JP4730108B2 - 電磁リレー - Google Patents

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Description

本発明は、複数の開閉接点を備えた多極型の電磁リレーに関する。
従来の、この種の電磁リレーとしては、樹脂成形されたカバーの上に、電磁石ブロック及び可動ブロックを縦姿勢で組み付けると共に、複数の開閉接点を、隔壁を挟んで前後2列に左右に並列装備して、各開閉接点から延出された端子足部をカバーの面部から突設したものが知られている(特許文献1参照)。
上記構成の電磁リレーは、基板への実装面積を小さくすることができるものであるが、高さが比較的大きいために嵩の低いハウジング内の基板に装着することが困難になる場合があった。
このような不具合を解決すべく、低背な多極型の電磁リレーが開発されている。この電磁リレーとしては、例えば、図23乃至図25に示すように、ハウジング200の内部を隔壁201で縦方向(例えば、上下方向)に二つの開閉接点収容部202,203に区画し、上段の開閉接点収容部202に、図24に示すように、固定端子204と可動端子205とからなる開閉接点206を、固定端子204の固定バネ204A及び可動端子205の可動バネ205Aが隔壁201に対して平行状態にして、それぞれ二組配置し、固定端子足部204Bと可動端子足部205Bをカバー200Aから突出させ、また、下段の開閉接点収容部203に、固定端子207と可動端子208とからなる開閉接点209を、固定端子207の固定バネ207A及び可動端子208の可動バネ208Aが隔壁201に対して平行状態にして、それぞれ二組配置し、固定端子足部207Bと可動端子足部208Bをカバー200Aから突出させる構成にしたものである。
この電磁リレーにおいては、固定端子足部204Bと可動端子足部205Bと固定端子足部207Bと可動端子足部208Bをカバー200Aから突出させるに当たって、図23に示すように、上段の開閉接点206の固定端子足部204Bと可動端子足部205Bを、ハウジング200の一側面200Bに沿って隔壁201を貫通して下に降りるように配置し、下段の開閉接点209の固定端子足部207Bと可動端子足部208Bをハウジング200の中央付近で並べるようにしてある(特許文献2参照)。
特開平2000−285782号公報 特開平11−273530号公報
電磁リレーをセーフティリレーとして構成した場合、セーフティリレーは、安全規格要求により、回路の二重性が必要になり、二つの電磁リレーを繋ぐことで回路の二重化を実施している。そして、上記した従来の電磁リレーを二個用い、開閉接点を繋ぐことで回路の二重化を実施した場合は、配線パターン設計が難しいものになっていた。
すなわち、上記したように、従来の電磁リレーにおいては、上段の開閉接点206の固定端子足部204Bと可動端子足部205Bを、ハウジング200の一側面200Bに沿って隔壁201を貫通して下に降りるように配置し、下段の開閉接点209の固定端子足部207Bと可動端子足部208Bをハウジング200の中央付近で並べるようにしてあるために、図27に示すように、一方の電磁リレーR1−1の固定端子足部204Bに配線パターン211を接続し、他方の電磁リレーR2−1の固定端子足部204Bに配線パターン212を接続し、一方の電磁リレーR1−1の可動端子足部205Bと他方の電磁リレーR2−1の可動端子足部205Bとを配線パターン213で接続する。また、一方の電磁リレーR1−1の固定端子足部207Bに配線パターン214を接続し、他方の電磁リレーR2−1の固定端子足部207Bに配線パターン215を接続し、一方の電磁リレーR1−1の可動端子足部208Bと他方の電磁リレーR2−1の可動端子足部208Bとを配線パターン216で接続する。また、同様に、他の組み合わせの固定端子足部204B及び可動端子足部205Bも配線パターン接続する。
この場合、配線パターン213が、一方の電磁リレーR1−1の可動端子足部208Bに接触するようになるし、また、配線パターン212が他方の電磁リレーR2−1の固定端子足部207Bに接触するようになるし、また、配線パターン216が、他方の電磁リレーR2−1の可動端子足部205Bに接触するようになるし、また、配線パターン214が一方の電磁リレーR1−1の固定端子足部204Bに接触するようになる。
このような配線パターン213,212,216,214の可動端子足部208B、固定端子足部207B、可動端子足部205B、固定端子足部204Bへの接触を無くすために、配線パターン211,213,212は、図27において実線で示すように電磁リレーR1−1,R2−1が実装される基板(図示せず)の表面の配線パターンにしてあり、配線パターン214,215,216は、図27において点線で示すように基板の裏面の配線パターンにしてある。
このように、配線パターン設計する際に、絶縁設計を実現するために、基板の裏面側も含めて配線引き回しをする必要があり、基板の両面を使う必要があるために、基板占有面積が増えて、基板に他の部品を載せるスペースが犠牲になるという問題点があった。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、その目的とするところは、低背で且つコンパクトであって、基板に嵩低く実装することができると共に、電磁リレーが実装される基板のフットプリントの設計に合わせた固定端子足部及び可動端子足部の配置を決定することが可能になるし、セーフティリレーとして回路の二重化を実施するにあたって、配線パターンで接続する配線パターン設計が簡単且つ容易になって、広い基板占有面積が必要ではなく基板の一面のみの使用を可能にし、基板に他の部品を載せるスペースを残すことができる電磁リレーを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電磁リレーは、固定バネとこの固定バネに連設された固定端子足部を有する固定端子と、可動バネとこの可動バネに連設された可動端子足部を有する可動端子とで構成された開閉接点を備え、外被体に当該開閉接点を数収容し、復移動する移動体の移動によって複数の開閉接点を切換え操作する磁リレーであって、固定バネ及び可動バネの各長手方向が外被体の底面平行であり、複数の開閉接点移動体の移動方向に並んで配列されており、固定端子足部及び可動端子足部、移動方向に対して直交する方向に互いに離間して底面外被体の外方に突出することを特徴とするものである。ここで、外被体とは、例えば、カバーとケースとで構成された筐体が該当し、底面は、例えば、カバーが該当する。
かかる構成により、複数の開閉接点は、それぞれの固定バネ及び可動バネを、それぞれの長手方向が外被体の底面平行になるように配置されるので、電磁リレーが低背で且つコンパクトなものになって、基板に嵩低く実装することができる。
また、本発明の電磁リレーでは、複数の開閉接点は移動体の移動方向に並列させてあり、且つ、固定端子足部及び可動端子足部は、移動体の移動方向に対して直交する方向に互いに離間させて、底面ら外方に突出させるようにしてあるために、電磁リレーが実装される基板のフットプリントの設計に合わせた固定端子足部及び可動端子足部の配置を決定することが可能になる。
また、電磁リレーをセーフティリレーとして構成した場合、セーフティリレーは、安全規格要求により回路の二重性が必要になり、異なる電磁リレーの開閉接点を繋ぐことで回路の二重化を実施しているが、この場合、本発明の電磁リレーを二個用い回路の二重化を実施するにあたって、二個の電磁リレーを配線パターンで接続する配線パターン設計が簡単且つ容易になり、従来のように絶縁設計を実現するために、基板の裏側も含めて配線引き回しをする必要が無くなる。このために、広い基板占有面積が必要ではなく、基板の一面のみの使用が可能になり、基板に他の部品を載せるスペースを残すことができる。
また、本発明に係る電磁リレーは、上記した本発明に係る電磁リレーにおいて、固定端子足部、固定バネに連なる固定端子リード部の先側に設けてあり、可動端子足部、可動バネに連なる可動端子リード部の先側に設けてあって、固定端子リード部の屈曲方向と可動端子リード部の屈曲方向とを所定方向に設定することで、固定端子足部及び可動端子足部を、移動方向に対して直交する方向に互いに離間させものである。
かかる構成により、端子リード部を所定の方向に屈曲させて、固定端子足部及び可動端子足部を、移動体の移動方向に対して直交する方向に互いに離間させることができる。このために、電磁リレーが実装される基板のフットプリントの設計に合わせた固定端子足部及び可動端子足部の配置を決定することが可能になる。
また、本発明に係る電磁リレーは、上記した本発明に係る電磁リレーにおいて、複数の開閉接点を、移動方向に沿って交互に二段で配置し、一段目の各開閉接点と二段目の各開閉接点とを絶縁隔壁部材で隔絶すると共に、二段目の各開閉接点の固定端子足部及び可動端子足部を、絶縁隔壁部材に貫通させて、底面ら外方に突出させものである。
かかる構成により、電磁リレーが実装される基板のフットプリントの設計に合わせた固定端子足部及び可動端子足部の配置構成を有することの他に、一段目の開閉接点と二段目の開閉接点とを絶縁隔壁部材で隔絶することで、一段目の開閉接点と二段目の開閉接点との絶縁距離を適正化することが容易になる。また、開閉接点が、絶縁隔壁部材を挟んで移動体の移動方向に沿って交互に二段で配置されるので、同数の開閉接点の全部を一段に並列に配置する場合に比べて、移動体の移動方向にコンパクトに構成することができる。
また、セーフティリレーとして回路の二重化を実施するにあたって、配線パターンで接続する配線パターン設計が容易になって、基板占有面積を狭くして基板の一面のみの使用を可能にし、基板に他の部品を載せるスペースを残すことができる。
また、本発明に係る電磁リレーは、上記した本発明に係る電磁リレーにおいて、絶縁隔壁部材、その一方の面部に、二段目の各開閉接点が装着される複数の二段目開閉接点装着部と、これらの各二段目開閉接点装着部間を隔絶する隔壁が設けてあり、その他方の面部に、一段目の各開閉接点が装着される複数の一段目開閉接点装着部と、これらの各一段目開閉接点装着部間を隔絶する隔壁が設けてあって、二段目開閉接点装着部に二段目の各開閉接点を装着すると共に、一段目開閉接点装着部に一段目の各開閉接点を装着して端子ユニットを構成するのである。
かかる構成により、二段目の各開閉接点を二段目開閉接点装着部に装着して、二段目の各開閉接点を絶縁隔壁部材の一方の面部に取付け、一段目の各開閉接点を一段目開閉接点装着部に装着して、一段目の各開閉接点を一段目の開閉接点を絶縁隔壁部材の他方の面部に取付けることで端子ユニットを構成することができる。したがって、全体をコンパクトに構成することができるので、部品組立てが容易になる。また、一段目及び二段目開閉接点装着部間の隔壁で絶縁距離を適正化することが容易になる。
また、本発明に係る電磁リレーは、上記した本発明に係る電磁リレーにおいて、外被体がカバーとケースとで構成してあり、カバーに貫通孔部を設け、カバーに端子ユニットを組付けて、固定端子足部及び可動端子足部を貫通孔部に貫通させて当該カバーの外方に突出させ、カバーに、端子ユニットを覆うようにしてケースを装着するようにしたものである。
かかる構成により、一段目の各開閉接点は絶縁隔壁部材とカバーとで保持され、二段目の各開閉接点は絶縁隔壁部材とケースとで保持されることで、一段目及び二段目の各開閉接点は確実に保持される。
本発明に係る電磁リレーによれば、複数の開閉接点は、固定バネ及び可動バネを、それぞれの長手方向が外被体の底面平行になるように配置されるので、電磁リレーが低背で且つコンパクトなものになって、基板に嵩低く実装することができる。
また、本発明の電磁リレーでは、複数の開閉接点は移動体の移動方向に並列させてあり、且つ、固定端子足部及び可動端子足部は、移動体の移動方向に対して直交する方向に互いに離間させて、外被体の底面ら外方に突出させるようにしてあるために、電磁リレーが実装される基板のフットプリントの設計に合わせた固定端子足部及び可動端子足部の配置を決定することが可能になる。




また、電磁リレーをセーフティリレーとして構成した場合、セーフティリレーは、安全規格要求により回路の二重性が必要になり、異なる電磁リレーの開閉接点を繋ぐことで回路の二重化を実施しているが、この場合、本発明の電磁リレーを二個用い回路の二重化を実施するにあたって、二個の電磁リレーを配線パターンで接続する配線パターン設計が簡単且つ容易になり、従来のように絶縁設計を実現するために、基板の裏側も含めて配線引き回しをする必要が無くなる。このために、広い基板占有面積が必要ではなく、基板の一面のみの使用が可能になり、基板に他の部品を載せるスペースを残すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に係る電磁リレーの斜視図を示し、また、図2に、その下面側から見た斜視図を示し、図3に、その分解状態の斜視図を示す。なお、本発明の実施の形態の説明にあたって、便宜上、前後方向、左右方向及び上下方向を図示のように設定する。
この電磁リレーは、図3に示すように、左右に長く前後に幅狭く樹脂成形されたカバー1と、このカバー1上に配置される端子取付部材を兼ねる絶縁隔絶部材としてのベース2と、このベース2に上下二段に亘って組付けられる多極型の上、下段の開閉接点3,4と、ベース2の長手方向である左右方向に直線往復移動可能な開閉接点切換え用の移動体としてのカード5と、カバー1の長手方向の一方の側端部である左端部に組付けられる電磁石ブロック6と、カバー1に対して垂直方向である上下方向に沿う支点Pを中心に回動自在に支持され且つ電磁石ブロック6に対向配備されたカード駆動用の可動ブロック7と、カバー1に対して上方から外嵌装着されるケース8を備えており、カバー1とケース8とで外被体が構成してあり、ベース2と上、下段の開閉接点3,4とで端子ユニットUを構成している。次に、各部の詳細な構造を次に説明する。
カバー1には、図2、図3及び図10に示すように、その長手方向である左右方向に所定の間隔をおいて、第1固定端子貫通孔部14Aと、第3可動端子貫通孔部14Bと、第5可動端子貫通孔部14Cが形成してある。また、カバー1には、左右方向に所定の間隔をおいて、第2固定端子貫通孔部10Aと、第4固定端子貫通孔部10Bと、第6固定端子貫通孔部10Cが形成してあり、また、カバー1の内面1aには、カバー側隔壁11A,11B,11C,11D,11E,11Fが突設してあって、カバー側隔壁11Dの前端部側に第2固定端子貫通孔部10Aが位置しており、カバー側隔壁11Eの前端部側に第4固定端子貫通孔部10Bが位置しており、カバー側隔壁11Fの前端部側に第6固定端子貫通孔部10Cが位置している。
また、カバー1の後側縁部(短手方向の一辺縁部)には、切欠き部12A,12B,12C,12Dが、カバー1の左右方向に所定の間隔をおいて形成してある。また、カバー1には、その左端部にコイル端子貫通孔部15A,15Bが形成してある。
端子ユニットUの構成要素である上、下段の開閉接点3,4は、図11及び図12に示すように、左右方向(カード5の移動方向)に沿って並列であって、二段目の開閉接点である上段の開閉接点3としては、3極の接点、すなわち、左右に並列された第1,第3、第5接点3A,3B、3Cであり、左端の第1接点3Aは1組の常閉回路(常閉接点)を構成し、中央および右端の接点、すなわち,第3,第5接点3B,3Cが2組の常開回路(常開接点)を構成している。また、一段目の開閉接点である下段の開閉接点4としては、3極の接点、すなわち、左右に並列された第2,第4、第6接点4A,4B、4Cであり、3組の常開回路を構成している。
図11乃至図13に示すように、上段の開閉接点3の第1接点3Aは第1固定端子20Aと第1可動端子21Aとで構成してあり、第3接点3Bは第3固定端子20Bと第3可動端子21Bとで構成してあり、第5接点3Cは第5固定端子20Cと第5可動端子21Cとで構成してある。
また、図11、図12及び図17に示すように、下段の開閉接点4における第2接点4Aは第2固定端子22Aと第2可動端子23Aとで構成してあり、第4接点4Bは第4固定端子22Bと第4可動端子23Bとで構成してあり、第6接点4Cは第6固定端子22Cと第6可動端子23Cとで構成してある。
また、図14に示すように、第1接点3Aでは、その第1固定端子20Aは、固定端子リード部37を有する固定側支持部34と、この固定側支持部34に可締めにより固定された固定バネ35と、この固定バネ35の先端部に固着された固定接点36を有しており、可締め部分が圧入部34Fにしてあり、固定端子リード部37の先側に固定端子足部37Aが設けてある。すなわち、固定端子リード部37は、固定側支持部34の前端部から前方に突出しクランク形状に屈曲した第1屈曲部37aと、この第1屈曲部37aの先側で下方に傾斜し且つ前方に突出する第2屈曲部37bを有し、固定端子足部37Aは、第2屈曲部37bの先側において下方向に直角に屈曲している。なお、図14では、第1可動端子21Aの可動接点40は、固定接点36に対して離して表示してある。
また、図15に示すように、第1接点3Aの第1可動端子21Aは、可動端子リード部41を有する可動側支持部38と、この可動側支持部38に可締めにより固定された可動バネ39と、この可動バネ39の先端部に固着された可動接点40を有しており、可締め部分が圧入部38Fにしてあり、可動端子リード部41の先側に可動端子足部41Aが設けてある。すなわち、可動端子リード部41は、可動側支持部38の後端部において、圧入部38の面部に対して直角に屈曲した第1屈曲部41aを有しており、可動端子足部41Aは、第1屈曲部41aの先側において下方向に直角に屈曲している。
また、図16に示すように、第3接点3Bの第3固定端子20Bは、固定端子リード部27を有する固定側支持部24と、この固定側支持部24に可締めにより固定された固定バネ25と、この固定バネ25の先端部に固着された固定接点26を有していて、可締め部分が圧入部24Fにしてあり、固定端子リード部27の先側に固定端子足部27Aが設けてある。すなわち、固定端子リード部27は、固定側支持部24の後端部において、固定側支持部24の面部に対して直角に屈曲した第1屈曲部27aを有しており、固定端子足部27Aは、第1屈曲部27aの先側において下方向に直角に屈曲している。したがって、固定端子足部27Aは固定バネ25の後端部の側方に位置している。
また、図16に示すように、第3接点3Bの第3可動端子21Bは、可動端子リード部33を有する可動側支持部30と、この可動側支持部30に可締めにより固定された可動バネ31と、この可動バネ31の先端部に固着された可動接点32を有していて、可締め部分が圧入部30Fにしてあり、可動端子リード部33の先側に可動端子足部33Aが設けてある。すなわち、可動端子リード部33は、可動側支持部30の前端部から前方に突出しクランク形状に屈曲した第1屈曲部33aと、この第1屈曲部33aの先側で下方に傾斜した後前方に突出する第2屈曲部33bを有しており、可動端子足部33Aは、この第2屈曲部33bの先側において下方向に直角に屈曲している。したがって、可動端子足部33Aは可動バネ31の中間部の側方に位置している。
また、図16に示すように、第5接点3Cは第3接点3Bと同構成であって、この第5接点3Cにおける第5固定端子20Cは第3固定端子20Bと同構成であり、第5可動端子21Cは第3可動端子21Bと同構成である。したがって、同じ符号を付して説明を省略するが、第5固定端子20Cの固定端子足部を27A−1とし、第5可動端子21Cの可動端子足部を33A−1とする。
上記した下段の開閉接点4において、図18及び図19に示すように、第2接点4Aの第2固定端子22Aは、固定端子リード部45を有する固定側支持部42と、この固定側支持部42に可締めにより固定された固定バネ43と、この固定バネ43の先端部に固着された固定接点44を有していて、可締め部分が圧入部42Fにしてあり、固定端子リード部45の先側に固定端子足部45Aが設けてある。すなわち、固定端子リード部45は、固定側支持部42の前端部から前方に突出しクランク形状に屈曲した第1屈曲部45aと、この第1屈曲部45aの先側でクランク形状に屈曲した第2屈曲部45bを有しており、固定端子足部45Aは、この第2屈曲部45bの先側において下方向に直角に屈曲している。したがって、固定端子足部45Aは固定バネ43の中間部の側方に位置している。
また、図18及び図20に示すように、第2接点4Aの第2可動端子23Aは、可動端子リード部49を有する可動側支持部46と、この可動側支持部46に可締めにより固定された可動バネ47と、この可動バネ47の先端部に固着された固定接点48を有していて、可締め部分が圧入部46Fにしてあり、可動端子リード部49の先側に可動端子足部49Aが設けてある。すなわち、可動端子リード部49は、可動側支持部46の後端部において、可動側支持部46の面部に対して直角に屈曲した第1屈曲部49aを有しており、可動端子足部49Aは、この第1屈曲部49aの先側において下方向に直角に屈曲している。したがって、可動端子足部49Aは可動バネ47の後端部の側方に位置している。
また、図18に示すように、第4接点4B及び第6接点4Cは第2接点4Aと同構成であって、この第4接点4Bにおける第4固定端子22B及び第6接点4Cにおける第6固定端子22Cは第2固定端子22Aと同構成であり、第4可動端子23B及び第6可動端子23Cは第2可動端子23Aと同構成である。したがって、同じ符号を付して説明を省略するが、第4固定端子22Bの固定端子足部を45A−1とし、第6固定端子22Cの固定端子足部を45A−2とし、第4可動端子23Bの可動端子足部を49A−1とし、第6可動端子23Cの可動端子足部を49A−2とする。そして、第1〜第6可動端子21A,23A,21B,23B,21C,23Cは、それぞれの可動バネ31,39,47の先端部(自由端部)にカード係止部50を有している。
ベース2は、図8に示すように、上段の開閉接点3と下段の開閉接点4とを隔絶するプレート状のベース本体51を有しており、このベース本体51の前側部には移動体保持部であるカード保持部120が形成してあり、ベース本体51の左端部にはブロック取付部110が設けてある。
ベース本体51の一方の面部である上面部51aには、第1開閉接点装着部52Aと、第3開閉接点装着部52Bと、第5開閉接点装着部52Cが設けてあり、これらの第1開閉接点装着部52A、第3開閉接点装着部52B及び第5開閉接点装着部52Cは二段目開閉接点装着部を構成する。また、第1開閉接点装着部52Aと第3開閉接点装着部52Bとは隔壁55,56により区画してあり、第3開閉接点装着部52Bと第5開閉接点装着部52Cとは隔壁57により区画してあり、ベース本体51における隔壁55,56間は開口部58にしてある。この開口部58の後端部には復帰ばね取付部59が形成してある。
そして、図8に示すように、第1開閉接点装着部52Aは第1固定端子装着部53と第1可動端子装着部54を備えており、第1固定端子装着部53と第1可動端子装着部54との間に隔壁60が設けてある。そして、第1固定端子装着部53には端子圧入凹部61と固定端子挿入孔部62が設けてあり、第1可動端子装着部54には端子圧入凹部63と可動端子挿入孔部64が設けてある。
また、第3開閉接点装着部52Bは第3固定端子装着部65と第3可動端子装着部66を備えており、第3可動端子装着部65と第3固定端子装着部66との間に隔壁67が設けてある。そして、第3固定端子装着部65には端子圧入凹部68と固定端子挿入孔部71が設けてあり、第3可動端子装着部66には端子圧入凹部70と可動端子挿入孔部69が設けてある。
また、第5開閉接点装着部52Cは第5可動端子装着部72と第5固定端子装着部73を備えており、第5可動端子装着部72と第5固定端子装着部73との間には隔壁74が設けてある。そして、第5可動端子装着部72には端子圧入凹部75と可動端子挿入孔部76とが設けてあり、第5固定端子装着部73には端子圧入凹部77と固定端子挿入孔部78が設けてある。
また、図9に示すように、ベース本体51の他方の面部である下面部51bには、第2開閉接点装着部79Aと、第4開閉接点装着部79Bと、第6開閉接点装着部79Cが設けてある。これらの第2開閉接点装着部79A、第4開閉接点装着部79B及び第6開閉接点装着部79Cは一段目開閉接点装着部を構成する。また、第2開閉接点装着部79Aと第4開閉接点装着部79Bとは隔壁55A,56Aにより区画してあり、第4開閉接点装着部79Bと第6開閉接点装着部79Cとは隔壁57Aにより区画してある。
また、第2開閉接点装着部79Aは第2固定端子装着部82と第2可動端子装着部83を備えており、第2固定端子装着部82と第2可動端子装着部83との間には隔壁84が設けてある。そして、第2固定端子装着部82には端子圧入凹部85が設けてあり、第2可動端子装着部83には端子圧入凹部86が設けてある。
また、第4開閉接点装着部79Bは第4固定端子装着部87と第4可動端子装着部88を備えており、第4固定端子装着部87と第45可動端子装着部88との間には隔壁89が設けてある。そして、第4固定端子装着部87には端子圧入凹部90が設けてあり、第4可動端子装着部88には端子圧入凹部91が設けてある。
また、第6開閉接点装着部79Cは第6固定端子装着部92と第6可動端子装着部93を備えており、第6固定端子装着部92と第6可動端子装着部93との間には隔壁94が設けてある。そして、第6固定端子装着部92には端子圧入凹部95が設けてあり、第6可動端子装着部93には端子圧入凹部96が設けてある。
そして、図9に示すように、ベース本体51の下面部51bには、端子挿入孔部62が開口した第1の端子保持部97と、端子挿入孔部71が開口した第2の端子保持部98と、端子挿入孔部76が開口した第3の端子保持部99が突設してあり、また、ベース本体51の下面部51bの後縁部には、端子挿入孔部64が開口した第4の端子保持部100と、端子挿入孔部69が開口し且つ保持溝部101aを有する第5の端子保持部101と、端子挿入孔部78が開口し且つ保持溝部102aを有する第6の端子保持部102と、保持溝部121aを有する第7の端子保持部121が突設してある。
上記のように構成されたベース2において、図5及び図6に示すように、第1開閉接点装着部52Aの第1固定端子装着部53には、第1固定端子20Aが装着してある。この場合、第1固定端子20Aの圧入部34Fが端子圧入凹部61に圧入してあり、第1固定端子20Aの固定端子足部37Aが固定端子挿入孔部62に挿入してあって、ベース2の下方に突出している。
また、第1開閉接点装着部52Aの第1可動端子装着部54には第1可動端子21Aが装着してある。この場合、第1可動端子21Aの圧入部38Fが端子圧入凹部63に圧入してあり、また、第1可動端子21Aの可動端子足部41Aが可動端子挿入孔部64に挿入してあって、ベース2の下方に突出している。
また、第3開閉接点装着部52Bの第3固定端子装着部66には第3固定端子20Bが装着してある。この場合、第3固定端子20Bの圧入部24Fが端子圧入凹部68に圧入してあり、また、第3固定端子20Bの固定端子足部27Aが固定端子挿入孔部69に挿入してあって、ベース2の下方に突出している。
また、第3開閉接点装着部52Bの第3可動端子装着部65には第3可動端子21Bが装着してある。この場合、第3可動端子21Bの圧入部30Fが端子圧入凹部70に圧入してあり、また、第3可動端子21Bの可動端子足部33Aが可動端子挿入孔部71に挿入してあって、ベース2の下方に突出している。
また、第5開閉接点装着部52Cの第5可動端子装着部72には第5可動端子21Cが装着してある。この場合、第5可動端子21Cの圧入部30Fが端子圧入凹部75に圧入してあり、また、第5可動端子21Cの可動端子足部33A−1が可動端子挿入孔部76に挿入してあって、ベース2の下方に突出している。
また、第5固定端子装着部73には第5固定端子20Cが装着してある。この場合、第5固定端子20Cの圧入部24Fが端子圧入凹部77に圧入してあり、また、第5固定端子20Cの固定端子足部27A−1が固定端子挿入孔部78に挿入してあって、ベース2の下方に突出している。
また、図7に示すように、第2開閉接点装着部79Aの第2固定端子装着部82には第2固定端子22Aが装着してあり、この場合、第2固定端子22Aの圧入部42Fが端子圧入凹部85に圧入してあり、また、第2固定端子22Aの固定端子足部45Aがベース2の下方に突出している。
また、第2可動端子装着部83には第2可動端子23Aが装着してあり、この場合、第2可動端子23Aの圧入部46Fが端子圧入凹部86に圧入してあり、第2可動端子23Aの可動端子足部49Aが、保持溝部101aに保持された状態でベース2の下方に突出している。
また、第4固定端子装着部87には第4固定端子22Bが装着してあり、この場合、第4固定端子22Bの圧入部42Fが端子圧入凹部90に圧入してあり、また、第4固定端子22Bの固定端子足部45A−1がベース2の下方に突出している。
また、第4可動端子装着部88には第4可動端子23Bが装着してあり、この場合、第4可動端子23Bの圧入部46Fが端子圧入凹部91に圧入してあり、第4可動端子23Bの可動端子足部49A−1が、保持溝部102aに保持された状態でベース2の下方に突出している。
また、第6固定端子装着部92には第6固定端子22Cが装着してあり、この場合、第6固定端子22Cの圧入部42Fが端子圧入凹部95に圧入してあり、また、第6固定端子22Cの固定端子足部45A−2がベース2の下方に突出している。
また、第6可動端子装着部93には第6可動端子23Cが装着さしてあり、この場合、第6可動端子23Cの圧入部46Fが端子圧入凹部96に圧入してあり、第6可動端子23Cの可動端子足部49A−2が、保持溝部121に保持された状態でベース2の下方に突出している。
そして、ベース本体51における隔壁56,57間の開口部58には、先端にカード係止部103Aを有する復帰ばね103が配置してあり、この復帰ばね103は復帰ばね取付部59に取付けてある。
また、ブロック取付部110には電磁石ブロック6が取付けてある。この電磁石ブロック6は、図4に示されるように、鉄心105に外嵌した樹脂製のボビン106にコイル107を巻回すると共に、鉄心105の上、下両端に両極のヨーク108を可締め付け連結して構成してあり、各ヨーク108の屈曲端部側に可動ブロック7が配置してある。また、コイル107には一対のコイル端子109が接続してある(図5参照)。このコイル107は、その径が小さくしてあり、高性能なものである。
可動ブロック7は、図4に示すように、樹脂成形されたブロック本体111と、これに嵌入止着される厚肉鉄板からなる鉄片112と、鉄片112の中央に吸着固定される角ブロック状の永久磁石113と、鉄片112の上下に取付けられる非磁性金属からなる遮磁板114と、ブロック本体111に上下から挿通される金属製の支点軸115とから構成してあり、この支点軸115の両端部が、ベース2に設けた軸受け部116の軸受け孔117と軸受け孔118に回動自在に嵌入支持されている(図5及び図7参照)。
また、図5に示すように、ベース2のベース本体51には、カード保持部120によって、カード5が左右方向に直線スライド可能に案内保持されており、カード5には、第1〜第6可動端子21A,23A,21B,23B,21C,23Cのそれぞれの可動バネ31,39,47の先端のカード係止部50と、復帰ばね103の先端のカード係止部103Aが係止してあり、カード5の左右往復移動によって各可動バネ31,39,47が変位されて開閉接点切換えが行われるようになっている。なお、このカード5には、復帰ばね103の弾性力によって常に電磁石ブロック6側への復帰力が付与されている。
上記したように、電磁ブロック6、可動ブロック7及びカード5を組付けた端子ユニットUは、図2及び図5に示すように、カバー1に装着してある。この場合、図2に示すように、第1の端子保持部97がカバー1の第1固定端子貫通孔部14Aに臨んでいて、この第1固定端子貫通孔部14Aに固定端子足部37Aが貫通しており、第2の端子保持部98がカバー1の第3可動端子貫通孔部14Bに臨んでいて、この第3可動端子貫通孔部14Bに可動端子足部33Aが貫通しており、第3の端子保持部99がカバー1の第5可動端子貫通孔部14Cに臨んでいて、この第5可動端子貫通孔部14Cに可動端子足部33A−1が貫通してある。
また、第4の端子保持部100がカバー1の切欠き部12Aに挿入してあり、第5の端子保持部101がカバー1の切欠き部12Bに挿入してあり、第6の端子保持部102がカバー1の切欠き部12Cに挿入してあり、また、第7の端子保持部121がカバー1の切欠き部12Dに挿入してある。
また、第2固定端子22A、第4固定端子22B及び第6固定端子22Cのそれぞれの固定端子足部45A,45A−1,45A−2がカバー1の第2固定端子貫通孔部10A、第4固定端子貫通孔部10B及び第6固定端子貫通孔部10Cを貫通している。
そして、カバー1に対して上方から、電磁石ブロック6、可動ブロック7及びカード5を組付けた端子ユニットUを覆うようにしてケース8が着脱可能に装着してある。
この場合、電磁石ブロック6および可動ブロック7は、この可動ブロック7の支点Pを中心とした支持軸115の仮想軸線が、カバー1の面部に対して、上下方向に延びるように、すなわち、カバー1に対して、倒れ姿勢で配置される一方、上、下段の開閉接点3,4を構成する第1〜第6固定端子20A,22A,20B,22B,20C,22Cの固定バネ25,35,43及び第1〜第6可動端子21A,23A,21B,23B,21C,23Cの可動バネ31,39,47も、その長手方向が、カバー1の面部に対して平行になるように、すなわち、カバー1に対して、倒れ姿勢になるように配置される。
そして、コイル107への通電が断たれている非励磁時には、図4に示すように、可動ブロック7は、復帰ばね103の復帰力により時計回り方向に回動しており、上段の開閉接点3では、第1接点3Aが閉作動し、第3接点3B及び第5接点3Cが開作動しており、また、下段の開閉接点4では、第2接点4A、第4接点4B及び第6接点4Cのそれぞれが開作動している。
また、コイル107へ通電された励磁時には、可動ブロック7は復帰ばね103の復帰力に抗して反時計回り方向に回動してカード5が左方にスライド移動されて上、下段の開閉接点3,4の切換えが行われて、上段の開閉接点3では、第1接点3Aが開作動し、第3接点3B、第5接点3Cが閉作動し、また、下段の開閉接点4では、第2接点4A、第4接点4B及び第6接点4Cのそれぞれが閉作動する。
また、電磁リレーをセーフティリレーとして構成した場合、セーフティリレーは、安全規格要求により回路の二重性が必要になり、二つの電磁リレーの開閉接点を繋ぐことで回路の二重化を実施しているが、この場合、本発明の電磁リレーを二個用い回路の二重化を実施するにあたって、図22に示すように、一方の電磁リレーR1の可動端子足部41A,49A、固定端子足部27A、可動端子足部49A−1、固定端子足部27A−1、可動端子足部49A−2に配線パターン130〜136を接続し、一方の電磁リレーR1の(固定端子足部37A,45A、可動端子足部33A、固定端子足部45A−1、可動端子足部33A−1、固定端子足部45A−2)と他方の電磁リレーR2の(可動端子足部41A,49A、固定端子足部27A、可動端子足部49A−1、固定端子足部27A−1、可動端子足部49A−2)とを配線パターン137〜142で接続し、他方の電磁リレーR2の固定端子足部37A,45A、可動端子足部33A、固定端子足部45A−1、可動端子足部33A−1、固定端子足部45A−2に配線パターン143〜148を接続する。
この場合、配線パターン130〜136,137〜142,143〜148の引き回しが簡単になるために、配線パターン130〜136,137〜142,143〜148は、電磁リレーR1,R2が実装される基板(図示せず)の表面の配線パターンで行なわれる。
このような配線パターン設計は、電磁リレーR1,R2において、第1,第3,第5接点3A、3B,3C及び第2,第4,第6接点4A、4B,4Cはカード5の移動方向(カバー1の長手方向)に並列させてあり、且つ、固定端子足部37A,45A,27A,45A−1,27A−1,45A−2及び可動端子足部41A、49A,33A、49A−1,33A−1、49A−2が、カード5の移動方向に対して直交する方向(カバー1の短手方向)に互いに離間させて、カバー1の面部から外方に突出させるようにしてあるために可能になる。
上記したように、本発明の実施の形態によれば、第1接点3A、第3接点3B、第5接点3C、第2接点4A、第4接点4B及び第6接点4Cは、固定バネ35,25,43及び可動バネ39,31,47を、それぞれの長手方向がカバー1の面部に平行になるように配置されるので、電磁リレーが低背で且つコンパクトになって、基板に嵩低く実装することができる。
また、電磁リレーが実装される基板のフットプリントの設計に合わせた固定端子足部37A,45A,27A,45A−1,27A−1,45A−2及び可動端子足部41A、49A,33A、49A−1,33A−1、49A−2の配置を決定することが可能になるし、電磁リレーをセーフティリレーとして構成した場合、セーフティリレーは、安全規格要求により回路の二重性が必要になり、異なる電磁リレーの開閉接点を繋ぐことで回路の二重化を実施しているが、この場合、本発明の電磁リレーを二個用い回路の二重化を実施するにあたって、配線パターン130〜136,137〜142,143〜148の引き回しが簡単になるために、配線パターン130〜136,137〜142,143〜148を、電磁リレーR1,R2が実装される基板(図示せず)の表面の配線パターンで行なうことができる。
このように、基板の裏側も含めて配線引き回しをする必要が無くなるために、基板占有面積を狭くして基板の一面のみの使用を可能にし、基板に他の部品を載せるスペースを残すことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、固定端子リード部37,27,45を固定側支持部34,24,42に対して所定の方向に屈曲させ、可動端子リード部41,33,49を可動側支持部38,30,46に対して所定の方向に屈曲させ、固定端子足部37A,45A,27A,45A−1,27A−1,45A−2及び可動端子足部41A,49A,33A,49A−1,33A−1,49A−2を、カード5の移動方向に対して直交する方向に互いに離間させることができる。
また、本発明の実施の形態によれば、一段目の開閉接点(第2接点4A、第4接点4B及び第6接点4C)と二段目の開閉接点(第1接点3A、第3接点3B及び第5接点3C)とをベース2で隔絶することで、一段目の開閉接点(第2接点4A、第4接点4B及び第6接点4C)と二段目の開閉接点(第1接点3A、第3接点3B及び第5接点3C)との絶縁距離を適正化することが容易になる。また、第1接点3A、第3接点3B、第5接点3C、第2接点4A、第4接点4B及び第6接点4Cが、ベース2を挟んでカード5の移動方向に沿って交互に二段で配置されるので、同数の開閉接点の全部を一段に並列に配置する場合に比べて、カード5の移動方向にコンパクトに構成することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、一段目の固定端子(第2、第4、第6固定端子22A,22B,22C)における固定端子足部45A,45A−1,45A−2が固定バネ43の中間部の側方に位置し、また、一段目の可動端子(第2、第4,第6可動端子23A,23B,23C)における可動端子足部49A,49A−1,49A−2が可動バネ47の後端部の側方に位置することで、一段目の第2接点4A、第4接点4B及び第6接点4Cでは、固定端子足部45A,45A−1,45A−2と可動端子足部49A,49A−1,49A−2とを、カード5の移動方向に対して直交する方向に互いに離間させることができる。また、二段目の固定端子である第1固定端子20Aにおける固定端子足部37Aは固定バネ35の中間部の側方に位置し、二段目の可動端子である第1可動端子21Aにおける可動端子足部41Aは可動バネ39の後端部の側方に位置し、二段目の固定端子である第3、第5固定端子20B,20Cにおける固定端子足部27A、27A−1は固定バネ25の後端部の側方に位置し、二段目の可動端子である第3、第5可動端子21B,21Cにおける可動端子足部33A,33A−1は可動バネ31の中間部の側方に位置することで、二段目の第1接点3A、第3接点3B及び第5接点3Cでは、固定端子足部37A,27A,27A−1と可動端子足部41A,33A,33A−1とを、カード5の移動方向に対して直交する方向に互いに離間させることができる。
このために、電磁リレーが実装される基板のフットプリントの設計に合わせた固定端子足部37A,45A,27A,45A−1,27A−1,45A−2と可動端子足部41A,49A,33A,49A−1,33A−1,49A−2の配置を決定することが可能になる。
また、本発明の実施の形態によれば、上段の第1,第3,第5接点3A,3B,3Cを第1,第3,第5開閉接点装着部52A,52B,52Cに装着して、第1,第3,第5接点3A,3B,3Cをベース2の上面部51aに取付け、下段の第2,第4,第6接点4A,4B,4Cを第2,第4,第6開閉接点装着部79A,79B,79Cに装着して、第2,第4,第6接点4A,4B,4Cをベース2の下面部51bに取付けることで端子ユニットUを構成することができる。したがって、全体をコンパクトに構成することができるので、部品組立てが容易になる。
また、第1,第3,第5開閉接点装着部52A,52B,52C間の隔壁55,56,57及び第2,第4,第6開閉接点装着部79A,79B,79Cの隔壁55A,56A,57Aで絶縁距離を適正化することが容易になる。
また、本発明の実施の形態によれば、下段の第2,第4及び第6接点4A,4B,4Cはベース2とカバー1とで保持され、上段の第1、第3、第5接点3A,3B,3Cはベース2とケース8とで確実に保持される。
本発明に係る電磁リレーによれば、低背で且つコンパクトであって、基板に嵩低く実装することができると共に、セーフティリレーとして回路の二重化を実施するにあたって、配線パターンで接続する配線設計が容易になって、基板占有面積を狭くして基板の一面のみの使用を可能にし、基板に他の部品を載せるスペースを残すことができるという効果を有しており、複数の開閉接点を備えた多極型の電磁リレー等に有用である。
本発明に係る電磁リレーの斜視図である。 同電磁リレーを、その下面側から見た斜視図である。 同電磁リレーの分解状態の斜視図である。 カバーの一部を破断して電磁ブロック及び可動ブロックの部分を断面した同電磁リレーの概略的な下面図である。 ケースを取外した状態の電磁リレーの全体を前面側から見た斜視図である。 ケースを取外した状態の電磁リレーの上面図である。 ケースを取外した状態の電磁リレーの下面図である。 ベースの上面図である。 ベースの下面図である。 カバーの斜視図である。 電磁リレーの開閉接点を前面側から見た斜視図である。 電磁リレーの開閉接点を後面側から見た斜視図である。 上段(二段目)の開閉接点を後面側から見た斜視図である。 上段(二段目)の開閉接点における第1接点の斜視図である。 同第1接点における可動端子の斜視図である。 上段(二段目)の開閉接点における第3、第5接点の斜視図である。 下段(一段目)の開閉接点を後面側から見た斜視図である。 下段(一段目)の開閉接点における第2、第4、第6接点の斜視図である。 同第2、第4、第6接点における固定端子の斜視図である。 同第2、第4、第6接点における可動端子の斜視図である。 本発明に係る電磁リレーにおいて端子足部の配列を説明するための説明図である。 本発明の電磁リレーを二個用い回路の二重化を実施した場合における配線パターンの説明図である。 従来の電磁リレーの断面図である。 図24のX−X線に沿う断面図である。 図24及び図25のY−Y線に沿う断面図である。 従来の電磁リレーにおいて端子足部の配列を説明するための説明図である。 従来の電磁リレーを二個用い回路の二重化を実施した場合における配線パターンの説明図である。
符号の説明
U 端子ユニット
1 カバー(外被体)
2 ベース(絶縁隔絶部材)
3 上段の開閉接点(二段目の開閉接点)
3A 第1接点
3B 第3接点
3C 第5接点
4 下段の開閉接点(一段目の開閉接点)
4A 第2接点
4B 第4接点
4C 第6接点
5 カード(移動体)
6 電磁石ブロック
7 可動ブロック
8 ケース(外被体)
10A 第2固定端子貫通孔部(貫通孔部)
10B 第4固定端子貫通孔部(貫通孔部)
10C 第6固定端子貫通孔部(貫通孔部)
11A,11B,11C,11D,11E,11F カバー側隔壁
12A,12B,12C,12D 切欠き部
20A 第1固定端子
20B 第3固定端子
20C 第5固定端子
21A 第1可動端子
21B 第3可動端子
21C 第5可動端子
22A 第2固定端子
22B 第4固定端子
22C 第6固定端子
23A 第2可動端子
23B 第4可動端子
23C 第6可動端子
24 固定側支持部
25 固定バネ
26 固定接点
27 固定端子リード部
27A 固定端子足部
27A−1 固定端子足部
30 可動側支持部
31 可動バネ
33 可動端子リード部
33A 可動端子足部
33A−1 可動端子足部
34 固定側支持部
35 固定バネ
36 固定接点
37 固定端子リード部
37A 固定端子足部
38 可動側支持部
39 可動バネ
40 可動接点
41 可動端子リード部
41A 可動端子足部
42 固定側支持部
43 固定バネ
45 固定端子リード部
45A 固定端子足部
45A−1 固定端子足部
45A−2 固定端子足部
46 可動側支持部
47 可動バネ
49 可動端子リード部
49A 可動端子足部
49A−1 可動端子足部
52A 第1開閉接点装着部(二段目開閉接点装着部)
52B 第3開閉接点装着部(二段目開閉接点装着部)
52C 第5開閉接点装着部(二段目開閉接点装着部)
53 第1固定端子装着部
54 第1可動端子装着部
55,56,57 隔壁
55A,56A,57A 隔壁
62 固定端子挿入孔部
64 可動端子挿入孔部
65 第3固定端子装着部
66 第3可動端子装着部
69 固定端子挿入孔部
72 第5可動端子装着部
73 第5固定端子装着部
76 可動端子挿入孔部
78 固定端子挿入孔部
79A 第2開閉接点装着部(一段目開閉接点装着部)
79B 第4開閉接点装着部(一段目開閉接点装着部)
79C 第6開閉接点装着部(一段目開閉接点装着部)
82 第2固定端子装着部
83 第2可動端子装着部
87 第4固定端子装着部
88 第4可動端子装着部
92 第6固定端子装着部
93 第6可動端子装着部


Claims (5)

  1. 固定バネとこの固定バネに連設された固定端子足部を有する固定端子と、可動バネとこの可動バネに連設された可動端子足部を有する可動端子とで構成された開閉接点を備え、外被体に当該開閉接点を数収容し、復移動する移動体の移動によって前記複数の開閉接点を切換え操作する磁リレーであって、
    記固定バネ及び前記可動バネの各長手方向が前記外被体の底面平行であり、前記複数の開閉接点前記移動体の移動方向に並んで配列されており、前記固定端子足部及び前記可動端子足部、前記移動方向に対して直交する方向に互いに離間して前記底面前記外被体の外方に突出することを特徴とする電磁リレー。
  2. 前記固定端子足部は、前記固定バネに連なる固定端子リード部の先側に設けてあり、前記可動端子足部は、前記可動バネに連なる可動端子リード部の先側に設けてあって、前記固定端子リード部の屈曲方向と前記可動端子リード部の屈曲方向とを所定方向に設定することで、前記固定端子足部及び前記可動端子足部を、前記移動方向に対して直交する方向に互いに離間させことを特徴とする請求項1に記載の電磁リレー。
  3. 前記複数の開閉接点を、前記移動方向に沿って交互に二段で配置し、段目の各開閉接点と段目の各開閉接点とを絶縁隔壁部材で隔絶すると共に、前記二段目の各開閉接点の前記固定端子足部及び前記可動端子足部を、前記絶縁隔壁部材に貫通させて、前記底面ら外方に突出させことを特徴とする請求項2に記載の電磁リレー。
  4. 前記絶縁隔壁部材は、その一方の面部に、前記二段目の各開閉接点が装着される複数の二段目開閉接点装着部と、これらの各二段目開閉接点装着部間を隔絶する隔壁が設けてあり、その他方の面部に、前記一段目の各開閉接点が装着される複数の一段目開閉接点装着部と、これらの各一段目開閉接点装着部間を隔絶する隔壁が設けてあって、前記二段目開閉接点装着部に前記二段目の各開閉接点を装着すると共に、前記一段目開閉接点装着部に前記一段目の各開閉接点を装着して端子ユニットを構成するとを特徴とする請求項3に記載の電磁リレー。
  5. 前記外被体がカバーとケースとで構成してあり、前記カバーに貫通孔部を設け、前記カバーに前記端子ユニットを組付けて、前記固定端子足部及び前記可動端子足部を前記貫通孔部に貫通させて当該カバーの外方に突出させ、前記カバーに、前記端子ユニットを覆うようにして前記ケースを装着するようにしたことを特徴とする請求項1〜4に記載の電磁リレー。
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