JP4744892B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Description

本発明は、近赤外線を遮断するプラズマディスプレイパネルに関するものである。
近年、BSデジタルハイビジョン放送の開始あるいはDVDプレーヤーの普及等に伴い、ディスプレイの高画質化の要望が高まっている。この中で現在普及しているCRT画面に代わる高画質ディスプレイ方式として、プラズマディスプレイパネル(以降、PDPと略記することもある。)が一部民生用として出回り始め注目を集めている。ところで、このPDPは、ネオンやキセノンなどの不活性ガス中での放電により紫外線を励起させてこれを蛍光体に当てることにより赤、青、緑の可視光に変換して発光させるものである。しかしながら、この不活性ガス中の放電により、紫外線だけでなく、様々な波長の電磁波が発生していることが知られている。
その電磁波の中には、リモコン操作によく用いられる近赤外線領域の波長の光も含まれる。もしこれをそのままPDPから放射されるがままにすれば、リモコンの誤作動で様々な家電製品に影響を及ぼす結果となる。また、電子機器間の赤外線通信にも悪影響を及ぼすとも言われている。その対策として、プラズマディスプレイパネルの前面に近赤外線を遮光する近赤外線フィルターを取り付けることが提案されている。この近赤外線フィルターには、透明性の高いプラスチックフィルムの表面に、近赤外線吸収剤やポリマーバインダーやその他の添加剤等を有機溶剤に溶かすか分散させたものをコーティングして乾燥し、溶剤を除去して製造するのが一般的ある(下記特許文献1など参照)。しかしながら、これらの近赤外線フィルターにおいては、フィルターとしての透明性を維持するために、近赤外線吸収剤を添加したコーティング層の表面が極めて平坦であり、コーティングして乾燥した後にフィルムを巻き取ることが極めて難しい欠点がある。また、このコーティング層は有機溶剤に可溶な層であるため、有機溶剤の接触があると、面の状態が荒れてしまったり、しみのような欠陥を生じ易い、という欠点がある。これら欠点は、フィルターに対し更に新たな機能を付与するため、このコーティング層に塗布あるいは積層する工程や、単に汚れを取るために有機溶剤を接触させる時の制約を生んでしまう。
特開2000−121828号公報 特開2002−286929号公報
前記欠点を解決するため、上記特許文献2では、近赤外線吸収剤をコーティングではなく樹脂に練り込んで押し出す方法が提案された。しかしながら、発明者らの検討の結果、高画質ディスプレイ用の近赤外線吸収剤は耐熱性の低い染料であるため、ポリエステルに練り込んで押し出すと、染料が劣化(分解や変質)して本来の近赤外線吸収能が低下し、さらには、染料の劣化の結果として可視光域の一部に吸収域を持つようになるため、ディスプレイとしての色再現性能を損ねたり、黄色や緑色等、外観上好ましくない物体色となってしまうことを把握するに至った。
この発明は、ポリエステルの融点に着目して、近赤外線吸収剤の劣化(分解や変質)を抑制し、プラズマディスプレイパネルの性能を維持することを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜5)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかるプラズマディスプレイパネルについて、そのプラズマディスプレイパネルに複数の積層体の一部として含まれる近赤外線吸収フィルター(1)は、近赤外線吸収剤としてのジイモニウム塩化合物を含有するポリエステルを250℃以下で溶融押し出しした後、二軸配向させたフィルム(2,3,7)であって、このポリエステルの融点が200〜225℃に設定され、この二軸配向させたフィルムの820〜1100nmの近赤外線平均透過率は、9.5%以下である。このポリエステルの融点については次のように考察した。耐熱性が改良されたジイモニウム塩化合物でも260℃以上で分解が加速し、耐熱性が特に優れない近赤外線吸収剤は240℃以上で分解が加速する。押出成形機による溶融押出しは、通常、ポリエステルの融点に余裕温度(約30℃)を加えたメルトライン温度で行われる。従って、耐熱性が改良されたジイモニウム塩化合物においてポリエステルの融点は230℃が上限となる。一方、融点の下限はフィルターの使用時の最大温度よりも高いことが必要であり、一般に融点以下50℃程度までが連続使用温度と考えられる。PDPは最高で120℃程度と言われているので、融点の下限は170℃程度と言える。使用時の安定使用を考えると、さらに融点は高い方が好ましく、実際には200℃以上が好ましい。以上の考察から、このポリエステルの融点については、230℃以下の範囲中、170℃以上230℃以下、好ましくは200℃以上225℃以下、さらに好ましくは210℃以上220℃以下に設定することができる。請求項1の発明では、近赤外線吸収剤の分解温度よりも低い温度で加工することが可能となるため、近赤外線吸収剤の劣化(分解や変質)を抑制して近赤外線吸収能を維持することができる。
請求項2の発明にかかるプラズマディスプレイパネルについて、そのプラズマディスプレイパネルに複数の積層体の一部として含まれるプラズマディスプレイ用光学フィルター(8)は、近赤外線吸収剤としてのジイモニウム塩化合物を含有するポリエステルからなる近赤外線カット層(4)と、560〜600nmに吸収極大波長を有する可視光線を吸収する化合物を含有するポリエステルからなる画質補正層(10)とを備え、それらの層(4,10)は押出成形機から250℃以下で共に溶融押出しされる共押出法により一体成形されて積層された二軸配向フィルム(9,11)であって、これらのポリエステルの融点が200〜225℃に設定され、この二軸配向させたフィルムの820〜1100nmの近赤外線平均透過率は、9%以下である。この近赤外線カット層(4)と画質補正層(10)とは、直接的に接触して積層される場合と、別の層が介在されて間接的に積層される場合とがある。請求項2の発明では、近赤外線吸収剤の分解温度よりも低い温度で加工することが可能となるため、近赤外線吸収剤の劣化(分解や変質)を抑制して近赤外線吸収能を維持することができ、可視光域において近赤外線吸収剤の劣化による新たな吸収域の生成が抑制されてフィルターの色再現性能を維持することができる。また、共押出法における積層では、積層工程数を減らして、紫外線カット機能を持つプラズマディスプレイ用光学フィルター(8)の製造を簡単にすることができるとともに、空気に接触しない溶融樹脂メルトラインで完結し、またメルトライン中は異物除去フィルターによりクリーンに保てることから、製造管理を容易にすることができる。
請求項1,2の発明にかかるプラズマディスプレイパネル(12)は、近赤外線吸収フィルター(1)、または、プラズマディスプレイ用光学フィルター(8)を複数の積層体(13,14,15,16,17,18など)の一部として含む。プラズマディスプレイパネル(12)において、外観上好ましい色調を維持することができる
ちなみに、プラズマディスプレイとしての色再現性を維持するため、光学フィルターの380〜780nmの可視光線透過率について、近赤外線吸収フィルターでは、好ましくは30〜90%に、より好ましくは50〜90%、さらに好ましくは70〜90%に、プラズマディスプレイ用光学フィルター及びプラズマディスプレイパネルでは、好ましくは20〜80%に、より好ましくは30〜70%、さらに好ましくは35〜60%に制御されることが要求される。また、リモコンの誤動作や電子機器間の赤外線通信への悪影響を防止するため、光学フィルターの820〜1100nmの近赤外線透過率について、近赤外線吸収フィルター、プラズマディスプレイ用光学フィルター及びプラズマディスプレイパネルでは好ましくは0.1〜19%に、より好ましくは0.1〜9%、さらに好ましくは0.1〜4%に制御されることが要求される。
本発明は、ポリエステルの加工時にその融点を225℃以下に設定することができるので、近赤外線吸収剤の劣化(分解や変質)を抑制して、プラズマディスプレイパネル(12)の性能を維持することができる。また、フィルター(1)(8)は二軸配向ポリエステルの表面物性を持つため、耐有機溶媒性、耐酸性、耐アルカリ性及び機械的特性等において、コーティングで得られたフィルターよりも優れている。
以下、本発明の実施形態及び実施例について図面を参照して説明する。
<図1に示す各種の近赤外線吸収フィルター1についての概要>
図1(a)で概略的に示す近赤外線吸収フィルター1は、押出成形された単層のフィルム2であって、近赤外線吸収剤と所定粒子とを均一に混合含有するポリエステルを二軸配向させたものである。この近赤外線吸収剤としては、ジイモニウム塩化合物を採用することができるが、その他の既存のもの(800〜1100nmに吸収極大波長を有する化合物であれば特に限定されるものではないが、例えば、フタロシアニン化合物、ナフタロシアニン化合物、インドアニリン化合物、ベンゾピラン化合物、キノリン化合物、アントラキノン化合物、スクアリリウム化合物、ニッケル錯体化合物、銅化合物、タングステン化合物、酸化インジウム錫、酸化アンチモン錫、リン酸イッテルビウム、及びこれらの混合物)を採用してもよい。この所定粒子としては、数μmの直径を持つシリカ粒子を採用することができるが、その他の既存のもの(例えば、炭酸カルシウム粒子など)を採用してもよい。この所定粒子をポリエステルフィルムの両面のうち少なくとも一方の面に露出させることにより、ポリエステルフィルムを巻いた状態での密着性を軽減して滑り易くすることができる。特に、このポリエステルにおいて押出成形時の融点は230℃以下に設定されている。ちなみに、以降に記載する「近赤外線吸収剤」や「所定粒子」や「ポリエステル」については、上記のものを指す。
図1(b)で概略的に示す近赤外線吸収フィルター1は、近赤外線吸収剤を均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4と、所定粒子を均一に混合含有するポリエステルからなる粒子含有層5とが、共押出法により一体成形されて積層された二層の二軸配向フィルム3である。この共押出法は、押出成形機で複数の材料を押出口金から共に溶融押出しする従来周知のものである。
図1(c)で概略的に示す近赤外線吸収フィルター1は、近赤外線吸収剤と所定粒子とを均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4と、所定粒子を含有しないポリエステルからなる粒子非含有層6とが、共押出法により一体成形されて積層された二層の二軸配向フィルム3である。
図1(d)で概略的に示す近赤外線吸収フィルター1は、近赤外線吸収剤と所定粒子とを均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4と、所定粒子を均一に混合含有するポリエステルからなる粒子含有層5とが、共押出法により一体成形されて積層された二層の二軸配向フィルム3である。
図1(e)で概略的に示す近赤外線吸収フィルター1は、所定粒子を均一に混合含有するポリエステルからなる粒子含有層5と、所定粒子を含有しないポリエステルからなる粒子非含有層6と、その粒子含有層5と粒子非含有層6との間で近赤外線吸収剤を均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4とが、共押出法により一体成形されて積層された三層の二軸配向フィルム7である。
図1(f)で概略的に示す近赤外線吸収フィルター1は、所定粒子を均一に混合含有するポリエステルからなる一対の粒子含有層5と、この両粒子含有層5間で近赤外線吸収剤を均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4とが、共押出法により一体成形されて積層された三層の二軸配向フィルム7である。
<図2,3に示す各種のプラズマディスプレイ用光学フィルター8についての概要>
図2(a)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、近赤外線吸収剤を均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4と、画質補正剤と所定粒子とを均一に混合含有するポリエステルからなる画質補正層10とが、共押出法により一体成形されて積層された二層の二軸配向フィルム9である。この画質補正剤としては、560〜600nmに吸収極大波長を有する可視光線を吸収する化合物であるテトラアザポルフィリン化合物を採用しているが、その他既存のもの(560〜600nmに吸収極大波長を有する化合物であれば特に限定されるものではないが、例えば、シアニン化合物、スクアリリウム化合物、アゾ化合物、フタロシアニン化合物)を採用してもよい。ちなみに、以降に記載する「画質補正剤」については、上記のものを指す。なお、この光学フィルター8を後記プラズマディスプレイパネル12に利用する場合には、プラズマディスプレイパネル(以降、PDPと略記することもある。)側に近赤外線カット層4が配設される。
図2(b)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、図2(a)に示すものと同様であるが、PDP側に画質補正層10が配設される点で異なる。
図2(c)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、近赤外線吸収剤と所定粒子とを均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4と、画質補正剤を均一に混合含有するポリエステルからなる画質補正層10とが、共押出法により一体成形されて積層された二層の二軸配向フィルム9である。なお、前述した場合と同様にPDP側に近赤外線カット層4が配設される。
図2(d)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、図2(c)に示すものと同様であるが、PDP側に画質補正層10が配設される点で異なる。
図3(a)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、画質補正剤を均一に混合含有するポリエステルからなる画質補正層10と、所定粒子を均一に混合含有するポリエステルからなる粒子含有層5と、この画質補正層10と粒子含有層5との間で近赤外線吸収剤を均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4とが、共押出法により一体成形されて積層された三層の二軸配向フィルム11である。なお、前述した場合と同様にPDP側に画質補正層10が配設される。
図3(b)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、図3(a)に示すものと同様であるが、PDP側に粒子含有層5が配設される点で異なる。
図3(c)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、画質補正剤と所定粒子とを均一に混合含有するポリエステルからなる画質補正層10と、所定粒子を含有しないポリエステルからなる粒子非含有層6と、この画質補正層10と粒子非含有層6との間で近赤外線吸収剤を均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4とが、共押出法により一体成形されて積層された三層の二軸配向フィルム11である。なお、前述した場合と同様にPDP側に画質補正層10が配設される。
図3(d)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、図3(c)に示すものと同様であるが、PDP側に粒子非含有層6が配設される点で異なる。
図3(e)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8は、画質補正剤と所定粒子とを均一に混合含有するポリエステルからなる画質補正層10と、所定粒子を均一に混合含有するポリエステルからなる粒子含有層5と、この画質補正層10と粒子含有層5との間で近赤外線吸収剤を均一に混合含有するポリエステルからなる近赤外線カット層4とが、共押出法により一体成形されて積層された三層の二軸配向フィルム11である。なお、前述した場合と同様にPDP側に画質補正層10が配設される。
図3(f)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルターは、図3(e)に示すものと同様であるが、PDP側に粒子含有層5が配設される点で異なる。
<図4に示す各種のプラズマディスプレイパネル12についての概要>
図4(a)で概略的に示すプラズマディスプレイパネル12は、複数の積層体として、反射防止層である単層のフィルム13と、紫外線吸収粘着剤層である単層のフィルム14と、ガラス基板15と、粘着剤層である単層のフィルム16と、電磁波カット層である単層のフィルム17と、粘着剤層である単層のフィルム18と、画質補正剤を均一に混合含有するポリエステルを二軸配向させた単層のフィルム19とを含むとともに、図1(b)で概略的に示す近赤外線吸収フィルター1におけるフィルム3を含む。前記フィルム19とフィルム3とフィルム18とフィルム17とフィルム16とガラス基板15とフィルム14とフィルム13とがPDP側から順次並べられて積層されている。このフィルム19はこのフィルム3の近赤外線カット層4に対し付着されている。ここに「付着」とは、広義に解釈し、液体を塗布して乾燥する場合や、接着剤により貼り合せる場合や、工程紙などに塗布してあるものを貼り合わせて転写することにより工程紙を剥がし取る場合などを含む概念であって、その付着状態のものすべてを広い意味でフィルムと称する。ちなみに、以降に記載する「付着」については、上記のものを指す。
図4(b)で概略的に示すプラズマディスプレイパネル12は、複数の積層体として、図4(a)で概略的に示す前記フィルム13とフィルム14とガラス基板15とフィルム16とフィルム17とを含むとともに、画質補正剤を含有する粘着剤層である単層のフィルム20と、図1(b)で概略的に示す近赤外線吸収フィルター1におけるフィルム3とを含む。前記フィルム3とフィルム20とフィルム17とフィルム16とガラス基板15とフィルム14とフィルム13とがPDP側から順次並べられて積層されている。
図4(c)で概略的に示すプラズマディスプレイパネル12は、複数の積層体として、図4(a)で概略的に示す前記フィルム13とフィルム14とガラス基板15とフィルム16とフィルム17とフィルム18とを含むとともに、図2(a)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8におけるフィルム9を含む。前記フィルム9とフィルム18とフィルム17とフィルム16とガラス基板15とフィルム14とフィルム13とがPDP側から順次並べられて積層されている。
図4(d)で概略的に示すプラズマディスプレイパネル12は、複数の積層体として、図4(a)で概略的に示す前記フィルム13とフィルム14とガラス基板15とフィルム16とフィルム17とフィルム18とを含むとともに、図3(e)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8におけるフィルム11を含む。前記フィルム11とフィルム18とフィルム17とフィルム16とガラス基板15とフィルム14とフィルム13とがPDP側から順次並べられて積層されている。
図4(e)で概略的に示すプラズマディスプレイパネル12は、複数の積層体として、図4(a)で概略的に示す前記フィルム13とフィルム14とガラス基板15とフィルム16とフィルム17とを含むとともに、図3(e)で概略的に示すプラズマディスプレイ用光学フィルター8におけるフィルム11を含む。前記フィルム17とフィルム16とガラス基板15とフィルム11とフィルム14とフィルム13とがPDP側から順次並べられて積層されている。このフィルム11の画質補正層10はこのガラス基板15に対し付着されている。
〔実施例及び比較例〕
まず、以下の諸例で使用したポリエステル材料について説明する。
A:エチレングリコールとイソフタル酸とテレフタル酸とから重縮合され、平均粒径2.2ミクロンのシリカ粒子600ppmを含むペレット状にしたポリエステル材料。
B:1,4−シクロヘキサンジカルボン酸(トランス体98%)184部と、1,4−シクロヘキサンジメタノール(トランス体67%)158部と、Ti(OC4H9)4の6重量%ブタノール溶液0.9部とから重縮合反応を行い、その重縮合反応後に得られたポリマーをストランド状に水中に抜き出し、ペレット状にしたポリエステル材料に、平均粒径2.4μmの非晶質シリカを0.1重量%となるようにブレンドしてストランド状に押し出してペレット状にしたポリエステル材料。
C:エチレングリコールと1,4−CHDM(シス/トランス異性体比=32/68)とテレフタル酸とから重縮合され、平均粒径2.2ミクロンのシリカ粒子600ppmを含むペレット状にしたポリエステル材料。
D:エチレングリコールとテレフタル酸とから重縮合され、平均粒径2.2ミクロンのシリカ粒子600ppmを含むペレット状にした汎用ポリエステル材料。
* 実施例1
ポリエステルAと日本化薬社製KAYASORB IRG−022とを300:1でドライブレンドした材料を押出成形機に投入した。この押出成形機では、メルトライン温度を230℃に設定して溶融押出しを行い、溶融樹脂をTダイからシート状に押し出した。そのシート状溶融樹脂を20℃の冷却ドラム上にキャスティングした。このキャスティングの際、静電印加密着法を適用した。このようにして製造した未延伸シートを縦延伸工程に導いた。この縦延伸工程では、ロール延伸法を採用し、複数本のセラミックロールにより70℃に予熱するとともにIRヒーターも併用して3.0倍の延伸倍率で長手方向に延伸した。次いで、この一軸延伸フィルムをテンターに導き、90℃で予熱した後、延伸倍率4.0倍で幅方向に延伸した。その後、同じテンター内で緊張下180℃の温度で熱固定した後、150℃の温度で3%幅方向に弛緩処理を行い、厚さ25μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。このフィルム特性を下記表1に示す。
* 実施例2
前記実施例1において、ポリエステルAを、ポリエステルB(融点220℃)に変更するとともにメルトライン温度を250℃に変更した以外は、実施例1と同様に製膜を行って、厚さ25μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。このフィルム特性を下記表1に示す。
* 実施例3(図5に示す共押出成形機を参照)
ポリエステルCを第1の押出成形機21に投入し、ポリエステルAと日本化薬社製KAYASORB IRG−022とを270:1でドライブレンドした材料を第2の押出成形機22に投入した。これらの押出成形機21,22では、メルトライン温度を230℃に設定して溶融押出しを行い、その溶融押出しの直前に、ポリエステルA層をポリエステルC層がサンドイッチするC/A/Cの順番で厚み比が1/8/1となるように、各押出成形機21,22の流路を合わせて、溶融樹脂をTダイ23からシート状に共押出した。そのシート状溶融樹脂を20℃の冷却ドラム24上にキャスティングした。このキャスティングの際、静電印加密着法を適用した。このようにして製造した未延伸シートを縦延伸機25に導いた。この縦延伸機25では、ロール延伸法を採用し、複数本のセラミックロールにより70℃に予熱するとともにIRヒーターも併用して3.0倍の延伸倍率で長手方向に延伸した。次いで、この一軸延伸フィルムをテンターに導いて90℃で予熱した後、横延伸機26に導いて4.0倍の延伸倍率で幅方向に延伸した。その後、同じテンター内で緊張下180℃の温度で熱固定した後、150℃の温度で3%幅方向に弛緩処理を行い、厚さ25μmの二軸配向配向ポリエステルフィルムを得た。このフィルム特性を下記表1に示す。
* 実施例4
前記実施例3において、ポリエステルA(融点=206℃)を、ポリエステルB(融点220℃)に変更するとともにメルトライン温度を250℃に変更した以外は、実施例3と同様に製膜を行って厚さ25μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。このフィルム特性を下記表1に示す。
* 実施例5
ポリエステルB(融点220℃)と近赤外線吸収剤(日本化薬社製KAYASORB IRG−022)を270:1でドライブレンドした材料を第1の押出成形機21に投入し、ポリエステルBと560〜600nmに吸収極大波長を有する可視光線を吸収する画質補正剤(山田化学工業社製 TAP−2 テトラアザポルフィリン化合物)とを12000:1でドライブレンドしたポリエステル材料を第2の押出成形機22に投入した。これらの押出成形機29,22では、メルトライン温度を250℃に設定して溶融押出しを行い、その溶融押出しの直前にそれらの流路の厚み比が1/1となるように合わせて溶融樹脂をTダイ23からシート状に共押出した。そのシート状溶融樹脂を20℃の冷却ドラム24上にキャスティングした。このキャスティングの際、静電印加密着法を適用した。このようにして製造した未延伸シートを縦延伸機23に導いた。この縦延伸機23では、ロール延伸法を採用し、複数本のセラミックロールにより70℃に予熱するとともにIRヒーターも併用して3.0倍の延伸倍率で長手方向に延伸した。次いで、この一軸延伸フィルムをテンターに導いて90℃で予熱した後、横延伸機26に導いて4.0倍の延伸倍率で幅方向に延伸した。その後、同じテンター内で緊張下180℃の温度で熱固定した後、150℃の温度で3%幅方向に弛緩処理を行い、厚さ50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。このフィルム特性を下記表1に示す。
* 比較例1
前記実施例1において、ポリエステルA(融点=206℃)をポリエステルD(融点253℃)に変更するとともにメルトライン温度を290℃に変更する以外は、実施例1と同様に製膜を行って厚さ25μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。このフィルム特性を下記表1に示す。
* 比較例2
前記実施例3において、ポリエステルA(融点=206℃)をポリエステルD(融点253℃)に変更するとともにメルトライン温度を290℃に変更する以外は、実施例3と同様に製膜を行って厚さ25μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。このフィルム特性を下記表1に示す。
Figure 0004744892
〔上記表1の補足〕
A;エチレングリコールとイソフタル酸とテレフタル酸とから重縮合され、平均粒径2.2ミクロンのシリカ粒子600ppmを含むペレット状にしたポリエステル材料。
B;1,4−シクロヘキサンジカルボン酸(トランス体98%)184部と、1,4−シクロヘキサンジメタノール(トランス体67%)158部と、Ti(OC4H9)4の6重量%ブタノール溶液0.9部とから重縮合反応を行い、その重縮合反応後に得られたポリマーをストランド状に水中に抜き出し、ペレット状にしたポリエステル材料に、平均粒径2.4μmの非晶質シリカを0.1重量%となるようにブレンドしてストランド状に押し出してペレット状にしたポリエステル材料。
C;エチレングリコールとテレフタル酸とから重縮合され、平均粒径2.2ミクロンのシリカ粒子600ppmを含むペレット状にした汎用ポリエステル材料。
*1;島津製作所社製 分光光度計UV3100により、スキャン速度を低速、サンプリングピッチを1nmとして測定。
*2;3波長型蛍光灯下での目視評価。

上記表1から、融点が230℃以下のポリエステルを用いた場合には、近赤外線吸収剤の劣化が抑えられるため、820nm−1100nmの近赤外線平均透過率が低く維持され、また劣化した近赤外線吸収剤による可視光の吸収が抑えられるため380nm−780nmの可視光線平均透過率も高く維持され、さらには、フィルターの外観も黄色や緑色となることがないことが分かる。
(a)〜(f)はそれぞれ本実施形態にかかる各種の近赤外線吸収フィルターの積層構造を概略的に示す説明図である。 (a)〜(d)はそれぞれ本実施形態にかかる各種のプラズマディスプレイ用光学フィルターの積層構造を概略的に示す説明図である。 (a)〜(f)はそれぞれ本実施形態にかかる各種のプラズマディスプレイ用光学フィルターの積層構造を概略的に示す説明図である。 (a)〜(e)はそれぞれ本実施形態にかかる各種のプラズマディスプレイパネルの積層構造を概略的に示す説明図である。 押出成形機によるフィルムの成形過程を示す概略図である。
符号の説明
1…近赤外線吸収フィルター、2,3,7,9,11…フィルム、4…近赤外線カット層、8…プラズマディスプレイ用光学フィルター、10…画質補正層、12…プラズマディスプレイパネル。

Claims (2)

  1. 近赤外線吸収剤としてのジイモニウム塩化合物を含有するポリエステルを250℃以下で溶融押し出しした後、二軸配向させたフィルムであって、このポリエステルの融点が200〜225℃でり、
    前記二軸配向させたフィルムの820〜1100nmの近赤外線平均透過率は、9.5%以下である近赤外線吸収フィルターを、
    複数の積層体の一部として含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネル
  2. 近赤外線吸収剤としてのジイモニウム塩化合物を含有するポリエステルからなる近赤外線カット層と、560〜600nmに吸収極大波長を有する可視光線を吸収する化合物を含有するポリエステルからなる画質補正層とを備え、それらの層は押出成形機から250℃以下で共に溶融押出しされる共押出法により一体成形されて積層された二軸配向フィルムであって、これらのポリエステルの融点が200〜225℃でり、
    前記二軸配向させたフィルムの820〜1100nmの近赤外線平均透過率は、9%以下であるプラズマディスプレイ用光学フィルターを、
    複数の積層体の一部として含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネル
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