JP4743038B2 - エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法に関する。
一般的に、表示装置には、表示データに即した画像を表示するエレクトロルミネッセンス装置(以下単に、「EL装置」という。)が知られている。EL装置は、各画素内に陰極と陽極を有し、陰極と陽極との間に発光層、正孔輸送層、電子輸送層等からなる機能層を備えている。EL装置は、機能層に供給する駆動電流やその駆動時間を制御して表示データに即した画像を表示する。
EL装置には、高輝度化と低消費電力化を図るために、機能層を有機系の材料によって構成する有機EL装置が知られている。有機EL装置に利用する有機形の材料は、フォトリソグラフィに対する耐性が低い。そのため、有機EL装置の製造工程では、マスクを用いた蒸着法によって機能層のパターニングを行っていた。しかし、蒸着法は、蒸着粒子(有機低分子)の飛行制御が困難であるため、機能層の加工精度を得難く、有機EL装置の生産性を著しく低下させる問題があった。
そこで、有機EL装置には、機能層のパターニングを容易にして、EL装置の生産性を向上させる提案がある。特許文献1は、陽極を囲む撥液性の隔壁を形成し、隔壁で囲まれる領域(陽極上)に発光材料を含む液状体の液滴を吐出させる。そして、特許文献1は、吐出した液状体を乾燥することによって、所定膜厚の機能層を自己整合的に形成させる。これによって、特許文献1は、機能層のパターニングを容易にしてEL装置の生産性を向上させる。
特開2005−116313号公報
しかしながら、有機EL装置の製造工程では、高い生産性と有機材料の安定性を確保するために、全ての画素について成膜工程(例えば、吐出工程、乾燥工程、上層成膜工程等)を共通させている。
そのため、EL装置のサイズを大型化すると、一度の成膜工程で成膜する機能層の成膜領域が拡大する。この結果、液滴を乾燥させるときに、各画素内の液滴が、より広範囲の液滴と相互作用して(例えば、溶媒分圧を上昇して)、乾燥速度を変動させる。ひいては、各画素内の液滴が、対応する機能層の膜厚均一性を劣化させる。また、一部の画素をサイズ変更する場合にも、既存する画素内の液滴が、サイズの変更された画素内の液滴と相互作用して、対応する機能層の膜厚均一性を劣化させる。さらには、一部の機能層を材料変更する場合にも、既存する画素内の液滴が、材料の変更された画素内の液滴と相互作用して、対応する膜厚均一性を劣化させる。
この結果、上記EL装置では、各種の設計を変更するたびに、全ての機能層について成膜条件を見直さなければならず、EL装置の生産性を著しく低下させる問題を招いていた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、装置サイズや画素サイズ、機能層の種別などの各種設計変更を容易にして生産性を向上したエレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法を提供することである。
本発明のエレクトロルミネッセンス装置は、透明基板と、前記透明基板の一側面に配列された複数の透明電極と、棒状の対向電極と前記対向電極の外側面に積層された発光層を含む機能層とからなる複数の発光棒と、前記複数の発光棒の各々を保持する複数の凹溝が形成された保持手段としての封止基板と、互いに積層された前記透明基板と前記封止基板との隙間を前記封止基板の外縁にて封止する封止層と、を備え、前記複数の発光棒の各々の前記機能層は、前記複数の透明電極に接続してなり、前記封止基板は、複数の前記透明電極が配列された前記透明基板の一側面と対向する保持面に複数の溝を有してなり、前記発光棒は、前記に配置されるとともに、前記機能層を露出しつつ前記保持面から突出するように前記封止基板によって保持され、前記保持面から突出する前記発光棒によって前記透明基板と前記封止基板との間に前記隙間が形成され、前記封止層は、大気圧よりも低い圧力の不活性ガスを前記隙間に封止する。
本発明のエレクトロルミネッセンス装置(以下単に、「EL装置」という。)によれば、透明基板に取り付ける発光棒の本数を増加するだけで、EL装置のサイズの大型化を図ることができる。したがって、機能層の膜厚均一性を維持した状態で、EL装置の大型化を図ることができる。この結果、EL装置の大型化を容易にして、その生産性を向上させることができる。
そして、封止基板が備える凹溝から突出するように保持される発光棒によって互いに積層された透明基板と封止基板との間に形成される隙間に対して、大気圧よりも低い圧力の不活性ガスを封入するようにした。その結果、透明基板と封止基板とが大気圧によって互いに密着するように押圧される。すなわち、透明基板と封止基板との隙間において、各透明電極が大気圧によって各発光棒に押圧される。それゆえに、各機能層と各透明電極とを、より確実に電気的に接続させることができる。さらにまた、透明基板と封止基板との間の空間に不活性ガスを封入させるため、発光棒の電気的安定性を確保することができる。そして封止層によって、水分や酸素等の機能層への侵入を遮断することができ、EL装置を長寿命化することができる。
このEL装置において、前記複数の発光棒は、それぞれ異なる色の光を発光する前記発光層を有した構成であってもよい。
このEL装置によれば、色再現範囲を拡張する場合に、既存する発光層を維持させて、追加する種別の発光棒(機能層)についてのみ、新たに膜厚や膜厚分布を調整すればよい。したがって、発光層の種類を容易に増加させることができ、EL装置の色再現範囲を容易に拡張できる。ひいては、EL装置の生産性を向上させることができる。
このEL装置において、前記複数の発光棒は、それぞれ前記対向電極の太さに応じて予め規定された色の光を発光する前記発光層を有した構成であってもよい。
このEL装置によれば、画素のサイズを変更する場合に、既存の発光層の製造工程を維持させて、サイズ変更する種別の発光棒(機能層)についてのみ、膜厚や膜厚分布を調整すればよい。したがって、画素のサイズを容易に変更させることができ、EL装置の色再現性を容易に向上させることができる。ひいては、EL装置の生産性を向上させることができる。
このEL装置において、前記複数の発光棒は、赤色の光を発光する赤色用発光層を有した発光棒と、緑色の光を発光する緑色用発光層を有した発光棒と、青色の光を発光する青色用発光層を有した発光棒と、を含む構成であってもよい。
このEL装置によれば、EL装置の色再現範囲を、加法混色によって、容易に拡張できる。
このEL装置において、前記赤色用発光層を有する前記発光棒は、前記青色用発光層を有する前記発光棒よりも太く、前記緑色用発光層を有する前記発光棒は、前記青色用発光層を有する前記発光棒よりも太い構成であってもよい。
このEL装置によれば、赤色用の画素サイズと緑色用の画素サイズの双方を、青色用の画素サイズよりも大きくすることができる。したがって、各色用の画素サイズを人間の視覚特性に合わせることができ、同じ視覚画像を表示させる場合に、より少ない画素数によって構成させることができる。
このEL装置において、前記複数の発光棒は、赤色、緑色、青色のいずれか1つの補色の光を発光する補色発光層を有した発光棒をさらに含む構成であってもよい。
このEL装置によれば、EL装置の色再現範囲を、光の3原色と補色関係にある光によって、容易に拡張させることができる。
このEL装置において、前記発光棒は、前記透明電極に沿う前記機能層を有した構成であってもよい。
このEL装置によれば、透明電極と機能層を面接触させることができ、EL装置の電気的特性を安定化させることができる。
このEL装置において、前記発光棒は、軸心方向から見て断面矩形状に形成されて、前記透明電極に沿う前記対向電極有した構成であってもよい。
このEL装置によれば、対向電極と透明電極との間の空間を均一にさせることができ、対向電極と透明電極との間に、均一な膜厚の機能層を挟入させることができる。したがって、各画素内の発光輝度を均一にさせることができる。
このEL装置において、前記機能層は、少なくとも正孔輸送層、正孔障壁層、電子輸送層、電子障壁層のいずれか1つを含むようにしてもよい。
このEL装置によれば、少なくとも正孔輸送層、正孔障壁層、電子輸送層、電子障壁層のいずれか1つを有する分だけ、EL装置の発光特性を向上させることができる。
本発明のEL装置の製造方法は、透明基板の一側面に複数の透明電極を配列形成する透明電極形成工程と、棒状に形成された対向電極の外側面に発光層を含む機能層を積層して複数の発光棒を形成する発光棒形成工程と、封止基板が有する複数の溝の各々に対して、前記複数の凹溝が形成された前記封止基板の保持面から前記発光棒が突出するように前記発光棒を配置した後、前記複数の発光棒の各々の前記機能層が前記複数の前記透明電極に接続されるように前記封止基板前記透明基板とを互いに積層させる発光棒取付け工程と、前記保持面から突出する前記発光棒によって前記透明基板と前記保持基板との間に隙間が形成され、前記隙間に対して大気圧よりも低い圧力の不活性ガスを封入する不活性ガス封入工程と、を備えた。
本発明のEL装置の製造方法によれば、発光棒取付け工程で取付ける発光棒の本数を増加させるだけで、EL装置の大型化を図ることができる。したがって、機能層の膜厚均一性を維持した状態でEL装置の大型化を図ることができる。この結果、EL装置の大型化を容易にして、その生産性を向上させることができる。
そして不活性ガス封入工程において、封止基板が備える凹溝から突出するように配置される発光棒によって互いに積層された透明基板と封止基板との間に形成される隙間に対して、大気圧よりも低い圧力の不活性ガスを封入するようにした。その結果、透明基板と封止基板とが大気圧によって互いに密着するように押圧される。すなわち、透明基板と封止基板との間において、各透明電極が大気圧によって各発光棒に押圧される。それゆえに、各機能層と各透明電極とを、より確実に電気的に接続させることができる。さらにまた、透明基板と封止基板との間の隙間に不活性ガスを封入させるため、発光棒の電気的安定性を確保することができる。そして不活性ガスの封入によって、水分や酸素等の機能層への侵入を遮断することができ、EL装置を長寿命化することができる。
このEL装置の製造方法において、前記発光棒形成工程は、複数の前記対向電極に、それぞれ異なる色の光を発光する発光層を積層して前記複数の発光棒を形成する構成であってもよい。
このEL装置の製造方法によれば、異なる発光層を有した発光棒を透明基板に取付けるだけで、発光する光の色数を増加させることができる。したがって、色再現範囲を拡張する場合に、既存の発光棒形成工程を維持させて、追加する種別の発光棒(機能層)についてのみ、新たに膜厚や膜厚分布を調整すればよい。したがって、発光層の種類を容易に増加させることができ、EL装置の色再現範囲を容易に拡張できる。ひいては、EL装置の生産性を向上させることができる。
このEL装置の製造方法において、前記発光棒形成工程は、複数の前記対向電極に、それぞれ前記対向電極の太さに応じて予め規定された色の光を発光する前記発光層を積層して前記複数の発光棒を形成する構成であってもよい。
このEL装置の製造方法によれば、発光棒形成工程で形成する発光棒の太さを変更する
だけで、EL装置の画素サイズを変更させることができる。したがって、画素のサイズを変更する場合に、既存の発光層の製造工程を維持させて、サイズ変更する種別の発光棒(機能層)についてのみ、膜厚や膜厚分布を調整すればよい。したがって、画素のサイズを容易に変更させることができ、EL装置の色再現性を容易に向上させることができる。ひいては、EL装置の生産性を向上させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、EL装置10は、四角板状に形成された透明基板12を有している。透明基板12は、無アルカリガラス等の透明無機材料、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリメチルメタクリレート等の透明樹脂材料からなる基板である。透明基板12のサイズ(X方向の幅×Y方向の幅)は、約2400mm×約2200mmで形成される大型の基板であるが、このサイズに限定されるものではない。
透明基板12の一側面(走査線形成面12a)には、透明電極を構成する複数(m本)の走査線13が配設されている。各走査線13は、それぞれX方向に延びる帯状に形成されて、Y方向に沿って等間隔に配列されている。走査線13は、仕事関数の高い光透過性の導電材料(例えば、ITO(Indium−Tin−Oxide))で形成された陽極である。各走査線13は、それぞれ透明基板12の一側端に接続されたFPC(フレキシブル基板)14によって走査線駆動回路15に電気的に接続されている。走査線駆動回路15は、図示しない制御回路の出力する各種制御信号やクロック信号に基づいて走査信号を生成する。走査線駆動回路15は、複数の走査線13の中から所定の走査線13を所定のタイミングで順次選択し、選択した走査線13に走査信号を出力する。
各走査線13の上側には、発光棒としての複数(n本)のエレクトロルミネッセンス棒(以下単に、「EL棒」という。)20が配設されている。各EL棒20は、それぞれY方向に延びる四角柱状に形成されて、各走査線13と交差するように、X方向に沿って等間隔に配列されている。
本実施形態では、これらn本のEL棒20と、前記m本の走査線13と、が交差するm個×n個の領域を、「画素領域S」という。
図2に示すように、各EL棒20には、それぞれ対向電極としてのデータ線21が備えられている。各データ線21の外側面21aには、それぞれデータ線21側から順に、発光層22と正孔輸送層23が積層されている。
各データ線21は、Y方向に延びる四角柱状に形成された陰極であって、仕事関数の低い導電性材料(例えば、Li、Mg、Ca、Sr、La、Ce、Er、Eu、Sc、Y、Yb、Ag、Cu、Al、Cs、Rbの金属元素単体等)によって形成されている。各データ線21のサイズ(X方向の幅×Y方向の幅×Z方向の幅)は、1mm×2000mm×0.5mmであるが、このサイズに限られるものではない。
図1に示すように、各データ線21は、それぞれFPC14によってデータ線駆動回路24に電気的に接続されている。データ線駆動回路24は、図示しない制御回路からの各種制御信号や表示データに基づいてデータ信号を生成する。データ線駆動回路24は、各データ線21に、対応するデータ信号を所定のタイミングで出力する。
図2に示すように、各発光層22は、データ線21の外側面21aの全体にわたって均一な膜厚で積層された有機層であって、発光層材料としてのフルオレン−ジチオフェンコ
ポリマー(以下単に、「F8T2」という。)で形成されている。各発光層22には、それぞれ対応するデータ線21に入力されたデータ信号に対応する電子が注入される。
発光層材料は、「F8T2」に限らず、以下に示す公知の低分子系の発光層材料、あるいは高分子系の発光層材料を利用することができる。
低分子系の発光層材料としては、シクロペンタジエン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、トリフェニルアミン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ジスチリルベンゼン誘導体、チオフェン環化合物、ピリジン環化合物、ペリノン誘導体、ペリレン誘導体、クマリン誘導体物、アルミキノリノール錯体、ベンゾキノリノールベリリウム錯体、ベンゾオキサゾール亜鉛錯体、ベンゾチアゾール亜鉛錯体、アゾメチル亜鉛錯体、ポルフィリン亜鉛錯体、ユーロピウム錯体等の金属錯体等を利用することができる。
高分子系の発光層材料としては、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリアセチレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリフルオレノン誘導体、ポリキノキサリン誘導体、ポリビニレンスチレン誘導体、及びそれらの共重合体、トリフェニルアミンやエチレンジアミン等を分子核とした各種デンドリマー等を利用することができる。
各正孔輸送層23は、発光層22の外側面22aの全体にわたって均一な膜厚で積層された有機層であって、正孔輸送層材料としてのポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(以下単に、「PEDOT」という。)で形成されている。正孔輸送層23は、それぞれ交差するm本の走査線13と面接触で接続されて、各走査線13から注入された正孔を、対応する画素領域Sの発光層22まで輸送する。
正孔輸送層材料は、「PEDOT」に限らず、以下に示す公知の低分子系の発光層材料、あるいは高分子系の発光層材料を利用することができる。
低分子系の正孔輸送層材料としては、ベンジジン誘導体、トリフェニルメタン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、スチリルアミン誘導体、ヒドラゾン誘導体、ピラゾリン誘導体、カルバゾール誘導体、ポルフィリン化合物等を利用することができる。
高分子系の正孔輸送層材料としては、上記低分子構造を一部に含む(主鎖あるいは側鎖にする)高分子化合物、あるいはポリアニリン、ポリチオフェンビニレン、ポリチオフェン、瘁|ナフチルフェニルジアミン、「PEDOT」とポリスチレンスルホン酸との混合
物(Baytron P、バイエル社商標)、トリフェニルアミンやエチレンジアミン等を分子核とした各種デンドリマー等を利用することができる。
図2の2点鎖線で示すように、各EL棒20の上側には、保持手段を構成する保持基板としての封止基板25が配設されている。封止基板25は、ガスバリヤ性を有した基板であって、その透明基板12側の側面(保持面25a)には、Y方向に沿う複数の凹溝(案内溝25b)が、X方向に沿って等間隔に形成されている。各案内溝25bは、それぞれEL棒20の配列位置と対応する位置に形成されている。各案内溝25bは、それぞれEL棒20のX方向の幅と略同じ大きさの溝幅で形成されて、対応するEL棒20をY方向に沿って案内する。
図1に示すように、封止基板25と透明基板12との間であって、封止基板25及び透明基板12の外縁には、四角枠状の封止層26が形成されている。封止層26は、ガスバリヤ性を有した光透過性の無機あるいは有機高分子膜であって、封止基板25(EL棒20)を透明基板12(走査線13)に密着させる。また、封止層26は、封止基板25と透明基板12との間の空間(各データ線21、各発光層22、各正孔輸送層23及び各走査線13)を封止して、該空間内への水分や酸素等の侵入を遮断する。
そして、走査線駆動回路15の線順次走査に基づいて各走査線13が1本ずつ順次選択されて、データ線駆動回路24からのデータ信号が対応するデータ線21に順次入力される。すると、選択された各走査線13に対応する各画素領域Sで、それぞれ走査線13からの走査信号に対応した正孔と、データ線21からのデータ信号に対応した電子が発光層22に注入される。走査線13からの正孔とデータ線21からの電子が発光層22に注入されると、各画素領域Sに対応する発光層22内で正孔と電子の再結合によるエキシトン(励起子)が生成されて、このエキシトンが基底状態に戻るときのエネルギー放出によって、蛍光あるいは燐光の光Lが発光される。各画素領域Sで発光した光Lは、対峙する走査線13と透明基板12を通過して、走査線形成面12aと相対向する透明基板12の一側面(表示面12b)から出射される。これによって、表示データに基づく表示画像が、透明基板12の表示面12bに表示される。
次に、上記EL装置10を製造する製造方法について、以下に説明する。
まず、図3に示すように、透明基板12の走査線形成面12aに、複数の走査線13を形成する(透明電極形成工程としての走査線形成工程)。すなわち、光透過性の導電性材料を利用したスクリーン印刷法やインクジェット法等の液相プロセス、あるいは蒸着法やスパッタ法等の気相プロセスを利用して、透明基板12の走査線形成面12aに、X方向に延びる複数の走査線13を形成する。
走査線13を形成すると、発光棒形成工程を構成する発光層形成工程を行う。すなわち、図4に示すように、透明基板12に組み付けられていない状態のデータ線21を、前記「F8T2」を含む液状体(発光層形成液22L)に浸漬して引き出す。そして、データ線21の外側面21aに堆積した発光層形成液22Lの液状膜22Fを乾燥することによって発光層22を形成する。これによって、各発光層22は、それぞれ透明基板12から独立した製造工程によって形成される。
発光層22を形成すると、発光棒形成工程を構成する正孔輸送層形成工程を行なう。すなわち、図5に示すように、発光層22を形成した状態のデータ線21を、前記「PEDOT」を含む液状体(正孔輸送層形成液23L)に浸漬して引き出す。そして、前記発光層22の外側面22aに堆積した正孔輸送層形成液23Lの液状膜23Fを乾燥することによって正孔輸送層23を形成する。これによって、各正孔輸送層23は、発光層22と同じく、それぞれ透明基板12から独立した製造工程によって形成される。発光層22は、EL棒20を透明基板12(各走査線13)に組み付けることによって機能する。
発光層22及び正孔輸送層23を形成してEL棒20を形成すると、透明基板12にEL棒20を取付ける発光棒取付け工程を行う。すなわち、図6に示すように、まず、封止基板25の保持面25aを上側にして、各案内溝25b内に、複数の前記EL棒20を配置する。封止基板25に各EL棒20を配置すると、封止基板25の外縁に沿って紫外線硬化性樹脂26Lを塗布し、封止基板25及び透明基板12を、不活性ガスの減圧雰囲気下に搬送して、各EL棒20と各走査線13が交差するように、前記透明基板12を前記封止基板25上に載置して貼り合せる。そして、貼り合せた状態の透明基板12及び封止基板25を大気に解放し、紫外線硬化性樹脂26Lに紫外線を照射して硬化する。
これによって、透明基板12と封止基板25との間に、走査線13及びEL棒20を挟入させて、透明基板12と封止基板25を密着させることができる。また、各走査線13が大気圧によって各EL棒20(正孔輸送層23)に押圧されるため、各正孔輸送層23と各走査線13を、より確実に電気的に接続させることができる。さらにまた、透明基板12と封止基板25との間の空間に不活性ガスを封入させるため、EL棒20の電気的安定性を確保させることができる。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、データ線21の外側面21aに発光層22と正孔輸送層23を積層して四角柱状のEL棒20を形成した。また、複数のEL棒20を透明基板12の走査線13上に配列して、配列した各EL棒20をそれぞれ走査線13に押圧する封止基板25を設けた。そして、封止基板25と透明基板12の外縁に、封止基板25と透明基板12との間の空間、すなわち各データ線21、各発光層22、各正孔輸送層23及び各走査線13を封止する封止層26を設けた。
したがって、発光層22と正孔輸送層23の膜厚の均一性を損なうこと無く、配列するEL棒20の本数を増加させるだけで、EL装置10のサイズの大型化を図ることができる。その結果、EL装置10のサイズを大型化する場合に、既存の製造工程を流用させることができ、EL装置10の大型化を容易にさせることができる。ひいては、EL装置10の生産性を向上することができる。
(2)上記実施形態によれば、発光層22や正孔輸送層23等を成膜するための製造装置や付帯設備の大型化を要しない。そのため、EL装置10のサイズの大型化を、さらに容易にすることができる。
(3)上記実施形態によれば、データ線21(EL棒20)を四角柱状に形成するため、正孔輸送層23を各走査線13に面接触させることができ、正孔輸送層23と走査線13との電気的接続を安定させることができる。ひいては、EL装置10の電気的特性を安定させることができる。
(4)上記実施形態によれば、データ線21の外側面21aの全体に、発光層22及び正孔輸送層23を形成した。したがって、EL棒20の配置方向に関わらず、データ線21と走査線13との間に、確実に発光層22及び正孔輸送層23を介在させることができる。その結果、EL棒20の配置位置に位置ズレを来たす場合であっても、データ線21と走査線13との間に、確実に発光層22及び正孔輸送層23を介在させることができる。よって、データ信号に基づく光Lを、対応する発光層22から出射させることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図7〜図10に従って説明する。第2実施形態は、第1実施形態のEL棒20の発光色やサイズなどを変更したものである。そのため、以下では、EL棒20の変更点について説明する。
図7に示すように、走査線13の上側には、Y方向に延びる四角柱状に形成された複数(n本)のEL棒20が各走査線13と交差するように配設されている。各EL棒20は、それぞれX方向に沿って配列されている。
EL棒20は、赤色用EL棒20R、緑色用EL棒20G及び青色用EL棒20Bによって構成されて、赤色用、緑色用、青色用EL棒20R,20G,20Bの順に繰り返し配列されている。各色用EL棒20R,20G,20Bの軸心には、それぞれ対向電極としての赤色用データ線21R、緑色用データ線21G及び青色用データ線21Bが備えられている。赤色用データ線21Rの横幅(X方向の幅)と、緑色用データ線21Gの横幅は、青色用データ線21Bの横幅よりも大きく形成されている。各色用データ線21R,21G,21Bは、それぞれ前記データ線駆動回路24(図1参照)に電気的に接続されている。データ線駆動回路24は、各色用データ線21R,21G,21Bに、それぞれ対応するデータ信号を所定のタイミングで出力する。
各色用データ線21R,21G,21Bの外側面には、それぞれ赤色用発光層22R、緑色用発光層22G及び青色用発光層22Bが形成されている。各色用発光層22R,22G,22Bは、各色用データ線21R,21G,21Bの外側面の全体にわたって均一な膜厚で積層された有機層である。赤色用発光層22Rの横幅と、緑色用発光層22Gの横幅は、各色用データ線21R,21Gの太さによって、青色用発光層22Bの横幅よりも大きく形成されている。
各色用発光層22R,22G,22Bは、それぞれ発光する光の波長領域が光の三原色に対応する発光層材料で構成されている。そして、赤色用発光層22R、緑色用発光層22G及び青色用発光層22Bは、それぞれ赤色、緑色及び青色に対応する波長領域の光を発光する。本実施形態では、赤色用発光層22Rにポリ(3−メトキシ6−(3−エチルヘキシル)パラフェニレンビニレン)を用い、緑色用発光層22Gにジオクチルフルオレンとベンゾチアジアゾールの交互共重合体を用い、青色用発光層22Bにポリジオクチルフルオレンを用いている。
各色用発光層22R,22G,22Bの外側面には、それぞれ正孔輸送層23が形成されている。各正孔輸送層23は、各色用発光層22R,22G,22Bの外側面の全体にわたって均一な膜厚で積層された有機層である。各正孔輸送層23は、第1実施形態と同じく、それぞれ交差する走査線13と面接触で接続されている。赤色用EL棒20Rの正孔輸送層23の横幅と、緑色用EL棒20Gの正孔輸送層23の横幅は、各色用データ線21R,21Gの太さによって、青色用EL棒20Bの正孔輸送層23の横幅よりも大きく形成されている。
これによって、赤色用データ線21Rの正孔輸送層23と緑色用データ線21Gの正孔輸送層23は、それぞれ青色用データ線21Bの正孔輸送層23よりも広い面積で各走査線13と接続する。
すなわち、図8に示すように、各色用EL棒20R,20G,20Bの画素領域Sのサイズは、対応する各色用EL棒20R,20G,20Bの横幅によって規定される。画素領域Sのサイズは、各色用EL棒20R,20G,20Bの横幅を拡大縮小させるだけで、その大きさを変更できる。本実施形態では、赤色用EL棒20Rの横幅と、緑色用EL棒20Gの横幅が、青色用EL棒20Bの横幅よりも太く形成されている。そのため、赤色に対応する画素領域Sと、緑色に対応する画素領域Sのサイズが、青色に対応する画素領域Sのサイズよりも大きく設定されている。
図7に示すように、各色用EL棒20R,20G,20Bの上側には、第1実施形態と同じく、保持手段を構成する封止基板25が配設されている。封止基板25の保持面25aには、Y方向に沿う複数の案内溝25bが、X方向に配列形成されている。各案内溝25bは、各色用EL棒20R,20G,20Bの横幅と略同じ大きさの溝幅で形成されている。各案内溝25bは、各色用EL棒20R,20G,20Bの配列位置と対応する位置に形成されて、対応する各色用EL棒20R,20G,20BをそれぞれY方向に沿って案内する。
各走査線13からの正孔と各色用データ線21R,21G,21Bからの電子は、それぞれ対応する各色用発光層22R,22G,22Bに注入される。画素領域Sに対応する各色用発光層22R,22G,22Bは、それぞれ正孔と電子の再結合によるエキシトン(励起子)を生成し、このエキシトンが基底状態に戻るときのエネルギー放出によって、各色に対応した波長領域の光Lを発光する。各色用発光層22R,22G,22Bの発光した光Lは、対峙する走査線13と透明基板12を通過して、走査線形成面12aと相対向する透明基板12の一側面(表示面12b)から出射される。
したがって、EL装置10は、各色用EL棒20R,20G,20Bの横幅を変更させるだけで、各色の出射領域(画素領域S)のサイズを変更させることができる。そのため、画素サイズを設計変更する場合には、既存するEL棒20を流用させることができ、画素サイズの変更対象となるEL棒20についてのみ横幅を変更させるだけでよい。この結果、EL装置10の生産性と表示画像の色再現性を向上させることができる。
次に、各色用EL棒20R,20G,20Gの製造方法について以下に説明する。
図9に示すように、まず、透明基板12に組み付けられていない状態の各色用データ線21R,21G,21Bを、それぞれ対応する色用の発光層形成液22Lに浸漬して引き出す。そして、各色用データ線21R,21G,21Bの外側面に堆積した発光層形成液22Lの液状膜22Fを乾燥することによって、各色用発光層22R,22G,22Bを形成する。
この際、各色用発光層22R,22G,22Bは、それぞれ透明基板12を利用することなく、対応する各色用データ線21R,21G,21Bごとに成膜される。しかも、各色用発光層22R,22G,22Bの膜厚や膜質は、各色用データ線21R,21G,21Bに対する発光層形成液22Lの後退接触角θ1と、各色用データ線21R,21G,21Bのサイズに依存する。よって、画素領域Sのサイズを変更する場合には、変更対照となるデータ線(例えば、青色用データ線21B)についてのみ、成膜条件を見直すだけでよい。
図10に示すように、各色用発光層22R,22G,22Bを形成すると、各色用データ線21R,21G,21Bを、それぞれ正孔輸送層形成液23Lに浸漬して引き出す。そして、各色用発光層22R,22G,22Bの外側面に堆積した正孔輸送層形成液23Lの液状膜23Fを乾燥することによって正孔輸送層23を形成する。
この際、各正孔輸送層23は、それぞれ透明基板12を利用することなく、対応する各色用データ線21R,21G,21Bごとに成膜される。しかも、各正孔輸送層23の膜厚や膜質は、各色用発光層22R,22G,22Bに対する正孔輸送層形成液23Lの後退接触角θ2と、各色用データ線21R,21G,21Bのサイズに依存する。よって、各画素領域Sのサイズを変更する場合には、変更対照となるデータ線(例えば、青色用データ線21B)についてのみ、成膜条件を見直すだけでよい。
次に、上記のように構成した第2実施形態の効果を以下に記載する。
(5)上記実施形態によれば、透明基板12の各走査線13に、横幅の異なる四角柱状の各色用EL棒20R,20G,20Bを接続した。そして、各色用EL棒20R,20G,20Bの横幅を変更することによって、各色用EL棒20R,20G,20Bごとに、画素領域Sのサイズを変更する構成にした。
したがって、各画素領域Sのサイズを変更する場合には、変更対象となるデータ線についてのみ、成膜条件を見直すだけでよい。この結果、画素サイズの変更を簡便にすることができ、EL装置10の色再現性の向上を容易にすることができる。
(6)上記実施形態によれば、各色用データ線21を四角柱状に形成し、正孔輸送層23と各走査線13とを面接触させる構成にした。したがって、正孔輸送層23と走査線13との間の電気的接続を安定させることができ、画素領域Sのサイズを正確に規定することができる。この結果、各画素領域Sからの発光輝度を、所望の輝度に安定制御することができる。
(7)上記実施形態では、各色用発光層22R,22G,22Bを設け、光の三原色に対応する色の光Lを発光する構成にした。そして、赤色用及び緑色用の画素領域Sが、青色用の画素領域Sよりも大きくなる構成にした。したがって、各画素領域Sのサイズを人間の視覚特性に合わせることができ、加法混色を利用した色再現性を向上させることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図11に従って説明する。第3実施形態は、第1実施形態のEL棒20の発光色を変更したものである。そのため、以下では、EL棒20の変更点について説明する。
図11に示すように、走査線13の上側には、Y方向に延びる四角柱状に形成された複数(n本)のEL棒20が各走査線13と交差するように配設されている。各EL棒20は、それぞれX方向に沿って等間隔に配列されている。
EL棒20は、赤色用EL棒20R、イエロ(黄色)用EL棒20Y、緑色用EL棒20G、補色発光層であるシアン(青緑色)用EL棒20C、青色用EL棒20B、マゼンタ(赤紫色)用EL棒20M、によって構成されている。EL棒20は、赤色用、イエロ用、緑色用、シアン用、青色用、マゼンタ用の順に繰り返し配列されている。
これら各色用EL棒20R,20Y,20G,20C,20B,20M,の軸心には、それぞれ対向電極としての赤色用データ線21R、黄色用データ線21Y、緑色用データ線21G、青緑色用データ線21C、青色用データ線21B、赤紫色用データ線21M、が備えられている。各色用データ線21R,21Y,21G,21C,21B,21Mは、それぞれ前記データ線駆動回路24(図1参照)に電気的に接続されている。データ線駆動回路24は、各色用データ線21R,21Y,21G,21C,21B,21Mに、それぞれ対応するデータ信号を所定のタイミングで出力する。
各色用データ線21R,21Y,21G,21C,21B,21Mの外側面には、それぞれ赤色用発光層22R、黄色用発光層22Y、緑色用発光層22G、青緑色用発光層22C、青色用発光層22B、赤紫色用発光層22M、が形成されている。各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22Mは、各色用データ線21R,21Y,21G,21C,21B,21Mの外側面の全体にわたって均一な膜厚で積層された有機層である。各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22Mは、それぞれ発光する光の波長領域が、光の三原色と色の三原色に対応する有機系の発光層材料で構成されている。すなわち、赤色用発光層22R、黄色用発光層22Y、緑色用発光層22G、青緑色用発光層22C、青色用発光層22B、赤紫色用発光層22M、が、それぞれ赤色、黄色、緑色、青緑色、青色、赤紫色に対応する波長領域の光を発光するように構成されている。
各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22Mの外側面には、それぞれ正孔輸送層23が形成されている。各正孔輸送層23は、各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22Mの外側面の全体にわたって均一な膜厚で積層された有機層である。各正孔輸送層23は、それぞれ交差する走査線13と面接触で接続される。
各色用EL棒20R,20Y,20G,20C,20B,20Mの上側には、2点鎖線で示すように、保持手段を構成する封止基板25が配設されている。封止基板25の保持面25aには、Y矢印方向に沿う複数の案内溝25bがX矢印方向に等間隔で配列形成されている。各案内溝25bの形成位置は、各色用EL棒20R,20C,20G,20C,20B,20Mの配列位置に対応する位置に形成されて、各色用EL棒20R,20Y,20G,20C,20B,20MをY矢印方向に沿って案内支持する。
各走査線13からの正孔と各色用データ線21R,21Y,21G,21C,21B,21Mからの電子は、それぞれ対応する各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22Mに注入される。画素領域Sに対応する各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22Mは、正孔と電子の再結合によるエキシトン(励起子)を生成する。そして、このエキシトンが基底状態に戻るときのエネルギー放出によって、各色に対応した波長領域の光Lを発光する。各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22Mの発光した光Lは、対峙する走査線13と透明基板12を通過して、走査線形成面12aと相対向する透明基板12の一側面(表示面12b)から出射される。
したがって、EL装置10は、走査線13上に配列させた赤色用EL棒20R、緑色用EL棒20G及び青色用EL棒20Bによって、加法混色に基づく表示画像を表示することができ、さらに青緑色用EL棒20C、赤紫色用EL棒20M及び黄色用EL棒20Yによって、減法混色に基づく表示画像を表示することができる。この結果、EL装置10は、走査線13上に配列させるEL棒20の色種の分だけ表示画像の色再現範囲を拡張させることができる。そして、所望する色種の光を発光するEL棒20を他色種(例えば白色等)のEL棒20と交換するだけで、表示画像の色再現範囲を拡張させることができる。
各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22Mは、第2実施形成と同じく、各色用データ線21R,21Y,21G,21C,21B,21Mを、それぞれ対応する色用の発光層形成液22Lに浸漬し、液状膜22Fを乾燥することによって形成される。また、各正孔輸送層23は、第2実施形態と同じく、各色用データ線21R,21Y,21G,21C,21B,21Mを、それぞれ正孔輸送層形成液23Lに浸漬し、液状膜23Fを乾燥することによって形成される。
次に、上記のように構成した第3実施形態の効果を以下に記載する。
(8)上記実施形態によれば、各色用データ線21R,21Y,21G,21C,21B,21Mの外側面に、対応する各色用発光層22R,22Y,22G,22C,22B,22M及び正孔輸送層23を積層し、各色用EL棒20R,20Y,20G,20C,20B,20Mを形成した。そして、透明基板12の走査線13上に、各色用EL棒20R,20Y,20G,20C,20B,20Mを配列し、配列した各色用EL棒20R,20Y,20G,20C,20B,20Mを、封止基板25によって走査線13に押圧するようにした。
従って、異なる色に対応したEL棒20を透明基板12上に取付けるだけで、EL装置10の色再現範囲を拡張することができる。そして、色再現範囲を拡張する場合には、拡張する色種(例えば、白色)の発光層の膜厚や膜質を調査・調整するだけで、EL装置10の全体にわたり、各色用発光層の膜厚や膜質を均一にすることができる。その結果、発光層の種類を簡便に増加させることができ、EL装置10の色再現範囲の拡張を容易にすることができる。
(9)さらに、赤色用EL棒20R、緑色用EL棒20G及び青色用EL棒20Bによる加法混色と、青緑色用EL棒20C、赤紫色用EL棒20M及び黄色用EL棒20Yによる減法混色の双方を利用することができ、EL装置10の色再現範囲の拡張を、さらに容易にすることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、機能層を、発光層及び正孔輸送層によって構成した。これに限らず、例えば、正孔輸送層を省略する構成にしてもよく、あるいは正孔輸送層と走査線との間
に、対応する発光層への正孔の注入効率を高めるための正孔注入層を形成する構成にしてもよい。さらには、正孔輸送層と発光層との間に、電子の移動を抑制する電子障壁層を形成する構成にしてもよい。
あるいは、発光層とデータ線との間に、データ線から注入された電子を発光層まで輸送する電子輸送層を形成する構成にしてもよい。さらには、発光層22と対応する前記電子輸送層との間に、正孔の移動を抑制する正孔障壁層を形成する構成であってもよい。
・上記実施形態において、発光層を、白色に対応した波長領域の光を発光する白色発光層で構成してもよい。また、各色用発光層に加えて、白色発光層を有する構成であってもよい。さらには、赤色に対応した異なる2つの波長領域の光、緑色に対応した異なる2つの波長領域の光、青色に対応した異なる2つの波長領域の光を発光する発光層を有する構成であってもよい。つまり、異なる波長領域の光を発光する複数の発光層を各色ごとに有する構成であってもよい。
・上記実施形態では、EL棒20に発光層を一層のみ形成する構成にした。これに限らず、例えば、EL棒20は、発光層と電荷発生層を繰り返し積層した、いわゆるマルチフォトン構造であってもよい。
・上記実施形態では、データ線の全体に発光層及び正孔輸送層を形成する構成にした。これに限らず、データ線の外側面であって、透明基板12側の外側面のみに、発光層及び正孔輸送層を形成する構成にしてもよい。
・上記実施形態では、機能層の最外周を、正孔輸送層23によって構成した。これに限らず、例えば、正孔輸送層23の外側面に、発光棒と走査線13との間の密着性を向上させるための密着層、あるいは発光層と走査線13との間の接触抵抗を低減させるための導電層(例えば、金属膜)を形成する構成にしてよい。これによれば、走査線13とEL棒20との間の電気的特性を、さらに安定化することができる。
・上記実施形態では、保持手段を、封止基板25と封止層26に具体化した。これに限らず、保持手段を、隣接するEL棒の間に充填された樹脂等によって具体化してもよい。すなわち、保持手段は、EL棒を各透明電極13に接続させて、EL棒を透明基板12に保持するものであればよい。
・上記実施形態では、隣接するEL棒20の間の空間を不活性ガスで充填する構成にした。これに限らず、例えば隣接するEL棒20の間の空間を遮光性の部材で覆い、EL棒20の間の発光のクロストークを回避する構成にいてもよい。
・上記実施形態では、EL棒20を四角柱状に具体化した。これに限らず、例えば、EL棒20を、断面が三角形や五角形以上の多角柱状に具体化してもよく、さらには断面が楕円形状や円形状の柱状に具体化してもよい。すなわち、EL棒20は、機能層を各透明電極に接続できる形状であればよい。
・上記実施形態では、EL棒20の軸心をデータ線によって構成した。これに限らず、例えば、ガラスや樹脂等からなる棒部材を、別途EL棒20の軸体として利用して、当該軸体の外側面にデータ線を形成する構成であってもよい。
・上記実施形態では、走査線13を透明電極、データ線を対向電極として構成した。これに限らず、走査線13を対向電極、データ線を透明電極として構成してもよい。
・上記実施形態では、発光層及び正孔輸送層を液相プロセスによって形成する構成した。これに限らず、蒸着等の気相プロセスによって形成する構成にしてもよい。
本発明を具体化した第1実施形態のEL装置を示す概略斜視図。 同じく、EL装置を示す要部拡大斜視図。 同じく、EL装置の製造方法を説明する図。 同じく、EL装置の製造方法を説明する図。 同じく、EL装置の製造方法を説明する図。 同じく、EL装置の製造方法を説明する図。 本発明を具体化した第2実施形態のEL装置を示す要部拡大斜視図。 同じく、EL装置を示す平面図。 同じく、EL装置の製造方法を説明する図。 同じく、EL装置の製造方法を説明する図。 本発明を具体化した第3実施形態のEL装置を示す要部拡大斜視図。
符号の説明
10…レクトロルミネッセンス装置、12…透明基板、13…透明電極としての走査線、20,20R,20G,20B,20Y,20C,20M…発光棒としてのEL棒、21,21R,21G,21B,21Y,21C,21M…対向電極としてのデータ線、22,22R,22G,22B,21Y,21C,21M…機能層を構成する発光層、23…機能層を構成する正孔輸送層、25…保持手段を構成する保持基板としての封止基板、26…保持手段を構成する封止層、L…光。

Claims (12)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板の一側面に配列された複数の透明電極と、
    棒状の対向電極と前記対向電極の外側面に積層された発光層を含む機能層とからなる複数の発光棒と、
    前記複数の発光棒の各々を保持する複数の凹溝が形成された保持手段としての封止基板と、
    互いに積層された前記透明基板と前記封止基板との隙間を前記封止基板の外縁にて封止する封止層と、
    を備え、
    前記複数の発光棒の各々の前記機能層は、前記複数の透明電極に接続してなり、
    前記封止基板は、複数の前記透明電極が配列された前記透明基板の一側面と対向する保持面に複数の溝を有してなり、
    前記発光棒は、前記に配置されるとともに、前記機能層を露出しつつ前記保持面から突出するように前記封止基板によって保持され、
    前記保持面から突出する前記発光棒によって前記透明基板と前記封止基板との間に前記隙間が形成され、前記封止層は、大気圧よりも低い圧力の不活性ガスを前記隙間に封止する、
    ことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  2. 請求項1に記載のエレクトロルミネッセンス装置において、
    前記複数の発光棒は、
    それぞれ異なる色の光を発光する発光層を有したこと特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエレクトロルミネッセンス装置において、
    前記複数の発光棒は、
    それぞれ前記対向電極の太さに応じて予め規定された色の光を発光する前記発光層を有したことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  4. 請求項2又は3に記載のエレクトロルミネッセンス装置において、
    前記複数の発光棒は、
    赤色の光を発光する赤色用発光層を有した発光棒と、
    緑色の光を発光する緑色用発光層を有した発光棒と、
    青色の光を発光する青色用発光層を有した発光棒と、を含むことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  5. 請求項4に記載のエレクトロルミネッセンス装置において、
    前記赤色用発光層を有する前記発光棒は、前記青色用発光層を有する前記発光棒よりも太く、
    前記緑色用発光層を有する前記発光棒は、前記青色用発光層を有する前記発光棒よりも太い、
    ことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1つに記載のエレクトロルミネッセンス装置において、
    前記複数の発光棒は、
    赤色、緑色、青色のいずれか1つの補色の光を発光する補色発光層を有した発光棒をさらに含むことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のエレクトロルミネッセンス装置において、
    前記発光棒は、
    前記透明電極に沿う前記機能層を有したことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載のエレクトロルミネッセンス装置において、
    前記発光棒は、
    軸心方向から見て断面矩形状に形成されて、前記透明電極に沿う前記対向電極を有したことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1つに記載のエレクトロルミネッセンス装置において、
    前記機能層は、
    少なくとも正孔輸送層、正孔障壁層、電子輸送層、電子障壁層のいずれか1つを含むことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置。
  10. 透明基板の一側面に複数の透明電極を配列形成する透明電極形成工程と、
    棒状に形成された対向電極の外側面に発光層を含む機能層を積層して複数の発光棒を形成する発光棒形成工程と、
    封止基板が有する複数の溝の各々に対して、前記複数の凹溝が形成された前記封止基板の保持面から前記発光棒が突出するように前記発光棒を配置した後、前記複数の発光棒の各々の前記機能層が前記複数の前記透明電極に接続されるように前記封止基板前記透明基板とを互いに積層させる発光棒取付け工程と、
    前記保持面から突出する前記発光棒によって前記透明基板と前記封止基板との間に隙間が形成され、前記隙間に対して大気圧よりも低い圧力の不活性ガスを封入する不活性ガス封入工程と、
    を備えたことを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  11. 請求項10に記載のエレクトロルミネッセンス装置の製造方法において、
    前記発光棒形成工程は、
    複数の前記対向電極に、それぞれ異なる色の光を発光する発光層を積層して前記複数の発光棒を形成することを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  12. 請求項10又は11に記載のエレクトロルミネッセンス装置の製造方法において、
    前記発光棒形成工程は、
    複数の前記対向電極に、それぞれ前記対向電極の太さに応じて予め規定された色の光を発光する前記発光層を積層して前記複数の発光棒を形成することを特徴とするエレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
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