JP3364160B2 - パルスマッサージ機能付き体脂肪測定カード - Google Patents
パルスマッサージ機能付き体脂肪測定カードInfo
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- A61B5/053—Measuring electrical impedance or conductance of a portion of the body
- A61B5/0537—Measuring body composition by impedance, e.g. tissue hydration or fat content
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、体脂肪測定カード
の表面に設けた電極にパルス電流を流して左右の手のツ
ボを刺激してマッサージするパルスマッサージ機能付き
体脂肪測定カードに関する。 【０００２】 【発明が解決しようとする課題】体脂肪は生体にとって
重要な役割を担っているが、体脂肪が過剰に蓄積した状
態である肥満は、多くの成人病と深い関わりがある。肥
満になると身体が太るため、全身に血液を送るのに高血
圧となりやすい。また、脂肪は糖質と脂質によって合成
されるが、血中に糖質が多すぎると高脂血症につなが
り、これらが複合的に関与して動脈硬化を生じる。動脈
硬化は、心臓では狭心症や心筋梗塞の冠動脈疾患に、脳
の血管では脳内出血、脳塞栓、脳血栓などのいわゆる脳
卒中につながる。そして、肝臓での脂肪の過剰は脂肪肝
となり、胆汁の主成分であるコレステロールが多いと胆
石になりやすい。また、肉類とアルコールの過剰摂取は
肥満に結び付くと同時に痛風を引き起こす。このよう
に、肥満は多くの成人病との関連が深く、肥満を予防す
ることが健康にとって大切である。肥満予防には、体重
だけでなく体脂肪を日常的に測定して肥満状態を監視
し、適宜適切な対応策を講じる必要がある。 【０００３】一方、東洋医学では手足が体の中心と考
え、内臓に通じる重要なツボが数多く集まり、足の裏に
は腎臓や脳に、手のひらの中央には心臓に通じるツボが
経絡をへて体の中枢と結びついている。このため、手足
のツボをマッサージして刺激すると末梢神経を刺激して
興奮が起こり、神経繊維を通って内臓や脳などの中枢に
伝わる。末梢神経の興奮が臓器に達すると、神経伝達物
質の分泌が促され、自律神経に働いて自然治癒力を高め
る。これにより、さまざまな病気の予防や、疲労回復あ
るいはストレスの解消などに効果を発揮する。また、末
端から中枢への血液の流れを促進して心臓の負担を助け
るので、肥満が原因で起こる浮腫みなどの症状を軽くす
る効果がある。 【０００４】さらに、人体にはその生体を維持するため
に、休みなく生体電流が流れて細胞活動や筋肉の収縮運
動を行っている。このため、外部からパルス電流を人為
的に供給して手足のツボを電気的に刺激すると、生体電
流と同じように細胞活動を活性化し、筋肉の収縮運動を
喚起して血行を促し、筋肉の緊張をほぐすマッサージ効
果がある。 【０００５】そこで本発明は、体脂肪測定カードにパル
スマッサージ機能を付加することにより、一枚のカード
で肥満のバロメータである体脂肪を測定すると共に、肥
満が原因で起こる症状を軽くしたり、疲労回復あるいは
ストレスの解消などに効果がある手のひらのツボのマッ
サージを同時に行えるようにすることを目的になされた
ものである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は以下のように構成した。 【０００７】すなわち、表面左右に２個づつ上下に並べ
て合計４個の電極を取り付け、これらの電極を切換手段
を介して内設するパルス電源と人体インピーダンス測定
回路に接続すると共に、データ入力手段と、体脂肪率算
出手段と、表示手段を備えるカードであって、前記４個
の電極を前記人体インピーダンス測定回路側に切換え、
これらの電極を左右の手に導電接触させて両手間の人体
インピーダンスを測定し、これと前記データ入力手段を
介して入力した性別、年齢、身長、体重の個人データと
に基づいて前記体脂肪率算出手段が算出した体脂肪率を
前記表示手段に表示すると共に、前記４個の電極を前記
パルス電源側に切換え、これらの電極を左右の手に導電
接触させてパルス電流を流し、これにより左右の手のツ
ボを刺激してマッサージすることを特徴とするパルスマ
ッサージ機能付き体脂肪測定カードである。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 【０００９】図１に、本発明を実施した体脂肪測定カー
ドの正面図を示す。体脂肪測定カード１は、クレジット
カードサイズのケースＣの左右両端に、互いに電気的に
絶縁する給電側電極Ｈ１、Ｈ１と検出側電極Ｈ２、Ｈ２
をそれぞれ配置して４端子電極を構成する。ケースＣの
正面にはＬＣＤの表示部Ｄを設け、その上方に体脂肪測
定の測定開始ボタンＢ１とパルスマッサージのマッサー
ジ開始ボタンＢ２、および、その下方に数字のアップキ
ーＫ１とダウンキーＫ２および選択キーＫ３をそれぞれ
配置して操作パネルＰを構成する。アップキーＫ１は、
キーを押す毎に数字を１ずつ上昇させて数字を入力す
る。ダウンキーＫ２は、キーを押す毎に数字を１ずつ下
降させて数字を入力する。選択キーＫ３は、性別、年
齢、身長、体重の入力データ、パルス電流の種類、パル
ス電流の強さなどを選択する。 【００１０】性別、年齢、身長、体重のデータを入力す
るときは、それぞれのデフォルト値が表示され、データ
入力はそれらの値を修正して行う。 【００１１】パルス電流の種類には、５〜１０Ｈｚの低
い周波数のパルスで手の深部を刺激し、筋肉を運動させ
て血液の循環を促し、手のひらを揉みほぐす効果のある
トーニングと、２０〜１００Ｈｚの高い周波数のパルス
で手の表部を刺激し、上層部の筋肉を運動させてリンパ
液の流れを助長し、浮腫などを取り除く効果のあるドレ
ナージュがある。 【００１２】パルス電流の強さには、弱い方から順にさ
する、ほぐす、おす、たたく、もむなどの感覚的なレベ
ルがある。 【００１３】図２と図３に、パルス電源１１と人体イン
ピーダンス測定回路１２のブロック図を示す。パルス電
源１１は、選択キーＫ３で指定したパルス電流の種類を
ＣＰＵ１４によってメモリ１５から読み出し、このパル
ス電流の種類に基づいて基準クロック発生器１１４のク
ロックパルスを分周したデジタルトリガ信号をＩ／Ｏイ
ンタフェース１６とＤ／Ａ変換器１１６を介してパルス
発生器１１７に入力し、所定の幅と周波数の電圧パルス
を生成してトランスＴ１の一次側に供給する。 【００１４】トランスＴ１と並列にトランスＴ２を接続
し、トランスＴ２に電流検出回路１１８を接続して電流
値を測定し、過電流が流れていないかどうかを監視す
る。電流検出回路１１８が検出した検出電流は、Ａ／Ｄ
変換器１１９とＩ／０インタフェース１６を介してＣＰ
Ｕ１４に入力し、電流値が基準をオーバーしているとき
は、電流保護回路１１１０によって遮断スイッチ１１１
１を作動して回路を遮断する。 【００１５】トランスＴ１、Ｔ２の二次側にそれぞれス
イッチング回路１１１２Ａ、１１１２Ｂの一端を接続
し、スイッチング回路１１１２Ａ、１１１２Ｂの他端を
共通にして切換手段としての切換スイッチ１２３Ｂを介
して左右一対の給電側電極Ｈ１、Ｈ１と検出側電極Ｈ
２、Ｈ２を分岐接続する。スイッチング回路１１１２
Ａ、１１１２Ｂはフォトカプラ接続のスイッチング回路
で、対応する切換ユニット１１１３Ａ、１１１３Ｂの出
力信号によって任意のフォトカプラを通電してスイッチ
ングを行う。これにより、左右一対の給電側電極Ｈ１、
Ｈ１と検出側電極Ｈ２、Ｈ２を任意に組合せた電極間に
パルス発生器１１７が生成したパルス電流を供給する。 【００１６】人体インピーダンス測定回路１２は、発振
器１２１が生成する５０ｋＨｚの正弦波交流電圧を駆動
回路１２２、トランスＴ３、切換スイッチ１２３Ａ、１
２３Ｂを介して給電側電極Ｈ１、Ｈ１に供給する。 【００１７】人体インピーダンスの測定は、図４に示す
ように、体脂肪測定カード１の両端を両手で把持し、左
右の電極Ｈ１、Ｈ２を手のひらと親指のつけねの間に挟
んで行う。この状態で測定開始ボタンＢ１を押すと、切
換スイッチ１２３Ｂが人体インピーダンス測定回路１２
側に切換わり、検出側電極Ｈ２、Ｈ２に交流電圧が発生
する。検出側電極Ｈ２、Ｈ２に発生した交流電圧を切換
スイッチ１２３Ａ、１２３Ｂ、トランスＴ４、帯域フィ
ルタ１２４、整流回路１２５、増幅器１２６を介して直
流電圧に変換し、波形整形、レベル調整、オフセット調
整した後、Ａ／Ｄ変換器１２７、Ｉ／Ｏインタフェース
１６を介してＣＰＵ１４に入力する。これにより、両手
間における人体インピーダンスを測定する。 【００１８】人体インピーダンス測定回路１２を構成す
る要素の経時変化や温度特性による測定誤差を修正する
ため、人体インピーダンスを測定する前に、検出側回路
の出力特性をあらかじめ校正する。すなわち、２つの変
量である人体インピーダンスＺと検出側回路が検出する
交流電圧Ｖの関係を回帰直線Ｚ＝ｋ・Ｖ＋Ｃ０ にあて
はめる。そして、抵抗値が既知の２つのダミー抵抗Ｒ
１、Ｒ２の両端に、人体インピーダンスＺを測定すると
きと同じ所定の交流電圧を印加し、ダミー抵抗Ｒ１、Ｒ
２の両端に発生する交流電圧Ｖを検出して回帰直線の比
例定数ｋと固定定数Ｃ０を求める。 【００１９】このため、ＣＰＵ１４から制御信号を出力
してＩ／Ｏインタフェース１６、切換ユニット１２８、
および切換制御回路１２９Ａを介して切換スイッチ１２
３Ａを切換え、トランスＴ３の二次側とトランスＴ４の
一次側との間に２つのダミー抵抗Ｒ１、Ｒ２を接続す
る。次に、ＣＰＵ１４から制御信号を出力してＩ／Ｏイ
ンタフェース１６、切換ユニット１２８、および切換制
御回路１２９Ｂを介して切換スイッチ１２３Ｃを切換
え、測定対象をダミー抵抗Ｒ１あるいはダミー抵抗Ｒ２
に切換える。 【００２０】本発明を実施した体脂肪測定カードは以上
のような構成で、パルスマッサージを行うときは、図４
に示すように、体脂肪の測定と同様に体脂肪測定カード
１の両端を両手で把持し、左右の電極Ｈ１、Ｈ２を手の
ひらと親指のつけねの間に挟む。この状態でマッサージ
開始ボタンＢ２を押すと、切換スイッチ１２３Ｂがパル
ス電源１１側に切換わり、給電側電極Ｈ１、Ｈ１と検出
側電極Ｈ２、Ｈ２を任意に組合せた電極間にパルス電流
が流れる。これにより、給電側電極Ｈ１、Ｈ１と検出側
電極Ｈ２、Ｈ２が親指のつけねにある魚際のツボや手の
ひらにある労宮のツボを刺激し、ストレスを解消して全
身をリラックスさせる。 【００２１】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の体脂肪測
定カードは、表面左右に２個づつ上下に並べて合計４個
の電極を取り付け、当該電極を左右の手に導電接触させ
て体脂肪を測定すると共に、これらの電極にパルス電流
を流して左右の手のツボを刺激してマッサージする。従
って、本発明によれば、一枚のカードで体脂肪の測定
と、手のひらのツボのマッサージの両方ができるので、
単に体脂肪を測定するだけのカードに比べて利用範囲が
広がり、商品としての付加価値を一層高めることができ
る。
の表面に設けた電極にパルス電流を流して左右の手のツ
ボを刺激してマッサージするパルスマッサージ機能付き
体脂肪測定カードに関する。 【０００２】 【発明が解決しようとする課題】体脂肪は生体にとって
重要な役割を担っているが、体脂肪が過剰に蓄積した状
態である肥満は、多くの成人病と深い関わりがある。肥
満になると身体が太るため、全身に血液を送るのに高血
圧となりやすい。また、脂肪は糖質と脂質によって合成
されるが、血中に糖質が多すぎると高脂血症につなが
り、これらが複合的に関与して動脈硬化を生じる。動脈
硬化は、心臓では狭心症や心筋梗塞の冠動脈疾患に、脳
の血管では脳内出血、脳塞栓、脳血栓などのいわゆる脳
卒中につながる。そして、肝臓での脂肪の過剰は脂肪肝
となり、胆汁の主成分であるコレステロールが多いと胆
石になりやすい。また、肉類とアルコールの過剰摂取は
肥満に結び付くと同時に痛風を引き起こす。このよう
に、肥満は多くの成人病との関連が深く、肥満を予防す
ることが健康にとって大切である。肥満予防には、体重
だけでなく体脂肪を日常的に測定して肥満状態を監視
し、適宜適切な対応策を講じる必要がある。 【０００３】一方、東洋医学では手足が体の中心と考
え、内臓に通じる重要なツボが数多く集まり、足の裏に
は腎臓や脳に、手のひらの中央には心臓に通じるツボが
経絡をへて体の中枢と結びついている。このため、手足
のツボをマッサージして刺激すると末梢神経を刺激して
興奮が起こり、神経繊維を通って内臓や脳などの中枢に
伝わる。末梢神経の興奮が臓器に達すると、神経伝達物
質の分泌が促され、自律神経に働いて自然治癒力を高め
る。これにより、さまざまな病気の予防や、疲労回復あ
るいはストレスの解消などに効果を発揮する。また、末
端から中枢への血液の流れを促進して心臓の負担を助け
るので、肥満が原因で起こる浮腫みなどの症状を軽くす
る効果がある。 【０００４】さらに、人体にはその生体を維持するため
に、休みなく生体電流が流れて細胞活動や筋肉の収縮運
動を行っている。このため、外部からパルス電流を人為
的に供給して手足のツボを電気的に刺激すると、生体電
流と同じように細胞活動を活性化し、筋肉の収縮運動を
喚起して血行を促し、筋肉の緊張をほぐすマッサージ効
果がある。 【０００５】そこで本発明は、体脂肪測定カードにパル
スマッサージ機能を付加することにより、一枚のカード
で肥満のバロメータである体脂肪を測定すると共に、肥
満が原因で起こる症状を軽くしたり、疲労回復あるいは
ストレスの解消などに効果がある手のひらのツボのマッ
サージを同時に行えるようにすることを目的になされた
ものである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は以下のように構成した。 【０００７】すなわち、表面左右に２個づつ上下に並べ
て合計４個の電極を取り付け、これらの電極を切換手段
を介して内設するパルス電源と人体インピーダンス測定
回路に接続すると共に、データ入力手段と、体脂肪率算
出手段と、表示手段を備えるカードであって、前記４個
の電極を前記人体インピーダンス測定回路側に切換え、
これらの電極を左右の手に導電接触させて両手間の人体
インピーダンスを測定し、これと前記データ入力手段を
介して入力した性別、年齢、身長、体重の個人データと
に基づいて前記体脂肪率算出手段が算出した体脂肪率を
前記表示手段に表示すると共に、前記４個の電極を前記
パルス電源側に切換え、これらの電極を左右の手に導電
接触させてパルス電流を流し、これにより左右の手のツ
ボを刺激してマッサージすることを特徴とするパルスマ
ッサージ機能付き体脂肪測定カードである。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 【０００９】図１に、本発明を実施した体脂肪測定カー
ドの正面図を示す。体脂肪測定カード１は、クレジット
カードサイズのケースＣの左右両端に、互いに電気的に
絶縁する給電側電極Ｈ１、Ｈ１と検出側電極Ｈ２、Ｈ２
をそれぞれ配置して４端子電極を構成する。ケースＣの
正面にはＬＣＤの表示部Ｄを設け、その上方に体脂肪測
定の測定開始ボタンＢ１とパルスマッサージのマッサー
ジ開始ボタンＢ２、および、その下方に数字のアップキ
ーＫ１とダウンキーＫ２および選択キーＫ３をそれぞれ
配置して操作パネルＰを構成する。アップキーＫ１は、
キーを押す毎に数字を１ずつ上昇させて数字を入力す
る。ダウンキーＫ２は、キーを押す毎に数字を１ずつ下
降させて数字を入力する。選択キーＫ３は、性別、年
齢、身長、体重の入力データ、パルス電流の種類、パル
ス電流の強さなどを選択する。 【００１０】性別、年齢、身長、体重のデータを入力す
るときは、それぞれのデフォルト値が表示され、データ
入力はそれらの値を修正して行う。 【００１１】パルス電流の種類には、５〜１０Ｈｚの低
い周波数のパルスで手の深部を刺激し、筋肉を運動させ
て血液の循環を促し、手のひらを揉みほぐす効果のある
トーニングと、２０〜１００Ｈｚの高い周波数のパルス
で手の表部を刺激し、上層部の筋肉を運動させてリンパ
液の流れを助長し、浮腫などを取り除く効果のあるドレ
ナージュがある。 【００１２】パルス電流の強さには、弱い方から順にさ
する、ほぐす、おす、たたく、もむなどの感覚的なレベ
ルがある。 【００１３】図２と図３に、パルス電源１１と人体イン
ピーダンス測定回路１２のブロック図を示す。パルス電
源１１は、選択キーＫ３で指定したパルス電流の種類を
ＣＰＵ１４によってメモリ１５から読み出し、このパル
ス電流の種類に基づいて基準クロック発生器１１４のク
ロックパルスを分周したデジタルトリガ信号をＩ／Ｏイ
ンタフェース１６とＤ／Ａ変換器１１６を介してパルス
発生器１１７に入力し、所定の幅と周波数の電圧パルス
を生成してトランスＴ１の一次側に供給する。 【００１４】トランスＴ１と並列にトランスＴ２を接続
し、トランスＴ２に電流検出回路１１８を接続して電流
値を測定し、過電流が流れていないかどうかを監視す
る。電流検出回路１１８が検出した検出電流は、Ａ／Ｄ
変換器１１９とＩ／０インタフェース１６を介してＣＰ
Ｕ１４に入力し、電流値が基準をオーバーしているとき
は、電流保護回路１１１０によって遮断スイッチ１１１
１を作動して回路を遮断する。 【００１５】トランスＴ１、Ｔ２の二次側にそれぞれス
イッチング回路１１１２Ａ、１１１２Ｂの一端を接続
し、スイッチング回路１１１２Ａ、１１１２Ｂの他端を
共通にして切換手段としての切換スイッチ１２３Ｂを介
して左右一対の給電側電極Ｈ１、Ｈ１と検出側電極Ｈ
２、Ｈ２を分岐接続する。スイッチング回路１１１２
Ａ、１１１２Ｂはフォトカプラ接続のスイッチング回路
で、対応する切換ユニット１１１３Ａ、１１１３Ｂの出
力信号によって任意のフォトカプラを通電してスイッチ
ングを行う。これにより、左右一対の給電側電極Ｈ１、
Ｈ１と検出側電極Ｈ２、Ｈ２を任意に組合せた電極間に
パルス発生器１１７が生成したパルス電流を供給する。 【００１６】人体インピーダンス測定回路１２は、発振
器１２１が生成する５０ｋＨｚの正弦波交流電圧を駆動
回路１２２、トランスＴ３、切換スイッチ１２３Ａ、１
２３Ｂを介して給電側電極Ｈ１、Ｈ１に供給する。 【００１７】人体インピーダンスの測定は、図４に示す
ように、体脂肪測定カード１の両端を両手で把持し、左
右の電極Ｈ１、Ｈ２を手のひらと親指のつけねの間に挟
んで行う。この状態で測定開始ボタンＢ１を押すと、切
換スイッチ１２３Ｂが人体インピーダンス測定回路１２
側に切換わり、検出側電極Ｈ２、Ｈ２に交流電圧が発生
する。検出側電極Ｈ２、Ｈ２に発生した交流電圧を切換
スイッチ１２３Ａ、１２３Ｂ、トランスＴ４、帯域フィ
ルタ１２４、整流回路１２５、増幅器１２６を介して直
流電圧に変換し、波形整形、レベル調整、オフセット調
整した後、Ａ／Ｄ変換器１２７、Ｉ／Ｏインタフェース
１６を介してＣＰＵ１４に入力する。これにより、両手
間における人体インピーダンスを測定する。 【００１８】人体インピーダンス測定回路１２を構成す
る要素の経時変化や温度特性による測定誤差を修正する
ため、人体インピーダンスを測定する前に、検出側回路
の出力特性をあらかじめ校正する。すなわち、２つの変
量である人体インピーダンスＺと検出側回路が検出する
交流電圧Ｖの関係を回帰直線Ｚ＝ｋ・Ｖ＋Ｃ０ にあて
はめる。そして、抵抗値が既知の２つのダミー抵抗Ｒ
１、Ｒ２の両端に、人体インピーダンスＺを測定すると
きと同じ所定の交流電圧を印加し、ダミー抵抗Ｒ１、Ｒ
２の両端に発生する交流電圧Ｖを検出して回帰直線の比
例定数ｋと固定定数Ｃ０を求める。 【００１９】このため、ＣＰＵ１４から制御信号を出力
してＩ／Ｏインタフェース１６、切換ユニット１２８、
および切換制御回路１２９Ａを介して切換スイッチ１２
３Ａを切換え、トランスＴ３の二次側とトランスＴ４の
一次側との間に２つのダミー抵抗Ｒ１、Ｒ２を接続す
る。次に、ＣＰＵ１４から制御信号を出力してＩ／Ｏイ
ンタフェース１６、切換ユニット１２８、および切換制
御回路１２９Ｂを介して切換スイッチ１２３Ｃを切換
え、測定対象をダミー抵抗Ｒ１あるいはダミー抵抗Ｒ２
に切換える。 【００２０】本発明を実施した体脂肪測定カードは以上
のような構成で、パルスマッサージを行うときは、図４
に示すように、体脂肪の測定と同様に体脂肪測定カード
１の両端を両手で把持し、左右の電極Ｈ１、Ｈ２を手の
ひらと親指のつけねの間に挟む。この状態でマッサージ
開始ボタンＢ２を押すと、切換スイッチ１２３Ｂがパル
ス電源１１側に切換わり、給電側電極Ｈ１、Ｈ１と検出
側電極Ｈ２、Ｈ２を任意に組合せた電極間にパルス電流
が流れる。これにより、給電側電極Ｈ１、Ｈ１と検出側
電極Ｈ２、Ｈ２が親指のつけねにある魚際のツボや手の
ひらにある労宮のツボを刺激し、ストレスを解消して全
身をリラックスさせる。 【００２１】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の体脂肪測
定カードは、表面左右に２個づつ上下に並べて合計４個
の電極を取り付け、当該電極を左右の手に導電接触させ
て体脂肪を測定すると共に、これらの電極にパルス電流
を流して左右の手のツボを刺激してマッサージする。従
って、本発明によれば、一枚のカードで体脂肪の測定
と、手のひらのツボのマッサージの両方ができるので、
単に体脂肪を測定するだけのカードに比べて利用範囲が
広がり、商品としての付加価値を一層高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施した体脂肪測定カードの正面図で
ある。 【図２】本発明を実施した体脂肪測定カードのパルス電
源のブロック図である。 【図３】本発明を実施した体脂肪測定カードの人体イン
ピーダンス測定回路のブロック図である。 【図４】本発明を実施した体脂肪測定カードの使用方法
の説明図である。 【符号の説明】 １ 体脂肪測定カード １１ パルス電源 １１４ 基準クロック発生器 １１６ Ｄ／Ａ変換器 １１７ パルス発生器 １１８ 電流検出回路 １１９ Ａ／Ｄ変換器 １１１０ 電流保護回路 １１１１ 遮断スイッチ １１１２ スイッチング回路 １１１３ 切換ユニット １２ 人体インピーダンス測定回路 １２１ 発振器 １２２ 駆動回路 １２３ 切換スイッチ １２４ 帯域フィルタ １２５ 整流回路 １２６ 増幅器 １２７ Ａ／Ｄ変換器 １２８ 切換ユニット １２９ 切換制御回路 １４ ＣＰＵ １５ メモリ １６ Ｉ／Ｏインタフェース Ｂ１ 測定開始ボタン Ｂ２ マッサージ開始ボタン Ｃ ケース Ｄ 表示部 Ｋ１ アップキー Ｋ２ ダウンキー Ｋ３ 選択キー Ｈ１ 給電側電極 Ｈ２ 検出側電極 Ｐ 操作パネル Ｒ１、Ｒ２ ダミー抵抗 Ｔ１〜Ｔ４ トランス
ある。 【図２】本発明を実施した体脂肪測定カードのパルス電
源のブロック図である。 【図３】本発明を実施した体脂肪測定カードの人体イン
ピーダンス測定回路のブロック図である。 【図４】本発明を実施した体脂肪測定カードの使用方法
の説明図である。 【符号の説明】 １ 体脂肪測定カード １１ パルス電源 １１４ 基準クロック発生器 １１６ Ｄ／Ａ変換器 １１７ パルス発生器 １１８ 電流検出回路 １１９ Ａ／Ｄ変換器 １１１０ 電流保護回路 １１１１ 遮断スイッチ １１１２ スイッチング回路 １１１３ 切換ユニット １２ 人体インピーダンス測定回路 １２１ 発振器 １２２ 駆動回路 １２３ 切換スイッチ １２４ 帯域フィルタ １２５ 整流回路 １２６ 増幅器 １２７ Ａ／Ｄ変換器 １２８ 切換ユニット １２９ 切換制御回路 １４ ＣＰＵ １５ メモリ １６ Ｉ／Ｏインタフェース Ｂ１ 測定開始ボタン Ｂ２ マッサージ開始ボタン Ｃ ケース Ｄ 表示部 Ｋ１ アップキー Ｋ２ ダウンキー Ｋ３ 選択キー Ｈ１ 給電側電極 Ｈ２ 検出側電極 Ｐ 操作パネル Ｒ１、Ｒ２ ダミー抵抗 Ｔ１〜Ｔ４ トランス
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平７−51242（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−94530（ＪＰ，Ａ)
実開 昭63−188004（ＪＰ，Ｕ)
登録実用新案3001889（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61B 5/053
A61H 39/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 表面左右に２個づつ上下に並べて合計４
個の電極を取り付け、これらの電極を切換手段を介して
内設するパルス電源と人体インピーダンス測定回路に接
続すると共に、データ入力手段と、体脂肪率算出手段
と、表示手段を備えるカードであって、 前記４個の電極を前記人体インピーダンス測定回路側に
切換え、これらの電極を左右の手に導電接触させて両手
間の人体インピーダンスを測定し、これと前記データ入
力手段を介して入力した性別、年齢、身長、体重の個人
データとに基づいて前記体脂肪率算出手段が算出した体
脂肪率を前記表示手段に表示すると共に、前記４個の電
極を前記パルス電源側に切換え、これらの電極を左右の
手に導電接触させてパルス電流を流し、これにより左右
の手のツボを刺激してマッサージすることを特徴とする
パルスマッサージ機能付き体脂肪測定カード。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP22067998A JP3364160B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | パルスマッサージ機能付き体脂肪測定カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22067998A JP3364160B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | パルスマッサージ機能付き体脂肪測定カード |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000051171A JP2000051171A (ja) | 2000-02-22 |
| JP3364160B2 true JP3364160B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=16754777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22067998A Expired - Fee Related JP3364160B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | パルスマッサージ機能付き体脂肪測定カード |
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|---|---|
| JP (1) | JP3364160B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-08-04 JP JP22067998A patent/JP3364160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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