JP4747047B2 - 車載用受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放送局から放送される放送波を受信する車載用受信装置に関する。
放送局から放送されるFM放送やテレビジョン放送の音声を出力するラジオ受信部を備えた車載用オーディオ装置が知られている。この装置には、ラジオ受信部の他にも記録媒体に記録された音声を再生する記録媒体再生部が設けられており、音源を適宜切り替えて利用可能であるほか、記録媒体を記録媒体再生部から取り出した場合にはラジオ受信部からの音声を出力するように音源を自動的に切り替えることができる。また、記録媒体再生部に記録媒体が挿入されていない場合に記録媒体の再生操作が行われると、自動的にラジオ受信部からの音声を出力するように音源を切り替えることができる装置も知られている(特許文献1参照)。
特開平7−326120号公報
しかし、従来の車載用オーディオ装置では、出力する音源をラジオ受信部からの音声に自動的に切り替えることができても、出力される音声が必ずしもユーザの嗜好と合致するわけではなかった。
(1)請求項1の発明による車載用受信装置は、放送局から放送される番組を復調する復調手段と、前記番組とに搬送される文字情報を抽出する文字情報抽出手段と、楽曲名およびアーティスト名を入力する入力手段と、前記復調手段により復調された音声信号と異なる別系統の音声信号を出力する音源と、前記復調手段により復調された音声信号および前記別系統の音声信号のいずれか一方の音声信号を選択して出力する音声出力切替手段と、前記入力手段により入力された前記楽曲名および前記アーティスト名の全てが前記文字情報抽出手段により抽出された文字情報に含まれているとき、一致判定信号を出力する判定手段と、前記判定手段から前記一致判定信号が出力されているとき、前記音声出力切替手段から現に出力されている音声信号とは関わりなく、常に前記受信機により復調された音声信号を前記音声出力切替手段から出力させる切替制御手段と、前記判定手段から前記一致判定信号が出力された後に、前記一致判定信号が出力されなくなった場合には、前記音声出力切替手段から出力されていた元の音声信号を出力させる復帰制御手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の車載用受信装置において、前記復帰制御手段は、前記入力手段により入力された前記楽曲名および前記アーティスト名の全てが前記文字情報抽出手段により抽出された各局ごとの文字情報のいずれにも含まれなくなったと前記判定手段により判定された場合、以前の選局状態に戻って復調を行うよう前記復調手段の同調周波数を制御する手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの嗜好に沿った音声を出力できる。
図1〜3を参照して、本発明による車載用受信装置を車載音響装置に適用した一実施の形態を説明する。本実施の形態の車載音響装置は、後述するように、FM多重放送の放送波に含まれる文字情報と、ユーザが入力した文字情報とが関連していると判定されると、入力した文字情報に関連する番組を受信して、その番組の音声を出力するように構成されている。
図1は、本発明を適用した車載音響装置の全体構成を示す図である。車載音響装置100は、不図示の車両に搭載されて音声をユーザに聴取させるための装置であり、FM多重放送受信部110と、第1記録媒体再生部102と、第2記録媒体再生部103と、音声出力切替部104と、オーディオ再生部105とを備えている。また、車載音響装置100は、受信文字情報記憶部121と、文字情報入力部131と、入力文字情報記憶部132と、文字情報比較部141と、制御部150と、機能スイッチ151と、操作スイッチ152とを備えている。
FM多重放送受信部110には、FM多重放送の放送波を受信するためのアンテナ101が接続されている。アンテナ101は車室外などの放送波を受信しやすい位置に配設されている。なお、放送局から送出されるFM多重放送の放送波には、アナログ音声情報と、デジタル信号化された文字などの情報(以下、単に文字情報と呼ぶ)とが含まれている。文字情報には、放送中の番組のタイトル名、楽曲の曲名やアーティスト名などが含まれている。
FM多重放送受信部110には、放送波に含まれるアナログ音声情報を音声信号に復調するための選局/音声信号復調部111と、文字情報を抽出する選局/文字情報抽出部112と、文字情報を受信するための放送波の周波数を複数記憶するプリセット記憶部113とが設けられている。すなわち、FM多重放送受信部110は、アンテナ101で受信した放送波から音声信号を復調するとともに、放送波に含まれる文字情報をデコードして抽出する。このように抽出された文字情報を、受信文字情報と呼ぶ。
第1記録媒体再生部102および第2記録媒体再生部103は、コンパクトディスクやミニディスクなどの記録媒体に記録された音声信号を再生して出力する。第1記録媒体再生部102と第2記録媒体再生部103とでは、音声信号を再生できる記録媒体の種類が異なる。たとえば、第1記録媒体再生部102ではコンパクトディスクに記録された音声信号を再生し、第2記録媒体再生部103ではミニディスクに記録された音声信号を再生する。
音声出力切替部104は、車室内に適宜配設されたスピーカ106から出力される音声の音源を切り替える切替部であり、FM多重放送受信部110、第1記録媒体再生部102および第2記録媒体再生部103からの音声信号のうち、いずれかの音声信号のみを選択してオーディオ再生部105に出力する。オーディオ再生部105は、音声出力切替部104で選択された音声信号に基づいて、スピーカ106から出力される音声の音量や音質を調節する。
受信文字情報記憶部121は、FM多重放送受信部110の選局/文字情報抽出部112で抽出された受信文字情報を一時的に記憶する。文字情報入力部131は、ユーザが任意の文字情報を入力するための入力部であり、入力された文字情報(以下、入力文字情報と呼ぶ)を入力文字情報記憶部132に出力する。入力文字情報記憶部132は、入力文字情報を記憶する。
文字情報比較部141は、受信文字情報記憶部121で記憶した受信文字情報と、入力文字情報記憶部132で記憶した入力文字情報との関連の有無を判断して、その判断結果を制御部150に出力する。制御部150は、文字情報比較部141における判断結果に基づいてFM多重放送受信部110と音声出力切替部104とを後述するように制御する。機能スイッチ151は、後述する文字情報に基づく音源切替機能をオンオフするスイッチである。操作スイッチ152は、スピーカ106から出力する音声の音源切り替えや、ボリューム操作、FM多重放送受信部110(ラジオ)の選局操作など、車載音響装置100の操作を行うためのスイッチ群である。
このように構成される車載音響装置100では、車両のイグニッションスイッチがオンされて車載音響装置100の電源が入ると、操作スイッチ152による音源切替操作に応じた音源からの音声がスピーカ106から出力される。たとえば、操作スイッチ152の音源切替操作によってラジオ放送の聴取が選択されると、制御部150は、FM多重放送受信部110から出力される音声信号をオーディオ再生部105に出力するように音声出力切替部104およびFM多重放送受信部110を制御する。操作スイッチ152の音源切替操作によってコンパクトディスクの再生が選択されると、制御部150は、第1記録媒体再生部102から出力される音声信号をオーディオ再生部105に出力するように音声出力切替部104および第1記録媒体再生部102を制御する。
同様に、操作スイッチ152の音源切替操作によってミニディスクの再生が選択されると、制御部150は、第2記録媒体再生部103から出力される音声信号をオーディオ再生部105に出力するように音声出力切替部104および第2記録媒体再生部103を制御する。また、音声出力切替部104によって選択された音源がいずれかの記録媒体再生部102,103に挿入された記録媒体である場合に、選択された音源の記録媒体を取り出す操作が行われると、制御部150は、オーディオ再生部105に出力する音声信号の音源をFM多重放送受信部110で受信した番組に切り替えるように音声出力切替部104およびFM多重放送受信部110を制御する。
また、車載音響装置100では、FM多重放送の放送波から抽出した受信文字情報に基づいて、スピーカ106から出力される音声の音源切替が可能である。たとえば、あらかじめユーザが文字情報入力部131から入力した入力文字情報にある楽曲名が含まれている場合、その楽曲名と受信文字情報に含まれる楽曲名とが一致すると、当該楽曲が聴取できるように、スピーカ106から出力される音声の音源が自動的にFM多重放送受信部110で受信した番組に切り替えられる。以下、文字情報に基づく音源切替について詳述する。
車両のイグニッションスイッチがオンされて車載音響装置100の電源が入ると、どの音源が選択されているかに関わらず、FM多重放送受信部110の選局/文字情報抽出部112は、プリセット記憶部113に記憶された放送局から1局を選択して、その放送局から放送される放送波から文字情報を抽出する。そして、選局/文字情報抽出部112は、放送局を識別する識別子(放送局識別子)とともに、抽出した文字情報(受信文字情報)を受信文字情報記憶部121に出力する。
選局/文字情報抽出部112による文字情報の抽出と、受信文字情報記憶部121への出力は、プリセット記憶部113に記憶された放送局のすべてについて順次かつ繰り返し実施される。プリセット記憶部113に記憶された放送局は、たとえば操作スイッチ152に含まれる選局操作スイッチや登録設定スイッチなどをユーザが操作することによって適宜変更可能である。
なお、選局/文字情報抽出部112による文字情報の抽出と、受信文字情報記憶部121への出力は、選局/音声信号復調部111における選局状況とは関係なく独立して行われる。すなわち、FM多重放送受信部110では、選局/音声信号復調部111における音声信号の復調と、選局/文字情報抽出部112における文字情報の抽出とを独立して同時に実施できる。
受信文字情報記憶部121では、選局/文字情報抽出部112から出力される受信文字情報を、放送局識別子に基づいて放送局ごとに記憶する。同一放送局について新たな受信文字情報が文字情報抽出部112から出力されると、受信文字情報記憶部121は、すでに記憶している受信文字情報を新たな受信文字情報で上書きして更新する。
ユーザは、任意の文字情報を文字情報入力部131から入力する。ユーザが入力する文字情報としては、たとえば、好みのアーティストのアーティスト名や、楽曲名、好みの番組名などが挙げられる。文字情報は複数入力可能である。また、文字情報入力部131には、文字情報を条件式としても入力可能である。すなわち、後述するように文字情報比較部141における、受信文字情報と入力文字情報との関連性を判断する際の判断条件も文字情報入力部131から入力可能である。
入力文字情報記憶部132は、文字情報入力部131から入力された文字、判断条件などの入力文字情報を記憶する。文字情報比較部141は、受信文字情報記憶部121で順次更新される受信文字情報が、入力文字情報記憶部132で記憶された入力文字情報と関連があるか否か、すなわち、受信文字情報が、入力文字情報記憶部132で記憶された入力文字情報に合致(一致)するか否かを判断する。
たとえば、入力文字情報として、アーティスト名と、楽曲名とが結合条件式「and」とともに入力されていた場合、文字情報比較部141は、受信文字情報記憶部121に記憶された受信文字情報の中に、入力文字情報中のアーティスト名と楽曲名の双方を含む受信文字情報があれば、受信文字情報が入力文字情報と一致する(関連する)と判断する。入力文字情報として、アーティスト名と、楽曲名とが結合条件式「or」とともに入力されていた場合、文字情報比較部141は、受信文字情報記憶部121に記憶された受信文字情報の中に、入力文字情報中のアーティスト名か楽曲名のいずれかを含む受信文字情報があれば、受信文字情報が入力文字情報と関連すると判断する。
文字情報比較部141は、受信文字情報が入力文字情報と関連すると判断すると、当該受信文字情報を送信する放送局の放送局識別子を受信文字情報記憶部121から読み込み、この放送局識別子を含む信号(以下、放送局識別信号と呼ぶ)を制御部150へ出力する。制御部150は、文字情報比較部141から放送局識別信号を受信すると、放送局識別信号をFM多重放送受信部110へ出力するとともに、FM多重放送受信部110から出力される音声信号をオーディオ再生部105に出力するように音声出力切替部104へ制御信号(ラジオ選択信号)を出力する。なお、制御部150は、機能スイッチ151がオンされているときに限り、放送局識別信号およびラジオ選択信号をそれぞれ出力する。
FM多重放送受信部110は、制御部150からの放送局識別信号を受信すると、放送局識別信号に含まれる放送局識別子から放送局を特定し、その放送局からの放送波を受信するように、選局/音声信号復調部111における選局状態を制御する。すなわち、FM多重放送受信部110は、文字情報比較部141で入力文字情報と関連すると判断された文字情報を含む放送波から音声信号を復調して音声出力切替部104へ出力する。
音声出力切替部104は、ラジオ選択信号を受信すると、オーディオ再生部105に出力する音声信号の音源をFM多重放送受信部110で受信した番組に切り替える。その結果、FM多重放送受信部110の選局/音声信号復調部111で選局されて復調された番組の音声信号が、音声出力切替部104を介してオーディオ再生部105に出力されて、スピーカ106から音声として出力される。
たとえば、放送局「X」からアーティスト「甲」の楽曲「A」が放送される場合、放送局Xから送信される放送波には、番組名などの文字情報の他、楽曲「A」の音声信号と、アーティスト名「甲」および楽曲名「A」の文字情報が含まれる。車載音響装置100では、プリセット記憶部113で記憶している放送局の中に放送局Xが含まれていると、選局/文字情報抽出部112が、放送局Xから送信される放送波から「甲」と「A」とを受信文字情報として抽出して、放送局Xについての放送局識別子とともに受信文字情報記憶部121に出力する。受信文字情報記憶部121では、選局/文字情報抽出部112から出力された受信文字情報「甲」、「A」を放送局Xについての受信文字情報として記憶する。
文字情報比較部141は、受信文字情報記憶部121で記憶している受信文字情報「甲」、「A」と、受信文字情報記憶部121に記憶されている入力文字情報とを比較する。ここで、たとえば入力文字情報として、アーティスト名「甲」と、楽曲名「A」とが結合条件式「and」とともに受信文字情報記憶部121に入力されていた場合、文字情報比較部141は、受信文字情報と入力文字情報とが関連すると判断する。そして、文字情報比較部141は、放送局Xについての放送局識別子を含んだ放送局識別信号を制御部150へ出力する。
制御部150は、機能スイッチ151がオンされているときに文字情報比較部141から放送局識別信号を受信すると、放送局識別信号をFM多重放送受信部110へ出力する。FM多重放送受信部110は、制御部150から放送局識別信号を受信すると、選局/音声信号復調部111で選局している放送局が放送局Xとは異なる放送局(たとえばY)であったとしても、放送局Xを選局するように選局/音声信号復調部111を制御する。その結果、FM多重放送受信部110は、放送局Xで放送している番組の音声信号を復調して音声出力切替部104へ出力する。
また、制御部150は、機能スイッチ151がオンされているときに文字情報比較部141から放送局識別信号を受信すると、FM多重放送受信部110から出力される音声信号をオーディオ再生部105に出力するように音声出力切替部104へラジオ選択信号を出力する。音声出力切替部104は、ラジオ選択信号を受信すると、それまでに選択されていた音源が何であるかに関わらず、オーディオ再生部105に出力する音声信号の音源をFM多重放送受信部110で受信した番組に切り替える。これにより、放送局Xから放送されるアーティスト甲の楽曲Aの音声が、スピーカ106から出力される。
このように、本実施の形態の車載音響装置100では、機能スイッチ151がオンされている場合には、あらかじめユーザが入力した文字情報と関連する文字情報が番組の音声とともに送信されると、それまで聴取していた音声の音源の種類や番組の放送局に関わらず、音源をFM多重放送受信部110で受信した番組に切り替え、当該番組の音声をスピーカ106から出力する。
たとえば、ユーザが、好みのアーティストの新譜を聴取したことがなかった場合、そのアーティスト名と新譜の楽曲名とを結合条件式「and」とともに文字情報入力部131から入力しておけばよい。車載音響装置100では、プリセット記憶部113で記憶している放送局のいずれかでその新譜が放送されると、上述のように、その放送局が放送する番組の音声をスピーカ106から出力する。したがって、ユーザは、放送局の番組表をあらかじめ確認するなどの準備をしていなくても、好みのアーティストの新譜を聴取することできる。
また、ユーザが、好みのアーティストの楽曲のうち、一度も聴取したことがない楽曲のみの聴取を希望する場合、好みのアーティスト名を含むがすでに聴取したことのある楽曲名を除外するように入力文字情報を設定すればよい。この場合、車載音響装置100では、プリセット記憶部113で記憶している放送局のいずれかで、そのアーティストの楽曲のうち、ユーザがすでに聴取したことがある楽曲以外の楽曲が放送されると、上述のように、その放送局が放送する番組の音声をスピーカ106から出力する。したがって、ユーザは、好みのアーティストの楽曲のうち、一度も聴取したことのない楽曲を放送される番組から聴取することできる。
ニュース番組、天気予報番組、好みの番組などの聴取をユーザが希望する場合、これらの番組名を入力文字情報として設定すればよい。これらの番組の放送が開始されると、上述のように、自動的にこれらの番組の音声がスピーカ106から出力されることとなる。したがって、ユーザは、好みの番組を聞き逃すことがなくなる。
−−−フローチャート−−−
図2は、制御部150における放送局選局および音源切り替えを制御するプログラムの動作を示すフローチャートである。車載音響装置100が搭載された車両のイグニッションスイッチがオンされて車載音響装置100の電源が入ると、図2に示す処理を行うプログラムが起動され、制御部150で実行される。ステップS11において、操作スイッチ152による音源切替操作が行われたか否かを判断する。ステップS11が肯定判断されるとステップS13へ進み、操作スイッチ152による音源切替操作の内容に応じた音源の音声信号をオーディオ再生部105に出力するように音声出力切替部104および各部110,102,103へ制御信号を出力する。
ステップS11が否定判断されるか、ステップS13が実行されるとステップS15へ進み、機能スイッチ151がオンされているか否かを判断する。ステップS15が肯定判断されるとステップS17へ進み、文字情報比較部141から放送局識別信号を受信したか否かを判断する。
ステップS17が肯定判断されるとステップS19へ進み、放送局識別信号をFM多重放送受信部110へ出力してステップS21へ進む。ステップS21において、FM多重放送受信部110から出力される音声信号をオーディオ再生部105に出力するように音声出力切替部104へラジオ選択信号を出力してリターンする。ステップS15またはステップS17が否定判断されるとリターンする。
図3は、文字情報比較部141における、受信文字情報と入力文字情報とを比較する制御プログラムの動作を示すフローチャートである。車載音響装置100が搭載された車両のイグニッションスイッチがオンされて車載音響装置100の電源が入ると、図3に示す処理を行うプログラムが起動され、文字情報比較部141で実行される。ステップS41において、入力文字情報記憶部132で記憶した入力文字情報を読み出してステップS43へ進む。ステップS43において、受信文字情報記憶部121で記憶した受信文字情報と放送局識別子とを読み出してステップS45へ進む。
ステップS45において、ステップS41で読み出した入力文字情報と、ステップS43で読み出した受信文字情報とが関連するか否かを判断する。ステップS45が肯定判断されるとステップS47へ進み、ステップS43で読み込んだ放送局識別子を含む放送局識別信号を制御部150へ出力する。ステップS47が実行されるか、ステップS45が否定判断されるとリターンする。
本実施の形態の車載音響装置100では、次の作用効果を奏する。
(1) 放送波から抽出した受信文字情報と、ユーザがあらかじめ入力した入力文字情報との関連性を判断し、関連すると判断されると当該受信文字情報を送信する放送局の番組を聴取できるように構成した。したがって、ユーザが自分の嗜好に合うように入力文字情報を設定することで、ユーザの嗜好に合致した番組の聴取が可能となる。
(2) FM多重放送受信部110の他に第1記録媒体再生部102および第2記録媒体再生部103を備え、受信文字情報と入力文字情報とが関連すると判断されると、それまでに聴取していた音声の音源の種類に関わらず、当該受信文字情報を送信する放送局の番組を聴取できるように構成した。また、受信文字情報と入力文字情報とが関連すると判断されると、それまでに聴取していた番組の放送局とは異なる放送局の番組であっても、当該受信文字情報を送信する放送局の番組を聴取できるように構成した。これにより、ユーザは、他の音源や他の放送局の番組に優先して、ユーザの嗜好に合致した番組の聴取が可能となる。
(3) 選局/文字情報抽出部112による文字情報の抽出と、受信文字情報記憶部121への出力は、プリセット記憶部113に記憶された放送局のすべてについて順次かつ繰り返し実施されるように構成した。これにより、複数の放送局から放送される番組について受信文字情報と入力文字情報との間の関連性を判断できるので、ユーザの嗜好に合致した番組の音声を出力する機会を増やすことができ、利便性が高い。
(4) FM多重放送受信部110に、放送波から音声信号を復調するための選局/音声信号復調部111と、文字情報を抽出する選局/文字情報抽出部112とを備えるように構成した。また、音声出力切替部104で選択されている音源がいずれであるかに関わらず、選局/文字情報抽出部112による文字情報の抽出、受信文字情報記憶部121への出力、および、文字情報比較部141における受信文字情報と入力文字情報との関連性の判断を行うように構成した。これにより、ユーザが聴取する音源の種類や番組の放送局に関わらず、バックグランドで、複数の放送局から送信される文字情報に基づいて、ユーザの嗜好に合致した番組を探すことができる。したがって、ユーザは、従来の車載音響装置と同様に放送される番組の音声やコンパクトディスクやミニディスクに記録された音声を聴取しながら、好みの番組が放送されるのを待つことができる。
(5) 任意の文字情報を条件式とともに文字情報入力部131から入力可能に構成したので、文字情報比較部141における受信文字情報と入力文字情報との関連性の判断に際して、ユーザの嗜好を的確に反映できる。これにより、上述した文字情報に基づく選局および音源切り替えが行われた際のユーザの満足度を向上できる。
(6) 機能スイッチ151がオンされたときにのみ、上述した文字情報に基づく選局および音源切り替えを行うように構成した。これにより、ユーザが上述した文字情報に基づく選局および音源切り替えを希望しない場合には、機能スイッチ151をオフすることで、ユーザが意図しない選局および音源切り替えを防止できるので、ユーザの嗜好により合致した車載音響装置100を提供できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、上述した文字情報に基づく選局および音源切り替えを行った後に、ユーザが希望した楽曲の放送や番組が終了した際の選局および音源切り替えについては特に言及していないが、引き続き当該放送局から放送される番組の音声を出力するように構成してもよい。
また、ユーザが希望した楽曲の放送や番組が終了した後に、上述した文字情報に基づく選局および音源切り替えを行う前の選局状態、または音源となるように、再び選局および音源切り替えを行うように構成してもよい。この場合には、文字情報比較部141、制御部150およびFM多重放送受信部110を次のように構成すればよい。
文字情報比較部141は、ある放送局に関して、当初入力文字情報と関連すると判断された受信文字情報が入力文字情報と関連しなくなったと判断すると、制御信号(リセット信号)を制御部150へ出力する。制御部150は、文字情報比較部141からリセット信号を受信すると、以前の選局状態に戻すことを指示する制御信号(選局リセット信号)をFM多重放送受信部110へ出力するとともに、以前の音源選択状態に戻すことを指示する制御信号(音源リセット信号)を音声出力切替部104へ出力する。
FM多重放送受信部110は、制御部150からの選局リセット信号を受信すると、放送局識別信号を受信する前の選局状態となるように、選局/音声信号復調部111における選局状態を制御する。音声出力切替部104は、音源リセット信号を受信すると、オーディオ再生部105に出力する音声信号の音源を、ラジオ選択信号を受信する前の音源に切り替える。
(2) 上述の説明では、文字情報比較部141における比較対象である入力文字情報は、ユーザが文字情報入力部131から入力しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、第2記録媒体再生部103に挿入されたミニディスクから、ミニディスクに記録されているアーティスト名や楽曲名の情報を文字情報として抽出し、ユーザが文字情報入力部131から入力した文字情報とともに入力文字情報として設定されるようにしてもよい。
たとえば、第2記録媒体再生部103に挿入されたミニディスクからアーティスト名や楽曲名の情報を文字情報として抽出して記憶する抽出記憶部を設ける。また、文字情報入力部131については、抽出記憶部で記憶されたミニディスクに関する文字情報を含めた条件式を入力可能とする。文字情報比較部141は、入力文字情報記憶部132で記憶された入力文字情報および抽出記憶部で記憶されたミニディスクに関する文字情報に基づいて、受信文字情報との関連性を判断するように構成する。
このよう構成した車載音響装置100では、たとえば、ユーザが、好みのアーティストの楽曲のうち、ミニディスクに収録されていない楽曲の聴取を希望する場合、好みのアーティスト名を含むがミニディスクに収録されている楽曲名を除外するように入力文字情報を設定すればよい。この場合、車載音響装置100では、プリセット記憶部113で記憶している放送局のいれかでそのアーティストの楽曲のうち、ミニディスクに収録されている楽曲以外の楽曲が放送されると、上述のように、その放送局が放送する番組の音声をスピーカ106から出力する。したがって、ユーザは、好みのアーティストの楽曲のうち、ミニディスクに収録されていない楽曲を放送される番組から聴取することできる。
(3) 上述の説明では特に言及していないが、選局/文字情報抽出部112が抽出した受信文字情報を表示する表示部を設けて、受信文字情報を表示するように構成してもよい。
(4) 上述の説明では、FM多重放送受信部110以外に、再生装置として第1記録媒体再生部102および第2記録媒体再生部103が設けられているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、第1記録媒体再生部102および第2記録媒体再生部103はいずれか一方だけ設けられていてもよい。また、他の再生装置として、車載音響装置100に据え付けられた、または、着脱可能なハードディスクに記録された音声を再生する装置や、着脱可能な不揮発メモリに記録された音声を再生する装置などを備える、または、接続可能となるように構成してもよい。これらのいわゆるデジタルオーディオ機器を利用可能に構成した場合、上述したように、音声とともに記録されているアーティスト名や楽曲名のデータを文字情報として抽出して記憶する抽出記憶部を設け、文字情報比較部141における比較対象である入力文字情報として利用できるようにしてもよい。
(5) 上述の説明では、FM多重放送受信部110でFM多重放送を受信するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、地上デジタル放送の受信装置に本発明を適用し、地上デジタル放送の放送波に含まれる文字情報を抽出して、入力文字情報記憶部132で記憶された入力文字情報に合致するか否かを判断することで、上述のように、音源切り替えを行うように構成してもよい。
(6) 上述の説明では、選局/文字情報抽出部112による文字情報の抽出と、受信文字情報記憶部121への出力は、プリセット記憶部113に記憶されたすべての放送局からの放送波について順次かつ繰り返し実施されるように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、受信可能なすべての放送局からの放送波について、文字情報の抽出と、受信文字情報記憶部121への出力とを行うように構成してもよい。
(7) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
本発明を適用した車載音響装置100の全体構成を示す図である。 制御部150における放送局選局および音源切り替えを制御するプログラムの動作を示すフローチャートである。 文字情報比較部141における、受信文字情報と入力文字情報とを比較する制御プログラムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 車載音響装置 102 第1記録媒体再生部
103 第2記録媒体再生部 104 音声出力切替部
105 オーディオ再生部 110 FM多重放送受信部
111 選局/音声信号復調部 112 選局/文字情報抽出部
113 プリセット記憶部 121 受信文字情報記憶部
131 文字情報入力部 132 入力文字情報記憶部
141 文字情報比較部 150 制御部

Claims (2)

  1. 放送局から放送される番組を復調する復調手段と、
    前記番組とに搬送される文字情報を抽出する文字情報抽出手段と、
    楽曲名およびアーティスト名を入力する入力手段と、
    前記復調手段により復調された音声信号と異なる別系統の音声信号を出力する音源と、
    前記復調手段により復調された音声信号および前記別系統の音声信号のいずれか一方の音声信号を選択して出力する音声出力切替手段と、
    前記入力手段により入力された前記楽曲名および前記アーティスト名の全てが前記文字情報抽出手段により抽出された文字情報に含まれているとき、一致判定信号を出力する判定手段と、
    前記判定手段から前記一致判定信号が出力されているとき、前記音声出力切替手段から現に出力されている音声信号とは関わりなく、常に前記受信機により復調された音声信号を前記音声出力切替手段から出力させる切替制御手段と、
    前記判定手段から前記一致判定信号が出力された後に、前記一致判定信号が出力されなくなった場合には、前記音声出力切替手段から出力されていた元の音声信号を出力させる復帰制御手段とを備えることを特徴とする車載用受信装置。
  2. 請求項1に記載の車載用受信装置において、
    前記復帰制御手段は、
    前記入力手段により入力された前記楽曲名および前記アーティスト名の全てが前記文字情報抽出手段により抽出された各局ごとの文字情報のいずれにも含まれなくなったと前記判定手段により判定された場合、以前の選局状態に戻って復調を行うよう前記復調手段の同調周波数を制御する手段を有することを特徴とする車載用受信装置。
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