JP4730399B2 - 受信装置、受信方法、および無線通信システム - Google Patents

受信装置、受信方法、および無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、受信方法、および無線通信システムに関する。
近日、無線通信装置には、MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信を可能とするために、複数の送受信アンテナが設けられる傾向にある。また、複数の送受信アンテナを備える無線通信装置には、複数の受信信号の各々との同期を検出するために、同期検出のための複数の相互相関検出器が設けられている。無線通信装置は、相互相関検出器において検出された同期タイミングに基づいて受信信号からのフレーム切り出しを行い、切り出したフレームごとにFFT処理を行う。なお、同期検出のための複数の相互相関器については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2006−238548号公報
しかし、送受信アンテナと同数の相互相関検出器を無線通信装置に設けると、無線通信装置の回路規模および消費電力が増大してしまうという問題があった。一方、回路規模および消費電力の削減のために無線通信装置に設ける相互相関検出器の数を減少させると、相互相関の検出精度が劣化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、相互相関の検出精度の劣化を抑制しつつ、相互相関検出のための回路規模を削減することが可能な、新規かつ改良された受信装置、受信方法、および無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数のアンテナと、前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々の位相差を検出する位相差検出部と、前記位相差検出部により検出された位相差に基づき、複数の受信信号の位相を揃える位相調整部と、前記位相調整部により位相が揃えられた複数の受信信号を加算する加算部と、前記加算部における加算により得られた信号を利用して同期検出を行なう同期検出部と、を備える受信装置が提供される。
前記位相差検出部は、前記複数の受信信号の各々に付加される第1の繰り返し信号で前記位相差を検出し、前記位相調整部は、前記第1の繰り返し信号の後に付加される第2の繰り返し信号の位相を揃えてもよい。
前記受信装置は、前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々に含まれる前記第2の繰り返し信号が記録される記憶部と、前記同期検出部による同期検出結果に基づき、前記複数の受信信号の各々に影響しているチャネル状況を推定するチャネル推定部と、前記記憶部に記録されている第2の繰り返し信号を、前記チャネル推定部によるチャネル状況の推定結果に基づいて補正する補正部と、を備え、前記同期検出部は、再度、前記補正部により補正された第2の繰り返し信号を利用して同期検出を行なってもよい。
前記受信装置は、前記加算部における加算により得られた信号を利用して前記複数の受信信号の周波数誤差を推定する周波数誤差推定部をさらに備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のアンテナの各々が周囲から送信された無線信号を受信信号として受信するステップと、前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々の位相差を検出するステップと、前記位相差に基づき、複数の受信信号の位相を揃えるステップと、位相が揃えられた複数の受信信号を加算するステップと、前記加算により得られた信号を利用して同期検出を行なうステップと、を含む受信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のアンテナ、前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々の位相差を検出する位相差検出部、前記位相差検出部により検出された位相差に基づき、複数の受信信号の位相を揃える位相調整部、前記位相調整部により位相が揃えられた複数の受信信号を加算する加算部、および、前記加算部における加算により得られた信号を利用して同期検出を行なう同期検出部、
を有する受信装置と、前記複数のアンテナにより受信される前記複数の受信信号の送信元である送信装置と、を備える無線通信システムが提供される。
以上説明したように本発明にかかる受信装置、受信方法、および無線通信システムによれば、相互相関の検出精度の劣化を抑制しつつ、相互相関検出のための回路規模を削減することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態の概要
〔1−1〕無線通信システムの全体構成
〔1−2〕送信装置の構成
〔1−3〕プリアンブルの構成
〔1−4〕受信装置の構成
〔2〕本実施形態に至る経緯
〔3〕本発明の第1の実施形態
〔3−1〕本発明の第1の実施形態にかかる同期回路部の構成
〔3−2〕本発明の第1の実施形態の動作
〔4〕本発明の第2の実施形態
〔5〕本発明の第3の実施形態
〔6〕まとめ
〔1〕本実施形態の概要
〔1−1〕無線通信システムの全体構成
まず、図1を参照し、本実施形態にかかる無線通信システム1の全体構成について説明する。
図1は、本実施形態にかかる無線通信システム1の全体構成を示した説明図である。図1に示したように、当該無線通信システム1は、複数の無線通信装置10Aおよび10Bを含む。なお、無線通信装置10Aおよび10Bは、送信側としても受信側としても機能することができるが、図1においては無線通信装置10Aが送信側として機能し、無線通信装置(受信装置)10Bが受信側として機能する例を示している。また、本明細書においては、同一機能を有する複数の構成の各々は、同一符号の後に異なるアルファベットを付することで区別する。しかし、同一機能を有する複数の構成の各々を特に区別する必要が無い場合、同一符号のみを付する。例えば、無線通信装置10Aおよび10Bを特に区別する必要が無い場合、単に無線通信装置10と総称する。
図1に示したように、無線通信装置10Aは複数のアンテナ12Aおよび12Bを備え、無線通信装置10Bは複数のアンテナ12Cおよび12Dを備える。無線通信装置10Aおよび10Bは、かかる複数のアンテナ12A〜12Dを利用することにより、ダイバーシティ受信やIEEE802.11nに規定されるMIMO通信を実現することができる。
ダイバーシティ受信は、無線通信装置10Bが、複数のアンテナ12Cおよび12Dで周囲から送信された無線信号を受信し、双方により受信された無線信号を複合的に利用することにより、無線信号のSN比が低い場合でも通信の信頼性を向上する受信方法である。MIMO通信は、無線通信装置10Aがアンテナ12Aおよび12Bから信号を送信し、無線通信装置10Bがアンテナ12Cおよび12Dで当該信号を受信して復号する通信方法である。以下、MIMO通信について具体的に説明する。
無線通信装置10Aのアンテナ12Aから送信された信号をx1、アンテナ12Bから送信された信号をx2、無線通信装置10Bのアンテナ12Cが受信した信号をy1、12Dが受信した信号をy2とする。また、アンテナ12Aおよびアンテナ12C間の伝送路の特性をh11、アンテナ12Aおよびアンテナ12D間の伝送路の特性をh12、アンテナ12Bおよびアンテナ12C間の伝送路の特性をh21、アンテナ12Bおよびアンテナ12D間の伝送路の特性をh22とする。この場合、無線通信装置10Aから送信された信号と、無線通信装置10Bが受信した信号の関係は、以下の数式1のように表すことができる。
Figure 0004730399
(数式1)
数式1の右辺の第1項はチャネル行列H(伝達関数)と称される場合がある。かかるチャネル行列Hは、無線通信装置10Bがx1およびx2を送信する前に既知の信号を送信することにより無線通信装置10Aにおいて求めることが可能である。
無線通信装置10Bは、チャネル行列Hの逆行列を利用してアンテナ12Aから送信された信号をx1と、アンテナ12Bから送信された信号をx2と推定することができる。このように、MIMO通信は、利用する周波数帯域を広げることなくアンテナ数に比例して伝送速度を向上させることができる点で効果的である。なお、図1においては無線通信装置10Aおよび10Bが各々アンテナを2本備える例を示したが、無線通信装置10Aおよび10Bは3本以上の多数のアンテナを備えていてもよい。
また、チャネル行列Hの対角成分の成分は、信号分離の際にノイズとなり(クロストーク)、ストリームSNRを下げる要因となる。そこで、クロストークを抑制するために、ビームフォーミング(固有モードSDM:Space Division Multiplexing)が提案されており、かかるビームフォーミングを本発明に適用することも可能である。
また、無線通信装置10は、例えば、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、携帯用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。
〔1−2〕送信装置の構成
次に、図2を参照し、無線通信装置10が送信装置として機能するための構成を説明する。
図2は、無線通信装置10が送信装置として機能するための構成を示した機能ブロック図である。図2に示したように、無線通信装置10は、アンテナ12Aおよび12B、MAC処理部30、送信信号処理部40、IFFT部52Aおよび52B、送信フィルタ54Aおよび54B、DAC56Aおよび56B、RF送信処理部58Aおよび58Bを備える。
MAC(Medium Access Control)処理部30は無線通信におけるアクセス制御を行う。例えば、MAC処理部30は、送信データに対して自装置のMACアドレス、宛先装置のMACアドレスなどの制御情報を付加し、ビット列として出力する。
送信信号処理部40は、MAC処理部30から出力されたビット列のMIMO送信処理、変調処理などの信号処理を行う。MIMO送信処理としては、例えば、各ブランチへのビット列の割り振り、ビームフォーミングなどがあげられる。また、送信信号処理部40は、伝送路の状況に応じ、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAM、8PSKなどのいずれかの変調方式により変調を行なってもよい。なお、送信信号処理部40は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を実現するために、各サブキャリアに割当てられたビットごとに変調してもよい。
IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部52は、送信信号処理部40における信号処理により得られた周波数領域の信号を、高速逆フーリエ変換することにより、時間領域の送信信号(OFDM信号)に変換する。送信フィルタ54は、IFFT部52において得られた時間領域の送信信号から、所定の周波数成分を抽出する。なお、当該時間領域の送信信号にはガードインターバルが付加されていてもよい。
DAC(デジタル/アナログ変換部)56は、送信フィルタ54により抽出された周波数成分を有する送信信号を、デジタル形式からアナログ形式に変換する。そして、RF送信処理部58が、アナログ形式に変換された送信信号を例えばIQ変調し、高周波信号(例えば、5GHz帯)に変換する。そして、アンテナ12は、接続されているRF送信処理部58から出力される高周波信号を無線信号として送信する。
なお、無線通信装置10は、無線信号の先頭に既知信号パターンを有するプリアンブルを送信する。以下、かかるプリアンブルの構成について図3を参照して簡単に説明する。
〔1−3〕プリアンブルの構成
図3は、プリアンブルの一部の構成を示した説明図である。図3に示したように、プリアンブルは、L−STF(Short Training Field)と、L−LTF(Long Training Field)と、L−SIGと、HT−SIGと、HT−STFと、HT−LTFと、を含み、その後にデータ(DATA)が付加される。
L−STF(第1の繰り返し信号)では、周期が0.8μsである信号パターンが10回繰り返され、無線通信装置10はかかるL−STFに基づいて無線信号の受信を検出する。L−LTF(第2の繰り返し信号)では、周期が3.2μsである信号パターンの後半部分(1.6μs)の後に、当該信号パターンが2回繰り返される。すなわち、L−LTF先頭に付加される信号パターンの後半部分はガードインターバルとして機能する。
L−SIGおよびHT―SIGは、当該フレームに含まれるデータの伝送速度や変調方式などの情報を含む。HT−LTFは、無線通信装置10においてブランチごとにチャネルを推定するために用いられる。
このようなプリアンブルは、事前に時間領域の信号として無線通信装置10に保持されており、無線通信装置10は、保持しているプリアンブルを、IFFT部52から出力される時間領域の送信信号の先頭に付加してもよい。
〔1−4〕受信装置の構成
次に、図4を参照し、無線通信装置10が受信装置として機能するための構成を説明する。
図4は、無線通信装置10が受信装置として機能するための構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、無線通信装置10は、アンテナ12Aおよび12B、RF受信処理部60Aおよび60B、ADC62Aおよび62B、受信フィルタ64Aおよび64B、IQ補正部66Aおよび66B、同期回路部70、FFT部72Aおよび72B、チャネル推定部74Aおよび74B、キャリブレーション部76、信号合成部80、復調部92、およびMAC処理部30を備える。
アンテナ12は、周囲から送信された無線信号を受信し、接続されているRF受信処理部60へ高周波信号として出力する。RF受信処理部60は、アンテナ12から入力される高周波信号をダウンコンバーションし、アナログ形式のベースバンド受信信号(受信信号)を生成する。
ADC(アナログ/デジタル変換部)62は、RF受信処理部60により生成されたアナログ形式のベースバンド受信信号をデジタル形式のベースバンド受信信号に変換して出力する。受信フィルタ64は、ADC62から出力されるデジタル形式のベースバンド受信信号に含まれる所定の周波数成分を抽出する。IQ補正部66は、ベースバンド受信信号を構成するIチャネルおよびQチャネルのインバランスを補正する。
同期回路部70は、図3を参照して説明したSTFを検出するための自己相関回路器、およびLTFを検出するための相互相関検出器を備え、プリアンブルに続くパケットフレームの切り出しのための同期タイミングを検出する。なお、当該同期回路部70の構成については、「〔3〕本発明の第1の実施形態」以降で詳細に説明する。
FFT部72は、同期回路部70により検出された同期タイミングに基づいてパケットフレームを切り出し、切り出したパケットフレームごとにFFT処理を行い、周波数領域の受信信号を生成する。そして、チャネル推定部74は無線信号の伝送路の伝達関数を推定する。すなわち、チャネル推定部74は、数式1に示したチャネル行列Hを推定する。
信号合成部80は、チャネル推定部74により推定されたチャネル行列Hに基づいてMIMO受信処理を行う。例えば、信号合成部80は、チャネル推定部74から出力される信号に、チャネル推定部74により推定されたチャネル行列Hの逆行列を乗算してもよい。
復調部92は、信号合成部80により得られた信号を復調し、ビット列として出力する。MAC処理部30は、復調部92からビット列が入力され、ビット列に含まれる制御情報を解析するとともに、ビット列に含まれる制御情報以外の情報を上位層へ供給する。
〔2〕本実施形態に至る経緯
以上、図1〜図4を参照し、本実施形態について概略的に説明した。続いて、本実施形態に関連する無線通信装置の同期回路部200の構成を比較例として挙げて、本実施形態に至った経緯を説明する。
図5は、本実施形態に関連する無線通信装置の同期回路部200の構成を示した機能ブロック図である。図5に示したように、本実施形態に関連する無線通信装置の同期回路部200は、プリアンブルテーブル240と、シフトレジスタ242Aおよび242Bと、フィルタ部244Aおよび244Bと、合計部246Aおよび246Bと、絶対値化部248Aおよび248Bと、加算部249と、ピーク検出部250と、を備える。なお、同期回路部200は自己相関を検出するための構成も備えるが、図5においては自己相関を検出するための構成に関する記載を省略している。
プリアンブルテーブル240には、L−LTFの信号パターンが保持されている。シフトレジスタ242Aおよび242Bの各々には、対応するベースバンド受信信号のL−LTFが入力され、入力されたL−LTFを1サンプルずつ遅延して後段のレジスタに伝達する。
フィルタ部244Aおよび244Bの各々は、シフトレジスタ242Aまたは242Bの各々の各レジスタに保持されているサンプルに、プリアンブルテーブル240に保持されているL−LTFの信号パターンに応じた係数を乗算する。合計部246Aおよび246Bの各々は、フィルタ部244Aまたは244Bにおける乗算により得られた値を合計する。
絶対値化部248Aおよび248Bの各々は、相互相関の位相がベースバンド受信信号間で揃っていないため、合計部246Aまたは246Bにより得られた合計値を絶対値化する。そして、加算部249が、絶対値化部248Aおよび248Bにより絶対値化された合計値を加算し、加算部249により加算された信号からピーク検出部250が同期タイミングを検出する。
このように、本実施形態に関連する無線通信装置の同期回路部200は、各ベースバンド受信信号に含まれるL−LTFと、事前にプリアンブルテーブルに保持されているL−LTFとの相互相関を検出する。このため、本実施形態に関連する無線通信装置の同期回路部200は、シフトレジスタ242、フィルタ部244、および合計部246などを、ブランチごとに備えている必要があった。
なお、パケット発見や周波数誤差推定などのための自己相関は、ベースバンド受信信号とその遅延信号の複素共役との積で求める。したがって、自己相関は各ベースバンド受信信号で位相が揃うので、各々の自己相関を合計してその後の処理で利用することが可能である。
これに対し、既知信号パターンとベースバンド受信信号との相互相関から同期タイミングを求める処理などの場合は、相互相関の位相が各ベースバンド受信信号で揃っていると限らないので、単純に各ベースバンド受信信号の相互相関を合計することは適切でなかった。このため、図5に示したように相互相関の絶対値や絶対値を利用することも適切であるが、シフトレジスタ242、フィルタ部244、および合計部246などの相互相関の検出ための回路規模は大きくなりがちであるという問題があった。
一方、回路規模を削減するために単に相互相関を検出するための構成を減少させると、相互相関を検出するための構成を複数のブランチで共有することが難しいので、いずれか1つのアンテナしか相互相関を検出するための構成に接続できなかった。このため、相互相関に基づくタイミング推定性能が劣化してしまうことが想定された。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の第1〜第3の実施形態にかかる無線通信装置10を創作するに至った。本発明の第1〜第3の実施形態にかかる無線通信装置10によれば、相互相関の検出精度の劣化を抑制しつつ、相互相関検出のための回路規模を削減することができる。以下、このような本発明の第1〜第3の実施形態について順次に説明する。
〔3〕本発明の第1の実施形態
〔3−1〕本発明の第1の実施形態にかかる同期回路部の構成
図6は、本発明の第1の実施形態にかかる同期回路部70の構成を示した機能ブロック図である。図6に示したように、第1の実施形態にかかる同期回路部70は、遅延部104Aおよび104B、複素共役演算部106Aおよび106B、乗算部108Aおよび108B、加算部110、平均部112、比較部114、周波数誤差演算部116、複素共役演算部120、乗算部122、位相差決定部124、複素共役演算部126、乗算部128、加算部130、プリアンブルテーブル140、シフトレジスタ142、フィルタ部144、合計部146、絶対値化部148、およびピーク検出部150を備える。
(自己相関検出、周波数誤差推定)
遅延部104Aおよび104B、複素共役演算部106Aおよび106B、乗算部108Aおよび108B、加算部110、平均部112、および比較部114は、プリアンブルに含まれるL−STFにおいて自己相関を検出する自己相関検出部として機能する。
具体的には、遅延部104Aは、ブランチAのベースバンド受信信号(アンテナ12Aにより受信された無線信号に基づくベースバンド受信信号)が入力され、入力されたブランチAのベースバンド受信信号を0.8μs遅延して出力する。なお、遅延部104Aによるベースバンド受信信号の遅延時間0.8μsは、L−STFにおける信号パターンの繰り返し周期に該当する。遅延部104Bも同様に、ブランチBのベースバンド受信信号(アンテナ12Bにより受信された無線信号に基づくベースバンド受信信号)が入力され、入力されたブランチBのベースバンド受信信号を0.8μs遅延して出力する。
複素共役演算部106Aは、遅延部104Aにより遅延されたL−STFの複素共役を演算し、複素共役演算部106Bは、遅延部104Bにより遅延されたL−STFの複素共役を演算する。乗算部108Aは、ブランチAのベースバンド受信信号、および0.8μs遅延され、かつ、複素共役演算が行なわれたブランチAのベースバンド受信信号を乗算する。同様に、乗算部108Bは、ブランチBのベースバンド受信信号、および0.8μs遅延され、かつ、複素共役演算が行なわれたブランチBのベースバンド受信信号を乗算する。
加算部110は、乗算部108Aにより得られた乗算値、および乗算部108Bにより得られた乗算値を加算し、平均部112は、加算部110により得られた加算値の平均をとる。そして、比較部114が、平均部112により得られた平均値に基づいてパケット検出を行なう。なお、相互相関と異なり、L−STFおよび0.8μs遅延されたL−STF間の位相回転量(乗算部108Aおよび108Bによる乗算値)は、ブランチAおよびブランチBで揃っており、加算部110において加算しても打ち消されないと考えられる。
また、比較部114は、パケットを検出し、L−STFが終了すると判断すると、遅延部104Aおよび104B、位相差決定部124、およびプリアンブルテーブル140へ制御信号を出力する。遅延部104Aおよび104Bは、比較部114から制御信号を入力されると、遅延時間を0.8μsから3.2μsに切替え、入力されるL−LTFを3.2μs遅延して出力する。ここで、遅延時間3.2μsは、L−LTFにおける信号パターンの繰り返し周期に該当する。
その結果、周波数誤差演算部116は、L−LTFにおいて、平均部112から出力される信号に基づいて受信信号の周波数誤差(周波数オフセット)を推定することができる。そして、周波数誤差演算部116は、推定した周波数誤差を示す周波数誤差信号を出力し、当該周波数誤差信号に基づく補正が行なわれる。このように、遅延部104Aおよび104Bにおける遅延時間をL−STFとL−LTFとで切替えることにより、同一の回路構成を自己相関検出および周波数誤差推定の双方のために利用することができる。
(相互相関検出)
続いて、相互相関を検出するための構成について説明する。L−STFの受信時、複素共役演算部120は、ブランチAのベースバンド受信信号に含まれるL−STFの複素共役を演算する。そして、乗算部122は、ブランチAのL−STFの複素共役と、ブランチBのL−STFとを乗算することにより、ブランチAのL−STFおよびブランチBのL−STF間の位相差を算出する。
位相差決定部124は、乗算部122により得られる位相差を、L−STFの終了を示す制御信号が比較部114から入力されるまで平均し、当該制御信号の入力時の平均値をブランチAおよびブランチBのベースバンド受信信号間の位相差として決定する。すなわち、複素共役演算部120、乗算部122、および位相差決定部124は、ブランチAおよびブランチBのベースバンド受信信号間の位相差を検出する位相差検出部として機能する。
そして、L−LTFの受信時、複素共役演算部126は、位相差決定部124により決定された位相差を示す回転ベクトルの複素共役を演算する。乗算部128は、ブランチBのL−LTFに、複素共役演算部126により演算された回転ベクトルの複素共役を乗算することにより、ブランチBのL−LTFをブランチAのL−LTFの位相に揃える。すなわち、複素共役演算部126および乗算部128は、協働して位相調整部として機能する。
加算部130は、ブランチAのL−LTFと、複素共役演算部126および乗算部128により位相がブランチAのL−LTFと揃えられたブランチBのL−LTFとを加算する。そして、加算部130により加算されたL−LTFがシフトレジスタ142へ出力される。
プリアンブルテーブル140には、L−LTFの信号パターンが保持されている。シフトレジスタ142には、加算部130において得られたL−LTFが入力され、入力されたL−LTFを1サンプルずつ遅延して後段のレジスタに伝達する。
フィルタ部144は、シフトレジスタ142の各レジスタに保持されているサンプルに、プリアンブルテーブル140に保持されているL−LTFの信号パターンに応じた係数を乗算する。合計部146は、フィルタ部144における乗算により得られた値を合計する。
絶対値化部148は、合計部146により得られた合計値を絶対値化する。そして、ピーク検出部150が、絶対値化部148により絶対値化された信号値のピーク位置を同期タイミングとして検出する。すなわち、プリアンブルテーブル140、シフトレジスタ142、フィルタ部144、合計部146、絶対値化部148、およびピーク検出部150は、相互相関検出部、または同期検出部として機能する。
このように、本実施形態によれば、複数のブランチのL−LTFを加算的に利用して相互相関および同期タイミングを検出することができる。したがって、本実施形態によれば、相互相関の検出のための回路規模を削減しつつ、相互相関の検出精度の劣化を抑制することが可能である。
〔3−2〕本発明の第1の実施形態の動作
以上、図6を参照して本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10の同期回路部70の構成について説明した。続いて、図7を参照し、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10の動作を説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10において実行される受信方法の流れを示したフローチャートである。図7に示したように、本実施形態にかかる無線通信装置10は、まず、周囲から送信された無線信号を複数のアンテナ12Aおよび12Bで受信する(S304)。続いて、RF受信処理部60Aおよび60Bなどが、接続されているアンテナ12Aまたは12Bにより受信された無線信号をベースバンド受信信号に変換する(S308)。
そして、同期回路部70の位相差決定部124が、各ブランチのベースバンド受信信号に含まれるL−STFを利用し、各ベースバンド受信信号の位相差を決定する(S312)。その後、同期回路部70の加算部130が、位相が揃えられた各ベースバンド受信信号のL−LTFを加算し(S316)、ピーク検出部150が、加算されたL−LTFとプリアンブルテーブルに保持されているL−LTFとの相互相関を検出する(S320)。
〔4〕本発明の第2の実施形態
以上説明したように、本発明の第1の実施形態においては、複数のブランチのL−LTFを加算し、当該加算により得られたL−LTFを利用して相互相関を検出することができる。さらに、本発明の第2の実施形態によれば、当該加算により得られたL−LTFを利用して周波数誤差を推定することも可能である。以下、このような本発明の第2の実施形態にかかる無線通信装置10の同期回路部71について図8を参照して説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態にかかる同期回路部71の構成を示した機能ブロック図である。図8に示したように、第2の実施形態にかかる同期回路部71は、遅延部104Aおよび104B、複素共役演算部106Aおよび106B、乗算部108Aおよび108B、加算部110、平均部112、比較部114、複素共役演算部120、乗算部122、位相差決定部124、複素共役演算部126、乗算部128、加算部130、プリアンブルテーブル140、シフトレジスタ142、フィルタ部144、合計部146、絶対値化部148、ピーク検出部150、遅延部164、複素共役演算部166、乗算部168、平均部172、および周波数誤差演算部176を備える。以下では、第1の実施形態と異なる構成について重きをおいて説明する。
加算部130は、ブランチAのL−LTFと、複素共役演算部126および乗算部128により位相がブランチAのL−LTFと揃えられたブランチBのL−LTFとを加算する。そして、加算部130により加算されたL−LTFが、相互相関を検出するためのシフトレジスタ142に加え、周波数誤差を推定するための遅延部164および乗算部168へ出力される。
第1の実施形態において説明したように、シフトレジスタ142からピーク検出部150までの構成は、加算部130から出力されたL−LTF(加算後)に基づいて相互相関および同期タイミングを検出する。さらに、第2の実施形態においては、遅延部164から周波数誤差演算部176までの構成が、加算部130から出力されたL−LTF(加算後)に基づいて周波数誤差を推定することができる。
具体的には、遅延部164は、加算部130から出力されたL−LTFを3.2μs遅延して出力する。なお、遅延部164によるL−LTFの遅延時間3.2μsは、L−LTFにおける信号パターンの繰り返し周期に該当する。複素共役演算部166は、遅延部164により遅延されたL−LTFの複素共役を演算する。乗算部168は、加算部130から出力されたL−LTF、および3.2μs遅延され、かつ、複素共役演算が行なわれたL−LTFを乗算する(L−LTFの自己相関を検出する。)。そして、平均部172が乗算部168により得られた乗算値の平均をとり、当該平均値の位相に基づいて周波数誤差演算部176が周波数誤差を推定することができる。
〔5〕本発明の第3の実施形態
次に、図9を参照し、本発明の第3の実施形態にかかる無線通信装置10の同期回路部71’について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態にかかる同期回路部71’の構成を示した機能ブロック図である。図9に示したように、本発明の第3の実施形態にかかる同期回路部71’は、複素共役演算部120、乗算部122、位相差決定部124、複素共役演算部126、乗算部128、加算部130、プリアンブルテーブル140、シフトレジスタ142、フィルタ部144、合計部146、絶対値化部148、ピーク検出部150、遅延部164、複素共役演算部166、乗算部168、平均部172、周波数誤差演算部176、スイッチ178、記憶部180、およびチャネル補正部184を備える。なお、図9においては、図面の明瞭性の観点から、自己相関の検出のための構成を省略している。
第1または第2の実施形態において説明したように、L−STFの受信時に、複素共役演算部120、乗算部122および位相差決定部124がブランチ間の位相差を決定する。そして、L−LTFの受信時に、複素共役演算部126、乗算部128、および加算部130が、決定された位相差に基づいてL−LTFのブランチ間の位相を揃え、各L−LTFを加算する。このとき、本実施形態においてはスイッチ178が加算部130と接続されているため、加算部130において加算されたL−LTFに基づいて相互相関および同期タイミングの検出や、周波数誤差推定が行なわれる。
そして、ピーク検出部150により検出された同期タイミング、および周波数誤差演算部176により推定された周波数誤差に基づいてL−LTFがFFT部72Aおよび72Bなどで信号処理される。さらに、FFT部72Aおよび72Bなどで信号処理されたL−LTFに基づき、チャネル推定部74Aおよび74Bが各ブランチに影響を与えているチャネル状況(送信元からアンテナ12Aへの伝達関数、およびアンテナ12Bへの伝達関数)を推定する。
上記処理と並列し、本実施形態においては、L−LTFの受信時、各ブランチのL−LTFが記憶部180に記録される。かかる記憶部180は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリや、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどの磁気ディスクや、CD−R(Compact Disc Recordable)/RW(ReWritable)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)/RW/+R/+RW/RAM(Ramdom Access Memory)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの光ディスクや、MO(Magneto Optical)ディスク、レジスタなどの記憶媒体であってもよい。
そして、チャネル推定部74Aおよび74Bによりチャネル状況が推定されると、チャネル補正部184は、推定されたチャネル状況に基づいて記憶部180に記録されている各L−LTFを合成し、また、スイッチ178とチャネル補正部184が接続される。その結果、シフトレジスタ142からピーク検出部150は、チャネル補正部184により合成されたL−LTFに基づいて、再度、同期タイミングを検出する。同様に、遅延部164から周波数誤差演算部176は、チャネル補正部184により合成されたL−LTFに基づいて、再度、周波数誤差を推定する。そして、1回目に得られた同期タイミングおよび周波数誤差が、2回目に得られた同期タイミングおよび周波数誤差に置き換えられる。
ここで、2回目に得られる同期タイミングおよび周波数誤差は、チャネル状況を考慮して補正されたL−LTFに基づいて得られるため、1回目に得られる同期タイミングおよび周波数誤差より精度が高いと考えられる。すなわち、本発明の第3の実施形態によれば、L−LTFを一時的に記憶部180に保持させることにより、同期タイミングの検出および周波数誤差の推定の精度の一層の向上を図ることができる。
〔6〕まとめ
以上説明したように、本実施形態によれば、複数のブランチのL−LTFを加算的に利用して相互相関および同期タイミングを検出することができる。したがって、本実施形態によれば、相互相関の検出のための回路規模を削減しつつ、相互相関の検出精度の劣化を抑制することが可能である。より詳細には、ブランチ間でL−LTFなどの受信タイミングがずれる場合でも、全てのブランチのタイミングを考慮してタイミング検出を行なうことができるため、同期タイミングエラーに起因するパケットエラー増大を防止できる。例えば、OFDM方式においては、各OFDMシンボルのガードインターバル区間に全てのブランチの信号の同期タイミングを収めることが可能となる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態ではブランチ数が2である例を説明したが、ブランチ数はかかる例に限定されず、無線通信装置10のブランチ数は3以上の多数であってもよい。無線通信装置10のブランチ数が多数である場合、無線通信装置10は、全てのブランチ、または少なくとも2以上のブランチのL−LTFの位相を揃えて加算し、同期タイミングの検出および周波数誤差の推定などに利用してもよい。
また、本明細書の無線通信装置10の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、無線通信装置10の処理における各ステップは、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)を含んでもよい。
本実施形態にかかる無線通信システムの全体構成を示した説明図である。 無線通信装置が送信装置として機能するための構成を示した機能ブロック図である。 プリアンブルの一部の構成を示した説明図である。 無線通信装置が受信装置として機能するための構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態に関連する無線通信装置の同期回路部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる同期回路部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置において実行される受信方法の流れを示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる同期回路部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態にかかる同期回路部の構成を示した機能ブロック図である。
符号の説明
10、10A、10B 無線通信装置
12、12A、12B、12C、12D アンテナ
70、71、71’ 同期回路部
106A、106B、120、126、166 複素共役演算部
108A、108B、122、128、168 乗算部
110、130 加算部
124 位相差決定部
150 ピーク検出部
116、176 周波数誤差演算部

Claims (4)

  1. 複数のアンテナと;
    前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々に付加される第1の繰り返し信号の位相差を検出する位相差検出部と;
    前記位相差検出部により検出された位相差に基づき、前記第1の繰り返し信号の後に付加される第2の繰り返し信号の位相を揃える位相調整部と;
    前記位相調整部により位相が揃えられた複数の受信信号を加算する加算部と;
    前記加算部における加算により得られた信号を利用して同期検出を行なう同期検出部と;
    前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々に含まれる前記第2の繰り返し信号が記録される記憶部と;
    前記同期検出部による同期検出結果に基づき、前記複数の受信信号の各々に影響しているチャネル状況を推定するチャネル推定部と;
    前記記憶部に記録されている第2の繰り返し信号を、前記チャネル推定部によるチャネル状況の推定結果に基づいて補正する補正部と;
    を備え、
    前記同期検出部は、再度、前記補正部により補正された第2の繰り返し信号を利用して同期検出を行なう、受信装置。
  2. 前記受信装置は、前記加算部における加算により得られた信号を利用して前記複数の受信信号の周波数誤差を推定する周波数誤差推定部をさらに備える、請求項1に記載の受信装置。
  3. 複数のアンテナの各々が周囲から送信された無線信号を受信信号として受信するステップと;
    前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々に付加される第1の繰り返し信号の位相差を検出するステップと;
    前記位相差に基づき、前記第1の繰り返し信号の後に付加される第2の繰り返し信号の位相を揃えるステップと;
    位相が揃えられた複数の受信信号を加算するステップと;
    前記加算により得られた信号を利用して同期検出を行なうステップと;
    前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々に含まれる前記第2の繰り返し信号を記憶部に記録するステップと;
    同期検出結果に基づき、前記複数の受信信号の各々に影響しているチャネル状況を推定するステップと;
    前記記憶部に記録されている第2の繰り返し信号を、チャネル状況の推定結果に基づいて補正するステップと;
    再度、補正された第2の繰り返し信号を利用して同期検出を行なうステップと;
    を含む、受信方法。
  4. 複数のアンテナ、
    前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々に付加される第1の繰り返し信号の位相差を検出する位相差検出部、
    前記位相差検出部により検出された位相差に基づき、前記第1の繰り返し信号の後に付加される第2の繰り返し信号の位相を揃える位相調整部、
    前記位相調整部により位相が揃えられた複数の受信信号を加算する加算部、
    前記加算部における加算により得られた信号を利用して同期検出を行なう同期検出部、
    前記複数のアンテナにより受信された複数の受信信号の各々に含まれる前記第2の繰り返し信号が記録される記憶部と;
    前記同期検出部による同期検出結果に基づき、前記複数の受信信号の各々に影響しているチャネル状況を推定するチャネル推定部と;
    前記記憶部に記録されている第2の繰り返し信号を、前記チャネル推定部によるチャネル状況の推定結果に基づいて補正する補正部と;
    を有し、
    前記同期検出部は、再度、前記補正部により補正された第2の繰り返し信号を利用して同期検出を行なう受信装置と;
    前記複数のアンテナにより受信される前記複数の受信信号の送信元である送信装置と;
    を備える、無線通信システム。
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