JP4739587B2 - ボタン付け用ミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタンと被縫製物を移動しながらボタンを被縫製物に縫着し、ボタン縫着後に糸を切断するのに好適なボタン付け用ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ボタンを自動的に供給してボタンを被縫製物に縫い付けることのできるボタン付け用ミシンが知られている。
【0003】
このような従来のボタン付け用ミシンは、ミシン本体に、ボタン供給装置を付設することにより構成されている。
【0004】
前記ミシン本体は、例えば電子式単環縫いミシンであり、送り装置およびボタン縫着後に前記送り装置によりボタンが縫い付けられた被縫製物を移動させて最適な糸残り長さになるように糸を切断する糸切り装置を備えている。そして、送り装置は、ボタンを挟持するとともに被縫製物を保持する保持手段としての布押え機構と、この布押え機構を移動させる送り手段としての布送り機構とを有している。さらに、布押え機構は、被縫製物を支持する支持板と、供給されるボタンをクランプするとともに被縫製物を押えるつかみ装置とを有しており、このつかみ装置には、ボタンを保持・開放可能なボタンクランプ機構が設けられている。また、布送り機構は、布押え機構をX−Y方向に移動させるためのパルスモータからなる2つの送り駆動モータを備えている。さらにまた、糸切り装置は、ボタン縫着後に糸を切断する糸切り手段を構成するものであり、ミシンベッドの針板の下部に固定配置された固定刃と、針板に回転自在に支持されている可動刃とにより主として構成されている。そして、可動刃は、糸切りソレノイドの駆動力により駆動可能とされている。
【0005】
前記ボタン供給装置は、糸切り後にボタンを針心とボタンの中心とが一致する位置である受け渡し位置において前記保持手段のボタンクランプ機構に供給するためのものであり、多数のボタンを整列搬送するボタン搬送装置と、ボタン搬送装置の排出孔から排出されるボタンを1つずつ受け取り位置で受け取って、この受け取ったボタンを受け取り位置から受け渡し位置に移動させた後、受け渡し位置において保持手段に受け渡すボタン転送機構とを有している。このボタン転送機構は、ボタン搬送装置の排出孔から落下するように排出されるボタンが載置される開閉可能な一対のシャッタ板と、このシャッタ板の上方に配設され中心に対して拡縮可能な3つ爪などからなる調心機構と、調心機構の中心の上方に回転自在かつ昇降自在に配設されたワークアタッチメントと、ボタンの糸通し孔に挿通されるキャリアピンが自由端側に配設されボタンを受け取り位置からボタン受け渡し位置に移動させるボタンキャリアとを有している。なお、ボタンキャリアは、ボタンキャリア駆動モータの駆動力をもってキャリアピンの位置を、少なくとも排出口の鉛直方向下方に位置する受け取り位置と、針落ち位置およびボタンの中心の位置が一致する受け渡し位置との間を往復移動できるように回動可能とされているのが一般的である。
【0006】
このような構成からなる従来のボタン付け用ミシンによれば、まず、ボタンがボタン搬送装置により搬送されて排出孔から自然落下により排出される。そして排出口から落下したボタンは、排出口の下方に配設されている一対のシャッタ板の開閉部に載置されるとともに、調心機構の3つ爪が閉じることによってボタンを中央によせて位置決めした後、ワークアタッチメントを回転させながら下降させることにより、ボタンの糸通し孔をキャリアピンに合わせて挿入する。その後、シャッタ板を開いてワークアタッチメントを上昇させることにより、ボタンがボタンキャリアに渡される。
【0007】
ついで、ボタンキャリア駆動モータの駆動力をもってボタンキャリアを回転させることにより、キャリアピンに挿通されたボタンを受け取り位置から受け渡し位置へ向かって移動し、ボタンが受け渡し位置に到達すると、ボタンは受け渡し位置で待機している布押え機構のボタンクランプ機構によって保持される。そして、ボタンがボタンクランプ機構によって保持されると、ボタンキャリアは、受け取り位置に復帰する。
【0008】
ついで、ミシンモータを駆動することにより、針が上下して縫い目によりボタンを被縫製物に縫い付けている際に、布送り機構によって布押え機構を所定の縫製パターンに基づいて移動させることによって、ボタンに形成されている複数の糸通し孔に所定の順序で針落ちが行われる。そして、ボタンを被縫製物に縫い付ける縫製動作が終了したボタン縫着後には、布送り機構を駆動させて被縫製物に逢着したボタンを最適な糸残り長さが得られる(例えば、図5(B)に示す最終針落ち位置に形成される糸の結節部から前記固定刃の刃部までの距離Lをボタンの糸通し孔の心間が異なっても常に一定にする)糸切り位置に移動させてから糸切りソレノイドによって糸切り装置を駆動させることにより、糸の切断が行われる。
【0009】
また、糸切り後には、布送り機構を駆動させて布押え機構を針心とボタンの中心とが一致する受け渡し位置に移動させることにより、ボタン供給装置によるつぎのボタン付けに供するボタンの供給を受けることができるように形成されている。
【0010】
なお、このような従来のボタン付け用ミシンにおいては、ボタン縫着後に前記保持手段を糸切り位置に移動させて糸切りを実行した後に前記保持手段を受け渡し位置に移動させる標準モードと、サイクルタイムを短縮させるための高速モードとを備えているのが一般的である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のボタン付け用ミシンにおいては、標準モードにおいては何ら問題はないものの、高速モード時においては、ボタン供給装置のボタンを受け渡すタイミングが速くなり、布送り機構が布押え機構を受け渡し位置に移動させる前に、ボタン供給装置がボタンを受け渡し位置に供給してしまうという問題点があった。
【0012】
すなわち、図10のタイミングチャートに示すように、一方の標準モードにおいては、ミシン本体側においてTA時間におけるミシンの最終針の上位置信号から布送り機構が糸切り位置に到達するのに必要な移動時間を見込んだTb時間後に糸切り動作のために糸切りソレノイドを駆動し、その後布送り機構が受け渡し位置に到達するのに必要な移動時間を見込んだTc時間後にミシンモータの停止信号であるミシン停止信号をボタン供給装置に出力している。そして、ボタン供給装置側においては、ミシン停止信号を受け取ると、ボタンの引っかかりを防止するためにシャッタ板の開閉動作に要する最小100ms程度のTd時間後にボタンキャリア駆動モータを動作させてボタンを受け渡し位置に移動している。
【0013】
したがって、図10に示すように、標準モードにおいては、送り駆動モータの駆動力によって移動する布押え機構が受け渡し位置に移動した後で、ボタンキャリアを受け取り位置から受け渡し位置に移動させるボタンキャリア駆動モータが駆動するので、ボタンキャリアから布送り機構のボタンクランプ機構へのボタンの受け渡しが確実に行われることになる。
【0014】
これに対し、他方の高速モードにおいては、ボタン供給装置側において、ミシン停止信号を受け取ると、シャッタ板の開閉動作を行わずに、最小10ms程度のTd’時間後にボタンキャリア駆動モータを動作させてボタンを受け渡し位置に移動している。
【0015】
したがって、図10に示すように、高速モードにおいては、送り駆動モータの駆動力によって移動する布押え機構が受け渡し位置に移動する前に、ボタンキャリアを受け取り位置から受け渡し位置に移動させるボタンキャリア駆動モータが駆動して受け取り位置にボタンが供給されるので、ボタンキャリアから布送り機構のボタンクランプ機構へのボタンの受け渡しが安定して行われないことになる。
【0016】
さらにいうと、いずれのモードにおいても、ボタン縫着後に保持手段を糸切り位置に移動させて糸切りを実行した後に保持手段を受け渡し位置に移動させているので、高速モードにおいては、布送り機構が受け渡し位置に移動する前に、ボタン供給装置のボタンキャリアが受け渡し位置に到達してボタンを供給してしまうことがある。
【0017】
なお、ミシン停止信号は、ミシンモータが実際に停止してから出力するのではなく、ボタン供給装置がミシン停止信号を受け取ってボタンを受け渡し位置に移動するまでのタイムラグを見越して出力するようになっている。
【0018】
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、高速モードにおけるボタンの受け渡しを確実に行うことのできるボタン付け用ミシンを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明のボタン付け用ミシンの特徴は、ボタンおよびこのボタンを縫い付ける被縫製物を保持可能なつかみ装置および支持板を具備する保持手段と、前記保持手段を所定の縫製パターンに基づいて水平方向に移動させる送り手段と、ボタン縫着後に糸を切断する糸切り手段と、糸切り後にボタンを針心とボタンの中心とが一致する受け渡し位置において前記保持手段に供給するボタン供給手段とを有するボタン付け用ミシンにおいて、前記送り手段は、左右一対の送り駆動モータと、基端部が前記送り駆動モータに連結され先端部に前記支持板の基端部が固定された駆動板を備え、ボタン縫着後に、前記保持手段の水平方向の移動により、最適な糸残り長さが得られる糸切り位置に移動させて糸切りを実行した後に前記保持手段を受け渡し位置に移動させる標準モードと、ボタン縫着後に、前記保持手段を受け渡し位置に移動させて、前記標準モードより糸残り長さが長くなるように、糸切りを実行する高速モードとのいずれか一方を選択するモード選択手段と、前記モード選択手段からのモード信号に基づいて標準モードと高速モードとを選択的に切り換えるとともに、切り換えたモードに対応して前記左右一対の送り駆動モータを含む動作制御を設定する制御部とを有する点にある。そして、このような構成を採用したことにより、高速モードにおいて、受け渡し位置で糸切りを行うことにより、ボタン縫着後における送り手段による保持手段の受け渡し位置への移動動作を高速に行うことができるため、受け渡し位置におけるボタン供給手段によるボタンの供給タイミングに、布送り機構を受け渡し位置に移動するタイミングを間に合わせることができる。その結果、高速モードにおける受け渡し位置でのボタンの受け渡しを確実にできる。
【0020】
また、請求項2に係る本発明のボタン付け用ミシンの特徴は、請求項1において、前記糸切り手段を駆動する糸切りソレノイドと、ボタンを受け取り位置から受け渡し位置移動させるボタンキャリアと、前記ボタンキャリアを駆動するボタンキャリア駆動モータを備え、前記制御部が、高速モードにおいては前記保持手段を受け渡し位置に移動させた後、前記糸切りソレノイドと前記ボタンキャリア駆動モータを駆動する点にある。そして、このような構成を採用したことにより、高速モードにおけるボタンキャリアから保持手段へのボタンの受け渡しを確実に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
【0022】
図1から図6は本発明に係るボタン付け用ミシンの実施形態を示すものである。
【0023】
本実施形態のボタン付け用ミシン1は、ボタンBを自動的に供給して、ボタンBを布などの被縫製物に縫い付け、その後縫い目に連なる糸Tを切断することのできるものであり、図1に示すように、少なくとも単環縫いを実行することのできる電子式サイクルミシンからなるミシン本体2と、このミシン本体2の側方に配設されたボタン供給手段としてのボタン供給装置3とを有している。これらのミシン本体2およびボタン供給装置3は、上面がほぼ平坦に形成されたミシンテーブル4上に配設されている。そして、ボタン付け用ミシン1は、図1下方に示す下側が、オペレータが縫製動作を実行する際に、各種の操作および作業を行うために対峙する操作側OSとされており、図1上側が操作側OSに対して反対側に位置する奥側BSとされている。
【0024】
前記ミシン本体2は、ボタンBを図示しない被縫着物に縫い付けるためのものであり、図1に示すように、ミシンテーブル4上の所定の位置に取着されるミシンベッド5と、ミシンベッド5の上方にミシンベッド5と平行に延在するミシンアーム6と、シンベッド5とミシンアーム6とを奥側BSで接続する脚柱部7とを有する一般的なフレーム構造を有している。そして、ミシンアーム6の自由端側に位置するミシン頭部6aの下面の所望の位置には、針Nがその長手方向を上下方向に向けて配設されている。この針Nは、図2に示すように、針棒8の下端部にその基端部が取着されている。そして、針棒8は、公知の如く、ミシンモータ9(図7)によって回転駆動される駆動軸の回転に連動する針棒駆動機構(共に図示せず)によって上下方向に所定のストロークをもって往復運動可能とされている。さらに、ミシン本体2は、図2に示すように、送り装置10と糸切り装置11とを有している。
【0025】
前記送り装置10は、図3に詳示するように、ボタンBを挟持するとともに被縫製物を保持する保持手段としての布押え機構12と、この布押え機構12をボタンBの種類に応じて設定される所定の縫製パターンに基づいて移動させる送り手段としての布送り機構13とを有している。
【0026】
前記布送り機構13は、平板状に形成された駆動板14と、ミシンベッド5の内部に配設された駆動源、本実施形態においてはパルスモータからなる左右一対の送り駆動モータ15L,15Rとを有している。これらの送り駆動モータ15L,15Rは、その出力軸15La,15Raの先端がミシンベッド5の上方に突出されており、これらの出力軸15La,15Raと駆動板14の基端部とは、偏心部材16、偏心軸17およびリンク部材18により構成された左右一対の駆動力伝達機構によって連結されている。なお、駆動力伝達機構としては、従来公知の各種の構成のものから選択使用できる。
【0027】
前記駆動板14は、基端部がリンク部材18の他端に回転自在に連結支持されており、その先端部がミシンベッド5の先端部側に位置するように、ミシンベッド5の上面に沿って延在するように配設されている。この駆動板14のほぼ中央部分には、長手方向に沿う長穴状のガイド孔19が形成されており、このガイド孔19には、ミシンベッド5に対して支軸20を中心に回転自在に支持されているガイド部材21がガイド孔19の長手方向に沿って摺動自在に嵌合されている。すなわち、駆動板14は、ガイド部材21の支軸20を中心として回転可能とされるとともに、ガイド部材21とガイド孔19により案内されることにより、ガイド孔19の長手方向の範囲内において支軸20を中心に揺動可能となるように構成されている。
【0028】
前記布押え機構12は、被縫製物を下方から支持する支持板22と、ボタンBをクランプするとともに被縫製物を押さえるつかみ装置23とを具備している。そして、支持板22の基端部が前記駆動板14の先端部に固定されており、この支持板22には、少なくとも縫製状態において上下動する針Nが通過可能な板厚方向に貫通する図示しない四角穴状の貫通孔が形成されている。
【0029】
前記つかみ装置23は、駆動板14の先端部の上方にほぼ平行に延在する支持フレーム24と、この支持フレーム24の先端部に配設されボタンBを保持・開放可能な従来公知のボタンクランプ機構25とを有している。そして、支持フレーム24は、その先端部が上下動可能となるように、基端部が駆動板14の長手方向のほぼ中央部分に回転自在に支持されている。また、つかみ装置23は、図示しないばねの付勢力によって常には下方に向かって付勢されており、この付勢力によって、ボタンクランプ機構25が支持板22上に圧接され、被縫製物を挟持できるようになっている。さらに、つかみ装置23は、図2および図4に示す押え上げソレノイド26により駆動される押え上げリンク27、押え上げレバー28を具備する押え上げ機構29によって、前記付勢力に抗してつかみ装置23を上昇させて被縫製物の挟持の解除が行われるように構成されている。
【0030】
前記2つの送り駆動モータ15L,15Rの駆動により、駆動板14がガイド孔19の長手方向の範囲内において前後方向に移動するとともに支軸20を中心として左右方向に揺動され、この駆動板14の移動にともなって支持板22およびボタンクランプ機構25も前後左右に移動する。
【0031】
すなわち、2つの送り駆動モータ15L,15Rが、それぞれ個別に回転方向および回転量が制御されることにより、支持板22およびボタンクランプ機構25が水平面内の任意の位置に移動する。
【0032】
これにより、ボタンクランプ機構25に保持されたボタンBの種類、大きさ、そして縫製パターンに応じて、支持板22およびボタンクランプ機構25を移動することにより、針Nが所定の順序でボタンBの糸通し孔Ba(図5)に貫通し、単環縫い目が形成されてボタンBを被縫製物に縫い付けることができるように構成されている。
【0033】
前記糸切り装置11は、ボタンB縫着後に糸T(図2)を切断する糸切り手段を構成するものであり、図4に示すように、本実施形態の糸切り装置11は、針板30と、可動刃31と、固定刃32を主として構成されている。そして、針板30は、前記支持板22と対向するようにしてミシンベッド5の針落ち位置に固定されており、そのほぼ中央部には、板厚方向に貫通する長穴状の針孔33が形成されている。また、固定刃32は、針板30の左右方向一端に対向して針板30の下面に固定されており、可動刃31は、針板30に固定された可動刃支持軸34を中心に回転自在に支持されている。そして、糸切り駆動機構35によって可動刃31を固定刃32に向かって回動させることで、固定刃32と可動刃31とが協働して被縫製物に連なる縫製後の糸Tを切断することができるようになっている。
【0034】
本実施形態における糸切り駆動機構35は、図4に詳示するように、糸切りレバー36、糸切り腕37および連結板38を有している。そして、糸切り駆動機構35は、押え上げソレノイド26により駆動される押え上げリンク27に連動して、可動刃31を駆動することができるようになっている。
【0035】
すなわち、本実施形態の押え上げソレノイド26は、糸切り装置11を駆動する駆動源としての糸切りソレノイド39を兼用しており、押え上げソレノイド26の出力軸26aを後退動作させることにより、つかみ装置23を上昇させて被縫製物の挟持の解除を行う押え上げ動作が行われるとともに、この押え上げ動作に連動して可動刃31を駆動して被縫製物に連なる縫製後の糸Tを切断する糸切り動作を行うことができるようになっている。
【0036】
前記ボタン供給装置3は、糸切り後にボタンBを図5(B)に示す針落ち位置とボタンBの中心の位置とが一致する受け渡し位置P2において前記保持手段のボタンクランプ機構25にボタンBを供給するためのものであり、図1および図5に示すように、多数のボタンBを整列搬送するボタン搬送機構40と、ボタン搬送機構40の排出口、詳しくは後述する第2排出口48aから排出されるボタンBを1つずつ受け取り位置P1で受け取って、この受け取ったボタンBを受け取り位置P1から受け渡し位置P2に移動させた後、受け渡し位置P2において保持手段のボタンクランプ機構25に受け渡すボタン転送機構41とを有している。
【0037】
前記ボタン搬送機構40には、図5に示すように、ミシン本体2から最も離れた図5右側にボタン供給部42が配設されており、このボタン供給部42のミシン本体2側には、ボタンBの送出口42aが設けられている。そして、ボタン供給部42の左側には、パルスモータなどからなる第1回転板駆動モータ43の駆動力によって90度毎に間欠回転運動を行う円板状の第1回転板44が配設されており、この第1回転板44の下方には、第1支持板45が配設されている。そして、第1回転板44の外周部には、第1回転板44の中心位置から等距離位置に等角度分配置された4つの切欠部44aが形成されている。そして、前記送出口42aから送出されて落下するボタンBを、第1回転板44に形成された切欠部44a内に1個づつ嵌入してその下面を第1支持板45によって支持するとともに、第1回転板44の回転によって、切欠部44a内に嵌入したボタンBを第1水平弧状経路46に沿って移動できるように構成されている。
【0038】
また、第1支持板45のミシン本体2側の位置には、第1水平弧状経路46上を移動するボタンBを下方に排出する第1排出口45aが設けられており、第1支持板45上を第1水平弧状経路46に沿って移動するボタンBは、第1水平弧状経路46の途中、詳しくはボタンBが送出口42aから180度回転したミシン本体2側に移動した時点で、第1支持板45の第1排出口45aから下方へ落下するように構成されている。
【0039】
前記第1支持板45の左側には、第1回転板駆動モータ43の駆動力が図示しない歯車列あるいはベルトなどにより伝達されて第1回転板44に連動して回転運動を行う円板状の第2回転板47が配設されており、この第2回転板47の下方には、第2支持板48が配設されている。そして、第2回転板47の外周部近傍には、第2回転板47の中心位置から等距離位置に等角度分配置された複数、本実施形態においては8つのボタン挿入孔47aが形成されている。そして、前記第1排出口45aから落下するボタンBを、第1回転板44に連動して45度毎に間欠回転運動する第2回転板47に形成されたボタン挿入孔47a内に1個づつ嵌入してその下面を第2支持板48によって支持するとともに、第2回転板47の回転によって、ボタン挿入孔47a内に嵌入したボタンBを第2水平弧状経路49に沿って移動できるように構成されている。また、第2支持板48のミシン本体2側の位置には、第2水平弧状経路49上を移動するボタンBを下方に排出する第2排出口48aが設けられており、第2支持板48上を第2水平弧状経路49に沿って移動するボタンBは、第2水平弧状経路49の途中、詳しくはボタンBが第1排出口45aから180度回転したミシン本体2側に移動した時点で、第2支持板48の第2排出口48aから下方へ落下するように構成されている。この第2排出口48aの配設位置がボタン転送機構41によるボタンBの受け取り位置P1とされている。なお、第2回転板47は、第1回転板駆動モータ43とは個別に配設された第1回転板駆動モータ43と同様の駆動モータによって回転を制御してもよい。
【0040】
前記ボタン転送機構41は、図6に示すように、ボタン搬送機構40の第2排出口48aから落下するように排出されるボタンBが載置される開閉可能な一対のシャッタ板51と、このシャッタ板51の上方に配設され中心に対して拡縮可能な3つ爪などからなる調心機構52と、調心機構52の中心の上方に回転自在かつ昇降自在に配設されたワークアタッチメント53と、自由端側にボタンBの糸通し孔Baに挿通されるボタンBの糸通し孔Baと同数のキャリアピン54が配設されパルスモータなどからなるボタンキャリア駆動モータ55(図7)の駆動力をもってボタンBを受け取り位置P1からボタンB受け渡し位置P2に移動させるボタンキャリア56とを有している。なお、ワークアタッチメント53は、回転用モータ57および昇降用エアシリンダ58の駆動力をもって回転自在かつ昇降自在とされている。
【0041】
前記ボタン転送機構41は、常には、一対のシャッタ板51が閉状態で前記第2排出口48aの下方に位置しており、第2排出口48aから落下するボタンBは、閉状態のシャッタ板51上に落下し、その後調心機構52によって、ボタンBはシャッタ板51上において保持されるとともに、ボタンBの中心とシャッタ板51の開閉部の中心とが一致されるようになっている。これにより、ボタンBの中心は、シャッタ板51の下方で待機しているボタンキャリア56のキャリアピン54の中心とも一致するようになっている。また、ボタンBの中心とシャッタ板51の開閉部の中心とが一致すると、シャッタ板51が開き回転用モータ57および昇降用エアシリンダ58の作動により、第2排出口48aの上方に待機しているワークアタッチメント53が回転しつつ下降し、ボタンBを押し下げながら回転させるようになっている。これにより、シャッタ板51の下方で待機しているボタンキャリア56のキャリアピン54にボタンBの糸通し孔Baが挿入される。ここで、ボタンBの糸通し孔Baがボタンキャリア56のキャリアピン54に挿入されると、ボタンBが調心機構52の図示しない3つ爪より下方に位置するため、ボタンBの外周縁を中心に向かって付勢している3爪は閉じてボタンBの糸通し孔Baがボタンキャリア56のキャリアピン54に挿入されたことを図示しないセンサで検知し、この検知信号に基づいてシャッタ板51の閉動作およびワークアタッチメント53の上昇動作を行うように構成されている。その後、ボタンBは、ボタンキャリア駆動モータ55の駆動力によるボタンキャリア56の回転により、受け取り位置P1から受け渡し位置P2に転送され、受け渡し位置P2においてボタンクランプ機構25によって保持されるようになっている。そして、ボタンBがボタンクランプ機構25によって保持されると、ボタンキャリア56は、受け取り位置P1に復帰し、ミシン本体2の動作によりボタン付けが実行されるようになっている。
【0042】
つぎに、制御部の一例について図7に示すブロック図により説明する。
【0043】
図7に示すように、本実施形態のボタン付け用ミシン1の制御をつかさどる制御部60は、少なくともCPU61と、適宜な容量のROM、RAMなどにより形成されたメモリ62とを有している。そして、制御部60には、少なくともミシンモータ9、送り駆動モータ15L,15R、押え上げソレノイド26、第1回転板駆動モータ43、ボタンキャリア駆動モータ55、回転用モータ57、昇降用エアシリンダ58、操作パネル63、図示しない縫製開始スイッチとしての起動ペダルなどが電気的に接続されている。また、操作パネル63には、少なくとも標準モードと高速モードとのいずれか一方を選択するモード選択手段としてのディップスイッチ64や、図示しない電源スイッチ、動作表示や縫製動作の設定に用いる絵表示、入力キーなどを具備するタッチパネル、縫製パターン選択スイッチなどの各種のスイッチ類、LEDなどの各種の表示灯などが配設されている。なお、モード選択手段としては、ディップスイッチ64に限らず、押しボタンスイッチ、ロータリースイッチなどの各種のスイッチから選択使用できるが、オペレータによる不用意な操作や、オペレータの接触による誤操作などによる誤動作の危険性が少ないという意味でディップスイッチ64を用いることが好ましい。
【0044】
前記メモリ62には、少なくともモード選択手段としてのディップスイッチ64からのモード信号に基づいて標準モードと高速モードとを選択的に切り換えるとともに、切り換えたモードに対応した動作制御を設定するための動作プログラムが記憶されるようになっている。この動作プログラムとしては、標準モードを行うためのボタン縫着後に前記保持手段としての布押え機構12を最適な糸切り後の糸残り長さが得られる糸切り位置に移動させて糸切りを実行した後に布押え機構12を受け渡し位置P2に移動させる動作制御を設定するプログラムや、高速モードを行うためのボタン縫着後に布押え機構12を受け渡し位置P2に移動させて糸切りを実行させる動作制御を設定するプログラムを例示できる。この高速モードにおける動作タイミングについては後述する。
【0045】
なお、メモリ62には、ボタン付け用ミシン1の電源投入時のイニシャライズ動作を行うプログラムや、縫製動作などに必要な各種のデータおよびプログラムなども記憶されるようになっている。
【0046】
その他の構成は、従来公知のボタン付け用ミシン1と同様とされているので、その詳しい説明は省略する。
【0047】
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
【0048】
本実施形態のボタン付け用ミシン1における標準モードのボタン付け動作は、従来と同様とされているので、その詳しい説明は省略し、本発明の要旨にかかわる部分についてのみ説明する。
【0049】
まず、本実施形態のボタン付け用ミシン1による縫製開始前までの動作について図8に示すフローチャートにより説明する。
【0050】
図8のフローチャートに示すように、本実施形態のボタン付け用ミシン1による縫製開始前までの動作は、ステップST01において、図示しない縫製準備完了スイッチがON操作されたか否かを判断し、ON操作されていない場合には、ステップST01の判断がON操作されるまで待機する。
【0051】
前記ステップST01の判断においてON操作されている場合には、ステップST02に進行し、ステップST02においてディップスイッチ64が標準モードか否かを判断し、標準モードの場合には、つぎのステップST03に進行し、モードを標準モードに切り換えるとともに、メモリ62に記憶されている標準モードの動作制御を行うプログラムに基づいて、各部の動作制御を標準モード、詳しくはボタン縫着後に保持手段としての布押え機構12を糸切り位置に移動させて糸切りを実行した後に布押え機構12を受け渡し位置P2に移動させる動作に対応するように設定し、つぎのステップST05に進行する。
【0052】
前記ステップST02の判断において高速モードの場合には、つぎのステップST04に進行し、モードを高速モードに切り換えるとともに、メモリ62に記憶されている高速モードの動作制御を行うプログラムに基づいて、各部の動作制御を高速モード、詳しくはボタン縫着後に布押え機構12を受け渡し位置P2に移動させて糸切りを実行する動作に対応するように設定し、つぎのステップST05に進行する。
【0053】
ついで、ステップST05において、図示しない縫製スタートスイッチがON操作されたか否かを判断し、ON操作されていない場合には、ステップST05の判断がON操作されるまで待機する。
【0054】
前記ステップST05の判断においてON操作されている場合には、つぎのステップST06に進行し、縫製、詳しくはボタン付け、糸切り、ボタン供給のそれぞれの一連の動作を実行して終了する。
【0055】
つぎに、本実施形態のボタン付け用ミシン1による高速モードにおける動作タイミングについて図9に示すタイミングチャートにより説明する。
【0056】
図9のタイミングチャートに示すように、本実施形態のボタン付け用ミシンの高速モードにおいては、ミシン本体2側において、TA時間におけるミシンの最終針の上位置信号から、布送り機構13が受け渡し位置P2に到達するのに必要な移動時間を見込んだTb時間後に糸切り動作のために糸切りソレノイド39およびミシンモータ9の停止信号であるミシン停止信号をボタン供給装置3に出力している。そして、ボタン供給装置3側においては、ミシン停止信号を受け取ると、シャッタ板51の開閉動作を行わずに、最小10ms程度のTd’時間後にボタンキャリア駆動モータ55を動作させてボタンを受け渡し位置P2に移動している。
【0057】
すなわち、本実施形態においては、TA時間におけるミシンの最終針の上位置信号から、Tb+Td’時間後にボタンキャリア駆動モータ55が駆動するのに対して、従来は、TA時間におけるミシンの最終針の上位置信号から、Tb+Tc+Td’時間後にボタンキャリア駆動モータが駆動している。
【0058】
また、図9に示すように、本実施形態のボタン付け用ミシン1の高速モードにおいては、送り駆動モータ15L,15Rの駆動力によって移動する布押え機構12が受け渡し位置P2に移動した後に、糸切り装置11を駆動する糸切りソレノイド39と、ボタンキャリア56を受け取り位置P1から受け渡し位置P2に移動させるボタンキャリア駆動モータ55が駆動するので、ボタンキャリア56から布送り機構13のボタンクランプ機構25へのボタンBの受け渡しが確実に行われることになる。
【0059】
したがって、本実施形態のボタン付け用ミシン1の高速モードによれば、図9に示すように、送り駆動モータ15L,15Rの駆動力によって移動する布押え機構12が受け渡し位置P2に移動した後で、ボタンキャリア56が受け取り位置P1から受け渡し位置P2に移動するので、ボタンキャリア56から布送り機構13のボタンクランプ機構25へのボタンBの受け渡しが確実に行われることになる。
【0060】
このように、本実施形態のボタン付け用ミシン1によれば、制御部60がモード選択手段としてのディップスイッチ64からのモード信号に基づいて標準モードと高速モードとを切り換えることができるとともに、高速モードにおいて、受け渡し位置P2で糸切りを行うことにより、ボタン縫着後における送り手段としての布送り機構13による保持手段としての布押え機構12の受け渡し位置P2への移動動作を高速に行うことができるため、受け渡し位置P2におけるボタン供給手段としてのボタン供給装置3によるボタンBの供給タイミングに、布送り機構13を受け渡し位置P2に移動するタイミングを確実に間に合わせることができる。その結果、高速モードにおける受け渡し位置P2でのボタンBの受け渡し、詳しくはボタンBのボタンキャリア56からボタンクランプ機構25への受け渡しを確実にできる。
【0061】
なお、受け渡し位置P2で糸切りした場合は、糸切り位置で糸切りした場合よりも糸切り後の糸残り長さは長くなる。
【0062】
また、本実施形態のボタン付け用ミシン1によれば、モード選択手段がディップスイッチ64により形成されているため、オペレータによる不用意な操作や、オペレータの接触による誤操作などによる誤作動の危険性を少なくすることができる。
【0063】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る本発明のボタン付け用ミシンによれば、高速モードにおける受け渡し位置でのボタンの受け渡しを確実にできるなどの極めて優れた効果を奏する。
【0065】
また、請求項2に係る本発明のボタン付け用ミシンによれば、高速モードにおけるボタンキャリアから保持手段へのボタンの受け渡しを確実に行うことができるなどの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るボタン付け用ミシンの実施形態の全体構成の要部を示す外観斜視図
【図2】 図1のミシン本体の要部の外観斜視図
【図3】 図2のミシン本体の布押え装置および布送り装置の要部の外観斜視図
【図4】 図2のミシン本体の糸切り装置および糸切り駆動機構の要部の斜視図
【図5】 図1のボタン供給装置の平面図
【図6】 図1のボタン供給装置のボタン転送機構近傍の正面図
【図7】 本発明に係るボタン付け用ミシンの実施形態の制御部の一例を示すブロック図
【図8】 本発明に係るボタン付け用ミシンの縫製開始前までの要部の動作を示すフローチャート
【図9】 本発明に係るボタン付け用ミシンの高速モードにおける動作タイミングを示すタイミングチャート
【図10】 従来のボタン付け用ミシンの標準モードおよび高速モードにおける動作タイミングを示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 ボタン付け用ミシン
2 ミシン本体
3 ボタン供給装置
9 ミシンモータ
10 送り装置
11 糸切り装置
12 布押え機構(保持手段)
13 布送り機構(送り手段)
15L、15R 送り駆動モータ
23 つかみ装置
25 ボタンクランプ機構
26 押え上げソレノイド
29 押え上げ機構
30 針板
31 可動刃
32 固定刃
35 糸切り駆動機構
39 糸切りソレノイド
40 ボタン搬送機構
41 ボタン転送機構
51 シャッタ板
52 調心機構
53 ワークアタッチメント
55 ボタンキャリア駆動モータ
56 ボタンキャリア
60 制御部
61 CPU
62 メモリ
63 操作パネル
64 ディップスイッチ(モード選択手段)
B ボタン
Ba 糸通し孔
N 針
T 糸
P1 受け取り位置
P2 受け渡し位置

Claims (2)

  1. ボタンおよびこのボタンを縫い付ける被縫製物を保持可能なつかみ装置および支持板を具備する保持手段と、
    前記保持手段を所定の縫製パターンに基づいて水平方向に移動させる送り手段と、
    ボタン縫着後に糸を切断する糸切り手段と、
    糸切り後にボタンを針心とボタンの中心とが一致する受け渡し位置において前記保持手段に供給するボタン供給手段とを有するボタン付け用ミシンにおいて、
    前記送り手段は、左右一対の送り駆動モータと、基端部が前記送り駆動モータに連結され先端部に前記支持板の基端部が固定された駆動板を備え、
    ボタン縫着後に、前記保持手段の水平方向の移動により、最適な糸残り長さが得られる糸切り位置に移動させて糸切りを実行した後に前記保持手段を受け渡し位置に移動させる標準モードと、ボタン縫着後に、前記保持手段を受け渡し位置に移動させて、前記標準モードより糸残り長さが長くなるように、糸切りを実行する高速モードとのいずれか一方を選択するモード選択手段と、
    前記モード選択手段からのモード信号に基づいて標準モードと高速モードとを選択的に切り換えるとともに、切り換えたモードに対応して前記左右一対の送り駆動モータを含む動作制御を設定する制御部とを有することを特徴とするボタン付け用ミシン。
  2. 前記糸切り手段を駆動する糸切りソレノイドと、
    ボタンを受け取り位置から受け渡し位置移動させるボタンキャリアと、
    前記ボタンキャリアを駆動するボタンキャリア駆動モータを備え、
    前記制御部が、高速モードにおいては前記保持手段を受け渡し位置に移動させた後、前記糸切りソレノイドと前記ボタンキャリア駆動モータを駆動することを特徴とする請求項1に記載のボタン付け用ミシン。
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