JP4742310B2 - 無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機 - Google Patents

無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP4742310B2
JP4742310B2 JP2006025262A JP2006025262A JP4742310B2 JP 4742310 B2 JP4742310 B2 JP 4742310B2 JP 2006025262 A JP2006025262 A JP 2006025262A JP 2006025262 A JP2006025262 A JP 2006025262A JP 4742310 B2 JP4742310 B2 JP 4742310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
electrical machine
release
rod
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006025262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007209123A (ja
Inventor
典弘 阿知和
拓也 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006025262A priority Critical patent/JP4742310B2/ja
Publication of JP2007209123A publication Critical patent/JP2007209123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4742310B2 publication Critical patent/JP4742310B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

この発明は、無励磁状態で作動する電磁ブレーキを備えた無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機に関するものである。
従来、手動開放構造をもった無励磁作動形電磁ブレーキ付回転電機として、固定フレーム内において回転不能、且つ、軸方向に移動自在なブレーキディスクを備え、このブレーキディスクの両面にそれぞれ回転プレートを接触させる構成のものがある。そして、2枚の回転プレートでブレーキディスクを挟持することによって回転軸を回転方向に動かなくなるようにすると共に、一方の回転プレートは、回転電機の巻線が励磁されるや否や、磁気吸引により制動ばねに逆らって軸方向に移動させられる枠に設けられ、他方の回転プレートは、適当に配置された中間軸受を介して手動制御機構からの作用を受けるように構成された無励磁作動形電磁ブレーキ付回転電機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63−315792号公報(問題点を解決するための手段の欄、図面)
上記従来技術は、停電時などの無励磁状態でブレーキを開放する場合には、手動制御機構を引くことにより、テコの原理で上記枠を制動ばねに逆らって軸方向に押圧し、枠に設けられた一方の回転プレートをブレーキディスクから引き離すことにより、ブレーキを開錠するものであって、ブレーキの開放状態を維持するために、常に外力を加える必要があり、また、テコの原理を利用していることから、強力な制動ばねによってアーマチュアを押付ける構造の場合、人力で開放動作をするためには、構造が大きくなるといった問題点があった。
この発明は、上記従来技術の課題を解決することを目的としてなされたもので、工具を必要とせず、また、構造を大きくすることなく、容易にブレーキを開放することができる無励磁作動形電磁ブレーキを備えた回転電機の提供を目的とするものである。
この発明の回転電機は、無励磁状態でブレーキを動作させて回転電機本体を構成する回転軸を拘束し、励磁することにより上記ブレーキを開放して上記回転軸の拘束を解除する電磁ブレーキを備えた無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機であって、上記回転電機本体の反負荷側に装着される固定コアと、上記固定コアに装備される押圧手段により常時押圧されるアーマチャアと、上記アーマチャアと対向して配置されるブレーキ板と、上記アーマチャアと上記ブレーキ板の間に配置され、上記回転電機の回転軸に結合されるブレーキディスクと、を含む構成のブレーキ部を備えた無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機において、上記回転電機本体に装着され、上記回転電機本体との間で上記ブレーキ部を囲設するブレーキカバーと、上記ブレーキカバーに螺合するねじ部が一端部に形成されると共に、上記回転軸の軸方向と同一軸方向を有する開放ロッドと、上記開放ロッドの他端部に上記開放ロッドの軸方向と直交する軸方向を有して装着され、回転動作により上記開放ロッドを軸方向に移動させる開放レバーと、上記開放ロッドの上記ねじ部と上記開放レバーの装着部との間に軸受けを介して取付けられ、上記開放ロッドと共に上記開放ロッドの軸方向に移動する取付け部材と、上記取付け部材に装着され、先端部で上記アーマチャアを上記固定コアに押圧して上記ブレーキ部を開放する開放シャフトと、を備えたものである。
この発明によれば、無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機を電源のない状態でブレーキを開放する場合に、開放レバーのラジアル方向の力をスラスト方向へ増幅させてブレーキ板5とブレーキディスク6の接触を開放するため、人力での開放動作が容易となり、また、電磁ブレーキの開放状態を維持するにも、開放レバーにラジアル方向の保持力を加えなくても開放状態が維持でき、操作性の容易な無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機が得られる効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図を用いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1における無励磁作動形電磁ブレーキ付回転電機の断面図であり、図2は図1に示す回転電機の正面図である。
これらの図において、回転軸1の反負荷側の一端部に、固定コア2が装着されており、回転軸1は軸受3により回転可能に支承されている。固定コア2には押圧手段、例えば、制動ばね(図示せず)が装備されており、この固定コア2の反負荷側端面には制動ばねにより常時押圧されるアーマチュア4が配設されている。
アーマチュア4と所定間隙を介してブレーキ板5が配設され、このブレーキ板5とアーマチュア4との間に両面が摩擦体で構成されたブレーキディスク6が配設されている。即ち、アーマチュア4とブレーキ板5により、ブレーキディスク6が挟持される構成となっており、アーマチュア4とブレーキ板5は固定コア2に取付けられ、ブレーキディスク6は、回転軸1の端部に形成されるハブ部7に結合されている。
固定コア2、回転軸1のハブ部7、アーマチュア4、ブレーキ板5、及びブレーキディスク6などによりブレーキ部8を構成し、このブレーキ部8は回転電機本体9の反負荷側にねじ10により取付けられるブレーキカバー11で覆われている。ブレーキカバー11には、図1に示すように、外部からブレーキ部8に貫通する開放シャフト12が設けられ、その先端はアーマチュア4に接触するまで軸方向への移動が可能に構成されている。
また、開放シャフト12の基端部は、開放ロッド13に軸受14を介在させて装着される取付け部材15に螺合されており、開放シャフト12、開放ロッド13、軸受14、及び取付け部材15などにより、ブレーキ開放部16を構成している。なお、このブレーキ開放部16は、図1に示すように開放カバー17により、ブレーキカバー11との間で防水、防塵構造を有するように覆われている。
開放ロッド13の一端部にはねじ孔(図示せず)が形成されるとともに、このねじ孔に軸18が螺合される。軸18には、この軸18を回転させる開放レバー19が、その軸方向を軸18の軸方向と直交するように取付けられており、この開放レバー19は、開放カバー17に取付けられる取付け板20により所定位置に保持される。なお、取付け板20は、取付けねじ21により開放カバー17に取付けられている。
また、開放ロッド13の他端部には、ねじ部22が形成されており、このねじ部22がブレーキカバー11の中心部分に形成されるねじ孔23に螺合し、開放ロッド13の他端部が保持されている。この構成により、開放レバー19のラジアル方向の力が開放ロッド13のスラスト方向の力に変換され、かつ、強力な力となって開放シャフト12の先端がアーマチュア4を押圧する。即ち、開放レバー19のラジアル方向の力をスラスト方向へ増幅させてブレーキ板5とブレーキディスク6の接触を開放する。
実施の形態1による回転電機は上記のように構成されており、次にその動作について説明する。
まず、ブレーキを手動開放する場合について説明する。この場合、取付けねじ21を緩めて取付け板20を外す。その後、開放レバー19を例えば時計方向に回すと、開放ロッド13の他端部に形成されたねじ部21によって開放ロッド13はねじ込まれ、軸受14を介して、取付け部材15を図1において右方向に押し込む。これにより、取付け部材15に固定された開放シャフト12が図示しない制動ばねの押圧力に抗してアーマチュア4を固定コア2へ押付け、ブレーキディスク6はフリー状態となる。この状態において、ブレーキディスク6はハブ7により回転軸1に連結されているので、回転軸1は開放される。
次に、手動開放を解除して回転軸1を固定する場合について説明する。この場合、開放レバー19を反時計方向へ回転させると、開放ロッド13は手動開放前の位置に戻ることになるが、この開放ロッド13が手動開放前の位置に戻ろうとするとき、開放シャフト12も同時に戻るため、固定コア2に内蔵された制動ばねによってブレーキディスク6はアーマチュア4とブレーキ板11に挟まれる。ブレーキディスク6はハブ7によって回転軸1に連結されているので、回転軸1は固定される。この時、開放ロッド13はブレーキカバー11にねじ部22によって組み合っているので、開放レバー19を保持するためのラジアル方向の力を必要としない。
開放ロッド13の他端部に形成されたねじ部22のねじ長を、ブレーキディスク6の初期厚さから使用限界磨耗厚さまでの寸法以上にすることにより、ブレーキカバー11と干渉することによる開放動作の不具合を未然に防止することができる。
また、開放レバー19により開放ロッド13を反時計方向に回し続けても、開放カバー17と開放ロッド13に軸受14を介して結合された取付け部材15が、ブレーキカバー11と開放ロッド13のねじ部22がかみ合っている状態で干渉するので、手動開放装置内部で構造が分解するのを未然防止している。
この発明に係る無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機は、電源のない状態でブレーキを開放する場合に、人力での開放動作が容易となり、また、電磁ブレーキの開放状態を維持するための力を加えなくても開放状態が維持でき、操作性の容易な無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機が得られるもので、産業上の利用可能性は大きいものがある。
この発明の実施形態1における無励磁作動形電磁ブレーキ付回転電機の断面図である。 図1に示す回転電機の正面図である。
符号の説明
1 回転軸 2 固定コア
3 軸受 4 アーマチュア
5 ブレーキ板 6 ブレーキディスク
7 ハブ部 8 ブレーキ部
9 回転電機本体 10 ねじ
11 ブレーキカバー 12 開放シャフト
13 開放ロッド 14 軸受
15 取付け部材 16 ブレーキ開放部
17 開放カバー 18 軸
19 開放レバー 20 取付け板
21 取付けねじ 22 ねじ部
23 ねじ孔

Claims (2)

  1. 無励磁状態でブレーキを動作させて回転電機本体を構成する回転軸を拘束し、励磁することにより上記ブレーキを開放して上記回転軸の拘束を解除する電磁ブレーキを備えた無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機であって、
    上記回転電機本体の反負荷側に装着される固定コアと、
    上記固定コアに装備される押圧手段により常時押圧されるアーマチャアと、
    上記アーマチャアと対向して配置されるブレーキ板と、
    上記アーマチャアと上記ブレーキ板の間に配置され、上記回転電機の回転軸に結合されるブレーキディスクと、
    を含む構成のブレーキ部を備えた無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機において、
    上記回転電機本体に装着され、上記回転電機本体との間で上記ブレーキ部を囲設するブレーキカバーと、
    上記ブレーキカバーに螺合するねじ部が一端部に形成されると共に、上記回転軸の軸方向と同一軸方向を有する開放ロッドと、
    上記開放ロッドの他端部に上記開放ロッドの軸方向と直交する軸方向を有して装着され、回転動作により上記開放ロッドを軸方向に移動させる開放レバーと、
    上記開放ロッドの上記ねじ部と上記開放レバーの装着部との間に軸受けを介して取付けられ、上記開放ロッドと共に上記開放ロッドの軸方向に移動する取付け部材と、
    上記取付け部材に装着され、先端部で上記アーマチャアを上記固定コアに押圧して上記ブレーキ部を開放する開放シャフトと、
    を備えたことを特徴とする無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機。
  2. 上記開放ロッドの一端部に形成されるねじ部のねじ長を、ブレーキディスクの初期厚さから使用限界磨耗厚さまでの寸法以上にすることを特徴とする請求項1記載の無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機。
JP2006025262A 2006-02-02 2006-02-02 無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機 Active JP4742310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025262A JP4742310B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025262A JP4742310B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007209123A JP2007209123A (ja) 2007-08-16
JP4742310B2 true JP4742310B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=38488077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006025262A Active JP4742310B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4742310B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110103632A1 (en) * 2009-10-30 2011-05-05 Avago Technologies Wireless Ip (Singapore) Pte. Ltd. Integrated acoustic horn and lead frame
WO2021153071A1 (ja) * 2020-01-30 2021-08-05 株式会社キトー ブレーキ解放機構、ブレーキ付モータ及び巻上機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2612246B1 (fr) * 1987-03-13 1989-06-09 Simu Soc Ind Metal Usine Dispositif pour le freinage automatique des stores ou volets roulants

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007209123A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9903430B2 (en) Brake system and electric motor
JP4725980B2 (ja) モータの制動装置
JP4742310B2 (ja) 無励磁作動形電磁ブレーキ付き回転電機
JPS63315792A (ja) 自動制動装置
WO2011004424A1 (ja) エレベータ巻上機の制動装置
JPH11299201A (ja) エレベ―タやリフト駆動機構等のための電気機械
WO2004050527A1 (ja) 巻上機のブレーキ機構
JP2009004265A (ja) 真空遮断器
JP3940102B2 (ja) 巻上機用制動装置
JP2010106981A (ja) 手動ブレーキ解放機構を有する無励磁作動形電磁ブレーキ付モータ
JP2009108928A (ja) 無励磁作動ブレーキの手動解放装置
JP2005113965A (ja) 電磁制動装置
JP5555151B2 (ja) 無励磁作動ブレーキ用手動解放装置
JP3076422U (ja) 電磁ブレーキの手動解放機構
JPWO2009044450A1 (ja) エレベータ用巻上機及びブレーキ装置
JP2002054664A (ja) 無励磁電磁ブレーキ
JP6214423B2 (ja) 電磁ブレーキ付電動機
JP4009286B2 (ja) 巻上機用の制動装置
JP4477095B1 (ja) 無励磁作動形電磁ブレーキのばね式手動解放機構
JP2006266409A (ja) 無励磁作動形電磁ブレーキの手動解放機構
JP4779767B2 (ja) 制動装置
JP3080150U (ja) 電磁ブレーキの手動解放機構
JP2019035443A (ja) 電磁ブレーキ解除具
CN217081186U (zh) 电磁制动器、驱动***和工程车辆
JP2002051498A (ja) 電磁ブレーキ付電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4742310

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250