JP4731416B2 - 筋肉トレーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気信号の刺激による筋肉トレーニングを行うための筋肉トレーニング装置に関する。
従来より、電気信号の刺激により筋肉を伸縮運動させる筋肉トレーニング装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
これら筋肉トレーニング装置によれば、筋肉の緊張と緩和を所定の時間繰り返すことにより筋肉トレーニングが行われる。このような従来の筋肉トレーニングを通常トレーニングというものとする。
ここで、今日ではスロートレーニングという筋肉トレーニングが知られてきている。スロートレーニングとは、所定の時間、筋肉の緊張と緩和を繰り返すのではなく、その所定の時間にわたって筋肉の緊張を保持することによって行う筋肉トレーニングである。例えば、スクワットなどの屈伸運動では、中腰の状態を数秒にわたって保持し、又は、腹筋運動では、上半身を下半身に対して90°から180°の間に配した状態を保持するようにすればよい。
このようなスロートレーニングが、有効な筋肉トレーニングとなるのは、以下の理由による。
すなわち、筋肉が緊張した状態を長時間保つことにより、血管が筋肉に圧迫されて血流が悪くなる。すると、血流が悪いので、疲労物質が大量に溜まる。これは、激しい運動をした後のように、あたかも筋肉組織が多数壊れた状態と同じとなる。そのため、脳は、筋肉組織が多数壊れたと思い込み、それら筋肉組織を再生するために、成長ホルモンの分泌を促す。
そして、それら大量に分泌された成長ホルモンによって筋組織が増加することになる。
ところで、スロートレーニング後に続けて整理運動などを行うと、より高い効果が得られることが判明している。
特開2001−333990号公報
しかしながら、従来の筋肉トレーニング装置では、整理運動などを行うことはできるものの、スロートレーニングを行うことができないため不便であり使い勝手が悪い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、通常トレーニングだけでなく、スロートレーニングにも利用することができ、効率よく効果的な筋肉トレーニングを行うことができる筋肉トレーニング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る筋肉トレーニング装置は、筋肉に電気信号を印加することにより、電気刺激による筋肉トレーニングを行うための筋肉トレーニング装置であって、筋肉の緊張と緩和を所定の時間繰り返すことによる通常トレーニングに利用されるパルス信号を発生させるパルス信号発生手段と、筋肉の緊張を前記所定の時間にわたって保持することによるスロートレーニングを指示する指示手段と、前記パルス信号発生手段又は前記指示手段を選択的に切り換える切り換え手段と、筋肉の緊張によって筋肉から発せられる筋誘発電気信号(EMG)を検出する検出手段とを備え、前記指示手段は、前記スロートレーニングの開始を指示する開始ステップと、前記開始ステップの後に前記検出手段によって前記筋誘発電気信号が検出されると、使用者の現在の姿勢を維持するように指示する維持ステップと、前記維持ステップから所定の時間が経過したとき、前記スロートレーニングの終了を指示する終了ステップとを実行することを特徴とする。
この発明に係る筋肉トレーニング装置においては、切り換え手段によって、パルス信号発生手段又は指示手段が選択的に切り替えられる。そして、指示手段が選択されると、指示手段によって、開始ステップが実行され、その後、検出手段によって筋誘発電気信号が検出されると、維持ステップが実行され、さらに、維持ステップから所定の時間が経過したとき、終了ステップが実行される。
これにより、スロートレーニングを使用者に適正に案内することができる。
また、本発明に係る筋肉トレーニング装置は、前記指示手段が、前記終了ステップの後、前記通常トレーニングの開始を指示する通常開始ステップを実行することを特徴とする。
この発明に係る筋肉トレーニング装置においては、指示手段によって、終了ステップの後、通常開始ステップが実行される。
これにより、スロートレーニングの終了の指示の後に、通常トレーニングの開始の指示を自動的に連続して行うことができ、スロートレーニングから通常トレーニングへと確実に案内することができる。
本発明によれば、通常トレーニングだけでなく、スロートレーニングにも利用することができ、効率よく効果的な筋肉トレーニングを行うことができる。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態における筋肉トレーニング装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態としての筋肉トレーニング装置を示したものである。
筋肉トレーニング装置1は、直方体形状の筐体2と、人体に貼り付けられて筋肉に電気信号を供給する一対の導子(検出手段)6とを備えている。そして、一対の導子6は、ケーブル7を介して筐体2に着脱可能に取り付けられるようになっている。なお、本実施形態において、導子6は複数用意されており、第一チャンネル及び第二チャンネルとして、2組の導子6が同時に筐体2に取り付けられるようになっている。
また、筐体2の前面には、表示手段として液晶表示パネル(指示手段)3が設けられている。液晶表示パネル3には、トレーニングモードを示すモード表示8と、第一チャンネルの導子6から出力される電流の値を示す第一出力電流値11と、第二チャンネルの導子6から出力される電流の値を示す第二出力電流値12とが表示されるようになっている。モード表示8には、後述する定常パルス列信号(TENS)、パルス列信号(EMS)、バーストマイクロパルス列信号(BST)、マイクロ電流信号(MCR)及びスロートレーニングモードの別が表示される。
さらに、液晶表示パネル3には、導子6から出力される電気信号の周波数の値を示す周波数値15と、パルス幅の値を示すパルス幅値16と、トレーニング時間17とが表示される。
また、筐体2の前面には、電源のオンオフや各種設定値のアップダウンやモード選択・切り換えのための操作ボタン(切り換え手段)20が設けられている。
さらに、筋肉トレーニング装置1は、図2に示すように、各種電気信号を出力する発信回路35を備えている。
発信回路35は、演算制御を司る制御部としてのCPU(Central Processing Unit:パルス信号発生手段、指示手段、切り換え手段、検出手段)36を備えている。CPU36は、電池やACアダプタなどからなる電源部37に接続されており、電源部37から動作用電力が供給される。また、CPU36は、LCD駆動回路41に接続されており、このLCD駆動回路41を介して表示器であるLCD(液晶表示パネル3に相当)40を駆動する。CPU36及びLCD駆動回路41は、リセット端子44に接続されている。また、CPU36は、キー入力(操作ボタン20に相当)45に接続されており、操作ボタン20を操作することにより、キー入力45からの各種電気信号がCPU36に入力される。
さらに、CPU36は、出力用アンプ49を介して、導子6に接続されるようになっている。また、CPU36は、パルス列信号テーブルの内容を記憶するEEPROM46に接続されている。
図3は、EEPROM46に記憶されたデータを示すデータ構成図である。
EEPROM46には、パルス列信号テーブルとして、第1のパルス信号発生データ23、第2のパルス信号発生データ24、第3のパルス信号発生データ25及び第4のパルス信号発生データ26が記憶されている。CPU36は、必要に応じて、それら第1から第4のパルス信号発生データ23,24,25,26を読み出し(アクセスし)て、それらデータに基づいて所定の電気信号を生成し、出力する。
第1のパルス信号発生データ23は、図4に示す定常パルス列信号(TENS)を発生させるためのデータである。定常パルス列信号(TENS)は、正負の出力電圧、パルス幅及びパルス周波数をパラメータとする。出力電圧Vpは、例えば0〜100Vの範囲で設定できる。パルス幅PWは、例えば1〜1000μ秒の範囲で設定できる。パルス周波数fは、例えば1Hz〜数kHzの範囲で設定できる。出力電流は導子6の負荷抵抗に対応する範囲となる。
第2のパルス信号発生データ24は、図5に示すパルス信号(EMS)を発生させるためのデータである。パルス信号(EMS)は、パルス列信号の振幅を正負の所定出力電圧まで上昇させる第1の過程と、この正負の所定出力電圧を維持する第2の過程と、このパルス列信号の振幅を正負の所定出力電圧から下降させる第3の過程を含んでいる。これにより、一連のパルス信号(EMS)によって人体の適用部位に対するウォームアップ、クールダウン、筋肉塊、最大力、瞬発力、抵抗力、耐久力、筋肉の活性化、又は筋肉の引き締め等が容易に行える。
なお、好ましくは、第3の過程に続いて休止過程を有する構成とすると良い。ここで、第1の過程は出力電圧Vpの振幅を上昇時間(Ramp up Time)内にゼロから第2の過程の維持振幅電圧まで上昇させる。第2の過程は出力電圧Vpの振幅を一定値に所定時間維持する。第3の過程は出力電圧Vpの振幅を下降時間(Ramp down Time)内に第2の過程の維持振幅電圧からゼロまで下降させる。休止過程(Off Time)を設けることで、筋肉を休ませても良い。
第3のパルス信号発生データ25は、図6に示すバーストマイクロパルス列信号(BST)を発生させるためのデータである。バーストマイクロパルス列信号(BST)は、正負の出力電圧、パルス幅、パルス周波数並びにバースト周波数をパラメータとする。
第4のパルス信号発生データ26は、図7に示すマイクロ電流信号(MCR)を発生させるためのデータである。マイクロ電流信号(MCR)は、正負の出力電圧、パルス幅及びパルス周波数をパラメータとする。マイクロ電流信号MCRは正出力電圧パルスからゼロ電圧を経て負出力電圧パルスに移行する点で、定常パルス列信号TENSのように正出力電圧パルスから直接負出力電圧パルスに移行するパルス波形と相違している。
なお、CPU36及び第1から第4のパルス信号発生データ23,24,25,26は、パルス信号発生手段として機能するものであり、定常パルス列信号(TENS)、パルス信号(EMS)、バーストマイクロパルス列信号(BST)及びマイクロ電流信号(MCR)は、通常トレーニングに利用されるパルス信号となる。
また、パルス列信号として、顧客の使用目的に応じた定常パルス列信号(TENS)とパルス列信号(EMS)との組合せデータなども記録されている。例えば、図8及び図9に示すように、運動の種類と使用目的との組み合わせなどが登録される。運動の種類には、モトクロス、サッカー、アルペンスキー、クロスカントリースキー、ランニング、バレーボール、バッスケットボール、ラグビー、マウンテンバイク、トライアスロン等がある。使用目的には、ウォームアップ、毛細血管充填、筋肉塊、最大力、瞬発力、抵抗力、耐久力、活動的回復、筋肉再収縮、背部痛、膝蓋骨軟骨炎、足関節炎、腰痛、菱形靭帯疼痛、くるぶしの捻挫、疼痛治療、筋肉の引き締めがある。運動の種類により使用目的が異なるため、パルス列信号テーブルには〇印を付した代表的なものが登録されている。
さらに、EEPROM46には、スロートレーニングを指示するための指示プログラム32が記憶されている。操作ボタン20によってスロートレーニングモードが選択されると、CPU36は、EEPROM46に記憶された指示プログラム32を実行する。
指示プログラム32は、スロートレーニングの開始を指示する開始ステップと、この開始ステップの後に検出手段によって筋誘発電気信号が検出されると、使用者の現在の姿勢を維持するように指示する維持ステップと、この維持ステップから所定の時間が経過したとき、スロートレーニングの終了を指示する終了ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
また、CPU36は、検出用アンプ58を介して、導子6に接続されるようになっている。ここで、筋肉を緊張させると、筋肉から筋誘発電気信号(EMG)が発せられる。筋誘発電気信号は、10Hzから20Hzのバースト信号である。
図10は、パルス信号発生手段や検出手段などの等価回路を示す回路図である。
導子6を皮膚に貼り付けておくと、筋肉から発せられた筋誘発電気信号は、導子6を介して検出用アンプ58に入力される。そして、その筋誘発電気信号は、検出用アンプ58によって増幅させられて、制御部56に入力される。制御部56は、筋誘発電気信号が入力されると、ディジタル信号処理により20Hz以上のノイズ成分を除去する。そして、制御部56は、後述する指示プログラム32のステップを実行し、LCD40に各種指示を表示する。
なお、符号57は、パルス生成回路を示し、符号60はコントロールスイッチを示すものである。パルス生成回路57、コントロールスイッチ60及び制御部56は、図2に示すCPU36を構成するものである。
次に、このように構成された本実施形態における筋肉トレーニング装置1の動作について説明する。
まず、トレーニングを行いたい筋肉の近傍に導子6を貼り付ける。そして、操作ボタン20を押して、トレーニングモードを選択する。すなわち、操作ボタン20によって、通常トレーニングモードか、スロートレーニングモードかを選択する。なお、通常トレーニングモードには、TENSモード、EMSモード、BSTモード及びMCRモードの4つのモードがある。そのため、筋肉トレーニング装置1には、TENSモード、EMSモード、BSTモード及びMCRモードの4つのモードと、スロートレーニングモードとの合計5つのトレーニングモードが択一的に選択可能である。そして、操作ボタン20を操作することにより、それら5つのモードが択一的に切り換えられる。
さて、TENSモード、EMSモード、BSTモード及びMCRモード(通常トレーニングモード)のいずれか一つが選択されると、キー入力45からの出力信号をCPU36が読み込む。すると、CPU36は、LCD駆動回路41を介して、対応するモードを液晶表示パネル3のモード表示8に表示する。さらにCPU36は、選択されたモードに対応する第1から第4のパルス信号発生データ23,24,25,26を読み出す。例えば、TENSモードが選択されると、第1のパルス信号発生データ23を読み出しし、またEMSモードが選択されると、第2のパルス信号発生データ24を読み出す。そして、CPU36は、それらデータに基づいて、定常パルス列信号(TENS)、パルス信号(EMS)、バーストマイクロパルス列信号(BST)又はマイクロ電流信号(MCR)を生成し、出力する。
これら信号の電流値、周波数及びパルス幅値が、液晶表示パネル3の第一出力電流値11、第二出力電流値12、周波数値15及びパルス幅値16として表示される。また、各トレーニングモードのトレーニング時間が設定されると、そのトレーニング時間が液晶表示パネル3のトレーニング時間17として表示される。
CPU36から出力された定常パルス列信号(TENS)、パルス信号(EMS)、バーストマイクロパルス列信号(BST)又はマイクロ電流信号(MCR)は、出力用アンプ49によって増幅されて導子6を介して筋肉に供給され、所定の時間、筋肉の緊張と収縮が繰り返され、通常トレーニングが行われる。
一方、操作ボタン20によって、スロートレーニングモードが選択されると、キー入力45からの出力信号をCPU36が読み込む。すると、CPU36は、スロートレーニングモードを液晶表示パネル3のモード表示8に表示する。そして、CPU36は、EEPROM46から指示プログラム32を読み込み実行する。
図11は、指示プログラム32によるCPU36の処理手順を示すフローチャートである。
指示プログラム32を実行すると、CPU36は、使用者に対してスロートレーニングの開始を指示する(ステップ100:開始ステップ)。すなわち、CPU36は、スロートレーニングの開始の指示を液晶表示パネル3に表示する。つまり、CPU36は、LCD駆動回路41を介して、LCD40に開始指示信号を入力する。すると、図12に示すように、例えば、「スロートレーニングを開始してください。」という指示が液晶表示パネル3に表示される。
次いで、CPU36は、変数iとしてメモリを確保し、その変数iに0を代入する(ステップ101)。そして、CPU36は、変数iが10未満であるか否かを判定する(ステップ102)。さらに、CPU36は、変数iが10未満であると判定すると(ステップ102:YES)、筋誘発電気信号が発生したか否かを判定する(ステップ103)。すなわち、使用者が導子6を所定の箇所に貼り付けて、液晶表示パネル3の開始指示を見ながらスロートレーニングを始めて適切な姿勢をとると、筋肉の緊張により、筋肉から筋誘発電気信号が発せられる。CPU36は、検出用アンプ58を介して導子6からの筋誘発電気信号を検出する。すなわち、CPU36は、導子6からの筋誘発電気信号を読み出す。CPU36は、導子6からの筋誘発電気信号が検出されない場合には、筋誘発電気信号が発生していないものと判定する。そして、CPU36は、筋誘発電気信号が発生していないと判定すると(ステップ103:NO)、スロートレーニング開始の指示(ステップ100)から所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップ104)。そして、CPU36は、所定の時間が経過していないと判定すると(ステップ104:NO)、ステップ103に戻って処理を繰り返す。
一方、CPU36は、所定の時間が経過したと判定すると(ステップ104:YES)、使用者に対してスロートレーニングのやり直しを指示する(ステップ105)。すなわち、CPU36は、スロートレーニングのやり直しの指示を液晶表示パネル3に表示する。つまり、CPU36は、LCD駆動回路41を介して、LCD40にやり直し指示信号を入力する。すると、図13に示すように、例えば、「スロートレーニングをやり直してください。」という指示が液晶表示パネル3に表示される。それから、CPU36は処理を終了する。
また、CPU36は、ステップ103において、導子6からの筋誘発電気信号が検出されると、筋誘発電気信号が発生したものと判定する。そして、CPU36は、筋誘発電気信号の発生を判定すると(ステップ103:YES)、使用者に対して現在の姿勢を維持するように指示する(ステップ106:維持ステップ)。すなわち、CPU36は、使用者の現在の姿勢を維持する旨の指示を液晶表示パネル3に表示する。つまり、CPU36は、LCD駆動回路41を介して、維持する旨の指示信号をLCD40に入力する。すると、図14に示すように、例えば、「信号を検出しました。今の姿勢を維持してください。」という指示が液晶表示パネル3に表示される。
次いで、CPU36は、使用者の現在の姿勢を維持するように指示してから(ステップ106)所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップ107)。所定の時間は、2秒以上10秒以下の範囲で設定される。そして、CPU36は、所定の時間が経過していないと判定すると(ステップ107:NO)、ステップ107に戻って処理を繰り返す。一方、CPU36は、所定の時間が経過したと判定すると(ステップ107:YES)、使用者に対して姿勢の停止(解放)を指示する(ステップ108:YES)。すなわち、CPU36は、姿勢の停止の指示を液晶表示パネル3に表示する。つまり、CPU36は、LCD駆動回路41を介して、LCD40に停止指示信号を入力する。すると、図15に示すように、例えば、「姿勢を戻して楽にしてください。」という指示が液晶表示パネル3に表示される。
それから、CPU36は、変数iをインクリメントし(ステップ109)、ステップ102に戻って処理を繰り返す。これら一連の処理が10回繰り返されると、変数iには10が代入された状態で、CPU36は、ステップ102の処理を行う。すなわち、11回目の処理において、CPU36は、変数iが10未満でないと判定し(ステップ102:NO)、使用者に対してスロートレーニングの終了を指示する(ステップ110:終了ステップ)。すなわち、CPU36は、スロートレーニングの終了の指示を液晶表示パネル3に表示する。つまり、CPU36は、LCD駆動回路41を介して、LCD40に終了指示信号を入力する。すると、図16に示すように、例えば、「スロートレーニングは終了です。」という指示が液晶表示パネル3に表示される。
次いで、CPU36は、使用者に対して通常トレーニングの開始を指示する(ステップ111:通常開始ステップ)。すなわち、CPU36は、通常トレーニングの開始の指示を液晶表示パネル3に表示する。つまり、CPU36は、LCD駆動回路41を介して、LCD40に通常開始指示信号を入力する。すると、図17に示すように、例えば、「続けてEMS運動を行いますので準備してください。」という指示が液晶表示パネル3に表示される。
これによって、指示プログラム32によるCPU36の処理が終了する。
それから、使用者は、筋肉トレーニング装置1によって、定常パルス列信号(TENS)、パルス信号(EMS)、バーストマイクロパルス列信号(BST)又はマイクロ電流信号(MCR)などにより、通常トレーニングを行う。
なお、トレーニングの最中、出力の強度を変更したいときは、操作ボタン20を操作することにより、CPU36が、第1から第4のパルス信号発生データ23,24,25,26を読み出し、出力する電圧又は電流値を適宜(リアルタイムに)変更する。また、トレーニングの最中、出力を停止したいときは、操作ボタン20を操作することにより、CPU36が、各パルス信号の出力を停止する。
以上より、本実施形態における筋肉トレーニング装置1によれば、CPU36が筋誘発電気信号を検出することにより、スロートレーニングを使用者に適正に案内することができる。そのため、通常トレーニングだけでなく、スロートレーニングにも利用することができ、効率よく効果的な筋肉トレーニングを行うことができる。
さらに、スロートレーニングの終了の指示の後に、通常トレーニングの開始の指示を自動的に連続して行うことから、スロートレーニングから通常トレーニングへと確実に案内することができる。
なお、上記実施形態においては、上記5つのモードを選択することができるようにしたが、これに限ることはなく、スロートレーニングモードと、通常トレーニングモードの4つのうちのいずれか一つとを組み合わせた組み合わせトレーニングモードを加えて、合計6つのモードを択一的に選択できるようにしてもよい。
組み合わせトレーニングモードが選択されると、CPU36は指示プログラムを実行し、上記と同様に、スロートレーニングの指示の後、通常トレーニングの開始を指示する(ステップ111)。そして、CPU36は、直ちに、選択されたモードに対応する第1から第4のパルス信号発生データ23,24,25,26を読み出し、各パルス信号を生成、出力する。すなわち、組み合わせトレーニングモードにおいて、CPU36は、スロートレーニングの指示と、選択されたモードに対応するパルス信号の出力とを自動的に連続して行う。
ここで、スロートレーニングの後、通常トレーニングを行うと、スロートレーニングによって分泌された成長ホルモンの働きによって、筋肉トレーニング効果や、脂肪を効果的に燃焼させることによるダイエット効果が向上する。
本実施形態においては、スロートレーニングモードから通常トレーニングモードへと自動的に移行することができることから、切り換え操作を行うことなく、スロートレーニングと通常トレーニングとを連続的に行うことができる。
なお、2組の導子6を筐体2に取り付けて、一方の組の導子6を筋誘発電気信号の検出手段として機能させ、他方の組の導子6をパルス信号を供給する手段として機能させることもできる。これにより、スロートレーニングと通常トレーニングを行う筋肉の部位が異なっても、導子6を貼り替えることなく、スロートレーニングと通常トレーニングとを連続的に行うことができる。
また、変数iに10を代入し、スロートレーニングの繰り返し回数を10回としたが、これに限ることはなく、その回数は適宜変更可能である。特に、5回以上10回以下の範囲で設定することが好ましい。
また、スロートレーニングの繰り返し回数を10回に固定しているが、これに限ることはなく、操作者が自分の好みなどに応じて繰り返し回数を設定することができるようにしてもよい。この場合変数aなどを用意し、CPU36が、変数aに繰り返し回数を代入し、ステップ102において、変数iが変数a未満であるか否かを判定すればよい。
また、指示手段として、液晶表示パネル3上に、トレーニングの指示を表示するものとしたが、これに限ることはなく、CPU36が、音声などにより、スピーカを介して指示を発音するようにしてもよい。
また、検出手段として、導子6を用いるとしたが、これに限ることはなく、別部材として検出部材を設けてもよい。ただし、導子6を検出手段として兼用した方が、部品点数を減少することができ、コストを削減することができる点で好ましい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明に係る筋肉トレーニング装置の第1の実施形態の外観を示す正面図である。 本実施形態における筋肉トレーニング装置の発振回路を機能ごとに示すブロック図である。 図2のEEPROMに記憶されたデータを示すデータ構成図である。 図3の第1のパルス信号発生データに基づいて生成される定常パルス列信号(TENS)の波形を示す説明図である。 図3の第2のパルス信号発生データに基づいて生成されるパルス信号(EMS)の波形を示す説明図である。 図3の第3のパルス信号発生データに基づいて生成されるバーストマイクロパルス列信号(BST)の波形を示す説明図である。 図3の第4のパルス信号発生データに基づいて生成されるマイクロ電流信号(MCR)の波形を示す説明図である。 図3のパルス列信号テーブルに設定されている運動の種類と使用目的の一例を示す図である。 図3のパルス列信号テーブルに設定されている運動の種類と使用目的の一例を示す図である。 本実施形態におけるパルス信号発生手段や検出手段などの等価回路を示す回路図である。 指示プログラムによるCPUの処理手順を示すフローチャートである。 液晶表示パネルに表示された指示画面を示すものであり、スロートレーニングの開始の指示を表示した様子を示す説明図である。 液晶表示パネルに表示された指示画面を示すものであり、スロートレーニングのやり直しの指示を表示した様子を示す説明図である。 液晶表示パネルに表示された指示画面を示すものであり、姿勢を維持する旨の指示を表示した様子を示す説明図である。 液晶表示パネルに表示された指示画面を示すものであり、スロートレーニングの停止の指示を表示した様子を示す説明図である。 液晶表示パネルに表示された指示画面を示すものであり、スロートレーニングの終了の指示を表示した様子を示す説明図である。 液晶表示パネルに表示された指示画面を示すものであり、通常トレーニングの開始の指示を表示した様子を示す説明図である。
符号の説明
1 筋肉トレーニング装置
3 液晶表示パネル(指示手段)
6 導子(検出手段)
20 操作ボタン(切り換え手段)
23 第1のパルス信号発生データ(パルス信号発生手段)
24 第2のパルス信号発生データ(パルス信号発生手段)
25 第3のパルス信号発生データ(パルス信号発生手段)
26 第4のパルス信号発生データ(パルス信号発生手段)
36 CPU(パルス信号発生手段、指示手段、切り換え手段、検出手段)
40 LCD(指示手段)
45 キー入力(切り換え手段)
S100 開始ステップ
S106 維持ステップ
S110 終了ステップ
S111 通常開始ステップ

Claims (2)

  1. 筋肉に電気信号を印加することにより、電気刺激による筋肉トレーニングを行うための筋肉トレーニング装置であって、
    筋肉の緊張と緩和を所定の時間繰り返すことによる通常トレーニングに利用されるパルス信号を発生させるパルス信号発生手段と、
    筋肉の緊張を前記所定の時間にわたって保持することによるスロートレーニングを指示する指示手段と、
    前記パルス信号発生手段又は前記指示手段を選択的に切り換える切り換え手段と、
    筋肉の緊張によって筋肉から発せられる筋誘発電気信号(EMG)を検出する検出手段と
    を備え、
    前記指示手段は、
    前記スロートレーニングの開始を指示する開始ステップと、
    前記開始ステップの後に前記検出手段によって前記筋誘発電気信号が検出されると、使用者の現在の姿勢を維持するように指示する維持ステップと、
    前記維持ステップから所定の時間が経過したとき、前記スロートレーニングの終了を指示する終了ステップと
    を実行することを特徴とする筋肉トレーニング装置。
  2. 前記指示手段は、
    前記終了ステップの後、前記通常トレーニングの開始を指示する通常開始ステップを実行することを特徴とする請求項1に記載の筋肉トレーニング装置。
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