縮機のフレームと揺動スクロールの変形状態の説明図である。 この発明の実施の形態3におけるスクロール圧縮機のフレームと揺動スクロールの断面図である。 この発明の実施の形態4におけるスクロール圧縮機のフレームと揺動スクロールの断面図である。 この発明の実施の形態5におけるスクロール圧縮機の要部拡大図である。 この発明の実施の形態5におけるスクロール圧縮機のフランジのスラスト面の油溝を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6におけるスクロール圧縮機のフレームの摩耗状態の説明図である。
符号の説明
101 固定スクロール、102 揺動スクロール、102a ボス部、102c 揺動軸受、102b、103 シェル、104 フレーム、104a 主軸受、104c 空隙、104d、104d´ フレーム油溝、104e 凹部、104f スラスト軸受部、105 主軸、105a 偏心軸部、105b 主軸油穴、107 オルダムリング、108 油溜め、112 スラスト受け、112a スラスト受け油溝、113 排油穴、115 スラスト軸受部材、115b スラスト軸受部。

Claims (7)

  1. 底部に油溜めを有するシェル内の上部に設けられ、台板上に渦巻歯を有する固定スクロールと、前記固定スクロールとともに圧縮機構を構成し、台板上に渦巻歯、背面に揺動軸受が形成されたボス部を有する揺動スクロールと、前記揺動軸受に回転自在に係合する偏心軸部をその上端面に形成した主軸と、前記シェルの内周面に固着され、前記揺動スクロールの前記ボス部を収納する凹部を有し、前記スクロールの背面を支承するスラスト軸受部及び前記凹部の下部に形成され、前記主軸を支承する主軸受を有するフレームと、前記揺動スクロールの自転を防止するオルダムリングとを備えたスクロール圧縮機において、
    前記オルダムリングを前記揺動スクロールと前記固定スクロールの各々の前記渦巻歯の外周側の前記台板間に配設し、前記揺動スクロールの背面の前記ボス部近傍から最外周部までの全面を別部材となるスラスト受けで形成し、前記スラスト受けと、前記フレームの前記スラスト軸受部の前記凹部を除くほぼ全面を摺接させるようにしたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記フレームのスラスト軸受部の剛性を、前記揺動スクロールの剛性より小さくした
    ことを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記フレームのスラスト軸受部の背面に、前記フレームの前記凹部の内周面から外周に向かって径方向の全周にわたる空隙を形成したことを特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記スラスト受け部を、前記フレームと別部材としたことを特徴とする請求項3に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記フレームのスラスト軸受に対し、前記揺動スクロールの前記スラスト受けの硬度を小さくしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記主軸内に軸方向に貫通する油穴と、
    前記フレームの主軸受と、
    前記揺動軸受と、
    前記スラスト軸受部、または、前記揺動スクロールの背面の一方または両方に設けた油溝と、
    前記フレームに設けた排油穴と、
    からなる給排油通路を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  7. 冷媒として二酸化炭素を用いたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
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