JP4731711B2 - エレベーターのドア制御装置及びその改修工法 - Google Patents

エレベーターのドア制御装置及びその改修工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベーターの出入口のドアをドアモータで開閉制御する装置及びこれを改修する工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エレベーターのドア装置は、耐用年数の観点から、また更に高性能化させる観点から、既設品の一部を撤去して新設品と交換するように改修される。
例えば、特開平6−16370号公報には、既設エレベーターのドア装置を、品質向上のため新方式の制御装置に改修する場合、ドアモータとドア制御装置を新設品に交換し、かご及び乗場のドア開閉装置は流用することが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のドア制御装置では、ドアモータ及びその制御系だけを変更するものであるが、新たな駆動制御に必要な速度検出器が設けられていない場合、又は設けられていても仕様が合わず利用できない場合がある。また、高級なドア装置では、一般的にリンク駆動のため、既設のドア装置の種類及び間口寸法によって、リンク構成、リンク寸法及び減速比が異なる。つまり、ドア速度とモータ速度の関係が比例していない。
【0004】
そのため、同一のドア速度パターンでドアを駆動させようとしても、ドア装置ごとにドアモータ速度パターンが異なり、速度パターンを決定するのに多大な模索時間がかかるという問題点がある。
また、自社だけでなく、他社のドア装置を上記のように制御装置だけ改修しようとする場合、ドア装置のリンク構造の詳細情報や実機を事前に入手することが困難なため、制御装置だけを改修することができないという問題点がある。
【0005】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、既設のドア装置を改修する場合、容易に最適なドア開閉動特性を得ることができるとともに、他社のドア装置でも支障なく改修できるようにしたエレベーターのドア制御装置及びその改修工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1発明及び第2発明に係るエレベーターのドア制御装置は、ドアの移動速度を検出するドア速度検出器の出力に基づいてドアの移動距離を演算し、エレベーター制御盤から出力される戸開閉信号とドアの移動距離とからドアが全閉位置と全開位置間を移動する距離を検出し、指示された戸開閉時間と上記移動距離とからドア速度指令を発生し、ドア速度検出器の出力及びドアモータの回転速度を検出するモータ速度検出器の出力に基づいてドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生するようにしたものである。
【0008】
また、第3発明に係るエレベーターのドア制御装置は、第1発明のものにおいて、ドア速度検出器の出力とモータ速度検出器の出力の関係を演算し、その結果に応じてドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生するようにしたものである。
【0009】
また、第4発明に係るエレベーターのドア制御装置は、第3発明のものにおいて、ドア速度検出器の出力とモータ速度検出器の出力の関係を、ドアの移動速度とモータの回転速度との速度比としたものである。
【0010】
また、第5発明に係るエレベーターのドア制御装置は、第1発明から第4発明のものにおいて、ドア速度パターンを調整するためのドア速度指令の補正値を指示するようにしたものである。
【0011】
また、第6発明に係るエレベーターのドア制御装置は、第1発明のものにおいて、各階ごとにドア速度指令の補正値を記憶し、ドア速度検出器の出力に基づいてドア速度指令を発生するとともに、このドア速度指令を上記補正値に基づいて変更するようにしたものである。
【0012】
また、第7発明に係るエレベーターのドア装置の改修工法は、既設のかごドア及び駆動機構を残留し、既設のドアモータ、モータ速度検出器及びドア制御装置を撤去して、これらを新設品に交換し、新設のドア速度検出器を設置し、既設のドアの移動速度に基づいてドアの移動距離を演算させ、エレベーター制御盤から出力される戸開閉信号とドアの移動距離とからドアが全閉位置と全開位置間を移動する距離を検出し、指示された戸開閉時間と上記移動距離とからドア速度指令を発生させ、新設のドア速度検出器で検出されたドアの移動速度及び新設のモータ速度検出器で検出されたモータ速度に基づいて、ドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生させるようにしたものである。
【0013】
また、第8発明に係るエレベーターのドア装置の改修工法は、第7発明の各ステップ終了後、階床ごとに既設の乗場ドア装置を撤去してこれを新設品に交換し、その後既設のかごドア装置の駆動機構を撤去してこれを新設品に交換するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5はこの発明の第1〜第7発明の一実施の形態を示す図で、図1はエレベーターのかごドア装置の正面図、図2はドア制御装置のブロック線図、図3はドア制御装置の機能構成図、図4は調整運転動作フローチャート、図5は速度対位置関係曲線図であり、図中同一符号は同一部分を示す。
【0015】
図1に示すエレベーターのかごドア装置の構成を、既設部品及び交換又は追加する新設部品に分けて説明する。
(1) 既設部品
1はかごの出入口を開閉するドアパネル、2はドアパネル1の上方に設置されたはり、3ははり2に水平に固定されたドアレール、4はドアパネル1の上端に固着されたドアハンガ、5はドアハンガ4に回転自在に取り付けられたローラである。
【0016】
6はかごの天井に固定された取付台、7は取付台6に載置され、ウォームギア、プーリなどを有し、ドアモータ11(後述)を減速する減速機、8は取付台6に枢着され、ドアモータ11の回転をドアパネル1に伝達するリンクである。リンク8の長さ、構成部品はドア装置の種類及び間口寸法によって異なっている。
【0017】
(2) 新設部品
11はドア駆動用の三相交流モータ、12はパルス信号を出力してドアモータ11の回転速度及び回転方向を検出するモータ速度検出器、13はドアパネル1に固定されドアパネル1の移動速度を検出するドア速度検出器で、例えば加速度センサを用いて既設のドアパネル1に固定される。なお、ドア速度検出器13はレーザセンサなど他のセンサを用いてもよい。14はエレベーター全体の制御をするエレベーター制御盤、15はドア開閉時間を入力したり、ドア開閉速度を微調節したりするドア速度パターン調整装置、16は各装置12〜15に接続され、ドアモータ11を制御するドア制御装置である。
【0018】
ここで、ドア速度パターン調整装置15は、必要時だけドア制御装置16に接続して、インターフェースとしてドア制御装置16へデータを入力するのに用いられる。ただし、あらかじめドア制御装置16の中に、ドア速度パターン調整装置15と同様のデータ入力機能を盛り込むようにしてもよい。
【0019】
図2において、17はドアモータ11に流れる電流を検出する電流検出器、18はエレベーター制御盤14、ドア速度パターン調整装置15、ドア速度検出器13、モータ速度検出器12及び電流検出器17が接続された入力装置、19はCPU、20は処理プログラム、固定データ等を記憶するROM,21は処理データ、入力データ等を一時的に記憶するRAM、22はモータ速度検出器12からのパルス信号をカウントするパルスカウントユニットである。
【0020】
23はドア速度検出器13の出力によりドア開閉速度及びドア移動距離を演算する速度位置演算ユニットで、具体的にはドア速度検出器13、すなわち加速度センサの出力を時間積分することで、ドア速度及びドア移動距離が求められる。24はドアモータ11を制御するためのPWM(パルス幅変調)信号を発生するPWM信号発生回路、25はPWM信号発生回路24に接続され、ドアモータ11に接続されたインバータ26のゲートを駆動するゲート駆動回路である。
【0021】
図3において、31はエレベーター制御盤14から出力される戸開閉信号、32はエレベーターのかごが現在停止している階床を示す階床情報、33は速度位置演算ユニット23の出力に基づいて、現在のドアの移動距離を演算するドア位置検出手段、34は電源投入後の学習運転(後述)時に戸開閉信号31が出力されているにもかかわらず、速度位置演算ユニット23の位置出力が変化しない場合は、ドアが全開又は全閉の状態で停止していると判断して、全開又は全閉位置を記憶する全開全閉位置検出手段である。
【0022】
35は全開全閉位置検出手段34で検出した全開位置から全閉位置までの距離を、速度位置演算ユニット23の出力から演算するドアストローク検出手段、36は速度位置演算ユニット23の出力から、ドアの移動速度を常時検出するドア速度検出手段、37はパルスカウントユニット22の出力に基づいて、現在のドアモータ11の回転速度を検出するモータ速度検出手段、38はドア速度パターン調整装置15で微調節された速度パターン補正係数を記憶する速度パターン補正記憶手段である。
【0023】
39は戸開閉信号31、階床情報32、速度パターン調整装置15から入力された戸開閉時間、速度パターン補正記憶手段38から入力されたドア速度パターン補正係数及びドアストローク検出手段35の出力から、最適なドア開閉速度パターンを演算するドア速度指令発生手段、40はドア速度検出手段36の出力及びモータ速度検出手段37の出力に基づいて、ドア速度指令発生手段39の出力をドアモータ11が必要とする速度指令に変換するモータ速度指令発生手段である。
【0024】
41はモータ速度指令発生手段40の出力及びモータ速度検出手段37の出力に基づいて、ドアモータ11の速度制御演算を実行する速度制御手段、42は速度制御手段41の出力及び電流検出器17の出力により、ドアモータ11のトルク制御演算を実行するトルク制御手段、43はトルク制御手段42の演算結果に基づいて、ドアモータ11の電圧指令を演算するモータ指令発生手段である。なお、速度制御手段41及びトルク制御手段42の制御の詳細は、三相交流モータの一般的制御であるため、説明は省略する。
【0025】
次に、この実施の形態の動作を図3及び図4を参照して説明する。図4は改修後の調整運転の動作を示す。
ステップS1でドア制御装置16の電源を投入する。ステップS2でドア速度パターン調整装置15とドア制御装置16を接続する。そして、作業者はドア速度パターン調整装置15を操作して、観客の要求などに応じた戸開閉時間を指示する。この指示値は速度パターン補正記憶手段38で記憶される。いったん記憶させれば、再電源投入しても戸開閉時間の変更が必要でない限り、再入力する必要はない。
【0026】
次に、ステップS3で学習運転を開始する。電源投入直後は、全開又は全閉したときのドア位置及びドアのストロークが不明であるため、一定のモータ速度で戸開閉させる。必要な情報を得るため、必ず一往復させる。そして、学習運転中に、ステップS4でモータ速度とドア速度の関係を演算する。モータ速度とドア速度の関係を示す係数をKとすると、K=ドア速度/モータ速度で演算される。ドア速度とモータ速度は単位が異なるが、ドア位置による相対関係が分かればよいので、適当な単位で係数Kを求める。
【0027】
ドアパネル1の駆動機構がリンク構造の場合、ドアパネル1の位置によって係数Kは異なるため、移動全域において係数Kを演算する。同時に、ステップS5でドアの全開位置及び全閉位置を検出する。戸開閉信号31が出力されているにもかかわらず、ドア位置検出手段33の出力が変化しない場合は、全開又は全閉していると判断する。そして、ステップS6で全開位置から全閉位置までのドア位置を演算することにより、ドアストロークを演算する。
【0028】
ステップS7で学習運転を終了する。ステップS8では、ステップS6で演算されたドアストロークとステップS2で入力された戸開閉時間から最適なドア速度パターンを演算する。ドア速度パターンをあらかじめ関数で定義しておき、上記パラメータ(係数K)により関数を決定することができる。この関数は、例えば5次関数を用いれば、戸開閉ともそれぞれ一つの式で定義することができる。ただし、三角関数などを用いても、関数を定義することができると考えられる。
【0029】
次に、ステップS9で、ステップS4で求めたモータ速度とドア速度の関係を示す係数Kと、ステップS8で求めたドア速度パターンから、モータ速度パターンを演算する。そして、ステップS10で上記演算されたモータ速度パターンによって通常に戸開閉させる。なお、ステップS8及びステップS9の動作については、図4によって再度説明する。
その後、ステップS11で戸開閉の動特性に問題ないかを確認する。これは、特に戸開閉開始時及び戸開閉終了時のドアパネル1の動き、戸当り音などに支障がないかを目視により確認する。
【0030】
支障がないと判断されると処理は終了する。特に支障はないが修正が必要な場合は、ステップS12で修正する。これは、再度ドア速度パターン調整装置15を操作してドア速度パターンを調整する。そして、調整後の補正値を速度パターン補正記憶手段38で記憶する、この確認を各階床で実施する。これは、各階床で乗場のドア機構の機械摩擦などが異なる場合が考えられるため必要に応じて実施する。すなわち、通常運転状態で、各階床情報32に基づいて、ドア速度指令発生手段39で補正値を呼び出して補正する。
【0031】
図5にドア速度指令及びモータ速度指令の関係を示す。
図5(A)は戸閉時のドア位置とドア速度の関係を示す。ドア速度指令曲線Aは、図4のステップS8で説明したとおり、戸閉時間とドア開閉ストロークを入力することにより、曲線を一意に決定している。このドア指令曲線Aは、戸閉終端での戸当り音、動きの円滑さ、最高速度の制限などを考慮して速度指令の関数が選定される。
【0032】
次に、図5(B)は戸閉時の(ドア位置)と(ドア速度とモータ速度の関係を示す係数K)との関係を示す。この図で明らかなように、リンク構造のドア装置では、ドア位置によって、係数Kの値が異なる。そのため、図4のステップS4では、係数Kの関数を演算している。図5(C)は図5(A)のドア速度指令曲線Aで戸閉したときのドア位置とモータ回転速度の関係を示す。図のようにモータ速度指令の曲線Cは、複雑な曲線になるため、初めからモータ速度指令を演算することは無理である。
【0033】
ここで、ステップS2,S5、S6はドアストローク検出手段を、ステップS8はドア速度指令発生手段を、ステップS9はモータ速度指令発生手段を構成している。
このようにして、ドア速度検出器13及びモータ速度検出器12を用い、ドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生するようにしたため、既設のドア装置を最適かつ容易に制御することが可能となる。また、指示された戸開閉時間とドアの移動距離からドア速度指令を発生するようにしたため、最適なドア速度指令を一意に求めることが可能となる。
【0034】
また、ドア速度とモータ出力の関係、すなわち速度比を演算して、ドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生するようにしたため、ドア速度指令から、必要なモータ速度指令に変換することが可能となる。また、ドア速度指令の補正値を指示するようにし、かつ各階ごとに上記補正値を記憶してドア速度指令を変更するようにしたため、現地で容易にドア速度指令を微調整することが可能となり、かつ階床ごとの戸開閉動特性のばらつきを自動補正することが可能となる。
【0035】
実施の形態2.
この発明の第8発明の一実施の形態を示す。
この実施の形態は、既設エレベーターの一部の機器を新設品と交換するだけでなく、その後改修工事を進めて、最終的にはドア装置の構成機器及び部品の主要部のすべてを新設品と交換するものである。これを各段階について説明する。
【0036】
(1) 第1段階
実施の形態1と同様の手順で、既設のかごドアパネル1及び駆動機構(減速機7、リンク8等)を残留し、ドアモータ11、ドア制御装置16、モータ速度検出器12、ドア速度検出器13及び電流検出器17を交換又は追設する。
これで、ドア速度検出器13によりドアパネル1の移動を直接検出できるため、ドアパネル1を駆動するに必要な駆動力などが各階ごとに異なっていても、容易に対応することが可能となり、各階均等なドア駆動を実現することができる。
(2) 第2段階
階床単位で乗場のドア装置を新設品に交換する。
【0037】
(3) 第3段階
リンク8などの駆動機構を新設品に交換する。
これで、かごドア装置及び乗場ドア装置の主要部はすべて新設品に交換されるため、既設品とは異なり、制御定数など既知となる。したがって、ドア速度検出器13は除去してもよい。エレベーター制御盤14内の一部のプログラム又はデータを変更するだけで対応可能となる。
このようにして、資金事情に応じて段階的に改修工事を実施することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明の第1発明及び第2発明では、ドアの移動速度に基づいてドアの移動距離を演算し、エレベーター制御盤から出力される戸開閉信号とドアの移動距離とからドアが全閉位置と全開位置間を移動する距離を検出し、指示された戸開閉時間と上記移動距離とからドア速度指令を発生し、ドアの移動速度及びドアモータの回転速度に基づいてドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生するようにしたので、機器の一部を交換又は追設することにより、既設のドア装置を最適かつ容易に制御することができる。また、他社のドア装置でも支障なく改修することができる。さらに、最適なドア速度指令を一意に求めることができる。
【0040】
また、第3発明では、ドアの移動速度とモータの回転速度との関係を演算し、第4発明ではこれを速度比として演算し、その結果に応じてドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生するようにしたので、ドア速度指令から、必要なモータ速度指令に変換することができる。
【0041】
また、第5発明で、ドア速度パターンを調整するためのドア速度指令の補正値を指示するようにしたので、現地で容易にドア速度指令を微調整することができる。
【0042】
また、第6発明では、各階ごとにドア速度指令の補正値を記憶してドア速度指令を変更するようにしたので、階床ごとの戸開閉動特性のばらつきを自動補正することができる。
【0043】
また、第7発明では、既設のかごドア及び駆動機構を残留し、既設のドアモータ、モータ速度検出器及びドア制御装置を撤去して、これらを新設品に交換し、新設のドア速度検出器を設置し、既設のドアの移動速度に基づいてドアの移動距離を演算させ、エレベーター制御盤から出力される戸開閉信号とドアの移動距離とからドアが全閉位置と全開位置間を移動する距離を検出し、指示された戸開閉時間と上記移動距離とからドア速度指令を発生させ、ドアの移動速度及びドアモータの回転速度に基づいてドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生させる各ステップを実施するようにしたので、第1発明と同様に、既設のドア装置を容易に、かつ他社のドア装置でも支障なく改修することができる。
【0044】
また、第8発明では、第7発明の各ステップに加えて、既設の乗場ドア装置の新設品との交換及び既設のかごドア装置の駆動機構の新設品との交換のステップを実施するようにしたので、資産事情に応じて段階的に改修工事を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すエレベーターのかごドア装置の正面図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すドア制御装置のブロック線図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示すドア制御装置の機能構成図。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す調整運転動作フローチャート。
【図5】 この発明の実施の形態1を示す速度対位置関係曲線図。
【符号の説明】
1 ドア(ドアパネル)、 7 減速機、 8 リンク、 11 ドアモータ、 12 モータ速度検出器、 13 ドア速度検出器、 14 エレベーター制御盤、 15 ドア速度パターン調整装置、 16 ドア制御装置、 17 電流検出器、 24 PWM信号発生回路、 25 ゲート駆動回路、 26 インバータ、 33 ドア位置検出手段、 34全開全閉位置検出手段、 35 ドアストローク検出手段、 36 ドア速度検出手段、 37 モータ速度検出手段、 38 速度パターン補正記憶手段、 39 ドア速度指令発生手段、 40 モータ速度指令発生手段、 41 速度制御手段、 42 トルク制御手段、 43 モータ指令発生手段。
S2,S5、S6 ドアストローク検出手段、 S8 ドア速度指令発生手段、 S9 モータ速度指令発生手段。

Claims (8)

  1. ドアモータを駆動すると、この駆動力が駆動機構を介してドアに伝達されてエレベーターの出入口を開閉する装置において、上記ドアの移動速度を検出するドア速度検出器と、上記ドアモータの回転速度を検出するモータ速度検出器と、戸開閉時間を指示するドア速度パターン調整装置とを設け、上記ドア速度検出器の出力に基づいて上記ドアの移動距離を演算するドア位置検出手段と、エレベーター制御盤から出力される戸開閉信号と上記ドア位置検出手段の出力とから上記ドアが全閉位置と全開位置間を移動する距離を検出するドアストローク検出手段と、上記ドア速度パターン調整装置で指示された戸開閉時間と上記ドアストローク検出手段で検出された移動距離とからドア速度指令を発生するドア速度指令発生手段と、上記ドア速度検出器の出力及び上記モータ速度検出器の出力に基づいて上記ドア速度指令発生手段の出力を変換してモータ速度指令を発生するモータ速度指令発生手段とを備えたことを特徴とするエレベーターのドア制御装置。
  2. 電源投入後の学習運転時にエレベーター制御盤から戸開閉信号が出力されているにもかかわらず、ドア位置検出手段の出力が変化しない場合は、ドアが全開又は全閉の状態で停止していると判断して、全開又は全閉位置を検出する全開全閉位置検出手段を備え、
    ドアストローク検出手段を、上記全開全閉位置検出手段で検出した全開位置から全閉位置までの距離を、ドア位置検出手段の出力から演算するものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターのドア制御装置。
  3. モータ速度指令発生手段を、ドア速度検出器の出力とモータ速度検出器の出力の関係を演算し、その結果に応じてドア速度指令発生手段の出力を変換してモータ速度指令を発生するものとしたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のエレベーターのドア制御装置。
  4. ドア速度検出器の出力とモータ速度検出器の出力の関係を、ドアの移動速度とモータの回転速度との速度比としたことを特徴とする請求項3記載のエレベーターのドア制御装置。
  5. ドア速度パターン調整装置を、ドア速度パターンを調整するためのドア速度指令の補正値をさらに指示するものとしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のエレベーターのドア制御装置。
  6. 階ごとにドア速度パターン調整装置の指示による補正値を記憶する速度パターン補正記憶手段とを設け、ドア速度指令発生手段を、ドア速度検出器の出力に基づいてドア速度指令を発生するとともに、このドア速度指令を上記速度パターン補正記憶手段の補正値に基づいて変更するものとしたことを特徴とする請求項5記載のエレベーターのドア制御装置。
  7. 既設のかごドア、このかごドアに駆動力を伝達する駆動機構を残留し、既設のドアモータ、このドアモータの回転速度を検出するモータ速度検出器及びドア制御装置を撤去して、これらを新設品に交換するステップと、上記既設のドアの移動速度を検出する新設のドア速度検出器を設置するステップと、上記既設のドアの移動速度に基づいて上記既設のドアの移動距離を演算させるステップと、エレベーター制御盤から出力される戸開閉信号と上記既設のドアの移動距離とから上記既設のドアが全閉位置と全開位置間を移動する距離を検出するステップと、指示された戸開閉時間と上記既設のドアが全閉位置と全開位置間を移動する距離とからドア速度指令を発生させるステップと、上記新設のドア速度検出器で検出されたドアの移動速度及び上記新設のモータ速度検出器で検出されたモータ速度に基づいて、上記ドア速度指令を変換してモータ速度指令を発生させるステップとを実施するエレベーターのドア装置の改修工法。
  8. 請求項7記載の各ステップ終了後、階床ごとに既設の乗場ドア装置を撤去してこれを新設品に交換するステップと、このステップ終了後既設のかごドア装置の駆動機構を撤去してこれを新設品に交換するステップとを実施するエレベーターのドア装置の改修工法。
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