JP4747600B2 - 接眼アタッチメント - Google Patents
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Description
観察光学系のアイポイント側に着脱自在な接眼アタッチメントにおいて、
前記観察光学系側から順に、前記観察光学系側に凸面を向けた正レンズと、当該正レンズと間隔を隔てて配置されたアイポイント側に屈折力のより強い凹面を向けた両凹形状の負レンズとの2枚のレンズから構成されており、
以下の条件式(1),(3)を満足することを特徴とする接眼アタッチメントを提供する。
(1) −1.4<f1/f2<−1.08
(3) −0.6<r4/r3<−0.03
ただし、
f1:前記正レンズの焦点距離
f2:前記両凹形状の負レンズの焦点距離。
r3:前記両凹形状の負レンズの前記観察光学系側レンズ面の曲率半径
r4:前記両凹形状の負レンズのアイポイント側レンズ面の曲率半径。
また本発明の好ましい態様によれば、本発明の接眼アタッチメントは、
以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
(2) 0.1<d2/d1<1.5
ただし、
d1:前記正レンズの中心厚
d2:前記正レンズと前記両凹形状の負レンズとの軸上空気間隔。
以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4) 1.8<n2
ただし、
n2:前記両凹形状の負レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対する屈折率
以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5) 8<ν1−ν2<19
ただし、
ν1:前記正レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数
ν2:前記両凹形状の負レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数。
また本発明の好ましい態様によれば、本発明の接眼アタッチメントでは、前記正レンズと前記両凹形状の負レンズとは、単レンズであることが望ましい。
また本発明の好ましい態様によれば、本発明の接眼アタッチメントでは、前記正レンズは両凸形状の単レンズであることが望ましい。
また本発明の好ましい態様によれば、本発明の接眼アタッチメントでは、前記正レンズはメニスカス形状の単レンズであることが望ましい。
また本発明は、前記接眼アタッチメントが着脱可能なカメラを提供する。
また本発明の好ましい態様によれば、本発明のカメラは3枚のレンズからなり、中央のレンズが光軸方向へ移動可能な接眼レンズを備えることが望ましい。
(1) −1.4<f1/f2<−1.08
(2) 0.1<d2/d1<1.5
ただし、
f1:前記正レンズの焦点距離
f2:前記両凹形状の負レンズの焦点距離
d1:前記正レンズの中心厚
d2:前記正レンズと前記両凹形状の負レンズとの軸上空気間隔
(3) −0.6<r4/r3<−0.03
ただし、
r3:前記両凹形状の負レンズの前記観察光学系側レンズ面の曲率半径
r4:前記両凹形状の負レンズのアイポイント側レンズ面の曲率半径
(4) 1.8<n2
ただし、
n2:前記両凹形状の負レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対する屈折率
そこで本発明の接眼アタッチメントは、前記両凹形状の負レンズを屈折率の高いガラスで構成し、レンズ面の曲率を小さくすることが望ましい。したがって、上記条件式(4)の下限値を下回ると、前記両凹形状の負レンズの曲率が大きくなるため、コマ収差及び球面収差を良好に補正することが困難になってしまう。
(5) 8<ν1−ν2<19
ただし、
ν1:前記正レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数
ν2:前記両凹形状の負レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例に係る接眼アタッチメントAをファインダーFに装着した様子を示す断面展開図である。
図1に示すように本実施例に係る接眼アタッチメントAは、ファインダーF側から順に、ファインダーF側に凸面を向けた正レンズL1と、該正レンズL1と間隔を隔てて配置されておりアイポイントEP側に屈折力のより強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL2とからなる。
本実施例において用いられたファインダーFは、撮影レンズ(不図示)の結像面I側から順に、コンデンサレンズCと、ペンタプリズムPと、接眼レンズLとからなる、いわゆる一眼レフファインダーである。そして接眼レンズLは、3枚のレンズからなり、中央のレンズを光軸方向へ移動させることによって視度の調整を行うことができる。
[全体諸元]において、Dは視度(単位は1/m、符号は像がアイポイントEPよりもファインダーF側にできたときを負とする。)、φは瞳径、Yは像高、mは焦点距離が51.6の撮影レンズを装着した時のファインダー倍率(括弧内はアタッチメントA単体の倍率)、EPはアイポイント、d0はファインダーFとアタッチメントAとの取り付け間隔をそれぞれ示す。
x=(y2/r)/{1+(1−κy2/r2)1/2}
+C4y4+C6y6+C8y8+C10y10
なお、「E-n」は「×10−n」を示し、例えば「1.234E-05」は「1.234×10−5」を示す。また、[レンズデータ]において、非球面には面番号の左側に*印を付している。
なお、以下の全実施例の諸元値においても、本実施例と同様の符号を用いる。
[全体諸元]
D = -1.268
φ = 4.0
m = 0.767(1.13)
EP = 13.5
d0 = 1.8
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
(d0)
1) 30.0000 3.0000 52.32 1.755000
2) -120.0000 2.0000 1.000000
3) -100.0000 1.0000 40.77 1.883000
4) 33.5000 (EP) 1.000000
5) 0.0000 0.0000 1.000000
[全体諸元]
D = -1.015
φ = 4.0
m = 0.676
EP = 24.5
Y = 21.6
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
0) 0.0000 3.0000 1.000000 (不図示の撮影レンズの結像面I)
1) 0.0000 4.7000 56.05 1.568829
2) -65.0230 1.9000 1.000000
3) 0.0000 96.3810 64.10 1.516800
4) 0.0000 1.0000 1.000000
5) 952.4320 1.2000 28.34 1.728250
6) 30.3200 2.7000 1.000000
*7) 29.4956 5.2000 44.32 1.801700
8) -44.2330 3.9000 1.000000
9) -47.7500 1.2000 28.34 1.728250
10) -416.5000 (EP) 1.000000
11) 0.0000 0.0000 1.000000
[非球面データ]
面番号 κ C4 C6 C8 C10
7) 0.0000 0.00000E+00 0.00000E+00 0.00000E+00 0.00000E+00
図6は、本発明の第1実施例において用いられたファインダーF単体の視度D=-1.015(1/m)のときの諸収差図を示す。
なお、以下に示す全実施例の諸収差図において、本実施例と同様の符号を用いる。
また以上より、上記ファインダーFと焦点距離51.6mmの撮影レンズとを組み合わせた際のファインダー倍率は0.676倍であるのに対し、ファインダーFにさらに本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着した際のファインダー倍率は0.767倍となり、ファインダーFの倍率を十分に向上させることができる。
なお、本実施例においては、ファインダーの一例として上述のものを示しており、本実施例に係る接眼アタッチメントAを適用できるファインダーはこれに限られるものではない。
図3は、本発明の第2実施例に係る接眼アタッチメントAをファインダーFに装着した様子を示す断面展開図である。
図3に示すように本実施例に係る接眼アタッチメントAは、ファインダーF側から順に、ファインダーF側に凸面を向けた正レンズL1と、該正レンズL1と間隔を隔てて配置されておりアイポイントEP側に屈折力のより強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL2とからなる。
また、本実施例において用いたファインダーFは、上記第1実施例において用いたファインダーFと同様のものであるためその説明は省略する。
以下の表3に、本発明の第2実施例に係る接眼アタッチメントAの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
D = -1.055
φ = 4.0
m = 0.743(1.098)
EP = 15.0
d0 = 1.8
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
(d0)
1) 36.0000 2.8000 54.66 1.729160
2) -92.0000 1.6000 1.000000
3) -88.0000 1.0000 40.77 1.883000
4) 43.5400 (EP) 1.000000
5) 0.0000 0.0000 1.000000
各収差図より、本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着したファインダーFは、良好に収差を補正していることがわかる。
また以上より、上記ファインダーFと焦点距離51.6mmの撮影レンズとを組み合わせた際のファインダー倍率は0.676倍であるのに対し、ファインダーFにさらに本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着した際のファインダー倍率は0.743倍となり、ファインダーFの倍率を十分に向上させることができる。
なお、本実施例においては、ファインダーの一例として上述のものを示しており、本実施例に係る接眼アタッチメントAを適用できるファインダーはこれに限られるものではない。
図7は、本発明の第3実施例に係る接眼アタッチメントAをファインダーFに装着した様子を示す断面展開図である。
図7に示すように本実施例に係る接眼アタッチメントAは、ファインダーF側から順に、ファインダーF側に凸面を向けた正レンズL1と、該正レンズL1と間隔を隔てて配置されておりアイポイントEP側に屈折力のより強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL2とからなる。
本実施例において用いられたファインダーFは、撮影レンズ(不図示)の結像面I側から順に、レチクル板Rと、ペンタプリズムPと、接眼レンズLとからなる、いわゆる一眼レフファインダーである。そして接眼レンズLは、3枚のレンズからなり、中央のレンズを光軸方向へ移動させることによって視度の調整を行うことができる。
以下の表4、及び表5に、本発明の第3実施例に係る接眼アタッチメントA、及び本実施例において用いたファインダーFの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
D = -0.312
φ = 4.0
m = 1.024(1.198)
EP = 10.0
d0 = 5.0
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
(d0)
1) 25.0000 3.4000 54.66 1.729160
2) -120.0000 2.4000 1.000000
3) -92.0000 1.0000 37.17 1.834000
4) 26.9000 (EP) 1.000000
5) 0.0000 0.0000 1.000000
[全体諸元]
D = -1.000
φ = 4.0
m = 0.855
EP = 24.5
Y = 14.1
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
0) 0.0000 2.0000 1.000000 (不図示の撮影レンズの結像面I)
1) 0.0000 1.2000 57.57 1.491080
2) 0.0000 1.0000 1.000000
3) 0.0000 90.9857 64.10 1.516800
4) 0.0000 0.8000 1.000000
5) -261.0969 1.5000 22.76 1.808090
6) 68.2266 3.0580 1.000000
*7) 20.7635 7.8000 56.21 1.524440
8) -39.5164 3.4420 1.000000
9) 33.6202 7.9000 42.72 1.834810
10) 18.9993 (EP) 1.000000
11) 0.0000 0.0000 1.000000
[非球面データ]
面番号 κ C4 C6 C8 C10
7) -1.2592 5.63230E-06 -1.79770E-08 -6.50090E-11 2.37080E-13
図12は、本発明の第3実施例において用いられたファインダーF単体の視度D=-1.000(1/m)のときの諸収差図を示す。
また以上より、上記ファインダーFと焦点距離51.6mmの撮影レンズとを組み合わせた際のファインダー倍率は0.855倍であるのに対し、ファインダーFにさらに本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着した際のファインダー倍率は1.024倍となり、ファインダーFの倍率を十分に向上させることができる。
なお、本実施例においては、ファインダーの一例として上述のものを示しており、本実施例に係る接眼アタッチメントAを適用できるファインダーはこれに限られるものではない。
図9は、本発明の第4実施例に係る接眼アタッチメントAをファインダーFに装着した様子を示す断面展開図である。
図9に示すように本実施例に係る接眼アタッチメントAは、ファインダーF側から順に、ファインダーF側に凸面を向けた正レンズL1と、該正レンズL1と間隔を隔てて配置されておりアイポイントEP側に屈折力のより強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL2とからなる。
また、本実施例において用いたファインダーFは、上記第3実施例において用いたファインダーFと同様のものであるためその説明は省略する。
以下の表6に、本発明の第4実施例に係る接眼アタッチメントAの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
D = -1.602
φ = 4.0
m = 1.082(1.266)
EP = 8.2
d0 = 5.0
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
(d0)
1) 23.0000 3.2000 46.63 1.816000
2) -96.0000 3.0000 1.000000
3) -47.3000 1.1000 32.35 1.850260
4) 23.2100 (EP) 1.000000
5) 0.0000 0.0000 1.000000
各収差図より、本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着したファインダーFは、良好に収差を補正していることがわかる。
また以上より、上記ファインダーFと焦点距離51.6mmの撮影レンズとを組み合わせた際のファインダー倍率は0.855倍であるのに対し、ファインダーFにさらに本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着した際のファインダー倍率は1.082倍となり、ファインダーFの倍率を十分に向上させることができる。
なお、本実施例においては、ファインダーの一例として上述のものを示しており、本実施例に係る接眼アタッチメントAを適用できるファインダーはこれに限られるものではない。
図13は、本発明の第5実施例に係る接眼アタッチメントAをファインダーFに装着した様子を示す断面展開図である。
図13に示すように本実施例に係る接眼アタッチメントAは、ファインダーF側から順に、ファインダーF側に凸面を向けた正レンズL1と、該正レンズL1と間隔を隔てて配置されておりアイポイントEP側に屈折力のより強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL2とからなる。
本実施例において用いられたファインダーFは、撮影レンズ(不図示)の結像面I側から順に、レチクル板Rと、いわゆる中空ペンタプリズムPと、接眼レンズLとからなる、いわゆる一眼レフファインダーである。そして接眼レンズLは、3枚のレンズからなり、中央のレンズを光軸方向へ移動させることによって視度の調整を行うことができる。
以下の表7、及び表8に、本発明の第5実施例に係る接眼アタッチメントA、及び本実施例において用いたファインダーFの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
D = -0.758
φ = 4.0
m = 0.908(1.209)
EP = 7.0
d0 = 3.7
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
(d0)
1) 17.7874 2.5000 50.24 1.720000
2) 408.8861 2.0000 1.000000
3) -307.3156 1.1000 40.77 1.883000
4) 21.2145 (EP) 1.000000
5) 0.0000 0.0000 1.000000
[全体諸元]
D = -1.594
φ = 4.0
m = 0.756
EP = 18.5
Y = 13.11
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
0) 0.0000 1.0000 1.000000 (不図示の撮影レンズの結像面I)
1) 0.0000 1.4000 57.57 1.491080
2) 0.0000 1.4000 1.000000
3) 0.0000 71.3410 1.000000
4) 0.0000 6.3000 1.000000
5) -88.3324 2.0000 30.34 1.582760
6) 52.1419 0.6000 1.000000
7) 20.3707 6.5000 56.21 1.524440
*8) -24.6000 10.9000 1.000000
*9) 76.1679 2.0000 57.57 1.491080
10) 15.5582 (EP) 1.000000
11) 0.0000 0.0000 1.000000
[非球面データ]
面番号 κ C4 C6 C8 C10
8) 2.9883 8.29520E-05 -1.19830E-07 8.19420E-10 0.00000E+00
9) 10.0000 6.21860E-05 -4.19330E-07 -5.16940E-09 4.44450E-11
図18は、本発明の第5実施例において用いられたファインダーF単体の視度D=-1.594(1/m)のときの諸収差図を示す。
また以上より、上記ファインダーFと焦点距離51.6mmの撮影レンズとを組み合わせた際のファインダー倍率は0.756倍であるのに対し、ファインダーFにさらに本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着した際のファインダー倍率は0.908倍となり、ファインダーFの倍率を十分に向上させることができる。
なお、本実施例においては、ファインダーの一例として上述のものを示しており、本実施例に係る接眼アタッチメントAを適用できるファインダーはこれに限られるものではない。
図15は、本発明の第6実施例に係る接眼アタッチメントAをファインダーFに装着した様子を示す断面展開図である。
図15に示すように本実施例に係る接眼アタッチメントAは、ファインダーF側から順に、ファインダーF側に凸面を向けた正レンズL1と、該正レンズL1と間隔を隔てて配置されておりアイポイントEP側に屈折力のより強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL2とからなる。
また、本実施例において用いたファインダーFは、上記第5実施例において用いたファインダーFと同様のものであるためその説明は省略する。
以下の表9に、本発明の第6実施例に係る接眼アタッチメントAの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
D = -1.097
φ = 4.0
m = 0.881(1.169)
EP = 8.2
d0 = 3.7
[レンズデータ]
面番号 r d νd nd
(d0)
1) 16.6869 3.0000 55.52 1.696800
2) 142.4251 1.0000 1.000000
3) -545.9932 1.2000 40.77 1.883000
4) 21.9300 (EP) 1.000000
5) 0.0000 0.0000 1.000000
各収差図より、本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着したファインダーFは、良好に収差を補正していることがわかる。
また以上より、上記ファインダーFと焦点距離51.6mmの撮影レンズとを組み合わせた際のファインダー倍率は0.756倍であるのに対し、ファインダーFにさらに本実施例に係る接眼アタッチメントAを装着した際のファインダー倍率は0.881倍となり、ファインダーFの倍率を十分に向上させることができる。
なお、本実施例においては、ファインダーの一例として上述のものを示しており、本実施例に係る接眼アタッチメントAを適用できるファインダーはこれに限られるものではない。
[条件式対応値]
第1実施例 第2実施例 第3実施例 第4実施例 第5実施例 第6実施例
(1) -1.132 -1.090 -1.153 -1.266 -1.148 -1.126
(2) 0.667 0.571 0.706 0.938 0.800 0.333
(3) -0.335 -0.495 -0.292 -0.491 -0.069 -0.040
(4) 1.883 1.883 1.834 1.850 1.883 1.883
(5) 11.550 13.890 17.490 14.280 9.470 14.750
なお、本発明の実施例として2枚構成の接眼アタッチメントを示したが、該2枚を含む3枚及びそれ以上の枚数で構成した接眼アタッチメントも本発明の効果を内在した同等のものであることは言うまでもない。また、上記実施例の構成に単に付加レンズを加えただけの接眼アタッチメントも本発明の効果を内在した同等のものであることは言うまでもない。
L1 正レンズ
L2 両凹形状の負レンズ
F カメラファインダー
I 不図示の撮影レンズの結像面
EP アイポイント
Claims (9)
- 観察光学系のアイポイント側に着脱自在な接眼アタッチメントにおいて、
前記観察光学系側から順に、前記観察光学系側に凸面を向けた正レンズと、当該正レンズと間隔を隔てて配置されたアイポイント側に屈折力のより強い凹面を向けた両凹形状の負レンズとの2枚のレンズから構成されており、
以下の条件式を満足することを特徴とする接眼アタッチメント。
−1.4<f1/f2<−1.08
−0.6<r4/r3<−0.03
ただし、
f1:前記正レンズの焦点距離
f2:前記両凹形状の負レンズの焦点距離
r3:前記両凹形状の負レンズの前記観察光学系側レンズ面の曲率半径
r4:前記両凹形状の負レンズのアイポイント側レンズ面の曲率半径 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の接眼アタッチメント。
0.1<d2/d1<1.5
ただし、
d1:前記正レンズの中心厚
d2:前記正レンズと前記両凹形状の負レンズとの軸上空気間隔 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接眼アタッチメント。
1.8<n2
ただし、
n2:前記両凹形状の負レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対する屈折率 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接眼アタッチメント。
8<ν1−ν2<19
ただし、
ν1:前記正レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数
ν2:前記両凹形状の負レンズの材質のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数 - 前記正レンズと前記両凹形状の負レンズとは、単レンズであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接眼アタッチメント。
- 前記正レンズは両凸形状の単レンズであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の接眼アタッチメント。
- 前記正レンズはメニスカス形状の単レンズであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の接眼アタッチメント。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の接眼アタッチメントを着脱可能なことを特徴とするカメラ。
- 3枚のレンズからなり、中央のレンズが光軸方向へ移動可能な接眼レンズを備えることを特徴とする請求項8に記載のカメラ。
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